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資料 - 情報論的学習理論と機械学習 (IBISML)

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資料 - 情報論的学習理論と機械学習 (IBISML)
量子ネットワーク符号
西村治道(大阪府立大学理学系研究科)
2010年11月6日
IBIS2010,東京大学 生産技術研究所
ネットワーク上での効率的通信
• ネットワーク符号 [Ahlswede-Cai-Li-Yeung. 2000]
– 通信理論とネットワーク上での配送理論の融合分野
– 情報理論,通信理論の研究者が研究の中心
通信理論
主に1対1の(ノイズを含む通信路における)通信に関する理論
データ圧縮
エラー訂正
セキュリティ
ネットワーク上
での配送問題
複雑なネットワーク上での
効率的配送に関する理論
液体フロー (Liquid Flow)
s1
1
s0
1
s2
1
1
1
1
t0
1
ボトルネックにより
配送問題としては
解なし
t1
t2
Butterfly Network
情報フロー (Information Flow)
[Ahlswede et al. 2000]
s1
y
x
x
s0
POINT 1
情報はコピー可能
x
y=x⊕x⊕y
t0
s2
y
x⊕y
x⊕y
t2
y
POINT 2
情報は符号化可能
x⊕y
t1
x=y⊕x⊕y
ネットワーク符号問題
[A. Lehman PhD, 2005 より]
• 入力例
–
–
–
–
(有向かつ非環式)グラフ G=(V, E)
Capacity c(e) for 各辺 e
k 個の品種(commodity)からなる集合 I
各品種 i ∊I に対するソースの集合 S(i)とシンクの集合 T(i)
• Network code
– Alphabet ∑
– 各辺 e に対しての関数 f[e]: ∑(eの出発点の入次数) -> ∑c(e)
• Network codeの解
– f[e] は e=(u,v) へ入ってくる辺上の関数及び uがソースの場合の
メッセージから計算可能な関数
– 各品種 i の各シンク v ∊T(i)に対し,vへの辺上の関数から S(i)に与
えられるメッセージ M(i) ∊∑が復号可能
解が存在するネットワーク符号問題の例
x
s1
全ての辺のcapacityは 1
s2
y
2つの品種 X, Yがあって
S(X)={s1}, S(Y)={s2},
e2
e1
e3
T(X)={t1}, T(Y)={t2}
e4
e5
e6
e7
y
x
t2
Butterfly network
t1
解(の1つ)はアルファベットとして
{0,1} を取り,各辺に対する関数と
して
f[e1](z)=z (f[e2], f[e3], f[e4], f[e6],
f[e7] も同様)
f[e5](w,z)=w+z
である.
ネットワーク符号問題の例
x, y, z
x
y
y
x
x, y, z
x, y, z
x, y, z
Multicast 問題:
k-ペア通信問題 (Multiple Unicast):
ソースが持つメッセージ全て
を全てのシンクが要求する
k品種のそれぞれが1つのソースと1つ
のシンクを持つ.Butterfly networkは
2-通信問題の一種
Multicast問題の例
x, y
y
x
y
x
x
x+y
x+y
x, y
Max-flow Min-cut 定理
ソースとシンクが各1個の
場合,Min-cutを達成する
ような(ルーティングによ
る)Max-flowが存在する
y
Max-flow=2
Min-cut=2
Multicast問題の場合,符号化を
(しかも線形符号を)使ってMincutを達成するようなMax-flowが
存在する [Ahlswede et al. 2000, Li
x+y
x, y
et al. 2003]
※しかも多項式時間アルゴリズム
存在 [Jaggi et al. 2005]
kペア通信問題
• kがグラフサイズに依存する場合,可解性は計算可能か否
かさえ未解決
• 線形符号に限ってもNP完全 [Lehman-Lehman 2004]
• k=2の場合,多項式時間アルゴリズム存在 [Wang-Shorff
2007]
• kが3以上の定数の場合未解決
– 体のサイズ有限の線形符号に限ると,多項式時間アルゴリズム存在
[Iwama et al. 2008]
情報フローの量子化(量子ネットワーク符号)
s1
|Ψ2>
|Ψ1>
s2
s0
• 流すべき情報は量子状態
• 各頂点で量子的操作が可能
POINT 1
量子情報はコピー
できない
(No-cloning
theorem)
t2
• すべてのチャネルは量子通信路
t0
POINT 2
量子情報を如何に符号化するか?
t1
Q. 古典で可解なネットワーク符号問題は量子でも可解か?
量子ビット
• 量子ビットはBloch球と呼ばれる単位球の表面上(及び
内部の)点として表現可能
|0>
|->
2θ ψ
|-’>
= cos θ 0 + e
iπγ
sin θ 1
|+’>=(|0> + i |1>)/√2
γ
|+>
|1>
=(|0>+|1>)/√2
どうやってコピーするか?
•
ユニタリ変換を使ってコピーできればよいが,しかし・・
(No-cloning theorem: Wootters-Zurek) 未知の量
子状態は,正確にコピーすることは不可能.
X
0 a ⎯⎯→ 00 ϕ ,
U
U
1 a ⎯⎯→
11 φ
U
(α 0 + β 1 ) a ⎯⎯→
α 00 ϕ + β 11 φ
≠ (α 0 + β 1 )(α 0 + β 1 ) χ
ネットワーク符号問題の例
|φ1>, |φ2>, |φ3>
|φ1>
|φ2>
|φ1>, |φ2>, |φ3>
|φ1>, |φ2>, |φ3>
|φ1>, |φ2>, |φ3>
|φ2>
|φ1>
Multicast 問題:
k-ペア通信問題 (Multiple Unicast):
ソースが持つメッセージ全て
を全てのシンクが要求する
k品種のそれぞれが1つのソースと1つ
のシンクを持つ
c.f. Shi-Soljanin 2006, Kobayashi et al. 2010
どうやって量子情報を符号化するか?
s1
|Ψ1>
b
|Ψ1>
s0
b
s2
b=0 なら U, b=1 なら V を行う
U|Ψ1>=V |Ψ1> のとき,b=0かb=1か識別不可能
|Ψ1> と b を同時にかつ
正確に送ることは不可能
t0
t2
t1
不可能性に関する結果
1量子ビット
1量子ビット
|φ1>
|φ2>
m量子ビット
|φ1>
ネットワーク 1 回使用(one shot)
|φ2>
|φ1>
m量子ビット
|φ2>
ネットワーク n 回使用
|φ2>
|φ1>
ネットワークの1回の使用のもと,
1量子ビットを忠実に送ることは
1量子ビットを忠実に送ることは不可能
漸近的にも(つまりm/nが漸近的に1に近づく)
[Hayashi et al. 2007]
不可能 [Hayashi 2007, Leung et al. 2010]
不可能性に関する結果
m量子ビット
E3(significant share)は
|φ1>
E1
"secret"のサイズ以上
E3
|φ2>
"secret" |φ1>, |φ2> を
回復できる(authorized set)
"secret" |φ1>, |φ2> を
回復できない(unauthorized set)
|φ1>
E2
|φ1>
|φ2>
m量子ビット
|φ2>
ネットワーク n 回使用
|φ2>
|φ1>
1量子ビットを忠実に送ることは
漸近的にも(つまりm/nが漸近的に1に近づく)
不可能 [Hayashi 2007, Leung et al. 2010]
不可能性に関する結果
|φ1>
|φ2>
R1
R2
m量子ビット
m量子ビット
|φ1>
E1
|φ2>
E2
E3
ネットワーク n 回使用
|φ2> B2
I(R1R2:B1B2) ≤ I(R1R2:E1E2E3)
B1
|φ1>
(単調性)
=I(R1R2:E3|E1E2)+I(R1R2:E1E2) (Chain Rule)
|φ2>
|φ1>
≤ 2H(E3) + I(R1:E1)+I(R2:E2)
1量子ビットを忠実に送ることは
≤ 2n + 2H(R1)-I(R1:B1)+2H(R2)-I(R2:B2)
漸近的にも(つまりm/nが漸近的に1に近づく)
不可能 [Hayashi 2007, Leung et al. 2010]
不可能性に関する結果
|φ1>
|φ2>
R1
R2
m量子ビット
m量子ビット
|φ1>
|φ2>
I(R1R2:E3|E1E2)
E1
=H(R1R2E1E2)+H(E3R1R2)-H(E3R1R2E1E2)-H(E1E2)
E2
E3
≤2H(E3)
(Araki-Liebの不等式 H(A)-H(AB) ≤ H(B)より)
ネットワーク n 回使用
|φ2> B2
→ 2m+2m
I(R1R2:E1E2)-I(R1:E1)-I(R2:E2)
|φ1>
=H(R1R2)+H(E1E2)-H(R1R2E1E2)-H(R1)-H(E1)+H(R1E1)
B1
-H(R2)-H(E2)+H(R2E2)
=-I(R1:R2)-I(E1:E2)+I(R1E1:R2E2)
I(R1R2:B1B2) ≤ I(R1R2:E1E2E3)
(単調性)
|φ2>
=0
(R1E1とR2E2は独立)
=I(R1R2:E3|E1E2)+I(R1R2:E1E2)
(Chain Rule)
|φ1>
≤ 2H(E3) + I(R1:E1)+I(R2:E2)
1量子ビットを忠実に送ることは
≤ 2n + 2H(R1)-I(R1:B1)+2H(R2)-I(R2:B2)
漸近的にも(つまりm/nが漸近的に1に近づく)
=2m
→ 2m
=2m
→ 2m
不可能 [Hayashi 2007, Leung et al. 2010]
補助的なリソースを認めると・・・
• エンタングルメント
– ソース間 [Hayashi 2007]
– 各辺の間 [Leung-Oppenheim-Winter 2010]
• 古典通信路 [Leung et al. 2010, Kobayashi et al., 2009, 2010]
– 量子通信路より安価 『 LOCC(Local Operation & Classical
Communication)は量子通信より易しい(?)』
– 古典通信を自由に認めることで,量子通信路の使用回数を減らせる
なら・・・
Q. 古典で可解なネットワーク符号問題は,古典通信を自由に
許すことで量子でも可解となるか?
A. 古典のネットワーク符号問題の解が線形符号化で実現さ
れているなら,量子でも可解 [Kobayashi et al. 2009]
線形符号によるネットワーク符号
X
aX+bY
Y
cX+dY
各頂点での出力が入力の線形結合であるとき,線形という
プロトコル
• 基本アイデア
– 各ノードごとに古典の操作を模倣
– フーリエ基底による測定
– 測定により生じた位相エラーをシンクで修正
古典
x1
量子
x2
∑α
x1 ,.., xk
x1 ,..., xk
x1 ,.., xk
xk
ソース
ソース
シンク
x1
x2
xk
∑α
x1 ,.., xk
シンク
x1 ,.., xk
x1 ,..., xk
各中間ノードでの操作①
古典
解が体 Fp上での線形符号
量子
で実現されていると仮定
y2
|y1>P1|y2>P2···|ym>Pm
ym
y1
P2
P2
Pm
P1
v
|y1>P1|y2>P2···|ym>Pm|f1>
Q1|f2>Q2···|fm>Qm
v
Q1
Q2
f1:=f1(y1,...,ym)
f2=f2(y1,...,ym)
Pm
P1
Q1
Qn
Q2
Qn
fn=fn(y1,...,ym)
① ユニタリ変換
U f 1,.., fm y1,..., ym 0,...,0
:= y1,..., ym f 1,..., fm
を施す
各中間ノードでの操作②
古典
解が体 Fp上での線形符号
量子
で実現されていると仮定
y2
ym
y1
P2
P2
Pm
P1
v
|y1>P1|y2>P2···|ym>Pm|f1>
Q1|f2>Q2···|fm>Qm
v
Q1
Q2
f1:=f1(y1,...,ym)
f2=f2(y1,...,ym)
Pm
P1
Qn
fn=fn(y1,...,ym)
Q1
Q2
Qn
⎛
yjzj ⎞
∑
1
j
⎜
⎟ z1
exp 2πi
∑
⎜
p ⎟
p m z1,.., zm
⎝
⎠
P1
L zm
Pm
② P1,P2,...,Pmにフーリエ変換
F y :=
1
p
⎛
yz ⎞
⎜
i
exp
2
π
∑z ⎜ p ⎟⎟ z
⎠
⎝
を施した後測定し,測定値 z1,..,zm をシンクに送る
各シンクでの操作
古典
量子
y2
y2
ym
y1
ym
y1
P2
P2
Pm
P1
Pm
P1
tj
レジスタ
Tj
tj
xj
xj
中間ノード同様の操作に加えて,
位相訂正前
(
)
exp 2πi ∑v hv ( x1 ,..., xk ) x1 ,..., xk
各中間ノードからの測定値情報をもとに
位相エラーの訂正を行う
T1 ,...,Tk
hv ( x1 ,..., xk ) = hv ,1 ( x1 ) + ... + hv ,k ( xk )
x a exp(− 2πiht ( x) ) x
位相エラー
具体例
|Ψ>P1,P2=∑xyaxy|x>P1|y>P2
P1
P2
R2
R1
R5
R6
Q2
R4
R3
R7
Q1
P1をR1,R2に「コピー」
P2をR3,R4に「コピー」
具体例
|Ψ>P1,P2=∑xyaxy|x>P1|y>P2
P1
P2
R2
R1
R5
R6
Q2
R4
R3
R7
Q1
P1をR1,R2に「コピー」
P2をR3,R4に「コピー」
具体例
P1
P2
R2
R4
∑xyaxy|x>P1|x>R1|x>R2|y>P2|y>R3|y>R4
R1
R5
R6
Q2
R3
R7
Q1
P1をR1,R2に「コピー」
P2をR3,R4に「コピー」
フーリエ変換後
測定
具体例
P1
P2
R2
R4
∑xyaxy|x>P1|x>R1|x>R2|y>P2|y>R3|y>R4
R1
R5
R6
Q2
R3
R7
Q1
フーリエ変換後
測定
具体例
フーリエ変換後
測定
P1
p1
P2
R2
p2
R4
∑xyaxy|x>P1|x>R1|x>R2|y>P2|y>R3|y>R4
∑xy(-1)p1x+p2yaxy|x>R1|x>R2|y>R3|y>R4
R1
R5
R6
Q2
フーリエ変換後
測定
R3
R7
Q1
具体例
フーリエ変換後
測定
P1
p1
P2
R2
フーリエ変換後
測定
p2
R4
∑xy(-1)p1x+p2yaxy|x>R1|x>R2|y>R3|y>R4
R1
R5
R6
p2
Q2
R3
R7
Q1
p1
具体例
フーリエ変換後
測定
P1
p1
R2, R4の和をR5へ書く
R2
P2
フーリエ変換後
測定
p2
R4
∑xy(-1)p1x+p2yaxy|x>R1|x>R2|y>R3|y>R4
R1
R5
R6
p2
Q2
R3
R7
Q1
p1
具体例
P1
R2, R4の和をR5へ書く
R2
P2
R4
∑xy(-1)p1x+p2yaxy|x>R1|x>R2|y>R3|y>R4|x+y>R5
R1
R5
R6
p2
Q2
R3
R7
Q1
p1
具体例
P1
R2,R4を
フーリエ変換後
測定
P2
R2
R4
r2
r4
∑xy(-1)p1x+p2y+r2x+r4yaxy|x>R1|y>R3|x+y>R5
R1
R5
R6
r4
p2
Q2
R3
R7
Q1
p1
r2
具体例
R5をR6,R7に「コピー」
P1
P2
R2
R1
R4
R5
R3
∑xy(-1)p1x+p2y+r2x+r4yaxy|x>R1|y>R3|x+y>R5|x+y>R6|x+y>R7
R6
r4
p2
Q2
R7
Q1
p1
r2
具体例
P1
R5を
フーリエ変換後
測定
P2
R2
R1
R4
R5
r5
R3
∑xy(-1)p1x+p2y+r2x+r4y+r5(x+y)axy|x>R1|y>R3|x+y>R6|x+y>R7
R6
r5
r4
p2
Q2
R7
Q1
p1
r2
r5
R7, R3の和をQ1へ書く
R1, R6の和をQ2へ書く
具体例
P1
P2
R2
R1
R4
R5
R3
R6
∑xy(-1)p1x+p2y+r2x+r4y+r5(x+y)axy|x>R1|y>R3|x+y>R6|x+y>R7|x>Q1|y>Q2
r5
r4
p2
Q2
Q1
p1
r2
r5
具体例
P1
R1,R6,R7,R3を
フーリエ変換後
測定
r1
P2
R2
R1
R4
R5
r6 R6
R3
r3
R7 r7
∑xy(-1)p1x+p2y+r2x+r4y+r5(x+y)+r1x+r6(x+y)+r3y+r7(x+y)axy|x>Q1|y>Q2
r5
r3
r4
r6
p2
r7
Q2
Q1
p1
r2
r5
r1
r6
r7
具体例
P1
P2
R2
R1
Q1,Q2で
位相エラーを訂正
R4
R5
R3
R6
r5
r3
r4
r6
p2
r7
Q2
|Ψ>Q1,Q2=∑xyaxy|x>Q1|y>Q2
Q1
p1
r2
r5
r1
r6
r7
今後の課題(狭い意味で)
[補助的リソースが何も利用できない場合]
あるネットワーク符号問題が量子で可解ならば,その解はルーティングで
達成可能? ←ある非常に限られたクラスのネットワークのみ肯定的に証明
[Leung et al. 2010]
[補助的に古典通信が利用できる場合]
あるネットワーク符号問題が
古典で可解
?
自由に古典通信を認めたとき
量子で可解
実は・・・古典の未解決問題と関連するかも?
無向グラフにおけるkペア通信問題が可解ならば,かならずルーティングによる
解が存在する?
量子テレポーテーションを使うことで,
有向辺の逆向きに量子情報を送ることが
可能になるので,実質無向グラフ
今後の課題
•
•
•
•
一般のグラフにおける達成可能なレート
応用(古典のワイヤレス通信のような)
セキュリティや計算量的側面における優位性
損失のある量子チャネル
などなど・・・
参考文献(古典のネットワーク符号関連)
•
•
•
•
•
•
•
R. Alhswede, N. Cai, S.-Y. R. Li, R. Yeung. Network information flow. IEEE
Transactions on Information Theory 46(4), pp.1204-1216, 2000.
K. Iwama, H. Nishimura, M. Paterson, R. Raymond, S. Yamashita.
Polynomial-time construction of linear network coding. Proc. ICALP2008
(Lecture Notes in Computer Science 5125), pp.271-282, 2008.
S. Jaggi, P. Sanders, P.A. Chou, M. Effros, S. Egner, K. Jain, L. Tolhuizen.
Polynomial time algorithms for multicast network coding construction. IEEE
Transactions on Information Theory 51(6), pp.1973-1982, 2005.
A. R. Lehman. Network Coding. Ph.D. dissertation, MIT, 2005.
A. Lehman, E. Lehman. Complexity classification of network information flow
problems. Proc. SODA2004, pp.142-150, 2004
S.-Y. R. Li, R. Yeung, N. Cai. Linear network coding. IEEE Transactions on
Information Theory 49(2), pp.371-381, 2003.
C.-C. Wang, N. B. Shroff. Beyond the butterfly – a graph-theoretic
characterization of the feasibility of network coding with two simple unicast
sessions. Proc. ISIT2007, pp. 121-125, 2007.
参考文献(量子ネットワーク符号関連)
•
•
•
•
•
•
M. Hayashi. Prior entanglement between senders enables perfect quantum
network coding with modification. Physical Review A76(4), 040301(R), 2007.
M. Hayashi, K. Iwama, H. Nishimura, R. Raymond, S. Yamashita. Quantum
network coding. Proc. STACS2007 (Lecture Notes in Computer Science
4393), pp.610-621, 2007. quant-ph/0601088.
H. Kobayashi, F. Le Gall, H. Nishimura, M. Roetteler. Perfect quantum
network communication protocol based on classical network coding. Proc.
ISIT2010, pp.2686-2690, 2010. arXiv:0902.1299.
H. Kobayashi, F. Le Gall, H. Nishimura, M. Roetteler. General scheme for
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ICALP2009 (Lecture Notes in Computer Science 5555), pp.622-633, 2009.
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D. Leung, J. Oppenheim, A. Winter. Quantum network communication –the
butterfly and the beyond. IEEE Transactions on Information Theory 56(7),
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Y. Shi, E. Soljanin. On multicast in quantum networks. Proc. CISS2006,
pp.871-876, 2006.
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