Comments
Description
Transcript
4 リモコンウインチ
4 リモコンウインチ ア ア イ ウインチ据付場所の選定 本体固定のためのしっかりした立木のある所、幹径は20 以上の強度のあるものを選定 すること。 ウインチを据付けた場合、これに正 対して4∼11m離れた位置にガイド ブロックを取付けるための立木がある 所。ドラムに乱巻が起らないようフリ ートアングルを正しく取ること。 図−24 イ 組み立て 固定方法は立木に図に示す要領、順序でしっかりと麻ロープで縛り付ける。 図−25 固定は、麻ロープを立木に10巻位強く巻付けた後、ウインチを当てロープを左右交互に上 下を締めつけ固定する。 ウ ア 運転操作 電気品の結線を図の様に行ない、この時送受信器のスイッチはOFFにしておくこと。 図−26 −7 3− 操作は送信器のレバーが下に倒した位置にあることを確認した後、送信器のスイッチをO イ Nにする。 ア 図−27 アクセル操作レバーを下に倒しておく。 ラチェート操作レバーを下に倒しておく。 注 レバー横のスライド式調整トリムは一番上にセットしたままで使用する。 スイッチの入切の順序は、常に送信器が受信器を制御する意味から、スイッチを入れ る時は、送信器、受信器の順にスイッチを切る時は受信器、送信器の順にする。 直引方式……巻ドラムに直接作業索を巻き滑車を通して丸太を引き寄せる。自動開閉スナ ッチブロックを使うと便利である。 図−28 イ エンドレス方式……ウインチのドラムにエンドレス割ドラムを取付けワイヤーロープをエ ンドレスにして平行に引き延ばしバイスチャックに荷掛ワイヤーを固定する。エンドレス索 を動かして丸太を運搬する。 図−29 −7 4− ウ エンドレス方式の横取り……エンドレス索に取付けたバイスチャックに横取り用ワイヤー ロープを固定し滑車を通して丸太に取付ける。エンドレス索を動かして横取り索を引張り丸 太をエンドレス索の近くまで引き寄せる。 図−30 オ ア 木寄せ作業 木寄せ作業は1∼2名で行うが2名で行う場合は1名はリモコン(送信器)を操作し、丸 太と共に移動して到着したら荷はずしをする。他の1名は予備キャップに荷掛けの準備をし イ 丸太の引出方向を定めて自動開閉スナッチで成るべく立木等支障にならない様に引きだす。 ウ エンドレス方式は横引き用のワイヤーロープをエンドレス索の引く側に取付けエンドレス エ オ カ カ ておく。 索まである程度集材した後、エンドレス索で数本まとめて運搬した方が能率的である。 無線送信器のレバーの操作は急激に動かさないこと。ゆっくり操作してエンジンの回転を 漸次増減する。 材の落下を防止するためラチエットがきいている場合のラチエットの解除は少し巻いてラ チエット用のレバーを操作する。 運転中巻過ぎてスリングロープを滑車に当てたり、ドラムに巻込まない様注意する。 保守点検 ア 機械は雨に濡らさない様覆をする。無線機は特に湿気を嫌う。 イ エンジンの燃料は混合油を採用するので混合比は正確にすること。 ウ 機械のボルト、ナットのゆるみを点検調整すること。 エ 無線用のバッテリーは毎日充電する。 オ 無線発信器受信器共作業中止の場合はスイッチを切ること。 カ 作業開始前無線を操作してサーボの作動を確認すること。 −7 5− 搬出事例 調査地の概要 表27 調 所 調 査 地 施 業 法 作業員の構成 使 査 年 度 地 53 在 伊予三島市富郷町 実 行 期 間 5/10∼5/17 樹種・樹令 ヒノキ、25年生 林 況 胸高直径・樹高 14 、13m HA当り蓄積 210 地 況 傾 斜 の 範 囲 20°/10°∼2 7° 面 積 木 寄 面 積 0. 30 伐採方法 間 伐 1回目 本 数 率 30% 伐 採 率 材 積 率 28% 伐 採 の 形 状 普 通 伐 採 木 の 実 態 全幹、普通 木 寄 作 業 人 員 2人 架 設 人 工 0. 4人 撤 去 人 工 0. 1人 副 作 業 張 替 人 工 0. 1人 計 0. 6人 用 機 械 器 具 南星リモコンウインチ 54 肱 川 町 4/7∼4/10 ヒノキ、21年生 12 、13m 234 25°/10°∼35° 0. 30 1回目 20% 15% 普 通 全 幹 2人 0. 4人 0. 1人 0. 1人 0. 6人 同 左 55 城 辺 町 3/16∼3/19 スギ、ヒノキ38年生 26 、18m 534 21°/16°∼28° 0. 94 1回目 26. 7% 20. 4% 普 通 普 通 2人 0. 4人 0. 2人 0. 2人 0. 8人 同 左 1サイクル当りの作業時間等工程 表28 調 査 年 度 昭 和 53 年 度 試 験 昭 ヒ ノ キ 25 年 生 間 伐 区 分 木 寄 直引方式時間 作業別所要時間 荷 か け 木 エンドレス方式 時 間 51秒 1分 28秒 2分 30秒 2 00 2 43 荷 お ろ し 39 1 22 1 52 索 引 戻 し 55 1 40 2 26 1 寄 直引方式時間 分 1 2分 08秒 2分 20秒 3 21 2 34 16 09 1 23 1 32 33 2 29 1 53 15 1 00 1 00 1 10 30 10 31 5 17 1 日 功 程 作 業 人 員 2人 1人1日当り功程 寄 距 2, 303 2人 4, 128 2人 1, 683 直引方式時間 14秒 7 129本3, 366 分 直引方式時間 39 14 3−5本0. 099 エンドレス方式 横 取 り 24秒 30 1 (造材木) エンドレス方式 時 間 45 37 57本8, 256 材(全幹) スギ、ヒノキ38年生間伐 木 寄 材 木 寄 材 (スギ造材木) (ヒノキ造材木) 2分 7 1−2本0. 172 昭 和55年 度 試 験 1 3 63本4, 606 験 52秒 計 1−2本0. 094 試 30 余 裕 時 間 1サイクル木寄量 木 (造材木) エンドレス方式 時 間 度 ヒ ノ キ 21 年 生 間 伐 12 木 寄 運 行 分 材(全幹) 和 54 年 218本5, 859 2−5本0. 086 2人 2, 929 54 5 19 230本11, 104 1−7本0. 164 2人 5, 552 2 55 2 00 2 00 30 11 21 10 19 168本15, 408 1−2本0. 107 3人 5, 136 150本9, 824 3−6本0. 307 2人 4, 912 168本7, 000 4−6本0. 200 2人 3, 500 離 28. 5m 47. 5m 64. 2m 35m 55m 20m 78m 58m 1日木寄回数 49回 48回 34回 68回 67回 126回 32回 35回 −7 6−