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平成27年度の事業概要/平成27年度の主な業績

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平成27年度の事業概要/平成27年度の主な業績
ごあいさつ
皆様におかれましては、ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます
平素より私ども千葉信用金庫に格別のご高配を賜
り、厚く御礼申し上げます。
このたび、理事長に就任いたしました宮澤英男で
ございます。
私は「地域とともに歩む」という金庫理念の実現に向け、お客様にとって最良
の金融機関を目指します。また、
「Face… To… Face」による営業活動を基本に、お
客様一人ひとりと良好なリレーションシップ構築を最優先に取り組んでいく所存
でございます。
何卒、一層のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
本年も、千葉信用金庫の考え方や経営方針ならびに業績などを皆様にご理解い
ただくため、ディスクロージャー誌「DISCLOSURE2016」を作成いたしました。
昨年度は、何事にも果敢に挑戦していく決意のもと、
「さらなる飛躍への挑戦!
~地域やお客様の成長・発展を目指して~」をスローガンに掲げ、地域社会やお
客様の成長・発展に貢献する取り組みを強化して、地域になくてはならない金融
機関を目指しました。
これからも、私ども千葉信用金庫は、皆様のご期待にお応えするため、役職員
一丸となって業務に取り組んでまいりますので、従前にも増してご支援・ご鞭撻
を賜りますよう、お願い申しあげます。
平成28年₇月
理事長 1
Chiba Shinkin Disclosure2016
宮 澤 英 男
プロフィール
設 立 大正13年₆月₄日
本店所在地 千葉市中央区中央₂丁目₄番₁号
出 資 金 19,002百万円
預 金 残 高 1,020,318百万円
貸出金残高 549,453百万円
店 舗 数 49店舗
職 員 数 838人
(平成28年₃月末現在)
営業区域
千葉県千葉市、木更津市、成田市、習志野市、市原市、船橋市、市川市、松戸市、佐倉市、八千代市、東金市、
鎌ヶ谷市、浦安市、四街道市、茂原市、君津市、袖ヶ浦市、八街市、印西市、香取市、館山市、鴨川市、
富津市、我孫子市、柏市、流山市、白井市、富里市、山武市、旭市(旧香取郡干潟町に限る)、南房総市、
大網白里市、印旛郡、山武郡(横芝光町は、旧横芝町に限る)、長生郡、香取郡、安房郡、夷隅郡大多喜町、
茨城県取手市(旧取手市に限る)、稲敷市(旧稲敷郡東町に限る)、北相馬郡、稲敷郡河内町
目 次
ごあいさつ……………………………………………₁
金融商品に係る勧誘方針/保険募集指針/
プロフィール…………………………………………₂
反社会的勢力に対する基本方針………………25
千葉信用金庫理念/地域社会と千葉信用金庫……₃
金融ADR制度への対応……………………………26
平成27年度の事業概要…………………………………₄
リスク管理態勢………………………………………27
平成27年度の主な業績…………………………………₅
商品・サービス………………………………………29
当金庫が対応すべき課題……………………………₇
主な手数料一覧………………………………………35
第5次中期経営計画…………………………………₈
店舗一覧………………………………………………37
総代会制度……………………………………………₉
店舗外ATMコーナー………………………………39
千葉信用金庫の組織…………………………………12
あゆみ…………………………………………………40
中小企業の経営の改善および
信金中央金庫…………………………………………41
地域の活性化のための取り組みの状況………13
【資料編】
千葉信用金庫の取り組み……………………………17
財務諸表………………………………………………43
内部管理基本方針……………………………………21
経営指標………………………………………………49
コンプライアンス態勢………………………………22
業務報告………………………………………………52
顧客保護等管理の基本方針/
連結情報………………………………………………60
利益相反管理方針の概要………………………23
自己資本の充実の状況等について…………………67
プライバシーポリシー
(個人情報保護宣言)
………24
役職員の報酬体系に関する事項……………………86
開示項目一覧表………………………………………87
当ディスクロージャー誌は、信用金庫法第89条にもとづいて作成して
おります。計数は原則として単位未満を切り捨てて表示しております。
Chiba Shinkin Disclosure2016
2
千葉信用金庫 理念
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
[私たちの使命]
ともに歩む。
◦地域とともに歩み、経済・文化の発展のお役に立ちます。
◦地域の人々の豊かな明日を築くお手伝いをします。
[私たちの経営]
たしかな明日へ。
◦先進性と健全さを合わせ持った経営で、心のこもったサービスを提供します。
◦人を活かし福祉の充実をはかって、働きがいのある職場をつくります。
[私たちの行動]
誇りを持ってはつらつと。
◦常に能力を磨き、より高い目標にチャレンジします。
◦誠意と熱意あふれる行動で、お客様の信頼と期待に応えます。
地域社会と千葉信用金庫
•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
千葉信用金庫は、地域の中小企業の皆様や地域にお住まいの皆様が会員となって、お互いに助け合い、
お互いに発展していくことを共通の理念として運営されている相互扶助型の地域金融機関です。
地域のお客様からお預かりした大切な預金積金は、地域で資金を必要とするお客様にご融資を行って、
事業や生活の繁栄のお手伝いをするとともに、地域社会の一員として地域の皆様との強い絆とネットワー
クを形成し、地域経済の持続的発展に努めております。
また、金融サービスの提供にとどまらず、文化 ・ 環境・教育といった面も視野に入れ、広く地域社会の
活性化に積極的に取り組んでおります。
お客さま/会員
有価証券残高
247,214百万円
お客様からお預かりしたご預金
の一部を有価証券で運用してお
ります。有価証券は、安全性・公共
性等を考慮した運用に努めてお
ります。
支援サービス
お客様からお預かりしたご預金を地域の皆様の幅
広い資金ニーズにお応えし、
ご融資することで、地域
社会に還元しております。
お客さま/会員
3
Chiba Shinkin Disclosure2016
会員数/82,285人
出資総額/19,002百万円
千葉信用金庫
常勤役職員数848人 店舗数49店舗
平成28年3月期決算概要
業 務 純 益 2,920百万円
経 常 利 益 3,540百万円
当期純利益 2,565百万円
貸 出 金
貸出金残高 549,453百万円
出 資 金
当金庫では、地域のお客様の着実な資産づくりのお
手伝いをさせていただくため、お客様のニーズにお
応えする商品を各種取り揃えております。
預金積金
預金積金残高 1,020,318百万円
地域との繋がり
CSR活動
金融サービスの提供だけでなく、
文化的・社会的貢献活動を通じ、
地域社会の振興・活性化に積極
的に取り組んでおります。
幅広い分野での地域の皆様への支援を通じ、地域
経済の振興・活性化に貢献するため、
「コラボ産学官
千葉支部」が開催する各種セミナーや相談会等様々
な活動に取り組んでおります。
平成27年度の事業概要
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
当金庫は、平成27年度を初年度とした第₅次中
●内部管理態勢の強化
期経営計画「さらなる飛躍への挑戦! ~地域やお
当金庫は、コンプライアンスを経営の最重要課
客様の成長・発展を目指して~」に基づき、「営
題と位置付け、すべての業務の基本に置き、職員
業基盤の強化」「内部管理態勢の強化」「人材力の
のコンプライアンス意識のさらなる醸成に取り組
強化」を基本方針として掲げ、
「果敢に挑戦して
むなど、内部管理態勢の充実に取り組みました。
いく決意のもと、地域社会やお客様の成長・発展
また、反社会的勢力との関係遮断に向けた強固
に資する取り組みを強化し、地域における存在意
な体制整備の構築を図るとともに、近年、社会問
義を高め、地域になくてはならない金融機関」を
題化している金融犯罪の未然防止に積極的に取り
目指し、計画達成に向けて役職員一丸となって取
組むなど、顧客保護等管理態勢の強化に向けて積
り組みました。
極的に取り組みました。
●営業基盤の強化
●人材力の強化
当金庫は、お客様の資金ニーズに対し積極的に
当金庫は、若手職員を中心にコンサルティング
対応するとともに、外部機関との連携を図りビジ
能力や目利き力の向上を目指し、様々な研修を行
ネスマッチングや起業・創業に対する支援等、お
い人材力の強化に取り組みました。
客様が直面している課題解決に向けて積極的に取
また、お客様から信頼される「信用金庫人」を
り組みました。
目指し、職員自らも積極的に自己啓発に取り組み
ました。
主要な事業の内容
1.預金業務
当座預金、普通預金、貯蓄預金、通知預金、定
期預金、定期積金、別段預金、納税準備預金、外
貨預金、譲渡性預金等を取り扱っております。
2.貸出業務
⑴ 貸付
手形貸付、証書貸付および当座貸越を取り扱っ
ております。
⑵ 手形の割引
銀行引受手形、商業手形および荷付為替手形
等の割引を取り扱っております。
3.有価証券投資業務
預金の支払準備および資金運用のため、国債、
地方債、社債、株式、その他の証券に投資してお
ります。
4.内国為替業務
6.社債受託業務
担保付社債信託法による社債の受託、公共債の
募集受託に関する業務を行っております。
7.附帯業務
⑴ 代理業務
イ.日本銀行代理店、日本銀行歳入代理店およ
び国債代理店業務
ロ.地方公共団体の公金取扱業務
ハ.独立行政法人勤労者退職金共済機構等の代
理店業務
ニ.株式払込金の受入代理業務および株式配当
金、公社債元利金の支払代理業務
ホ.独立行政法人住宅金融支援機構等の代理貸
付業務
⑵ 保護預りおよび貸金庫業務
⑶ 有価証券の貸付
送金為替、当座振込および代金取立等を取り
⑷ 債務の保証
扱っております。
⑸ 公共債の引受
5.外国為替業務
輸出、輸入および外国送金その他外国為替に関
する各種業務を行っております。
⑹ 国債等公共債および投資信託の窓口販売
⑺ 保険商品の窓口販売(保険業法第275条第1
項により行う保険募集)
⑻ 電子債権記録業に係る業務
Chiba Shinkin Disclosure2016
4
平成27年度の主な業績
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
●預金
預金については、毎年ご好評を頂いております金利上乗せ定期預金キャンペーンを夏季・冬季の年₂回
実施するとともに、給与振込口座および年金指定口座の獲得を積極的に推進いたしました。
また、10月より「相続定期預金~想いのリレー~」の取り扱いを開始いたしました。
これらの結果、平成28年₃月期の預金残高は、前期比88億円増加の₁兆203億円となりました。
<預金者別預金残高>
(単位:百万円)
第91期
第92期
(平成26年3月31日)
第93期
(平成27年3月31日)
(平成28年3月31日)
金額
構成比
金額
個人
823,182
84.8%
850,278
84.0%
856,587
83.9%
法人
146,709
15.1%
161,212
15.9%
163,730
16.0%
116,457
12.0%
125,102
12.3%
131,028
12.8%
一般法人
金融機関
公金
合計
構成比
金額
構成比
1,457
0.1%
1,303
0.1%
1,791
0.1%
28,794
2.9%
34,807
3.4%
30,910
3.0%
969,892
100.0%
1,011,491
100.0%
1,020,318
100.0%
●貸出金
貸出金については、法人・個人事業主
の皆様に対しては事業性融資商品「即・
9,698億円
1兆114億円
1兆203億円
千・力スペシャル」、「Q・Biz」を中心に
積極的に資金ニーズに対応いたしまし
た。
また、財務内容等の過去の実績や担
保・保証に必要以上に依存することな
5,465億円
5,348億円
5,494億円
く、取引先企業の課題解決に向けた融資
提案やコンサルティングのタイムリーな
提供を積極的に行いました。
個人の皆様に対しては、職域セールス
の展開や住宅ローンを利用していただい
ているお客様に対し、ライフサイクルに
応じた融資提案を積極的に行いました。
これらの結果、平成28年₃月期の貸出
金残高は前期比29億円増加の5,494億円
となりました。
5
Chiba Shinkin Disclosure2016
平成26年
3月期
平成27年
3月期
預金
貸出金
平成28年
3月期
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
<貸出金業種別内訳>
(単位:百万円)
第91期
(平成26年3月31日)
第92期
(平成27年3月31日)
第93期
(平成28年3月31日)
貸出先数 貸出金残高 構成比 貸出先数 貸出金残高 構成比 貸出先数 貸出金残高 構成比
製造業
570
16,242
3.0%
553
17,419
3.1%
544
15,921
2.8%
45
298
0.0%
45
322
0.0%
43
328
0.0%
6
33
0.0%
6
31
0.0%
6
27
0.0%
10
434
0.0%
9
594
0.1%
8
424
0.0%
1,961
42,278
7.9%
1,924
41,578
7.6%
1,910
42,190
7.6%
9
44
0.0%
10
149
0.0%
10
134
0.0%
27
190
0.0%
28
265
0.0%
27
451
0.0%
運輸業、郵便業
241
9,478
1.7%
244
9,689
1.7%
239
10,555
1.9%
卸売業、小売業
1,493
34,447
6.4%
1,418
34,203
6.2%
1,386
34,040
6.1%
金融業、保険業
34
12,302
2.3%
38
13,164
2.4%
41
14,215
2.5%
1,672 123,429
23.0%
1,663 126,129
23.0%
1,630 123,405
22.4%
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業
不動産業
物品賃貸業
44
2,542
0.4%
42
2,860
0.5%
40
2,824
0.5%
学術研究、専門・技術サービス業
63
577
0.1%
63
613
0.1%
57
696
0.1%
宿泊業
35
1,660
0.3%
32
1,517
0.2%
30
1,441
0.2%
飲食業
522
5,998
1.1%
500
6,031
1.1%
463
5,891
1.0%
生活関連サービス業、娯楽業
272
6,097
1.1%
256
6,112
1.1%
248
5,580
1.0%
38
1,746
0.3%
36
1,572
0.2%
39
1,686
0.3%
医療、福祉
169
17,406
3.2%
164
15,901
2.9%
171
10,169
1.8%
その他のサービス
745
16,566
3.0%
731
16,527
3.0%
710
16,392
2.9%
7,956 291,776
54.5%
7,762 294,685
53.9%
7,602 286,377
52.1%
教育、学習支援業
小 計
地方公共団体
個人(住宅・消費等)
合 計
26
48,360
31,867 194,709
9.0%
25
54,200
36.4% 31,627 197,663
9.9%
25
60,921
11.0%
36.1% 31,179 202,154
36.7%
39,849 534,846 100.0% 39,414 546,549 100.0% 38,806 549,453 100.0%
(注)業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
<住宅ローン・消費者ローン残高>
(単位:百万円)
第91期
住宅ローン残高
消費者ローン残高
第92期
第93期
(平成26年3月31日)
(平成27年3月31日)
(平成28年3月31日)
金 額
金 額
金 額
171,541
173,772
176,829
10,180
12,322
15,099
Chiba Shinkin Disclosure2016
6
平成27年度の主な業績
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
●損益状況
損益状況については、貸出金利回りの低下による貸出金利息の減少等により、業務収益は前期比減少と
なりましたが、取引先の経営改善支援等に積極的に取り組むことで信用コストは前期比減少となりました。
これらの結果、平成28年₃月期の当期純利益は25億円となりました。
<直近5年間の主要な経営指標の推移>
第89期
(単位:百万円)
第90期
第91期
第92期
第93期
17,567
3,517
1,768
19,214
9,214
10,000
274,297,813口
184,297,813口
90,000,000口
38,840
1,004,585
953,765
532,945
270,564
9.04%
631
2円30銭
181
0円98銭
450
5円00銭
14人
11人
842人
84,221人
17,674
3,586
2,290
19,064
9,064
10,000
261,284,612口
181,284,612口
80,000,000口
36,978
1,018,360
969,892
534,846
244,465
8.57%
483
1円85銭
179
0円98銭
304
3円80銭
14人
11人
836人
83,543人
16,646
3,060
2,324
19,118
9,118
10,000
252,379,992口
182,379,992口
70,000,000口
37,006
1,059,049
1,011,491
546,549
236,183
8.23%
347
1円37銭
179
0円98銭
168
2円40銭
15人
10人
832人
82,969人
16,076
3,540
2,565
19,002
9,002
10,000
250,046,148口
180,046,148口
70,000,000口
40,643
1,071,392
1,020,318
549,453
247,214
8.21%
346
1円38銭
178
0円98銭
168
2円40銭
15人
10人
838人
82,285人
(平成24年3月31日) (平成25年3月31日) (平成26年3月31日) (平成27年3月31日) (平成28年3月31日)
経常収益
18,221
経常利益
2,729
当期純利益
1,826
出資総額
19,379
普通出資金 9,379
優先出資金
10,000
出資総口数
277,580,768口
普通出資金 187,580,768口
優先出資金
90,000,000口
純資産額
35,233
総資産額
988,399
預金積金残高
941,507
貸出金残高
525,526
有価証券残高
249,253
単体自己資本比率
8.68%
出資に対する配当金
634
(出資1口当たり)
2円28銭
普通出資金
184
(出資1口当たり)
0円98銭
優先出資金
450
(出資1口当たり)
5円00銭
役員数
14人
うち常勤役員数
10人
職員数
840人
会員数
84,749人
※第89期に優先出資100,000,000口のうち、10,000,000口の一部買入消却、第91期に優先出資90,000,000口のうち10,000,000口の一部買入消却、第92期
に80,000,000口のうち10,000,000口の一部買入消却を各々実施しました。
※「単体自己資本比率」については、第90期を9.06%から9.04%に、第91期を8.60%から8.57%に訂正しております。なお、その他の計数に変更は
ございません。
当金庫が対応すべき課題
•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
平成28年度は、第₅次中期経営計画「さらなる飛躍への挑戦! ~地域やお客様の成長・発展を目指して
~」の₂年目にあたります。
日本銀行によるマイナス金利政策の導入は、当金庫はもとより国内の金融機関に対し一様に大きな影響
を与えることが想定されます。
しかしながら、地域社会やお客様のさらなる成長・発展は、地域に根差した金融機関である当金庫の重
要な役割であり使命と考え、当金庫は中期経営計画の達成ならびに金庫理念の実現に向け、平成28年度
は前年度と同様に「営業基盤の強化」
「内部管理態勢の強化」「人材力の強化」の三つの基本方針を掲げ、
何事にも果敢に挑戦する決意のもと、地域になくてはならない金融機関を目指してまいります。中期経営
計画については、次ページをご覧ください。
7
Chiba Shinkin Disclosure2016
第5次中期経営計画
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
千葉信用金庫は、第₅次中期経営計画『「さらなる飛躍への挑戦! 」~地域やお客様の成長・発展を目
指して~』を策定し、役職員一丸となって取り組んでおります。
○計画名称 「さらなる飛躍への挑戦! 」
~地域やお客様の成長・発展を目指して~
○計画期間 平成27年4月1日~平成30年3月31日
○目指すべき当金庫の姿
果敢に挑戦していく決意のもと、地域社会やお客様の成長・発展に資する取り組みを
強化し、地域における存在意義を高め、地域になくてはならない金融機関を目指します
<基本方針と具体的施策>
Ⅰ.営業基盤の強化
当金庫が地域になくてはならない金融機関であり続けるためには、盤石な経営基盤はもとより、地
域社会やお客様とともに成長・発展していく必要があります。
当金庫は、地域社会が直面している課題等に対し、積極的に取り組み解決策を検討・提案してまい
ります。
1.課題解決に向けた取り組み強化
2.当金庫独自性の発揮
3.収益力の強化
Ⅱ.内部管理態勢の強化
地域金融機関である当金庫は、業務の健全性・適切性を確保し、地域における存在意義を高め地域
になくてはならない金融機関を目指すために、これまで以上に内部管理態勢の充実を図るとともに、
顧客保護等管理態勢を強化してまいります。
また、お客様と長期的な信頼関係を築いていくために、利便性の向上を図るとともに、お客様を保
護する観点も重視して取り組んでまいります。
1.内部管理態勢の充実
2.顧客保護等管理態勢の強化
Ⅲ.人材力の強化
他の金融機関との競合が激化するなか、当金庫が地域でなくてはならない金融機関であり続けるた
めに、最も重要な鍵を握るのは「人材力の強化」です。当金庫の経営理念や経営方針等のもと、意欲
と情熱を持って地域やお客様の課題解決に向かって積極果敢に挑戦し続ける職員を増やしていかなけ
ればなりません。
そのために、職員一人ひとりが自信と誇りを持ち、能力を最大限に発揮できる職場環境の構築に努
めてまいります。
Chiba Shinkin Disclosure2016
8
総代会制度
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信用金庫は、株式会社の銀行とは異なり会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神を基本理念とする協
同組織金融機関です。会員は、出資口数に関係なく一人一票の議決権を持ち、総会を通じて当金庫の経営
に参加することになります。
しかし、実際は会員数が大変多いことから、全ての会員が参加する総会の開催は不可能です。そこで、
当金庫では会員の総意を代表する総代を地区ごとに選考し、総代による総代会制度を採用しております。
総代会は、決算事項の承認、定款変更、理事・監事・総代選考委員の選任等の重要事項を決議する当金
庫の最高意思決定機関です。
したがって、総代会は、総会と同様に会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されますよう、会員
の中から適正な手続きを経て選任された総代により運営されております。
当金庫では、総代会に限定することなく、日常の業務を通じて会員の皆様とのコミュニケーションを大
切にし、さまざまな経営改善に取り組んでおります。なお、総代会の運営に関するご意見やご要望につき
ましては、お近くの営業店までお寄せください。
総代の任期・定数
1.総代の任期は₃年です。
2.総代の定年は75歳としています。ただし、任期中に定年を迎えた場合、任期満了をもって定年と
します。
3.総代の定数は120人以上150人以内で、会員数に応じて選任区域ごとに定められております。
4.平成28年₆月末現在の総代数は135人で会員数は82,277人です。
総代の選任方法
総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映させる重要な役割を担っております。当
金庫の総代の選考は「総代選考規程」に基づいて次の3つの手続きを経て選任されます。
1.会員の中から総代選考委員を選任する。
2.総代選考委員が総代候補者を選考する。
3.総代候補者を会員が信認する。
総代会の仕組み
総代会の仕組み
会員
②
総代選考委員
総代候補者の選考基準
総代候補者
総代選考委員会にて総代
③
総代会の決議に
基づき理事長が
総代選考委員を
委嘱し、その氏
名を店頭掲示
理事長は総代候
補者氏名を店頭
掲示し、所定の
手続きを経て、
会員の総意を適正に
反映するための制度
決算に関する事項、
理事・監事の選任等
重要事項の決定
9
Chiba Shinkin Disclosure2016
4.当金庫の理念・使命を十分理解している者
5.その他、総代選考委員、または当金庫が適格
と認めた者
会員の代表とし
て総代を委嘱
総代選考委員の選考基準
1.当金庫の会員であること
総代会
総 代 会
2.当金庫の理事でないこと
3.人格・識見がすぐれ、正しい判断ができる者
候補者を選考
①
1.当金庫の会員であること
2.地域における信望が厚く、信用金庫の使命を
総 代
十分理解している者
3.地域の事情に明るく、人格・識見ともに優れ
ている者
4.その他、当金庫が適格と認めた者
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総代が選任されるまでの手続き
当金庫の地区を10区の選任区域に分け、会員数に応じて各選任区域ごとに総代の定数を定める
1
総代選考委員
の選任
総代会の決議により、選任区域ごとの会員のうちから選考委員を委嘱
選考委員の氏名を掲示場に掲示
選考委員が総代候補者を選考
2
理事長に報告
総代候補者
の選考
総代候補者の氏名を1週間掲示場に掲示
上記掲示について千葉日報・読売新聞に公告
異議申立期間 (公告後2週間以内)
会員から異議がなかった場合
3
総代候補者のうち総代となることについて異議の申
し出があったが、異議を申し出た会員が選任区域の
会員数の1/3未満であった場合
総代の
選任
総代候補者のうち総代となることについて選任区域
の会員数の1/3以上の会員から異議の申し出があっ
た場合
当該総代候補者が選任区域の総代定数の
1/2以上
他の候補者を選考
上記②の手続きを経て
理事長は総代を委嘱
当該総代候補者が選任区域の総代定数の1/2未満
欠員(他の候補者の選考を行わない事ができる)
総代の氏名を掲示場に1週間掲示
第93回通常総代会の報告・決議事項
平成28年₆月23日に開催された第93回通常総代会において、次の事項が付議され原案どおり承認され
ました。
□報告事項
第93期(平成27年₄月1日から平成28年₃月31日まで)
業務報告、貸借対照表および損益計算書の報告の件
□決議事項
第₁号議案 第93期(平成27年度)剰余金処分案承認の件
第₂号議案 定款一部変更の件
第₃号議案 総代選考委員選任の件
第₄号議案 出資会員除名の件
第₅号議案 任期満了に伴う理事・監事選任の件
第₆号議案 退任理事・監事に対する退職金支払いの件
Chiba Shinkin Disclosure2016
10
総代会制度
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総代の氏名等
選任区域 人数
氏 名
第1区
植草 裕一③、加賀 一明①、鈴木 吉晴③、関根 洋一③、塙 良太郎①、福井 晶一①、望月 泰伸③、
内山 義衛③、水野 浩利②、石川 進一②、前埜 廣忠③、今井 和泉③、鈴木 敬二③、花澤 和彦⑥、
21人
藤代 忠久②、株式会社食研①、櫻木 英一郎①、新城 早人②、秋葉 健夫③、戸村 聡②、
本橋 英樹②
第2区
12人
大越 一朋③、須藤 英文④、成家 照男④、黒川 恵史①、黒川 髙男③、中根 昭③、 能勢 照雄④、
篠田 勉④、高橋 清和③、伊藤 政義②、北田 和③、牧野 準⑥
第3区
12人
黒子 恭伸⑥、寺䑓 勇⑥、青木 安弘③、三橋 治久③、齋藤 榮一⑥、宮間 久男②、秋山 二三雄①、
田辺 昇③、鈴木 義典③、浜田 明義⑥、木田 志郎①、鈴木 良夫②
第4区
川島 智④、斉賀 茂夫②、宮㟢 勝己③、守屋 謙一郎①、山崎 克哉①、原地 利忠⑥、深山 康彦③、
18人 飯田 秀雄③、石橋 恒雄③、上村 輝男②、千葉 勝利②、株式会社ひらい⑥、切替 敬郎③、
始関 信夫④、西村 芳雄④、原 藤一③、旭テック株式会社⑥、始関 孝典③
第5区
5人 小泉 辰雄⑥、茂木 芳和⑥、露﨑 利行②、前田 正登士②、進藤 通孝④
第6区
宮﨑 栄樹②、吾津 修一⑥、荒井 弘導③、石川 徳蔵③、荻野 一男⑥、木内 定雄③、鬼頭 薫④、
17人 地曵 武⑥、鈴木 竹男③、林野 恵一③、山村 兼二⑥、渡部 和夫④、三枝 正⑥、多田 公俊①、
山口 雅教⑥、榎本 栄③、神子 利一④
第7区
11人
齋藤 良一④、眞田 雄司⑥、野村 進一③、秋元 直人③、磯部 君男⑥、平野 寛明①、宮 康紘②、
森 正明⑥、梶尾 武司②、鈴木 章⑥、溝口 清紀③
第8区
8人
榎本 守男⑥、岡田 良弘③、加藤 雄一郎⑥、藤江 一男⑤、藤野 一夫⑥、石綿 竹一⑥、大嵩 功④、
森田 勝則①
第9区
細谷 幸平⑥、倉田 栄之助⑥、曽根 茂雄⑥、石橋 菊太郎⑥、石渡 孝春①、長谷川 吉昭⑤、
18人 平山 秀樹②、宮﨑 廣一郎①、宮田 明俊⑥、宮村 良典②、藤﨑 好造③、石戸 謙一②、鈴木 庸雄⑥、
中村 眞一⑥、真仲 廣明⑥、河崎 義一⑥、斉藤 正信⑥、野平 弘明⑥
第10区
13人
会嶋 誠治④、荒木 由光③、髙木 秀夫②、蓮見 高純③、平野 雅敏③、福田 昌広③、江波戸 俊雄⑥、
眞行寺 正邦⑥、榊原 正男⑥、村杉 謙一③、渡邊 民夫①、内田 博道③、藤﨑 祥弘⑥
※氏名の後の数字は総代就任回数(平成14年1月合併以降)
(平成28年6月末現在/敬称略・順不同)
選任区域
第₁区 千葉市(中央区、若葉区、緑区)
第₂区 千葉市(稲毛区、美浜区)、四街道市
第₃区 千葉市(花見川区)、習志野市、船橋市、八千代市、市川市、鎌ヶ谷市、浦安市
第₄区 市原市、夷隅郡大多喜町
第₅区 袖ヶ浦市
第₆区 木更津市
第₇区 君津市
第₈区 富津市、館山市、鴨川市、南房総市、安房郡
第₉区 成田市、佐倉市、白井市、松戸市、流山市、柏市、我孫子市、印西市、香取市(旧佐原市に限る)、印旛郡、
茨城県取手市(旧取手市に限る)稲敷郡河内町、北相馬郡
第10区 八街市、富里市、東金市、茂原市、山武市、旭市(旧香取郡干潟町に限る)
、大網白里市、香取市、山武郡(横
芝光町は、旧横芝町に限る)、長生郡、香取郡、茨城県稲敷市(旧稲敷郡東町に限る)
総代の属性別構成比
職業別
法人・法人役員92.6%、個人事業主5.9%、個人1.5%
年代別
70歳代33.4%、60歳代44.7%、50歳代18.9%、40歳代3.0%
業種別
鉱業・採石業・砂利採取業0.8%、建設業20.3%、製造業6.0%、運輸業4.5%、卸売業・小売業26.3%、
保険業0.8%、不動産業18.0%、物品賃貸業1.5%、飲食業3.0%、宿泊業0.8%、生活関連サービス業3.7%、
教育・学習支援業2.3%、その他のサービス業12.0%
※業種別の構成比は、法人・法人代表者、個人事業主に限る。業種は日本標準産業分類の大分類に準ずる。
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千葉信用金庫の組織
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
宮
落
能
西
永
理 事 長
役 員
専務理事
(平成28年₆月末現在)
常務理事
澤
合
城
田
峰
英
哲
憲
勝
常勤理事
男
謙(※1)
也
司
理
事
己
渡部富士男
篠 原 孝
日 原 和 也
保 科 和 彦
河 内 康 彦
理
伊
榎
上
鶴
事
常勤監事
監
事
藤
本
岡
岡
夫(※1)
也
高
吉(※2)
和
雅
徳
※1 専務理事 落合謙、理事 伊藤和夫は、
信用金庫業界の「総代会機能向上策等に関する業界申し合わせ」に基づく職員外理事です。
※2 監事 鶴岡徳吉は信用金庫法第32条第5項に定める員外監事です。
組 織 図
代
会
理
事
長
専務理事
常務理事
監 査 部
常務理事会
非常勤理事
常勤監事
非常勤監事
員外監事
監 事 室
監事会
総
常勤理事
理事会
人
総
事
務
部
部
部
総合企画部
査
経営管理部
審
債権管理部
地域推進部
営業統括部
市場資金部
事務管理部
事務集中部
システム部
● 総
● 管
● 人
● 人
● 経
● 主
● 経
● 資
務
課
課
課
財
発
課
開
課
事
材
画
課
企
理
課
営
管
定
課
営
査
計
産
課
課
一
用
課
査
運
務
課
課
金
事
理
室
二
券
管
導
査
務
指
● コ ンプライアンス室
● お 客 様 相 談 室
● 審 査 統 括 課
● 審
● 審
務
● 営 業 統 括 課
● 新 業 務 管 理 課
● 年
金
課
● 資
● 証
● 事
● 事
● 千 葉 事 務 セ ン タ ー
● 木 更津事務センター
南エリア
ソリューションセンター
東エリア
ソリューションセンター
中央エリア
ソリューションセンター
18営業店
14営業店
17営業店
関連会社
外国為替係
営 業 店
預 金
●外国為替係は本店に設置しております。
係
営 業 係
融
資
係
営業店 全49店舗
(平成28年₆月末現在)
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