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竹田高校山岳部通信107号 - 大分県教育委員会 学校ホームページ
《竹田高校山岳部通信》シェルパ vol.107 以内で手際よく設営できるか、仕上がり等が 審査されます。 2年生パーティーのはじめの1歩 7月4日から4日間の日程で霧島山系(宮 崎県・鹿児島県)で行われた、第57回全九 州高等学校登山大会が幕を閉じました。竹田 高校男女は2年生編成のパーティーでアベッ ク出場。大きな大会の出場はこれが初めて。 大きな期待と不安を胸に臨んだ大会でした。 大会初日は、小林市中央公民館での開会式 を終えて、幕営地のひなもりオートキャンプ 場へ移動しました。高台にある素晴らしい施 設で、この恵まれた場所でテントを張りま す。 行動隊から設営隊への引継式の様子 一言も聞き漏らすまいと耳を傾けるその表情 は緊張感でいっぱいでした。開会式会場でペ ーパーテストを終了させ、幕営地ではテント 設営審査、炊事審査が行われました。10分 男子のメニューは豚汁、五目ご飯、フルーツ ポンチ。女子はたんご汁、ちらし寿司、海藻 サラダ。山での食事はパワーの源でもあり、 楽しみでもあります。男子も女子も美味しく できあがり満面の笑顔!そして日常の業務に 追われる顧問は、め ざとく仕事ができる スペースを見つけ、 教材研究にいそしみます。それにしてもなん てうってつけの場所なんでしょう。 文武両道を顧問自ら実践! 原から背門丘(せたお)まではチーム行動で す。各チームの4人で行動できます。男子は 上の写真のような感じで審査されます。右の 写真の蛍光イエローシャツは大分の赤嶺専門 委員長。今回は審査員として参加です。 大会2日目。天気は薄曇り。4時起床、5 時50分に集合です。霧島神宮までは高山観 光レッドファルコンバスで移動します。この 日のコースは砂礫の道があることと山ヒルが 出没するためスパッツを付けての出発です。 スタート地点の霧島神宮に到着。ここは「ほ こもち」で有名。競技が始まると監督団は隊 列の最後尾を歩きます。選手の姿が見えない 距離で後を追うことになるので、行動中の写 真を撮るのは極めて困難。途中で「○○高校 の監督さん」と無線で呼ばれたときは選手に 異変が起きた時。どうか名前を呼ばれません 60分、女子は70分以内に到着しなくては いけません。ここで男子隊は延岡工業高校、 大分工業高校がリタイア。女子隊は鶴丸高校 がリタイアしました。竹田高校の男女は無事 に設定時間をクリア。高千穂峰の秀麗な峰が 目前に迫ったところで女子隊が見えてきまし た。 御鉢を右に見る 馬の背を進む ① ② ③ ④ ようにと祈りながら歩きます。霧島神宮から 高千穂河原までの九州自然歩道は意外と湿度 の山をかつて坂本龍馬 とおりょうが新婚旅行 として登りました。① 背門丘②馬の背③自然 ⑤ の造形美④火口をのぞ く⑤コイワカンスゲのアースハンモック が高く、一気に汗が吹 き出します。高千穂河 霧島はさずがにジオパークだけあって見所 がたくさんあります。新燃岳の火口湖が埋も れてしまったのは本当に残念です。 新燃岳の噴火で高千穂峰は大量の火山堆積 いらしいガクアジサイノ群落もあり、目を楽 しませてくれました。 物で覆われました。至る所が砂礫だらけ。 御池 頂上上空の空 頂上目前の急登 高橋は霧島東神社 手前で山ヒルがズ ボンに2匹付着し ましたが、佐賀県 三養基高校の田中 女子隊。高千穂峰山頂で記念写真。「天の 逆鉾」をバックに「はい、チーズ!」 監督団も高千穂峰を越えて、双子石を目指し ます。ガスの合間から高原町の様子や都城の 御池が見えてきました。双子石周辺ではかわ 先生が退治してくれました。感謝、感謝で す。選手団はゴールの祓川に到着。貸し切り バスで幕営地に戻ります。宮崎県高体連の皆 様が私たち監督団に野菜サラダと地鶏の炭焼 きを提供して下さいました。地鶏の炭焼きは もちろん美味しかったのですが、この何でも ない野菜サラダが実に美味でした。ごちそう さまでした! 韓国岳、大浪池に向かいます。スタート地点 の白鳥温泉下湯までバス移動。アバンダント 郷土の森と名付けられた、スダジイ、アカガ シ等の巨木が待つ豊かな森に足を踏み入れま す。 、 白鳥温泉下湯到着 2日目の夕食。女子は「明太ソーメン」 この夜は温水シャワーの利用が許可されまし た。汗を流してすっきり!セカンドユニフォ ームに着替えて3日目に備えます。 登山行動最終日の朝を迎えました。夜半に 雨が降りました。濡れたテントを素早く撤収 して出発します。 男子隊 この日は台風8号 の影響で、お昼前 後からまとまった 量の雨が降るとい う予想。朝からザ ックカバーを装着 し、雨に備えます。 最終日のコースは 郷土の森を抜けて 男子出発! 手作りの橋 女子出発! いきなりの渡渉では、 支援隊が手作りの橋を 用意して安全に川を横 切れるように工面して 女子隊 出迎えてくれたのは森の王のごとき巨木 下さいました。白鳥温泉下湯から不動池まで は約2時間半のコース。徐々に高度を上げて いきますが、予想した雨は落ちてきません。