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社会人基礎力に関する研究会 「中間取りまとめ」 (概要版)
社会人基礎力に関する研究会 「中間取りまとめ」 (概要版) Ⅰ.職場や地域社会で求められる能力 1.ビジネス・教育を巡る環境変化 【ビジネス環境】:職 場では、新しい価値 の創出が課題 ・国内市場の成熟化 →市場ニーズの多様化、商品サイクルの短期化 ・IT化の進展 →単純な作業の機械化 【教育環 境】:大学は、より多様な若者が集まる場へ ・家庭や地域社会の教育力の低下(図表 1,2) ・大学進学率の上昇 (90 年の 36%が 04 年には、ほぼ 50%に) 2.職場等で求められる能力の明確化 【近年の状況】 ・「職 場 等 で求 められる能 力 」について、基 礎 学 力 や専 門 知 識 に加 え、コミュ ニケーション能力や実行力、積極性などが必要との指摘が多い。 【今後の傾向】 ・コミュニケーション能 力 等 は、多 様 な人 々との「チームワーク」により新 しい 価値を創出する際に必要な能力であり、職場等で重視される傾向(図表3)。 【対応の方向 性】 ・ビジネス・教 育 環 境 の変 化 を踏 まえると、従 来 、半 ば「常 識 」とされてきた、 「職場等で求められる能力」を明確にし、育成・評価することが必要。 「社会人基礎力」=「組織や地域社会の中で多様な人々とともに仕事 を行っていく上で必要な基礎的な能力」 (職場や地 域 社 会で活 躍する上で必 要となる能力について) ※それぞれの能力の育成については、小・中学校段階では基礎学力が重視され、高等 教育段階では専門知識が重視されるなど、成長段階に応じた対応が必要となる。 基礎学力 社会人基礎力 専門知識 (読み、書き、算数、 基本ITスキル 等) (コミュニケーション、 実行力、積極性 等) (仕事に必要な知識や 資格 等) 人間性、基本的な生活習慣 (思いやり、公共心、倫理観、基礎的なマナー、身の周りのことを自分でしっかりとやる 等) 1 3.取り組むべき課題 (1)若者における社会人基礎力のばらつきの拡大 ○若 者 :若 者 の社 会 人 基 礎 力 は、個 人 間 のばらつきが拡 大 する方 向 (図表4)。 ○企 業 :近 年 、学 力 と社 会 人 基 礎 力 の相 関 関 係 が低 下 しており、企 業 は、 採用段階等において社会人基礎力を独立した要素として意識。 ○学 校 :学 生 の社 会 人 基 礎 力 のばらつきが拡 大 する中 、従 来 型 の教 育 手 法では、社会人基礎力を含めた育成効果は限定的。 (学力と社 会人 基礎 力の相関 関係の変 化) 学校段階 正課の授業や キャリア教育 入社後 就職/採用プロセス × × 採用基準 求める人材像 連携不十分 連携不十分 <従来> 「学力」 入社後の 人材育成 <最近> 「基礎力」 従来の能力評価 「学力」 「基礎力」 従来の評価 新しい評価 従来は「学力」を測定すれば 「社会人基礎力」はついてくるという考え方 「学力」と「社会人基礎力」をそれぞれ 個別に評価する必要がある (2)社会全体による取組の必要性 【国内外の変化】 ・中国を始めアジア諸国では人材開発競争が活発に展開。 ・国内では人口減少社会を迎える中、若者の価値観等の多様化も進展。 【取組の必要性の高まり】 ・こうした内 外 の変 化 の下 、従 来 以 上 に、社 会 人 基 礎 力 の育 成 に向 け、「社 会全体による新たな枠組みづくり」が早急の課題。 ・その際には、「チームワーク」など我が国の強みを更に伸ばすことも必要。 (3)取り組むべき課題 ①社会人基礎力の具体的内容の明確化 ・「求める人材像」等について企業と若者の認識ギャップが存在(図5,6)。 ・「 職 場 等 で 求 め ら れる 能 力 」の 具 体 的 内 容 を分 か り や すく 示 し、 企 業 ・ 若 者・学校等を結ぶ「共通言語」をつくることが重要。 ②社 会 人 基 礎 力 を土 台とした企 業・若 者・学 校 等の「つながり」の強 化、 2 育成と評価に向けた一貫した枠組み作り ・社会 人基 礎 力の育 成は、学 校から就職 、入社後の職 場での人材 育 成等 を 通じて、長期的、継続的に取り組まれることが必要。 ・こうした取 組 を効 果 的 に行 うためには、社 会 人 基 礎 力 の考 え方 に基 づき、 企業、若者、学校が密接なコミュニケーションを行うことが不可欠。 (参考) 米国におけるソフトスキルの重 視 1.SCANS レポートの策定(1992 年) ¾ 1980 年代の国際競争力の低 下を背景として、産業界から教育に対する強い 懸 念 が示 された結 果 、ジョージ・ブッシュ大 統 領 のイニシアティブの下 、1991 年 に教 育 に関 する国 家 戦 略 が表 明 され、1992 年 に「SCANS レポート」を策 定。 ¾ 同 レポートでは、職 場 で求 められる能 力を明 確 化 するとともに、産 学 連 携 によ りそうした能力を学校段階から養成していくこと等を提言。 2.21世 紀スキルパートナーシップ(2002 年) ¾ 近 年 、米 国 企 業 の職 場 で「ソフトスキル」の重 要 性 が指 摘 されており、特 に、 IT 化等により業務の専門化や複雑化が進む中、付加価値が求められる仕事 にはチームワークが重要との指摘が多く示されている。 ¾ こうした中、2002 年に、米 国の教育に強い関 心と懸念を有する IT 企業等の 主 導 の下 、教 育 機 関 とともに「21 世 紀 スキルパートナーシップ」が設 立 され、 21 世 紀の職場で求められるスキルとして、以 下の能力の育成に取り組む動き が展開されている(注)。 ①Information and communication skills :情報・メディアリテラシー、コミュニケーション力 ②Thinking and Problem-solving skills :分析力、問 題発 見・解 決力、創 造力 ③Interpersonal and self-directional skills :協働力、自 己規 律力、責任感・協 調性、社会 的責任 (注 1)「ソフトスキル」:米 国 政 府 機 関 の定 義 によれば「効 果 的 なコミュニケーション、創 造 力 、分 析 力 、柔 軟 性 、問 題 解 決 力 、チームビルディング、傾 聴 力 等 の、他 者 と触 れ 合 う際 に影 響 を 与 える一 連 の能 力 」とされる。学 力 等 の Academic/Hard Skills と対 比 される概 念 。 (注 2)21世 紀 スキルパートナーシップ 参 加 企 業 :マイクロソフト、シスコ、アップル、オラクル、インテル、テキサス・インスツルメンツ、 デル、SAP、フォード、タイム・ワーナー等 教 育 機 関 :AASL(学 校 図 書 協 会 )、ISTE(科 学 技 術 教 育 国 際 協 会 )、CoSN(学 校 連 携 コンソーシアム) 等 3 Ⅱ.社会人基礎力の内容 1.社会人基礎力の具体的内容 (1)社会人基礎力を構成する主要な能力について ・「分 かりやすく」、「焦 点 を絞 ったもの」とし、かつ「具 体 的 なイメージがわくも の」に整理することが重要である。 ①「前に踏み出す力 」(アクション)」∼一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力∼ ・実 社 会 の仕 事 において、答 えは一 つに決 まっておらず、試 行 錯 誤 しながら、 失 敗 を恐 れず、自 ら、一 歩 前 に踏 み出 す行 動 が求 められる。失 敗 しても、他 者と協 力しながら、粘り強く取り組むことが求められる。 ②「考え抜く力」(シンキング)」∼疑問を持ち、考え抜く力∼ ・物 事 を改 善 していくためには、常 に問 題 意 識 を持 ち課 題 を発 見 することが求 められる。その上 で、その課 題 を解 決 するための方 法 やプロセスについて十 分に納 得いくまで考え抜くことが必要である。 ③「チームで働く力」(チームワーク)∼多様な人とともに、目標に向けて協力する力∼ ・職 場 や地 域 社 会 等 では、仕 事 の専 門 化 や細 分 化 が進 展 しており、個 人 とし て、また組 織 としての付 加 価 値 を創 り出 すためには、多 様 な人 との協 働 が求 められる。自 分 の意 見 を的 確 に伝 え、意 見 や立 場 の異 なるメンバーも尊 重 し た上で、目標に向けともに協力することが必 要である。 (社会 人基 礎力を構成する3つの能力) 前に踏み出す力(アクション) 考え抜く力(シンキング) ∼一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力∼ ∼疑問を持ち、考え抜く力∼ チームで働く力(チームワーク) ∼多様な人とともに、目標に向けて協力する力∼ (注 )上 記 3つの能 力 は、社 会 人 基 礎 力 に不 可 欠 な能 力 であり、一 つのグループとして身 に付 ける ことが望 まれる。個 々の能 力 に求 められる度 合 いは、業 種 や企 業 等 によって異 なる(図 表 7)。 (2)それぞれの具体的要素 ・社 会 人 基 礎 力 の育 成 等 のためには、3つの能 力 を構 成 する具 体 的 な能 力 要素を明確にすることが有益。 4 (社会人 基礎 力の能 力要 素) 分 類 能力要素 主体性 前に踏み出す力 働きかけ力 (アクション) 実行力 内 容 物事に進んで取り組む力 例)指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけて積極的に取り組む。 他人に働きかけ巻き込む力 例)「やろうじゃないか」と呼びかけ、目的に向かって周囲の人々を動かしていく。 目的を設定し確実に行動する力 例)言われたことをやるだけでなく自ら目標を設定し、失敗を恐れず行動に移し、 粘り強く取り組む。 考え抜く力 (シンキング) 課題発見力 現状を分析し目的や課題を明らかにする力 例)目標に向かって、自ら「ここに問題があり、解決が必要だ」と提案する。 計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 例)課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、「その中で最善のものは 何か」を検討し、それに向けた準備をする。 創造力 新しい価値を生み出す力 例)既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決方法を考える。 発信力 自分の意見をわかりやすく伝える力 例)自分の意見をわかりやすく整理した上で、相手に理解してもらうように的確に 伝える。 傾聴力 相手の意見を丁寧に聴く力 例)相手の話しやすい環境をつくり、適切なタイミングで質問するなど相手の意見 を引き出す。 柔軟性 意見の違いや立場の違いを理解する力 例)自分のルールややり方に固執するのではなく、相手の意見や立場を尊重し理 解する。 チームで働く力 (チームワーク) 情況把握力 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 例)チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすべきかを理解する。 規律性 社会のルールや人との約束を守る力 例)状況に応じて、社会のルールに則って自らの発言や行動を適切に律する。 ストレスの発生源に対応する力 ストレスコントロール力 例)ストレスを感じることがあっても、成長の機会だとポジティブに捉えて肩の力 を抜いて対応する。 2.社会人基礎力により実現されるメリット 若者 ○自分の能力の特徴や適性に気付き、自らの成長を実感できる。 ○自分の強みを伸ばし、能力をアピールする土台となる。 企業 ○求める人材像を社内及び社外に分かりやすく情報発信できる。 ○採用と入社後の育成の一貫した実施により、若手人材の育成や定着 を促進できる。 ○グローバル競争に不可欠な「人的側面からの競争力」を高められる。 学校 ○「企業が求める人材」が理解できる。 ○正課の授業やキャリア教育を通じ、より適切な教育プログラムを提供 できる。 社会全体 ○企業・若者・学校等の関係者をつなぐことにより、 「共通言語」としての 役割を果たすこととなる。 ○この結果、関係者間のコミュニケーションが促進され、採用時や就職後 のミスマッチ等の社会的コストの低減につながる。 5 3.社会人基礎力の位置付け ・社 会 人 基 礎 力が、関 係 者による継 続 的 な育 成・評 価のための枠 組みとして 有効に活用されるためには、以下の点に留意する必要がある。 ①育成・評価が可 能な能力である ②自己の強みを伸ばしアピールするための土台 である ③各成長段 階を通じて一貫した育成が必 要である ④学校教育の中で育成 が可能である ⑤家庭・地域社 会における取組が可 能である (社会人 基礎 力の位 置づけ) ○「社会人基礎力」は、各成長段階における育成・評価の指標として重要。 ○「社会人基礎力」の育成は、それぞれの段階を通じて継続的に実施していくことが必要。 組織・家庭・地域社会における 社会人基礎力の定着 職場での活動 家庭での役割 転職段階 就職後の段階 就職・ 採用段階 大学・ 大学院段階 家庭・ 地域社会 小・ 中・ 高等学校段階 中・高校卒業後 の就職 地域での活動 就職後も行き来が可能 (さらなる学び) Ⅲ.社会人基礎力を土台とした産学連携の必要性 1. 学校段階 (現状) ・学 校 と企 業や地 域 社 会 との接 点であるインターンシップやキャリア教 育は、 実施すること自体が目的化しているケースも見られる(図表8,9)。 (対応の方向性) ・学 校 教 育における正 課の授 業やキャリア教 育 等において、社 会 人 基 礎 力 を土台とした産学連携を強化していくことが重要。 2.就職・採用段階 (現状) ・学 生 の就 職 活 動 は早 期 化 している一 方 、企 業 と若 者 との接 触 機 会 ・期 間 は縮 小 傾 向 。こうした中 、採 用 活 動 に十 分 な人 員 や時 間 を割 けない中 小 企業は若者との接触機会が減少。 (対応の方向性) ・企 業と若 者 が社 会 人 基 礎 力 の枠 組 みを共 有 し、それを土 台 として相 互に 「求める人材像」や「自分の強み」を発信し、理解し合うことが重要。 ・そのためには、例 えば紹 介 予 定 派 遣 制 度 やギャップイヤー制 度 のように、 企業と若者がより接 触できる機会や期間を増やすような取組 が効果的。 6 3.入社後の段階 (現状) ・大学新卒で入社した若手社員の入社後の離職率は上昇傾向。 ・早 期 離 職 の理 由 としては「採 用 時 のミスマッチ」等 が指 摘 されている(図表 10)。 (対応の方向性) ・企 業 を多 様 な人 材 を確 保 し、企 業 に定 着 させていくためには、企 業 と社 員 が、採 用 段 階 から入 社 後 の人 材 育 成 までを通 じて一 貫 した枠 組 みに基 づ いた対話を重ねていくことが重要。 Ⅳ.どのような取り組みが求められるか? 1.産業界・企業に望まれる取組 ①「社会人基礎力」の枠組みを活用した「求める人材像」の情報発信 ②採用段階から入社後の人材育成までの「つながり」の強化 ・採 用 段 階 から入 社 後 の人 材 育 成 までの一 貫 した方 針 に沿 った継 続 的 な 取組の実施を通じた、若者の職場への定着率を高める取組の促進。 ・企 業と若 者 との接 触 機 会 ・期 間 の拡 大 に向けた取 組の拡 大が効 果 的 (事 例1,2,3)。 ③社会人基礎力の枠組みを活用したインターンシップ ・インターンシップで育 成 される能 力 の明 確 化 や、実 施 後 の能 力 変 化 の評 価 の実 施 に向 けた、企 業 ・若 者 ・大 学 が共 有 可 能 な「フィードバック・シー ト」の導入。 2.若者に望まれる取組 ①社会人基礎力を活かした自己分析や能力アピールの実施 ②様々な「体験」への積極的な参加 3.教育機関に望まれる取組 ①大学の正課の授業の充実(図表 11) ②インターンシップやプロジェクト型授業など産学連携の促進 ・企 業 の実 際 の課 題 等 について、その解 決 策 をチームで検 討 する学 習 方 法(Project Based Learning)等の導入が必要(事例4)。 ・インターンシップについては、職 場 からの情 報 提 供 や実 施 後 の評 価 等 に おいて企業・若者・学校が「フィードバック・シート」を共有することが重要。 ・上 記 の「体 験 」型 のプログラム受 講 前 後 における若 者 の成 長 変 化 を評 価 できる手法の開発・普及が必要(事例5)。 ③地域産業と連携した効果的な就職サポートの実施 ・地 域 産 業 や経 済 団 体 等 と地 域 の大 学ネットワークが連 携 して就 職 サポー トの実施が必要。 7 ・新卒派 遣 等の広がりの中で、大学による就職率のカウントに「新卒時 正社 員以外のルート」も対象に含まれることが必要。 ④小 ・中 ・高 校 における社 会 人 基 礎 力 の育 成 を視 野 に入 れた正 課 の授 業 ・ キャリア教育の実施(事例6) 4.家庭・地域社会に望まれる取組 (1)家庭で望まれる取組 ・社 会 人 基 礎 力 の土 台 は、親 子 の間 の対 話 や兄 弟 ・近 隣 の人 々との触 れ 合い等を通じても育成が可能。 (2)地域 社会 で望まれる取 組 ①地方自治体 ・社 会 人 基 礎力の育 成のメッセージを明 確にし、地 域の関 係 者の連 携の促 進が必要。 ②地域産業界、労働界、教育界 ・密 接 な連 携 による若 手 人 材 の育 成 、確 保の枠 組 みの創 出 が必 要 (事 例 7, 8)。 ③NPO等の民間団体 ・教 育とビジネスの双 方のノウハウを有するNPO等が関 係 者の間をコーディ ネートする役割が重要。 5.政府に望まれる取組 (1)産業 界・教育 界 ・若者等の関 係者によるネットワークの構 築 ・業種ごとに重視される社会人基礎力の要素等についての調査の実施。 ・社会人基礎力の普 及や育成の在り方に等関するシンポジウムの開催。 (2)大学 等における産学 連携の推 進 ①プロジェクト型授業の導入等による大学の「教育力」の強化 ・産学 連 携によるPBL(project based learning)等のプロジェクトの推 進、P BL等の受講後における成長を評価する測定手法の開発。 ②社会人基礎力の育成を重視したインターンシップやキャリア教育の促進 ・実践型インターンシップの推進。 (3)地域 産業と大 学 等の連携 強化(local to local) ①中小企業と大学等との連携強化 ・中 小 企業に関する情報の大 学 等への発 信、学 生が中 小企 業と直 接 接 触 できる機会の創出。 ②地域の大学ネットワークと地域産業との連携の推進(事例9) 8 (参考1) 「社会人基礎力に関する研究会」委員名簿 座長 諏訪 康雄 法政大学 大学 院 政策 科学 研究 科 教 授 委員 家次 晃 株式会 社日 立製 作所 人材 戦略 室採 用グループ 部長 石井 暁 千葉県 教育 庁教 育振 興部 指導 課 主 幹 伊藤 文 男 武蔵野 大学 学生 支援 部キャリア開発 課 課長補 佐 猪熊 純 子 首都大 学東 京経 営企 画室 長 梅嶋 真 樹 慶應義塾大学 SFC 研究所 ID ビジネス・社会モデルラボ 副所長 小河 光 生 アイ・ビー・エムビジネスコンサルティングサービス株式会社 パートナー 小笹 芳 央 株式会 社リンクアンドモチベーション代 表取 締役 社長 小澤 佳代子 特定非 営利 活動 法人 WING21 理事 長 北島 久 嗣 ソニー株式 会社 人 事センター・採用部 統括 課長 (第 1回 までは中 田 研 一 郎 ソニー株 式 会 社 人 事 センターリソースマネジメント部 統 括 部 長 ) 木村 俊 一 トヨタ自動車 株式 会社 人材 開発 部第 一人 事室 室長 (第 7回 までは鈴 木 輝 男 トヨタ自 動 車 株 式 会 社 グローバル人 事 部 部 長 ) 桑山 義 明 株式会 社シーガル 代表取 締役 社 長 小杉 礼 子 独立行政法人労働政策研究・研修機構 副統括研究員 佐藤 博 樹 東京大 学社 会科 学研 究所 教授 下谷 昌 久 大阪教育大学 監事、元大阪ガス株式会社 代表取締役・副社長 鈴木 正 人 社団法 人日 本経 済団 体連 合会 常 務 理事 高橋 寛 日本労働組合総連合会総合労働局中小労働対策局 次長 服部 春 樹 イオン株式 会社 人 事本 部採 用グループ マネージャー 藤田 晃 之 筑波大 学大 学院 人間 総合 科学 研究 科 助教授 森 長岡市 長 民夫 渡辺 剛 彦 株式会 社アテナ 代表 取締 役社 長 9