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報告書(PDF:737KB)
平成 28 年度鶴岡市地域子育て推進講演会
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千葉敬愛短期大学 学長 明石要一 氏
おはなしポケット 会 長 井上裕子 氏(右)
副会長 佐藤美佳 氏(左)
八栄島地区自治振興会 事務局長 渋谷正士 氏
平成 28 年 9 月 24 日、出羽庄内国際村を会場に「地域とつながろう~子育てフィールドは無限
大 !! ~」と題した地域子育て推進講演会を開催しました。
講演に先立って行った事例提供では、市内で子育て支援や青少年育成事業を行っている二組の
方から活動内容を紹介していただきました。子どもの健やかな育ちを支えている、身近な事例につ
いて知る機会となりました。講演では、千葉敬愛短期大学学長の明石要一先生を講師にお迎えし、
子どもを取り巻く環境の変化や、子育てにおける家庭や地域の役割について、幅広い視点からお話
していただきました。具体例にうなずいたり、笑ったり、考えさせられたり、あっという間の 2 時
間でした。先生の問いかけに、参加者同士が話し合う場面もあり、有意義な時間となりました。講
演会の概要を紹介します。
講 演
地域ぐるみで子育てを応援しよう
よく「時代が変わった」と
言いますが、何が変わったの
でしょうか。一緒に考えてみ
ましょう。
数の変化
���
学長 明石
����
要一 氏
食生活の変化
幼稚園や保育園の園長先生からお聞きした話
を紹介します。
遊びの変化
ナナメの関係が消えた
いとこの
千葉敬愛短期大学
以前は、まな板の上で野菜を切ったり、フライ
パンで目玉焼きを焼いたりするままごと遊びを
していたが、最近は、テーブルを拭いてお皿を並
べ、買ってきたものを袋から取り出して盛り付け
る「配膳遊び」が増えた。
団塊の世代・・・・・30 人超
団塊ジュニア・・・10 人前後
団塊孫世代・・・・・ 0 人~数人
皆さん、いとこは何人いますか?戦後 72 年間
で親戚、特にいとこの数が減りました。いとこは、
進学や就職などで競い合う良きライバルでした。
また、困った時に頼るのは親戚です。例えば、被
災した時、仮設住宅ができるまで居候させてもら
うなどのセーフティネットでした。
親戚や地域の青少年団体は、多様な年代がいる
ナナメの関係です。今の小中学生は、縦と横の関
係はしっかりありますが、このナナメの関係を失
ってしまいました。地域社会がナナメの関係をど
う築くかが喫緊の大きな課題だと思います。
においの変化
以前は、お弁当の時間にはハンバーグや炒め物
のいいにおいがしたが、今は冷凍食品が増えたた
め、以前のようないいにおいはしなくなった。
私は、子育ての基本は食育だと思います。1 日
1 回は、家庭で料理をする姿を子どもに見せまし
ょう。また地域では、宿泊して料理をする機会を
作ることが食育につながります。
お米の良さを見直そう
教育への関心の変化
小学校 5 年生 120 名に 5 日間の朝食のメニュ
ーと日常生活について調査したところ、4 日以上
米飯が 25%、4 日以上パン食が 40%、残りの 35%
は米飯とパン食のミックスという結果が出た。
また、4 日以上米飯の子どもは他と比較して、
早寝・早起きで友達が多く、学校生活が楽しい割
合が高かった。
実に、団塊の世代の 4 人に 1 人は孫がいませ
ん。その現実を考えてみましょう。例えば選挙が
あります。選挙の公約の主なものは、医療・年
金・教育です。孫がいる人は、孫のために教育を
訴える候補者に 1 票入れますが、孫がいない人は
年金と医療を優先して考えます。このまま放って
おくと、教育に対する関心がどんどん薄れてしま
います。
お米を食べる家庭の子どもの方が元気だとい
う理由は 3 つ考えられます。1 つ目は、米飯の方
がおかずが多く、栄養のバランスが良いこと。2
つ目は、ご飯の方が噛む回数が多く、脳が活性化
されること。3 つ目が重要だと思いますが、お米
を食べる家庭のお母さんは、前日に朝食のメニュ
ーを考えて、炊飯器のタイマーをセットしてから
寝るという段取りをもっているということです。
これが、子どもにも伝わっているのだと思います。
大学全入時代の影響
10 年前から、大学名と場所を気にしなければ、
希望者全員が大学に入学できる大学全入時代に
なりました。大学全入時代になると困る人が 4 人
います。誰でしょうか?
予 備 校・・・・・ 浪人生が少ない
保 護 者・・・・・「受験のために勉強しなさい」
が効かない
中学校の先生・・・生徒が内申書を気にしなくな
ったので生徒指導が大変
大 学・・・・・入学試験の検定料収入が減少
健康寿命を延ばそう(ピンピンコロリ)
都道府県別健康寿命ランキングでは、静岡県が
常に上位に入っています。その要因は、栄養のバ
ランスが良いことや、体をよく動かすスポーツ県
であることなどが挙げられますが、その他に、ボ
ランティア活動が盛んだということも考えられ
ます。前向きで明るく、外で人と話すことが健康
寿命につながります。社会教育では、健康寿命を
いずれも少子化が進んでいるということです。
この現実を踏まえて、地域活性化やまちづくりを
どうするかということを考えることが重要です。
2
延ばすことが大切だと思います。人や病院のお世
話にならずに天国に行く人生設計が大事だなと
思っています。
経済格差による体験格差
悔しいですが、経済格差が学力格差や体験格差
を生んでいます。例えば、年収 800 万円以上ある
家庭の子どもは、夏は海、冬はスキー、放課後は
習い事に通うことができます。しかし、年収 300
万円以下の家庭では保護者が忙しいため、そのよ
うな体験ができず、家でテレビや漫画、ゲームを
して過ごしている場合が多くあります。非常に豊
かな体験をする子どもと、そうでない子どもとの
格差を、学童保育や放課後子ども教室、地域の方
に埋めてほしいと思っています。
集団活動できない男子
今の小学校高学年から中学生の男子は、雑談す
る友だちはいますが、安定した友人関係を築くこ
とが難しくなっています。集団を作った経験がほ
とんどないため、自分の立ち位置がわからず、う
まく行動することができません。以前は、集団活
動が盛んに行われていたので、活動を通して自分
の役割が自然と身についていました。
地域の方には、ぜひ集団活動の機会を作ってい
ただきたいと思います。そして、役割を与え、上
手にできたら褒めていただきたい。子どもは、経
験を積むうちに自信がついて、自分から行動でき
るようになります。世話を焼いたり、面倒を見た
り、役割を与えたりすることは、家庭や学校では
なかなかできないものです。
3つの「ぷり」が重要
子どもの貧困対策には、すぐに手を打たなけれ
ばならないものと、長期的に子どもを元気にさせ
るものの 2 つがあります。私は、子どもが元気か
どうかは「食べっぷり、遊びっぷり、つきあいっ
ぷり」が基準になると考えています。この 3 つの
「ぷり」が良ければ、家庭が少々大変でも生き抜く
力があります。家庭と学校と地域が連携しなが
ら、この 3 つの「ぷり」を豊かにすることが重要
です。特に地域の方にお願いしたいと思います。
大勢の中で遊ばせよう
団地と住宅地と農山漁村地域では、どこに住む
子どもが一番よく遊んでいるでしょうか?
がんばっている地域の秘訣
団地と住宅地と農山漁村地域に住む子どもを
比較すると、団地に住む子どもが一番よく遊んで
いる。農山漁村地域は、空き地はたくさんあるが、
子どもが分散しているため、集まって遊ぶことが
難しい。一方、団地は遊び場は少ないが、子ども
が多いので遊び相手がすぐに集まる。
長野県・・・ 「信濃の国」という県歌を小学校や子
ども会で歌っているので、県民は全員
歌うことができる
群馬県・・・ 「上毛かるた」を通して県内の地名や
名所を覚える
子どもの数が減って、放課後は一人でテレビや
漫画、ゲームをして過ごすことが増えました。今
の子どもは、学校が一番の遊び場になっていま
す。少子化の現状では、放課後や休日に子どもを
意図的に集めて、大勢で遊ばせることが必要で
す。その中で、切磋琢磨しながら友情や思いやり
が育まれるものです。
郷土愛を育成するためには、まず地域を知るこ
とが大切です。次に、地域を好きになってもらう
ことです。そうすると、地域を良くしようという
気持ちにつながっていきます。
子どもの大人化
小学校 6 年生 130 名に調査したところ、4 割が
自分の手帳を持っていた。
子どもが大人と同じような生活を送るように
なりました。今の子どもは、塾や習い事でスケジ
ュールが詰まっていて、そのスケジュールに従っ
て活動します。そうすると、明日のことを考えて
行動するようになります。以前は、今のことだけ
を考えて本気で遊んでいたので、振り返ってみる
と子ども時代のいい思い出がありました。ぜひ今
の子どもに「子どもの時代」を作ってあげましょ
う。
家庭では何をすればよいか
晩酌文化復活で一家団らんの時間を作りましょう
晩酌文化(一家団らんの夕飯)を復活させてほ
しいと思います。
「親子のコミュニケーションが
3
多いほど自尊感情が高い」というデータがありま
す。週に1度は一家団らんの時間を設けましょう。
サラリー授与式でお金の流れを教えましょう
お金は、農協や銀行からもらっているのではな
く、夫婦が頑張って稼いだものだということを教
えるため、給料日にサラリー授与式を行いましょ
う。小学校高学年や中学生には給料明細を見せ、
税金や年金について学ぶ機会を作りましょう。家
のお金の流れを理解すると、親の苦労がわかるも
のです。
へその緒伝達式で自立を促しましょう
かつては、親子の縁切り宣言としてお母さんが
嫁ぐ娘にへその緒を渡しました。裏を返せば「今
まで十分しつけたから、もう大丈夫」という家庭
教育の自信の表れでした。私は、男女共にこれを
成人式でやってほしいと思います。「二十歳まで
は家庭と地域が面倒を見たので、これからは自立
しなさい」という思いを伝えましょう。
お宮参りの意味を見直しましょう
赤ちゃんのお宮参りには、村の神社の神様へ子
どもが無事に育ったことへのお礼の他に、赤ちゃ
んの地域デビューの意味がありました。かつて
は、お宮参りの後に「うちの子をよろしく」と近
所にお餅を配りました。子どもは地域の宝であ
り、みんなで大事に育てていきましょうという文
化がありました。
事例提供
子どもの心に届くおはなしを
おはなしボランティア「おはなしポケット」
会長 井上 裕子 氏 副会長 佐藤 美佳 氏
おはなしポケットの成り立ち
昭和 60 年、市立図書館の児童文学講座受講生
が、おはなし会にボランティアとして参加したこ
とがきっかけとなり、クリスマス絵本まつりやボ
ランティア養成講座を経て、平成元年に「おはな
しポケット」を結成しました。現在のメンバーは
20 代から 70 代までの 16 名です。
私たちは、子どもの本の楽しさとその役割の重
要性を、子どもと子どもに関わる大人に伝えるこ
とを目的として活動しています。
できることを工夫しながら
活動内容は、図書館内で行う毎月のおはなし会
や季節ごとの大きなおはなし会の他に、市内の小
学校・保育園・幼稚園・育児サークルなどの依
頼を受けて、出張おはなし会を行っています。
おはなし会では、絵本を使った読み聞かせの他
に、
手作りの人形などの道具を使ったり、
わらべ歌
や素語りをしたりしています。また、絵本達人ク
イズや、普段書庫に眠っている絵本の展示など、
子どもたちに本の楽しさを伝えるために、自分た
ちのできることを工夫しながら活動しています。
家庭・学校・地域のトライアングルで子育てを
福井県は、43 年前から全国学力テストでベス
ト 5 に入っています。その要因として、三世代同
居率や貯金高が多く家庭が安定していることや、
県をあげて健康に取り組んでいること、地域みん
なが助け合う雰囲気があることが挙げられます。
学校教育が栄えるためには、家庭と地域がしっか
りと土台を支えていることが重要です。
テーマソング「ふしぎなポケット」
家 風・・・家紋の意味を伝える。家訓を作る。
校 風・・・校歌や校訓、校章の意味を伝える。
地域色・・・地域の歴史や文化、特色を伝える。
家庭・学校・地域のそれぞれが、子どもに自分
の良さを自慢しましょう。互いの持ち味を活かし
ながら、トライアングルで子育てをすることが大
切です。
おはなし会は「ふしぎなポケット」という歌を
歌って始めます。歌いながら、エプロンのポケッ
トから紙粘土で作ったビスケットを出します。そ
して、ビスケットを裏返すと「お・は・な・し・
ポ・ケ・ッ・ト」という文字が表れます。ただポ
ケットからビスケットを取り出すだけですが、子
どもたちは手品のように喜んでくれます。
おはなし会の最後も同じ歌を歌って終わりま
す。ビスケットを裏返して「ま・た・ね・♡」と、
最後にハートを出すと、子どもたちはとてもくす
ぐったそうに笑って喜んでくれます。
明石要一氏プロフィール
専門は教育社会学。文部科学省中央教育審議会委
員や千葉市教育委員を務め、子どもを取り巻く環境
が大きく変化している現在社会において、子ども・
教師の研究に精力的に取り組んでいる。
著書は「ガリ勉じゃなかった人はなぜ高学歴・高
収入で異性にモテるのか」
「子どもの規範意識を育て
る」「子どもの放課後改革がなぜ必要か」など多数。
4
子どもの成長を見守る応援団
わらしっこ楽園
初めておはなし会に来た時、落ち着いて聞くこ
とができなかった親子には「めげないで、また来
てくださいね」と声をかけています。すると、ま
た来てくれて、常連になる親子もいます。中には、
新しくおはなし会に来た子どもを「次も来てね」
と誘い、スタッフのようになった子どももいまし
た。おはなし会を通して、子どもの成長を見守る
ことができるのも、私たちの嬉しいことです。
乳幼児向けのおはなし会では、わらべうたを歌
っています。歌いながら、赤ちゃんをひざの上で
ゆっくり揺すったり、手のひらで優しく撫でたり
すると、赤ちゃんは自然と笑顔になります。その
笑顔を見たママも笑顔になります。わらべうた
は、子や孫への溢れる愛が歌われていて、ママと
赤ちゃんを一緒に癒してくれます。
子どももママも笑顔になれるように応援した
いと思っています。
小学生を対象に年間 9 回開催している「わらし
っこ楽園」を紹介します。基本的に土曜日の午前
中に実施しており、小学校を通してチラシを配布
してお知らせしています。
毎回楽しみに参加してくれる子どもが多く、家
庭でも積極的に後押しをしてくれています。
絵本と子どもとをつなぐお手伝い
絵本やおはなしが嫌いな子はいません。私たち
は、絵本の世界と子どもをつなぐことを大切に考
えています。そして、忘れられない一冊との出会
いのお手伝いをすることができたらと思い活動
を続けています。子どもの心に寄り添いながら、
子どもたちがもう自分で楽しめるよという時ま
で、心に届くおはなし会をしたいと思っています。
事 業
4
顔合せ会
月
内 容
自己紹介後、1~4 年生はゲー
ム、5・6 年生はカレー作り
地域活動センターの花壇作り
5 花いっぱい
月 活動
明石先生のコメント
絵本の読み聞かせは、聞き上手を育て、それが
話し上手、読み上手につながっていきます。コミ
ュニケーションの基本を育むことができると思
います。また、朝読みと夕読みは家庭や地域で取
組むことができます。
地元商店や一人暮らしの高齢
者へ贈るプランターの植栽
地区内にある老人福祉施設で
施設利用者と一緒に植栽
お皿やカップなど、10 月の活
7
とうげい教室 動センターまつりに展示する
月
作品作り
中央公民館でプラネタリウム
プラネタリウム
8
を鑑賞後、庄内空港の緑地公園
鑑賞と
で遊具遊びやレクリェーショ
月
公園で遊ぼう
ン
事例提供
地域で支えあう子どもの育成
八栄島地区自治振興会 事務局長 渋谷 正士 氏
9 手打ちうどん 庄内農業高校を会場に、高校生
の指導でうどん作り
月 交流会
八栄島地区の概要
10
いも煮会
月
八栄島地区は八色木上区、八色木下区、豊栄、小
中島の 4 つの町内会から成り、平成 28 年 8 月末
現在の人口は 265 戸 933 人です。八栄島小学校は
昭和 53 年3月に閉校し、藤島小学校と統合して
おります。八栄島地区の小学生は、今年度 58 名、
中学生は 16 名おります。
平成 25 年 11 月 1 日に八栄島地区自治振興会
が設立され、翌年 4 月 1 日に八栄島公民館から八
栄島地区地域活動センターになり、生涯学習事業
に加えて防災・福祉事業を行っております。
大鳥自然の家でイワナ掴みや
芋煮作り
一人暮らしの高齢者とゲーム
で交流後会食
12 あったか
月 ボランティア 活動センターに来られない高
齢者へは自宅へお弁当を配達
1
小真木原スケート場でスケー
スケート教室
ト協会より指導
月
2
世代間交流
月
5
老人クラブの協力で、高齢者と
交流
中学生を対象とした事業
次に、中学生を対象にした事業を紹介します。
今年は 8 月 6 日土曜日に行いました。例年、7 月
下旬の土日を利用して、1 泊で野外研修をしてい
ましたが、今年は移動手段や部活動の参加状況を
考え、1 日の事業で計画しました。中学生 11 名が
参加し、交通安全協会の協力で 4 班編成で早朝に
地区内のカーブミラー清掃を行いました。その
後、マリンパークねずがせきでの海水浴、午後か
らはボウリングを行い、夕方に活動センターでバ
ーベキューをして楽しみました。中学生時代の良
い思い出の 1 つになったと思います。
明石先生のコメント
体験を通して社会性や思いやりを育む
中学生は忙しく地域活動に参加することは難
しいですが、小学校時代のわらしっこ楽園の良い
体験が参加につながっていると思いました。
都市部では、防災対策要員として中学生が注目
されています。中学生は地元の学校にいて体が大
きいので、一人暮らしの高齢者を助けることがで
きます。小学校高学年から中学生の防災意識を高
めることも大切です。
事業の運営には、各町内会子ども育成会役員や
生涯学習推進員をはじめ、内容によって老人クラ
ブ、民生児童委員、婦人団体等地域の方の協力を
得ています。
子ども同士、
また地域の方々との関わ
りの中で、社会性や思いやりが育まれるよう、よ
り多くの体験の機会を提供したいと思っていま
す。事業後には反省評価を行いながら、今後も有
意義な事業となるよう取り組んでいきたいと思
います。
参加者アンケートから
「参加者 76 人中 49 人回答」
絵本の読み聞かせをすることは、聞き上手にな
り、話し上手になり、人と人とのコミュニケーシ
ョンがとれる人間に成長する大事なことだと思
った。 (60 代、女性)
久しぶりに子どもに本を読んであげたくなり
ました。中学生になってもボランティアとして参
加することは、とてもすばらしいと思いました。
(40 代、女性)
子どもを取り巻く環境が大きく変化している
中で、地域ぐるみの子育て支援の重要性を改めて
感じた。 (70 代、男性)
これからどういう視点で子どもに接していく
べきか、何となく見えてきた講演だった。もやも
やしたものが、少し晴れてきたように思う。
(60 代、男性)
子どもたちが「大人と同じ生活をするようにな
った」というのはもったいないことだと思いまし
家庭・学校・地域の連携の大切さを改めて感
た。子ども時代が短くなった(なくなった)のは、
じました。子どもは社会の宝です。
人生において大きな損失だと思います。私は、一
(50 代、女性)
番楽しかったこと、幸せだったことは子ども時代
に集中しています。その思い出だけで、どんなに
辛いことも乗り越えられると思います。
地域の教育力の大切さを具体例を入れてお話
(30 代、女性)
していただき再認識できた。 (50 代、男性) 平成 28 年 12 月 15 日発行 鶴岡市教育委員会社会教育課 山形県鶴岡市上山添字文栄 100 TEL.0235-57-4866
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