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大会趣旨
第 12 回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会 第 3 回日本聴覚障害者マスターズ陸上競技選手権大会の趣旨について 謹啓 貴職におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃から日本聴覚障害者陸上競技協会の活動にご理解とご協力を賜り厚くお礼申 し上げます。 日本聴覚障害者陸上競技協会主催の日本聴覚障害者陸上競技選手権大会、日本聴覚 障害者マスターズ陸上競技選手権大会を別紙の要項のとおり開催するはこびとな りました。 この大会は聴覚に障がいのある方の陸上競技大会で、陸上競技の普及と競技力向上 デフリンピックおよび2008年より開催された世界ろう者陸上競技選手権大会、 アジア太平洋競技大会へ向けた選手強化を目的に開催し、今大会で12回を数えま す。2020年、東京オリンピック開催決定を受けたパラリンピックは注目されて いますが、一方のデフリンピック(聴覚障がい者のオリンピック)は第一回大会を 1924年にフランスのパリで開催して以来22回(4年に1回)を数える長い歴 史を刻んでいるにもかかわらず一般に知られていないのが実情です。 全国に広まりつつにある「手話言語条例」を制定する運動は、聴覚障がいに対する 理解が深まり支援の輪が広がるものと期待しています。しかし、現実的にはまだま だ手話の普及や手話通訳者の不足など多くの課題が残っています。このような現状 のなか、日本聴覚障害者陸上競技選手権大会、日本聴覚障害者マスターズ陸上競技 選手権大会を群馬で開催することは、手話を学ぼうとしている多くの方にとって手 話を学ぶ実践の場として、手話をとおして聴覚に障がいのある方との交流は障がい 者に対する理解を深める絶好の機会となると考えます。 この大会を遂行するにあたり、参加者から参加費を集めて運営にあてる予定です が、それだけでは全ての経費を賄うことができない状況です。 つきましては、諸事多難な折、まことに恐縮ですが、本会の趣旨をご理解いただき、ご支 援を賜りますようお願い申し上げます。本来ならば、直接参上してお願いすべきところ甚 だ勝手ではございますが、書面でお願い申し上げる次第でございます。 2015年4月26日 日本聴覚障害者陸上競技協会 会長 下防 健太郎