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週刊株式アウトルック
2016 年 11 月 18 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式 .............................................................................................. 1 2. 注目テーマ① ロ首脳会談への注目高まる .............................................. 2 3. 注目テーマ② 海外政治の注目点は米国から欧州へ ................................ 3 4. 注目テーマ③ 「プレミアムフライデー」で消費関連に商機 ........................... 4 5. 注目テーマ④ IoT 時代の到来で注目される光ファイバ ............................. 5 6. ドル円相場 ............................................................................................ 6 7. 米国株式 .............................................................................................. 6 8. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 7 9. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 8 10. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 8 11. チャート分析 .......................................................................................... 9 12. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 10 投資情報部 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 19,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:17,500~18,500円> 18,500円 18,000 12 11 10 日経平均(左軸) 75日移動平均(左軸) 17,000 17,500円 9 8 7 16,000 6 25日移動平均(左軸) 15,000 5 4 14,000 3 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 5/31 2016年 6/20 7/8 7/29 8/19 9/8 9/30 10/21 11/11 12/2 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 米金利上昇一服で短期的な物色は変化 米長期金利はトランプ次期大統領の政策に対する思惑などから急上昇していた。しかし、足元では金利急 騰の反動に加え、具体的な政権運営スタッフの人選を見極めたいとの見方などから、金利上昇に一服感が 見られている。 17日の日本株市場では、株価上昇の牽引役だった銀行株などに利益確定売りが相次いだ。目先はこうした 動きが継続すると想定され、出遅れ好業績銘柄などが物色対象になると考える。 中長期物色は不変、引き続きインフレ関連株に注目 2016年春開催のG20で確認された世界的な財政政策に対するニーズに対して、日本やカナダ、中国などは 財政拡大を早急に打ち出すことで対応してきた。そうした流れの中で、政権交代を機に米国がようやく財政 政策に本腰を入れる可能性が高まってきており、世界的にインフレ期待が高まりつつあると言えよう。 為替・株式市場の調整後は、再び米国の長期金利が上昇し、円安株高基調に回帰すると考える。調整局 面で銀行株や不動産株などインフレ関連銘柄が下落するようであれば、押し目買いの姿勢で臨みたい。 原油価格は16年春以降底堅く推移しており、世界的な長期金利も夏以降反転している。インフレという風が 少しずつ強まりつつある中で、インフレの恩恵を受けやすい銘柄を投資戦略の柱に据えたい。 1 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 日ロ首脳会談への注目高まる 図表1. 8項目の「協力プラン」 (1)健康寿命の伸長 (2)快適・清潔で住みやすく、活動しやすい都市づくり (3)中小企業交流・協力の抜本的拡大 (4)エネルギー (5)ロシアの産業多様化・生産性向上 (6)極東の産業振興・輸出基地化 (7)先端技術協力 (8)人的交流の抜本的拡大 石田 卓也 / 山方 大輝 来月の12月15日、山口県でロシアのプーチン大 統領と安倍首相の首脳会談が行われる。 今年は日ソ共同宣言の発効から60周年を迎え、 北方領土問題の進展が期待される。既に「日本 政府が日ロ両国による共同統治案(帰属の扱い で対立する国後・択捉などで日ロがともに主権を 行使する手法)を検討している」、などと報じられ ており、北方領土問題について現実的な打開策 が検討されているようだ。 日ロ政府は北方領土問題を含む課題を解決し て平和条約締結を目指しているが、実現のカギ を握るのは日ロ経済協力(図表1)の成否だと考 えられる。経済関係強化を最優先に位置付ける ことで、プーチン大統領の信頼を勝ち取ることが 安倍首相の最大の狙いとみられる。 米大統領選でトランプ氏が勝利したことで米ロ関 係が改善するとみられる。また、元々プーチン大 統領が極東開発に意欲的なこともあり、同国の 主要な輸出品目(図表2)であるエネルギー資源 が埋蔵されている極東地域の共同開発は、従来 よりも進展する可能性が高まろう。 先日、訪ロした世耕ロシア経済分野協力担当大 臣は、日ロ経済協力の8項目のプランの詳細を 今月中に具体化すると発表した。世耕大臣はロ シアの都市環境整備や外食をはじめとしたサー ビス業のロシア進出を後押しする意向を示してい る。 また、人的交流分野では、日本・ロシア双方への 入国時のビザの発給要件を緩和することも検討 されている。これにより、ロシアへの旅行が増加 することも考えられるため、旅行業界も恩恵が受 けられそうだ。 出所:外務省HPよりSMBC日興証券作成 図表2. ロシアの輸出統計(品目別、2014年) 木材・パルプ製品 2.3% 繊維・同製品・靴 皮革原料・皮・同製品 0.1% 0.2% (単位:100万ドル、%) その他 1.4% 貴石・貴金属および同製品 2.4% 食料品・農産品 (繊維を除く) 3.8% 機械・設備・輸送用機器 5.3% 【合計】 497,834 百万ドル 化学品・ゴム 5.9% 金属および同製品 8.1% 鉱物製品 (燃料・エネルギー製品) 70.5% 出所:JETRO、ロシア連邦関税局統計よりSMBC日興証券作成 図表3. 主なロシア関連銘柄 コード 銘柄略称 1605 国際帝石 1815 鉄 建 11/17 終値(円) ロシア関連事業 1,058.5 ウラジオストクのLNG プロジェクトに出資。 337.0 鉄道工事でトップクラス。トンネルなど強み。 1963 日 揮 3291 飯田GHD 1,907.0 ロシアで大型プラントの受注実績。 5802 住友電 1,551.0 6301 コマツ 2,487.5 ロシアに建設機械の生産会社を保有。 6305 日立建 2,303.0 ロシアで中型油圧ショベルを生産。 6361 荏 原 3,025.0 プラント資材メーカー。 6366 千代建 853.0 サハリンにLNGプラント建設。 7013 IHI 311.0 8058 三菱商 2,403.5 サハリンLNG事業へ出資。 9086 日立物 2,175.0 子会社と共同でロシアに現地法人を設立。 9513 Jパワー 2,317.0 9603 エイチ・アイエス 2,936.0 ロシア行きのパッケージツアーを企画。 2,146.0 ロシアで木材等資材調達会社を運営。 ロシアの超電導ケーブルプロジェクトにビス マス系高温超電導線が採用。 ロシアのロケットシステム、汎用タービン導 入などに実績。 ウラジオストク~ルースキー島間220kV 電 力光複合海底ケーブルプロジェクトを受注。 出所: QUICK、会社資料などよりSMBC日興証券作成 2 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 海外政治の注目点は米国から欧州へ 図表1. 2017年の欧州での主な選挙日程 3⽉15⽇まで オランダ 総選挙 4⽉23⽇ フランス ⼤統領選挙 第1回投票 5⽉7⽇ フランス ⼤統領選挙 決選投票 6⽉11⽇ フランス 国⺠議会(下院)選挙 第1回投票 6⽉18⽇ フランス 国⺠議会(下院)選挙 決選投票 8〜10⽉ ドイツ 連邦議会選挙 米国大統領選挙でのトランプ候補の勝利により、 為替・株式市場は大波乱の展開となったが、来 年に向けて日本株に影響を与える材料としては、 欧州の政治イベントが挙げられる。 図表1の通り、来年の欧州では重要な選挙が目 白押しである。今年6月 23日の英国 のEU離脱 (Brexit)に関する国民投票における株式・為替 市場での混乱は記憶に新しい。6月に入ると警 戒感から円高、株安が進行し、投票の翌日には、 日経平均は約1,300円下落、ドル円は4円近く円 高となった(図表2)。欧州各国の選挙で、「EU離 脱推進派」が多くの議席を獲得した場合には、 Brexit国民投票時の混乱が再現されても不思議 ではなかろう。 EUにおけるフランスとドイツの存在感は非常に 大きい。特に政治面ではフランス、経済面ではド イツがEUのリーダー役になっていると言えよう。 フランスでは、“フランスのトランプ”と言われるル・ ペン氏が率いる極右政党・国民戦線が次期大統 領選での台風の目だ。昨年12月の地方総選挙 (第1回)では、党別得票率でトップとなった。「移 民問題」や「テロ懸念」が高まっている中、米国の ように“隠れ支持者”が顕在化してくると、マーケ ットの不透明感が増してこよう。 まずは、今年の12月4日に同日で実施されるイタ リアの憲法改正を問う国民投票とオーストリア大 統領やり直し選挙が、来年の欧州政治を占う試 金石となる。米大統領選でもそうであったように、 選挙前の世論調査などに市場は一喜一憂する ため、数週間前から様子見ムード、あるいは乱高 下する可能性がある。欧州で政治的混乱が起き た場合、日本株投資については、ユーロ安円高 感応度が高い外需系銘柄への悪影響が大きく なろう。早いタイミングから注視しておきたい。 出所: 各種報道資料よりSMBC日興証券作成 図表2. Brexit 国民投票前後の日経平均とドル円 17500 112 6月に入ると警戒感 から円高・株安に 17000 110 16500 108 16000 106 15500 母良田 剛 104 日経平均(左軸、円) 15000 102 ドル円(右軸、円/ドル) 14500 100 5/2 5/12 5/22 6/1 6/11 6/21 7/1 7/11 7/21 (月/日) 2016年 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 図表3. ユーロ感応度の高い主な銘柄 9201 JAL 空運業 予想 予想 ユーロ/円 11月17日 ROE PER と株価の相 終値 (%) (倍) 関係数 (円) 2017/03 20.3 6.3 0.956 3,331.0 9513 Jパワー 電気・ガス業 2017/03 5.8 10.2 0.953 2,317.0 6952 カシオ 電気機器 2017/03 8.6 19.2 0.945 1,350.0 9024 西武HD 6417 SANKYO 陸運業 機械 2017/03 2017/03 9.1 3.3 17.2 25.3 0.944 0.938 2,030.0 3,550.0 9202 ANA 空運業 2017/03 10.1 12.3 0.923 303.0 4901 富士フイルム 化学 2017/03 5.6 15.0 0.923 4,095.0 8801 三井不 不動産業 2017/03 6.5 19.1 0.920 2,591.0 4202 ダイセル 化学 2017/03 10.6 11.2 0.920 1,261.0 7701 島津製 8253 クレセゾン 精密機器 その他金融業 2017/03 2017/03 10.3 8.9 20.3 7.6 0.918 0.917 1,632.0 1,937.0 9022 JR東海 陸運業 2017/03 14.8 9.3 0.913 17,825.0 4704 トレンド 情報・通信業 2016/12 11.5 26.9 0.912 4,020.0 7733 オリンパス 精密機器 2017/03 13.7 22.3 0.912 3,745.0 7751 キヤノン 7211 三菱自 電気機器 輸送用機器 2016/12 2017/03 5.6 -33.1 19.7 赤字 0.909 0.905 3,114.0 516.0 2002 日清粉G 食料品 2017/03 5.3 23.2 0.904 1,561.0 9987 スズケン 卸売業 2017/03 5.4 14.7 0.904 3,400.0 7752 リコー 電気機器 2017/03 1.6 34.6 0.900 897.0 株式 コード 銘柄略称 東証業種名 予想 決算期 注: TOPIX500採用銘柄のうち(変則決算除く)、QUICKコンセンサス予想 社数が3社以上かつ時価総額3,000億円以上の銘柄を対象に、直近1 年間の株価とユーロ/円の相関係数の高い銘柄順に並べた。予想は 11月10日時点 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 3 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ 「プレミアムフライデー」で消費関連に商機 図表1. 雇用者報酬と家計最終消費支出の推移 政府や経団連、消費・流通関連の業界団体が 「プレミアムフライデー」の導入を検討している。 「プレミアムフライデー」とは、月末の金曜日は仕 事を早く終え、余暇を消費拡大につなげようとい うもの。来年2月から隔月で、金曜日は正午や午 後3時の退社・退庁を促すなどの案が浮上して おり、今月中に正式に決定される模様だ。 足元の個人消費は、実質雇用者報酬は増加し ているものの、家計最終消費支出が低迷するな ど個人消費が停滞している(図表1)。デフレ脱却 を目指す政府としても、個人消費の喚起は喫緊 の課題だ。また、大手企業の一部では水曜日の 早帰りが定着しつつあるが、就業時間の短縮や 有給休暇の取得促進(図表2)を通じた「働き方 改革」の更なる推進策としても位置づけられる。 一方、労働時間の短縮による所得減少が消費 抑制につながるといった懸念や、販売やサービ スを提供するサイドの従事者の負担増加を懸念 する声もあり、所得減少や労働負担の回避とい った対策が成功のカギを握りそうだ。 日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、 日本旅行業協会等の業界団体は「プレミアムフ ライデー」を「安売りセールの日」ではなく、「特別 の週末」として「コトの消費」や「体験型イベント」 等の仕掛けを作るなどし、旅行、観光、物販、飲 食の単価の上昇や数量の増加を目指す。 金曜日の出発や宿泊が可能となれば、交通機 関や宿泊施設にとって、需要の分散と取り込み につながるためメリットは大きそうだ。また、時間 やお金を、健康増進、技能習得、資格取得など 自己投資に費やす機会が増えれば、スポーツ施 設や資格学校にも恩恵があるだろう。その他、外 食、百貨店での買い物、レジャー施設などで時 間を過ごすことも考えられ、関連する業種や業態 にもプラスとなることが期待される。関連する主な 銘柄は図表3の通り。 (2010年=100) 108 家計最終消費支出(GDPベース、実質) 106 小林 久恒 実質雇用者報酬(GDPベース) 104 102 100 98 消費増税 5%→8% 96 94 2006 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) 16 出所: 内閣府よりSMBC日興証券作成 図表2. 年次有給休暇取得率の推移 (%) 60 55 50 45 1990 95 2000 05 10 (年) 出所: 内閣府、男女共同参画白書平成28年版よりSMBC日興証券 作成 図表3. 関連する主な銘柄 コード 銘柄略称 業種 時価総額 株価(円) (億円) 11/17終値 847 概要 3028 アルペン 小売業 2,092.0 スポーツ用品小売大手。 4661 OLC サービス業 21,665 5,957.0 アトラクションやイベントで集客。 4755 楽 天 サービス業 16,304 1,138.5 「楽天トラベル」展開。 4801 セントラルSP サービス業 295 7616 コロワイド 小売業 1,433 1,903.0 多種の外食をチェーン展開。 8252 丸井G 小売業 4,149 1,489.0 カルチャーやライフスタイル型強化。 9001 東 武 陸運業 5,700 9601 松 竹 情報・通信業 1,695 1,216.0 映画・演劇名門。 9616 共立メンテ サービス業 1,185 6,090.0 ビジネスとリゾートのホテル両展開。 2,569.0 フィットネスクラブ草分け。 530.0 東京スカイツリーや日光へアクセス。 出所: 各種報道、会社資料、QUICK等よりSMBC日興証券作成 4 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 5.注目テーマ④ IoT時代の到来で注目される光ファイバ 図表1. 日本の光ファイバケーブル出荷量の伸び率 60 (前年比、3ヵ月移動平均、%) 高い伸び が続く 40 20 0 ▲20 武田 泰典 光ファイバケーブルの出荷が今年に入って急増 している(図表1)。光ファイバケーブルとは光を 通すためのガラスまたはプラスチックの線であり、 情報を送信する際に使用される。情報・通信業 界では、スマートフォンの普及やIoT(注)・ビッグデ ータの利用拡大で通信量が急増しており、デー タセンター(クラウド向け)を中心に光ファイバケ ーブルを増設する動きが足元で加速している。 (注)機械やインフラ等様々なモノにセンサーやICタグをつけて 情報を収集・分析・フィードバックし、生産性の向上や新サービ スの創出等を図る仕組み ▲40 ▲60 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1(年/月) 出所: 経済産業省よりSMBC日興証券作成 世界最大の光ファイバ需要国である中国では、 政府が2015年5月に光ファイバ網の整備などイン ターネットの高速化に3年間(15~17年)で計約1 兆1300億元(約21兆円、発表時)を投資すると発 表。今年3月に開催された全人代でも今年の重 点活動項目に光ファイバケーブルの敷設が盛り 込まれた。 米国でも、IT大手各社が市場が急拡大している クラウド事業への投資を加速。10月12日にはフェ イスブックやグーグル等が、米大陸・アジア間で 最大容量となる海底ケーブルを香港・ロサンゼル ス間に敷設する計画を発表している。 米シスコシステムズによれば、世界のクラウド向け データセンターの通信量は2019年までの4年間 で約3倍に拡大すると推計されており、光ファイ バ市場は当面拡大が続くと予想される(図表2)。 光ファイバ製品は日本企業の市場シェアが比較 的高く、古河電と住友電、フジクラの3社は世界 有数である。3社ともケーブルの他、光の送信用 レーザーや接続機器など関連機器にも強みを持 つ。もう一つの主力事業「電線」についても、トラ ンプ米次期大統領が掲げるインフラ投資拡大の 恩恵が期待される。プラスチック光ファイバの三 菱ケミHD、光ファイバ材料の信越化なども注目 されよう(図表3)。 図表2. 世界のクラウド向けデータセンターの通信量 (兆メガバイト) 12,000 シスコ社予想 8,622 9,000 6,854 6,000 5,328 4,017 2,956 3,000 2,110 0 2014 2015 2016 2017 2018 2019 (年) 出所: 米シスコシステムズ資料よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な光ファイバ関連銘柄 コード 銘柄 略称 終値 (円) 4063 信越化 8,328.0 三菱ケミ HD 時価総額 (億円) 35,986 703.1 10,591 5801 古河電 3,360.0 2,374 5802 住友電 1,551.0 12,314 4188 5803 フジクラ 627.0 1,855 6503 三菱電 1,592.0 34,183 概要 中国の光ファイバ最大手YOFCと合弁会社を昨年 設立。光ファイバ用材料の新工場が16年末に稼 動予定で、生産能力は4割増加へ。16年度上期は 同材料の堅調などにより、関連事業で二桁増益。 子会社三菱レイヨンはプラスチック光ファイバで世 界シェア約70%。長距離ケーブルには不向きだが、 自動車向けで採用拡大。燃費改善や安全・自動 運転への対応で進展する自動車電装化で恩恵。 光ファイバで世界有数。16年度上期は円高の逆 風下にもかかわらず、米国向けを中心にデータセ ンター向け光ファイバやレーザーの好調等により、 前年比+45%の営業増益、会社計画を40%上振れ。 電線トップで、光ファイバなども首位クラス。16年度 上期は他部門の不振で減益だったが、光デバイ スや光ファイバケーブルの業績は堅調。 光ファイバ大手で光ファイバの接続作業に不可欠 な融着器では世界首位。16年度上期は他部門の 不振で減益だったが、光関連製品は業績堅調。 光通信用レーザーなど関連機器を手がける。16年 度上期は光通信用機器の需要拡大を背景に電子 デバイス事業の受注が前年比で増加。 注: 終値と時価総額は11月17日のデータ 出所: QUICK、各社資料などよりSMBC日興証券作成 5 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 6.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間は、先週に続きトランプ次期大 統領の大型減税やインフラ投資拡大等の 政策への期待から、米金利の上昇を伴っ てドル高円安が進行。16日に109円台を回 復すると、その後チャート分析上のフシ目 を突破し、17日には110円台に乗せた。 ただ、ドルは9日安値101.20円から6営業日 で9円前後も上昇しており、上昇ピッチの速 さに対する警戒も一部で聞かれる。短期的 には過熱感が窺え、目先は一旦の調整も 想定される。 もっとも、調整一巡後は上述した政策期待 や来年以降の米利上げ観測等が引き続き ドルをサポートするとみられ、ドル高円安基 調は継続する見込み。したがって、ドルが 下振れた場面では積極的に拾う姿勢で臨 みたい。 <来週の予想レンジ:107.50~111.50円> 112 111.50円 111 110 109 108 107.50円 107 106 105 104 103 102 101 100 99 98 6/1 6/17 2016年 7/5 7/21 8/8 8/24 9/9 9/27 10/13 10/31 11/16 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 7.米国株式 田中 浩介 【S&P500の業種別指数推移】 114 (2016/11/1=100) 今週は、週前半はトランプ新政権への期 待が続く中、NYダウが上昇傾向となった が、週後半には上昇が一服した。一方、米 大統領選以降売られていた情報技術関連 株が持ち直したことから、ナスダック総合指 数は週後半にかけて堅調に推移した。 2016年第3四半期の決算状況は、17日時 点でS&P500構成企業のうち475社(95%) が発表を終え、全産業のEPSは前年同期 比2.8%の増益となっている。2017、2018年 度はともに前年比10%台前半の増益が予 想されており、業績面での中長期的な株 価のサポートが期待される。 目先は「トランプ・ラリー」に一服感もみられ ることから、全体では保ち合う展開も予想さ れる。ドル一段高が多国籍企業の株価の 重石となる可能性がある一方、大統領選 後に大きく売られた大型の情報技術関連 銘柄等には短期的な反発が期待されよう。 金融 112 110 108 資本財 106 一般消費財 ヘルスケア 米大統領選挙 素材 S&P500 エネルギー 104 102 電気通信 情報技術 100 98 不動産 生活必需品 96 公益 2016 年 11/17 11/16 11/15 11/14 11/13 11/12 11/11 11/9 11/10 11/8 11/7 11/6 11/5 11/4 11/3 11/2 11/1 94 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 8.投資部門別売買動向 長谷川 景子 11月第2週の投資部門別売買動向(現物・先物) 11月第2週は、海外投資家が6,233億円と2週振りに買い越し。米大統領選を通過したことでリスクオンムード が高まったと考えられる。 個人投資家は▲5,265億円と2週振りに売り越しとなった。 事業法人は951億円と7週連続の買い越しとなった。 信託銀行は▲901億円と3週連続の売り越しとなった。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 15,000 事業法人(左軸) (億円) (円) 18,000 信託銀行(左軸) 海外投資家(左軸) 日経平均株価(右軸) 個人(左軸) 10,000 17,000 5,000 16,000 0 15,000 ▲ 5,000 ▲ 10,000 5/14 2016年 6/18 7/23 8/27 10/1 11/5 14,000 (月/日) 注: 売買動向は2016年5月第2週から2016年11月第2週まで、株価は2016年11月17日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 7 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 9.個人投資家の買付動向 髙山 裕介 【買付代金上位10銘柄(11/11~11/17、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 11/10終値 11/17終値 (円) (円) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ 東証 ETF 2,454.0 2,300.0 -6.3 1570 日経レバ 東証 ETF 11,940.0 12,670.0 6.1 2914 J T 東証1部 食料品 3,849.0 3,802.0 -1.2 7203 トヨタ 東証1部 輸送用機器 5,838.0 6,151.0 5.4 7270 富士重 東証1部 輸送用機器 3,805.0 4,320.0 13.5 7974 任天堂 東証1部 その他製品 24,410.0 26,050.0 6.7 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行 557.5 673.2 20.8 8316 三井住友 東証1部 銀行 3,643.0 4,133.0 13.5 8411 みずほ 東証1部 銀行 176.6 197.9 12.1 9432 NTT 東証1部 情報・通信 4,454.0 4,317.0 -3.1 ブル型・ベア型のETFが引き続き買付け上 位にランクイン。米大統領選でのトランプ氏 勝利を受けて投資家の思惑が錯綜してい る模様。 富士重(7270)は新型インプレッサの受注 好調で買いを集めた。円安進行を追い風 にトヨタ(7203)など自動車株に買いが入っ た。 トランプ氏勝利で金融規制緩和期待の高 まりなどを背景に、三菱UFJ(8306)や三井 住友(8316)、みずほ(8411)のメガバンクが 揃って物色された。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 10.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(11/11~11/17)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 6218 6630 8070 5391 6916 6369 2170 6997 1827 2410 エンシュウ ヤーマン 東京産 A&AM アイオデータ トーヨーカネツ LINK&M 日ケミコン ナカノフドー キャリアDC 業種 機械 電気機器 卸売 ガラス土石製品 電気機器 機械 サービス 電気機器 建設 サービス 11/10終値 (円) 64.0 3,115.0 396.0 94.0 982.0 230.0 313.0 180.0 431.0 916.0 11/17 終値 値上がり率 (% ) (円) 95.0 48.4 4,440.0 42.5 531.0 34.1 124.0 31.9 1,286.0 31.0 299.0 30.0 399.0 27.5 224.0 24.4 533.0 23.7 1,125.0 22.8 【値下がり率上位10銘柄(11/11~11/17)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 4310 1885 2772 3694 6082 4527 8107 3046 9418 6310 D I 東亜建 ゲンキー オプティム ライドオンEX ロート キムラタン JIN U-NEXT 井関農 業種 サービス 建設 小売 情報・通信 サービス 医薬品 繊維製品 小売 情報・通信 機械 11/10終値 (円) 2,882.0 2,343.0 6,780.0 5,830.0 1,039.0 1,843.0 8.0 5,470.0 602.0 252.0 11/17 終値 値下がり率 (% ) (円) 2,153.0 -25.3 1,950.0 -16.8 5,830.0 -14.0 5,020.0 -13.9 906.0 -12.8 1,609.0 -12.7 7.0 -12.5 4,825.0 -11.8 532.0 -11.6 223.0 -11.5 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 8 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 日経平均は11/11~11/17の間、3.0%上昇。 ヤーマン(6630): 17/4期上期及び通期計画の上方修正を好 感。 トーヨーカネツ(6369): 17/3期通期の業績・配当予想の増額およ び自己株取得の発表を好感。 日ケミコン(6997): 他証券会社の目標株価引き上げを好感。 DI(4310): 新規上場予定のZMPの関連株。ZMPの株 式保有比率が小さいことが判明し、業績貢 献期待が低下。 ロート(4527): 17/3期の業績予想下方修正を嫌気。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 11.チャート分析 石田 卓也 【日経平均と黄金比率】 【東証REIT指数の下値目途】 日経平均は目先の目途としては、高値20,012円 (15/12/1)から安値14,952円(16/6/24)の61.8%戻 しである、18,080円処が意識されよう。これを抜け なかった場合は、17,200~17,300円まで一旦調 整する可能性がある。 (pt) 2,000 (円) 21,000 20,000 東証REIT指数の加重平均予想利回りをヒストリカ ルで見ると、当面の目途として4%水準が意識され よう。現在の予想分配金から利回りが4%になる水 準を試算すると、おおよそ1,630ptとなる。 12/1 20,012円 1,900 (%) 5.0 東証REIT指数 (左軸) 東証REIT加重 平均予想利回り (右軸) 4.5 19,000 4.0 61.8% 1,800 18,079円 18,000 50.0% 17,482円 17,000 3.5 1,700 3.0 16,000 1,600 15,000 14,000 15/11 6/24 14,952円 16/1 16/3 16/5 16/7 16/9 16/11 (年/月) 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 予想分配利回りが4%に達した場合 の東証REIT指数 1,627pt 1,500 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 16/4 16/7 2.5 2.0 16/10 (年/月) 注:予想は日経予想。 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(11/17時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 11/17 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 17,862.63 487.84 2.81 17,239.20 移動平均 16,866.15 乖離率 16,610.93 指数 TOPIX 3.61 JPX日経400 12,786.58 403.14 5.90 東証2部指数 4,711.99 151.76 3.33 東証マザーズ指数 920.45 59.81 6.95 2,609.53 39.79 1.55 1,747.05 11.24 0.65 7.53 売買高(東証1部、万株、①) 237,012 日経JASDAQ平均 25日移動平均 211,524 東証REIT指数 売買代金(東証1部、億円、②) 25日移動平均 売買単価(円、②/①) 11/17 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,423.08 44.80 3.25 2.07 東証1部予想配当利回り(%) 24,285 15.93 東証1部予想PER(倍) 23,133 1024.63 3.26 東証1部PBR(倍) 1.24 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.73 移動平均かい離率やその他のテクニカル指標など 【テクニカル指標】 から、足元では過熱感が意識される。 騰落レシオ(東証1部、25日) [単位:%] 判定 132.07 買われ過ぎ サイコロジカル(TOPIX) 75.00 買われ過ぎ ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) 98.96 買われ過ぎ ― 57.96 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 9 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 12.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週、国内では貿易統計のほか、消費関連指標が発表予定。足元では日本のインフレ率は伸び悩んでいる ものの、9月の大幅な下振れは天候など一時的な要因によるものと思われ、10月からの持ち直しが期待され る。 海外では、米国で耐久財受注が発表されるほか、FOMCの11月1~2日分の議事要旨が公表予定。米大統領 選後の市場は財政政策の拡大期待を織り込むように、米国長期金利の上昇やドル高円安で反応した。引き 続き、米国の各経済指標においても堅調な数値が示されれば、12月のFOMCにおける利上げを後押しするこ ととなろう。 【来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 11月 21日 (月 ) 11月 22日 (火 ) 欧州 タイ 日本 米国 日本 米国 11月 23日 (水 ) ユーロ圏 英国 マレーシア 南ア メキシコ 米国 独 11月 24日 (木 ) トルコ 南ア 日本 11月 25日 (金 ) 英国 NZ マレーシア 11月 26日 (土 ) - 11月 27日 (日 ) フランス 市場予想 10月 10月 10月 10月 10月 10月 - - 7-9月期 10月 10月 - 10月 10月 10月 11月 9月 - 11月 11月 - - 10月 7-9月期 - 11月 7-9月期 - - - - 10月 11月 - 7-9月期 10月 10月 - - 全国コンビニエンスストア売上高(前年比) 全国スーパー売上高(前年比) 貿易収支( 季調済) 貿易収支 輸出( 前年比) 輸入( 前年比) 安倍首相、アルゼンチンのマクリ大統領と会談(アルゼンチン) ドラギECB総裁が講演 実質GDP(前期比) 全国百貨店売上高(前年比) 中古住宅販売件数( 前月比) 東京市場休場(勤労感謝の日) 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比) 耐久財受注( 前月比) 新築住宅販売件数( 前月比) ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値) FHFA住宅価格指数(前月比) FOMC( 連邦公開市場委員会) 議事要旨( 11月 1~ 2日開催分) 製造業PMI(速報) サービス業PMI(速報) 財務省秋季財政報告 政策金利 消費者物価指数(前年比) 実質GDP(前期比) 米国市場休場(感謝祭) IFO景 況 指 数 実質GDP(前期比、確報、前回値は速報値) 政策金利(1週間物レポ金利) (翌日物貸出金利) (翌日物借入金利) 政策金利 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く 、 前年比) 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) GPIFが15年度末時点の保有状況を開示 実質GDP(前期比、改定値、前回値は速報値) 貿易収支 消費者物価指数(前年比) - 共和党予備選決選投票 - - - - - - - - 0.7% 前月・ 前期・ 前年 0.0% ▲3.2% 3,490億 円 4,976億 円 ▲6.9% ▲16.3% - ▲0.4% - - 0.8% ▲5.0% 3.2% - 0.1% 1.0% ▲0.9% 91.6 0.5% - 0.1% ▲0.3% 3.1% 91.6 0.7% - - - - 3.00% - 53.5 52.8 - - - - - - - - - - - - - - - - - - 3.00% 6.1% 1.0% - 110.5 0.2% 7.50% 8.25% 7.25% 7.00% ▲0.5% ▲0.4% - 0.5% ▲14.36億NZドル 1.5% - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年11月17日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 10 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、国内では臨時国会が会期末を迎える。TPP(環太平洋経済連携協定)承認案やカジノ法案(統合型 リゾート〈IR〉整備推進法案)など、経済への影響が大きい法案を巡る審議の行方が注目される。 海外では、米国で雇用関連統計や景況感指数など重要指標が発表予定。堅調な結果となれば、市場での 織り込みが進む12月の利上げ実施に向けた、最後の追い風となることが期待される。 欧州では、イタリアで国民投票、オーストリアで大統領選決選投票のやり直しが行われる。欧州各国の政治リ スクに対する警戒気運が高まる可能性もあり、結果に留意する必要があろう。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 11月 28日 (月 ) ユーロ圏 英国 日本 11月 29日 (火 ) 米国 ユーロ圏 日本 米国 11月 30日 (水 ) ユーロ圏 ブラジル - 日本 米国 12月 1日 (木 ) ユーロ圏 英国 中国 豪州 インドネシア タイ 米国 12月 2日 (金 ) 12月 3日 (土 ) 12月4 日 (日 ) 豪州 ブラジル 南ア - イタリア オーストリア 10月 11月 10月 10月 10月 10月 11月 7-9月期 9月 - 11月 10月 - 10月 10月 10月 10月 11月 11月 - 11月 7-9月期 - - 11月 7-9月期 11月 11月 10月 11月 11月 11月 7-9月期 11月 11月 11月 11月 11月 10月 10月 - - - - マネーサプライM3(前年比) 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日) 家計調査-実質消費支出(前年比) 有効求人倍率 失業率 小売業販売額(前年比) コンファレンスボード消費者信頼感指数 実質 GDP( 前期比年率、 改定値、 前回値は速報値) S&P/ ケースシ ラー住宅価格指数( 前年比) ダドリーNY連銀総裁が講演 経済信頼感指数 鉱工業生産指数( 前月比、 速報) 臨時国会会期末 中古住宅販売成約指数(前月比) 個人支出(前月比) 個人所得(前月比) PCEコア ・ デフレータ ( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比) ADP雇 用 統 計 ( 前 月 比 ) シカゴ購買部協会景況指数 地区連銀経済報告( ベージ ュ ブッ ク) 消費者物価指数( 速報、 前年比) 実 質 GDP( 前 期 比 ) 政策金利 OPEC総会(オーストリア・ウィーン) 新車販売台数(除く軽自動車、前年比) 設備投資( 法人企業統計、 金融・ 保険を除く 全産業、 ソフトウエ ア 除く 、 前年比) 自動車販売台数(年換算) ISM製 造 業 景 況 指 数 失業率 製造業PMI 製 造 業 PMI 非製造業PMI 民間設備投資(前期比) 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比) 失業率 民間部門雇用者数( 前月比) 非農業部門雇用者数( 前月比) 小売売上高(前月比) 鉱工業生産(前月比) 大手格付け会社S&Pが南アフリカの信用格付けを見直し - 憲法改正の是非を問う国民投票 大統領選の決選投票やり直し 市場予想 前月・ 前期・ 前年 - - - - - - - - - - - - - - - - 5.0% 4.6% ▲2.1% 1.38倍 3.0% ▲1.7% 98.6 2.9% 5.13% - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 106.3 0.6% - 1.5% 0.5% 0.3% 1.7% 14.7万 人 50.6 - 0.5% ▲0.6% 14.00% - 0.8% 3.1% 1,791万台 51.9 10.0% 54.3 51.2 54.0 ▲5.4% 3.31% 0.34% 4.9% 14.2万 人 16.1万 人 0.6% 0.5% - - - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年11月17日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 11 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 11 月 18 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)