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D55シリーズ トラブルシューティング
故障内容
チェック項目
ページ
・電源が入らない。
電源コードの状態はどうか?
p.2
ヒューズは切れていないか?
p.2
バンド異常表示ランプが点灯しているか?
p.3
バンド(づまり)通路の掃除方法
p.3
電源表示ランプが点滅しているか?
p.5
リセットSWは作動するか?
p.6
ストライカー、LS-1の交換方法
p.6
ヒーターに熱が来ているか?
p.7
ヒーターの交換、掃除方法
p.7
接着面はどのような状態か?
p.7
バンドの通し方は正常か?
p.9
バンド送りSWでバンドを送るか?
p.9
引締め動作中の状況はどうか?
p.10
LS-2の交換方法
p.11
リセットSWを押すことでバンドが切れるか?
p.12
・機械が動かない。
・バンドが接着しない。
・バンドが送れない。
・バンドが締まらない。
・バンドが切れない。
上刃・下刃の交換方法
・バンド幅の変更
バンド幅の変更方法
p.14
・電源が入らない。
チェック項目1
電源コードの状態はどうか?
点検・修理方法
コードが断線、及びコンセントまで電気が来て
いるか、別のコンセントにつなぎ確認します。
アース穴付
コンセント用
アース穴無
コンセント用
チェック項目2
ヒューズは切れていないか?
点検・修理方法
電源をOFFにしてヒューズを確認します。
(電源ONの状態でヒューズの脱着を行うと
ショートする可能性があります。)
ヒューズ
機械が動かない。
チェック項目1
バンド異常表示ランプが点灯しているか?
点検・修理方法
点灯の場合、バンドが内部で詰まっています。
下の差込み口からバンドを引抜き、効果がな
い場合は、バンドの通路を分解、蓄積したバン
バンド異常表示ランプ
ドカスを掃除します。
①
(バンド(づまり)通路の掃除方法)
①プラスネジ×2本を外す。
②キャップボルト×4本を外す。
②
③アッパーシューターを手前に引抜く。
④プラスネジ×2本を外す。
④
③アッパーシューター
⑤キャップボルト×2本を外す。
⑥
⑥セットビス×1本を緩め、シャフトを抜く。
⑤
⑦ギヤカバーを右隅までずらした後、ギヤカバ
ー左側が手前、右側が奥になるよう斜めにした
ギヤカバー
状態のままフィードローラーと同時に引き抜く。
フィードローラー
⑧バンドの通路が全て見えます。
掃除した後、再度組み付けます。
右隅にずらす
チェック項目2
電源表示ランプが点滅しているか?
電源表示ランプ
点検・修理方法
点滅する場合、電源を入れ直し、リセットSW
を押すと点灯に戻ります。再点滅する場合は、
モーターの不良・過負荷です。
リセットSW
LS-3、LSー4の故障で点滅する場合もある
ので次の項目を確認して下さい。
点検・修理方法(LS-3不良の場合)
①リセットSWを押すと正常に動作する。
LS-4
②梱包するとバンドを引締めず、カムが約3回
転し、バンドを送らず電源ランプが点滅する。
①②を両立する場合はLS-3の故障です。
交換して下さい。
点検・修理方法(LS-4不良の場合)
③リセットSWを押すとカムが約3回転し、バン
ドを送らず電源ランプが点滅する。
④梱包するとバンドを引締め後、カムが約3回
転し、バンドを送らず電源ランプが点滅する。
③④を両立する場合はLS-4の故障です。
交換して下さい。
カム
LS-3
チェック項目3
リセットSWは作動するか?
点検・修理方法(作動する場合)
ストライカー、LS-1の破損の可能性があり
ます。
リセットSW
(ストライカー、LS-1交換方法)
①キャップボルト×4本を外す。
②キャップボルト×2本を外す。
①
③LS-1のSWを直接押し、作動しない場合
、交換します。
※手を挟む危険性がありますので、注意して
下さい。
④ストライカーが折損の場合、交換します。
ストライカー
②
点検・修理方法(作動しない場合)
制御基盤など破損の可能性があります。
最寄の営業拠点に連絡下さい。
LS-1、S
・バンドが接着しない。
ヒーターカバー
チェック項目1
ヒーターに熱が来ているか?
点検・修理方法(熱が来ない場合)
ヒーターを交換します。
①
(ヒーターの交換、掃除方法)
①プラスネジ×3本を外す。
②プラスネジ×2本とヒーターSPを外し、ヒー
ヒータープレート
ターセットを交換します。
ヒーターセット
②
ヒーターSP
点検・修理方法(熱が来る場合)
チェック項目2
接着面はどのような状態か?
サンプル①:ヒーター温度が適正な例
溶解部が白くなっています。
サンプル②:ヒーター温度が低い例
溶解部が白くならず、表面がザラつきません。
<くっついたバンドを剥がした図>
サンプル③:ヒーター温度が高い例
溶解部が白くならず、表面がザラつきます。
また、溶解部の幅が拡がっています。
<接着したバンドを剥がした図>
(シーリングチェックシート抜粋)
点検・修理方法(サンプル②の場合)
ヒーター温度調整ダイアルを上げます。
(調整後、1分程経過してからテストします。)
ヒーター温度調整ダイアル
(温度が高すぎても接着しませんのであま
り大幅に回さないで下さい。)
効果がない場合は、ヒータープレート上下の
汚れを掃除します。
(ヒーターの交換、掃除方法:p7 参照)
また、キャップボルト×4本の緩み、ガイドレー
ルL・Rの磨耗、中ブロックセットの不良も考え
られるので、ボルトを締め、ガイドレールL・R
①
、中ブロックセットを点検します。
(上刃・下刃の交換方法:p.11 参照)
ガイドレールL・R
(上刃・下刃 一体型の交換方法:p.13 参照)
点検・修理方法(サンプル③の場合)
ヒーター温度調整ダイアルを下げます。
ヒーター温度調整ダイアル
・バンドが送れない。
チェック項目1
バンドの通し方は正常か?
点検・修理方法
正しいバンドの通し方は図の通りです。
チェック項目2
バンド送り出しSWでバンドを送るか?
バンド送りダイヤル
点検・修理方法(送る場合)
バンド送りダイヤルの設定が不足しています。
設定値を高くします。
バンド送り出しSW
点検・修理方法(送らない場合)
プランジャーが手で上下に軽く動くか、SPが
フィードローラー
外れていないか確認します。
フィードローラーの表面が油分や水分で濡れ
ていないか確認します。
SP
プランジャー
・バンドが締まらない。
チェック項目1
引締め動作中の状況はどうか?
電源表示ランプ
点検・修理方法(バンドが巻付かない場合①)
引締ダイヤル設定が最小値か確認します。
最小値の場合、僅かな抵抗で引締めを終了
するので、設定値を上げます。
リセットSW
点検・修理方法(バンドが巻付かない場合②)
バンドが巻き付かず、カムが約3回転して電源
表示ランプが点滅する場合は、LS-3の不良
です。交換して下さい。
カム LS-4
LS-3
点検・修理方法(バンドが巻付かない場合③)
プランジャーが上下に手で軽く動くか確認しま
す。動かない場合は、掃除後軽く注油します。
プランジャー
点検・修理方法(引締め後、バンドが緩む場合)
LS-3、4BKTがずれています。ネジを緩め、
高さを上下に調整します。
LS-3、4BKT
①
点検・修理方法(バンドが巻付かない場合③)
バンドが約3センチほど逆転した後、引締めず、
すぐにバンド接着、カット、バンド送りする場合、
LS-2の不良です。交換して下さい。
※引締めモードがストローク時のみ発生します。
トルクモードに切替えることで、応急的には使用
できます。
(LS-2の交換方法)
①
①プラスネジ×2本を外します。
②キャップボルト×4本を外します。
②
タッチローラーSP
③タッチローラーSPを外し、アッパーローラー
シャフトホルダーを外します。
アッパーロー
ラーシャフトホ
ルダ
④アッパーローラーシャフトホルダー裏側の
LS-2をプラスネジ×1本を外し、交換します。
⑤元通り組みます。
LS-2
④
・バンドが切れない。
チェック項目1
リセットSWを押すことでバンドが切れるか?
点検・修理方法(切れる場合)
引締め終了信号が出力していない状況です。
プランジャーが上下に手で軽く動くか、ローラー
が油分などでスリップしていないか確認します。
プランジャー
※ストロークモードに切替えることで応急的に
使用出来る場合があります。
点検・修理方法(切れない場合)
リセットSWを押しても切れない、切断面が引き
ちぎったようになる場合は上刃、下刃を交換し
ます。
(上刃・下刃の交換方法)
①プラスネジ×3本とヒーターSPを外す。
②
②キャップボルト×4本を外す。
③プラスネジ×2本を外す。
③
④キャップボルト×2本外す。
①
⑤
⑤プラスネジ×2本を外す。
⑥キャップボルト×2本を外す。
⑥
ヒーターSP
④
バンドガイドアームセット
右ブロックセット
⑦ブロック引SP×2本を外す。
中ブロックセット
⑧カッター引SP×2本(裏側に1本)を外す。
カッター引SP
⑨バンドガイドアームセットを奥に押しながら、
右・中ブロックセットを外す。
ブロック引SP
⑪
⑩キャップボルト×2本を外し、上刃を交換する。
1
⑪キャップボルト×1本を外し、下刃を交換する。
2
⑩
上刃
下刃
⑫右ブロック、中ブロックを元通りに組み込み
下刃を上刃に押し当てながらキャップボルト×
押し当てる
2本を締め込みます。
⑫
⑬元通りに組み上げます。
下刃
上刃
・バンド幅の変更
(バンド幅の変更方法)
バンド幅の変更は次の手順で行います。
右バンドウェイ
①プラスネジ×2本を外す。
①
②プラスボルトを緩め、中のスペーサーをバン
バンド幅 9~15.5ミリの場合
ド幅+1ミリ程、余裕を取って調整します。(バン
ドを予め通しておくと調整が簡単です。)
(図中の矢印ははスペーサーを調整する方向)
9.0
12 0
15.5
スペーサー
③右バンドウェイを取り付けます。
④右バンドガイド、左バンドガイドのプラスネジ
バンド幅 5~6ミリの場合
5/6
×4本緩め、バンド幅+1ミリほど余裕を取って
調整します。
スペーサー
⑤何度かテストし、接着面のズレが無ければ、
終了です。
右バンドウェイ
左バンドガイド
③
④
右バンドガイド
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