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事業報告 - 大阪音楽大学

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事業報告 - 大阪音楽大学
2015年度
事 業 報 告
Ⅰ 法人の概要
【1】
建学の精神
世界音楽並ニ音楽ニ関連セル諸般ノ芸術ハ之ノ学校ニヨッテ統一サレ
新音楽新歌劇ノ発生地タランコトヲ祈願スルモノナリ
【2】
学校法人の沿革
1915年(大正 4年)
創立者永井幸次により、大阪市南区塩町(現、中央区南船場)に大
阪音楽学校を開校
1926年(大正15年)
大阪市東区味原町(現、天王寺区味原本町)に移転
1948年(昭和23年)
大阪音楽高等学校開校
1951年(昭和26年)
大阪音楽短期大学開学
1954年(昭和29年)
豊能郡庄内町野田(現、豊中市庄内幸町)の現校地に移転
1957年(昭和32年)
付属児童音楽学園開設
1958年(昭和33年)
大阪音楽大学開学
大阪音楽高等学校を付属音楽高等学校に改称
1959年(昭和34年)
大阪音楽短期大学を大阪音楽大学短期大学部に改称
1966年(昭和41年)
音楽文化研究所開設(のちに音楽研究所に改組)
付属児童音楽学園を付属音楽学園に改称
1967年(昭和42年)
大学と短期大学部に各音楽専攻科設置
付属音楽幼稚園開設
1968年(昭和43年)
大学院音楽研究科開設
付属楽器博物館開設
1980年(昭和55年)
K号館竣工(音楽文化研究所、付属楽器博物館を移転)
1981年(昭和56年)
付属音楽高等学校閉校
1989年(平成元年)
ザ・カレッジ・オペラハウス開館
2000年(平成12年)
P号館(ミレニアムホール)竣工
2002年(平成14年)
音楽博物館開設(付属楽器博物館、音楽研究所などを統合して改組)
2003年(平成15年)
付属音楽院を開設(付属音楽学園を改組)
2004年(平成16年)
短期大学部を改組、新たにジャズ・ポピュラー専攻開設
2009年(平成21年)
短期大学部を改組、音楽科の下に11コースを置く
2011年(平成23年)
短大専攻科を音楽専攻の1専攻に改組
2012年(平成24年)
大学音楽学部作曲学科・声楽学科・器楽学科の3学科を廃止し、音楽
1 / 32
学科1学科を新設、ジャズ・クラシックギター・電子オルガン専攻を
開設、短期大学部音楽科にクラシックギター・ダンスパォーマンス
コースを開設。
2015年(平成27年)
大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部が公益財団法人日本高等教
育評価機構による大学・短期大学機関別認証評価の結果、
「大学評価
基準・短期大学評価基準に適合している」と認定を受ける。
【3】
役員・教職員の概要
理 事
理事定数10~15名 理事の現員数10名
理事長
中村 孝義
理事
岡野 幸義
副理事長
本田 耕一
理事
北野 徹
常任理事
十川 輝明
理事
田中 勉
常任理事
中上 善生
理事
永井 譲
常任理事
武藤 好男
理事
本山 秀毅
監 事
監事定数 2名
監事の現員数2名
小林 慶成
永井 俊一
評議員
評議員定数 21~31名
評議員の現員数22名
大学長及び幼稚園長
大阪音楽大学学長
武藤 好男
大阪音楽大学短期大学部学長
武藤 好男
大阪音楽大学付属音楽幼稚園長
小畑 有子
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【4】
設置する学校・学部・学科等 及び 入学定員、学生数の状況(在籍数は2015年5月1日現在)
●大阪音楽大学 音楽学部
学 科
3年次編入
入学定員
音楽学科(2012年度以降)
収容定員
入学定員
210名
在籍数
30名
694名
900名
作曲学科
声楽学科
(募集停止)
25名
器楽学科
計
210名
30名
900名
719名
●大阪音楽大学 音楽専攻科
専
攻
入学定員
在籍数
作曲専攻
1名
0名
声楽専攻
5名
6名
器楽専攻
14名
21名
20名
27名
計
●大阪音楽大学 大学院
研究科
専攻
音楽研究科
1年次
計
2年次
入学定員
在籍数
在籍数
収容定員
在籍数
作曲専攻
2名
1名
1名
4名
2名
声楽専攻
4名
11 名
5名
8名
16 名
器楽専攻
7名
9名
12 名
14 名
21 名
13 名
21 名
18 名
26 名
39 名
計
●大阪音楽大学短期大学部
学
音
科
楽
科
計
入学定員
収容定員
在籍数
150名
300名
247名
150名
300名
247名
●大阪音楽大学短期大学部 専攻科
専
音楽専攻
攻
入学定員
在籍数
15名
10名
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●大阪音楽大学付属音楽幼稚園
学
年
定
員
在園児数
3歳児3学級
105名
99名
4歳児3学級
105名
99名
5歳児3学級
105名
85名
315名
283名
計
Ⅱ 事業の概要
1.
創立100周年記念事業として以下のとおり実施した。
・音楽博物館において創立100周年企画展示「創設者永井幸次」を開催した。来館者は皆、永井幸次を偲ぶと
ともに、あらためてその功績に敬意を表した。
・創立記念日にあたる10月15日に、フェスティバルホールにおいて創立100周年記念式典及び特別演奏会を開
催した。卒業生、学生、教職員等の関係者及び来賓が多数来場し、創立100周年を盛大に祝った。また、特
別演奏会では西本智実客員教授の指揮のもと、ベートーヴェンの交響曲第九番を演奏し、満員の会場から惜
しみない拍手が送られた。
・建学の精神、教育理念を再認識することを目的に「永井幸次先生とともに~大阪音楽大学のあゆみ」と題し
たDVDを制作し、記念式典会場となったフェスティバルホールのロビーで放映した。
・Web年表「関西音楽史のなかの大阪音楽大学」をもとに創立100周年記念誌「創立者永井幸次と歩んだ半世
紀」を発行し、記念式典・演奏会来場者へ配布した。
・新校舎建設資金に資する募金活動において、当初の目標額を超える多くの寄付が寄せられた。
・創立100周年記念を冠した多くの特別演奏会を開催した。とりわけ、2016年3月6日にフェスティバルホール
で開催した井上道義氏の指揮による吹奏楽特別演奏会は本学が持つ力量を強く社会にアピールすることとな
った。さらに、ザ・カレッジ・オペラハウス開館25周年と併せ開催したオペラ公演「ファルスタッフ」は、
文化庁芸術祭・優秀賞を受賞し、社会的にも高い評価を得た。
2.
名神口校地を入札方式にて売却することになり、2016年3月18日売買契約締結に至った。なお、引き渡し
予定日については2017年4月28日までとする。
3.
任期満了(2015年度末)に伴う学長選挙を実施し、武藤好男学長の再任が決定した。
4.
新たな志願者層獲得に向け、全専任職員による高校訪問を実施し、新専攻を中心とした広報活動を行った。
また、訪問後は報告書を作成し、今後の入試データとして活かせるよう、次年度以降も継続することを確
認した。
5.
音楽大学の就職に対するネガティブなイメージを払拭すべく、2016年度より開設する新専攻については
「音楽で、はたらこう。
」をキャッチテーマに、様々な広報展開を行った。
6.
既存教室の改修工事を行い、ミュージッククリエーション専攻の専用教室とした。従来の教室にない教育
環境を整え、今後の教室改修のあり方のモデルとする造りとした。
7.
次代を担う演奏家の発掘・育成を目的とした豊中市主催事業「豊中音楽コンクール」が創設され、本学は
共催として施設の提供、運営協力を行った。また、2014年度より豊中市と共催で開催しているミュージカ
ル公演は盛況の内に終了し、その研究成果を広く地域・社会に発信することができた。
8.
客員教授として平田オリザ氏、林伸光氏が、客員准教授として岩崎拓矢氏が就任した。
以下
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555555555
内は事業名を示す。
A 教育・研究事業
【1】大学院・大学・大学専攻科・短大・短大専攻科
<大学院>
2015年度は作曲研究室2、オペラ研究室5、歌曲研究室1、声楽研究室10(2015年度入学生よりオペラ・歌曲各
研究室を声楽研究室に統合)
、ピアノ研究室14、管弦打研究室7の計39名が在籍(内、休学3名で1名は後期退学、
他の1名は後期復学)、各研究室による論文審査、修士作品・修士演奏審査、口述試験の結果、作曲1、オペラ4、
歌曲1、ピアノ7(内、前期修了1)、管弦打4の計17名が修了した。全大学院生必修の「芸術文化の諸相」の授業
を、前期は千宗守氏(武者小路千家家元、客員教授)に、後期は京都能楽囃子方協会より5名の能楽囃子方の先生
方が担当し、日本の芸術文化についての知見を養った。修了生支援の一環として行っている「研究生制度」は、
更新7名、新規4名が各自のテーマで研究を行った。ティーチングアシスタントとして、4名が大学・短大の授業サ
ポートを行った。11月4日に大学院定期演奏会をザ・カレッジ・オペラハウスで開催し、前半は作品発表、サクソ
フォーン、2台のピアノによる室内楽、後半はドニゼッティ「連隊の娘」抜粋を演奏し、大学院の演奏水準の高さ
を示す演奏会となった。2016年度入試は、前期・後期合わせて31名の志願者があり、14名(作曲1、声楽4、ピア
ノ6、管弦打3)が合格した。
<大学・大学専攻科>
大学は719名在籍し、172名が(内、4名は前期)卒業した。卒業生の中から、最優秀賞6名、優秀賞9名を表彰
した。
大学専攻科は27名在籍し、26名が修了した。音楽実践演習としてLICはびきの、中丹文化センター、西宮フレ
ンテホールで3回のオータムコンサートを実施した。
<短大・短大専攻科>
音楽科には247名が在籍し、112名(内、14名は前期)が卒業した。卒業生の中から優秀賞7名を表彰した。ま
た専攻科には10名が在籍し全員が修了した。
高校生に専門性を伴う授業を継続的に提供する「オープンカレッジ」は、昨年に引き続きポピュラー、ダンス
パフォーマンスのコースにおいて開講され多くの参加者を得た。
電子オルガンとダンスパフォーマンスなどコースの垣根を越えた合同発表が行われるようになってきたのも新
たな展開である。専攻科は独自のカリキュラムである「コンサートプロデュース」による演奏会をミレニアムホ
ールで開催した。
新専攻構築
●要旨
2016 年度より、大学音楽学部に新たな専攻として「ミュージッククリエーション専攻」(Cr) と「ミュージック
コミュニケーション専攻」(Co)を開設するにあたって、学長を中心に、渡邊崇氏(Cr)、 徳永暁人氏(Cr)、足立知
謙氏(Cr)、久保田テツ氏(Co)の各アドバイザー(2016年度の指導陣)の意見を参考にしながら、それぞれの専攻
のカリキュラムの入念な精査と決定、入学予定者に見合う専用教室(施設)の準備、必要な教育機器と機材の選
定及び配備を行った。
5 / 32
教育改革推進・短期大学部の改革
●要旨
2015年4月の所信に基づき、学長が短大の教育課程をクラシックの実技指導を中心とするコース、及びそれ以外
の演習授業を中心とする数コースに再編する方向性を示し、短大運営会議において具体化を検討した。当初予定
していた2017年度からのカリキュラムの更改は2018年度以降に先送りとなったが、短大再編に伴う新カリキュラ
ムの検討は継続することとした。
●成果及び達成度
各コース主任、科目担当者とも議論を重ねて、従来の13コースを大きく5コースに集約する改革案を完成させた。
内容としては、従来のピアノ、声楽などクラシック系を大学の補完的な役割と位置付け、新たに吹奏楽コースの
設置、ポピュラーとミュージカル・コースに重点を置くというもので、授業の選択の可能性についても新たな機
軸を打ち出した。また、短大独自の教育内容について検討し、管楽器・打楽器専攻における「吹奏楽総合演習(マ
ーチング・リペア)
」等の開設に繋げた。
●今後の展望
各コースによるカリキュラムの発展的変更などの部分を除いて、改革案の今年度からの実施は見送られること
になった。大学に集約される予定となっていたコース(ジャズ、電子オルガン)などの短期大学部における存在
の重要性などが主な理由である。しかし依然として少子化を見据えた効率的かつ、社会に対して明確な存在意義
を示すことのできる短期大学部の大胆な改革の必要性がなくなった訳ではなく、この議論はこれから先も重要な
課題であり、学生募集の動向を踏まえながら、より高い教育効果が期待されるカリキュラムやコース編成につい
て検討する。
教員採用筆記試験対策講座
●要旨
学生及び卒業生に対し、教員採用試験筆記対策講座を実施した。
当該講座は従来の教員による対面式講座から2014年度にWEB講座に転換し、2015年度も同様に一般教養対策、
教職教養対策、論文対策、時事対策を含めたWEB講座として実施した(講座実施期間は年度を跨ぎ2月から10月
にかけて実施)
。WEB講座は、自身の学習に向けた意志の継続が重要で、どれだけ教員採用試験への思いが強い
かが問われるが、時間を気にせず、自分のペースとスケジュールでの学習が可能という強みがある。個別対策で
の契約ではなく、一括契約を結んでおり、受講の学生は自身が受験を希望する自治体で課される課題を中心に学
習が可能となっている。また、今年度から公務員筆記試験対策もWEB講座として導入し、公務員(自衛隊、警察、
消防)音楽隊を目指す学生などを対象に実施した。
●成果及び達成度
教員採用試験対策WEB講座(ガイダンス1回、教職教養対策全24回、一般教養対策全26回、論文対策全11回、
時事対策全4回、総まとめ・教職教養全5回、人物対策講座全2回)を実施した。WEB講座受講者数は継続者を含
めて11名(内訳:大学・7名、短大4名)であった(新規は5名で内訳は大学3名、短大2名)
。
また、公務員試験対策WEB講座<自衛隊・消防・警察対策>(ガイダンス1回[教員採用試験対策と同じ]、警察
官・消防官試験対策共通講座全69回、警察官試験対策講座全24回、消防官試験対策講座全20回)を実施した。
WEB講座受講者数は2名(内訳:大学・1名、短大1名)であった。
●今後の展望
WEB講座の効果について検証を行う。自主学習の意識の継続が鍵となるため、学生の学習意識を高める効果的
な方策について検討を行うとともに、学生に対する告知方法(周知方法)もより有効な方策を検討する。
6 / 32
今年度から始めた公務員試験対策については、受講者が少なかったため、音楽隊希望者を一層取り込む仕組み
を検討する。
サウンドスクール
●要旨
サウンドスクール事業は、豊中市との包括連携協定に基づき、豊中市教育委員会と連携して「音楽あふれる学
校園づくり」をテーマに事業を展開している。豊中市立のこども園・小学校・中学校へ、授業支援、出張演奏、
クラブ活動支援、伝統音楽の普及といった活動を年間66件(こども園7件、小学校43件、中学校16件)実施し、
延べ907名の学生(卒業生・教員・演奏員を含む)を教育現場へ派遣した。
●成果及び達成度
昨年度に引き続き、吹奏楽・合唱の指導や授業支援演奏会など同等の内容で依頼を受け、多くの学生が経験を
重ねることができた。
また2015年度は、授業支援として新たに「ミュージカル指導」を導入した。桜井谷小学校で秋に行われる学習
発表会で、2年生の発表題材である「スーホの白い馬」の指導を計8回行った。ミュージカル・コースの羽鳥教授・
松田准教授・橋本助手・卒業生2名が歌・セリフ・演技・ダンスに分けて細かく指導、子供たちは一生懸命取り組
み、また、小学校の先生方も後日その内容を復習・反復指導を徹底されたとの報告を受けている。その結果、11
月18日に行われた本番では、2年生とは思えないほど素晴らしい演技を披露することができた。
●今後の展望
サウンドスクール事業を開始してから10年が経過したが、今年度からミュージカル指導も導入し新たな事業展
開を行った。ミュージカルについては経費がかかる点、学校側の協力が不可欠である点から、1年間で多数の学校
で実施することは難しい現状であるが、子供たちの成長にとって大きな成果があり望ましい事業と考えられるこ
とから、来年度も継続する。
【2】国際交流
海外の提携校との実質的な交流が行われた。
2015年3月~2015年7月の期間に大学院2年次生1名を王立ウェールズ音楽演劇大学(イギリス)に、大学3年生
2名をデポール大学(アメリカ)に送り出した。近年、提携校留学に興味を持つ学生が増加傾向にあり、既に次年
度についてはフォルクヴァング芸術大学に大学生1名(ドイツ)の留学が決定し、現地での生活や留学準備の関係
から3月下旬に渡独している。
また、海外の中高校生の来校もあり、今年度も数件受け入れた。12月にシンガポールからNational Junior
Collegeより吹奏楽学生が来校し、吹奏楽ワークショップを実施した。また、翌年3月には、アメリカ・ハワイか
らMid-Pacific Instituteより学生が来校し、邦楽(箏と三味線)ワークショップを実施した。
なお、2015年度末の時点で、上海音楽院付属音楽中学校から教員で組織された代表団が2016年5月に日本訪問
を予定しており、その折に本学を訪問し有益な関係構築のための話をしたいと打診があり、現在可能性も含めて
調整中である。また、シンガポールのRaffles Institutionから6月に合唱クラスが訪日、本学で合唱ワークショッ
プを依頼したいとの打診もあり、調整を進めている。
提携校を中心とした国際交流に関わる業務
●要旨
・王立ウェールズ音楽演劇大学(イギリス)への学生送り出し
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・デポール大学(アメリカ)への学生送出し
・海外交換留学への関心を高めるための基盤づくり、海外提携校留学助成金を受けた在学海外留学制度による交
換留学のPR(交換留学報告会の実施、
「大学教養基礎セミナー」
「短大教養基礎セミナー」でのPRの実施)
・海外からの訪問などへの応対
National Junior College<吹奏楽学生>(シンガポール)
Mid-Pacific Institute<邦楽を経験したい学生>(アメリカ・ハワイ)
●成果及び達成度
・在学留学制度により提携校の王立ウェールズ音楽演劇大学(イギリス)へ学生1名、デポール大学(アメリカ・
ハワイ)へ学生2名の留学の実施。
・シンガポールから中・高校生の訪問を受け、学校間交流の一環としてワーク
ショップ(吹奏楽)を実施。
・アメリカ・ハワイから中・高校生の訪問を受け、ワークショップ(邦楽:箏・三味線)を実施。
●今後の展望
・海外提携校留学助成制度について、奨学制度委員会との連携を深め、提携校での学習の充実を図るため語学
等における適用者審査の在り方について協議を行うとともに、海外での治安情報に則した措置について協議を行
う。
・上記に基づき「海外留学の手引き」を適宜更新する。
【3】学生生活支援・福利厚生
学生の自主企画演奏会の内、36件(前年度27件)に対して音楽文化振興財団が支援を行った。また、奨学事業
財団の奨励金給付対象となった学生の自主活動は33件(前年度25件)であった。
日本学生支援機構奨学金貸与者は一種115名、二種328名の計443名(前年度463名)
、本学奨学事業財団奨学金
28名(前年度31名)であった。
給付奨学金制度は大学29名(申請者65名)
、短大4名(申請者11名)
、大学専攻科2名(申請者7名)
、短大専攻科
1名(申請者4名)を選出し、所定の奨学金を給付した。大学院生6名については所定の額を授業料から減免した。
また、
「海外提携校留学助成金」の申請者は3名で、その内の1名が助成金の給付を受けて海外の提携校に留学した。
「国内・海外音楽講座受講助成金」の申請者は6名で、海外音楽講座に2名、国内音楽講座に1名の計3名が助成を
受けた。また、この制度を準用して大学院生を対象に「京都フランス音楽アカデミー」の受講希望者を募集し、2
名を選考した。
保健室の利用は1ヵ月平均132件(前年度175件)
、健康診断の受診率は92.1%(前年度92.1%)
。保健室での心の
問題に関する相談は58名(前年度127名)であった。契約カウンセラーによる「心の相談室」の活用は94件(前
年度71件)であった。また、契約インテーカーが対応している学生相談室は、約650件の利用があった。
学生寮入寮者は73名(内、新入寮者29名)。新入寮生歓迎パーティーが4月に、懇親会が1月にそれぞれ開催さ
れ寮生間の交流を深めた。また、7月及び1月に寮運営委員会を開催し、寮生活の現状を把握し、諸問題の改善を
検討した。この他、4月に交通安全講習会、6月に防犯訓練、9月に消防訓練をそれぞれ実施した。
新入生全員を対象とする「新入生歓迎祭」を4月4日に開催した。
学習支援体制の構築
●要旨
過年度の各委員会での議論をふまえ、オフィスアワー制度を拡大させて音楽理論・ソルフェージュ・外国語等
の学習支援を継続して実施した。
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●成果及び達成度
授業時間外の個別指導等による学習支援が定着しつつある。
●今後の展望
この形の学習支援を継続することで一定の成果につながっているが、支援が必要な全ての学生に対応できてい
るわけではない。時間割にリメディアル教育を取り込むなど、音楽大学としての学習支援の在り方を検討してい
く。
【4】教員の研究活動
本学の助成による研究活動は、通常研究5件、特別研究(芸術分野)7件、研究成果出版3件であった。
『大阪音
楽大学研究紀要 第54号』
(論文2編、研究ノート1編を収録)は、3 月末にホームページ上で公開した。
研究委員会は11回開催され、助成申請のあった研究課題に対する審査、
『大阪音楽大学研究紀要』の投稿論文等
の査読と掲載の可否の決定、図書館の購入資料と除籍資料の選定、及び研究関連の諸規程の制定及び改廃を行っ
た。
科学研究費の助成については、主担研究課題が2件、分担研究課題が3件であった。
FD推進
●要旨
後期授業期間に、教員の相互研鑽を目的とした授業公開週間を試験的に設定し、全授業科目を対象に、全教員
による授業参観を実施した。ただし、少人数クラス等の特別な理由がある場合は、その授業科目を参観対象から
外した。授業公開は、多くの教員が参加できる方法を考慮し、次年度以降も継続する予定である。
FD総括委員会と危機管理委員会の共催として、4月と12月の2回、ハラスメント研修会を実施した。
【5】自己点検・評価体制
昨年実施された「認証評価」は、本学にとって個々の内容の成果を問われたことはもとより、本学における自
己点検体制そのものの在り方に問題提起を残した。認証評価「基準4」の自己点検体制について問われた部分にお
いて、特に指摘事項は無かったが、通年的に学校ごとの自己点検活動を行う体制には至っていなかった。今後は
次回の認証評価、2年ごとの報告書の作成に向けて活動内容を精査し新たな活動を続けることになる。
自己点検・評価体制
●要旨
自己点検・評価統括委員会において、自己点検・評価体制を再検討し、実態を踏まえた体制の整備を行うこと
とした。
●成果及び達成度
自己点検・評価に関する組織図の見直しを行い、所定の手続きを経て、実効性のある形に更改することとなっ
た。また、機関別の点検・評価活動を推進するため、大学・短大の運営会議等において点検・評価に関する議論
を積極的に行うこととした。
自己点検の結果を蓄積し、自己評価を効率的に行うため、7年間に2回作成する自己点検評価報告書に加え、各
年度一項目以上について点検・評価を行うための体制を整えることとした。
●今後の展望
次年度から、大学・短大の運営委員会における自己点検・評価に関連する活動を開始する。2016年度は、2014
9 / 32
年度自己点検評価報告書における自己評価事項及び高等教育評価機構からの指摘事項について改善進捗度を点
検する。また、同年度に予定しているディプロマ・カリキュラム、アドミッションの各ポリシーの改定につい
て、自己点検の視点と併せてその内容を精査する。
【6】付属図書館
付属図書館は、2016年度に竣工する新校舎への移転が決定しており、今年度は新図書館の設計について多くの
意見を聴取し、館内の閲覧スペース・座席・書架の配置、OPAC検索台・電源コンセント・照明の位置、グルー
プ視聴室の設置等、利用者の利便性を高めるための工夫を施した。また、移転を契機として、収蔵資料の構成を
精査し、専門性と実用性を兼ね備えた施設とするため、資料の整理を推進した。
大栗文庫については、新校舎への移転が困難であるため、故大栗裕氏のご遺族(著作権継承者)
、公益社団法人
大阪フィルハーモニー協会及び本学の三者による合意に基づき、2015年4月17日付けで大阪フィルハーモニー交
響楽団に自筆譜等の原資料を譲渡・寄贈した。今後、同資料は大阪フィルハーモニー交響楽団が管理し、任意団
体の大栗裕記念会が著作権継承者とともに同資料の運用を行うことになった。
付属図書館 資料の整理作業
●要旨
新校舎への図書館の移転、及びその後のK号館の解体計画にともない、図書館資料の収蔵スペースが縮小するこ
とになるため、K号館書庫の資料を整理し、貸出・閲覧履歴のある資料のC号館への移動及び残余の資料の除籍作
業を行った。
●成果及び達成度
K号館書庫の資料については、毎年のクリーニング作業及び書庫の防湿対策を行っていたが、カビの発生を抑制
できず、その保存状態について長年にわたり問題を抱えていた。2014年度まで、劣化の著しい資料から順次除籍
を行っていたが、新校舎への移転時期が近づいたことを契機に、残余の資料(全5,769点)についても除籍を完了
した。なお、除籍にあたっては、研究委員会図書館分科会における審議等、所定の手続を経た後、除籍対象資料
に関係する各部会主任に当該資料の再利用について案内した。
●今後の展望
2016年3月の試算では、K号館資料の除籍により、C・D号館書庫内の図書及び視聴覚資料について、ほぼ新図書
館に収蔵可能となった。しかし、雑誌ためのスペースと移転後の新たな資料の受け入れのためのスペースの確保
にまでは至っていない。このため、2016年度も引き続き資料構成を精査し、C・D号館の資料の整理を継続する。
また、新図書館における移動書架の増設を重点課題として検討する。
【7】音楽博物館
<公開>
2013年度より週2日に減じた音楽博物館の一般開館日(月・土曜日)は定着し、土曜日は若年の家族連れ来館者
が増加傾向にある。
個人来館者対象に展示解説を行う「定例ガイドツアー」
(月2回実施)は主にシニア世代に好評で、リピーター
も増加している。地域社会への教育普及活動の主軸ともなっている。また、夏休み中に5日間行った「夏休み開館」
は小学生の自由研究課題、校外学習目的の親子、家族連れの来館者対象に展示楽器を使ったミニコンサート、展
示解説や「手作り楽器」のレクチャーを行った。音楽博物館の特長を活かしたイベントとして高評価を得ている。
このほか、生涯学習団体を対象に行った、学芸員の展示解説なども好評を得ている。
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一般開館以外の日は学内関係者の利用を促進しており、入試関連行事、館内授業、本学学生利用者へのレファ
レンスや試奏対応、授業課題への対応に重点おいている。
館内授業に伴う本学学生による試奏利用が定着した。授業利用を機に、古典ピアノへ興味を持つ学生の試奏利
用も見られた。
音楽博物館が育成してきたバリガムラン・サークル「スナリ・サンティ」は、ガムラン・ワークショップを受
講した本学学生からの継続要望を受けて活動を展開してきた。しかし、在学生の参加がなくなったこと、2013年
度よりガムランの授業が開講されたことなどから、2015年末でその活動を終結した。
<催事>
公開講座「ガムラン・ワークショップ」を継続催行した。
昨年に引き続き、学内のミレニアムホールで第78回ミュージアム・コンサート(10/28)を開催。1981年4月
にレクチャー・コンサートとして開始した当該企画は、移転とともに休止することとなった。
関西圏にある大学ミュージアムの連携「かんさい・大学ミュージアム連携」が、文化庁の助成事業として関
西大学博物館、大阪大谷大学博物館で開催した連携展「大学の扉を開く」に、江戸初期の三味線などを出品し
た。
<創立100周年関連>
大阪音楽大学創立100周年企画展示「創設者 永井幸次」を 4月11日(土)から展示室で開催。永井幸次の年
譜、勲章、手書きの楽譜や原稿など、ゆかりの品を展示。本学卒業生をはじめ、一般来館者が興味深く観覧し
た。
本学創立100周年記念式典・演奏会に、会場フェスティバルホールでのロビー展示として、大学史の画像を編
集したDVD「永井幸次先生とともに~大阪音楽大学のあゆみ」を制作し80インチのTVモニターで放映した。
その後、本学のホームページに掲出した。
音楽博物館の将来計画の策定
●要旨
音楽博物館の縮小移転計画により、館所蔵の図書資料を将来的に図書館に併合させるべく計画を進めてきたが、
図書館との協議の結果、移転先の収蔵域狭小のため断念せざるを得なくなった。これにより、移転する図書、移
管する図書、保持を断念せざるを得ない図書の選出とデータベース処理作業を開始した。
縮小・移転に伴い、蓄積されてきた資料群を廃棄することがないよう、移管または委譲計画を推進する。楽器
資料やSPレコードは、散逸を回避するため、類縁施設に委譲する方向で模索を始めた。
「西洋音楽受容史資料」はミュージックコミュニケーション専攻へ移管が確定、詳細な計画を推進する。
「浄瑠璃資料」
「校史資料」
「永井文庫」などの資料群が「メディアセンター構想」へどのように反映されるの
かを模索し、収納場所を協議していく。
校史資料として保管している旧メディアの録音・録画資料は、当面、空調管理された博物館エリアに継続して
移転・保管する。その後の方策は移転後に検討する。
【8】付属音楽幼稚園
在園児は5月1日付で283名(3歳児3クラス99名、4歳児3クラス99名、5歳児3クラス85名 前年度比1%増)
、3
月には85名が卒園した。
2歳児親子教室「りんごクラブ」は35組募集のところ、前期(5月~9月)は70組、後期(11月~2月)は 53
組の申込があり、昨年度同様クラスを増設した。
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音楽教室クレフは受講者が5月1日付で92名、対象園児の50%が受講した。
子育て支援事業における1歳児の親子イベント「きらり」
、2歳児の親子教室「りんごクラブ」または2歳児の親
子イベント「ようちえんであそぼ」を経て幼稚園入園というルートがかなり定着してきた。
広報事業における新入園児募集について、2016年度3年保育新入園児の48%が1歳児の「きらり」から参加、
80%は「りんごクラブ」または「ようちえんであそぼ」からの参加者であった。3歳児の入園定員105名に対し、
111名の応募があり、105名が入園予定である。
少人数での楽器指導「POCO」は、他園にはない本園ならではの特色ある保育の一環として、保護者の高評価
を得ている。
1歳児親子教室「きらり」
●要旨
1歳児の親子を対象に月1~2回の親子イベントとして実施した。親子の遊びの場を提供し、幼稚園への関心と正
しい理解をもってもらうことを目的とする。
●成果及び達成度
2013年度から実施しているが、参加者もかなり定着し、リピーターも多かった。
(2013年度230名、2014年度
231名、2015年度358名)
2016年度新入園児の47%が2014年度きらりの参加者であった。
●公的助成・民間助成
一部、豊中市の地域に開かれた幼稚園づくり事業補助金を充当した。
●今後の展望
入園2年前の1歳児の段階から本園に興味をもってもらうことは新入園児獲得にかなり大きな成果となり得るの
で、今後、更に充実させていきたい。
大人の為のレッスン
●要旨
保護者など大人のための音楽レッスン(ピアノ・ヴァイオリン・マリンバの個人レッスン)
●成果及び達成度
開講して2年目になり、受講者が少し増えた。受講している保護者には好評で、2015年度卒園児の保護者につい
て2016年度もレッスン受講を継続されることになった。
●今後の展望
保護者にも楽器演奏の楽しさを知ってもらうことが、子どものレッスン増につながると考えられる。更なる受
講者の増加に努める。
B 社会連携活動事業
【1】アドミッション事業
2013年度入試より「特待生授業料減免制度」を開始した。専門実技試験の上位成績者に対し、1年次の授業料
の一部(大学40万円、短大35万円)を減免する制度で、公募推薦・特別推薦・一般入試A日程が対象となる。実
施4年目となる2016年度入試では、合格者のなかから大学35名(前年度32名)
、短大12名(前年度16名)が本制度
の適用者に選ばれた。
出張授業や進学説明会で教職員が訪問した高校数は242校となった。また入試事務部門スタッフが大学広報を目
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的に訪問した高校・楽器店等は132カ所となり、合計374件の高校・楽器店等を訪問した。
また、2015年度初めての試みとして、全専任職員及び一部の専任嘱託職員が近畿一円の高校157校を7月に一斉
に訪問し、主に2016年度から開設する新専攻について広報を行った。
受験産業等が主催する進学相談会は西日本、北陸を中心に55会場(前年度35会場)に参加した。
オープンキャンパスを5回(吹奏楽フェスティバル含む)実施し、1,873名の来訪者があった(前年度5回2,098
名)。10月12日には祝日の授業日に合わせてオープンキャンパスを実施した。3月27日は体験レッスンとともに
2016年度から開設する新専攻を紹介するイベントを開催した。土曜や祝日に、学生や卒業生が施設設備をガイド
する「キャンパスツアー」は19回開催し、163組238名が参加した(前年度14回開催、211組361名)
。高校教員対
象入試説明会は30名(前年度25名)が参加した。
2009年度から実施している「体験レッスン」は、西日本を中心に23会場で開催し、686名が受講した(前年度
21会場735名)
。
高校訪問プロジェクト
●要旨
教職員による高校訪問の強化を図る。大学案内、入試要項、オープンキャンパス、体験レッスン案内等を直接
高校に持参し、情報交換をすることによって高校側との関係を深める。
●成果及び達成度
入試事務部門スタッフが大学広報を目的に訪問した高校・楽器店等は延べ132件、進学相談会で訪れた高校は
169件であった。2012年度より入試スタッフの担当地区制を導入、2013年度より最重要校の担当制を導入してお
り、訪問時には当該高校出身者で本学在学生の学習状況や卒業後の進路を報告することにより、高校との信頼関
係を深める努力を継続している。
また、初めての試みとして、7月に全専任職員及び一部の専任嘱託職員が近畿一円の高校157校を訪問し、2016
年度から開設する2つの新専攻についての広報を行った。
●今後の展望
次年度も全専任職員による高校訪問は継続して行い、音楽系高校以外の普通高校の潜在的な志願者層を発掘し
たい。既存の専攻・コースについても、重要校との関係を強化していきたい。
ポピュラーコース・オープンカレッジ
●要旨
高大連携の提携校である帝塚山学院高等学校の生徒、及びポピュラー音楽に関心のある高校生を対象に年間16
回のポピュラー音楽の授業(講座)を開講した。講師は本学短大ポピュラー・コースの教員3名が交替で担当した。
2013年度からは帝塚山学院高等学校に対し、オープンカレッジの受講を条件とした「高大連携特別入試」を実
施している。
●成果及び達成度
ホームページ、チラシ配布による広報活動の結果、年間のべ112名(前年度64名。帝塚山学院高等学校の生徒を
除く。
)の参加者があった。参加した高校生にとっては、大学におけるポピュラー音楽教育をとおして「大学での
学び」を先取りして体験する貴重な機会となった。各講義についても満足度の高い結果を得ることができた。
参加者の中から2016年度入試(ポピュラー・コース)への志願者が12名あった(高大連携特別入試1名を含む)
。
また、高校2年生以下の参加者にとっても本学志願を決定づける契機となっている。
●今後の展望
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2016年度も引き続き本講座を開講する。ポピュラー音楽に興味のある高校生に対してチラシ、ホームページを
通して周知を図り、講座申込者を増やすとともに、実際の志願に結び付けるよう働きかけたい。また、帝塚山学
院高等学校以外の高校との高大連携入試の導入について検討したい。
ダンスパフォーマンスコース・オープンカレッジ
●要旨
ダンスパフォーマンス・コースの広報と志願者獲得を目的に、2014年度より高校生を対象としたオープンカレ
ッジ「ダンスワークショップ」を実施している。2015年度は受講生のダンス経験にあわせ経験者クラス、初心者
クラスの2クラスを開講した。年間12回のグループレッスンと発表会のための補講1回を実施し、希望者は2016
年2月のダンスパフォーマンス・コース発表会にゲスト出演した。
講師は経験者クラスを北浜竜也(教育主任 非常勤講師)
、初心者クラスを中松朋子(非常勤助手)が担当した。
●成果及び達成度
年間を通して44名の申込みがあり、うち3回以上受講した受講者は15名、受講者のべ人数は107名となった。2016
年2月19日のダンスパフォーマンス・コース発表会には高校生6名がゲスト出演した。ワークショップを受講した
高校3年生16名のうち、2016年度入試に7名の志願者があった(内訳:大学声楽1名、短大ミュージカル3名、短大
ダンスパフォーマンス3名)
。高校生にとっては、本学のダンスパフォーマンス・コースが目指す教育内容を理解
し、志願に結び付ける契機となった。
●今後の展望
2016年度も引き続き本講座を開講する。ダンスに興味のある高校生に対してチラシ、ホームページを通してさ
らに周知を図り受講者を増やすとともに、本学ダンスパフォーマンス・コースの特徴をアピールし、実際の志願
に結び付けるよう働きかけたい。
【2】対社会事業
<キャリア関連>
大学3年次生、短大1年次生を対象に合同進路ガイダンスを2回実施、在学生が卒業後の進路について理解を深め、
具体的な行動に移すための契機として取り組んだ。また早期の意識付けとして、大学1年次生、短大1年次生に対
して通常授業の1コマ(90分)を使い、キャリア支援センターの紹介と活用奨励の説明及び「自分の目指す進路は
何か。また、それに向けどう行動していくか」と題したワークを行い、一部学生の発表を行った。
これらに加えて、学内で卒業後の進路に関わる各種採用試験説明会を実施した。主に音楽教室(ヤマハ、カワ
イ、三木楽器等)の講師採用説明会や公立学校教員採用試験(大阪市、堺市、豊能地区、神戸市、京都府)の説
明会を実施した。他にも多様な進路選択に対応するために、自衛隊音楽隊(海上)の採用説明会、警察音楽隊(大
阪府)、消防音楽隊(神戸市)
、ヤマハ吹奏楽団等の採用説明会、著作権に関するセミナー等を実施した。卒業生
にも協力を要請し、多様な進路を在学生に提示することができた。
これらの他にも講座やセミナーを多数開催し、教員採用試験対策実践指導では、2日間にわたり大学で教職部会
教員による弾き歌い指導、面接指導等を実施、また一般教養、教職教養については2014年度から継続してWEB
講座として実施した。また、2015年度からは公務員試験対策としてもこのWEB講座を新たに実施した。
その他、音楽教室講師を目指す学生にはヤマハ音楽指導グレード5級資格取得準備講座、音楽教室how to セミ
ナー等を開催した。一般的な就職活動にも応用できるものとして、ビジネスマナー講座を開催し、一般的ビジネ
スマナーの他に、就職活動で避けては通れない面接試験対策も内容に盛り込んだ。なお、将来的にTOEIC、TOEFL
等の資格試験で役立つリスニングや単語力の上達を目指す英会話講座、就活等での第一印象に重要な就活メイク
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の講座も開催した。また、活躍する先輩等をもっと身近に感じ、気軽にディスカッションができる新たな場とし
てMIRAIカフェを11回開催した。
最後に、キャリア教育の重要な位置付けとなるインターンシップは、公共ホールや楽器店、音楽団体などの協
力を得て夏期・春期の年2回実施し、併せて延べ35名が体験した。事前指導を実習前に行い、終了後には体験学生
によるインターンシップ振り返り会と報告会を行った。
●2015年度進路調査結果(2016年3月卒業生、2015年9月卒業生含む)
進路
就職
大学
大学院
大専
短専
音楽教室(企業)
17
6
3
3
0
音楽教室(自営)
1
0
2
1
1
演奏活動
8
11
4
3
0
企業
32
21
1
7
3
教員
21
4
0
6
1
公務員
4
0
0
1
0
その他
11
2
0
0
1
94
44
10
21
6
39
30
3
0
0
アルバイトしながら演奏活動
24
22
3
2
2
その他(未提出含む)
15
16
1
3
2
小計
39
38
4
5
4
卒業・修了者数
172
112
17
26
10
小計
進学
その他
短大
<エクステンション関連>
キャリア支援センターが実施するエクステンション関連事業は、指導者研修と教員免許状更新講習の2件で、受
講者はそれぞれ292名、647名であった。(人数は延べ数)
<連携関連>
連携支援センターでは、大学の教育研究活動の一端を地域社会に還元することを目的として、地方自治体・公
共団体・自治会・公民館・ボランティア団体・一般企業等さまざまな分野の団体と連携を結び社会貢献活動を実
施している。当センターの連携関係事業は、大きく分けて社学連携事業、公開講座、創立100周年記念事業、依頼
演奏、被災地支援活動等に分類することができる。
■社学連携事業
・地域社会との連携
①豊中市との共催で「豊中音楽月間」
「オーケストラの日」
「ミュージカル公演&ワークショップ」
「市民ロビー
ゆうゆうコンサート」
「第1回豊中音楽コンクール」等の実施、豊中中央ライオンズクラブ及び豊中市との共催
で「豊中こども音楽フェスティバル」を実施した。また、豊中中央ライオンズクラブの運営資金援助により「豊
中病院ランチタイムコンサート」を開催した。また、今回で7回目となる、大阪大学・大阪音楽大学ジョイント
企画「境界面上の音楽会~箏と光の競演~」の公演を大阪大学・大阪音楽大学・豊中市の三者共催事業として
実施した。
②豊中市野田校区社会福祉委員会の依頼により、本学の学生サロンぱうぜを会場として「いきいきサロン」の
催事名称で地域のお年寄りたちの憩いの場を提供するとともに、本学の卒業生によるコンサートも開催した。
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③富田林市のすばるホールとの連携で、すばる音楽祭2016「DAIONパーカッションコンサート」を開催した。
④寝屋川市との包括連携協定により、市主催事業の「アルカスピアノコンクール」への審査員紹介や、ミュー
ジカル「寝屋のはちかづき」公演の制作協力等を行った。
⑤公益財団法人川西市文化・スポーツ振興財団との連携により、川西市吹奏楽連盟主催の吹奏楽楽器別講習会
を本学学生を講師として実施した。
⑥特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪との連携により、本学を会場としてコンソーシアム主催のリコ
ーダー講習会を実施した。
⑦豊中市東豊台公民分館主催「東日本大震災復興支援コンサート」実施の運営協力等を行った。
■公開講座
豊中市、高槻市、羽曳野市、NPO法人大阪府高齢者大学校等、自治体・公共団体と連携協力して提携講座の実施
や講師派遣等を行った。
①豊中市:中央公民館との共催による大学開放講座「音楽心の旅」
②高槻市:けやきの森市民大学 大阪音楽大学公開講座「音楽の宝石箱」
③羽曳野市:はびきの市民大学 講座への講師紹介
④大阪府高齢者大学校:講座への講師派遣やコンサートの実施
■創立100周年記念事業
創立100周年の年として催事を実施した。まず、10月15日の創立記念日にはフェスティバルホールにおいて創
立100周年記念式典及び特別演奏会を開催、式典では多数の来賓が出席され、文部科学大臣(代読)と豊中市長の
祝辞を頂くことができた。特別演奏会では、本学OGである西本智実客員教授指揮の下、教員・学生・卒業生等が
一丸となり、ベートーヴェンの交響曲第九番「合唱付き」を演奏した。
3月6日には同じくフェスティバルホールにおいて、
井上道義氏の指揮により創立100周年記念吹奏楽特別演奏会
を開催した。約100名の管打専攻学生は普段の演奏能力に増して同氏の指導により潜在的な実力を短期間に開花さ
せ、本番では高水準の演奏を披露した。
さらに、オペラハウスを会場として、11月18日(水)第66回文化庁芸術祭賞受賞記念岡原慎也ピアノリサイタ
ル、11月26日(木)第65回文化庁芸術祭賞受賞記念田中勉バリトンリサイタル、12月21日(月)デュオ「エオー・
ジグマノフスキー」リサイタルを開催した。
■依頼演奏
地方自治体、公共団体、公益法人、ボランティア団体、学校、企業及び個人等から多数の演奏依頼を受け、一
定の演奏水準を保ちつつ卒業生支援の一環として演奏者の手配・派遣・紹介等マネージメント業務を行っている。
これは卒業生の活躍の場を確保するとともに大学の広報活動の一翼を担った事業でもある。また近年は、在学生
でも特に優秀な個人やグループに演奏を依頼し、実地研修の場として活用している。
■被災地支援活動
被災地支援活動は、2011年度から実施し2015年度で5年間継続した。今までの活動内容は、石巻市を対象地区
として、被災地での出張演奏会開催、寄贈を受けて集めた楽譜やレコード・CDの贈呈、市内中学生への卒業記
念品贈呈(
「石巻わがふる里」のCD)である。2015年度をもって本学としての役割を終えることにした。
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創立100周年記念事業
●要旨
学校法人の主催事業として5公演を開催した。
①創立100周年記念式典及び特別演奏会
2015年10月15日(木)式典:15:30開始、演奏会:17:30開演、会場:フェスティバルホール、指揮:西本智
実、独奏:ソプラノ;石橋栄実、アルト;竹本節子、テノール;望月哲也、バリトン;田中勉、合唱:大阪音楽
大学創立100周年記念合唱団、合唱指揮:里井宏次、管弦楽:大阪音楽大学創立100周年記念管弦楽団、曲目:L.v.
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」
②第66回文化庁芸術祭賞受賞記念 岡原慎也ピアノリサイタル
2015年11月18日(水)18:30開演、会場:オペラハウス、出演者:岡原慎也
③第65回文化庁芸術祭賞受賞記念 田中勉バリトンリサイタル
2015年11月26日(木)18:30開演、会場:オペラハウス、出演者:田中勉、片岡リサ、橋本桂子
④デュオ「エオー・ジグマノフスキー」リサイタル
2015年12月21日(月)18:30開演、会場:オペラハウス、出演者:クラリネット:フローラン・エオー、ピアノ:パトリック・ジグマノフ
スキー
⑤創立100周年記念吹奏楽特別演奏会
2016年3月6日(日)15:00開演、会場:フェスティバルホール、指揮:井上道義、吹奏楽:大阪音楽大学吹奏楽
団
●成果及び達成度
①創立100周年記念式典及び特別演奏会
式典では、文部科学大臣(代理)や豊中市長等多数の来賓に出席を賜ることができた。また、演奏会においては西本
智実客員教授の下、学生・教員・卒業生等で編成した管弦楽団と合唱団が2000名を超える満員の観客に感動を与
えた。
②第66回文化庁芸術祭賞受賞記念 岡原慎也ピアノリサイタル
③第65回文化庁芸術祭賞受賞記念 田中勉バリトンリサイタル
④デュオ「エオー・ジグマノフスキー」リサイタル
3公演とも大変素晴らしい演奏で、学内外から高い評価を得ている。
⑤創立100周年記念吹奏楽特別演奏会
国内外の有名オーケストラを指揮している井上道義氏の指導により、管打専攻の出演学生たちは飛躍的な演奏表
現能力の進歩を遂げ、本番では大変高水準な演奏の出来栄えとなった。また、超満員の聴衆は素晴らしい演奏に
感嘆し、演奏会終了後も学内外の音楽関係者から高い評価を得ている。
豊中音楽コンクール創設
●要旨
豊中音楽コンクールは、2015年度から豊中市の主催により、
「次代を担う優れた演奏家を発掘・育成し、音楽文
化の振興を図ることを目的」として設立されたクラシック音楽コンクールで、本学は共催団体として運営協力し、
学内施設で5月30日(土)に予選、31日(日)にザ・カレッジ・オペラハウスで本選を開催した。部門は高校と大学・
一般があり、それぞれにピアノ、声楽、管弦楽器の各部門を設け、申込定員は各30名、審査員は全員本学教員で
構成した。
上位入賞者は、その年の秋にザ・カレッジ・オペラハウスで開催する「豊中音楽コンクール 受賞者記念コンサ
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ート」に出演することができる。また、高校声楽部門入賞者で条件を満たした者(1名)は、大阪府高等学校音楽
教育研究会より「瀧廉太郎記念 全日本高等学校声楽コンクール」の大阪府代表として推薦を受けられる。
●成果及び達成度
各部門とも参加者数は定員を充足することができた。他のコンクールに比べ参加料も低料金であるため応募も
多く、特にピアノ・管弦楽器は定員オーバーとなり参加できない希望者も多数発生した。
本選では、豊中市民約100名に市民審査員を依頼し、審査に参加してもらい、また多数の一般来場者があり、
華やかな審査会場の中で充実したコンクールとなった。
なお、スタッフ全員が初めての運営経験であるため、豊中市との連携、スケジュールや管理方法などの構築作
業に時間を費やしたが、当日は本学他部門スタッフにも応援してもらい、おおむね予定どおりに進行することが
できた。次回の開催をさらに円滑に行えるよう今回の課題を十分検討したい。
●今後の展望
同コンクールは、2016年度も同様に共催として、5月28日(土)~29日(日)に予選、6月12日(土)に本選を開催する
ことが決定している。前回より予選の日程を1日増やしたことでゆとりを持った運営が可能と思われる。また、
審査員は学外(関東)の著名な演奏家の方々にも依頼することができたため、全国に開かれた音楽コンクールとして
発展できるものと考える。
豊中市共催ミュージカル(市民開放)
●要旨
大学主催行事として年度末にミレニアムホールで開催していた短期大学部ミュージカル・コースの試演会を、
2014年度第4回公演より豊中市との共催で開催している。2015年度で2回目の共催事業となり、2016年3月18日(金)
~19日(土) に、公開舞台稽古と3回の本公演を開催した。会場も、地域・社会に開かれた大学として発信するた
め、学内から市内の公共ホール(2014年度アクア文化ホール、2015年度ローズ文化ホール)に移した。入場料は
今年度より有料(1,000円)に設定している。なお、入場料収入は豊中市の会計となっている。
また、
「市民開放」の点で、本公演の付随事業として「ミュージカル・ワークショップ」を実施した。受講者は
主に豊中市民を対象に定員30名とし、講師はミュージカル・コースの羽鳥三実広教授を中心とした教員らで、公
演3ヶ月前より7~8回の講座を学内施設で開催した。受講生たちは公演当日、プログラム配布・花束受付・場内誘
導など、豊中市スタッフ及び大学スタッフとともに運営のサポートとしても参加した。
●成果及び達成度
入場者数は、公開舞台稽古70名、1公演目240名、2公演目253名、3公演目269名(3公演計762名)
。昨年度はフ
ァンタジー系の物語であったが、今年度は現代社会において直面する様々な課題をテーマにリアルな人間模様を
描いた作品を上演した。予算の制約上、舞台創りには困難な面も多々あったが、観客には大変好評であった。
初めての有料公演であったが、ミュージカル・コースの学生たちには招待チケットを配布せず、全て「販売」
するという羽鳥教授の指導方針により、売上全体の半数以上のチケットを自ら販売、自分たちの舞台のチケット
を観客に購入してもらうことの大切さも学ぶことのできた公演であった。
ワークショップは、30名の定員に対し53名の応募があったが、高校生の希望も多くあったため、全員の受講を
認めて開講した。ミュージカルの歴史や豆知識などの話や実技も取り入れた内容で、受講生のアンケートには大
変充実したものであったとの感想が多く見られた。
●公的助成・民間助成
共催団体の豊中市が「平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業」の助成申請を行い
採択されている。
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●今後の展望
2016年度も同様に共催として、2017年2月4日(土)にアクア文化ホールで2公演の開催が決定している。
また、受講生を対象にオーディションを実施し、合格者については本公演に出演させる等の意見が、主催団体
と受講生の双方から出ており、次年度の検討課題となる。
【3】オペラハウス事業
本格的なオペラ公演のできるホールとして建設されたザ・カレッジ・オペラハウスは、2014年度に開館25周年
を迎えた。
「新音楽 新歌劇ノ発生地タラン」という建学の精神に謳われている創立者の大志を実現すべく、これ
まで多数のオペラ公演を行い、関西、否日本有数のオペラ発生地として、文化庁芸術祭において「芸術祭大賞」
を実に3度も受賞したのを始め、モービル音楽賞(現、東燃ゼネラル音楽賞)の本賞や三菱UFJ信託音楽賞の本
賞を受賞するなど、創立者の夢を着々と実現するとともに、社会からも高い評価を得てきた。
本学の創立100周年目に当たる2015年度は、
「創立100周年記念オペラ」と銘打って、ヴェルディ唯一の喜劇作
品と言っても良い、オペラ「ファルスタッフ」を上演した。この演目は、数あるオペラ作品の中でも上演至難と
されるものであるが、関西で最も優れた、つまり日本でも有数の歌手陣と、2001年の登場以来、オペラハウスと
強い信頼関係で結ばれてきた岩田達宗氏の演出、オペラハウスがその登場を長い間待ち焦がれてきた下野竜也氏
の指揮で、大阪音楽大学100年、ザ・カレッジ・オペラハウスにおけるオペラ運動25年の一つの総括として、最
高の舞台を展開するべく取り組んだ。
その結果、文化庁芸術祭において、昨年の芸術祭大賞受賞につづいて、今年も優秀賞(大賞は該当なし)を受
賞するという快挙を達成した。なお今回は、文化庁平成27年度文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等活性化事
業)
、公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、公益財
団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団などから多くの補助を得るなど、事業目標
を十分に達成することができた。
一方オペラハウスは、教育、研究の成果発表の場として、また学校法人として様々な催事の会場として広い用
途にも活用されている。例えば、大学主催演奏会として14公演を開催し、7159名が入場した。また学生の自主公
演として開催されている、授業の延長にあるコンサートを11公演開催し、4166名が入場した。さらにクラシック
系の専攻で学ぶ学生は、卒業実技試験の際、この舞台で必ず演奏の機会を持つことになっており、2015年度は29
回に及ぶ卒業・修了演奏が実施され、1928名が入場した。
その他にも、付属幼稚園の公演が2回、本学同窓会の公演が2回行われ、合わせて2630名の入場者を得た。また
オープンキャンパス、講座やセミナー、入学式、卒業式、共催事業など多岐にわたる事業が実施され、11件で4527
名の入場者があった。年間催事総数は64件、総入場者数は22514名、総稼働日数は233日にも及んでいる。
また付属のオペラハウス管弦楽団は、京阪神地域を中心に8件11回の依頼演奏を実施し、特に様々な団体のオペ
ラ公演には欠かせない存在になっている。平成27年度には、文化庁「文化芸術による子供の育成事業(巡回公演
事業)
」を担い、大分、宮崎、鹿児島、沖縄各県の4県で巡回公演事業を実施し、ワークショップや演奏会を各16
回開催した。九州地方での巡回公演の実施は、本学の名を広く九州にも知らしめる成果を収めている。
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文化庁巡回公演事業
●要旨
この事業は、小学校・中学校において一流の文化芸術団体による巡回公演を行い、子供たちに優れた舞台芸術
を鑑賞する機会を提供することにより、彼らの発想力やコミュニケーション能力の進展を図り、将来の芸術家の
育成や国民の芸術鑑賞能力の向上につなげることを目的としている。学校法人大阪音楽大学では、自らが制作団
体となり、公演団体をザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団として2010年度から実施し、2015年度は6年目とな
る。2015年度は、九州地方の大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県において、小学校11校、中学校4校、支援学校1
校合計16校で公演を実施した。
●成果及び達成度
本公演の実施にあたり、事前に公演に関するワークショップを行い、オーケストラの説明や楽器紹介・ミニコ
ンサートなどを実施した。また、児童・生徒との共演の演目の実演指導を行い、本公演に向けて子供たちの関心
を高めた。
本公演では、オーケストラの演奏を鑑賞するだけではなく、床から伝わる音の振動など、体育館ならではの臨
場感あふれる体験をすることができた。また、プロのオペラ歌手の歌声にも触れることができ、指揮者体験コー
ナーや共演コーナーではオーケストラと子供たちとのコラボレーションも実現した。本学とは縁が薄い九州地方
での巡回公演であったが、結果的に本学の名を遠く九州にも知らしめることができた。
●今後の展望
2016年度は、山形県・福島県・栃木県・群馬県・埼玉県・さいたま市において13公演の実施が採択されており、
6月からワークショップの実施を予定している。いずれも近畿から離れた地での公演であるが、本学の名を日本全
国に広める一助となるよう努力する。
【4】付属音楽院
2015年度講座受講者数は、前年とほぼ同等である。
進学コースについては、入試事務部門と連携をとりつつリニューアルを進めてはいるが、大幅減であった昨年
度より回復したものの、在籍数は11名にとどまった。ただし、進学コースには在籍しなかったものの、音楽院が
実施するマンツーマンレッスンや、
「実力診断」を受けて大阪音楽大学及び大阪音楽大学短期大学部に入学する例
が毎年あるが、今年度も数名確認している。入試部門との更なる連携を進めたい。
食事をしながらでも気軽に聴けるコンサートをコンセプトに、学生食堂2階で無料のランチタイムコンサート
を17回開催した。出演者は音楽院の講師等を中心に、教養講座に結びつく様な演奏曲目を選び実施している。主
に土曜日に来校する会員向けのコンサートではあるが、音楽院を知らなかった新規の来場者の割合が確実に増加
してきた。新規会員の獲得につながっている感触はないが、音楽院の広報としての役割を果たしている。
9月に実施した「音楽院コンサート」は436名の来場があり、内容も好評で音楽院の催し物に対するニーズは高
い。幼児及び児童向けには、未就学児も入場できる「おやこコンサート」及び「クリスマス会」を有料公演として実
施した。両催事は、今後も継続する予定である。
新システム導入に伴う申込み、支払い方法の大幅な変更について、準備の遅れ等周知が徹底できず、顧客より
批判が多く寄せられた。しかし、インターネット方式への変更によるメリットは大きく、すでに新規顧客の登録
も多くある。今後の事務作業の軽減に伴い、スタッフのより丁寧な顧客対応も期待でき、全体的には会員の拡大
へつなげたい。
今後の広報については、インターネットを中心とすることを予定している。紙媒体への広告掲載については、
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一般紙、地域情報紙(フリーペーパー)
、幼稚園向け情報誌(無料)
、有名ホールの情報誌などに広告や記事を掲
載し、その効果の傾向を掴むことができた。また、情報誌等が主催するイベントを上手く利用することで相乗効
果が得られる事が分かった。紙媒体への広告掲載はバランスを見ながら今後も続けていく。
こども音楽教育講座の会員数拡充・定着率向上のためのキャンペーン実施
●要旨
・4月25日 「こども音楽講座無料体験」実施
・8月に予定していた「夏の音楽院フェスティバル」を中止し、10月11日に「おやこコンサート」実施
・12月19日 「クリスマス会」実施
・3月に中学生以下の受講者の発表会「ミュージックカーニバル」を3日間に分けて実施(3月12~13日、21日)
・2月14日 幼稚園向け情報誌イベント「あんふぁん春フェス2016」に出展と広告掲載
●成果及び達成度
・無料体験の中で開催した「ミニコンサート」
(F434)、
「おやこコンサート」
(ミレニアムホール)
、
「クリスマス
会」はどれも有料で開催したが多くの集客があった。未就学児が入場できるコンサートの需要は高く、アンケー
トでも継続的開催を望む声が多かった。子供向けと限定せずに、大人の鑑賞にも耐える内容のシリーズを続け、
親子へのアピールを行いたい。
・ミュージックカーニバルは、会員サービスの向上と共に、幅広い年齢層の会員に舞台出演を体験させること
により、継続受講へのモチベーション向上につながったものと推測する。
・
「あんふぁん春フェス2016」への広告は、音楽院の広報と、4月の無料体験への導入の目的は達成できており、
次年度は出展内容について更なる検討を行う。
●今後の展望
これまでの実績を踏まえて、未就学児入場可能のコンサートや発表会などを実施する予定であるが、対象・形
態・内容など再検討し、より良い講座、コンサートのあり方を考え、顧客満足度の向上に努める。今後もこども
の音楽教育に重点を置いて、広報活動を展開する。
進学関連事業充実のためのキャンペーンの検討及び実力診断の広報拡充
●要旨
・7月5日
小学生のための実力診断
・7月12日
音楽系志望者のための実力診断
・8月2日
社会人のための実力診断
・1月17日
音楽系志望者のための実力診断ピアノ
・3月26日
実力診断優秀者コンサート
多様な入試が実施されている現在、多忙な高校生にとって毎週火曜日の夕方に進学コースに通い特別推薦を得
ることの実際的な意義について検討を継続中である。ソルフェージュ・楽典をしっかり学ぶことのできる学科授
業のニーズは高く、具体的なリニューアルとしては、授業内容と音楽院に通うことの特典を充実させた。
●成果及び達成度
〔音楽系志望者のための実力診断〕
音楽系志望者のための実力診断は、ミレニアムホールを使用して、大学教員による実技審査を受けるものであ
り、対象は中学生以上で、大半が中学生・高校生で占められている。しかし中には高卒後の参加者や大学入学を
考える社会人の参加者も見受けられた。実施後に送付しているアドバイスシートの判定や講評が参加者の満足度
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を高めていると考えられる。今後も、入試事務部門と主に広報面において連携をはかりながら、中学生・高校生
を中心に、幅広い層の参加者を受け入れていきたい。
〔小学生のための実力診断〕
小学生にとって、本格的なホールで、かつコンクールとは違い自由曲で参加できるというのは珍しく、参加者
の満足度は高い結果となった。多感で吸収力の高い時期に本学教員による具体的なアドバイスを受けられたこと
は、参加者・保護者にとって強い印象を与えたものと考える。また優秀者によるコンサートも質の高いものとな
った。
〔社会人のための実力診断〕
声楽限定ではあるが、教養講座受講中の会員だけにとどまらず、広範囲な参加者が集まった。ミレニアムホー
ルで歌い、大学教員からアドバイスを受けられる機会は貴重であり、今後も続けることにより、社会人入試に繋
げる可能性を広げたい。
〔進学コースリニューアルに向けての検討〕
進学コースリニューアルについては、2016年度に向け、懸案事項として引き続き検討を進めていく。アクショ
ンプランに上程しパンフレットも完成しており、積極的な広報活動を実施していく。
●今後の展望
これまでの実績を踏まえて、引き続き実力診断及び進学コース関連のリニューアルを進めていく。
入試事務部門ともこれまで以上に連携を深め、情報交換や新規の取り組みの相談を密に行っていく。
「進学コー
ス」を検討している者については、入試制度を含めた適切なアドバイスを行った上で、マンツーマンレッスンと
クラス授業の基礎科目の組み合わせ、あるいは、基礎科目もマンツーマンで行うなどきめ細かい対応を入試事務
部門と連動して行っていく。2016年度より、高校生のマンツーマンレッスンを20%割引価格で実施する。
現在、音楽院の提携教室は2ヶ所あるが、今後本学の卒業者(幸楽会)が運営する音楽教室などにも働きかけ、
提携教室を拡充していきたい。また、ピアノ部会が検討中のグレード制度については、音楽院としても取り入れ
られるように体制を整える必要がある。
C 法人組織運営事業
【1】広報活動
本年度は創立100周年に関連した広報と、2016年度開設の新専攻の広報が主たる活動となった。
創立100周年関連においては、記念事業や関連した企画などを活用した情報発信により、本学の社会的認知度を
向上させる機会とした。
新専攻広報については、新たな層に対して周知すべく広報物の制作や広告展開、新聞・雑誌・Webなどの各種メ
ディアにおける情報発信等、様々な媒体・機会を使って、新専攻の露出を図り認知度向上に努めた。
その他、リニューアルした広報誌は写真を多用し手に取りやすい誌面とし、中身も時期や読者の興味に配慮し
た企画を増やすなど、本学の魅力を発信するためのツールとして存在感を強めた。
年度初めに発行した専攻別案内リーフレットは、各分野の志願者層に対しそれぞれの教育内容や特長をより理
解してもらうツールとして学生募集活動に活用された。
公式SNSや、集客力のある商業施設等でのイベント、マスメディアでの掲出は、継続的な取り組みよって広報
的価値が高まる活動となった。
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「大学ブランド力」強化を目的とした広報活動
●要旨
大学・専攻の認知度及びイメージ向上を目的とした広報活動を通じ、本学の建学の精神、教育理念を社会に対
し発信し、大学の存在価値を高め志願者獲得に結び付ける。
●成果及び達成度
大学広報誌をリニューアルし、毎回違ったテーマでの特集やビジュアルを多用した誌面作りにするなどの変更
を行った。手に取りたくなる広報誌として好評を得、本学の取組み、魅力を内外で認識してもらうツールとして
の発信力を強めた。
また、年度初めに発行し活用が始まった専攻別の案内リーフレットは、教育環境や教育内容などを各分野に興
味のある中高生に対し理解してもらうツールとしての意義を持ち、各専攻における入試広報活動によい影響をも
たらした。
その他、阪急うめだ本店「祝祭広場」
、JR大阪駅「時空の広場」、天王寺動物園、JRA「阪神競馬場」などの集客
力ある施設での広報的イベント演奏も積極的に取り組み、主催者による広告やポスター、ちらし、ホームページ、
SNSでの案内に加え、観覧者によるSNSでの情報発信などよい反響があり、一層広報的な価値が高まる結果をも
たらした。
●今後の展望
様々な機会や媒体で本学の取り組みを社会に発信し、露出度を高めることにより、本学及び各専攻・コースに
対する認知度、イメージを高め、最終的に入試広報に好循環をもたらしていくものとする。
大阪音楽大学100周年記念誌
●要旨
昨年度に続き、本学ホームページ内における「関西音楽史のなかの大阪音楽大学」に、本学の歴史と関西洋楽
史における重要事項を毎回5年単位で記事としてまとめ、Web年表の更新を繰り返した。当初の予定では2015年度
中に作業を完了する予定であったが、諸事情により1996年度以降の記事の公開は次年度に先送りすることとした。
●成果及び達成度
Web年表の1965年までの記述や画像を「創立者永井幸次と歩んだ半世紀」として26ページの冊子に再構成し、
創立100周年記念式典・演奏会において来場者に配付した。
●今後の展望
1996年度から2015年度までの記事をWeb年表に追加公開し、1966年以降の記事を冊子化することで2016年9月
末日を目途に事業が完了する。
創立100周年に関連した広報活動
●要旨
創立100周年に関連した記念事業やイベント・企画などの場において、また、各種メディアを通じ本学の伝統や
取組みをアピールし、社会的認知度やイメージを向上させるための広報活動を行った。
●成果及び達成度
創立100周年記念式典及び特別演奏会、記念ワイン「オペラ」(本学のオリジナルラベル)
、祝祭イベント「DAION
センチュリーパレード&コンサート」などの記念・関連事業や、天王寺動物園との共同100周年イベント、JRA「桜
花賞」ファンファーレ演奏などの企画・イベントは、新聞記事掲載やテレビ・インターネットなど各種メディアで
情報発信され、社会に対し本学の100年の伝統と取組みを発信する絶好の機会となった。
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広報誌では「創立100周年特別号」
、記念誌では「創立者永井幸次と歩んだ半世紀」を発行し、創立100周年を
盛り上げると共に本学の原点を振り返る機会を提供した。
また、多くのスマートフォンユーザーが利用しているコミュニケーションアプリ「LINE」において、創立100
周年アニバーサリーオリジナルスタンプを制作・販売し、卒業生や在学生を中心に反響をもたらし愛校心や親近
感を持ってもらうツールとなった。
●今後の展望
創立100年の伝統に加え、新しい時代に向けて躍進する音楽大学であることを社会に対しアピールしていく。
新専攻設置に関連した広報活動
●要旨
2016年度に新規開設する2つの専攻は、新しい層への周知が必要であり、各種広報物の制作や広告出稿、メデ
ィアにおける情報発信等、様々な機会・媒体を活用し、新専攻開設の認知度向上に努めた。
●成果及び達成度
特設サイト、案内リーフレット、ちらし、ポスター等、広報ツールを迅速に制作し、学生募集活動を支援した。
人通りが多い繁華街の地下街や連絡通路、駅ホームなどでは、「音楽で、はたらこう。」をキャッチテーマに、
大型やジャックによる広告展開を行った。その他、検索サイトやSNSでのインターネット広告や、対象分野の雑
誌・サイトでの企画広告なども活用し、ターゲット層へのアプローチを図った。
新聞・雑誌・Webなどの各メディア取材でも随所で新専攻の話題に触れた形で対応を行い、露出を高めるように
努めた。
●今後の展望
継続して新専攻の認知度向上のための広報展開を図り、学生募集活動に貢献する。
【2】施設・設備
施設設備の整備においては、①新校舎「100周年記念館」建設工事、②新専攻開設に伴う教室リニューアル、③
オペラハウス関連工事、④その他キャンパスの整備、⑤付属幼稚園関連工事の5件を行った。
①については、C号館及びK号館の代替校舎である新校舎を野田校地に建設するため、昨年度に引き続いて作業
を進行させた。まず設計と官公庁の手続きを完了させ、建設業者を選定し、7月1日に着工した。今年度は8階部分
までの鉄骨工事を完了し、その他の躯体工事に取り掛かっており、建設工程の30%まで進行している。来年度は
更に工事を進行させて、2016年10月末に竣工予定である。
②については、2016年度よりスタートする2つの専攻のために教室のリニューアル工事を行った。ミュージッ
ククリエーション専攻の授業教室として、A号館301教室の全面改修を行い、
「集いの場」
「学びの場」
「創作の場」
「スタッフルーム」の4つのエリアを確保した。また、ミュージックコミュニケーション専攻の授業教室は、H号
館312教室と314教室を学生のミーティングや企画、制作を行う場として、H号館313教室はパソコンを使用し、
ものづくりの為の情報収集や編集を行う場として改修を行った。
③については、落下事故防止のため、吊りマイク装置の更新を行った。その結果マイクの微調整も可能となり、
より良い音の収録が可能となった。また、舞台の広さ調節や、大道具転換などに利用する引割幕を経年劣化に伴
い交換した。
④については、
「アクションプラン」の一環であるA号館1階トイレリニューアル工事、防犯カメラの整備、E号
館西側の庇・笠木補修工事、H号館西側階段補修工事を行い、イメージアップや防犯強化及び経年劣化対策に努
めた。
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⑤については幼稚園と豊南寮の避難経路確保のため、幼稚園北東フェンスに非常出口を設置した。また防寒対
策として園児用トイレの扉設置と、浸水対策として大人用女子トイレ床下改修工事を行った。
新校舎建設に係る工事監理
●要旨
設計業務や官公庁の手続き等を完了させ、業者選定を行う。2015年7月に着工し、2016年10月竣工に向けて、
今年度は建設工程の30%まで出来高段階を進行させる。
●成果及び達成度
2015年6月に建設業者を決定し、2015年7月に近隣住民への作業工程等の説明会実施後、直ちに工事に着手した。
今年度は8階部分までの鉄骨工事ならびに外部足場や床のコンクリート打設工事が完了し、建設工程の30%を完成
させた
●公的助成・民間助成
文部科学省の私立学校施設整備補助金と、新関西国際空港株式会社の大阪国際空港教育施設等騒音防止対策事
業助成金を充当した。
●今後の展望
2016年10月末日に完成し、2017年4月に使用開始予定である。
オペラハウス吊物(音響)装置の更新
●要旨
客席天井裏にあるオペラハウスの吊物(音響)装置の老朽化に対処するため、吊りマイク調整モーター及び操
作盤の交換を行った。
●成果及び達成度
ワイヤーの絡みによる吊りマイクの落下事故の危険性が回避され、同様にモーター故障による吊りマイクの落
下の危険性も回避された。また、操作盤を交換したことによりマイクの微調整が可能になり、より良い音の収録
が可能となった。
【3】法人の運営
2015年度は本法人創立100周年の年にあたり、10月15日にフェスティバルホールで開催した西本智実指揮創立
100周年記念管弦楽団・合唱団によるL.v.ベートーヴェンの第九・特別演奏会を皮切りに、3月6日にフェスティバ
ルホールにおける井上道義指揮吹奏楽特別演奏会までの各種イベントを成功裡に終えた。第九・特別演奏会の開
演前に挙行した創立100周年記念式典には、文部科学大臣(代理)並びに豊中市長、関係団体代表者他のご臨席を
賜り、総勢1152名の本学関係者のもと、理事長・学長によって次の100年に向かって新たな誓いが述べられた。
一方で、学生数減少による財務への影響は当面たいへん厳しい状況が予測され、本法人の収支を均衡させるた
め、新入生を安定的に確保するとともに、教職員の処遇を含む支出削減を並行して実施する「今後の経営基本方
針」を理事会で決定した。収入面の「アクションプラン」は、2017年度以降の大学及び短大の入学者数について、
それぞれ210名、110名を達成することとした。また、支出面の「財務改革」は支出予算を2016年度1億円、2017
年度と2018年度はそれぞれ5千万円の合計2億円を削減するため、各種事業の見直しと廃止、教職員処遇の見直し
の両面によって達成することとした。両面とも2016年度から実行できるよう体制を整えた。
K号館の老朽化とC号館の耐震改修に対応して計画された新校舎の建設は、諸手続を終え、7月に着工、2017年
10月末完成を目途に建設中である。この「100周年記念館」には、図書館と音楽博物館を内包しメディアセンタ
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ーとしての役割を担う一方、ジャズ、ポピュラー、ミュージカル及びダンスパフォーマンスの専用教室は魅力的
な教育研究環境となる。また、2016年度に新しく開設されるミュージッククリエーション専攻とミュージックコ
ミュニケーション専攻の教室についても改修を終えた。
今年度は理事会を6回、評議員会を4回開催した。理事会において決定した学校法人の業務並びに理事長の職務
を円滑に遂行するために、常任理事会を26回開催し、延べ208件の議題を審議した。各役職者の意思疎通と連絡
調整を目的とする執行部連絡協議会を6回開催した。
今年度の教職員数は551名、内専任教員は73名(大学・短大58名、付属音楽幼稚園教諭15名)、専任職員65名。
この内年度中の退職者は64名(専任教員8名、専任教諭4名、専任職員8名、非常勤教員26名、その他18名)であ
った。
学長選挙
●要旨
任期満了に伴う学長選挙を実施した。2015年9月24日(木)に公示を行い、10月12日(月)~18日(日)に推
薦投票を実施した。推薦投票の結果、6名の推薦候補者が選出され、11月16日(月)に本選挙を実施した。
本選挙の結果、過半数の得票を得た推薦候補者はおらず、得票数第2位までの2名を対象に再選挙を実施するこ
ととなった。11月30日(月)再選挙を実施し、その結果を受け、同日、開かれた理事会において武藤好男学長の
再任が決定した。
【4】財政
本学では、毎年作成している人員計画や施設計画及び経費削減策等の理事会方針を反映した「長期財政試算」
を指標に、事業計画や予算を策定し、安定した収支バランスの確保に努めている。本年度においては安定した収
支バランスの確保のため、財政基盤の強化に取り組み、一部は来年度実施に向け準備を行った。主な方策として
は、①新専攻の設置による学生数の確保、②資産運用による収入の確保、③経常費補助金、科学研究費補助金、
演奏会に対する助成金、寄付金事業の推進等外部資金の獲得、④人事処遇の見直し等人件費の削減、⑤演奏会の
見直しや徹底した予算管理による経費の削減を行った。
新校舎建設資金等に資する寄付金事業
●要旨
創立100 周年記念プロジェクトとして建設する新校舎建設資金の一部、とりわけ学内の環境整備、緑化事業、
学生使用施設の内装充実に資する資金として活用することを目的とした募金活動を実施した。大学・短大・専攻
科・大学院・旧音楽学校・旧高校の卒業生、在校生、保護者、教職員、企業、篤志家をはじめ本寄付金事業の目
的にご賛同いただける方々を対象とし、2014 年9 月16 日より2015年9月30日まで1 年間の募金期間で開始、目
標額を1 億円とし、目標達成に向けて個人・法人へのアプローチ等より有効な手段を講じた。なお、募集期間終
了後も寄付の申出が多く寄せられたため、募集期間を2016年3月末まで延長した。なお、4月以降更に延長するか
は、状況に応じて判断する。
●成果及び達成度
2014年度から引き続き、新校舎建設の趣旨の周知及び寄付金事業への協力依頼活動を展開した結果、2016年3
月末までの募集で、個人約800件、法人約80件の寄付が寄せられ、当初目標額を上回る金額が集まった。
寄付者の礼遇として、2015年10月15日の創立100周年記念特別演奏会への招待状を個人・法人の合計約330件
に送付、演奏会当日は約200名の出席があった。
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●今後の展望
募集期間終了に伴い、ご厚志を賜った方々に感謝の意を表すため、寄付者芳名録の作成・送付と、寄付者銘板
の新校舎への設置を行う。
Ⅲ 財務の概要
別紙をご参照ください。
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▼2015年度 法人の動き
月
日
内 容
会場
<A.教育・研究事業>
4 月
1 日
大学・短大入学式
ザ・カレッジ・オペラハウス
4 月
4 日
新入生歓迎祭
A・B・C・F号館
4 月
6 日
4 月
13 日
4月
20 日
教授会①
会議室
4 月
27 日
声楽特別講義「歌唱表現特別研究」
望月哲也 特任准教授[他5/25、6/10、6/29、10/19、12/14、12/21]
C401
5 月
11 日
岩崎 洸氏 チェロ 特別講義
O104
5 月
12 日
ヴォルフガング ヴィプフラー氏 ホルン 特別講義
O202
5 月
14 日
シャオ サイモン氏 弦楽器 特別講義
O201
5 月
15 日
シャオ サイモン氏 弦楽器 特別講義
O201
5月
25 日
教授会②
会議室
5 月
29 日
2014年度大阪音楽大学音楽学部最優秀賞受賞者演奏会
第12回ザ・ローレル・コンサート
ザ・カレッジ・オペラハウス
6 月
1 日
堀江 政生氏 大学院ピアノ研究室 特別講義
ミレニアムホール
6 月
3 日
ドミニック ヴィダル氏 作曲 特別講義
K120
6 月
8 日
アオンソニー プログ氏 トランペット 特別講義
O201
6 月
8 日
バジル クリッツァー トロンボーン 特別講義
O101
6月
22 日
教授会③
会議室
7 月
1 日
片岡 雄三氏 ジャズ 特別講義
K207
7 月
4 日
澤 和樹 客員教授 弦楽器 特別講義
O103
7 月
9 日
西本 智実客員教授 オーケストラ 特別講義 [他 7/10]
ザ・カレッジ・オペラハウス 他
7 月
13 日
熊本 佳永氏 声楽 特別講義
F215
7月
20 日
教授会④
会議室
7 月
22 日
ヨズア・バルチュ氏 声楽 特別講義
P107
7 月
23 日
水中 豊太郎 テューバ 特別講義
O101
9 月
9 日
レックス マーティン氏 金管楽器 特別講義
ミレニアムホール
9 月
11 日
推薦入試判定教授会(大学3年次編入・短大専攻科)
会議室
9 月
16 日
ヤツェック・クリムキェーヴィッチ氏 弦楽器 特別講義
O104
9 月
16 日
小林秀子氏 弦楽器 特別講義
O105
9月
21 日
教授会⑤
会議室
9 月
24 日
マインハルト・プリンツ氏 ピアノ 特別講義
ミレニアムホール
9 月
25 日
2015年度前期卒業証書授与式
会議室
10 月
5 日
工藤 重典 客員教授 フルート 特別講義
O104
声楽特別講義「歌唱表現特別研究」
幸田浩子特任准教授 [他 4/15、20、6/22、10/12、11/2、11/9、12/7]
声楽特別講義「歌唱表現特別研究」
林美智子 特任准教授 [他6/8、6/15、7/20、9/21、11/30、12/18]
28/32
C401
C401
月
日
内 容
10 月
13 日
アルバロ コヤオ レオン氏 サクソフォーン 特別講義
O101
10 月
16 日
ギリアード ミショリ氏 ピアノ 特別講義
F112
10 月
19 日
ユルンヤーコブ ティム氏 弦楽器 特別講義
O104
10 月
20 日
ユルンヤーコブ ティム氏 弦楽器 特別講義
ミレニアムホール他
10 月
26 日
リーカムシン氏 ピアノ 特別講義
A424
10 月
26 日
教授会⑥
会議室
10 月
27 日
リーカムシン氏 ピアノ 特別講義
F112
11 月
4 日
松田 康子氏 ピアノ 特別講義[他11/5、6、26]
A424他
11 月
6 日
三橋 貴風 客員教授 邦楽 特別講義
F106
11 月
6 日
福田 清美氏 声楽 特別講義
A301
11 月
9 日
松原 友教員 声楽 特別講義
A301
11 月
10 日
ファブリス モレッティ氏 サクソフォーン 特別講義
O101
11 月
18 日
創立100周年記念特別演奏会 第66回文化庁芸術祭賞受賞記念
岡原慎也ピアノリサイタル
ザ・カレッジ・オペラハウス
11 月
24 日
推薦入試判定教授会(大学・短大)
会議室
11 月
26 日
創立100周年記念特別演奏会 第65回文化庁芸術祭賞受賞記念
田中勉バリトンリサイタル
ザ・カレッジ・オペラハウス
11 月
30 日
教授会⑦
会議室
12 月
6 日
大阪音楽大学 第58回 定期演奏会
ザ・カレッジ・オペラハウス
12 月
18 日
パトリック ジグマノフスキ客員教授 ピアノ 特別講義
ザ・カレッジ・オペラハウス
12 月
19 日
フラーラン エオー客員教授 クラリネット 特別講義
O202
12 月
21 日
創立100周年記念特別演奏会
デュオ「エオー=ジグマノフスキー」リサイタル
ザ・カレッジ・オペラハウス
12 月
21 日
教授会⑧
会議室
12 月
22 日
佐藤 淳一氏 サクソフォーン 特別講義
O101
1月
25 日
教授会⑨
会議室
1 月
28 日
ヨズア・バルチュ氏 声楽 特別講義
F215
1 月
31 日
創立100周年記念特別公演 大阪音楽大学短期大学部ポピュラー・コース・コンサート
サンケイホールブリーゼ
2 月
13 日
一般入試[A日程]判定教授会(大学・短大)
会議室
2 月
20 日
2月
22 日
3 月
第27回 大阪音楽大学学生オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 [他 2/21]
会場
ザ・カレッジ・オペラハウス
教授会⑩
会議室
2 日
入試判定教授会(大学専攻科・大学3年次編入・短大専攻科)
/修了・卒業・進級判定教授会(大学・短大)
会議室
3 月
6 日
創立100周年記念吹奏楽特別演奏会 大阪音楽大学 第47回 吹奏楽演奏会
フェスティバルホール
3 月
12 日
大阪音楽大学短期大学部 2015年度卒業演奏会
ザ・カレッジ・オペラハウス
3 月
14 日
大阪音楽大学 2015年度卒業演奏会 [他 3/15]
ザ・カレッジ・オペラハウス
3月
14 日
教授会⑪
会議室
3 月
23 日
一般入試[B日程]判定教授会(大学・短大)
会議室
3 月
25 日
大学・短大卒業式
ザ・カレッジ・オペラハウス
29/32
<B.社会連携活動事業>
月
日
内 容
会場
4 月
9 日
4 月
15 日
教職支援室 STUDY! [他 6/24、10/5、12/11、2/15、 2/17、2/22、2/24]
H202(教職支援室)
4 月
17 日
教員採用試験説明会(大阪市、豊能地区、神戸市等) [他 4/24、5/1、5/8、5/15]
B206教室
4 月
23 日
大阪府警察音楽隊採用説明会
O201教室
4 月
28 日
MIRAIカフェ[他 5/18、6/5、6/25、7/15、9/29、10/26、11/13、11/26、12/9、1/12、1/18] キャリア支援センター
5 月
14 日
英会話講座[他5/21、5/28、6/4、6/11、6/18、6/25、7/2、7/9、7/16]
B207教室
6 月
10 日
海上自衛隊音楽隊採用説明会
O201教室
7 月
8 日
ヤマハミュージックプロダクツ(ヤマハ吹奏楽団)採用説明会
O201教室
7 月
15 日
陸上自衛隊中部方面音楽隊採用説明会
O101教室
7 月
17 日
7 月
21 日
4月
9 日
4月
音楽教室講師採用説明会(ヤマハ、カワイ等) [他、7/3、6/16、7/3、9/25、12/7、1/15] B207教室
指導者研修(合唱、ピアノ、打楽器等)
F434教室、ミレニアムホール
[他 7/18、19、23、24、30、31、8/1、2、5、6、7、9/26、10/3、17、31、11/14、28、12/5]
教員免許状更新講習 (教育の最新事情、リコーダー等)
ミレニアムホール
[他 7/22、30、31、8/4、5、7、8、18、19、20、21、24、25、9/5]
音楽教室講師採用説明会[他、7/3、6/16、7/3、9/25、12/7、1/15]
B207教室
15 日
教職支援室 STUDY! [他 6/24、10/5、12/11、2/15、 2/17、2/22、2/24]
H202(教職支援室)
4月
17 日
教員採用試験説明会 [他 4/24、5/1、5/8、5/15]
B206教室
4月
28 日
MIRAIカフェ[他 5/18、6/5、6/25、7/15、9/29、10/26、11/13、11/26、12/9、1/12、1/18] キャリア支援センター
5月
14 日
英会話講座[他5/21、5/28、6/4、6/11、6/18、6/25、7/2、7/9、7/16]
B207教室
5月
30 日
豊中音楽コンクール 予選[本選 5/31]
O号館、P号館
6月
7 日
吹奏楽フェスティバル2014
大阪音楽大学
6月
10 日
海上自衛隊音楽隊採用説明会
O201教室
7月
15 日
陸上自衛隊中部方面音楽隊採用説明会
O101教室
7月
17 日
指導者研修 [他 7/18、19、23、30、31、8/1、5、9/26]
F434教室、ミレニアムホール
7月
19 日
オープンキャンパス[他 7/26・10/12・3/27]
大阪音楽大学
7月
21 日
教員免許状更新講習 [他 7/22、30、31、8/4、5、7、8、18、19、20、21、24、25、9/5]
ミレニアムホール
7月
30 日
夏期受験講習会[他 7/31・8/1]
8月
2 日
8月
30 日
9月
9 日
9月
10 日
大学3年次編入推薦・短大専攻科特別入学試験
9月
17 日
提携校交換留学報告会(王立ウェールズ音楽演劇大学・デポール大学)
9月
20 日
大学・短大進学実技適正テスト
9月
24 日
ヤマハ音楽指導グレード5級取得準備講座
[他 10/1、10/8、10/22、10/29、11/5、11/12、11/26、12/3]
9月
26 日
大学院入試前期日程[他 9/27・10/4]
9月
30 日
大学3年生・短大1年生対象 卒業後の進路・就職ガイダンス①
O201教室
10 月
9 日
けやきの森市民大学秋季講座「音楽の宝石箱」[10/16、23、11/13、20]
高槻市立生涯学習センター
第75回音楽基礎科目到達度テスト
同窓会《幸楽会》特別推薦実技認定審査・教員特別推薦実技認定審査
カワイピアノグレード6級認定特別講習
F109教室
30/32
B101教室
B205教室
月
日
内 容
第5回 豊中こども音楽フェスティバル
会場
10 月
18 日
ザ・カレッジ・オペラハウス
11 月
7 日
キャリア支援(進路・就職)に関する保護者対象説明会(全学生保護者対象)&個別相談 ミレニアムホール、会議室 他
11 月
7 日
第1回 豊中音楽コンクール受賞者記念コンサート
11 月
19 日
大学・短大推薦入学試験[他 11/20・21]
12 月
24 日
冬期受験講習会[他 12/25・26]
12 月
27 日
第76回音楽基礎科目到達度テスト
2月
7 日
2月
15 日
ビジネスマナー講座[他 2/16、2/18、2/19]
2月
24 日
大学3年次編入・短大専攻科一般入試[他 2/25・26]
2月
29 日
大学音楽専攻科入試
3月
11 日
大学院入試後期日程[他 3/12]
3月
14 日
教員採用試験対策講座1 [他 3/15]
3月
18 日
大学・短大一般入学試験[B日程]
3月
19 日
第77回音楽基礎科目到達度テスト
4月
4 日
4月
ザ・カレッジ・オペラハウス
大学・短大一般入学試験[A日程][他 2/8~10]
B101、F215教室
D201、203教室
音楽幼稚園 第48回入園式
音楽幼稚園
12 日
JRA第75回「桜花賞」発走ファンファーレ及び表彰式演奏
阪神競馬場
7月
25 日
音楽幼稚園 夏まつり
音楽幼稚園
9月
12 日
天王寺動物園創立100周年記念イベントにおける「人と動物に贈る創立100周年演奏会」 天王寺動物園
10 月
11 日
音楽幼稚園 第49回運動会
音楽幼稚園
2月
27 日
音楽幼稚園 発表会「たのしみまショー」
オペラハウス
3月
19 日
音楽幼稚園 第49回卒園式
音楽幼稚園
9 月
17 日
提携校交換留学報告会(王立ウェールズ音楽演劇大学・デポール大学)
B101教室
9 月
24 日
ヤマハ音楽指導グレード5級取得準備講座
[他 10/1、10/8、10/22、10/29、11/5、11/12、11/26、12/3]
B205教室
9 月
30 日
大学3年生・短大1年生対象 卒業後の進路・就職ガイダンス①、②[10/2]
①O201教室、②F215教室
11 月
7 日
11 月
11 日
ヤマハ大人の音楽レッスン講師採用説明会
O201教室
11 月
27 日
就活メイク講座[他 2/16]
F215教室
1 月
20 日
神戸市消防音楽隊採用説明会
O201教室
2 月
1 日
And Vision留学説明会
B101教室
2 月
15 日
ビジネスマナー講座[他 2/16、2/18、2/19]
B101、F215教室
3 月
14 日
教員採用試験対策講座1 [他 3/15]
D201、203教室
キャリア支援(進路・就職)に関する保護者対象説明会(全学生保護者対象)&個別相談 ミレニアムホール、会議室 他
31/32
<C.法人組織運営事業>
月
5月
日
26
内 容
日 第1回理事会
決議事項:2014年度事業報告、2014年度決算報告、短期事業計画案(2015~18年度)、
学校法人大阪音楽大学経理規程の改定、
大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部学長任用規程及び学長選挙規程の改定
報告事項:2015年度入学試験結果、法人運営規模等の推移(2006~2015年度)、新校舎建設計画等報告
5月
27
日 第1回評議員会
諮問事項: 2014年度事業報告、 2014年度決算報告、短期事業計画案(2015~18年度)
報告事項:2015年度入学試験結果、法人運営規模等の推移(2006~15年度)
6月
9
日 第2回理事会
決議事項:新校舎建設計画
6月
7月
10 月
10 月
20
日 大阪音楽大学後援会総会・役員会
1 日 野田校地100周年記念館建設工事着工
15 日 創立100周年記念式典/創立100周年記念特別演奏会
29
日 第2回評議員会
諮問事項:新校舎建設に係る資金計画、2015年度第1回補正予算案、
今後の経営基本方針、役員人事(緊急議案)、役員人事
報告事項:創立100周年寄付金事業の期間延長
10 月
30
日 第3回理事会
決議事項:新校舎建設に係る資金計画、2015年度第1回補正予算案、今後の経営基本方針、
次期理事長互選(緊急議案)、役員人事
報告事項:創立100周年寄付金事業の期間延長
12 月
19
日 大阪音楽大学後援会懇話会・役員会
11 月
30
日 第4回理事会
決議事項:次期学長任命、評議員人事、2017年度以降の学生生徒等納付金、
協議事項:アクションプラン 部会編
2月
8
日 第3回評議員会
諮問事項:名神口校地及び校舎の売却、2015年度第2回補正予算案
報告事項:理事長選任、評議員の選任
2月
9
日 第5回理事会
決議事項:名神口校地及び校舎の売却、2015年度第2回補正予算案、
2016年度大阪音楽大学学則及び大阪音楽大学音楽専攻科規則変更、
2016年度大阪音楽大学短期大学部学則及び大阪音楽大学短期大学部専攻科規則変更、
2016年度大阪音楽大学大学院規則変更、 役員報酬規程の改定、副理事長の選任と次期常任理事会構成員選任
3月
16
日 第4回 評議員会
諮問事項:役員人事、2016度事業計画案、2016度予算案、幼稚園教諭に係る雇用制度の変更
報告事項:副理事長の選任と次期常任理事会構成員、2016年度入学試験結果
3月
16
日 第6回 理事会
決議事項:役員人事、評議員人事、2016年度事業計画案、
2016年度予算案、資産運用規程の改定、幼稚園教諭に係る雇用制度の変更
報告事項:2016年度入学試験結果
32/32
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