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公立保育園の民間移管に関するQ&A(No.3)(PDF

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公立保育園の民間移管に関するQ&A(No.3)(PDF
公立保育園の民間移管に関するQ&A(No.3)
広島市からのお知らせ
現在、保育園ごとに実施している保護者説明会の中で、質問の多い項目について、Q&A(No.3)
としてお知らせします。
Q1 保育の実施は公的に行うべきであり、民間移管は市の保育に対する責任放棄ではないですか。
A1 保育を必要とする子どもの保育の実施は児童福祉法に基づく市の責務です。その責務を果たすた
めの方法として、市が公立保育園を直接運営する方法と私立保育園に保育の実施を委託する方法が
あり、私立保育園に委託する場合には、その運営経費は児童福祉法により市が責任を持って負担す
ることになっています。また、その運営内容についても、児童福祉法等により市が指導監督するこ
とになっていますので、公立保育園、私立保育園のいずれであっても、市が保育の実施責任を負う
という点においては同じであり、
公立保育園の民間移管が市の責任を放棄することにはなりません。
Q2 市が財政難なのはわかりますが、民間移管を実施する前に道路など他の予算で削減すべきではな
いですか。
A2 広島市は財政健全化の取組として、平成16年度から平成18年度までの3年間で、①施設管理
経費、補助金の見直しにより171億円の削減、②公共事業の計画見直し、規模縮小等により52
9億円の削減、③全職員の給与カット、定数削減等の人件費の削減により107億円の削減など、
あらゆる分野で行政改革を推進し、経費削減に努めてきました。これに対し、保育園運営費につい
ては、これまで必要な経費を確保してきており、毎年のように増加しています。
今後とも、保育園運営費は確保していきますが、待機児童の解消や施設の老朽化に伴う保育園の
建替、延長保育・一時保育・休日保育など多様な保育サービスの充実、私立保育園を含めた保育サ
ービスの質の向上など保育をめぐる様々な課題に対応するためには、これまで以上に多額の財源が
必要となるため、さらなる財源確保の手段として民間移管を実施するものです。
Q3 民間移管後に社会福祉法人が倒産して保育園を急にやめることはないですか。
A3 社会福祉法人は、社会福祉法に基づき、その設立目的が社会福祉事業を行うこととされているこ
とから、極めて公共性が高い法人です。
保育園の運営は、児童福祉法に基づいて行う福祉事業であり、運営に要する経費については、す
べて市が支払うことになっていることから、運営費を適切に使用し、保育園を運営している限り、
社会福祉法人が倒産することはありません。
また、広島市には、法人役員の解職勧告など強い指導監督権限が法律上あり、適正な運営が行わ
れるよう、指導・監督を行っていきます。
Q4 民間移管後の私立保育園では、当初は保護者の負担が増えなくても何年かすると新たな負担が増
えるのではないですか。また、経費節減のため、給食の食材の質を落としたり、古い遊具などをそ
のまま使用するようなことはありませんか。
A4 民間移管を行う際の事業者の応募条件として、帽子代など市があらかじめ認めた費用以外の費用
負担を保護者に求めないことにしています。
事業者を決定した後速やかに、保護者・市・事業者による話し合いの場(三者協議会)を設置し
て、引継ぎ内容や保護者の要望等について話し合うことにしますが、移管後も引き続きこの三者協
議会を継続して設置し、新たな費用負担を伴うものについては、保護者の同意がなければ認めない
ことにしたいと考えています。また、給食の食材の質や遊具等の安全対策をはじめ、保育園の運営
上疑問に思われることがあれば、三者協議会の場で話し合い、市が責任を持って指導します。
Q5 民間移管して、公立のベテラン保育士が民間の若い保育士に変わることは、保育の質の低下につ
ながるのではないですか。
A5 保育士の勤続年数によるキャリアを否定するものではありませんが、現在の公立保育園ほどの平
均勤続年数がなくても、経験豊富なベテラン保育士と中堅保育士、若い保育士がバランスよく配置
され、研修や日々の保育で保育園全体としてノウハウを共有することにより、保育の質を確保する
ことは十分に可能です。
移管先事業者の選定に当たっては、一定の経験を有する職員の配置を条件とするとともに、人材
の安定的な確保についても審査項目として、これらの質の高い保育を行うことのできる事業者を選
定することから、民間移管により保育士の平均勤続年数が短くなったとしても、保育の質が低下す
るとは考えていません。
Q6 民間に移管されたら収入の少ない人や障害を持っている子どもがいづらくなるなど、入園児が選
別されるようなことはないですか。
A6 保育園への入園決定については、公・私に関わらず市が行うことになっており、民間移管によっ
て移管園と保護者の直接契約に変わるものではないことから、収入が少ないことや障害があること
で入園を拒否されたり、退園を求められるようなことはありません。これまでどおり、子どもが保
育を必要とする優先度によって入園を決定します。
民間移管後に、万一ご質問のような事態が生じた場合は、三者協議会において話し合い、市が責
任を持って対応します。
Q7 民間に移管されたら障害児の保育に不安があるのですが。
A7 本市では、現在、公私立のすべての保育園で障害児を受け入れる体制としていますが、障害の重
複など個々の児童の状況が多様化してきているため、これまで以上に障害の早期発見と適切な支援
のための体制整備が必要になっています。今後は、重度障害児や発達障害児など、個々の児童の状
況に応じた支援を行うため、公立保育園の一部の園を拠点園として、障害児保育に豊かな経験を有
し専門性を持った保育士を配置し、他の公・私立保育園に指導・助言を行う体制を整備するなど、
本市の障害児保育の水準の向上を図りたいと考えています。
また、公立保育園移管先の運営主体の選定に当たっては、障害児保育に豊かな経験のある法人を
高く評価したいと考えています。
この資料についてご不明な点がありましたら、下記までご連絡ください。
問い合わせ先
広島市こども未来局こども未来企画課
電話
082-504-2813
FAX 082-504-2255
メールアドレス [email protected]
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