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経営成績

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経営成績
株式会社 島根銀行
経 営 成 績
1 .連結決算の概況
当行グループは、当行、連結子会社 2 社(しまぎんビジネスサービス㈱・松江リース㈱)
、
関連会社 1 社(しまぎんユーシーカード㈱)で構成され、銀行業務を中心に、証券業務、リ
ース業務、クレジットカード業務などの金融サービスに係る事業を行っております。
(島根銀
行グループの概要参照)
当行グループの当連結会計期間の業績は、以下のような内容となりました。
連 結 ベ ー ス の 預 金期末残高は、前年比(以下、前年比とする)79 億円(2.80%)増加の
2,908 億円となりました。
連 結 ベ ー ス の 貸 出 金期末残高は、44 億円(2.03%)増加の2,210 億円となりました。
連 結 ベ ー ス の 有 価 証 券期末残高は、40 億円(-7.38%)減少の505 億円となりました。
連 結 ベ ー ス の 損 益 の 状 況につきましては、経常収益が 2,515 百万円(32.43%)増収の
10,268 百万円となり、経常費用が 2,587 百万円(36.85%)増加の9,607 百万円となった
結果、経常利益は、73 百万円(-9.95%)減益の660 百万円となりました。当期純利益は、
155 百万円(-29.13%)減益の377 百万円となりました。
連結ベースのキャッシュ・フローの状況につきましては、 営業活動によるキャッシュ・フ
ローが、コールローン残高や貸出金残高の増加などにより 69 億円減少の 26 億円の収入
となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券残高の減少などにより 98 億
円増加の 2 億円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、劣後特約付借
入金の期限前償還などにより 19 億円減少の 8 億円の支出となりました。
連 結 自 己 資 本 比 率(国内基準)は、0.47ポイント低下の 8.20%となりました。
2 .単体決算の概況
(1 ) 預 金 ・ 貸 出 金
預金は、公金預金の取扱いは抑制する一方、個人向け商品のキャンペーン定期等
に積極的に取り組みました。その結果、基盤預金である個人預金では、前年比 84 億
円(4.44%)
(以下、前年比とする)と順調に増加し、全体でも、流動性預金、定期性預
金ともに増加し、期末残高は、76 億円(2.69%)増加の 2,909 億円となりました。
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株式会社 島根銀行
貸 出 金は、厳しい景況が続く中ではありましたが、住宅ローンを中心とした個人向け
ローンに引き続き取り組んだほか、審査手続きを簡素化した事業者向けローン「しまぎ
んビジネスローンサポート」
・他債務を肩代わりできる個人向けローン「おまとめ¥ゼル
くん」といった新商品の取扱いを開始するなど新規需資の発掘に努めました。その結
果、期末残高は 41 億円(1.88%)増加の2,227 億円となりました。 (2 ) 有 価 証 券
有 価 証 券は、低金利の運用環境が続く中、債券を中心とした効率的な運用に努め
てまいりました。債券相場の上昇による益確保・ペイオフ対応による流動性確保を目
的とした売却や償還により、期末残高は、35 億円(-6.46%)減少の 5 1 0 億円となりま
した。
(3 ) 諸 利 益
経 常 収 益は、資金運用収益が市場金利の低下を主因として減収となり、債券関係
損益も減少したことから、427 百万円(-5.50%)減収の7,330 百万円となりました。
経 常 費 用は、株式関係損益が株式市場の低迷により▲581 百万円の増加となりま
したが、金利低下による預金利息の減少・人員減や物件費削減による営業経費の減
少・不良債権処理の減少等により、360 百万円(-5.12%)減少の6,665 百万円となり
ました。
この結果、経常利益は、67 百万円(-9.15%)減益の 665 百万円となり、当期利益
は、159 百万円(-30.00%)減益の371 百万円となりました。
(4 ) 利 回 ・ 利 鞘 ・ 自 己 資 本 比 率
預貸金利鞘は、預金利回以上に貸出金利回が低下しましたが、経費率が低下した
ため、0.12 ポイント拡大し、1.21 %となりました。総資金利鞘は、資金運用利回が資金
調達利回以上に低下しましたが、経費率の低下により、0.09 ポイント拡大の0.54 %と
なりました。
単 体 自 己 資 本 比 率は、劣後特約付借入金を期限前償還したことや株価の下落を
主因として、14 年 3 月末比で、0.56 ポイント低下の8.29 %となりました。
(5 ) 平 成 1 5 年 度 決 算 予 想
15 年度につきましても、さらに資産内容を良化し、健全性を堅持し、引き続き収益
力の向上と経費の節減に努めることにより、経常利益、当期利益ともに増益の見込み
であります。
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