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移動販売で地域に貢献、 イートインスペース設置で繋がりを大切

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移動販売で地域に貢献、 イートインスペース設置で繋がりを大切
食料品、
日用品販売(西海市)
BUSINESS MODEL
取り組み内容・工夫
宮崎商店
宅配業者の場合は、
チラシを元に注文した商品が翌週届
くしくみになっているが、
当社の移動販売は毎週月曜から土
曜の午後3時から5時にかけて海岸地区、山手地区の3地
区を回っている。毎日の会話の中で顧客が必要とするもの
移動販売で地域に貢献、
イートインスペース設置で繋がりを大切に
をメモし翌日には届けている。
また、
家にこもりがちな高齢
者が毎日一度、移動販売で買い物をすることで地域住民と
のふれあいの場を提供している。
いつも来る人が姿を見せ
ない時は家を訪問し容体を確認し、別に世帯を構えている
子供に連絡するケースもあり、安否確認の役割も担ってい
る。
鮮魚に関しては鮮度を重視し、
店内にいけすを設置、随時
会社概要
アジ、
イサキ、
タイ、
アラカブなど約100匹の旬な魚を刺身
事
業
者
宮崎商店
代
表
者
中村 稔
本社所在地
用や煮つけ用など要望に応じた形で提供できるようにした。
また近くの港にいかだをつくり、
仕入れた魚はいかだに入れ、
いかだからいけすに移し販売する仕組みを取り入れた。
交
長崎県西海市崎戸町蠣浦郷
‐
流スペースは、
商工会の担当者から補助金を活用してはど
T
E
L
‐ ‐
うかとの提案を受け一部補助金を利用、平成28年9月店舗
F
A
X
‐ ‐
に隣接する倉庫を改築しイートインスペースを開設した。4
昭和 年 月
人座りのイスと机を3セット、
カウンター用のイスも置き、全
創 業 年 月
従 業 員 数
売
上
高
部で16名前後の利用を可能とした。
また、
お茶が飲めるよう
名
, 万円
にポット、
急須、湯飲みなども備えて地元の人が会話を楽し
む場を設けた。
取り組みのきっかけ・経緯
昭和26年創業し、
豆腐やこんにゃくの製造を手掛け、昭和47年頃炭鉱の購買部で鮮魚、
青果販売、
自動車による移動販売を開始。
昭和57年5月現在地に宮崎商店を出店し、
鮮
●月曜から土曜の毎日、移動販売で訪れることで利便性を高め、生活の一部として利用していただく
●不漁時でもいかだといけすを設置することで一定量を確保、イートインスペース開設で繋がりを深める
魚、
野菜、肉類、菓子類、日用品などの販売している。
炭鉱が閉山し人口が減少、
平成11
年大島大橋が開通したことで、同業者との競争が激しくなった。
さらに若年層の流出や
高齢化が進み、
苦戦を強いられたことから、営業形態の見直しが必要となった。
まず第一に以前から手掛けている移動販売で顧客の役に立てないか。
第二に鮮魚の
販売方法を工夫できないか。
第三に近隣スーパーや個人商店が相次いで閉店したため、
地元住民が交流できるスペースをつくれないか。
以上、3つの課題をクリアすることで
地域に貢献しながら、
売上減少をカバーできないかと考えた。
効果・成功要因
人口減少で営業環境は厳しさを増しているが、
移動販売を続け
てきたことで地域住民から愛され、
現在でも毎日約40名の方が利
用し、売上減少のカバーになっている。
鮮魚販売では、
以前は悪天
候の場合や不漁時は販売できる量に波があったが、
いけすといか
だを設置したことで一定量の魚を確保でき、
店頭に出す量が安定
した。
また、
急な顧客の要望にも応じることが可能となった上、
魚を
●炭鉱閉山で若者が流出、
少子高齢化による人口減少で営業環境は厳しさを増す
さばく際に出る内臓や売れなかった場合の魚はえさとして使え、
ご
●地域住民に貢献しながら売上減のカバー方法を模索
み処理に関して衛生面とコスト面で改善された。
イートインスペー
スは、
店舗で購入した弁当にプラスして刺身やカップラーメンを購
入する顧客が増え、売上アップに貢献している。
また
「友達と食事し
経営理念
たい」
「パッチワークの仲間で集まりたい」
などの要望があり、利用時には弁当、
お菓子、
飲み物などの販売に繋がっている。
長年地域を支える商店として営業してきましたが、
人口減少に伴い、
近くで営業していた店舗は相次いで閉店しま
した。
そのような厳しい中で、
お客様の要望に応えながら創意工夫をし営業してまいりました。
移動販売ではお客様と
の会話を重視し必要とする物を把握、
病気などの変調がないか気を付けるようにしています。
また、
開設したばかりの
イートインスペースも愛着を持って頂けるように名前を募集し、
私の妻の名前が入った
「寄ってかんね さっちゃん
代表者
中村 稔氏
12
家」
としました。
これから習い事のスペースなどにも利用して頂けるようしていき、
地域に愛される店舗として営業して
いきます。
●移動販売を続けてきたことで、
売上減少をカバー
●顧客の要望に応えることで今後の売上増に期待
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