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発注者 海部地区環境事務組合 施工監理 中日本建設コンサルタント株式
「塩田センター解体工事 住民説明会資料」 2010年9月 発注者 海部地区環境事務組合 施工監理 中日本建設コンサルタント株式会社 施工会社 東急建設株式会社 1 工事概要 本解体工事の概要を以下に示します。施設位置図を示し、解体設備の主なリストを表1 に示します。 表1 工事概要 施設位置図 工事名称 塩田センター解体工事 工事場所 愛知県愛西市諸桑町塩田22番地 敷地面積 16,604.75m2 解体 施設規模 ①ごみ処理能力 150t/日 × 2炉 ②焼却炉形式 ストーカー式 ①構造 RC造 一部鉄骨造 ②煙突 RC造 ③階数 地上4階地下1階 ④建築面積 2,279.567m2 ⑤延床面積 3,342.945m2 建築 高さ59m 2 工事概要 本工事は、「廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱(平 成13年4月厚生労働省)」を遵守し、周辺環境に十分配慮するとともに、周辺住民の皆様 及び作業者の安全を十分確保しながら施工します。主な適用法令及びマニュアル等に ついては表2に示します。 表2 主な適用法令及びマニュアル等 廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱(通達:基発第401号の2) 廃棄物処理施設解体作業マニュアル(社団法人 日本保安用品協会発行) 廃棄物処理施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱の解説(中央労働災害防止協会) ダイオキシン類特別措置法 環境基本法 大気汚染防止法 水質汚濁防止法 騒音規制法 、振動規制法、悪臭防止法 土壌汚染対策法 労働安全衛生法 、労働基準法 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理に関する特別措置法 石綿障害予防規則 河川法 その他関係法令 3 解体工事施工フロー 解体前 ダ イオキシン類対策 工事 解体中 事前・追加サンプリング 施工計画書作成 調査 施工計画の届出 特別教育の実施 調査 養生・仮設工事 付着物除去工事 除去確認 (分析判定) 調査 プラント設備解体工事 建物解体撤去作業 解体後 完了調査 廃棄物の処理・処分 調査 工事完了 4 工事工程 平成22 平成 22年 22年 8 月 9 月 10 月 11 月 平成23 平成 23年 23年 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 施工前調査 施工計画書 養生・仮設工事 付着物除去工事 プラント設備解体工事 建物解体工事 地下構造物解体 煙突内付着物除去工事 煙突解体工事 整地工事 連続モニタリング ※作業時間: 8:00~18:00 (日曜日は作業を行いません。) 5 ダイオキシン類の調査 周辺環境へのダイオキシン類拡散防止及び施設内における作業員のダイオキシン類 ばく露防止のため、ダイオキシン類の調査を工事開始前、付着物除去工事中、付着物除 去工事後、設備解体工事中に行います。 工事 開始前 敷地境界 大気 洗浄水 水質 付着物除去 工事中 付着物除去 工事後 解体 工事中 ○ ○ 粉じん ○ ○ DXNs ○ 指定項目 ○ DXNs ○ 焼却設備 汚染物サンプリング調査 DXNs ○ ○ 集塵器排気口 DXNs ○ 作業環境測定 DXNs ○ ○ 6 周辺環境測定 大気及び騒音・振動測定は、下記の測定位置で行います。 大気環境調査状況 大気環境測定位置(ダイオキシン類測定) ※ハイボリュウムエアサンプラーによる 試料採取:連続1週間/回 騒音・振動測定位置 (連続測定) 7 粉じん濃度監視システム デジタル粉じん計4箇所、風向風速を1箇所 デジタル粉じん計を用いた監視システムを導入し、作業中は連続測定します。粉じんとダ イオキシン類との相関を求め、粉じん濃度で日常の管理をいたします。風向、風速も併設 し、風上、風下で測定します。 PC 現場事務所 デジタル粉じん計設置予定場所 風向風速計 リアルタイム計測状況 8 安全衛生のための特別教育 各責任者及び作業員に対してダイオキシン類に関する知識を理解させ、作業内容を十 分認識していただき、安全な作業をするために特別教育を実施します。 安全衛生特別教育規程 第21条 (科目) ダイオキシン類の有害性 作業方法及び事故時の場合の措置 作業開始時の設備の点検 保護具の使用方法 その他ダイオキシン類の暴露防止に関し必要な事項 0.5時間 1.5時間 0.5時間 1.0時間 0.5時間 9 養生・仮設工事 仮設の配置計画案は下記のとおりです。対象施設は、ダイオキシン類による汚染の拡 散防止のため、外部及び他の区域と養生等により隔離・分離します。 ダイオキシン類水処理設備設置予定 廃棄物保管予定場所 ・現場事務所 ・作業員控え室 仮囲い(鋼板製GL+3m) 出入口ゲート 関係者以外は立入りを禁止します。 10 養生・仮設工事 (前室) 対象施設の周囲は、外部及び他の区域と養生等により隔離・分離します。 前室の設置状況イメージ 11 管理区域への出入 管理区域への出入については、隔離した作業で入口に設置したエアーシャワー室から出 入とします。保護具装着は作業者がお互いに確認し、作業員の安全を確保します。 付着物を取り除いた後、保護具を脱ぎ、外部に汚染物を持出さないように配慮しています。 入場時 廃棄物袋 〔外 部〕 〔更衣室〕 〔エアーシャワー室〕 〔前 室〕 〔作業区域〕 退場時 廃棄物袋 〔外 部〕 〔更衣室〕 〔エアーシャワー室〕 動画 〔前 室〕 〔作業区域〕 12 養生・仮設工事 建物仮設の設置状況 外部設備の仮設養生の状況 13 養生・仮設工事 (集塵器) 集塵器の設置状況 14 養生・仮設工事 (水処理) 設備内の付着物除去には、高圧洗浄工法を行います。その際発生した排水は、凝集沈 澱処理した後、洗浄水として再利用いたします。 高圧洗浄水 凝集沈澱処理 フィルター処理(活性炭等) 処理水(再洗浄水) 汚泥 ※汚泥は、産業廃棄物として高温処理する予定です。 15 養生・仮設工事 (水処理) ダイオキシン類水処理設備設置イメージ 動画 16 管理区域と保護具の選定 第1 管理区域 第2 管理区域 第3 管理区域 保護具:レベル1 保護具:レベル2 保護具:レベル3 17 付着物除去作業 設備の洗浄作業は、第1又は第3管理区域とし、付着物除去中の保護具はレ ベル3とします。なお、煙突の付着物除去作業は、第1管理区域とします。 第1又は第3管理区域 V V 煙突 電気集じん器 焼却炉 投入ステージ ごみピット 煙道 灰ピット 誘引送風機 第1管理区域 炉内の洗浄 炉内の洗浄 18 付着物除去作業 付着物除去作業は、レベル3の保護具を着用し、作業員の安全を確保しなが ら行います。 設備内の付着物除去状況 設備内の付着物除去状況 動画 19 煙突内付着物除去作業 煙突内の付着物除去作業は、360°回転式ノズル(2Dノズル)等を用いた自動洗浄を行います。耐火 レンガの洗浄状況確認は、付着物を採取しダイオキシン類濃度を測定し、安全を確認します。また、 耐火レンガ解体後、外筒(コンクリート)内部も再度高圧洗浄します。 ウインチ ※洗浄作業中は、飛散防止のため、煙突上部 をシート養生し、下部より集じん器で吸引します。 ※煙突の外周の 養生方法について は、 労働基準監 督署と安全面(転 倒防止、 強風時 の対応)について 協議し、 必要に 応じて防炎シート 養生を行います。 集じん機 2Dノズル ①高圧洗浄 煙突内部の洗浄状況 20 付着物除去作業の判定方法 付着物除去作業終了後、完了確認のため、調査を行います。調査の結果、洗浄が不足 している箇所は再度洗浄を行います。 付着物除去作業 サンプリング ダイオキシン類分析(3~4週間) 分析結果 NG OK プラント設備解体 21 煙突の解体工事 ゴンドラ ウインチ ゴンドラ 一般 解体 集じん機 集じん機 ①レンガ洗浄 集じん機 ②レンガ解体 ③コンクリート洗浄 22 煙突の解体工事 落下 防止 ④ 煙突解体 (人力による解体) ⑤ 重機煙突解体 23 煙突の解体(ハンドブレーカー工法と圧砕工法) 養生シート 作業床 防塵ネット 水平養生棚 ハンドブレーカー工法 圧砕工法 朝顔の設置 主な注意点 開口部 強風時は作業を中止します。 解体ガラが外部に落下しないよう 養生を行います。 24 煙突の解体(ハンドブレーカー) ハンドブレーカー状況例 25 廃棄物の処分 各種廃棄物は全て場外に搬出し、処理を行い、マニュフェスト票により管理します。 付着物除去 付着除去物 設備解体 排水処理 建屋解体 汚泥 場外処理 高温設備で処理 洗浄水 (終了後の排水) 再利用 耐火物 保温材 中間処理場 管理型又は安定型処分場 壁紙等 廃 油 焼却処理 木材、木製建具等 配管、鉄くず、設備の金属くず等 再資源化(リサイクル) コンクリート 26 建物解体 建物の解体は、ダイオキシン類の付着物除去した後、設備機器を解体撤去し、一般の 建物の解体と同じように重機により実施します。解体で使用する重機は、低騒音・低振 動タイプの重機を使用し、圧砕工法により行います。なお、解体中は、散水を十分に行 うことで粉じんの発生を抑制します。 解体状況 解体状況 ※建屋解体した部分の防音パネル等は撤去します。 27 工事車両について 車両運行経路 塩田センター 平成22 平成 22年 22年 車両台数目安 平成23 平成 23年 23年 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 少 少 少 中 中 中 中 多 多 多 多 多 多 多 多 中 少 少 :一日、大型車両が20台未満 中 :一日、大型車両が20~40台程度 多 :一日、大型車両が40~80台程度 運行状況により、交通誘導員を配置する予定です。 工事の進捗により、車両台数が変更される場合があります。 28 緊急連絡体制 緊急連絡先 異常事態を発見した場合、関係機関へ速やかに連絡いたします。 愛西市役所 海部地区環境事務組合 現場事務所 Tel 0567-22-4032 新開センター Tel 0567-28-3810 監理会社 中日本建設コンサルタント(株) 東急建設(株) 現場事務所 津島市役所 労働基準監督署 警察署 Tel 0567-22-4033 消防署 東急建設(株)名古屋支店 病院 29 工事完了(イメージ) 工事前 工事完了 30 塩田センター解体工事住民説明会 以上で説明を終わらせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 31