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事業報告書 - 日本赤十字社茨城県支部

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事業報告書 - 日本赤十字社茨城県支部
平 成26年 度
事業報告書
は
じ
め
に
赤十字事業の推進につきましては、平素より県民の皆様並びに地区分区をはじめとする関
係者の皆様の温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
おかげをもちまして、平成 26 年度の支部事業につきましては、災害救護体制の充実強化を
はじめ、救急法等の普及、赤十字奉仕団や青少年赤十字の活動など、各種事業を円滑に実施
することができました。
救急法等の普及につきましては、県内各地において各種講習を実施し、約2万3千人の方々
がいのちと健康を守る知識と技術を習得されました。
青少年赤十字につきましては、リーダーシップ・トレーニング・センターの開催や国際交
流事業として東ティモール青少年赤十字メンバーとの交流会を実施したほか、児童・生徒の
ための救命手当短時間プログラムの普及に努めました。
広報につきましては、県民の方々に赤十字の活動を広くご理解いただくよう決算及び事業
報告をまとめた広報紙を全世帯に配布するほか、こどもたちが日赤の仕事を楽しく体験でき
る「赤十字キッズタウン 2015」や「赤十字親子チャレンジプログラム」を開催し、たくさん
の親子に参加いただきました。
これらの活動の財源となる「社資」につきましては、地区分区や自治会を通じて各世帯の
皆さまにご協力をいただいたほか、口座振替などインターネットを活用した方法などにより、
多くの県民の皆さまからご協力をいただきました。また、国内外の被災者のため、多くの義
援金・救援金が寄せられたことに心より感謝申し上げます。
医療事業につきましては、水戸赤十字病院は、県の基幹災害医療センターとして災害時に
おける救護体制を整えているほか、地域の中核病院として、地域周産期母子医療センターを
はじめとした安全で安心できる質の高い医療の提供に努めてきました。一方、古河赤十字病
院においては、地域災害医療センターとしての災害対応のほか、地域包括ケア病棟や地域リ
ハ・ステーション、認知症疾患医療センターなどの機能を活かし、地域の中核病院としての
役割を果たして参りました。
福祉事業につきましては、児童福祉法によって認可設立された乳児院において、家庭のさ
まざまな事情のため養育困難な就学前の乳幼児を必要な期間養育しました。
血液事業につきましては、ブロック化による広域需給管理体制のもと、血液製剤の安全性
及び安定供給の確保並びに献血者の保護に努めました。また、施設整備計画を取り進め、水
戸献血ルームを水戸駅南口(エクセルみなみ6F)に移転・開所しました。また、4 月には血
液センター社屋とつくば供給出張所を新築移転いたします。
詳細については、別記のとおり事業ごとにまとめさせていただきましたので、ご高覧いた
だければ幸いに存じます。今後とも赤十字事業に対し、より一層のご支援とご協力を賜りま
すようお願い申し上げます。
日本赤十字社茨城県支部
目
次
1
災害救護事業
P1
2
講習の実施
P7
3
赤十字奉仕団
P11
4
青少年赤十字
P15
5
国際赤十字活動への参加
P17
6
臨時救護
P18
7
看護師の養成
P20
8
赤十字思想の普及
P21
9
活動資金
P22
10
評議員会・監査
P24
11
医療事業
P25
・水戸赤十字病院
12
・古河赤十字病院
社会福祉事業
P27
・日本赤十字社茨城県支部乳児院
13
血液事業
・茨城県赤十字血液センター
資料編
1 日本赤十字社・茨城県支部機構図
2 日本赤十字社茨城県支部の沿革
3 日本赤十字社のしくみ
4 日本赤十字社現勢
5 日本赤十字社茨城県支部現勢
6
世界の赤十字・赤新月社一覧
P28
1
災害救護事業
日本赤十字社の災害救護事業は、赤十字本来の使命に基づく最も重要な事業であり、災害発
生時には、赤十字の基本原則に従って、迅速かつ的確に救護活動を展開します。
平成 26 年度は、救護員や防災ボランティアリーダー等の訓練・研修を行ったほか、救援物
資の配布や災害時の連絡に有効な通信機器などを整備しました。
(1) 常備救護班(医療チーム)の編成
ア
常備救護班1個班の編成基準
班長(医師)
看護師長
看護師
主事
合計(人)
1
1
2
2
6
※状況に応じて薬剤師、助産師等を加えることがあります。
イ
常備救護班の救護員の役割
職
名
班長(医師)
役
割
救護班が行う医療救護を指揮する。
救護所の開設、トリアージ、治療、搬送の判断、こころのケア、
救護要請内容の班員への徹底、救護記録作成の指示
看護師長
等
班長の業務を補佐し、班運営に適切な助言を行う。
診療補助、看護師の業務分担、医療救護資材等携行物品の確認、
トリアージ、救護所のレイアウト
看 護 師
医療救護資材等携行物品の準備・保管、救護業務
主
被災地における情報収集、傷病者の受付、事務用品の管理、車両等
事
の点検整備
ウ
等
等
等
編成状況
区
分
救護班
編成数
救護班要員
医師
看護師長
看護師
主事
薬剤師 合計(人)
水戸赤十字病院
7
7
7
14
14
7
49
古河赤十字病院
3
3
3
6
6
―
18
10
10
10
20
20
7
67
合
計
※日本DMAT(水戸2、古河1)を保有しています。
−1−
(2)災害救護体制の強化
東日本大震災の教訓を踏まえ、今後発生が予想される大規模災害時に、支部の災害救護実施
対策本部要員の一員として、被災地における医療ニーズを把握し、医療活動の効率的かつ効果
的な実施に関して専門的な助言を行うほか、県災害医療コーディネーターや他の医療救護組織
との連携、調整を担う「日赤災害医療コーディネートチーム」を基幹災害医療センターである
水戸赤十字病院に配置しています。
また、原子力災害時に、放射線下での救護活動を安全適切に行うため、
「日赤緊急被ばく医療
アドバイザー」
を茨城県初期被ばく医療機関に指定されている同赤十字病院に配置しています。
編成状況
チーム要員
区
分
編成数
災害医療コーディ
1
ネートチーム
医師
看護師
主事
合計(人)
1
2
1
4
(3)災害救護訓練等の実施
救護員の救護技術の向上を図るため、災害救護訓練や研修会を実施しています。
また、他機関の実施する訓練に参加して連携に努めました。
実施日
訓練名等
会場
5 月 20 日
こころのケア研修会
水戸市
5 月 30 日
救護班主事研修会
水戸市
6 月 20 日~21 日 第1回常備救護班等災害救護訓練
高萩市
7 月 30 日
百里飛行場航空機事故対処図上訓練
小美玉市
8 月 30 日
茨城県・神栖市総合防災訓練
10 月 8 日
百里飛行場航空機事故対処総合訓練
11 月 3 日~4 日
日本赤十字社本社・第 2 ブロック支部災害救護訓練
11 月 18 日
茨城県国民保護共同図上訓練
神栖市
小美玉市
埼玉県
水戸市他
1 月 28 日~30 日 第 2 ブロック支部先遣要員訓練
群馬県
2 月 17 日
千葉県
被災地支部災害救護実施対策本部運営訓練
2 月 27 日~28 日 第2回常備救護班等災害救護訓練
−2−
つくばみらい市
訓練の様子
第 2 回常備救護班等災害救護訓練
百里飛行場航空機事故対処総合訓練
第2回常備救護班等災害救護訓練
百里飛行場航空機事故対処総合訓練
軽症エリアでのトリアージ
救護所の運営
茨城県・神栖市総合防災訓練
日本赤十字社本社第 2 ブロック支部
応急救護所での治療
災害救護訓練
(4)赤十字防災ボランティアリーダー・地区リーダーの養成
防災ボランティアリーダー・地区リーダーは、災害時にボランティアを行おうとする人と、
被災地で必要とされる活動(ニーズ)とをつなげる「コーディネート」を行います。
・防災ボランティアリーダー
8人
・防災ボランティア地区リーダー
ア
39人(20地区分区)
主な活動
① 災害救護活動におけるボランティアのコーディネート
② 当支部が実施する救護活動の支援
イ
等
研修会の開催状況
研修会名
開催日
会場
参加者数(人)
基礎研修会
6 月 18 日
日赤茨城県支部
16
技術研修会
2月1日
日赤茨城県支部
32
−3−
訓練の様子
ボランティアセンターの運営訓練
ニーズに基づくボランティアの
コーディネート
(5)救援物資の備蓄及び配布
大規模災害等に備え、当支部及び地区分区等に毛布などの救援物資を備蓄しています。
また、住家の火災などで被災された方に地区分区を通して救援物資を配布しています。
ア 備蓄の状況(26 年度末)
品目
毛布
備蓄数
17,090 枚
緊急セット
882 組
タオルケット
3,780 枚
ブルーシート
900 枚
布団セット
236 組
保温マット
239 枚
安眠セット
420 組
緊急セット
イ 地区分区への配布状況
品目
配布数
品目
配布数
毛布
100 枚 ブルーシート
緊急セット
132 組 布団セット
162 組
20 枚 保温マット
41 枚
タオルケット
−4−
80 枚
(6)災害救護用資材の整備
災害時の救護活動に欠くことのできない資材の整備、充実に努め、常に点検を行い、
資材が有効に活用されるよう万全を期しています。
整備品目
整備数
業務無線基地局蓄電池更新
備考
2組
携帯業務無線機更新
14台
災害時携行用パソコン更新
1台
通信用Wi-Fiルーター
3個 水戸赤十字病院、古河赤十字病院にも配備
衛星携帯電話更新
2台
衛星電話施設アンテナ等設置
1式 古河赤十字病院に配備
災害対策本部用プロジェクター
1台
大型発電機(200V / 100V)
1台
携帯業務無線機
衛星携帯電話
(7)弔慰金の支給
暴風、豪雨、洪水、地震、津波その他の異常な自然現象又は火災等により亡くなられ
た方の遺族に対して、弔慰金を支給しています。(災害救助法が適用となる災害は支給
対象外)
支給人数
支給総額
12 人
120,000 円
(※弔慰金は 1 人につき、10,000 円)
−5−
(8)地区分区への災害救護資材の配備
災害救援並びに奉仕団などの赤十字活動に使用し事業の推進を図るため、地区分区に対し災
害救護資材を配備しています。
配備品目
配備数
救援車両
備考
5台
ワンボックス
1台
桜川市
軽ワンボックス
4台
水戸市、笠間市、坂東市、筑西市
災害倉庫
1棟
大型倉庫
非常食炊き出し釜
1棟
牛久市
10基
守谷市、取手市、潮来市、牛久市、神栖市、
鹿嶋市、鉾田市、ひたちなか市、日立市、
北茨城市
テント
2張
イージーテント
1張
大洗町
災害避難用テント
1張
大洗町
(9)平成 26 年度に受け付けた国内義援金
義援金名
件数(件) 金額(円)
東日本大震災義援金
272
6,322,038
7
55,723
平成 26 年広島県大雨災害義援金
92
2,210,973
平成 26 年 8 月京都府・兵庫県丹波市豪雨災害義援金
11
128,875
平成 26 年徳島県台風 11 号・12 号災害義援金
8
76,533
長野県神城断層地震災害義援金
7
79,044
397
8,873,186
7.9 南木曽町豪雨災害義援金
合
計
(支部受付分)
−6−
2 講習の実施
赤十字では、「苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、
人間のいのちと健康、尊厳を守る」という使命を掲げて、講習をとおして救急法等の普及
に取り組んでいます。
当支部においても、不慮の事故を防止し急病やけがに対する手当の方法や、健康で安全
な生活を営むための知識や技術を、
「救急法」
「水上安全法」
「雪上安全法」
「健康生活支援
講習」「幼児安全法」という 5 つの講習を実施し普及に努めました。
また、県内各地で実施されたイベント会場で体験コーナーを設け、多くの県民の皆様に
赤十字にふれていただきました。
さらに、指導員養成講習を実施し、新たな指導員を確保するとともに、指導員研修会を
実施し、普及体制の強化を図りました。
(1)講習の種類
ア 救急法
日常生活における事故防止、手当の基本、人工呼吸や心臓マッサージの方法、AED を
用いた除細動、止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の固定、搬送、災害時の心
得など
イ 水上安全法
水と親しみ、水の事故から人命を守るため、泳ぎの基本と自己保全、事故防止、溺れ
た人の救助、応急手当の方法など
ウ 雪上安全法
雪の楽しさを知るとともに、スキー場などでの事故防止や、けが人の救助、応急手当
の方法など
エ 健康生活支援講習
誰もが迎える高齢期を、健やかに生きるために必要な健康増進の知識や高齢者の支援
自立に向け役立つ介護技術など
オ 幼児安全法
子どもを大切に育てるために、乳・幼児期に起こりやすい事故の予防とその手当、か
かりやすい病気と発熱・けいれんなどの症状に対する手当など
小学生を対象とした着衣泳講習
(水上安全法)
中学生を対象とした心肺蘇生講習
(救急法)
−7−
寝返りの介助の講習
(健康生活支援講習)
子どもに対する心肺蘇生講習
(幼児安全法)
(2)講習の実施状況
基礎講習
種 別
養成講習
短期講習
合計
受講者
数(人)
回数
受講者
数(人)
回数
受講者
数(人)
32
956
7
113
313
15,901
423
18,664
水
上
安 全 法
11
102
1
6
32
1,433
44
1,541
雪
上
安 全 法
0
0
0
0
2
20
2
20
健康生活
支援講習
4
29
1
6
37
1,297
42
1,332
幼
児
安 全 法
7
176
1
13
49
1,235
57
1,424
54
1,263
10
138
433
19,886
568
22,981
回数
救 急 法
合
計
71
71
受講者
回数
数(人)
資格継続研修
1,694
1,694
回数
受講者
数(人)
(3)イベント会場での講習実施状況
実施日
イベント名
会 場
参加者数(人)
4月5日
日立市さくらまつり
日立市平和通り
300
4 月 26 日
古河市こどもまつり
古河総合運動公園
110
4 月 27 日
八重桜まつり
那珂市静峰ふるさと公園
70
4 月 29 日
赤十字ふれあい広場
取手市緑地公園
25
5 月 25 日
コマツ茨城工場フェア
コマツ茨城工場
50
8 月 24 日
北茨城市民夏祭り
北茨城市 磯原駅西大通り
8 月 30 日
茨城県・神栖市総合防災訓練
神栖中央公園
−8−
500
50
9月6日
WFAD関連イベント
救急医療週間イベント
イーアスつくば
9 月 13 日
WFAD関連イベント
防災フェスタ
イオンタウン守谷
70
9 月 13 日
WFAD関連イベント
消防・救急フェア2014
常陸大宮市ロゼホール
80
9 月 13 日
WFAD関連イベント
よかっぺまつり
日立市 常陸多賀駅前
250
9 月 20 日
WFAD関連イベント
鹿嶋市
ショッピングセンターチェリオ
100
9 月 27 日
WFAD関連イベント
元気アップいばらき!健康づくりキャンペーン
イオンモールつくば
120
10 月 4 日
「ユース・アイ」フェス2014
茨城県青少年会館
90
10 月 5 日
大洗町健康福祉まつり
大洗町中央公民館
50
10 月 12 日
うまかっぺフェスタ’14
鹿島灘海浜公園
10 月 13 日
日立市健康福祉まつり
十王交流センター
10 月 19 日
松葉小学区自主防災訓練
龍ケ崎市立松葉小学校
380
10 月 26 日
常総市ふくしまつり
常総市
石下総合福祉センター
32
11 月 1 日
鹿嶋まつり・
みんなのひろば2014
県立カシマサッカースタジアム
50
11 月 16 日
みんなのしあわせ見本市
牛久市運動公園
50
11 月 16 日
水戸市渡里地区防災訓練
水戸市立渡里小学校
75
11 月 23 日
潮来市川尾区防災訓練
潮来市川尾区集会所
70
赤十字キッズタウン 2015
イオンモール水戸内原
3月8日
※イベントや訓練における講習参加者は、講習教材等の配布数を基にしています。
小学生も心肺蘇生を体験
家族で心肺蘇生を体験
−9−
120
200
30
100
(4)指導員の養成
講習名
対象者
参加者数
(人)
救急法指導員養成講習
救急法指導員候補者
15
水上安全法指導員養成講習
水上安全法指導員候補者
2
雪上安全法指導員養成講習
雪上安全法指導員候補者
2
幼児安全法指導員養成講習
幼児安全法指導員候補者
1
(5)指導員の研修
研修名
救急法等指導員合同研修会
対象者
救急法指導員、水上安全法指導員、
幼児安全法指導員
参加者数
(人)
159
水上安全法指導員研修会
水上安全法指導員
15
健康生活支援講習指導員研修会
健康生活支援講習指導員
17
幼児安全法指導員研修会
幼児安全法指導員
45
救急法指導員資格継続適正審査
救急法指導員
9
幼児安全法指導員資格継続適正審査
幼児安全法指導員
8
水上安全法指導員研修会
幼児安全法指導員研修会
−10−
3 赤十字奉仕団
赤十字奉仕団は、赤十字の人道的諸活動を実践しようとする人々が集まるボランティア組織
であり、非常に幅広い活動領域をもっています。
また、災害時においては、赤十字防災ボランティアとして活動します。
平成 26 年度は、赤十字講習(救急法、水上安全法、健康生活支援講習、幼児安全法)の普
及、病院や乳児院での活動、献血推進活動など、赤十字事業の推進をはじめ地域ニーズに応じ
た社会福祉活動などに幅広く参加・協力しました。
(1)赤十字奉仕団の種類と活動
ア 地域奉仕団
市町村ごとに組織されており、地域ニーズに応じた社会福祉活動など、様々な活動を行っ
ています。
また、平成 26 年度は、地域奉仕団1団が新たに結成されました。
①災害救護訓練への参加
②社員(寄付者)増強に関する活動
③赤十字イベントの支援などの赤十字思想普及活動
④献血に関する活動
⑤幼児安全法講習における託児ボランティアなど講習普及の支援
⑥赤十字施設、社会福祉施設における活動
⑦高齢者福祉、障害者福祉に関する活動
⑧国際活動(海外たすけあい募金活動など)
⑨被災地支援活動
非常食炊出し
潮来市赤十字奉仕団
−11−
結団式
イ 特殊奉仕団
アマチュア無線の資格など専門的な知識と技術を活かして、災害救護活動や救急法等
の普及など、様々な活動を行っています。
①災害救護訓練への参加
②青少年赤十字の支援に関する活動
③社会福祉施設における活動
④国際活動(JRC 国際交流事業における通訳ボランティアの調整、海外たすけあい募金
活動など)
⑤赤十字講習(救急法、水上安全法、健康生活支援講習、幼児安全法の指導)
乳児院での食事介助ボランティア
地域奉仕団員に対する指圧指導
専門知識を活かした健康に関する講演
JRC 登録式での講話
ウ 青年奉仕団
大学生や社会人で組織されており、赤十字イベントの支援や献血推進活動、HIV/AIDS
予防啓発活動など、様々な活動を行っています。
−12−
①赤十字イベントの支援などの赤十字思想普及活動
②救急法等の普及活動
③献血呼びかけなどの献血に関する活動
④社会福祉施設における傾聴やレクリエーション活動
⑤被災地支援活動
⑥HIV/AIDS 予防啓発活動
⑦海外たすけあい募金活動
献血推進活動
HIV/AIDS 予防啓発活動
(2)赤十字奉仕団対象研修会の開催
県内を6つのブロックに分け、奉仕団員に赤十字への理解を深めてもらい、赤十字活動の一
層の推進を図ることを目的に研修会を開催しています。
基礎研修会の開催状況(対象:地域奉仕団・特殊奉仕団)
ブロック
開催日
開催地
参加者数(人)
内容
県南A
6 月 18 日
つくばみらい市
47
非常食炊出し、
健康生活支援講習
など
県南B
6 月 20 日
利根町
59
非常食炊出し、
救急法
など
中
央
6 月 24 日
水戸市
66
非常食炊出し、
救急法
など
県
北
6 月 26 日
高萩市
114
非常食炊出し、
幼児安全法
など
鹿
行
6 月 27 日
潮来市
70
非常食炊出し、
救急法
など
県
西
7月
結城市
84
非常食炊出し、
指圧講習
など
3日
−13−
基礎研修会の開催状況(対象:青年奉仕団)
開催日
6 月 28 日~29 日
開催地
参加者数(人)
内容
非常食炊出し、
常陸太田市
30
西山研修所
献血セミナー、
救急法
など
リーダー養成研修会の開催状況(対象:青年奉仕団)
開催日
9 月 13 日~15 日
開催地
参加者数(人)
水戸市
20
JA 農村研修館
内容
救急法、グループワーク、
災害救護演習
グループワーク
救急法講習(三角巾包帯)
−14−
など
4 青少年赤十字
青少年赤十字は、将来を担う児童・生徒が赤十字の精神に基づき、世界の平和と人類の
福祉に貢献できるように、日常生活の中で、望ましい人格と精神を自らつくりあげること
を目的とした事業で、日本では、1922 年(大正 11 年)に青少年赤十字活動が始まりました。
青少年赤十字は、教師を指導者として、幼稚園、保育所、小・中・高等学校や特別支援
学校の中に組織され、学校教育等の中で進められています。
その活動は、「気づき、考え、実行する」という自主性に基づき、世界の青少年赤十字
に共通している「健康・安全、奉仕、国際理解・親善」という 3 つの実践目標を掲げて青
少年の発達段階や各学校の実情に合わせた活動を展開しています。
(1)青少年赤十字加盟状況
種別
(平成 27 年 3 月 31 日
加盟校
(園)数
現在)
児童生徒数(人)
男
女
グループ
数
計
幼稚園
2
109
115
224
11
保育所
1
17
26
43
2
小学校
168
16,187
15,579
31,766
1,237
中学校
96
14,050
13,347
27,397
863
高等学校
73
1,335
1,122
2,457
74
特別支援学校
1
25
16
41
9
341
31,723
30,205
61,928
2,196
計
(2)青少年赤十字の活動
<健康・安全>
児童・生徒のための
救命手当短時間プログラム
<奉仕>
街頭募金活動
−15−
<国際理解・親善>
国際交流派遣事業
<リーダーシップ・トレーニング・センター>夏休みに行われる 3 泊 4 日の研修会
中学の部
7 月 28 日~7 月 31 日
参加者 56 人
フィールドワーク(野外体験活動)
高校の部
8 月 5 日~8 月 8 日
西山研修所
健康安全プログラム(三角巾包帯)
参加者 36 人
非常食炊き出し
西山研修所
ワークショップ
(青少年赤十字活動計画書の作成)
<東ティモール青少年赤十字(JRC)メンバーの受入れ>
アジア大洋州(19 の国と地域)から赤十字活動に携わる若者 38 人を招いて開催された青少
年赤十字国際交流事業として、当支部は、東ティモールから青少年赤十字メンバー2 人を受入
れました。茨城県の JRC メンバーなど約 80 人が参加した国際交流集会では、両国メンバーに
よる「赤十字の活動」や「文化紹介」を通し相互理解を深めました。また、高校への 1 日体験
入学では、茶道や書道体験を通して日本文化に触れました。今後、両国 JRC メンバーの国際理
解・親善に繋がる活動がさらに活発になることが期待されます。
国際交流集会に参加したJRCメンバー
−16−
東ティモールJRCメンバーの2人
5 国際赤十字活動への参加
世界189の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークの一員として、世界各
地で人道的な活動を展開しています。当支部では、海外における紛争や自然災害について救
援金を受け付けるとともに、開発途上国の人々のために、自然災害対策事業や保健医療支援
事業などの開発協力を実施しています。
(1)国際援助事業
北関東四県支部(茨城、栃木、群馬、埼玉)は、国際援助の一環として、次の援助活動を実
施しました。
ア
自然災害対策事業(ベトナム赤十字社)100 万円の資金援助
(平成 4 年度から実施)
イ 保健医療支援事業(フィリピン赤十字社)100 万円の資金援助
(平成 18 年度から実施)
(2)ベトナム赤十字社訪問事業
北関東四県支部(茨城、栃木、群馬、埼玉)が共同で、奉仕団員等をベトナム赤十字社
に派遣し、日本赤十字社が支援するベトナム赤十字社の災害対策事業の現場を視察しました。
(3)海外救援金
ア
海外たすけあいキャンペーン
12 月 1 日から 25 日までの間、紛争や災害で苦しんでいる世界各地の人々を支援す
るため、NHK と共同で海外たすけあい募金キャンペーンを実施しました。
募金額合計
イ
678 件
1,214,804 円(支部受付分)
平成 26 年度に受け付けた海外救援金(海外たすけあいを除く支部受付分)
救援金名
件数(件)
金額(円)
シリア人道危機救援金
1
7,877
シリア・イラク人道危機救援金
1
942
2014 年バルカン半島洪水救援金
2
150,942
ガザ人道危機救援金
1
1,891
2014 年西アフリカエボラ出血熱救援金
1
32,210
2015 年南太平洋サイクロン救援金
3
78,000
無指定海外救援金
1
1,791
3
378,140
13
651,793
青少年赤十字活動資金
(アジア 3 カ国教育等支援事業)
合 計
−17−
6 臨時救護
スポーツイベントや各種大会等の多数の人が参加する諸行事に対して、主催者からの要請に
より看護師の資格を持つ看護奉仕団員や職員等を派遣し、傷病者の救護にあたりました。
(1)イベント等での救護活動
ア イベント等への派遣状況
派遣者
取扱傷病
数(人)
者数(人)
水戸市
1
0
第 2 回リトルリーグインター
ミディエット全日本選手権大会
常陸太田市
1
0
7月 2日
第 51 回交通安全子供自転車
茨城県大会
ひたちなか市
1
1
4
7 月 27 日
第 38 回全国高等学校総合文化祭
「パレード部門」
つくば市
3
7
5
7 月 27 日
第 38 回全国高等学校総合文化祭
~7 月 29 日 「器楽・管弦楽部門」
つくば市
3
0
6
7 月 28 日
7 月 29 日
第 38 回全国高等学校総合文化祭
「アマチュア無線部門」
土浦市
2
2
7
7 月 29 日
第 38 回全国高等学校総合文化祭
~7 月 31 日 「吹奏楽部門」
土浦市
5
9
8
7 月 28 日
青少年赤十字(JRC)
~7 月 31 日 トレーニングセンター中学の部
常陸太田市
4
11
9
8月5日
~8 月 8 日
青少年赤十字(JRC)
トレーニングセンター高校の部
常陸太田市
5
11
10 8 月 29 日
第 65 回茨城県母子寡婦福祉大会
水戸市
1
0
11 9 月 11 日
第 53 回茨城県老人クラブ大会
水戸市
1
1
12 9 月 18 日
民生委員児童委員全体研修会
水戸市
1
1
13 10 月 2 日
平成 26 年暴力追放茨城県民大会
水戸市
1
0
14 10 月 10 日
第 36 回地域安全茨城県民大会
水戸市
1
0
№
実施日
行事名
会場
1
4 月 10 日
茨城県護国神社春季例大祭
2
5 月 10 日
3
−18−
15
10 月 11 日
10 月 12 日
全国白バイ安全運転競技大会
ひたちなか市
2
0
16 10 月 16 日
那珂市小学校陸上記録会
ひたちなか市
2
6
17 10 月 22 日
第 12 回交通安全高齢者自転車
競技茨城県大会
ひたちなか市
1
0
18 10 月 22 日
第 19 回茨城県健康福祉祭
いばらきねんりんスポーツ大会
ひたちなか市
1
2
19 10 月 26 日
平成 26 年度茨城県介護支援専門員
実務研修受講試験
水戸市
日立市
龍ケ崎市
阿見町
4
0
20 11 月 1 日
第 15 回
「いばらき教育の日」推進大会
水戸市
1
0
21 11 月 1 日
福祉職場 2014 フェスティバル
水戸市
1
0
22 11 月 1 日
民生委員児童大会
水戸市
1
1
平成 26 年度茨城県高等学校
総合文化祭高等学校音楽会
水戸市
2
0
24 11 月 10 日
茨城県護国神社秋季例大祭
水戸市
1
0
25 11 月 22 日
チャリティー公演
小美玉市
1
0
26 11 月 24 日
茨城里親大会
水戸市
1
2
27 11 月 30 日
茨城県体育協会駅伝大会
ひたちなか市
1
2
28 2 月 16 日
障害を理由とする差別の解消に向
けた地域フォーラム
水戸市
1
0
29 3 月 1 日
リトルリーグ東関東連盟開幕式
ひたちなか市
1
0
23
11 月 7 日
11 月 14 日
イ 派遣延べ人数内訳
看護奉仕団員数(人) 水戸赤十字病院職員数(人) 古河赤十字病院職員数(人) その他(人)
33
10
5
−19−
3
合計(人)
51
7 看護師の養成
日本赤十字社は、人道などの基本原則に基づき、保健医療活動を始め、国内外の医療救護活
動など幅広く社会に貢献できる看護師の養成を行っています。
当支部では、将来、県内の赤十字施設の看護師として活躍していただくため、支部長推薦に
より入学した日本赤十字看護大学生に対して奨学金を貸与しています。
奨学金適用者の状況
年 度
新規適用者数
(人)
卒業(予定)年
施設別就職者数(人)
水戸赤十字病院
古河赤十字病院
H17
2
H21
2
0
H18
3
H22
2
1
H19
5
H23
2
3
H20
5
H24
3
2
H21
6
H25
4
2
H22
5
H26
2
3
H23
6
(H27)
H24
5
(H28)
在学中
H25
5
(H29)
(21)
H26
5
(H30)
合計
47
―
−20−
15
11
8 赤十字思想の普及
赤十字の基本原則や活動内容を広く周知することを目的に、市町村等主催イベントへの出展
や支部主催の体験型イベントをはじめ、以下の広報活動を展開しました。
(1)広報紙等の配付
・赤十字運動月間用チラシの配布
・平成 25 年度事業報告用チラシの配布
・地区分区、活動資金協力者等への「日赤茨城」「赤十字NEWS」の配付
・県下全域へのポスター掲示
・ノベルティーグッズの配付
(2)メディア広報
・インターネットを活用した情報発信(ホームページ、facebook)
・タウン誌への記事掲載
・メールマガジンの配信
・新聞広告の掲載
(3)広報イベント
・市町村等主催イベントへのブースの出展
・災害救護訓練見学会の開催
・赤十字キッズタウン 2015 の開催
・赤十字親子チャレンジプログラムの開催
白衣を着て採血を体験
(赤十字キッズタウン 2015)
親子で三角巾包帯を体験
(赤十字親子チャレンジプログラム)
−21−
9 活動資金
日本赤十字社が国の内外で行う人道的諸活動は、これを支持・共感する人々や企業、団体か
ら寄せられる活動資金が唯一の財源です。
活動資金は、地区分区を通して各世帯の皆さまにご協力いただいたほか、インターネットを
活用した口座振替やクレジットカード、振込用紙付き新聞折込み、赤十字に寄付が可能な自動
販売機の設置など、様々な方法によりご協力いただきました。
これらにより、平成 26 年度は 3 億 7,766 万円の実績を得ることができました。
平成 26 年度実績額
個人からの活動資金
336,549,986 円
法人からの活動資金
41,117,776 円
合計
377,667,762 円
活動資金の推移
単位:千円
450,000
400,000
350,000
300,000
250,000
200,000
150,000
100,000
50,000
0
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
総計
388,359
378,934
405,953
408,050
387,735
377,667
個人
346,415
334,561
355,980
363,495
332,694
336,550
法人
41,944
44,373
49,973
44,555
55,041
41,117
−22−
平成26年度 活動資金実績額
区分
市町村名
(単位:円)
一般(個人)社資
世帯ごとの社資
個人住民税寄付金
法人社資
特定寄付金
計
指定寄付金
特例扱寄付金
計
総合計
1
水戸市
21,897,566
1,000,000
13,900
22,911,466
0
482,000
482,000
2
日立市
17,809,000
0
188,460
17,997,460
520,000
3,134,000
3,654,000
23,393,466
21,651,460
3
土浦市
13,998,737
0
1,000,000
14,998,737
360,000
581,000
941,000
15,939,737
4
古河市
15,462,532
0
180,000
15,642,532
840,000
591,000
1,431,000
17,073,532
5
石岡市
7,864,360
0
413,000
8,277,360
240,000
783,000
1,023,000
9,300,360
6
結城市
6,303,700
0
0
6,303,700
80,000
996,000
1,076,000
7,379,700
7
龍ケ崎市
6,073,305
0
0
6,073,305
0
739,209
739,209
6,812,514
8
下妻市
5,215,208
100,000
256,000
5,571,208
300,000
688,000
988,000
6,559,208
9
常総市
7,208,600
0
100,000
7,308,600
920,000
560,000
1,480,000
8,788,600
10
常陸太田市
9,210,250
0
89,000
9,299,250
0
566,000
566,000
9,865,250
11
高萩市
3,478,250
1,000,000
0
4,478,250
0
295,000
295,000
4,773,250
12
北茨城市
5,054,600
0
0
5,054,600
192,000
662,000
854,000
5,908,600
13
笠間市
9,291,500
0
229,000
9,520,500
113,000
577,000
690,000
10,210,500
14
取手市
10,733,234
0
20,000
10,753,234
340,000
752,000
1,092,000
11,845,234
15
牛久市
8,491,055
0
55,000
8,546,055
0
480,000
480,000
9,026,055
16
つくば市
14,674,145
966,000
118,000
15,758,145
411,264
936,784
1,348,048
17,106,193
17
ひたちなか市
17,240,453
30,000
387,000
17,657,453
0
528,000
528,000
18,185,453
18
鹿嶋市
4,301,665
0
120,000
4,421,665
290,000
998,000
1,288,000
5,709,665
19
潮来市
3,193,000
0
0
3,193,000
100,000
389,000
489,000
3,682,000
20
守谷市
4,532,116
0
170,000
4,702,116
120,000
400,000
520,000
5,222,116
21
常陸大宮市
6,142,700
0
458,000
6,600,700
210,000
848,500
1,058,500
7,659,200
22
那珂市
6,544,900
0
347,000
6,891,900
230,000
490,000
720,000
7,611,900
23
筑西市
11,646,400
0
870,100
12,516,500
260,000
2,725,000
2,985,000
15,501,500
24
坂東市
6,406,800
0
175,000
6,581,800
0
420,000
420,000
7,001,800
25
稲敷市
4,872,439
0
100,000
4,972,439
0
785,000
785,000
5,757,439
26
かすみがうら市
3,871,300
0
110,000
3,981,300
110,000
275,000
385,000
4,366,300
27
桜川市
5,773,000
0
231,000
6,004,000
140,000
653,000
793,000
6,797,000
28
神栖市
6,767,900
0
0
6,767,900
0
320,000
320,000
7,087,900
29
行方市
4,221,500
0
25,000
4,246,500
0
693,000
693,000
4,939,500
30
鉾田市
4,650,400
0
88,000
4,738,400
0
688,000
688,000
5,426,400
31
つくばみらい市
4,271,150
0
204,000
4,475,150
40,000
495,000
535,000
5,010,150
32
小美玉市
5,125,504
0
98,000
5,223,504
130,000
809,000
939,000
6,162,504
市計(32)
262,327,269
3,096,000
6,045,460
271,468,729
5,946,264
24,339,493
30,285,757
301,754,486
33
茨城町
4,123,550
0
40,000
4,163,550
120,000
276,048
396,048
4,559,598
34
大洗町
2,400,700
0
0
2,400,700
60,000
160,000
220,000
2,620,700
35
城里町
2,440,900
0
103,000
2,543,900
60,000
311,000
371,000
2,914,900
36
東海村
4,038,700
0
16,666
4,055,366
150,000
377,000
527,000
4,582,366
37
大子町
2,978,800
10,000
0
2,988,800
100,000
340,000
440,000
3,428,800
38
美浦村
1,929,600
0
0
1,929,600
0
208,500
208,500
2,138,100
39
阿見町
5,128,500
0
60,000
5,188,500
230,000
428,227
658,227
5,846,727
40
河内町
1,271,500
0
0
1,271,500
60,000
190,000
250,000
1,521,500
41
利根町
1,605,538
0
105,000
1,710,538
0
92,000
92,000
1,802,538
42
八千代町
2,570,000
0
151,989
2,721,989
190,000
590,000
780,000
3,501,989
43
五霞町
937,800
0
0
937,800
90,000
70,000
160,000
1,097,800
44
境町
2,898,100
0
0
2,898,100
200,000
10,000
210,000
3,108,100
町村計(12)
32,323,688
10,000
476,655
32,810,343
1,260,000
3,052,775
4,312,775
37,123,118
地区分区計
294,650,957
3,106,000
6,522,115
304,279,072
7,206,264
27,392,268
34,598,532
338,877,604
支 部
4,059,899
5,935,000
22,276,015
32,270,914
1,401,200
5,118,044
6,519,244
38,790,158
合 計
298,710,856
9,041,000
28,798,130
336,549,986
8,607,464
32,510,312
41,117,776
377,667,762
−23−
10 評議員会・監査
(1)評議員会の開催
※全議案とも原案通り承認
期日
会場
議事内容等
平成 25 年度支部、施設事業報告
第 117 回
平成 26 年 6 月 16 日
日本赤十字社
茨城県支部
一般会計歳入歳出決算
医療施設特別会計歳入歳出決算
社会福祉施設特別会計歳入歳出決算
平成 27 年度支部、施設事業計画
第 118 回
平成 27 年 2 月 18 日
日本赤十字社
茨城県支部
一般会計歳入歳出予算
医療施設特別会計歳入歳出予算
社会福祉施設特別会計歳入歳出予算
(2)監査の実施
期日
予備監査
平成 26 年 5 月 20 日
~23 日、26 日
会場
日本赤十字社
茨城県支部
および各施設
監査内容等
支部および各施設
管理、運営関係
人事、労務関係
会計、資産関係
支部および各施設
委員監査
平成 26 年 6 月 5 日
日本赤十字社
茨城県支部
事業報告書
歳入歳出決算報告書
財務諸表
−24−
11 医療事業
(1)水戸赤十字病院
当院は、茨城県の「基幹災害医療センター」と
して災害時における救援体制を整えているほか、地
域周産期母子医療センターや地域リハビリテーシ
ョン、地域医療支援病院、茨城県がん診療指定病院
などの指定を受け、県央地域の中核病院として、患
者サービスの向上を図るとともに、安全で安心でき
る質の高い医療の提供に努めてきました。
特に、医師をはじめとする医療人材の確保・育成
に取り組み、チーム医療の充実など医療の質の向上を図るとともに、基幹型臨床研修病院として
茨城県地域医療支援センターとも連携し、地域を支える臨床研修医などの育成に努めています。
また、地域医療支援病院として、登録医療機関や地元医師会との合同症例検討会の開催、医
療機器の共同利用の推進、訪問等による情報提供などを通して、地域医療機関との一層の連
携・強化に努めてきました。
さらに、がん診療については、茨城県がん診療指定病院として、高機能画像診断機器や、手
術支援ロボット「ダヴィンチ」の活用、緩和ケア病棟 20 床の新設(H27 年 4 月開始)、外来化
学療法の拡充等を進めてきました。
ア 病床数・職員構成、患者数等
病床数
職員構成
許可 503 床
587 人
入院・外来患者数等
入
一 般
481 床
人間ドック
12 床
感染症
10 床
実働 367 床
年間延べ患者数
(内訳)
医師
看護師
55 人
369 人
医療技師
88 人
その他
75 人
(非常勤・嘱託職員除く)
院
外
109,628 人
病床利用率
72.3 %
1 日当りの患者数
300 人
病床回転率
28.3 %
来
年間延べ患者数
267,376 人
1日当りの患者数
1,100 人
イ 主な機能
基幹災害医療センター(ヘリポート有)
、地域医療支援病院、二次救急医療施設、地域周産期母
子医療センター、地域リハビリテーション広域支援センター、エイズ診療拠点病院、DPC(包
括医療)対象病院、基幹型臨床研修病院、病院機能評価認定施設、茨城県がん診療指定病院、人
間ドック、7:1 看護基準、産科医療補償制度加入機関 等
ウ 診療科目
内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、リウマチ科、小児科、外科、消化器
外科、血管外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、
眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科、病理診断科
−25−
計 23 科
(2)古河赤十字病院
当院は、古河坂東保健医療圏における「地域災害医
療センター」
(災害拠点病院)として災害時における体
制を整えているほか、地域の中核医療機関として質の
高い医療を効率的に提供するため、診療体制の強化等
による病診連携体制の推進を図り患者サービスの向上
に努めてきました。
一方、厳しい病院経営にあることから経営健全化へ
の取り組みとして、不足している医師確保や医療収入の増収策に努めるとともに、コンサル導入等
により業務改善や経費削減などによる医療費用の抑制等を図ってきました。
特に、医師確保等による診療体制の強化を図ってきている中で、平成 26 年秋に最新の血管撮影
装置を導入し、心臓カテーテル検査・血管治療の第一人者を招聘し、高度診療部門を確保してきま
した。
また、平成 27 年 4 月に心臓血管外科の常勤医師が新たに確保できたことから、循環器内科部門
との連携により、心臓疾患の診療体制の充実を図っていきます。
さらに、地域医療支援病院の取得の要件が整ったことから、5 月に申請を提出しており、その名
称使用承認が受けられることにより、地域医療機関との連携の充実が図れることなどから、期待
される地域医療への貢献に努めていきます。
ア 病床数・職員構成、患者数等
病床数
職員構成
許可 200 床
248 人
一 般
198 床
感染症
2 床
実働 200 床
入院・外来患者数等
入
年間延べ患者数
(内訳)
医師
看護師
25 人
137 人
医療技師
45 人
その他
41 人
(非常勤・嘱託職員除く)
病床利用率
院
外
51,608 人
70.7 %
1 日当りの患者数
141 人
病床回転率
22.4 %
来
年間延べ患者数
145,618 人
1日当りの患者数
543 人
イ 主な機能
地域災害医療センター(災害拠点病院)
、第二次救急医療機関、救急医療告示病院、病院群輪番
制病院、小児輪番病院、第二種感染症指定医療機関、茨城県肝疾患専門医療機関、臨床研修病院(協
力型)
、救急救命士実習病院、認知症疾患医療センター、地域リハ・ステーション、透析センター、
健診センター、7:1 看護基準 等
ウ 診療科目
内科、循環器内科、消化器・肝臓内科、腎・高血圧科、内分泌・糖尿病内科、呼吸器内科、神
経内科、血液内科、アレルギー疾患・リウマチ科、生活習慣病科、人工透析内科、外科、消化器外
科、肛門外科、乳腺外科、漢方内科、整形外科、形成外科、脳神経外科、小児科、泌尿器科、眼科、
麻酔科、婦人科、皮膚科、耳鼻咽喉科、心臓血管外科
−26−
計 27 科
12 社会福祉事業
(1) 日本赤十字社茨城県支部乳児院
乳児院は、児童福祉法によって認可設立され
た施設で、家庭のさまざまな事情のため養育困
難な就学前の乳幼児を預かり必要な期間養育
しています。
ア 小規模グループケア
身体的虐待及び心理的虐待により心に深い傷を持つ児童に対し、ケア形態を小規模に
することにより家庭的な環境の中で愛着関係を深めながら養育する事業
イ 病後児保育事業
病気回復期の子どもを一時的にお預かりする事業
ウ 子育て短期支援事業
児童を養育している保護者が、疾病等により児童の養育が一時的に困難になった時に
お預かりする事業
エ 日曜の家事業
入所児童に一般の家庭において一時的に家庭生活を体験させる事業
オ 無料託児サービス
茨城県支部主催の幼児安全法講習の受講者が講習を受講している間、お子さんをお預
かりする事業
(平成27年3月 1 日現在)
定員
38 人
入所児童数
36 人(月平均 33.9 人)
(平成26年度実績)
病後児保育事業
53 人
子育て短期支援事業
33 人
−27−
クリスマスイベントの様子
13 血液事業
茨城県赤十字血液センターにおける血液事業運営については、
「安全な血液製剤の安定供給の確保
等に関する法律」
、及び「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」
(旧
薬事法)等関係法令を遵守し、採血事業者及び医薬品販売業者としての責務である血液製剤の安全性
及び安定した供給体制の確保並びに献血者の保護に努めるとともに、関東甲信越ブロック血液センタ
ー及び同ブロック内の地域血液センターと連携し、円滑な広域需給管理体制の推進を図りました。
(1)事業内容
ア 安全管理及び危機管理体制の確立
日本赤十字社の血液事業は、国民の信頼の上に成り立っている事業であることから、
「安全
な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」
、及び「医薬品、医療機器等の品質、有効性及
び安全性の確保等に関する法律」
(旧薬事法)等関係法令を遵守し、インシデントレポートの
活用や職員に対する教育訓練等の実施、徹底を図ることで安全管理及び危機管理体制の確立に
努めました。
イ 献血者の安定的確保
献血受入計画については、県・市町村及び献血推進団体等との連携のもと、若年層をはじめ
広く県民に献血思想の普及と血液事業への理解を求めるとともに、体験学習、参加型イベント
の開催等、若年層献血者確保のための取組を行いました。
なお、採血基準からもれた方を対象とした健康相談として、ヘモグロビン値が基準に達しな
かった献血者の栄養相談を実施しました。
ウ 血液製剤の安定供給の確保
医療機関からの需要に応じた、特に高単位の血小板成分献血及び 400mL献血の推進に努め
ました。
供給業務については、24 時間体制で医療機関の需要に的確かつ迅速に対応できる供給体制の
充実を図りました。
エ 献血推進キャンペーン等の実施(主なもの)
年間を通して各種キャンペーンを実施することにより、県民に対する献血思想の普及啓発と
献血者の確保に努めました。
実施時期
名
称
①
平成 26 年 4 月
春の献血キャンペーン
②
平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月
はじめての 400mL 献血推進キャンペーン
③
平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月
高校生 400mL 推進キャンペーン
④
平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月
学生推進対策キャンペーン
⑤
平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月
若年層献血セミナー
⑥
平成 26 年 6 月
世界献血デーキャンペーン
⑦
平成 26 年 7 月
青少年献血体験イベント
⑧
平成 26 年 8 月
学生献血サマーキャンペーン
⑨
平成 26 年 10 月
青少年ふれあいイベント
⑩
平成 26 年 12 月~平成 27 年 1 月
冬季献血キャンペーン
⑪
平成 26 年 12 月
学生クリスマスキャンペーン
⑫
平成 27 年 2 月
学生バレンタイン献血キャンペーン
−28−
(2)採血実績
年度別の採血本数(合計数)
採血種別
(単位:本)
H25 年度
H26 年度
対前年度比
200mL献血
17,240
14,131
82.0%
400mL献血
58,738
63,106
107.4%
血漿成分献血
13,264
11,101
83.7%
血小板成分献血
14,409
15,077
104.6%
103,651
103,415
99.8%
合 計
(3)供給実績
ア 血液製剤供給本数(県内供給数)
製剤別
(単位:本)
H25 年度
H26 年度
全血製剤
対前年度比
306
56
18.3%
赤血球製剤
71,486
69,140
96.7%
血漿製剤
14,064
13,722
97.6%
血小板製剤
15,116
15,619
103.3%
100,972
98,537
97.6%
合 計
イ 分画製剤供給本数(県内供給数)
製剤別
(単位:本)
H25 年度
H26 年度
対前年度比
赤十字アルブミン
4,824
4,710
97.6%
日赤ポリグロビン N
1,010
808
80.0%
クロスエイトM
1,785
2,098
117.5%
7,619
7,616
99.9%
合 計
クリスマスキャンペーン
献血セミナー
(4)その他
施設整備計画を取り進め、更なる献血者の確保を図るため、水戸献血ルームを、水戸駅北口か
ら水戸駅南口(エクセルみなみ6F)に移転いたしました。また、茨城県赤十字血液センター(母
体)を茨城町(桜の郷地区)に、供給出張所をつくば市に 4 月に移転いたします。
−29−
参
考
資
料
1
日本赤十字社・茨城県支部機構図
本社
評議員
支部長
監査委員
参与
副支部長
市地区
事務局
水戸赤十字病院
古河赤十字病院
乳児院
血液センター
郡地区
町村分区
平成 27 年 3 月 31 日現在
−33−
2
日本赤十字社茨城県支部の沿革
日本赤十字社は、明治 10(1877)年 5 月 1 日に創立された。西南戦争の傷病者を敵味方
の別なく平等に救護することを目的として人道的な活動を行なったことに始まり、以来戦時
救護をはじめ、平時における災害救護、救急法・健康生活支援講習・幼児安全法・水上安全
法・雪上安全法の普及、国際救護活動、看護師の養成、青少年赤十字の育成、血液事業の推
進、あるいは病院、乳児院の経営など幅広い活動を展開している。
当支部は、明治 21(1888)年 4 月 18 日に創立され、赤十字の人道・博愛を指標として、
戦時平時を通じ幾多の変遷と事業内容の充実強化を図りながら今日に至っている。
当支部沿革の概要については次のとおりである。
明治 21 年 4 月 18 日 日本赤十字社茨城県委員部を県庁内(県第 2 部兵事課)に設置
明治 29 年 7 月
名称を「日本赤十字社茨城支部」と改称
大正 12 年 6 月
日本赤十字社茨城支部病院開設(水戸市上町宍倉)
大正 12 年 8 月
病院の一部に赤十字救護看護婦養成所併置
昭和 18 年 1 月
日本赤十字社茨城支部病院を水戸赤十字病院と改称
昭和 22 年 1 月
水戸赤十字病院再建(水戸市柵町)
昭和 25 年 3 月
救護看護婦養成中止(前橋に)
7月
昭和 27 年 11 月
12 月
昭和 28 年 4 月
11 月
日本赤十字社茨城支部乳児預り所開設
新定款に基づき茨城支部を茨城県支部と改称
日本赤十字社茨城県支部猿島診療所設置
水戸赤十字病院構内に水戸赤十字高等看護学院設置
猿島診療所を猿島赤十字病院と改称
昭和 35 年 12 月
乳児預り所を日本赤十字社茨城県支部乳児院と改称
昭和 40 年 2 月
茨城県赤十字血液センター開設(水戸赤十字病院内)
昭和 51 年 7 月
水戸赤十字高等看護学院を水戸赤十字看護専門学校と改称
平成 2 年 11 月
茨城県赤十字血液センター水戸出張所(水戸献血ルーム)開設
平成 5 年 4 月
茨城県赤十字血液センターつくば献血コーナー開設
平成 10 年 5 月
茨城県赤十字血液センター日立出張所(日立献血ルーム)開設
平成 11 年 3 月
日本赤十字社茨城県支部新築移転(水戸市小吹町)
平成 15 年 2 月
日本赤十字社茨城県支部乳児院新築移転(水戸市小吹町)
平成 17 年 10 月
猿島赤十字病院を古河赤十字病院と改称
平成 19 年 3 月
水戸赤十字看護専門学校閉校
平成 22 年 5 月
古河赤十字病院新築移転(古河市下山町)
平成 27 年 3 月
茨城県赤十字血液センター水戸出張所(水戸献血ルーム)移転
4月
茨城県赤十字血液センターつくば供給出張所開設
4月
茨城県赤十字血液センター新築移転(茨城町桜の郷)
−34−
3
日本赤十字社のしくみ
日本赤十字社は日本赤十字社法にもとづく特殊法人(認可法人)で国内単独の民間組織で
あり、事業の実施にあっては本社を東京に置き、各都道府県に一つの支部をはじめ必要な施
設を設け、支部の下部組織には地区・分区がある。本県支部は、県の各地方福祉事務所及び
各市役所に地区を、町村役場に分区を置いている。
(1)
赤十字社員
① 日本赤十字社は社員をもって組織され、社員は赤十字の目的や事業を理解し毎年定
額の拠出をして赤十字を支援する個人・法人である。
・社
員 年額 500 円以上の社費を拠出する。
・特別社員 毎年 2,000 円以上の社費を納め、その合計額が 20,000 円以上の金額に
達した社員。
日本赤十字社の業務について、社長が功労があると認めた社員。
② 社員の称号のほかに、おくられる表彰として有功章があり、有功章には銀色の有功
章と金色の有功章がある。
③ 有功章
・銀色有功章
一時又は数次に 200,000 円以上 500,000 円未満の社費又は寄付金品を納めた個
人・法人又は団体、及び社業に功労のあった個人・法人又は団体。
・金色有功章
一時又は数次に 500,000 円以上の社費又は寄付金品を納めた個人・法人又は団体、
及び社業に特別の功労があった個人・法人又は団体。
(2) 評議員会
評議員会は支部の重要な業務について審議し、又は支部長の諮問に答えるほか、代議
員、支部長、副支部長及び監査委員を選出する。本県支部の評議員は各市、郡の社員の
中から各市、郡あたり 1 名(水戸市、日立市は 2 名)選出された 37 名の評議員(地区選
出評議員)と支部長が直接社員の中から選出する 8 名の評議員(支部長選出評議員)の
計 45 名で構成される。
(3) 監査委員
監査委員は支部やその下部機関における業務の管理、執行及び会計を監査する。監査
委員は社員の中から評議員会で選出された者を社長が委嘱するもので本県支部は 3 名で
ある。
(4) 代議員会
代議員会は本社の収支予算、事業計画、収支決算の承認、定款の変更、名誉副総裁の
推載、その他社長が特に必要と認めた事項について決議する機関で、社長、副社長及び
監事を社員の中から選出する。
本社の代議員の定数は 223 名で本県支部選出の代議員は 6 名である。
(5) 理事会
理事会は社長、副社長及び理事をもって構成され、本社の重要な業務の執行について
審議する。
−35−
4 日本赤十字社現勢
日本赤十字社の使命
わたしたちは、
苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、
いかなる状況下でも、
人間のいのちと健康、尊厳を守ります。
1949年のジュネーブ四条約締約国
1. 沿 革
国際赤十字運動標語 Our world. Your move.
赤十字の基本原則 人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性
189社 明治10年(1877) 5月 1日 博愛社設立 12. 国内災害救護
明治20年(1887) 5月20日 日本赤十字社に改称
常備救護班
昭和27年(1952) 8月14日 日本赤十字社法制定
無線局
誉
総
496班
裁 皇 后 陛 下
7,064人
3,608局
(平成26年3月31日現在)
(平成22年3月31日現
救護車両
775台
100機
赤十字飛行隊(特殊奉仕団)
名 誉 副 総 裁 皇太子殿下・同妃殿下 秋篠宮妃殿下
災害等救護活動(平成25年度)
常陸宮殿下・同妃殿下 6件 176人
取扱義援金額(平成26年3月31日現在)
三笠宮殿下・同妃殿下 寬仁親王妃信子殿下
1.平成25年度受付義援金(東日本大震災を除く) 5億8,388万5,001円
高円宮妃殿下
2.東日本大震災における受付義援金
3. 社 員
個人 (平成26年3月31日現在)
法人 961万人
議
員
1,998人
5. 代
議
員
6. 役
員
3,314億9,993万8,753円
配分救援物資(毛布・緊急セット等)
12万法人
4. 評
社
人間を救うのは、人間だ。
世界の赤十字社・赤新月社等
196カ国
2. 名誉総裁・名誉副総裁
名
日本赤十字社スローガン
3万8,280個
13. 医 療 事 業
施 設 数 223人
病
92 診
院
療
所
6
介護老人保健施設
長
近 衞
副 社 長
理
事
監
事
忠 煇(常勤)
病
大 塚 義 治(常勤)
3人(非常勤)
入 院 外 来 7. 青少年赤十字 (平成26年3月31日現在)
1,585校
138,977人
小
学
校
6,555校
1,761,499人
中
学
校
3,211校
940,508人
校
1,839校
255,539人
特 別 支 援 学 校
100校
6,281人
13,290校
3,102,804人
学
計
指
導
1,115万人
3.0万人
1,804万人
7.2万人
14. 血 液 事 業
幼稚園・保育所
等
者
施 設 数 地域血液センター
47 ブロック血液センター 7
(分置施設 7)
附属施設
183
(献血ルーム131を含む)
車 両 台 数(平成26年3月31日現在)
178,947人
移
成
8. 赤十字ボランティア (平成26年3月31日現在)
動 採 血 車
299台 献 血 運 搬 車
812台
献血者数 (平成25年度)
供給本数 (平成25年度)
地域赤十字奉仕団
2,053団
2,132,202人
青年赤十字奉仕団
155団
6,957人
400mL
献
血 149 万人 輸 血 用 製 剤
血 327 万人 分 画 製 剤
特殊赤十字奉仕団
655団
37,134人
200mL
献
血 40 万人
‐
個人ボランティア
計
分
3,544人
2,863団
9. 救急法等の講習
計
受講者数
乳児院 指 導 者
(平成25年度)
保育所 資 格 者
献
計
516 万人
1,887万本
59万本
1,946万本
2,179,837人 15. 社会福祉施設
児 童 福 祉 施 設 数 (定員)
登録者数(平成26年3月31日時点)
救急法基礎講習
6
総
数 37,258床 (平成26年3月31日現在)
総患者数 (平成25年度)
1日平均
榊 原 定 征(非常勤)
61人(常勤1人、非常勤60人)
高
床
8 (295) 肢体不自由児施設 3
3 (358) 重症心身障害児施設 1
(282)
10,550人
178,999人
53,761人
法
6,494人
110,608人
461,831人
水 上 安 全 法
1,595人
9,603人
60,394人
雪 上 安 全 法
279人
611人
701人
幼 児 安 全 法
2,182人
15,563人
67,080人
障害者支援施設 1(50) 特別養護老人ホーム (110)
健康生活支援講習
1,451人
10,706人
95,483人
視聴覚障害者情報提供施設
2 介護老人保健施設
(100)
計
22,551人
326,090人
739,250人
補装具製作施設 1 高齢者グループホーム
救
急
10. 看護師等の教育
施 設 数
大学(大学院併設6)
一
1(定員)
(18)
学
年
養
成
定
(10)
23校
員
16. 施設及び職員(職員数は、平成26年4月16日現在)
施 設 数
1,330人
職 員 数
看護師 1
助産師 6校 65人
本
社
1
17
保健師 6校
472人
支
部
47
711人
1
幹部看護師
1校
120人
医
設
104
55,885人
1
介護福祉士
1校
50人
看護師等養成施設
26
血 液 事 業 施 設
234
598人
6,454人
社 会 福 祉 施 設
29
1,087人
研 修 セ ン タ ー
1
幹部看護師研修センター
計 8(758)
障 害 者 福 祉 施 設 数(定員) 複 合 型 施 設
6
助産師学校 特別養護老人ホーム(併設ケアハウス20人を含む)
障害者支援施設
短期大学
看護専門学校
児童養護施設
1 (40)
老 人 福 祉 施 設 数 (定員)
26
11. 国 際 活 動
国際救援・開発要員派遣(平成25年度)
国際赤十字・赤新月社連盟出向
赤十字国際委員会出向
国際援助額(平成25年度)
15カ国 のべ84人
療
4人(スイス、マレーシア)
施
計
442
1人(ミャンマー) 17. 会 計(平成26年度当初予算)
社
29億9,635万円 一
般
会
計本
支
477人
65,212人
171億6千万円
部
203億3千万円
医
療
施
設
特
別
会
計
1兆62億9千万円
血
液
事
業
特
別
会
計
1,777億7千万円
社 会 福 祉 施 設 特 別 会 計
139億5千万円
(特に断りのない統計数字等は、平成26年7月1日現在)
−36−
5 日本赤十字社茨城県支部現勢
■沿革
明治21年(1888) 4月・・・日本赤十字社茨城県委員部を設置
明治29年(1896) 7月・・・日本赤十字社茨城支部と改称
昭和27年(1952) 11月・・・茨城支部を茨城県支部と改称
■社員・・・・・個人 427,016人/法人 2,860法人(H26年9月末日現在)
■理事・・・・・・・・・1人
■代議員・・・・・・・6人
■評議員・・・・・・・45人
■役員
支部長
橋本 昌
副支部長
山口 やちゑ 会田 真一
小谷 隆亮
監査委員
矢口 豪
西野 保
丹 勝義
参与
5人
■青少年赤十字
幼稚園・保育所
3校
267人
小学校
168校
31,766人
中学校
96校
27,397人
高等学校
73校
2,457人
特別支援学校
1校
41人
計
341校
61,928人
2,437人
指導者
■災害等救護
常備救護班
無線局
救護車両
取扱義援金額
取扱救援金額
10個班
397件
13件
678件
取扱海外たすけあい
義援金額
■医療事業
施設
病床総数
入院患者数
外来患者数
■血液事業
施設数
67人
106局
15台
8,873,186円
651,793円
1,214,804円
水戸赤十字病院 古河赤十字病院
503床
109,628人
267,376人
200床
51,608人
145,618人
血液センター1
出張所4(献血ルーム3含む)
移動採血車 7台/献血運搬車 15台
車両台数
献血者数(平成26年度)
26,178人
成分献血
63,106人
400mL献血
14,131人
200mL献血
103,415人
計
■赤十字ボランティア
地域赤十字奉仕団
青年赤十字奉仕団
特殊赤十字奉仕団
計
42団
4団
11団
57団
8,450人
133人
875人
9,458人
■救急法等の講習
指導員数
救急法
水上安全法
雪上安全法
健康生活支援
幼児安全法
計
162人
31人
2人
29人
54人
278人
講習回数
423回
44回
2回
42回
57回
568回
受講者数
(平成26年度)
18,664人
1,541人
20人
1,332人
1,424人
22,981人
■施設及び職員
施設数
支部
医療施設
社会福祉施設
血液事業施設
計
1
2
1
5
9
職員数
16人
835人
22人
115人
988人
※非常勤、嘱託職員除く
■国際活動(北関東四県支部合同事業)
自然災害対策事業 ベトナム赤十字社へ100万円の資金援助
保健医療支援事業 フィリピン赤十字社へ100万円の資金援助
(特に断りのない統計数字等は、平成27年3月31日現在)
−37−
- 55 −38−
承認順
社
名
1
ベルギー
2
イタリア
3
スウェーデン
4
ノルウェー
5
スイス
6
オーストリア
7 *トルコ
8
オランダ
9
英国
10
デンマーク
11
ルーマニア
12
ギリシャ
13
ペルー
14
アルゼンチン
15
ハンガリー
16
アメリカ
17
ブルガリア
18
ポルトガル
19
日本
20
スペイン
21
ベネズエラ
22
ウルグアイ
23
南アフリカ
24
フランス
25
チリ
26
キューバ
27
メキシコ
28
中国
29
ブラジル
30
ルクセンブルグ
31
ポーランド
32
フィンランド
33
タイ
34
ロシア
35
コスタリカ
36
コンロビア
37
パラグアイ
38
エストニア
39
ボリビア
承認年 承認順
社
名
1864
40
ラトビア
1864
41
エクアドル
1865
42
アルバニア
1865
43
グアテマラ
1866
44
リトアニア
1867
45 *エジプト
1868
46
パナマ
1868
47 *イラン
1870
48
アイスランド
1876
49
エルサルバドル
1876
50
カナダ
1877
51
ドミニカ共和国
1880
52
オーストラリア
1882
53
インド
1882
54
ニュージーランド
1882
55 *イラク
1885
56
ニカラグア
1887
57
ハイチ
1887
58
エチオピア
1893
59
ホンジュラス
1896
60
ミャンマー
1900
61
アイルランド
1900
62
リヒテンシュタイン
1907
63 *シリア
1909
64
レバノン
1909
65
フィリピン
1912
66
モナコ
1912
67 *パキスタン
1912
68 *ヨルダン
1914
69
インドネシア
1919
70
サンマリノ
1920
71
スリランカ
1920
72
ドイツ
1921
73 *アフガニスタン
1922
74
大韓民国
1922
75
朝鮮民主主義人民共和国
1922
76
ラオス
1922
77 *チュニジア
1923
78 *スーダン
6
承認年
1923
1923
1923
1923
1923
1924
1924
1924
1925
1925
1927
1927
1927
1929
1932
1934
1934
1935
1935
1938
1939
1939
1945
1946
1947
1947
1948
1948
1948
1950
1950
1952
1952
1954
1955
1956
1957
1957
1957
承認順
社
名
79
ベトナム
80 *モロッコ
81 *リビア
82
ガーナ
83
リベリア
84
モンゴル
85
カンボジア
86
ナイジェリア
87
トーゴ
88
シエラレオネ
89
ブルキナファソ
90
コンゴ民主共和国
91 *マレーシア
92 *アルジェリア
93
カメルーン
94
コートジボアール
95 *サウジアラビア
96
セネガル
97
タンザニア
98
トリニダードトバゴ
99
ブルンジ
100 ペナン
101 マダガスカル
102 ネパール
103 ジャマイカ
104 ウガンダ
105 二ジェール
106 ケニア
107 ザンビア
108 マリ
109 *クウェート
110 ガイアナ
111 *ソマリア
112 ボツワナ
113 マラウィ
114 レソト
115 *バーレーン
116 *モーリタニア
117 シンガポール
承認年
1957
1958
1958
1959
1959
1959
1960
1961
1961
1962
1962
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1963
1964
1964
1965
1965
1966
1966
1967
1968
1968
1969
1970
1970
1971
1972
1973
1973
承認順
社
名
118 *バングラデシュ
119 フィジー
120 中央アフリカ
121 ガンビア
122 コンゴ共和国
123 バハマ
124 パブアニューギニア
125 モーリシャス
126 スワジランド
127 トンガ
128 *カタール
129 *イエメン
130 ルワンダ
131 ジンバブエ
132 ベリーズ
133 サモア
134 バルバドス
135 カーボベルデ
136 サントメ・プリンシペ
137 ギニアビサウ
138 *アラブ首長国連邦
139 セントルシア
140 ギニア
141 アンゴラ
142 スリナム
143 *ジブチ
144 グレナダ
145 チャド
146 モザンビーク
147 ドミニカ国
148 セントビンセント及びグレナディーン諸島
149 ソロモン諸島
150 セイシェル
151 セントクリストファー・ネイビス
152 アンティグア・バーブーダ
153 ナミビア
154 スロバキア
155 チェコ
156 スロベニア
世界の赤十字・赤新月社一覧
承認年
1972
1973
1973
1973
1973
1973
1974
1976
1976
1977
1977
1979
1981
1981
1982
1982
1983
1985
1984
1984
1985
1985
1986
1986
1986
1986
1986
1986
1986
1987
1988
1991
1992
1992
1992
1993
1993
1993
1993
無印は赤十字社
*印は赤新月社
**印はダビデの赤盾社
承認年
1993
1993
1993
1993
1994
1994
1995
1995
1995
1995
1995
1995
1996
1997
1997
1997
1997
1997
1999
2001
2001
2002
2003
2003
2005
2005
2006
2006
2006
2006
2011
2012
2013
平成 27 年 1 月 1 日現在
承認順
社
名
157 クロアチア
158 ウクライナ
159 バヌアツ
160 マルタ
161 アンドラ
162 赤道ギニア
163 *トルクメニスタン
164 *ウズベキスタン
165 アルメニア
166 *アゼルバイジャン
167 ベラルーシ
168 マケドニア・旧ユーゴスラビア
169 *ブルネイ
170 *キルギスタン
171 キリバス
172 パラオ
173 *タジキスタン
174 グルジア
175 ガボン
176 ボスニア・ヘルツェゴビナ
177 モルドバ
178 クック諸島
179 *カザフスタン
180 ミクロネシア
181 *コモロ連合
182 東ティモール
183 *パレスチナ
184 **イスラエル
185
セルビア
186
モンテネグロ
187
モルディブ
188
キプロス
189
南スーダン
〒310-0914 水戸市小吹町 2551
TEL 029-241-4516 FAX 029-241-4714 http://www.jrci.jp/
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