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パワーセーブ機能内蔵低飽和 レギュレータ

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パワーセーブ機能内蔵低飽和 レギュレータ
BA3939FP
レギュレータ
パワーセーブ機能内蔵低飽和
レギュレータ
BA3939FP
BA3939FP は、パワーセーブ機能付き固定出力低飽和電圧型のボルテージレギュレータです。出力電圧は 3.87V(±2%)
で、電流容量の 1A までの電源回路に使用できます。
!用途
定電圧電源
!特長
1)出力精度±2%。
2)過電圧保護回路、過電流保護回路、熱遮断回路を内蔵。
3)パッケージは、TO252-5 で応用範囲が広い。
4)パワーセーブ時の回路電流は 0µA(設計値)で、低消費電力化に最適。
5)入出力電圧差が小さい。
!絶対最大定格(Ta=25°C)
絶対最大定格
Parameter
電源電圧
許容損失
Symbol
Limits
VCC
35
Unit
V
∗
mW
Pd
1000
動作温度範囲
Topr
−40~+85
˚C
保存温度範囲
Tstg
−55~+150
˚C
∗Ta=25˚C以上で使用する場合は、1˚Cにつき8mWを減じる
!推奨動作条件(Ta=25°C)
推奨動作条件
Parameter
電源電圧
Symbol
Min.
Typ.
Max.
Unit
VCC
4.5
-
25
V
BA3939FP
レギュレータ
!ブロックダイアグラム
Vcc
REFERENCE
VOLTAGE
2
OUT
4
+
CTL
1
GND
5
3
!各端子説明
Pin. No
端子名
機 能
1
CTL
出力 ON / OFF 端子
2
VCC
電源入力端子
3
GND
グランド端子
4
OUT
出力端子
5
N.C.
-
!入出力回路図
Vcc (2pin)
CTL (1pin)
VOUT (4pin)
25kΩ
4. 87kΩ
2kΩ
25kΩ
N.C.
BA3939FP
レギュレータ
!電気的特性(特に指定のない限り
Ta=25°C, VCC=5V, Io=500mA)
電気的特性
Parameter
Symbol
Min.
Typ.
Max.
Unit
スタンバイ時回路電流
Ist
-
0
10
µA
OFFモード時
Fig.4
出力電圧
Conditions
Test circuit
Vo
3.79
3.87
3.95
V
Io=50mA
Fig.1
ΔVd
-
0.3
0.5
V
Vcc=0.95Vo
Fig.3
Io
1.0
1.5
-
A
リップルジェクション
R.R.
45
55
-
dB
入力安定度
Reg.I
-
20
100
mV
Vcc=4.5→25V
Fig.1
Io=5mA→1A
Fig.1
Io=5mA, Tj=0~+125˚C
Fig.1
最小入出力電圧差
出力電流能力
Fig.1
f=120Hz
ein=1Vrms
Fig.2
Io=100mA Vcc=8V
負荷安定度
Reg.L
-
75
150
mV
出力電圧温度系数*1
Tcvo
-
0.01
-
% / ˚C
バイアス電流
Ib
-
2.5
5.0
mA
Io=0mA
Fig.4
出力短絡電流
Ios
-
0.4
-
A
Vcc=25V
Fig.5
Vth1
2.0
-
-
V
ACTIVE MODE, Io=0mA
Fig.6
Vth2
-
-
0.8
V
OFF MODE, Io=0mA
Fig.6
Iin
100
200
300
µA
VCTL=5V, Io=0mA
Fig.7
ON モード電圧
OFFモード電圧
“H”時入力時電流
耐放射線設計はしておりません。
∗1 設計保証(出荷全数検査は行っておりません。)
注)全ての特性は、入力端子に0.33µF、出力端子に22µFを接続し測定する。
Ta Tjにて測定(パルス測定)するため、出力電圧温度係数をのぞく全ての項目において、温度変化による変動は含まれておりません。
!測定回路図
VCC
OUT
GND
CTL
VCC
+
0.33µ
22µ
VO
IO
V
5V
出力電圧(温度係数)測定時
VCC=5V
IO=50mA
入力安定度測定時
VCC=4.5→25V
IO=500mA
負荷安定度測定時
VCC=5V
IO=5mA→1A
出力電流能力測定時
VCC=5V
Fig.1 出力電圧、出力電圧温度係数、入力安定度、負荷安定度、出力電流能力の測定回路
BA3939FP
レギュレータ
VCC
10Ω5W
Vcc
OUT
CTL
+
100µ
GND
0.33µ
+
22µ
IO
ν
ein=1Vrms
100mA
8V
f=120Hz
Vcc=8V
Fig.2 リップルリジェクションの測定回路
V
VCC
OUT
VCC=0.95VO
CTL
GND
+
0.33µ
22µ
IO
500mA
5V
Fig.3 最小入出力電圧差測定回路
VO
V
BA3939FP
レギュレータ
VCC
OUT
GND
CTL
VCC
+
0.33µ
22µ
IO
A
5V
バイアス電流測定時
VCC=5V
IO=0mA
CTL=5V
スタンバイ時回路電流測定時
VCC=5V
IO=0mA
CTL=5V
Fig.4 バイアス電流、スタンバイ時回路電流測定回路図
VCC
OUT
GND
CTL
VCC
+
0.33µ
22µ
IOS
A
5V
VCC=25V
Fig.5 出力短絡電流測定回路
BA3939FP
レギュレータ
VCC
CTL
VCC
OUT
GND
+
0.33µ
22µ
V
0.8V 2.0V
Vcc=5V
Fig.6 スイッチ切り換え確認測定回路測定回路図
VCC
OUT
GND
CTL
VCC
0.33µ
+
A
5V
Vcc=5V
Fig.7 "H"時入力電流測定回路図
22µ
BA3939FP
レギュレータ
!応用例
VCC
CTL
OUT
GND
+
0.33µ
22µ
5V
Fig.8
!使用上の注意
(1)動作電源電圧範囲について
動作電源電圧範囲であれば、動作周囲温度の範囲で一応
の回路機能動作が保証されています。特性値に関しまし
ては、電気的特性の規格値は保証できませんが、これら
の範囲内では特性値の急激な変動はありません。
(2)許容損失 Pd について
許容損失については Fig.9 に熱軽減特性を掲載しており
ますので目安としてご使用ください。万一、許容損失を
超えるようなご使用をされますと、チップ温度上昇によ
り電流能力の減少など IC 本来の性質を悪化させること
につながりますので、許容損失内で十分なマージンをも
ってご使用願います。
(3)出力の発振止め及びバイパスコンデンサについて
出力端子と GND 間には発振止めのコンデンサを必ず入
れてください。
(容量は 10µF 以上)温度変化などによ
りコンデンサの容量が変化しますと発振の危険性があり
ますので、容量変化の小さいタンタル電解コンデンサを
推奨いたします。また、入力端子と GND 間のなるべく
pin に近い位置に 0.33µF 程度のバイパスコンデンサを
入れることを推奨いたします。
(4)過電流保護回路について
出力には過電流保護回路を内蔵しており、負荷ショート
時の IC 破壊を防止します。この保護回路は「垂下フの
字型」の電流制限で、IC は大容量コンデンサなどによ
り瞬時に大電流が流れても電流制限されてラッチしない
ように余裕をもって設計しております。ただし、これら
の保護回路は突発的な事故による破壊防止に有効なもの
で連続的な保護回路動作過渡時(例えば、出力を 1Vf 以
(例)
出力端子
上でクランプする : 1Vf 以下ではショートモード回路が
作動)でのご使用時は避けてください。また、能力につ
いては温度に対して負の特性をもっていますので熱設計
時にはご注意ください。
(5)サーマル回路内蔵について
熱的破壊防止のため、温度保護回路を内蔵しております
ので、サーマル回路動作時には各出力が OFF 状態とな
りますが、一定温度に戻りますと復帰します。
(6)アプリケーションにおいて入力(Vcc)及び GND
と各出力が通常使用電位と逆になるモードが存在する場
合、内部回路を損傷する可能性がありますので、ダイオ
ード等でバイパス経路を設けることを推奨します。
(7)本製品におきましては品質管理には十分注意を払
っておりますが、印加電圧及び動作温度範囲等の絶対最
大定格を超えた場合、破壊の可能性があります。破壊し
た場合、ショートモードもしくはオープンモード等、特
定できませんので絶対最大定格を超えるような特殊なモ
ードが想定される場合、ヒューズ等、物理的な安全対策
を施すよう検討お願いします。
(8)強電磁界中でのご使用では、まれに誤動作する可
能性がありますのでご注意ください。
(9)VCC 電圧を急峻に印加した場合、CTL 端子電圧が
Low の状態でも、負荷条件等により、瞬間的に出力電
圧が発生する場合がありますのでご注意ください。
(10)出力端子に大きなインダクタンス成分を含む負
荷が接続され、起動時及び出力 OFF 時に逆起電力の発
生が考えられる場合には、保護ダイードの挿入をお願い
します。
BA3939FP
レギュレータ
!電気的特性曲線
電気的特性曲線
(1)
(1) 10.0
10.0
Vcc=5V
7.5
5
2.5
IOUT=0
VCC=5V
5
OUTPUT VOLTAGE : VOUT (V)
10
10
6
(1)無限大放熱板使用時
θj-c=12.5(˚C / W)
(2)IC単体時
θj-c=125.0(˚C / W)
OUTPUT VOLTAGE : VOUT (V)
POWER DISSIPATION : Pd (W)
12.5
4
3
2
1
8
6
4
2
(2)
(2) 1.0
1.0
0
25
50
75
100
125
0
25
150
6
OUTPUT VOLTAGE : VOUT (V)
IO=0mA
5
4
3
2
1
10
20
30
40
50
INPUT VOLTAGE : VCC (V)
Fig.12 過電圧保護特性
!外形寸法図
: mm)
外形寸法図(Units
外形寸法図
2.3±0.2
0.5±0.1
0.8
9.5±0.5
2−C0.5
5.5±0.2
1
0.5
2
3
4
5
1.5
2.5
7.0±0.2
6.5±0.2
5.0 +0.2
−0.1
1.27
0.5±0.1
1.0±0.2
TO252-5
75
100
125
150
175
Fig.10 熱遮断回路特性
Fig.9 許容損失熱軽減特性 (TO252-5)
0
50
JUNCTION TEMPERATURE : Tj (˚C)
AMBIENT TEMPERATURE : Ta (˚C)
200
0
1.0
OUTPUT CURRENT : IOUT (A)
Fig.11 電流制限特性
2.0
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