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広報紙にんぎょうとうげ 第39号 - 国立研究開発法人日本原子力研究

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広報紙にんぎょうとうげ 第39号 - 国立研究開発法人日本原子力研究
第27号
2010年1月号 2008年1月号
第サンキュー(39)号
発行日 平成22年1月22日
発行: 独立行政法人 日本原子力研究開発機構
人形峠環境技術センター 総務課
岡山県苫田郡鏡野町上齋原1550
電話 0868-44-2211 FAX 0868-44-2502
HPアドレス http://www.jaea.go.jp/04/zningyo/index.html
新年明けましておめでとうござい
ます。皆さんはよい正月を過ごし、
心身ともにリフレッシュし、新しい一
年に向かって決意も新たにされたこ
とと思います。また、原型プラントの
運転と人形峠のユーティリティ確保、
警備等に休みなく当たっていただ
い た 皆 さ ん 本 当 に ご 苦 労 様 で し 人形峠環境技術センター
所長 黒沼 長助
た。
昨年は、米国で変革を唱えて当
選したオバマ大統領が就任され、日本では民主党政権
が誕生するという「チェンジ」の年でした。新政権は炭酸ガ
ス排出25%削減という意欲的な目標を国際公約しまし
た。原子力はこの目標達成のために避けて通れない基
幹エネルギーとしての位置づけがはっきりしたと認識して
います。一方で、景気回復の足取りは重く、国の税収が
大きく落ち込んでおり、予算面で機構全体として大変厳し
い状況が予想されます。
人形峠に関しては、大きな前進があった年だったと認
識しています。第一に、最大の課題であるレンガ加工計
画は昨年の生産計画を上回る実績を達成し、利用も一般
頒布15万個を達成、生産量のほとんどを計画通りに使用
できました。あらためて関係する皆様のご理解・ご協力と
皆さん一人一人の努力に感謝と敬意を表したいと思いま
す。今年は、完全解決を実現する年です。関係者のご理
解を得られるように引き続き一歩一歩着実に進めていく
覚悟ですので、従業員の皆さんのご理解とご協力をお願
いします。
第二に、廃止措置についてです。製錬転換施設の本
格的な解体に着手して今年で3年目になります。廃止措
置を進めるうえでは、地元の皆様のご理解とご協力が不
可欠です。安全最優先は当然ですが、地域の参加を積
極的に進めていくことが重要です。昨年1年間、地域の皆
様のご協力を得て、トラブルもなくほぼ予定通りに進みま
した。今年は更なる技術力の向上及び合理化を進めても
らいたいと思います。
1
その他、原子力安全保安院に提出した原型プラ
ントの定期評価書が昨年末に公表され、高経年化
対策は妥当であるとの評価を頂きましたが、同時に
引き続き改善すべき宿題も頂きました。原型プラント
の滞留ウラン除去回収試験の事業許可変更につい
ては詰めるべき点が残りました。製品ウランの売却
も計画通りに着実に進んでおり、電力各社との廃棄
物協議も今年度中の合意を目指して鋭意交渉を進
めていただいているところです。また、鉱さいダムの
処置に向けて具体的に調査を開始しました。
これら一連の活動結果は、厳しい予算にもかかわ
らず、人形峠の皆さん一人一人が各々の使命感と
参加意識を持って、工夫を凝らしながら業務に取り
組んで頂いたことの結実と思っています。皆さんに
改めて敬意と感謝を表したいと思います。
安全活動については、昨年1年間は大きなトラブ
ルはありませんでしたが、原型プラントの給排気の
停止や濃縮工学施設での足場改修の不備の指摘
などが発生しています。これらについては、原因を
究明し、水平展開して小さな危険の芽を早期に摘み
取る活動をして頂きました。こういった普段の努力を
継続していただき、安全活動に対する自らの役割を
しっかり認識して実践していただくことが重要です。
最後になりますが、昨年末に原子力機構は研究
施設等廃棄物処分の実施主体として、埋設処分業
務の実施に関する計画に関して認可を受けて公表
しました。人形峠が果たすべき役割も大変重要なも
のがあると認識しています。
これからの一年間は更に厳しい環境が予想され
ますが、皆さんの創意と工夫によって現在の私たち
の役割である核燃料施設の廃止措置技術と鉱山跡
措置技術の確立と、その技術を適用した廃止措置
の推進を計画的に着実に進めるという、廃止措置技
術構築のフロントランナーとしての自負を持って本年
も安全最優先で業務を遂行していただくようにお願
いして新年の挨拶と致します。
2010年1月号
ウランには燃える(核分裂する)ウラン235と燃
えない(核分裂しない)ウラン238があります。原
子力発電所で使用する燃料の多くは、天然ウラン
中には約0.7%しか含まれない燃えるウラン235の
割合を3~5%に濃縮したもので
す。我が国では、昭和47年(1972
年)に原子力委員会が遠心分離
法によるウラン濃縮技術開発を
ナショナルプロジェクトと指定し、
原子力機構の前身である動力
炉・核燃料開発事業団が中心と
なり開発を行うことになり、人形
峠において昭和54年にウラン濃
縮パイロットプラントが運転を開 昭和54年9月パイロット
始しました。この成果により、原 プラント運転開始式典
子力平和利用と核不拡散の両 にて(右:金子岩三 科
立をめざした46ヵ国の専門家に 学技術庁長官(当時)
よる国際会議である国際核燃料 左:瀬川理事長(当時)
サイクル評価(INFCE)において、日本がウラン濃
縮技術保有国であると国際的に認められました。
INFCEの最終総会が開催されたのが、昭和55年
(1980年)のことで、本年は、ちょうど30周年にあ
たります。
昭 和 63 年 か ら
は、商業規模の工
場のモデルとなる
ウラン濃縮原型プ
ラントの運転を行
いました。ウラン濃
縮原型プラントの建 ウラン原型プラント操業開始
(昭和63年4月)
設・運転の経験は、
青森県六ヶ所村で現在操業している日本原燃㈱
のウラン濃縮工場の建設・運転に反映されていま
す。これら一連のウラン濃縮の技術開発を通し
て、我が国の念願であった濃縮技術の確立が図
られました。
☆ご当地バーガー☆
ご当地グルメがもてはやされている昨今です
が、人形峠環境技術センターのある鏡野町にも
隠れたご当地グルメがあります。その名も「ひら
めバーガー」!!
ひ ら め と は、岡
山県北部の方言で
ア マ ゴ(サ ツ キ マ
ス)のことで、奥津
湖畔にある奥津湖
総合案内所「みず
の郷奥津湖」では、 土日祝日限定のひらめバーガー
富地区で養殖したひらめと町内産のトマトを使っ
た地元の味たっぷりのひらめバーガーを土日祝
日限定で販売しています。
実はこのひらめバーガー、発売開始からまだ
半年あまりと新しいメニューですが、既にご当地
バーガーとしての知名度は高く、県内の情報誌
などにも取り上げられたり、1日に200個を売り
上げたこともあるそうです。もともとは、地元のひ
らめをおいしくたくさんの人に食べてもらうための
新 し い 商 品 と し て、湯 原 温 泉 の「や ま め バ ー
ガー」にヒントを得て、約3カ月かけて開発された
広報紙 にんぎょうとうげ
2
もので、特製のタルタルソースや、小骨を気にせ
ず食べられる揚げ方などの工夫を重ね商品化
にこぎつけたとのことです。当初は、バンズや
ソースも含めて全
て地元の食材で
作る構想もあった
そ う で す が、コ ス
トや供給体制の
問題で断念した
そうです。
この他にも「み
ひらめづくし定食
ずの郷奥津湖」で
はひらめや地元
産の野菜を使っ
たメニューを各種
用意して地元の
味の発信に努め
ているとのことで
すので、訪れてみ
てはいかがでしょ
うか。
「みずの郷奥津湖」から
(取材:K.F・M.S)
奥津湖を望む
10月19日より約1ヶ月半、昼休みを利用して、ソ
フトバレー・ダーツ・大縄跳びの3種目による「所
内競技大会」を開催しました。
ソフトバレーとダー
ツは、全5チームによ
るリーグ戦の結果、
昨年度王者の施設
課チームが圧倒的な
強さで優勝を収めま
し た。大 縄 跳 び は、
それまで全くまとまり 白熱したソフトバレーボール
の 無 か っ た 総 務・労
務・経理チームが1つにまとまり、奇跡的に優勝を
収めました。総合結果は、施設課チームが見事
に二連覇を果たしました。
狙いを定めて・・・
当たれ!ダーツ!!
息を合わせてジャンプ!!
大会期間中は寒さを
吹き飛ばす熱戦・激戦
が繰り広げられ、大い
に盛り上りを見せまし
た。
来年度以降も活発に
厚生行事を開催し、従
業員の親睦及び士気
向上に努めていきた
いと思います。
最 後 に、レ ク リ ー
ダー委員を始めとして
大会運営にご協力頂
いた皆様にお礼申し
あげます。 (労務課)
報のやり取りも
うまく機能し、訓
練ポイントは概
ね良好にできて
い ま し た が、緊
急車両の誘導
方法等スムーズ
にできなかった
緊張感漂う現地対策本部
事等反省点も
ありました。
今後は今回の反省を活かし、これまで以上
に、円滑・迅速に緊急時の対応が行えるよう、改
善を図っていきたいと考えております 。
(総務課)
11月10日、原型プラントを発生場所とした、核
燃料物質加工施設保安規定に基づく総合訓練を
実施しました。
訓練の内容は、岡山県北部を震源地とする震
度5の地震が発生、地震が原因と見られる火災が
ウラン濃縮原型プラント内で発生し、その後同プ
ラント均質設備の加熱中に、「圧力警報」が発報
した状況を想定して行いました。
今回の訓練は予めシナリオを提示しない形
式で行われ、火災に対する初期消火活動、公
設消防との連携など充実した訓練となりまし
た。
訓練の評価として、役割分担や初期活動、情
私の年では鉄人の方が懐かしいが、ガンダ
ムはなんと、宇宙世紀0079、サイド7でよたよた
と立ち上がって5ヶ月後、黒い三連星が現れた
り、赤い彗星が復活したりしていた。西暦1979
年9月、人形峠ではウラン濃縮パイロットプラン
トが運転を開始した年と同じだったとは、またま
た驚きである。最後に私もこの地に降臨して今
年で30年と驚きである。さて、みなさんには今
年どんな驚きがまっているでしょうか?
(K.S)
時の流れに一言と編集委員に頼まれ、お題に
苦労しインターネットを検索してみた。すると、お
台場に機動戦士ガンダムの18m実物大立像が
建ったのだとか、鉄人28号の原寸大が神戸に
建ったとか、またその大きさが共に18mだったと
は,驚きであった。
3
2010年1月号
2010年1月号 第サン
キュウ(39)号
総務課
大島 仁
私のマイブームは、好きなバンド「ガガガSP」のラ
イブに行くことです。
皆さんはライブハウス、特に200人入らない程度
の小さな所でのライブに行ったことがありますか?
手を伸ばせばステージのボーカルに触れられる程
の距離。満員電車に乗っているかのように周りに揉
みくちゃにされ、首に巻いているタオルが水分を吸
わなくなる程の汗をかき、喉が枯れてもなお一緒に
歌い、叫び続ける。まさにバンドと観客、全員が一
体となってライブを行う!!小さいライブハウスなら
技術課
徳安 隆志
母校でもあり娘二人がお世話になる高校のPTA
活動に関わりだして4年目。会や行事が集中するこ
の時期、忙しいですがやりがいもあります。
高校卒業後の進学を考えると、一緒に過ごせる
残り少ない時間を少しでも共有できればと参加し、
育友会(PTA) のHP運営や広報誌の作成にも携
わっています。
役員として、高松・山口・愛媛のほか、文部科学
大臣表彰で東京、今年は全国大会で沖縄にも行
かせて頂きましたが、他の高校の先生・保護者の
ではの面白さがそこ
にはあります。
昨 年 も 津 山、倉 敷
で行われたライブを
楽しんできました。
皆さんも機会があ
れば、ぜひこのような
ライブに行ってみては
いかがでしょうか?ダ
イエットやストレス発
散には最高の場所
H21.9.2津山のライブ後、バン
だと思います。
ドのボーカルとの記念撮影
方 と も PTA 活 動
に参加したからこ
その出会いがあ
りました。
敬遠されがち
な PTA 活 動 で す
が、参 加 し て よ 池坊文部科学副大臣(当時)よ
かったと感じるは り表彰(著者:右から2番目)
ず で す。機 会 が
あれば是非参加してみてください。
育友会HPはGoogle検索「育友会」でトッ
プ表示されますのでご覧になってください。
≪ 材料(1人前) ≫
【1人分:340㎉ カルシウム:272㎎ 塩分:1.4g 】
木綿豆腐 ・・・・・・・・150g
むきエビ ・・・・・・・・・ 15g
塩 ・・・・・・・・・・・・・ 00.3g
こしょう ・・・・・・・・・・・少々
白味噌 ・・・・・・・・・・・10g
マヨネーズ ・・・・・・ 15g
牛乳 ・・・・・・・・・・・・15g
焼き油・・・・・・・・・・ 6.5g
グリンピース・・・・・・ 5g
パルメザンチーズ・・4g
≪ 作り方 ≫
①木綿豆腐は色紙切りにし、ペーパータ
オルに包み、電子レンジで1分ほど加
熱し、水切りをする。
②むきエビに軽く塩こしょうをしておく。
③白味噌、マヨネーズ、牛乳をよく混ぜ
合わせソースを作る。
④フライパンに油を熱し、豆腐と②を入
れて焼く。焼き色がついたら、グラタン
皿に並べグリンピースをのせ、③のソ
ースをかける。
⑤パルメザンチーズをふり、200℃のオ
ーブンで5分ほど焼けば出来上がり。
※豆腐は水切りが不十分だと、フライパ
ンで焼く時に、型崩れする事があります
(労務課)
広報紙 にんぎょうとうげ
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