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第一回検討会意見への回答
資料5 第一回検討会意見への回答 1 1.東駿河湾環状道路供用による効果 2.伊豆地域における農水産物の生産状況 3.伊豆地域周辺の有料道路 2 1.東駿河湾環状道路供用による効果 3 1.東駿河湾環状道路供用による効果 損失時間 の減少 東駿河湾環状道路の供用により、沼津・三島市街地を走行する車両の損失時間は、 年間約15億円に相当する年間約57万時間減少した。 長泉IC 新東名高速道路 三島萩IC 伊豆縦貫道 市街地の交通が伊豆縦貫道に 転換し都市圏の移動がスムーズに (長泉JCT) 沼津IC 東名高速道路 (三島加茂IC) 246 沼津岡宮IC 1 沼 ー ンタ 津イ 沼津・三島市街地 三島塚原IC 1 線 1 414 1 136 総所要時間:521万時間 開通前 基準所要 時間 基準所要時間 247 247万時間 開通後 基準所要 時間 基準所要時間 247 247万時間 損失時間 274 274万時間 損失時間 217万時間 17万時間 ■自動車利用の 時間損失率 開通後 47% ◇ITSの活用で道路整備の 損失時間 渋滞などによる「交通の遅れ」で 失われた時間 損失時間 約57万時間/年 減少 時間損失率 総所要時間の内、損失分が占め る割合(損失時間/総所要時間) ◇ITSの活用で道路整備の 効果をより透明に 総所要時間:494万時間 総所要時間:464万時間 開通前 53% ★「自動車交通の損失時間」 効果をより透明に 自由に走行できる状態を基準に、余 三島玉沢IC 計にかかる時間を損失時間として、 路線毎の「平均走行速度」や「自動車 道路のサービスレベルを定量的に評 交通の損失時間」は、ITSを活用した 価するもの 新しい交通計測(プローブ・カー・シス プローブデータの収集 テム※4等)に ■すいている時 自由走行速度※3 道路 大場・函南IC による所要時間 よるデータ精 基準所要時間 道路 度の向上で 可能となった ■混雑している時 道路サービ 総所要時間 スの新しい評 基準所要時間 損失時間 価方法です。 6ポイント 改善 図 伊豆縦貫道の開通前後における沼津・三島市街地の損失時間変化 <損失時間・損失額の算出方法> 損失時間はプローブカーシステムのデータで取得した自由走行時の速度と各時間の速度による遅 れ時間に調査等で取得した交通量を乗じて算定。損失額は平均賃金等に基づく時間価により換算し て算定。 (開通前:平成21年6月(平日)、開通後:平成22年6月(平日)) 路線毎の「平均走行速度」や「自動車 図 伊豆縦貫道の開通前後における沼津・三島市街地の損失時間変化 交通の損失時間」は、ITSを活用した <損失時間・損失額の算出方法> 新しい交通計測(プローブ・カー・シス プローブデータの収集 損失時間はプローブカーシステムのデータで取得した自由走行時の速度と各時間 テム※4等)に 道路 の速度による遅れ時間に調査等で取得した交通量を乗じて算定。損失額は平均 よるデータ精 道路 賃金等に基づく時間価により換算して算定。 度の向上で (開通前:平成21年6月(平日)、開通後:平成22年6月(平日)) 可能となった 道路サービ スの新しい評 価方法です。 4 1.東駿河湾環状道路供用による効果 環状道路整備による 走行速度の向上 ① 沼津・三島市街地エリアにおける朝の混雑(平均走行速度20km/h未満)区間 が約30%減少(14.2km ⇒ 10.0km)し、慢性的な混雑区間の減少に寄与し た。 246 長泉IC 新東名高速道路 (長泉JCT) 整備前 三島萩IC H21年6月平日 伊豆縦貫道 沼津IC 東名高速道路 沼津岡宮IC ンタ 津イ 沼 1 三島塚原IC ー線 エリア全体の21.6% の道路で平均走行速度 が20km/h以下 (三島加茂IC) 沼津・三島市街地 1 246 三島玉沢IC 長泉IC 新東名高速道路 <凡例> 20km/h未満 (長泉JCT) 整備後 三島萩IC H22年6月平日 伊豆縦貫道 沼津IC 136 大場・函南IC 東名高速道路 沼津岡宮IC タ イン 沼津 1 三島塚原IC ー線 エリア全体の15.2% の道路で平均走行速度 が20km/h以下 (三島加茂IC) 沼津・三島市街地 三島玉沢IC エリア全体の平均走行速度 20km/h未満の延長が 1 約30%減少 <凡例> 20km/h未満 20km/h以上に向上 図 伊豆縦貫道の開通前後における 沼津・三島市街地の走行速度変化 <データ> 65.6km 60 65.6km 大場・函南IC 136 交通の集中による 新たな混雑が発生 開通前:プローブカーシステムのデータによる平均走行速度 平成21年6月(平日7~9時台平均) 開通後:プローブカーシステムのデータによる平均走行速度 平成22年6月(平日7~9時台平均) ※1:伊豆縦貫道と国道1号、沼津インター線で囲まれるエリア(対象道路:県道以上) ※2:沼津・三島市街地エリア全体に占める平均走行速度20km/h未満の割合 (平均走行速度20km/h未満の延長÷エリア全体の延長) ※3 道路整備前後の平均走行速度20k /h未満の延長 40 20 14.2km 30% 減少 10.0km 0 開通前 開通後 平均走行速度20km/h未満の延長 5 1.東駿河湾環状道路供用による効果 環状道路整備による 走行速度の向上 ② 沼津・三島市街地における夕方の平均走行速度が約20%(約6km/h)上昇 し、周辺道路の速度向上に寄与した。 246 整備前 伊豆縦貫道 長泉IC H21年6月平日 三島萩IC 新東名高速道路 (長泉JCT) 沼津IC 東名高速道路 沼津岡宮IC (三島加茂IC) 沼津・三島市街地 1 三島塚原IC 246 1 <凡例> 40km/h以上 30~40km/h 20~30km/h 20km/h未満 三島玉沢IC 伊豆縦貫道 長泉IC 整備後 三島萩IC 新東名高速道路 H22年6月平日 (長泉JCT) 沼津IC 136 大場・函南IC 東名高速道路 (三島加茂IC) 沼津岡宮IC 沼津・三島市街地 1 環状道路西側で 平均走行速度が 向上 <凡例>1 40km/h以上 30~40km/h 20~30km/h 20km/h未満 速度が向上した 区間 三島塚原IC 交通の集中による 新たな混雑が発生 三島玉沢IC 沼津・三島市街地における 136 図 伊豆縦貫道の開通前後における 沼津・三島市街地の走行速度変化 <データ> 開通前:プローブカーシステムのデータによる平均走行速度 平成21年6月(平日17時台平均) 開通後:プローブカーシステムのデータによる平均走行速度 平成22年6月(平日17時台平均) 平均走行速度が約20%上昇 平 50.0 均 速 40.0 度 30.0 k 20.0 m 10.0 / h 0.0 大場・函南IC 31.1 整備前 37.5 整備後 6 1.東駿河湾環状道路供用による効果 所要時間の 短縮 沼津岡宮IC~南二日町までの所要時間は、国道1号ルートで開通前と比較して 約16分短縮した。 伊豆縦貫道ルートでは、開通前と比較して約11分短縮した。 伊豆縦貫ルート 新東名高速道路 沼津岡宮IC⇔南二日町 L=14km 開通前:-分、開通後:約20分 長泉IC 三島萩IC 東名高速道路 (長泉JCT) 伊豆縦貫道 沼津IC START 沼津岡宮IC (三島加茂IC) 246 1 40 三島塚原IC 31 1 三島玉沢IC 1 414 所 要 時 間 30 20 20 15 1 国道1号ルート 沼津岡宮IC ⇔ 南二日町 L=7km 開通前:約31分、開通後:約15分 GOAL 南二日町 136 大場・函南IC :国道1号ルート :伊豆縦貫道ルート 分 10 15 函南IC(仮称) ■伊豆縦貫道の開通によ り、約16分短縮 ■伊豆縦貫道利用の場合 も約11分短縮 20 0 国道1号 開通前 国道1号 伊豆縦貫道 開通後 図 伊豆縦貫道開通による所要時間短縮効果 <データ> 開通前:プローブデータによる平均走行速度 平成21年7月18、19、25日(平日17時台平均) 開通後:プローブカーシステムのデータによる平均走行速度 平成22年6月(平日17時台平均) 7 1.東駿河湾環状道路供用による効果 並行する国道1号から伊豆縦貫道への交通の転換・分散が図られ、 主要交差点で渋滞が緩和された。 一方、谷田交差点では交通の増加により新たに渋滞が発生している。 沼津・三島 渋滞状況の 市街地の 変化 渋滞長の変化 伊豆縦貫道〔東駿河湾環状道路(沼津岡宮IC~三島塚原IC)〕開通前後の渋滞長の変化 □幹線道路の交通量の変化 【三島萩】(裾野方向) 開 通 前 125 百台/12H 開通後 1 月 134 百台/12H (7%増) 開通後 1 年 124 百台/12H (増減無) 至 東京 裾野 N 【長泉】(裾野方向) 開 通 前 319 百台/12H 開通後 1東名高速道路 月 267 百台/12H (16%減) 開通後 1 年 275 百台/12H (14%減) 【沼津岡宮 IC~長泉 IC 間】 開通後1年 【三島萩 IC~三島塚原 IC 間】 開通後1年 1000 1000 三島萩IC 開通前 開通前 東名沼津 IC 【沼津 IC 南】(沼津 IC 方向) 開 通 前 292 百台/12H 開通後 1 月 292 百台/12H (増減無) 開通後 1 年 253 百台/12H (13%減) 三島塚原IC 【南二日町】(箱根方向) 開 通 前 169 百台/12H 開通後 1 月 190 百台/12H (12%増) 開通後 1 年 182 百台/12H (8%増) 鮎壷交差点(沼津方向) 鮎壷交差点(沼津方向) 熱 海 136 【南二日町】(伊豆方向) 開 通 前 282 百台/12H 開通後 1 月 313 百台/12H 開通後 1 年 304 百台/12H 414 500 500 開通前 開通前 00 伊豆中央道 至 伊豆の国 0 110 (m) (m) 交通量: 【開通前】平成 20 年 8 月 12 日(火)7:00~19:00 調査結果 【開通後 1 月】平成 21 年 8 月 15 日(土)7:00~19:00 調査結果 【開通後 1 年】平成 22 年 8 月 14 日(土)7:00~19:00 調査結果 開通後1 月 開通後1 開通後1年 開通 後1 月 年 谷田 上石田 開通後1月 月 開通後1年 開通後1 年 開通後1 鮎壷交差点(三島方向) 鮎壷交差点(三島方向) 南二日町 谷田交差点(静岡方向) 谷田交差点(静岡方向) (m) 1500(m) 1500 1250 (m) 390 (m) 160 120 (m) (m) 開通前 開通前 開通後1月 開通後1年 開通後1年 開通後1月 1000 1000 上石田交差点(箱根方向) 上石田交差点(箱根方向) (m) (m) 15 00 1500 10 00 1000 至 下田 開通前 開通前 三島北高前 1000 1000 500 500 駿河湾 400 (m) 00 (m ) 1500(m ) 1500 (11%増) (8%増) 100 120 (m) (m) 00 三 島 富 士 線 1000 1000 至 1000 (m) 500 500 鮎壷 (m ) 1500(m ) 1500 1 【鮎壺】(裾野方向) 開 通 前 127 百台/12H 開通後 1 月 102 百台/12H (19%減) 開通後 1 年 106 百台/12H (17%減) 1000 1000 【三島塚原】(箱根方向) 開 通 前 115 百台/12H 開通後 1 月 113 百台/12H (2%減) 開通後 1 年 118 百台/12H (3%増) 開通後1月 月 開通後1年 開通後1年 開通後1 三島北高前交差点(伊豆方向) 三島北高前交差点(伊豆方向) (m) 1500(m) 1500 沼津岡宮IC 静 岡 0 0 (m) (m) 00 1 東駿河湾環状道路 700 (m) 500 500 【三島北高前】(裾野方向) 開 通 前 181 百台/12H 開通後 1 月 134 百台/12H (26%減) 開通後 1 年 147 百台/12H (19%減) 東名沼津IC 至 三島北高前交差点(裾野方向) 三島北高前交差点(裾野方向) (m) ) (m 1500 1500 箱 根 峠 143 百台/12H (209 百台/日) 0 (159 百台/日)0 長泉IC ■整備後 N 246 110 百台/12H ■整備前 (国道1号南二日町交差点付近) 至 1200 (m) 南二日町交差点(伊豆方向) 南二日町交差点(伊豆方向) (m) (m) 4000 4000 3500 3500 3000 3000 3500 (m) 2500 2500 380 70 (m) (m) 500 500 0 0 開通前 開通前 開通後1月 開通後1月 開通後1年 開通後1年 00 1700 (m) 2000 2000 1500 1500 1000 1000 500 500 0 0 開通前 開通前 110 (m) 500 500 開通後1月 開通後1月 開通前 開通前 650 (m) 開通後1年 開通後1年 開通後1月 開通後1年 開通後1年 開通後1月 ≪凡例≫ :渋滞長観測交差点 :渋滞の発生位置 最大渋滞長: 【開通前】平成 20 年 8 月 12 日(火)6:00~21:00 調査結果 【開通後 1 月】平成 21 年 8 月 15 日(土)6:00~21:00 調査結果 【開通後 1 年】平成 22 年 8 月 14 日(土)6:00~21:00 調査結果 8 2.伊豆地域における農水産物の生産・流通状況 9 2.伊豆地域における農水産物の生産・流通状況 伊豆半島地域における農産物は、主に平野部のある伊豆の国市や三島市、函南町に 集中している。 特産品の「いちご」は伊豆の国市、「わさび」は伊豆市・河津町で生産されている。 農作物全体の出荷量分布 出典:平成21年 作況調査 いちごの出荷量分布 出典:平成18年 静岡県の生産農業所得統計 わさびの出荷量分布 出典:平成18年 静岡県の生産農業所得統計 10 2.伊豆地域における農水産物の生産・流通状況 伊豆の国市で多く生産される「いちご」は、半数が関東、3割が県内各地、2割が甲信越 地方へと出荷されている。 いちごの出荷量分布 出典:静岡県資料 11 2.伊豆地域における農水産物の生産・流通状況 伊豆半島で特色のある水揚げ品は、「するめいかを代表としたイカ類」「キンメダイ」であ り、「イカ類」は伊東市・東伊豆町・西伊豆町、「キンメダイ」は下田市・東伊豆町で水揚げ されている。 水産物全体の水揚げ量分布 出典:平成21年 海面漁業生産統計 するめいかの水揚げ量分布 出典:平成21年 海面漁業生産統計 キンメダイの水揚げ量分布 出典:平成22年 静岡県主要漁港水揚量 12 2.伊豆地域における農水産物の生産・流通状況 下田港、稲取漁港、須崎漁港で水揚げされる「キンメダイ」は関東へ運ばれている。また、 西伊豆、南伊豆の「イカ類」は関東へ、「魚類」は小田原、熱海、沼津等の近隣に運ばれ ている。 伊豆地域で水揚げされる主な水産物の流通先 出典:静岡県資料 13 3.伊豆地域周辺の有料道路 14 3.伊豆地域周辺の有料道路 伊豆地域周辺の有料道路の位置図 箱根スカイライン 箱根新道 TOYO TIRES ターンパイク 芦ノ湖スカイライン 湯河原パークウェイ 真鶴道路 富士見パークウェイ 熱海ビーチライン 伊豆中央道 熱函道路 修善寺道路 伊豆スカイライン 西伊豆スカイライン 冷川トンネル 船原トンネル 天城トンネル 有料道路 無料開放路線 15 3.伊豆地域周辺の有料道路 供用開始日 無料開放日 (予定含む) 静岡県道路公社 S37.10.1 - - 湯河原パークウェイ 伊豆箱根鉄道(株) S37.12.27 - - 芦ノ湖スカイライン 芦ノ湖スカイライ ン(株) S37.12.28 - H19に藤田観光(株)からNIPPOコーポレーションに営業権及び道路資産を 有償譲渡 TOYO TIRES ターンパイク 箱根ターンパイク( 株) S40.7.23 - H16に東急グループからマッコーリー銀行と日本政策投資銀行が共同で設立 した箱根ターンパイク(株)に有償譲渡 熱海ビーチライン (株)グランビスタ &グループ S40.8.1 - H14証券化(道路を特別目的会社(SPC)に売却し、その上で道路を貸 借し、引き続き有料道路事業を運営。SPCは債券を発行。) 富士見パークウェイ 日本通運(株) S41.4.1 H15.4.1 利用者の減少による収支の悪化により、一般自動車道事業を廃止 町へ道路資産を無償譲渡し、町道として供用 西伊豆スカイライン 静岡県道路公社 S44.8.30 H16.7.30 市町村合併に伴い県が公社から買収し無料化 箱根スカイライン 静岡県道路公社 S47.8.10 - 真鶴道路 神奈川県道路公社 S34.9.4 H40.9.4 H17日本道路公社の民営化に伴い日本道路公社から引継ぎ H20維持管理有料へ移行 箱根新道 中日本高速道路 (株)→国土交通省 S37.3.31 H23.7.26 料金徴収期間満了に伴い無料化 天城トンネル 静岡県道路公社 S45.4.1 H12.3.19 伊豆新世紀創造祭の一環として料金徴収期限を13日前倒し 熱函道路 静岡県道路公社 S48.4.1 H9.12.1 償還が完了したため早期無料化 冷川トンネル 静岡県道路公社 S53.7.1 H20.7.1 料金徴収期間満了(30年間)に伴い無料化 船原トンネル 静岡県道路公社 S55.9.27 H16.7.1 市町村合併に伴い県費を投入し早期無料化 伊豆中央道 静岡県道路公社 S60.4.1 H27.4.1 - 修善寺道路 静岡県道路公社 H4.9.19 H37.8.25 - 道路名 伊豆スカイライン 道路管理者 (運送法道路) 一般自動車道 ホテル 適 用 - (特措法道路) 有料道路 無料開放路線(平成元年以降に開放した路線に限る) 16