旅行の行動者率（男女の違い？）

お知らせコーナー
旅行の行動者率（男女の違い？）
秋と言えば旅行・行楽のシーズンですね。今回は、旅行（1 泊 2 日以上）
について、社会生活基本調査（総務省統計局）の平成 23 年調査結果を
調べてみました。
はじめに、旅行（1 泊 2 日以上）の行動者率（※）を都道府県別にみ
ると、京都府は 61.1% で全国 11 位で、上位には関東地方や近畿地方の
都府県が比較的多くみられます。（表 1）
※行動者率＝行動者数÷各属性の 10 歳以上人口× 100（%）
表 1　都道府県別旅行
（1 泊 2 日以上）の行動者率
順位 都道府県名
1
東 京 都
2
神奈川県
3
埼 玉 県
4
奈 良 県
5
愛 知 県
6
滋 賀 県
7
兵 庫 県
8
千 葉 県
9
大 阪 府
10
富 山 県
11
京 都 府
（%）
68.5
67.7
63.9
63.5
63.0
62.8
62.3
62.2
62.0
61.6
61.1
図１　旅行（1泊2日以上）の年齢別男女別行動者率（全国）
（％）
80
女
70
60
男
50
40
30
20
10～14歳
15～24歳
25～34歳
35～44歳
45～54歳
55～64歳
65～74歳
75歳以上
次に、年齢別の行動者率を男女別に比べると、男女とも「10 ～ 14 歳」から「15 ～ 24 歳」にかけて減少
しますがその後上昇し、男性は「35 ～ 44 歳」、女性は「25 ～ 34 歳」をそれぞれピークに再び減少に転じて
います。特に「15 ～ 24 歳」と「25 ～ 34 歳」では女性の行動者率は男性よりかなり高く、この年代におい
て男女間で大きな差が出ています。（図 1）
旅行種類別では男女とも「観光旅行（国内）」が最も多く、それ以外では特に男性が国内・海外とも「業
務出張・研修・その他」が女性よりひときわ高く、仕事関連の旅行が多いようです。（図 2）
また、共にした人別では、男性は「学校・職場の人と」と「一人で」が女性より多く、女性は「家族と」
と「友人・知人・その他の人と」が男性より多く、男女間で旅行を共にする人の違いがみられます。（図 3）
図２　男女別旅行種類別行動者率（全国）
（％）
50
男
女
（％）
50
図３　共にした人別の行動者率（全国）
男
45
女
40
40
35
30
30
25
20
20
15
10
10
5
一人で
友人・知人・
その他の人と
地域の人と
学校・職場
の人と
0
家族と
業務出張・
研修・その他
（海外）
観光旅行
（海外）
業務出張・
研修・その他
（国内）
帰省・訪問
などの旅行
（国内）
観光旅行
（国内）
0
旅行に最適な季節に、日頃の仕事や家事を離れて、家族や親しい友人とあるいは一人で非日常の時間に浸
り、思い出づくりや心身のリフレッシュを図ってみてはいかがでしょう。
統計京都
2015 年 9 月　№ 516
編集兼発行
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