...

株式会社マツダ自転車工場

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

株式会社マツダ自転車工場
45
競輪選手や、自転車愛好家、また高齢の方といったあらゆるお客様に
対して、満足していただける自転車づくりを心掛けております
株式会社マツダ自転車工場
TEL.03-5692-6531 FAX.03-5692-6532
URL http://www.level-cycle.com/
代
所
資
従
表
在
本
業
者:代表取締役 松田 志行
地:〒116-0012 荒川区東尾久1-2-4
金:1,000万円
員:4人
創 業 年: 昭和26年
業 種: 自転車製造業
事業内容: オーダーメイド自転車の製造・販売
広がりを見せる
「LEVEL」
ブランド
創業は昭和 26 年。当初は、ごく普通の自転車製造業とし
て産声をあげ、官公庁等に自転車を納入していた。現社長
が経営を引き継いでからも同様の業務を行っていた。そし
て、自転車業界の製造拠点が海外に移る中、付加価値の高
い製品を作らなければこのままでは生き残れないと感じた
ことが転機となり、工事現場などでアルバイトをしながら、
ほぼ独学で、競技用自転車製造の技術と知識を磨いた。そ
の甲斐あり、昭和 55 年に日本自転車振興会(NJS)認定を
受けてプロ競輪選手のためのオーダーメイドフレームの製
造に着手した。その際に立ち上げた「LEVEL」ブランドは、
現在幅広く支持されている。
また、近年は競技用だけでなく高齢者向けの自転車も手
掛け、健康福祉分野に進出している。競輪選手の中では既
に一流自転車として名が知られているが、今後は一般の人
への知名度向上を図り、
「LEVEL」をブランドとしてより一
層確立していく構えである。
高齢者用自転車
ピストレーサー
ネットワークを活かす
MACC の活動に非常に前向きに取り組んでいる企業の 1
社である。現社長の息子であり専務取締役の松田裕道氏は、
あすめし会メンバーとして積極的に活動している。あすめし
会に参加することで、年齢の近い仲間と親睦を深めるだけで
なく、経営に関するさまざまな情報交換や勉強を行い、仕事
に対する責任や取り組み方が成長したと社長は語る。
また、欧米をはじめ台湾・韓国・中国等の都市では、コミュ
ニティサイクル(借りた場
所と違う場所に返却可能な
レンタサイクル)というシ
ステムが普及しているとい
う。
日本においてはまだ実験
の段階だが、2020 年のオリ 社長と後継者の松田 裕道氏
松田 志行
代表取締役
ンピックに向けて、東京ではコミュニティサイクルプロジェ
クトの構築中。
当社では、コミュニティサイクルプロジェクト用の自転
車開発を 5 年前から進めており、
そのプロジェクトに向けて、
荒川発のコミュニティサイクルを提案すべく活動に取り組
んでいる。
そ の 他、2013 北 米 ハ ン ド メ イ ド バ イ シ ク ル シ ョ ー
(NAHBS)において、当社が出展した競輪競技用自転車が、
最優秀ピストバイク賞および、会長賞を受賞するなど、世
界各地から注目を集めている。
世界に1台だけの理想の自転車を作りだす
自転車製造業が日本ではほぼ見られなくなっている中、
イージーオーダー、セミオーダー、フルオーダーで自転車
を製造する体制を構築し、プロ競輪選手の競技用自転車か
ら、一般向けオーダーメイド自転車、街乗りシティサイクル
や高齢者向け自転車に至るまで、目的や身体に応じて、様々
な自転車を丁寧な手作業により提供し続けている。顧客の理
想とする自転車を提供するため
に、顧客との対話を重視し、聞
きだした理想を形にする。その
腕前は、
荒川区や東京都から“マ
イスター”
(匠)に認定される
など折り紙つきである。精度と
本社外観
強度に優れた「世界に 1 台だけ
の理想の自転車」を求め、160
名近い競輪選手を始めとする多
くの顧客から支持されており、
受注が途絶えない。また、
メディ
アでも頻繁に取り上げられてい
る。
店内
▪主な認証・実績 等
・平成 7、8 年度 ハンドメイドバイシクルコンテスト最優
秀賞受賞 ・平成 22 年 ミラノサローネ出展 ・平成 12 年
荒川マイスター認定 ・平成 15 年 東京マイスター認定・
2013 北米ハンドメイドバイシクルショー (NAHBS) 最
優秀ピストバイク賞・会長賞受賞
Monozukuri Arakawa City Cluster
49
Fly UP