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MAGCUL.NET サイト運営・サーバ運営業務委託仕様書
MAGCUL.NET サイト運営・サーバ運営業務委託仕様書 1 事業目的 神奈川県では、文化芸術が持つ「人を引きつける力」を活用してまちの賑わいを創 出する「マグネット・カルチャー」、略して「マグカル」事業を推進しており、現在、 その魅力を多くの方々に発信するため、広報強化等に精力的に取り組んでいるところ である。 その取組の一環として、神奈川県の演劇・ダンス・音楽・映像など、各種イベント 情報をリアルタイムで発信するため、平成 25 年度にバーチャル・マグカル運営委員会 を設置し、ポータルサイト MAGCUL.NET(マグカル ドット ネット)及びそのサーバを 運営している。 このポータルサイトには、有用なコンテンツを掲載しているものの、検索しづらい 等の理由から、利用者のアクセス数が伸び悩んでおり、また、その構造が複雑である ことから、利用者が必要な情報まで辿り着かない状況となっている。 また、サーバについては、サイト設立からこれまで、民間委託で運営しているが、 サーバ運営とサイト運営を別の業者が行っていることから、編集や改修に係る簡単な 更新作業であっても、運営事業者間の調整等に、手間と時間を要する状況となってい る。 そこで、サイト設立から3年が経過した平成 28 年度から、利用者がより利用しやす いサイトへリニューアルするため、運営体制を見直しすることとし、サイト運営とサ ーバ運営を同一業者に委託し、業者の効率及び、さらなる文化芸術の魅力を発信とサ イト利用の促進を図ることとしたい。 2 業務委託内容 MAGCUL.NET サイト運営 (1)現行サイトのコンテンツを生かしながら、記事の重要度に合わせて以下の 内容に沿った、魅力あるサイト運営を行う。 ア 第一階層(トップページ) (ア) サイト運営者である県が推進する「マグカル」について分かりやす く明示することや、マグカルの柱「ミュージカル溢れる神奈川」を 体現するコラムなどの作成・更新(※原則:固定ページ) (イ) マグカル事業(リ・古典、アーティスト・イン・レジデンス等)につ いて大きく特集すること イ 第二階層(現 EVENT CALENDER、LOCATION MAP、FOCUS) (ア) EVENT CALENDER について ・県内で行われる文化芸術関係情報のページ(日時、エリア、ジャン ル検索あり)の更新 ・EVENT POST で掲載依頼された情報の掲載 ・情報照会者リストの開拓 (イ) LOCATION MAP について ・県内7地域の文化芸術関係施設及びイベント会場の掲載ページの更 新(※Google マップ機能とのリンク)。 ・情報照会施設リストの更新(追加・修正・削除等) (ウ) FOCUS について ・運営側の企画記事(取材・ライター手配・編集等含む)の掲載 ・文化芸術イベント等に係る特集記事の掲載 ・県内で活躍する企業人・文化人インタビュー企画 ・プレゼント企画の掲載など ⇒以上 FOCUS に掲載する魅力ある企画記事を最低2回/月更新する。 (テーマ企画費、取材費(撮影、謝金など)、ライター費含む) (エ)EVENT POST(イベント掲載希望の DL ページ) ・フォーム形式(希望者が入力し、サイト管理者が校閲・承認すると 自動的に EVENT CALENDER に UPLOAD システムで NG ワードを検索閲 覧) (オ)リンク ・関連団体等 HP リンクを掲載 14 件(16/1/25 現在) ・年1回以上の更新(追加・修正・削除等) ウ その他(外部リンク等について) ・twitter の更新(1週間に3回以上) ・facebook の更新(1週間に3回以上) ・その他、効果的なSNSを活用した手法の提案 ・横浜市をはじめ、県内の文化芸術情報ウェブサイトとの連携に努めること ・ウェブサイトへのアクセス数の向上に努めること ・県の政策マグネット・カルチャー(マグカル)の認知度向上に努めること ・バナー広告については、積極的に広告主を探すよう努め、新規に掲載する 際には、発注者へ報告すること。ただし、その広告収入については受注者 に帰属し、その収入によって更なるサイトの内容充実を図るよう、使途に ついて発注者と協議すること エ ウェブアクセシビリティへの対応 ア サイト作成にあたっては、次のアクセシビリティ対応をすること。 下記の法令、要綱、基準等の最新版に準拠すること。なお、本要件に 記載する内容は、改定版が公示された場合、対応する最新の項目に読 み替えるものとする。改定版公示の場合の、対応する最新項目への読 み替えは、下記のイ、ウ及びエについても同様とするが、これにより がたい事由が発生した場合は受注者と発注者が協議する。 (ア)みんなの公共サイト運用モデル改定版(総務省)(※平成 28 年 4 月頃 に最新版に改定予定) (イ)JIS X8341-3(高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器, ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ)(以下、 「JIS 規格」という。※平成 28 年改定予定) (ウ)ウェブアクセシビリティ基盤委員会 JIS X 8341-3:2010 関連文書 (http://waic.jp/docs/jis2010/) (エ)ウェブアクセシビリティ基盤委員会 WCAG 2.0 関 連 翻 訳 文 書 (http://waic.jp/docs/wcag2/) (オ)障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成 28 年 4 月 1 日 施行予定) (カ)その他、契約後、発注者が提供するウェブアクセシビリティ関連の県 規程。 イ 作成するウェブページは、JIS 規格の等級 A 及び等級 AA の達成基準に準拠 させること。 ウ 作成するウェブページは、JIS 規格の等級 AAA の達成基準のうち、 「7.2.1.3 キーボード操作に関する例外のない達成基準」「7.2.1.3 3 回のせん(閃)光に関する達成基準」「7.2.4.8 現在位置に関する達成 基準」について準拠させること。その他の等級 AAA の達成基準の中で、 実現が難しいものについては、発注者と協議の上対応を決定することと する。 エ 作成するウェブページは、JIS X 8341-3:2010 箇条8及び JIS X 83413:2010 試験実施ガイドライン(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)に 基づく試験を実施すること。実施時期については、発注者と協議するこ と。 (2)成果物 ・ JIS X 8341-3:2010 箇条8に基づく試験結果に基づく試験結果報告書(達 成基準チェックリスト、実装方法チェックリスト) (ア) ※JIS規格の改定版が公示された場合、対応する最新項目へ読み替える こととする(上記参照)。 オ サーチエンジンへの対応 ・検索で上位にヒットするよう努める カ その他 ・関連リンクの作成 ・企画提案書に記載された内容 ・マグカルドットネットの魅力が伝わるデザイン ・シンプルで利用者が必要な情報にたどりつきやすいもの ・スマートフォン最適化 MAGCUL.NET サーバ運営について ア 構築したシステムは次のとおり管理・運営すること。 (ア)24 時間 365 日利用できるように維持管理すること。 (イ)サーバのキャパシティ管理を常に行うこと。 (ウ)日次によるバックアップを行うこと。また、サーバ機器故障、サーバ 管理者の操作ミス等によりシステムに登録されたデータが失われるこ とのないよう対策を講じること。 (エ)稼働状況のリアルタイム監視を行うこと。 (オ)トラブル発生状況やアクセスログの集計を月1回、発注者に対して報 告すること。 (カ)システム障害の際には、次のとおり対応すること。 ・ 発注者が障害を検知して受託者に連絡した場合、受注者営業時間内に おいては連絡から2時間以内に対応すること。受注者営業時間外の場 合には、障害の程度により適宜協議すること。 ・ 受注者が障害を検知した場合、受注者営業時間内においては検知から 30 分以内に発注者に連絡の上、2時間以内に対応すること。受注者 営業時間外の場合には、障害の程度により適宜判断して連絡すること。 ・ 障害があった場合、復旧のための体制をとり、原則として、発注者か らの連絡又は受注者による検知から、受注者営業時間内においては 12 時間以内に、受注者営業時間外においては、24 時間以内に復旧す ること(機器設備交換を必要とする障害の場合を除く)。 ・ 障害を復旧した場合、復旧後に、障害状況・発生原因・事後対策等に ついての報告を行うこと。 (キ)以下のいずれかに該当する場合は、必要な期間システムを停止するこ とができるものとする。 ・ システムの点検にあたり 14 日前までに発注者に停止日時を通知した 場合 ・ システムに障害が発生した場合 ・ 第一種電気通信事業者が電気通信役務の提供を停止した場合 ・ 第三者の故意、過失による不具合に対策を講じる必要がある場合 ・ その他、電力の供給停止等、不可抗力によりサービスの提供が不可能 になった場合 (2)情報セキュリティ対策 ア コンテンツの編集機能については、以下の対策を実施すること。 (ア)事務局が使用するグローバルIPアドレス以外からの接続を遮断する こと。事務局のグローバルIPアドレスについては、契約後別途提示する。 (イ)ID、パスワードによる認証を行うこと。なお、パスワードについて は、英数字8桁以上を設定できること。 (ウ)暗号化通信を行うこと。 イ システムの稼動に必要なソフトウェアについては、脆弱性対策等、開発元の サポートが継続しているものを使用すること。併せて、修正パッチの適用やセ キュリティホール対策等を行うこと。 ウ ウェブアプリケーションについては、独立行政法人情報処理推進機構「安全 なウェブサイトの作り方 改訂第7版」 (http://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity.html)を参考に、脆弱 性を作り出さないよう細心の注意を払うこと。 エ サーバ及びウェブアプリケーションについて、公開前に第三者による検査を 実施し、脆弱性が存在しないことを確認すること。検査は、経済産業省「平成 27 年度情報セキュリティ監査企業台帳」 (http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/is-kansa/index.html) から実施可能な事業者を選定の上、実施すること。 オ アクセスログを最低 12 か月間保管し、必要に応じて発注者に提示又は提出 すること。 カ 不正アクセスがあった場合は、直ちに発注者に報告するとともに、被害の調 査・対応、原因究明及び再発防止対策を行うこと。 (3)ライセンス契約 ア システムの稼動に必要なソフトウェアのライセンス(使用許諾権)の取得は、 全て受注者の責任と負担において行うこと。なお、使用許諾権に期限(月ごと のライセンス等)がある場合は、納品までに有効なライセンスを取得すること。 ただし、構築作業で、使用する必要があるものについては、作業着手時点で取 得することとする。 イ 全てのライセンス契約について、必要な権利の登録作業を行うこと。 (4)著作権 ア 著作権の帰属等 (ア)受注者がこの委託業務を履行する以前から権利を有している著作物の 著作権は、受注者に留保されるものとする。 (イ)本委託業務で新たに生じた著作物の著作権(著作権法(昭和 45 年法 律第 48 号)第 21 条(複製権)から第 27 条(翻訳権、翻案権等)及び第 28 条(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利)まで)に規定する全 ての権利については、発注者に無償で譲渡するものとする。 (ウ)発注者は、成果物について自己使用の範囲内で自由に使用することが でき、著作権法第 20 条第2項第3号又は第4号の規定に基づく改変、著 作権法第 47 条の3の規定に基づく複製、翻案を行うことができるものと する。 イ 著作者人格権の不行使 受注者は、発注者の書面による事前の同意を得なければ著作権法第 18 条(公表権)及び第 19 条(氏名表示権)を行使することができない。 ウ 成果物の任意の改変等 発注者は、著作権法第 20 条(同一性保持権)第2項第3号又は第4号 に該当しない場合においても、その使用のために、成果物として指定して いる物件を改変し、また、任意の著作者名で任意に公表することができる ものとする。 エ 第三者が権利を有する著作物 納入される成果物に第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物」 という。) が含まれている場合は、発注者が特に使用を指示した場合を除 き、受注者の責任と負担において、当該既存著作物の使用承諾契約に係る 一切の手続を行うこと。 オ 第三者との紛争処理 本委託契約に基づく作業及び成果物に関して、第三者との間に著作権に 係る権利侵害の紛争等が生じた場合は、受注者の責任と負担において一切 を処理すること。 (5)事業報告書の作成 事業の実施結果について、事業報告書にとりまとめ、A4版・縦・左綴で2 部作成するとともに、事業報告書を電子化し、CD-Rでも1部を発注者に 提出する。なお、事業報告書の記載内容は、発注者と協議の上、別途決定す る。 4 発注者との連絡調整等 ア 業務にあたっては、企画提案書に基づいて発注者側と綿密な協議を行い、合 意のもとに遂行する。 イ 契約期間中は、発注者と密に連絡を取り合えるよう、責任者をおく。 ウ 発注者は、可能な範囲内において、画像ほか必要な知資料の貸出しや学術的 な助言など業務遂行に必要な協力を行う。 エ 5 発注者との打ち合わせ・情報共有の機会を最低月1回設けること。 委託の期間 平成 28 年4月1日 ~ 6 委託料の上限額 7 その他 ア 平成 29 年3月 31 日 金 14,000,000 円 本業務の遂行に関し、複数の担当者を定めるとともに、事業に必要な能力と 経験を有する業務責任者を定めること。 イ 本業務の遂行に関し、疑義が生じた場合は、その都度、発注者と協議のうえ、 その指示に従い事業を進めるとともに、発注者は業務期間中いつでもその進 捗状況の報告を求めることが出来るものとする。 ウ 本業務内容及び業務の遂行上知り得た秘密事項は、発注者の承認を得ないで 他に漏らし、又は、その他の目的に利用してはならない。