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広報紙にんぎょうとうげ 第26号 - 国立研究開発法人日本原子力研究

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広報紙にんぎょうとうげ 第26号 - 国立研究開発法人日本原子力研究
2007年11月号 第26号 発行日 平成19年11月20日
発行: 独立行政法人 日本原子力研究開発機構
人形峠環境技術センター 総務課
岡山県苫田郡鏡野町上齋原1550
電話 0868-44-2211 FAX 0868-44-2502
ホームページアドレス http://www.jaea.go.jp/04/zningyo/
10月30日、核燃料使用施設保安規定第22条
に基づく、平成19年度の使用施設総合訓練を実
施しました。
今回は、製錬転換施設のローディングヤード
(非管理区域)において、放射性廃棄物封入ドラ
ム缶をトラックに積載する作業中に、ドラム缶が
落下し、放射性物質を含んだスラッジがローディ
ングヤード内に飛散し、汚染が発生、という想定
のもと、①非管
理区域での汚
染事故発生に
対する通報・連
絡を的確に行
う。② 見 直 し を
実施した危機
管 理 関 連 要 領・マ
ニュアル類の実効性
を 検 証 す る。③ 報 道
機関に対するプレス
発表を分かりやすい
表現でタイムリーに
模擬プレス発表の様子
行う、の3項目をポイ
ントとして訓練を実施しました。
訓練の評価として、訓練ポイントについては概
ね良好に対応できたと考えていますが、更なる改
善が求められる部分もありました。
今後も、危機管理意識をより一層高め、円滑、
迅速に緊急時の対応が行えるよう、改善を図って
いきたいと考えております。訓練に参加された皆
様、大変お疲れ様でした。
(総務課)
10月1日から3日の3日間、自主品質・環境監査を実
施しました。
本監査について、監査した側からの感想や意見を述
べさせて頂きます。
初日のオープニングミーティングにおいては、所長と
監査チームとの間で「キビシイ目で監査する」ことが確
認されました。監査は、監査員3名1チームとして各課
毎に監査を実施しました。各課共に忙しい中、監査に
真摯に対応して頂き感謝致します。
さて、結果については良好事例を1つ紹介しておき
ます。検査開発㈱人形峠事務所において省エネをプロ
グラムとして活動していましたが、照明などをこまめに
切る等の意識が事務所内に徹底されていたように感じ
取れました。その他、指摘事項、要望事項もいくつかあ
りましたがここでは省略させて頂きます。なお、指摘事
項や要望事項を受けた部署においては、その原因ま
で掘り下げて、改善に向け
た対応をお願いします。
監査を通じて感じたこと
を2点ばかり記させて頂き
ます。
1.我々監査員も監査をし
ながら「自分の部署ではど
監査の様子
うか」「このやり方は参考と
なる」などの、自らも学ぶ機会となり、監査員としての力
量が向上したのではないでしょうか。
2.このような内部監査自体、センターをより向上させて
いく1つのツールと考え、今後も取り組んで行くことが望
まれます。
最後に監査とは少し離れた話題になりますが、今月新
たにエネルギー管理規則が制定されると共に業務品質
推進委員会の下部組織としてエネルギー管理委員会が
設置されました。省エネに対して今後は更に組織的な活
動を展開していくこととなりますが皆様のご協力をお願い
します。
(計画管理課)
事故対策本部の様子
1
2007年11月号
前号より、「人形峠こぼれ話」として掲載していますが、第2回目の登板は、「山本 勇」さんです。********
∼ 山本 勇さんのご紹介 ∼
山本さんは昭和34年4月人形峠出張所に転勤され、「峠」の
創刊に携わられました。「峠」は、創成期の人形峠で生まれた
小さな雑誌です。現在の広報紙「にんぎょうとうげ」の原点とも
いえるものではないでしょうか。今回は、その創刊に当っての
苦労話等を紹介いたします。
≪ 雑誌 「峠」 について ≫
私は昭和34年4月人形峠出張所に転勤し、鳥取県側
の飯場の廷長見たいな小さな平屋の「一寮」に入りま
した。たまに通る車以外には音も、光もない世界
で余りの静けさに却って寝つけなかったことを明
瞭に覚えております。
睦誌としての意義は異なる形で達成され、昭和40
年3月15日発行の第5号をもって幕を閉じました。
小冊子でしたが「峠」は発刊時より多くの方々の
支持を頂き、高橋理事長の創刊に寄せられた人形
峠への期待、佐藤理事の人形峠鉱床発見物語を
はじめ、人形峠出張所勤務者のみならず多くの関
係者の発信・交流の場になり、時には技術文献的
価値さえありました。
広報紙「にんぎょうとうげ」の原点 『峠』−創刊号−
しばらくして「三寮」(今の人形峠展示館の上
の斜面)に空きができ立派(?)な部屋に移りま
した。四畳半の畳に押し入れ付きで、ハーフサイ
ズの窓はガラス戸で内側に障子、吹雪の朝には
布団の上に薄く雪の粉を見たと話の種。
しかし寮生活は楽しく充実したものでした。食堂での
コンパもどきの騒ぎもあれば、部屋でのダベリも有意
義でした。人生論やら的外れの文学論、天下国家を
論じる等などおしゃべりの夜が過ぎました。そんな中
で雑誌「峠」が芽生え、発刊の構想が生まれました。
原稿依頼、整理、印刷、発行と断片的な記憶しか残っ
ておりませんが、出来上がった創刊号を皆様に配った
時の思い出は鮮やかです。
昭和35年10月15日創刊号を出した「峠」は、36年4月
第2号・36年12月第3号・37年12月第4号と続きました
が、この頃原子燃料公社の社内誌「原燃」(?)が発行
され、「峠」の原稿依頼にも「お渡しした筈」などと混同
されるようになりました。創刊号で目指した全社的親
黄金色の田園も実りの収穫時期を迎え、周りの景色も
日に日に秋が深まってきた。朝夕の肌寒さを気にする今日
この頃である。それにしても今年の夏は暑く、残暑も厳し
かった。日本国内の最高気温があっさりと更新され、テレ
ビのお天気報道や新聞紙面では、「猛暑」、「酷暑」という
言葉がおどっていた。夏の夕立はスコールを連想させる、
いやそれ以上に激しくたたきつける様な雨となることが
多々あった。日本列島が亜熱帯領域に入ったように感ず
る。そういえば、最近は沖縄近海の魚種が西日本や東京
湾でも確認され、水揚げされているということである。これ
広報紙 にんぎょうとうげ
2
らの現象は地球温暖化の影響であろうか。先日、テレビで
地球温暖化の番組を放映していた。それによると、地球が
何億年もかけて地中深く閉じ込めた二酸化炭素を百年、
千年単位の猛烈な勢いで再び大気中に戻そうとしている
ということだ。地球の温暖化は待ったなしで進行している。
人形峠環境技術センターでは、平成12年にISO14001
の認証を取得し、環境改善活動の一環として、省エネ・省
資源活動に取り組んでいる。省エネ・省資源活動は私達
の自覚と、積極的な関与が必須である。私達を取り巻く環
境、とりわけ自然環境を大切にしていくためには、センター
の活動ばかりでなく、今一度、私達の生活様式・態度を見
直すことからはじめていく必要がありそうだ。(M.H)
「こころにゆとり からだに余裕 みんなでつくる
健康職場」 平成19年度のスローガンのもとに、本
週間は 理事長メッセージの構内放送で幕をあけ
ました。
行事としては、衛生委員会による衛生巡視、AED
資格取得講習、エアロビクス、そして最後に「緊急
被ばく医療について」と
題して、原安協の衣笠
達也先生を招聘し、講
演会を開催しました。
その中で原子力が抱
えている問題として被
ばく医療をどのように
衣笠達也先生による講演会
展開していくのか、
近隣住民の理解及
び医療機関を含んだ
広域での対策等、協
力していきたいとの
暖かい言葉をいただ
エアロビクスの様子
きました。
最後になりましたが、期間をとおして多くの方々に
参加をいただきました。本当にありがとうございまし
た。
一人でも多くの方に関心を持っていただき、心身共
に「健康」な日々を過ごしていただきますようにお願
いいたします。
(労務課)
地元鏡野町と上齋原にて、秋の祭りが開催さ
れ、センターからも出店、展示を行いました。
9月9日(日)に、鏡
野町の鏡野ドームに
て、「2007 鏡 野 町 産
業 ま つ り」が 開 催 さ
れました。当日は残
暑が厳しい一日でし
た が、ス テ ー ジ で は 鏡野町ソーラン踊りの様子
(鏡野町産業まつり)
「鏡 野 ソ ー ラ ン 踊 り」
や、タレントの「はなわ」さんのお笑いライブも催さ
れ、会場は、多くの方で賑わい、熱気と歓声に包
まれました。センターからは、センターの事業と成
果展開事業の紹介、展示を行いました。また、か
き氷とおもちゃの当たるくじの販売も行いました。
10月17日(日)には、上齋原文化センターにて、
「上齋原ふるさと祭」が開催されました。2年前の
鏡野町の合併により中止となっていた祭りですが、
久々の開催となり、地元の方々をはじめ、観光客
でにぎわいました。センターからは、茨城県から取
り寄せた「干しいも」、子供向けくじの販売を行いま
した。おもちゃを含むくじには、大勢の子供達が押
し寄せ、行列ができました。「干しいも」も好評で、
すぐに売り切れてしまいました。
今後もこのような祭り
に参加し、地元の皆様と
の交流を深め、また、原
子力やセンターの業務に
ついて身近に感じていた
だき、少しでも多くの方々
に理解していただけるよ
う、今後もつとめていきた
いと思います。
大人気のくじ
(総務課)
(上齋原ふるさと祭り)
回収されました。ごみはポイ捨てなどせずに持ち帰
るよう、皆がマナーを守
ればごみも少なくなり、
通勤道路もきれいにな
ると思います。
参加者のみなさん、
おつかれさまでした。
(総務課)
11月10日(土)、約40名の参加のもと、センターか
ら岡山、鳥取側に分かれ、通勤道路の清掃活動を
行いました。今回は、レンガ工場の建設をしてくだ
さっている間組さんも数名参加してくださいました。
約2時間の作業の間に、毎回のことながら、空き
缶、ペットボトル、たばこの吸い殻など大量のゴミが
親子一緒にごみ拾い
3
2007年11月号
2007年11月号 第26号
環境保全課 島
雅夫
今から25年前、受験勉強をしなければならな
い年にそのブームはやってきた。その名は「ルー
ビックキューブ」。ラジオの深夜放送から流れる中
村雅俊の「心の色」や聖子ちゃんの「赤いスイート
ピー」を聴きながら、毎晩、ルービックキューブの
お勉強・・・。昨日のことのようです。そのルービッ
クキューブ、最近になってテレビ番組でも早解き
の達人を見ることしばしば。10月上旬には、「世
界大会で日本人高校
生 が 優 勝」と の ニ ュ ー
スが入ればもう居ても
立ってもいられません。
部屋中をひっくり返し、
一晩かけてキューブ発
見!すぐにトライしてみ
るとあっという間に6面
完成。いや∼しみじみ
と 嬉 し い で す。最 近 は
通称「エンゼルフィッシュ」
人の名前すら覚えられ
なくなったのに。この日以来、脳トレを兼ねて毎日
取り組んでいます。
少し、手入れをしておけば・・・・この感性を、今後の
危険予知?活動に活かそうと思うきっかけとなった
原稿依頼であった。
「思い出写真館」ということで、家族の写真か何
かを出そうかなと思い、机の中をごそごそしてみる
と、あったわ!あった。入社当時の私の写真、今を
去ること二十数年前、東海時代の写真である。し
かもポラロイド写真、当時の私には、珍しいもので
あったと思う。結構色あせずに写っていると感心し
た。
たぶん私の記憶が正しければ、場所は東海事
業所M棟中央操作室でのひとこまである。 作業
服も、風貌も懐かしく見とれてしまったが、もうすで
にあのころから前兆があったことに気づいた。もう
≪ 材料(1人前) ≫
【1人分:175㎉ カルシウム:146㎎】
牛乳・・・・・・・・・・・・・・・ 70g
片栗粉 ・・・・・・・・・・・・・ 7g
砂糖 ・・・・・・・・・・・・・・・ 7g
塩 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.2g
きな粉 ・・・・・・・・・ 8g
A 砂糖 ・・・・・・・・・・・ 5g
塩・・・・・・・・・・・・ 少々
≪ 作り方 ≫
①鍋に牛乳と片栗粉、砂糖、塩(なくてもよい)を入
れ、よく混ぜながら中火で固くなるまで混ぜる。
広報紙 にんぎょうとうげ
4
私は誰でしょう?
答えは1月号で…
19歳の冬(昭和53年12月13日)
②①を丸め、Aを合わせたきな粉をまぶして、出来上
がり。
☆丸める時、熱いので、スプーンを水につけながら、き
な粉の中に落としていってもいいですよ。
☆きな粉に調味するのはお好みでどうぞ!
☆牛乳くずもちが熱いうちに、きな粉をまぶす方が、美
味しいように思います。
☆また、冷蔵庫で冷やしても美味しいですよ!
(労務課)
今年もいよいよ「紅葉狩り」の季節がやっ
てきましたね。センターは周辺が山々で囲
まれた自然豊かな環境にあり、紅葉シーズンともなると職場に
いながら赤や黄色に彩られた美しい景色を楽しむことができま
す。休日に遠方まで紅葉狩りへ行くのもいいけれど、身近なとこ
ろで贅沢空間に浸れるのなら、是非、休憩時間は職場を離れ
青空のもと紅葉狩りへ出掛けてみてはいかがですか。(T)
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