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情報通信技術(PDF/829KB)
8.情報通信技術 8 電子政府推進のためのWebアプリケーション開発(オープンソース系) Web Application Development (Open Source) for E-Government Promotion 集団 課題解決促進 対象国の条件: 1180023 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)講義・演習による各科目の知識定着、及び本邦研修最後の総合演習にてWebアプリケーション開発の擬似プロジェクトを経験し、実践的なスキルを身 につける。(2)ロールプレイングを交え、利害関係者との折衝・交渉、また習得した知識・スキルの普及活動を効果的に行うためのヒューマンスキルを習得 する。(3)専属のスタッフを配置し、複数のツール(例:メール、Webページ、JGN-SNS、JICA-Net等)を通じて、帰国研修員のアクションプランの実現をサ ポートする。 対象組織/人材 目標/成果 【目標】 【対象組織】 研修員が所属する組織の電子化推進における、オープンソースソフトウェアによるWeb技術を用いたアプ 中央官庁、地方自治体および公的機関 リケーションシステムに係る設計及び実装上の課題が、解決に向けて方向付けられる。 【対象人材】 <職位>オープンソースソフト等によるWebア 【成果】 プリケーション開発の担当者 (1)政府の電子化推進における普遍的な知識について説明できる。 <職務経験>2年程度のアプリケーション開発 (2)プロジェクトなどのチームワークに必要なヒューマンスキルを実践できる。 経験 (3)UMLを利用した業務分析/Webアプリケーションシステム設計を行える。 <その他>大学学部卒相当以上、Linuxの基 (4)オープンソースソフトをプラットフォームとしたWebアプリケーションシステムを構築できる。 礎知識を有することが望ましい。 (5)オープンソースソフトをプラットフォームとしたWebアプリケーションシステム開発プロジェクトの業務上 の課題について、解決する方策が立案される。 内 容 【事前活動】 組織のミッション、業務内容、組織の課題とその改善案を記載した事前活動シートを作成する。 本邦研修期間 2011 / 8 / 30 ~ 2012 / 2 / 21 調整中 主要協力機関 【本邦活動】 所管国内機関 JICA沖縄 上記の各成果に対応して以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 (1)E-Government概論、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリ ング)方法論 関係省庁 (2)リーダーシップ、ネゴシエーション、企画提案書作成、普及啓蒙活動のためのプレゼンテーション 2011年度から2013年度まで (3)構造化分析設計、オブジェクト指向基礎及び分析設計、Webサイトインターフェース設計 実施年度 (4)Linux基礎及びシステム構築、PHPプログラミング及びデータベースアプリケーション開発、MySQL構 研修員は、組織の課題と研修 築・運用、ソフトウェア試験 内容を踏まえ、課題解決に向け (5)総合演習、アクションプラン作成 たアクションプランを本邦滞在 【事後活動】 中に作成する。 特記事項 帰国後3ヶ月を目処にアクションプランの進捗報告書、6ヶ月後を目処に最終報告書の提出 及び 参考ホームページ -199- 集団 課題解決促進 電子政府推進のためのセキュリティ強化 Information Security for E-Government Promotion 対象国の条件: 1180072 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)講義・演習による各科目の知識定着、及び本邦研修最後の総合演習にてセキュリティポリシー策定の擬似プロジェクトを経験し、実践的なスキルを身 につける。(2)ロールプレイングを交え、利害関係者との折衝・交渉、また習得した知識・スキルの普及活動を効果的に行うためのヒューマンスキルを習得 する。(3)専属のスタッフを配置し、複数のツール(例:メール、Webページ、JGN-SNS、JICA-Net等)を通じて、帰国研修員のアクションプランの実現をサ ポートする。 目標/成果 【目標】 研修員が所属する組織の、情報セキュリティの観点からの電子化戦略策定、あるいは同戦略に並行した 情報セキュリティの方針の策定、あるいは情報資産管理における方針遵守の確認に存在する課題が、解 決に向けて方向付けられる。 【成果】 (1)政府の電子化推進における普遍的な知識について説明できる。 (2)プロジェクトなどのチームワークに必要なヒューマンスキルを実践できる。 (3)コンピュータネットワーク・セキュリティシステムの構築及び運用管理ができる。 (4)情報セキュリティの枠組みを説明できる。 (5)情報セキュリティ管理システムの構築及び運用管理に係る課題について、解決する方策が立案され る。 内 容 【事前活動】 組織のミッション、業務内容、組織の課題とその改善案を記載した事前活動シートを作成する 対象組織/人材 【対象組織】 中央官庁、地方自治体および公的機関 【対象人材】 <職位>組織内の情報セキュリティ管理を担 当する者 <職務経験>3~5年程度のアプリケーション 開発/ネットワークスペシャリストの何れかの経 験 <その他>大学学部卒相当以上。 本邦研修期間 2011 / 9 / 13 ~ 2012 / 1 / 28 調整中 主要協力機関 【本邦活動】 所管国内機関 JICA沖縄 上記の各成果に対応して以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 (1)E-Government概論、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)、オープンソースソフト導入に向けた課 題と対応策、セキュリティの基礎、プロジェクト管理 関係省庁 (2)リーダーシップ、ネゴシエーション、企画提案書作成、普及啓蒙活動のためのプレゼンテーション 2011年度から2013年度まで (3)Linux、ネットワーク基礎、インターネットサーバ構築、ネットワークセキュリティ、ファイアウォール構築、 実施年度 不正アクセス対策 研修員は、組織の課題と研修 (4)情報セキュリティポリシー策定、ISMS構築、情報セキュリティ監査、情報セキュリティリスク分析 内容を踏まえ、課題解決に向け (5)総合演習、アクションプラン作成 たアクションプランを本邦滞在 中に作成する。 特記事項 【事後活動】 及び 帰国後3ヶ月を目処にアクションプランの進捗報告書、6ヶ月後を目処に最終報告書の提出 参考ホームページ -200- 集団 人材育成普及 保健医療分野におけるIEC活動 Information,Education and Communication (IEC) in Health Sector 対象国の条件: 1180075 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 保健医療/その他保健医療 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)総合演習にて、保健医療分野におけるテーマ(公衆衛生、HIV/エイズ対策など)を題材に、Webコンテンツを利用したIECプログラムの企画書を作成 する。 (2)利害関係者との折衝・交渉、習得した知識・スキルの普及活動などを効果的に行うためのヒューマンスキル強化に特化した科目を実施する。 (3)本邦研修終了後6ヶ月の間、実施機関により、帰国研修員のアクションプランの実現をサポートする。 対象組織/人材 目標/成果 【目標】 【対象組織】 保健医療分野開発における啓発・教育活動に適応した、メディア教材の制作理論、その活用方法および 保健医療関係省庁および地方の保健部局 メディア教材開発技術が、普及される。 【対象人材】 【成果】 <職位>保健医療関係の省庁もしくは、地方 (1)教育プログラムの企画や教材設計における理論や概念を説明できる。 保健部の職員 (2)教育、普及・啓発活動に必要なヒューマンスキルを取得する。 <職務経験>3年以上7年未満の、保健医療 (3)各種メディアによる教材制作に関する基礎的な知識を説明し、基礎的なスキルを実践することができる 関係のIEC活動、もしくはメディア教材の企画・ 。 制作・利用・評価の業務経験 (4)保健医療分野におけるIEC活動に関する事例研究から気づきや発見について説明できる。 <その他>年齢: 25歳から40歳以下、学歴: (5)保健IEC活動プログラムおよびその教材を策定・作成する総合制作演習を通じて得た、知識、スキルお 大学学部卒相当以上。 よび気づきについて、普及のためのアクションプランを策定する。 本邦研修期間 2012 / 3 / 6 ~ 2012 / 6 / 16 調整中 主要協力機関 内 容 【事前活動】 自組織の普及・啓発活動にかかる課題の把握 【本邦活動】 所管国内機関 JICA沖縄 上記の各成果に対応して以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 (1)インストラクショナル・デザイン(ID)の基礎、ISD、動機付けと行動変容理論、マルチメディア概論、メディ アリテラシー、広報・普及啓発メディア概論、住民参加型アプローチ手法、メディアキャンペーン手法 関係省庁 (2)コミュニケーション、ファシリテーション、プレゼンテーション 2011年度から2013年度まで (3)デジタルビデオ撮影・編集等の基礎、デジタル写真撮影、印刷物制作、ISDモデルによるWebコンテン 実施年度 ツ制作 全成果の研修内容を踏まえ、 (4)保健医療分野活動実践事例(エイズ対策、公衆衛生、リプロダクティブヘルス) 技術知識・スキルの普及に向け (5)総合課題制作(Webコンテンツの制作およびこれを活用する保健IEC活動プログラム立案)、形成評価 たアクションプランを、研修員は 手法演習、アクションプラン作成 、本邦滞在中に作成する。 特記事項 及び 【事後活動】 参考ホームページ 帰国後6ヶ月後を目処にアクションプランの実行状況を記した最終報告書の提出 -201- 集団 課題解決促進 電子政府推進のためのシステム運用管理 System Management for E-Government Promotion 対象国の条件: 1180129 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)講義・演習による各科目の知識定着、及び本邦研修最後の総合演習にてシステム管理基準策定の擬似プロジェクトを経験し、実践的なスキルを身に つける。(2)ロールプレイングを交え、利害関係者との折衝・交渉、また習得した知識・スキルの普及活動を効果的に行うためのヒューマンスキルを習得す る。(3)専属のスタッフを配置し、複数のツール(例:メール、Webページ、JGN-SNS、JICA-Net等)を通じて、帰国研修員のアクションプランの実現をサポ ートする。 目標/成果 【目標】 研修員が所属する組織のシステム運用管理上の課題が解決に向けて方向付けられる。 対象組織/人材 【対象組織】中央官庁、地方自治体および公的 機関 【成果】 (1)政府の電子化における普遍的な知識について説明できる。 (2)プロジェクトの実施に必要なリーダーシップやネゴシエーションなどのヒューマンスキルを実践できる。 (3)システム運用管理を行うことができる。 (4)システム運用管理上の課題について、解決する方策が立案される。 (5)研修員が作成したアクションプランが組織内で共有される。 【対象人材】システム運用管理の担当者 <職位>3~5年程度のアプリケーション開発/ システム運用管理/システム監査の何れかの 経験を有する者 <その他>大学学部卒業相当以上 内 容 【事前活動】 組織のミッション、業務内容、組織の課題とその改善案を記載した事前活動シートを作成する 本邦研修期間 2012 / 3 / 6 ~ 2012 / 6 / 30 調整中 主要協力機関 【本邦活動】 上記の各成果に対応して以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 (1)E-Government概論、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)、オープンソースソフト導入に向けた課 題と対応策、セキュリティの基礎、プロジェクト管理 (2)リーダーシップ、ネゴシエーション、企画提案書作成、普及啓蒙活動のためのプレゼンテーション (3)システム管理基礎、Linux基礎及びシステム構築、システム運用管理設計、システム管理基準策定、 運用システムの構築 (4)総合演習、アクションプラン作成 所管国内機関 JICA沖縄 【事後活動】 (5)帰国後3ヶ月を目処にアクションプランの進捗報告書、6ヶ月後を目処に最終報告書の提出 -202- 関係省庁 実施年度 特記事項 及び 参考ホームページ 2011年度から2013年度まで 研修員は、組織の課題と研修 内容を踏まえ、課題解決に向け たアクションプランを本邦滞在 中に作成する。 集団 課題解決促進 電子政府推進のための戦略的組織力強化 Strategic Empowerment of Organizations for E-Government Promotion 対象国の条件: 1180131 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): ガバナンス/行政基盤 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)同一組織を対象に、情報化戦略策定(1年目)、プロジェクト管理(2年目)、システム開発(3年目)を1つのパッケージとして3年間で実施する。(2)戦略 策定、プロジェクトマネジメント、開発を行う各階層の強化を各年度計画的に行うことにより、1案件で戦略的な組織力強化が可能であるため、独立したミ ニプロジェクトとして、または情報通信分野の強化が必要なプログラムやプロジェクトのコンポーネントとして活用する場合にも有効である。 対象組織/人材 目標/成果 【目標】 【対象組織】 対象組織内に情報化戦略の策定、及びそれにそったプロジェクトの推進に向けた枠組みが形成される。 中央官庁、地方自治体および公的機関 ※3年間連続して研修員を派遣できること 【成果】 (1)政府の電子化における普遍的な知識について説明できる。 【対象人材】 (2)プロジェクトの実施に必要なリーダーシップやネゴシエーションなどのヒューマンスキルを実践できる。 <職位>組織の電子化を主導する役職にある (3)EAの考え方を基に、全体最適の観点から整合の取れたビジネスアーキテクチャ及びデータアーキテ 者。 クチャの計画ができる。 <職務経験>5~7年程度のITアーキテクト/ (4)情報化戦略の立案ができる。 システムアナリスト/情報処理部門管理者/プ (5)研修員が作成したアクションプランが組織内で共有さる。 ロジェクトマネージャの何れかの業務経験、もし くは1~2年程度の情報化戦略責任者(CIO)の 経験。 <その他> 大学学部卒業相当以上 内 容 【事前活動】 組織のミッション、業務内容、組織の課題とその改善案を記載した事前活動シートを作成する 本邦研修期間 2011 / 9 / 6 ~ 2011 / 12 / 20 調整中 主要協力機関 【本邦活動】 所管国内機関 JICA沖縄 上記の各成果に対応して以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 (1)E-Government概論、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリ ング)方法論 関係省庁 (2)リーダーシップ、ネゴシエーション、企画提案書作成、普及啓蒙活動のためのプレゼンテーション 2011年度から2013年度まで (3)ビジネスアーキテクチャの作成、ITアーキテクチャの策定、ITガバナンス、コンサルティング手法基礎 実施年度 (4)総合演習、アクションプラン作成 2年目はプロジェクトマネージャ 、3年目はWebアプリケーション 【事後活動】 開発技術者を対象としたコース (5)帰国後3ヶ月を目処にアクションプランの進捗報告書、6ヶ月後を目処に最終報告書の提出 内容で実施する。 特記事項 及び 参考ホームページ -203- 電子政府推進のためのIPネットワークの構築と運用管理 IP Network Development and Management for E-Government Promotion 集団 課題解決促進 対象国の条件: 1180137 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)講義・演習による各科目の知識定着、及び本邦研修最後の総合演習にて擬似プロジェクトを経験し、実践的なネットワーク構築・運用・管理技術を身 につける。(2)ロールプレイングを交え、利害関係者との折衝・交渉、また習得した知識・スキルの普及活動を効果的に行うためのヒューマンスキルを習得 する。(3)専属のスタッフを配置し、複数のツール(例:メール、Webページ、JGN-SNS、JICA-Net等)を通じて、帰国研修員のアクションプランの実現をサ ポートする。 目標/成果 【目標】 研修員が所属する組織のネットワークシステムの構築・運用・管理上の課題が解決に向けて方向付けら れる。 【成果】 (1)政府の電子化における普遍的な知識について説明できる。 (2)プロジェクトの実施に必要なリーダーシップやネゴシエーションなどのヒューマンスキルを実践できる。 (3)ネットワークシステムの設計・構築・運用管理を行うことができる。 (4)ネットワークシステムの設計・構築・運用管理上の課題について、解決する方策が立案される。 (5)研修員が作成したアクションプランが組織内で共有される。 内 容 【事前活動】 組織のミッション、業務内容、組織の課題とその改善案を記載した事前活動シートを作成する 対象組織/人材 【対象組織】 中央官庁、地方自治体および公的機関 【対象人材】 ネットワーク運用管理の担当者 <職位> 3~5年程度のアプリケーション開発/ネットワ ークスペシャリストの何れかの経験を有する者 <その他> 大学学部卒業相当以上 本邦研修期間 2012 / 3 / 20 ~ 2012 / 7 / 28 調整中 主要協力機関 【本邦活動】 所管国内機関 JICA沖縄 上記の各成果に対応して以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 (1)E-Government概論、EA(エンタープライズ・アーキテクチャ)、オープンソースソフト導入に向けた課 題と対応策、セキュリティの基礎、プロジェクト管理 関係省庁 (2)リーダーシップ、ネゴシエーション、企画提案書作成、普及啓蒙活動のためのプレゼンテーション 2011年度から2013年度まで (3)ネットワーク基礎、WAN設計、LAN設計、ネットワークセキュリティ、ネットワーク管理、LANトラブルシュ 実施年度 ーティング 研修員は、組織の課題と研修 (4)総合演習、アクションプラン作成 内容を踏まえ、課題解決に向け たアクションプランを本邦滞在 【事後活動】 中に作成する。 特記事項 (5)帰国後3ヶ月を目処にアクションプランの進捗報告書、6ヶ月後を目処に最終報告書の提出 及び 参考ホームページ -204- 集団 人材育成普及 公的機関におけるIT技術トレーナー IT Engineering Trainer in Public Institution 対象国の条件: 1180239 定員: 8 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 本研修はIT技術講師を対象とし、実践力の体得に焦点を当てる講義・実習・視察中心の研修である。IT技術の獲得は、情報通信分野のみならず保健医 療、教育、農業等、分野横断的に多岐に渡って活用可能であり幅広い波及効果が期待される。札幌市は、1970年代よりIT企業経営者や大学教授たち によって推進された「サッポロバレー」として産学連携でITシーンをリードしてきた歴史がある。研修員に個別で実施している課題分析やコンサルテーショ ンは、裨益効果の拡大として帰国研修員からの高い評価を得ている。 目標/成果 【案件目標】 自国の学生やIT技術者が自国の課題解決に適応可能な最新の技術や知識を共有する 【単元毎の目標】 (1) 汎用性の高いIT技術について理解し、自国に適用可能な実践的スキルと知識を修得する (2) 民間におけるIT人材の活用及び育成の政策と関連する取組を理解する (3) 教育機関におけるIT人材育成の政策・研修・取組を理解する (4) 学習者中心のカリキュラム策定及び教授法を理解し、ロールプレイ実習を実施する (5) 所属組織が抱える課題を分析し、帰国後に実施する講義、セミナー、ワークショップ等の実施案(アク ションプラン)を作成する 対象組織/人材 【協力対象機関】IT技術者育成に携わる大学・ 職業訓練校等の教育機関及び政府機関 【研修員の職位】政府機関、または大学、専門 学校、職業訓練校等の教育機関のIT技術講師 、トレーナー 【研修員の職務経験】IT講師またはトレーナー の実務経験3年以上 本邦研修期間 2011 / 11 / 29 ~ 2012 / 2 / 11 内 容 1) PCネットワークオペレーション、HTMLプログラミング/Eラーニング、オープンソース・ソフトウェア、ネット 調整中 ワーク・サーバ構築、Webデザイン 主要協力機関 2)企業のIT人材育成、IT関連企業及び工場 3)北海道大学、北海道職業能力大学校、中学校/高校におけるIT教育、教育委員会 所管国内機関 JICA札幌 4)IT教授法、IT研修カリキュラムの作成、ロールプレイング実習 5)インセプションレポート・プレゼンテーション、アクションプラン作成に向けた課題分析/コンサルテーショ ン、アクションプラン発表 関係省庁 2011年度から2013年度まで 実施年度 特記事項 及び 参考ホームページ -205- 集団 人材育成普及 普及・啓発活動のためのデジタルビデオ教材制作 Digital Video Production for Dissemination and Enlightenment 対象国の条件: 1180855 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 (1)総合演習にて、普及・啓発プログラムをテーマとしたビデオ教材を企画・制作。優秀な作品はJICA-Netライブラリより、インターネット配信し活用する。 (2)利害関係者との折衝・交渉、習得した知識・スキルの普及活動などを効果的に行うためのヒューマンスキル強化に特化した科目を実施する。 (3)本邦研修終了後6ヶ月の間、帰国研修員のアクションプランの実現を実施機関によりサポートする。 対象組織/人材 目標/成果 【目標】 【対象組織】 ビデオ教材開発のための企画・制作・利用・評価について基礎的な知識と技術を習得し、デジタル機器 中央官庁、地方自治体および公的機関 を利用してビデオ教材を制作することができる人材が育成される。 【対象人材】 【成果】 <職位>公的機関において普及啓発のため (1)教材開発に必要な基礎理論を習得する。 のビデオ教材の企画・制作を担当している者。 (2)教育、普及・啓発活動に必要なヒューマンスキルを取得する。 <職務経験>3年以上7年以下の普及・啓発活 (3)デジタルビデオ制作の基礎知識・スキルを習得する。 動もしくは、ビデオ教材制作の業務経験 (4)教育、普及・啓発活動に関する事例研究より気付きや発見を得る。 <その他>年齢: 25から40歳以下、学歴: 大 (5)ビデオ教材を制作し、その教材を活用する普及・啓発プログラムの策定を行う総合制作演習を通じて 学学部卒相当以上。 得た、知識、スキルおよび気づきについて、普及のためのアクションプランを策定する。 本邦研修期間 2011 / 11 / 1 ~ 2012 / 2 / 25 内 容 【事前活動】 調整中 自組織の普及・啓発活動にかかる課題の把握 主要協力機関 【本邦活動】 上記の各成果に対応して、以下の科目について講義・演習・見学等を行う。 所管国内機関 JICA沖縄 (1)インストラクショナル・デザイン、成人学習理論、映像メディア概論 (2)プレゼンテーションスキル、ファシリテーションスキル、コミュニケーションスキル (3)デジタルビデオ撮影の基礎、応用、台本制作、デジタルビデオ編集の基礎、応用、アニメーションの基 関係省庁 礎・応用 2011年度から2013年度まで (4)JICAプロジェクトメディア活用事例研究、国内事例の視察 実施年度 (5)総合課題制作(ビデオ教材の制作およびこれを活用する普及・啓発プログラム立案)、形成評価手法 全成果の研修内容を踏まえ、 演習、アクションプラン作成 技術知識・スキルの普及に向け 【事後活動】 たアクションプランを、研修員は 帰国後6ヶ月後を目処に、アクションプランの実行状況を記した最終報告書の提出 、本邦滞在中に作成する。 特記事項 及び 参考ホームページ -206- 地域情報発信能力強化 Capacity Building for Developing Communication and Information Environment in Rural Community 集団 課題解決促進 対象国の条件: 1180953 定員: 7 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 本研修は国、県、地域(町、村)の情報化担当部門を対象として、情報格差の是正に資するものである。理論だけでなく、研修員の担当地域の情報を用 いた実習まで体系的に構築されているため、情報格差是正の手法を深く理解できるだけでなく、具体的な試案を作成することができる。 目標/成果 【目標】 自国のルーラル地域における情報通信環境の改善にむけた解決策が提案される。 対象組織/人材 【対象組織】 情報通信に係る政府または政府関連組織 【成果】 (1) 自国のルーラル地域の情報格差に係る現状と課題を整理する。 (2) 地域の情報化への課題の整理・分析手法および情報発信手法等を修得する。 (3) ルーラル地域における情報通信環境改善のための基礎的理論を習得する。 (4) 地域の情報を発信するための通信ネットワークの設計に必要な知識および設計手法を修得する。 (5) 実現可能性を考慮し、自国モデルエリアの情報格差是正解決のためのインテリムレポートが提案され る。 【対象人材】 (1) 政府または政府関連組織の技術系職員お よび情報通信事業者における技術者(課長クラ ス) (2) 情報通信技術関連で5年以上の経験を有 する者(3)大学卒業またはそれと同等の者 (3)原則50歳以下の者 内 容 【事前活動】 (1)インセプションレポートの作成 (2)ルーラル地域における電気通信網に関する基礎理論(一部)の事前学習 【本邦研修】 以下の内容の講義、実習、視察、討論を行う。 (1)課題の認識:インセプションレポート発表 (2)課題分析手法と地域情報発信:PCM手法、地域情報発信事例研究、IPネットワークの構築手法 (3)ルーラル地域における電気通信網に関する基礎理論および事前学習の補足講義:ルーラルコミュニ ティのための情報通信開発戦略、光ケーブル方式、モバイル方式、インフラ開発のための資金調達策、 公設民営によるネットワーク導入事例の視察 (4)ネットワークプランニング実習:ルーラル通信システム計画の基礎、ネットワークプランニング演習 (5)インテリムレポート作成、インテリムレポート発表 【事後活動】 インテリムレポートの組織内共有、承認およびファイナルレポートの提出 本邦研修期間 2011 / 7 / 26 ~ 2011 / 9 / 10 調整中 主要協力機関 -207- 所管国内機関 JICA東京(経済環境) 関係省庁 実施年度 特記事項 及び 参考ホームページ 総務省(通信) 2010年度から2012年度まで 集団 国際対話 電気通信政策 Telecommunications Policy and Regulations 対象国の条件: 1180954 定員: 5 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 本研修は、情報通信分野の政策立案者を対象とし、ユニバーサル・サービス実現のために行政が果たすべき役割を学ぶことで、自国の課題に対応した 電気通信政策の策定・実施ができるようになることを目的としている。ゆえに、研修の最後には、テーマである"ユニバーサル・サービス達成"について討 議を行うことで知識の共有および定着を図る。また、地方視察は同一県内の県庁と市町村を訪問し役割分担を学べるよう構成している。 目標/成果 【目標】 競争環境下におけるユニバーサル・サービス実現に向けて、政策及び規制策定機関が取り組むべき重 要課題が明らかに出来るようにする。 対象組織/人材 【対象組織】 電気通信政策・規制の策定、運用機関 【対象人材】 【成果】 (1)政府機関における電気通信事業の政策決 1) 電気通信政策理論を学び、政策策定や規制のあるべき姿を理解する。 定をしている局長あるいはそれに相当する者 2) 競争市場における規制機関の役割を理解し、ユニバーサル・サービス提供に関連した課題を整理する (2)電気通信を主管とする官庁で経験が数年以 。 上あり、電気通信セクターに対する十分な知識 3) 競争市場における電気通信事業者の事業戦略を理解し、規制政策のあり方を理解する。 を有する者 (3)大学卒業またはそれと同等の者 (4)原則35~50歳 本邦研修期間 2011 / 6 / 21 ~ 2011 / 7 / 9 調整中 主要協力機関 内 容 以下の内容で講義、視察、討論を行う。 (1)カントリーレポート発表等による各国現況の情報交換 (2)競争下での規制機関の役割 (3)電気通信競争政策(免許制度、参入規制、競争評価) (4)周波数管理 (5)地方における情報通信基盤の整備 (6)ユニバーサル・サービス制度 (7)競争下での事業経営 (8)アクションプランの提出 (9)討議"ユニバーサルサービス達成のために" 所管国内機関 JICA東京(経済環境) 関係省庁 実施年度 総務省(通信) 2010年度から2012年度まで 準高級待遇研修員対象 特記事項 及び 参考ホームページ -208- 通信インフラストラクチャの構築のための標準化 Standardization Needed for the Deployment of Telecommunications Infrastructure 集団 課題解決促進 対象国の条件: 1180967 定員: 8 名 分野課題(主): 情報通信技術/情報通信技術 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 本研修は、通信技術の国際標準化に関する動向や、日本における最新の通信政策・通信技術、通信サービスに関する知識を習得し、研修員各位の自 国における通信インフラの普及に資することを目的としている。政府機関・著名な企業等による興味深い講義や見学・実習を通じて、通信技術やその標 準化の理解を深め、各国の課題解決に貢献できるよう構成されている。 対象組織/人材 目標/成果 【目標】 【対象組織】 最新の通信政策・技術や標準化動向の理解を通じ、自国における通信インフラや通信サービスを展開す 通信インフラおよび通信技術振興に係わる政 る際の効果的な政策・企画立案のために必要な知識の習得。 府関連機関 【対象人材】 【成果】 (1)情報通信政策に関与する行政官。または、 (1) 通信インフラの構築にとって参考となる通信技術の標準化や日本の政策についての知識を得ることが 通信インフラおよび通信技術振興に係わる政 できる。 策立案者 (2) 最新の通信技術や通信インフラ上で展開される様々なサービスについて理解を深めることにより、自 (2)望ましくは標準化またはインフラの普及促進 国の通信システムやサービスを改善できる知識を身につける。 に従事している者 (3) 各国が抱える課題を共有・分析するとともに、研修で習得した知識を活用し、自国において取り組む (3)情報通信分野に5年以上従事したもの べき項目の整理を行うことができる。 (4)大学卒業またはそれと同等の者 (5)原則45歳以下の者 本邦研修期間 2012 / 1 / 10 ~ 2012 / 2 / 11 総務省情報通信国際戦略局 主要協力機関 通信規格課 内 容 【事前活動】 カントリーレポート作成 【本邦研修】 所管国内機関 JICA東京(経済環境) 以下の内容の講義、視察、議論に参加する。 (1)世界における標準化動向、日本の通信政策、最新のICT技術開発、日本における通信ネットワーク上 の高度なサービス 関係省庁 総務省(通信) (2)日本の企業視察(実利用サービス、研究開発施設) 2010年度から2012年度まで (3)グループディスカッション 実施年度 【事後活動】 (1)アクションプランの組織内承認 (2)ファイナルレポートの提出 特記事項 及び 参考ホームページ -209- 集団 人材育成普及 地上デジタルTV放送技術 Digital Terrestrial TV Broadcast (DTTB) Engineering 対象国の条件: 1180115 定員: 11 名 分野課題(主): 情報通信技術/放送 分野課題(副): 使用言語 :英語、西語 案件の特徴 デジタル放送の理論と放送サービスの特徴が体系的に構築されているため、技術を深く理解することができる。技術理論のみならず日本でのデジタル 化普及に向けた活動や問題の解決策を学ぶ事により、デジタル化を目指す各国の技術者への指針となる。また本案件はTV局で指導的立場を担う研修 員を対象とし、帰国後は同人を介した多数の人員への知識、技術の伝達が事後活動として予定されるため、長期的には放送局全体のデジタル化に向 けた技術的、体制的な整備の向上も期待される。 目標/成果 【目標】 途上国の放送局において、デジタル放送のメリットが理解され、放送のデジタル化やデジタル放送の運 用方法が体系的、合理的に整備される。 【成果】 (1) デジタル放送技術の概要が説明できる。 (2) 日本で実施されるデジタル放送のメリットを活かした放送システムの現状を説明でき、自国の放送の デジタル化の参考とする。 (3) 帰国後、研修員の所属局内でデジタル放送の計画、運用手法について共有される。 内 容 【事前活動】 自国の地上デジタル放送の現状及び所属組織についてカントリーレポート作成 対象組織/人材 【対象組織】 途上国の放送局 【対象人材】 (1)放送局に所属する技術者であり、リーダー 相応のポジションにある者 (2)放送局の放送技術者としての実務経験を有 する者。デジタル化の計画・策定に参加する者 (3)大学卒業または電気電子技術分野におい て同等の知識及び経験を有する者であり、デ ジタル工学理論にかかる基礎的な知識を有す る者 (4)原則として40歳以下の者 本邦研修期間 2011 / 6 / 21 ~ 2011 / 7 / 30 調整中 主要協力機関 【本邦研修】 所管国内機関 JICA東京(経済環境) 以下の内容の講義、実習、視察、討論を行う。 (1)デジタル技術理論(サンプリング゙、量子化、情報源符号化、伝送、変調)、データ放送、MPEG多重、デ ジタル放送サービスの概要、デジタル送信機、地上デジタルテレビ放送、地上デジタルラジオ放送、デジ 関係省庁 タル放送の動向 2011年度から2013年度まで (2)送出システム(デジタル・アナログ並行運用)、教育放送のe-ラーニング(教育放送におけるデジタル放 実施年度 送サービスの概要に変更)、デジタル放送実施の課題(日本のケーススタディ、置局、チャンネルプラン) 、 2011年度は年2回実施する。 災害報道への応用、国際伝送 第2回目は2011/9/20~ (3)アクションプランの発表 2011/10/15にスペイン語にて 実施予定。 特記事項 【事後活動】 及び 1回目:(定員)11名 アクションプランの組織内承認、ファイナルレポートの提出 参考ホームページ 2回目:(定員)10名 -210- スタジオ放送機器の長期に渡る安定運用のための品質及び保守管理技術 Maintenance and Quality Management of Digital Studio Broadcast Equipment for Stable & Long-Life Operation 集団 人材育成普及 対象国の条件: 1180116 定員: 12 名 分野課題(主): 情報通信技術/放送 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 本案件はVTRを中心とするデジタルスタジオ放送機器を長期に渡って安定運用できるようにするための豊富な機材保守技術の習得に加え、技術的要 素を加味した管理手法や実務を体系的に学ぶ事により、途上国の放送機器の保守へ極めて効果的に寄与できるよう構成されている。また、十分な実習 時間を確保することで、研修員は帰国後にも活用できる実際的な経験、技術を習得する事ができる。 対象組織/人材 目標/成果 【目標】 【対象組織】 途上国の放送局において、デジタルスタジオ放送機器の品質及び保守管理手法が体系的、合理的に整 途上国の放送局および政府関係機関 備される。 【対象人材】 【成果】 (1)政府機関または政府関連機関の放送局に (1) 放送機器システムに関する品質管理の概念を理解できる。 所属する技術者であり、リーダー相応のポジシ (2) VTR放送機材およびテープレス放送機材の概要を理解し、サービスマニュアルを活用して定期保守 ョンにある者(2)放送局の番組制作技術者とし 作業ができる。 ての実務経験を有する者。デジタル放送機材 (3) 管理ソフトウェアを使用した放送機材の保守管理手法が理解できる。 の品質管理または保守管理に関わる者(3)大 (4)帰国後、研修員の所属局内で保守管理手法が共有され、ファイナルレポートが提出される。 学卒業または電気電子技術の分野において同 等の知識及び経験を有する者であり、デジタル 工学理論にかかる基礎的な知識を有する者 (4)Word、Excel、他ソフトウェアの基本的な知識 を有する者 本邦研修期間 2011 / 9 / 25 ~ 2011 / 10 / 29 調整中 主要協力機関 内 容 【事前活動】 インセプションレポート作成 【本邦研修】 所管国内機関 JICA東京(経済環境) 以下の内容の講義、実習、視察、討論を行う。 (1)スタジオ放送機器システムの品質管理、放送局及び放送機器製造工場見学 (2)VTRの基礎理論及びフォーマット、サービスマニュアルの活用、VTRの部品交換及び定期メンテナン 関係省庁 スの実習、テープレス録画機器の概要とメンテナンス実習 2011年度から2013年度まで (3)定期メンテナンスに関する予算の立て方、機材と部品の管理のための保守管理ソフトウェアのオペレ 実施年度 ーション実習 【事後活動】 アクションプランの組織内承認、ファイナルレポートの提出 特記事項 及び 参考ホームページ -211- 集団 国際対話 放送幹部セミナー Broadcasting Executive's Seminar 対象国の条件: 1180952 定員: 7 名 分野課題(主): 情報通信技術/放送 分野課題(副): 使用言語 :英語 案件の特徴 我が国の放送分野における技術、サービス、そのための政策や制度の動向に関する知識の習得と放送行政の新たな知識の創出を目的とする。本研修 は日本の有識者および研修員間での討議の時間を十分に設けており、放送のデジタル化を進める途上国にとって必要な知識や課題解決手法の理解 促進と定着および日本だけでなく各国の取り組み情報の共有を図っている。 目標/成果 【目標】 公的放送の役割、地上波テレビ放送のデジタル化・通信との融合など放送事業の多様化、それに伴う放 送事業の経営体制及び政策・法令の整備の動向等について理解を深め、自国の課題と取り組みを整理 する。 【成果】 (1) 日本の放送政策・行政・法令等制度の現状と、その背景となった日本の放送の発展に関する理解を 深める。 (2) 地上波デジタルTV放送導入に関する日本の政策と手法、日本の地上波デジタルTV放送方式 (ISDB-T)の特徴、主にテレビ放送の技術動向を理解する。 (3) 日本の放送事業の経営の現状と展望について理解を深める。 (4) テレビ放送に関する送信施設、放送を含む電波利用の適法性を担保する電波監理の運営に関する 理解を取得する。 (5) 自国における問題点や課題を抽出し、それらの解決のためにどのように取り組むか、討論を通じて整 理し、レポートを作成する。 対象組織/人材 【対象組織】 放送政策所管の政府機関及び公共放送機関 【対象人材】 (1)放送行政主管庁の課長若しくは公共放送 機関の同等レベルの幹部 (2)放送行政政策の策定・決定等に5年以上従 事した者 (3)原則30~50歳 本邦研修期間 2011 / 11 / 6 ~ 2011 / 11 / 18 内 容 以下の内容の講義、視察、討論を行う。 (財) NHK放送研修センター (1) カントリーレポート発表等による各国現況の情報交換 主要協力機関 (2) 日本のテレビ放送の発展、日本のテレビ放送管理の現状と課題、地上デジタル放送、モバイルワンセ グ放送、ISDB-T方式 JICA東京(経済環境) (3) 総務省(本省及び地方局)、 放送倫理・番組向上機構(BPO),技術研究所、公共放送(NHK)、民間 所管国内機関 放送事業者、CATV事業者視察 (4) 討議およびレポート作成 関係省庁 総務省(通信) 2010年度から2012年度まで 実施年度 準高級待遇研修員対象 特記事項 及び 参考ホームページ -212-