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全国市町村通信訓練の結果
全国市町村通信訓練の結果 震災等応急室 非常災害発生時等における非常用電源を使用した防災 89.2%相当の市町村へ消防機関から立ち会いの協力を得ま 行政無線による通信訓練を、平成16年12月13日から17日 した。また、消防長自ら同席して頂いたのは、389団体で、 まで及び平成17年1月20日から28日までの、延べ11日間に 市町村数での割合では、14.8%相当ですが、消防機関の割 おいて41道府県の2,630市町村を対象に実施しました。 合では、平成16年4月1日現在での関係する消防本部数 また、地域衛星通信ネットワーク未整備の6都府県の 283市区町村についても、都府県に対し、別途通信訓練を は、803本部となり、その約半数近くの48.3%の消防長が 参加して頂いたわけです。 実施したとの報告がありましたので、全国の市町村の全て が何らかの形で通信訓練を行ったこととなりました。 3 通信障害発生 今回の訓練は、新潟県中越地震を契機に①非常用電源 訓練の結果、ごく少数ではありますが、何らかの通信障 と防災行政無線の点検確認 ②市町村長自らの危機管理 害が発生し、予定の時間内に消防庁への連絡ができなかっ 意識の高揚 ③消防本部との連携強化 以上の3点を目 た団体がありました。これらは、電話交換機の設定内容に 的に実施されたものです。 より、国等への通信ができない。または、非常用電源に切り 通信訓練の方法は、道府県毎に当該市町村が指定され 替えた際のトラブル、機器の故障等により発信できなかっ た時間に非常用電源を使用し、消防機関との連携のもと、 たことが判明しましたが、直ちに所要の対応措置が取られ 市町村長自ら防災行政無線により、地震発生直後の被害 ました。 状況等を消防庁に報告するという内容で行いました。 なお、今回の通信訓練は、市町村と消防庁との直接行う 1 対応者別 初めての訓練であったが、実際に、被災され、消防庁へ直 消防庁への報告を行った2,630市町村のうち、全体の 接連絡することは、稀なことであり、あり得るとするなら 27.1%の713団体から市町村長自ら対応をいただき、また、 ば、 「被災市町村長は、緊急消防援助隊の応援要請に際し、 助役・収入役から377団体(14.3%) 、部局長・課長相当職 都道府県知事と連絡が取れない場合には、直接消防庁長 からは677団体(25.7%)と課長以上で67.2%の1,767団体 官に要請する。 」のケースが考えられるが、都道府県との の対応をいただきました。 連絡調整は不可欠であります。今回は、非常用電源による 防災行政無線の運用体制を点検する意味で全国一斉に実 2 消防機関の立ち会い 施しましたが、今後も形を変えて、点検することが望まし 消防機関からの立ち会いをいただいたのは、2,346団体で いと思います。 対 応 者 別 結 果( 市 町 村 長 部 局 ) その他 863 (33%) 対 応 者 別 結 果( 消 防 機 関 ) 市町村長 713 (27%) 立ち会いなし 284 (11%) 助役・収入役 377 (14%) 部課長 677 (26%) 16 消防の動き その他 19 , 57 (74%) 消防長 389 (15%)