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Admsnap - EMC Japan
EMC CLARiX Windowsサーバ 用サーバ・サポート製品イン ストール・ガイド P/N 300–004–866、リ ビジョ ンA14 03.10.08 このガイドでは、に対して、EMC® Navisphere®ホスト・エージェン ト、Navisphere Storage System Initialization Utility、Navisphere Server Utility、Navisphere Command Line Interface(CLI)、VSS Provider (Windows Server 2003のみ)、およびadmsnapソフトウェアをインス トールする方法と削除する方法を説明します。 CX4シリーズ、CX3 UltraScale™シリーズ、CXシリーズのストレージ・ システムでサポートされるオペレーティング・システムのバージョンと サーバ・ソフトウェアについては、Powerlink®のWebサイトで、E-Lab™ Interoperability Navigatorを参照してください。AX4–5シリーズまたは AX150シリーズ・ストレージ・システムについては、ストレージ・シス テムのサポートWebサイトの[インストール]ページにある[サポート マトリックス]リンクを参照してください。AX100シリーズ・システム については、ストレージ・システムのサポートWebサイトの[技術概 要]セクションにある[サポートされる構成]を参照してください。 重要 Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品インストール・ガイ ド」(P/N 300-004-281)を参照してください。システムが仮想マシンか どうか判断できない場合は、システム管理者にお問い合わせください。 トピックは以下のとおりです。 ストレージ・システムの用語........................................................ 3 EMC Navisphereサーバ・ソフトウェアについて........................... 4 ストレージ・システムのソフトウェア .......................................... 10 最新情報の確認 ............................................................................ 11 Navisphere Storage System Initialization Utilityのインストールと削 除 ................................................................................................ 12 Navisphere Storage System Initialization Utilityの実行 ................... 16 1 2 ホスト・エージェントとServer Utilityのどちらをインストールす るかの決定 .................................................................................. 23 ホスト・エージェント、Server Utility、CLIの必要条件 ................ 26 Navisphereホスト・エージェントとCLIのインストールまたは削除 .................................................................................................... 28 イベント・モニター構成ファイルの使用 ...................................... 41 Navisphereホスト・エージェントの実行 ...................................... 42 Navisphere Server Utilityのインストールと削除 ........................... 46 TCP/IPのレジストリ設定の変更 .................................................. 53 Navisphere Server Utilityの実行 ................................................... 56 Admhost Utilityのインストールと削除 ......................................... 62 Admhost Utilityの実行 ................................................................. 66 Admsnap Utilityのインストールと削除 ........................................ 70 Admsnap Utilityの実行 ................................................................. 74 Navisphere Integratorのインストールと削除 ................................. 75 Navisphere Integratorの使用 ......................................................... 85 InstallAnywhereパッケージを使用したサイレント・インストール およびアンインストール .............................................................. 86 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド ストレージ・システムの用語 このドキュメントでは次のストレージ・システム用語を以下のよ うに使用します。 CX4シリーズとは、CX4-120、CX4-240、CX4-480、CX4-960のス トレージ・システムを指します。 Windows2000サーバのNavisphereホスト・ソフトウェアのサポートは、 バージョン6.26以前に限られます。Windows 2000サーバで実行される スクリプトは、CX4の機能全体はサポートしません。詳細は、ESMを 参照してください。 CX3シリーズとは、CX3モデル10、CX3モデル20、CX3モデル 40、CX3モデル80のストレージ・システムを指します。 CXシリーズとは、CX300シリーズ、CX500シリーズ、CX700シ リーズのストレージ・システムを指します。 AX4-5シリーズとは、AX4-5SC、AX4-5SCi、AX4-5、AX4-5iのス トレージ・システムを指します。 AX150シ リー ズのシステムには、AX150SC、AX150SCi、 AX150、AX150iが含まれます。AX100シリーズのシステムには、 AX100SC、AX100SCi、AX100、AX100iが含まれます。 AXシリーズとは、AX150シリーズとAX100シリーズのストレー ジ・システムを指します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 3 EMC Navisphereサーバ・ソフトウェアについて 以下のEMCサーバ・ベースのソフトウェアは、ストレージ・システ ムまたはアップグレード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリー ズ・システムからNavisphere Managerへのアップグレード用)に同 梱されているサーバ・サポートCDから入手できます。 ご使用のCLARiX®ストレージ・システムでサポートされているサー バ・ソフトウェアおよび必要とされるFLARE®の最小バージョン については、「ストレージ・システムのソフトウェア」(10ペー ジ)を参照してください。 Navisphere Storage System Initialization Utility Navisphereホスト・エージェント Navisphere Server Utility Admhost Utility Admsnap Utility Navisphere CLI(Command Line Interface) Navisphere Integrator Navisphere Storage System Initialization Utilityについて ファイバ・チャネル・ストレージ・システムでは、Navisphere® Initialization Utilityを使用してストレージ・システムを検出し、 ネットワーク・パラメータ(IPアドレス、サブネット・マスク、デ フォルト・ゲートウェイ)を設定します。また、iSCSIのデータ・ ポートがWindowsサーバに接続されたCX-3シリーズ、AX4-5シリー ズおよびAXシリーズのiSCSIストレージ・システムでは、このユー ティリティを使用してこれらのポートのネットワーク・パラメー タを設定します。 CXシリーズのストレージ・システムの場合、Initialization Utilityのインス トールと実行は、認定サービス・プロバイダが行う必要があります。 Initialization Utilityは、サーバ・サポートCDから実行するか、サー バまたはNavisphereのオフアレイ管理ステーションといった他のホ ストにインストールすることができます。ホストがストレージ・ 4 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド システム管理ポートと同じネットワーク・サブネットに接続され ていることが唯一の要件です。 Navisphereホスト・エージェントについて ホスト・エージェントは、ホスト・エージェント・サービスの開始 時に、サーバのHBA(ホスト・バス・アダプタ)をそのサーバと接 続されたストレージ・システムに登録します。このアクションによ り、HBAごとのイニシエータ・レコードがストレージ・システムに 送信されます。イニシエータ・レコードは、ストレージ・システム のデータへのアクセスを制御するために使用します。 その後エージェントは、起動時に、またはManagerかCLIから要 求があったときに、ストレージ・システムから自動的に情報を取 り出します。 ホスト・エージェントには以下の機能もあります。 オペレーティング・システムのドライブ割り当て情報を、接続さ れているCLARiX®ストレージ・システムに送信する。 ストレージ・システムのイベントを監視し、指定されたイベン トが発生した場合には、メール、ポケットベル、モデムによっ て通知する。 Symmetrix®ストレージ・システムからLUNのWWN(World Wide Name)と容量情報を取得する。 Navisphere Server Utilityについて Server Utilityを使用して、次の機能を実行できます。 ストレージ・システムに対するサーバ情報の更新:サーバ名と IPアドレスをストレージ・システムに送信し、必要に応じてこの データを後で更新または表示できるようにします。Navisphere Server Utilityバージョン6.20以上を実行中のWindowsサーバで は、Registration Service機能がServer Utilityのインストール後も 引き続き有効な場合、このユーティリティが自動的にサーバの NICまたはHBAをストレージ・システムに登録し、構成が変更 (たとえば、新規ボリュームのマウント、新規パーティションの 作成)されると必ずサーバ情報を更新します。 iSCSI接続または双方向CHAPの構成:Microsoft iSCSI Initiator を備えたサーバは、ログオン、ログオフ、iSCSIターゲットの削 除などのiSCSI接続の構成と、双方向CHAPの構成を行うことがで きます。このオプションを使用するためには、Microsoft iSCSI EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 5 Initiatorソフトウェアのサポートされている最新バージョンをイ ンストールする必要があります。このオプションは、Navisphere Server Utilityバージョン6.20以上でのみ使用可能です。 Windows Server 2008オペレーティング・システムを実行しているサー バに、Microsoft iSCSI Initiatorソフトウェアをインストールする必要は ありません。iSCSI Initiatorソフトウェアは、オペレーティング・シス テムの一部に含まれています。 サーバのHA(高可用性)を検証する:サーバに各ストレージ・ システムSPへの接続パスが少なくとも1つあり、PowerPath®また は他のフェイルオーバー・ソフトウェア(VMwareネイティブ、 DMP、PVリンク、11iV3用のHPネィテブ・フェイルオーバーな ど)が稼働していることを確認して、サーバがHA(高可用性) を持つように構成されているかどうかを判別します。このユー ティリティは、Sun StorEdge Traffic ManagerやLinuxネイティブ のマルチパス(MPIO)など、他のネイティブ・フェイルオー バー・ソフトウェアは検出しません。 スナップショット機能の使用:Navisphere Expressを実行してい るストレージ・システムでは、ソース・サーバ(ソース仮想ディ スクまたはソースLUNに割り当てられたサーバ)でのスナップ ショットの開始と停止、またはセカンダリ・サーバ(スナップ ショットに割り当てられたサーバ)でのスナップショットへのア クセス権の許可または削除を行うことができます。 Navisphere Server Utilityは、CDから実行することもストレージ・シ ステムに接続されているサーバにインストールすることもできま す。このユーティリティは、ストレージ・システムに接続されてい る各サーバにインストールすることを強く推奨します。 Navisphere ManagerをインストールしたAX4-5シリーズのストレージ・シス テムでは、Server Utilityを使用してスナップショットを管理することはで きません。代わりに、admsnapユーティリティをインストールして使用す る必要があります。 Admhost Utilityについて Admhost Utilityは、実行可能プログラムであり、対話式で実行する か、スクリプトから実行します。Microsoft Windows Server 2008、 6 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Windows Server 2003、またはWindows 2000オペレーティング・シス テムでのみ動作し、レプリケーション・ソフトウェア・アプリケー ション(たとえば、SAN Copy™、SnapView™、MirrorView™/A デバイス)および非レプリケーション・ソフトウェア・デバイス で使用できます。 admhostコマンドを使用して次の操作を実行できます。 新しいストレージ・デバイスをスキャンする デバイスにドライブ名を割り当てる サーバのオペレーティング・システムがストレージ・システムに アクセスできないようにする キャッシュのデータをディスクにフラッシュする すべてのサーバ・デバイスのドライブ名とWWN(World Wide Name)の一覧を表示する Admsnap Utilityについて Admsnap Utilityは、SnapView®クローンとスナップショットを管理 するために、対話方式またはスクリプトで実行できる実行可能プロ グラムです。Admsnap Utilityは、SnapViewドライバをインストール 済みのストレージ・システムに接続されたサーバ上に存在します。 特に明記されていない限り、Windowsサーバとは、Windows Server 2008、 Window Server 2003、またはWindows 2000サーバを意味します。 admsnapコマンドを使用して次の操作を実行できます。 新しいストレージ・デバイスをスキャンする デバイスにドライブ名を割り当てる サーバのオペレーティング・システムがストレージ・システムに アクセスできないようにする キャッシュのデータをディスクにフラッシュする すべてのサーバ・デバイスのドライブ名とWWN(World Wide Name)の一覧を表示する 現在のスナップショットのデバイスの一覧を表示する SnapViewセッションに割り当ておよび割り当て解除を行う SnapViewセッションを開始および停止する EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 7 Navisphere Managerにアップグレードし、スナップショットを管理する場合 は、SnapViewソフトウェアとAdmsnap Utilityを使用する必要があります。 SnapViewとadmsnapの詳細については、Navisphere Managerのヘルプと 「EMC SnapView CLI(コマンド・ライン・インタフェース)リファレン ス」を参照してください。 VSS Providerについて(Windows 2003のみ) リリース6.26より、Admsnap UtilityではCLARiX VSS Providerはサ ポートされていません。このテクノロジーの代わりに、EMC VSS Providerが使用されます。EMC VSS Providerでは、EMC Solutions Enablerキットの一部として入手できるCLARAPIアプリケーション をインストールする必要があります。EMC VSS ProviderとEMC Solutions Enablerキットはどちらも、PowerlinkのWebサイトからダ ウンロードできます。詳細については、「EMC Admsnapリリース・ ノート」、「EMC VSS Provider Release Notes」、「EMC Solutions Enabler Release Notes」を参照してください。 6.26より前のバージョンをインストールする場合は、このガイドのリビジョ ンA09以前を参照してください。 Navisphere CLIについて CLIは、Managerの機能を補完または置き換える機能です。コマン ド・ライン・インタフェースとして、ストレージ・プロビジョニン グ、ステータス情報と構成情報の取得、制御などのストレージ・ システムの管理操作で使用できます。CLIを使用することで、シェ ル・スクリプトとバッチ・ファイルにより管理機能を自動化できま す。詳細については、「EMC Navisphere Command Line Interface (CLI)Reference Guide」を参照してください。 Navisphere Integratorについて サードパーティ製の管理ソフトウェアを使用して、EMCストレー ジ・システムを管理できるようにします。Navisphere Integratorは、 ネットワーク管理ソフトウェアとNavisphere SPまたはホスト・エー ジェント間の通信を行います。Integratorが、LAN(ローカル・エリ ア・ネットワーク)を介して、ストレージ・システムのSP(スト 8 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド レージ・プロセッサ)上、またはWindows NTやWindows 2000オペ レーティング・システム、あるいはいずれかのUNIXオペレーティン グ・システムが稼働しているホスト(サーバ)上のNavisphereエー ジェントに接続すると、Navisphereエージェントにより、管理対象 に指定されたストレージ・システムが管理されます。 Navisphere Integratorは、次のネットワーク管理ソフトウェア製品 で使用できます。 CA Unicenter TNG Framework HP OpenView管理ソフトウェア Tivoli NetView管理ソフトウェア EMC ControlCenter Open Edition EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 9 ストレージ・システムのソフトウェア 表1に、CLARiXストレージ・システムで必要な最低限のFLAREバー ジョンと、サポートされるサーバ・ソフトウェアを示します。 表1 最低限のFLAREバージョンとサポートされているソフトウェア ストレージ システム 最低限のFLAREバージョン サポートされているサーバ・ソフトウェア AX4-5シリーズ 02.23.050.5.5xx (Navisphere Expressおよ びNavisphere Manager) AX4-5シリーズ 02.23.050.5.xxx (Navisphere Express のみ) AX150シリーズ 02.20.xxx.5.yyy AX100シリーズ 02.16.xxx.5.yyy Navisphere Expressを使用したストレージ・シス テム — Navisphere Storage System Initialization Utility — Navisphere Server Utility — VSS Provider — Navisphere CLI Navisphere Managerを使用したストレージ・シ ステム — Navisphere Storage System Initialization Utility — Navisphereホスト・エージェント — Navisphere Server Utility — Admsnap Utility — Admhost Utility — VSS Provider — Navisphere Integrator — Navisphere CLI CX4–120、CX4–240、 CX4–480、CX4–960 04.28.000.5.xxx CX3–10c 03.24.010.5.xxx CX3モデル20システム、 CX3モデル40システム、 CX3モデル80システム 03.22.xxx.5.yyy CX700、CX500シリー ズ、CX300シリーズ 02.16.xxx.5.yyy 10 Navisphere Managerを使用したストレージ・シ ステム — Navisphere Storage System Initialization Utility — Navisphereホスト・エージェント — Navisphere Server Utility — Admsnap Utility — Admhost Utility — VSS Provider — Navisphere Integrator — Navisphere CLI EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 最新情報の確認 CLARiX®サーバのソフトウェアの最新情報は、EMC Powerlink® Webサイトに掲載されます。サーバ・ソフトウェアをインストール する前には、最新情報をダウンロードすることを推奨します。 EMC Powerlinkにアクセスするには、次のリンクを使用します。 http://Powerlink.EMC.com ログイン後、[サポート]>[Technical Documentation and Advisories]を選択し、次の情報を探します。 Navisphereホスト・エージェント/CLIおよびユーティリティ・ リリース・ノート 「EMC SnapView Command Line Interfaces Reference」(P/N 069001181) 「Installation Roadmap for CLARiiON Storage Systems」(P/N 069001166)に、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)また は直接接続構成でストレージ・システムをインストールするため に完了しなければならないタスクのチェックリストがあります。 管理とセキュリティに関する最新情報については、EMC Navisphere Managerのヘルプを参照してください。 Navisphere CLIコマンドについては、「EMC Navisphere Command Line Interface(CLI)Reference」(P/N 300–003–628) の最新版を参照してください。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 11 Navisphere Storage System Initialization Utilityのインストールと削除 EMCでは、このユーティリティをサーバ上にインストールすること を推奨しています。ただし、Navisphere Storage System Initialization Utilityはサーバ・サポートCDから実行することもできます。 重要 Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品イ ンストール・ガイド」(P/N 300-004-281)を参照してください。 システムが仮想マシンかどうか判断できない場合は、システム管 理者にお問い合わせください。 インストールの前提条件 Navisphere Storage System Initialization Utilityを使用してストレー ジ・システムを初期化するには、サーバが次の要件を満たす必要 があります。 サポートされているバージョンのオペレーティング・システムが 実行されていること。 初期化するストレージ・システムの10/100管理ポートと同じサブ ネットに接続されている。このサーバは、ストレージ・システム へのファイバ・チャネル接続を備えたサーバである場合もある。 旧バージョンのStorage System Initialization Utilityがインストー ルされている場合は、更新されたバージョンをインストールする 前に削除する必要があります。 WindowsサーバへのNavisphere Storage System Initialization Utilityのインストール EMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のNavisphere Storage System Initialization Utilityソフトウェアをインストールすることを 推奨します。PowerlinkのWebサイト(CX4シリーズ、CX3シリー ズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズ)またはストレージ・システム・ サポートWebサイト(AXシリーズ)にあるソフトウェアのダウン ロード・ページから最新版をダウンロードできます。サーバ・サ ポートCD(任意のストレージ・システム)からソフトウェアをイン ストールすることもできますが、このCDには、ご使用の構成に対応 する最新版のソフトウェアが収録されていない可能性があります。 12 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 1. ストレージ・システムと同じサブネット上にあるWindowsサー バに、Administrator(または管理権限を持つユーザー)として ログインします。 2. CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズのス トレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードする には、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードするNavisphere Storage System Initialization Utilityのバージョンを選択し、このユーティリティをサーバ に保存するオプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 3. AXシリーズ・ストレージ・システムに対応したソフトウェアを ダウンロードするには、次の手順を実行します。 a. ストレージ・システムのサポートWebサイトで、ソフトウェ アをダウンロードするリンクを選択します。 b. Navisphere Storage System Initialization Utilityダウンロード・ セクションに移動し、ソフトウェアをサーバに保存するオプ ションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 4. サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システム)からソフ トウェアをインストールするには、以下を実行します。 a. Windowsサーバのドライブに、ストレージ・システムまたは アップグレード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズ のシステムをNavisphere Managerにアップグレードする場合 に使用)に付属のサーバ・サポートCDを挿入します。 サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポー ト・メニューが表示されない場合は、次のステップに従って 開いてください。Windows Server 2008 Coreシステムを使用 している場合、サーバ・サポート・メニューは開かれませ ん。実行可能プログラムを起動する方法については、手順 5に進んでください。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 13 Windowsタスクバーで、 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択 します。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックス に、以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK] をクリックします。 b. プロンプトに応じて、言語を選択します。 c. メイン・メニューの[サーバへの製品のインストール]をク リックします。 d. [製品のインストール]メニューから、[Navisphere Storage System Initialization Utility]をクリックしてインス トール用ウィザードを起動します。 5. Windows Server 2008 Coreシステムの場合は、次の手順に従い ます。 a. CDドライブ(例:d:)に移動します。 b. Windows Initialization Utilityディレクトリに移動します。 cd windows\navi_storage_system_initialization c. 次の実行可能プログラムを起動します。 Navisphere_Initialization_Wizard.exe 6. インストール画面の指示に従い、Initialization Utilityをインス トールします。 ユーティリティのUI(ユーザー・インタフェース)、テキスト ベースのバージョン、コマンド・ラインのバージョンがインス トールされます。 7. インストールが完了したら、[完了]をクリックしてウィザー ドを終了します。 8. Initialization UtilityをCDからインストールした場合は、[メイ ン メニュー]>[終了]の順に選択し、サーバ・サポート・メ 14 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド ニューを閉じます。CDはこの時点でサーバのCDドライブか ら取り出せます。 Navisphere Storage System Initialization UtilityのWindowsサーバからの削除 1. 削除するStorage System Initialization Utilityが実行されている Windowsサーバで、Administratorまたは同等の権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 3. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 4. [Navisphere Storage System Initialization Utility]を選択し、 [変更と削除]または[プログラムのアンインストールまた は変更]をクリックします。 5. 削除の確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックして ソフトウェア・プログラム削除の手順に従います。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 15 Navisphere Storage System Initialization Utilityの実行 Storage System Initialization Utilityは、インストールされているサー バまたはサーバ・サポートCDから起動できます。Storage System Initialization Utilityでは、次の3つの方法でコマンドを実行できま す。1つ目はUI(ユーザー・インタフェース)バージョン、2つ目は スクリプト実行ができるコマンド・ライン・インタフェース、3つ目 はスクリプト実行ができないテキスト・ベースのユーティリティで す。処理を続行する前に、ストレージ・システムの電源投入処理 が完了していることを確認してください。 ストレージ・システムの初期化を行うため、ユーティリティを実行するサー バとストレージ・システムを同じサブネットに接続します。IPアドレスを ストレージ・システムに割り当てると、そのサーバとストレージ・システ ムを別のサブネット上に置くことができます。 WindowsサーバでInitialization Utility UIを起動 サーバからInitialization UtilityのUIバージョンを起動するには、 [スタート]>[プログラム]>[EMC]>[Navisphere]> [Navisphere Storage System Initialization]の順に選択するか、 または[スタート]>[すべてのプログラム]>[EMC]> [Navisphere]>[Navisphere Storage System Initialization]の 順に選択します。 Windowsサーバでテキスト・ベースまたはコマンド・ラインInitialization Utilityを起動 テキスト・ベース・バージョンを起動するには、コマン ド・プロンプトでcd C:\Program Files\EMC\Navisphere Storage System Initialization Wizardまたはcd C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Storage System Initialization Wizardと入力 し、次にNaviServerUtilCLI.exeと入力します。 テキスト・ベース・バージョンを起動するには、コマン ド・プロンプトでcd C:\Program Files\EMC\Navisphere Storage System Initialization Wizardまたはcd C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Storage System Initialization Wizardと入力 し、次に./naviinittoolcliそして「コマンド・ラインのInitialization 16 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Utilityの使用」(18ページ)の任意のコマンド・ライン・スイッ チを入力します。 WindowsサーバでInitialization UtilityをCDから起動 1. Windowsサーバに管理者または管理者権限を持つユーザーと してログインします。 2. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグレー ド・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステムを Navisphere Managerにアップグレードする場合に使用)に同梱さ れたサーバ・サポートCDを挿入します。サーバ・サポート・メ ニューが開きます。サーバ・サポート・メニューが表示されない 場合は、次のステップに従って開いてください。 Windowsタスクバーで、 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択し ま す。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスに、 以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK]をク リックします。 3. メイン・メニューから、[CDからの製品の実行]を選択しま す。[製品の実行]ページが表示されます。 4. ユーティリティを起動するには、[Navisphere Storage System Initialization Utility]を選択します。 Initialization UtilityのUIバージョンを使用 ユーティリティは、起動すると、サブネットでサポートされている ストレージ・システムを自動的にスキャンします。ストレージ・シ ステム検出操作が完了すると、このユーティリティは、検出された ストレージ・システムを、初期化されているかどうかにかかわら ず、ハードウェア・シリアル番号別にすべて一覧表示します。スト レージ・システムのシリアル番号は、フロント・ドアの後ろのSPE シャーシにある青色のラベルに記載されています。ハードウェア・ シリアル番号はシャーシの背面にある青色のラベルに記載されてい ます。ハードウェア・シリアル番号はストレージ・システムの背 面のタグに記載されています。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 17 インストールしようとしているストレージ・システムが検出処理 で見つからなかった場合、ストレージ・システムの管理用ポート が、サーバが存在しているLANに正しくケーブル接続されているこ とを確認してください。管理用ポートとサーバの両方が同じサブ ネット上に存在している必要があります。 ウィザード画面に従って進み、要求された情報を入力します。ウィ ザードの完了の詳細については、ウィザードのメニュー・バーの [ヘルプ]をクリックします。 CX4およびCX3シリーズ・ストレージ・システム SPのIPアドレスを初めて入力した場合やSPのIPアドレスを変更した 場合は、ユーティリティはストレージ・システムを再起動し、各 SPの後部のSP障害ライトが点滅し始めます。再起動が完了するま で数分かかります。完了すると、各SPのSP障害ライト(LED)は 点滅を停止して、オフのままになります。 AX4-5シリーズ・ストレージ・システム SPのIPアドレスを初めて入力した場合やSPのIPアドレスを変更した 場合は、ユーティリティはストレージ・システムを再起動し、緑 色の動作ライトが点滅してアクティビティを示します。再起動が 完了するまで5∼6分かかります。完了すると、各SPの電源ボタン が緑色の点灯状態になります。 AXシリーズ・ストレージ・システム SPのIPアドレスを初めて入力した場合やSPのIPアドレスを変更した 場合は、ユーティリティはストレージ・システムを再起動し、各 SPの後部のSPブート/障害ライトが点滅し始めます。再起動が完了 するまで数分かかります。完了すると、各SPの後部のSPブート/障 害ライトは点滅を停止して、消灯します。 コマンド・ラインのInitialization Utilityの使用 Initialization Utilityのコマンド・ライン・バージョンを起動した後、 naviinittoolcli とともに次のいずれかのスイッチを使用します。 Initialization Utilityのコマンド・ライン・バージョンを起動するには、コマ ンド・プロンプトでcd C:\Program Files\EMC\Navisphere Storage System Initialization Wizardまたはcd C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Storage System Initialization Wizardを入力し、次に./naviinittoolcliを入 力します。 eula [-language <言語>] 18 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド discover [-all] [-xml] configure –serial シリアル番号 [-file ファイル名] [–ipa SP Aの IPアドレス|–sphosta SP Aのホスト名] [-ipb SP BのIPアドレス |–sphostb SP Bのホスト名] [–mask サブネット・マスク] [–gateway ゲートウェイ・アドレス] [-user ユーザー名] [–password パスワー ド] [–storagename ストレージ名] [-ipv6mode |automatic|disable| [manual [-globalprefix プリフィックス [-ipv6gateway IPv6ゲート ウェイ]] [ -help] ここで、各スイッチと値の意味は次のとおりです。 eula EMCエンド ユーザー ライセンス契約(EULA)を指定された言語で 表示します。 -language <言語> デフォルトの言語は英語で す。現在、有効な言語は英 語だけです。 discover 部分的に初期化されているストレージ・システムを検出して一覧 表示します。 -all 初期化されているストレー ジ・システムおよび部分的 に初期化されているスト レージ・システムを検出し て一覧表示します。 -xml 出力がXML形式であること を指定します。 configure 指定されたストレージ・システムのネットワーク・パラメータを 指定します。 -serial <シリアル番号> 初期化するストレージ・シ ステムのシリアル番号を指 定します。 -file <ファイル名> すべてのネットワーク・パ ラメータが格納されるファ イルの名前を設定します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 19 20 -ipa <SP AのIPアドレス> |-sphosta <SP Aのホスト名> SP AのIPアドレス、または 指定されたストレージ・シ ステムのSP Aのサーバ名を 設定します。 -ipb <SP BのIPアドレス> |-sphostb spBhostname SP BのIPアドレス、または 指定されたストレージ・シ ステムのSP Bのサーバ名を 設定します。 -mask <サブネット・マスク> 指定されたストレージ・シ ステムのサブネット・マス クを設定します。 -gateway ゲートウェイ 指定されたストレージ・シ ステムのゲートウェイを設 定します。 -user <ユーザー名> ストレージ・システムのロ グイン・ユーザー名を設定 します。 -password <パスワード> ストレージ・システムのロ グイン・パスワードを設定 します。 -storagename ストレージ名 指定されたストレージ・ システムの名前を設定しま す。 -ヘルプ ヘルプ画面を表示します。 初期化処理は開始されませ ん。 -ipv6mode automatic | disable | [manual –globalprefix prefix –ipv6gateway ipv6gateway] IPv6ネットワークの構成タ イプを指定します。詳細に ついては、以下のIPv6構成 タイプ・テーブルを参照し てください。IPv6はCX4シ リーズ・システムでのみサ ポートされます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 表2 IPv6構成タイプに基づくIPv6パラメータ値(CX4シリーズ・システムのみ) 既 存 の 構 成 タイ プ (Initialization Utilityを開いたとき に表示されるもの) 新しい構成タイプ (構成タイプを変更した後に表示されるもの) 無効化 無効化 自動 すべてのIPv6パラメー タが空白で、グレー表 示されます。 IPv4が使用されます 現在のIPv6パラメータ は表示されますが、編 集できません。 自動 すべての IPv6パラ メータが [未定] に設定さ れます* すべてのIPv6パ ラメータが空白 で、グレー表示 されます* IPv4が使用され ます 手動 リンク・ ローカ ル: 未定* グローバ ルIP: 未定* グローバ ル・プリ フィック ス: 空白/編集可能 ゲート ウェイ: 空白/編集可能 リンク・ ローカ ル: 表示可能** グローバ ルIP: 表示可能** グローバ ル・プリ フィック ス: 表示可能/編集可能 ** ゲート ウェイ: 表示可能/編集可能 ** EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 21 既 存 の 構 成 タイ プ (Initialization Utilityを開いたとき に表示されるもの) 手動 リンク・ ローカ ル: 表示可能 グローバ ルIP: 表示可能 グローバ ル・プリ フィック ス: 表示可能/ 編集可能 ゲート ウェイ: 表示可能/ 編集可能 新しい構成タイプ (構成タイプを変更した後に表示されるもの) すべてのIPv6パ ラメータが空白 で、グレー表示 されます*IPv4 が使用されます 現在のIPv6 リンク・ ローカル・ パラメータ が表示され ます。他は すべて[未 定]に設定 されます** *構成タイプを[無効化]から[自動]または[マニュアル]に、あるいは[自動]または[マニュアル]か ら[無効化]に変更した後、ストレージ・システムを自動再起動することで新しい値が設定されます。再起 動が完了すると、Initialization Utilityを再び開いて新しいIPv6の値を表示します。 **構成タイプを[マニュアル]から[自動]に、または[自動]から[マニュアル]に変更した後は、 再起動の必要はありません。 22 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド ホスト・エージェントとServer Utilityのどちらをインストールするか の決定 アプリケーションでの必要に応じて、接続されたサーバにホスト・ エージェントまたはServer Utility、または両方をインストールでき ます。 両方のアプリケーションをインストールする場合は、ホスト・エー ジェントのインストール前か、インストール後にバージョン6.22.20以 降のServer Utilityをインストールする必要があります。Server Utility の登録機能が無効になり、ホスト・エージェントが、サーバのNIC またはiSCSI HBAのストレージ・システムへの登録に使用されます。 バージョン6.22.20以前のServer Utilityでは、ホスト・エージェントとServer Utilityを同じサーバにインストールすることはできません。ただし、同じ ストレージ・システムに接続されている別々のサーバにインストールする ことはできました。 アプリケーションを両方ともインストールせずに、Server Utilityの 機能の一部を使用する場合、Server Support CDからServer Utility を実行できます。 Navisphere Expressが稼働するAX4-5シリーズまたはAXシリーズのス トレージ・システムを使用する場合、Server Utilityのみインストール できます。ホスト・エージェントは、Navisphere Managerが実行さ れているCX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリー ズ、AXシリーズのストレージ・システムでのみサポートされます。 表3は、ストレージ・システムに接続しているサーバでのホスト・ エージェントとServer Utilityの相違についての説明です。 使用するServer Utilityのバージョンによっては、 表3 に示されている機能 の一部は使用できません。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 23 表3 ホスト・エージェントとServer Utilityの相違 機能 ホスト・エージェント Server Utility LUNのマッピングお よびOSの情報をスト レージ・システムに 転送 あり:LUNマッピング情 報は、LUNアイコンの横の Manager UIに表示される か、-lunmapinfoを使用して CLIに表示される。 AX4-5 シ リ ー ズ お よ び AX シ リーズのストレージ・システム あり:LUNマッピング情報はLUNアイコン の横のManager UIに表示されるか、-lunmapinfo コ マ ン ド を 使 用 し てCLI に 表 示 さ れ る 。 Navisphere Expressでは、この情報が[仮 想ディスクの管理]ページに表示される。 注:Manager UIのホスト名アイコンの横には「手動 による登録済み」というテキストが表示され、この サーバの登録にホスト・エージェントを使用しなかっ たことが示されます。 CX4 シ リ ー ズ 、CX3 シ リ ー ズ 、 お よ び CX シ リ ー ズ の ス ト レ ー ジ ・ シ ス テ ム なし:LUNマッピング情報はストレージ・シ ステムに送信されない。サーバの名前、ID、IPアド レスのみがストレージ・システムに送信される。 注:Manager UIのホスト名アイコンの横には「手動 による登録済み」というテキストが表示され、この サーバの登録にホスト・エージェントを使用しなかっ たことが示されます。 自動的に実行し、情 報をストレージ・シ ステムに送信 あり:ユーザーによる対話 処理は不要である。 AX4-5 シ リ ー ズ お よ び AX シ リーズのストレージ・システム あり:Registration Service機能を有効また は無効にすることにより、ストレージ・システムに サーバ情報を自動送信するかどうかを制御できる(表 の最後の「注」を参照)。この機能は、Server Utility のインストール時に自動で有効に設定されるが、 Microsoft UIの[サービス]オプションを使用して いつでも停止できる。 CX4 シ リ ー ズ 、CX3 シ リ ー ズ 、 お よ び CX シ リ ー ズ の ス ト レ ー ジ ・ シ ス テ ム あり:Registration Service機能を有効または 無効にすることにより、ストレージ・システムにサー バ情報を自動送信するかどうかを制御できる(表の最 後の「注」を参照)。この機能は、Server Utilityのイ ンストール時に自動で有効に設定されるが、Microsoft UIの[サービス]オプションを使用していつでも停止 できる。サーバの名前、ID、IPアドレスのみがスト 24 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 機能 ホスト・エージェント Server Utility レージ・システムに送信されます。LUNマッピング 情報は送信されません。 HA(高可用性)の検 証 なし:Server Utilityをインス トールすることなくCDから Server UtilityのHA検証機能 を実行可能にする。 AX4-5 シ リ ー ズ お よ び AX シ リーズのストレージ・システム 現在はサポートされていない。 CX4 シ リ ー ズ 、CX3 シ リ ー ズ 、 お よ び CX シ リ ー ズ ・ ス ト レ ー ジ ・ シ ス テ ム あり:HA検証機能は、フェイルオーバー・ソ フトウェアがサーバにインストールされているかどう か、ストレージ・システムのサーバと各SP間に動作し ているパスが存在するかどうかを検証する。 ストレージ・システ ムへのネットワーク 接続が必要 あり:ネットワーク接続に より、LUNマッピング情報 をストレージ・システムか ら取得できるようになる。 AX4-5 シ リ ー ズ お よ び AX シ リーズのストレージ・システム なし:LUNマッピング情報はデータ・パス を経由してストレージ・システムに送信される。 CX4 シ リ ー ズ 、CX3 シ リ ー ズ 、 お よ び CX シ リ ー ズ の ス ト レ ー ジ ・ シ ス テ ム なし:LUNマッピング情報はストレージ・シ ステムに送信されない。Server Utilityを使用して高可 用性レポートをストレージ・システムにアップロード する場合は、ネットワーク接続を利用する必要がある ことに注意してください。 インストールが必要 あり:サーバにホスト・ エージェントをインストー ルする必要がある。 AX4-5 シ リ ー ズ お よ び AX シ リーズのストレージ・システム なし:CDからServer Utilityの実行が可能で ある。ただし、ユーティリティはサーバにインストー ルすることを推奨します。登録サービス機能(上述) を使用する場合は、インストールする必要がある。 CX4 シ リ ー ズ 、CX3 シ リ ー ズ 、 お よ び CX シ リ ー ズ の ス ト レ ー ジ ・ シ ス テ ム なし:CDからServer Utilityの実行が可能であ る。ただし、ユーティリティはサーバにインストール することを推奨します。登録サービス機能を使用する 場合は、インストールする必要がある。 注:ホスト・エージェントとバージョン6.22.20以降のServer Utilityの両方をインストールすると、Server Utilityの登録サービス機能はインストールされません。バージョン6.22.20以前のServer Utilityでは、ホスト・ エージェントとServer Utilityを同じサーバにインストールすることはできません。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 25 ホスト・エージェント、Server Utility、CLIの必要条件 ホスト・エージェント、CLI、Server Utilityのいずれかを使用するに は、サーバが以下の必要条件を満たす必要があります。 サポートされているバージョンのWindows Server 2008、Windows Server 2003、またはWindows 2000オペレーティング・システム が実行されていること。 ファイバ・チャネル接続の場合は、EMC CLARiXがサポートす るHBAハードウェアが取り付けられ、ドライバがインストール されていること。 各ストレージ・システム内の少なくとも1つのSP(可用性を高め るには2つのSP)に直接、スイッチ経由、またはハブ経由で接続 していること。各SPにはIP接続が必要です。 ホスト・エージェントおよびCLIのみ:ストレージ・システムの 少なくとも1つのSP(可用性を高めるには2つのSP)に接続され たTCP/IPネットワーク上に存在すること。TCP/IPネットワー ク接続により、サーバがLUNマッピング情報をストレージ・シ ステムに送信できるようになるほか、Navisphere Managerま たはCLIがネットワーク経由でストレージ・システムと通信で きるようになります。 サーバのストレージ・システムを管理するために使用する、以 下を含むリモート・ホストへのTCP/IPネットワーク接続が構成 されていること。 z Manager 6.Xにアクセスするために使用するブラウザを備え たサーバ z ストレージ・マネジメント・サーバ・ソフトウェアを実行し ているWindows Server 2008、Windows Server 2003、または Windows 2000サーバ z CLIを実行しているAIX、HP-UX、Linux、VMware ESX Server、NetWare、Solaris、Windows Server 2003、Windows 2000サーバ サーバでCLIを使用してリモート・サーバのストレージ・システム を管理する場合は、リモート・サーバ、およびリモート・サーバ のストレージ・システムの各SPの両方に接続されたTCP/IPネット ワークに、サーバを接続する必要があります。リモート・サーバで は、AIX、HP-UX、Linux、Solaris、Windowsの各オペレーティン グ・システムを実行できます。 26 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド お使いのホスト・エージェントのバージョンに対して必要な、サーバのオペ レーティング・システムと、ストレージ・システムのFLAREおよびAccess Logixソフトウェアのリビジョンについての個別の情報は、EMC Powerlink Webサイトからホスト・エージェントのリリース・ノートを参照してくださ い。このWebサイトへのアクセス方法については、「 最新情報の確認 」 (11ページ)を参照してください。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 27 Navisphereホスト・エージェントとCLIのインストールまたは削除 重要 Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品イ ンストール・ガイド」(P/N 300-004-281)を参照してください。 システムが仮想マシンかどうか判断できない場合は、システム管 理者にお問い合わせください。 既存のホスト・エージェント構成を変更する場合は、以下のセク ションを参照してください。 ホスト・エージェントをインストールし、Server Utilityの機能を使用する場 合は、「 ホスト・エージェントとServer Utilityのどちらをインストー ルするかの決定 」(23ページ)を参照してください。 WindowsサーバへのNavisphereホスト・エージェントのインストール Windows仮想マシンにホスト・エージェントをインストールするに は、バージョン6.26.7以降をインストールする必要があり、仮想マシ ンにはiSCSIイニシェータ・ソフトウェアがインストールされている 必要があります。バージョン6.26.7以前では、Windows仮想マシンに ホスト・エージェントをインストールできません。サポートされて いるWindowsとiSCSIイニシエータのバージョンについては、ESX Server互換性ガイドを参照してください。 ご使用の構成に該当する最新バージョンのNavisphereホスト・エー ジェント ソフトウェアをインストールすることを推奨します。 PowerlinkのWebサイト(CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリー ズ、AX4-5シリーズ)またはストレージ・システム・サポートWebサ イト(AXシリーズ)にあるソフトウェアのダウンロード・ページか ら最新版をダウンロードできます。サーバ・サポートCD(任意のス トレージ・システム)からソフトウェアをインストールすることも できますが、このCDには、ご使用の構成に対応する最新版のソフト ウェアが収録されていない可能性があります。 1. WindowsサーバにAdministratorまたは管理者権限を持つユー ザーとしてログインします。 28 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 2. バージョン6.26より前のホスト・エージェントを実行している場 合は、インストールを続行する前に削除する必要があります。 3. Navisphere Managerを使用するCX4シリーズ、CX3シリーズ、CX シリーズ、AX4-5シリーズのストレージ・システムに対応したソ フトウェアをダウンロードするには、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphereホスト・エージェント のバージョンを選択し、ソフトウェアをサーバに保存する オプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 4. Navisphere Managerを使用するAXシリーズ・ストレージ・シス テムに対応したソフトウェアをダウンロードするには、次の手 順を実行します。 a. ストレージ・システムのサポートWebサイトで、ソフトウェ アをダウンロードするリンクを選択します。 b. Navisphereホスト・エージェント/CLIのダウンロードに進 み、ソフトウェアをサーバに保存するオプションを選択し ます。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 5. サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システム)からソフ トウェアをインストールするには、以下を実行します。 a. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグ レード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステ ムをNavisphere Managerにアップグレードする場合に使用) に付属のサーバ・サポートCDを挿入します。 サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポー ト・メニューが表示されない場合は、次のステップに従って 開いてください。Windows Server 2008 Coreシステムを使用 している場合、サーバ・サポート・メニューは開かれませ ん。実行可能プログラムを起動する方法については、手順 6に進んでください。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 29 Windowsタスクバーで、 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択 します。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックス に、以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK] をクリックします。 b. メイン・メニューから、[サーバへの製品のインストール] を選択します。 [製品のインストール]ページが表示されます。 c. [Navisphereホスト エージェント]を選択します。 6. Windows Server 2008 Coreシステムの場合は、次の手順に従い ます。 a. CDドライブ(例:d:)に移動します。 b. Windowsホスト・エージェント・ディレクトリに移動しま す。 cd windows\naviagent c. 次の実行可能プログラムを起動します。 NaviAgent.exe 7. インストール画面の指示に従って、Navisphereホスト・エージェ ントをインストールします。 Navisphereホスト・エージェント・ソフトウェアがWindows サーバにインストールされます。デフォルトのインストール先 フォルダを選択した場合、ソフトウェアは、Windows Server 2008および2003(32ビット)またはWindows 2000システムでは C:\Program Files\EMC\Navisphere Agentディレクトリに、 Windows Server 2008および2003(64ビット)システムの場合は C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Agentディレクトリに インストールされます。 30 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Navisphereホスト・エージェントのインストールが終了する と、[Initialize Privileged User List]ダイアログ・ボックス が表示されます。 8. [Initialize Privileged User List]ダイアログ・ボックスで、以 下を実行します。 [Config File]フィールドにファイル・エントリーが入って いる場合、ホスト・エージェント構成ファイルは、以前の Agentのインストールによりサーバ上にすでに存在していま す。[Use Existing File]を選択してこの構成ファイルを使用 するか、または[Browse]を選択して別のファイルを使用し ます。ホスト・エージェント構成ファイルには、このサーバ のログイン名のリストが含まれています。Privileged User List に記載されているログイン・ユーザーだけがCLIコマンドをス トレージ・システムに送信できます。 [Config File]フィールドにファイル・エントリーが含ま れていない場合、ホスト・エージェント構成ファイルはこ のサーバ上には存在しません。[Create/Overwrite File]を 選択し、agent.configファイルを参照します。次にユーザー を管理者ユーザーの一覧(このサーバのログイン名)に追 加する必要があります。Privileged User Listに記載されてい るログイン・ユーザーだけがCLIコマンドをストレージ・ システムに送信できます。 Privileged User Listには少なくとも1つのエントリーがなければならず、 そうでない場合はエラー・メッセージが表示されます。 一覧にユーザーを追加するには、以下の手順に従います。 [追加]をクリックして[管理者ユーザーの追加]ダイアロ グ・ボックスを開きます。 [ユーザー名]の下の[管理者ユーザーの追加]ダイアロ グ・ボックスで、管理者など個人アカウントのユーザー名 を入力します。 [システム名]に、Navisphere Managerを実行するホストの 名前(Host4など)を入力し、[OK]をクリックします。 一覧から管理者ユーザーを削除するには、以下の手順に従い ます。 管理者ユーザー名を選択し、[削除]をクリックします。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 31 9. [OK]をクリックし、新しい管理者ユーザーの一覧と新規構成 ファイルの両方またはどちらか一方を保存します。 新しい管理者ユーザーが追加されたホスト・エージェント構成 ファイルが保存され、ホスト・エージェントが起動します。 10. [Navisphere Agent Setup]ダイアログ・ボックスで、[完 了]をクリックします。 コマンド・ライン・ウィンドウが開き、ホスト・エージェントの サービスが開始されていることが示されます。 11. サーバの再起動を求めるプロンプトが表示されたら、[はい]を クリックします。 Microsoft iSCSI Software Initiatorを実行する前に再起動しない と、NICイニシエータはストレージ・システムにログインで きません。 12. ホスト・エージェントを更新し、イベント・モニターを使用して いた場合は、前にコピーしたNavimon.cfgファイルから、次の手 順に従ってイベント・モニターの構成をリストアします。 a. エージェントを停止します。 WindowsサーバにAdministratorまたは同等の権限を持つ ユーザーとしてログインします。 [サービス]パネルを開きます。 z デスクトップの[マ イ コ ン ピ ュ ー タ ]を右ク リックして、[管 理 ]>[サ ー ビ ス と ア プ リ ケーション]>[サービス]の順に選択します。 または、 z [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管 理]>[サービスとアプリケーション]>[サービ ス]の順に選択します。 [サービス]パネルが開きます。 32 [サービス]パネルで、[Navisphere Agent]を右ク リックし、[停止]を選択します。 エージェント・サービスの停止要求についての確認メッ セージが表示されたら、[はい]をクリックし、[サー ビス]パネルまたはダイアログ・ボックスを閉じます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド b. 保存したNavimon.cfgを現実のNavimon.cfgファイルに移動 またはコピーします。 c. エージェントを起動します。 WindowsサーバにAdministratorまたは同等の権限を持つ ユーザーとしてログインします。 [サービス]パネルを開きます。 z デスクトップの[マ イ コ ン ピ ュ ー タ ]を右ク リックして、[管 理 ]>[サ ー ビ ス と ア プ リ ケーション]>[サービス]の順に選択します。 または、 z [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管 理]>[サービスとアプリケーション]>[サービ ス]の順に選択します。 [サービス]パネルが開きます。 [サービス]パネルで、[Navisphere Agent]を右ク リックし、[開始]を選択します。 システムのスタートアップ時にホスト・エージェントが 自動的に開始されるようにするには、次の手順を実行 します。 z [Navisphere Agent]を右クリックして、 [Properties]を選択します。 [Navisphere Agent のプロパティ]ダイアログ・ボッ クスが開きます。 z [全般]タブを選択します。 z [スタートアップの種類]で、[自動]を選択しま す。 これで、システムのスタートアップ時にホスト・エー ジェントが自動的に開始されるようになります。 [コンピュータの管理]を閉じます。 アプリケーションがストレージ・システムを使用している 場合や、SPイベント・ログのサイズが大きくホスト・エー ジェント構成ファイルが設定されていない場合は、ホス ト・エージェントの開始に数分かかることがあります。 13. インストール・ウィザードを終了するには、[完了]をクリッ クします。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 33 14. マルチホーム・ホスト(複数のNICカードがホストにインストー ルされている)がある場合は、agentID.txtファイルを作成して、 エージェントが正しいNICカードを検出できるようにします。 マルチホーム・ホスト・マシンとは、複数のIPアドレスで複数のネット ワークに接続するマシンであり、物理的に複数のデータ・リンクに接続 しています。それらのデータ・リンクは、同じネットワーク上にある 場合もあれば、別々のネットワーク上にある場合もあります。マルチ ホーム・ホストにNavisphereホスト・エージェントをインストールする と、Navisphereホスト・エージェントは、デフォルトでホスト内の最初 のNICにバインドします。マルチホーム・ホストで対象のCLARiXスト レージ・システムに正常にホスト・エージェントを登録するには、ホス ト・エージェントを特定のNICにバインドするように構成する必要があ ります。そのためには、agentID.txtファイルをセットアップします。 a. 特殊書式設定を追加しないテキスト・エディタを使用して、 agentID.txt(大文字と小文字を区別)という名前のファイ ルを作成します。次のいずれかを実行して、このファイル を保存します。 agentID.txt フ ァ イ ル の 保 存 先 に 対 し て 、 EV_AGENTID_DIRECTORY環境変数を設定しま す。Navisphereホスト・エージェントが、指定した場所に agentID.txtファイルがあるかどうかを検索します。 EV_AGENTID_DIRECTORY環境変数で場所を指定し ない場合、Navisphereホスト・エージェントは、レジ ストリ・エントリーHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\EMC\Agent\1.0\ConfigPathで指定した場所に agentID.txtファイルがあるかどうかを検索します。この場 所は、通常、C:\Program Files\emc\ Navisphere Agent です。 EV_AGENTID_DIRECTORYまたはHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\EMC\Agent\1.0\ConfigPathが存 在しない場合は、C:\ディレクトリにagentID.txtファイ ルを作成してください。 b. 以下の2つの個別の行をagentID.txtファイルに、特殊書式設 定なしで追加します。 34 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 最初の行:ホストの完全修飾ホスト名 2 番 目 の 行 : Navisphereエ ー ジ ェ ン ト で 使 用 す る HBA/NICポートのIPアドレス たとえば、ドメインmydomain.com上のホストの名前が host28であり、ホストに2つのHBA/NICがあり(IPアドレ ス192.111.222.2のHBA1/NIC1と、IPアドレス192.111.222.3の HBA2/NIC2)、ホスト・エージェントでNIC 2を使用する場 合、agentID.txtを以下のように構成します。 host28.mydomain.com 192.111.222.3 agentID.txtファイルには、書式設定なしのこれら2つの行しか含めな いようにします。前述のとおり、最初の行にはホスト名を含め、2 番目の行にはHBA/NICポートのIPアドレスを含めます。どちらの 行も末尾は改行にします。この結果、カーソルは3番目の行にきま すが、この行にはテキストはありません。 c. agentID.txtファイルを保存します。 d. ホスト・エージェントを再起動します。 e. ホスト・エージェントが再起動したら、以下のいずれかを実 行して、ホスト・エージェントがagentID.txtファイルに入力 された正しいIPアドレスを使用していることを確認します。 Navisphere Managerで、ホストIPアドレスがagentID.txt ファイルに入力されたのと同じIPアドレスであることを 確認します。このアドレスが同じであれば、agentID.txt ファイルは正しく構成されています。 新規のHostIdFile.txtファイルを表示します。agentID.txt ファイルに入力したIPアドレスが表示されます。 15. ホスト・エージェントをCDからインストールした場合、[メ イン メニュー]>[終了]の順に選択して、サーバ・サポー ト・メニューを閉じます。CDはこの時点でサーバのCDドライ ブから取り出せます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 35 16. Navisphere Agentがインストールされていることを[プログラム の追加と削除]ダイアログ・ボックスを使用して確認します。 WindowsサーバへのNavisphere CLIのインストール EMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のNavisphere CLIソフト ウェアをインストールすることを推奨します。PowerlinkのWebサイ ト(CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズ)ま たはストレージ・システム・サポートWebサイト(AXシリーズ) にあるソフトウェアのダウンロード・ページから最新版をダウン ロードできます。サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システ ム)からソフトウェアをインストールすることもできますが、この CDには、ご使用の構成に対応する最新版のソフトウェアが収録さ れていない可能性があります。 1. Windowsサーバに、Administratorまたは管理権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. CLIの以前のバージョンがすでにインストールされている場合 は、インストールを続行する前に削除する必要があります。既存 のバージョンに上書きしてインストールすることはできません。 3. CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズのス トレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードする には、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphereホスト・エージェント /CLIのバージョンを選択し、ソフトウェアをサーバに保存す るオプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 4. Navisphere Managerを使用するAXシリーズ・ストレージ・シス テムに対応したソフトウェアをダウンロードするには、次の手 順を実行します。 a. ストレージ・システムのサポートWebサイトで、ソフトウェ アをダウンロードするリンクを選択します。 b. Navisphere CLIのダウンロードに進み、ソフトウェアをサー バに保存するオプションを選択します。 36 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 5. サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システム)からソフ トウェアをインストールするには、以下を実行します。 a. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグ レード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステ ムをNavisphere Managerにアップグレードする場合に使用) に付属のサーバ・サポートCDを挿入します。 サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポー ト・メニューが表示されない場合は、次のステップに従って 開いてください。Windows Server 2008 Coreシステムを使用 している場合、サーバ・サポート・メニューは開かれませ ん。実行可能プログラムを起動する方法については、手順 6に進んでください。 Windowsタスクバーで、 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択 します。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックス に、以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK] をクリックします。 b. メイン・メニューから、[サーバへの製品のインストー ル]を選択します。[製品のインストール]ページが表示さ れます。 c. [Navisphere CLI]を選択します。 以前にインストールしたCLIのバージョンを削除しなかった場合 は、前のバージョンのソフトウェアが検出されたためにそのソフ トウェアを削除するまではインストールを続行できないことを示 すメッセージが表示されます。 6. Windows Server 2008 Coreシステムの場合は、次の手順に従い ます。 a. CDドライブ(例:d:)に移動します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 37 b. Windows Navisphere CLIディレクトリに移動します。 cd windows\navicli c. 次の実行可能プログラムを起動します。 NaviCLI.exe 7. インストール画面の指示に従い、Navisphere CLIをインストー ルします。 8. インストールが完了したら、[完了]をクリックしてウィザー ドを終了します。 これで、Navisphere CLIソフトウェアがWindowsサーバにイン ストールされました。デフォルトのインストール先フォルダを 選択した場合、ソフトウェアは、以下のいずれかの場所にイ ンストールされます。 Windows Server 2008および2003(32ビット)またはWindows 2000のシステム C:\Program Files\EMC\Navisphere CLI Windows Server 2008および2003(64ビット)システム C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere CLI 9. Navisphere CLIをCDからインストールした場合、[メイン メ ニュー]>[終了]の順に選択して、サーバ・サポート・メ ニューを閉じます。CDはこの時点でサーバのCDドライブか ら取り出せます。 10. Navisphere CLIがインストールされていることを[プログラムの 追加と削除]ダイアログ・ボックスを使用して確認します。 Windowsサーバからのホスト・エージェントの削除 サイト固有の情報を失わないようにするため、ホスト・エージェント の構成ファイル(agent.config)とイベント・モニターの構成ファイル (Navimon.cfg)を安全な場所にコピーするか、Navisphereソフトウェアを 削除する前に名前を変更します。 38 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 1. 削除するホスト・エージェントが実行されているWindowsサー バに、Administratorまたは同等の権限を持つユーザーとして ログインします。 2. 次の手順に従って、ホスト・エージェントを停止します。 a. [サービス]パネルを開きます。 デスクトップの[マ イ コ ン ピ ュ ー タ ]を右ク リックして、[管 理 ]>[サ ー ビ ス と ア プ リ ケ ー シ ョ ン ]>[サ ー ビス ]の順に選択します。 または、 [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管 理]>[サービスとアプリケーション]>[サービス] の順に選択します。 [サービス]パネルが開きます。 b. ホスト・エージェントを停止します。 [サービス]パネルで、[Navisphere Agent]を右ク リックし、[停止]を選択します。 エージェント・サービスの停止要求についての確認メッ セージが表示されたら、[はい]をクリックします。 c. [サービス]パネルを閉じます。 3. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 4. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 5. Navisphere Host Agentを選択し、[変更と削除]または[プロ グラムのアンインストールまたは変更]をクリックします。 6. Navisphere Agentディレクトリを完全に削除するかどうかを確認 するメッセージが表示されたら、[はい]または[いいえ]を クリックします。[はい]を選択すると、agent.configおよび Navimon.cfgファイルが格納されたNavisphere Agentディレクト リが完全に削除されます。このファイルには、サーバから送られ てきたサイト固有のエージェント構成情報がすべて記述されてい ます。[はい]をクリックすると、続行するかどうかを確認する メッセージが確認ダイアログに表示されます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 39 7. Navisphere Agentディレクトリを完全に削除する場合は[は い]をクリックし、このディレクトリの削除を取り消す場合は [いいえ]をクリックします。 WindowsサーバからNavisphere CLIの削除 1. 削除するCLIが実行されているWindowsサーバで、Administrator または同等の権限を持つユーザーとしてログインします。 2. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 3. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 4. Navisphere CLIを選択し、[変更と削除]または[プログラム のアンインストールまたは変更]をクリックします。 5. 削除の確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックして ソフトウェア・プログラム削除の手順に従います。 40 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド イベント・モニター構成ファイルの使用 Navisphereホスト・エージェントにより、ストレージ・システムの イベントを監視し、指定されたイベントが発生した場合にはメール を送信したりポケットベルで通知したりするアクションを実行でき ます。Navisphere Managerに付属のイベント・モニターでは、これ らのイベントとアクションを対話型で定義できます。イベント・ モニターを使用しない場合でも、イベント・モニター構成ファイ ルを編集することによって、それらのイベントやアクションを定 義することが可能です。 Windows Server 2008および2003(32ビット)またはWindows 2000のシステム C:\Program Files\EMC\Navisphere Agent\Navimon.cfg Windows Server 2008および2003(64ビット)システム C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Agent\Navimon.cfg このファイルは自己記述型です。つまり、このファイル内のテキスト では、イベントや、イベント発生時に実行するアクションの定義方 法を記述します。「Navisphere Command Line Interface Reference」 で説明されているように、ファイルの編集後、Navisphere CLIの responsetestコマンドを使用してファイルをテストできます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 41 Navisphereホスト・エージェントの実行 このセクションでは、ホスト・エージェントの接続テストと、開始 および停止について説明します。 Navisphereホスト・エージェントの起動と停止 ここでは、ホスト・エージェント・サービスを開始および停止す る方法を説明します。また、サーバに接続されたストレージ・シ ステムの構成方法についても説明します。 ストレージ・システムが大量の入出力トラフィックを扱う(アプリケーショ ンがストレージ・システムを使用している)とき、情報がホスト・エージェ ントに適切なタイミングで報告されず、結果として、ホスト・エージェント によるストレージ・システム管理タスクの実行に数分間かかる場合があり ます。この動作は、1つのホスト・エージェントが複数のストレージ・シ ステムを管理しているときに最も顕著です。また、SPのイベント・ログの サイズが大きく、ホスト・エージェント構成ファイルがすべてのイベント を読み込むように設定されている場合、ホスト・エージェントの起動に数 分かかる場合があります。 ホスト・エージェントを起動 1. WindowsサーバにAdministratorまたは同等の権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. [サービス]パネルを開きます。 デス ク トッ プ の[ マ イ コ ン ピ ュ ー タ ]を 右 ク リックして、[管理]>[サービスとアプリ ケ ー シ ョ ン ]>[サ ー ビ ス ]の順に選択します。 または、 [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管理] >[サービスとアプリケーション]>[サービス]の順 に選択します。 [サービス]パネルが開きます。 3. [サービス]パネルで、[Navisphere Agent]を右クリック し、[開始]を選択します。 42 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 4. システムのスタートアップ時にホスト・エージェントが自動的に 開始されるようにするには、次の手順を実行します。 a. [Navisphere Agent]を右クリックして、[Properties] を選択します。 [Navisphere Agent のプロパティ]ダイアログ・ボック スが開きます。 b. [全般]タブを選択します。 c. [スタートアップの種類]で、[自動]を選択します。 5. [コンピュータの管理]を閉じます。 これで、システムのスタートアップ時にホスト・エージェントが自 動的に開始されるようになります。 次のような場合、ホスト・エージェントが開始されるまで数分かか ることがあります。 アプリケーションがストレージ・システムを使用している。 SPイベント・ログのサイズが大きく、ホスト・エージェント構成 ファイルが設定されていない。 ホスト・エージェントの停止 1. WindowsサーバにAdministratorまたは同等の権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. [サービス]パネルを開きます。 デス ク トッ プ の[ マ イ コ ン ピ ュ ー タ ]を 右 ク リックして、[管理]>[サービスとアプリ ケ ー シ ョ ン ]>[サ ー ビ ス ]の順に選択します。 または、 [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管理] >[サービスとアプリケーション]>[サービス]の順 に選択します。 [サービス]パネルが開きます。 3. [サービス]パネルで、[Navisphere Agent]を右クリック し、[停止]を選択します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 43 4. エージェント・サービスの停止要求についての確認メッセージが 表示されたら、[はい]をクリックし、[サービス]パネルま たはダイアログ・ボックスを閉じます。 ホスト・エージェントの接続テスト 次の作業に進む前に、以下のようにしてホスト・エージェントの接 続をテストすることを推奨します。 1. 「Navisphereホスト・エージェントの起動と停止」(42ペー ジ)の説明に従って、ホスト・エージェントを起動します。 2. コンソール上、およびオペレーティング・システムのログにエ ラーが報告されていないかを調べ、エージェントが正常に起動し てデバイス・エラーが発生しなかったことを確認します。 3. 以下の手順に従って、サーバ上のホスト・エージェントがスト レージ・システムを認識できることを確認します。 a. 次 のCLI コ マ ン ド を 入 力 し ま す 。 naviseccli |navicli [-d <デバイス名>]| -h <ホス ト名> port -list -hba -dスイッチと-hスイッチの両方を指定することはできません。 ここで、各スイッチと値の意味は次のとおりです。 [-d <デバイス名>]は、ストレージ・システムのデバイス名 です(従来型システムでのみサポート)。 -h <ホスト名>は、SPのIPアドレスです。 サーバ内の各HBAに対して、以下のような出力が表示され ます。SAN(共有ストレージ)環境内のストレージ・シス テムの場合、接続されたすべてのホスト内のHBAが出力に 含まれます。 Information about each HBA: HBA UID: 10:00:00:60:B0:3E:46:AC:10:00:00:60:B0:3E:46:AC Server Name: siux134 Server IP Address: 128.221.208.134 HBA Model Description: HBA Vendor Description: HBA Device Driver Name: 44 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Information about each port of this HBA: SP Name: spa HBA Devicename: sp0 Trusted: NO Logged In: YES Source ID: 1 Defined: YES Initiator Type: 0 Storage Group Name: Storage Group 134 b. 出力の中で、ホストに装着された各HBAの情報を検証して、 HBAからSPへのパスを確認します。 ホスト・エージェントのステータスとエラーのログ システムの稼働中、オペレーティング・システムはホスト・エー ジェントのイベントおよびエラーについての情報を履歴管理し、こ の情報をサーバ上のログ・ファイルに記録します。 ホスト・エージェントのエラー・ログは、ホスト・エージェントの 起動、シャットダウン、発生したエラー(構成ファイルに定義され たデバイスにホスト・エージェントがアクセスできないなど)につ いての情報を記録します。問題が発生した場合、ログ・ファイルの 情報がトラブルシューティングを開始するために役立ちます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 45 Navisphere Server Utilityのインストールと削除 このセクションでは、Navisphere Server Utilityをインストールする 方法について説明します。 重要 Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品インス トール・ガイド」(P/N 300-004-281)を参照してください。シス テムが仮想マシンかどうかわからない場合は、システム管理者に お問い合わせください。Microsoft iSCSI Initiatorを使用する場合、 Microsoft iSCSI Software Initiatorをインストールする必要がありま す。これは、iSCSI接続を構成する際にNavisphere Server Utilityでこ のイニシエータを使用するためです。 Microsoft iSCSI Software Initiatorのダウンロードおよびインストール(Windows 2000ま たはWindows Server 2003ホストのみ) 1. Webブラウザを開き、Microsoft Webサイトにアクセスしま す。http://www.microsoft.com 2. [Downloads]ページに移動します。 3. 「iscsi initiator」を検索します。 4. サポートされた最新のイニシエータ・ソフトウェアと関連ドキュ メントを選択し、ダウンロードします。 CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズのストレージ・システ ムでサポートされるソフトウェアについては、Powelink Webサ イトのE-Lab™ Interoperability Navigatorを参照してください。 AX4-5シリーズまたはAXシリーズのストレージ・システムでサ ポートされるソフトウェアについては、ストレージ・システムの サポートWebサイトの[インストール]ページにある「サポー ト・マトリックス」を参照するか、ストレージ・システムのサ ポートWebサイトの[技術概要]セクションの「サポートされる 構成」を参照してください。 ダウンロードするファイルを確認する 46 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド a. [マイ コンピュータ]を右クリックして、[管理]>[シス テム情報]>[システムの概要]の順に選択します。 または、 [スタート]>[管理ツール]>[コンピュータの管理] >[システム ツール]>[デバイス マネージャ]の順に 選択します。 b. [システム タイプ]または[コンピュータ]オプションを表 示します。x86と表示されている場合、32ビット・システム を使用しています。IA64、AMD64、またはx64と表示され ている場合、64ビット・システムを使用しており、適切な 64ビット・バージョンをインストールする必要があります (IAまたはAMD)。 5. 適切なソフトウェアをダウンロードしたら、実行可能プログラム をダブルクリックしてインストール・ウィザードを開き、初期画 面で[次へ]をクリックします。 6. 実行しているPowerPath®のバージョンに応じて、[Installation Options]画面で、以下のいずれかを選択します。 PowerPath iSCSIは、CX3シリーズおよびCXシリーズのストレージ・ システムでは使用できません。 PowerPath 4.6以降(AX4-5、CX4、CX3、およびCXシリーズ) とPowerPath iSCSI 1.1以降(AX150およびAX100シリーズ) PowerPath 4.6以降を使用している場合は、イニシエータがWindows Server 2003サーバ上にある場合のみ[Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI]を選択します。 NICの場合、[Initiator Service]、[Software Initiator]、 [Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI]を選択 してから、[次へ]をクリックします。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 47 [Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI]オプションを 選択していない場合、インストーラによりMicrosoft iSCSI DSMファ イルとコアMS MPIOファイルのアンインストールが試みられます。 ただし、PowerPath 4.6以降に同梱されているDSMなど、別のDSMが インストールされている場合、コアMS MPIOファイルはアンインス トールされません。セットアップ・ウィザードにより、MS MPIOで サポートされているデバイス・リストがチェックされ、別のDSMが インストールされているかどうかが判別されます。 iSCSI HBAの場合、[Initiator Service]、[Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI]を選択してから、[次へ] をクリックします。 iSCSI HBA用の[Software Initiator]は選択しないでください。 PowerPath 4.5.1以前 NICの場合、[Initiator Service]および[Software Initiator] を選択し、[次へ]をクリックします。 [Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI]は選択しない でください。 iSCSI HBAの場合、[Initiator Service]を選択して、[次 へ]をクリックします。 [Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI]と[Software Initiator]はどちらも選択しないでください。 7. ライセンス契約を読み、[次へ]をクリックしてソフトウェアを インストールします。 8. 新規インストールの場合は、完了画面で[Finish]をクリック します。アップグレードの場合は、更新を適用するためにシス テムを再起動する必要があります。自動的に再起動するには、 [Finish]をクリックします。後で再起動するには、[Do not restart now]を選択して、[Finish]をクリックします。NICを 48 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 使用していて、次のセクションでTCP/IPの登録設定を変更する 場合は、ここでリブートする必要はありません。 iSCSI HBAを使用している場合は、QLogic SANsurferソフトウェ アをダウンロードしてインストールします。 重要 iSCSI Initiator アイコンがデスクトップに表示されても、このア イコンを使用してiSCSI HBAを構成しないでください。QLogic SANsurferユーティリティを使用します。 WindowsサーバへのNavisphere Server Utilityのインストール 重要 Windows 64ビット・オペレーティング・システムでMicrosoft iSCSI Initiatorを見つけるためには、バージョン6.28以降(Windows Server 2008ホスト)またはバージョン6.26以降(Windows Server 2003ホス ト)のNavisphere Server Utilityを実行する必要があります。 EMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のNavisphere Server Utilityソフトウェアをインストールすることを推奨します。 PowerlinkのWebサイト(CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリー ズ、AX4-5シリーズ)またはストレージ・システム・サポートWebサ イト(AXシリーズ)にあるソフトウェアのダウンロード・ページか ら最新版をダウンロードできます。サーバ・サポートCD(任意のス トレージ・システム)からソフトウェアをインストールすることも できますが、このCDには、ご使用の構成に対応する最新版のソフト ウェアが収録されていない可能性があります。 PowerPath 4.6以降を実行している場合は、Navisphere Server Utilityのバー ジョン6.22.20以降をインストールする必要があります。 バージョン2.19以前 のNavisphere Server Utilityが実行されているAX100シリーズ・ストレージ・ システムにのみサーバが接続されているときに、AX150シリーズ・ストレー ジ・システムを追加する場合は、AX150シリーズのシステムに付属するバー ジョンのNavisphere Server Utilityをインストールする必要があります。 1. Windowsサーバに、Administratorまたは管理権限を持つユー ザーとしてログインします。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 49 2. CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズのス トレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードする には、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphereホスト・エージェント のバージョンを選択し、ソフトウェアをサーバに保存する オプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 3. AXシリーズ・ストレージ・システムに対応したソフトウェアを ダウンロードするには、次の手順を実行します。 a. ストレージ・システムのサポートWebサイトで、ソフトウェ アをダウンロードするリンクを選択します。 b. Navisphere Server Utilityのダウンロードに進み、ソフトウェ アをサーバに保存するオプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 4. サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システム)からソフ トウェアをインストールするには、以下を実行します。 a. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグ レード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステ ムをNavisphere Managerにアップグレードする場合に使用) に付属のサーバ・サポートCDを挿入します。 サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポー ト・メニューが表示されない場合は、次のステップに従って 開いてください。Windows Server 2008 Coreシステムを使用 している場合、サーバ・サポート・メニューは開かれませ ん。実行可能プログラムを起動する方法については、手順 5に進んでください。 Windowsタスクバーで、 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択 します。 50 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックス に、以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK] をクリックします。 b. プロンプトに応じて、言語を選択します。 c. メイン・メニューの[サーバへの製品のインストール]をク リックします。 d. [製品のインストール]メニューから、[Navisphere Server Utility]をクリックしてInstallation Wizardを起動します。 5. Windows Server 2008 Coreシステムの場合は、次の手順に従い ます。 a. CDドライブ(例:d:)に移動します。 b. Windows Server Utilityディレクトリに移動します。 cd windows\navi_server_utility c. 次の実行可能プログラムを起動します。 Navisphere_Server_Utility.exe 6. インストール画面上の指示に従って操作し、すべてのデフォルト 設定を受け入れます。 ホスト・エージェントがインストールされていない場合は、 [Registration Service]機能を無効にしないでください(デフォルトで は有効になっています)。Registration Service機能を使用すると、イン ストール後に自動的にサーバのNICまたはHBAがストレージ・システム に登録され、サーバ構成を変更するたびに(たとえば、新規ボリューム のマウント、新規パーティションの作成など)サーバ更新情報がスト レージ・システムに送信されます。 ホスト・エージェントがインストールされている場合、Server Utility のバージョン6.22.20以降をインストールすると、Server Utilityの Registration Service機能がデフォルトで無効になるため、インストー ルしないことを推奨します。Server Utilityのバージョン6.22.20より前 のものについては、同一サーバ上でホスト・エージェントと共存さ せることができません。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 51 7. Microsoft iSCSI Initiatorを使用してストレージ・システムに接続 するサーバにServer Utilityをインストールする場合は、プロンプ トが表示されたときに[はい]を選択します。 8. インストールが完了したら、[完了]をクリックしてウィザー ドを終了します。 9. Server UtilityをCDからインストールた場合、[メイン メニュー] >[終了]の順に選択して、サーバ・サポート・メニューを閉じ ます。CDはこの時点でサーバのCDドライブから取り出せます。 WindowsサーバからのServer Utilityの削除 1. 削除するServer Utilityが実行されているWindowsサーバに、 Administratorまたは同等の権限を持つユーザーとしてログイン します。 2. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 3. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 4. Navisphere Server Utilityを選択し、[変更と削除]または[プ ログラムのアンインストールまたは変更]をクリックします。 5. 削除の確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックして ソフトウェア・プログラム削除の手順に従います。 HAVレポート・ファイルを保存するかどうかを確認するメッセージが表 示され、[No]をクリックした場合、生成されたすべての高可用性レ ポートが削除されます。 52 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド TCP/IPのレジストリ設定の変更 重要 6.24.1.4.0より前のバージョンのNavisphere Server Utilityを実行して いて、Microsoft iSCSI構成を使用している場合は、このセクションを 読むことが推奨されます。6.24.1.4.0より前のバージョンのNavisphere Server Utilityを実行しているすべてのMicrosoft iSCSIクラスタ構成に 対して、このセクションは必須です。 ネットワーク・トラフィック全般ではなく、主にiSCSIトラフィック に使用されるNICについては、NICがただちに着信TCPセグメント を確認するようにネットワーク設定を変更することで、パフォー マンスは向上します。6.24.1.4.0より前のバージョンのNavisphere Server Utilityを実行している場合、パフォーマンスを向上させるに は、TCP/IPのレジストリ設定を次に示すように手動で変更する必要 があります。Navisphere Server Utilityのバージョン6.24.1.4.0以降を 実行している場合は、Server Utilityの[iSCSI 用 NIC(ネットワー ク インタフェース)の最適化]オプションを使用できます。この オプションの詳細については、Server Utilityのオンライン・ヘル プを参照してください。 ! 注意 次のセクションでは、TCP/IPレジストリ設定の変更について説明 しています。レジストリを変更する前に、それを必ずバックアップ し、問題が生じた場合にレジストリをリストアする方法を理解して おく必要があります。レジストリのバックアップ、リストア、編集 の方法については、次のリンクをクリックしてMicrosoftサポート技 術情報を参照してください。http://support.microsoft.com/kb/256986/ オペレーティング・システムのタイプに応じて、以下の該当する手 順にしたがい、iSCSIトラフィックの送信用のネットワーク・イン タフェース用のTCP/IPの設定を変更し、着信TCPセグメントを即 時に認識できるようにします。 Windows Server 2003 SP1以降 1. どのIPアドレスまたはDHCP IPアドレスがiSCSIトラフィックに 使用されるかを判別します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 53 2. レジストリ・エディタを起動します。 a. [スタート]>[実行]の順に選択します。 b. Regeditと入力して、[OK]をクリックします。 3. 次のレジストリ・サブキーを見つけてクリックします。 [HKEY_LOCAL_MACHINE] > [SYSTEM] > [CurrentControlSet] > [Services] > [Tcpip] > [Parameters]>[Interfaces] インタフェースが、自動生成されたGUIDにより、 Interfacesフ ォ ル ダ の 下 に リ ス ト さ れ ま す ( 例 : 064A622F-850B-4C97-96B3-0F0E99162E56)。 4. 各インタフェースGUIDをクリックして、次のステップを実行し ます。 a. iSCSI ト ラ フ ィ ッ ク に 使 用 さ れ るIPAddress ま た はDhcpIPAddress パ ラ メ ー タ を選択します。 b. [編集]>[新規]>[DWORD 値]の順にクリックし ます。 c. 新規の値をTcpAckFrequencyと名付け、それに値1を割り当 てます。 5. レジストリ・エディタを終了します。 6. 変更を有効にするには、Windowsを再起動します。 Windows 2000 SP3以降 1. どのIPアドレスまたはDHCP IPアドレスがiSCSIトラフィックに 使用されるかを判別します。 2. レジストリ・エディタを起動します。 a. [スタート]>[実行]の順に選択します。 b. Regeditと入力して、[OK]をクリックします。 3. 次のレジストリ・サブキーを見つけてクリックします。 [HKEY_LOCAL_MACHINE] > [SYSTEM] > [CurrentControlSet] > [Services] > [Tcpip] > [Parameters]>[Interfaces] 54 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド インタフェースが、自動生成されたGUIDにより、 Interfacesフ ォ ル ダ の 下 に リ ス ト さ れ ま す ( 例 : 064A622F-850B-4C97-96B3-0F0E99162E56)。 4. 各インタフェースGUIDをクリックして、次のステップを実行し ます。 a. iSCSI ト ラ フ ィ ッ ク に 使 用 さ れ るIPAddress ま た はDhcpIPAddress パ ラ メ ー タ を選択します。 b. [編集]>[新規]>[DWORD 値]の順にクリックし ます。 c. 新規の値をTcpDelAckTicksと名付け、それに値0を割り当 てます。 5. レジストリ・エディタを終了します。 6. 変更を有効にするには、Windowsを再起動します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 55 Navisphere Server Utilityの実行 このセクションでは、Server Utilityの開始および使用方法について 説明します。Server Utilityはサーバまたはサーバ・サポートCDか ら実行できます。 Windowsサーバの場合、Utilityの登録サービス機能を使用するには、サー バにバージョン6.20以降のServer Utilityをインストールする必要がありま す。この機能は、サーバ情報をストレージ・システムに対して自動的に更 新します。 WindowsサーバでNavisphere Server Utilityを起動 1. Navisphere Server Utilityを実行するには、[スタート]>[プ ログラム]>[EMC]>[Navisphere]>[Navisphere Server Utility]の順に選択するか、または[スタート]>[すべてのプ ログラム]>[EMC]>[Navisphere]>[Navisphere Server Utility]の順に選択します。 2. プロンプトに応じて、言語を選択します。 Utilityのテキスト・ベース・バージョンは、Utilityのインストール時に自 動的にインストールされます。テキスト・ベース・バージョンを起動す るには、コマンド・プロンプトでcd C:\Program Files\EMC\Navisphere Server Utilityまたはcd C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Server Utilityと入力し、次にNaviServerUtilCLI.exeと入力します。 WindowsサーバでNavisphere Server UtilityをCDから起動 1. Windowsサーバに、Administratorまたは管理権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグレー ド・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステムを Navisphere Managerにアップグレードする場合に使用)に同梱さ れたサーバ・サポートCDを挿入します。 56 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポート・ メニューが表示されない場合は、次のステップに従って開い てください。 Windowsタスクバーで、 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択し ま す。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスに、 以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK]をク リックします。 3. メイン・メニューから、[CDからの製品の実行]を選択します。 [製品の実行]ページが表示されます。 4. [Navisphere Server Utility]を選択します。 Navisphere Server Utilityの使用 Navisphere Server Utilityを使用して、次の機能を実行できます。 ストレージ・システムにおけるサーバ情報の更新 このサーバで iSCSI 接続を構成する (Microsoft イニシエータのみ) 高可用性レポートの生成 スナップショット・タスクの実行(Navisphere Expressのみ) Navisphere Server Utility(高可用性レポートを生成した後に手動で 確認する方法を含む)の使用法については、ユーティリティの[ヘ ルプ]メニューから[ヘルプ]をクリックします。ユーティリティ のテキスト・バージョンを実行している場合、[スタート]>[プ ログラム]>[EMC]>[Navisphere]>[Navisphere Server Utility Help]の順に選択するか、または[スタート]>[すべての プログラム]>[EMC]>[Navisphere]>[Navisphere Server Utility Help]の順に選択します。コマンド・ラインを使用して高可 用性レポートを生成するには、次のセクションに進んでください。 コマンド・ラインを使用した高可用性レポートの生成 高可用性オプションを選択すると、サーバが高可用性に対応するよ う構成され、それぞれのストレージ・システムSPに対して最低1つの EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 57 接続パスを確保し、PowerPathまたはVMwareネイティブのような他 のフェイルオーバー・ソフトウェアが動作していることが検証され ます。このユーティリティは、Windows Server 2008などのネイティ ブ・フェイルオーバー・ソフトウェアは検出しません。 コマンド・ライン使用して高可用性レポートを生成するには、コマン ド・ウィンドウを開き、以下のいずれかのコマンドを入力します。 cd C:\Program Files\EMC\Navisphere Server Utility または cd C:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Server Utility、次に naviserverutilcli havと入力します。 この検証後に、要約のレポートがユーティリティ側で生成され、 サーバに保存されます。naviserverutil havコマンドに-uploadスイッ チを発行する場合、ユーティリティは指定のストレージ・システ ムにもレポートを送信します。 高可用性レポートの生成: サーバ状態の確認 ストレージ・システムへソフトウェアをインストールするため の準備 AX4システムのみ:新しいソフトウェアをインストールするために Navisphereソフトウェア・アシスタントを使用する場合にだけ、-uploadス イッチを使用してストレージ・システムにHAレポートをアップロードし ます。ソフトウェアの更新には、ndu -installコマンドではなく、ソフト ウェア・アシスタントを使用することを強く推奨します。-ndu installコ マンドでは、ソフトウェア・アシスタントと同一のインストール前の検証 が実行されません。ソフトウェア・アシスタントは、Navisphere Service Taskbarに含まれています。 サーバ状態の確認 コマンド・ラインを使用してサーバの高可用性ステータスを定期的 に確認するには、naviserverutilcli hav[-directory | -d 出力ディレク トリ] コマンドを発行します。 ここで、各スイッチと値の意味は次のとおりです。 58 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド -directory | -d 出力ディ レクトリ レポートを保存するサーバのディレクトリを指定しま す。このスイッチは、CDからServer Utilityを実行して いる場合のみ必要です。それ以外の場合、レポートは Navisphere Server Utilityのインストール・ディレクトリ に自動的に保存されます。 Server Utilityをサーバにインストールして、ディレクト リを指定している場合、指定したそのディレクトリは、 Server Utilityのインストール先のディレクトリよりも優 先されます。 ストレージ・システムへソフトウェアをインストールするための準備 高可用性レポートの生成をストレージ・システム・ソフトウェアの 更新の必要条件にしている場合、ストレージ・システムにソフト ウェアをインストールする前に、このレポートをストレー ジ ・シ ステム にア ップ ロー ドす る必要 があ りま す。 HAレポートを生成してアップロードするには、ユーティリティをイ ンストールしたディレクトリで次のコマンドを入力します。 naviserverutilcli hav -upload -ip IPアドレス |-h IPアドレス|ネット ワーク名 -user|-u ユーザー名 -password|-p ユーザーのパスワード -scope|-s スコープ・レベル -secfilepath セキュリティ・ファイル・ パス -port 443|2163 [-directory | -d 出力ディレクトリ] こ こで 、各ス イッ チと 値の 意味 は次の とお りで す。 -ip <IPアドレ ス> レポートをアップロードするストレージ・システムのSP のIPアドレスを指定します。このスイッチは-hスイッチ と一緒に使用できません。 -h <IPアドレ ス> | <ネッ トワーク名> レポートをアップロードするストレージ・システムのSP のIPアドレスまたはネットワーク名を指定します。このス イッチは-ipスイッチと一緒に使用できません。 -user | -u < ユーザー名> ストレージ・システムのログイン名を指定します。この スイッチは、 -password | -p および-scope | -sスイッ チと一緒に使用する必要があります。このスイッチは -secfilepathスイッチと一緒に使用できません。 -password | -p <ユー ストレージ・システムへのアクセスに必要なパスワード を指定します。このスイッチは、-user | -uおよび-scope EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 59 ザー・パス ワード> | -sスイッチと一緒に使用する必要があります。このス イッチは-secfilepathスイッチと一緒に使用できません。 -scope | -s <スコープ・ レベル> このユーザー名とパスワードの、ストレージ・システム に対するアクセス・レベルを指定します(0 = グローバ ル、1 = ローカル、2 = LDAP)。このスイッチは、-user | -uおよび -password | -p スイッチと一緒に使用する 必要があります。このスイッチは-secfilepathスイッチ と一緒に使用できません。 -secfilepath <セキュリ ティ・ファイ ル・パス> 指定されたIPアドレスをセキュリティ・ファイルから検 索します。指定されたIPアドレスが見つからなかった場 合は、セキュリティ・ファイルのデフォルトのエント リーが使用されます。 このスイッチを実行するには、セキュリティ・ファイ ルが必要です。セキュリティ・ファイルの作成方法に ついては、「EMC Navisphere Command Line (CLI) Reference」を参照してください。 このスイッチを-user | -u、 -password | -p 、および -scope | -sスイッチと一緒に使用することはできません。 -port 443 | 2163 Navisphere Management Serverのポート番号を指定し ます。デフォルトは、443。 -directory | -d 出力ディ レクトリ レポートを保存するサーバのディレクトリを指定しま す。このスイッチは、CDからServer Utilityを実行して いる場合のみ必要です。それ以外の場合、レポートは Navisphere Server Utilityのインストール・ディレクトリ に自動的に保存されます。 Server Utilityをサーバにインストールして、ディレクト リを指定している場合、指定したそのディレクトリは、 Server Utilityのインストール先のディレクトリよりも優 先されます。 HAレポートのアップロード後 サーバの高可用性を検証する場合、Server Utilityを実行するだけで なく、次の点を手動で確認することを強く推奨します。 60 ソフトウェアおよびハードウェアのサポート状況の確認:す べてのソフトウェアおよびハードウェアが、EMCのE-Lab™ Interoperability Navigatorとサポート・マトリックスに従ってサ ポートされていること。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド このツールはサポート対象のスイッチ・ファームウェアを実行してい るかどうかは検証しません。また、冗長スイッチ(推奨)を使用して いるかどうかも検証しません。 ストレージ・システム・ソフトウェアのアップグレード:ス トレージ・システム・ソフトウェアのオンライン・アップグ レードを実行しようとしているかどうか、HBAやLUNを追加し たかどうか、接続を変更したかどうか(パスの追加またはゾー ンの変更)。 z ソフトウェアおよびハードウェアがサポートされており、 EMCのE-Lab Interoperability Navigatorとサポート・マトリッ クスに応じた相互運用が実行できていること。 z 更新中にサーバがアクセスするすべてのLUNがパス管理ソ フトウェアの制御下にあること。PowerPathおよびDMPを 実行しているサーバの場合、レポートの[Details]タブの [Failover Software]セクションを参照してこれらのLUNの 場所を確認します。リストにない場合、ソフトウェアの更新 中、サーバはLUNへアクセスできません。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 61 Admhost Utilityのインストールと削除 Admhost UtilityがサポートされているMicrosoft Windowsプラット フォームは、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows 2000だけです。これらのオペレーティング・システムのサポートさ れているバージョンについては、「Admhostリリース・ノート」を 参照してください。 Admhost Utilityは、VMware Windows仮想マシンにのみインストー ルできます。 重要 Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品イ ンストール・ガイド」(P/N 300-004-281)を参照してください。 システムが仮想マシンかどうか判断できない場合は、システム管 理者にお問い合わせください。 WindowsサーバへのAdmhost Utilityのインストール EMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のAdmhost Utilityソフト ウェアをインストールすることを推奨します。PowerlinkのWebサイ ト(CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズ)ま たはストレージ・システム・サポートWebサイト(AXシリーズ) にあるソフトウェアのダウンロード・ページから最新版をダウン ロードできます。サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システ ム)からソフトウェアをインストールすることもできますが、この CDには、ご使用の構成に対応する最新版のソフトウェアが収録さ れていない可能性があります。 1. Windowsサーバに、Administratorまたは管理者権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. 既存のリビジョンに上書きする形で、Admhostをインストール することはできません。Admhostがすでにインストールされて いる場合は、「WindowsサーバからのAdmhost Utilityの削除」 (65ページ)を参照してください。 3. CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズのス トレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードする には、次の手順を実行します。 62 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のAdmhost Utilityのバージョンを選 択し、ソフトウェアをサーバに保存するオプションを選択 します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで実行可能形式のファイルを ダブルクリックし、インストール・ウィザードを起動します。 4. Navisphere Managerを使用するAXシリーズ・ストレージ・シス テムに対応したソフトウェアをダウンロードするには、次の手 順を実行します。 a. ストレージ・システムのサポートWebサイトで、ソフトウェ アをダウンロードするリンクを選択します。 b. ダウンロードする該当のAdmhost Utilityのバージョンを選 択し、ソフトウェアをサーバに保存するオプションを選択 します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで実行可能形式のファイルを ダブルクリックし、インストール・ウィザードを起動します。 5. サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システム)からソフ トウェアをインストールするには、以下を実行します。 a. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグ レード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステ ムをNavisphere Managerにアップグレードする場合に使用) に付属のサーバ・サポートCDを挿入します。 サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポー ト・メニューが表示されない場合は、次のステップに従って 開いてください。Windows Server 2008 Coreシステムを使用 している場合、サーバ・サポート・メニューは開かれませ ん。実行可能プログラムを起動する方法については、手順 6に進んでください。 Windows タ ス ク バ ー で 、 [スタート]>[ファイル名を指定して 実行]を選択します。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックス に、以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 63 ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK] をクリックします。 b. メイン・メニューから、[サーバへの製品のインストール] を選択します。 [製品のインストール]ページが表示されます。 c. [Admhost Utility]を選択し、次にサーバで実行されている Windowsオペレーティング・システムを選択します。利用 可能なオプションは、以下の3つです。 Admhost Windows Server 2008 Admhost Windows Server 2003 Admhost Windows 2000 6. Windows Server 2008 Coreシステムの場合は、次の手順に従い ます。 a. CDドライブ(例:d:)に移動します。 b. Windows Admhost Utilityディレクトリに移動します。 cd windows\san_copy_admhost c. 次の実行可能プログラムを起動します。 admhost_win2k8.exe 7. インストール画面の指示に従い、Admhost Utilityをインストー ルします。 8. インストールが完了したら、[終了]をクリックしてウィザー ドを終了します。 Admhostソフトウェアのインストールが完了しました。デフォ ルトのインストール先フォルダを選択した場合、admhostは ディレクトリC:\Program Files\EMC\Navisphere Admhostまた はC:\Program Files (x86)\EMC\Navisphere Admhostにインス トールされています。 9. Admhost UtilityをCDからインストールした場合は、[メイン メニュー]>[終了]の順に選択し、サーバ・サポート・メ 64 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド ニューを閉じます。CDはこの時点でサーバのCDドライブか ら取り出せます。 WindowsサーバからのAdmhost Utilityの削除 1. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 2. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 3. Navisphere Admhostを選択し、[変更と削除]または[プログ ラムのアンインストールまたは変更]をクリックします。 4. 削除の確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックして ソフトウェア・プログラム削除の手順に従います。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 65 Admhost Utilityの実行 以下の表に、admhostコマンドと、SAN Copyセッションにおける それらの機能についての説明を示します。 表4 66 Admhostの機能と説明 機能 概要 構文と例 admhost lun_activate admhost lun_activateコ マンドは、新規デバイス がないかどうかバスをス キャンし、まだドライブ 名が割り当てられていな いSymmetrixデバイスと CLARiXデバイスのすべて にドライブ名を割り当て る。 -lおよび-dの各スイッチ を使用すると、バスをス キャンして新しいデバイ スを探し、特定のWWN (World Wide Name)を 持つデバイスにドライブ 文字を割り当てることが できます。このコマンド は、その他のデバイスに はドライブ文字を割り当 てません。 admhost_activateを使 用しても新しいデバイス が見つからず、ドライブ 文字がすでにCLARiXと Symmetrixの論理ユニット に割り当てられている場 合、admhostはエラー・ メッセージを報告します。 admhost lun_activate [-l LUNのWWN -d ドライブ 名][-h] 各オプションの意味は以 下のとおりです。 -l LUNのWWNにより、ド ライブ名を割り当てるLUN のWWNを指定する(-dス イッチが必要)。 -d ドライブ名は、指定し たLUNに割り当てるドライ ブ名を示す(-lスイッチが 必要)。 -hを指定すると、ヘルプ・ メッセージが表示される。 admhost lun_activateコ マンドによって複数のデ バイスがアクティブ化さ れる場合、ドライブ文字 はリストの1番目のデバイ スに割り当てられます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 機能 概要 構文と例 admhost lun_deactivate admhost lun_deactivate コマンドは、デバイスを オフライン状態にして、 オペレーティング・シス テムからアクセスできな いようにします。このコ マンドは、ドライブ文字 を削除し、デバイスをマ ウント解除します。 ボリュームをオンライン状 態に戻すには、admhost lun_activateコマンドを使 用してください。 admhost lun_deactivate -o オブジェクト名 [-t オブ ジェクト・タイプ][-h] 各オプションの意味は以 下のとおりです。 -o オブジェクト名によ り、非アクティブにするデ バイスのドライブ名を指定 する。デバイス名を指定す ると、admhostは、デバ イスの検出、そのドライブ 名の削除、マウントの解除 を行い、それからデバイ スをオフラインにする。 -t オブジェクト・タイプ は、非アクティブにするデ バイスのオブジェクト・ タイプ(deviceまたは driveletter)を指定するオ プションのスイッチ。 -hを指定すると、ヘルプ・ メッセージが表示される。 admhost lun_flush admhost lun_flushコマ ンドは、指定されたデバ イス(オブジェクト名) の書き込みキャッシュ・ データすべてをディスク にフラッシュする。 admhost lun_flush [-h] -o オブジェクト名 [-t オブジェクト・タイプ device|driveletter] 各オプションの意味は以 下のとおりです。 -hを指定すると、ヘルプ・ メッセージが表示される。 -o オブジェクト名は、フ ラッシュするデバイスの 名前またはドライブ文字 を指定する。 -t オブジェクト・タイ プは、フラッシュするデ バイスのオブジェクト・ タイプ(deviceまたは EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 67 機能 概要 構文と例 driveletter)を指定するオ プションのスイッチ。 デバイス名を指定した場 合、admhostは対応する デバイスとドライブ文字 を識別します。 admhost lun_list 68 admhost lun_listコマン ドは、すべてのサーバ・ デバイスのドライブ名と WWNの一覧を作成する。 admhost lun_list [-h] [-l LUNのWWN] [-d オブジェ クト名] [-a 出力スタイル] 各オプションの意味は以 下のとおりです。 -hを指定すると、ヘルプ・ メッセージが表示される。 -l LUNのWWNは、一覧表 示するデバイスのWWNを 指定する。 -d オブジェクト名は、一 覧に表示するデバイスの ドライブ名または名前を 示す。 -a 出力スタイルは、代替 となる一覧表示の出力スタ イルを指定する。デフォル トのスタイルでは、論理 ユニットのドライブ文字 とWWNが一覧表示されま す。-aスイッチによって、 物理ドライブを出力スタイ ルとして指定できます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 機能 概要 構文と例 admhost help このadmhost helpコマ ンドは、各admhostコマ ンドの構文とAdmhost Utilityのバージョン番号を 表示する。 admhost help コ マ ンドの出力を以下 に 示 す 。Revision number:V1.1.0.0.0 0 Valid operations include:lun_flush, lun_activate, lun_deactivate, lun_list, and help.Valid types include:device and driveletter. admhost help EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 69 Admsnap Utilityのインストールと削除 admsnapは、SnapViewドライバがインストールされているストレー ジ・システムに接続されたすべてのサーバにインストールするこ とを推奨します。Admsnap UtilityがサポートされているMicrosoft Windowsプラットフォームは、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows 2000だけです。 重要 ストレージ・システムをFLARE OEバージョン02.19.xxx.5.yyy以上 にアップグレードしている場合、admsnapをバージョン2.9.x以上 にアップグレードする必要があります。FLAREをアップグレード する前に、お使いのオペレーティング・システムのバージョンで admsnapバージョン2.9.x以上がサポートされていることを確認して ください。「Admsnapリリース・ノート」を参照してください。 Windows仮想マシンを使用している場合は、「EMC CLARiX VMware ESXサーバおよび仮想マシン用サーバ・サポート製品インス トール・ガイド」(P/N 300-004-281)を参照してください。シス テムが仮想マシンかどうかわからない場合は、システム管理者に お問い合わせください。 インストールの前提条件 Admsnap Utilityをインストールして使用する前に、以下のこと を行う必要があります。 サポートされているCLARiXストレージ・システムにSnapView をインストールする。サポートされているストレージ・システ ムの一覧については、SnapViewおよびadmsnapのリリース・ ノートを参照してください。 同じCLARiXストレージ・システムでデータ・アクセス制御を 有効にする。 Windowsサーバ へのAdmsnap Utilityのインストール EMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のAdmsnap Utilityソフト ウェアをインストールすることを推奨します。PowerlinkのWebサイ ト(CX4シリーズ、CX3シリーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズ)ま たはストレージ・システム・サポートWebサイト(AXシリーズ) 70 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド にあるソフトウェアのダウンロード・ページから最新版をダウン ロードできます。サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システ ム)からソフトウェアをインストールすることもできますが、この CDには、ご使用の構成に対応する最新版のソフトウェアが収録さ れていない可能性があります。 1. Windowsサーバに、Administratorまたは管理権限を持つユー ザーとしてログインします。 2. admsnapがすでにインストールされている場合は、「Windows サーバからのAdmsnap Utilityの削除」(73ページ)以下を参 照してください。 インストール・プログラムでは、既存のリビジョンに上書きする形で admsnapをインストールできないため、削除ステップを実行する必 要があります。 3. Navisphere Managerを使用するCX4シリーズ、CX3シリーズ、CX シリーズ、AX4-5シリーズのストレージ・システムに対応したソ フトウェアをダウンロードするには、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のAdmsnap Utilityのバージョンを選 択し、ソフトウェアをサーバに保存するオプションを選択 します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで、現オペレーティング・ システムに対応する実行可能なファイルをダブルクリック し、インストール・ウィザードを起動します。 4. Navisphere Managerを使用するAXシリーズ・ストレージ・シス テムに対応したソフトウェアをダウンロードするには、次の手 順を実行します。 a. ストレージ・システムのサポートWebサイトで、ソフトウェ アをダウンロードするリンクを選択します。 b. Admsnap Utilityのダウンロード・セクションに進み、ソフト ウェアをサーバに保存するオプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで、現オペレーティング・ システムに対応する実行可能なファイルをダブルクリック し、インストール・ウィザードを起動します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 71 5. サーバ・サポートCD(任意のストレージ・システム)からソフ トウェアをインストールするには、以下を実行します。 a. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグ レード・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステ ムをNavisphere Managerにアップグレードする場合に使用) に付属のサーバ・サポートCDを挿入します。 サーバ・サポート・メニューが開きます。サーバ・サポー ト・メニューが表示されない場合は、次のステップに従って 開いてください。Windows Server 2008 Coreシステムを使用 している場合、サーバ・サポート・メニューは開かれませ ん。実行可能プログラムを起動する方法については、手順 6に進んでください。 Windows タ ス ク バ ー で 、 [スタート]>[ファイル名を指定して 実行]を選択します。 [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックス に、以下の情報を入力します。 ドライブ:\locales\en_US\start.html ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。[OK] をクリックします。 b. メイン・メニューから、[サーバへの製品のインストール] を選択します。 [製品のインストール]ページが表示されます。 c. [Admsnap Utility]を選択し、次にサーバで実行されている Windowsオペレーティング・システムを選択します。利用可 能なオプションは、以下のとおりです。 Admsnap Windows Server 2008 Admsnap Windows Server 2003 Admsnap Windows 2000 6. Windows Server 2008 Coreシステムの場合は、次の手順に従い ます。 a. CDドライブ(例:d:)に移動します。 b. Windows admsnap utilityディレクトリに移動します。 72 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド cd windows\snap_view_admsnap c. 次の実行可能プログラムを起動します。 admsnap_win2k8.exe 7. インストール画面の指示に従い、Admsnap Utilityをインストー ルします。 8. インストールが完了したら、[終了]をクリックしてウィザー ドを終了します。 デフォルトのインストール先フォルダを選択した場合、admsnap は、以下のいずれかの場所にインストールされます。 Windows Server 2008および2003(64ビット)システム C:\Program Files (x86)\EMC\ Navisphere Admsnap Windows Server 2008および2003(32ビット)またはWindows 2000のシステム C:\Program Files\EMC\Navisphere Admsnap 9. Admsnap UtilityをCDからインストールした場合は、[メイン メニュー]>[終了]の順に選択し、サーバ・サポート・メ ニューを閉じます。CDはこの時点でサーバのCDドライブか ら取り出せます。 WindowsサーバからのAdmsnap Utilityの削除 1. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 2. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 3. Navisphere Admsnapを選択し、[変更と削除]または[プログ ラムのアンインストールまたは変更]をクリックします。 4. 削除の確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックして ソフトウェア・プログラム削除の手順に従います。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 73 Admsnap Utilityの実行 admsnapコマンド実行について詳しくは、「EMC SnapView CLI (コマンド・ライン・インタフェース)リファレンス」を参照し てください。 74 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Navisphere Integratorのインストールと削除 Integratorは、Navisphere Managerを使用するCX4シリーズ、CX3シ リーズ、CXシリーズ、AX4-5シリーズ、AXシリーズのストレージ・ システムでサポートされます。 EMCでは、ご使用の構成に適した、最新版のNavisphere Integratorソ フトウェアをインストールすることを推奨します。最新バージョン は、Powerlink Webサイトにあるソフトウェアのダウンロード・ペー ジからダウンロードできます。サーバ・サポートCDからソフトウェ アをインストールすることもできますが、このCDには、構成に適合 する最新版のフトウェアが収録されていない可能性があります。 Navisphere Integratorがサポートするネットワーク管理ソフトウェアのリビ ジョンについては、Integratorのバージョンの該当するリリース・ノートを 参照してください。リリース・ノートは、http://Powerlink.EMC.comで入 手できます。リリース・ノートを表示するには、Powerlinkにログインし、 [Navigator]ドロップダウン・メニューから[ドキュメンテーションとホ ワイト・ペーパー]を選択します。 CA-Unicenter TNGによるNavisphere Integratorのインストール ここでは、CA-Unicenter TNGフレームワークによるNavisphere Integratorのインストール方法を説明します。 Integratorのインストール前に、次の操作を行う必要があります。 CA-Unicenter TNGをインストールする。 CA-Unicenter TNGをインストールして以来まだリブートしてい ない場合は、サーバをリブートする。 Integratorのインストール 1. 管理者または管理者権限を持つユーザーとしてWindows管理ス テーションにログインします。 2. Navisphere Integratorがすでにインストールされている場 合は、新しいバージョンのIntegratorをインストールする前 に、「Navisphere Integratorの削除」(83ページ)の指示に従っ て古いバージョンを削除します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 75 3. ストレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードす るには、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphere Integratorのバージョ ンを選択し、ソフトウェアを管理ステーションに保存する オプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したディレクトリで実行可能形式の ファイルをダブルクリックし、インストール・ウィザード を起動します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 4. サーバ・サポートCDからソフトウェアをインストールするに は、管理ステーションのCDドライブにNavisphere Integrator CDを挿入します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 [Navisphere Integrator Installer]ダイアログ・ボックスが表示 されない場合は、次の手順でインストールを開始してください。 a. Windowsタスクバーで、[スタート]を選択し、次に[ファ イル名を指定して実行]を選択します。 b. [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスで次の プログラム名を入力し、[OK]をクリックします。 <ドライブ>:\nisetup.exe ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。 5. EMC ControlCenter®と統合するかどうかを確認するメッセージ が表示されたら、[いいえ]をクリックします。 76 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド EMC ControlCenterと統合する場合は、「EMC ControlCenter Open Editionとの統合」(82ページ)を参照してください。 6. [次へ]をクリックして続行します。 [Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスにライ センス契約が表示されます。 7. ライセンス契約を読み、[はい]をクリックして同意します。 [CA Unicenter TNG Repository Information]画面が開きます。 デフォルトの値が表示されます。CA-Unicenter TNG管理ソフト ウェアで異なる値を指定しなかった場合は、正しい値が表示さ れています。 8. [リポジトリ]、[ユーザー名]、[パスワード]の各フィー ルドに情報を入力して、[次へ]をクリックします。 [Navisphere Integrator Setup - Navisphere Integrator Installation]画面が開きます。 9. [URL]ボックスで、Navisphere Managerソフトウェアをインス トールしたシステムのIPアドレスを入力します。 このシステムには、ストレージ管理サーバ・ソフトウェアがインストー ルされている必要があります。 10. [次へ]をクリックし、[Finish]をクリックします。 インストールが終了したら、マニュアル「EMC Navisphere Integrator Administrator’s Guide」(P/N 069001144)の説明に 従って、Navisphere Integratorのさまざまなパラメータの値を変 更できます。 HP OpenViewによるNavisphere Integratorのインストール ここでは、HP OpenView管理ソフトウェアによるNavisphere Integratorのインストール方法を説明します。 Integratorのインストール前に、次の操作を行う必要があります。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 77 Windows SNMPサービスとHP OpenViewをインストールする。 HP OpenViewをインストールして以来リブートしていない場合 は、サーバをリブートする。 Integratorのインストール 1. 管理者または管理者権限を持つユーザーとしてWindows管理ス テーションにログインします。 2. Navisphere Integratorがすでにインストールされている場 合は、新しいバージョンのIntegratorをインストールする前 に、「Navisphere Integratorの削除」(83ページ)の指示に従っ て古いバージョンを削除します。 3. ストレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードす るには、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphere Integratorのバージョ ンを選択し、ソフトウェアを管理ステーションに保存する オプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで実行可能形式のファイルを ダブルクリックし、インストール・ウィザードを起動します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 4. サーバ・サポートCDからソフトウェアをインストールするに は、管理ステーションのCDドライブにNavisphere Integrator CDを挿入します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 [Navisphere Integrator Installer]ダイアログ・ボックスが表示 されない場合は、次の手順でインストールを開始してください。 a. Windowsタスクバーで、[スタート]を選択し、次に[ファ イル名を指定して実行]を選択します。 78 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド b. [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスで次の プログラム名を入力し、[OK]をクリックします。 <ドライブ>:\nisetup.exe ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。 5. EMC ControlCenter®と統合するかどうかを確認するメッセージ が表示されたら、[いいえ]をクリックします。 EMC ControlCenterと統合する場合は、「EMC ControlCenter Open Editionとの統合」(82ページ)を参照してください。 6. [次へ]をクリックして続行します。 [Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスにライ センス契約が表示されます。 7. ライセンス契約を読み、[はい]をクリックして同意します。 [Setup Status]画面が開き、インストールの進行状況に関す る情報が表示されます。これには数秒の時間がかかる場合もあ ります。 8. [NMM Console Output Display]ダイアログ・ボックスが表示 された場合は、そのボックスを閉じます。 [Navisphere Integrator Setup - Navisphere Integrator Installation]画面が開きます。 9. [URL]ボックスで、Navisphere Managerソフトウェアをインス トールしたシステムのIPアドレスを入力します。 このシステムには、ストレージ管理サーバ・ソフトウェアがインストー ルされている必要があります。 インストールが終了すると、[Navisphere Integrator Setup] ダイアログ・ボックスが開き、[ InstallShieldウィザードの終了 ] メッセージが表示されます。 10. [Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスで、 [Finish]をクリックします。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 79 インストールが終了したら、マニュアル「EMC Navisphere Integrator Administrator’s Guide」(P/N 069001144)の説明に従って、 Navisphere Integratorのさまざまなパラメータの値を変更できます。 Tivoli NetViewによるNavisphere Integratorのインストール ここでは、Tivoli NetView管理ソフトウェアによるNavisphere Integratorのインストル方法を説明します。 Integratorのインストール前に、次の操作を行う必要があります。 Windows SNMPサービスとTivoli NetViewをインストールする。 Tivoli NetViewをインストールして以来リブートしていない場合 は、サーバをリブートする。 Integratorのインストール 1. 管理者または管理者権限を持つユーザーとしてWindows管理ス テーションにログインします。 2. Navisphere Integratorがすでにインストールされている場 合は、新しいバージョンのIntegratorをインストールする前 に、「Navisphere Integratorの削除」(83ページ)の指示に従っ て古いバージョンを削除します。 3. ストレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードす るには、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphere Integratorのバージョ ンを選択し、ソフトウェアを管理ステーションに保存する オプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで実行可能形式のファイルを ダブルクリックし、インストール・ウィザードを起動します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 4. サーバ・サポートCDからソフトウェアをインストールするに は、管理ステーションのCDドライブにNavisphere Integrator CDを挿入します。 80 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 [Navisphere Integrator Installer]ダイアログ・ボックスが表示 されない場合は、次の手順でインストールを開始してください。 a. Windowsタスクバーで、[スタート]を選択し、次に[ファ イル名を指定して実行]を選択します。 b. [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスで次の プログラム名を入力し、[OK]をクリックします。 <ドライブ>:\nisetup.exe ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。 5. EMC ControlCenter®と統合するかどうかを確認するメッセージ が表示されたら、[いいえ]をクリックします。 EMC ControlCenterと統合する場合は、「EMC ControlCenter Open Editionとの統合」(82ページ)を参照してください。 6. [次へ]をクリックして続行します。 [Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスにライ センス契約が表示されます。 7. ライセンス契約を読み、[はい]をクリックして同意します。 [Setup Status]画面が開き、インストールの進行状況に関す る情報が表示されます。これには数秒の時間がかかる場合も あります。 [Navisphere Integrator Setup - Navisphere Integrator Installation]画面が開きます。 8. [URL]ボックスで、Navisphere Managerソフトウェアをインス トールしたシステムのIPアドレスを入力します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 81 このシステムには、ストレージ管理サーバ・ソフトウェアがインストー ルされている必要があります。 インストールが終了すると、[Navisphere Integrator Setup] ダイアログ・ボックスが開き、[ InstallShieldウィザードの終了 ] メッセージが表示されます。 9. [Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスで、 [Finish]をクリックします。 インストールが終了したら、マニュアル「EMC Navisphere Integrator Administrator’s Guide」(P/N 069001144)の説明に従って、 Navisphere Integratorのさまざまなパラメータの値を変更できます。 EMC ControlCenter Open Editionとの統合 このセクションでは、Navisphere IntegratorをEMC ControlCenter Open Editionとともにインストールする方法を説明します。以下の インストール手順を実行します。 1. 管理者または管理者権限を持つユーザーとしてWindows管理ス テーションにログインします。 2. Navisphere Integratorがすでにインストールされている場 合は、新しいバージョンのIntegratorをインストールする前 に、「Navisphere Integratorの削除」(83ページ)の指示に従っ て古いバージョンを削除します。 3. ストレージ・システムに対応したソフトウェアをダウンロードす るには、次の手順を実行します。 a. Powerlink Webサイトの右上にある[Navigator]ドロップ ダウン・メニューから、[ソフトウェアのダウンロード とパッチ]を選択します。 b. ダウンロードする該当のNavisphere Integratorのバージョ ンを選択し、ソフトウェアを管理ステーションに保存する オプションを選択します。 c. ソフトウェアを保存したフォルダで実行可能形式のファイルを ダブルクリックし、インストール・ウィザードを起動します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 82 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 4. サーバ・サポートCDからソフトウェアをインストールするに は、管理ステーションのCDドライブにNavisphere Integrator CDを挿入します。 InstallShieldウィザードは、インストール処理を自動的に開始 します。スプラッシュ画面の後に、[Navisphere Integrator Setup]ダイアログ・ボックスが表示されます。 [Navisphere Integrator Installer]ダイアログ・ボックスが表示 されない場合は、次の手順でインストールを開始してください。 a. Windowsタスクバーで、[スタート]を選択し、次に[ファ イル名を指定して実行]を選択します。 b. [ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスで次の プログラム名を入力し、[OK]をクリックします。 <ドライブ>:\nisetup.exe ここで、<ドライブ>はCDドライブ文字です。 5. [Navisphere Integrator Installer]ダイアログ・ボックスで、 [はい]をクリックしてEMC ControlCenterと統合します。 InstallShieldウィザードの指示に従い、インストール処理全体 を実行できます。 6. IPアドレスの入力を求められるまで、InstallShieldウィザードの デフォルト値すべてを受け入れます。 7. システムにより、Navisphere.idfファイルに追加するIPアドレス の入力を求められたら、SPのIPアドレス、またはManagerがイン ストールされているサーバのIPアドレスを入力します。 Navisphere Integratorの削除 新しいバージョンのNavisphere Integratorをインストールする前に、 古いバージョンのNavisphere Integratorを削除する必要があります。 1. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]または[ス タート]>[コントロール パネル]の順に選択し、コントロー ル・パネルを開きます。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 83 2. コントロール・パネルで、[プログラムの追加と削除]または [プログラムと機能]をダブルクリックします。 3. Navisphere Integratorを選択し、[変更と削除]または[プログ ラムのアンインストールまたは変更]をクリックします。 4. 削除の確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックして ソフトウェア・プログラム削除の手順に従います。 84 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Navisphere Integratorの使用 Navisphere Integratorの使用方法の詳細については、「EMC Navisphere Integrator Administrator’s Guide」を参照してください。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 85 InstallAnywhereパッケージを使用したサイレント・インストールおよ びアンインストール このセクションは、Navisphereサーバ・ソフトウェアのリリース6.26以降に 適用されます。6.26より前のバージョンをインストールする場合は、このガ イドのリビジョンA09以前を参照してください。 サイレント・インストールとサイレント・アンインストールでは、 コマンド・ライン・インタフェースを使用して、接続されている すべてのWindowsサーバでアプリケーションをインストールまた はアンインストールします。インストールまたはアンインストー ルを行うには、接続されているいずれかのサーバでレスポンス・ ファイルを作成する必要があります。セットアップ構成が保存され ているレスポンス・ファイルによって、接続されている残りのす べてのWindowsサーバに対するアプリケーションのインストール またはアンインストールを、ユーザーが入力しなくても1つのコマ ンドを使用して実行できます。 サイレント・インストールとサイレント・アンインストールは、次 のNavisphere製品でサポートされています。 86 Initialization Utility ホスト・エージェント Server Utility CLI Admsnap for Windows Server 2008 Admhost for Windows Server 2008 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド ホスト・エージェントは、Navisphere Expressがインストールされている AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステムではサポートされません。 Navisphere CLIは、Navisphere ExpressがインストールされているAXシリー ズのシステムではサポートされません。 サイレント・インストールの準備 サイレント・インストール手順を開始する前に、アップグレード と新規インストールのどちら(または両方)を行うのかを決定す る必要があります。新規インストールとアップグレードを同じ環 境で行う場合は、以下の手順を2回繰り返し、1回目に新規インス トール、2回目にアップグレードを行います。 サイレント・インストールおよびアンインストールは、システム管理者だ けが実行できます。 レスポンス・ファイルの作成 このセクションでは、レスポンス・ファイルを作成する方法につ いて説明します。レスポンス・ファイルにはセットアップ構成が 保存されるため、接続されているすべてのWindowsサーバへの Initialization Utility、ホスト・エージェント、Navisphere CLI、また はServer Utilityのインストールがコマンド1つで済みます。入力が 要求されないため、この種類のインストールはサイレント・イン ストールと呼ばれます。 1. サーバのドライブに、ストレージ・システムまたはアップグレー ド・キット(AX4-5シリーズまたはAXシリーズのシステムを Navisphere Managerにアップグレードする場合に使用)に同梱さ れたサーバ・サポートCDを挿入します。 2. メイン・メニューの[Browse CD Contents]をクリックします。 3. Windowsフォルダを選択してから、インストールするソフト ウェアのフォルダを選択します。たとえば、naviagentフォル ダを選択します。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 87 レスポンス・ファイルは、Initialization Utility、ホスト・エージェント、 Navisphere CLI、またはServer Utilityソフトウェア・パッケージに対 してのみ作成できます。 4. 実行可能形式のインストール・パッケージを、ローカル・ハー ド・ドライブ上のフォルダにコピーします。 5. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、実行可能形式のイン ストール・パッケージをコピーしたフォルダに移動します。たと えば、インストール・パッケージをC:ドライブのResponseFileと いうフォルダにコピーした場合は、コマンド・ウィンドウでcd ResponseFileと入力します。 6. 手順4でコピーした実行可能形式のインストール・パッケージに 従って、次のいずれかのコマンドを入力します。 NaviAgent.exe –r NaviCLI.exe –r NaviServerUtil.exe –r NaviInitTool.exe –r Admsnap_win2k8.exe –r Admhost_win2k8.exe –r 7. インストール・ウィザードの手順に従います。インストールが完 了すると、現在の作業ディレクトリにinstaller.propertiesという ファイルが作成されています。このファイルには、インストール 処理中のユーザーの応答内容が含まれています。 8. installer.propertiesファイルの名前を<ソフトウェア名>.properties に変更します。<ソフトウェア名>は、インストールしたソフト ウェアの名前です。たとえば、NaviAgent.propertiesのように なります。次のセクションに進んで、サイレント・インストー ルを実行します。 新規インストールとアップグレードを同じ環境で実行する場合 は、ファイルの名前を<ソフトウェア名>New.propertiesに変更 します。<ソフトウェア名>は、インストールしたソフトウェア の名前です。たとえば、NaviAgentNew.propertiesのようにな ります。 9. 新規インストールとアップグレードを同じ環境で実行する場合 は、手順4∼6を繰り返してから、installer.propertiesファイルの 88 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 名前を<ソフトウェア名>Upgrade.propertiesに変更します。<ソ フトウェア名>は、インストールしたソフトウェアの名前です。 たとえば、NaviAgentUpgrade.propertiesのようになります。 10. agent.configファイルの末尾に「user USERNAME@SYSTEMNAME」というテキストが表示されている場合は、レスポンス・ ファイルを編集し、USER_IDとSYSTEM_IDを追加する必要があ ります。またはinstaller -rをもう一度実行して正しいレスポン ス・ファイルを作成します。 11. プロパティ・ファイルを作業ディレクトリまたは共有ディレ クトリに移動します。 サイレント・インストールの実行 次の手順に従ってサイレント・インストールを実行します。 InstallAnywhereインストール・パッケージでは、UNCパスまたはドライ ブ・パスを使用できます。 1. 接続されている別のWindowsサーバ(レスポンス・ファイルを 作成したサーバ以外)で、コマンド・プロンプト・ウィンドウ を開きます。 2. 前のセクションで作成したプロパティ・ファイルの格納場所に応 じて、次のいずれかのコマンドを実行します。 プロパティ・ファイルが現在の作業ディレクトリにある場合 <ソフトウェア名>.exe -i silent -f <ソフトウェア名>.properties たとえば、NaviAgent.exe -i silent -f NaviAgent.propertiesの ようになります。または、新規インストールとアップグレー ドを同じ環境で実行する場合は、NaviAgent.exe -i silent –f NaviAgentNew.propertiesまたはNaviAgent.exe -i silent –f NaviAgentUpgrade.propertiesのようになります。 プロパティ・ファイルが共有にある場合 <ソフトウェア名>.exe -i silent –f \\UNC_PATH\<ソフト ウェア名>.properties たとえば、NaviAgent.exe -i silent –f \\UNC_PATH\NaviAgent.propertiesのようになります。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 89 プロパティ・ファイルをパスなしで指定した場合は、現在の作業ディ レクトリだけが検索されます。 3. インストール処理がサイレント・モードで開始されます。 4. 接続されている残りすべてのWindowsサーバ上で、手順2および3 を繰り返します。 サイレント・アンインストールの準備 次の手順に従ってサイレント・アンインストールを実行します。 1. サイレント・インストールを実行したWindowsサーバ上で、コマ ンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。 2. ソフトウェアをインストールしたディレクトリに移動し、次のコ マンドを入力します。 <ドライブ>:\<インストール・ディレクトリ>\<ソフトウェア名 >\uninstall.exe -i silent 3. 接続されている他のWindowsサーバ上でソフトウェアをアンイン ストールするには、手順1および2を繰り返します。 90 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド Copyright© 2004–2008 EMC Corporation.All Rights Reserved. このドキュメンに記載されている情報は、ドキュメントの出版日現時点の情報です。また情 報は予告なく変更されることがあります。 この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporationは、 このドキュメントに記載されている情報についていかなる種類の表現または保証もいたしかねま す。また、特に、特定の目的のための、市販性または適合性の暗黙の保証を否定します。 このドキュメントで説明されているいかなるEMCソフトウェアの使用、コピー、配布に関して も、適切なソフトウェア・ライセンスが必要です。 製品ラインに関する最新版の安全規格情報については、EMC Powerlinkの「テクニカル・ドキュ メントおよびアドバイザリ」セクションを参照してください。 最新のEMC製品名については、www.emc2.co.jpでEMC Corporationの商標を参照してください。 この文書に記載されているその他すべての商標は、各所有者の所有物です。 EMC CLARiX Windowsサーバ用サーバ・サポート製品インストール・ガイド 91