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防 火 衣(上 下 型) 仕 様 書
防 火 衣(上 下 型) 仕 様 書 (防火帽・しころ・安全帯・防火長靴・防火手袋含む) 安房郡市広域市町村圏事務組合消防本部 消防吏員 防火衣 仕様書 この仕様書は、安房郡市広域市町村圏事務組合(以下「安房郡市消防本部」とい う。)にて調達する防火衣について定める。 なお本仕様書に記載の事項は厳守すること。又、本仕様書記載以外の部分につい ては、一般常識を持ってあたること。 1.注 文 数 防火衣(上下型) 37 着 (防火帽・しころ・安全帯・防火長 靴・防火手袋を含む) 2.納 入 年 月 日 平成26年3月20日(木) 3.納 安房郡市消防本部 総務課 入 場 所 4.証 明 書 の 提 出 契約時までに外衣生地、内衣生地について安房郡市広域 市町村圏事務組合消防本部は、必要に応じて原反出荷証明 書あるいは現品を提出させることができる。 5.試 作 品 の 提 出 調製にあたり試作品を提出し、係員の承認を受けたのち、 縫製をなし、仕様並びに縫製上疑義を生じた場合は速やか に係員と打ち合わせの上、係員の指示に従うこと。 6.検 収 検収は消防本部係員が立合いの上で行い、場所は安房郡 市消防本部総務課とする。 7.納 品 の 保 証 検収後であっても生地縫製上等による不良品は、供給業者 が全て責任を持って無償で修理又は交換すること。 8.採 寸 採寸は安房郡市消防本部と協議の上、期日及び場所を指 定して行うものとする。 この仕様書は、安房郡市広域市町村圏事務組合(以下「組合」という。)が整 備する消防隊員用個人防火装備に係るガイドライン(平成23年5月6日付け 消防消第66号通知)の規格に適合した防火衣について定めたものである。 第1 防火衣・しころ 1. 概要 (1)防火衣は、外衣と中衣からなる多層構造とし、上衣とズボンは活動上、 着用性、快適性、作業性(腕の上げ下げが特にしやすい)のある特殊立体 デザインとする。外衣と中衣は着脱可能なものとする。 (2)防火衣上衣は単体で、防火ズボンは夏用活動服ズボン(アラミド混)着 用で防火衣の ISO 規格である ISO11613 アプローチ A に準拠したものとす る。 (3)透湿防水層には、血液・体液を媒介とする感染症病原体から隊員を保護 するため、JIS T8061D 法に規定されているウィルスバリア性試験において クラス6レベルに適合する素材を用いること。 2.使用材料 テイジンジーバリアライト、又は同等品以上(但し同等品の場合は、入札 前に生地見本を提出すること。) (1)外衣生地(上衣・ズボン共) 種 類 メタ系アラミド繊維 50%~55% パラ系アラミド繊維 45%~50% 色 組 相 織 ネイビー(原液着色) 特殊二重織 重 加 量 工 215±10g/㎡ 撥水、撥油、帯電防止 (2)中衣生地 ア透湿防水層(上衣・ズボン共) 種 類 アラミド100%の基布に PTFE 素材をラミネートした ものとする。 シーム目止めテープは多孔質 PTFE を基材とするフィ ルムに熱可塑性樹脂をラミネート加工した2層構造とす る。 透湿度 耐水圧 850g/㎡/h以上(JIS L 1099 B-2 法) 初期及び洗濯 20 回 294Kpa 以上(JIS L 1092 フィルム面加圧目皿使用) ウィルスバリア性試験 (JIS T 8061 D 法:20 回洗濯後 クラス 6 合格) イ遮熱層兼裏地 (上着用) 混 色 率 相 アラミド繊維 90%以上 濃紺 組 織 二重織り (ズボン用) 混 色 率 相 アラミド繊維 100% 濃紺(格子部はゴールド色) 組 織 平織り (3)補助材料 内 袖 口 面ファスナー 反 射 材 フ ァ ス ナ ー サスペンダー 押 し ホ ッ ク 縫 製 糸 アラミド100%ニット 幅25m/m・50m/m・38m/m 難燃タイプ 75m/m 幅 YKK ファスナー ゴム製テープ幅38m/m 黒色 真鍮製♯7050Aマーク メタ系アラミド 100% 40番 パラ系アラミド(フィラメント)30番(反射テープ部分) アイスポケット ナイロン黒メッシュ 膝 当 て 布 パラ系アラミド100%基布にハイソリッドポリマーコーティング 3.縫製(全般) (1)一般 ア イ 各部の縫い合せは良好であること。 縫い飛び、縫い外れのないこと。 ウ 糸調子は優良で縫い曲がりのないこと。 エ 縫代は約1㎝とし、表地はオーバーロックを掛け縫い始めと縫い終わ りは返し針を施すこと。 オ 上衣及びズボンについては、外衣と内衣で構成する多重構造であるこ と。なお上衣は外衣・透湿防水層・中衣の生地から、ズボンは外衣・透 湿防水層・ズボン裏地で構成され、不織布の使用は不可とする。 カ 上衣は襟から裾まで、ズボンは腰部から裾までの間においてそれぞれ 外衣生地から裏地までの貫通箇所がない完全防水構造とする。 4.上衣 (1)身頃 <表> ア 前見頃のハギ脇合わせはオーバーロックを掛け、地縫いをして片倒し 飾り縫いとする。 イ 左前身に幅10cmの前立付きとし前立内側に面ファスナー及びコイ ルファスナーを縫い付ける。 ウ エ 右前身頃に面ファスナーとコイルファスナーを付ける。 前立下部に押しホックを取り付ける。 オ カ 両前立側面にマイクハンガーを取り付ける。 前身頃胸部・後身頃背中・裾に反射テープを縫い付ける。 キ 見返し上部にハギを入れ中衣着脱のコイルファスナーを付ける。 ク ケ コ ポケット上部及びベルト通し裏面に力布として透湿防水層を縫い付け る。 右前身頃見返し下部に片布を取り付ける。 後身頃に背文字を入れること。サイズ・レイアウト・色については担 当者と協議すること。 サ 安全帯のベルトを通して必要時のみ着装できる補助ポケットをつける こと。補助ポケット裏面に面ファスナーを縫い付け、後身頃下部に面フ ァスナーの受け台を縫い付け固定できるようにすること。 (2)襟 ア 表及び裏に共布を用いた一枚襟とし、芯地を入れ、地縫いの上飾り縫 いをする。 イ 襟巾は後ろ中心で約11cmとする。 ウ 襟の前部にはストラップが取り付けてあること。 エ オ 襟付けは防水構造を用いた縫製とする。 表襟中央に襟吊りとサイズマークを付ける。 (3)袖 ア イ 袖は特殊ハギを用いた4枚袖とする。 運動性を良くするために後袖山にダーツを設ける。 ウ 袖口にアラミド素材のジャージと浸水防止用透湿防止層を縫い付ける。 エ 袖口には擦れ防止用として幅約3cmのコーティング基布を縫い付け る。 オ カ 袖口より約10cm上に反射テープを縫い付ける。 袖口に中衣止め用押しホック付ナイロンテープを左右各2個取り付け る。 (4)ポケット ア 裾ポケット上部は約5cmの傾斜を付けた斜めポケット、形状は三角 風巾ポケットを左右に縫い付け雨蓋付きとする。左右胸部にもポケット を縫い付け雨蓋付きとする。 イ 雨蓋は芯地を入れ、面ファスナーを付け地縫いの上飾り縫いとする。 ウ ポケット底部に水抜きを設ける。 エ 胸部ポケット内側に警笛用ループを取り付ける。 (5)ベルト通し ア 左右の身頃及び後身頃に安全帯用ベルト通しを取り付ける。 イ 上記のほか左右の前身頃に安全帯の落下を防止するベルト通しを縫 い付ける。 (6)中衣 ア 中衣は透湿防水層と遮熱兼裏地からなり、各々を重ね縫いすること。 イ 肩部に難燃フェルト(遮熱層兼裏地)を縫い付ける。 ウ 両脇、背面上部に保冷剤収納用ポケットを縫い付ける。 エ 透湿防水層は地縫いをして片倒し飾り縫いをし、シームテープで目止 めをする。 オ カ 右前身頃下部に取り扱い表示及びサイズマークを縫い付ける。 バイヤステープで腰部及び袖口を始末し、外衣着脱コイルファスナー と面ファスナーを付ける。 5.ズボン (1)身頃 ア イ ウ ズボンの形状は、最初から「く」の字の様に曲がっているデザインと し、ベルトとサスペンダーにより支持するものとする。 内股部・脇部に運動性をよくするための特殊ハギを入れる。 脇縫い・内股縫い・尻縫いは裁ち目にオーバーロックを掛け地縫いを して片倒し飾り縫いとする。 (2)前立て ア 前立てはコイルファスナーと面ファスナーの併用仕立てとし押しホ ックで止める。 イ 押しホックの裏側には透湿防水層の当て布を付ける。 (3)膝部 ア 運動性を良くするために膝部はバイヤス裁ちにする。 イ 膝部に補強のためコーティング基布を縫い付ける。 (4)腰部 ア ベルト通しを6本縫い付け、右前ベルト通し下にサイズマークを挟み 縫いする。 イ ベルト幅は約38mmとし、腰の両側で確実に締められる構造である こと。 ウ ベルトが抜けないように先金(樹脂製)付きとする。 エ 締め付けた後に緩まないようにフリー面ファスナーで固定できる構 造であること。 オ 前身頃上部に外衣共生地でサスペンダー受け金具支持台を縫い付け る。端末部分はカン止めをする。 カ サスペンダーは、着用者の動きを妨げないホルスター型とする。 キ ク 腰裏地に中衣着脱のコイルファスナーを付ける。 腰裏に片布・サイズマークを縫い付ける。 ケ 後部に共生地ループでズボン吊りを縫い付ける。 (5)裾 ア 両裾から約10cm上の位置に、反射テープを縫い付ける。 イ 裾口脇側に開閉コイルファスナーを取り付ける。 ウ エ 裾口に絞り用フラップを取り付ける。 中衣固定のため、押しホック付ナイロンテープを左右2個取り付ける こと。 オ 裾口には擦れ防止用として幅約3.5cmのコーティング基布を縫い 付ける。 (6)脇ポケット ア ズボンの左右に雨蓋付き二方風巾ポケットを縫い付ける。 イ ウ 雨蓋は芯地を貼り、面ファスナーを付けて地縫いの上飾り縫いとする。 ポケット底部に水抜き穴を設ける。 (7)中衣 ア イ 中衣は透湿防水層と遮熱層兼裏地からなり、各々を重ね縫いすること。 透湿防水層は地縫いをして片倒し飾り縫いシームテープで目止めを する。 ウ エ 膝部に難燃フェルトを(遮熱層兼裏地側)縫い付ける。 バイヤステープで腰部及び裾口を始末し、外衣着脱コイルファスナー と面ファスナーを付ける。 オ 左身頃上部に取り扱い表示・片布・サイズマークを取り付ける。 6.しころ (1)しころは、1枚裁ちとし、傷、汚れ等の欠点のないものとする。 (2)裏面上端部を、テープにより補強する。 (3)顔面を覆う折り返しを外衣共生地で縫い付ける。 (4)積層は防火服外衣生地と透湿防水層及びズボン用遮熱層兼裏地を重ねて 縫い合わせたものを使用すること。 (5)使用の防火ヘルメットと脱着が可能になるようにドットボタンを取り付 ける。 (6)しころの長さは約20cm とする。 7.寸法表 (1)上衣 (単位 ㎝) 桁丈 胸囲 裾回 サイズ 着丈 M L LL LLL 74 78 82 86 80 83 86 89 120 124 130 136 股上 股下 渡り幅 (2)ズボン サイズ W90 30 W95 30 W100 31 W110 32 70 75 70 75 70 75 70 75 116 120 126 132 38 39 40 43 8.附則 (1)仕様書に記載のない部分については、消防本部と打ち合せすること。 (2)冷却パック3個を附属すること。 (3)入札後に、落札者は表生地に関しては生地紡績メーカーの品質証明書、 出荷引受書、中衣素材に関しては透湿防水層の要求性能を満たすことを 示す素材メーカーの品質証明書を提出すること。 9.安全帯 (1)ベルト色はネイビーとする。 (2)ワンタッチ式バックルとする。 (3)D 環は継ぎ目のない一体鋳造型で、ベルトとの接触部分には摩耗防止の 措置を講じること。 (4)ベルト通しは継ぎ目のないプレス打抜製とする。 (5)カラビナのカギ部は2つ以上の連続した操作によらないと外れないもの とする。ロープの横ずれを防止するためロープずれ防止ゴムを取り付ける。 カラビナの材料は軽合金製とする。 (6)ロープは三つ打ち Z 撚りとし、ロープの一端に D 環を他端にはカラビナ を3回以上のさつま編み込みにて連結し、その取り付け部には摩耗防止の 措置を講じること。 概要図 上衣 安房消防 AWA.F.D 概要図 ズボン 概要図 シコロ 第2 防火帽 1.総則 (1)労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)第 42 条の規定(以下「労安 法」とする。)に基づく保護帽の規格(昭和 50 年 9 月労働省告示第 66 号) に適合するものとする。 (2)仕様及び規格 規格等は、別表1、2の通りとする。 2.性能 帽体については、自己消火性を有することとし試験方法等については、別表 1の通りとすること。 3.構造 (1)概要 防火帽は、概要図のように銀色の帽体表面にクリアーをかけ、徽章及び反 射テープを貼り付け、左右に黒色丸ゴシック体にて「安房消防」と左右に 明記する。背部には階級を表示するものとする。内側に衝撃吸収ライナー、 ヘッドバンド等の着装体及び可動式の顔面保護板を取り付け、帽体下部の 外周部にしころを取り付けられるものとする。また、物体の飛来または落 下による危険及び墜落による危険から装着者の頭部を保護する構造及び性 能を有し、頭部の動きによるぐらつきが少なく、装着中に不快感が無いこ と。 (2)形状等 ア 帽体 (ア)本体 概要図及び次の通りとすること。 (イ)表面 滑らかで堅牢であり、外面(表面)の仕上げは銀色の塗装とし、容 易にはく離しないこと。 (ウ)徽章等 帽体前面中央に強固に取り付ける。 (エ)所属名表示 帽体に左右に左読みで『安房消防』と表示する。 (オ)階級表示 帽体背部に階級を表示する。 (カ)掛け金具 帽体後部中央に半月環状の掛け金具を取り付けること。 イ 着装体 (ア)ハンモック かぶり深さを調節できる、補助ハンモック付とすること。 (イ)ヘッドバンド 頭回りに応じて概ね54cmから60cmまでの範囲で自由に 調節できることとし、頭が接触する部分に、吸水性及び耐久性に 優れた素材を取り付けること。 (ウ)しころ取付板 概要図及び次の通りとすること。 しころ取付用として、帽体に取り付けること。 しころ取付板には、押しホック(オス)を 6 個取り付けるものと する。 (エ)頭頂パッド 頭頂部にクッション性、吸水性及び耐久性に優れた素材を使用し た小判型、もしくは正円型の頭頂パッドを着脱可能な方法で取り 付けること。 ウ あごひも (ア)あごひも(アゴ締め用)は、片方を押しホックで着脱できるもの とし、使用中防火帽が脱落したり、ぐらついたりしないように確実 に締められるものとすること。 (イ)あごひも調節金具に、あごひもと同素材を用いたつまみを取り 付けること。 エ 着装体固定リベット 着装した状態で、着装体固定リベットと着装者の頭部が直接接触しな いこと。 オ 顔面保護板 (ア) 前面からの注水に対し顔面を保護できる構造とし、視界の妨げと なるゆがみ等がないこと。 (イ)帽体から円滑に引き出せ、引き出した状態でぐらつきを防止する ロック機構を設けること。 (ウ)下側縁の形状は、空気呼吸器用の面体に合わせた円弧状とし、端 面は塩化ビニールで保護すること。 (エ)収納した状態で、中央部の下がりは15mm以下とし、両端は視 野の障害とならないこと。 4.備考 詳細について不明な点がある場合、消防本部総務課と打ち合わせすること 別表1 防火帽の規格等一覧 項目 帽体 衝撃吸収ライナー ハンモック 着 補助ハンモック 装 しころ取付板 体 ヘッドバンド 補助ハンモック 調整ひも 着装体固定リベット あごひも あごひも調整金具 顔面保護板 帽体の自己消火性 規格等 ガラス繊維を基材としたポリエステル樹脂による強化プラステ ィック製 発泡スチロール、またはこれと同等の衝撃吸収性能を有するもの ポリエチレン成形品、白色 ポリエステル又はナイロン製、白色、長さ350mm以上 両端ほつれ止め処理 防食性を有する金属製(あごひもの固定金具を兼ねる事が出来る もの) ナイロン重織、黒色で縁赤線入り、幅18mm、全長550mm 黄銅製または同等の強度及び防食性を有する金属製 (黒色ニッケルメッキを施したもの) ポリカーボネード板(両面をハードコートしたもの)、無色透明 縦(有効長) 130mm以上 横(周長) 230mm以上 厚さ 1.5mm以上 残炎・残じん時間:5 秒以下 プロパンガス(純度95%以上)をブンゼンバーナー(口径1 0mm) を使用して、青色炎が20mmとなるように調節して燃焼させ、 帽体のつば後部中心から左右50mm、縁から20mmの位置を 試験点とし、帽体のつばを水平に保持し炎の先端を試験点に15 秒間当てた後、炎を取り去り、帽体の残炎・残じん時間を調べる。 全体をクリアー塗装で仕上げる。 別表2 防火帽の補助材料等の規格一覧 部品名 消防本部名 階級表示 徽章 規格等 着帽して左右適宜の位置に、丸ゴシック体にて安房消防と左読み黒で文 字を入れる。 帽体背部に入れるものとする。 立体型塩化ビニール製マイクロプリズム、色反射性能付き。 掛け金具 黄銅製(ニッケルメッキ)または同等の強度及び防食性を有する金属製 帽 体 第3 防火長靴 1.総則 編み上げ長靴は、裏付で前部編み上げにより太さを調節し、横ファスナ ーで着脱を容易にする構造で、爪先部に鋼製先しん、中底に踏抜防止用ステ ンレス板を入れ、踏まず部にも踏抜き防止板を入れ、底周辺、踝部に突き刺 し防止用フェルトを貼付け、カップインソールを入れ、爪先にスポンジゴム を入れ履き心地を良くしたものであること。 また着脱を容易にする為、後部にキックスタンドを設けるものとする。 消防隊員用個人防火装備のあり方に関する検討会報告書(個人装備のガイ ドライン)第2章第3節総ゴム製の規格に適用したものとする。 2.品質 (1)外観 ア 本底、踵部、胴部、甲部、その他の接合部分の密着が良好で、かつ はがれ、浮きなどの欠点がないこと。 イ ウ 吊込が完全であること。 附属品(ひも・はとめ・ファスナー等)の付け方が堅固であること。 エ ゴムの表面には、硫黄の析出又は安定剤、可塑剤などのにじみ出が ないこと。 オ 使用上有害な傷、亀裂、巣、気泡、異物の混入、その他これらに類 する欠点がないこと。 カ 目立って外観を損なうような斑点、汚れ、模様の不鮮明、その他の 欠点がないこと。 キ ク 表底には、使用目的に適合した滑り止め、その他の意匠があること。 裏布は染めむらのないものであること。 ケ 先芯の内側は、布で内貼りし、特に後端部の内側は補強してあるこ と。 (2)性能 編み上げ長靴は JIS.T.8101(安全靴)、及び JIS.T8103(静電靴)に 規定する試験方法又は準拠した方法により試験し、適合したものでな ければならない。 (3)サイズ 22.5cm~29.0cm まで0.5cm刻みで30.0cm まで対 応可能なこと。 付 図1(全体図) 注:標準参考図です。 No ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 部 位 甲被 表底 靴紐 くるぶし・底周辺補強 反射テープ 先しん ファスナー紐 ファスナー 踏まず部踏抜き防止板 ⑩ JISマーク ⑪ キックスタンド ※内足側 付図2(くるぶし・底周辺補強,踏抜き防止板,踏まず部踏抜き防 止板構造) 踏まず部踏抜き防止板 くるぶし・底周辺補強 踏抜き防止板 中底 表底 中底に対して踏抜き防止板が端までカバー 第4 防火手袋 1.総則 この仕様書は消防活動において、手の切創事故防止及び円滑な作業性を 確保するために使用する、消防手袋について必要な事項を定めるものであ る。 2.仕様 (1)使用材料及び規格 用 途 甲側 規 格 表側 パラ配向芳香族ポリアミド 100%(ダブルニ ット) 本 体 裏側 メタ配向芳香族ポリアミド 100% 甲内側 #40 綿100%段ボールニット 掌側 表側 パラ配向芳香族ポリアミド 100%(ダブルニ ット) 裏側 綿 100% 補強材 黄色子牛革裏面使い 袖口開閉止め 面 フ ァ ス ナ A面 65mm×40mm B 面 55mm×40mm ー 甲飾り 甲側 スパンテックス+5mm ウレタン、8コールゴム マジックテー ポリエステルスパン糸 30 番 プ 縫製糸 縁取りテープ ポリエステルスパン糸 30 番 上記以外の部 パラ配向芳香族ポリアミド 100% 30 番 分 袖 口 補 強 テ ー 縁取り PU合成皮革(16mm 巾) プ 裾部甲補強布 #40綿スムスシール加工 50mm 巾 カラー 甲側: 紺色 掌側 :黄色 (2)形状 別紙概略図に示す通り。 3. 構造 (1)本グローブはパラ配向 100%の芳香族ポリアミド繊維等を使用し、職員の 手に容易に着脱できる構造とする。 (2)本体はガンカット裁断、縫製を採用し、グローブのダブつきを無くし、 装着時にも細かな作業が可能であること。 4. 縫製 (1)縫製条件 ア.運針数は 2.5 ㎝間に 10 針以上とする。 イ.縫い代は3mm 以内とする。 ウ.縫い始め、縫い終わりはすべて返し縫いをすること。 (2)縫製要領 ア.本体縫製は内縫いとする。 イ.袖口部はへり巻をして一線縫いとする。 (3)アテ革は掌側の概略図に示す位置に、子牛裏革をピケ縫いにて取り付 けること。 (4)飾りは、甲部、掌部に帯ゴム(8コール)を概略図に示す位置にそれ ぞれ縫い付け、さらに甲ナックル部内側にスパンテックス+5mm ウレ タンで4本曲線飾りをする。 (5)氏名マークは甲側裾部分マジックB面の内側に縫い付ける。B 面マジ ックはスリット部分から約15mm、裾部から約10mm の位置に縫 い付ける。 (6) サイズ札は M、L、LL としてサイズネームを縫い付けること。 (7)仕上がりは優良で、汚れ、その他欠点が無いこと。 5. 納品 1双ごとに遮光袋に入れ、見やすい場所にサイズを明記すること。 6. サイズ (単位:㎝) サイズ表 M L LL 全長 23 24 25 巾 10.5 11.0 11.5 (許容範囲 ±0.5 ㎝) 別 紙 概 略 図