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「笑顔輝く 日本一の学校」をめざして

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「笑顔輝く 日本一の学校」をめざして
【平成27年4月号】
清水町は、「心響」を教育理念とし、しみず「教育の四季」を実践指標として、心を通わせ、
互いに響き合う感性豊かな教育を推進しています。
「ちょっといい話」は、開かれた学校の取組の一環として、町内の幼稚園・保育所、小学
校、中学校、高校の特色ある教育活動や子どもたちの頑張り、先生方や保護者の心温まるエ
ピソード等を紹介するものです。
今年度もみなさま方に広く情報を発信して参りますので、ちょっと時間をさいてお読みい
ただければ幸いに存じます。
4月号につきましては、各学校の新年度のスタートに当たり、それぞれの校長先生方の学
校経営にかける思いを記載させていただきました。
清水小学校
「笑顔輝く
日本一の学校」をめざして
校長
山下
勇
4月8日(水)子どもたちが元気に登校し、着任式・始業式、そして入学式が行われまし
た。今年度は児童数 303 名、教職員数 38 名のメンバーで、清水小学校「チーム清水小」が
始動しました。子ども一人一人の言葉や表情、姿勢から、
「新たな学年・学級で、そして新た
な目標の達成に向けて頑張っていこう」という熱い思いが伝わってきました。私たち教職員
は、この思いをしっかりと受け止めながら、子どもと真正面から
向き合い、真摯な姿勢で日々の教育活動に取り組んでいたきいと
思います。本年度の学校経営のテーマは、「笑顔輝く
日本一の
学校」としました。生き生きと活動する子どもの笑顔が輝き、優
しさと思いやりの花が咲く学校にしていきたいと思います。「笑
顔」つながる10のキーワード〈明るさ、喜び、輝き、嬉しさ、
成功、満足感、活力源、希望、充実感、楽しさ〉を大切にした教
学習の仕方を身につけ、集中
育実践を推進していきます。保護者の皆様をはじめ、関係機関・
して学習に取り組みます。
団体、地域の皆様には、本校の力強い応援団としてご理解・ご協
力・ご支援いただきますようよろしくお願いいたします。
【目指す学校像】
① 子どもたちにとって
→
行くのが楽しみで、確かな学びの力を育ててくれる学校
・わかる、楽しい授業が行われ、自信ややる気を高めてくれる学校
・互いに相手を思いやりながら仲良く過ごし、いじめや差別のない学校
・きまりが守られ、目的に向かってみんなが頑張っている学校
・自分の思いや願いの実現のために行動することを応援してくれる学校
② 保護者・地域住民にとって
→
安心・信頼をもち、子どもを通わせたい学校
・子どもの「学び」と「安全」が保証されている学校
・情報の収集・発信や説明責任・結果責任を果たし、内外に開かれている学校
・だれもが気軽に訪れ、地域の教育力が積極的に生かされている学校
③ 教職員にとって
→
各自の特性を発揮し、学校経営に全教職員参画する学校
・個々のもつ能力や持ち味を存分に発揮できる学校
・プロ教師としての力量を高めるために日々研鑽し、専門性を磨き合い、高め合える学校
・教育公務員としてのモラルが遵守されている学校
御影小学校
目標に向かって
校長
近藤
弘子
2年ぶりの御影小学校。玄関を入ると初めは懐かしさがこみ上げてきましたが、今までと
は違う重責に押しつぶされそうになりました。しかし、昔と変わらない意欲に満ちた先生方
や、保護者や地域の方々の「お帰りなさい」という声掛けに不安な気持ちが一気に和らぎま
した。この地で再び皆様方のお力添えをいただきながら学校経営を進められることを大変う
れしく思っています。また、私が教頭の時から徐々に進めていた開校百周年のお祝い行事も
いよいよ来年に迫りました。この大きな節目のイベントに子どもたち・教職員・保護者・同
窓会・地域の皆様と関われることに大きな喜びを感じております。
さて、平成27年度、本校は1年生27名を迎え、全校児童144名。教職員の転入者5
名の1名増、21名でスタートしました。始業式では、次のような話をしました。
御影小学校の目標は、「みんなで学び かたをくみあう げんきな子」。その目標に向かうた
めに、
「よく考えて表現できる子」
「心豊かでやさしさのある子」
「自らやりぬくたくましい子」
という子ども像があります。皆さんもこの目標に向かうために学級目標や個人のめあてを決
めていくと思います。自分のめあてや目標を決めるときに思い出してほしいことが2つあり
ます。
1つ目は、今まで継続してきた3つの「あ」のことです。
「あいさつ」
「あとかたづけ」
「あ
りがとう」です。この3つの「あ」は言われるからやるのではなく、自分から考え「行動」
できることが大切です。今までの自分を振り返って、いつでも、自分からできるようにめあ
てを決めて、あきらめずにやってほしいのです。
2つ目は、
「自分に自信がもてる」目標です。そのためには2つの方法があります。1つは
得意なことを大いに伸ばし、自信をつけるという方法です。しかし、これの弱点は、失敗経
験が少ないので、失敗したときのダメージが大きいということです。2つ目の方法は、自分
の得意なことを伸ばしつつ、苦手なことも克服できるような目標をもつということです。大
切なことはあきらめずに努力し続けることです。努力し続ければ必ず願いは叶うはずです。
努力し続ける自分に自信をもち、進級した学年で新たなことへチャレンジしてほしいのです。
終わりになりましたが、今年度も私たちは、保護者・地域の皆様の声に耳を傾け、教職員
一丸となって教育活動を進めていく所存です。皆様方には、今後とも本校の教育活動に対し
ご理解ご支援を賜りますようお願い申し上げ、新年度開始にあたってのご挨拶といたします。
1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
清水中学校
一日の始まりは笑顔の挨拶から
校長
宝輪
博継
7 年ぶりに清水中学校へ戻って 2 週間が過ぎました。もちろん先生も生徒たちもすべて入
れ替わっていましたが、清水中学校の空気感はそのままです。熱心に生徒たちに寄り添う先
生方、遠くからでも元気に挨拶の声を届けてくれる生徒たち。清水中に戻ってこられたこと
をとてもうれしく感じています。
先日の参観日には、何人もの保護者の方に声をかけていただきました。3年前まで清水小
学校の教頭として勤めさせていただいた妻のことをご存じだったり、中には7年間のブラン
クを超えて、私が清水中教頭時代の保護者の方がまだいらっしゃったりして、これもうれし
いことでした。また、お世話になります。どうぞよろしくお願いします。
さて、しみず「教育の四季」
。さわやかな風の中で、元気に力強く過ごしたい春のテーマは
「挨拶」です。前述の通り、清水中の生徒たちには、しっかりと挨拶の習慣が身に付いてい
ます。これも小学校での取組や、家庭・地域の皆さんの熱心な声かけのおかげと、感謝して
いるところです。
休み時間や放課後、廊下を歩くと、生徒たちがひっきりなしに「こんにちは」
「こんにちは」
と声をかけてくれますから、挨拶を返すのが大変なくらいです。先日、野球部員は練習をの
ぞきに行った私の姿を見付けると、わざわざ練習を止め、姿勢を正して、深々と挨拶してく
れました。練習の邪魔をするようで、気の毒なくらいです。
しかし、やがて社会に出て行く中学生にとって、こうした挨拶の習慣はとても大切なもの
です。企業の多くは入社試験で、学歴やテストの成績よりも面接を重視し、コミュニケーシ
ョン力や協働する力、課題解決力を大切にしています。挨拶はコミュニケーションの入り口
ですから、さわやかな相手意識に立った挨拶が必要ですし、自然と次のコミュニケーション
が生まれるような挨拶の仕方を身に付けたいものです。
中学生の笑顔は無敵です。
朝、中学生に笑顔で挨拶をされると、一日中いい気持ちで過ごせるに違いありません。恥
ずかしさを乗り越えて相手としっかり目線を合わせ、笑顔で挨拶できるようになると、清水
中生の挨拶はさらに磨きがかかるものと思います。
しっかりと習慣付いている挨拶、今後はさらにその質を高めて、清水中生のステキ度を上
げていきましょう。
考えてみてください。あなたは、どんな挨拶をされるとうれしくなりますか?
素敵な光景
本校修学旅行は4月 22 日(水)に出発予定です。町からの保護者負担軽減措置とし
て、見学料・旅行取扱手数料相当額を補助していただいています。
その補助金を本校事務職員から生徒に手渡す時のことです。
放課後、部活が早く終わった生徒から、次々と職員室へとやってきました。皆、礼
儀正しく、「ありがとうございます」と両手で受け取る様子が偉いなぁと思い眺めて
いました。
すると、その中の一人(野球部のSくん)が、封筒を受け取ったときに事務職員さ
んに向かって「ありがとうございます。これで、修学旅行でしっかりと勉強してきま
す!」とお礼の言葉を述べました。周りにいた先生たちからも感嘆の声が漏れました。
偉いなぁ・・・。
御影中学校
平成27年度のスタートにあたって
(入学式の校長式辞より)
校長
寺島
康博
ようやく暖かくなり、春めいてきた本日、清水町教育委員会委員長 三澤吏佐子様をはじめ、
多数のご来賓と保護者の皆様のご臨席を賜り、平成27年度御影中学校入学式を挙行できま
すことに厚くお礼申し上げます。そして、新入生 26 名の皆さんの入学を在校生の皆さんを
はじめ、私たち教職員共々大変楽しみに待っていました。心から入学を歓迎いたします。
新入生の皆さんは、小学校で6年間学んだことをもとに、これから3年間を将来たくまし
く生きていくための学びを身に付けていくことになります。この3年間、お互いを磨き合い
ながら有意義な中学校生活になることを願っています。
御影中学校の目指す生徒像には、
「自分の良さに気付き、自信をもって行動できる生徒」
「進
んで家庭学習に取り組む生徒」が掲げられています。この生徒像をしっかりと心に止めてお
いてほしいと思います。それは皆さんの夢を実現させるヒントにもなります。夢をもつこと
は人としてとても大切なことです。それは自分の未来を創ることです。10年後20年後の
自分の未来を想像してみて下さい。皆さんにはたくさんの可能性があります。より多くの事
に挑戦してみて下さい。その、皆さんの夢や希望の実現ために、教職員一同は可能な限り様々
な支援と協力をお約束します。
また、多くの人と接するために、豊かな表現力を身に付けるよう心がけて下さい。人には
それぞれの個性があり、それを認め合いながら共に生きていくことが自らを生かすことにな
ります。人との関わりを大切にもてることが大人としての重要な要素であり、条件でもあり
ます。互いに「思いやる心」を大切に「心豊かな人」になって下さい。
在校生の皆さん、26 名の新入生が入学してきました。先輩としてまた、同じ御影中生の
仲間として、1年生が楽しく充実した中学校生活を送れるよう、励まし、支え、見守ってあ
げてほしいと思います。
保護者の皆様方に申し上げます。本日はお子様のご入学、心よりお祝い申し上げます。皆
様方の期待や願いに応えることができるよう、誠心誠意努力していく所存でおりますので、
どうかご理解・ご協力を賜り、お力添えをいただきますようよろしくお願い申し上げます。
終わりになりましたが、ご来賓の皆様方には、公私ともにご多忙の中、本校の入学式にご
臨席を賜り、誠にありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。私ども教職員一同、本
校の教育活動に全力で邁進する決意でおります。今後とも変わらぬご指導とご支援を賜りま
すよう、お願い申し上げます。併せて、本席にご同席下さいました皆様方の益々のご健勝と
ご発展をお祈り申し上げ、式辞といたします。
清水高等学校
十勝で5番目に古い伝統校
校長
西嶋
潤一
4月9日(木)、本校の総合学科第19回の入
学式が行われ、125名の新入生を迎えました。
遠くは岡山県、東京都からの生徒もいますが、今
年は清水町からの生徒が26名、芽室からの生徒
より5人も少なくなり、残念でした。
入学式の式辞の中で、清高は十勝で5番目に古
いという表現をしました。十勝管内の高校の創立
は、帯広三条が一番古く、池田、帯広農業、帯広
柏葉と続きます。次が本校です。私立を入れると帯広大谷が本校より古く、この他では本別
だけが、第二次世界大戦の前に開校しています。
清水、帯広三条、池田は女子の職業学校、帯広大谷も女子校でしたので、十勝の高校教育
が女子教育から始まった興味深い歴史が見えてきます。道東で一番古いのが商業教育から始
まった根室、北海道で一番古いのが函館商業ですから、高等教育は海から、そして商業教育
から始まりました。川の中流域から始まる十勝は少し雰囲気が違いますし、上流部の清水に
古い学校があるのは、町の規模を考えても先人の意識の高さがわかります。
管内の多くの高校は戦後、新得、鹿追、芽室が本校の分校としてスタートしたように季節
定時制の高校として設置され、時代の要請で帯広工業、帯広南商業が開校します。季節定時
も普通科に看板を変え、管内では音更と帯広農業がこの春、募集停止、今年度の1年生がい
ません。
帯広と周辺はともかく、地方の中心であった高校はどこも間口減になっています。新得の
閉校が決まり、足寄、本別が2間口から1間口、同じ総合学科の池田も2間口、大樹、広尾
も小さくなりました。ちょうど40年前、十勝の高校生だった自分としては寂しい限りです。
40年前のイメージを維持している地方の高校は清水だけになってしまいました。清水の町
の教育への意識の高さがうかがえます。帯広のみへの集中ではなく、地方の教育拠点は守ら
なければなりません。
清水高校は平成9年、北海道で一番最初の総合学科としてスタートし、5つの系列をもち
ます。
ビジネスのエキスパートを目指す「情報ビジネス系列」、福祉・介護のエキスパートを目
指す「人間生活系列」、環境・農業分野でのエキスパート、食品製造・流通分野で食に関す
るエキスパート、それぞれを目指して学ぶ「生産技術系列」、この3つは就職を意識した系
列です。
意外に知られていないのは、国公立大学を含めた進学を目指す「人文科学系列」「自然科
学系列」です。それぞれ文系、理系の進学コースで、普通科の学校よりも人数が少ない分、
塾等に通わずに講習、個人指導等、一人ひとりを大切にした進学指導を受けることができま
す。
もちろん、総合学科として同じ規模の普通科高校より7名増の教員を配置していただいて
いる清水高校の教育活動は、あらゆる面で一人ひとりの生徒を大切にします。
また、クラスの中に系列の生徒が混在しますので、様々な情報に触れることができるのも
強みです。普通科で同じ目標をもつ生徒でクラスを構成することは、効率性という強みをも
ちますが、トップ層はともかく、クラスの中で弱い生徒を生む可能性もあります。様々な目
標をもつ仲間がいる集団は社会の縮図となり、周囲への優しさ、気配りを含めて生徒の成長
を促します。
始業式から、「日本一」「北海道一」の高校を作ろう
と話をしています。大会で勝って日本一になる生徒もも
ちろんですが、挨拶、マナー、校訓の「自律」を意識し、
自分の中で日本一を目指す生徒が増えたとき、必ず日本
一の高校になれる、そう信じています。
年度がスタートしました。元気な挨拶ができる、対面
式での上級生の温かな雰囲気、町の皆様にはまだまだ見えない部分かもしれませんが、生徒
は少しずつ成長しています。まだまだ子どもですから失敗もするかもしれませんが、是非、
声をかけていただき、更には様々な場面で学校に来ていただき、生徒の成長を見守っていた
だければと考えています。
生徒の「ちょっといい話」は次号から沢山紹介できればと思います。今回は原点に戻って、
清水高校を紹介させていただきました。
清水幼稚園
∼未来を担う子どもたちの健やかな成長を促す
幼稚園教育の充実を目指して!∼
園長
福原
幸江
愛のあふれる、明るく楽しい清水幼稚園を目指して、教頭先生を扇の要に、教職
員が一体となって、組織機能を十分に発揮した園運営を行います。
幼稚園・家庭・地域が連携して,『地域の宝』感性あふれる表情豊かな子どもを育む
印象深い第38回入園式・進級式
4月10日(金)
天候に恵まれた中、第38回清水幼稚園入園式を行いました。
12 名の新園児が保護者に手を引かれ、極度の緊張と不安の中での入場でした。子供たち
にとって、初めての行事体験でしたが、式の最後まで椅子に座って良くがんばりました。
4月14日(火)には「汽車ぽっぽ」で園内めぐりを行いました。
さくら組(年中児)とばら組(年長児)に進級した在園児のお話を聞く姿勢と態度は、本
当に立派でした。今年度初めての登園にもかかわらず、話をする人の顔を見て、集中して話
を聞き、あいさつや返事も大きな声でしてくれました。また、卒園・
入園式で移動した積み木や跳び箱などを遊戯場に移動してくれま
した。たんぽぽ組(年少児)が遊べるようにと頑張ってくれました。
今後、園児との園生活が本当に楽しみです。
平成27年度
清水幼稚園の経営方針
◎園児目標
○ げんきに
あそぼう
○ やさしい
こころをもとう
○
がんばって
◎目指す幼稚園像と教師像∼開かれた幼稚園∼
○ 園児にとって楽しい幼稚園
○
愛のあるしつけ6か条
やりとげよう
1 早寝、早起き、朝ごはん
2 あいさつ;家の中は練習場、外は
晴れ舞台
保護者や地域に信頼される幼稚園
○ 園児に慕われる教師
◎重点目標
★「教育の四季」を具体的実践目標として
3
時間を守る
4 会話;目を見て、真剣に向き合っ
て
○ 課題解決のための指導充実
5 良く遊ばせる
○
6 ルール、マナーを教える
健康安全の徹底と習慣化
○ 教師の資質能力の向上(研修の充実)
∼集団生活∼
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