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自作アンプの音量をリモコンでコントロールしよう!

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自作アンプの音量をリモコンでコントロールしよう!
2709CF01-01
※この工作例はある程度の電子回路の知識をお持ちの方が対象で、回路図などをご覧に
なり自己責任で自作できる方が対象です。
この工作例についてのサポート、修理、改造などのご相談、お問い合わせは受け付けて
おりません。
また、本書の内容について動作などを保証するものではありません。
あらかじめご了承ください。
自作アンプの音量をリモコンでコントロールしよう!
オーディオアンプを自作される方から、音量のコントロールを赤外線リモコン
でできるようにしたいというご相談をお受けすることがあります。
そこで、エレキットの2chリレー付き赤外線リモコン(PS-3247)と市販のモータ
ー駆動タイプボリュームを使用し、赤外線リモコンボリュームを作りましょう。
全体構成
製作に必要な部品などを表にまとめてみましょう。
用意するもの
型番など 必要数
メモ
2chリレー付き赤外線リモコン PS-3247
1 組み立てキットです
モーター駆動タイプボリューム RK16812MG099など 1 左記型番はアルプス電気社製のもの
配線材
適宜
2chリレー付き赤外線リモコン(PS-3247)の改造ポイント
2chリレー付き赤外線リモコン(PS-3247)は、PS-3247の出力で2CH小型DCモ
ータードライバー(PU-2709)をコントロールできるようににするため、
また
PS-3247、PU-2709、モーターの電源を統一するため、改造をする必要がありま
す。
下記はPS-3247の受信機側の回路図と基板が完成した時の図です。図を見て
改造してください。
改造後回路図
PU-2709
DC-IN
(9-13V) →4.5V
+
−
V1
V2
V1
IC2 78L05
+
C1
47u
+
R1
2.7k
J1
R7
2.7k
B
D2
RL2
C
TR2
C2120
LED3
K
R3 2.7k
A
K
D1
B
C
IC2 78L05
B
RL2
TR2 C2120
C
R4 2.7k
K
R6 2.7k
M
R2 2.7k
RL1
TR1 C2120
J3
J2
IC1 12F1822
J1
M
D2
R7 2.7k
K
A
LED2
R5 2.7k
K LED3
SW1
A
上記の構成で作成します。
これに合わせて、必要な部品などを用意しましょう。
J1、J2はつながな
い。(連続出力モー
ドにしておく。)
C
M
R5
2.7k
LED2
C4 0.1µ
IRD
この工作ではモーターを1つだけコントロールしますので、PU-2709は1チャン
ネルだけ使用します。
R4
2.7k
C1 47µ
R1 2.7k
リモコン
RL1
V1
LED1
C2 47µ
モータ駆動
ボリューム
IC2(78L05)をはず
し、INとOUT(両端
の穴)をつなぐ。
C3 47µ
PS-3247の電源電圧範囲は9∼13V
だが、モーター駆動ボリュームのモ
ーターは4.5V(アルプス電気社製の
場合)なので、同じ電源が使えるよう
に工夫しよう!
8
7
6
5
IC1
12F1822
J2
R2
2.7k
SW1
1
2
3
4
C3
+ 47u
電源
R6
2.7k
C4
0.1u
D1
TR1
C2120
SIG
+
IRD
V2
B
R3
2.7k
DC-IN 9 - 13V
−
V2
この工作ではリ
レーは使わな
いので改造を
する。
M
LED1
C2
47u
V2
PS-3247
D1、D2、
リレー1、
リレー2をはずす。
IC2(78L05)をは
ずし、INとOUTを
つなぐ。
D1、D2、
リレー1、
リレー2を
はずす。
改造したPS-3247とPU-2709を下図のように接続します。
最後にPU-2709の出力端子にモーター駆動タイプボリュームのモーターを接
続します。
PS-3247 と PU-2709 の接続回路図
V1
DC-IN
(4.5V)
V2
V1
IC2 78L05
+
−
C1
47u
+
+
IRD
V2
R6
2.7k
C4
0.1u
R1
2.7k
C3
+ 47u
J1
8
7
6
5
R4
2.7k
RL1
C
TR1
C2120
電源+
A-IA
電源−
A-IB
V1
M
R5
2.7k
B
LED2
D2
R7
2.7k
IC1
12F1822
J2
D1
R2
2.7k
SW1
1
2
3
4
B
R3
2.7k
V2
V2
M
LED1
C2
47u
RL2
C
PU-2709
TR2
C2120
LED3
PS-3247 と PU-2709 の接続 ( 実体配線図 )
B
K
C
M
B
C
M
A
K
LED1
A
K
R5 2.7k
R6 2.7k
C4 0.1µ
SIG
R1 2.7k
D2
IC1 12F1822
SW1
R7 2.7k
TR1 C2120
R2 2.7k
J3
C1 47µ
IC2 78L05
DC-IN 9 - 13V
D1
RL2
TR2 C2120
RL1
K
R4 2.7k
R3 2.7k
LED2
K LED3
はずしたD1、D2の
アノード(A)の穴か
ら配線する。
A
C2 47µ
IRD
J1
J2
C3 47µ
電源−
電源+
4.5Vの電源を接続する。
※使用するモーターの電圧が9∼13Vなら、IC2ははずさない。
3V以下のモーターの場合は、PS-3247とPU-2709の電源は別にする。
PS-3247の説明書に従い、
リモコン送信機の信号を登録してください。
PS-3247は付属の送信機だけでなく、市販のリモコンの信号も登録できます。
今回のように音量の調整にはリモコンのボタンを押しているあいだ赤外線が出
ている必要がありますので、
リモコンの音量やチャンネルの上下ボタンなどを使
用してください。1∼12のチャンネルボタンなど、押した時に1回しか赤外線が出
ないようなボタンではコントロールできません。
PS-3247のチャンネル1に登録したリモコンのボタンを押すとボリュームUP。
チャンネル2に登録したボタンを押すとボリュームDOWNします。
動作が逆になる場合は、PU-2709の出力端子に接続したモーターへの配線を入
れ替えるとOKです。
この工作例ではPU-2709の片方のチャンネルしか使用しませんでしたが、
PS-3247とモーター駆動タイプボリュームをもう1台増設すると、左右の音量を独
立してコントロールするといったちょっと贅沢な使い方もできますよ!
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