...

2011年5月13日発表

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

2011年5月13日発表
平成23年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
平成23年5月13日
上場取引所
東 大 上場会社名 エーザイ株式会社
コード番号 4523
URL http://www.eisai.co.jp
代表者
(役職名) 代表執行役社長
執行役
問合せ先責任者 (役職名)
コーポレートコミュニケーション担当
定時株主総会開催予定日
平成23年6月21日
有価証券報告書提出予定日
平成23年6月21日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無
: 有
(氏名) 内藤 晴夫
(氏名) 松江 裕二
TEL 03-3817-5120
配当支払開始予定日
平成23年5月24日
(百万円未満切捨て)
1. 平成23年3月期の連結業績(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
(1) 連結経営成績
売上高
営業利益
百万円
23年3月期
22年3月期
(注)包括利益
%
百万円
(%表示は対前期増減率)
経常利益
%
当期純利益
百万円
%
768,914
△4.3
113,117
30.9
105,205
32.0
803,152
2.7
86,406
△5.9
79,690
△3.5
23年3月期 31,217百万円 (9.8%)
22年3月期 28,421百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利益
1株当たり当期純利益
総資産経常利益率
当期純利益
率
円銭
23年3月期
22年3月期
(参考) 持分法投資損益
円銭
236.52
141.58
23年3月期 22百万円
百万円
%
67,394
40,338
67.1
△15.4
売上高営業利益率
%
%
%
236.51
16.4
141.56
9.6
22年3月期 △124百万円
9.8
7.1
14.7
10.8
(2) 連結財政状態
総資産
純資産
自己資本比率
百万円
23年3月期
22年3月期
(参考) 自己資本 百万円
1,046,291
1,101,910
23年3月期 404,170百万円
410,370
421,740
22年3月期 415,935百万円
1株当たり純資産
%
円銭
38.6
37.7
1,418.35
1,459.74
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー
23年3月期
22年3月期
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物期末残高
百万円
百万円
百万円
百万円
123,157
107,947
△58,754
△69,823
△68,000
△49,240
102,800
115,128
2. 配当の状況
第1四半期末
円銭
22年3月期
23年3月期
24年3月期(予想)
年間配当金
第3四半期末
第2四半期末
円銭
―
―
―
期末
円銭
70.00
70.00
70.00
―
―
―
配当金総額
(合計)
合計
配当性向 純資産配当
(連結)
率(連結)
円銭
円銭
百万円
%
%
80.00
80.00
80.00
150.00
150.00
150.00
42,738
42,740
105.9
63.4
61.5
10.1
10.4
3. 平成24年3月期の連結業績予想(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、第2四半期(累計)は対前年同四半期増減率)
売上高
第2四半期(累計)
通期
営業利益
経常利益
1株当たり当期
純利益
当期純利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
円銭
340,000
700,000
△17.5
△9.0
50,000
109,000
△25.6
△3.6
47,500
104,000
△23.6
△1.1
31,500
69,500
△21.2
3.1
110.54
243.90
4. その他
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名)
、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計処理の原則・手続、表示方法等の変更
① 会計基準等の改正に伴う変更
: 有
② ①以外の変更
: 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む)
② 期末自己株式数
③ 期中平均株式数
23年3月期
23年3月期
23年3月期
296,566,949 株 22年3月期
11,608,283 株 22年3月期
284,937,798 株 22年3月期
296,566,949 株
11,629,379 株
284,909,803 株
(参考)個別業績の概要
1. 平成23年3月期の個別業績(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
(1) 個別経営成績
売上高
営業利益
23年3月期
22年3月期
(%表示は対前期増減率)
経常利益
当期純利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
464,607
444,680
4.5
7.0
113,541
93,253
21.8
23.0
106,945
88,607
20.7
28.2
73,393
57,327
28.0
1.2
潜在株式調整後1株当たり当期純
利益
1株当たり当期純利益
23年3月期
22年3月期
円銭
円銭
257.58
201.21
257.56
201.18
(2) 個別財政状態
総資産
純資産
百万円
23年3月期
22年3月期
(参考) 自己資本
983,743
951,090
23年3月期 526,333百万円
自己資本比率
百万円
527,204
501,318
22年3月期 500,577百万円
1株当たり純資産
%
円銭
53.5
52.6
1,847.05
1,756.80
※ 監査手続の実施状況に関する表示
この決算短信は、金融商品取引法に基づく監査手続の対象外であり、この決算短信の開示時点において、金融商品取引法に基づく連結財務諸表の
監査手続は終了しておりません。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
予想数値、予想の前提条件その他に関する事項については12、15~17ページをご覧ください。
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
添付資料
目次
1.経営成績
(ページ)
1)経営成績に関する概要
(1)当期の経営成績
………………
2
(2)東日本大震災の影響について
………………
4
(3)研究開発などの状況
………………
5
(4)次期の見通し
………………
12
2)財政状態に関する概要
………………
13
3)利益配分に関する考え方および当期・次期の配当
………………
14
4)将来予想に関する事項と事業等のリスク
………………
15
………………
18
1)企業理念
………………
21
2)経営戦略と対処すべき課題
………………
21
3)DLPの成果と課題
………………
21
4)新たな中期戦略計画「はやぶさ」
………………
22
5)コーポレートガバナンス
………………
25
6)内部統制
………………
25
7)コンプライアンス
………………
26
8)環境保全
………………
27
9)社会貢献活動
………………
27
1)連結貸借対照表
………………
28
2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
………………
30
3)連結株主資本等変動計算書
………………
32
4)連結キャッシュ・フロー計算書
………………
34
継続企業の前提に関する注記
………………
35
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
………………
35
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更
………………
38
表示方法の変更
………………
39
追加情報
………………
39
連結財務諸表に関する注記事項
………………
40
5)セグメント情報
………………
45
6)税効果会計関係
………………
50
7)金融商品関係
………………
51
8)退職給付関係
………………
54
9)企業結合等関係
………………
56
10) 賃貸等不動産関係
………………
57
11)1株当たり情報
………………
57
12)重要な後発事象
………………
57
………………
58
2.企業集団の概況
3.経営の基本方針
4.連結財務諸表
5.その他
1)役員の異動
- 1 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
1.経営成績
1)経営成績に関する概要
(1)当期の経営成績
[売上高、損益の状況]
〇 当期の連結業績は、次のとおりとなりました。
売
上
高
7,689億14百万円(前期比
4.3%減)
営業利益
1,131億17百万円(
同
30.9%増)
経常利益
当期純利益
1,052億 5百万円(
673億94百万円(
同
同
32.0%増)
67.1%増)
〇 売上高については、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」は 2,903 億 60
百万円(前期比 10.1%減)、プロトンポンプ阻害剤「パリエット」
(米国名「アシ
フェックス」)は 1,369 億 29 百万円(同 7.5%減)となりました。なお、がん関
連領域製品は 802 億 83 百万円(同 0.5%増)であります。
〇 研究開発活動への積極的な資源投入があったものの、前期に発生した AkaRx, Inc.
買収に伴うインプロセス研究開発費などの影響や、米国での「アリセプト」物質
特許満了後の米国ファイザー社に対する提携費用の減少等により、販売費及び一般
管理費が減少し、営業利益、経常利益および当期純利益は増益となりました。
〇 これにより、1株当たり当期純利益は 236 円 52 銭(前期より 94 円 94 銭増)とな
りました。
〇 当期純利益に少数株主損益およびその他の包括利益を加減した包括利益は 312 億
17 百万円となりました。
[キャッシュ・インカム]
〇 当社グループは、キャッシュ創出力を表す経営指標として、キャッシュ・インカ
ムを使用しております。
〇 キャッシュ・インカムは、成長投資、配当支払、借入返済等に使用可能なキャッシュ
の総額であり、企業の成長性・戦略を検証する尺度と考えております。
○ 当期純利益は 673 億 94 百万円、有形・無形固定資産の減価償却費は 434 億 87 百
万円、のれん償却額は 77 億 77 百万円、減損損失(投資有価証券評価損含む)は
13 億 81 百万円となりました。
○ その結果、当期のキャッシュ・インカムは 1,200 億 40 百万円(前期比 5.0%減)
となり、1株当たりキャッシュ・インカムは 421 円 29 銭(前期より 22 円 44 銭減)
となりました。
*キャッシュ・インカムの算式
当期純損益+有形・無形固定資産減価償却費+インプロセス研究開発費+のれん償却額+減損
損失(投資有価証券評価損含む)
*1株当たりキャッシュ・インカムの算式
キャッシュ・インカム÷発行済株式数(自己株式控除後)
- 2 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
[セグメントの状況]
(各セグメントの売上高は外部顧客に対するものであります)
[セグメントの状況]に関する文章は、当期より適用している「セグメント情報等の開示に
関する会計基準」(企業会計基準第 17 号 平成 21 年 3 月 27 日)および「セグメント情報等
の開示に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第 20 号 平成 20 年 3 月 21 日)
に基づき記載しております。また、文章中の前期と比較した指標は「参考値」として記載し
ております。
なお、セグメント情報については、47~49 ページに記載しております。
<日本医薬品事業>
〇 売上高は 3,503 億 55 百万円(前期比 8.7%増)、セグメント利益は 1,450 億 9 百万
円(同 8.7%増)となりました。
〇 「アリセプト」の売上高は 1,055 億 13 百万円(前期比 12.8%増)、「パリエット」
の売上高は 601 億 67 百万円(同 11.9%増)となりました。
<米国医薬品事業>
〇 売上高は、3,030 億 35 百万円(前期比 15.5%減、現地通貨ベースでは 8.5%減)、
セグメント利益は 944 億 6 百万円(同 11.4%減、現地通貨ベースでは 4.1%減)と
なりました。
〇 「アリセプト」の売上高は 1,534 億 6 百万円(前期比 21.2%減、現地通貨ベース
では 14.6%減)、
「アシフェックス」の売上高は 655 億 95 百万円(同 19.0%減、現
地通貨ベースでは 12.3%減)となりました。
〇 中等度・高度アルツハイマー型認知症に対する高用量製剤「アリセプト錠 23mg」
を平成22年8月に新発売いたしました。本剤の売上高は 51 億 57 百万円でありま
す。
〇 米国での「アリセプト」の物質特許満了後に、米国ファイザー社の子会社であるグ
リーンストーン社より、
「アリセプト」のAG(Authorized Generic:先発メーカーの
許可を得て発売されるジェネリック医薬品)が新発売されました。本件に係る提携
収入を含めたAG関連の売上高は 217 億 52 百万円であります。
〇 この結果、米国の「アリセプト」に関しては、高用量製剤の上市とAG戦略により、
当期の売上高 1,534 億 6 百万円を確保し、米国アルツハイマー型認知症治療薬市場
で4割以上のシェアを堅持いたしました。
〇 新規抗がん剤「ハラヴェン」をアントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤を
含む少なくとも2種類のがん化学療法による前治療歴のある転移性乳がんの効
能・効果で平成22年11月に新発売いたしました。
「ハラヴェン」の売上高は 21
億 59 百万円となりました。
<欧州医薬品事業>
〇 売上高は 443 億 51 百万円(前期比 10.4%減)、セグメント利益は 46 億 94 百万円
(同 26.5%減)となりました。
〇 「アリセプト」の売上高は 243 億 73 百万円(前期比 12.5%減)
、
「パリエット」の売
上高は 63 億 96 百万円(同 22.4%減)となりました。
- 3 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 新規抗がん剤「ハラヴェン」をアントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤を含
む少なくとも2種類のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん
の効能・効果で平成23年4月に、英国、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、フィ
ンランドで新発売いたしました。
<アジア医薬品事業>
〇 売上高は 313 億 48 百万円(前期比 0.7%増)、セグメント利益は 58 億 54 百万円(同
28.1%減)となりました。
〇 「アリセプト」の売上高は 69 億 32 百万円(前期比 4.8%増)
、
「パリエット」の売上
高は 44 億 82 百万円(同 7.1%減)となりました。
<ニューマーケット医薬品事業>
〇 売上高は 9 億 70 百万円(前期比 28.1%増)、セグメント損益は 7 億 35 百万円の損
失となりました。
〇「アリセプト」
(インド名「アリセップ」)の売上高は 1 億 34 百万円(前期比 15.1%
増)、
「パリエット」
(インド名「パリット」)の売上高は 2 億 87 百万円(同 42.2%
増)となりました。
(2)東日本大震災の影響について
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞
いを申しあげます。
当社グループでは、東日本大震災の影響を受けた地域に、以下の事業所・営業所があ
りますが、稼動・操業に大きく影響を及ぼす施設の被害はありませんでした。
①生産工場
鹿島事業所(茨城県:原薬工場)、美里工場(埼玉県:製剤工場)、サンノーバ株式
会社・群馬工場(群馬県:製剤工場)、エーディア株式会社・茨城工場(茨城県:診
断薬工場)
②研究所
筑波研究所(茨城県)
③営業所(コミュニケーション・オフィス)
青森市(青森県)、盛岡市(岩手県)、仙台市(宮城県)、郡山市(福島県)、
つくば市(茨城県)、水戸市(茨城県)
当該事業所・営業所では、一部の設備や機器類が破損し、また、一部の施設では地域
全体の断水による影響を受けましたが、すべて復旧し、工場では生産を開始しておりま
す。
当社グループでは、代理店や医療機関で流通している製品に加え、パンデミックなど
を想定して、製品に関しては約2カ月分以上の在庫を、原薬についてはそれ以上の在庫
を保有しております。また、主力工場の川島工場(岐阜県)は、今回の東日本大震災の
影響を受けておりません。したがって、当社製品の安定供給に影響を及ぼすことはない
と考えております。引き続き、医薬品の安定供給に向けて、全力で取り組んでまいりま
す。
- 4 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(3)研究開発などの状況
[開発品の状況]
〇 抗がん剤「ハラヴェン」(「E7389」、微小管ダイナミクス阻害剤)に関しては、
乳がんに係る効能・効果で、平成22年11月に米国で承認を取得いたしました。
続いて、シンガポール、欧州(EU)、日本で順次承認を取得し、平成23年4月現
在で承認取得国は30カ国となりました。また、米国で肉腫を対象としたフェーズ
Ⅲ試験が開始されました。さらに、米国に続き欧州でも乳がんを対象としたセカン
ドラインのフェーズⅢ試験が開始されました。あわせて、非小細胞肺がん(米国)、
前立腺がん(欧米)を対象としたフェーズⅡ試験等も進めております。なお、本剤
の主要臨床試験結果が医学専門誌「The Lancet」に掲載されました。同誌には、本剤
のグローバルフェーズⅢ試験である EMBRACE(Eisai Metastatic Breast Cancer Study
Assessing Physician’s Choice vs. Eribulin)試験において、統計学的有意差をもって後期
転移性乳がん患者様の全生存期間(Overall Survival:OS)の延長を実証した試験結果
が掲載されました。
〇 エンドトキシン拮抗剤「E5564」に関しては、フェーズⅢ試験において主要評
価項目が達成できなかったことから、引き続きデータについて検討を行い、方向性
を決定してまいります。
〇 AMPA受容体拮抗剤「E2007」に関しては、3つのフェーズⅢ試験すべてに
おいて、難治性部分発作てんかん患者様の併用療法における有効性、忍容性の双方
で矛盾のない一貫した結果が得られました。これらの結果に基づき、米国、欧州で
の同時申請に向けた準備を進めております。
〇 平成22年5月、日本で、頻脈性不整脈治療剤「タンボコール錠」の小児における
頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動、発作性上室性、心室性)の効能・効果およ
び用法・用量追加の承認を取得いたしました。
〇 平成22年6月、日本で、プロトンポンプ阻害剤「パリエット」の非びらん性胃食
道逆流症に関する効能・効果追加、およびアモキシシリン水和物およびクラリスロ
マイシンまたはメトロニダゾールとの3剤併用による、胃MALTリンパ腫、特発
性血小板減少性紫斑病、および早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコ
バクター・ピロリの除菌療法に関する効能・効果追加の承認を取得いたしました。
〇 平成22年7月、米国で、中等度・高度アルツハイマー型認知症の治療剤である1
日1回投与の高用量製剤「アリセプト錠 23mg」の承認を取得いたしました。
〇 平成22年7月、欧州で、てんかん治療剤「ゾネグラン」の新剤形である口腔内崩
壊錠の剤形追加の承認を取得いたしました。
〇 平成22年10月、日本で、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」
のクローン病ならびに強直性脊椎炎に関する効能・効果追加の承認を取得いたしま
した。また、同月に本剤の承認条件となっていた「関節リウマチ」に関する使用成
績調査(全例調査)について、厚生労働省から解除通達を受領いたしました。
- 5 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 平成22年12月、日本で、プロトンポンプ阻害剤「パリエット」の従来のプロト
ンポンプ阻害剤の治療で効果不十分な逆流性食道炎に関する1日2回投与の用法・
用量追加の承認を取得いたしました。
〇 平成23年1月、日本で、B型ボツリヌス毒素製剤「ナーブロック」について、痙
性斜頸を効能・効果として承認を取得いたしました。なお、本剤に関しては、現段
階では、供給元の製造委託先の供給体制が整わないことにより、本剤を安定的に入
手することが困難と判断し、本剤を確実に安定供給できる体制が整備されるまで、
薬価収載手続きおよび発売を見合わせることといたしました。
○ 平成23年2月、日本で、経口抗凝固剤「ワーファリン」について、血栓塞栓症の
治療および予防における小児の用法・用量追加の承認を取得いたしました。本件は、
平成22年9月に承認申請しておりました。
○ 平成23年3月、米国で、てんかん治療剤「BANZEL 経口懸濁液 40MG/ML」につい
て、4歳以上の小児および成人におけるレノックス・ガストー症候群に伴うてんか
ん発作の併用療法の効能・効果で承認を取得いたしました。本件は、平成22年7
月に承認申請が米国食品医薬品局(FDA)に受理されておりました。
〇 平成22年6月、米国で、プロトンポンプ阻害剤「アシフェックス エクステンドリ
リース 50mg 製剤」の承認申請が受理され、平成23年1月にはFDAより審査完了
報告通知を受領いたしました。今後、本剤の承認に向けて、審査完了報告通知・指
摘事項に関してFDAと協議のもと対応してまいります。また、欧州では、平成2
2年9月に本剤の承認申請が受理されております。
〇 平成22年6月、日本で、経口抗凝固剤「ワーファリン」の新剤形である顆粒剤の
剤形追加の承認申請をいたしました。
〇 平成22年8月、日本で、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」
の若年性特発性関節炎に関する効能・効果追加の承認申請をいたしました。
〇 平成22年10月、欧州で、てんかん治療剤「Inovelon」の新剤形である経口懸濁液
の承認申請が受理されました。
〇 平成22年11月、日本で、不眠症治療剤「SEP-190」について不眠症に係
る適応で承認申請をいたしました。
〇 平成22年11月、日本で、カルシウム拮抗性不整脈治療剤「ワソラン」の小児に
おける用法・用量追加の承認申請をいたしました。
〇 平成22年12月、日本で、医療機器である血管塞栓用ビーズ「E7040」につ
いて肝細胞がん患者様に対する肝動脈塞栓療法に係る適応で承認申請をいたしまし
た。
〇 抗がん剤「MORAb-003」(モノクローナル抗体)について、欧米に続き日本
でも卵巣がんを対象としたフェーズⅢ試験が開始され、進行中であります。本試験
は国際共同治験として取り組んでおります。また、米国で非小細胞肺がんを対象と
したフェーズⅡ試験が開始され、進行中であります。
- 6 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 てんかん治療剤「E2080」について、日本で、レノックス・ガストー症候群を
対象としたフェーズⅢ試験が開始され、進行中であります。
〇 アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」について、日本で、レビー小体型認
知症を対象としたフェーズⅢ試験および高用量製剤「アリセプト錠 23mg」のフェー
ズⅡ試験がそれぞれ開始され、進行中であります。
〇 抗がん剤「E7080」(VEGF 受容体チロシンキナーゼ阻害剤/マルチキナーゼ阻
害剤)について、米国で、甲状腺がんを対象としたフェーズⅢ試験が開始され、米
国に続き欧州でも子宮内膜がんおよびメラノーマを対象としたフェーズⅡ試験が開
始されました。また、米国で、グリオーマを対象としたフェーズⅡ試験が開始され、
進行中であります。
〇 プロトンポンプ阻害剤「パリエット」について、日本で、低用量アスピリン投与時
における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制を対象としたフェーズⅡ/Ⅲ試験を開
始いたしました。
〇 抗がん剤「ONTAK」について、米国で、メラノーマを対象としたフェーズⅡ試験が
開始され、進行中であります。
[主な提携などの状況]
〇 平成22年6月、米国子会社 Eisai Inc.は、スイスの Helsinn Healthcare S.A.と、がん
化学療法に伴う悪心・嘔吐の予防薬をめざした、ニューロキニン受容体拮抗剤
「netupitant(一般名)」とセロトニン-3受容体拮抗剤「palonosetron(一般名、製品
名:Aloxi)」を含有する新規の制吐剤配合剤(経口剤、注射剤)について、米国にお
ける商業化に係るライセンス契約を締結いたしました。
〇 平成22年7月、米国子会社 Eisai Inc.は、米国 Arena Pharmaceuticals, Inc.のスイス子
会社 Arena Pharmaceuticals GmbH と、肥満症治療剤「lorcaserin(一般名)」について、
米国における独占的商業化に係るライセンス契約を締結いたしました。
本剤に関し、平成22年10月、FDAより審査完了報告通知が発行されました。
本通知でFDAは非臨床と臨床に関する指摘をしています。今後、両社は本通知に
掲載されている指摘事項についてFDAとの協議のもと対処してまいります。なお、
本剤に関する肥満症または過体重の2型糖尿病患者様を対象とした1年間のフェー
ズⅢ試験(BLOOM-DM 試験/Behavioral modification and Lorcaserin for Overweight and
Obesity Management in Diabetes Mellitus)のトップラインデータにおいて、統計学的
に有意な体重減少が示されております。
〇 平成22年9月、信州大学発ベンチャー企業である株式会社アネロファーマ・サイ
エンス(東京都)と、ビフィズス菌の特性を活かした新規抗がん製剤「APS00
1」に関するオプション契約およびビフィズス菌を用いたデリバリー技術を活用し
た新規抗がん製剤候補の探索に係る契約を締結いたしました。
〇 平成22年9月、株式会社ブレインファクトリー(東京都)と、「ラブコナゾール・
ジヒドロジェンホスホノキシメトキシ誘導体」(ラブコナゾール・プロドラッグ)に
関し、日本を対象としたライセンス契約を締結いたしました。
- 7 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 平成22年11月、米国子会社 Eisai Inc.は、米国の FORMA Therapeutics, Inc.と、広
範な戦略的創薬研究提携契約を締結いたしました。本契約により、開発品の充実化
を図るために新規化合物の発見を支援するものとして、当社は FORMA Therapeutics,
Inc.の多様性志向型合成化合物ライブラリーと細胞系スクリーニング・プラットフォー
ムを包括的に活用する権利と、同社の細胞系スクリーニング・プラットフォームを技
術移入できる選択権を獲得いたしました。
〇 平成22年12月、診断薬事業子会社の三光純薬株式会社(現:エーディア株式会
社)は、積水メディカル株式会社(東京都)と、同社が現在製造販売しているイン
フルエンザウイルスキット「ラピッドテスタ FLUⅡ」に関し、日本における独占
販売契約を締結いたしました。平成23年1月、三光純薬株式会社より本キットを
新発売いたしました。
〇 平成22年12月、帝國製薬株式会社(香川県)と、消炎鎮痛パップ剤「好及施」
に関し、中国における独占販売契約を締結いたしました。
〇 平成23年2月、帝國製薬株式会社(香川県)と、アルツハイマー型認知症治療剤
「アリセプト」経皮吸収型製剤(ドネペジル塩酸塩またはドネペジルを含有する貼
付剤)に関し、日本における研究・開発・販売権に関わる独占的ライセンス契約を
締結いたしました。
〇 平成23年3月、米国の Epizyme, Inc.と、エピジェネティック酵素である EZH2 をター
ゲットとする遺伝的起因によるリンパ腫やその他のがん治療に関する研究、開発、販売
に関するグローバルな戦略的提携契約を締結いたしました。
〇 平成23年3月、株式会社ミノファーゲン製薬と、皮膚T細胞リンパ腫治療剤
「bexarotene(一般名)」に関して、日本におけるライセンス契約を締結いたしました。
本契約により、当社は株式会社ミノファーゲン製薬に対し、日本における本剤の独
占的開発権ならびに商業化権を供与いたしました。なお、製造販売承認取得後は、
当社は本剤を日本においてコ・プロモーションを実施するオプション権を有してお
ります。
〇 平成23年3月、米国子会社 Morphotek, Inc.は、米国のバイオテクノロジー企業
TransMolecular, Inc. の 有 す る プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 技 術 を 取 得 い た し ま し た 。
TransMolecular, Inc.は、がん細胞のターゲティングを可能とするペプチド(Tumor
Targeting Peptide: TTP)技術基盤を開発、保有しており、その TTP 技術のすべての領
域と診断への使用に関する権利を獲得いたしました。
〇 平成23年4月、PRISM BioLab 株式会社(横浜市)と、CBP/β-カテニン阻害剤であ
る化合物およびその類縁化合物に関するライセンスおよび共同研究開発契約を締結
いたしました。
[主なトピックス]
〇 日本での販売についてファイザー株式会社とコ・プロモーション契約を締結してい
る「リリカ カプセル」について、日本で、平成22年4月にファイザー株式会社が
帯状疱疹後神経痛の効能・効果で製造販売承認を取得し、6月に新発売いたしまし
- 8 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
た。10月には、帯状疱疹後神経痛にかえて、より広い末梢性神経障害性疼痛とい
う効能・効果を取得いたしました。また、平成22年12月には、神経の痛みに関
する初の一般向けポータルサイト「疼痛.jp」を開設いたしました。
〇 平成22年4月、カナダに医薬品販売会社 Eisai Ltd.を設立いたしました。
〇 平成22年5月、米国ノースカロライナ工場において抗がん剤の注射剤生産棟が開
設されました。この新しい生産棟は、当社グループとして初めての抗がん剤を含む
注射剤の製剤化研究と製剤生産を担うグローバルな生産拠点となります。無菌生産
ライン、治験薬製造ライン、製剤研究室などを有し、最先端の封じ込め隔離技術に
より超高活性化合物を取り扱えるように設計されております。本施設の開設・稼動
により、当社グループがグローバルで構築している研究開発・生産・物流・販売に
いたるシームレス・バリュー・チェーンがより強固なものとなります。
〇 平成22年6月、日本で、1日1回1錠の服用で効果を発揮する乗物酔い薬「トラ
ベルミン 1」(第2類医薬品)を新発売いたしました。
〇 平成22年9月、中国で、速効型インスリン分泌促進薬「グルファスト」(中国での
製品名「快如妥」)を新発売いたしました。
〇 平成22年9月、シンガポールで、低悪性度非ホジキンリンパ腫および慢性リンパ
性白血病を適応症として、抗悪性腫瘍剤「Symbenda」
(一般名:ベンダムスチン塩酸
塩)を新発売いたしました。
〇 Teikoku Pharma USA, Inc.と米国におけるライセンス契約を締結しているアルツハイ
マー型認知症治療剤「アリセプト」の1週間持続型経皮吸収パッチ製剤(週1回投
与製剤)に関し、平成22年9月、米国で Teikoku Pharma USA, Inc.より提出された
承認申請が受理されました。本剤について、Teikoku Pharma USA, Inc.が、平成23年
4月にFDAより審査完了報告通知を受領いたしました。今後、当社は Teikoku
Pharma USA, Inc.と協力し、本剤の承認に向けて、審査完了報告通知・指摘事項に関
してFDAと協議のもと対応してまいります。
〇 シンバイオ製薬株式会社と日本におけるライセンス契約を締結している抗悪性腫瘍
剤「トレアキシン」(一般名:ベンダムスチン塩酸塩)について、日本で、平成22
年10月にシンバイオ製薬株式会社が再発又は難治性の低悪性度非ホジキンリンパ
腫およびマントル細胞リンパ腫を効能・効果として承認を取得いたしました。平成
22年12月に当社より新発売いたしました。
〇 平成22年11月、日本で、花粉・ハウスダストなどをイオンの力で防ぐメントー
ル配合の塗るマスク「クリスタルヴェールクール」を新発売いたしました。
〇 平成22年11月、世界保健機関(WHO)とリンパ系フィラリア症治療薬の無償
提供に関する共同声明文に調印いたしました。当社は、WHO基準の品質が保証さ
れたリンパ系フィラリア症治療薬 Diethylcarbamazine( ジエチルカルバマジン)100mg
錠を、平成24年から平成29年の6年間にわたって合計約22億錠製造し、WH
Oに対して無償提供してまいります。
- 9 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 平成22年12月、日本で、栄養機能食品の通信販売を開始いたしました。その第
一号製品として、50代からのカラダを応援する「ユベラ 贅沢ポリフェノール」
(栄
養機能食品〔ビタミンE〕)を新発売いたしました。
〇 平成23年1月、日本で、花粉症などによる鼻炎や皮ふのアレルギー症状を改善す
る一般用医薬品のアレルギー専用薬「スカイナーAL 錠」(第2類医薬品)を新発売
いたしました。
〇 平成23年1月、中国の医薬品販売子会社である衛材(蘇州)貿易有限公司が本格稼動
いたしました。
〇 平成23年1月、インド子会社 Eisai Pharmaceuticals India Pvt. Ltd.は、インド最大級
のヘルスケア・プロバイダーである Apollo Hospitals ならびにインド最大の患者様支
援団体である HelpAge India と、インドにおける医薬品アクセスの改善に向けた官民
パートナーシップに関する契約に調印いたしました。本契約により、インドにおい
て、アルツハイマー病とうつ病に関する、疾患教育、検診、診断、処方、治療に関
するアドヒアランス(服薬遵守)改善のプログラムを開発し、患者様の理解を深め
て、受診・受療機会の拡大により、医療の質の向上をはかることで高い患者様貢献
をめざします。
〇 平成23年1月、英国国立医療技術評価機構(National Institute for Health and Clinical
Excellence: NICE)より、軽度アルツハイマー型認知症患者様の治療に関する新しい
治療ガイダンスの推奨最終案が提示され、平成23年3月に新ガイダンスが発効さ
れました。新ガイダンスでは、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」を含
むアセチルコリンエステラーゼ阻害剤を軽度・中等度アルツハイマー型認知症患者
様の治療の選択肢として推奨する、とされております。
〇 平成23年1月、新たな研究開発機能を有する米国子会社 H3 Biomedicine Inc.が研究
活動を開始いたしました。H3 Biomedicine Inc.は、①がん患者様の遺伝子的特徴に基
づいた個別化医療を可能にする創薬標的の同定を行う、②これら創薬標的に対して
現代創薬化学の進歩に基づく技術を活用し安全性と有効性の高い新規化合物を創出
する、という2つの研究方針に基づき、ブレイクスルーとなるがん治療薬の創出を
めざしてまいります。ヒトのがんにおける近年の遺伝子レベルでの理解の進展は目
覚しく、H3 Biomedicine Inc.はこれら最新の知見を活用し、個別化医療につながる新
規がん治療薬の創出を行ってまいります。
〇 平成23年1月、診断薬事業子会社の三光純薬株式会社は、平成23年4月より社
名をエーディア株式会社に変更することを決定いたしました。
〇 日本の一般用医薬品事業の主力であるチョコラ BB ブランド製品の販売を、アジアで
本格的に展開することといたしました。その第一弾として、平成23年3月に香港
で「チョコラ BB ドリンクビット」を食品として新発売いたしました。
〇 平成23年2月、診断薬事業子会社の三光純薬株式会社(現:エーディア株式会社)
は、日本で、認知機能の変化を評価するタッチパネル式 ADAS-Jcog.実施支援システ
ム「DT-Navi」の専用端末を新発売いたしました。販売にあたっては、当社
がコ・プロモーションを展開いたします。「DT-Navi」は、日本テクト株式会
- 10 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
社(東京都)が開発した医師または医師の指導を受けた医療従事者による ADAS-Jcog.
の実施をサポートする検査システムであります。
〇 平成23年4月、エーディア株式会社は、日本で、循環器救急疾患の早期診断に有
用なPOCT(ポイント・オブ・ケア・テスティング)機器「コバス h 232」シリー
ズを新発売いたしました。販売にあたっては、当社がコ・プロモーションを展開い
たします。
〇 平成23年4月、ブラジルに医薬品販売会社 Eisai Participações Ltda.を設立いたしま
した。当社グループとしてラテンアメリカにおける初めての医薬品販売拠点となり
ます。
〇 ソルベイ製薬株式会社(現:アボット ジャパン株式会社)と、日本において共同開
発を進めてきた膵消化酵素補充剤「リパクレオン」に関し、日本で平成23年4月
にアボット ジャパン株式会社が膵外分泌機能不全における膵消化酵素の補充の効
能・効果で製造販売承認を取得いたしました。薬価収載後は当社が販売をすること
になります。
- 11 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(4)次期の見通し(平成 23 年 4 月 1 日~平成 24 年 3 月 31 日)
[連結業績の見通し]
(%表示:通期は対前期、第2四半期連結累計期間は対前年同四半期増減率)
第2四半期連結累計期間
売
上
高
340,000 百万円
通
期
△17.5%
700,000 百万円
△9.0%
営 業 利 益
50,000 百万円 △25.6%
109,000 百万円
△3.6%
経 常 利 益
47,500 百万円 △23.6%
104,000 百万円
△1.1%
当期(四半期)純利益
31,500 百万円 △21.2%
69,500 百万円
3.1%
(1株当たり予想当期純利益:第2四半期連結累計期間 110 円 54 銭、通期 243 円 90 銭)
(前提為替レート:1米ドル 85 円、1ユーロ 110 円、1英ポンド 135 円)
※参考 平成 23 年 3 月期為替レート(期中平均)
(第2四半期累計期間:1米ドル 88 円 95 銭、1ユーロ 113 円 84 銭、1英ポンド 134 円 99 銭)
(通 期:1米ドル 85 円 72 銭、1ユーロ 113 円 12 銭、1英ポンド 133 円 13 銭)
<売上高>
〇 新製品「ハラヴェン」をはじめとするがん関連領域製品の寄与やイースト・アジア・
リージョンにおける継続的な成長を見込みますが、米国での主力品「アリセプト」
の物質特許満了の影響により、減収を見込んでおります。
〇「アリセプト」は 1,875 億円、
「パリエット/アシフェックス」は 1,325 億円、
「ハ
ラヴェン」は 185 億円の売上高を、また、がん関連領域製品合計の連結売上高に占
める割合は 14%を見込んでおります。
<利益>
〇 営業利益は、売上減に伴う売上総利益の減少により減益が見込まれますが、販売パー
トナーへの提携費用や欧米での要員削減による人件費の減少に加え、販売費・一般管
理費の継続的な効率化を進めることにより、1,090 億円、前期比 3.6%減に留まる見
込みです。
〇 当期純利益は、為替差損益の改善等により 695 億円(前期比 3.1%増)と増益を見
込んでおります。
〇 キャッシュ創出力を表わすキャッシュ・インカムは、前期と同額となる 1,200 億
円を見込んでおります。
- 12 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
2)財政状態に関する概要
[資産等の状況]
〇 当期末の資産合計は、1 兆 462 億 91 百万円(前期末より 556 億 18 百万円減)とな
りました。為替変動による海外子会社資産の円換算額の減少等により、無形固定資
産などが減少いたしました。
〇 負債合計は 6,359 億 21 百万円(前期末より 442 億 48 百万円減)となりました。主
な減少は短期借入金、未払金などであります。
〇 純資産合計は 4,103 億 70 百万円(前期末より 113 億 69 百万円減)となり、自己資
本比率は 38.6%(同 0.9 ポイント増)となりました。
[キャッシュ・フローの状況](平成 22 年 4 月 1 日~平成 23 年 3 月 31 日)
〇 当期の営業活動から得たキャッシュ・フローは、1,231 億 57 百万円(前期より 152
億 9 百万円増)となりました。税金等調整前当期純利益は 1,025 億 72 百万円、減
価償却費は 434 億 87 百万円、法人税等の支払額は 190 億 18 百万円であります。
〇 投資活動によるキャッシュ・フローは、587 億 54 百万円の支出(前期より 110 億
69 百万円減)となりました。有形固定資産の取得に 137 億 49 百万円、3カ月超預
金の純増加額は 373 億 61 百万円であります。
〇 財務活動によるキャッシュ・フローは、680 億円の支出(前期より 187 億 59 百万
円増)となりました。短期借入金の純減少額が 240 億円となり、配当金の支払いに
427 億 40 百万円を支出いたしました。
〇 以上の結果、当期末における現金及び現金同等物は、1,028 億円(前期末より 123
億 28 百万円減)となりました。
[キャッシュ・フロー関連指標の推移]
平成 19 年 3 月期
平成 20 年 3 月期
平成 21 年 3 月期
平成 22 年 3 月期
平成 23 年 3 月期
69.7
39.9
37.3
37.7
38.6
時価ベースの自己資本比率(%)
202.7
86.2
71.5
86.2
81.3
キャッシュ・フロー対有利子負債比率
0.03
5.7
4.1
3.8
3.1
インタレスト・カバレッジ・レシオ
796.8
96.2
15.6
14.1
16.8
自己資本比率(%)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1
2
3
4
いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
キャッシュ・フローには、営業キャッシュ・フローを使用しております。
有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を
対象としております。
- 13 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
3)利益配分に関する考え方および当期・次期の配当
剰余金の配当については、連結業績、連結純資産配当率(DOE)およびキャッシュ・
インカムを総合的に勘案し、株主の皆様へ継続的・安定的に実施しております。
DOEは、株主の皆様への利益配分を示す配当性向(DPR)と、株主の皆様が投
資した資金を使いどれだけ効果的に利益を出せたかを示す自己資本当期純利益率(RO
E)の2つの要素が含まれております。
キャッシュ・インカムは、企業のキャッシュ創出力を表しております。その使途は、
株主様への配当支払、成長投資および借入返済等の財務体質の強化などであり、それぞ
れに対し中期的に3分の1ずつバランスよく配分することが重要であると考えており
ます。
このような観点から、連結業績に加えDOEならびにキャッシュ・インカムの配分
を総合的に勘案することは、中期的な株主還元指標としてバランスのとれた相応しいも
のと考えております。また、自己株式の取得に関しては、適切な時期に実施いたします。
当社は委員会設置会社であり、剰余金の配当等に関しては機動的に行うことを目的と
して取締役会決議とすることを定款に定めております。
平成23年3月期の期末配当金は、株主の皆様への継続的・安定的な配当という基
本方針に基づき、1株当たり 80 円とさせていただきます。1株当たり中間配当金 70
円とあわせ、年間配当金は1株当たり 150 円(前期と同額)となり、DOEは 10.4%
となります。
次期の配当については、1株当たり年間配当金 150 円(当期と同額)とし、中間配
当金 70 円、期末配当金 80 円を見込んでおります。
- 14 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
4)将来予想に関する事項と事業等のリスク
(1)本発表において提供される資料ならびに情報は、現在における予想、目標、評価、
見通し、リスクを伴う想定などの不確実性に基づくものを含んでおります。従って、
さまざまな要因の変化により、将来予想などが実際の結果と大きく乖離する可能性が
あります。リスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為
替変動といった日本および国際的な経済状況が含まれております。
(2)当社グループの連結業績を大幅に変動させる、あるいは投資判断に重要な影響を及
ぼす可能性のあるリスクは、次のとおりであります。なお、これらのリスクは、本資
料作成日現在において判断、予想したものであります。
〇 海外展開におけるリスク
当社グループは、「アリセプト」および「パリエット/アシフェックス」を軸と
して、日本をはじめ、米国、欧州、アジアを中心に生産・販売活動を展開してお
ります。グローバルな事業活動を展開するうえで、法的規制、政情不安や事業環
境の不確実性などのリスクを完全に回避できる保証はありません。このようなリ
スクに直面した場合、当該国における収益が当初の見込みを達成できない可能性
があります。
〇 新薬開発の不確実性
医薬品候補化合物は、有効性や安全性の観点から開発を中止する可能性がありま
す。また、臨床試験で良い結果が得られた場合であっても、製品開発中に施行さ
れる承認審査基準の変更により、承認が得られない可能性があります。開発の不
確実性による新薬の開発中止などの理由で、将来に期待していた収益が得られな
い可能性があります。
〇 特定の製品への依存に関するリスク
当社グループの売上高のうち、主力製品である「アリセプト」および「パリエッ
ト/アシフェックス」の2品の割合が過半を占める高い水準になっております。
これらの製品において、有力な競合品の出現、特許などの保護期間の満了に伴う
ジェネリック医薬品の発売等による売上高の減少、特に「アリセプト」の平成22
年11月米国での物質特許満了により、業績に重要な影響を及ぼす可能性がありま
す。
〇 他社とのアライアンスにおけるリスク
当社グループは、主要製品である「アリセプト」および「パリエット/アシ
フェックス」について、他社との業務提携を行っております。米国、欧州主要
国では市場全体をカバーし、プロダクト・セールスの極大化をはかるため、提
携企業の販売促進協力を受けております。これら提携企業との良好な協力関係
が保たれなくなった場合、売上高が減少し業績に重要な影響を及ぼす可能性が
あります。また、製品買収や導入品などの活動に伴う不確実性により、将来に
期待していた収益が得られない可能性があります。
- 15 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 医療費抑制策
日本では医療費抑制策の一環として、通常2年に1回程度、医療用医薬品の薬価
が引き下げられております。欧米、アジアの国々などにおいても、医薬品の価格
低減への圧力は年々高まっており、売上高を減少させる要因となります。
〇 後発医薬品に関する競合・訴訟
先発医薬品の特許には期限があります。通常、先発医薬品の特許が切れると同成
分のジェネリック医薬品(後発医薬品)が発売されます。開発リスクを伴わない
ジェネリック医薬品の低価格での販売により、市場シェアを奪われる可能性があ
ります。また、特許期間内であっても、米国のようにジェネリック医薬品の申請
が可能な国もあります。
〇 知的財産に関するリスク
特許の不成立や特許成立後の無効審判、または取得した特許を適切に保護できな
い場合、想定より早く他社の市場参入を招き、売上高が減少する可能性がありま
す。また、当社グループの事業活動が第三者の知的財産権に抵触した場合、当該
第三者から権利行使を受け、これにより収益性の悪化、事業計画の変更等が生じ、
業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
〇 副作用発現のリスク
製品に重大な副作用が発現した場合、処方の停止、製品の回収等の措置を取る可
能性があります。発現した副作用に対する情報の収集、伝達および製品の回収は
費用の増加につながります。
〇 法規制に関するリスク
医薬品事業は、薬事規制や製造物責任等の様々な法規制に関連しており、法規制
の制定や改定により業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。法規制に適合
しない場合、製品の回収さらには製品の許認可の取り消し、あるいは賠償請求等
の可能性があります。
〇 訴訟に関するリスク
現在直面している訴訟または将来直面する訴訟の結果が、業績に重要な影響を及
ぼす可能性があります。当社グループは、合成ビタミンEバルク製品に関する価
格および販売活動に関して訴訟対象となっております。
〇 工場の閉鎖または操業停止
技術上の問題、使用原材料の供給停止、インフルエンザ等のパンデミック、火災、
地震、その他の災害等により工場が閉鎖または操業停止する可能性があります。
この場合、製品の供給が妨げられ、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
〇 使用原材料の安全性および品質に関するリスク
使用する原材料に安全性および品質に懸念が発生した場合、使用原材料の変更は
もちろんのこと製品の回収、販売停止等を実施し、業績に重要な影響を及ぼす可
能性があります。
- 16 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
〇 外部への業務委託に関するリスク
当社グループでは研究や製造などの一部を外部へ業務委託しております。何らか
の原因で業務委託先が操業停止し、当社グループへの委託業務の供給が妨げられ
ることがあった場合、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
〇 環境に関するリスク
当社グループ所有の事業所が環境汚染の原因と判断された場合、事業所の閉鎖等
の法的処置が講じられる可能性があります。また、周辺地域への補償責任や環境
改善に要する費用は、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
〇 ITセキュリティおよび情報管理に関するリスク
当社グループでは業務上、各種ITシステムを駆使しているため、システムの不
備やコンピューターウィルス等の外部要因により、業務が阻害される可能性があ
ります。また、個人情報を含め多くの情報を保有していますが、万が一の事故等
によりその情報が社外に流出した場合、信用を大きく失うことで業績に重要な影
響を及ぼす可能性があります。
〇 金融市況および為替の動向に関するリスク
市場性のある株式等を保有しているため、株式市況の低迷によってはこれらの株
式等の売却損や評価損が生じ、また、金利動向によって退職給付債務の増加など
業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。さらに連結売上高の半分以上を外
貨で占めているため、連結子会社業績の円換算において外国為替変動の影響を受
けます。また、輸出入取引においても外国為替変動が業績に重要な影響を及ぼし
ます。
〇 内部統制の整備等に関するリスク
当社グループは、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制の評価および
監査の基準ならびに実施基準に準拠し、財務報告に係る有効な内部統制システムを
整備し、その適正な運用につとめます。しかし、内部統制が有効に機能せず、ある
いは予期しない内部統制上の問題により、多大な損失が発生した場合には、業績に
重要な影響を及ぼす可能性があります。
〇 災害等に関するリスク
地震、台風等の自然災害、火災等の事故災害および各種災害の発生により、事業
所・営業所等が大規模な被害を受け、当社グループの活動に影響を及ぼす可能性が
あります。また、災害により損害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生
し、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
- 17 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
2.企業集団の概況
当社グループは、エーザイ株式会社(当社)、連結子会社50社および持分法適用関連会社1社で構成され
ており、その主な事業の系統図は次のとおりであります。
【日 本】
【海 外】
<医薬品事業>
<医薬品事業>
(米国)
(診断用医薬品等の製造・販売)
製品
エ
(医薬品の製造・販売)
Eisai Inc.(医薬品の研究開発・製造・販売)
(欧州)
研究
◎
研究
(診断用医薬品等の研究開発)
製品
株式会社
パルマビーズ研究所
Eisai Europe Ltd.(欧州統括・持株会社、医薬品の販売)
Eisai Ltd.(医薬品の研究開発・販売)
◎ Eisai GmbH(医薬品の販売)
◎ Eisai S.A.S.(医薬品の販売)
◎ Eisai B.V.(医薬品の販売)
◎ Eisai Manufacturing Ltd.(医薬品の製造)
◎
ザ
◎
◎
( 計6社 )
ー
株式会社カン研究所
(医薬品の研究開発)
Morphotek, Inc. (医薬品の研究開発)
◎ その他3社
(医薬品の販売)
◎
◎
研究
エルメッド エーザイ株式会社
◎
原薬
エーザイ・アール・アンド・
ディー・マネジメント株式会社
イ
◎
(米州持株会社)
研究
原薬
製品
サンノーバ株式会社
◎
Eisai Corporation of North America
◎
三光純薬株式会社
◎
◎ その他8社
(医薬品の研究開発の管理・運営)
( 計14社 )
株
☆ その他1社
( 計 7社 )
(アジア他)
式
<その他事業>
エーザイフード・ケミカル
株式会社
製品
会
◎
◎
製品・原薬
◎
(食品添加物、化学品等の販売)
エーザイ物流株式会社
◎
◎
衛采製薬股份有限公司(医薬品の製造・販売)
Eisai Clinical Research Singapore Pte. Ltd.
(医薬品の研究開発)
株式会社サンプラネット
業務
サービス等
(業務サービス等)
◎
◎
製品搬送
(医薬品の搬送)
Eisai (Thailand) Marketing Co., Ltd.
(医薬品の販売)
社
◎
Eisai Asia Regional Services Pte. Ltd.
(アジア持株会社)
◎ 衛材(中国)薬業有限公司
(アジア統括、医薬品の製造・販売)
◎ PT Eisai Indonesia (医薬品の製造・販売)
研究
◎ Eisai Pharmatechnology & Manufacturing Pvt. Ltd.
◎
エーザイ生科研株式会社
(農業用資材の製造・販売)
(医薬品の工業化研究・製造)
Eisai Korea Inc.(医薬品の販売)
◎ その他8社
( 計16社 )
◎
エーザイマシナリー株式会社
(製薬用機械等の製造・販売)
( 計 5社 )
(海外)
製品
◎
<その他事業>
Eisai Machinery U.S.A. Inc.
(製薬用機械の販売)
◎ その他2社
は売上先を示しております。
◎:連結子会社(50社)
☆:持分法適用関連会社(1社)
( 計 3社 )
*平成 23 年 4 月に三光純薬株式会社は、社名をエーディア株式会社に変更いたしました。
- 18 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
関係会社の状況
(連結子会社)
会
社
平成 23 年 3 月 31 日現在
名
住
資本金
または
出資金
所
主要な事業の内容 ※1
議決権の
所有割合
(%)
営業上の取引
備
考
-
※3
※8
三光純薬株式会社
東 京 都
千 代 田 区
百万円
5,262
医薬品事業(診断用医薬品等
の製造・販売)
100.00
サンノーバ株式会社
群
太
馬
田
県
市
百万円
926
医薬品事業(医薬品の製造・
販売)
80.01
エルメッド エーザイ
株式会社
東
豊
京
島
都
区
百万円
450
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
-
エーザイフード・ケミカル
株式会社
東
中
京
央
都
区
百万円
101
その他事業(食品添加物、化学
品等の販売)
100.00
当社が食品添加物、化学
品等を販売
エーザイマシナリー
株式会社
東
文
京
京
都
区
その他事業(製薬用機械等の
製造・販売)
100.00
当社が原材料を購入
株式会社カン研究所
兵
神
庫
戸
県
市
百万円
100
百万円
70
医薬品事業(医薬品の研究開
発)
100.00
当社が医薬品の研究開発
を委託
エーザイ物流株式会社
神 奈 川 県
厚 木 市
百万円
60
その他事業(医薬品の搬送)
100.00
当社の医薬品を搬送
株式会社
パルマビーズ研究所
エーザイ・アール・アンド・
ディー・マネジメント株式
会社
東 京 都
千 代 田 区
百万円
50
医薬品事業(診断用医薬品等
の研究開発)
100.00
当社が診断用医薬品等の
(50.00) 研究開発を委託
東
文
京
京
都
区
百万円
12
医薬品事業(医薬品の研究開
発の管理・運営)
100.00
当社が研究開発の管理・
運営業務等を委託
株式会社サンプラネット
東
文
京
京
都
区
百万円
455
その他事業(業務サービス、給
食、印刷、不動産の管理)
84.90
当社が業務サービス等を
購入
エーザイ生科研株式会社
百万円
50
その他事業(農業用資材の製
造・販売)
70.37
-
Eisai Corporation of
North America
熊 本 県
西 原 村
米
国
ニュージャージー州
千米ドル
3,416,700
100.00
-
Morphotek, Inc.
米
国
ペンシルバニア州
千米ドル
355,000
医薬品事業(医薬品の研究開
発)
Eisai Inc.
米
国
ニュージャージー州
千米ドル
151,600
医薬品事業(医薬品の研究開
発・製造・販売)
Eisai Machinery U.S.A. Inc.
米
国
ニュージャージー州
千米ドル
1,000
その他事業(製薬用機械の販
売)
H3 Biomedicine Inc.
米
国
マサチューセッツ州
医薬品事業(医薬品の研究開
発)
Eisai Ltd.
カ ナ ダ
オンタリオ州
千米ドル
8
千カナダドル
10,000
※2
※3
※2
当社が医薬品原薬を販売、 ※3
100.00
(100.00) 医薬品の研究開発を委託
※6
※7
100.00
-
※2
(100.00)
100.00
当社が医薬品の研究開発 ※2
※5
(100.00) を委託
医薬品事業
100.00
(100.00)
-
※2
千英ポンド
184,137
医薬品事業(欧州統括・持株会
社、医薬品の販売)
100.00
当社が欧州医薬品事業の
管理・運営業務等を委託
※3
千英ポンド
46,008
医薬品事業(医薬品の研究開
発・販売)
100.00
当社が医薬品の研究開発
(100.00) を委託
千英ポンド
38,806
医薬品事業(医薬品の製造)
100.00
(100.00)
※2
※3
※2
※3
Eisai Europe Ltd.
Eisai Ltd.
Eisai Manufacturing Ltd.
英
国
ハートフォードシャー
英
国
ハートフォードシャー
英
国
ハートフォードシャー
医薬品事業(米州持株会社)
当社が医薬品を購入
※3
※2
※3
100.00
当社が医薬品の研究開発
(100.00) を委託
-
Eisai GmbH
ド イ ツ
フランクフルト
千ユーロ
7,669
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
当社が医薬品を販売
(100.00)
※2
Eisai Machinery GmbH
ド
ケ
ツ
ン
千ユーロ
1,278
その他事業(製薬用機械の販
売)
100.00
(100.00)
-
※2
Eisai S.A.S.
フ ラ ン ス
パ
リ
千ユーロ
19,500
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(100.00)
-
※2
Eisai B.V.
オ ラ ン ダ
アムステルダム
千ユーロ
540
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(100.00) 当社が医薬品原薬を販売
※2
Eisai Farmacéutica S.A.
ス ペ イ ン
マドリッド
千ユーロ
4,000
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(100.00)
-
※2
Eisai S.r.l.
イ タ リ ア
ミ ラ ノ
千ユーロ
3,500
医薬品事業(医薬品の販売)
-
※2
Eisai Pharma AG
ス イ ス
チ ュ ー リ ッ ヒ
千スイスフラン
3,000
医薬品事業(医薬品の販売)
-
※2
Eisai AB
スウェーデン
ストックホルム
千スウェーデンクローナ
10,000
医薬品事業(医薬品の販売)
-
※2
Eisai Farmacêutica,
Unipessoal Lda.
ポルトガル
リ ス ボ ン
千ユーロ
4,000
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(100.00)
100.00
(100.00)
100.00
(100.00)
100.00
(100.00)
-
※2
イ
ル
- 19 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
会
社
名
住
資本金
または
出資金
所
ベ ル ギ ー
ブリュッセル
オ ー ス ト リ ア
ウ ィ ー ン
主要な事業の内容 ※1
議決権の
所有割合
(%)
100.00
(100.00)
100.00
(100.00)
営業上の取引
備
考
-
※2
-
※2
Eisai Asia Regional
Services Pte. Ltd.
シンガポール
千ユーロ
7,000
千ユーロ
2,000
千シンガポールドル
26,400
Eisai (Singapore) Pte. Ltd.
シンガポール
千シンガポールドル
300
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
当社が医薬品を販売
(100.00)
※2
Eisai Clinical Research
Singapore Pte. Ltd.
シンガポール
千シンガポールドル
10
医薬品事業(医薬品の研究開
発)
100.00
当社が医薬品の研究開発
(100.00) を委託
※2
衛材(中国)薬業有限公司
中
江
国
省
千人民元
374,205
医薬品事業(アジア統括、医薬
品の製造・販売)
当社が医薬品原薬を販売
100.00
当社がアジア医薬品事業
(100.00)
の管理・運営業務を委託
※2
※3
国
省
国
海
国
港
千人民元
20,000
千米ドル
200
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(100.00)
※2
※5
その他事業(製薬用機械の販
売支援・メンテナンス)
100.00
(100.00)
Eisai (Hong Kong) Co., Ltd.
中
江
中
上
中
香
千香港ドル
500
PT Eisai Indonesia
インドネシア
シ ゙ ャ カ ル タ
千米ドル
5,000
Eisai (Malaysia) Sdn. Bhd.
マレーシア
ペタリンジャヤ
Eisai (Thailand)
Marketing Co., Ltd.
タ
イ
バ ン コ ク
衛采製薬股份有限公司
台
台
Eisai Korea Inc.
韓
ソ
Eisai SA/NV
Eisai GesmbH
衛材(蘇州)貿易有限公司
衛材機械科技発展(上海)
有限公司
蘇
蘇
Eisai Pharmaceuticals India
Pvt. Ltd.
Eisai Australia Pty. Ltd.
医薬品事業(医薬品の販売)
医薬品事業(アジア持株会社)
100.00
千マレーシアドル
470
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(5.74) 当社が医薬品を販売
※2
千バーツ
11,000
医薬品事業(医薬品の販売)
49.91
(49.91) 当社が医薬品原薬を販売
※2
※4
国
ル
千ウォン
3,512,000
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
フィリピン
ニ ラ
千フィリピンペソ
62,000
医薬品事業(医薬品の販売)
イ ン ド 千インドルピー
ア ン ト ゙ ラ ・ フ ゚ 2,404,000
ラデシュ州
イ ン ド 千インドルピー
160,000
マハラシュトラ州
千豪ドル
オーストラリア
シ ド ニ ー
1,000
社
名
ブラッコ・エーザイ
株式会社
(注)
※1
※2
※3
※4
※5
※6
※7
※8
※2
当社が医薬品原薬を販売
当社が医薬品を販売
-
50.00
当社が医薬品を販売
(1.45)
※2
※4
医薬品事業(医薬品の工業化
研究・製造)
当社が医薬品の工業化研
100.00
(0.00) 究を委託
※2
※3
医薬品事業(医薬品の販売)
100.00
(0.63) 当社が医薬品原薬を販売
※2
医薬品事業
100.00
-
-
-
-
-
(持分法適用関連会社)
会
※2
100.00
100.00
-
-
医薬品事業(医薬品の製造・販
売)
医薬品事業(医薬品の製造・販
売)
その他 3 社
当社が医薬品を販売
100.00
(10.00) 当社が医薬品を販売
千台湾ドル
270,000
ウ
-
医薬品事業(医薬品の販売)
湾
北
HI-Eisai Pharmaceutical Inc. マ
Eisai Pharmatechnology &
Manufacturing Pvt. Ltd.
医薬品事業
※6
平成 23 年 3 月 31 日現在
住
東
文
資本金
所
京
京
都
区
百万円
340
主要な事業の内容 ※1
医薬品事業(造影剤の輸入・
製造・販売)
議決権の
所有割合
(%)
49.00
営業上の取引
備
考
当社が医薬品を購入
「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
「議決権の所有割合」の( )内は間接所有割合であります。
特定子会社に該当する子会社であります。
Eisai (Thailand) Marketing Co., Ltd.および HI-Eisai Pharmaceutical Inc.の持分は 100 分の 50 以下でありますが、実質的に支
配しているため、連結子会社としております。
設立による新規連結子会社であります。
その他 3 社のうち、2 社は AkaRx, Inc.を含む Eisai Inc.の子会社であり、連結の範囲に含めております。
当連結会計年度における連結財務諸表の売上高に占める連結子会社の売上高(連結会社間の売上高を除く)の割合が 100
分の 10 を超える会社は Eisai Inc.1社であり、その主要な損益情報等は、次のとおりであります。
売 上 高
336,735 百万円
営 業 利 益
△295 百万円
経 常 利 益
△1,945 百万円
当期純利益
△3,109 百万円
純 資 産 額
265,258 百万円
総 資 産 額
441,870 百万円
平成 23 年 4 月に三光純薬株式会社は社名をエーディア株式会社に変更いたしました。
平成 23 年 4 月に医薬品販売会社 Eisai Participações Ltda.をブラジルに設立いたしました。
- 20 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
3.経営の基本方針
1)企業理念
当社グループは、患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向
上に貢献することを企業理念としております。この理念のもとすべての役員および従業員
が一丸となり、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足することを通して、いかなる医療
システム下においても存在意義のあるヒューマン・ヘルスケア(hhc)企業となること
をめざしております。この基本的な考え方を定款に定め、株主の皆様と共有化をはかって
おります。
この理念の実現にあたっては、主要なステークホルダーズと考えている患者様と生活者の
皆様、株主の皆様および社員との信頼関係の構築につとめるとともに、法令と倫理の遵守を
目的としたコンプライアンス活動を日々実践し、企業価値の向上に取り組んでおります。
2)経営戦略と対処すべき課題
医薬品産業は、革新的な治療薬の創出と質の高い情報・サービス・製品の提供を期待さ
れております。このような中で、世界の成熟市場では、医療制度改革などを背景に環境の
厳格化がさらに進められ、成長が鈍化することが予想される一方、新興市場では、中間所
得層の急速な拡大による大きな成長機会が見込まれております。このように、世界の医薬品
市場が大きく変貌を遂げる大グローバリゼーションの時代に適応した企業経営が求められ
ております。
当社グループでは、平成18年度より第Ⅴ期中期戦略計画「ドラマティック リープ プ
ラン」(DLP)をスタートさせ、グローバルな事業展開において、効率性と生産性の一
層の向上をはかる企業体を構築してまいりました。一方、大グローバリゼーション時代に
おける急速な市場環境の変化に的確に対応するために、DLPを1年前倒しで終了させ、
さらに多くの患者様に貢献し、日米欧を中心としたグローバル・パートナーとの関係を漸
減し、グローバルトップティアのハイパフォーマンス企業へと転換を遂げるため、平成2
7年度を最終年度とする新たな中期戦略計画「はやぶさ」を平成23年度からスタートい
たしました。
3)DLPの成果と課題
DLPの5年間で、研究開発や事業技術基盤の整備、グローバルな事業強化のための積
極的な投資を実施してまいりました。その主な成果と課題は、以下のとおりであります。
○主力品であるアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」、プロトンポンプ阻害剤「パ
リエット/アシフェックス」がグローバルで成功し、製造から販売まですべての機能で
グローバル化を確立いたしました。
○グローバルにアンメット・メディカル・ニーズが高いがん領域に参入することに成功い
たしました。
○積極的なM&Aにより、がん領域参入の戦略意思を実現いたしました。あわせて、的確
なレバレッジ戦略により、株式の希薄化回避と資本効率の改善を実現いたしました。
- 21 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
○プロダクトクリエーション活動において、難易度の高いアンメット・メディカル・ニー
ズに挑みました。自社創製の新規抗がん剤「ハラヴェン」の開発などに成功いたしまし
たが、一部の新製品供給計画に齟齬をきたしました。
○主力品においてグローバルな戦略提携による事業展開を推進したことにより、多くの知
を得ることができましたが、売上増に応じて提携費用も拡大いたしました。
○DLPで目標としていた売上高、利益の計画は未達でしたが、キャッシュ創出力は向上
いたしました。その結果、キャッシュ・インカムを成長投資、配当支払、返済原資のそ
れぞれに対し中期的に3分の1ずつ配分することができました。
4)新たな中期戦略計画「はやぶさ」
当社グループでは、大グローバリゼーション時代における急速な市場環境の変化に的確に
対応するために、DLPを1年前倒しで終了させ、平成27年度を最終年度とする計画「は
やぶさ」を平成23年度からスタートいたしました。
(1)計画「はやぶさ」のめざす姿
当社グループでは、計画「はやぶさ」においてさらに多くの患者様に貢献し、グローバ
ルトップティアのハイパフォーマンス企業へと「転換」を遂げることをめざしております。
計画「はやぶさ」では、これからのグローバルエーザイ成長の牽引役となるイースト・
アジア・リージョンへの取り組みを強化するとともに、世界トップ20の市場すべての国
に参入してまいります。また、ウーマンオンコロジー(女性特有のがん)に集中的に取り
組み、がん領域で世界のトップ10入りを果たしてまいります。そのために、フォーカス
メディシンのさらなる展開により、リード化合物創出の効率化と臨床研究での成功確率を
向上させることで、開発期間の短縮を実現し、患者様のベネフィットの最大化をはかって
まいります。あわせて、効率的かつ引き締まった事業体制を構築し、患者様価値を創出し
てまいります。
売上高は、現主力品の特許満了による影響を克服し、新製品群の成長により平成25年
度から成長軌道へと転換することで、平成27年度には8,000億円超をめざしており
ます。研究開発に関しては、イノベーションによる成長確保のために投資を拡大してまい
りますが、日米欧を中心とした戦略提携先との関係を漸減し、効率的かつ引き締まった組
織体制へと転換することにより、営業利益率の拡大をめざしてまいります。あわせて、キ
ャッシュ・インカムも着実に向上させてまいります。
(2)計画「はやぶさ」における主な取り組み
①イースト・アジア・リージョンがグローバルエーザイを牽引
当社グループでは、平成23年度よりイースト・アジア、米国、欧州、新興市場(ニュー
マーケット・アセアン)の4リージョン体制で、各々のマーケットニーズや取り扱う製品群
に最適な事業体制を構築、強化してまいります。そして、DLPにおいて成長の中心的役
割を果たしてきた米国から、イースト・アジア、新興市場へ経営資源をシフトさせ、リ
ージョンバランスの転換をはかってまいります。
- 22 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
イースト・アジア・リージョンは、日本、中国、韓国、台湾、香港で編成されます。
本体制下では、各国のローカル人材による知の共有が生み出すシナジーにより競争力を
高めてまいります。また、中枢神経、がん、リウマチ、消化器・肝臓疾患などの各領域
における主要なオピニオンリーダーとの交流や事業運営の共有化をはかってまいりま
す。
これらの取り組みにより、日本と中国を成長のドライバーとするイースト・アジア・
リージョンは、今後のグローバルエーザイの牽引役として大きく成長を果たしてまいり
ます。
②世界トップ20の市場すべてに参入
大グローバリゼーション時代が幕開けする中で、当社グループは計画「はやぶさ」期
間中に、新たにロシア、ブラジル、メキシコ、トルコなどを含めてグローバルトップ2
0カ国すべてに進出し、さらなる患者様貢献を果たしてまいります。あわせて、当社製
品が入手可能な国の数を114カ国、貢献する患者様数を5億人まで増加させることを
めざしてまいります。特に新興国においては、総合的な疾患ソリューションの提供や官
民パートナーシップなどによる医薬品へのアクセスの拡大、アフォーダブルプライシン
グ(受け入れ可能な価格付け)の実施などに取り組んでまいります。
③ウーマンオンコロジーへ集中し、がん領域で世界トップ10入り
当社グループでは、自社創製の新規抗がん剤「ハラヴェン」をはじめとして「MOR
Ab-003」、「E7080」など、がん領域の豊富なパイプラインと技術的な強み
を活かし、乳がん、卵巣がん、甲状腺がん、子宮内膜がんなどのウーマンオンコロジー
分野における製品群の充実化に集中して取り組んでまいります。これにより、平成27
年度には、ウーマンオンコロジー分野で世界トップ3、がん領域では世界トップ10入
りを果たしてまいります。
④フォーカスメディシンのさらなる展開
当社グループでは、研究開発活動をプロダクトクリエーションと位置づけ、創薬活動
において、より患者様志向を明確にするとともに、自律性を重視したマネジメントを行
っております。今後は、疾患とターゲットの関係を明確化する遺伝学的あるいはエピジ
ェネティックに同定された疾患固有のターゲットに照準を合わせ、多様性志向型化合物
ライブラリーによるスクリーニングでリード化合物創出の効率化を推進してまいりま
す。そして、病態を反映したバイオマーカーを積極的に活用することで、臨床研究での
成功確率の向上と開発期間の短縮をはかり、グローバルに患者様のベネフィットを最大
化してまいります。
⑤効率的かつ引き締まった事業体制の構築
当社グループは、今後、イースト・アジア、米国、欧州、新興市場(ニューマーケッ
ト・アセアン)のリージョンごとに効率的かつ引き締まった事業体制への転換をはかっ
てまいります。
a)日本、中国(イースト・アジア)
イースト・アジア・リージョンでは、日本と中国をその成長のドライバーと位置づ
けております。
- 23 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
日本は、現在の医療用医薬品、一般用医薬品、診断用医薬品、ジェネリック医薬品
の4事業を統合した事業展開を活かし、予防から診断、治療、予後までの付加価値の
あるサービスと情報の提供を推進する新たなビジネスモデル「Patient Journey」に取り
組み、成長してまいります。さらに、この戦略をイースト・アジアに拡大してまいり
ます。
中国では、MR(医薬情報担当者)数に依存したビジネスモデルから、地域や製品
特性にフォーカスをあてたビジネスモデルへと転換してまいります。がん、肝臓、中
枢神経を重点領域と定め、より専門性の高い組織体制を構築するとともに、大都市マー
ケティング主導の事業展開という新たなビジネスモデルを構築してまいります。中国で
は、初めてローカルトップが就任し、その強いリーダーシップのもとで成長をはかっ
てまいります。
b)米国
米国は、大型市場に対するコ・プロモーション型のビジネスモデルから当社単独に
よる中枢神経とがんの2つのフランチャイズモデルへと転換してまいります。より小
規模の機能横断型チームを組織して顧客へのアプローチを展開し、がんフランチャイ
ズへの転換を加速するとともに、中枢神経フランチャイズにはてんかん領域を加えて
さらに充実させてまいります。
c)欧州
欧州は、各国ごとのビジネスモデルから、欧州をひとつの市場として捉えた「ONE
EUROPE」ビジネスモデルへと転換してまいります。その中で、がん・病棟ケア、てん
かん、成熟製品の3つの汎欧州ビジネスユニット体制を創設し、より資源の最適化をは
かってまいります。
d)新興市場(ニューマーケット・アセアン)
新興市場では、当社グループの強みを活かした疾患ソリューションを提供してまい
ります。アルツハイマー型認知症やてんかんなどの中枢神経疾患をはじめとして、が
ん、肝臓疾患を重点領域として位置づけ、ブランド製品とブランドジェネリック医薬
品を含めた幅広い製品を取り揃え、特に急成長する中間所得層へ展開してまいります。
これらのリージョンでは、官民パートナーシップによる疾患啓発や地域におけるパー
トナーとの連携、アフォーダブルプライシングなどにより、ビジネス基盤を構築して
まいります。
(3)成長投資と株主価値の創造
当社グループでは、引き続きキャッシュ創出力を向上させ、それを成長投資、配当支
払、返済原資として、中期的にバランスよく配分してまいります。
①成長投資
成長投資では、イースト・アジアや新興市場での成長や新ビジネスモデルの構築、中
枢神経領域やウーマンオンコロジー領域での製品群の充実化、フォーカスメディシンに
おける技術基盤の構築、グローバル生産体制の確立などに投資してまいります。
- 24 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
②株主価値の創造
株主価値の創造に係る指標においては、当社グループはグローバルトップティアをめ
ざしてまいります。平成27年度には、収益性の向上とさらなる資本効率を追求するこ
とで、営業利益率25%超、自己資本当期純利益率(ROE)20%以上をめざします。
また、株主還元においては、安定的、持続的な配当を実施することで純資産配当率(D
OE)は8%以上を維持してまいります。
5)コーポレートガバナンス
当社は、企業理念を定款に定め、株主の皆様と共有化をはかっております。この企業理
念を実現していくためには、長期的な視野のもと企業施策を実行していかねばなりません。
そのような企業施策の実行は、株主の皆様の信頼があって初めて可能となります。当社は、
コーポレートガバナンスを充実させ、株主の皆様の信頼を獲得し、株主の皆様に当社の株
式を安心して長期に所有していただくことをめざしております。
コーポレートガバナンス充実のための要諦は、経営の活力が増大し、かつ経営の公正性
が確保されるとともに経営の透明性が向上するシステムを整備していくことにあります。
当社では、平成16年6月に委員会設置会社へ移行するなど、コーポレートガバナンスに
関して継続的な充実をはかってまいりました。
当社のコーポレートガバナンスの機軸は、委員会設置会社であることを最大限に活用し
た経営の監督機能と業務執行機能の明確な分離であり、それを徹底するための独立性・中
立性のある社外取締役の選任にあります。すなわち、取締役会から執行役への大幅な意思
決定の委任をすることにより、業務執行の機動性と柔軟性を高めつつ、同時に執行役によ
る内部統制の構築による自律性を確保して、経営の活力を増大させるとともに、執行役に
よる業務執行全般を株主の皆様の信任を得た取締役会(社外取締役が過半数)が監督し、
最善の意思決定を行うことにより経営の公正性を確保しております。
6)内部統制
当社グループでは、内部統制を「事業活動を適正かつ効率的に遂行するために、社内に
構築され運用される体制およびプロセス」ととらえ、内部統制担当執行役のもとに内部統
制システムの整備をグローバルに推進する「内部統制推進部」と客観的な評価機能を有す
る「内部監査部」を設置して、グループ全体の内部統制の整備・評価を行っております。
具体的には、
「内部統制基本方針」および「内部統制行動指針」を定め、各リージョンに
統括する組織を設置し、それらの組織間での連携を深めるとともに、内部統制に関わるグ
ローバル委員会等を通して、内部統制の整備を推進することに重点を置いております。
当社グループでは、内部統制の目的である①財務報告の信頼性、②業務の有効性・効率
性、③コンプライアンス、④資産の保全の4つに関して、継続的に内部統制状況の改善を
はかる ため に、日 常的 な業務 リス クにつ いて 全EN W * を対象 にC SA( Control Self
Assessment:統制自己評価)を毎年実施しております。これにより、リスクマネジメント
サイクル(リスクの識別、評価、対応、モニタリング)の活性化をはかり、統制活動の改
善を行っております。
- 25 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
内部統制の評価は、内部監査部がグループ企業の内部監査部署と連携した内部監査によ
り実施しております。内部監査部は、内部監査の品質を確認し、グローバルスタンダード
に対応した監査品質の向上をはかるため定期的に外部機関による評価を受け、高品質の内
部監査の実施につとめております。
財務報告の信頼性は、金融商品取引法の「内部統制報告制度」に適切に対応することに
より確保しております。このため、内部統制推進部は会計監査人との連携のもと、「財務
報告に係る内部統制」の整備を継続的に行っております。これは、連結ベースでの財務報
告全体に重要な影響を及ぼす内部統制である「全社的な内部統制」と業務プロセスに組み込
まれ一体となって遂行される内部統制である「業務プロセスに係る内部統制」の整備につ
いて、全ENW(影響が僅少である一部の企業は除く)を対象に実施しております。
当社の内部統制報告書は、上記の整備・運用と評価に基づいて、連結対象会社の責任者
および当社各部門長が内部宣誓書を提出し、内部統制担当執行役の審査を経て、CEO(最
高経営責任者)およびCFO(最高財務責任者)が承認する手続きをとっております。
*ENW(Eisai Network Companies):エーザイ株式会社および連結子会社と関連会社で構成され
ている企業グループ
7)コンプライアンス
当社グループでは、コンプライアンスが社の活動の中で最優先されるべきものであり、
企業存続の基盤であるという認識にたち、企業理念にコンプライアンスを盛り込み、定款
に記載しております。また、コンプライアンス推進を統轄する執行役であるチーフコンプ
ライアンスオフィサーのもと、内部統制担当執行役が、企業倫理推進専任部署を指揮し、
日本、米州、欧州に推進担当部署を設置した体制により、グローバルにコンプライアンス
活動を推進しております。当社グループのコンプライアンス活動はコンプライアンス委員
会により、定期的にレビューを受けております。
コンプライアンス委員会は、日本、米州、欧州の弁護士やコンサルタント等社外専門家
からなる諮問委員会であり、客観的なレビューを行うとともに、チーフコンプライアンス
オフィサーに適切に助言および勧告を行っております。
当社グループでは、すべての役員および従業員が同じコンプライアンス・マインドで活動
できるよう、ビジネスの基本となる「ENW企業行動憲章」や考え方を示した「ENW行動
指針」を定めております。これらをわかりやすく解説した「コンプライアンス・ハンドブッ
ク」を日本語のほか英語、中国語など17カ国語で作成、配付し、すべての役員および従業
員へのコンプライアンス・マインドの浸透に役立てております。あわせて、コンプライアン
スに関して部下を指導、監督する役割を担うマネージャーが組織でのコンプライアンス活動
を実践するにあたって役に立つ知識やツールについて記載した「マネージャーのためのコン
プライアンス・ガイドブック」を全組織長に配付し、周知のための研修を順次行っておりま
す。
コンプライアンス研修に関しては、トップ・マネジメントに対する役員研修をはじめ、
部門別、新任組織長、新入社員など対象者を絞った研修や、リスク・アセスメント研修(社
員一人ひとりがコンプライアンス・リスクを抽出し、弁護士を交えてグループ・ディスカッ
ションにより分析・評価する研修)、受講者の時間に合わせて受講できるコンプライアンス・
- 26 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
e-ラーニング(インターネットを用いた研修)など、さまざまな取り組みを実施しており
ます。
コンプライアンス・カウンターは、法律の解釈などコンプライアンスに関して判断に迷っ
た場合や、自分自身の行動や上司、同僚の行動がコンプライアンスに則っているか疑問を感
じた場合など、社員の身近な社内相談窓口として、平成12年4月に開設されました。さら
に、弁護士による社外カウンターや社外相談員が運営する社外相談窓口を設置し、コンプラ
イアンスを充実するための環境を整備しております。
8)環境保全
当社グループでは、「ENW環境方針」に基づく環境管理体制のもと、すべての役員お
よび従業員が環境基本理念を共有し、国内はもとより、米国ノースカロライナ工場での環
境保全委員会設置による自然保護活動や、中国蘇州工場での ISO14001 認証取得など、グ
ローバルに環境保全活動を展開しております。
そして、資源の投入と環境への負荷を定量的に把握するとともに、地球温暖化防止、廃
棄物削減とリサイクルの推進、化学物質の適正な管理と使用量削減、グリーン購入などの
取り組みを進めております。また、「環境・社会報告書」を毎年発行して、環境保全に関
するマネジメント体制や具体的な管理活動実績等について公表しております。
9)社会貢献
当社グループでは、医学・薬学の歴史、健康科学に関する知識の普及などを目的とした
日本初のくすりに関する総合的な資料館「内藤記念くすり博物館」(岐阜県)を無料で公
開しております。あわせて、人類の疾病の予防と治療に関する自然科学の研究を奨励し、
学術の振興や人々の福祉に寄与することを目的とした「公益財団法人 内藤記念科学振興財
団」、医療および医薬品に関する経済学的調査・研究、医薬品等に関する研究開発・生産・
流通などについての調査・研究を行い医療とその関連諸科学の学際的研究・調査を推進す
ることでわが国の医療と福祉の発展をはかることを目的とした「公益財団法人 医療科学研
究所」に対する運営の支援を行っております。さらに、国内外の困難な医療環境のもとで
長年医療従事し、顕著な功績をあげた方々を顕彰する「医療功労賞」事業への協賛をして
おります。
- 27 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
4.連結財務諸表
1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成22年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有価証券
商品及び製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
当連結会計年度
(平成23年3月31日)
69,637
207,219
83,823
36,564
19,676
11,313
32,457
19,591
△239
480,044
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
減価償却累計額
※2
185,363
△98,838
86,525
※2
112,509
△86,981
25,527
建物及び構築物(純額)
機械装置及び運搬具
減価償却累計額
機械装置及び運搬具(純額)
土地
建設仮勘定
その他
減価償却累計額
19,803
13,387
51,609
△40,211
11,398
※2
その他(純額)
有形固定資産合計
無形固定資産
のれん
販売権
技術資産
その他
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
※1
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
- 28 -
111,356
195,234
70,301
38,496
18,677
13,633
39,172
22,576
△89
509,359
※2
188,427
△103,194
85,232
117,866
△89,096
28,769
※2
19,388
4,845
52,958
△42,062
10,896
※2
156,642
149,132
152,768
109,704
50,967
12,449
325,890
128,450
83,037
43,687
13,035
268,211
64,797
63,568
11,255
△287
※1
54,561
57,802
7,428
△204
139,333
119,588
621,865
536,932
1,101,910
1,046,291
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成22年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
1年内償還予定の社債
未払金
未払費用
未払法人税等
売上割戻引当金
その他の引当金
その他
流動負債合計
固定負債
社債
長期借入金
繰延税金負債
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
その他
固定負債合計
負債合計
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算調整勘定
その他の包括利益累計額合計
新株予約権
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
- 29 -
当連結会計年度
(平成23年3月31日)
20,314
24,000
-
67,913
59,657
6,555
32,723
556
8,523
220,244
22,004
-
39,999
46,432
58,805
24,070
23,872
500
9,430
225,116
119,987
265,824
23,786
26,368
2,723
21,235
79,992
259,890
24,802
29,225
805
16,089
459,925
410,804
680,170
635,921
44,985
56,928
423,756
△39,574
486,096
44,985
56,910
448,410
△39,499
510,807
4,884
△609
△74,436
△70,160
69
△808
△105,898
△106,636
741
5,063
870
5,329
421,740
410,370
1,101,910
1,046,291
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
(自
至
前連結会計年度
平成21年4月1日
平成22年3月31日)
売上高
売上原価
803,152
160,728
642,423
※2
売上総利益
返品調整引当金繰入額
返品調整引当金戻入額
当連結会計年度
平成22年4月1日
平成23年3月31日)
※2
14
-
642,409
差引売上総利益
販売費及び一般管理費
(自
至
556,002
86,406
※1, ※2
営業利益
営業外収益
受取利息
受取配当金
その他
営業外収益合計
営業外費用
支払利息
為替差損
その他
特別利益
固定資産売却益
投資有価証券売却益
貸倒引当金戻入額
その他
997
921
265
2,184
7,659
720
716
7,415
2,418
262
10,096
105,205
※4
特別損失合計
488,029
113,117
9,095
特別利益合計
※5
※1, ※2
1,245
853
280
2,379
※3
特別損失
固定資産処分損
減損損失
投資有価証券評価損
資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額
その他
-
△11
601,146
79,690
営業外費用合計
経常利益
768,914
167,779
601,134
17
-
55
4
77
547
4,814
-
-
129
5,490
※3
※4
※5
55
46
162
10
274
838
743
637
654
31
2,906
税金等調整前当期純利益
74,277
102,572
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
26,781
6,633
33,415
37,227
△2,437
34,789
-
67,783
523
40,338
388
67,394
法人税等合計
少数株主損益調整前当期純利益
少数株主利益
当期純利益
- 30 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
(自
至
前連結会計年度
平成21年4月1日
平成22年3月31日)
少数株主損益調整前当期純利益
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算調整勘定
その他の包括利益合計
当連結会計年度
平成22年4月1日
平成23年3月31日)
-
67,783
-
-
-
-
△4,808
△198
△31,558
△36,565
包括利益
-
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
少数株主に係る包括利益
-
-
- 31 -
(自
至
※2
※1
31,217
30,918
299
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
3)連結株主資本等変動計算書
(単位:百万円)
(自
至
前連結会計年度
平成21年4月1日
平成22年3月31日)
株主資本
資本金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
資本剰余金
前期末残高
当期変動額
自己株式の処分
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
自己株式
前期末残高
当期変動額
自己株式の処分
自己株式の取得
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の処分
自己株式の取得
当期変動額合計
当期末残高
- 32 -
(自
至
当連結会計年度
平成22年4月1日
平成23年3月31日)
44,985
44,985
-
44,985
-
44,985
56,949
56,928
△20
△20
△18
△18
56,928
56,910
423,305
423,756
△39,887
40,338
△42,740
67,394
451
24,653
423,756
448,410
△39,683
△39,574
139
△30
108
96
△21
75
△39,574
△39,499
485,557
486,096
△39,887
40,338
118
△30
539
△42,740
67,394
78
△21
24,710
486,096
510,807
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(単位:百万円)
(自
至
前連結会計年度
平成21年4月1日
平成22年3月31日)
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
繰延ヘッジ損益
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
為替換算調整勘定
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
その他の包括利益累計額合計
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
新株予約権
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
少数株主持分
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の処分
自己株式の取得
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
- 33 -
(自
至
当連結会計年度
平成22年4月1日
平成23年3月31日)
1,125
4,884
3,759
△4,815
3,759
△4,815
4,884
69
△437
△609
△171
△171
△198
△198
△609
△808
△58,293
△74,436
△16,143
△16,143
△31,462
△31,462
△74,436
△105,898
△57,605
△70,160
△12,555
△12,555
△36,475
△36,475
△70,160
△106,636
613
741
127
127
129
129
741
870
4,479
5,063
583
583
266
266
5,063
5,329
433,045
421,740
△39,887
40,338
118
△30
△11,844
△11,305
△42,740
67,394
78
△21
△36,080
△11,369
421,740
410,370
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
(自
至
前連結会計年度
平成21年4月1日
平成22年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
減損損失
のれん償却額
買収等に伴うインプロセス研究開発費
貸倒引当金の増減額(△は減少)
受取利息及び受取配当金
支払利息
固定資産除売却損益(△は益)
有価証券及び投資有価証券売却損益(△は益)
有価証券及び投資有価証券評価損益(△は益)
売上債権の増減額(△は増加)
たな卸資産の増減額(△は増加)
仕入債務の増減額(△は減少)
その他の流動負債の増減額(△は減少)
売上割戻引当金の増減額(△は減少)
退職給付引当金の増減額(△は減少)
その他
小計
102,572
43,487
743
7,777
-
△210
△1,919
7,415
783
△46
637
4,777
△6,407
3,014
△8,342
△5,538
2,969
△4,142
147,572
2,083
△7,632
△49,904
107,947
1,947
△7,344
△19,018
123,157
△2,526
8,975
△22,397
79
△8,862
△3,361
1,056
△23,854
△19,062
129
△69,823
△2,658
4,341
△13,749
219
△9,311
△2,256
1,823
-
△37,361
197
△58,754
2,000
△9,284
△39,887
△41
△2,028
△49,240
△24,000
-
△42,740
△31
△1,228
△68,000
△5,280
△16,398
△8,730
△12,328
営業活動によるキャッシュ・フロー
※2
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)
長期借入金の返済による支出
配当金の支払額
少数株主への配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期首残高
※1
現金及び現金同等物の期末残高
- 34 -
当連結会計年度
平成22年4月1日
平成23年3月31日)
74,277
48,903
4,814
8,467
※2
23,854
△134
△2,099
7,659
530
△0
44
△18,939
△4,456
1,717
14,511
1,874
4,564
△2,190
163,400
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却及び償還による収入
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却及び償還による収入
買収等による支出
3カ月超預金の純増減額(△は増加)
その他
(自
至
131,527
115,128
※1
115,128
102,800
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
1
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 49 社
主要な連結子会社の名称
三光純薬㈱
サンノーバ㈱
Morphotek, Inc.
Eisai Inc.
なお、Eisai GesmbH および Eisai of Puerto Rico, Inc.
については、当連結会計年度において新たに設立され
たことにより、連結の範囲に含めております。
Eisai Research Institute of Boston Inc.および Eisai
Medical Research Inc.については、当連結会計年度にお
いて Eisai Inc.(存続会社)に吸収合併されました。
また、連結の範囲に含めておりました合併準備会社
については、当連結会計年度において AkaRx, Inc.と合
併し、AkaRx, Inc.が存続会社となりました。
2
3
持分法の適用に関する事項
持分法を適用した関連会社の数 1 社
ブラッコ・エーザイ㈱
連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、衛材(中国)薬業有限公司および衛材
機械科技発展(上海)有限公司の決算日は、12 月 31 日であ
ります。連結財務諸表の作成に当たっては、連結決算日で
実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
4
会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準および評価方法
① 有価証券
満期保有目的の債券…償却原価法(定額法)
その他有価証券
時価のあるもの
…連結決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
…移動平均法による原価法
② デリバティブ…時価法
③ たな卸資産
商品、製品、仕掛品、原材料、貯蔵品
当社および国内連結子会社は、主として総平均法
による原価法(貸借対照表価額については収益性の
低下に基づく簿価切下げの方法により算定)により
評価しております。また、海外連結子会社は主とし
て先入先出法による低価法により評価しておりま
す。
1
2
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 50 社
主要な連結子会社の名称
三光純薬㈱
サンノーバ㈱
Morphotek, Inc.
Eisai Inc.
なお、衛材(蘇州)貿易有限公司および H3 Biomedicine
Inc.については、当連結会計年度において新たに設立
されたことにより、連結の範囲に含めております。
Eisai London Research Laboratories Ltd.については、
当連結会計年度において、清算が結了いたしました。
三光純薬㈱は、平成 23 年 4 月に社名をエーディア
㈱に変更いたしました。
持分法の適用に関する事項
同左
3
連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、衛材(中国)薬業有限公司、衛材(蘇
州)貿易有限公司および衛材機械科技発展(上海)有限公司
の決算日は、12 月 31 日であります。連結財務諸表の作成
に当たっては、連結決算日で実施した仮決算に基づく財務
諸表を使用しております。
4 会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準および評価方法
① 有価証券
同左
- 35 -
②
③
デリバティブ…
たな卸資産
同左
同左
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は
次のとおりであります。
建物
15~50 年
機械装置
6~ 7 年
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
同左
②
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。なお、主な償却期間は
次のとおりであります。
販売権
5~10 年
技術資産
19~20 年
自社利用のソフトウェア
5年
②
無形固定資産(リース資産を除く)
同左
③
リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る
リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする
定額法を採用しております。
③
リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る
リース資産
同左
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒れによる損失に備えるた
め、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念
債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検
討し、回収不能見込額を計上しております。
② 売上割戻引当金
一部の連結子会社は販売済商品及び製品に対する
連結決算日後に予想される売上割戻しに備えるため、
対象売上高に見込割戻率を乗じた金額を計上してお
ります。
③ その他の引当金
当社および一部の国内連結子会社は、次の引当金を
計上しております。なお、次の各引当金がそれぞれ連
結貸借対照表に与える影響は軽微であるため、連結貸
借対照表上は「その他の引当金」としてまとめて表示
しております。
a) 返品調整引当金
販売済商品及び製品の連結決算日後に予想され
る返品による損失に備えるため、連結決算日におけ
る売上債権残高に直近 2 連結会計年度平均の返品率
および当連結会計年度の利益率を乗じた金額を計
上しております。
b) 返品廃棄損失引当金
販売済商品及び製品の連結決算日後に予想され
る返品に伴う廃棄損失に備えるため、連結決算日に
おける売上債権残高に直近 2 連結会計年度平均の
返品率および返品廃棄率を乗じた金額を計上して
おります。
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
同左
- 36 -
②
売上割戻引当金
同左
③
その他の引当金
同左
a)
返品調整引当金
同左
b)
返品廃棄損失引当金
同左
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
④
⑤
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
退職給付引当金
当社および一部の連結子会社は、従業員の退職給付
に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債
務および年金資産の見込額に基づき、当連結決算日に
おいて発生していると認められる額を計上しており
ます。
当社および一部の国内連結子会社において発生し
た過去勤務債務は、5 年の按分額を営業費用として処
理しております。
当社および一部の国内連結子会社において発生し
た数理計算上の差異は、償却年数 5 年の定額法により、
それぞれ発生年度の翌連結会計年度から営業費用と
して処理しております。
役員退職慰労引当金
当社および一部の連結子会社は、役員の退職慰労金
の支払いに備えるため、会社内規に基づく必要額を計
上しております。
(4) 重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の
基準
外貨建金銭債権債務は連結決算日の直物為替相場に
より円貨に換算し、換算差額は損益として処理しており
ます。なお、海外連結子会社の資産および負債は、連結
決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益および
費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純
資産の部における「為替換算調整勘定」および「少数株
主持分」に含めて計上しております。
(5) 重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
当社および一部の連結子会社は、繰延ヘッジ処理
を採用しております。なお、為替予約について振当
処理の要件を満たしている場合には振当処理を採用
しております。また、金利スワップについて特例処
理の要件を満たしている場合には特例処理を採用し
ております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
a) ヘッジ手段…為替予約取引、金利スワップ取引
b) ヘッジ対象…営業取引の外貨建金銭債権債務等
(予定取引を含む)、借入金
③ ヘッジ方針
当社および一部の連結子会社の外貨建取引に係る
ヘッジ取引は、社内管理規程に基づき、通常の取引
の範囲内において、将来の為替相場に係る変動リス
クの回避(キャッシュ・フローの固定)を目的として
行っております。
当社の借入金に係るヘッジ取引は、社内管理規程
に基づき、通常の取引の範囲内において、将来の金
利変動リスクの回避(キャッシュ・フローの固定)を
目的として行っております。
④
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
退職給付引当金
同左
⑤
役員退職慰労引当金
一部の連結子会社は、役員の退職慰労金の支払いに
備えるため、会社内規に基づく必要額を計上しており
ます。
(追加情報)
当社は役員の退職慰労金の支払いに備えるため、会
社内規に基づく必要額を計上しておりましたが、平成
22 年 6 月に役員退職慰労金制度を廃止し、打ち切り支
給を決定いたしました。
これに伴い、当連結会計年度において当社の役員退
職慰労引当金の残高を取崩し、未払分については固定
負債の「その他」に計上しております。
なお、固定負債の「その他」に含まれる役員退職慰
労引当金の未払額は 1,352 百万円であります。
(4) 重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の
基準
同左
(5) 重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
同左
- 37 -
②
③
ヘッジ手段とヘッジ対象
a) ヘッジ手段…同左
b) ヘッジ対象…同左
ヘッジ方針
同左
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
④
(自
至
④
ヘッジの有効性評価の方法
当社および一部の連結子会社の外貨建取引に係る
ヘッジ取引は、外貨建金銭債権債務等に同一通貨建に
よる同一金額内で同一期日の為替予約を振当ててい
るため、その後の為替相場の変動による相関関係は完
全に確保されておりますので、有効性の評価を省略し
ております。
当社の借入金に係るヘッジ取引は、ヘッジ対象の
キャッシュ・フロー変動の累計または相場変動とヘッ
ジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計または相場変
動を比較し、両者の変動額等を基礎にして、ヘッジ有
効性を評価しております。ただし、特例処理によって
いる金利スワップについては、有効性の評価を省略し
ております。
当連結会計年度
平成 22 年 4 月 1 日
平成 23 年 3 月 31 日)
ヘッジの有効性評価の方法
同左
(6)
のれんおよび負ののれんの償却に関する事項
のれんは発生原因に基づき 20 年以内で均等償却して
おります。また、負ののれんは 5 年で均等償却してお
ります。
(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及
び現金同等物)は、手許現金、要求払預金および取得日
から 3 カ月以内に満期日の到来する、流動性が高く容易
に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリ
スクしか負わない短期的な投資からなっております。
――――――――――
――――――――――
(8) その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
同左
(6) その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
消費税および地方消費税の会計処理は、当社および
連結子会社とも税抜方式によっております。
5
連結子会社の資産および負債の評価に関する事項
全面時価評価法によっております。
――――――――――
6
のれんおよび負ののれんの償却に関する事項
のれんは発生原因に基づき 20 年以内で均等償却してお
ります。また、負ののれんは 5 年で均等償却しております。
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び
現金同等物)は、手許現金、要求払預金および取得日から 3
カ月以内に満期日の到来する、流動性が高く容易に換金可
能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負
わない短期的な投資からなっております。
――――――――――
7
――――――――――
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更
1
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
「退職給付に係る会計基準」の一部改正(その 3)の適用
当社および国内連結子会社は、当連結会計年度より「退
職給付に係る会計基準」の一部改正(その 3)(企業会計基準
第 19 号 平成 20 年 7 月 31 日)を適用しております。
これにより、当連結会計年度において当社および一部の
国内連結子会社が従来採用していた割引率に変更はあり
ません。
1
- 38 -
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
資産除去債務に関する会計基準の適用
当社および国内連結子会社は、当連結会計年度より「資
産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第 18 号 平
成 20 年 3 月 31 日)および「資産除去債務に関する会計基
準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 21 号 平成 20
年 3 月 31 日)を適用しております。
これにより、営業利益および経常利益はそれぞれ 79 百
万円減少し、税金等調整前当期純利益は 733 百万円減少し
ております。
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
表示方法の変更
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
――――――――――
(連結貸借対照表)
1 前連結会計年度まで独立掲記しておりました「負ののれ
ん」は、負債及び純資産の合計額の 100 分の 1 以下であるた
め、当連結会計年度より固定負債の「その他」に含めて表示
しております。
なお、当連結会計年度の「負ののれん」は 812 百万円であ
ります。
(連結損益計算書)
1 前連結会計年度まで独立掲記しておりました「投資有価証
券売却益」は、特別利益の総額の 100 分の 10 以下となった
ため、当連結会計年度より特別利益の「その他」に含めて表
示しております。
なお、当連結会計年度の「投資有価証券売却益」は 0 百万
円であります。
2 前連結会計年度において特別利益の「その他」に含めて表
示しておりました「貸倒引当金戻入額」は、特別利益の総額
の 100 分の 10 を超えたため、当連結会計年度より独立掲記
しております。
なお、前連結会計年度の特別利益の「その他」に含まれて
いる「貸倒引当金戻入額」は 0 百万円であります。
3 前連結会計年度まで独立掲記しておりました「投資有価証
券評価損」は、特別損失の総額の 100 分の 10 以下となった
ため、当連結会計年度より特別損失の「その他」に含めて表
示しております。
なお、当連結会計年度の「投資有価証券評価損」は 44 百
万円であります。
(連結損益計算書)
1 前連結会計年度において特別利益の「その他」に含めて表
示しておりました「投資有価証券売却益」は、特別利益の総
額の 100 分の 10 を超えたため、当連結会計年度より独立掲
記しております。
なお、前連結会計年度の特別利益の「その他」に含まれて
いる「投資有価証券売却益」は 0 百万円であります。
2 前連結会計年度において特別損失の「その他」に含めて表
示しておりました「投資有価証券評価損」は、特別損失の総
額の 100 分の 10 を超えたため、当連結会計年度より独立掲
記しております。
なお、前連結会計年度の特別損失の「その他」に含まれて
いる「投資有価証券評価損」は 44 百万円であります。
3 「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第 22 号
平成 20 年 12 月 26 日)に基づく「財務諸表等の用語、様式及
び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(平
成 21 年3月 24 日 内閣府令第5号)の適用により、当連結会
計年度では、「少数株主損益調整前当期純利益」を表示して
おります。
追加情報
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
――――――――――
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
1 包括利益の表示に関する会計基準の適用
当連結会計年度より「包括利益の表示に関する会計基準」
(企業会計基準第 25 号
平成 22 年 6 月 30 日)を適用してお
ります。ただし、
「その他の包括利益累計額」および「その他
の包括利益累計額合計」の前連結会計年度の金額は、
「評価・
換算差額等」および「評価・換算差額等合計」の金額を記載し
ております。
- 39 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
連結財務諸表に関する注記事項
(連結貸借対照表関係)
※1
※2
前連結会計年度
(平成 22 年 3 月 31 日)
関連会社に係る注記
関連会社に対する主なものは、次のとおりでありま
す。
投資有価証券(株式)
174 百万円
減価償却累計額には減損損失累計額を含めております。
※1
当連結会計年度
(平成 23 年 3 月 31 日)
関連会社に係る注記
関連会社に対する主なものは、次のとおりでありま
す。
投資有価証券(株式)
275 百万円
※2
同左
(連結損益計算書関係)
※1
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は、 ※1
次のとおりであります。
販売諸費
203,879 百万円
研究開発費
179,082 百万円
給料及び賞与
63,807 百万円
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は、
次のとおりであります。
販売諸費
167,614 百万円
研究開発費
145,030 百万円
給料及び賞与
62,286 百万円
※2
一般管理費および当期製造費用に含まれる研究開発費
の総額は、次のとおりであります。
一般管理費
179,082 百万円
当期製造費用
-百万円
なお、上記金額には買収等に伴うインプロセス研究開
発費 23,854 百万円を含めております。
※2
一般管理費および当期製造費用に含まれる研究開発費
の総額は、次のとおりであります。
一般管理費
145,030 百万円
当期製造費用
-百万円
※3
固定資産売却益の主な内容は、次のとおりであります。 ※3
機械装置及び運搬具
14 百万円
固定資産売却益の主な内容は、次のとおりであります。
土地
25 百万円
機械装置及び運搬具
24 百万円
※4
固定資産処分損の主な内容は、次のとおりであります。 ※4
固定資産処分損の主な内容は、次のとおりであります。
建物及び構築物
269 百万円
無形固定資産その他(ソフトウェア)
395 百万円
機械装置及び運搬具
204 百万円
建物及び構築物
244 百万円
- 40 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
※5
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
※5 減損損失
減損損失
当連結グループは、事業用資産については継続的に
当連結グループは、事業用資産については継続的に
収支を把握している事業単位ごとに、また、賃貸資産、
収支を把握している事業単位ごとに、また、賃貸資産、
遊休資産および販売権等については個々にグルーピン
遊休資産および販売権等については個々にグルーピン
グしております。当連結会計年度において、次の資産
グしております。当連結会計年度において、次の資産
グループについて減損損失を計上しております。
グループについて減損損失を計上しております。
用途
種類
場所
用途
種類
場所
建物及び 構築
無形固定資産
岐阜県大垣市
神奈川県川崎市
事業用資産
物、土地
(その他)
事業用資産
機械装置 及び
有形固定資産
米国
東京都千代田区
賃貸資産
運搬具
(その他)
医療用医薬品 販売
遊休資産
岐阜県下呂市 他
土地
販売権等
東京都文京区 他
の独占的権利
東京都文京区、
医療用医薬品販売
販売権
事業用資産については今後の使用見込みがないため減
の独占的権利
米国 他
損損失を認識しております。
事業用資産および賃貸資産については収益性が悪化
一部の医療用医薬品販売の独占的権利(販売権)につ
し、将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回っている
いては市場環境および承認取得状況の変化に伴い、
当該
ため、回収可能価額まで減額し減損損失を認識しており
販売権の将来キャッシュ・フロー見積額が帳簿価額を下
ます。
回っているため、回収可能価額まで減額し減損損失を認
遊休資産については市場価格が著しく下落している
識しております。
ため、回収可能価額まで減額し減損損失を認識しており
当連結会計年度において計上した減損損失は 743 百万
ます。
円であり、その主な内容は、販売権
326 百万円でありま
一部の医療用医薬品販売の独占的権利(販売権)につ
す。
いては市場環境の変化に伴う収益性の悪化により、当該
当該資産グループの回収可能価額は、使用価値(割引
販売権の将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回って
率
7.8%)または正味売却価額により測定しております。
いるため、回収可能価額まで減額し減損損失を認識して
なお、
正味売却価額については合理的に算定された価
おります。
額(不動産鑑定評価額等)を使用しております。
当連結会計年度において計上した減損損失は 4,814 百
万円であり、その主な内容は、販売権 4,811 百万円であ
ります。
当該資産グループの回収可能価額は、使用価値(割引
率 7.6%~10.0%)または正味売却価額により測定して
おります。
なお、正味売却価額については合理的に算定された価
額(不動産鑑定評価額等)を使用しております。
(連結包括利益計算書関係)
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
――――――――――
――――――――――
※1
※2
- 41 -
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
当連結会計年度の直前連結会計年度における包括利益
親会社株主に係る包括利益
27,782 百万円
少数株主に係る包括利益
638 百万円
計
28,421 百万円
当連結会計年度の直前連結会計年度におけるその他の
包括利益
その他有価証券評価差額金
3,791 百万円
繰延ヘッジ損益
△171 百万円
為替換算調整勘定
△16,060 百万円
計
△12,440 百万円
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日)
1.発行済株式の種類および総数ならびに自己株式の種類および株式数に関する事項
前連結会計年度末
株式数(千株)
当連結会計年度
増加株式数(千株)
当連結会計年度
減少株式数(千株)
当連結会計年度末
株式数(千株)
発行済株式
普通株式
合計
296,566
-
-
296,566
296,566
-
-
296,566
自己株式
普通株式
合計
(注) 1
2
11,660
9
40
11,629
11,660
9
40
11,629
自己株式(普通株式)の増加は、単元未満株式の買取りによるものであります。
自己株式(普通株式)の減少は、ストック・オプションの権利行使によるものであります。
2.新株予約権および自己新株予約権に関する事項
区
分
新株予約権
の目的とな
る株式の種
類
新株予約権の内訳
当社
新株予約権の目的となる株式の数(千株)
前連結会計
年度末
当連結会計
年度増加
当連結会計
年度減少
当連結会計
年度末
当連結会計
年度末残高
(百万円)
ストック・オプションと
しての新株予約権
-
741
-
-
-
-
741
連結子会社
合計
3.配当に関する事項
(1)配当金支払額
決
議
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
平成 21 年 5 月 14 日
取締役会
普通株式
19,943
70.00
平成 21 年 3 月 31 日
平成 21 年 5 月 25 日
平成 21 年 10 月 30 日
取締役会
普通株式
19,943
70.00
平成 21 年 9 月 30 日
平成 21 年 11 月 18 日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決
議
平成 22 年 5 月 14 日
取締役会
株式の種類
普通株式
配当金の総額
(百万円)
配当の原資
1株当たり
配当額(円)
22,795
利益剰余金
80.00
- 42 -
基準日
効力発生日
平成 22 年 3 月 31 日
平成 22 年 5 月 24 日
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 平成 22 年 4 月 1 日 至 平成 23 年 3 月 31 日)
1.発行済株式の種類および総数ならびに自己株式の種類および株式数に関する事項
前連結会計年度末
株式数(千株)
当連結会計年度
増加株式数(千株)
当連結会計年度
減少株式数(千株)
当連結会計年度末
株式数(千株)
発行済株式
普通株式
合計
296,566
-
-
296,566
296,566
-
-
296,566
自己株式
普通株式
合計
(注) 1
2
11,629
7
28
11,608
11,629
7
28
11,608
自己株式(普通株式)の増加は、単元未満株式の買取りによるものであります。
自己株式(普通株式)の減少は、ストック・オプションの権利行使によるものであります。
2.新株予約権および自己新株予約権に関する事項
区
分
新株予約権
の目的とな
る株式の種
類
新株予約権の内訳
当社
新株予約権の目的となる株式の数(千株)
前連結会計
年度末
当連結会計
年度増加
当連結会計
年度減少
当連結会計
年度末
当連結会計
年度末残高
(百万円)
ストック・オプションと
しての新株予約権
-
870
-
-
-
-
870
連結子会社
合計
3.配当に関する事項
(1)配当金支払額
決
議
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
平成 22 年 5 月 14 日
取締役会
普通株式
22,795
80.00
平成 22 年 3 月 31 日
平成 22 年 5 月 24 日
平成 22 年 10 月 28 日
取締役会
普通株式
19,945
70.00
平成 22 年 9 月 30 日
平成 22 年 11 月 17 日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決
議
平成 23 年 5 月 13 日
取締役会
株式の種類
普通株式
配当金の総額
(百万円)
配当の原資
1株当たり
配当額(円)
22,796
利益剰余金
80.00
- 43 -
基準日
効力発生日
平成 23 年 3 月 31 日
平成 23 年 5 月 24 日
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に
掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
69,637 百万円
有価証券勘定
83,823 百万円
小計
153,460 百万円
預入期間が3カ月を超える
定期預金等
※2
※1
△34,544 百万円
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に
掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
111,356 百万円
有価証券勘定
70,301 百万円
小計
181,658 百万円
預入期間が3カ月を超える
定期預金等
△75,040 百万円
取得日から償還日までの期間
が3カ月を超える債券等
△3,787 百万円
取得日から償還日までの期間
が3カ月を超える債券等
△3,816 百万円
現金及び現金同等物
115,128 百万円
現金及び現金同等物
102,800 百万円
買収等により増加した資産および負債等はありません。
買収等による支出は、すべてインプロセス研究開発費と
して処理しております。
なお、上記の概要については「[注記事項](企業結合
等関係)」に記載しております。
- 44 -
――――――――――
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
5)セグメント情報等
(1)事業の種類別セグメント情報
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日)
Ⅰ
医薬品分野
その他の分野
計
消去又は全社
連結
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
(1)外部顧客に対する売上高
783,039
20,113
803,152
-
803,152
(2)セグメント間の
内部売上高又は振替高
357
18,842
19,200
(19,200)
-
783,396
38,955
822,352
(19,200)
803,152
営業費用
693,519
36,882
730,401
(13,655)
716,745
営業利益
89,877
2,073
91,950
(5,544)
86,406
1,016,115
23,337
1,039,453
62,456
1,101,910
56,354
674
57,028
342
57,370
4,813
0
4,814
-
4,814
27,856
679
28,536
203
28,739
計
Ⅱ
資産、減価償却費、
減損損失及び資本的支出
資産
減価償却費
減損損失
資本的支出
(注)1
当連結グループの事業区分は、医療用医薬品を中心とする「医薬品分野」とこれに属さない「その他の分野」であ
ります。
2 各事業区分の主要製品
事 業 区 分
主
要
製
品
医
薬
品
分
野
医療用医薬品、一般用医薬品、診断用医薬品等
そ の 他 の 分 野
食品添加物、化学品、製薬用機械、その他
3 営業費用のうち、「消去又は全社」の項目に含めた配賦不能営業費用は 5,525 百万円であり、その主なものは、親
会社の本社管理費等であります。
4 資産のうち、「消去又は全社」の項目に含めた全社資産は 65,963 百万円であり、その主なものは、親会社での余資
運用資金(現金及び預金、有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門に係る資産等であります。
5 医薬品分野の減価償却費には、のれん償却額 8,467 百万円を含んでおります。
- 45 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(2)所在地別セグメント情報
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日)
消去又は
全社
日本
北米
欧州
中国
アジア他
計
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(1)外部顧客に対する売上高
359,713
361,162
50,717
15,692
15,866
(2)セグメント間の
内部売上高又は振替高
115,203
57,295
24,345
61
811
197,717 (197,717)
-
計
474,916
418,458
75,062
15,754
16,678
1,000,869 (197,717)
803,152
営業費用
371,688
439,085
72,111
13,070
14,499
910,454 (193,708)
716,745
営業利益(又は営業損失)
103,228 (20,626)
2,951
2,684
2,179
65,826
16,777
28,301
Ⅰ
(百万円)
連結
(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
Ⅱ
資産
910,003
500,818
803,152
90,415
-
803,152
(4,009)
86,406
1,521,727 (419,816) 1,101,910
(注)1
2
国または地域の区分は、地理的近接度によっております。
本邦および中国以外の区分に属する主な国または地域
① 北
米:米国、カナダ
② 欧
州:英国、フランス、ドイツ等
③ アジア他:アジア諸国および中南米諸国等
3 日本におけるセグメント間の内部売上高は、主として親会社からの海外子会社に対する製品売上高等であります。
また、北米、欧州、アジア他におけるセグメント間の内部売上高は、主として海外研究開発子会社の親会社への
売上高であります。
4 営業費用のうち、「消去又は全社」の項目に含めた配賦不能営業費用は 5,525 百万円であり、その主なものは、親
会社の本社管理費等であります。
5 資産のうち、「消去又は全社」の項目に含めた全社資産は 65,963 百万円であり、その主なものは、親会社での余資
運用資金(現金及び預金、有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門に係る資産等であります。
(3)海外売上高
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日)
北
Ⅰ
海外売上高(百万円)
Ⅱ
Ⅲ
連結売上高(百万円)
連結売上高に占める
海外売上高の割合(%)
(注)1
2
3
米
369,404
欧
州
中
61,266
国
アジア他
16,278
18,585
計
465,535
803,152
46.0
7.6
2.0
国または地域の区分は、地理的近接度によっております。
中国以外の各区分に属する主な国または地域
① 北
米:米国、カナダ
② 欧
州:英国、フランス、ドイツ等
③ アジア他:アジア諸国および中南米諸国等
海外売上高は当連結グループの本邦以外の国または地域における売上高であります。
- 46 -
2.3
58.0
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(4)セグメント情報
当連結会計年度(自 平成 22 年4月1日 至 平成 23 年3月 31 日)
1.報告セグメントの概要
当連結グループの報告セグメントは、当連結グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営
資源の配分の決定および業績を評価するために、トップマネジメントが定期的に検討を行う対象となっているものであ
ります。
当連結グループは、医薬品事業を日本、米国、欧州、アジア(中国含む)、ニューマーケット(インド、中東等)の5リー
ジョンで構成し、各リージョンの特性に応じた戦略を企画・推進しております。
医薬品事業では、主に医療用医薬品の製造・販売を行っております。
当連結グループのセグメントは、医薬品事業とその他事業から構成されており、医薬品事業の各リージョンを報告セグメン
トとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益(又は損失)、資産及び負債等の額の測定方法
報告セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であ
ります。
報告セグメントの数値は、外部顧客への売上高とそれに対応する営業利益であります。
なお、研究開発費および一部の販売費及び一般管理費については、リージョン単位では統括していないため、報告セ
グメントに配分しておりません。
資産については、当連結グループ全体での経営資源配分の最適化を考慮し、投資の意思決定を行っております。
なお、報告セグメントの資産の額ならびに減価償却費等の資産に関連する費用項目については、報告セグメントごと
に把握することが困難なため、記載しておりません。
3.報告セグメントごとの売上高、利益(又は損失)に関する情報
前連結会計年度(自 平成 21 年4月1日 至 平成 22 年3月 31 日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
(注)
医薬品事業
日本
外部顧客への売上高
セグメント利益(△損失)
米国
欧州
アジア
ニュー
マーケット
合計
計
322,214
358,829
49,516
31,128
757
762,445
40,706
803,152
133,432
106,610
6,386
8,142
△262
254,309
17,827
272,136
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、医薬品原料・製薬用機械などに係る事業を
含んでおります。
当連結会計年度(自 平成 22 年4月1日 至 平成 23 年3月 31 日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
(注)
医薬品事業
日本
外部顧客への売上高
セグメント利益(△損失)
米国
欧州
アジア
ニュー
マーケット
合計
計
350,355
303,035
44,351
31,348
970
730,061
38,853
768,914
145,009
94,406
4,694
5,854
△735
249,229
17,699
266,929
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、医薬品原料・製薬用機械などに係る事業を
含んでおります。
- 47 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額および当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
売上高
前連結会計年度
当連結会計年度
金額
金額
報告セグメント計
「その他」の区分の売上高
連結財務諸表の売上高
762,445
730,061
40,706
38,853
803,152
768,914
(単位:百万円)
利益
前連結会計年度
当連結会計年度
金額
金額
報告セグメント計
「その他」の区分の利益
研究開発費(注1)
親会社の本社管理費等(注2)
254,309
17,827
△ 179,082
△ 6,647
249,229
17,699
△145,030
△8,781
86,406
113,117
連結財務諸表の営業利益
(注)1
2
当連結グループは、研究開発費をグローバルに管理しているため、セグメントに配分しておりません。
親会社の本社管理費等は、当連結グループ全体の運営に係る費用であるため、セグメントに配分しておりません。
【関連情報】
当連結会計年度(自 平成 22 年4月1日 至 平成 23 年3月 31 日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
アリセプト
外部顧客への売上高
290,360
パリエット/
アシフェックス
136,929
がん関連
領域製品
80,283
その他
合計
261,340
768,914
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本
米国
367,531
(注)
欧州
311,451
その他
54,590
合計
35,340
768,914
売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
なお、日本および米国以外の区分に属する主な国または地域は次のとおりであります。
①欧 州:英国、フランス、ドイツ等
②その他:アジア諸国および中南米諸国等
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本
米国
91,129
(注)
英国
34,696
その他
15,992
その他の区分に属する主な国はインドおよび中国であります。
- 48 -
合計
7,314
149,132
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称
売上高
マッケソン社
アルフレッサホールディングス㈱
アメリソースバーゲン社
関連するセグメント名
107,698
83,962
83,523
米国医薬品事業
日本医薬品事業
米国医薬品事業
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
当連結会計年度(自
平成 22 年4月1日
至
平成 23 年3月 31 日)
(単位:百万円)
減損損失
日本
医薬品事業
0
米国
医薬品事業
-
欧州
医薬品事業
-
アジア
医薬品事業
33
ニューマーケット
医薬品事業
-
合
計
34
(注) 当連結会計年度において報告セグメントに配分されていない固定資産に係る減損損失は 709 百万円であり、その主
な内容は、有形固定資産 414 百万円、販売権等 294 百万円であります。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当連結会計年度(自
平成 22 年4月1日
至
平成 23 年3月 31 日)
(単位:百万円)
当期償却額
当期末残高
日本
医薬品事業
△ 324
△ 487
米国
医薬品事業
7,983
127,811
欧州
医薬品事業
119
639
アジア
医薬品事業
-
-
ニューマーケット
医薬品事業
-
-
合
計
7,777
127,963
(追加情報)
当連結会計年度より、「セグメント情報等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第 17 号 平成 21 年3月 27 日)および「セ
グメント情報等の開示に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 20 号 平成 20 年3月 21 日)を適用しております。
- 49 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
6)税効果会計関係
前連結会計年度
(平成 22 年 3 月 31 日)
当連結会計年度
(平成 23 年 3 月 31 日)
1
繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の
内訳
(1) 流動の部
繰延税金資産
委託研究費
14,599 百万円
売上割戻引当金
5,385 百万円
たな卸資産未実現利益
4,944 百万円
未払賞与
4,685 百万円
その他
6,337 百万円
繰延税金資産小計
35,953 百万円
評価性引当額
△3,495 百万円
繰延税金資産合計
32,457 百万円
繰延税金負債
その他
(2) 固定の部
繰延税金資産
委託研究費
退職給付引当金
減価償却費
試験研究費の法人税額特別控除
繰越欠損金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
販売権
技術資産
その他
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額 (注)
2
1
繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の
内訳
(1) 流動の部
繰延税金資産
委託研究費
20,068 百万円
たな卸資産未実現利益
5,951 百万円
未払賞与
5,646 百万円
売上割戻引当金
4,058 百万円
その他
7,957 百万円
繰延税金資産小計
43,682 百万円
評価性引当額
△4,510 百万円
繰延税金資産合計
39,172 百万円
繰延税金負債
その他
△162 百万円
35,253 百万円
18,377 百万円
12,409 百万円
10,346 百万円
9,577 百万円
15,085 百万円
101,050 百万円
△1,976 百万円
99,073 百万円
△31,511 百万円
△20,463 百万円
△7,317 百万円
△59,292 百万円
(2) 固定の部
繰延税金資産
委託研究費
退職給付引当金
減価償却費
税務上の繰延資産
試験研究費の法人税額特別控除
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
販売権
技術資産
その他
繰延税金負債合計
39,781 百万円
(注) 繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の次の項目
に含まれております。
固定資産―繰延税金資産
63,568 百万円
固定負債―繰延税金負債
23,786 百万円
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率と
の差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
41.0%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
3.1
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.2
試験研究費の法人税額特別控除
△12.9
連結子会社との税率差等
△0.4
評価性引当額
△2.0
のれん償却額
4.1
買収等に伴うインプロセス研究開発費
11.2
その他
1.1
税効果会計適用後の法人税等の負担率
45.0%
繰延税金資産の純額 (注)
△53 百万円
26,371 百万円
19,091 百万円
12,356 百万円
7,003 百万円
6,709 百万円
9,751 百万円
81,284 百万円
△2,005 百万円
79,278 百万円
△22,514 百万円
△17,182 百万円
△6,581 百万円
△46,278 百万円
33,000 百万円
(注) 繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の次の項目
に含まれております。
固定資産―繰延税金資産
57,802 百万円
固定負債―繰延税金負債
24,802 百万円
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率と
の差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
41.0%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
2.0
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.2
試験研究費の法人税額特別控除
△13.4
連結子会社との税率差等
△0.8
評価性引当額
1.7
のれん償却額
2.7
その他
0.9
税効果会計適用後の法人税等の負担率
33.9%
- 50 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
7)金融商品関係
(1)金融商品の状況に関する事項
当連結グループは、余裕資金を安全で流動性の高い金融資産で保有し、資金調達を銀行からの借入およびコマーシャ
ル・ペーパーや社債の発行により行っております。
当連結グループは、社内管理規程および先物為替予約の利用により、受取手形及び売掛金に係る信用リスクおよび為
替リスクの軽減をはかっております。また、社内管理規程に基づく定期的な時価や発行体(取引先企業)の財務状況等
の把握により、有価証券および投資有価証券に係る信用リスクおよび価格変動リスクの軽減をはかっております。
さらに、短期運転資金や企業買収に係る資金調達である借入金および社債については、一部の長期借入金の金利変動
リスクに対して、デリバティブ取引(金利スワップ取引)を利用し、金利変動リスクの軽減をはかっております。なお、
デリバティブ取引については、社内管理規程に基づき、為替あるいは金利の変動によるリスクを回避する目的に限定し
た取引を行っており、投機目的での取引は行っておりません。
(2)金融商品の時価等に関する事項
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日)
平成 22 年 3 月 31 日における連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりであります。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません。
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額
(1)現金及び預金
69,637
時価
差額
69,637
-
206,980
206,980
-
15,748
16,052
303
130,215
130,215
-
422,581
422,884
303
(1)支払手形及び買掛金
20,314
20,314
-
(2)短期借入金
24,000
24,000
-
(3)未払金
67,913
67,913
-
6,555
6,555
-
(5)社債
119,987
123,684
3,696
(6)長期借入金
265,824
270,608
4,784
負債計
504,595
513,076
8,481
(454)
(454)
-
(1,032)
(1,032)
-
-
(2,835)
(2,835)
(1,487)
(4,322)
(2,835)
(2)受取手形及び売掛金
207,219
貸倒引当金(*1)
△239
差引
(3)有価証券および投資有価証券
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
資産計
(4)未払法人税等
(1)ヘッジ会計が適用されていないもの
(2)ヘッジ会計が適用されているもの
①原則的処理方法
②金利スワップの特例処理
デリバティブ取引計(*2)
(*1)受取手形及び売掛金に対する貸倒引当金であります。
(*2)デリバティブ取引によって生じた債権・債務を純額で表示しており、負債となる項目について、
(
しております。
- 51 -
)で表示
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(注)1 金融商品の時価の算定方法に関する事項
資産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
短期間で決済され、帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額を時価としております。
(3)有価証券および投資有価証券
株式は取引所の価格を時価としており、債券他は取引金融機関から提示された価格を時価としてお
ります。
負債 (1)支払手形及び買掛金、(2)短期借入金、(3)未払金、(4)未払法人税等
短期間で決済され、帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額を時価としております。
(5)社債
取引金融機関から提示された価格を時価としております。
(6)長期借入金
長期借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利が反映されるため、帳簿価額とほぼ
等しいことから、当該帳簿価額を時価としております。また、固定金利によるものは、同様の新規借
入を行った場合に想定される利率で元利金の合計額を割り引く方法により、時価を算定しております。
デリバティブ取引
取引金融機関から提示された価格を時価としております。ただし、為替予約等の振当処理によるもの
は、ヘッジ対象とされている売掛金と一体として処理しているため、その時価は当該売掛金の時価に含
めて記載しております。
(注)2 非上場株式および関連会社株式(連結貸借対照表計上額 非上場株式 2,482 百万円、関連会社株式 174 百万円)
は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、上記の「資産(3)有価証券およ
び投資有価証券」には含めておりません。
当連結会計年度(自 平成 22 年 4 月 1 日 至 平成 23 年 3 月 31 日)
平成 23 年 3 月 31 日における連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりであります。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません。
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額
(1)現金及び預金
111,356
(2)受取手形及び売掛金
195,234
時価
差額
111,356
-
195,144
195,144
-
14,547
14,827
280
107,565
107,565
-
428,614
428,894
280
(1)支払手形及び買掛金
22,004
22,004
-
(2)1 年内償還予定の社債
39,999
40,068
69
(3)未払金
46,432
46,432
-
(4)未払法人税等
24,070
24,070
-
(5)社債
79,992
82,412
2,420
(6)長期借入金
259,890
263,951
4,061
負債計
472,389
478,941
6,551
(170)
(170)
-
(1,369)
(1,369)
-
-
(2,613)
(2,613)
(1,539)
(4,153)
(2,613)
貸倒引当金(*1)
△89
差引
(3)有価証券および投資有価証券
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
資産計
(1)ヘッジ会計が適用されていないもの
(2)ヘッジ会計が適用されているもの
①原則的処理方法
②金利スワップの特例処理
デリバティブ取引計(*2)
- 52 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
(*1)受取手形及び売掛金に対する貸倒引当金であります。
(*2)デリバティブ取引によって生じた債権・債務を純額で表示しており、負債となる項目について、
(
しております。
)で表示
(注)1 金融商品の時価の算定方法に関する事項
資産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
短期間で決済され、帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額を時価としております。
(3)有価証券および投資有価証券
株式は取引所の価格を時価としており、債券他は取引金融機関から提示された価格を時価としてお
ります。
負債 (1)支払手形及び買掛金、(3)未払金、(4)未払法人税等
短期間で決済され、帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額を時価としております。
(2)1 年内償還予定の社債、(5)社債
取引金融機関から提示された価格を時価としております。
(6)長期借入金
長期借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利が反映されるため、帳簿価額とほぼ
等しいことから、当該帳簿価額を時価としております。また、固定金利によるものは、同様の新規借
入を行った場合に想定される利率で元利金の合計額を割り引く方法により、時価を算定しております。
デリバティブ取引
取引金融機関から提示された価格を時価としております。ただし、為替予約等の振当処理によるもの
は、ヘッジ対象とされている売掛金と一体として処理しているため、その時価は当該売掛金の時価に含
めて記載しております。
(注)2
非上場株式および関連会社株式(連結貸借対照表計上額 非上場株式 2,474 百万円、関連会社株式 275 百万円)
は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、上記の「資産(3)有価証券およ
び投資有価証券」には含めておりません。
- 53 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
8)退職給付関係
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
1 採用している退職給付制度の概要
<当社>
確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度および
退職一時金制度を採用しております。上記退職金制度のう
ち、確定給付企業年金への移行割合は 45%であります。な
お、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があ
ります。
<連結子会社>
一部の国内連結子会社は確定給付型の制度として、総合設
立型厚生年金基金制度、確定給付企業年金制度および退職一
時金制度を採用しております。また、一部の海外連結子会社
は確定給付型の制度のほか、確定拠出型の制度を設けており
ます。なお、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う
場合があります。
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
1 採用している退職給付制度の概要
<当社>
同左
2
2
退職給付債務に関する事項(平成 22 年 3 月 31 日)
退職給付債務
△117,079 百万円
年金資産
72,353 百万円
未積立退職給付債務
△44,726 百万円
未認識数理計算上の差異
19,632 百万円
未認識過去勤務債務
△1,274 百万円
(債務の減額)(注)1
退職給付引当金
△26,368 百万円
<連結子会社>
同左
退職給付債務に関する事項(平成 23 年 3 月 31 日)
退職給付債務
△117,434 百万円
年金資産
67,703 百万円
未積立退職給付債務
△49,730 百万円
未認識数理計算上の差異
20,505 百万円
退職給付引当金
△29,225 百万円
(注) 1 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあ
たり、簡便法を採用しております。
(注) 1 平成 17 年 10 月 1 日に行った当社の退職金制度
の改定等により、過去勤務債務(債務の減額)
が発生しております。
2 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあ
たり、簡便法を採用しております。
3
退職給付費用に関する事項
勤務費用(注)1
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
確定拠出型年金制度への掛金等
退職給付費用
3
3,854 百万円
2,834 百万円
△1,883 百万円
5,520 百万円
△2,616 百万円
2,140 百万円
9,849 百万円
(注) 1 簡便法を採用している連結子会社の退職給付
費用は、「勤務費用」に含めております。
- 54 -
退職給付費用に関する事項
勤務費用(注)1
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
確定拠出型年金制度への掛金等
退職給付費用(注)2
4,175 百万円
2,851 百万円
△2,084 百万円
3,828 百万円
△1,275 百万円
2,174 百万円
9,671 百万円
(注) 1 簡便法を採用している連結子会社の退職給付
費用は、「勤務費用」に含めております。
2 この他に、当連結会計年度において海外連結子
会社の構造改革に伴う退職関連費用 5,502 百
万円が発生しております。
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
4
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準
割引率
主として 2.5%
期待運用収益率
主として 4.0%
4
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
同左
過去勤務債務の額の処理年数
5 年(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数による定額法により費用処理しておりま
す。)
数理計算上の差異の処理年数
5 年(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数による定額法により翌連結会計年度から
費用処理しております。)
要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主 5 要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主
制度に関する事項
制度に関する事項
国内連結子会社のうち 3 社は総合設立型厚生年金基金に
国内連結子会社のうち 3 社は総合設立型厚生年金基金に
加入しております。当該基金に関する事項は次のとおりで
加入しております。当該基金に関する事項は次のとおりで
あります。
あります。
(1) 制度全体の積立状況に関する事項
(1) 制度全体の積立状況に関する事項
(平成 22 年 3 月 31 日現在)
(平成 21 年 3 月 31 日現在)
年金資産の額
403,992 百万円
年金資産の額
325,177 百万円
年金財政計算上の給付債務の額
458,224 百万円
年金財政計算上の給付債務の額
502,794 百万円
差引額
△54,232 百万円
差引額
△177,616 百万円
なお、上記については連結財務諸表作成日現在にお
なお、上記については入手可能な直近時点の情報に
いて入手可能な直近時点の情報に基づき作成してお
基づき作成しております。
ります。
(2) 制度全体に占める当該 3 社の掛金拠出割合
(2) 制度全体に占める当該 3 社の掛金拠出割合
(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日) 0.7%
(自 平成 22 年 4 月 1 日 至 平成 23 年 3 月 31 日) 0.7%
(3) 補足説明
(3) 補足説明
上記(1)の差引額 177,616 百万円の主な要因は、年金
上記(1)の差引額 54,232 百万円の主な要因は、年金財
財政計算上の未償却過去勤務債務残高 53,210 百万円、
政計算上の未償却過去勤務債務残高 47,948 百万円およ
当年度不足金 100,455 百万円および前年度からの繰越不
び前年度からの繰越不足金残高 6,283 百万円でありま
足金残高 23,950 百万円であります。
す。
なお、年金財政計算上の未償却過去勤務債務残高の償
なお、年金財政計算上の未償却過去勤務債務残高の償
却方法は元利均等償却方式、事業主負担掛金率 1.55%、
却方法は元利均等償却方式、事業主負担掛金率 1.55%、
償却残余期間は 9 年 10 カ月(平成 21 年 3 月 31 日現在)
償却残余期間は 8 年 10 カ月(平成 22 年 3 月 31 日現在)
であります。
であります。
また、上記(2)の掛金拠出割合は、当該 3 社の実際の
また、上記(2)の掛金拠出割合は、当該 3 社の実際の
負担割合とは一致しません。
負担割合とは一致しません。
5
- 55 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
9)企業結合等関係
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日
(1)AkaRx, Inc.の株式取得による買収
至
平成 22 年 3 月 31 日)
①企業結合の概要
a.被取得企業の名称
AkaRx, Inc. (米国)
b.事業の内容
血小板減少症治療剤「AKR-501」の開発・販売・製造権を保有
c.企業結合を行った主な理由
血小板減少を示す様々な疾患に対する治療剤として期待できる「AK
R-501」の全世界での開発・販売・製造等の権利を獲得し、当社
グループの製品ラインの充実をはかるため
d.企業結合日
e.企業結合の法的形式
平成 22 年 1 月 6 日(米国東部時間)
Eisai Inc.(以下、ESIという)は、平成 20 年 1 月の MGI PHARMA, INC.
買収時に保有した AkaRx, Inc.の買収オプション権を行使いたしまし
た。ESIの 100%子会社である合併準備会社が、AkaRx, Inc.の株主
に対し、合併時の対価として全額現金を支払う方法により、AkaRx,
Inc.(存続会社)をESIの 100%子会社といたしました。
f.結合後企業の名称
AkaRx, Inc.
g.取得した議決権比率
100%
②被取得企業の取得原価およびその内訳
取得の対価
取得に直接要した支出
取得原価
255 百万米ドル
2 百万米ドル
257 百万米ドル
③取得原価のうち研究開発費に配分され費用処理された金額およびその科目名
費用処理された金額
257 百万米ドル
科目名
研究開発費
なお、当社は、MGI PHARMA, INC.買収時より、持分はないものの、米国会計基準に基づく連結子
会社として AkaRx, Inc.を連結の範囲に含めております。
当連結会計年度(自 平成 22 年 4 月 1 日
該当事項はありません。
至
平成 23 年 3 月 31 日)
- 56 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
10)賃貸等不動産関係
前連結会計年度(自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
(追加情報)
当連結会計年度より「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第 20 号 平成 20 年 11 月 28 日)お
よび「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 23 号 平成 20 年 11 月 28 日)
を適用しております。
当連結会計年度(自 平成 22 年 4 月 1 日 至 平成 23 年 3 月 31 日)
該当事項はありません。
11)1株当たり情報
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
1株当たり純資産額
1,459 円 74 銭
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
1株当たり純資産額
1,418 円 35 銭
1株当たり当期純利益
141 円 58 銭
1株当たり当期純利益
236 円 52 銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
141 円 56 銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
236 円 51 銭
(注) 1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 平成 21 年 4 月 1 日
至 平成 22 年 3 月 31 日)
1株当たり当期純利益
(1)当期純利益
(2)普通株主に帰属しない金額
(3)普通株式に係る当期純利益
(4)普通株式の期中平均株式数
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
普通株式増加数
(うち新株引受権)
(うち新株予約権)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(千株)
(千株)
(千株)
(千株)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当た
り当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
40,338
-
40,338
284,909
44
(13)
(31)
以下の株主総会または取締役
会決議分の新株予約権(目的
となる株式の数 1,035 千株)。
・平成 17 年 6 月 24 日決議分
・平成 18 年 6 月 23 日決議分
・平成 19 年 6 月 22 日決議分
・平成 20 年 6 月 20 日決議分
12)重要な後発事象
該当事項はありません。
- 57 -
当連結会計年度
(自 平成 22 年 4 月 1 日
至 平成 23 年 3 月 31 日)
67,394
-
67,394
284,937
16
(5)
(11)
以下の株主総会または取締役
会決議分の新株予約権(目的
となる株式の数 1,326 千株)。
・平成 17 年 6 月 24 日決議分
・平成 18 年 6 月 23 日決議分
・平成 19 年 6 月 22 日決議分
・平成 20 年 6 月 20 日決議分
・平成 21 年 6 月 19 日決議分
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
6.その他
1)役員の異動(平成23年6月21日予定)
(1)代表者の異動
① 退任予定代表執行役
代表執行役専務
(新任取締役候補者)
松居 秀明
(2)その他の役員の異動
① 新任取締役候補者
取締役(社外取締役) 太田 清史
(現 キヤノンMJアイティグループ
ホールディングス株式会社取締役)
(現 明治大学専門職大学院グローバル・
ビジネス研究科教授)
(現 代表執行役専務 最高財務責任者(CFO)
兼財務・経理本部長)
取締役(社外取締役) 青井 倫一
取締役
② 退任予定取締役
取締役(社外取締役)
取締役(社外取締役)
取締役
③ 新任執行役候補者
常務執行役
執行役
執行役
④ 昇格予定執行役
専務執行役
松居 秀明
谷川 紀彦
安崎
暁
三井 博行
直江 登
岡田 安史
アイヴァン・チャン
浅野 隆文
常務執行役
高橋 健太
戸田 健二
赤田 幸雄
(当社顧問に就任予定)
(当社上席執行役員に就任予定)
(3)取締役候補者名簿
取締役 代表執行役社長兼CEO
内藤 晴夫
取締役(社外取締役)
取締役(社外取締役)
取締役
取締役(社外取締役)
取締役(社外取締役)
取締役(社外取締役)
(現 上席執行役員 エーザイ・ジャパン
プレジデント)
(現 上席執行役員 財務・経理本部 財務戦略部長
兼財務・金融センター長)
(現 理事 経営戦略部長)
(現 常務執行役 GSQオフィス 信頼性保証・
環境安全担当兼信頼性保証本部長)
(現 執行役 エーザイデマンドチェーンシステムズ
プレジデント)
(現 執行役 ゼネラルカウンセル兼知的財産
担当兼法務部長)
土屋 裕
常務執行役
⑤ 退任予定執行役
常務執行役
常務執行役
(当社顧問に就任予定)
(現 取締役兼代表執行役社長
兼最高経営責任者(CEO))
宮原 諄二
(現 取締役、イノベーションファクター
研究センター代表)
矢吹 公敏
(現 取締役、矢吹法律事務所)
藤吉
彰
(現 取締役)
クリ スティーナ ・ (現 取締役、一橋大学大学院国際企業戦略研究科
アメージャン
研究科長)
泉
徳治
(現 取締役、TMI総合法律事務所顧問)
増田 宏一
(現 取締役、公認会計士)
- 58 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
取締役
加納 則夫
取締役(社外取締役) 太田 清史
(現 取締役)
(現 キヤノンMJアイティグループホールディ
ングス株式会社取締役)
(現 明治大学専門職大学院グローバル・
ビジネス研究科教授)
(現 代表執行役専務 最高財務責任者(CFO)
兼財務・経理本部長)
取締役(社外取締役) 青井 倫一
取締役
松居 秀明
(注)宮原諄二、矢吹公敏、クリスティーナ・アメージャン、泉徳治、増田宏一、太田清史、青井倫一は会社法施行
規則第2条第3項第7号に定める社外取締役候補者の要件を満たしております。
(4)各委員会委員選定予定
①指名委員会
委員長
委員
委員
②監査委員会
委員長
委員
委員
委員
委員
③報酬委員会
委員長
委員
委員
④社外取締役独立委員会
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
太田 清史
宮原 諄二
青井 倫一
増田 宏一
矢吹 公敏
藤吉
彰
クリスティーナ・アメージャン
加納 則夫
青井 倫一
宮原 諄二
太田 清史
宮原 諄二
矢吹 公敏
クリスティーナ・アメージャン
泉
徳治
増田 宏一
太田 清史
青井 倫一
(5)新任社外取締役候補者の略歴
氏
名 太田 清史
生年月日 1943年2月6日(68歳)
略
歴
1970年
4月
1987年12月
1997年 6月
2002年 6月
2005年 4月
2008年
2010年
4月
7月
株式会社野村電子計算センター(現 株式会社野村総合
研究所)入社
同社取締役
同社代表取締役副社長
同社取締役副会長
株式会社アルゴ21(現 キヤノンITソリューションズ
株式会社)代表取締役社長
キヤノンITソリューションズ株式会社相談役(現任)
キヤノンMJアイティグループホールディングス
株式会社取締役(現任)
- 59 -
エーザイ㈱(4523) 平成23年3月期 決算短信
氏
名
生年月日
青井 倫一
1947年2月16日(64歳)
略
1980年 4月
1990年 4月
2001年10月
2006年 3月
2007年10月
2010年 6月
2011年 4月
歴
慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授
同研究科教授
同研究科委員長兼ビジネス・スクール校長
KFE JAPAN株式会社社外取締役
株式会社アダット社外取締役(現任)
株式会社東京カソード研究所社外取締役(現任)
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科
教授(現任)
(6)執行役候補者名簿
代表執行役社長兼CEO
内藤 晴夫
代表執行役副社長
出口 宣夫
専務執行役
本多 英司
専務執行役
専務執行役
清水 初
林 秀樹
専務執行役
土屋 裕
常務執行役
吉松 賢太郎
常務執行役
常務執行役
ロネル・コーツ
直江 登
常務執行役
浅野 隆文
常務執行役
高橋 健太
執行役
岡田 安史
執行役
執行役
エドワード・
スチュワート・ギリー
平井 一雄
執行役
執行役
執行役
植田 英人
松江 裕二
ガリー・ヘンドラー
執行役
アイヴァン・チャン
(現 代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO))
(現 代表執行役副社長 社長補佐、チーフコンプライ
アンスオフィサー兼人事労務担当兼エーザイ・
アール・アンド・ディー・マネジメント株式会
社代表取締役社長)
(現 専務執行役 エーザイ・イースト・アジア・リー
ジョン プレジデント)
(現 専務執行役 ニューマーケット・アセアン担当)
(現 専務執行役 エーザイプロダクトクリエーショ
ンシステムズ チーフプロダクトクリエーショ
ンオフィサー)
(現 常務執行役 GSQオフィス信頼性保証・環境
安全担当兼信頼性保証本部長)
(現 常務執行役 エーザイプロダクトクリエーショ
ンシステムズ チーフサイエンティフィックオ
フィサー兼エイチスリー・バイオメディシン・
インク社長)
(現 常務執行役 エーザイ・インク社長兼CEO)
(現 上席執行役員 エーザイ・ジャパン
プレジデント)
(現 執行役 エーザイデマンドチェーンシステムズ
プレジデント)
(現 執行役 ゼネラルカウンセル兼知的財産担当兼
法務部長)
(現 上席執行役員 財務・経理本部 財務戦略部長
兼財務・金融センター長)
(現 執行役 GSQオフィス信頼性保証本部
副本部長)
(現 執行役 チーフインフォメーションオフィサー
兼総務担当)
(現 執行役 内部統制担当兼企業倫理推進部長)
(現 執行役 コーポレートコミュニケーション担当)
(現 執行役 エーザイ・ヨーロッパ・リミテッド
社長兼CEO)
(現 理事 経営戦略部長)
(注)代表執行役社長内藤晴夫は取締役を兼務します。
- 60 -
[将来予想に関する事項と事業等のリスク]
本発表において提供される資料ならびに情報は、現在における予想、目標、評価、見通し、
リスクを伴う想定などの不確実性に基づくものを含んでおります。従って、さまざまな要因の
変化により、将来予想などが実際の結果と大きく乖離する可能性があります。リスクや不確実
性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった日本および国際的な
経済状況が含まれております。
当社グループの連結業績を大幅に変動させる、あるいは投資判断に重要な影響を及ぼす可能
性のあるリスクは、次のとおりであります。なお、これらのリスクは、本資料作成日現在にお
いて判断、予想したものであります。
海外展開におけるリスク、新薬開発の不確実性、特定の製品への依存に関するリスク、他社
とのアライアンスにおけるリスク、医療費抑制策、後発医薬品に関する競合・訴訟、知的財産
に関するリスク、副作用発現のリスク、法規制に関するリスク、訴訟に関するリスク、工場の
閉鎖または操業停止、使用原材料の安全性および品質に関するリスク、外部への業務委託に関
するリスク、環境に関するリスク、ITセキュリティおよび情報管理に関するリスク、金融市
況および為替の動向に関するリスク、内部統制の整備等に関するリスク、ならびに災害等に関
するリスク。
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
目次
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
.連結財務ハイライト .連結損益計算書
.連結キャッシュ・フロー計算書
.セグメント情報
.新報告セグメント別売上高予想
.連結貸借対照表
.連結四半期業績の推移
.主な連結業績項目の推移
.個別情報
.株式の状況
.子会社・関連会社
.従業員数
.主なイベント
.主要開発品
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
3
5
6
11
12
14
18
19
20
22
24
25
29
* 当資料中の数字は、切捨表示のある場合を除き、四捨五入で表示しております。
* 当資料の作成に用いた為替レートは、下表のとおりであります。
* 海外の損益情報については、期中平均レートを用いて円換算しております。
為替レート
2008年3月期
2009年3月期
2010年3月期
2011年3月期
2012年3月期
米国
(円/米ドル)
欧州
(円/ユーロ)
英国
(円/ポンド)
中国
(円/元)
期中平均レート
114.28
161.52
229.44
15.30
期末日レート
100.19
158.19
200.11
14.28
期中平均レート
100.53
143.47
173.98
14.63
期末日レート
98.23
129.84
140.45
14.37
期中平均レート
92.84
131.15
148.25
13.57
期末日レート
93.04
124.92
140.40
13.63
期中平均レート
85.72
113.12
133.13
12.76
期末日レート
83.15
117.57
133.89
12.68
予想レート
85.00
110.00
135.00
12.50
[本資料の記載項目について]
当社グループでは、企業評価において最も本質的な能力はキャッシュ創出力と考えております。この基本的考
え方に基づき、真の収益力を反映することを目的として、企業買収などで発生するのれん償却額や一括費用計
上するインプロセス研究開発費、また、有形・無形固定資産の減価償却費、減損損失(投資有価証券評価損含
む)という非キャッシュ損益項目を調整した「キャッシュ・インカム」「1株当たりキャッシュ・インカム
(キャッシュEPS)」を表示しております。
* キャッシュ・インカム
成長投資、配当支払、借入返済等に使用可能なキャッシュの総額であり、企業の成長性・戦略を検証する尺度と考え
ております。
算式:当期純損益+有形・無形固定資産減価償却費+インプロセス研究開発費+のれん償却額
+減損損失(投資有価証券評価損含む)
* 1株当たりキャッシュ・インカム(キャッシュEPS)
算式:キャッシュ・インカム÷発行済株式数(自己株式控除後)
[セグメント情報について]
セグメント情報については、2011年3月期より、「セグメント情報等の開示に関する会計基準」(企業会計
基準第17号 平成21年3月27日)および「セグメント情報等の開示に関する会計基準の適用指針」(企業会
計基準適用指針第20号平成20年3月21日)を適用しております。これに伴い、本資料のセグメント情報に
関する2010年3月期の金額および前期と比較した指標を「参考値」として表示しております。
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
1.連結財務ハイライト
1)損益計算書項目
(億円)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
2012年
3月期(予)
売上高
7,343
7,817
8,032
7,689
95.7
7,000
売上原価
1,188
1,525
1,607
1,678
104.4
1,800
研究開発費
2,254
1,561
1,791
1,450
81.0
1,320
販売費・一般管理費
3,723
3,814
3,769
3,430
91.0
2,790
営業利益
177
918
864
1,131
130.9
1,090
経常利益
189
826
797
1,052
132.0
1,040
当期純利益(△損失)
△170
477
403
674
167.1
695
キャッシュ・インカム
1,069
1,190
1,264
1,200
95.0
1,200
284
312
109.8
-
包括利益
(前期差)
純資産配当率(DOE/%)
7.4
9.1
10.1
10.4
0.3
10.2
△3.4
10.9
9.6
16.4
6.9
16.6
-
83.7
105.9
63.4
△42.5
61.5
1株当たり配当金(DPS/円)
130.0
140.0
150.0
150.0
-
150.0
1株当たり当期純利益(△損失)(EPS/円)
△59.8
167.3
141.6
236.5
94.9
243.9
1株当たりキャッシュ・インカム(キャッシュEPS/円)
375.8
417.8
443.7
421.3
△22.4
421.1
自己資本当期純利益率(ROE/%)
配当性向(DPR/%)
*売上原価には返品調整引当金繰入(戻入)額を含めて表示しております。
*キャッシュ・インカムおよび1株当たりキャッシュ・インカムは2010年3月期より定義の一部変更をしております。これに伴い、過去実績を組替表示
しております。
*包括利益に関する2010年3月期の金額および前期比は「参考値」として表示しております。
2)キャッシュ・フロー計算書項目
(億円)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー
732
1,050
1,079
1,232
152
投資活動によるキャッシュ・フロー
△4,764
△550
△698
△588
111
財務活動によるキャッシュ・フロー
3,754
△310
△492
△680
△188
現金及び現金同等物の期末残高
1,200
1,315
1,151
1,028
△123
△4,159
593
529
1,003
474
フリー・キャッシュ・フロー
*フリー・キャッシュ・フロー=(営業活動によるキャッシュ・フロー)-(資本的支出等(買収などを含む))
3)貸借対照表項目
(億円)
2008年
3月末
総資産
2009年
3月末
2010年
3月末
2011年
3月末
増減額
11,239
11,482
11,019
10,463
△556
6,701
7,151
6,802
6,359
△442
10
1,209
1,200
1,200
0
借入金
4,128
3,008
2,898
2,599
△299
純資産
4,538
4,330
4,217
4,104
△114
自己資本
4,489
4,280
4,159
4,042
△118
自己資本比率(%)
39.9
37.3
37.7
38.6
0.9
負債比率(ネットDER/倍)
0.64
0.63
0.62
0.49
△0.13
負債
社債
*負債比率(ネットDER)=(有利子負債(借入金+社債)-現預金-有価証券)/自己資本
参考資料【連結】 - 1
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
4)資本的支出及び減価償却費の状況
(億円)
2008年
3月期
資本的支出額
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
増減額
4,340
473
287
237
△50
有形固定資産
398
318
229
144
△85
無形固定資産
3,943
156
58
93
35
346
491
489
435
△54
減価償却費
*資本的支出額にはMorphotek, Inc.ならびにMGI PHARMA, INC.買収による資産の増加を含めて表示しております。
*減価償却費には無形固定資産に対する償却費を含めて表示しております。
5)セグメント情報
(1)報告セグメント別売上高
(億円)
2010年
3月期
2011年
3月期
日本 医薬品事業
3,222
3,504
108.7
米国 医薬品事業
3,588
3,030
84.5
欧州 医薬品事業
495
444
89.6
アジア 医薬品事業
311
313
100.7
8
10
128.1
407
389
95.4
8,032
7,689
95.7
2010年
3月期
2011年
3月期
日本 医薬品事業
1,334
1,450
108.7
米国 医薬品事業
1,066
944
88.6
欧州 医薬品事業
64
47
73.5
アジア 医薬品事業
81
59
71.9
ニューマーケット 医薬品事業
△3
△7
-
178
177
99.3
1,791
1,450
81.0
66
88
132.1
864
1,131
130.9
ニューマーケット 医薬品事業
その他
連結売上高
前期比
%
*外部顧客に対する売上高であります。
(2)報告セグメント別利益(又は損失)
その他
研究開発費
親会社の本社管理費等
連結営業利益
(億円)
前期比
%
*当社グループは、医薬品事業を日本、米国、欧州、アジア(中国含む)、ニューマーケット(インド、中東等)で構成し、各リージョンの特性に応じた戦略を
企画・推進しております。医薬品事業では、主に医療用医薬品の製造・販売を行っております。当社グループのセグメントは、医薬品事業とその他事業から
構成されており、医薬品事業の各リージョンを報告セグメントとしております。
なお、当社グループは、研究開発費をグローバルに管理しているため、セグメントに配分しておりません。また、親会社の本社管理費等は、当社グループ
全体の運営に係る費用であるため、セグメントに配分しておりません。
参考資料【連結】 - 2
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
2.連結損益計算書
(億円)
2010年
3月期
売上比
%
2011年
3月期
売上比
%
前期比
%
増減額
売上高
8,032
100.0
7,689
100.0
95.7
△342
売上原価
1,607
20.0
1,678
21.8
104.4
70
売上総利益
6,424
80.0
6,011
78.2
93.6
△413
研究開発費
1,791
22.3
1,450
18.9
81.0
△341
販売費・一般管理費
3,769
46.9
3,430
44.6
91.0
△339
人件費
834
10.4
842
10.9
100.9
8
販売費
2,340
29.1
2,026
26.3
86.6
△314
管理費他
595
7.4
563
7.3
94.5
△33
営業利益
864
10.8
1,131
14.7
130.9
267
営業外収益
24
0.3
22
0.3
△2
営業外費用
91
1.1
101
1.3
10
797
9.9
1,052
13.7
特別利益
1
0.0
3
0.0
2
特別損失
55
0.7
29
0.4
△26
税金等調整前当期純利益
743
9.2
1,026
13.3
法人税、住民税及び事業税
268
3.3
372
4.8
104
66
0.8
△24
△0.3
△91
409
5.1
678
8.8
5
0.1
4
0.1
403
5.0
674
8.8
167.1
271
当期純利益
403
5.0
674
8.8
167.1
271
有形・無形固定資産減価償却費
298
261
買収に伴う無形固定資産減価償却費
191
174
インプロセス研究開発費
239
-
のれん償却額
85
78
減損損失(投資有価証券評価損含む)
49
14
15.6
95.0
△64
経常利益
法人税等調整額
少数株主損益調整前当期純利益
少数株主利益
当期純利益
132.0
138.1
165.9
255
283
269
△1
*売上原価には返品調整引当金繰入(戻入)額を含めて表示しております。
<キャッシュ・インカム>
キャッシュ・インカム
1,264
15.7
1,200
<コメント>
売上高
・アリセプト(325億円減)、パリエット/アシフェックス(111億円減)
の減少
・ヒュミラ(76億円増)の増加
売上原価率の上昇
・日本の薬価改定、品目ミックスの変化等
研究開発費の減少
・前期に発生したAkaRx, Inc.買収に伴うインプロセス研究開発費の影響、
前期大型臨床試験の終了等
販売費・一般管理費率の低下
・米国での提携費用の減少等
営業外費用
・為替差損の増加(17億円増)
特別損失
・資産除去債務会計基準の適用に伴う影響(7億円)、減損損失(7億円)
参考資料【連結】 - 3
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
<連結包括利益計算書>
(億円)
2010年
3月期
少数株主損益調整前当期純利益
2011年
3月期
前期比
%
増減額
409
678
165.9
269
△124
△366
-
△241
その他有価証券評価差額金
38
△48
繰延ヘッジ損益
△2
△2
△161
△316
284
312
109.8
28
278
309
111.3
31
6
3
46.9
△3
その他の包括利益
為替換算調整勘定
包括利益
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
少数株主に係る包括利益
*連結包括利益計算書に関する2010年3月期の金額および前期と比較した指標は「参考値」として表示しております。
参考資料【連結】 - 4
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
3.連結キャッシュ・フロー計算書
(億円)
2010年
3月期
2011年
3月期
増減額
税金等調整前当期純利益
743
1,026
283
減価償却費 489
435
△54
買収等に伴うインプロセス研究開発費
239
-
△239
△217
14
231
未払金・未払費用等の増減額
145
△83
△229
その他
235
85
△151
1,634
1,476
△158
△55
△54
2
法人税等の支払額
△499
△190
309
営業活動によるキャッシュ・フロー
1,079
1,232
152
資本的支出等(買収などを含む)
△550
△228
322
41
13
△29
△191
△374
△183
1
2
1
△698
△588
111
20
△240
△260
△93
-
93
△399
△427
△29
△21
△13
8
財務活動によるキャッシュ・フロー
△492
△680
△188
現金及び現金同等物に係る換算差額
△53
△87
△34
現金及び現金同等物の増減額
△164
△123
41
現金及び現金同等物の期首残高
1,315
1,151
△164
現金及び現金同等物の期末残高
1,151
1,028
△123
529
1,003
474
売上債権・仕入債務及びたな卸資産の増減額
(小 計)
利息等の受取及び支払額
有価証券・投資有価証券の取得・売却等
3カ月超預金の純増減額
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額
長期借入金の返済による支出
配当金の支払額
その他
フリー・キャッシュ・フロー
*フリー・キャッシュ・フロー=(営業活動によるキャッシュ・フロー)-(資本的支出等(買収などを含む))
<コメント>
■営業活動によるキャッシュ・フロー
・前期の課税所得減少による法人税等の当期支払額の減少
■投資活動によるキャッシュ・フロー
・前期に実施したAkaRx, Inc.買収の影響
・有利子負債返済のための積立金の増加
■財務活動によるキャッシュ・フロー
・短期借入金の返済
参考資料【連結】 - 5
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
4.セグメント情報
1)日本 医薬品事業(エーザイ ジャパン)
(億円)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
売上高
セグメント利益
前期比
%
3,222
3,504
108.7
1,334
1,450
108.7
医療用医薬品
2,885
3,111
107.8
一般用医薬品等
198
207
104.8
ジェネリック医薬品(エルメッド エーザイ)
81
124
152.8
診断薬(エーディア(旧:三光純薬))
58
61
104.9
日本 売上高明細
日本 医療用医薬品 主力品売上高
アルツハイマー型認知症治療剤
アリセプト
プロトンポンプ阻害剤
パリエット
末梢性神経障害治療剤
メチコバール
胃炎・胃潰瘍治療剤
セルベックス
骨粗鬆症治療剤
アクトネル
ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体
ヒュミラ
経口抗凝固剤
ワーファリン
筋緊張改善剤
ミオナール
非イオン性造影剤
イオメロン
623
782
936
1,055
112.8
371
446
538
602
111.9
317
313
313
304
97.0
182
160
142
114
80.4
82
93
108
115
106.6
-
19
66
133
199.7
68
79
87
96
110.6
80
77
75
66
87.9
79
71
70
67
95.7
95
99
105
99
94.2
23
22
23
24
103.4
日本 一般用医薬品等 主力品グループ売上高
ビタミンB2主剤「チョコラBBプラス」等
チョコラBBグループ
メコバラミン主剤「ナボリンS」等
ナボリングループ
参考資料【連結】 - 6
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
2)米国 医薬品事業
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
84.5
<91.5>
売上高
億円
3,588
3,030
セグメント利益
億円
1,066
944
億円
(百万米ドル)
1,869
(1,635)
1,896
(1,886)
1,947
(2,097)
1,534
(1,790)
78.8
<85.4>
億円
(百万米ドル)
1,247
(1,091)
1,012
(1,007)
810
(872)
656
(765)
81.0
<87.7>
億円
(百万米ドル)
65
(62)
365
(363)
383
(413)
346
(403)
90.3
<97.8>
億円
(百万米ドル)
27
(26)
151
(150)
154
(166)
162
(189)
105.1
<113.8>
億円
(百万米ドル)
84
(74)
109
(109)
145
(156)
164
(191)
112.6
<121.9>
億円
(百万米ドル)
-
88.6
米国 主力品売上高
アルツハイマー型認知症治療剤
アリセプト
プロトンポンプ阻害剤
アシフェックス
制吐剤
Aloxi
DNAメチル化阻害剤
Dacogen
血液凝固阻止剤
Fragmin
抗がん剤
ハラヴェン
-
-
22
(25)
-
*アリセプトの2011年3月期の売上高のうち、アリセプト錠23mgの売上高は52億円(60百万米ドル)、
AG (Authorized Generic:先発メーカーの許可を得て発売されるジェネリック医薬品)関連の売上高は218億円(254百万米ドル)であります。
*Aloxi、Dacogenの2008年3月期の売上高は2008年1月28日~3月31日の実績であります。
3)欧州 医薬品事業
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
売上高
億円
495
444
セグメント利益
億円
64
47
前期比
%
89.6
<102.8>
73.5
欧州 主力品売上高
アルツハイマー型認知症治療剤
億円
333
288
279
244
87.5
<100.4>
億円
86
91
82
64
77.6
<88.4>
億円
32
38
44
43
97.9
<111.9>
アリセプト
プロトンポンプ阻害剤
パリエット
てんかん治療剤
ゾネグラン
*前期比の< >内は為替の影響を除いた数値であります。
参考資料【連結】 - 7
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
4)アジア 医薬品事業
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
売上高
億円
311
313
セグメント利益
億円
81
59
71.9
84
71
84.5
<89.1>
100.7
<104.7>
アジア 主力品売上高
末梢性神経障害治療剤
億円
71
メチコバール
アルツハイマー型認知症治療剤
83
億円
85
72
66
69
104.8
<108.0>
億円
55
50
48
45
92.9
<95.7>
億円
5
13
23
33
143.7
<147.6>
億円
30
30
100.9
<107.3>
アリセプト
プロトンポンプ阻害剤
パリエット
ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体
ヒュミラ
肝臓疾患用剤・アレルギー用剤
強力ネオミノファーゲンシー/グリチロン錠
*強力ミノファーゲンシー/グリチロン錠の売上高は2010年3月期より表示しております。
*2008年3月期、2009年3月期のアジアの主力品売上高にはニューマーケットにおける売上高を含めて表示しております。
<参考>中国 医薬品事業
2008年
3月期
売上高
億円
-
2009年
3月期
-
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
157
141
89.9
<95.6>
中国 主力品売上高
末梢性神経障害治療剤
メチコバール
肝臓疾患用剤・アレルギー用剤
強力ネオミノファーゲンシー/グリチロン錠
プロトンポンプ阻害剤
パリエット
アルツハイマー型認知症治療剤
アリセプト
億円
(百万元)
58
(377)
71
(483)
73
(540)
60
(474)
82.5
<87.7>
億円
(百万元)
30
(218)
30
(234)
100.9
<107.3>
億円
(百万元)
7
(43)
7
(44)
11
(80)
11
(86)
101.3
<107.7>
億円
(百万元)
12
(75)
9
(64)
14
(106)
13
(99)
88.0
<93.6>
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
*強力ミノファーゲンシー/グリチロン錠の売上高は2010年3月期より表示しております。
5)ニューマーケット 医薬品事業
売上高
億円
8
10
セグメント利益(△損失)
億円
△3
△7
億円
1
1
115.1
<119.3>
億円
2
3
142.2
<147.2>
128.1
<132.4>
-
ニューマーケット 主力品売上高
アルツハイマー型認知症治療剤
アリセプト
プロトンポンプ阻害剤
パリエット
*ニューマーケットの主力品売上高は2010年3月期より表示しております。
*前期比の< >内は為替の影響を除いた数値であります。
参考資料【連結】 - 8
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
6)主力品売上高
(1)アリセプト(アルツハイマー型認知症治療剤)
2008年
3月期
日本
億円
米国
億円
(百万米ドル)
欧州
億円
2009年
3月期
623
1,869
(1,635)
782
1,896
(1,886)
333
288
2010年
3月期
936
1,947
(2,097)
279
2011年
3月期
1,055
1,534
(1,790)
244
前期比
%
112.8
78.8
<85.4>
87.5
<100.4>
英国
億円
(百万ポンド)
14
(6)
34
(19)
53
(36)
59
(44)
111.5
<124.2>
フランス
億円
(百万ユーロ)
243
(151)
173
(121)
143
(109)
118
(105)
82.9
<96.1>
ドイツ
億円
(百万ユーロ)
76
(47)
81
(57)
83
(63)
67
(59)
80.0
<92.8>
アジア
億円
85
72
66
69
中国
億円
(百万元)
12
(75)
9
(64)
ニューマーケット
億円
総計
億円
2,910
3,038
14
(106)
13
(99)
1
1
3,228
2,904
104.8
<108.0>
88.0
<93.6>
115.1
<119.3>
89.9
*米国のアリセプトの2011年3月期の売上高のうち、アリセプト錠23mgの売上高は52億円(60百万米ドル)、
AG(Authorized Generic:先発メーカーの許可を得て発売されるジェネリック医薬品)関連の売上高は218億円(254百万米ドル)であります。
*2008年3月期、2009年3月期のアジアの売上高にはニューマーケットにおける売上高を含めて表示しております。
(2)パリエット/アシフェックス(プロトンポンプ阻害剤)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
日本
億円
米国
億円
(百万米ドル)
欧州
億円
86
91
82
64
77.6
<88.4>
英国
億円
(百万ポンド)
22
(9)
21
(12)
22
(15)
15
(11)
67.1
<74.7>
ドイツ
億円
(百万ユーロ)
18
(11)
21
(14)
16
(12)
13
(11)
77.0
<89.2>
イタリア
億円
(百万ユーロ)
45
(28)
41
(29)
36
(28)
29
(26)
80.4
<93.2>
アジア
億円
55
50
48
45
92.9
<95.7>
中国
億円
(百万元)
7
(43)
7
(44)
11
(80)
11
(86)
ニューマーケット
億円
総計
億円
371
1,247
(1,091)
1,759
446
1,012
(1,007)
1,599
*2008年3月期、2009年3月期のアジアの売上高にはニューマーケットにおける売上高を含めて表示しております。
*前期比の< >内は為替の影響を除いた数値であります。
参考資料【連結】 - 9
538
602
810
(872)
656
(765)
2
3
1,480
1,369
111.9
81.0
<87.7>
101.3
<107.7>
142.2
<147.2>
92.5
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
(3)がん関連領域製品
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
億円
(百万米ドル)
65
(62)
365
(363)
383
(413)
346
(403)
90.3
<97.8>
億円
(百万米ドル)
27
(26)
151
(150)
154
(166)
162
(189)
105.1
<113.8>
億円
(百万米ドル)
84
(74)
109
(109)
145
(156)
164
(191)
112.6
<121.9>
米国
億円
(百万米ドル)
-
-
-
その他
億円
79
131
116
110
94.8
総計
億円
254
756
799
803
100.5
Aloxi(制吐剤)
米国
Dacogen(DNAメチル化阻害剤)
米国
Fragmin(血液凝固阻止剤)
米国
ハラヴェン(抗がん剤)
22
(25)
-
*Aloxi、Dacogenの2008年3月期の売上高は2008年1月28日~3月31日の実績であります。
(4)ヒュミラ(ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
日本
億円
-
19
66
133
アジア
億円
5
13
23
33
総計
億円
5
32
89
166
前期比
%
199.7
143.7
<147.6>
185.3
*前期比の< >内は為替の影響を除いた数値であります。
7)海外売上高
(億円)
海外売上高
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
前期比
%
4,546
4,753
4,655
4,014
86.2
61.9
60.8
58.0
52.2
-
4,216
4,493
4,434
3,813
86.0
57.4
57.5
55.2
49.6
-
海外売上高比率(%)
<参考>
所在地別売上高 海外計
所在地別売上高 海外比率(%)
*外部顧客に対する売上高であります。
*所在地別売上高海外計は、海外子会社の売上高の総計であります。
参考資料【連結】 - 10
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
5.新報告セグメント別売上高予想(2012年3月期)
*当社グループのセグメントは、医薬品事業とその他事業から構成されており、医薬品事業の各リージョンを報告セグメントとしております。2012年3月期
より、医薬品事業をイースト・アジア(日本、中国、韓国、台湾、香港)、米国、欧州、ニューマーケット・アセアンの4つの新しい報告セグメント
として構成いたしました。 そのため、2012年3月期の開示セグメント別売上高予想などについては、新報告セグメントにて開示しております。
(億円)
2011年
3月期
2012年
3月期(予)
イースト・アジア
3,757
4,080
日本
3,504
3,805
3,111
3,380
1,055
1,140
602
620
304
300
133
220
115
125
114
105
96
100
207
220
99
110
124
140
61
65
141
160
米国
3,030
1,955
欧州
444
500
69
85
389
380
7,689
7,000
医療用医薬品
アルツハイマー型認知症治療剤
アリセプト
プロトンポンプ阻害剤
パリエット
末梢性神経障害治療剤
メチコバール
ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体
ヒュミラ
骨粗鬆症治療剤
アクトネル
胃炎・胃潰瘍治療剤
セルベックス
経口抗凝固剤
ワーファリン
一般用医薬品等
ビタミンB2主剤「チョコラBBプラス」等
チョコラBBグループ
ジェネリック医薬品(エルメッド エーザイ)
診断薬(エーディア(旧:三光純薬))
中国
ニューマーケット・アセアン
その他
連結売上高
*新報告セグメント別の2011年3月期の売上高は「参考値」として表示しております。
*アリセプトの2012年3月期の売上高予想の総計は1,875億円を見込んでおります。
*パリエット/アシフェックスの2012年3月期の売上高予想の総計は1,325億円を見込んでおります。
*ハラヴェンの2012年3月期の売上高予想の総計は185億円を見込んでおります。
参考資料【連結】 - 11
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
6.連結貸借対照表
1)貸借対照表<資産の部>
流動資産
現金及び預金
(億円)
2010年
3月末
構成比
%
2011年
3月末
構成比
%
4,800
43.6
5,094
48.7
前期比
%
106.1
増減額
293
696
1,114
417
2,072
1,952
△120
有価証券
838
703
△135
たな卸資産
676
708
33
繰延税金資産
325
392
67
その他
196
226
30
△2
△1
1
受取手形及び売掛金
貸倒引当金
固定資産
6,219
56.4
5,369
51.3
86.3
△849
有形固定資産
1,566
14.2
1,491
14.3
95.2
△75
建物及び構築物
865
852
△13
その他
701
639
△62
無形固定資産
3,259
のれん
1,528
1,285
△243
販売権
1,097
830
△267
510
437
△73
124
130
6
技術資産
その他
投資その他の資産
1,393
29.6
12.6
2,682
1,196
25.6
11.4
82.3
85.8
△577
△197
投資有価証券
648
546
△102
繰延税金資産
636
578
△58
その他
113
74
△38
貸倒引当金
△3
△2
1
資産合計
11,019
100.0
<コメント>
■資産合計
・為替の変動に伴う海外子会社資産の円換算による減少
・無形固定資産の償却による減少
参考資料【連結】 - 12
10,463
100.0
95.0
△556
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
2)貸借対照表<負債及び純資産の部>
(億円)
2010年
3月末
構成比
%
2011年
3月末
構成比
%
2,202
20.0
2,251
21.5
流動負債
前期比
%
102.2
増減額
49
支払手形及び買掛金
203
220
17
短期借入金
240
-
△240
-
400
400
1,276
1,052
△223
66
241
175
327
239
△89
その他
91
99
9
固定負債
4,599
社債
1,200
800
△400
長期借入金
2,658
2,599
△59
繰延税金負債
238
248
10
退職給付引当金
264
292
29
その他
240
169
△71
負債合計
6,802
61.7
6,359
60.8
93.5
△442
株主資本
4,861
44.1
5,108
48.8
105.1
247
資本金
450
450
-
資本剰余金
569
569
△0
利益剰余金
4,238
4,484
247
自己株式
△396
△395
1
その他の包括利益累計額
△702
1年内償還予定の社債
未払金・未払費用
未払法人税等
売上割戻引当金
41.7
△6.4
4,108
△1,066
39.3
△10.2
89.3
152.0
△491
△365
その他有価証券評価差額金
49
1
△48
繰延ヘッジ損益
△6
△8
△2
△744
△1,059
△315
為替換算調整勘定
新株予約権
7
0.1
9
0.1
117.5
1
51
0.5
53
0.5
105.3
3
4,217
38.3
4,104
39.2
97.3
△114
11,019
100.0
10,463
100.0
95.0
△556
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
<コメント>
■負債合計
・短期借入金の返済による減少
・米国での提携費用の減少に伴う未払金・未払費用の減少
・国内課税所得の増加に伴う未払法人税等の増加
■純資産合計
・海外子会社のBS換算レートの円高影響による減少
参考資料【連結】 - 13
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
7.連結四半期業績の推移
1)損益計算書項目
(億円)
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
1,947
2,003
2,095
1,987
2,045
2,078
2,016
1,551
売上原価
383
406
426
392
435
406
432
404
研究開発費
394
413
361
623
360
378
323
389
販売費・一般管理費
928
935
948
959
921
950
838
721
営業利益
241
250
359
13
328
344
422
37
経常利益(△損失)
232
220
349
△4
302
320
406
25
四半期純利益(△損失)
163
146
230
△136
188
212
274
0
キャッシュ・インカム
307
291
373
293
326
342
399
134
1株当たり四半期純利益(△損失)(EPS/円)
57.4
51.2
80.7
△47.7
65.9
74.3
96.2
0.1
107.7
102.1
131.1
102.8
114.4
119.9
139.9
47.1
売上高
1株当たりキャッシュ・インカム(キャッシュEPS/円)
*売上原価には返品調整引当金繰入(戻入)額を含めて表示しております。
2)キャッシュ・フロー計算書項目
(億円)
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
営業活動によるキャッシュ・フロー
△5
328
271
486
282
565
205
181
投資活動によるキャッシュ・フロー
△129
△98
△52
△420
△51
△218
△76
△243
財務活動によるキャッシュ・フロー
△123
△33
8
△345
△311
△123
△163
△83
現金及び現金同等物の期末残高
1,052
1,184
1,427
1,151
1,014
1,196
1,136
1,028
フリー・キャッシュ・フロー
△107
265
199
172
239
526
140
98
*フリー・キャッシュ・フロー=(営業活動によるキャッシュ・フロー)-(資本的支出等(買収などを含む))
3)貸借対照表項目
(億円)
2010年3月期
6月末
総資産
9月末
12月末
2011年3月期
3月末
6月末
9月末
12月末
3月末
11,274 11,099 11,403 11,019 10,655 10,642 10,542 10,463
負債
6,970
6,864
7,083
6,802
6,674
6,596
6,513
6,359
社債
1,209
1,209
1,200
1,200
1,200
1,200
1,200
1,200
借入金
3,072
3,001
3,235
2,898
2,791
2,643
2,669
2,599
純資産
4,304
4,235
4,320
4,217
3,981
4,046
4,029
4,104
自己資本
4,251
4,181
4,264
4,159
3,923
3,987
3,969
4,042
自己資本比率(%)
37.7
37.7
37.4
37.7
36.8
37.5
37.6
38.6
負債比率(ネットDER/倍)
0.70
0.66
0.64
0.62
0.65
0.51
0.53
0.49
*負債比率(ネットDER)=(有利子負債(借入金+社債)-現預金-有価証券)/自己資本
参考資料【連結】 - 14
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
4)資本的支出及び減価償却費の状況
(億円)
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
資本的支出額
58
72
60
97
35
37
67
98
有形固定資産
48
59
42
80
25
28
39
53
無形固定資産
10
13
18
17
10
9
28
45
121
124
123
121
114
107
107
107
減価償却費
*減価償却費には無形固定資産に対する償却費を含めて表示しております。
5)セグメント情報
(1)報告セグメント別売上高
(億円)
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
日本 医薬品事業
816
781
930
696
米国 医薬品事業
830
908
861
欧州 医薬品事業
124
124
75
2
アジア 医薬品事業
ニューマーケット 医薬品事業
その他
連結売上高
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
862
847
982
812
989
886
931
763
451
132
116
111
110
113
110
78
78
81
88
86
61
79
2
2
2
3
2
2
2
101
111
93
103
96
101
94
97
1,947
2,003
2,095
1,987
2,045
2,078
2,016
1,551
*外部顧客に対する売上高であります。
(2)報告セグメント別利益(又は損失)
(億円)
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
日本 医薬品事業
344
318
425
248
368
355
442
284
米国 医薬品事業
221
278
243
324
265
307
279
93
欧州 医薬品事業
20
14
19
11
13
15
8
11
アジア 医薬品事業
21
19
18
24
21
19
2
16
ニューマーケット 医薬品事業
△0
△1
△1
△1
△1
△1
△2
△3
その他
47
50
35
46
41
50
39
47
394
413
361
623
360
378
323
389
18
15
19
15
19
24
22
23
241
250
359
13
328
344
422
37
研究開発費
親会社の本社管理費等
連結営業利益
参考資料【連結】 - 15
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
6)主力品売上高
(1)アリセプト
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
日本
億円
234
223
269
210
253
256
295
251
米国
億円
(百万米ドル)
427
(438)
501
(533)
455
(507)
564
(619)
502
(545)
559
(647)
378
(464)
96
(133)
欧州
億円
72
71
75
61
58
58
66
62
英国
億円
(百万ポンド)
15
(10)
13
(9)
12
(8)
13
(9)
17
(13)
15
(11)
14
(10)
13
(10)
フランス
億円
(百万ユーロ)
35
(27)
36
(27)
38
(29)
33
(27)
28
(24)
28
(25)
32
(28)
30
(27)
ドイツ
億円
(百万ユーロ)
21
(16)
22
(16)
25
(19)
15
(12)
12
(10)
16
(14)
21
(18)
18
(16)
アジア
億円
16
16
16
18
17
18
16
19
中国
億円
(百万元)
2
(14)
4
(27)
3
(26)
5
(38)
3
(22)
3
(27)
2
(17)
4
(32)
ニューマーケット
億円
0
0
0
0
0
0
0
0
総計
億円
748
812
815
853
829
891
756
427
(2)パリエット/アシフェックス
2010年3月期
2011年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
日本
億円
134
128
169
107
151
148
189
114
米国
億円
(百万米ドル)
198
(203)
206
(220)
208
(231)
197
(217)
170
(185)
170
(198)
173
(209)
143
(174)
欧州
億円
21
20
21
20
18
19
14
13
英国
億円
(百万ポンド)
6
(4)
6
(4)
6
(4)
5
(3)
5
(4)
4
(3)
3
(3)
2
(2)
ドイツ
億円
(百万ユーロ)
4
(3)
4
(3)
4
(3)
4
(3)
4
(4)
6
(5)
1
(1)
1
(1)
イタリア
億円
(百万ユーロ)
9
(7)
9
(7)
9
(7)
9
(7)
6
(5)
7
(6)
7
(7)
8
(8)
アジア
億円
14
11
12
11
13
13
11
8
中国
億円
(百万元)
4
(26)
2
(12)
3
(20)
3
(22)
4
(26)
5
(37)
2
(19)
0
(3)
ニューマーケット
億円
0
0
0
1
1
1
1
1
総計
億円
367
366
411
336
353
351
387
279
参考資料【連結】 - 16
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
(3)がん関連領域製品
2010年3月期
第1
四半期
第2
四半期
2011年3月期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
Aloxi
米国
億円
(百万米ドル)
95
(97)
95
(101)
87
(97)
106
(117)
88
(96)
85
(99)
92
(111)
81
(98)
億円
(百万米ドル)
42
(43)
37
(40)
38
(42)
38
(42)
43
(47)
41
(47)
38
(46)
40
(48)
億円
(百万米ドル)
32
(33)
31
(33)
37
(41)
46
(50)
43
(47)
42
(49)
39
(48)
38
(47)
米国
億円
(百万米ドル)
-
-
-
-
-
-
4
(5)
18
(21)
その他
億円
29
30
27
30
28
24
28
30
総計
億円
197
193
188
220
203
192
202
206
Dacogen
米国
Fragmin
米国
ハラヴェン
(4)ヒュミラ
2011年3月期
2010年3月期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
第1
四半期
第2
四半期
第3
四半期
第4
四半期
日本
億円
12
16
20
18
26
30
38
38
アジア
億円
5
5
6
7
8
8
8
9
総計
億円
17
21
26
25
35
38
45
47
参考資料【連結】 - 17
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
8.主な連結業績項目の推移
(億円)
2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
3月期
3月期
3月期
3月期
3月期
3月期
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
<損益計算書項目>
売上高
4,317
4,666
5,002
5,330
6,013
6,741
7,343
7,817
8,032
7,689
売上原価
1,015
1,026
972
985
1,045
1,093
1,188
1,525
1,607
1,678
550
597
690
783
932
1,083
2,254
1,561
1,791
1,450
3,430
研究開発費
販売費・一般管理費
2,025
2,284
2,509
2,694
3,078
3,512
3,723
3,814
3,769
営業利益
727
759
831
868
957
1,053
177
918
864
1,131
経常利益
761
761
834
891
1,000
1,105
189
826
797
1,052
当期純利益(△損失)
365
410
501
555
634
706
△170
477
403
674
976
1,069
1,190
1,264
1,200
812
キャッシュ・インカム
<キャッシュ・フロー計算書項目>
営業活動によるキャッシュ・フロー
569
576
727
492
871
732
1,050
1,079
1,232
投資活動によるキャッシュ・フロー
△72
△277
△273
△375
△295
△552 △4,764
△550
△698
△588
財務活動によるキャッシュ・フロー
△391
△198
△214
△167
△218
△406
3,754
△310
△492
△680
321
311
489
105
436
286 △4,159
593
529
1,003
資本金
449
450
450
450
450
450
450
450
450
450
総資産
5,576
5,917
6,158
6,627
7,472
7,921
11,239
11,482
11,019
10,463
自己資本
3,621
3,882
4,195
4,596
5,192
5,525
4,489
4,280
4,159
4,042
資本的支出額
272
219
287
490
370
520
4,340
473
287
237
減価償却費
153
180
185
224
250
268
346
491
489
435
フリー・キャッシュ・フロー
<貸借対照表項目>
<資本的支出及び減価償却費>
<経営指標>
配当金総額(億円)
85
93
104
160
257
341
370
399
427
427
純資産配当率(%)
2.4
2.5
2.6
3.7
5.3
6.4
7.4
9.1
10.1
10.4
23.3
22.7
20.9
29.0
40.6
48.4
-
83.7
105.9
63.4
配当性向(%)
売上高当期純利益率(%)
自己資本当期純利益率(%)
8.5
8.8
10.0
10.4
10.5
10.5
△2.3
6.1
5.0
8.8
10.3
10.9
12.4
12.6
13.0
13.2
△3.4
10.9
9.6
16.4
6.3
総資本利益率(%)
6.6
7.1
8.3
8.7
9.0
9.2
△1.8
4.2
3.6
総資本回転率(回)
0.8
0.8
0.8
0.8
0.9
0.9
0.8
0.7
0.7
0.7
自己資本比率(%)
64.9
65.6
68.1
69.4
69.5
69.7
39.9
37.3
37.7
38.6
0.49
負債比率(倍)
-
-
-
-
-
-
0.64
0.63
0.62
1.5
1.5
1.5
1.4
1.4
1.4
2.5
2.7
2.6
2.6
1株当たり当期純利益(△損失)(円)
123.5
141.2
172.1
193.4
221.9
247.8
△59.8
167.3
141.6
236.5
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益(円)
122.3
139.9
172.1
193.3
221.6
247.5
-
167.3
141.6
236.5
342.7
375.8
417.8
443.7
421.3
29.0
32.0
36.0
56.0
90.0
120.0
130.0
140.0
150.0
150.0
レバレッジ(倍)
1株当たりキャッシュ・インカム(円)
1株当たり配当金(円)
株価純資産倍率(倍)
2.5
1.6
1.9
2.3
2.8
2.9
2.2
1.9
2.3
2.1
市場買付けによる自己株取得株数(万株)
459
300
400
197
-
200
-
-
-
-
市場買付けによる自己株取得金額(億円)
139
92
114
61
-
111
-
-
-
-
36
33
34
38
40
45
63
50
49
50
連結子会社数
*売上原価には返品調整引当金繰入(戻入)額を含めて表示しております。
*フリー・キャッシュ・フロー=(営業活動によるキャッシュ・フロー)-(資本的支出等(買収などを含む))
*自己資本、純資産配当率、自己資本当期純利益率、自己資本比率の過去実績については当期の表示区分に組み替えております。
*2003年3月期以降の1株当たり当期純損益と潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、新しい基準で計算しております。
*減価償却費には無形固定資産に対する償却費を含めて表示しております。なお、2009年3月期より定義を一部変更しております。
*キャッシュ・インカム=当期純損益+有形・無形固定資産減価償却費+インプロセス研究開発費+のれん償却額+減損損失(投資有価証券評価損含む)
*キャッシュ・インカムおよび1株当たりキャッシュ・インカムに関しては定義の一部変更に伴い過去実績を組替表示しております。
*1株当たりキャッシュ・インカム=キャッシュ・インカム÷発行済株式数(自己株式控除後)
*負債比率(ネットDER)=(有利子負債(借入金+社債)-現預金-有価証券)/自己資本
*レバレッジ=総資本÷自己資本
参考資料【連結】 - 18
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
9.個別情報
1)個別財務ハイライト
(1)損益計算書項目
(億円)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
3,892
4,156
4,447
4,646
104.5
760
814
823
918
111.6
研究開発費
1,340
1,430
1,453
1,274
87.7
販売費・一般管理費
1,061
1,154
1,239
1,318
106.4
営業利益
731
758
933
1,135
121.8
経常利益
710
691
886
1,069
120.7
当期純利益
460
566
573
734
128.0
売上高
売上原価
前期比
%
*売上原価には返品調整引当金繰入(戻入)額を含めて表示しております。
(2)キャッシュ・フロー計算書項目
(億円)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー
367
420
715
1,286
571
投資活動によるキャッシュ・フロー
△4,313
415
△313
△495
△182
財務活動によるキャッシュ・フロー
3,758
△1,009
△387
△677
△290
277
102
117
231
114
96
253
583
1,161
578
現金及び現金同等物の期末残高
フリー・キャッシュ・フロー
*フリー・キャッシュ・フロー=(営業活動によるキャッシュ・フロー)-(資本的支出等(買収などを含む))
(3)貸借対照表項目
(億円)
2008年
3月末
2009年
3月末
2010年
3月末
2011年
3月末
増減額
総資産
9,773
9,444
9,511
9,837
327
負債
5,059
4,637
4,498
4,565
68
-
1,200
1,200
1,200
0
借入金
4,128
2,320
2,340
2,100
△240
純資産
4,714
4,807
5,013
5,272
259
自己資本
4,708
4,801
5,006
5,263
258
48.2
50.8
52.6
53.5
0.9
社債
自己資本比率(%)
2)売上高の状況
(億円)
2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
売上高
3,892
4,156
4,447
4,646
104.5
医療用医薬品
2,318
2,604
2,884
3,110
107.9
一般用医薬品等
201
190
202
209
103.6
工業所有権等収益
753
821
872
794
91.0
医薬品輸出
607
525
476
517
108.7
14
17
14
16
114.2
その他
*2011年3月期より報告セグメントに合わせて表示しております。
参考資料【個別】 - 19
前期比
%
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
10.株式の状況
1)発行株式数・株主数の状況
2011年3月31日現在
株主1人当たりの
平均持株数
発行可能株式総数
発行済株式の総数
自己株式数
株主数
1,100,000,000株
296,566,949株
11,608,283株
133,389
2,223株
*発行済株式の総数は自己株式数を含めて表示しております。
2)大株主の状況
2011年3月31日現在
持株数
株主名
持株比率
%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
15,856千株
5.35
日本生命保険相互会社
15,344千株
5.17
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
12,617千株
4.25
株式会社埼玉りそな銀行
10,000千株
3.37
エーザイ従業員持株会
7,005千株
2.36
SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT - TREATY CLIENTS
5,924千株
2.00
株式会社みずほコーポレート銀行
4,680千株
1.58
全国共済農業協同組合連合会
4,521千株
1.52
財団法人内藤記念科学振興財団
4,207千株
1.42
株式会社みずほ銀行
3,617千株
1.22
*自己株式は11,608千株(3.91%)であり、議決権がないため除いております。
*株式数は千株未満を切捨てて表示しております。
3)所有者別株主数推移
2010年
3月末
金融機関
金融商品取引業者(証券会社)
その他の法人
外国法人等
個人・その他
自己株式
合計
構成比
%
2011年
3月末
構成比
%
増減
193
0.3
195
0.1
2
55
0.1
50
0.0
△5
1,126
1.5
1,263
0.9
137
525
0.7
534
0.4
9
74,285
97.5
131,346
98.5
57,061
1
0.0
1
0.0
0
76,185
100.0
133,389
100.0
57,204
4)所有者別所有株式数推移
2010年
3月末
金融機関
構成比
%
2011年
3月末
構成比
%
増減
130,057千株
43.9
112,124千株
37.8
△17,933千株
金融商品取引業者(証券会社)
10,536千株
3.6
5,873千株
2.0
△4,662千株
その他の法人
22,201千株
7.5
24,082千株
8.1
1,881千株
外国法人等
61,655千株
20.8
44,714千株
15.1
△16,941千株
個人・その他
60,486千株
20.4
98,163千株
33.1
37,676千株
自己株式
11,629千株
3.9
11,608千株
3.9
△21千株
296,566千株
100.0
296,566千株
100.0
-
合計
*株式数は千株未満を切捨てて表示しております。
参考資料【株式】 - 20
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
5)所有株数別株主数推移
2010年
3月末
100万株以上
構成比
%
2011年
3月末
構成比
%
増減
53
0.1
40
0.0
△13
10万~100万株未満
154
0.2
162
0.1
8
1万~10万株未満
867
1.1
1,193
0.9
326
1,000~1万株未満
14,712
19.3
25,954
19.5
11,242
100~1,000株未満
55,471
72.8
100,749
75.5
45,278
4,928
6.5
5,291
4.0
363
76,185
100.0
133,389
100.0
57,204
100株未満
合計
6)所有株数別分布推移
2010年
3月末
100万株以上
構成比
%
2011年
3月末
構成比
%
増減
186,231千株
62.8
145,585千株
49.1
△40,645千株
10万~100万株未満
45,408千株
15.3
49,060千株
16.5
3,651千株
1万~10万株未満
21,357千株
7.2
25,620千株
8.6
4,263千株
1,000~1万株未満
30,290千株
10.2
51,219千株
17.3
20,928千株
100~1,000株未満
13,098千株
4.4
24,899千株
8.4
11,801千株
181千株
0.1
181千株
0.1
0千株
296,566千株
100.0
296,566千株
100.0
-
100株未満
合計
*株式数は千株未満を切捨てて表示しております。
参考資料【株式】 - 21
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
11.子会社・関連会社
1)連結子会社(50社)
(1)海外(39社)
2011年3月31日現在
資本金または
出資金
会社名
所在地
Eisai Corporation of North America
米国 ニュージャージー州
3,416,700 千USD
議決権の
所有割合
%
100.00
主な事業内容
米州持株会社
Morphotek, Inc.
米国 ペンシルバニア州
355,000 千USD
100.00
医薬品の研究開発
Eisai Inc.
米国 ニュージャージー州
151,600 千USD
100.00
医薬品の研究開発・製造・販売
Eisai Machinery U.S.A. Inc.
米国 ニュージャージー州
1,000 千USD
100.00
製薬用機械の販売
H3 Biomedicine Inc.
米国 マサチューセッツ州
Eisai Ltd.
カナダ オンタリオ州
8 千USD
100.00
医薬品の研究開発
10,000 千CAD
100.00
-
Eisai Europe Ltd.
英国 ハートフォードシャー
184,137 千GBP
100.00
欧州統括・持株会社、
医薬品の販売
Eisai Ltd.
英国 ハートフォードシャー
46,008 千GBP
100.00
医薬品の研究開発・販売
Eisai Manufacturing Ltd.
英国 ハートフォードシャー
38,806 千GBP
100.00
医薬品の製造
Eisai GmbH
ドイツ フランクフルト
7,669 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai Machinery GmbH
ドイツ ケルン
1,278 千EUR
100.00
製薬用機械の販売
Eisai S.A.S.
フランス パリ
19,500 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai B.V.
オランダ アムステルダム
540 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai Farmacéutica S.A.
スペイン マドリッド
4,000 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai S.r.l.
イタリア ミラノ
3,500 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai Pharma AG
スイス チューリッヒ
Eisai AB
スウェーデン
ストックホルム
3,000 千CHF
100.00
医薬品の販売
10,000 千SEK
100.00
医薬品の販売
Eisai Farmacêutica, Unipessoal Lda.
ポルトガル リスボン 4,000 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai SA/NV
ベルギー ブリュッセル 7,000 千EUR
100.00
-
Eisai GesmbH
オーストリア ウィーン
2,000 千EUR
100.00
医薬品の販売
Eisai Asia Regional Services Pte. Ltd.
シンガポール
26,400 千SGD
100.00
アジア持株会社
Eisai (Singapore) Pte. Ltd.
シンガポール
300 千SGD
100.00
医薬品の販売
Eisai Clinical Research Singapore Pte. Ltd.
シンガポール
10 千SGD
100.00
医薬品の研究開発
衛材(中国)薬業有限公司
中国 江蘇省
374,205 千人民元
100.00
アジア統括、医薬品の製造・
販売
衛材(蘇州)貿易有限公司
中国 江蘇省
20,000 千人民元
100.00
医薬品の販売
衛材機械科技発展(上海)有限公司
中国 上海
200 千USD
100.00
製薬用機械の販売支援・
メンテナンス
Eisai (Hong Kong) Co., Ltd.
中国 香港
500 千HKD
100.00
医薬品の販売
PT Eisai Indonesia
インドネシア ジャカルタ
Eisai (Malaysia) Sdn. Bhd.
マレーシア
ペタリンジャヤ
Eisai (Thailand) Marketing Co., Ltd.
タイ バンコク
衛采製薬股份有限公司
台湾 台北
Eisai Korea Inc.
韓国 ソウル
HI-Eisai Pharmaceutical Inc.
フィリピン マニラ
Eisai Pharmatechnology &
Manufacturing Pvt. Ltd.
インド
アンドラ・プラデシュ州
Eisai Pharmaceuticals India Pvt. Ltd.
インド マハラシュトラ州
Eisai Australia Pty. Ltd.
(その他3社)
オーストラリア シドニー
5,000 千USD
100.00
医薬品の製造・販売
470 千MYR
100.00
医薬品の販売
11,000 千THB
49.91
270,000 千TWD
100.00
3,512 百万KRW 100.00
62,000 千PHP
50.00
医薬品の販売
医薬品の製造・販売
医薬品の販売
医薬品の販売
2,404 百万INR
100.00
医薬品の工業化研究・製造
160 百万INR
100.00
医薬品の販売
100.00
-
1,000 千AUD
*当社の連結子会社は衛材(中国)薬業有限公司、衛材(蘇州)貿易有限公司、衛材機械科技発展(上海)有限公司(共に12月決算)を除き3月決算であります。
なお、これらの連結子会社は連結決算日での仮決算を行っております。
*Eisai (Thailand) Marketing Co., Ltd.、HI-Eisai Pharmaceutical Inc. の持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため、
連結子会社としております。
*2010年4月に医薬品販売会社であるEisai Ltd.をカナダに設立いたしました。
*2010年9月にEisai London Research Laboratories Ltd.の清算が結了いたしました。
*2010年10月に医薬品販売会社である衛材(蘇州)貿易有限公司を中国に設立いたしました。
*2010年12月に研究開発会社であるH3 Biomedicine Inc.を米国に設立いたしました。
*2011年4月に医薬品販売会社であるEisai Participações Ltda.をブラジルに設立いたしました。
*その他3社のうち、2社はAkaRx, Inc.を含むEisai Inc.の子会社であり、連結の範囲に含めております。
*資本金または出資金は切捨てて表示しております。
参考資料【子会社】 - 22
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
(2)国内(11社)
2011年3月31日現在
資本金
会社名
所在地
三光純薬株式会社
東京都千代田区
5,262 百万円
議決権の
所有割合
%
100.00
主な事業内容
診断用医薬品等の製造・販売
サンノーバ株式会社
群馬県太田市
926 百万円
80.01
エルメッド エーザイ株式会社
東京都豊島区
450 百万円
100.00
医薬品の販売
医薬品の製造・販売
エーザイフード・ケミカル株式会社
東京都中央区
101 百万円
100.00
食品添加物、化学品等の販売
エーザイマシナリー株式会社
東京都文京区
100 百万円
100.00
製薬用機械等の製造・販売
株式会社カン研究所
兵庫県神戸市
70 百万円
100.00
医薬品の研究開発
エーザイ物流株式会社
神奈川県厚木市
60 百万円
100.00
医薬品の搬送
株式会社パルマビーズ研究所
東京都千代田区
50 百万円
100.00
診断用医薬品等の研究開発
エーザイ・アール・アンド・ディー・
マネジメント株式会社
東京都文京区
12 百万円
100.00
医薬品の研究開発の管理・運営
株式会社サンプラネット
東京都文京区
455 百万円
84.90
業務サービス、給食、印刷、
不動産の管理
エーザイ生科研株式会社
熊本県西原村
50 百万円
70.37
農業用資材の製造・販売
*資本金は切捨てて表示しております。
*三光純薬株式会社は2011年4月1日に社名をエーディア株式会社に変更いたしました。
2)持分法適用関連会社(1社)
2011年3月31日現在
資本金
会社名
所在地
ブラッコ・エーザイ株式会社
東京都文京区
340 百万円
*ブラッコ・エーザイ株式会社は12月決算であります。
*資本金は切捨てて表示しております。
参考資料【子会社】 - 23
議決権の
所有割合
%
49.00
主な事業内容
造影剤の輸入・製造・販売
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
12.従業員数
1)連結従業員数
(人)
2008年
3月末
連結期末従業員数
2009年
3月末
2010年
3月末
2011年
3月末
10,686
10,977
11,415
11,560
日本
5,453
5,592
5,675
5,636
米州
2,699
2,647
2,701
2,559
欧州
861
951
1,015
1,015
1,673
1,787
2,024
2,350
2008年
3月末
2009年
3月末
2010年
3月末
2011年
3月末
4,137
4,308
4,367
4,322
生産
800
801
774
757
研究
1,123
1,174
1,236
1,196
販売・管理
2,214
2,333
2,357
2,369
アジア他
2)個別従業員数
(人)
個別期末従業員数
*期末従業員数は、就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)を表示しております。
参考資料【従業員】 - 24
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
13.主なイベント
年 月
2010年4月
2010年5月
2010年6月
2010年7月
概 要
・ Almirall社と、上部消化管機能改善剤「cinitapride」の中国におけるライセンス契約を締結
<4月16日リリース>
・ 帯状疱疹後神経痛治療剤「リリカ カプセル」、日本で製造販売承認を取得 <4月16日リリース>
・ プロトンポンプ阻害剤「パリエット」、日本で逆流性食道炎に関する1日2回投与の用法・用量
の追加を申請 <5月6日リリース>
・ てんかん治療剤「ルフィナマイド(一般名)」、日本でレノックス・ガストー症候群(希少疾患)
を対象としたフェーズⅢ試験を開始 <5月7日リリース>
・ カナダに医薬品販売子会社を設立 <5月11日リリース>
・ 頻脈性不整脈治療剤「タンボコール錠」、日本で小児における効能・効果および用法・用量
の追加承認を取得 <5月13日リリース>
・ 当社使用人に対してストックオプションとして新株予約権を発行する件 <5月14日リリース>
・ 米国ノースカロライナ工場に抗がん剤の注射剤生産棟を開設 <5月20日リリース>
・ 米国臨床腫瘍学会年次総会で抗がん剤「E7389(エリブリン)」の局所進行性・転移性乳がんに対する
最新のフェーズⅢ試験結果を中心にエーザイのがん領域の開発品・製品に関する最新試験データを発表
<5月24日リリース>
・ 抗がん剤「E7389(エリブリン)」、米国で優先審査品目に指定 <6月1日リリース>
・ プロトンポンプ阻害剤 「アシフェックス エクステンドリリース50 mg製剤」、米国において
承認申請が受理 <6月3日リリース>
・ 抗がん剤「E7389(エリブリン)」、局所進行性・転移性乳がん患者様を対象としたフェーズⅢ試験に
おいて全生存期間を延長 <6月7日リリース>
・ 米国子会社Eisai Inc.、スイスのHelsinn Healthcare S.A.と新規の制吐剤配合剤に関する米国における
ライセンス契約を締結 <6月9日リリース>
・ 帯状疱疹後神経痛治療剤「リリカ カプセル」、日本で新発売(6月22日発売) <6月11日リリース>
・ ストックオプション(新株予約権)の割当に関するお知らせ <6月18日リリース>
・ プロトンポンプ阻害剤「パリエット」、日本で3剤併用によるヘリコバクター・ピロリ除菌療法の
効能・効果の追加承認を取得 <6月18日リリース>
・ 抗がん剤「E7389(エリブリン)」、日本で優先審査品目に指定 <6月23日リリース>
・ プロトンポンプ阻害剤「パリエット」、日本で非びらん性胃食道逆流症に関する効能・効果および
用法・用量の追加承認を取得 <6月24日リリース>
・ 1日1回1錠で効く速崩タイプの乗物酔い薬「トラベルミン 1」を日本で新発売(6月30日発売)
<6月29日リリース>
・ 米国子会社Eisai Inc.、米国のArena Pharmaceuticals, Inc.のスイス子会社Arena Pharmaceuticals
GmbH と肥満症治療剤「lorcaserin」に関する米国におけるライセンス契約を締結 <7月1日リリース>
・ ストックオプション(新株予約権)の発行内容等確定に関するお知らせ <7月5日リリース>
・ 肥満症治療剤「lorcaserin」に関する有意な体重減少および減少後の体重維持改善を示した2年間の
BLOOM試験結果がNew England Journal of Medicine 誌に掲載 <7月15日リリース>
・ てんかん治療剤「BANZEL」、米国において経口懸濁液の剤形追加承認申請が受理 <7月20日リリース>
・ 中等度・高度アルツハイマー型認知症に対する高用量製剤「アリセプト錠23mg」、米国で承認を取得
<7月24日リリース>
・ 当社企業価値・株式共同の利益の確保に関する対応方針(買収防衛策)の継続について
<7月30日リリース>
参考資料【イベント】 - 25
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
年 月
概 要
2010年8月
・ AMPA受容体拮抗剤「E2007(ペランパネル)」、てんかん患者様を対象としたフェーズⅢ試験で
主要評価項目を達成 <8月24日リリース>
・ ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」、日本で若年性特発性関節炎の効能・効果を
追加申請 <8月30日リリース>
・ 抗がん剤「E7389(エリブリン)」、米国食品医薬品局(FDA)による新薬承認審査終了目標日の
延長について <8月30日リリース>
2010年9月 ・ アルツハイマー型認知症の原因とされる神経毒性を有するプロトフィブリルをターゲットとする
新規モノクローナル抗体「BAN2401」、米国で臨床試験を開始 <9月2日リリース>
・ 速効型インスリン分泌促進薬「グルファスト」、中国で新発売(9月1日発売) <9月3日リリース> ・ 抗悪性腫瘍剤「Symbenda(ベンダムスチン塩酸塩)」、シンガポールで低悪性度非ホジキンリンパ腫
および慢性リンパ性白血病の効能・効果で新発売 <9月7日リリース>
・ 不眠症治療剤「SEP-190」、日本における臨床試験で有効性および安全性を確認、2010年度中に
新薬承認申請を予定 <9月15日リリース>
・ 肥満症治療剤「lorcaserin」に関する米国食品医薬品局(FDA)諮問委員会の結果を発表
<9月17日リリース>
・ アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」のパッチ製剤(週1回投与製剤)、米国食品医薬品局
(FDA)が新薬承認申請を受領 <9月17日リリース>
・ 株式会社アネロファーマ・サイエンスと、ビフィズス菌を用いた新規抗がん製剤「APS001」および
デリバリー技術に係る契約を締結 <9月29日リリース>
・ 株式会社ブレインファクトリーと、抗真菌剤「ラブコナゾール・プロドラッグ」に関して日本を
対象としたライセンス契約を締結 <9月30日リリース>
2010年10月 ・ 英国国立医療技術評価機構(NICE)が軽度アルツハイマー型認知症患者様にとって重要な提案を行う
- 新ガイダンス(案)の提示 <10月7日リリース>
・ 米国食品医薬品局(FDA)が肥満症治療剤「lorcaserin」の新薬承認申請に関して審査完了報告通知を
発行 <10月23日リリース>
・ 抗悪性腫瘍剤「トレアキシン(ベンダムスチン塩酸塩)」、日本で再発又は難治性の低悪性度B細胞性
非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を効能・効果として承認を取得 <10月27日リリース>
・ 末梢性神経障害性疼痛治療剤「リリカ カプセル」、日本で帯状疱疹後神経痛にかえて、より広い
末梢性神経障害性疼痛という効能・効果を新たに取得 <10月27日リリース>
・ 肥満症治療剤「KES524」、日本で製造販売承認申請を取り下げ <10月28日リリース>
・ ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」の承認条件となっていた「関節リウマチ」に関する
使用成績調査(全例調査)について、厚生労働省から解除通達を受領 <10月28日リリース>
・ ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」、日本でクローン病ならびに強直性脊椎炎に
関する効能・効果の追加を承認取得 <10月29日リリース>
2010年11月 ・ 「所在不明株主の株式売却」に関する異議申述の公告について <11月1日リリース>
・ 花粉・ハウスダストなどをイオンの力で防ぐメントール配合の塗るマスク「クリスタルヴェールクール」、
日本で新発売(11月9日発売) <11月8日リリース>
・ 肥満症治療剤「lorcaserin」、2型糖尿病患者様を対象としたフェーズⅢ試験で統計学的に有意な
体重減少を示す <11月10日リリース>
・ 抗がん剤「ハラヴェン(エリブリンメシル酸塩)」、米国でアントラサイクリン系およびタキサン系
抗がん剤を含む少なくとも2種類のがん化学療法による前治療歴のある転移性乳がんを効能・効果
として承認取得 <11月16日リリース>
・ 米国子会社Eisai Inc.、米国FORMA Therapeutics, Inc.と広範な戦略的創薬研究提携契約を締結
<11月17日リリース>
・ 世界保健機関(WHO)と、リンパ系フィラリア症治療薬の無償提供に関する共同声明文に調印
<11月18日リリース>
・ 不眠症治療剤「SEP-190」、日本で不眠症を適応として承認申請 <11月30日リリース>
参考資料【イベント】 - 26
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
年 月
概 要
2010年12月 ・ 神経の痛みに関する初の一般向けポータルサイト 「疼痛.jp」を12月1日にオープン <12月1日リリース>
・ 抗悪性腫瘍剤「トレアキシン(ベンダムスチン塩酸塩)」、日本で再発又は難治性の低悪性度B細胞性
非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を効能・効果として新発売(12月10日発売)
<12月10日リリース>
・ 診断薬事業子会社の三光純薬株式会社、積水メディカル株式会社とインフルエンザウイルスキット
「ラピッドテスタ FLUⅡ」に関し、日本における独占販売契約を締結 <12月14日リリース>
・ 血管塞栓用ビーズ「E7040」、日本で肝細胞がん患者様に対する肝動脈塞栓療法を適応として承認申請
<12月16日リリース>
・ 帝國製薬株式会社と、消炎鎮痛パップ剤「好及施」に関し、中国における独占販売契約を締結
<12月21日リリース>
・ プロトンポンプ阻害剤「パリエット」、従来のプロトンポンプ阻害剤の治療で効果不十分な
逆流性食道炎に関する1日2回投与の用法・用量の追加承認を取得 <12月21日リリース>
・ 栄養機能食品の通信販売を日本で開始、第一号製品として50代からのカラダを応援する
「ユベラ 贅沢ポリフェノール」(栄養機能食品〔ビタミンE〕)を新発売(12月27日発売)
<12月27日リリース>
2011年1月 ・ 花粉症などによる鼻づまりや鼻みずなどのアレルギー症状を改善するアレルギー専用薬
「スカイナーAL錠」、日本で新発売(1月11日発売) <1月7日リリース>
・ 中国の医薬品貿易会社 「衛材(蘇州)貿易有限公司」が本格稼動 <1月17日リリース>
・ Apollo Hospitals、HelpAge India と、インドにおける医薬品アクセスの改善に向けた
官民パートナーシップに関する契約に調印 <1月17日リリース>
・ 英国国立医療技術評価機構(NICE)が軽度アルツハイマー型認知症患者様の治療に関する
新しい治療ガイダンスの推奨最終案を提示 <1月18日リリース>
・ B型ボツリヌス毒素製剤「ナーブロック」、日本で痙性斜頸を効能・効果として承認を取得
<1月21日リリース>
・ 抗がん剤「ハラヴェン(エリブリンメシル酸塩)」、欧州の医薬品委員会より転移性乳がん治療薬として 承認勧告を受領 <1月24日リリース>
・ 診断薬事業子会社の三光純薬株式会社の社名変更について <1月25日リリース>
・ エンドトキシン拮抗剤「E5564(エリトラン)」、重症敗血症を対象としたフェーズⅢ試験において
主要評価項目を未達成 <1月25日リリース>
・ AMPA受容体拮抗剤「E2007(ペランパネル)」、てんかんを対象として新薬承認申請を米国・欧州で
提出へ - 2011年度第1四半期中に申請予定 <1月25日リリース>
・ 米国子会社 H3 Biomedicine Inc.、次世代のがん治療薬の創出と開発に着手
- がんのゲノム情報と先端創薬化学を活用する新会社設立 <1月28日リリース>
2011年2月 ・ プロトンポンプ阻害剤 「アシフェックス エクステンドリリースカプセル50mg」、
米国食品医薬品局(FDA)より審査完了報告通知を受領 <2月2日リリース>
・ 抗がん剤「ハラヴェン(エリブリンメシル酸塩)」、シンガポールでアントラサイクリン系および
タキサン系抗がん剤を含む少なくとも2種類のがん化学療法による前治療歴のある転移性乳がんを
効能・効果として承認取得 <2月10日リリース>
・ 帝國製薬株式会社と、「アリセプト」経皮吸収型製剤(ドネペジル塩酸塩またはドネペジルを含有する
貼付剤)について、日本での研究・開発・販売権に関する独占的ライセンス契約を締結
<2月14日リリース>
・ チョコラBBブランド、アジアへ本格展開 -「チョコラBBドリンクビット」を香港で新発売(3月1日発売)
<2月21日リリース>
参考資料【イベント】 - 27
2011年3月期決算
エーザイ株式会社
年 月
2011年2月
2011年3月
2011年4月
概 要
・ 認知機能の変化を評価するタッチパネル式ADAS-Jcog.実施支援システム「DT-Navi」
三光純薬株式会社とエーザイ株式会社が共同してプロモーションを開始 <2月22日リリース>
・ 「アリセプト」の高度アルツハイマー型認知症に係る特許権存続期間の延長登録を維持する
知的財産高等裁判所の判決について <2月23日リリース>
・ 経口抗凝固剤「ワーファリン」、日本で小児における用法・用量追加の承認を取得 <2月23日リリース>
・ B型ボツリヌス毒素製剤「ナーブロック」の薬価収載および発売の延期について <2月28日リリース>
・ 後期転移性乳がん患者様における「ハラヴェン」の主要臨床試験結果がLancet誌に掲載
<3月3日リリース>
・ てんかん治療剤「BANZEL経口懸濁液40 MG/ML」、米国で剤形追加の承認を取得 <3月4日リリース>
・ 循環器救急疾患の早期診断に有用なPOCT機器「コバス h 232」シリーズ、日本で新発売
(4月5日発売) <3月9日リリース>
・ Epizyme, Inc. と、エピジェネティック酵素EZH2をターゲットとするがん治療に関する戦略的提携契約を
締結 <3月11日リリース>
・ 東北地方太平洋沖地震に対する被災者救済支援について <3月14日リリース>
・ 抗がん剤「ハラヴェン(エリブリンメシル酸塩)」、欧州委員会よりアントラサイクリン系及びタキサン
系抗がん剤を含む少なくとも2種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん患者様
に対する単剤療法として承認取得 <3月23日リリース>
・ 英国国立医療技術評価機構(NICE)が軽度アルツハイマー型認知症患者様の治療に関する新しい
治療ガイダンスを発効 <3月24日リリース>
・ 株式会社ミノファーゲン製薬と、日本における皮膚T細胞リンパ腫治療剤「bexarotene」に関する
ライセンス契約を締結 <3月30日リリース>
・ エーザイ中国子会社の衛材(中国)薬業有限公司で初めてローカルトップが就任 <3月31日リリース>
・ PRISM BioLab株式会社と、CBP/β-カテニン阻害剤と類縁化合物に関する共同研究開発契約を
締結 <4月4日リリース>
・ 米国子会社Morphotek, Inc. 、TransMolecular, Inc. のがん領域創薬研究資産を取得
<4月5日リリース>
・ ブラジルに医薬品販売会社を設立 <4月8日リリース>
・ 抗がん剤「ハラヴェン(エリブリンメシル酸塩)」、日本で手術不能又は再発乳がんの効能・効果で
承認を取得 <4月22日リリース>
・ 膵消化酵素補充剤 「リパクレオン」、日本で膵外分泌機能不全における膵消化酵素の補充の効能・効果で
承認を取得 <4月22日リリース>
・ アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」パッチ製剤、米国食品医薬品局(FDA)より
審査完了報告通知を受領 <4月25日リリース>
参考資料【イベント】 - 28
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
14.主要開発品
1)日米欧の開発品
<開発品一覧>
品目
効能追加等 *1 開発ステージ
領域
承認取得品
○
○
○
○
○
○
○
タンボコール(小児における頻脈性不整脈)
パリエット(非びらん性胃食道逆流症)
パリエット(3剤併用のヘリコバクター・ピロリ除菌療法の追加適応)
アリセプト(高用量製剤<23mg 錠>)
ゾネグラン(口腔内崩壊錠)
効能、用法
効能、用法
効能
用法、剤形
剤形
ヒュミラ(クローン病)
ヒュミラ(強直性脊椎炎)
効能
効能
◎
ハラヴェン(乳がん)
○
◎
◎
◎
パリエット(逆流性食道炎)
ナーブロック(痙性斜頸)
ワーファリン(小児における用法・用量)
用法
用法
剤形
BANZEL(経口懸濁液)
(日)承認
(日)承認
(日)承認
(米)承認
(欧)承認
(日)承認
(日)承認
○(米)承認
◎(シンガポール、欧、日)承認
(日)承認
(日)承認
(日)承認
(米)承認
血管・免疫反応
消化器
消化器
神経
神経
血管・免疫反応
血管・免疫反応
がん・支持療法
消化器
神経
血管・免疫反応
神経
申請中・申請準備中開発品
○
○
○
○
○
○
○
◎
E7389(乳がん)
パリエット/アシフェックス(エクステンドリリース 50mg 製剤)
ワーファリン(顆粒剤)
剤形
剤形
Inovelon(経口懸濁液)
ヒュミラ(若年性特発性関節炎)
ワソラン(小児における用法・用量)
SEP-190(不眠症)
剤形
効能
用法
E7040(肝細胞がんに対する肝動脈塞栓療法)
Dacogen(急性骨髄性白血病(AML))
効能
(スイス)申請
(米欧)申請
(日)申請
(欧)申請
(日)申請
(日)申請
(日)申請
(日)申請
(米)申請手続き中
がん・支持療法
消化器
血管・免疫反応
神経
血管・免疫反応
血管・免疫反応
神経
がん・支持療法
がん・支持療法
臨床試験中開発品
○
◎
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
E2007(てんかん)
E2080(レノックスガストー症候群)
E5564(重症敗血症)
E6014(口腔粘膜炎)
E7080(甲状腺がん)
E7389(肉腫)
MORAb-003(卵巣がん)
T-614(関節リウマチ)
アリセプト(レビー小体型認知症)
ゾネグラン(てんかん小児適応)
ゾネグラン(てんかん単剤療法)
ヒュミラ(関節の構造的損傷の防止)
効能
効能
効能
効能
E0302(筋萎縮性側索硬化症(ALS))
AS-3201(糖尿病性神経障害)
ヒュミラ(潰瘍性大腸炎)
パリエット(低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍
の再発抑制)
E2007(神経因性疼痛)
E2007(多発性硬化症)
E2007(片頭痛予防)
E5501(特発性血小板減少性紫斑病(ITP))
E5501(肝疾患に伴う血小板減少症(TLD))
E5555(急性冠症候群)
E5555(アテローム血栓症)
E6201(乾癬)
E7080(子宮内膜がん)
E7080(メラノーマ)
E7080(グリオーマ)
E7389(非小細胞肺がん)
E7389(前立腺がん)
E7820(大腸がん)
E7850(前立腺がん等)
MORAb-003(非小細胞肺がん)
MORAb-009(中皮腫)
ONTAK(メラノーマ)
アリセプト(高用量製剤<23mg 錠>)
パリエット(機能性ディスペプシア)
*1 効能:効能効果追加、用法:用法用量追加、剤形:剤形追加
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011 年 1 月以降の進捗
(米欧)PⅢ (日)PⅡ
(日)PⅢ
(国際共同治験)PⅢ
(米)PⅢ
◎(米)PⅢ
(欧)PⅡ
◎(米)PⅢ
(欧)PⅡ
(国際共同治験)PⅢ
(日)PⅢ
(日)PⅢ
(欧)PⅢ
(欧)PⅢ
(日)PⅢ
神経
神経
血管・免疫反応
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
血管・免疫反応
神経
神経
神経
血管・免疫反応
効能
(日)PⅡ/Ⅲ
(米欧)PⅡ/Ⅲ
(日)PⅡ/Ⅲ
神経
神経
血管・免疫反応
効能
(日本)PⅡ/Ⅲ
消化器
効能
用法、剤形
効能
(米欧)PⅡ
(欧)PⅡ
(米)PⅡ
(米)PⅡ
(米)PⅡ
(日米欧)PⅡ
(日米欧)PⅡ
(米欧)PⅡ
(米欧)PⅡ
(米欧)PⅡ
(米)PⅡ
(米)PⅡ
(米欧)PⅡ
(米)PⅡ
(米)PⅡ
(米)PⅡ
(米欧)PⅡ
(米)PⅡ
(日)PⅡ
(日)PⅡ
神経
神経
神経
がん・支持療法
がん・支持療法
血管・免疫反応
血管・免疫反応
血管・免疫反応
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
がん・支持療法
神経
消化器
P = Phase:臨床試験段階
参考資料【開発品】- 29
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
(1)がん・支持療法
製品名:ハラヴェン
開発品コード:E7389
一般名:エリブリン
(抗がん剤/微小管ダイナミクス阻害剤)
[概要] クロイソカイメン由来のハリコンドリンBの合成類縁体で、微小管の伸長を阻害し細胞周期を停止させることで抗腫瘍活性を
示します。乳がんをはじめ、各種固形がんに効果を期待しています。米国・シンガポール・欧州・日本で承認を取得しました。現在、
米国・欧州において再発・転移性乳がん化学療法のセカンドラインをめざしたフェーズⅢ試験を実施しています。
乳がん
○
米国
◎
シンガポール
◎
欧州
承認(2011年3月)
◎
日本
承認(2011年4月)
承認(2010年11月)
スイス
非小細胞肺がん
前立腺がん
◎
肉腫
開発品コード:E7820
承認(2011年2月)
注射剤
申請(2009年7月)
米国
PⅡ
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
米国
PⅢ
欧州
PⅡ
注射剤
注射剤
注射剤
(抗がん剤/α2インテグリン発現抑制剤)
[概要] 血管内皮細胞の接着分子であるインテグリンα2の発現抑制作用により血管新生を阻害します。
大腸がん
米国
開発品コード:E7080
PⅡ
経口剤
(抗がん剤/VEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤・マルチキナーゼ阻害剤)
[概要] 血管内皮増殖因子(VEGF)の受容体であるVEGFR2のチロシンキナーゼおよび血管新生や腫瘍増殖に関わる他の複数のキナ
ーゼをバランスよく阻害する、血管新生・腫瘍増殖阻害剤です。各種固形がんに効果を期待しています。
◎
甲状腺がん
子宮内膜がん
○
メラノーマ
○
グリオーマ
開発品コード:MORAb-003
一般名:farletuzumab
米国
PⅢ
欧州
PⅡ
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
米国
PⅡ
2013年度申請予定
経口剤
経口剤
経口剤
経口剤
(抗がん剤/モノクローナル抗体)
[概要] 葉酸受容体α(FRA)に対するヒト化IgG1抗体です。FRAが過剰発現しているがん腫に対して抗腫瘍効果を期待しています。
欧米に続き、日本で卵巣がんを対象としたフェーズⅢ試験を開始しました。本試験は国際共同治験として取り組んでいます。
○
卵巣がん
国際共同治験
○
非小細胞肺がん
米国
開発品コード:MORAb-009
一般名:amatuximab
PⅢ
2012年度申請予定
PⅡ
注射剤
注射剤
(抗がん剤/モノクローナル抗体)
[概要] メソセリンに対するキメラ型IgG1抗体です。メソセリンを発現しているがん腫に対して抗腫瘍効果を期待しています。
中皮腫
製品名:Dacogen
開発品コード:E7373
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
一般名:デシタビン
注射剤
(DNAメチル化阻害剤)
[概要] DNAメチル化阻害による細胞分化誘導作用を有します。すでに米国で骨髄異形成症候群(MDS)治療剤として承認を取得し
ています。
◎
*
【効能・効果追加】急性骨髄性白血病(AML)
米国
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011年1月以降の進捗
*:申請予定時期が前回から変更になったことを示しております。
参考資料【開発品】- 30
申請手続き中
注射剤
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
開発品コード:E7850
一般名:irofulven
(抗がん剤/DNA合成阻害剤)
[概要] DNA合成阻害により各種固形がんに効果を期待しています。
前立腺がん等
米国
開発品コード:E5501/AKR-501
PⅡ
注射剤
(血小板減少症治療剤/トロンボポエチン受容体作動剤)
[概要] トロンボポエチン受容体のアゴニストで、血小板増加を促進させる経口の新規化合物です。血小板減少を示す病状への効果を
期待しています。
*
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
米国
PⅡ
肝疾患に伴う血小板減少症(TLD)
米国
PⅡ
開発品コード:E6014
一般名:グルタミン
2013年度申請予定
経口剤
経口剤
(口腔粘膜炎治療剤/グルタミン懸濁液)
[概要] グルタミン懸濁液製剤です。化学療法に伴う口腔粘膜炎に対して保護作用を示します。
口腔粘膜炎
製品名:ONTAK
米国
開発品コード:E7272
一般名:denileukin
PⅢ
外用剤
diftitox
(抗がん剤/インターロイキン2受容体結合部分とジフテリア毒素の融合タンパク製剤)
[概要] インターロイキン2(IL-2)の受容体結合部分とジフテリア毒素の融合タンパク製剤であり、細胞表面上のIL-2受容体と特異
的に結合し、細胞内に移行したジフテリア毒素がタンパク質合成を阻害します。すでに米国でCD25(IL-2受容体の構成要素)陽性
の皮膚T細胞リンパ腫治療剤として承認を取得しています。
○
【効能・効果追加】メラノーマ
開発品コード:E7040
米国
PⅡ
注射剤
(血栓塞栓用ビーズ/医療機器)
[概要] ポリビニルアルコール高分子からなる親水性の球状微粒子であり、注入用カテーテルを通じて対象の血管を物理的かつ選択的
に塞栓する血管塞栓用ビーズです。微細で均一な球状の粒子であるため、血管径や腫瘍の大きさ等の対象範囲に合わせて、精密な塞栓
が期待できます。
○
肝細胞がんに対する肝動脈塞栓療法
日本
申請(2010年12月)
血管塞栓材
(2)神経
製品名:アリセプト
開発品コード:E2020
一般名:ドネペジル
(アルツハイマー型認知症治療剤)
[概要] 神経伝達物質のアセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを阻害することにより、脳内アセチルコリ
ン濃度を高め、アルツハイマー型認知症(AD)の認知症症状の進行を抑制します。軽度および中等度のAD治療剤として、すでに世
界90カ国以上で承認されており、米国、日本、カナダ、中南米やアジアの一部の国などでは高度ADにも承認されています。
○
○
*
【用法・用量、剤形追加】高用量製剤<23mg錠>
【効能・効果追加】レビー小体型認知症
米国
承認(2010年7月)
日本
PⅡ
日本
PⅢ
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011年1月以降の進捗
*:申請予定時期が前回から変更になったことを示しております。
参考資料【開発品】- 31
2012年度申請予定
経口剤
経口剤
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
開発品コード:E2007
一般名:ペランパネル
(AMPA受容体拮抗剤)
[概要] グルタミン酸受容体のサブタイプであるAMPA受容体へのグルタミン酸の結合を選択的に阻害します。神経疾患に対し様々な
効果を期待しています。部分てんかんの併用療法に加え、全般てんかん、部分てんかんの単剤療法、レノックス・ガストー症候群など
の適応取得をめざした臨床試験を実施しています。
米国
PⅢ
欧州
PⅢ
日本
PⅡ
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
多発性硬化症
欧州
PⅡ
経口剤
片頭痛予防
米国
PⅡ
経口剤
てんかん
神経因性疼痛
開発品コード:AS-3201
一般名:ラニレスタット
2011年度申請予定(米欧)
経口剤
経口剤
(糖尿病合併症治療剤/アルドース還元酵素阻害剤)
[概要] アルドース還元酵素を強力に阻害することにより細胞内のソルビトール蓄積を抑制します。糖尿病の代表的な合併症である糖
尿病性神経障害の治療剤として開発を進めています。
糖尿病性神経障害
製品名:ゾネグラン
開発品コード:E2090
米国
PⅡ/Ⅲ
欧州
PⅡ/Ⅲ
一般名:ゾニサミド
経口剤
(てんかん治療剤)
[概要] 幅広い抗てんかんスペクトラムを有し、忍容性の高いてんかん治療剤です。すでに成人部分てんかんを対象に併用療法の適応
を取得しています。
○
【剤形追加】口腔内崩壊錠
欧州
承認(2010年7月)
経口剤
【効能・効果追加】てんかん小児適応
欧州
PⅢ
2011年度申請予定
経口剤
【効能・効果追加】てんかん単剤療法
欧州
PⅢ
2011年度申請予定
経口剤
開発品コード:E0302
一般名:メコバラミン
(筋萎縮性側索硬化症)
[概要] メコバラミン(生体内補酵素型ビタミンB12)製剤であり、傷ついた末梢神経を修復する作用があります。すでに末梢性神経障
害治療剤として広く使われており、新たに、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療剤をめざしています。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
製品名:ナーブロック
日本
開発品コード:E2014
PⅡ/Ⅲ
一般名:B型ボツリヌス毒素
注射剤
(B型ボツリヌス毒素製剤)
[概要] 神経筋接合部の運動神経終末に特異的に作用することで、コリン作動性神経終末からのアセチルコリン放出を阻害し、筋弛緩
作用を示します。
◎
痙性斜頸
開発品コード:SEP-190
日本
一般名:エスゾピクロン
承認(2011年1月)
注射剤
(不眠症治療剤/GABA-A受容体作動剤)
[概要] 非ベンゾジアゼピン系に属するGABA-A受容体作動剤で、睡眠導入剤として、一過性不眠、短期不眠や高齢者の不眠に効果を
期待しています。
○
不眠症
日本 申請(2010年11月)
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011年1月以降の進捗
*:申請予定時期が前回から変更になったことを示しております。
参考資料【開発品】- 32
経口剤
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
製品名:Inovelon(欧)/BANZEL(米)
開発品コード:E2080
一般名:ルフィナマイド
(てんかん治療剤)
[概要] 新規構造のトリアゾール誘導体で、過剰電荷を帯びている脳内ナトリウムチャネルの活動を調節します。すでにレノックス・
ガストー症候群の併用療法として、欧州では「Inovelon」、米国では「BANZEL」のブランド名で承認を取得しています。
【剤形追加】経口懸濁液
○
*
◎
米国
承認(2011年3月)
○
欧州
申請(2010年9月)受理(同年10月)
日本
PⅢ
レノックス・ガストー症候群の併用療法
2012年度申請予定
経口剤
経口剤
(3)血管・免疫反応
製品名:ヒュミラ
開発品コード:D2E7
一般名:アダリムマブ
(ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体)
[概要] ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体であり、自己免疫疾患の炎症反応に関わる中心的なサイトカインであるTNFαを中和
します。日本では関節リウマチ、乾癬、クローン病、強直性脊椎炎の適応を取得しています。
○
【効能・効果追加】クローン病
日本
承認(2010年10月)
注射剤
○
【効能・効果追加】強直性脊椎炎
日本
承認(2010年10月)
注射剤
○
【効能・効果追加】若年性特発性関節炎
日本
申請(2010年8月)
注射剤
【効能・効果追加】関節の構造的損傷の防止
日本
PⅢ
2011年度申請予定
注射剤
【効能・効果追加】潰瘍性大腸炎
日本 PⅡ/Ⅲ
2011年度申請予定
注射剤
開発品コード:E5564
一般名:エリトラン
(重症敗血症治療剤/エンドトキシン拮抗剤)
[概要] エンドトキシン拮抗作用により、炎症性サイトカインの遊離を阻害し、エンドトキシンによって引き起こされる臨床症状の発
現を抑制します。
重症敗血症
開発品コード:E5555
国際共同治験
PⅢ
注射剤
(トロンビン受容体拮抗剤)
[概要] トロンビン受容体(PAR-1)と選択的に結合し、トロンビンが介在する血小板や血管平滑筋細胞の活性化を抑制し、血小板凝
集抑制作用と平滑筋増殖抑制作用を示します。
急性冠症候群
アテローム血栓症
開発品コード:E6201
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
日本
PⅡ
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
日本
PⅡ
経口剤
経口剤
(新規MEK-1/MEKK-1キナーゼ阻害剤)
[概要] 新規MEK-1/MEKK-1キナーゼ阻害剤です。乾癬において、炎症性の細胞内シグナル伝達の抑制や皮膚の上皮細胞の異常増殖
を抑制することによる効果を期待しています。
乾癬
開発品コード:T-614
一般名:イグラチモド
米国
PⅡ
欧州
PⅡ
外用剤
(関節リウマチ治療剤)
[概要] 炎症性のサイトカインおよび免疫グロブリン産生を抑制し、関節リウマチへの効果を期待しています。
関節リウマチ
日本
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011年1月以降の進捗
*:申請予定時期が前回から変更になったことを示しております。
参考資料【開発品】- 33
PⅢ
2011年度申請予定
経口剤
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
製品名:タンボコール
一般名:フレカイニド
(頻脈性不整脈治療剤)
[概要] 心筋のナトリウムチャネル遮断作用によって頻脈性不整脈を抑制します。成人における頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動、
心室性)に加えて、小児における頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動、発作性上室性、心室性)の承認を取得しました。
○
【効能・効果、用法・用量追加】小児における頻脈性不整脈
製品名:ワーファリン
一般名:ワルファリンカリウム
日本
承認(2010年5月)
経口剤
(経口抗凝固剤)
[概要] ビタミンKに拮抗し、血液凝固因子の産生を阻害することにより抗凝固作用を示します。成人における血栓塞栓症の治療及び
予防として一般的に広く使用されています。また本剤は、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」におい
て、小児に対する医療上の有用性が高い品目として位置づけられ、小児に対する適応について申請し、承認されました。
◎
【用法・用量追加】小児における用法・用量
日本
承認(2011年2月)
経口剤
○
【剤形追加】顆粒剤
日本
申請(2010年6月)
経口剤
製品名:ワソラン
一般名:ベラパミル
(カルシウム拮抗性不整脈治療剤)
[概要] カルシウム拮抗作用により、心臓の興奮伝導を遅らせて頻脈性の不整脈を整える他、冠血管拡張作用、末梢血管拡張作用を有
し、成人における虚血性心疾患及び頻脈性不整脈の治療として一般的に広く使用されています。また本剤は、厚生労働省の「医療上の
必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、小児に対する医療上の有用性が高い品目として位置づけられ、小児の頻脈性不
整脈に対する適応について申請しました。
○
【用法・用量追加】小児における用法・用量
日本
経口剤
申請(2010年11月)
注射剤
(4)消化器
製品名:パリエット/アシフェックス
開発品コード:E3810
一般名:ラベプラゾール
(プロトンポンプ阻害剤)
[概要] プロトンポンプ阻害作用に基づき、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、ヘリコバクター・ピロリ除菌などの承認を取得し
ています。
○
【効能・効果、用法・用量追加】非びらん性胃食道逆流症
日本
承認(2010年6月)
経口剤
日本
承認(2010年6月)
経口剤
日本
承認(2010年12月)
経口剤
米国
申請(2010年3月)受理(同年6月)
欧州
申請(2010年3月)受理(同年9月)
【効能・効果追加】3剤併用による胃MALTリンパ腫、特発性血小
○
板減少性紫斑病、及び早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけ
るヘリコバクター・ピロリの除菌療法
○
【用法・用量追加】逆流性食道炎
○
【剤形追加】エクステンドリリース50mg製剤
◎
【効能・効果追加】低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十
二指腸潰瘍の再発抑制
【効能・効果追加】機能性ディスペプシア
経口剤
日本 PⅡ/Ⅲ
経口剤
日本
経口剤
PⅡ
・米国アシフェックスのエクステンドリリース50mg製剤については、2011年1月に米国食品医薬品局(FDA)より審査完了報告
通知を受領いたしました。今後、本剤の承認に向けて、審査完了報告通知・指摘事項に関してFDAと協議のもと対応してまいりま
す。
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011年1月以降の進捗
*:申請予定時期が前回から変更になったことを示しております。
参考資料【開発品】- 34
2011 年 3 月期決算
エーザイ株式会社
2)アジアの開発品
製品名:グルファスト
一般名:ミチグリニド
(速効型インスリン分泌促進剤)
[概要] 膵臓のβ細胞スルフォニルウレア受容体と選択的に結合し、膵臓からのインスリン分泌を促進することによって血糖の低下作
用を示します。<キッセイ薬品からのライセンス品>
承認:タイ、フィリピン
2型糖尿病
申請:インドネシア、マレーシア
製品名:ガスモチン
一般名:モサプリド
経口剤
(消化管運動機能改善剤)
[概要] 選択的なセロトニン(5-HT4)受容体アゴニストによる消化管運動機能改善剤であり、アセチルコリン遊離の増大を介して消
化管運動促進作用および胃排出促進作用を示します。<大日本住友製薬からのライセンス品>
上市:タイ、フィリピン
機能性胃腸症
承認:ベトナム
経口剤
申請:マレーシア、ミャンマー、ラオス、カンボジア
一般名:クレブジン
(慢性B型肝炎治療剤)
[概要] DNAポリメラーゼ阻害による抗ウイルス作用に基づく慢性B型肝炎治療剤です。<ブグァン製薬からのライセンス品>
上市:フィリピン(製品名 Revovir)
慢性B型肝炎
製品名:ユリーフ
申請:インドネシア、タイ、インド、中国
一般名:シロドシン
経口剤
(前立腺肥大症に伴う排尿障害治療剤)
[概要] 選択的α1A受容体遮断剤であり、主に前立腺に存在するα1A受容体を遮断することにより、前立腺の緊張を緩和して尿道抵
抗を改善し、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善します。<キッセイ薬品からのライセンス品>
前立腺肥大症に伴う排尿障害
一般名:cinitapride
申請:シンガポール
経口剤
(上部消化管機能改善剤)
[概要] 消化管神経叢に存在する5-HT2および5-HT4受容体を刺激することによりアセチルコリンの遊離を増大させ、上部消化管運動
を改善します。また抗ドーパミン作用も有し、ドーパミン受容体を阻害することによりアセチルコリンの放出抑制を解除し上部消化管
機能を改善します。<Almirall社からのライセンス品>
機能性ディスペプシア
臨床試験中:中国
PⅢ
○:2010 年4月以降の進捗、◎:2011年1月以降の進捗
*:申請予定時期が前回から変更になったことを示しております。
参考資料【開発品】- 35
経口剤
Fly UP