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ServerView Operations Manager

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ServerView Operations Manager
インストールガイド - 日本語
FUJITSU Software ServerView Suite
ServerView Operations Manager
V7.10
Installation ServerView Operations Manager Software
under Windows (Operations Manager, Update Manager,
Event Manager)
2015年5月版
DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取
得
高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、
このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008
基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を
満たすように作成されました。
cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbH
www.cognitas.de
著作権および商標
Copyright 1998 - 2015 FUJITSU LIMITED
All rights reserved.
お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を
有します。
使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標
名および商標です。
Microsoft、Windows、Windows Server、および Hyper V は、米国
およびその他の国における
Microsoft Corporation の商標または登録商標です。
Intel および Xeon は、米国 Intel Corporation またはその関連会社の米
国およびその他の国における登録商標または商標です。
目次
1 はじめに
1.1 本マニュアルの対象者および目的
1.2 技術的要件
1.2.1 最終段階での変更や修正
1.2.2 管理コンソール
1.2.3 中央管理用サーバ(CMS)
1.3 旧版からの変更点
1.4 ServerView Suite リンク集
1.5 ServerView Suite のマニュアル
1.6 表記規則
1.7 製品名称の表記
9
10
11
11
11
11
13
14
15
16
17
2 PRIMERGY サーバ管理
2.1 アーキテクチャ
2.2 管理用サーバ へのインストール
2.3 管理対象サーバへのインストール
2.4 Operations Manager の統合オプション
21
21
25
26
27
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.1 ServerView Operations Managerのコンポーネント
3.2 JBoss Web サーバ
3.2.1 起動および使用ポート
3.2.2 ロールベースのユーザ管理
3.2.3 認証の管理
3.3 Web ブラウザ
3.4 管理者ユーザ「svuser」
3.5 Windows Vista および Windows 7 用 ServerView ステータ
スガジェット
3.6 準備
3.6.1 SNMP サービスのインストール
3.6.2 Java Runtime Environment のインストール
3.7 SQL Server のインストールオプション
3.7.1 管理用サーバにローカルでインストール
29
30
32
34
35
36
36
36
Installation under Windows
37
40
41
42
43
47
3
目次
3.7.2 別のシステムにリモートでインストール
48
3.7.3 ドメインコントローラへの SQL Server のインストール
50
3.8 SQL Server メモリオプションの設定
51
3.9 SQL Server 2014
52
3.9.1 ハードウェアとソフトウェアの要件
52
3.9.1.1 ハードウェアの要件
52
3.9.1.2 ソフトウェア要件
53
3.9.2 エディション
54
3.9.3 サービスアカウントの設定
54
3.9.4 SQL Server 2014 Express Edition のインストール
55
3.9.5 SQL Server 2014 Express Management Studio のイン
ストール
58
3.9.6 SQL Server 2014 Enterprise/Standard Edition のイン
ストール
58
3.9.7 SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
62
3.10 SQL Server 2012
63
3.10.1 ハードウェアとソフトウェアの要件
63
3.10.1.1 ハードウェアの要件
63
3.10.1.2 ソフトウェア要件
64
3.10.2 エディション
65
3.10.3 サービスアカウントの設定
65
3.10.3.1 Operations Manager サービスアカウント
65
3.10.3.2 SQL Server サービスアカウント
66
3.10.4 SQL Server 2012 Express Edition のインストール
68
3.10.5 SQL Server 2012 Express Management Studio のイ
ンストール
71
3.10.6 SQL Server 2012 Enterprise/Standard Edition のイ
ンストール
72
3.10.7 SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
76
3.11 SQL Server 2008 (R2)
77
3.11.1 ソフトウェア要件
77
3.11.2 エディション
78
3.11.3 サービスアカウントの設定
78
3.11.3.1 Operations Manager サービスアカウント
78
4
Installation under Windows
目次
3.11.3.2 SQL Server サービスアカウント
79
3.11.4 SQL Server 2008 (R2) Express Edition のインストー
ル
81
3.11.5 SQL Server 2008 R2 Express Management Studio
のインストール
84
3.11.6 SQL Server 2008(R2)
Enterprise/Standard/Workgroup Edition のインストール
85
3.11.7 SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
89
3.12 SQL Server 2005
90
3.12.1 エディション
90
3.12.2 インストールの準備
91
3.12.3 SQL Server 2005 Express Edition のインストール
91
3.12.4 SQL Server 2005 Enterprise/Standard/Workgroup
Edition のインストール
95
3.13 リモート SQL Server の設定
98
3.13.1 リモート SQL Server のトラブルシューティング
105
3.13.1.1 リモート DB ダイアログで「次へ」をクリックした後
に表示されるメッセージ
105
3.13.1.2 SQL スクリプト ExecDefRecBcp.sql の実行中に
「アプリケーションのインストール準備をする」ダイアログの後
に表示されるメッセージ
106
3.13.1.3 SQL スクリプト ServerConfig.sql または
SVSQLDbCreation.sql の実行中に「アプリケーションのインス
トール準備をする」ダイアログの後に表示されるメッセージ
107
3.13.1.4 GrantLoginJBoss.sql の実行中に「アプリケーション
のインストール準備をする」ダイアログの後に表示されるメッ
セージ
107
3.14 Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」ア
クセス権なしでインストールする
108
3.14.1 Windows アカウントとアクセス権の概要
109
3.14.2 設定手順
113
3.14.2.1 CMS 上で Windows 管理者が実行するタスク
114
3.14.2.2 SQL Server の選択
114
3.14.2.3 SQL Server 管理者が実行するタスク
115
3.14.3 リモート SQL Server のその他の設定手順
118
Installation under Windows
5
目次
6
3.14.4 管理用サーバでのその他の操作
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
3.15.1 SQL Server の上位バージョンへのアップグレード
3.15.1.1 SQL Server インスタンスのアップグレード
3.15.1.2 ServerView データベースの移動
3.15.2 SQL Server 2012/2014 Express から SQL Server
2012/2014 へのアップグレード
3.15.3 SQL Server 2008 Express から SQL Server 2008
へのアップグレード
3.15.4 SQL Server 2005 Express から SQL Server 2005
へのアップグレード
3.16 Windows ターミナルサーバ/リモートデスクトップサービ
スへの Operations Manager のインストール
3.17 インストールチェックリスト
3.18 インストールプロセス
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形
式インストール
3.20 Operations Manager ソフトウェアの変更インストール
3.21 Operations Manager のアップグレードインストール
3.22 Operations Manager ソフトウェアのアンインストール
3.23 ServerView Services
3.24 診断データの収集
118
119
119
121
128
4 ServerView データベース
4.1 設定ファイル ServerViewDB.ini
4.2 ServerView データベースへの接続中断
4.3 ServerView データベースの管理
4.4 ServerView データベースのバックアップ
4.4.1 ServerView データベースのバックアップジョブ
4.4.2 ジョブ実行の要件
4.4.3 バックアップジョブの進行状況の編集と追跡
4.4.4 バックアップファイルの存在のチェック
4.4.5 バックアップファイルの内容のチェック
4.5 ServerView データベースのリストア
4.5.1 SQL Server Management Studio を使用した復元
187
187
189
190
191
192
194
195
198
202
203
203
135
138
142
146
147
152
153
177
179
180
183
185
Installation under Windows
目次
4.5.2 データベースバックアップの確認
4.6 SQL Server Express - データベースの制限
4.6.1 Operations Manager での監視方法
4.6.2 問題の解決方法
4.7 ServerView データベースのローカルからリモートの SQL
Server への移動
4.7.1 リモートサーバにおける要件
4.7.2 設定手順
4.8 負荷分散の変更
4.9 エラー診断
4.9.1 ログファイル
4.9.2 エラーイベントの重要な情報
4.9.3 ServerViewDB_log.LDF ファイルの肥大化
4.9.4 ServerView データベースのエクスポート
210
210
211
211
5 コマンドラインインターフェース
5.1 コマンドラインからの Operations Manager ソフトウェア
のインストール
5.2 sqlcmd によるデータベース管理
5.2.1 SQL Server の製品バージョンと言語の確認
5.2.2 ServerView データベースのリストア
5.3 コマンドラインツールからの ServerView データベースの
バックアップ/リストア
5.3.1 ServerView データベースのバックアップ
5.3.2 ServerView データベースのリストア
231
213
213
213
218
221
221
222
223
228
231
233
233
233
235
235
236
6 Fujitsu Technology Solutions Software エンドユーザ
ライセンス契約書
239
Installation under Windows
7
8
Installation under Windows
1
はじめに
ServerView Operations Manager(略して Operations Manager)
は、Fujitsu ServerView Suite の無償のサーバ管理モジュールです。
Windows および Linux(SUSE および Red Hat)で実行される業界標準
サーバ、またはハイパーバイザ(VMware ESXi、Citrix XenServer、ま
たは Hyper-V)を使用する仮想マシン(VM)のホストとして動作する
サーバの集中管理に使用されます。
1 つまたは複数の中央管理用サーバですべての物理サーバと仮想サーバを
標準化した方法で管理します。中央管理用サーバには、一般的な Web ブラ
ウザと Java Runtime Environment が搭載された、ネットワーク内の任
意のワークステーションからアクセスできます。
Operations Manager は、プロセッサ、RAM、ハードディスク、ファ
ン、電源などの重要なハードウェアコンポーネントを含めた個々のシステ
ムを管理します。消費電力を監視して制御し、パフォーマンスと使用率の
データを分析して、サーバ構成を更新します。
Operations Manager のセキュリティコンセプトには、役割ベースのユー
ザ管理が含まれおり、3 つのコンセプトを基礎としています。
l
LDAP ディレクトリサービス(Lightweight Directory Access
Protocol)によるグローバルユーザ管理
l
役割ベースのアクセス制御(RBAC)
l
中央認証サービス(CAS)に基づくシングルサインオン(SSO)
RBAC では、タスク指向の権限プロファイルを各役割に割り当てることに
より、ユーザのセキュリティコンセプトとユーザの企業構造を合わせて調
整することができます。
SSO によって、認証は 1 回だけで済みます。正常に認証されると、すべ
ての ServerView コンポーネントへのアクセスが付与されます。再度サイ
ンオンする必要はありません。
Installation under Windows
9
1 はじめに
Operations Manager によるサーバ管理は、サーバネットワークを総合的
に管理するオペレータにとって重要な利点があります。
l
サーバのフェールセーフによる、生産性の向上
l
IT インフラストラクチャの自動監視機能によるコストの削減
l
l
シンプルなエラー分析によるダウンタイムの短縮
l
エネルギー効率を確保し、可能な場合はサーバを無人操作
l
エラー発生時の対応時間を短縮
l
l
1.1
サーバは柔軟に拡張でき、Operations Manager は条件が変更されて
も簡単に調整可能
ネットワークコンポーネントおよびそのリソースを効率的に使用する
ことで、総所有コスト(TCO)を削減
分かりやすいデータ表示、高機能なユーザインタフェース、支援的ヘ
ルプシステムによる高い操作性
本マニュアルの対象者および目的
本マニュアルは、ハードウェアおよびソフトウェアについての十分な専門
知識をお持ちのシステム管理者、ネットワーク管理者、およびサービス技
術者を対象としています。本マニュアルには、OSごとのOperations
Managerの使用に関する要件や、ServerView Operations Manager、
ServerView アップデートマネージャ、およびServerView イベントマ
ネージャのインストールについて記載されています。
10
Installation under Windows
1.2 技術的要件
1.2
技術的要件
1.2.1
最終段階での変更や修正
技術的要件の最終段階での変更や修正は、ServerView Suite DVD 2 に収
録されている Readme ファイルに記載されています。以下のオプションが
あります。
l
l
1.2.2
DVD を起動して、Welcome ダイアログで「ServerView
Software Products」を選択します。Web ブラウザウィンドウで、
「ServerView」 - 「Operations Manager」 - 「Info」の順に選
択します。
管理コンソール
l
l
l
l
1.2.3
DVD で、SVSSoftware – Software – ServerView – Windows –
ServerView_S2 ディレクトリに移動します。
http にアクセスできる標準的な PC/LAN
Microsoft Windows、Internet Explorer V9/V10 または Mozilla
Firefox V16/V17 以降JRE 1.7.0_45 以上で使用するには、Firefox
V25 が必要です。
ディストリビューションでリリースされたデフォルトの Web ブラウザ
がインストールされている SUSE/Red Hat Linux
Java Runtime Environment(JRE)V1.7.0_40 以降、Java
Runtime Environment(JRE)V1.8.x
中央管理用サーバ(CMS)
ハードウェア
l
PRIMERGY サーバ
l
PRIMEQUEST の場合のみ : PRIMEQUEST サーバ
l
プロセッサのコア数:2以上
l
メモリ:4GB以上
l
100 MB LAN
Installation under Windows
11
1 はじめに
l
空きディスク容量:100 GB以上
l
ディスプレイ 1280x1024(推奨、最小 1024 x 768)
ソフトウェア
l
Microsoft Windows® Server 2012 の全エディション
(ただし Server Core インストールなし)
l
l
l
Microsoft Windows® Server 2012 R2 の全エディション
(ただし Server Core インストールなし)
Microsoft Windows® Server 2008 の全エディション
(ただし Server Core インストールなし)
Microsoft Windows® Server 2008 R2 の全エディション
(ただし Server Core インストールなし)
データベース
l
Windows でローカルマシンのデータベースを使用する場合:
ServerView パッケージに付属 : Microsoft SQL Server 2008 R2
Express SP2 および Microsoft SQL Server 2005 Express SP4
その他のサポート対象 :
l
12
o
Microsoft SQL Server 2005 Standard、Workgroup、
Enterprise
o
Microsoft SQL Server 2008 Standard、Workgroup、
Enterprise、Express
o
Microsoft SQL Server 2008 R2 Standard、Workgroup、
Enterprise、Express
o
Microsoft SQL Server 2012 Standard、Enterprise、
Express
o
Microsoft SQL Server 2014 Standard、Enterprise、
Express
Windows 下でリモート :
o
Microsoft SQL Server 2005 Standard、Workgroup、
Enterprise
o
Microsoft SQL Server 2008 Standard、Workgroup、
Enterprise
Installation under Windows
1.3 旧版からの変更点
o
Microsoft SQL Server 2008 R2 Standard、Workgroup、
Enterprise
o
Microsoft SQL Server 2012 Standard、Enterprise
o
Microsoft SQL Server 2014 Standard、Enterprise
Java Runtime Environment
l
Java Runtime Environment(JRE)V1.7.0_40 以降
1.3
旧版からの変更点
本版のマニュアルは ServerView Operations Manager V7.10 に適用さ
れ、オンラインマニュアル『ServerView Operations Manager V7.00 Installation under Windows』(2014 年 10 月版)の更新版です。
このマニュアルでは、以下の変更と追加について主に説明します。
l
内部ディレクトリサービスが OpenDJ から ApacheDS になりまし
た。
21 ページの アーキテクチャと 153 ページの Operations Manager
ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インストールの項が更新されまし
た。
l
Installation Manager V11.14.09 には、次の 2 枚の ServerView
Suite DVD が付属します。
o
DVD 1: Installation(Installation Manager)
o
DVD 2: Management and Serviceability(ServerView
Operations Manager Software など)
このため、14 ページの ServerView Suite リンク集の項が更新され
ました。
Installation under Windows
13
1 はじめに
1.4
ServerView Suite リンク集
ServerView Suite リンク集により、富士通は ServerView Suite および
PRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供し
ます。
ServerView Suite には、以下のトピックに関するリンクがあります。
l
Forum
l
サポートデスク
l
マニュアル
l
製品情報
l
セキュリティ情報
l
ソフトウェアのダウンロード
l
Training
ダウンロードには以下が含まれます。
o
ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその
他の Readme ファイル。
o
ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバを
アップデートする場合、および ServerView Update Manager
Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場
合の、システムソフトウェアコンポーネント(BIOS、ファーム
ウェア、ドライバ、ServerView エージェントおよび
ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップ
デートセット。
o
ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。
ダウンロードは富士通 Web サーバから無償で入手できます。
PRIMERGY サーバには、以下のトピックに関するリンクがあります。
l
サポートデスク
l
マニュアル
l
製品情報
l
スペアカタログ
14
Installation under Windows
1.5 ServerView Suite のマニュアル
ServerView Suite リンク集へのアクセス
ServerView Suite のリンク集へアクセスする方法はいくつかあります。
1. ServerView Operations Manager から。
l
開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択し
ます。
ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。
2. 富士通マニュアルサーバの ServerView Suite のオンラインドキュメ
ントの開始ページから。
次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページに
アクセスします。
http://manuals.ts.fujitsu.com
l
l
左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。
右側で、「選択されたマニュアル」で「PRIMERGY
ServerView Links」をクリックします。
ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。
3. ServerView Suite DVD 2 から。
l
l
PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、
「ServerView Software Products」を選択します。
メニューバーで「Links」を選択します。
ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。
1.5
ServerView Suite のマニュアル
マニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インター
ネットのオンラインドキュメントは、 http://manuals.ts.fujitsu.comの
「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。
ServerView Suite にあるマニュアルの概要およびファイル構造について
は、ServerView Suite サイトマップを参照してください(ServerView
Suite – Site Overview)。
Installation under Windows
15
1 はじめに
1.6
表記規則
この マニュアルでは以下の表記規則を使用します:
表記
説明
データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示しま
す。
追加関連情報とヒントを表示します。
太字
等間隔
表示
インターフェイス要素の名前を示します。
パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。
太 字 の キーボードを使用して入力するテキストを示します。
等間隔
表示
青字の 関連するトピックへのリンクを示します。
文字列
ピンク 既に表示したリンクを示します。
字の文
字列
<abc> 実際の値と置き換える必要がある変数を示します。
[abc]
[key]
オプション(構文)を示します。
キーボード上のキーを示します。大文字のテキストを入力する場
合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合
[SHIFT] + [A] を押します。2 つのキーを同時に押す場合は、2
つのキーをプラス記号で連結して示します。
マニュアルおよび実際の画面
ServerView Suiteの画面はシステムに依存しているため、表示される詳細
はシステムによって異なる場合があります。また、システム固有の差異
は、メニューオプションとコマンドに関連している場合があります。画面
は予告なく変更となる場合があります。その場合は各画面のヘルプを参照
して下さい。
16
Installation under Windows
1.7 製品名称の表記
1.7
製品名称の表記
本書では、テキストで使用される製品名称を次のように略して表記しま
す。
Windows Server 2012 および 2012 R2
Installation under Windows
17
1 はじめに
Windows Server 2008 および 2008 R2
18
Installation under Windows
1.7 製品名称の表記
Linux
仮想化ソフトウェア
Installation under Windows
19
20
Installation under Windows
2.1 アーキテクチャ
2
PRIMERGY サーバ管理
2.1
アーキテクチャ
ServerView Operations Manager のアーキテクチャは、管理コンソー
ル、管理用サーバ(CMS)、監視対象サーバに基づいています。
Installation under Windows
21
2 PRIMERGY サーバ管理
管理コンソール
ブラウザベースのコンソールでサーバを管理でき、指定
したデータを表示することができます。ブラウザとして
以下を使用できます。
l
l
Internet Explorer または Mozilla Firefox がインス
トールされている Microsoft Windows
ディストリビューションでリリースされたデフォル
トの Web ブラウザがインストールされている
SUSE/Red Hat Linux
Java Runtime Environment のインストールも必要で
す。
中央管理用サーバ(CMS)
管理用サーバ(CMS)には、ServerView Operations
Manager のインストールが必要です。Virtual IOManager などの ServerView Suite のオプションコン
ポーネントも管理用サーバにインストールされ、
Operations Manager に統合されます。
中央管理用サーバ(および ServerView Operations
Manager とそのコンポーネント)は、Windows または
Linux の仮想マシン(VM)でも実行できます。
ServerView Suite および iRMC のグローバルユーザ管
理はそれぞれ、すべての中央管理用サーバ(CMS)
/iRMC のユーザを LDAP ディレクトリサービスのディ
レクトリに一元的に保存します。これにより、ユーザを
中央サーバで管理することができます。そのため、ユー
ザは、ネットワークのこのサーバに接続されるすべての
CMS および iRMC で使用できます。
ServerView Suite は現在、以下のディレクトリサービ
スをサポートしています。
l
l
22
ApacheDS(JBoss 7 上で実行)
Microsoft Active Directory
Installation under Windows
2.1 アーキテクチャ
ServerView Operations Manager のインストール時に
は、ServerView の内部ディレクトリサービス
(ApacheDS)を選択するオプションがあります。
ServerView でのディレクトリサービスの使用につい
て、詳細は『ServerView でのユーザ管理』マニュアル
(15 ページの ServerView Suite のマニュアルを参
照)を参照してください。
ServerView が作成して使用するデータは、SQL
Server 内の SQL データベースに保存されます。以下の
SQL Server が ServerView Operations Manager の
インストールに含まれます。
Windows Server:SQL Server 2008 R2/2005
Express
l
Linux Server:PostgreSQL
ただし、Windows 環境では他の Microsoft SQL
Server データベースを使用することができます。
l
管理用サーバには Java Runtime Environment が必要
です。
ServerView Operations Manager のインストール手順
については、次のマニュアルを参照してください。
l
l
Installing ServerView Operations Manager
Software under Windows
Installing ServerView Operations Manager
Software under Linux
Installation under Windows
23
2 PRIMERGY サーバ管理
管理対象サーバ
管理対象サーバには ServerView エージェント、
ServerView CIM プロバイダ、または ServerView
Agentless Service をインストールする必要があり、こ
れによって中央管理用サーバに情報を提供します。
ServerView RAID Manager および ServerView
Update エージェントも管理対象サーバにインストール
する必要があります。
仮想マシン(VM)への ServerView エージェントのイ
ンストールはリリースされていません。
l
l
ServerView エージェントは Windows、Linux、
Citrix XenServer で使用できます。
ServerView CIM プロバイダは Windows、Linux、
VMware ESXi で使用できます。
ServerView Operations Manager は現在、
VMware ESXi 向け ServerView CIM プロバイダの
みをサポートします。
CIM プロバイダのインストール手順については、次のマ
ニュアルを参照してください。
l
ServerView Agents for Windows
l
ServerView Agents for Linux
l
Installing ServerView ESXi CIM Provider
l
24
ServerView CIM Providers for Windows, Linux,
and VMware ESXi
Installation under Windows
2.2 管理用サーバ へのインストール
2.2
管理用サーバ へのインストール
Operations Manager(ServerView アップデートマネージャなど)を管
理用 サーバ にインストールすることができます。 これにより、PC また は
ノート型パソコンで標準的な Web ブラウザを使用してサーバを監視できま
す。さらに、管理用サーバまたは別のサーバに、イベントマネー ジャ(イ
ベント管理)をインストールすることもできます。
イベントマネージャで VMware vSphere Hypervisor サーバ(ESXi サー
バ)から CIM 通知を受け取るには、同じサーバに Operations Manager
をインストールする必要があります。
Operations Manager は、次のオペレーティングシステムにインストール
できます。
l
Windows、SUSE Linux、Red Hat Linux
Operations Manager は ServerView Suite DVD 2 に格納されていま
す。
l
Installation Wizardは、Windows環境でインストールする場合に使用
できます。インストールはOperations Manager、アップデートマ
ネージャ、イベントマネージャを対象としています。また、このウィ
ザードにより、Operations Managerを他のサーバに個別にインス
トールすることも可能です。
インストールは、Windowsコマンドラインモードでも実施できます。
管理用サーバへのインストールについては、29 ページの ServerView
Operations Manager のインストール:および231 ページの コマンド
ラインからの Operations Manager ソフトウェアのインストールを
参照してください。
l
Linux 環境におけるインストールは、スクリプトベースで行われま
す。このインストールにより、Operations Manager、イベントマ
ネージャ、アップデートマネージャがインストールされます。
インストールの説明については、Linux 用の ServerView Operations
Manager インストールガイドを参照してください。
Installation under Windows
25
2 PRIMERGY サーバ管理
2.3
管理対象サーバへのインストール
以下のコンポーネントを管理対象サーバにインストールする必要がありま
す。これにより、中央管理用サーバに情報が提供されます。
l
ServerView エージェント、ServerView CIM プロバイダ、または
ServerView Agentless Service
ServerView エージェントは Windows、Linux、Citrix XENServer
で使用できます。CIM プロバイダは Windows、Linux、VMware
ESXi で使用できます。インストールについては、インストールおよび
ユーザガイド『ServerView Agents for Windows』、
『ServerView Agents for Linux』、『ServerView CIM Providers
for Windows, Linux, and VMware ESXi』を参照してください。
ServerView Agentless Service は Windows および Linux で使用で
きます。このインストールについては、『ServerView Agentless
Management』の概要に記載されています。
ServerView System Monitor は自動的にインストールされ
(ServerView エージェントインストールによる)、サーバでローカ
ルにサーバ情報のモニタとチェックを行うことができます。詳細は、
『ServerView System Monitor』ユーザガイドを参照してくださ
い。
l
ServerView Update エージェント
アップデート管理機能によって管理対象サーバを最新に維持するに
は、ServerView Update エージェントを管理対象サーバにインス
トールする必要があります。この方法の詳細は、『ServerView
Update Management』ユーザガイドを参照してください。
l
ServerView RAID Manager
ServerView RAID を使用して、PRIMERGY サーバに内蔵されてい
る RAID コントローラを監視し、管理します。詳細は、『RAID
Management』ユーザガイドを参照してください。
26
Installation under Windows
2.4 Operations Manager の統合オプション
追加インストール
l
ServerView Online Diagnostics
Windows 用 ServerView エージェントのインストール時に、Online
Diagnostics もインストールされます。Online Diagnostics を使用
すると、リモートワークステーションから、管理対象の PRIMERGY
サーバに対して、一連のハードウェアテストを実行することができま
す。
l
2.4
ServerView エージェント(Windows 用)をエキスパート モードで
インストールしている場合は、Asset CLI、Configuration Tools、
Prime Collect、ServerView System Monitor などの追加コンポー
ネントをインストールするかどうかを選択できます。
Operations Manager の統合オプション
Operations Manager は、標準のプロトコルやインターフェースが使用さ
れているので、他の管理システムに簡単に統合できます。Operations
Manager 統合モジュールを使用すると、PRIMERGY サーバのステータ
スに関する詳細情報を、接続している管理システムのコンソールに出力で
きます。この方法で、PRIMERGY サーバを中央の企業管理コンソールの
1 か所で管理できます。ネットワーク管理、アプリケーション管理、およ
びソフトウェア配布など、その他の管理機能も問題なく PRIMERGY サー
バに使用できます。
次の管理システムの統合モジュールが用意されています。
l
IBM Tivoli TME 10™ Framework TE/C
l
IBM Tivoli NetView
l
HP OpenView Network Node Manager
l
HP Operations Manager
l
Microsoft MOM および SCOM 2007
l
Microsoft SMS および SCCM 2007
l
Nagios および BMC Patrol
l
VMWare vCenter 5.1
l
PRIMEPOWER ServerView Suite
Installation under Windows
27
2 PRIMERGY サーバ管理
一部の統合モジュール(Microsoft SMS、MOM など)は、ServerView
Suite DVD 2 に格納され、Operations Manager ソフトウェアのインス
トール時に、管理用サーバに自動的にインストールできます。ただし、該
当の管理ソフトウェアがシステムにインストール済みである必要がありま
す。詳細は、153 ページの Operations Manager ソフトウェアの GUI
ダイアログ形式インストールを参照してください。
他の統合モジュール(HP Operations Manager、IBM Tivoli TME
NetView など)は、ServerView Integration CD に収録されています。
統合モジュールについての詳細は、対応する統合マニュアルと、データ
シート「ServerView Integration」を参照してください。
28
Installation under Windows
3
ServerView Operations Manager の
インストール:
本章では、Operations Manager(ServerView アップデートマネージャ
を含む)とイベントマネージャを管理用サーバで Windows OS にインス
トールする方法を説明します。
l
l
アップデートマネージャ(バージョン 4.71 まで)が管理用
サーバにインストール済みの場合は、Operations Manager
ソフトウェアをインストールする前にアンインストールする
必要があります。アンインストールしなかった場合、インス
トールは中断されます。
ServerView エージェントを管理用サーバにインストールす
る場合は、先に最新の ServerView エージェントをインス
トールしてから、Operations Manager をインストールする
必要があります。
必要なソフトウェアは ServerView Suite DVD 2 に格納されています。
各製品は、管理用サーバにまとめてインストールするか、それぞれ別々の
コンピュータにインストールできます。
アップグレードインストールは、既存の Operations Manager
バージョン 6.00.06 以降でのみサポートされています。
バージョン 6.00.06 未満のすべての Operations Manager をあ
らかじめバージョン 6.00.06 にアップグレードする必要がありま
す。
Windows へのインストールは、わかりやすい GUI ダイアログ形式になっ
ており、Microsoft Windows Installer テクノロジに基づいています
(153 ページの Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ
形式インストールを参照)。
インストールは、Windowsコマンドラインモードでも実施できます。その
ために、ダイアログを使用しないサイレントインストール用の編集可能な
スクリプトが用意されています(231 ページの コマンドラインからの
Operations Manager ソフトウェアのインストールを参照)。
Installation under Windows
29
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.1
ServerView Operations Managerのコンポーネ
ント
ServerView Operations Manager のインストー
ル
ServerView Operations Managerをインストールすると以下の
ServerViewコンポーネントも同時にインストールされます。
ServerView Configuration Manager
ServerView Configuration Managerによって、システムに応じた構
成ファイルを監視対象サーバに作成できます。(ServerView エー
ジェントがインストールされているサーバのみサポートされます)。
ServerView アーカイブマネージャ
アーカイブマネージャによって、システムおよび運用データを記録
し、保存することができます。その後データを確認したり評価するこ
とができます。
ServerView インベントリマネージャ
インベントリマネージャによって、1つ以上の監視対象サーバのデータ
を取得して画面に表示します。Operations Managerからデータをエ
クスポートし、様々なフォーマット(CSV、ODBCなど)で保存する
ことができます。
ServerView パフォーマンスマネージャ
パフォーマンスマネージャによって、特定のサーバのコンポーネント
のパフォーマンスを監視することができます。パフォーマンスマネー
ジャはルールに従って実施されます。作成されたルールはどのサーバ
に対しても実行することができます。
ServerView スレッシュホールドマネージャ
スレッシュホールドマネージャによって、1 つ以上の監視対象サーバ
とそのサーバ上で稼動するあらゆる仮想マシンを、しきい値に基づい
て管理用サーバ から監視することができます。
30
Installation under Windows
3.1 ServerView Operations Managerのコンポーネント
ServerView Remote Management Frontend
ServerView リモートマネージメントは、Webベースのワーク環境を
提供してサーバのリモート管理を可能にします。
ServerView アップデートマネージャ
ServerView アップデートマネージャ をインストールすると、以下の
ServerView Operations Managerコンポーネントもインストールされま
す。
アップデートマネージャ
アップデートマネージャ によって、管理用サーバを介し、すべてのド
メインに対してソフトウェアをインストールおよびアップ デートする
ことができます。
リポジトリマネージャ
リポジトリマネージャ によって、アップデートされたリポジトリを管
理することができます。
ダウンロードマネージャ
ダウンロードマネージャは、ご使用のサーバ用のファームウェア、
BIOS、ドライバ、および ServerView エージェントの最新のものを
適宜入手することができます。
設定
設定メニューによって、アップデートマネージャ のためのグローバル
なパラメータを設定することができます。
ServerView イベントマネージャ
イベントマネージャをインストールすると、以下のServerView
Operations Managerコンポーネントもインストールされます。
アラームモニタ
アラームモニタは、選択されたサーバおよびサーバグループへの入力
アラームをすべてOperations Managerのメインウィンドウに表示し
ます。
Installation under Windows
31
3 ServerView Operations Manager のインストール:
アラーム設定
アラーム構成コンポーネントによって、アラームの取り扱いを設定で
きます。アラームのルール、フィルタのルール、一般的なルールを設
定できます。
3.2
JBoss Web サーバ
ServerView Operations Manager V5.0 以降では、Microsoft
Web サーバ(MS Internet Information Server)と
ServerView Web サーバ(Apache for Windows ベース)はサ
ポートされません。
ServerView Operations Manager バージョン 5.0 以降で使用される
Web サーバは JBoss です。
JBoss に必要なファイルは、Operations Manager ソフトウェアのイン
ストール時に自動的にインストールされます。JBoss はスタンドアロン
サービス ServerView JBoss Application Server 7 として設定さ
れ、Windows の「スタート」メニューから起動や終了ができます。
「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
以下のコマンドを使用して、サービスを開始/停止することもできます。
%WINDIR%\system32\net.exe start "ServerView JBoss
Application Server 7"
%WINDIR%\system32\net.exe stop "ServerView JBoss
Application Server 7"
JBoss のアクセスログの自動削除
ログファイル localhost_access_log.<YYYY-MM-DD>.log は
.<installation_path>/jboss/standalone/log ディレクトリに書き
込まれます。毎日別のログが作成されます。前のバージョンでは、ログは
削除されませんでした。
バージョン 5.10 以降では、JBoss 内に自動削除が実装されています。
<installation_path>/jboss/standalone/svconf ディレクトリに
ある設定ファイル sv-com-config.xml では、以下のパラメータについて
説明されています。
32
Installation under Windows
3.2 JBoss Web サーバ
<ns0:fileNamePrefix>localhost_access_
log.</ns0:fileNamePrefix>
ファイル名のプレフィクスの一覧。削除するファイルやチェックする
ファイルを修飾します。デフォルトは、「localhost_access_
log.」というエントリが 1 つだけ含まれるリストです。
<ns0:testInterval>12:00</ns0:testInterval>
テスト間隔。分単位で測定されます。テスト間隔は、1 分から 24 時
間まで指定できます。削除されるファイルの動作は、指定する値に
よって異なります。
数字 [1..1439]
JBoss の開始とともにファイルチェックが開始され、指定した時
間間隔で繰り返されます。
時間 [hh:mm]
時間間隔は 24 時間で、ファイルチェックは毎日指定した時刻に
行われます。(hh の値は 00 ~ 23 です。)デフォルトは
12:00 で、ファイルチェックは毎日正午に行われます。
<ns0:maxAge>10080</ns0:maxAge><!-- one week -->
分単位で設定できるログファイルの最長保存期間です。
fileNamePrefix リストのエントリに一致するファイルのうち、この
値よりも古いものは削除されます。デフォルトは 10080(7日) で
す。設定ファイルに値が指定されていない場合は、4320 という値
(3 日)が使用されます。
Installation under Windows
33
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.2.1
起動および使用ポート
Operations Manager の起動アドレスは https で始まります。
ポート
使用対象
3169
http(このポートにアクセスしようとする
と、Operations Manager バージョン
V4.92 以前は自動的にポート 3170 にリダ
イレクトされます)
https(ファイアウォールのポートのロックを
解除する必要があります)デフォルトで、
TLS v1.1、TLS v1.2、SSLv2Hello がサ
ポートされています。
3170
3171
アップデート管理(ファイアウォールのポート
のロックを解除して、アップデート管理を許可
する必要があります。)
3172
アップデート管理(ファイアウォールのポート
のロックを解除して、アップデート管理を許可
する必要があります。)ServerView ステータ
スガジェットと管理用サーバ間の通信(ファイ
アウォールのポートのロックを解除する必要が
あります。)
3173
1325、9999
ServerView RAID Manager
JBoss(内部ソケット接続にのみ使用)
一部のポートが追加でシ
ステムコンポーネントの
動的割り当てに使用され
ます。
1473
ServerView のディレクトリサービス
(ApacheDS)の非 SSL ポート
1474
ApacheDS がディレクトリサービスとして設
定されている場合は LDAPS
34
Installation under Windows
3.2 JBoss Web サーバ
ポート
使用対象
9212
PostgreSQL データベースサーバ(Linuxの
み)
9363
Operations Manager が XEN デーモンへの
接続に使用します
16509, 16514
KVM サービスが使用します
詳細なセキュリティ情報については、ホワイトペーパー『高セキュリティ
PRIMERGY サーバ管理』を参照してください。
Operations Manager は、情報を収集するために、サーバブラウザおよび
管理対象サーバで指定される、サブネットのすべてのネットワークノード
の以下のポートにアクセスします。
3.2.2
ポート
使用対象
80
Citrix
135
Hyper-V
161
SNMP
443
VMware
623
BMC(iRMC)
3172
ServerView Remote Connector
5988
VMware
5989
VMware
9363
XEN
16509
KVM
16514
KVM
ロールベースのユーザ管理
JBoss では、ロールベースのユーザ管理も可能です。証明書の管理につい
ての詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してく
ださい。
Installation under Windows
35
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.2.3
認証の管理
Web ブラウザは、JBoss Web サーバとの通信に常に HTTPS 接続(つま
り、セキュア SSL 接続)を使用します。そのため、JBoss Web サーバ
は、Web ブラウザで自身を認証するための証明書(X.509 証明書)を必
要とします。X.509 証明書には、JBoss Web サーバ自体と、JBoss
Web サーバの公開鍵の識別に必要な情報がすべて含まれています。
証明書の管理についての詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザ
ガイドを参照してください。
3.3
Web ブラウザ
データを表示するにはWebブラウザが必要です。そのため、Web ブラウザ
を持つ他のコンピュータに LAN 経由でデータを送信すれば、どのコン
ピュータでも表示させることができます。ブラウザは HTML V3.2 および
Javascript V1.1 を解釈できる必要があります。
Web サーバへのアクセスに問題がある場合は、ブラウザで以下のいずれか
の設定を行ってください。
l
l
3.4
ブラウザにおけるプロキシの使用のアクセスオプションを完全に無効
にする。
Web サーバが稼動するホストに対してプロキシが使用されないように
IPアドレスを適切な位置に入力して指定します。
管理者ユーザ「svuser」
特殊な管理者ユーザ svuser のパスワードは、ApacheDS ユーザイン
ターフェースで変更することはできません。Operations Manager インス
トールウィザードでローカルでのみ、変更できます。
l
l
36
新規インストール中に、「管理者ユーザのパスワード」ウィンドウに
パスワードを入力します。153 ページの Operations Manager ソフ
トウェアの GUI ダイアログ形式インストールを参照してください。
既存インストールの場合は、変更インストールを実行し(177 ページ
の Operations Manager ソフトウェアの変更インストールを参
照)、「ApacheDS Administrative User」ウィンドウでパス
Installation under Windows
3.5 Windows Vista および Windows 7 用 ServerView ステータスガ
ワードを変更します(153 ページの Operations Manager ソフト
ウェアの GUI ダイアログ形式インストール)。
3.5
Windows Vista および Windows 7 用
ServerView ステータスガジェット
標準 PC 上に Windows Vista または Windows 7 がインストールされて
いる場合、ServerView ステータスガジェットを利用できます。このガ
ジェットは、さまざまなステータスにあるサーバの台数を表示します。リ
ンクを経由して、ServerView Operations Manager を開始できます。
インストール
ガジェットは以下のいずれかの方法で行うことができます。
l
StatusGadget.gadget ファイルをダブルクリックします。
このファイルは、ServerView Suite DVD 2 の次のディレクトリに格
納されています。
SVSSoftware/Software/ServerView/Windows/ServerVie
w_S2/StatusGadget
l
ServerView Suite DVD 2 から。
ファイル StatusGadget.gadget を実行します。
このファイルは ServerView Suite – Operations Managerにあ
ります。
ステータスガジェットがインストール済みの場合は、現在のバージョンと
置き換えるかどうか確認されます。
設定
インストール後、次のダイアログが表示されます。
Installation under Windows
37
3 ServerView Operations Manager のインストール:
図 1: ServerView ステータスガジェット - 開始ダイアログ
ServerView Operations Manager インストール(中央管理用サーバ上)
に接続するには、対応する URL を入力する必要があります。ツールアイコ
ン(上記の図を参照)をクリックしてSV Status Gadgetダイアログを
起動し、URL を入力します。
図 2: SV Status Gadgetダイアログ
38
Installation under Windows
3.5 Windows Vista および Windows 7 用 ServerView ステータスガ
この後、中央管理用サーバの名前がステータスガジェットにリンクとして
表示されます。以下の図を参照してください。このリンクを使用して、こ
の中央管理用サーバ上にある ServerView Operations Manager を開始
できます。
図 3: ServerView ステータスガジェット
アイコンは、サーバのステータスを示します。アイコンの意味について
は、ServerView Operations Manager のユーザガイドを参照してくださ
い。
ステータスガジェットを開く
ガジェットを閉じている場合は、次のようにして再度開けます。
1. デスクトップの任意の場所を右クリックします。
2. ガジェットを選択します。
3. 表示されたガジェット概要で、ServerView ステータスガジェットを
選択します。
4. コンテキストメニューから追加を選択します。
ガジェットを再度開いた後、もう一度設定する必要があります。37 ペー
ジの 設定を参照してください。
Installation under Windows
39
3 ServerView Operations Manager のインストール:
複数のステータスガジェットを開く
複数のステータスガジェットを開けます。これによって、異なる中央管理
用サーバ上でさまざまなステータスにあるサーバの台数を表示できます。
ステータスガジェットのアンインストール
ガジェットをアンインストールするには、次の手順に従います。
1. デスクトップの任意の場所を右クリックします。
2. ガジェットを選択します。
3. 表示されたガジェット概要で、ServerView ステータスガジェットを
選択します。
4. コンテキストメニューからアンインストールを選択します。
3.6
準備
Operations Manager ソフトウェアのインストールを開始する前に、次の
作業が完了していることを確認してください。
l
l
Windows OS(Windows Server 2008 または Windows Server
2012)を管理用サーバにインストールします。
Service Pack を適用します。必要に応じて ServerView の各コン
ポーネントをインストールするすべてのサーバおよびコンピュータ
に、Service Pack を適用してください。Windows Server 2008 に
は Service Pack 2 を、Windows Server 2008 R2 には Service
Pack 1 以降を適用することを推奨します。
Service Pack は必ず適用してください。Service Pack が適
用されていない場合は、動作の保証はいたしかねます。
Service Pack がすでに適用されている場合は、再度適用する
必要はありません。
SNMP サービスがインストールされていることを必ず確認し
てから、Service Pack を適用してください。
l
40
管理用サーバに SNMP サービスをセットアップします。それに伴
い、どのコミュニティおよびサーバ(IP アドレス)から管理用サーバ
がトラップを受信するかを指定する必要があります。(41 ページの
SNMP サービスのインストールを参照)。
Installation under Windows
3.6 準備
l
l
l
3.6.1
管理用サーバに Java Runtime Environment をインストールしま
す。(42 ページの Java Runtime Environment のインストールを参
照)。
ServerView Operations Manager と共にインストールされている
JBoss アプリケーションサーバ用の非管理者ユーザアカウントを設定
します。インストール時に、JBossサービス ログオン情報ウィンド
ウでアカウントを指定する必要があります。
ServerView Operations Manager には、SQL データベースをイン
ストールする SQL Server が必要です(43 ページの SQL Server の
インストールオプションを参照してください)。Operations
Manager では、適切な SQL Server インスタンスがインストールさ
れているかどうかが確認されます。適切な SQL Server インスタンス
が見つからなかった場合、Operations Manager のインストール時に
自動的に SQL Server 2008 R2 または SQL Server 2005
Express をインストールできます。
SNMP サービスのインストール
Windows Server 2008/2012 のサポート
1. SNMP サービスをサーバにインストールします。
1. サーバーマネージャを起動します。
2. Windows Server 2012 の場合、役割と機能の追加ウィザード
を起動します。
Windows Server 2008 の場合、左側のウィンドウで「機能」
をクリックして「機能の追加」をクリックします。
3. SNMP サービスオプションを選択します。
4. 次へをクリックしてから、「インストール」をクリックします。
2. 次のように、サーバで SNMP サービスの設定を行ないます。
Installation under Windows
41
3 ServerView Operations Manager のインストール:
デフォルトのコミュニティ名は public です。ほとんどの
SNMP サービスで、このデフォルトのエントリが使用されま
す。セキュリティ上の理由から、このエントリを変更するこ
とをお勧めします。基本的には、サーバまたはサーバグルー
プごとに別々のコミュニティを定義できます。該当の変更を
マネージャに対して忘れずに行ってください。ServerView
の全機能を使用したい場合は、読み書き権限をコミュニティ
に割り当てる必要があります。(読み取り専用)アクセス権
を割り当てると、特定の機能へのアクセスを制限できます。
1. 「管理ツール」–「サービス」–「SNMP Service」を選択しま
す。
2. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
3. トラップをクリックします。
4. 「コミュニティ名」にコミュニティ名を入力します。例えば、
「public」と入力します。
5. 一覧に追加をクリックします。
6. 追加をクリックします。
7. 選択したコミュニティの管理用サーバの IP アドレスを入力し、追
加ボタンをクリックします。ここで入力した管理用サーバにの
み、トラップが送信されます。
8. セキュリティをクリックして、指定したコミュニティの権限を読
み取り、書き込みなどに設定します。OKをクリックして、今行っ
た設定を確定します。
9. 該当のオプションを選択して、どのコンピュータから SNMP パ
ケットを受け付けるかを指定します。
10. OKをクリックして設定を終了します。
3.6.2
Java Runtime Environment のインストール
ServerView Suite DVD 2 を使用して JRE をインストールできます。次
の手順に従います。
1. ServerView Suite DVD 2 を DVD-ROM ドライブに挿入します。
DVD が自動的に起動しない場合は、DVD のルートディレクトリにあ
る start.html ファイルをクリックします。
42
Installation under Windows
3.7 SQL Server のインストールオプション
2. 「ServerView Software Products」オプションにチェックを入れ
ます。
3. Startをクリックします。
4. 表示されるウィンドウで、目的の言語を選択します。
5. Javaを選択します。
6. 適切な *.exe をクリックしてインストールします。
また、Oracle のソフトウェアダウンロードの Web サイトから JRE の最
新バージョンをダウンロードすることもできます。
Operations Manager コンポーネントの開始後に「 Java が、セキュリティ問
題の発生が考えられるアプリケーションコンポーネント を発見しました。」というメッ
セージが表示されたら、「いいえ」をクリックします。このメッセージが
表示されないようにするには、Java のコントロールパネルで以下を設定し
ます。
1. 「コントロールパネル」 - 「Java」を選択します。
2. Java コントロールパネルダイアログボックスで、詳細タブに切り替
えます。
3. 「混合コード (サンドボックス内実行 vs. 信頼済み) セキュリティ検
証」は、「有効 - 警告を表示せずに、保護をかけて実行する」オプ
ションにチェックを入れます。
3.7
SQL Server のインストールオプション
Operations Manager には、SQL データベース ServerViewDB をイン
ストールする SQL Server が必要です。
一定の条件を満たせば、Operations Manager のインストール中に SQL
Server を自動インストールできます。ただし、この後の項で説明している
ように、場合によっては、Operations Manager をインストールする前に
SQL Server をインストールする必要があります。
また、Operations Manager に適した SQL Server がシステムにインス
トール済みの場合は、Operations Manager のインストール時に選択して
使用できます。
いずれの場合も、インストールについて、いくつかの重要な条件と制約が
あります。
Installation under Windows
43
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Microsoft SQL Server Express Edition は 200 台未満のサー
バを監視するのに適しています。
200 台以上のサーバを監視するには、Microsoft SQL Server の
フルバージョンをインストールすることをお勧めします。
SQL Server のパラレル (サイドバイサイド) インストール
SQL Server は、どのエディションでも、異なるインスタンス名で最大
16 回まで同じシステムへのパラレルインストールが可能です。
ServerView Operations Manager の適切なインスタンスは以下の制限に
準拠する必要があります。
l
l
SQL Server フルエディションの場合、任意のインスタンス名が有効
です。
SQL Server フリー(Express)エディションの場合、インスタンス
名は「SQLSERVERVIEW」でなければなりません。
SQL Server インスタンスには、複数のデータベースを含めることができ
ます。
Operations Manager のインストール時に、選択した SQL Server イン
スタンスにデータベース「ServerViewDB」がインストールされます。
ServerView Operations Manager データベースの名前は必ず
ServerViewDB です。データベース名は固定で、ServerView
Operations Manager のセットアップ時に選択することはできま
せん。データベース名は必ず一意であるため、Operations
Manager を複数のローカル管理用サーバにインストールし、リ
モートでインストールされている同じ SQL Server インスタンス
をそれぞれに使用することはできません。
注意 !
ServerView Operations Manager データべース名は変更しないで
ください。
変更すると、Operations Manager アプリケーションがデータベー
スにアクセスできなくなり、以降のアップグレード時や新しくインス
トールを行う際にインストールエラーが発生する可能性があります。
44
Installation under Windows
3.7 SQL Server のインストールオプション
SQL Server の異なるバージョンのインスタンスを同じシステムにサイド
バイサイドでインストールできます。
すべてのバージョンのサイドバイサイドインストールに関する一般的な情
報については、Microsoft の SQL Server Books Online の「Work with
multiple instances and versions of SQL Server」も参照してくださ
い。
SQL Server 2008 および 2008 R2 の場合、技術文書「SQL Server
2008 と SQL Server 2008 R2 のサイドバイサイドのインスタンスに関
する注意点」に記載されている、その他のヒントがあります。いずれの文
書も、SQL Server で使用される内部バージョン番号が指定されているた
め、サイドバイサイドの概念が理解しやすくなってます。
以下の内部バージョン番号はServerView Operations Manager でサポー
トされる SQL Server バージョンで使用されています。
l
SQL Server 2005: 9.00
l
SQL Server 2008: 10.00
l
SQL Server 2008 R2 : 10.50
l
SQL Server 2012: 11.00
l
SQL サーバ 2014: 12.00
異なる言語の SQL Server インスタンスを同じシステムにインス
トールすることはできません。
例
英語版の SQL Server 2005 と日本語版の SQL Server
2005 の同一システムへのインストールはサポートされてい
ません。
日本語版以外の SQL Server インスタンスがシステムにイン
ストール済みの場合、Operations Manager で標準の日本語
版 SQL Server を自動的にパラレルインストールすることは
できません。この場合、ダイアログボックスが開き、適切な
言語の SQL Server を手動でインストールするよう求められ
ます。
既存インスタンスの表示
SQL Server の既存インスタンスは、次の手順で表示できます。
Installation under Windows
45
3 ServerView Operations Manager のインストール:
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. 次のコマンドを入力します。
sqlcmd -L | findstr -i <computer_name>
システム <computer_name> にインストール済みの SQL Server イン
スタンスがすべて表示されます。このコマンドの実行には、数分間かかる
場合があります。
システムにインストールされている Operations Manager インスタンス
が 16 個未満の場合は、インスタンスを追加インストールできます。
インスタンスのバージョンと言語はコマンドで検索できます(222 ページ
の エラーイベントの重要な情報を参照)。
SQL Serverインスタンス名に関する一般的事項
インスタンスが 1 つの場合、インスタンス名は不要で、またこのインスタ
ンスがデフォルトのインスタンスになります。このデフォルトのインスタ
ンスが、選択リストで名前「(local)」の下に、またリモートサーバの場合
は、そのサーバのコンピュータ名の下に表示されます。残り 15 個のイン
スタンスには、一意のインスタンス名が必要です。これらのインスタンス
を「名前付きインスタンス」と呼びます。SQL Server Express は、選択
リストで名前 <server_name>\<instance_name> に表示されるイ
ンスタンス名でインストールされる場合がよくあります。
SQL Server の各種言語版と OS の言語
SQL Server には、複数の言語版が用意されています。SQL Server は、
OS の言語と互換性のある言語版をインストールする必要があります。
l
l
SQL Server の英語版は、サポートされているすべての OS にインス
トールできます。西ヨーロッパ言語の Windows OS には、SQL
Server の英語版をインストールすることを推奨します。
また、OS と同じ言語の SQL Server をインストールすることもでき
ます。
SQL Server のインストール先ディスクが圧縮されていないことを確認し
てください。
認証モード
l
Operations Manager では、Windows 認証モードだけを使用して
SQL Server に接続します。
46
Installation under Windows
3.7 SQL Server のインストールオプション
l
l
3.7.1
必要のない限り、SQL Server は Windows 認証モードだけでインス
トールすることを推奨します。これが SQL Server Setup 時のデフォ
ルト設定であり、また Microsoft の推奨設定でもあります。
混合モード(Windows 認証と SQL Server 認証)を選択する場合
は、SQL Server の認証モードに関する Microsoft のヒントを参照し
てください。
管理用サーバにローカルでインストール
SQL Server は、管理用サーバにローカルにインストールするか、
Operations Manager から自動的にインストールできます。
Operations Manager の適切な SQL Server インスタンス :
l
インスタンス名 SQLSERVERVIEW の SQL Server Express エディ
ション
SQL Server 2008 R2 Express は Windows Server
2012 への ServerView Operations Manager のインス
トール時に同時にインストールできます。
SQL Server 2005 Express は Windows Server 2008 へ
の ServerView Operations Manager のインストール時に同
時にインストールできます。
l
任意のインスタンス名または名前がないインスタンスの SQL Server
フルエディション(Enterprise/Standard/Workgroup Edition)
Workgroup Edition は Microsoft で SQL Server 2012 以
降は廃止されました。
SQL Server の異なるバージョンのシステムへのサイドバイ
サイドインストールが、Microsoft でサポートされていま
す。
すべてのバージョンのサイドバイサイドインストールに関す
る一般的な情報については、Microsoft の SQL Server
Books Online の「Work with multiple instances and
versions of SQL Server」も参照してください。
Installation under Windows
47
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Operations Manager のインストール時の SQL Server インスタンス
の認識
ServerView Suite DVD 2 には SQL サーバが用意されています。システ
ムに適切な SQL Server インスタンスがインストールされていない場合、
Operations Manager ソフトウェアのインストール時にこの SQL Server
インスタンスを自動的にインストールできます。
自動的にインストールされる SQL Server は、SQL Server インスタンス
名が SQLSERVERVIEW です。
Operations Manager に適切な SQL Server インスタンスが既存する場
合、SQL Server の自動インストールは実行されません。既存の SQL
Server インスタンスのリストからインスタンスを選択して、そこに
ServerView のデータベースをインストールできます。
SQL Server 2014 または SQL Server 2014 Express のインストール
についての詳細は、52 ページの SQL Server 2014を参照してくださ
い。
SQL Server 2012 または SQL Server 2012 Express のインストール
についての詳細は、63 ページの SQL Server 2012を参照してくださ
い。
SQL Server 2008(R2)または SQL Server 2008(R2)Express
のインストールについての詳細は、77 ページの SQL Server 2008 (R2)
を参照してください。
SQL Server 2005 または SQL Server 2005 Express のインストール
についての詳細は、90 ページの SQL Server 2005を参照してくださ
い。
3.7.2
別のシステムにリモートでインストール
リモートでインストールされている SQL Server インスタンスを使用し
て、 ServerView データベースをその上にインストールすることもできま
す。
48
Installation under Windows
3.7 SQL Server のインストールオプション
l
l
Operations Manager をリモートサーバにローカルで同時に
インストールすることはできません。
Operations Manager を複数のローカル管理用サーバにイン
ストールし、リモートでインストールされている同じ SQL
Server インスタンスをそれぞれに使用することはできませ
ん。
要件
ローカルの管理用サーバとリモートシステムは、同じドメイン、または 2
通りの信頼関係が設定された 2 つのドメインに所属している必要がありま
す。「ドメインユーザ」グループに 1 つ以上のドメインユーザアカウント
が必要です。
適切な SQL Server インスタンスは SQL Server 2014、SQL Server
2012、SQL Server 2008 R2 または SQL Server 2008/2005 の、
Standard、Workgroup(該当する場合)、Enterprise エディションのい
ずれかです。Operations Manager のインストール前に、リモートサーバ
でインストールと構成が必要です。
リモート SQL Server として使用する SQL Server の設定についての詳細
は、98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
l
SQL Server の異なるバージョンのシステムへのサイドバイ
サイドインストールが、Microsoft でサポートされていま
す。
すべてのバージョンのサイドバイサイドインストールに関す
る一般的な情報については、Microsoft の SQL Server
Books Online の「Work with multiple instances and
versions of SQL Server」も参照してください。
l
SQL Server Express はサポートされていません。
Microsoft SQL Server 2012/2014 コマンドラインユーティリティ
リモート SQL Server を使用するには、管理用サーバに SQL Server コマ
ンドラインツール sqlcmd と bcp が必要です。
これらのコマンドがない場合、Microsoft SQL Server 2012 コマンド
ラインユーティリティソフトウェアが自動的にインストールされます。
Installation under Windows
49
3 ServerView Operations Manager のインストール:
前提条件として、Microsoft SQL Server 2012/2014 Native Client
を事前にインストールしてください。
3.7.3
ドメインコントローラへの SQL Server のインストール
セキュリティ上の理由より、SQL Server はできる限りドメインコント
ローラにインストールしないでください。
SQL Server のインストールは読み取り専用ドメインコントロー
ラではサポートされていません。
インストールの順序に注意してください。
1. まず、サーバをドメインコントローラに変更します。
2. 次に、SQL Server と ServerView Operations Manager をインス
トールします。
次の手順に従います。
1. このコンピュータに固定 IP アドレスを割り当てます。
2. ローカル管理者としてログオンします。
3. 「スタート」 -「ファイル名を指定して実行」を選択します。
4. 「名前」に「dcpromo」と入力し、「OK」をクリックします。
Active Directory のインストールウィザードを実行します。
5. ドメイン管理者としてサーバにログオンします。
6. SQL Server の Workgroup/Standard/Enterprise Edition をインス
トールします。
SQL Server サービスアカウントは、Windows のドメインユーザアカ
ウントとして実行します。別個の SQL Server サービスは別個の
Windows アカウントで実行します。ドメインコントローラで、SQL
Server サービスを「Local Service」や「 Network Service」で
実行することはできません。「Local System」として実行する
SQL Server サービスアカウントをインストールすることもできま
す。この方法は推奨されません。
7. ServerView Operations Manager をインストールします。
サービスとアカウントの割り当ては、インストール後も SQL Server
Configuration Manager を使用して変更できます(例えば Express
Edition)。
50
Installation under Windows
3.8 SQL Server メモリオプションの設定
SQL Server のインストール後にサーバのロールを変更しないで
ください。
例えば、メンバーサーバに SQL Server をインストールした場
合、Active Directory のインストールウィザード
(dcpromo.exe)ツールを使用してサーバをドメインコント
ローラに変更しないでください。
また、ドメインコントローラに SQL Server をインストールした
場合、Active Directory のインストールウィザードを使用して
サーバをメンバーサーバに変更しないでください。 SQL Server
のインストール後のサーバロールの変更は、機能が失われる可能
性があり、サポートされていません。
3.8
SQL Server メモリオプションの設定
Windows では、ServerView Operations Manager は Microsoft SQL
Server をデータベースサーバとして使用します。Microsoft SQL Server
にはサーバプロパティ max server memory があり、Microsoft SQL
Server Database Engine のバッファプールで使用されるメモリの最大値
を定義します。
デフォルトで、この値は 2147483647 MB に設定され、Microsoft
SQL Server は使用できるシステムリソースに応じて動的にメモリ要件を
変更します。
ただし、SQL Server メモリオプションを手動で設定して、SQL Server
がアクセスできるメモリ量を低い値に制限することもできます。これは、
システム管理者が SQL Server のインスタンスを、同じコンピュータ上で
実行されるその他のアプリケーションのメモリ要件に加えて設定する場合
に、便利です。
この目的で、ServerView Operations Manager にはユーティリティツー
ルとして Windows バッチファイルが用意されています。バッチファイル
は Operations Manager がユーザの入力に従って使用する Microsoft
SQL Server インスタンスの max server memory オプションを設定し
ます。
l
コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
l
<DllPath> を見つけ、ディレクトリを移動します。
Installation under Windows
51
3 ServerView Operations Manager のインストール:
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr -i DllPath=
cd /d <DllPath>\Tools
l
ツールを実行します。
SVConfigSQLMaxMemSize.bat
サーバの最大メモリ値は、32 ~ 2147483647 MB の範囲で設定でき
ます。これらの制限値はツールが指定し、チェックします。何も指定しな
い場合のデフォルト値は 64 MB です。
サーバプロパティmax server memoryは、システムおよびアプリケー
ション負荷に関してのみ、注意して変更する必要があります。テスト結果
から、サーバリストに通常の状態で動作する約 10 台のサーバが登録され
ている場合、64 MB の設定で十分とされています。
特に ServerView Operations Manager が SQL Server の
「sysadmin」アクセス権なしでインストールされた場合は、MS SQL
Server の必要な権限を確認してください。
max_server_memory オプションを変更するには、sysadmin(または
serveradmin)固定サーバロールが持つ権限が必要です。このため、MS
SQL Server で「sysadmin」サーバロールのメンバーであるアカウント
からユーティリティツールを実行することが必要です。
3.9
SQL Server 2014
ServerView データベースを Windows Server 2008 以上のバージョン
のオペレーティングシステムの SQL Server 2014 インスタンスにインス
トールできます。
SQL Server 2014 は、Operations Manager をインストール
する前にインストールする必要があります。
3.9.1
ハードウェアとソフトウェアの要件
3.9.1.1 ハードウェアの要件
SQL Server 2014 のハードウェア要件の詳細については、
http://msdn.microsoft.com にアクセスして、Web サイトで
「Hardware and Software Requirements for installing SQL Server
2014」をクイック検索してください。
52
Installation under Windows
3.9 SQL Server 2014
3.9.1.2 ソフトウェア要件
l
SQL Server 2014 でサポートされるオペレーティングシステム:
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2 SP1
Windows Server 2008 SP2
l
Microsoft .NET Framework 3.5 SP 1 および .NET Framework
4.0
各オペレーティングシステムに対応するパッケージを取得す
る方法については、http://msdn.microsoft.com にアクセ
スして、Web サイトで「Hardware and Software
Requirements for installing SQL Server 2014」をクイッ
ク検索してください。
l
データベースエンジンコンポーネントおよびデータベースソフトウェ
ア管理ソフトウェアである SQL Server Management Studio のイ
ンストールには、Windows PowerShell 2.0 が必要です。
SQL Management Studio をインストールして有効にする
方法については、上記の Web サイトを参照してください。
o
Windows Server 2008 R2 SP1 では、PowerShell 2.0 はオペ
レーティングシステムに付属しています。「すべてのプログラ
ム」 – 「アクセサリ」 – 「Windows PowerShell」でアクセス
できます。
o
Windows Server 2008 SP2 では、Microsoft ダウンロードセ
ンターで Windows PowerShell 2.0 を検索してダウンロード
してください。2 種類のパッケージがあります。32 ビットシステ
ムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの場合は x64
パッケージをダウンロードします。必要なパッケージをインス
トールします。
o
Windows Server 2012 の場合:
Windows Power Shell 3.0 は Windows Server 2012 の一部と
してインストールされます。
Installation under Windows
53
3 ServerView Operations Manager のインストール:
o
3.9.2
Windows Server 2012 (R2) の場合:
Windows Power Shell 4.0 は Windows Server 2012 の一部と
してインストールされます。
エディション
パフォーマンスの要件と予算に応じて、次のエディションを使用できま
す。
l
Express Edition
SQL Server 2014 Express は SQL Server 2012 Express の後継
です。SQL Server 2014 Express は無料で、Microsoft ダウンロー
ドセンターから入手できます。SQL Server 2014 Express のデータ
ベースサイズの制限は 10 GB です。
以下がフルバージョンです。
l
Standard Edition
l
Enterprise Edition
SQL Server には 32 ビットエディションと 64 ビットエディションがあ
ります。
SQL Server Express エディションを ServerView Operations
Manager で使用する際の制限事項と推奨事項に注意してください
(43 ページの SQL Server のインストールオプションを参
照)。
3.9.3
サービスアカウントの設定
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権なし
でインストール」するには、109 ページの Windows アカウントとアクセ
ス権の概要と 54 ページの サービスアカウントの設定を参照してくださ
い。
サービスアカウントの設定の詳細については、77 ページの SQL Server
2008 (R2)の 78 ページの サービスアカウントの設定の項を参照してく
ださい。
54
Installation under Windows
3.9 SQL Server 2014
3.9.4
SQL Server 2014 Express Edition のインストール
SQL Server 2014 Express は無料版の SQL Server です。これらのエ
ディションは、Microsoft ダウンロードセンターからダウンロードできま
す。SQL Server 2014 Express のインストールについての詳細は、
Microsoft ダウンロードセンターを参照してください。
常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。
Microsoft ダウンロードセンターからのファイルのダウンロード
1. Microsoft Download Center を開きます。URL :
http://www.microsoft.com/downloads
2. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「Microsoft SQL
Server 2014 Express」と入力し、Enter キーを押すか、「検
索」ボタンをクリックします。ダウンロード結果は、リリース日を基
準に並べ替えることができます。
3. 表示された一覧で「Microsoft SQL Server 2014 Express」を
クリックします。
4. 「言語の変更」で、該当する言語バージョンを選択します。
5. 32 ビットシステムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの
場合は x64 パッケージをダウンロードします。
6. 必要なパッケージが「注意事項」の項に表示されます。
パッケージをダウンロードし、インストールします。
7. オプション: Microsoft SQL Server 2014 Management Studio
Express のインストールMicrosoft ダウンロードセンターで
「Microsoft SQL Server 2014 Management Studio」を検索
してインストールします。
Microsoft が指定する、すべての指定要件を確認してください。
インストール
1. 管理者としてシステムにログオンします。
2. 該当する *.exe ファイルを実行します。例:
l
SQLEXPR_x64_ENU.exe
l
SQLEXPR_x86_ENU.exe
Installation under Windows
55
3 ServerView Operations Manager のインストール:
インストールはインタラクティブインストールです。Operations
Manager に必要なエントリだけを以下に示します。Operations
Manager では、インスタンス名 SQLSERVERVIEW の SQL Server
2014 Express インスタンスだけが認識されます。
1. 64 ビットの OS を使用している場合は、左側のウィンドウペインで
「オプション」を選択してから、プロセッサタイプ「x64」を選択し
ます。
2. 「インストール」を選択します。
3. 「SQL Server の新規スタンドアロンインストールまたは既存のイン
ストールへの機能の追加」を選択します。
4. 「機能の選択」ウィンドウで、「データベースエンジンサービス」を
選択したままにして、「SQL Server レプリケーション」と「SQL
クライアント接続 SDK」オプションの選択を解除します。
5. 「インスタンスの構成」ウィンドウで、「名前付きインスタンス」と
「インスタンス ID」にインスタンス名 SQLSERVERVIEW を入力し
ます。
6. SQL Server の実行に使用する Windows ユーザアカウントを指定し
ます。78 ページの サービスアカウントの設定の説明に従って、適切
なアカウントを選択します。
7. 「サーバの構成」ウィンドウで、「SQL Server Browser」サービ
スに、スタートアップの種類「自動」を選択します。
8. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「現在のユーザの追
加」ボタンをクリックします。
この操作により、SQL Server 管理者権限が現在の Windows ユーザ
アカウントに追加されます。
このアカウントで、Operations Manager インストールを後で開始で
きます。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合、少なくとも 1 つのアカウ
ントが SQL Server の sysadmin サーバロールを保持している必要が
あります。このアカウントを SQL Server の管理に使用します。
9. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで、SQL Server の
「sysadmin」アクセス権でインストールした場合「追加」ボタンを
クリックします。SQL Server 管理者権限を次の Windows ユーザア
56
Installation under Windows
3.9 SQL Server 2014
カウントに追加します。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」ア
クセス権なしでインストールする」を実行する場合はこのス
テップを省略して、109 ページの Windows アカウントとア
クセス権の概要に記載されている手順を実行してから、この
項の手順 11 に戻ります。
1. Operations Manager のインストールダイアログ「アップデート
管理ログイン情報」ウィンドウのユーザアカウント。
2. SQL Server および SQL Server Agent(前のダイアログ「サー
バ設定」で「Local System」アカウントが設定されていない場
合)のアカウント。
3. 「ローカルシステム」アカウント。それ以外の場合、以下のエ
ラーメッセージが SQL Server エラーログに記録されます。
Login failed for user 'NT AUTHORITY\SYSTEM'.Reason:
Failed to open the explicitly specified database
'ServerViewDB'.
「JBossサービス ログオン情報」ダイアログのアカウントを追加し
ないでください。このアカウントは、Operations Manager のインス
トール時に自動的に許可されます。
ローカル SQL Server 2014 に必要なユーザの詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server 2014 の詳細は
98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
10. デフォルトでは、SQL Server Express Edition で TCP/IP ネット
ワークプロトコルが有効になっていません。しかし、このプロトコル
は、Operations Manager のデータベースアクセスに必要です。した
がって、SQL Server Express をインストールしたら、Operations
Manager を起動する前にこのプロトコルを有効にする必要がありま
す。
次の手順に従って、TCP/IP ネットワークプロトコルを有効にしま
す。
1. SQL Server Configuration Manager を起動します。
2. 「SQL Server ネットワークの構成」で、インストールした
SQL Server インスタンスのインスタンス名を選択します。
3. TCP/IP プロトコルを「有効」に設定します。
Installation under Windows
57
3 ServerView Operations Manager のインストール:
この変更を有効にするためには SQL Server サービスを再起動する必要が
あります。
3.9.5
SQL Server 2014 Express Management Studio のイン
ストール
Windows Server 2012 の場合は、以下の手順に従います。
1. Server Manager を呼び出して、.NET Framework 3.5 SP1 機能
を追加します。これには Windows Server 2012 インストールメ
ディアが必要です(フォルダ \sources\sxs)。
2. SQLManagementStudio インストール実行可能ファイルを起動し
ます。
3. ウィザードの左側の「インストール」をクリックします。
4. 「新規インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加
します。」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
5. 「インストールの種類」ダイアログで「新規インストールを実行する
か共有機能を追加する」をクリックします。
6. ライセンス契約に同意します。
7. 「機能の選択」ページで「管理ツール – 基本」を選択します。残りの
インストールダイアログの説明は省略します。
3.9.6
SQL Server 2014 Enterprise/Standard Edition のイン
ストール
管理用ステーションが現在インターネットに接続されている場合、
Microsoft .NET Framework と Windows Power Shell パッケージが自
動的にインストールされます。接続されていない場合は、SQL Server を
インストールする前に Microsoft .NET Framework とオプションで
Windows Power Shell をインストールする必要があります。
Windows Server 2012 にはすでに PowerShell 3.0 がインストールさ
れています。
Windows Server 2008 に Windows PowerShell 2.0 をインストールす
るには、次の手順に従います。
58
Installation under Windows
3.9 SQL Server 2014
1. スタート – サーバーマネージャの順に選択します。
2. 左側のウィンドウで、「機能」をクリックします。
3. 機能の追加を選択します。
4. 「Windows PowerShell」オプションを選択します。
5. 次へをクリックしてから、「インストール」をクリックします。
インストール
1. 管理者としてシステムにログオンします。
2. インストールメディア(DVD)を挿入します。
3. ルートディレクトリにある setup.exe ファイルをクリックします。
インストールはインタラクティブインストールです。Operations
Manager に必要なエントリだけを以下に示します。インスタンス名に
は、デフォルトのインスタンス名か、別の任意の名前を使用できます。
Microsoft .NET Framework がまだインストールされていない場合は、次
の手順に従います。
l
l
「セットアップへようこそ」ウィンドウで、使用許諾契約書に同意し
ます。
「セットアップ完了」ウィンドウで「終了」をクリックしてアップ
デートを開始します。
必要なパッケージが自動的にインストールされたら、「SQL Server イン
ストールセンター」が起動します。
1. 64 ビットの OS を使用している場合は、左側のウィンドウペインで
「オプション」を選択してから、プロセッサタイプ「x64」を選択し
ます。
2. 「インストール」を選択します。
3. 「SQL Server の新規スタンドアロンインストールまたは既存のイン
ストールへの機能の追加」を選択します。
4. 「機能の選択」ウィンドウで「データベースエンジンサービス」と
「管理ツール - 基本」または「管理ツール - 完全」を選択します。
5. 「サーバの構成」ウィンドウで、「すべての SQL Server サービスで
同じアカウントを使用する」を選択します。SQL Server 2014
Edition を Operations Manager と同じシステムにインストールする
場合、管理者権限がないローカルの Windows ユーザアカウントとパ
Installation under Windows
59
3 ServerView Operations Manager のインストール:
スワードを入力します。リモートデータベースの場合、管理者権限が
ないドメインユーザアカウントとパスワードを入力します(78 ページ
の サービスアカウントの設定を参照してください)。
6. 「サーバの構成」ウィンドウで、「SQL Server Agent」と「SQL
Server Browser」の各サービスに、スタートアップの種類「自動」
を選択します。
7. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「現在のユーザの追
加」ボタンをクリックします。この操作により、SQL Server 管理者
権限が現在の Windows ユーザアカウントに追加されます。このアカ
ウントで Operations Manager のインストールを後で開始するか、
次の手順で Operations Manager インストール用の別のアカウント
を追加します。
このアカウントで、Operations Manager インストールを後で開始し
ます。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合、少なくとも 1 つのアカウ
ントが SQL Server の sysadmin サーバロールを保持している必要が
あります。このアカウントを SQL Server の管理に使用します。
8. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで、SQL Server の
「sysadmin」アクセス権でインストールした場合「追加」ボタンを
クリックします。SQL Server 管理者権限を次の Windows ユーザア
カウントに追加します。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」ア
クセス権なしでインストールする」を実行する場合はこのス
テップを省略して、109 ページの Windows アカウントとア
クセス権の概要に記載されている手順を実行してから、この
項の 61 ページの Service Pack のインストールに戻りま
す。
1. Operations Manager のインストールダイアログ「アップデート
管理ログイン情報」ウィンドウのユーザアカウント。
2. リモート SQL Server を使用している場合、新規インストールの
場合「リモート DB」ウィンドウ、アップグレードインストール
の場合「ServerView サービス ログイン情報」ウィンドウのアカ
ウント。
60
Installation under Windows
3.9 SQL Server 2014
3. SQL Server および SQL Server Agent(前のダイアログ「サー
バ設定」で「Local System」アカウントが設定されていない場
合)のアカウント。
4. ローカル SQL Server を使用している場合は、「Local
system」アカウント。それ以外の場合、以下のエラーメッセー
ジが SQL Server エラーログに記録されます。
Login failed for user 'NT AUTHORITY\SYSTEM'.Reason:
Failed to open the explicitly specified database
'ServerViewDB'.
「JBossサービス ログオン情報」ダイアログのアカウントを追加し
ないでください。このアカウントは、Operations Manager のインス
トール時に自動的に許可されます。
ローカル SQL Server 2014 に必要なユーザの詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server 2014 の詳細は
98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
Service Pack のインストール
Microsoft SQL Server 2014 を使用して、SQL Server 2014 の任意
のエディションにアップグレードできます。
SQL Server システムがインターネットアクセス可能な場合、Microsoft
Update Web ページ(http://www.update.microsoft.com)からアッ
プデートができます。
l
カスタムボタンをクリックして適用可能なアップデートの一覧を表示
します。
そうでなければ、インターネットにアクセスしてシステムを検索し、
Microsoft Download Center の SQL Server インスタンス
(http://www.microsoft.com/downloads)から Service Pack をダウ
ンロードします。
1. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「SQL Server
2014」と入力し、Enter キーを押すか、「検索」ボタンをクリック
します。ダウンロード結果は、リリース日を基準に並べ替えることが
できます。
2. 表示された一覧で、現在のサービスパック(SQL Server 2014
Service Pack 1)のリンクをクリックします。
3. 言語の変更で該当する言語バージョンを選択します。
Installation under Windows
61
3 ServerView Operations Manager のインストール:
4. 32 ビットシステムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの
場合は x64 パッケージをダウンロードします。
5. ダウンロードをクリックしてファイルをダウンロードします。
6. 開いたウィンドウで保存をクリックし、ファイルの保存場所を選択し
ます。
アップデートインストールを行う前に、サーバインスタンスに接続してい
るすべてのアプリケーションとサービスを終了してください。SQL
Server Management Studio およびプログラムの追加と削除ウィンドウ
を閉じてください。
1. インストールを開始します。
インストールは対話形式で行われます。選択肢はデフォルト値のまま
で問題ありません。
2. Windows Server 2008 の場合は追加情報ウィンドウでLaunch
the User Provisioning Toolオプションをチェックします。機能の
選択ウィンドウではアップデートされるコンポーネントが表示されま
す。
3. インストール後にシステムを再起動します。
High Availability を設定する場合、ServerView Services と SQL
Server Services の自動再起動を設定できます。詳細については、183
ページの ServerView Servicesを参照してください。
3.9.7
SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
SQL Server Management Studio を使用して、後でユーザアカウントを
確認および追加することもできます。
アカウントの追加は、Operations Manager のインストール前に
実行してください。
SQL Server Management Studio で 権限が付与されている SQL
Server 管理者を表示するには、セキュリティ – サーバ ロール –
sysadminの順に選択し、コンテキストメニューのプロパティを選択しま
す。
次の手順で、SQL Server 管理者権限を使用してユーザアカウントを追加
することができます。
62
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
1. 追加するアカウントが有効な SQL Server ログイン一覧にすでに存在
していことを確認します。
有効なログインを表示するには、セキュリティ – ログインを選択しま
す。
2. アカウントがない場合、次の手順に従います。
1. コンテキストメニューから「新しいログイン」を選択します。
2. 全般ページのログイン名または名前に Windows ユーザの名前を
入力します。他の設定も保持することができます。
3. 「サーバ ロール」タブに切り替えます。
4. サーバロールとして「sysadmin」または「System
Administrators」を選択し、「OK」をクリックします。
3. ユーザアカウントがある場合、次の手順に従います。
1. 「セキュリティ」 – 「ログイン」 – 「<対象アカウント名>」を選
択します。
2. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
3. 「サーバロール」タブに切り替え、「sysadmin」チェックボッ
クスにチェックします。
4. OKをクリックします。
3.10 SQL Server 2012
Operations Manager バージョン 6.30 では、ServerView データベース
を Windows Server 2008 以上のバージョンのオペレーティングシステ
ムの SQL Server 2012 インスタンスにインストールできます。
SQL Server 2012 は、Operations Manager をインストール
する前にインストールする必要があります。
3.10.1 ハードウェアとソフトウェアの要件
3.10.1.1ハードウェアの要件
SQL Server 2012 をインストールする際のハードウェア要件の詳細は、
http://msdn.microsoft.com にアクセスして、Web サイトで「SQL
Installation under Windows
63
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Server 2012 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェ
ア」をクイック検索してください。
3.10.1.2ソフトウェア要件
l
SQL Server 2012 のサポートされる OS:
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2 SP1
Windows Server 2008 SP2
l
Microsoft .NET Framework 3.5 SP 1 および .NET Framework
4.0
該当するオペレーティングシステムのパッケージを取得する
方法は、http://msdn.microsoft.com にアクセスして、
Web サイトで「SQL Server 2012 のインストールに必要な
ハードウェアおよびソフトウェア」をクイック検索してくだ
さい。
l
l
Windows Installer バージョン 4.5
Windows PowerShell バージョン 2.0 は、データベースエンジンコ
ンポーネントおよびデータベース管理ソフトウェアの SQL Server
Management Studio のインストールに必要です。
SQL Management Studio をインストールして有効にする
方法については、上記の Web サイトを参照してください。
次の手順に従います。
l
l
l
64
Windows Server 2008 SP2 の場合:
Microsoft ダウンロードセンターで Windows Power Shell
2.0 を検索してダウンロードします。
Windows Server 2008 R2 の場合:
Windows Power Shell 2.0 は Windows Server 2008 R2 の一
部としてインストールされます。(「すべてのプログラム」 - 「ア
クセサリ」 - 「Windows PowerShell」を選択します)。
Windows Server 2012 の場合:
Windows Power Shell 3.0 は Windows Server 2012 の一部と
してインストールされます。
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
3.10.2 エディション
パフォーマンスの要件と予算に応じて、次のエディションを使用できま
す。
l
Express Edition
SQL Server 2012 Express は SQL Server 2008 Express の後継
です。SQL Server 2012 Express は無料で、Microsoft ダウンロー
ドセンターから入手できます。SQL Server 2012 Express のデータ
ベースサイズの制限は 10 GB です。
以下がフルバージョンです。
l
Standard Edition
l
Enterprise Edition
3.10.3 サービスアカウントの設定
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権なし
でインストール」するには、109 ページの Windows アカウントとアクセ
ス権の概要と 66 ページの SQL Server サービスアカウントを参照してく
ださい。
3.10.3.1Operations Manager サービスアカウント
SQL Server 2012 をインストールするとき、「データベースエンジンの
構成」ウィンドウに、Operations Manager サービスアカウントとして後
で使用される Windows ユーザアカウントを追加する手順が表示されま
す。
この手順を実行することで、SQL Server 管理者権限をこれらのアカウン
トに追加します。SQL Server インストール後で、Operations Manager
のインストール前に Windows ユーザアカウントを指定することもできま
す。89 ページの SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
に示す手順に従ってください。
Installation under Windows
65
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ローカル SQL Server 2012 を使用して、以下の Windows ユー
ザアカウントを SQL Server 2012 に追加する必要があります。
l
l
l
Operations Manager のインストール中にログオンするアカ
ウント。このアカウントには Windows 管理者権限が必要で
す。
Operations Manager インストールウィンドウ「アップデー
ト管理ログイン情報」のアカウント。このアカウントには
Windows 管理者権限が必要です。 通常、Administrator ア
カウントを追加します。
ローカルシステムアカウント(NT
AUTHORITY\SYSTEM)。ServerView サービスはローカ
ルにインストールしてこのアカウントを使用します。
3.10.3.2SQL Server サービスアカウント
SQL Server 2012 をインストールするとき、「サーバの構成」ウィンド
ウでサービスアカウントを指定する必要があります。インストール前に 1
つまたは複数のサービスアカウントを設定しておくことが推奨されます。
次のサービス用のサービスアカウントが必要です。
l
SQL Server Database Service
l
SQL Server Agent(SQL Server Express には不要)
l
SQL Server Browser
SQL Server と Operations Manager を同じシステムにインストールす
る場合は、次の点に注意します。
l
「Network Service」アカウントは使用しないでください。
SQL Server が「Network Service」アカウントで実行されていた
場合、Operations Manager のインストールはキャンセルされます。
l
SQL Server のセキュリティを強化するには、サービスをローカルの
Windows ユーザアカウントで実行します。管理者グループにサービス
を割り当てないでください。ローカルの Windows ユーザアカウント
は権限が低くなっています。
Microsoft では、サービスとしてログオンするために使用するユーザ
アカウントにはパスワードを無期限にするオプションを有効にするこ
と、および強力なパスワードを設定することを推奨しています。そう
66
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
しない場合、SQL サーバがパスワードを変更しようとしているアカウ
ントで実行中の場合、Microsoft の文書『How to: Change the
Password of the Accounts Used by SQL Server』に従ってくださ
い。
l
l
ただし、ローカルの Windows ユーザアカウントの使用に関しては、
以下の例外があります。
o
リモートプロシージャコール、複製、ネットワークドライブへの
バックアップ、リモートデータソースの異種データの SQL 結合を
サーバで使用する場合、ローカルの Windows アカウントでは不
十分です。
o
フェイルクラスタのインストールにローカルシステムアカウント
とローカルサービスアカウントは使用できません。
ローカル Windows ユーザアカウントを設定したくない場合は、シス
テムアカウントを使用できます。次の手順に従います。
o
「SQL Server」と「SQL Server Agent」の各サービスに
「Local System 」を選択します。
o
「SQL Server Browser」サービスに「Local Service」を選
択します。
ローカルシステムアカウント(「Local System」)は、権
限が非常に高い統合アカウントです。したがって、システム
アカウントは、注意して使用する必要があります。
l
SQL Server と Operations Manager を別のシステムにインストー
ルする場合は、SQL Server サービスを、管理者権限がないドメイン
ユーザアカウントで実行する必要があります。Microsoft では、サー
ビスとしてログオンするために使用するユーザアカウントにはパス
ワードを無期限にするオプションを有効にすること、および強力なパ
スワードを設定することを推奨しています。そうしない場合、SQL
サーバがパスワードを変更しようとしているアカウントで実行中の場
合、Microsoft の文書『How to: Change the Password of the
Accounts Used by SQL Server』に従ってください。
SQL Server 2012 のインストール後に、SQL Server Configuration
Manager を使用してサービスアカウントを割り当てることもできます。
サービスアカウントについての詳細は、SQL Server 2012 Books
Online を参照してください。
Installation under Windows
67
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.10.4 SQL Server 2012 Express Edition のインストール
SQL Server 2012 Express は無料版の SQL Server です。これらのエ
ディションは、Microsoft ダウンロードセンターからダウンロードできま
す。SQL Server 2012 Express のインストールについての詳細は、
Microsoft ダウンロードセンターを参照してください。
常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。
Microsoft ダウンロードセンターからのファイルのダウンロード
1. Microsoft Download Center を開きます。URL :
http://www.microsoft.com/downloads
2. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「Microsoft SQL
Server 2012 Express」と入力し、Enter キーを押すか、「検
索」ボタンをクリックします。ダウンロード結果は、リリース日を基
準に並べ替えることができます。
3. 表示された一覧で「Microsoft SQL Server 2012 Express
Edition」をクリックします。
4. 「言語の変更」で、該当する言語バージョンを選択します。
5. 32 ビットシステムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの
場合は x64 パッケージをダウンロードします。
6. 必要なパッケージが「注意事項」の項に表示されます。
パッケージをダウンロードし、インストールします。
7. オプション: Microsoft SQL Server 2012 Management Studio
Express のインストール
SQL Management Studio は、SQL Server 2012
Express ダウンロードページからも入手でき、複数のパッ
ケージが用意されています。「詳細」リストから
「SQLManagementStudio」パッケージを選択するよう
求められます。ダウンロードして、必要なパッケージをイン
ストールします(x86 または x64)。
Management Studio をインストールするには、Windows Power
Shell が必要です。
68
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
Windows Server 2012 にはすでに PowerShell(PowerShell
3.0)がインストールされています。
インストール
1. 管理者としてシステムにログオンします。
2. 該当する *.exe ファイルを実行します。例:
l
SQLEXPR_x64_ENU.exe
l
SQLEXPR_x86_ENU.exe
インストールはインタラクティブインストールです。Operations
Manager に必要なエントリだけを以下に示します。Operations
Manager では、インスタンス名 SQLSERVERVIEW の SQL Server
2012 Express インスタンスだけが認識されます。
1. 64 ビットの OS を使用している場合は、左側のウィンドウペインで
「オプション」を選択してから、プロセッサタイプ「x64」を選択し
ます。
2. 「インストール」を選択します。
3. 「SQL Server の新規スタンドアロンインストールまたは既存のイン
ストールへの機能の追加」を選択します。
4. 「機能の選択」ウィンドウで、「データベースエンジンサービス」を
選択したままにして、「SQL Server レプリケーション」と「SQL
クライアント接続 SDK」オプションの選択を解除します。
5. 「インスタンスの構成」ウィンドウで、「名前付きインスタンス」と
「インスタンス ID」にインスタンス名 SQLSERVERVIEW を入力し
ます。
6. SQL Server の実行に使用する Windows ユーザアカウントを指定し
ます。78 ページの サービスアカウントの設定の説明に従って、適切
なアカウントを選択します。
7. 「サーバの構成」ウィンドウで、「SQL Server Browser」サービ
スに、スタートアップの種類「自動」を選択します。
8. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「現在のユーザの追
加」ボタンをクリックします。
この操作により、SQL Server 管理者権限が現在の Windows ユーザ
アカウントに追加されます。
Installation under Windows
69
3 ServerView Operations Manager のインストール:
このアカウントで、Operations Manager インストールを後で開始で
きます。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合、少なくとも 1 つのアカウ
ントが SQL Server の sysadmin サーバロールを保持している必要が
あります。このアカウントを SQL Server の管理に使用します。
9. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで、SQL Server の
「sysadmin」アクセス権でインストールした場合「追加」ボタンを
クリックします。SQL Server 管理者権限を次の Windows ユーザア
カウントに追加します。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」ア
クセス権なしでインストールする」を実行する場合はこのス
テップを省略して、109 ページの Windows アカウントとア
クセス権の概要に記載されている手順を実行してから、この
項の手順 11 に戻ります。
1. Operations Manager のインストールダイアログ「アップデート
管理ログイン情報」ウィンドウのユーザアカウント。
2. SQL Server および SQL Server Agent(前のダイアログ「サー
バ設定」で「Local System」アカウントが設定されていない場
合)のアカウント。
3. 「ローカルシステム」アカウント。それ以外の場合、以下のエ
ラーメッセージが SQL Server エラーログに記録されます。
Login failed for user 'NT AUTHORITY\SYSTEM'.Reason:
Failed to open the explicitly specified database
'ServerViewDB'.
「JBossサービス ログオン情報」ダイアログのアカウントを追加し
ないでください。このアカウントは、Operations Manager のインス
トール時に自動的に許可されます。
ローカル SQL Server 2012 に必要なユーザの詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server 2012 の詳細は
98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
10. デフォルトでは、SQL Server Express Edition で TCP/IP ネット
ワークプロトコルが有効になっていません。しかし、このプロトコル
は、Operations Manager のデータベースアクセスに必要です。した
70
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
がって、SQL Server Express をインストールしたら、Operations
Manager を起動する前にこのプロトコルを有効にする必要がありま
す。
次の手順に従って、TCP/IP ネットワークプロトコルを有効にしま
す。
1. SQL Server Configuration Manager を起動します。
2. 「SQL Server ネットワークの構成」で、インストールした
SQL Server インスタンスのインスタンス名を選択します。
3. TCP/IP プロトコルを「有効」に設定します。
この変更を有効にするためには SQL Server サービスを再起動する必要が
あります。
3.10.5 SQL Server 2012 Express Management Studio のイン
ストール
Windows Server 2012 の場合は、以下の手順に従います。
1. Server Manager を呼び出して、.NET Framework 3.5 SP1 機能
を追加します。これには Windows Server 2012 インストールメ
ディアが必要です(フォルダ \sources\sxs)。
2. SQLManagementStudio インストール実行可能ファイルを起動し
ます。
3. ウィザードの左側の「インストール」をクリックします。
4. 「新規インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加
します。」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
5. 「インストールの種類」ダイアログで「新規インストールを実行する
か共有機能を追加する」をクリックします。
6. ライセンス契約に同意します。
7. 「機能の選択」ページで「管理ツール – 基本」を選択します。残りの
インストールダイアログの説明は省略します。
Installation under Windows
71
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.10.6 SQL Server 2012 Enterprise/Standard Edition のイン
ストール
管理用ステーションが現在インターネットに接続されている場
合、Microsoft .NET Framework と Windows Power Shell パッ
ケージが自動的にインストールされます。接続されていない場合
は、SQL Server をインストールする前に Microsoft .NET
Framework とオプションで Windows Power Shell をインス
トールする必要があります。
Windows Server 2012 にはすでに PowerShell 3.0 がインストールさ
れています。
Windows Server 2008 に Windows PowerShell 2.0 をインストールす
るには、次の手順に従います。
1. スタート – サーバーマネージャの順に選択します。
2. 左側のウィンドウで、「機能」をクリックします。
3. 機能の追加を選択します。
4. 「Windows PowerShell」オプションを選択します。
5. 次へをクリックしてから、「インストール」をクリックします。
インストール
1. 管理者としてシステムにログオンします。
2. インストールメディア(DVD)を挿入します。
3. ルートディレクトリにある setup.exe ファイルをクリックします。
インストールはインタラクティブインストールです。Operations
Manager に必要なエントリだけを以下に示します。インスタンス名に
は、デフォルトのインスタンス名か、別の任意の名前を使用できます。
Microsoft .NET Framework がまだインストールされていない場合は、次
の手順に従います。
l
l
72
「セットアップへようこそ」ウィンドウで、使用許諾契約書に同意し
ます。
「セットアップ完了」ウィンドウで「終了」をクリックしてアップ
デートを開始します。
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
必要なパッケージが自動的にインストールされたら、「SQL Server イン
ストールセンター」が起動します。
1. 64 ビットの OS を使用している場合は、左側のウィンドウペインで
「オプション」を選択してから、プロセッサタイプ「x64」を選択し
ます。
2. 「インストール」を選択します。
3. 「SQL Server の新規スタンドアロンインストールまたは既存のイン
ストールへの機能の追加」を選択します。
4. 「機能の選択」ウィンドウで「データベースエンジンサービス」と
「管理ツール - 基本」または「管理ツール - 完全」を選択します。
5. 「サーバの構成」ウィンドウで、「すべての SQL Server サービスで
同じアカウントを使用する」を選択します。SQL Server 2012
Edition を Operations Manager と同じシステムにインストールする
場合、管理者権限がないローカルの Windows ユーザアカウントとパ
スワードを入力します。リモートデータベースの場合、管理者権限が
ないドメインユーザアカウントとパスワードを入力します(78 ページ
の サービスアカウントの設定を参照してください)。
6. 「サーバの構成」ウィンドウで、「SQL Server Agent」と「SQL
Server Browser」の各サービスに、スタートアップの種類「自動」
を選択します。
7. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「現在のユーザの追
加」ボタンをクリックします。この操作により、SQL Server 管理者
権限が現在の Windows ユーザアカウントに追加されます。このアカ
ウントで Operations Manager のインストールを後で開始するか、
次の手順で Operations Manager インストール用の別のアカウント
を追加します。
このアカウントで、Operations Manager インストールを後で開始し
ます。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合、少なくとも 1 つのアカウ
ントが SQL Server の sysadmin サーバロールを保持している必要が
あります。このアカウントを SQL Server の管理に使用します。
8. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで、SQL Server の
「sysadmin」アクセス権でインストールした場合「追加」ボタンを
Installation under Windows
73
3 ServerView Operations Manager のインストール:
クリックします。SQL Server 管理者権限を次の Windows ユーザア
カウントに追加します。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」ア
クセス権なしでインストールする」を実行する場合はこのス
テップを省略して、109 ページの Windows アカウントとア
クセス権の概要に記載されている手順を実行してから、この
項の 74 ページの Service Pack のインストールに戻りま
す。
1. Operations Manager のインストールダイアログ「アップデート
管理ログイン情報」ウィンドウのユーザアカウント。
2. リモート SQL Server を使用している場合、新規インストールの
場合「リモート DB」ウィンドウ、アップグレードインストール
の場合「ServerView サービス ログイン情報」ウィンドウのアカ
ウント。
3. SQL Server および SQL Server Agent(前のダイアログ「サー
バ設定」で「Local System」アカウントが設定されていない場
合)のアカウント。
4. ローカル SQL Server を使用している場合は、「Local
system」アカウント。それ以外の場合、以下のエラーメッセー
ジが SQL Server エラーログに記録されます。
Login failed for user 'NT AUTHORITY\SYSTEM'.Reason:
Failed to open the explicitly specified database
'ServerViewDB'.
「JBossサービス ログオン情報」ダイアログのアカウントを追加し
ないでください。このアカウントは、Operations Manager のインス
トール時に自動的に許可されます。
ローカル SQL Server 2012 に必要なユーザの詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server 2012 の詳細は
98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
Service Pack のインストール
Microsoft SQL Server 2012 を使用して、SQL Server 2012 の任意
のエディションにアップグレードできます。
74
Installation under Windows
3.10 SQL Server 2012
SQL Server システムがインターネットアクセス可能な場合、Microsoft
Update Web ページ(http://www.update.microsoft.com)からアッ
プデートができます。
l
カスタムボタンをクリックして適用可能なアップデートの一覧を表示
します。
そうでなければ、インターネットにアクセスしてシステムを検索し、
Microsoft Download Center の SQL Server インスタンス
(http://www.microsoft.com/downloads)から Service Pack をダウ
ンロードします。
1. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「SQL Server
2012」と入力し、Enter キーを押すか、「検索」ボタンをクリック
します。ダウンロード結果は、リリース日を基準に並べ替えることが
できます。
2. 表示された一覧で、現在のサービスパック(SQL Server 2012
Service Pack 1)のリンクをクリックします。
3. 言語の変更で該当する言語バージョンを選択します。
4. 32 ビットシステムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの
場合は x64 パッケージをダウンロードします。
5. ダウンロードをクリックしてファイルをダウンロードします。
6. 開いたウィンドウで保存をクリックし、ファイルの保存場所を選択し
ます。
アップデートインストールを行う前に、サーバインスタンスに接続してい
るすべてのアプリケーションとサービスを終了してください。SQL
Server Management Studio およびプログラムの追加と削除ウィンドウ
を閉じてください。
1. インストールを開始します。
インストールは対話形式で行われます。選択肢はデフォルト値のまま
で問題ありません。
2. Windows Server 2008 の場合は追加情報ウィンドウでLaunch
the User Provisioning Toolオプションをチェックします。機能の
選択ウィンドウではアップデートされるコンポーネントが表示されま
す。
3. インストール後にシステムを再起動します。
Installation under Windows
75
3 ServerView Operations Manager のインストール:
High Availability を設定する場合、ServerView Services と SQL
Server Services の自動再起動を設定できます。詳細については、183
ページの ServerView Servicesを参照してください。
3.10.7 SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
SQL Server Management Studio を使用して、後でユーザアカウントを
確認および追加することもできます。
アカウントの追加は、Operations Manager のインストール前に
実行してください。
SQL Server Management Studio で 権限が付与されている SQL
Server 管理者を表示するには、セキュリティ – サーバ ロール –
sysadminの順に選択し、コンテキストメニューのプロパティを選択しま
す。
次の手順で、SQL Server 管理者権限を使用してユーザアカウントを追加
することができます。
1. 追加するアカウントが有効な SQL Server ログイン一覧にすでに存在
していことを確認します。
有効なログインを表示するには、セキュリティ – ログインを選択しま
す。
2. アカウントがない場合、次の手順に従います。
1. コンテキストメニューから「新しいログイン」を選択します。
2. 全般ページのログイン名または名前に Windows ユーザの名前を
入力します。他の設定も保持することができます。
3. 「サーバ ロール」タブに切り替えます。
4. サーバロールとして「sysadmin」または「System
Administrators」を選択し、「OK」をクリックします。
3. ユーザアカウントがある場合、次の手順に従います。
1. 「セキュリティ」 – 「ログイン」 – 「<対象アカウント名>」を選
択します。
2. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
76
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
3. 「サーバロール」タブに切り替え、「sysadmin」チェックボッ
クスにチェックします。
4. OKをクリックします。
3.11 SQL Server 2008 (R2)
Operations Manager バージョン 5.10 では、ServerView データベース
を SQL Server 2008 R2 インスタンスにインストールできます。このマ
ニュアルの SQL Server 2008 に関する記載は、SQL Server 2008 R2
にも当てはまります。
Operations Manager バージョン 4.90 では、ServerView データベース
を SQL Server 2008 インスタンスにインストールできます。
Windows Server 2012 を使用している場合、SQL Server
2008 R2 Express を ServerView インストール時に自動的にイ
ンストールできます。その他のエディションの SQL Server
2008 は、Operations Manager をインストールする前にイン
ストールする必要があります。
3.11.1 ソフトウェア要件
l
SQL Server 2008 R2 の OS :
Windows Server 2012
Windows Server 2008 および R2
l
SQL Server 2008 の OS :
Windows Server 2012
Windows Server 2008 および R2
l
l
l
Microsoft .NET Framework 3.5 SP 1 または .NET Framework
4.0
Windows Installer 4.5 以降
オプション : SQL Server 2008(R2)– 管理ツール(データベース
管理用プログラム)をインストールする場合 Windows PowerShell
1.0 が必要です。
Installation under Windows
77
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.11.2 エディション
パフォーマンスの要件と予算に応じて、次のエディションを使用できま
す。
l
Express Edition
SQL Server 2005 Express の後継バージョンの SQL Server
2008 Express は、Microsoft ダウンロードセンターから無償で入手
できます。データベースの容量制限は、SQL Server 2008 R2
Express の場合 10 GB、SQL Server 2008 Express の場合 4
GB、SQL Server 2005 Express の場合 4 GB です。新しいエディ
ションほど古いエディションよりも多くのデータを保存できます。
以下がフルバージョンです。
l
Workgroup Edition
l
Standard Edition
l
Enterprise Edition
3.11.3 サービスアカウントの設定
3.11.3.1Operations Manager サービスアカウント
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権なし
でインストール」するには、109 ページの Windows アカウントとアクセ
ス権の概要と 79 ページの SQL Server サービスアカウントを参照してく
ださい。
SQL Server 2008 をインストールするとき、「データベースエンジンの
構成」ウィンドウに、Operations Manager サービスアカウントとして後
で使用される Windows ユーザアカウントを追加する手順が表示されま
す。
この手順を実行することで、SQL Server 管理者権限をこれらのアカウン
トに追加します。SQL Server インストール後で、Operations Manager
のインストール前に Windows ユーザアカウントを指定することもできま
す。89 ページの SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
に示す手順に従ってください。
78
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
ローカル SQL Server 2008 を使用して、2 つの Windows ユー
ザアカウントを SQL Server 2008 に追加する必要があります。
l
l
Operations Manager のインストール中にログオンするアカ
ウント。このアカウントには Windows 管理者権限が必要で
す。
Operations Manager インストールウィンドウ「アップデー
ト管理ログイン情報」のアカウント。このアカウントには
Windows 管理者権限が必要です。 通常、Administrator ア
カウントを追加します。
3.11.3.2SQL Server サービスアカウント
SQL Server 2008 をインストールするとき、「サーバの構成」ウィンド
ウでサービスアカウントを指定する必要があります。インストール前に 1
つまたは複数のサービスアカウントを設定しておくことが推奨されます。
次のサービス用のサービスアカウントが必要です。
l
SQL Server Database Service
l
SQL Server Agent(SQL Server Express には不要)
l
SQL Server Browser
SQL Server と Operations Manager を同じシステムにインストールす
る場合は、次の点に注意します。
l
「Network Service」アカウントは使用しないでください。
SQL Server が「Network Service」アカウントで実行されていた
場合、Operations Manager のインストールはキャンセルされます。
l
SQL Server のセキュリティを強化するには、サービスをローカルの
Windows ユーザアカウントで実行します。管理者グループにサービス
を割り当てないでください。ローカルの Windows ユーザアカウント
は権限が低くなっています。
Microsoft では、サービスとしてログオンするために使用するユーザ
アカウントにはパスワードを無期限にするオプションを有効にするこ
と、および強力なパスワードを設定することを推奨しています。そう
しない場合、SQL サーバがパスワードを変更しようとしているアカウ
ントで実行中の場合、Microsoft の文書『How to: Change the
Installation under Windows
79
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Password of the Accounts Used by SQL Server』に従ってくださ
い。
l
l
ただし、ローカルの Windows ユーザアカウントの使用に関しては、
以下の例外があります。
o
リモートプロシージャコール、複製、ネットワークドライブへの
バックアップ、リモートデータソースの異種データの SQL 結合を
サーバで使用する場合、ローカルの Windows アカウントでは不
十分です。
o
フェイルクラスタのインストールにローカルシステムアカウント
とローカルサービスアカウントは使用できません。
ローカル Windows ユーザアカウントを設定したくない場合は、シス
テムアカウントを使用できます。次の手順に従います。
o
「SQL Server」と「SQL Server Agent」の各サービスに
「Local System 」を選択します。
o
「SQL Server Browser」サービスに「Local Service」を選
択します。
ローカルシステムアカウント(「Local System」)は、権
限が非常に高い統合アカウントです。したがって、システム
アカウントは、注意して使用する必要があります。
l
SQL Server と Operations Manager を別のシステムにインストー
ルする場合は、SQL Server サービスを、管理者権限がないドメイン
ユーザアカウントで実行する必要があります。Microsoft では、サー
ビスとしてログオンするために使用するユーザアカウントにはパス
ワードを無期限にするオプションを有効にすること、および強力なパ
スワードを設定することを推奨しています。そうしない場合、SQL
サーバがパスワードを変更しようとしているアカウントで実行中の場
合、Microsoft の文書『How to: Change the Password of the
Accounts Used by SQL Server』に従ってください。
SQL Server 2008 のインストール後に、SQL Server Configuration
Manager を使用してサービスアカウントを割り当てることもできます。
サービスアカウントについての詳細は、SQL Server 2008 Books
Online を参照してください。
80
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
3.11.4 SQL Server 2008 (R2) Express Edition のインストール
SQL Server 2008 R2 Express および SQL Server 2008 Express
は、SQL Server の無償版です。これらのエディションは、Microsoft ダ
ウンロードセンターからダウンロードできます。SQL Server 2008
Express のインストールについての詳細は、Microsoft ダウンロードセン
ターを参照してください。
常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。
Microsoft ダウンロードセンターからのファイルのダウンロード
1. Microsoft Download Center を開きます。URL :
http://www.microsoft.com/downloads
2. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「Microsoft SQL
Server 2008 R2 Express」または「Microsoft SQL Server
2008 Express」と入力し、Enter キーを押すか、「検索」ボタン
をクリックします。ダウンロード結果は、リリース日を基準に並べ替
えることができます。
3. 表示される一覧で「Microsoft SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition」または「Microsoft SQL Server 2008 SP3
Express Edition」をクリックします。
4. 「言語の変更」で、該当する言語バージョンを選択します。
5. 32 ビットシステムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの
場合は x64 パッケージをダウンロードします。
6. 必要なパッケージが「注意事項」の項に表示されます。
パッケージをダウンロードし、インストールします。
7. オプション: データベース管理用プログラムをインストールする場合
は、Microsoft ダウンロードセンターで「Microsoft SQL Server
2008 Management Studio Express」を検索してインストール
します。
Management Studio をインストールするには、Windows Power
Shell 1.0 が必要です。
Windows Server 2012 にはすでに PowerShell 1.0 がインストール
されています。
Installation under Windows
81
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Windows Server 2008 に Windows PowerShell 2.0 をインストー
ルするには、次の手順に従います。
1. スタート – サーバーマネージャの順に選択します。
2. 左側のウィンドウで、「機能」をクリックします。
3. 機能の追加を選択します。
4. 「Windows PowerShell」オプションを選択します。
5. 次へをクリックしてから、「インストール」をクリックします。
インストール
1. 管理者としてシステムにログオンします。
2. 該当する *.exe ファイルを実行します。例:
l
SQLEXPR_x64_ENU.exe
l
SQLEXPR_x86_ENU.exe
インストールはインタラクティブインストールです。Operations
Manager に必要なエントリだけを以下に示します。Operations
Manager では、インスタンス名 SQLSERVERVIEW の SQL Server
2008 Express インスタンスだけが認識されます。
1. 64 ビットの OS を使用している場合は、左側のウィンドウペインで
「オプション」を選択してから、プロセッサタイプ「x64」を選択し
ます。
2. 「インストール」を選択します。
3. 「SQL Server の新規スタンドアロンインストールまたは既存のイン
ストールへの機能の追加」を選択します。
4. 「機能の選択」ウィンドウで「データベースエンジンサービス」と
「管理ツール - 基本」を選択します。
5. 「インスタンスの構成」ウィンドウで、「名前付きインスタンス」に
インスタンス名 SQLSERVERVIEW を入力します。
6. 「サーバの構成」ウィンドウで、「すべての SQL Server サービスで
同じアカウントを使用する」を選択します。
7. SQL Server の実行に使用する Windows ユーザアカウントを指定し
ます。78 ページの サービスアカウントの設定の説明に従って、適切
なアカウントを選択します。
82
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
8. 「サーバの構成」ウィンドウで、「SQL Server Browser」サービ
スに、スタートアップの種類「自動」を選択します。
9. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「現在のユーザの追
加」ボタンをクリックします。
この操作により、SQL Server 管理者権限が現在の Windows ユーザ
アカウントに追加されます。
このアカウントで、Operations Manager インストールを後で開始で
きます。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合、少なくとも 1 つのアカウ
ントが SQL Server の sysadmin サーバロールを保持している必要が
あります。このアカウントを SQL Server の管理に使用します。
10. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「追加」ボタンをク
リックします。SQL Server 管理者権限を次の Windows ユーザアカ
ウントに追加します。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合はこのステップを省略し
て、109 ページの Windows アカウントとアクセス権の概要に記載さ
れている手順を実行してから、この項の手順 11 に戻ります。
1. Operations Manager のインストールダイアログ「アップデート
管理ログイン情報」ウィンドウのユーザアカウント。
2. リモート SQL Server を使用している場合、新規インストールの
場合「リモート DB」ウィンドウ、アップグレードインストール
の場合「ServerView サービス ログイン情報」ウィンドウのアカ
ウント。
3. SQL Server および SQL Server Agent(前のダイアログ「サー
バ設定」で「Local System」アカウントが設定されていない場
合)のアカウント。
「JBossサービス ログオン情報」ダイアログのアカウントを追加し
ないでください。このアカウントは、Operations Manager のインス
トール時に自動的に許可されます。
ローカル SQL Server 2008 に必要なユーザの詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server 2008 の詳細は
98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
Installation under Windows
83
3 ServerView Operations Manager のインストール:
11. デフォルトでは、SQL Server Express Edition で TCP/IP ネット
ワークプロトコルが有効になっていません。しかし、このプロトコル
は、Operations Manager のデータベースアクセスに必要です。した
がって、SQL Server Express をインストールしたら、Operations
Manager を起動する前にこのプロトコルを有効にする必要がありま
す。
次の手順に従って、TCP/IP ネットワークプロトコルを有効にしま
す。
1. SQL Server Configuration Manager を起動します。
2. 「SQL Server ネットワークの構成」で、インストールした
SQL Server インスタンスのインスタンス名を選択します。
3. TCP/IP プロトコルを「有効」に設定します。
この変更を有効にするためには SQL Server サービスを再起動する必要が
あります。
3.11.5 SQL Server 2008 R2 Express Management Studio の
インストール
Windows Server 2012 の場合は、以下の手順に従います。
1. Server Manager を呼び出して、.NET Framework 3.5 機能を追加
します。これには Windows Server 2012 インストールメディアが
必要です(フォルダ \sources\sxs)。
2. SQLManagementStudio インストール実行可能ファイルを起動し
ます。
3. ウィザードの左側の「インストール」をクリックします。
4. 「新規インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加
します。」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
5. 「インストールの種類」ダイアログで「新規インストールを実行する
か共有機能を追加する」をクリックします。
6. ライセンス契約に同意します。
7. 「機能の選択」ページで「管理ツール – 基本」を選択します。残りの
インストールダイアログの説明は省略します。
84
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
3.11.6 SQL Server 2008(R2)
Enterprise/Standard/Workgroup Edition のインストー
ル
このマニュアルの SQL Server 2008 に関する記載は、SQL Server
2008 R2 にも当てはまります。
Microsoft .NET Framework は、SQL Server 2008
Enterprise/Standard/Workgroup Edition をインストールすると自動的
にインストールされます。
Windows Server 2012 にはすでに PowerShell 1.0 がインストールさ
れています。
Windows Server 2008 に Windows PowerShell 2.0 をインストールす
るには、次の手順に従います。
1. スタート – サーバーマネージャの順に選択します。
2. 左側のウィンドウで、「機能」をクリックします。
3. 機能の追加を選択します。
4. 「Windows PowerShell」オプションを選択します。
5. 次へをクリックしてから、「インストール」をクリックします。
インストール
1. 管理者としてシステムにログオンします。
2. インストールメディア(DVD)を挿入します。
3. ルートディレクトリにある setup.exe ファイルをクリックします。
インストールはインタラクティブインストールです。Operations
Manager に必要なエントリだけを以下に示します。インスタンス名に
は、デフォルトのインスタンス名か、別の任意の名前を使用できます。
Microsoft .NET Framework がまだインストールされていない場合は、次
の手順に従います。
l
l
「セットアップへようこそ」ウィンドウで、使用許諾契約書に同意し
ます。
「セットアップ完了」ウィンドウで「終了」をクリックしてアップ
デートを開始します。
Installation under Windows
85
3 ServerView Operations Manager のインストール:
必要なパッケージが自動的にインストールされたら、「SQL Server イン
ストールセンター」が起動します。
1. 64 ビットの OS を使用している場合は、左側のウィンドウペインで
「オプション」を選択してから、プロセッサタイプ「x64」を選択し
ます。
2. 「インストール」を選択します。
3. 「SQL Server の新規スタンドアロンインストールまたは既存のイン
ストールへの機能の追加」を選択します。
4. 「機能の選択」ウィンドウで「データベースエンジンサービス」と
「管理ツール - 基本」または「管理ツール - 完全」を選択します。
5. 「サーバの構成」ウィンドウで、「すべての SQL Server サービスで
同じアカウントを使用する」を選択します。SQL Server 2008
Edition を Operations Manager と同じシステムにインストールする
場合、管理者権限がないローカルの Windows ユーザアカウントとパ
スワードを入力します。リモートデータベースの場合、管理者権限が
ないドメインユーザアカウントとパスワードを入力します(78 ページ
の サービスアカウントの設定を参照してください)。
6. 「サーバの構成」ウィンドウで、「SQL Server Agent」と「SQL
Server Browser」の各サービスに、スタートアップの種類「自動」
を選択します。
7. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「現在のユーザの追
加」ボタンをクリックします。この操作により、SQL Server 管理者
権限が現在の Windows ユーザアカウントに追加されます。このアカ
ウントで Operations Manager のインストールを後で開始するか、
次の手順で Operations Manager インストール用の別のアカウント
を追加します。
このアカウントで、Operations Manager インストールを後で開始し
ます。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
なしでインストールする」を実行する場合、少なくとも 1 つのアカウ
ントが SQL Server の sysadmin サーバロールを保持している必要が
あります。このアカウントを SQL Server の管理に使用します。
8. 「データベースエンジンの構成」ウィンドウで「追加」ボタンをク
リックします。SQL Server 管理者権限を次の Windows ユーザアカ
86
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
ウントに追加します。
「Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」ア
クセス権なしでインストールする」を実行する場合はこのス
テップを省略して、109 ページの Windows アカウントとア
クセス権の概要に記載されている手順を実行してから、この
項の 87 ページの Service Pack のインストールに戻りま
す。
1. Operations Manager のインストールダイアログ「アップデート
管理ログイン情報」ウィンドウのユーザアカウント。
2. リモート SQL Server を使用している場合、新規インストールの
場合「リモート DB」ウィンドウ、アップグレードインストール
の場合「ServerView サービス ログイン情報」ウィンドウのアカ
ウント。
3. SQL Server および SQL Server Agent(前のダイアログ「サー
バ設定」で「Local System」アカウントが設定されていない場
合)のアカウント。
「JBossサービス ログオン情報」ダイアログのアカウントを追加し
ないでください。このアカウントは、Operations Manager のインス
トール時に自動的に許可されます。
ローカル SQL Server 2008 に必要なユーザの詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server 2008 の詳細は
98 ページの リモート SQL Server の設定を参照してください。
Service Pack のインストール
Microsoft SQL Server 2008 Service Pack 3(SP3)、特に
Microsoft SQL Server 2008 R2 Service Pack 1 を使用して、SQL
Server 2008 の任意のエディションをアップグレードできます。
SQL Server システムがインターネットアクセス可能な場合、Microsoft
Update Web ページ(http://www.update.microsoft.com)からアッ
プデートができます。
l
カスタムボタンをクリックして適用可能なアップデートの一覧を表示
します。
そうでなければ、インターネットにアクセスしてシステムを検索し、
Microsoft Download Center の SQL Server インスタンス
Installation under Windows
87
3 ServerView Operations Manager のインストール:
(http://www.microsoft.com/downloads)から Service Pack をダウ
ンロードします。
1. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「SQL Server
2008」と入力し、Enter キーを押すか、「検索」ボタンをクリック
します。ダウンロード結果は、リリース日を基準に並べ替えることが
できます。
2. 表示されるリストで、「Microsoft SQL Server 2008 Service
Pack 3」と「Microsoft SQL Server 2008 R2 Service Pack
2」のリンクを別個にクリックします。
3. 言語の変更で該当する言語バージョンを選択します。
4. 32 ビットシステムの場合は x86 パッケージ、64 ビットシステムの
場合は x64 パッケージをダウンロードします。
5. ダウンロードをクリックしてファイルをダウンロードします。
6. 開いたウィンドウで保存をクリックし、ファイルの保存場所を選択し
ます。
アップデートインストールを行う前に、サーバインスタンスに接続してい
るすべてのアプリケーションとサービスを終了してください。SQL
Server Management Studio およびプログラムの追加と削除ウィンドウ
を閉じてください。
1. インストールを開始します。
インストールは対話形式で行われます。選択肢はデフォルト値のまま
で問題ありません。
2. Windows Server 2008 の場合は追加情報ウィンドウでLaunch
the User Provisioning Toolオプションをチェックします。機能の
選択ウィンドウではアップデートされるコンポーネントが表示されま
す。
3. インストール後にシステムを再起動します。
High Availability を設定する場合、ServerView Services と SQL
Server Services の自動再起動を設定できます。詳細については、183
ページの ServerView Servicesを参照してください。
88
Installation under Windows
3.11 SQL Server 2008 (R2)
3.11.7 SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加
SQL Server Management Studio を使用して、後でユーザアカウントを
確認および追加することもできます。
アカウントの追加は、Operations Manager のインストール前に
実行してください。
SQL Server Management Studio で 権限が付与されている SQL
Server 管理者を表示するには、セキュリティ – サーバ ロール –
sysadminの順に選択し、コンテキストメニューのプロパティを選択しま
す。
次の手順で、SQL Server 管理者権限を使用してユーザアカウントを追加
することができます。
1. 追加するアカウントが有効な SQL Server ログイン一覧にすでに存在
していことを確認します。
有効なログインを表示するには、セキュリティ – ログインを選択しま
す。
2. アカウントがない場合、次の手順に従います。
1. コンテキストメニューから「新しいログイン」を選択します。
2. 全般ページのログイン名または名前に Windows ユーザの名前を
入力します。他の設定も保持することができます。
3. 「サーバ ロール」タブに切り替えます。
4. サーバロールとして「sysadmin」または「System
Administrators」を選択し、「OK」をクリックします。
3. ユーザアカウントがある場合、次の手順に従います。
1. 「セキュリティ」 – 「ログイン」 – 「<対象アカウント名>」を選
択します。
2. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
3. 「サーバロール」タブに切り替え、「sysadmin」チェックボッ
クスにチェックします。
4. OKをクリックします。
Installation under Windows
89
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3.12 SQL Server 2005
Operations Manager を使用するには SQL Server に SQL データベース
が必要です。システムに SQL Server 2005 のフルバージョンがすでにあ
る場合は、Operations Manager ソフトウェアのインストール時にこれを
指定できます。SQL Server 2005 Express Edition の場合、
Operations Manager 専用のインスタンス SQLSERVERVIEW が必要で
す。常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。
Operations Manager ソフトウェアの Windows Server 2008 へのイン
ストール時に、適切な SQL Server がプレインストールされていなけれ
ば、SQL Server 2005 Express を自動的にインストールするかどうかが
確認されます。
データベースを管理するには、SQL Server Management Studio
(Express)または sqlcmd を使用できます。190 ページの
ServerView データベースの管理を参照してください。
3.12.1 エディション
パフォーマンスの要件と予算に応じて、SQL Server 2005 の次のエディ
ションを使用できます。
l
Express Edition
SQL Server 2005 Express は、Microsoft ダウンロードセンターか
ら入手できます。512 MB 以上の RAM を必要とし、最大で 1 個の
CPU と 1 GB の RAM を使用します。
以下がフルバージョンです。
l
Workgroup Edition
小規模な組織向け。最大 2 個の CPU と 3 GB の RAM を使用しま
す。
l
Standard Edition
小・中規模の組織向け。
最大 4 個の CPU を使用します。最大使用 RAM は OS がサポートす
る最大サイズと同じです。フェイルオーバークラスタをサポートしま
す(2 ノードまで)。
90
Installation under Windows
3.12 SQL Server 2005
l
Enterprise Edition
4 個を超える CPU をサポートします。最大使用 RAM は OS がサ
ポートする最大サイズと同じです。フェイルオーバークラスタをサ
ポートします。
3.12.2 インストールの準備
SQL Server 2005 のインストール中、ハードウェアとソフトウェアの要
件の確認があります。これらの詳細、最新の Service Pack 、および SQL
Server 2005 Express パッケージのダウンロードについては、
Microsoft ダウンロードセンターの Web サイト
http://www.microsoft.com/downloads を参照してください。
ここに、SQL Server 2005 のインストールに関する詳しい説明がある
Readme ファイルと SQL Server 2005 Books Online があります。
異なる言語の SQL Server インスタンスを同じシステムにインス
トールすることはできません。
例
SQL Server 2005(英語版)と SQL Server 2005(日本
語版)は、同一システムにパラレルインストールされたイン
スタンスとしてはサポー トされません。
3.12.3 SQL Server 2005 Express Edition のインストール
ServerView Suite DVD 2 に、SQL Server 2005 Express Edition(英
語版と日本語版)が格納されています。このバージョンは、Operations
Manager ソフトウェアのインストール時に自動的にインストールできま
す。インストール中に SQL Server の英語版と日本語版以外のバージョン
が見つかった場合は、既存の SQL Server と同じ言語のパッケージを
Microsoft ダウンロードセンターからダウンロードし、対話形式でインス
トールするよう求められます(92 ページの Microsoft ダウンロードセン
ターから SQL Server 2005 Express をインストール)。
Installation under Windows
91
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Windows Server 2008 を使用し、管理用サーバに、SQL
Server 2014/2012/2008/2005
Workgroup/Standard/Enterprise Edition が、任意のインスタ
ンス名または名前のないインスタンスとしてインストールされて
いないか、SQL Server 2014/2012/2008/2005 Express
が、ServerView インスタンス名 SQLSERVERVIEW でインス
トールされていない場合は、SQL Server 2005 Express が
Operations Manager ソフトウェアと同時に自動的にインストー
ルされます。
Microsoft ダウンロードセンターから SQL Server 2005 Express を
インストール
次の項に、Microsoft ダウンロードセンターから SQL Server 2005
Express をインストールする方法を示します。最新の Service Pack を使
用するようにします。この項では、現在最新の Service Pack 4 について
説明します。
Microsoft ダウンロードセンター
(http://www.microsoft.com/downloads)からシステムに以下のファ
イルをダウンロードします。検索フィールドに以下のように入力し、「簡
単な説明」セクションで言語を選択します。
l
.NET Framework 2.0 再頒布可能パッケージ(Windows Server
2008 になし)
l
SQL Server 2005 Express Edition SP4
l
オプション: SQL Server Management Studio Express SP4
l
オプション: SQL Server 2005 Books Online
以下の順序でソフトウェアをインストールします。
1. .NET Framework 2.0 再頒布可能パッケージソフトウェアをインス
トールします。
2. SQL Server 2005 Express Edition SP4 をインストールします。
SQLEXPR.EXE ファイルを実行し、インストールを開始します。
SQL Server 2005 Express のインストールは、対話形式で行いま
す。次の例外を除き、ほとんどのダイアログボックスで、デフォルト
の設定を使用します。
92
Installation under Windows
3.12 SQL Server 2005
l
l
l
「登録情報」ウィンドウで、「詳細構成オプションを非表示にす
る」オプションの選択を解除します。
「インスタンス名」ウィンドウで、インスタンス名を
「SQLEXPRESS」から「SQLSERVERVIEW」に変更しま
す。
「サービスアカウント」ウィンドウで、次の操作を行います。
o
「Network Service」アカウントは使用しないでくださ
い。
o
「ドメインユーザアカウントを使用する」オプションをク
リックし、ユーザ名、パスワード、ドメイン名を入力しま
す。
ドメインユーザアカウントに管理者権限は不要です。このア
カウントは、すべての SQL サービスに使用できます。
ローカルの Windows ユーザアカウントをここに入力する場
合は、最小の権限と最高のセキュリティレベルを持つアカウ
ントを使用します。
Microsoft では、サービスとしてログオンするために使用す
るユーザアカウントにはパスワードを無期限にするオプショ
ンを有効にすること、および強力なパスワードを設定するこ
とを推奨しています。そうしない場合、SQL サーバがパス
ワードを変更しようとしているアカウントで実行中の場合、
Microsoft の文書『How to: Change the Password of the
Accounts Used by SQL Server』に従ってください。
ただし、ローカルの Windows ユーザアカウントの使用に関
しては、以下の例外があります。
n
リモートプロシージャコール、複製、ネットワークドライ
ブへのバックアップ、リモートデータソースの異種データ
の結合をサーバで使用する場合、ローカルの Windows ア
カウントでは不十分です。
n
フェイルクラスタのインストールにローカルシステムアカ
ウントとローカルサービスアカウントは使用できません。
SQL Server 2005 の Readme ファイルと SQL Server
2005 Books Online の「サービスアカウント」の項に詳細
情報を示しています。
Installation under Windows
93
3 ServerView Operations Manager のインストール:
また、「サービスアカウントごとにカスタマイズする」オプ
ションを選択し、サービスごとに別個のサービスアカウント
を選択することもできます (例: 統合システムアカウント)。
n
「Local System」アカウントを「SQL Server
Service」サービスに、「Local Service」アカウント
を「SQL Server Browser」サービスに割り当てます。
サービスとアカウントの割り当ては、インストール後も SQL
Server Configuration Manager を使用して変更できます。
詳細は、SQL Server 2005 のオンラインドキュメントの
「サービスアカウント」の項を参照してください。
l
l
「Configuration Options」ウィンドウで、「ユーザを SQL
Server 管理者ロールに追加する」オプションを選択します。
TCP/IP ネットワークプロトコルを有効にします。
デフォルトでは、SQL Server Express Edition で TCP/IP ネッ
トワークプロトコルが有効になっていません。しかし、このプロ
トコルは、Operations Manager のデータベースアクセスに必要
です。したがって、SQL Server Express をインストールした
ら、Operations Manager を起動する前にこのプロトコルを有効
にする必要があります。次の手順に従います。
1. SQL Server Configuration Manager を起動します。
2. 「SQL Server ネットワークの構成」で、インストールした
SQL Server インスタンスのインスタンス名を選択します。
3. TCP/IP プロトコルを「有効」に設定します。
この変更を有効にするためには SQL Server サービスを再起動す
る必要があります。
3. オプション: SQL Server Management Studio Express SP4 のイ
ンストール
1. ファイル SQLServer2005_SSMSEE.msi を実行します。
インストールはインタラクティブインストールです。ほとんどの
ダイアログボックスで、デフォルトの設定を使用します。グラ
フィカルプログラム SQL Server Management Studio
Express がインストールされます。
94
Installation under Windows
3.12 SQL Server 2005
4. オプション: SQL Server 2005 Books Online のインストール
SQL Server 2005 のオンラインドキュメントをインストールしま
す。
5. SQL Server システムがインターネットアクセス可能な場合、
Microsoft Update Web ページ
(http://www.update.microsoft.com)からアップデートができま
す。インターネットアクセスができない場合は、Microsoft ダウン
ロードセンターでアップデートパッケージを確認できます。
3.12.4 SQL Server 2005 Enterprise/Standard/Workgroup
Edition のインストール
この項では、SQL Server 2005 Enterprise/Standard/Workgroup
Edition の初期バージョンのインストール方法を説明します。これは、
Microsoft SQL Server 2005 DVD からインストールする必要がありま
す。
SQL Server 2005 のインストールは、対話形式で行います。次の例外を
除き、ほとんどのダイアログボックスで、デフォルトの設定を使用しま
す。
l
l
l
l
l
l
「インストールするコンポーネント」ウィンドウで、「SQL Server
データベースサービス」オプションを選択し、「詳細設定」をクリッ
クします。Workgroup Edition の場合、「インストールするコンポー
ネント」ウィンドウは表示されません。
「機能の選択」ウィンドウで、「SQL Server データベースサービ
ス」を展開します。
「データファイル」の下で、コンテキストメニューから「ローカル
ハードドライブにインストール」を選択します。
「共有管理ツール」の下で、コンテキストメニューから「ローカル
ハードドライブにインストール」を選択します。
「機能の選択」ウィンドウで、「クライアントコンポーネント」を展
開します。
「管理ツール」の下で、コンテキストメニューから「ローカルハード
ドライブにインストール」を選択します。グラフィカルプログラム
SQL Server Management Studio がインストールされます。
Installation under Windows
95
3 ServerView Operations Manager のインストール:
l
l
「ドキュメント」、「サンプル」、「サンプルデータベース」の下
で、必要に応じて、コンテキストメニューから「ローカルハードドラ
イブにインストール」を選択します。SQL Server 2005 のオンライ
ンドキュメントをインストールします。
「サービスアカウント」ウィンドウでは、以下の点に注意します。
o
「NetworkService」アカウントは使用しないでください。
o
「ドメインユーザアカウントを使用する」オプションをクリック
し、ユーザ名、パスワード、ドメイン名を入力します。ドメイン
ユーザアカウントに管理者権限は不要です。ドメインユーザアカ
ウントは、すべての SQL サービスに使用できます。
ローカルの Windows ユーザアカウントをここに入力する場合
は、最小の権限と最高のセキュリティレベルを持つアカウントを
使用します。
Microsoft では、サービスとしてログオンするために使用する
ユーザアカウントにはパスワードを無期限にするオプションを有
効にすること、および強力なパスワードを設定することを推奨し
ています。そうしない場合、SQL サーバがパスワードを変更しよ
うとしているアカウントで実行中の場合、Microsoft の文書
『How to: Change the Password of the Accounts Used by
SQL Server』に従ってください。
ただし、ローカルの Windows ユーザアカウントの使用に関して
は、以下の例外があります。
n
リモートプロシージャコール、複製、ネットワークドライブ
へのバックアップ、リモートデータソースの異種データの結
合、SQL Server Agent のメール機能、SQL Mail を、SQL
Server でほかのアプリケーションに使用する場合、ローカル
の Windows アカウントでは不十分です。
n
フェイルクラスタのインストールにローカルシステムアカウ
ントとローカルサービスアカウントは使用できません。
SQL Server 2005 の Readme ファイルと SQL Server 2005
Books Online の「サービスアカウント」の項に詳細情報を示して
います。
96
Installation under Windows
3.12 SQL Server 2005
また、「サービスアカウントごとにカスタマイズする」オプショ
ンを選択し、サービスごとに別個のサービスアカウントを選択す
ることもできます (例: 統合システムアカウント)。
n
「Local System」アカウントを「SQL Server
Service」と「SQL Server Agent」サービスに、
「Local Service」アカウントを「SQL Server
Browser」サービスに割り当てます。
サービスとアカウントの割り当ては、インストール後も SQL
Server Configuration Manager を使用して変更できます。詳細
は、SQL Server 2005 のオンラインドキュメントの「サービス
アカウント」の項を参照してください。
n
また、「SQL Server Agent」と「SQL Browser」の各オ
プションを選択します。
Enterprise/Standard/Workgroup Edition のインストール手順も同様で
す。
Service Pack のインストール
SQL Server 2005 の初期バージョンをインストールしてから
Enterprise/Standard/Workgroup エディションを最新の Service Pack
を適用してアップデートします。
この項では、現在最新の Service Pack 4 について説明します。
SQL Server システムがインターネットアクセス可能な場合、Microsoft
Update Web ページ(http://www.update.microsoft.com)からアッ
プデートができます。カスタムボタンをクリックして適用可能なアップ
デートの一覧を表示します。
そうでなければ、インターネットにアクセスしてシステムを検索し、
Microsoft Download Center の SQL Server インスタンス
(http://www.microsoft.com/downloads)から Service Pack をダウ
ンロードします。
1. 「ダウンロードセンターを検索」フィールドに「SQL Server
2005」と入力し、Enter キーを押すか、「検索」ボタンをクリック
します。ダウンロード結果は、リリース日を基準に並べ替えることが
できます。
2. 結果リストから最新の Service Pack を選択します。
Installation under Windows
97
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3. 「言語の変更」リストで、インストール済みの SQL Server の言語を
選択します。
4. Downloadをクリックしてファイルをダウンロードします。
5. 開いたウィンドウで保存をクリックし、ファイルの保存場所を選択し
ます。
Windows Server 2008 の場合は追加情報ウィンドウでLaunch the
User Provisioning Toolオプションをチェックします。
アップデートインストールを行う前に、サーバインスタンスに接
続しているすべてのアプリケーションとサービスを終了してくだ
さい。SQL Server Management Studio およびプログラムの追
加と削除ウィンドウを閉じてください。
l
インストールを開始します。
インストールは対話形式で行われます。選択肢はデフォルト値のまま
で問題ありません。機能の選択ウィンドウではアップデートされるコ
ンポーネントが表示されます。
インストール後にシステムを再起動します。
High Availability を設定する場合、ServerView Services と SQL
Server Services の自動再起動を設定できます。詳細については、183
ページの ServerView Servicesを参照してください。
3.13 リモート SQL Server の設定
リモートの SQL Server を設定するには、次の手順に従います。
1. ローカル管理者としてログインします。
2. SQL Server インスタンスの次のサービスがリモートシステムで開始
している必要があります。
SQLインスタンス名
SQL Server Agent
SQL Server Browser
SQL Server と SQL Server Agent は、ドメインユーザアカウント
で実行されている必要があります。セキュリティ上の理由より、この
98
Installation under Windows
3.13 リモート SQL Server の設定
アカウントが Windows グループ Administrators のメンバーであっ
てはいけません。
Microsoft では、サービスとしてログオンするために使用するユーザ
アカウントにはパスワードを無期限にするオプションを有効にするこ
と、および強力なパスワードを設定することを推奨しています。そう
しない場合、SQL サーバがパスワードを変更しようとしているアカウ
ントで実行中の場合、Microsoft の文書『How to: Change the
Password of the Accounts Used by SQL Server』に従ってくださ
い。
このドメインユーザアカウントはリモートシステムが接続されている
のと同じドメインに属している必要があります。
両方のシステムを同じドメインに接続している場合、同じアカウント
Local Systemでサービスを実行することもできます。このアカウン
トは高い権限を持っているため、セキュリティ上推奨されません。
SQL Server Browser サービスは、デフォルトでサービスアカウン
ト Local Service で実行されます。
SQL Server の起動アカウントを変更するには、データベース管理
ツールを使用します。管理ツールを使用すると、必要な権限や
Windows ユーザ権限が、新しい起動アカウントに自動的に割り当てら
れます。
SQL Server Configuration Manager を使用します。
1. 「SQL Server <version> Services」をクリックします。
2. アカウントを変更するサービスを停止します。
3. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択して、サービス
アカウントを変更します。
4. サービスを開始します。
SQL Server が自動的に再起動します。
3. リモート SQL Server へのアクセスは、Operations Manager サー
ビスの Windows ドメインユーザアカウントを使用して認証されま
す。
Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権な
しでインストールするには、この手順を省略してください。109 ペー
ジの Windows アカウントとアクセス権の概要を参照してから、次の
手順 4 に戻ります。
Installation under Windows
99
3 ServerView Operations Manager のインストール:
そのため、以下のドメインユーザアカウント、
l
l
l
Operations Manager インストール時にシステムにログオンする
アカウント、
Operations Manager インストール時のリモート DBウィンドウ
(新規インストールの場合)またはServerView サービス ログイ
ン情報ウィンドウ(アップグレードインストールの場合)のアカ
ウント、
Operations Manager インストール時のUpdate
Management ログオン情報ウィンドウのアカウント
については、以下の事項を考慮する必要があります。
l
l
l
ドメインユーザアカウントは、Operations Manager がインス
トールされているサーバと同じドメインに属している必要があり
ます。
ドメインユーザアカウントは、SQL Server 管理ツールを使用し
て、SQL Server の「ログイン」として作成されている必要があ
ります。
これらのログインには、特定のサーバロールも必要です。この
ロールには、アプリケーションのインストールと実行に必要な権
限が含まれます。
ユーザアカウントを設定するには、次の手順に従います。
1. 管理者としてリモートシステムにログインします。
2. データベース管理用の SQL Server Management Studio プログ
ラムを起動します。
3. SQL Server インスタンスを選択するか、インスタンスに接続し
ます。
4. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
5. コンテキストメニューから「新しいログイン」を選択します。
「ログイン - 新規作成」ウィンドウが開きます。
6. 「ログイン名」または「名前」の下に、ドメインユーザアカウン
トの名前を入力します。他の設定も保持することができます。
7. 「サーバ ロール」タブに切り替えます。
8. サーバロールとして「sysadmin」または「System
100
Installation under Windows
3.13 リモート SQL Server の設定
Administrators」を選択します。
9. 「OK」をクリックします。
4. 対応する SQL Server インスタンスへのリモートアクセス(TCP/IP
使用)を以下のように有効にする必要があります。
1. 「スタート」 – 「すべてのプログラム」 – 「Microsoft SQL
Server <version>」 – 「Configuration Tools」 – 「SQL
Server Configuration Manager」の順に選択して SQL
Server Configuration Manager を開きます。
2. 「SQL Server <version> Network Configuration」を選択
します。
3. 「Protocols for <instance>」をクリックします。プロトコ
ルとそのステータスの一覧が表示されます。
4. Protocol for <instance>の設定を確認します。
5. TCP/IP プロトコルのステータスは有効である必要があります。
6. 有効でない場合は、そのインスタンスの TCP/IP を有効にしてく
ださい。
5. SQL Server インスタンスへのリモートアクセスには、固定ポートが
必要です。名前のない SQL Server インスタンスを使用するか、名前
付きインスタンスに固定ポートを設定します。
名前付きインスタンスのポート設定を確認するには、次の手順に従い
ます。
1. レジストリエディタを開きます。
2. 次のエントリを探します。
l
SQL Server 2014 インスタンスの場合
HKEY_LOCAL_
MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL
Server\MSSQL12.<Instance
Name>\MSSQLServer\SuperSocketNetLib\Tcp\IP
All
l
SQL Server 2012 インスタンスの場合
HKEY_LOCAL_
MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL
Server\MSSQL11.<Instance
Installation under Windows
101
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Name>\MSSQLServer\SuperSocketNetLib\Tcp\IP
All
l
SQL Server 2008 R2 インスタンスの場合
HKEY_LOCAL_
MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL
Server\MSSQL10_50.<Instance
Name>\MSSQLServer\SuperSocketNetLib\Tcp\IP
All
l
SQL Server 2008 インスタンスの場合
HKEY_LOCAL_
MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL
Server\MSSQL10.<Instance
Name>\MSSQLServer\SuperSocketNetLib\Tcp\IP
All
l
SQL Server 2005 インスタンスの場合
HKEY_LOCAL_
MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL
Server\MSSQL.<n>\MSSQLServer\SuperSocketN
etLib\Tcp\IPAll
SQL Server 2005 では、MSSQL.<n> はサーバ上のイ
ンスタンス数を示します。<n> = .1..16(例:
MSSQL.1)。
SQL Server 2008 の場合、内部バージョン番号(10、
10_50、11)にインスタンス名が付加されて使用されま
す。
MYSQL<internal version number>.<Instance
Name>.
3. TCPDynamicPorts と TCPPort の値を確認します。
TCPDynamicPorts の値が設定されていない場合、SQL
Server では常に固定ポートが使用されます。TCPPort の下に
ポート番号が表示されます。
102
Installation under Windows
3.13 リモート SQL Server の設定
固定ポートが設定されていた場合、ポート設定の変更を有
効にするには、SQL Server インスタンスを再起動する必
要があります。
名前付きインスタンスの固定ポートは、SQL Server
Configuration Manager で割り当てられます。手順については、
SQL Server Books Online の「特定の TCP ポートで受信待ちす
るようにサーバを構成する方法(SQL Server Configuration
Manager)」を参照してください。
6. ポートをブロックしているファイアウォール設定がないことを確認し
ます。
必要に応じて、ファイアウォール管理プログラムを使用して、次の
ポートを SQL Server インスタンスで使用できるようにします。
l
l
SQL Server プログラムと TCP プロトコル用に、デフォルトの
ポート番号 1433、またはレジストリエディタの TCPPort の下
に表示されるポート番号を追加します。
SQL Server プログラムと UDP プロトコル用にポート番号
1434 を追加します。
7. SQL Server を別の信頼できるドメインにインストールする場合は、
NetBIOS 名を使用して SQL Server にアクセス可能である必要があ
ります。これは、DNS サフィックス検索一覧を拡張して行うことがで
きます。
1. SQL Server マシンにログオンします。
2. 最新の DNS サフィックス検索一覧を参照します。
コマンドプロンプトを開いてipconfig /allと入力します。
3. Windows IP Configurationエントリで、DNS サフィックス検
索一覧を見つけます。管理用サーバが接続されているドメインの
サフィックス一覧が表示されます。
4. 一覧が表示されない場合は、「以下の DNS サフィックスを順に
追加する」を設定して変更します。
1. コントロールパネル – ネットワークと共有センターを選択し
ます。
2. 「プロパティ」をクリックし、「インターネットプロトコル
バージョン」をクリックします。
Installation under Windows
103
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3. プロパティをクリックして、DNS サーバアドレスの詳細設
定...をクリックします。
4. DNSタブで「以下のDNSサフィックスを順に追加するオプ
ションにチェックして追加をクリックします。
5. 中央管理サーバが接続されているドメインの TCP/IP ドメイ
ンサフィックスを挿入します。
管理用サーバでのその他の操作
「SQL Server の「sysadmin」アクセス権のない Operations
Manager のインストール」のすべての手順に従った場合は、以下
の手順 1 ~ 3 は省略して、手順 4 に進んでください。
1. ローカル管理者としてログオンします。
2. Operations Manager をインストールするときに使用するドメイン
ユーザアカウント、およびリモート DBウィンドウ、ServerView
サービス ログイン情報ウィンドウ、およびUpdate Management
ログオン情報ウィンドウなどでインストール時にサービスに指定する
追加のすべてのドメインユーザアカウントを、Administratorsグ
ループに追加します。
3. このドメインユーザアカウントでログオンします。
4. ServerView Operations Manager のインストールを開始し、
「SQL Server の選択」ウィンドウで「別サーバの SQL Server に
リモート接続する...」オプションを選択します(153 ページの
Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
トール)。
5. 新しいインストールで、「リモート DB」ウィンドウで該当する値を
入力します(156 ページの 「リモート DB」ウィンドウを参照)。
ローカルサービス ServerView Services がこのアカウントで実行さ
れ、作成した SQL Server ログインを使用してリモート SQL Server
にアクセスできます。
6. 他の「ログオン情報」ウィンドウで、同じドメインユーザアカウント
を入力するか、SQL Server ログインを作成した別のドメインユーザ
アカウントを入力します。
104
Installation under Windows
3.13 リモート SQL Server の設定
7. 他のウィンドウで、153 ページの Operations Manager ソフトウェ
アの GUI ダイアログ形式インストールの指示に従って値を入力しま
す。
ServerView Operations Manager のインストール後に SQL Server と
SQL Server Agent のサービスアカウントを変更する場合は、リモート
システムで、%windir%\ServerViewDB.ini ファイルから SQL Server
バックアップフォルダ DbBackupPath とその下位ファイルへの書き込
み権限を追加で設定する必要があります。
アップグレードインストール
ServerView Operations Manager のインストール時に、ServerView
サービスのユーザ名とパスワードを「リモート DB」ウィンドウで指定し
ました。
アップグレードインストールの場合、パスワードが保存されていないた
め、ServerView サービス ログイン情報ダイアログで再びパスワードを
入力します。
3.13.1 リモート SQL Server のトラブルシューティング
この項では、リモート SQL Server が正常に設定されていない場合に表示
されるエラーメッセージの例を説明します。トラブルシューティングで
は、エラーの原因を簡単に説明しています。設定の詳細は、他の項が指定
されていなければ、98 ページの リモート SQL Server の設定で下線付き
の語句を検索してください。
3.13.1.1リモート DB ダイアログで「次へ」をクリックした後に表示されるメッ
セージ
Message
「Error: Unable to connect to SQL Server.Connection attempt
rejected […] SQL Server does not exist or access denied.」
トラブルシューティング
1. リモート DBダイアログに正しい SQL サーバ名を入力します。
コマンドプロンプトに次のように入力して、既存の SQL Server イン
スタンスを表示して、正しい SQL Server 名を確認できます。
sqlcmd -L
2. ポートをブロックしているファイアウォール設定がないことを確認し
Installation under Windows
105
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ます。
コマンドプロンプトで次のように入力して、接続をテストできます。
sqlcmd -S <SQL Server インスタンス> -E
メッセージ「Unable to complete login process due to delay in
opening server connection」は、ファイアウォールによってブロッ
クされていることを示します。
Message
「Error: Unable to connect to SQL Server.Connection attempt
rejected […] Login failed for user '…'.Reason: Not associated
with a trusted SQL Server connection"
トラブルシューティング
「管理ツール」 – 「Active Directory ドメインと信頼関係」で、双方向
信頼関係を確認してください。
Message
「Error: Given user name does not exist in SQL Server.Check
user name and SQL Server logins.」
トラブルシューティング
SQL Server でログイン用のドメインユーザアカウントを作成します。
Message
「The specified remote database could not be validated.Please
check the server name and user account parameters.Error: New
installation, but ServerViewDB already exists in SQL Server
database."
トラブルシューティング
48 ページの 別のシステムにリモートでインストールを参照してくださ
い。
3.13.1.2SQL スクリプト ExecDefRecBcp.sql の実行中に「アプリケーション
のインストール準備をする」ダイアログの後に表示されるメッセージ
Message
106
Installation under Windows
3.13 リモート SQL Server の設定
1. 「文字列データまたはバイナリ データが切り捨てられます。」
2. 「の値 '…' をデータ型 … に変換できませんでした。」
トラブルシューティング
1. SQL Server 2008/2005 サービス SQL Server および SQL
Server Agent を、Windows グループ Administrators のメン
バーではないドメインユーザアカウントで起動します。
2. Operations Manager インストールを実行しているドメインユーザア
カウントがまだ存在していることを確認します。
3. 中央管理用サーバおよびリモート SQL Server コンピュータが別々の
ドメイン内にあることを確認します。「コントロールパネル」 – 「シ
ステム」で「ドメイン」エントリを確認してください。
別々のドメイン内にある場合は、「管理ツール」 – 「Active
Directory ドメインと信頼関係」で、双方向信頼関係を確認してくだ
さい。
4. SQL Server は netbios 名からアクセス可能である必要があります。
3.13.1.3SQL スクリプト ServerConfig.sql または SVSQLDbCreation.sql
の実行中に「アプリケーションのインストール準備をする」ダイアログの
後に表示されるメッセージ
Message
「... 権限がデータベース '...' で拒否されました。」
「… 権限がオブジェクト '…' で拒否されました …」
トラブルシューティング
SQL Server 管理者権限 sysadmin または System Administrators を、
Operations Manager インストールを実行し、サービスに対してしている
ドメインユーザアカウントに割り当てます。
3.13.1.4GrantLoginJBoss.sql の実行中に「アプリケーションのインストール
準備をする」ダイアログの後に表示されるメッセージ
Message
Windows NT ユーザまたはグループ '…' が見つかりませんでした。名前を再確認して
ください。
トラブルシューティング
Installation under Windows
107
3 ServerView Operations Manager のインストール:
「JBoss サービスログオン情報」ウィンドウでドメインユーザを挿入す
る必要があります。153 ページの Operations Manager ソフトウェアの
GUI ダイアログ形式インストールを参照してください。
3.14 Operations Manager を SQL Server の
「sysadmin」アクセス権なしでインストールする
Operations Manager のデフォルトインストールには、インストールアカ
ウントおよび ServerView Services と ServerView Download
Services に使用されるアカウントに SQL Server のシステム管理者権限
(sysadmin サーバロール)が必要です。SQL Server の「sysadmin」
権限は、セキュリティが重要な環境にとって重要で、特にリモート SQL
Server と SQL Server Cluster を使用する際には重要です。
ServerView Operations Manager V6.20 以降の代替手段は、SQL
Server を SQL Server 管理権限なしでアカウント「拡張セキュリティ」
向けに設定することです。このようにして Operations Manager インス
トールを開始すると、SQL Server の拡張セキュリティ設定が検出されま
す。
Operations Manager を新規インストールまたはアップグレードインス
トールを実行する前に、SQL Server を設定する必要があります。
重要:
拡張セキュリティ設定(「sysadmin」なし)には、ある程度の
SQL Server 管理の知識と経験が必要です。このため、特にリ
モート SQL Server を使用する拡張セキュリティ要件があるユー
ザにのみ推奨します。
「sysadmin」ユーザアクセスによるデフォルトのインストール方法で
は、デフォルト設定を使用するため、SQL Server 管理知識のないユーザ
にとって処理しやすくなっています。このため、これは通常のインストー
ル方法になっています。
この項では、拡張セキュリティによる SQL Server のアカウント設定につ
いて説明します。「sysadmin」アクセスによるデフォルト設定について
は、このインストールマニュアルの対応する章を参照してください。
108
Installation under Windows
3.14 Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
3.14.1 Windows アカウントとアクセス権の概要
ServerView Operations Manager セットアップには、SQL Server のイ
ンストールと運用に最大 4 つの Windows アカウントが必要になります。
使用するすべての Windows アカウントにとって重要:
l
l
リモート SQL Server の場合、信頼できるドメインまたは中
央管理用サーバと同じドメインからのドメインアクセスのみ
を使用できます。
ローカル SQL Server の場合、事前定義された Windows ア
カウントまたはユーザ定義のアカウントを使用できます。
以下の Windows アカウントを使用します。
1. インストールアカウント
Operations Manager インストールの開始に使用する Windows アカ
ウントです。このアカウントは、ServerViewDB データベースを作成
するために SQL Server での権限を必要とします。
2. ServerView Services アカウント
ServerView Services の開始に使用する Windows アカウントです。
o
ローカル SQL Server の場合:
常にローカルシステムアカウントです。
o
リモート SQL Server の場合:
セットアップ時に、「リモート DB」ウィンドウ(新規インス
トールの場合)または「ServerView サービス ログイン情報」
ウィンドウ(アップグレードインストールの場合)で指定されま
す。
アカウントは、アップグレードインストールまたは変更インストール
では変更できません。
3. ServerView JBoss Application Server アカウント
JBoss Application Server サービスの開始に使用される
Windows アカウントです。セットアップ時に、「JBoss サービスロ
グオン情報」ウィンドウで指定されます。
4. ServerView Download Service アカウント
Installation under Windows
109
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ServerView Download Service の開始に使用されるアカウントで
す。セットアップ時に、「アップデート管理ログイン」ウィンドウで
指定されます。このアカウントはインターネットへのアクセスを必要
とするため、この目的には別のアカウントを使用することを推奨しま
す。
CMS の Windows Administrator グループで必要なメンバーシップ:
No. アカウント
ローカルおよびリモート SQL
Server
1
インストールアカウント
はい
2
ServerView Services
はい
3
ServerView JBoss アプリケー
ション
いいえ
4 ServerView Download Service はい
はい : Windows Administrator グループのメンバーであることが必要
いいえ : Windows Administrator グループのメンバーである必要はない
ローカル SQL Server で使用される事前設定された WIndows アカウント:
No. アカウント
ローカルおよびリモート SQL
Server
1
インストールアカウント
Administrator
2
ServerView Services
LocalSystem
3
ServerView JBoss アプリケー
ション
LocalService
4
ServerView Download Service .\Administrator
SQL Server サービスアカウント
セキュリティ上の理由から、SQL Server と SQL Server Agent サービス
は、Windows の Administrators グループのメンバーではないアカウン
トで実行してください。ローカル SQL Server の場合、ローカル
Windows アカウントを使用できます。リモート SQL Server の場合、こ
れらのアカウントは、ドメインアカウント(CMS と SQL Server の両方
110
Installation under Windows
3.14 Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
が同じドメインにある場合のみ)またはローカルシステムアカウントのい
ずれかにする必要があります。ただしセキュリティ上の理由から、ローカ
ルシステムは推奨されません。詳細は、79 ページの SQL Server サービ
スアカウントを参照してください。
SQL Server ログイン
ServerView Operations Manager は Windows 認証を使用して SQL
Server で認証します。Operations Manager セットアップおよび運用に
使用されるあらゆるアカウントは、SQL Server での有効な Windows ロ
グインに対応する必要があります。SQL Server 管理者は、Operations
Manager のセットアップを開始する前に、インストールアカウント(1)
と、Windows 認証用 SQL Server ログインとしてその他の使用される
アカウント(上記で指定したように(2)~(4))を追加する必要があり
ます。
SQL Server の権限
インストールアカウント(1)には、少なくとも SQL Server でデータ
ベースを作成する権限が付与される必要があります。
インストールアカウントのサーバロールとデータベースロール
使用されるアカウントには、ServerView Operations Manager データ
ベースのセットアップと運用を正常に実行するには、SQL Server で以下
のサーバロールとデータベースロールが必要です。
Installation under Windows
111
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ロ サーバロー データベースロール
グ ル
イ
ン
1 dbcreator データベース msdb ですべての SQL Server バージョ
ンについて推奨:
オプション :
diskadmin
l
l
l
db_backupoperator(または db_owner)
SQLAgentReaderRole
SQLAgentUserRole
データベース master ですべての SQL Server エディ
ションについてオプション: db_backupoperator
(または db_owner)
2
-
-
3
-
-
4 dbcreator サーバロールは、ServerView データベースとデータベースス
キーマの作成に必要です。セットアップではロールの割り当てを確認し、
このロールが付与されていない場合はエラーメッセージが表示されます。
この場合、ロールバックして終了します。
2 つの SQLAgent ロールは、SQL Server のフルバージョンに強く推奨
されます。SQL Server Express Edition には不要です。ServerView
セットアップでは、SQL Server Agent プロシージャによって
ServerViewDB データベースのバックアップおよびメンテナンスジョブを
インストールしようとします。これを実行できない場合、セットアップは
上方を通知するメッセージを表示しますが、終了したりロールバックした
りすることはありません。
112
Installation under Windows
3.14 Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
データベース ServerViewDB のバックアップジョブは、SQL
Server バックアップモードの「advanced / full」オプションを後
で Operations Manager セットアップで選択する場合は特に重要
であることに注意してください。これは、定期的なバックアップ
を実行しないと、データベーストランザクションログが巨大にな
るためです。
ServerView データベースで SQL Server バックアップモードに
「advanced / full」を選択するとき、SQLServerAgent ロール
を割り当てるか、独自のバックアップスキーマをインストールす
ることを強く推奨します。
diskadmin サーバロールはオプションです。付与されると、ServerView
セットアップは、ServerView インストールパスにデータベースバック
アップファイルを保存してバックアップデバイスを作成しようとします。
付与されない場合は、バックアップは SQL Server のデフォルトバック
アップパス内で実行されます。ロール割り当てがない場合、セットアップ
は終了またはロールバックしません。
システムデータベース msdb の db_backupoperator データベースロー
ルは、SQL Server のフルバージョンに強く推奨されます。マスターデー
タベースの db_backupoperator データベースロールは、すべての SQL
Server エディションに対してオプションです。ServerView セットアップ
は、セットアップの終了時に SQL Server エディションに応じてこれらの
システムデータベースのバックアップを実行しようとします。
ロールが付与されていない場合、セットアップは情報を通知するメッセー
ジを表示しますが、終了またはロールバックしません。db_owner ロール
はバックアップする権限で構成されていますが、最高レベルの権限を持つ
ロールです。データベース上で任意のタスクを実行する権限があります。
3.14.2 設定手順
以下の表に、Operations Manager セットアップで使用するアカウントを
書き留めてください。
Installation under Windows
113
3 ServerView Operations Manager のインストール:
No. アカウント
ウィンドウ(タイトル)
1
インストールアカウン
ト
-
2
ServerView Services
l
l
アカウ
ント
リモート SQL Server の場合:
リモート DB または
ServerView サービスログイ
ン情報
ローカル SQL Server の場合:
ウィンドウなし
ServerView JBoss ア JBossサービス ログオン情報
プリケーション
アップデート管理ログイン情報
ServerView
3
4
Download Service
3.14.2.1CMS 上で Windows 管理者が実行するタスク
1. 中央管理用サーバで管理者権限のあるユーザとしてログオンします。
2. Windows Administrator グループにアカウントを追加します。
l
ローカル SQL Server の場合:
Windows Administrator グループにアカウント(1)と(4)を
追加します。
l
リモート SQL Server の場合:
アカウント(1)、(2)、(4)に使用するドメインアカウント
を Windows Administrator グループに追加します。
3.14.2.2SQL Server の選択
l
リモート SQL Server を使用するかローカル SQL Server を使用する
かを指定します。
重要:
リモート SQL Server を推奨します。
114
Installation under Windows
3.14 Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
o
リモート SQL Server の有効なエディション:
SQL Server Standard、Enterprise、Workgroup(該当する場
合)。
o
ローカル SQL Server の有効なエディション:
SQL Server Express、SQL Server Standard、Enterprise、
Workgroup(該当する場合)。43 ページの SQL Server のイン
ストールオプションを参照してください。
SQL Server 2005 エディションはサポートしていません。これ
は、デフォルトで SQL Server 2005 は
BUILTIN\Administrators ログイングループを作成するためで
す。ローカル Windows Aministrator グループのメンバーは自動
的にこのグループのメンバーとなり、SQL Server の
「sysadmin」固定サーバロールも取得します。これは
Operations Manager アカウント(1)、(2)、(4)に該当
します。このグループを SQL Server から削除することは推奨さ
れません。
l
l
SQL Server がまだインストールされていない場合は、前述の「SQL
Server 20xx」の項の記述に従ってインストールします。管理ツール
機能を使って SQL Server のフルバージョンをインストールします。
SQL Server Express エディションの場合は、SQL Server
Management Studio をインストールします。
リモート SQL Server の場合は、以下の手順に従います。
o
48 ページの 別のシステムにリモートでインストールの項
o
98 ページの リモート SQL Server の設定の項の手順 1 と 2手順
3 の代わりに、以下の項に従います。
3.14.2.3SQL Server 管理者が実行するタスク
アカウント(1)~(4)を SQL Server Management Studio で以下の
ように追加します。
1. コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択して、SQL
Server Management Studio を開始します。
2. SQL Server で「sysadmin」サーバロールを持つアカウントで、
SQL Server 管理者としてサーバインスタンスに接続します。
Installation under Windows
115
3 ServerView Operations Manager のインストール:
重要:
sysadmin サーバロールは、SQL Server を管理するために
SQL Server 管理者アカウントに常に必要です。
SQL Server のすべてのログインから sysadmin 権利を取り
消さないでください。
少なくとも1 つのアカウントが SQL Server で sysadmin
サーバロールを持つ必要があります。
追加するアカウントが有効な SQL Server ログイン一覧にすでに存在して
いことを確認し、必要に応じて追加します。
1. 有効なログインを表示するには、セキュリティ – ログインを選択しま
す。
2. アカウントがない場合は、新しいログインを作成します。
1. コンテキストメニューから「新しいログイン」を選択します。
2. 「全般」ページで、「Windows 認証」を選択します。
「ログイン名」または「名前」の下に、Windows ユーザの名前を
入力します。他の設定も保持することができます。
3. 「OK」をクリックします。
アカウント(1)~(4)について手順 1 ~ 3 を実行します。
重要:
アカウントがすでに存在する場合は、アカウント(1)~
(4)の sysadmin 権利を取り消します。
1. SQL Server Management Studio を上記のように開始
します。
2. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
3. アカウント(1)~(4)のエントリを選択します。
4. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
5. 「サーバロール」ページに切り替えます。
6. 「sysadmin」オプションをオフにします。
インストールアカウントをサーバロール「dbcreator」に追加します。
1. SQL Server Management Studio を上記のように開始します。
2. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
116
Installation under Windows
3.14 Operations Manager を SQL Server の「sysadmin」アクセス権
3. インストールアカウント(1)のエントリを選択します。
4. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
5. 「サーバロール」ページに切り替えます。
6. 「dbcreator」チェックボックスと、オプションで「diskadmin」
を選択します。
7. 「OK」をクリックします。
SQL Server のフルバージョンの msdb データベースのデータベースロー
ルにインストールアカウントを追加します。
1. SQL Server Management Studio を上記のように開始します。
2. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
3. インストールアカウント(1)のエントリを選択します。
4. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
5. 「ユーザマッピング」ページに切り替えます。
6. msdb データベースの「マップ」チェックボックスを選択します。
7. msdb データベースの行を選択します。
8. 「データベースロールのメンバーシップ: msdb」の以下のチェック
ボックスを選択します。
o
db_backupoperator(または db_owner)(Express エディ
ションは該当しない)
o
SQLAgentUserRole(Express エディションは該当しない)
o
SQLAgentReaderRole(Express エディションは該当しな
い)
オプションで、マスターデータベースのデータベースロールにインストー
ルアカウントを追加します。
1. SQL Server Management Studio を上記のように開始します。
2. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
3. インストールアカウント(1)のエントリを選択します。
4. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
5. 「ユーザマッピング」ページに切り替えます。
6. マスターデータベースの「マップ」チェックボックスを選択します。
7. マスターデータベースの行を選択します。
Installation under Windows
117
3 ServerView Operations Manager のインストール:
8. 「データベースロールのメンバーシップ: マスター」の以下のチェック
ボックスを選択します。
o
db_backupoperator(または db_owner)
その他のタスク
ローカル SQL Server の場合、ServerView Operations Manager は
ServerView Services の操作に常にローカルシステムアカウントを使用し
ます。
このアカウントが SQL Server で Windows 認証が有効な SQL Server ロ
グインを持っていることを確認します。
1. SQL Server で「sysadmin」ロールを持つアカウントで、SQL
Server Management Studio にログインします。
2. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
3. 以下の内容が表示されることを確認します。
NT AUTHORITY\SYSTEM(英語版オペレーティングシステム)
NT AUTORITÄT\SYSTEM(ドイツ語版オペレーティングシステ
ム)
AUTORITE NT\SYSTEM(フランス語版オペレーティングシステ
ム)
ログインが存在しない場合はコンテキストメニューから「新しいログ
イン」を選択して追加します。
3.14.3 リモート SQL Server のその他の設定手順
重要:
ここで、第 3.12 章「リモート SQL Server の設定」に戻って、
手順 4「対応する SQL Server インスタンスへのリモートアクセ
ス(TCP/IP 経由)を有効にする必要があります」を続行し、リ
モート SQL Server 設定の残りを完了させます。
3.14.4 管理用サーバでのその他の操作
1. インストールアカウント(1)として中央管理用サーバにログオンしま
す。
118
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
2. 153 ページの Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ
形式インストールの項に記載されているようにインストールを続行
し、前の項 3.13.2「設定手順」の指定に従って対応するインストール
ウィンドウでアカウントを追加します。
3. インストール後に、ファイル %windir%\ServerViewDB.ini に以下
のエントリが追加されます。
[Accounts]
InstallationAccount=Domain\User
SqlServerViewServicesAccount=Domain\User
SqlServerViewDownloadServiceAccount=Domain\User
SqlServerWithEnhancedSecurity=yes
エントリ SqlServerWithEnhancedSecurity は yes に設定する
必要があります。
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
3.15.1 SQL Server の上位バージョンへのアップグレード
SQL Server の既存のインスタンスの ServerView データベースを SQL
Server の上位バージョンにアップグレードできます。
l
l
l
Operations Manager バージョン 4.90 では、SQL Server
2005/SQL Server 2005 Express から SQL Server 2008 エディ
ションへのアップグレードをサポートします。
Operations Manager バージョン 5.10 では、SQL Server
2005/SQL Server 2005 Express から SQL Server
2008/2008 R2 エディションへのアップグレードをサポートしま
す。このマニュアルの SQL Server 2008 に関する記載は、SQL
Server 2008 R2 にも当てはまります。
Operations Manager バージョン 6.30 は、以下の SQL Server
バージョンから SQL Server 2012 バージョンへのアップグレードを
サポートします。
o
SQL Server 2005/SQL Server 2005 Express
o
SQL Server 2008 /SQL Server 2008 Express
Installation under Windows
119
3 ServerView Operations Manager のインストール:
o
l
SQL Server 2008 R2 /SQL Server 2008 R2 Express
Operations Manager バージョン 7.10 は、以下の SQL Server
バージョンから SQL Server 2014 バージョンへのアップグレードを
サポートします。
o
SQL Server 2005/SQL Server 2005 Express
o
SQL Server 2008 /SQL Server 2008 Express
o
SQL Server 2008 R2 /SQL Server 2008 R2 Express
o
SQL Server 2012/SQL Server 2012 Express
次の 2 つのアップグレードオプションがあります。
1. SQL Server インスタンス全体を SQL Server の上位バージョンに
アップグレードします。詳細は、121 ページの SQL Server インスタ
ンスのアップグレードを参照してください。
2. 既存の SQL Server インスタンスの ServerView データベースのみ上
位バージョンの SQL Server インスタンスに移動します。詳細は、
128 ページの ServerView データベースの移動を参照してください。
SQL Server インスタンスをアップグレードするか、ServerView データ
ベースを移動したら、Operations Manager 内部のバックアップジョブと
管理ジョブを更新または設定するための手順が必要です。そのためには、
インスタンスのアップグレード後またはデータベースの移動後に実行する
必要があるバッチファイルが用意されています。
Microsoft SQL Server でアップグレードに必要な権限を確認し
てください。いくつかのアップグレード手順では、MS SQL
Server の「sysadmin」サーバロールのメンバーシップが必要で
す。したがって、「sysadmin」サーバロールのメンバーとしてプ
ロセスを実行することを推奨します。
SQL Server が管理用サーバではなく、別のサーバにリモートでインス
トールされている場合は(48 ページの 別のシステムにリモートでインス
トールを参照)、次の点を確認する必要があります。
SQL Server クライアントツールのインストール
リモート SQL Server 2005/2008/2012 にアクセスするには、ロー
カルの管理用サーバに SQL Server クライアントツール(Microsoft SQL
Server Native Client)が必要です。次のツールがインストールされてい
るかどうかを確認します。
120
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
l
l
l
l
l
SQL Server 2005 の場合: Microsoft SQL Server Native Client
SQL Server 2008 の場合: Microsoft SQL Server 2008 Native
Client
SQL Server 2008 R2 の場合: Microsoft SQL Server 2008 R2
Native Client
SQL Server 2012 の場合: Microsoft SQL Server 2012 Native
Client
SQL Server 2014 の場合: Microsoft SQL Server 2012 Native
Client
ツールがインストールされていない場合は、SQL Server をアップグレー
ドしてからバッチファイルを実行するまでの間に、ローカルの管理用サー
バにインストールする必要があります。SQL Server クライアントツール
は、Microsoft ダウンロードセンターから入手できます。
3.15.1.1SQL Server インスタンスのアップグレード
このアップグレード方法は、「インプレース」アップグレードとも呼ば
れ、SQL Server Setup でインストールオプションとして提供されます。
SQL Server Setup を実行し、適切なオプションを選択すると、アップグ
レードが実行されます。SQL Server のアップグレード時には、このイン
スタンスにインストール済みのデータベース、すなわち ServerView デー
タベースも、自動的にアップグレードされます。
Operations Manager はシステム上にインストールされたままです。アッ
プグレードの実行中にのみ Operations Manager へのアクセスを一時的
に停止する必要があります。
インプレースアップグレードでは、以下の点に注意が必要です。
l
l
インストール済みの SQL Server の特定のエディションのインスタン
スは、SQL Server の互換性のあるエディションにのみアップグレー
ドできます。例えば、SQL Server 2005 Express インスタンスは、
SQL Server 2008 Express のインスタンスにアップグレードできま
すが、SQL Server 2008 の Standard Edition または Enterprise
Edition に直接アップグレードすることはできません。
SQL Server のインストール済みの 32 ビットエディションから 64
ビットエディションへのインプレースアップグレードは実行できませ
ん。
Installation under Windows
121
3 ServerView Operations Manager のインストール:
l
言語の依存関係も考慮する必要があります。
インプレースアップグレード中に、SQL Server のローカライズ版
(例えば日本語版)を別の言語版にアップグレードすることはできま
せん。したがって、インプレースアップグレードの場合、以前のイン
スタンスと同じ言語版の新しい SQL Server インスタンスをインス
トールする必要があります。SQL Server の英語版だけは、別の言語
のローカライズ版にアップグレードできます。
インストールの要件は、SQL Server Setup プロセス自体によっても
チェックされ、必要に応じてメッセージや警告が表示されます。
既存の SQL Server インスタンスが Operations Manager によってイン
ストールされている場合は、インストール言語は英語または日本語です。
インストール済み SQL Server インスタンスの製品バージョン、インス
トール言語、エディションを以下の手順で事前に確認できます。
1. 設定ファイル ServerViewDB.ini の 「Server_Instance」パラ
メータの内容 を確認します。設定ファイルは <windir> ディレクトリ
にあります。
2. コマンドプロンプトを開きます。
3. 以下のコマンドを入力します。
osql -S <server_instance> -E
xp_msver
GO
select @@version
GO
バージョンや言語についての必要な情報がコマンド出力の 2
ProductVersion と 3 Language の下に表示されます。
@@version はエディションを示します。
osql を終了するには quit コマンドを実行します。
インストールの準備
l
SQL Server インスタンスのアップグレード中に、セットアップに
よってハードウェアとソフトウェアの要件が確認されます。この要件
は事前に、Microsoft ダウンロードセンターの必要な SQL Server
バージョンの Web ページや、インターネットでアクセスする SQL
Server のオンラインドキュメントでも確認することができます。
122
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
l
l
l
SQL Server Express Edition をインストールするには、事前に必要
なソフトウェアを Microsoft ダウンロードセンターからダウンロード
してインス トールしておく必要がある場合があります。SQL Server
のその他のエディションは必要なソフトウェアコンポーネントも同梱
しており、セットアップを開始するとそれらもインストールされま
す。
該当の SQL Server のオンラインドキュメントで、Microsoft がセッ
トアップでサ ポートしている、SQL Server から、新しい SQL
Server エディションへのバージョンとエディションのアップグレード
も確認することができます。
インストール済み SQL Server インスタンスのタイプ(デフォルトイ
ンスタンスか名前付きインスタンスか)と名前を確認します。SQL
Server Setup で適切な SQL Server インスタンスがアップグレード
されるように、SQL Server のインストール中にインスタンス名とタ
イプを指定する必要があります。この情報は設定ファイル
ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)の Server_
Instance と Instance の各パラメータにあります。
o
Instance パラメータがない場合、そのインスタンスはデフォル
トのインスタンスです。Server_Instance の下には、サーバ名
(通常は (local))だけがあります。
o
名前付きインスタンスの場合、Instance の下にインスタンス名
があります。Server_Instance パラメータには、<サーバ名>\
<インスタンス名> の情報があります。
アップグレード前に必要なアクション
l
l
l
l
該当インスタンスのデータベースをバックアップします。
該当の SQL Server インスタンスにアクセスするすべてのアプリケー
ションを閉じます。
すべての依存サービス、特に ServerView Services と
ServerView Download Service を停止します。
SQL Server の新規バージョンおよびエディションのインストールに
必要なソフトウェアをインストールします。
Installation under Windows
123
3 ServerView Operations Manager のインストール:
アップグレードの実行
SQL Server Setup を実行してインスタンスをアップグレードします。イ
ンストールは、SQL Server のすべてのエディションについて対話形式で
実行できます。常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。
可能な場合は、セットアップ後に Microsoft アップデートも実行します。
すると、アップグレードされた SQL Server バージョンのセキュリティ更
新プログラムを Microsoft から受信できます。
以前の SQL Server エディションからのアップグレード
新しい SQL Server バージョンへのアップグレードでは、以下の点に注意
してください。
l
l
l
l
処理中に、SQL Server のセットアッププログラムによって、サーバ
にインストール済みの SQL Server インスタンスが検出され、選択、
設定のために対話形式で表示されます。
まず、「インスタンスの選択」ウィンドウで、表示されるリストから
インスタンス名を選択する必要があります。複数のインスタンスがイ
ンストールされている場合、SQL Server の標準インスタンスがあれ
ば、そのインスタンスがデフォルトで選択されます。ServerView 用
の SQL Server Express のインスタンスは通常は名前付きインスタン
スとしてインストールされます(インスタンス名
SQLSERVERVIEW)。上記説明に従って、設定ファイル
ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)から ServerView で
使用される名前を見つけ、インスタンスを入力することができます。
「インスタンスの構成」ウィンドウで、もう一度インスタンス名を確
認し、標準インスタンスをインストールするか、名前付きインスタン
スをインストールするかを指定する必要があります。
インスタンス名以外の設定については、デフォルトのオプションを使
用できます。
以前の SQL Server Express バージョンからのアップグレード
Microsoft のドキュメントには、SQL Server の任意のバージョンとエ
ディションの詳細なアップグレードサポート対応表が記載されています。
お使いの SQL Server Express のサポートされるパスを事前に確認してく
ださい。
124
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
たとえば、追加のツールを使用して以下のアップグレードを実行できま
す。
l
インストールされた SQL Server 2005 Express は、SQL Server
2008 Express にアップグレードするか、追加ツールを含む拡張版
(SQL Server 2008 Express with Tools)にアップグレードできま
す。
拡張版をインストールしたい場合は、 アップグ レード後にイ
ンストールプログラムを再度実行して、他のコンポーネント
を追加する必要があります。
l
l
インストールされた SQL Server 2005 Express は、SQL Server
2012 Express または SQL Server 2014 Express にアップグレー
ドするか、追加ツールを含む拡張版(SQL Server 2012/2014
Express with Tools)にアップグレードできます。
インストールされた SQL Server 2008 Express は、SQL Server
2012 Express または SQL Server 2014 Express にアップグレー
ドするか、追加ツールを含む拡張版(SQL Server 2012/2014
Express with Tools)にアップグレードできます。
SQL Server 2008/2012/2014 Express の必要なエディションは
Microsoft ダウンロードセンターから入手できます。セットアップの起動
後、オプション「Upgrade from SQL Server 2005 / Upgrade
from SQL Server 2008 / Upgrade from SQL Server 2008 R2 /
Upgrade from SQL Server 2012」を選択します。インストール中、
続きのダイアログの中で、アップグレードする SQL Server インスタンス
を指定 する必要があります。
その他の SQL Server エディションからのアップグレード
すべての SQL Server エディションは、一般に、アップグレードパスが
Microsoft のバージョンとエディションの制限に対応している場合、対応
する上位バージョンの SQL Server のエディションにアップグレードでき
ます。お使いのバージョンとエディションのアップグレードパスがサポー
トされているか、事前に Microsoft のドキュメントで確認してください。
SQL Server のフルエディションはダウンロードセンターから無料で提供
されていません。ライセンスを取得して、SQL Server インストールメ
ディアからインストールする必要があります。
Installation under Windows
125
3 ServerView Operations Manager のインストール:
アップグレード後に必要なアクション
インスタンスのインプレースアップグレード後には、すべてのバージョン
の SQL Server についてて以下の手順を実行する必要があります。
1. 「SQL Server(<インスタンス名>)」サービスが開始しているかど
うかを確認します。
2. SQL Server Express 以外のエディションの場合:
「SQL Server Agent(<インスタンス名>)」サービスが開始して
いるかどうかを確認します。
Operations Manager にリモート SQL Server を使用してい
る場合は、管理用サーバで追加の手順を実行する必要があり
ます。そのためには、%windir%\ServerViewDB.ini ファ
イルの Domain と Username の各エントリで指定されてい
るユーザアカウントで管理用サーバにログオンします。
3. SQL Server Express の場合:
Windows サービス「Task Scheduler」が開始していることを確認
します。
4. Operations Manager を再起動する前に、Operations Manager の
内部バックアップジョブの設定を行う必要があります。
ServerView Operations Manager インストールが提供する
アップグレードツールを正常に機能させるには、以下の前提
条件を満たす必要があります。
l
SQL Server Client ツールをインストールして、CMS の
デフォルトの位置で PATH 環境変数からアクセスできる
こと。
<Program Files>\Microsoft SQL
Server\<version>\Tools\Binn\(<version> は
90\100\110)
l
l
呼び出し元のアカウントは、SQL Server の sysadmin
サーバロールのメンバーであること。
ツールを呼び出す Windows コマンドプロンプトが完全な
管理者権限で開かれていること。
次の手順に従います。
126
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. 次のディレクトリに移動します。
<インストールパス>\ServerView Services
\scripts\ServerView\Tools
3. SQL Server 2008、SQL Server 2012 エディション、SQL
Server 2014 エディションへアップグレードした後に、このディ
レクトリにある以下のバッチファイルを実行します。
l
SVCreateJobs_Upgrade2008
l
SVCreateJobs_Upgrade2012
l
SVCreateJobs_Upgrade2014
4. 実行中に、「 Renamed SQL Server Instance [Y/N] ? 「N」と
入力します。
5. Operations Manager のアップグレードに必要な処理はすべてこの
バッチファイルから実行されます。個々の処理はログファイル
<DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2008.log または
<DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2012.log(SQL Server 2012/2014 用)にも記録され
ます。設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)
から DbApplicationFolder パラメータの内容を見つけることができ
ます。
6. 処理が正常に完了したら、「ServerView Services」と
「ServerView Download Service」の各サービスを開始します。
7. 次に、ServerView データベースのバックアップジョブが設定され、
実行可能であることを確認します。
SQL Server Express Edition の場合、ジョブは Windows タスクス
ケジューラによって設定されているので、このツールでのみ確認でき
ます。
l
「コントロールパネル」 – 「タスク」を開くと、ジョブのリスト
とそのスケジュールが表示されます。
SQL Server の他のエディションでは、サービス「SQL Server
Agent」を使用してジョブが設定されます。この場合、ジョブとスケ
ジュールは SQL Server Management Studio で確認します。
Installation under Windows
127
3 ServerView Operations Manager のインストール:
l
l
l
SQL Server Management Studio を起動します。
SQL Server インスタンスをクリックして、エントリ「SQL
Server Agent」を選択します。
「ジョブ」の下に、設定済みのジョブが表示されます。各ジョブ
の最新スケジュールは「履歴の表示」で確認できます。
3.15.1.2ServerView データベースの移動
SQL Server インスタンス全体のインプレースアップグレードを実行した
くないか、実行できない場合は、ServerView データベースを、インス
トール済み SQL Server インスタンスから新しい SQL Server インスタン
スに移動することで移行できます。この手順は、Microsoft が提供する
SQL Server のオンラインドキュメントでは「サイドバイサイド」アップ
グレードと呼ばれています。使用している SQL Server Edition でインプ
レースアップグレードがサポートされていない場合は、この方法でアップ
グレードを行う必要があります。例えば、32 ビットの SQL Server
Edition から 64 ビットの SQL Server Edition にアップグレードする場合
がそうです。
必要な SQL Server バージョン向けの Microsoft オンラインドキュメント
で、SQL Server/SQL ServerExpress から上位の SQL Server エディ
ションへのアップグレードがサポートされるバージョンとエディションが
記載されています。
このアップグレード方法では、新しい SQL Server インスタンスを既存の
インスタンスとサイドバイサイドでインストールします。まず、
ServerView データベースをインストール済みインスタンスからデタッチ
してから、新しいインスタンスにアタッチします。この方法では、
Operations Manager もシステムにインストールされたままです。
128
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
Operations Manager のクライアント設定が維持されるように、
新しい SQL Server インスタンスは、以前のインスタンスと同じ
システムにインストールする必要があります。したがって、SQL
Server の以前のインスタンスと新しいインスタンスを同じインス
タンス名でサイドバイサイドインストールすることはできませ
ん。
次のいずれかの操作を行います。
l
l
データベースをデタッチしてから、新しいインスタンスをイ
ンストールするまでの間に SQL Server インスタンスをアン
インストールします。
新しい SQL Server インスタンスを別のインスタンス名でイ
ンストールします。
以下の点に注意してください。
ServerView データベースのアップグレード時にインスタンスタ
イプを切り替えることはできません。アップグレード時には、名
前付きインスタンスを別の名前でインストールすることはできま
すが、名前付きインスタンスからデフォルトインスタンスに、ま
たはデフォルトインスタンスから名前付きインスタンスに切り替
えることはできません。
インストールの準備
l
l
l
新しいインスタンスのインストール中、ハードウェアとソフトウェア
の要件の確認があります。詳細は、Microsoft ダウンロードセンター
で、新しい SQL Server バージョンの製品ページなどを参照してくだ
さい。
SQL Server Express Edition をインストールするには、事前に必要
なソフトウェアを Microsoft ダウンロードセンターからダウンロード
してインス トールしておく必要がある場合があります。SQL Server
の他のエディションには、必要なソフトウェアコンポーネントが含ま
れています。
インストール済み SQL Server インスタンスのタイプ(デフォルトイ
ンスタンスか名前付きインスタンスか)と名前を確認します。この情
報は設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)の
Installation under Windows
129
3 ServerView Operations Manager のインストール:
Server_Instance と Instance の各パラメータにあります。
l
o
Instance パラメータがない場合、そのインスタンスはデフォル
トのインスタンスです。Server_Instance の下には、サーバ名
(通常は (local))だけがあります。
o
名前付きインスタンスの場合、Instance の下にインスタンス名
があります。Server_Instance パラメータには、<サーバ名>\
<インスタンス名> の情報があります。
ServerView データベースファイルの現在のパス名を確認します。
データベースを新しい SQL Server インスタンスにアタッチする際に
パス名が必要です。
パス名は、SQL Server Management Studio を使用して、次の手順
で確認できます。
1. ツールを起動し、インストール済みの SQL Server インスタンス
に接続します。
2. データベース「ServerViewDB」を選択します。
3. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。ファイ
ルを選択すると、パス名が表示されます。
パス名は、以下のように osql(または sqlcmd)を使用して確認する
こともできます。
1. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
osql -S <Server_Instance> -E
EXEC sp_helpfile
GO
「filename」欄にパスの詳細が表示されます。osql を終了するには
quit コマンドを実行します。
アップグレード前に必要なアクション
l
l
l
既存の SQL Server インスタンスで、ServerViewDB データベース
をバックアップし、バックアップを最新にします。
該当の SQL Server インスタンスにアクセスするすべてのアプリケー
ションを閉じます。
すべての依存サービス、特に ServerView Services と
ServerView Download Service を停止します。
130
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
l
SQL Server の新規バージョンのインストールに必要なソフトウェア
をインストールします。
アップグレードの実行
l
ServerView データベースを既存の SQL Server インスタンスからデ
タッチします。
この操作は、SQL Server Management Studio を使用するか、コマ
ンドプロンプトで osql を使用して SQL Server プロシージャを直接呼
び出すことで実行できます。
管理ツールを使用する場合は、使用するツールのオンラインヘルプ
で、データベースのデタッチ方法を確認できます。
コマンドプロンプトを使用する場合は、次の手順に従います。
1. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
osql -S <server_instance> -E
EXEC sp_detach_db @dbname='ServerViewDB'
GO
osql を終了するには quit コマンドを実行します。
l
l
l
l
デタッチしても、データベースファイルは SQL Server から削除され
ず、同じ場所に残ります。ファイルはそこに残すか、別のディレクト
リにコピーできます。いずれの場合も、後でデータベースをアタッチ
するときに、新しいインスタンスで現在のパス名を指定する必要があ
ります。
SQL Server インスタンスの名前を変更しない場合は、ここで既存の
SQL Server インスタンスをアンインストールします。
新しい SQL Server インスタンスをインストールします。
o
SQL Server Express Edition の場合は、ダウンロードセンター
からダウンロードしたファイルを使用してインストールを開始し
ます。
o
SQL Server の他のエディションでは、インストールメディア
(DVD または ISO イメージ)から直接インストールを開始しま
す。
インスタンス名を変更せず、以前の SQL Server インスタンスをアン
インストールした場合は、同じタイプ(デフォルトのインスタンスま
たは名前付きインスタンス)と名前(名前付きインスタンスの場合)
Installation under Windows
131
3 ServerView Operations Manager のインストール:
でインストールを実行します(例えば SQL Server Express Edition
の場合は SQLSERVERVIEW)。
l
SQL Server Express をインストールする場合は、以下の点に注意し
ます。
「登録情報」ウィンドウで「詳細構成オプションを非表示にする」オ
プションの選択を解除します。この操作を行わなかった場合、インス
トール時にデフォルト名「SQLEXPRESS」以外のインスタンス名を
割り当てることができません。
l
次に、以下の手順でデータベースをアタッチします。
1. SQL Server Management Studio を開き、新しいインスタンス
に接続します。
2. 「新しいクエリ」を選択し、「クエリ」ウィンドウに次のように
入力します。ここで <data_path> は、システムにおける
ServerView データベースファイルのパス名です。
CREATE DATABASE ServerViewDB
ON PRIMARY (FILENAME='<data_path>\ServerViewDB.mdf')
LOG ON (FILENAME='<data_path>\ServerViewDB_log.LDF')
FOR ATTACH
l
アタッチの後、次のコマンドを実行することで、整合性の確認とアッ
プデートを行います。
DBCC UPDATEUSAGE('ServerViewDB')
l
l
l
SQL Server を、Operations Manager のリモート SQL Server と
して使用している場合は、98 ページの リモート SQL Server の設定
の説明に従ってユーザアカウントを設定します。ユーザアカウント
は、管理用サーバにある %windir%\ServerViewDB.ini ファイルの
「Domain」と「Username」の下にあります。
SQL 管理者として、SQL Server 2008 で「ServerView
Services」と「ServerView Download Service」が登録されて
いるユーザアカウントを設定します。詳細は、89 ページの SQL
Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加を参照してくださ
い。
SQL Server 2012 をローカル SQL Server として使用している場合
は、「ローカルシステム」アカウントも認定管理者として追加しま
す。
132
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
アップグレード後に必要なアクション
インスタンスのサイドバイサイドアップグレード後には、すべてのバー
ジョンの SQL Server について以下の手順を実行する必要があります。
SQL Server を Operations Manager のリモート SQL Server
として使用している場合は、管理用サーバで追加の手順を実行す
る必要があります。このとき、%windir%\ServerViewDB.ini
ファイルの「Domain」と「Username」の下に入力されてい
るユーザとしてログオンします。
1. Express Edition の場合、「Windows Task Scheduler」サービ
スが開始していることを確認してから、アップグレードを続行しま
す。
2. SQL Server のその他のエディションの場合、「SQL Server Agent
<インスタンス名>」サービスが開始していることを確認します。
3. Operations Manager を再起動する前に、Operations Manager の
内部バックアップジョブの設定を行う必要があります。
ServerView Operations Manager インストールが提供する
アップグレードツールを正常に機能させるには、以下の前提
条件を満たす必要があります。
l
SQL Server Client ツールをインストールして、CMS の
デフォルトの位置で PATH 環境変数からアクセスできる
こと。
<Program Files>\Microsoft SQL
Server\<version>\Tools\Binn\(<version> は
90\100\110)
l
l
呼び出し元のアカウントは、SQL Server の sysadmin
サーバロールのメンバーであること。
ツールを呼び出す Windows コマンドプロンプトが完全な
管理者権限で開かれていること。
次の手順に従います。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. ディレクトリ <インストールパス>\ServerView
Services\scripts\ServerView\Tools に切り替えます。
Installation under Windows
133
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3. このディレクトリにある以下のファイルを実行します。
o
SQL Server 2012 / SQL Server 2014 の場合:
SVCreateJobs_Upgrade2012
o
SQL Server 2008 の場合:
o
SVCreateJobs_Upgrade2008
4. 「Renamed SQL Server Instance [Y/N] ?」のメッセージに次
のいずれかを入力します。
o
「N」:新しいSQL Server インスタンスが同じ名前でインス
トールされている場合。
o
「Y」:新しいインスタンスが別の名前でインストールされて
いる場合。新しい名前を以下のプロンプトに入力します。以
下のプロンプトで新しい名前を入力します。
Please enter new SQL Server Instance Name
4. このアプリケーションの実行中に、Operations Manager のジョブの
設定に必要なアップグレード手順が実行され、ログファイル
<DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2012.log または
<DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2008.log に記録されます。設定ファイル
ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)で
DbApplicationFolder パラメータの内容を確認できます。
5. 処理が正常に完了したら、「ServerView Services」と
「ServerView Download Service」の各サービスを開始します。
6. 次に、ServerView データベースのバックアップジョブが正しく設定
され、システムで実行可能であることを確認します。
o
SQL Server Express Edition の場合、ジョブは Windows タス
クスケジューラで設定されています。該当する Windows ユーザ
インターフェースからジョブとスケジュールを確認できます。
1. 「コントロールパネル」 – 「タスク」を開きます。ジョブと
そのスケジュールの一覧が表示されます。
o
134
SQL Server の他のエディションでは、SQL Server Agent サー
ビスを使用してジョブを設定できます。SQL Server
Management Studio からジョブとスケジュールを確認できま
す。
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスをクリックして、エントリ「SQL
Server Agent」を選択します。
3. 「ジョブ」の下に、設定済みのジョブが表示されます。各
ジョブの最新スケジュールは「履歴の表示」で確認できま
す。
3.15.2 SQL Server 2012/2014 Express から SQL Server
2012/2014 へのアップグレード
以下のアップグレードインストールを実行できます。
l
l
SQL Server 2012 Express インスタンスから SQL Server 2012
のフルバージョン。
SQL Server 2014 Express インスタンスから SQL Server 2014
のフルバージョン。
アップグレードインストールは SQL Server 2012 と SQL
Server 2014 について同一なので、この項では両方について説明
しています。以下では、フルエディションを SQL Server
2012/2014、Express エディションを SQL Server
2012/2014 Express と呼びます。
ServerView データベースが最大容量(10 GB)に達した場合や、SQL
Server 2012/2014 Express には含まれていない SQL Server
2012/2014 のフルバージョンの追加機能やコンポーネントをご自身の
環境で使用する場合は、アップグレードが必要になります。
インストールの準備
アップグレードインストールを実行する前に、以下の準備を行う必要があ
ります。
l
l
SQL Server 2012/2014 のアップグレードインストール中、ハー
ドウェアとソフトウェアの要件の確認があります。詳細は、
Microsoft の Web サイトを参照してください。
Microsoft でサポートされている SQL Server 2012/2014
(Express)のエディションアップデートについては、SQL Server
Installation under Windows
135
3 ServerView Operations Manager のインストール:
2012/2014(Express)のオンラインドキュメントを参照してくだ
さい。
l
環境に特定の機能またはコンポーネントが必要な場合は、アップグ
レードするエディションの機能範囲を確認します。
アップグレードについては以下の点に注意してください。
l
l
l
SQL Server 2012/2014 Express のローカライズ版は、SQL
Server 2012/2014 の同じ言語のローカライズ版または英語版にの
みアップグレードできます。
常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。アップグ
レード後には、必ず最新のアップデートがないかどうかを確認し、あ
る場合はインストールします。
SQL Server Management Studio の異なるエディションはサイドバ
イサイドにインストールできないため、SQL Server Management
Studio(Basic) がインストールされている場合は、アンインストール
してから新しいエディションにあわせて再インストールする必要があ
ります。
アップグレード前に必要なアクション
1. インストール済みインスタンスのデータベースをバックアップしま
す。
2. 該当の SQL Server 2012/2014 Express インスタンスにアクセス
するすべてのアプリケーションを終了します。
3. すべての依存サービス、特に ServerView Services と
ServerView Download Service を停止します。
アップグレードの実行
このアップグレードは、インストール DVD から SQL Server
2012/2014 Setup を実行して行います。
1. 必要なエディションのセットアップを開始します。
2. 左側のウィンドウペインで「メンテナンス」を選択し、「エディショ
ンのアップグレード」オプションを選択します。
3. エディションをアップグレードするためのインストールウィザードが
開きます。
136
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
4. 前提条件の確認後、「インスタンスの選択」ウィンドウで、アップグ
レードするインスタンスを選択します。Operations Manager で、名
前付き SQL Server 2012/2014 に使用されるインスタンス名は
「SQLSERVERVIEW」です。
5. プログラムでは、次にエディションのアップグレードが可能かどうか
が確認され、「エディションのアップグレードの準備完了」ウィンド
ウに確認メッセージが表示されてから、アップグレードが実行されま
す。
アップグレードが正常に完了した場合は、「完了」ウィンドウが表示され
ます。
アップグレード後に必要なアクション
1. 新しいエディションに対する未処理の Service Pack、Service Pack
のアップデートやホットフィックスアップデートをインストールしま
す。
2. 「SQL Server(<インスタンス名>)」サービスが開始しているかど
うかを確認します。
3. 「SQL Agent(<インスタンス名>)」サービスが開始しているかど
うかを確認します。
ServerView のサービスと Operations Manager を再度開始する前に、
ServerView データベースの内部バックアップジョブとメンテナンスジョ
ブを再作成する必要があります。
ServerView Operations Manager インストールが提供するアッ
プグレードツールを正常に機能させるには、以下の前提条件を満
たす必要があります。
l
SQL Server Client ツールをインストールして、CMS のデ
フォルトの位置で PATH 環境変数からアクセスできること。
<Program Files>\Microsoft SQL
Server\<version>\Tools\Binn\(<version> は
90\100\110)
l
l
呼び出し元のアカウントは、SQL Server の sysadmin サー
バロールのメンバーであること。
ツールを呼び出す Windows コマンドプロンプトが完全な管
理者権限で開かれていること。
Installation under Windows
137
3 ServerView Operations Manager のインストール:
次の手順に従います。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. ディレクトリ <インストールパス>\ServerView
Services\scripts\ServerView\Tools に切り替えます。
3. このディレクトリにある 「SVCreateJobs_Upgrade2012」 ファ
イルを実行します。実行中に、「Renamed SQL Server
Instance [Y/N] ?」のメッセージに「N」で答えます。
必要なアップグレード手順がこのバッチファイルによって実行され、
ログファイル <DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2012.log に記録されます。
設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)から
<DbApplicationFolder> のパスを見つけることができます。
4. ファイルが正常に実行されたら、サービス「ServerView
Services」と「ServerView Download Services」を起動しま
す。
5. 次に、ServerView データベースのバックアップジョブがシステムで
設定され、実行可能であることを確認します。これらのジョブは、
SQL Server Agent サービスで設定されます。
SQL Server Management Studio からジョブを確認できます。
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスをクリックして、「SQL Server Agent」
を選択します。
3. 設定済みのジョブが「ジョブ」の下に表示されます。各ジョブの最新
スケジュールは「履歴の表示」で確認できます。
3.15.3 SQL Server 2008 Express から SQL Server 2008 への
アップグレード
SQL Server 2008 に関する記載は、SQL Server 2008 R2 にも当ては
まります。
SQL Server 2008 Express インスタンスから SQL Server 2008 のフ
ルバージョンへのアップグレードインストールを実行できます。
ServerView データベースが最大容量(SQL Server 2008 R2 Express
では 10 GB、SQL Server 2008 Express では 4 GB)に達した場合
138
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
や、SQL Server 2008 Express には含まれていない SQL Server
2008 のフルバージョンの追加機能やコンポーネントを環境で使用する場
合は、アップグレードが必要になります。
インストールの準備
アップグレードインストールを実行する前に、以下の準備を行う必要があ
ります。
l
l
l
SQL Server 2008 のアップグレードインストール中、ハードウェア
とソフトウェアの要件の確認があります。詳細は、Microsoft の Web
サイトを参照してください。
Microsoft でサポートされている SQL Server 2008(Express)の
エディションアップデートについては、SQL Server 2008
(Express)のオンラインドキュメントを参照してください。
環境に特定の機能またはコンポーネントが必要な場合は、アップグ
レードするエディションの機能範囲を確認します。
アップグレードについては以下の点に注意してください。
l
l
l
SQL Server 2008 Express のローカライズ版は、SQL Server
2008 の同じ言語のローカライズ版または英語版にのみアップグレー
ドできます。
常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。アップグ
レード後には、必ず最新のアップデートがないかどうかを確認し、あ
る場合はインストールします。
SQL Server Management Studio の異なるエディションはサイドバ
イサイドにインストールできないため、SQL Server Management
Studio(Basic) がインストールされている場合は、アンインストール
してから新しいエディションにあわせて再インストールする必要があ
ります。
アップグレード前に必要なアクション
1. インストール済みインスタンスのデータベースをバックアップしま
す。
2. 該当の SQL Server 2008 Express インスタンスにアクセスするす
べてのアプリケーションを終了します。
Installation under Windows
139
3 ServerView Operations Manager のインストール:
3. すべての依存サービス、特に ServerView Services と
ServerView Download Service を停止します。
アップグレードの実行
このアップグレードは、インストール DVD から SQL Server 2008
Setup を実行して行います。
1. 必要なエディションのセットアップを開始します。
2. 左側のウィンドウペインで「メンテナンス」を選択し、「エディショ
ンのアップグレード」オプションを選択します。
3. エディションをアップグレードするためのインストールウィザードが
開きます。
4. 前提条件の確認後、「インスタンスの選択」ウィンドウで、アップグ
レードするインスタンスを選択します。Operations Manager で、
SQL Server Express 2008 の名前付きインスタンスに使用されるイ
ンスタンス名は「SQLSERVERVIEW」です。
5. プログラムでは、次にエディションのアップグレードが可能かどうか
が確認され、「エディションのアップグレードの準備完了」ウィンド
ウに確認メッセージが表示されてから、アップグレードが実行されま
す。
アップグレードが正常に完了した場合は、「完了」ウィンドウが表示され
ます。
アップグレード後に必要なアクション
1. 新しいエディションに対する未処理の Service Pack、Service Pack
のアップデートやホットフィックスアップデートをインストールしま
す。
2. 「SQL Server(<インスタンス名>)」サービスが開始しているかど
うかを確認します。
3. 「SQL Agent(<インスタンス名>)」サービスが開始しているかど
うかを確認します。
ServerView のサービスと Operations Manager を再度開始する前に、
ServerView データベースの内部バックアップジョブとメンテナンスジョ
ブを再作成する必要があります。
140
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
ServerView Operations Manager インストールが提供するアッ
プグレードツールを正常に機能させるには、以下の前提条件を満
たす必要があります。
l
SQL Server Client ツールをインストールして、CMS のデ
フォルトの位置で PATH 環境変数からアクセスできること。
<Program Files>\Microsoft SQL
Server\<version>\Tools\Binn\(<version> は
90\100\110)
l
l
呼び出し元のアカウントは、SQL Server の sysadmin サー
バロールのメンバーであること。
ツールを呼び出す Windows コマンドプロンプトが完全な管
理者権限で開かれていること。
次の手順に従います。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. ディレクトリ <インストールパス>\ServerView
Services\scripts\ServerView\Tools に切り替えます。
3. このディレクトリにある 「SVCreateJobs_Upgrade2008.bat」
ファイルを実行します。実行中に、「Renamed SQL Server
Instance [Y/N] ?」のメッセージに対して、「N」と入力します。
必要なアップグレード手順がこのバッチファイルによって実行され、
ログファイル <DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2008.log に記録されます。
設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)から
<DbApplicationFolder> のパスを見つけることができます。
4. ファイルが正常に実行されたら、サービス「ServerView
Services」と「ServerView Download Services」を起動しま
す。
5. 次に、ServerView データベースのバックアップジョブがシステムで
設定され、実行可能であることを確認します。これらのジョブは、
SQL Server Agent サービスで設定されます。
SQL Server Management Studio からジョブを確認できます。
Installation under Windows
141
3 ServerView Operations Manager のインストール:
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスをクリックして、「SQL Server Agent」
を選択します。
3. 設定済みのジョブが「ジョブ」の下に表示されます。各ジョブの最新
スケジュールは「履歴の表示」で確認できます。
3.15.4 SQL Server 2005 Express から SQL Server 2005 への
アップグレード
SQL Server 2005 Express インスタンスを SQL Server 2005 のフル
バージョンにアップグレードすることができます。
ServerView データベースの最大データベースサイズ(SQL Server
2005 Express の場合は 4 GB)に達した場合、または SQL Server
2005 の追加機能または SQL Server 2005 Express に付属していない
コンポーネントを環境で使用する場合などに、アップグレードが必要とな
ります。
インストールの準備
アップグレードインストールを実行する前に、以下の準備を行う必要があ
ります。
l
l
l
SQL Server 2005 のアップグレードインストール中、ハードウェア
とソフトウェアの要件の確認があります。詳細は、Microsoft の Web
サイトを参照してください。
Microsoft でサポートされている SQL Server 2005(Express)の
エディションアップデートについては、SQL Server 2005
(Express)のオンラインドキュメントを参照してください。
環境に特定の機能またはコンポーネントが必要な場合は、アップグ
レードするエディションの機能範囲を確認します。
アップグレードについては以下の点に注意してください。
l
l
SQL Server 2005 Express のローカライズ版は、同じ言語のローカ
ライズ版にのみアップグレードできます。
アップグレード中に、アップグレードするエディションのバージョン
と、新規にインストールされるエディションのバージョンが確認され
ます。
142
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
SQL Server 2005 Express と最新の Service Pack がインストール
されている場合、アップグレードする SQL Server 2005 Edition の
基本インストールのバージョンよりも新しい状態になっています。
上記のような原因により、警告が発生したり、アップグレードが中断
したりしないようにするには、新しい SQL Server 2005 エディショ
ンのインストールは、追加の呼び出しパラメータを指定して、コマン
ドプロンプトから実行する必要があります。詳細は、143 ページの
アップグレードの実行を参照してください。
l
l
常に最新の Service Pack を適用することを推奨します。アップグ
レード後は、最新の Service Pack 、Service Pack のアップデート、
またはホットフィックスのアップデートを、アップグレード後のエ
ディションに再度インストールしてください。
SQL Server Management Studio Express がシステムにインス
トール済みで、今回 SQL Server 2005 の上位エディションとともに
SQL Server Management Studio のフルバージョンをインストール
したい場合は、SQL Server Management Studio Express をアン
インストールしてからインストールしてください。SQL Server
Management Studio Express と SQL Server Management
Studio のサイドバイサイドインストールはできません。
アップグレード前に必要なアクション
1. インストール済みインスタンスのデータベースをバックアップしま
す。
2. 該当の SQL Server 2005 Express インスタンスにアクセスするす
べてのアプリケーションを終了します。
3. すべての依存サービス、特に ServerView Services と
ServerView Download Service を停止します。
アップグレードの実行
SQL Server 2005 Express のインスタンスのアップグレードは、すべて
のデータベースを伴うインスタンス全体の「インプレース」アップグレー
ドとして直接行うことができます。
このアップグレードは、インストール DVD から SQL Server 2005
Setup を実行して行います。手順は新規インストールの場合とほぼ同じで
すが、以下の点が異なります。
Installation under Windows
143
3 ServerView Operations Manager のインストール:
1. コマンドプロンプトを開き、インストールメディア内で、インストー
ルするエディション用の setup.exe ファイルのあるフォルダまで進
みます。
2. コマンドプロンプトから、パラメータ SKUUPGRADE=1 を指定し
てインストールを実行します。
例
<drive>:\<folder>\setup.exe SKUUPGRADE=1
3. 「インストールするコンポーネント」ウィンドウで、「SQL Server
データベースサービス」を選択します。SQL Server 2005 Express
には含まれない追加コンポーネントも選択できます。
4. 「インスタンス名」ウィンドウで、アップグレードする SQL Server
2005 Express インスタンスを選択します。名前は、直接入力する
か、「インストール済みのインスタンス」をクリックすると表示され
るリストから選択できます。
5. インストール済みのコンポーネントが「既存のコンポーネント」ウィ
ンドウに表示されます。
コンポーネント名の前のチェックボックスが選択できる場合は、アッ
プグレード可能です。チェックボックスを選択し、アップグレードを
続行します。
チェックボックスを選択できない場合は、「詳細を表示」をクリック
するとエラーメッセージが表示され、アップグレードが不可能である
理由を確認できます。
アップグレード後に必要なアクション
1. 新しいエディションに対する未処理の Service Pack、Service Pack
のアップデートやホットフィックスアップデートをインストールしま
す。
2. 「MSSQL$SQLSERVERVIEW」サービスが開始していることを確
認します。
3. 「SQLAgent$SQLSERVERVIEW」サービスが開始していること
を確認します。
Operations Manager を再起動する前に、Operations Manager 内部の
バックアップジョブとメンテナンスジョブを再作成する必要があります。
144
Installation under Windows
3.15 SQL Server のアップグレードインストール
ServerView Operations Manager インストールが提供するアッ
プグレードツールを正常に機能させるには、以下の前提条件を満
たす必要があります。
l
SQL Server Client ツールをインストールして、CMS のデ
フォルトの位置で PATH 環境変数からアクセスできること。
<Program Files>\Microsoft SQL
Server\<version>\Tools\Binn\(<version> は
90\100\110)
l
l
呼び出し元のアカウントは、SQL Server の sysadmin サー
バロールのメンバーであること。
ツールを呼び出す Windows コマンドプロンプトが完全な管
理者権限で開かれていること。
次の手順に従います。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. ディレクトリ <インストールパス>\ServerView
Services\scripts\ServerView\Tools に切り替えます。
3. このディレクトリにある 「SVCreateJobs_Upgrade2005.bat」
ファイルを実行します。
Operations Manager に必要なアップグレード手順がこのバッチファ
イルによって実行され、ログファイル
<DbApplicationFolder>\SVCreateJobs_
Upgrade2005.log に記録されます。
設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)から
<DbApplicationFolder> のパスを見つけることができます。
4. ファイルが正常に実行されたら、サービス「ServerView
Download Service」と「ServerView Services」を起動しま
す。
5. 次に、ServerView データベースのバックアップジョブが設定され、
実行可能であることを確認します。
SQL Server Management Studio からジョブを確認できます。
Installation under Windows
145
3 ServerView Operations Manager のインストール:
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスをクリックして、「SQL Server Agent」
を選択します。
3. 設定済みのジョブが「ジョブ」の下に表示されます。
3.16 Windows ターミナルサーバ/リモートデスクトッ
プサービスへの Operations Manager のインス
トール
ターミナルサービスやリモートデスクトップサービスがインストールされ
た環境では、通常の方法でSVOMをインストールすることはできません。
リモートデスクトップサービス は、Windows Server 2008 以前
はターミナルサービスと呼ばれていました。
Windows ターミナルサーバ/リモートデスクトップサービスへのインス
トール
1. 「サーバーマネージャ 」 – 「役割」をクリックします。ターミナル
サーバ/リモートデスクトップサービスが表示される場合、ターミナル
サーバ/リモートデスクトップサービスロールはインストールされてい
ます。
2. Operations Manager のインストールプログラムのパスを確認しま
す。
1. ServerView Suite DVD 2 をセットします。
2. serverview.exe ファイルを検索します。
3. serverview.exe ファイルのパスをメモします。
3. コマンドプロンプトウィンドウから Operations Manager をインス
トールします。
1. コマンドプロンプトウィンドウを開いて次のように入力します。
Change user /install
2. 同じコマンドプロンプトウィンドウに serverview.exe ファイル
のパス名を入力し、Operations Manager をインストールしま
す。
146
Installation under Windows
3.17 インストールチェックリスト
3. インストールが完了したら、コマンドプロンプトウィンドウに次
のように入力します。
Change user /execute
Operations Manager およびターミナルサーバ/リモートデスクトップ
サービスを使用する一般的な手順
Operations Manager をインストールする前に、ターミナルサーバ/リ
モートデスクトップサービスをインストールすることを推奨します。次
に、前述の手順で Operations Manager をインストールします。
ターミナルサーバ/リモートデスクトップサービスを Operations
Manager の後にインストールした場合は、Operations Manager が正常
に動作するかどうかを確認してください。エラーメッセージが表示される
場合は、Operations Manager をアンインストールし、前述の手順を実行
します。
リモート SQL Server を使用して、ターミナルサーバ/リモートデスク
トップサービスへ Operations Manager をインストールすることはでき
ません
リモート SQL Server を使用する場合には、前述のインストールモードは
使用できません。
3.17 インストールチェックリスト
Web ブラウザ
No. チェッ 設定
ク項目
1 サポー Windows にサポートされる Web ブラウザは以下の通りで
トバー す。
ジョン
l
l
Internet Explorer V9/V10
Mozilla Firefox V16/V17 以上。JRE 1.7.0_45 以上
で使用するには、Firefox V25 が必要です。
Linux にサポートされる Web ブラウザは以下の通りです。
l
ディストリビューションでリリースされたデフォルトの
Web ブラウザです。
Installation under Windows
147
3 ServerView Operations Manager のインストール:
No. チェッ 設定
ク項目
2 信頼済 Internet Explorerを使用してSVOMに接続する場合、「信
みサイ 頼済みサイト」にSVOMのURLを設定します。
ト
1. Internet Explorerを起動します。
2. 「ツール」–「インターネット オプション」の順に選択
します。
3. 「セキュリティ」タブをクリックして「ローカルイント
ラネット」または「信頼済みサイト」を選択します。
4. 「サイト」をクリックして、ServerView Operations
Manager がインストールされているサーバの URL を入
力します。
3
4
プロキ プロキシサーバを経由してSVOMにアクセスすることはでき
シ設定 ません。プロキシサーバを経由しないよう、ウェブブラウザ
を設定します。
64 ビットオペレーティングシステムでは、64 ビット JRE
32
ビット を使用できます。ただし、これは 64 ビット版 Internet
/64 Explorer と併用した場合にのみ可能です。それ以外の場合、
ビット 32 ビット JRE が必要です。
テーブル 1: Web ブラウザのチェックリスト
Java Runtime Environment(JRE)
No. チェック項 設定
目
V1.7.0_40 以上。クライアントは V1.8.x もサポート
1 サポート
バージョン します。
JRE はサーバ側(SVOM をインストールするサー
バ)と、クライアント側(Web ブラウザで SVOM に
アクセスする端末)の両方にインストールされている
必要があります。
148
Installation under Windows
3.17 インストールチェックリスト
No. チェック項 設定
目
2 32 ビット OS と同じアーキテクチャ(32 ビット Windows には
/64 ビット 32 ビット JRE、64 ビット Windows には 64 ビット
JRE)の JRE を使用できます。
3
Java プラ
グイン
(Windows
のみ)
「次世代の Java Plug-in を有効にする」にチェック
を入れます。この項目は、デフォルトではチェックが
入っています。
1. Java コントロールパネルを開きます。
2. 「詳細」タブを選択します。
3. 「設定」–「Java Plug-in」を開きます。
4. 「次世代の Java Plug-in を有効にする」にチェッ
クが入っていることを確認します。
4
セキュリティ設定を以下のように設定します。
セキュリ
ティの設定 1. Java コントロールパネルを開きます。
2. 「詳細」タブを選択します。
3. 「設定」–「セキュリティ」–「混合コード(サン
ドボックス内実行 vs. 信頼済み)セキュリティー
検証」を開きます。
4. 「有効 - 警告を表示せずに、保護をかけて実行す
る」にチェックします。
5
シンボリッ Linux上で、Firefoxを使用してSVOMにアクセスする
クリンク
場合、プラグイン用のシンボリックリンクを作成する
(Linux の 必要があります。
み)
テーブル 2: JRE のチェックリスト
Installation under Windows
149
3 ServerView Operations Manager のインストール:
OSの環境設定
No. チェック項
目
設定
1
SVOM をインストールしたサーバの名前解決ができ
るように設定します。サーバ側(SVOM をインス
トールするサーバ)と、クライアント側(Web ブラ
ウザで SVOM にアクセスする端末)の両方で、名前
解決ができるように設定されている必要があります。
名前解決
以下のコマンドを実行して、正常に名前解決が行われ
ていることを確認します。
l
l
Windows:
tracert <サーバのコンピュータ名>.<DNSサ
フィックス>
Linux:
traceroute <サーバのコンピュータ名>.<DNS
サフィックス>
2
ネットワー
クポート
SVOM では一部のネットワークポートを使用しま
す。SVOM に必要なポートは、34 ページの 起動お
よび使用ポートに記載されています。
3
ホスト名
SVOMをインストールするサーバのホスト名(ネット
ワーク上のコンピュータ名)及びDNSサフィックス
に、アンダースコア(“_”)が含まれていないことを確
認します。ホスト名及びDNSサフィックスに、アン
ダースコアが含まれているサーバに、SVOMをイン
ストールして使用することはできません。
150
Installation under Windows
3.17 インストールチェックリスト
No. チェック項
目
SQL インス
4
タンス
(Windows
のみ)
設定
SVOM に同梱の SQL Server を使用せずに、自身で
用意した SQL Server を使用する場合、SQL Server
のバージョン及びエディションによって、使用可能な
インスタンス名が異なります。43 ページの SQL
Server のインストールオプションを参照してくださ
い。
重要:ローカル SQL Server の詳細は 78 ページの
サービスアカウントの設定、リモート SQL Server の
詳細は 98 ページの リモート SQL Server の設定を
参照してください。
5
Active
Directory
事前にActive Directoryがセットアップされて、
SVOMをインストールするサーバから接続可能な状
態になっていることを確認します。また、SVOMを
インストールするサーバ自身にActive Directoryをイ
ンストールする場合、SVOMよりも先にActive
Directoryをインストールします。
Active Directory の設定の詳細については、
『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照
してください。
6
7
8
ネットワー
クドライブ
ターミナル
サーバ
(Windows
のみ)
インストール先にネットワークドライブを指定するこ
とはできません。
ターミナルサービスやリモートデスクトップサービス
がインストールされた環境では、通常の方法で
SVOMをインストールすることはできません。
SVOM のインストール手順の詳細は、146 ページの
Windows ターミナルサーバ/リモートデスクトップ
サービスへの Operations Manager のインストール
を参照してください。
hostsファ localhost が 127.0.0.1 に名前解決されるように設
イル(Linux 定します。/etc/hosts で設定されます。
のみ)
Installation under Windows
151
3 ServerView Operations Manager のインストール:
No. チェック項
目
設定
9
SVOM でサポートされていないディストリビュー
ションでは SELinux を無効にします。
SELinux
(Linuxの
み)
テーブル 3: OS 設定のチェックリスト
アップデートインストール
No. チェック項目
設定
アップデート元の アップデートインストールは、バージョン
6.00.06 以降からのみ可能です。
バージョン
1
テーブル 4: アップデートインストールのチェックリスト
3.18 インストールプロセス
Operations Manager バージョン 6.10 では、インストールプロセスが変
更されています。3 つのステップで構成されています。
l
SQL Server のインストール
詳細は、43 ページの SQL Server のインストールオプションを参照
してください。
l
JBoss 7 のインストール
l
ServerView Operations Manager のインストール
JBoss 7 のインストール
開始プログラム serverview.exe は新しいウィザード Fujitsu
ServerView JBoss Application Server Setup を呼び出して、
JBoss 7 をインストールします。アップグレードインストールを開始する
と、古い JBoss バージョンは削除されます。アップグレードインストール
は、Operations Manager バージョン 6.00.06、ServerView
Deployment Manager バージョン 6.20.xx、または ServerView
Installation Manager バージョン 10.12.07 でのみ可能です。
152
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
ウィザードには以前のインストール手順からの JBoss 関連のクエリが含ま
れています。
l
「インストール先フォルダ」ウィンドウこのウィンドウは、新しいイ
ンストールのときのみ表示されます。JBoss 7 と ServerView
Operations Manager ソフトウェアは同じディレクトリにインストー
ルされます。
l
「JBossサービス ログオン情報」ウィンドウ
l
「ディレクトリサーバの選択」ウィンドウ
l
「ディレクトリサービス設定」ウィンドウ
l
「管理者ユーザのパスワード」ウィンドウ
l
「コンピュータの詳細」ウィンドウ
JBoss 7 はスタンドアロンサービス ServerView JBoss Application
Server 7 として構成され、インストール後に自動的に開始されます。
エントリ「Fujitsu ServerView JBoss Application Server」が「コ
ントロールパネル」-「プログラムと機能」に作成され、JBoss 7 を変更
またはアンインストールします。
インストールディレクトリのフォルダ構造は、JBoss 7 では変更されてい
ます。たとえば、ログファイルはディレクトリ <installation_
path>/jboss/standalone/log、設定ファイルはディレクトリ
<installation_path>/jboss/standalone/svconf に配置されま
す。
ServerView Operations Manager のインストール
JBoss 7 のインストール後、インストールウィザード Fujitsu
ServerView Operations Manager Setup が開始します。ウィザード
では、ServerView Operations Manager ソフトウェアのインストールに
関連する画面が開きます。
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイア
ログ形式インストール
Operations Manager ソフトウェア(Operations Manager とイベント
マネージャ)は、Windows に GUI ダイアログ形式でインストールできま
す。
Installation under Windows
153
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ServerView Suite DVD 2 の「SVSSoftware」 – 「Software」 –
「ServerView」 – 「Windows」 – 「ServerView S2」 の下に、
serverview.exe ファイルがあります。このファイルを使用してインス
トールを開始します。Microsoft Installer がコンピュータにインストール
されていない場合は、この時点でインストールされます。
日本語 OS 上では Operations Manager のインストール時、およびアプ
リケーションで使用する言語は、デフォルトでは日本語です。その他のす
べての OS 言語の場合、インストール時、およびアプリケーションで使用
する言語は英語です。コマンドラインからのインストールでは、ユーザが
言語を決定できます。231 ページの コマンドラインからの Operations
Manager ソフトウェアのインストールを参照してください。
インストールファイルとフォルダをローカルディスクにコピーし
て、そこからインストールを実行する場合、これらのセットアッ
プファイルを削除しないでください。変更インストールの実行時
に、元のメディアを求められることがあります。このような場合
に、これらのセットアップファイルまたは DVD を再利用しま
す。
インストール手順を開始する
1. Windows 管理者権限を持つユーザとしてログオンするか、リモート
SQL Server インスタンスを使用する場合は、Windows 管理者権限を
持つドメインユーザとしてログオンします。
2. ServerView Suite DVD 2 を DVD-ROM ドライブに挿入します。
DVD が自動的に起動しない場合は、DVD のルートディレクトリにあ
る start.html ファイルをクリックします。
3. 「ServerView Software Products」を選択します。
4. 表示されるウィンドウで、目的の言語を選択します。
5. 「ServerView」 – 「Operations Manager」を選択します。
6. 「ServerView Operations Manager Application (incl.
ServerView Event Manager and ServerView Operations
Manager)」で、serverview.exe プログラムを実行します。
7. ソフトウェアを任意のディレクトリに解凍します。
8. Windows Explorer を開き、このディレクトリに移動します。
9. serverview.exe をダブルクリックしてプログラムを起動します。
154
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
インストールは、自動的に実行することもできます(「サイレントイ
ンストール」)。サイレントインストールについての詳細は、231
ページの コマンドラインからの Operations Manager ソフトウェア
のインストールを参照してください。
新規インストールの場合の SQL Server 設定
1. プログラムが起動されると、新規インストールの場合は次のウィンド
ウが表示されます。
図 4: 「SQL Server の選択」ウィンドウ
次に、インスタンス名 SQLSERVERVIEW の SQL Server
Express、または SVOM でサポートされるバージョンの任意のイン
スタンス名のフルエディションが、すでにシステムにインストールさ
れているかどうかをチェックします。
l
l
適切な SQL Server インスタンスが見つからない場合、「新規に
SQL Server をインストールする」オプションを選択して、自動
的に SQL Server 2005 Express または SQL Server 2008
R2 をインストールできます(実行している Windows Server
OS のバージョンによる)。次へをクリックします。
ServerView データベースが、SQLServer 2008 R2 Express
または SQL Server 2005 Express インスタンスにインスタンス
Installation under Windows
155
3 ServerView Operations Manager のインストール:
名 SQLSERVERVIEW で管理用サーバにローカルにインストー
ルされます。これに続き、Operations Manager インストール
ウィザードが自動的に開始します。
l
l
適切な SQL Server インスタンスがローカルの管理用サーバで見
つかった場合は、このローカルの SQL Server インスタンスを使
用できます。「インストール済の SQL Server を使う」オプショ
ンを選択し、「次へ」をクリックします。Operations Manager
の開始ページに移動します。
リモートでインストールされている SQL Server インスタンスを
使用することもできます。詳細は、48 ページの 別のシステムに
リモートでインストールを参照してください。
「別サーバの SQL Server にリモート接続する...」オプションを
選択し、「次へ」をクリックします。
「リモート DB」ウィンドウが開きます。
図 5: 「リモート DB」ウィンドウ
SQL Server 名
SQL Server インスタンスの名前(SQL Server の名前のな
いデフォルトインスタンスではシステム名)。SQL Server
名は、SQL Server Management Studio を開くと表示され
156
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
ます : SQL Server 名(MYCOMPUTER\SQLSERVER1
など)は、最初のダイアログボックスの「サーバ名」に表示
されます。
ユーザ名
このユーザには、SQL Server のドメインユーザアカウント
を設定してある必要があります。詳細は、98 ページの リ
モート SQL Server の設定を参照してください。
ドメイン名
ドメインの名前。
パスワード
ユーザ名にアクセスするためのパスワード。
「次へ」をクリックします。
2. 「OK」をクリックします。
Fujitsu ServerView JBoss Application Server Setup ウィザードによ
る JBoss 7 のインストール
1. ウィザードでは、Deployment Manager と Installation Manager
のインストールされている製品バージョンもチェックされます。これ
らのバージョンに互換性がない場合、メッセージが表示され、インス
トールは中断されます。
バージョン 6.00.06 以上からのアップグレードインストールの場合、
以下のダイアログボックスが開きます。
「次へ」をクリックして取り出しを開始します。進行状況を示すウィ
ンドウが表示されます。「キャンセル」をクリックしてウィザードを
終了します。
Installation under Windows
157
3 ServerView Operations Manager のインストール:
2. 新規インストール、または削除した後、Fujitsu ServerView
JBoss Application Server Setup ウィザードが開きます。
3. 「次へ」をクリックすると、例えばライセンスの条件やインストール
方法などを示す、ウィザードの一般的なウィンドウが表示されます。
4. 「インストール先フォルダ」ウィンドウで、JBoss 7 のインストール
ディレクトリを定義します。このウィンドウは、新規インストールの
ときのみ表示されます。ServerView Operations Manager と
JBoss 7 は常に同じインストールディレクトリにインストールされま
す。したがって、アップグレードインストールを実行するときには、
インストールディレクトリはすでに存在しています。
デフォルトでは、ソフトウェアは次のディレクトリに保存されていま
す。
(32 ビットOS):C:\Program Files\Fujitsu\ServerView
Suite\
(64 ビットOS):C:\Program Files(x86)
\Fujitsu\ServerView Suite\
5. 「次へ」をクリックします。
158
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
6. JBoss サービスのユーザアカウントを入力します。
図 6: 「JBossサービス ログオン情報」ウィンドウ
LocalService アカウントを使用しますか?
このオプションは、ローカルの SQL データベースを使用する場合
にのみ設定できます。組み込みアカウント LocalService を
ServerView JBoss サービスに使用する場合は「はい」を選択し
ます。それ以外の場合は「いいえ」をクリックします。
LocalService アカウントは、ServerView Operations
Manager のファイルへのフルアクセスが可能です。別のサー
ビスがこのアカウントで実行されていた場合、そのサービス
も ServerView Operations Manager のファイルにアクセス
できます。サービスに別のユーザアカウントを使用すること
が推奨されます。
ユーザ名
このユーザ名には、特別な権限を持たない標準のユーザアカウン
トを設定することを推奨します。このユーザ名を入力します。
Installation under Windows
159
3 ServerView Operations Manager のインストール:
リモート SQL サーバインスタンスを使用する場合、このフィール
ドには、「リモート DB」ウィンドウの「ドメイン名」で指定し
たドメイン名が事前設定されます。特別な権限を持たないドメイ
ンユーザアカウントを使用することを強く推奨します。
パスワード
ユーザ名にアクセスするためのパスワード。
7. ディレクトリサーバを選択します。
図 7: 「ディレクトリサーバの選択」ウィンドウ
ApacheDS をインストールする
ディレクトリサーバ ApacheDS を使用する場合は、このオプ
ションを有効にします。
このオプションを有効にすると、ServerView Operations
Manager をインストールすると、ディレクトリサーバ
ApacheDS が自動的にインストールされます。
160
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
「管理者ユーザのパスワード」ウィンドウが開き、管理者ユーザ
svuser のパスワードを指定できます。
svuser のパスワードは空文字列にはできません。
既存のディレクトリサービスを使用する
既存の Active Directory サーバを使用する場合は、このオプショ
ンを有効にします。
認証を行う場所を選択します。
既存のディレクトリサービスでの承認
認証は別のディレクトリサーバで実行されます。
ユーザ認証とユーザ承認は、同じ「外部」ディレクトリサー
ビス(Active Directory など)で管理されます。
詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参
照してください。
ローカル の ApacheDS での承認
認証はローカル ApacheDS で実行されます。
ServerView Operations Manager(ApacheDS)の「内
部」ディレクトリサービスがロール割り当ての管理に使用さ
れます。「外部」ディレクトリサービス(Active Directory
など)は、ユーザ認証(統合 RBAC 管理)の管理にのみアク
セスされます。
統合 RBAC の詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユー
ザガイドを参照してください。
このオプションを有効にすると、ServerView
Operations Manager をインストールすると、ディレク
トリサーバ ApacheDS が自動的にインストールされま
す。
有効にすると、ディレクトリサービスについて、追加の設定を行
う必要があります。以下を参照してください。
Installation under Windows
161
3 ServerView Operations Manager のインストール:
「ディレクトリサービス設定」ウィンドウが開き、以下のパラ
メータあを指定できます。
ホスト(FQN)
ディレクトリサービスが動作しているサーバの完全修飾名。
完全修飾名とは、ネットワークにおいてシステムを指定する
明確な名前です。この名前を常に適切に解決することが重要
です。これは、DNS または NIS サーバを使用するか、管理
端末のホストファイルに適切な入力を行うことにより行うこ
とができます。適切な名前解決が行えるかどうか分からない
場合は、ここでシステムの IP アドレスを入力できます。
Backup Host(FQN)
バックアップディレクトリサーバの完全修飾名。JBoss セッ
トアップで指定できます。完全修飾名とは、ネットワークに
おいてシステムを指定する一義的な名前です。この名前を常
に適切に解決することが重要です。これは、DNS または NIS
サーバを使用するか、管理端末のホストファイルに適切な入
力を行うことにより行うことができます。適切な名前解決が
行えるかどうか分からない場合は、ここでシステムの IP アド
レスを入力できます。
ポート
ディレクトリサービスにアクセスするために使用されるポー
ト番号。デフォルトでは、LDAP の場合はポート 389、
LDAPS(SSL 経由の LDAP)の場合はポート 636 が使用
されます。
SSL
SSL 暗号化によりデータ転送を保護するために、デフォルト
では 使用する(推奨) が有効です。
デフォルトで、TLS v1.1、TLS v1.2、SSLv2Hello プ
ロトコルがサポートされています。
この接続によって転送されるユーザパスワードは別途暗号化
されないので、ディレクトリサービスへの接続を必ず保護す
ることを推奨します。ただし、Microsoft Active Directory
では標準で SSL 暗号化を提供しないので、この目的のために
162
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
Windows サーバシステムに証明書をインストールする必要が
あります。
詳細は、『ServerView でのユーザ管理』マニュアルの
「CMS および管理対象ノードでの SSL 証明書の管理」と
「ServerView ユーザ管理の Microsoft Active Directory へ
の統合」の項を参照してください。
ドメイン名
ドメイン「Authorization on local ApacheDS」が選択
されている場合のみ(統合 RBAC 管理が構成されている)。
Active Directory サーバのドメイン名。
詳細は、『ServerView でのユーザ管理』マニュアルの
「ServerView ユーザ管理の Microsoft Active Directory へ
の統合」項を参照してください。
このドメイン名を Central Authentication Service のロ
グインウィンドウに入力する必要があります。ここで、
ユーザアカウントの認証ドメインを指定するよう求められ
ます(『ServerView Operations Manager』ユーザガ
イドを参照)。
SVS ベース DN
ServerView 認証データのベースディレクトリ。例:
OU=application,DC=fujitsu,DC=com
ここで、Active Directory の任意のディレクトリを指定でき
ます。Operations Manager セットアップ手続きで認証ファ
イルをインポートするための LDIF ファイルが生成されるの
で、Operations Manager のインストール後に認証ファイル
をインポートしてください。詳細は、『ServerView での
ユーザ管理』マニュアルの「ServerView ユーザ管理の
Microsoft Active Directory への統合」項を参照してくださ
い。
ユーザ検索ベース
ディレクトリサーバ内のユーザ検索の開始点。例:
CN=Users、DC=fujitsu、DC=com
Installation under Windows
163
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ユーザ検索フィルタ
ユーザ検索用のフィルタ。
ユーザ(読み取り専用アカウント)
データへの読み取りアクセスを行うユーザ ID。このユーザ ID
で は、基本的な読み取り権のみを持たせてください。このパ
スワードはテキストファイルに保存されるので、簡単な読み
取りアクセス権を持つユーザのみ選択してください。ユーザ
ID は、Active Directory のユーザアカウントの設定で「ユー
ザログオン名」に表示されるように、
USERNAME@DOMAIN という形式で指定します。
Password / Confirm
読み取りアクセスのパスワード。sv-sec-config.xml ファ
イルに書き込まれるパスワードは、暗号化されて保存されま
す。
アップグレードまたは変更インストールの場合:
以前のディレクトリサービスも Active Directory だった
場合は、「パスワード/パスワード確認」フィールドを空
のままにしておけます。この場合、以前のパスワードが引
き続き有効です。
パスワード失効の警告設定
デフォルトで「しない」が設定されています。この場合、
ユーザが CAS に認証するときにユーザパスワードの期限は表
示されません。
CAS にサインオンするユーザにパスワードの失効が近いこと
を通知したい場合は、「する」を選択して「次へ」をクリッ
クします。この場合、「パスワード失効に関する設定」ダイ
アログが開き、必要なパラメータを設定できます。
「する」を選択して「パスワード失効に関する設定」ダイ
アログボックスの最初の 3 つのオプションを設定する
と、LDAP パスワードポリシー適用(LPPE)が有効に
なります(デフォルトでは無効にされています)。LPPE
は、ユーザ認証を妨げる、さまざまなログイン例外を処理
します。詳細は、『ServerView でのユーザ管理』のマ
ニュアルを参照してください。
164
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
ドメイン DN
Active Directory ドメインの識別名。例:
DC=fujitsu,DC=com
有効日数
パスワードが有効な日数(例: 90)。
この値は、maxPwdAge 属性が Active Directory
にない場合にデフォルトとして使用されます。
Active Directory で設定される maxPwdAge 値
は、常に「有効日数」フィールドで指定された値を上
書きします。
警告日数
パスワードが失効する前、ユーザに警告が通知される日数
(例: 60)。
対応する属性は Active Directory にはありません。
このため、「警告日数」フィールドは、パスワード失
効の警告期間を設定する場合にのみ、選択できます。
パスワード変更 URL(任意)
パスワードを変更するためにユーザがリダイレクトされる
URL。
テストボタンを使用してldapsearchコマンドを呼び出し、設定
をテストできます。結果は、表示される DOS ウィンドウで参照
できます。
Installation under Windows
165
3 ServerView Operations Manager のインストール:
8. 「コンピュータの詳細」ウィンドウにコンピュータに関する情報が表
示されます。
図 8: 「コンピュータの詳細」ウィンドウ
コンピュータ
中央管理用サーバの名前。
DNS サフィックス
JBoss の設定に使用される DNS サフィックス。
IP アドレス
管理用サーバの IP アドレス。
これらのいずれかが変更された場合は、変更インストールを
行って情報を更新する必要があります。177 ページの
Operations Manager ソフトウェアの変更インストールを参
照してください。
9. 「次へ」をクリックします。「アプリケーションのインストール準備
をする」ウィンドウで、「次へ」をクリックしてインストールを開始
します。
166
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
10. 「終了」をクリックしてインストールを完了します。JBoss 7 のイン
ストール後、サービス ServerView JBoss Application Server 7
が自動的に開始されます。
ServerView Operations Manager のインストール
1. JBoss 7 のインストール後、Fujitsu ServerView Operations
Manager Setup ウィザードが開きます。
2. 「次へ」をクリックすると、例えばライセンスの条件やインストール
方法などを示す、ウィザードの一般的なウィンドウが表示されます。
3. アップグレードインストールの場合、追加のウィンドウが開き、アッ
プグレードインストールに関する重要なヒントが表示されます。
注意事項 :
l
以前の ServerView インストールからのサーバおよび設
定のデータがあります。このアップグレードインストール
を実行する前に以前のデータを保存しておき、エラーが発
生した場合にデータを復元できるようにしておきます。以
前のバージョンの情報は、
C:\Windows\OldSVVersion.ini にあります。詳細
は、リリースノートを参照してください。
l
古いバージョンの ServerView のインストールに Web ブ
ラウザを使用したすべてのシステムで、Java プラグイン
のキャッシュを消去してください。
また、このウィンドウでは、接続性設定の変更を示す内部トラップの
デフォルト設定を変更するかどうかを指定できます。Operations
Manager V6.30 では、このデフォルト設定は「有効」に前設定され
ています(ポーリング間隔 1 つ、起動チェックなし)。これ以前は、
「無効」がデフォルトでした。
サーバリスト内の以前のデフォルト値を持つすべてのサーバに対して
値を「有効」に変更するには、「はい」を選択します。それ以外の場
合は「いいえ」を選択します。
設定された値は ServerView データベースに保存され、「基本設定
ウィザード」で変更できます。
Installation under Windows
167
3 ServerView Operations Manager のインストール:
4. ServerView データベースをインストールする SQL Server インスタ
ンス(48 ページの Operations Manager のインストール時の SQL
Server インスタンスの認識を参照してください)を選択します。
図 9: 「SQL サーバへの接続」ウィンドウ
168
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
5. SQL Server データベースバックアップの設定値を選択します。詳細
は、191 ページの ServerView データベースのバックアップを参照し
てください。
図 10: 「SQL サーバーバックアップパス」ウィンドウ
標準
管理用サーバを常時稼働しない場合は、バックアップモード「標
準」を選択したままにします。
「標準」は、SQL Server リカバリモデルの「「シンプル」に相
当します。
完全
Operations Manager を使用して多数の重要な監視機能を実行
し、管理用サーバがほぼ常に動作している場合は、完全を選択し
ます。完全は、SQL Server リカバリモデルの「FULL(完全)」に
相当します。
「参照...」ボタン
新規インストール時に、SQL Server のバックアップファイルが
作成されるパスをSQLサーバ バックアップパスで追加指定できま
Installation under Windows
169
3 ServerView Operations Manager のインストール:
す。203 ページの ServerView データベースのリストアの項に記
載されているように、ServerView データベースをリストアする
必要がある場合はバックアップファイルを使用できます。
ローカルにインストールされた SQL Server インスタンスを使用
している場合は、以下が表示されます。
リモートにインストールされた SQL Server インスタンスを使用
している場合は、以下が表示されます。
170
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
6. インストールのタイプを定義します。
図 11: 「インストールタイプの選択」ウィンドウ
「カスタム」を選択すると、 Operations Manager のインストール
ウィザードの実行中に、インストールする Operations Manager 製
品を選択できます。
Installation under Windows
171
3 ServerView Operations Manager のインストール:
7. インストールタイプ「カスタム」を選択した場合は、下の「機能の選
択」ウィンドウが表示されます。インストールする管理製品を選択し
ます。「完全」を選択すると、全製品が選択されます。インストール
される ServerView コンポーネントについては、30 ページの
ServerView Operations Managerのコンポーネントを参照してくだ
さい。
図 12: 「機能の選択」ウィンドウ
172
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
8. ServerView Download Service 用ユーザ名のパスワードを入力し
ます。
図 13: 「アップデート管理ログイン情報」ウィンドウ
ログオンの詳細については、『ServerView Update
Management』ユーザガイド(「前提条件」の項)を参照してくだ
さい。
Installation under Windows
173
3 ServerView Operations Manager のインストール:
9. 「コンピュータの詳細」ウィンドウにコンピュータに関する情報が表
示されます。
図 14: 「コンピュータの詳細」ウィンドウ
SNMP コミュニティ
管理用サーバのコミュニティ。これは、トラップを受信するため
に重要です。
これらのいずれかが変更された場合は、変更インストールを
行って情報を更新する必要があります。177 ページの
Operations Manager ソフトウェアの変更インストールを参
照してください。
174
Installation under Windows
3.19 Operations Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インス
10. 連携を行う統合管理システムを選択します。
図 15: 「統合管理システム」ウィンドウ
このウィンドウは、管理用サーバに統合管理ソフトウェアが見つかっ
た場合のみ表示されます。
統合を選択するには、対応する管理システムが管理用サーバ
にインストール済みである必要があります。
統合についての詳細は、ServerView Integration の対応マニュアルを
参照してください。
Installation under Windows
175
3 ServerView Operations Manager のインストール:
11. インストールを開始します。
図 16: 「アプリケーションのインストール準備をする」ウィンドウ
「インストール >」をクリックしてインストールを開始します。「<
戻る」をクリックすると、インストールの詳細情報を変更できます。
「キャンセル」をクリックすると、変更なしで Operations Manager
のインストールウィザードが終了します。
Operations Manager のインストールウィザードの最後のウィンドウ
には、まとめの情報が表示されます。「終了」をクリックしてインス
トールを完了します。
ServerView 関連のファイルを編集/追加/削除すると、動作
に影響を及ぼす可能性があります。このマニュアルに記載さ
れている操作以外のいかなる操作も絶対に行わないでくださ
い。
176
Installation under Windows
3.20 Operations Manager ソフトウェアの変更インストール
3.20 Operations Manager ソフトウェアの変更インス
トール
ServerView Operations Manager のインストール後に、Operations
Manager の機能をインストールまたはアンインストールする場合や、コ
ンピュータ名、ドメインやワークグループのメンバーシップ、システムの
IP アドレス、ディレクトリサービスまたは JBoss サービスアカウントが
変更された場合は、変更インストールを行います。
コンピュータ名を変更する場合は、サーバリストから管理対象
サーバを削除してからもう一度追加します。そうしないと、古い
コンピュータ名がサーバリストに残ったままになります。
サービス ServerView JBoss Application Server、ServerView
Services、ServerView Download Service のアカウントのパスワー
ド変更のみを実行する場合は、変更インストールは実行しないでくださ
い。これらのサービスのパスワードは、「管理ツール」 – 「サービス」で
変更します。JBoss サービスの再起動後、5 分以上待機します。
インストールダイアログに追加したインストールアカウントとユーザ名に
は、SQL Server インスタンスのアクセス権が必要であることに注意して
ください。事前設定されたユーザ名を使用することもできます。または、
ローカル SQL Server を使用する場合は「サービスアカウントの設定」の
項(29 ページの ServerView Operations Manager のインストール:の
章)を、リモート SQL Server を使用する場合は 98 ページの リモート
SQL Server の設定の手順 3 を、SQL Server を拡張セキュリティに設定
した場合は 108 ページの Operations Manager を SQL Server の
「sysadmin」アクセス権なしでインストールするを参照してください。
使用されているアカウントは、ファイル %windir%\ServerViewDB.ini
にあります(118 ページの 管理用サーバでのその他の操作の項も参
照)。
次の手順に従います。
1. 管理者権限を持つユーザとしてログオンするか、リモート SQL
Server インスタンスを使用する場合は、管理者権限を持つドメイン
ユーザとしてログオンします。
Installation under Windows
177
3 ServerView Operations Manager のインストール:
2. Operations Manager、イベントマネージャ、およびアップデートマ
ネージャのウィンドウが開いている場合は閉じます。
3. 「コントロールパネル」 - 「プログラムと機能」を選択します。
4. 「Fujitsu ServerView Operations Manager」または「Fujitsu
ServerView JBoss Application Server」を選択します。
5. 変更をクリックします。
6. 「変更」オプションを有効にして「次へ」をクリックします。
ServerView Operations Manager の変更
1. 「機能の選択」ウィンドウが開きます。
インストールまたはアンインストールする機能を選択します。
2. 「アップデート管理ログイン情報」ウィンドウで、ServerView
Download Service のサービスアカウントを変更できます。この
ウィンドウは、「機能の選択」ウィンドウで「ServerView Update
Manager 」機能を「インストールしない」に設定しなかった場合に
のみ表示されます。
3. システムをドメインから削除した場合は、「コンピュータの詳細」
ウィンドウの「DNS サフィックス」フィールドの内容を消去します。
4. インストールをクリックします。
5. 「終了」をクリックします。
セットアップが正常に完了したら、次の操作を行います。
システムで ServerView エージェントが実行中の場合は、SNMP サービ
スを再起動し、エージェントで新しい IP アドレスが使用されるようにしま
す。
JBoss 7 の変更
1. 「JBoss サービスアカウント」ウィンドウで、ServerView JBoss
サービスのアカウントを変更するかどうかを選択できます。
2. 「ディレクトリサーバの選択」ウィンドウで、ディレクトリサーバを
選択できます。
3. 「ApacheDS Administrative User」ウィンドウで、ApacheDS
ディレクトリサービスの管理者ユーザ svuser のパスワードを変更す
るかどうかを選択できます。
178
Installation under Windows
3.21 Operations Manager のアップグレードインストール
svuser のパスワードは空文字列にはできません。
4. 「コンピュータの詳細」ウィンドウで、コンピュータの詳細を変更で
きます。
3.21 Operations Manager のアップグレードインス
トール
Operations Manager の以前のバージョンがインストール済みの場合、
Operations Manager のアップグレードインストールを実行できます。
アップグレードインストールを実行するには、153 ページの Operations
Manager ソフトウェアの GUI ダイアログ形式インストールの指示に従い
ます。
l
l
最新バージョンへのアップデートインストールは、
Operations Manager バージョン 6.00.06 からのみサポー
トされています。以前のバージョンの JBoss が自動的にアン
インストールされ、新しいバージョンがインストールされま
す。証明書とユーザ設定は引き継がれます。その後、JBoss
を使用するすべての ServerView Suite アプリケーションも
アップグレードする必要があります。
Operations Manager には Java Runtime Environment
(JRE)V1.7.0_40 以降が必要です。アップグレードする前
に、これらの要件を満たしていることを確認してください。
再起動を防ぐため、ServerView Services と JBoss サービ
スを先に停止してください。
Operations Manager の新しいバージョンがインストール済みの
場合、ダウングレードインストールは実行できません。ダウング
レードするには、最初に既存の Operations Manager をアンイン
ストールしてください。
Installation under Windows
179
3 ServerView Operations Manager のインストール:
インストールダイアログに追加したインストールアカウントと
ユーザ名には、SQL Server インスタンスのアクセス権が必要で
あることに注意してください。事前設定されたユーザ名を使用す
ることもできます。または、ローカル Server 2005/2008
(R2)/SQL Server 2012 を使用する場合は該当する SQL サーバ
の「サービスアカウントの設定」の項 (29 ページの
ServerView Operations Manager のインストール:)を、リモー
ト SQL Server 2005 を使用する場合は 98 ページの リモート
SQL Server の設定の手順 3 を、SQL Server を拡張セキュリ
ティに設定した場合は 108 ページの Operations Manager を
SQL Server の「sysadmin」アクセス権なしでインストールする
を参照してください。
使用されているアカウントは、ファイル
%windir%\ServerViewDB.ini にあります(118 ページの 管
理用サーバでのその他の操作の項も参照)。
アップグレードインストール中に、次のような一部のウィンドウは省略さ
れます。
l
「SQL Server の選択」、「リモート DB」、「SQL サーバへの接
続」ウィンドウは開きません。
SQL Server は新規インストールと同一である必要があります。
ローカルとリモートの SQL Server を切り替えることはできません。
l
「インストール先フォルダ」ウィンドウは開きません。
インストール先フォルダは変更できません。
3.22 Operations Manager ソフトウェアのアンインス
トール
Webコンポーネントをアンインストールした後に、同じコンポーネントの
旧バージョンをインストールする場合、先にキャッシュをすべて削除して
おく必要があります。
180
Installation under Windows
3.22 Operations Manager ソフトウェアのアンインストール
l
l
l
l
l
Operations Manager をアンインストールする前に、設定
ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)に
記載される SQL Server インスタンスの名前と、SQL
Server のエディションをメモしてください。インスタンス名
は Server_Instance の下に、エディションは
DbServerEdition の下にあります。
Operations Manager をアンインストールする前に、『パ
フォーマンスマネージャ』ユーザガイドの説明に従って、パ
フォーマンスマネージャのすべてのレポート設定を削除する
ようにしてください。削除しなかった場合、Operations
Manager の再インストール後に、Operations Manager と
エージェント間に矛盾が生じます。これらのレポートを使用
する Operations Manager インストールが他にないかどうか
を、削除する前に確認してください。
Virtual-IO Manager、Deployment Manager または
Installation Manager がまだシステムにインストールされて
いる場合は、最初にアンインストールするように求められま
す。
アンインストールの実行中に停止しないでください。処理が
完了するまでお待ちください。
インストール時に使用したアカウントで中央管理用サーバに
ログインすることを推奨します。そうしないと、データベー
ス ServerViewDB を削除できなくなることがあります。こ
の場合、SQL Server Management Studio を使用して手動
で削除できます。
インストールアカウントは、ファイル
%windir%\ServerViewDB.ini にあります(118 ページ
の 管理用サーバでのその他の操作の項も参照)。
Windows の「スタート」メニューから Operations Manager ソフトウェ
アをアンインストールします。
1. 「コントロールパネル」 - 「プログラムと機能」を選択します。
2. Windows Server 2008 上の製品のバージョンを表示するには、「表
示」メニューから「詳細の選択」を選択します。
3. 「バージョン」オプションを選択してOKをクリックします。
Installation under Windows
181
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ServerView Operations Manager、JBoss 7 の順にアンインストール
してください。
ServerView Operations Manager のアンインストール
1. 「Fujitsu ServerView Operations Manager」を選択します。
2. 「削除」をクリックしてパッケージ全体を削除します。
JBoss 7 のアンインストール
1. 「Fujitsu ServerView JBoss Application Server」を選択しま
す。
2. 「削除」をクリックしてパッケージ全体を削除します。
SQL Server インスタンスのアンインストール
SQL Server インスタンス SQLSERVERVIEW を使用している場合は、
このインスタンスをアンインストールできます。
設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)のエディ
ションのエントリ(DBServerEdition)が Express Edition の場合は
次の手順に従います。
1. 「Microsoft SQL Server <version>」を選択します。
2. 削除をクリックします。
3. 「SQLSERVERVIEW: Database Engine」を選択します。
4. ソフトウェアをアンインストールします。
SQLSERVERVIEW が SQL Server の唯一のインスタンスである場合
は、Workstation Components/Shared Components もアンイン
ストールできます。SQL Server Management Studio Express をイン
ストールしてある場合は、このソフトウェアもアンインストールできま
す。
Enterprise/Standard/Workgroup Edition の SQL Server インスタンス
の場合、インスタンスが別のアプリケーションによって使用中ではないこ
とを確認します。使用中ではない場合、SQLSERVERVIEW インスタン
スと同じ方法でアンインストールできます。
使用する SQL Server のバージョンに応じて、Microsoft SQL Server
Native Client/SQL Server 2008 Native Client/SQL Server 2008
R2 Native Client/SQL Server 2012 Native Client をアンインストー
ルできます。
182
Installation under Windows
3.23 ServerView Services
SQL Server を誤ってアンインストールした場合、同一エディションの
SQL Server を同じインスタンス名でインストールし(設定ファイル
ServerViewDB.ini のエントリ DBServerEdition と Server_
Instance を参照)、203 ページの ServerView データベースのリスト
アに記載されているように ServerView データベースをバックアップから
リストアできます(リモート SQL Server の場合はマスターデータベー
ス、SQL Server フルバージョンの場合は msdb データベースを追加でリ
ストアします)。
3.23 ServerView Services
動作中の Operations Manager では、以下のサービスがご利用いただけ
ます。
l
ServerView Download Service
l
ServerView JBoss Application Server 7
l
ServerView Services
l
l
MSSQL$SQLSERVERVIEW または SQL Server
(SQLSERVERVIEW)または SQL Server(MSSQLSERVER)
ServerView Apache Directory Server
サービスの停止/開始/再起動
以下の手順でサービスを停止、開始、再起動できます。
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
2. 適切なサービスを選択し、コンテキストメニューから停止、開始、再
起動のいずれかを選択します。
ServerView Services のウォッチドッグ
Windows では、メインサービスプログラム AlarmService.exe が標準
のサブサービスを監視し、そのいずれかが表示されない場合、再起動され
ます。
サービスの自動再起動
Operations Manager バージョン 5.30 では、SQLSERVERVIEW とい
う名前の SQL Server Express インスタンスの場合、SQL Server サービ
Installation under Windows
183
3 ServerView Operations Manager のインストール:
ス SQL Server(SQLSERVERVIEW)または
MSSQL$SQLSERVERVIEW は、障害時に自動設定されます。
これらの設定は次の手順で確認できます。
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
2. SQL Server サービスを選択し、コンテキストメニューから「プロパ
ティ」を選択します。
3. 回復タブを選択します。First/Second/Subsequent failure
フィールドでプロパティが再起動します。
Workgroup/Standard/Enterprise エディションの場合、自動再起動され
るように SQL Server サービスおよび SQL Server Agent サービスを手
動で設定できます。
フェイルオーバークラスタインスタンスの場合、これらのサービスに対し
て自動再起動を有効にしないでください。
3 つのオプションのいずれかを選択して、SQL Server および SQL
Server Agent サービスの自動再起動を設定できます。
1. Windows Services Microsoft Management Console を使用する
場合:
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
2. SQL Server サービス(MSSQLSERVER)および SQL
Server Agent サービス(MSSQLSERVER)を選択し、コン
テキストメニューからプロパティを選択します。
3. 回復タブを選択します。First/Second/Subsequent failure
フィールドでプロパティが再起動します。これらのフィールドを
サービスを再起動するに設定し、エラーカウントのリセットフィール
ドに「1」などを設定します。
2. 遅延時間の詳細を設定するには、サービスコントローラコマンド sc
を使用します。
1. 設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)
で、エントリ DbService に SQL Server サービスの名前、エン
トリ DbAgent に SQL Server Agent サービスの名前が表示さ
れます。
2. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
184
Installation under Windows
3.24 診断データの収集
3. 次のコマンドを使用して、現在のリカバリ設定を確認します。
sc qfailure <Service>
<Service>
DbService および DbAgent パラメータの値。
4. ヘルプを表示するには、次のコマンドを入力します。
sc failure
5. 自動再起動するようにリカバリアクションを設定するには、次の
コマンドを入力します。
sc failure <Service> reset= <failureResetPeriod>
actions= restart/<delay_time>/restart/<delay_
time>/restart/<delay_time>
イコール記号(=)の後ろにスペースを挿入する必要があ
ります。
3. SQL Server サービスと SQL Server Agent サービスの 2 通りのコ
ントロールをアクティブにできます。両方のサービスを起動してその
いずれかで障害が発生した場合、そのサービスはもう一方のサービス
によって再起動されます。SQL Server Management Studio の設定
は以下の通りです。
1. Object Explorer で、Database Engine と Server name に接続
し、そのインスタンスを拡張します。
2. SQL Server Agent を右クリックして、コンテキストメニュー
でPropertiesをクリックします。
3. 全般ページでAuto restart SQL Server if it stops
unexpectedlyおよびAuto restart SQL Server Agent if it
stops unexpectedlyにチェックして、OKをクリックします。
3.24 診断データの収集
管理用サーバに Operations Manager をインストールすると、
「Programs」 - 「Fujitsu」 - 「ServerView Suite」ディレクトリに
CmsCollect.bat が作成されます。このスクリプトで、各種診断データ
(JBoss、ServerView Services、ログファイルなどの情報)を収集でき
ます。診断のために、このファイルを Fujitsu カスタマサービスデスクに
送ることができます。
Installation under Windows
185
3 ServerView Operations Manager のインストール:
データを収集するには、次の手順に従います。
1. 「Programs」 - 「Fujitsu」 - 「ServerView Suite」ディレクト
リに移動します。
2. 収集を開始するには、CmsCollect.bat ファイルをダブルクリックし
ます。
収集結果は、...\ServerViewSuite\svom\data ディレクトリのファイ
ル cmscollect.zip に保存されます。
186
Installation under Windows
4.1 設定ファイル ServerViewDB.ini
4
ServerView データベース
Operations Manager では、SQL Server に SQL データベースを必要と
します。
SQL Server バージョン 2005/2008/2008 R2 および 2012 を使用
できます。システムおよびインストール要件に応じて、Express エディ
ションとフルエディションの両方がサポートされます(43 ページの SQL
Server のインストールオプションを参照)。常に最新の Service Pack を
適用することを推奨します。SQL Server 2008 R2 Express および
SQL Server 2005 Express は、Operations Manager ソフトウェアに
付属しています。
4.1
設定ファイル ServerViewDB.ini
設定ファイル ServerViewDB.ini には、SQL Server インスタンスに関
する情報、 インストールパス、およびログファイルのパス名などが含まれ
ています。設定ファイルは %windir% ディレクトリにあります。
ServerViewDB.ini ファイルは変更しないでください。操作を実行するた
めに、このファイル内の情報が必要になる場合があります。
1. Windows ロゴキー を押しながら <R> キーを押します。
2. 「名前」フィールドに「%windir%」と入力します。
3. 「OK」をクリックします。Windows Explorer のウィンドウが開きま
す。
4. ServerViewDB.ini ファイルまでスクロールし、ファイルを開きま
す。
Installation under Windows
187
4 ServerView データベース
図 17: *.ini ファイルの例
ServerViewDB.ini 設定ファイルにおける重要なエントリ
ServerViewDB.ini 設定ファイルには、次の重要なエントリがあります。
l
データベースサーバのインスタンス名: エントリ「Server_
Instance」
このエントリは <SQL Server_Instance> に指定する必要がありま
す。
l
データベースバックアップファイルのパス: エントリ
「DbBackupPath」
l
データベースのバックアップモード: エントリ「DbBackupMode」
l
SQL Server のバージョン: エントリ「DbServerVersion」
l
SQL Server のエディション: エントリ「DbServerEdition」
l
l
アカウント: エントリ「InstallationAccount」、
「SqlServerViewServicesAccount」、
「SqlServerViewDownloadServiceAccount」
Operations Manager が拡張セキュリティで設定された SQL Server
188
Installation under Windows
4.2 ServerView データベースへの接続中断
にインストールされているかどうか: エントリ
「SqlServerWithEnhancedSecurity」
4.2
ServerView データベースへの接続中断
ServerView データベースへの接続が、LAN の問題などが原因で中断した
場合、次の処理が実行されます。
l
l
l
「ServerView Services」サービスと、「ServerView
Download Service」サービス(ある場合)が停止します。
メッセージ(下図を参照)が Windows イベントログに書き込まれま
す。
Operations Manager が実行中の場合は、次の画面が表示されます。
図 18: エラーメッセージ
ServerView データベースへの接続がリストアされたら、「ServerView
Services」と「ServerView Download Service」の各サービスを手
動で再起動する必要があります。
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
2. 該当するサービスを選択します。
3. コンテキストメニューから「開始」を選択します。
Installation under Windows
189
4 ServerView データベース
4.3
ServerView データベースの管理
SQL Server 2014/2012/2008/2005 の ServerView データベース
の管理には、以下のプログラムを使用できます。このマニュアルの SQL
Server 2008 に関する記載は、SQL Server 2008 R2 にも当てはまり
ます。
l
SQL Server 2014/SQL Server 2012 用に SQL Server
Management Studio(Basic)/SQL Server 2008 用に SQL
Server Management Studio(Basic)/SQL Server 2005 用に
SQL Server Management Studio(Express)
グラフィカルなプログラム。Enterprise/Standard/Workgroup
Edition の場合、SQL Server のコンポーネントであり、Microsoft
SQL Server のインストール DVD にあります。
SQL Server 2014 Express/SQL Server 2012 Express/SQL
Server 2008 Express と SQL Server 2005 Express の場合、
SQL Server Management Studio の基本バージョンが含まれるエ
ディションがあります(SQL Server 2014/2012/2008 Express
with Tools、SQL Server 2014/2012/2008/2005 Express
with Advanced Services)。Management Studio の基本バージョ
ンは、インストールパッケージとしてインターネットから別途ダウン
ロードし、後で追加でインストールすることもできます。後でインス
トールする場合は、最新の Service Pack を使用する必要がありま
す。
l
sqlcmd
SQL Server フルエディションをインストールすると、コマンドライ
ンプログラム sqlcmd が使用可能になります。
ServerView データベースを管理するには、SQL Server インスタンスを
プログラムに登録する必要があります。設定ファイル ServerViewDB.ini
(<windir> ディレクトリ)の Server_Instance=<SQL Server
instance> に SQL Server インスタンスのエントリがあります。
190
Installation under Windows
4.4 ServerView データベースのバックアップ
SQL Server Management Studio(Basic/Express)
SQL Server インスタンスを入力するには、次の手順に従います。
1. 「Microsoft SQLServer <version>」 – 「SQL Server
Management Studio (Express)」を起動します。
2. 「サーバに接続」ダイアログで、サーバタイプ「データベースエンジ
ン」を選択します。サーバ名には、SQL Server のインスタンス名を
選択します。
3. 「接続」をクリックします。
sqlcmd
SQL Server インスタンスを接続するには、次の手順に従います。
1. コマンドプロンプトを開きます。
2. 次のコマンドを入力します。
sqlcmd -S <SQL Server インスタンス> -E
4.4
ServerView データベースのバックアップ
ServerView データベース ServerViewDB は、インストール時に入力し
たバックアップジョブによって、一定の間隔で定期的にバックアップされ
ます。
なお、次の点に注意してください。
バックアップジョブは、ServerView データベースの自動バック
アップがシステムの稼働中に実行されるように調整します。バッ
クアップジョブは、システムの稼働中にのみ実行されます。バッ
クアップモード「完全」では、バックアップジョブ
JobServerViewHourly と JobServerViewLongInterval に
よって、バックアップが実行されるだけでなく、ServerView
データベースが大きくなりすぎないように監視されます。バック
アップモード「完全」では、このバックアップジョブを一定の間
隔で自動的に実行する必要があります。
バックアップはオンラインで実行されます。バックアップ中も、データ
ベースサービス MSSQL$SQLSERVERVIEW または MSSQLSERVER
(SQL Server 2014/2012/2008/2005 の場合は SQL Server
Installation under Windows
191
4 ServerView データベース
(SQLSERVERVIEW) または SQL Server (MSSQLSERVER))は実行
が継続され、ServerView データベースへのアクセスは維持されます。
4.4.1
ServerView データベースのバックアップジョブ
Operations Manager のインストール時に、SQL Server のバックアップ
モード「標準」または「完全」を選択できました。設定ファイル
ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)の エントリ
DbBackupMode に、選択したバックアップモードが表示されます。
インストール時にバックアップモード「標準」を選択した場合は、バック
アップジョブ JobServerViewDaily が使用されます。このジョブでは、
ServerView データベースが毎日バックアップされ、前日のバックアップ
が上書きされます。
バックアップモード「完全」を選択した場合は、次のバックアップジョブ
が使用可能です。
l
JobServerViewDaily
データベースを毎日バックアップし、各バックアップを前日のバック
アップに付加します。
l
JobServerViewHourly
トランザクションログを 1 時間ごとにバックアップします。
l
JobServerViewLongInterval
データベースを 1 週間に 1 回バックアップし、それより前のバック
アップをすべて上書きします。
192
Installation under Windows
4.4 ServerView データベースのバックアップ
各バックアップモードの違い:
バックアッ バックアッ
プモード
プモード
「標準」
「完全」
SQL Server リカバリモデル
シンプル
フル
最大のデータ損失
1 日に入力 1 時間に入
されたデー 力された
タ
データ
バックアップ間隔
1日1回
時・分単位
で指定
バックアップジョブの監視のオーバーヘッド
(195 ページの バックアップジョブの進行状
況の編集と追跡を参照)
低
高
ディスク使用容量
低
高
システムが通常稼働している時間内で、バックアップジョブに適した実行
時間を定義します。
バックアップモード「完全」を選択した場合は、バックアップジョブ
JobServerViewHourly と JobServerViewLongInterval が実行され
ているかどうかをときどき確認し、ログファイル ServerViewDB_
log.LDF が大きくなり過ぎないようにします。ファイルが急速に拡大して
いる場合は、サイズを縮小します。223 ページの ServerViewDB_
log.LDF ファイルの肥大化を参照し、次の段落の手順に従います(194
ページの ジョブ実行の要件から202 ページの バックアップファイルの内
容のチェック)。
ログファイル ServerViewDB_log.LDF は、「標準」バックアップモー
ドでも生成されます。このモードでは自動的に縮小されますが、バック
アップされません。
ServerView データベースをハードディスクにバックアップするだけでな
く、定期的に外部メディアに保存することが推奨されます。Windows
で、Windows Server 2012 の場合は「管理ツール」–「Windows
Server バックアップ 」のバックアッププログラム、Windows Server
2008 の場合は「スタート 」–「 すべてのプログラム 」–「 アクセサリ 」
–「 システムツール 」–「バックアップ 」を使用します。
Installation under Windows
193
4 ServerView データベース
4.4.2
ジョブ実行の要件
ジョブを実行するには、次のサービスを実行し、「管理ツール」 – 「サー
ビス」でスタートアップの種類を「自動」に設定しておく必要がありま
す。
l
l
l
SQL Server Express: タスクスケジューラ
SQL Server Enterprise/Standard/Workgroup Edition の SQL
Server エージェント: 名前のないインスタンスの場合、SQL ServerAgent (MSSQLSERVER)
SQL Server Enterprise/Standard/Workgroup Edition の SQL
Server エージェント: 名前付きインスタンスの場合、SQL ServerAgent (<INSTANCE NAME>)
SQL Server のフルバージョンの場合、SQL Server Agent Services を
「プログラムファイル」 – 「Microsoft SQL Server <バージョン>」 –
「構成ツール」 – )「SQL Server 構成マネージャ」で一覧を表示して管
理できます。
設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)のエント
リ DbAgent に SQL Server エージェントの名前があります。
SQL Server Express エディションの場合、SQL Server エージェントは
ありません。ジョブの管理については、195 ページの バックアップジョ
ブの進行状況の編集と追跡を参照してください。
194
Installation under Windows
4.4 ServerView データベースのバックアップ
4.4.3
バックアップジョブの進行状況の編集と追跡
SQL Server(SQL Server Express 以外)のフルバージョン用データ
管理ツールによる編集と追跡
バックアップジョブのスケジュールを表示するには、次の手順に従いま
す。
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスをクリックして、エントリ「SQL Server
Agent」を選択します。
3. 次に「ジョブ」をクリックします。
4. 適切なバックアップジョブを選択し、コンテキストメニューから「プ
ロパティ」を選択します。
SQL Server Management Studio で、各ジョブの詳しい進行状況を
表示できます。
1. 「SQL Server Agent」 – 「ジョブ」の下で、すべてのジョブ、
または特定のジョブを選択します。
2. コンテキストメニューから「履歴の表示」を選択します。
3. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
4. プロパティウィンドウで「スケジュール」リンクを選択し、必要
に応じてジョブのスケジュールを調整します。
Installation under Windows
195
4 ServerView データベース
5. 次に、「編集」をクリックします。表示されるウィンドウでスケ
ジュールを調整します。システムが通常稼働している時間内で、
ジョブを実行する時間を選択します。
Windows エクスプローラまたは SQL Server Express エディション
向けタスクスケジューラによる編集と追跡
SQL Server Express では、バックアップおよびメンテナンスジョブは
SQL Server エージェントから管理できなくなりました。SQL Server
Express 向けのこのコンポーネントはありません。ジョブは Windows タ
スクスケジューラによって設定されているので、このコンポーネントでの
み確認できます。
Windows Server 2012 および Windows Server 2008
1. 「管理ツール」で、「タスクスケジューラ」を選択します。
2. 中央のウィンドウで、「タスクの状態」までスクロールします。
3. JobServerView ジョブの 1 つをダブルクリックします。すべての
ServerView ジョブが中央のウィンドウに表示されます。
4. 「履歴」タブをクリックしてジョブの進行状況を確認します。
5. ウィンドウ上部で JobServerView ジョブを選択します。
6. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択し、続いて「トリ
ガ」タブを選択します。
7. 「編集」をクリックしてスケジュールを調整します。システムが通常
稼働している時間内で、ジョブを実行する時間を選択します。
SQL Server のすべてのエディションにおけるイベントビューアを使用し
た追跡
スケジュールに従ったデータベースのバックアップジョブの実行を確認す
るには、Windows イベントビューアを次のように使用できます。
1. 「管理ツール」 - 「イベントビューア」を選択します。
2. 「Windows ログ」を選択します。
3. 「アプリケーション」を選択します。
次の表に、バックアップジョブの実行中に Windows アプリケーションイ
ベントログに書き込まれる項目を示します。項目は、使用している SQL
Server によって異なります。
196
Installation under Windows
4.4 ServerView データベースのバックアップ
SQL Server Express の場合:
ソース
イベン
ト ID
説明
MSSQL$SQLSERVERVIE
データベースがバックアップされ
1826 ました。データベース:
W
4
ServerViewDB、ダンプされた
1826 ページ数: …、
5
MEDIANAME='ServerViewD
B': {'ServerViewDBData'})この
メッセージは情報提供だけを目的
としています。ユーザ操作は不要
です。
MSSQL$SQLSERVERVIE 1706 Windows タスクスケジューラの
W
0
ジョブ「JobServerView…」が
起動されました。
SQL Server Enterprise/Standard/Workgroup Edition の場合(リモー
トの SQL Server マシンにあるリモートの SQL Server 追跡の場合):
ソース
イベン
ト ID
SQLSERVERAGENT また 208
は
SQLAgent$Instancenam
e
1826
MSSQLSERVER または
MSSQL$Instancename 4
説明
SQL Server 定期ジョブ
'JobServerView…' … - 状態:
Succeeded - ….
データベースがバックアップされ
ました。データベース:
1826 ServerViewDB、ダンプされた
5
ページ数: …、
MEDIANAME='ServerViewD
B': {'ServerViewDBData'})この
メッセージは情報提供だけを目的
としています。ユーザ操作は不要
です。
選択的な追跡のためにフィルタを作成できます。
Installation under Windows
197
4 ServerView データベース
4.4.4
バックアップファイルの存在のチェック
ServerView データベースは、一定の間隔でバックアップされます。この
ため、サフィックス .bak のファイルが 2 つ作成されます。
l
ServerViewDBData.bak
ServerView データベースのバックアップファイル。
l
ServerViewDBLog.bak
ServerView データベースのトランザクションログのバックアップ
ファイル。これは、完全バックアップモードでのみ作成されます。
設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)で、エン
トリ DbBackupPath がインストール時のファイルパス、エントリ
DbBackupMode がバックアップモードの設定を示します。
198
Installation under Windows
4.4 ServerView データベースのバックアップ
以下は、SQL Server インスタンスがリモートでインストールされ
ている場合にのみ当てはまります。
Operations Manager ソフトウェアのインストール時に、「SQL
サーババックアップパス」ウィンドウで、リモート SQL Server 上
でのバックアップファイルのパスを指定できます。パスを指定しな
い場合、または Operations Manager を SQL Server の
「sysadmin」アクセス権なしでインストールし、インストールアカ
ウントにサーバロール「diskadmin」がない場合、バックアップ
ファイルは SQL Server のデフォルトパスに作成されます。この場
合、設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)
の DbBackupPath にはエントリのデフォルト値が設定されていま
す。
l
SQL Server 2005 のデフォルトのパス:
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL.<n>\MSSQL\Backup\
<n>: インスタンス番号
l
SQL Server 2005 のデフォルトのパス(名前のないインスタ
ンス):
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL.1\MSSQL\Backup\
l
SQL Server 2008 のデフォルトのパス(名前付きインスタン
ス) :
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL10.<Instancename>\MSSQL\Backup
l
SQL Server 2008 のデフォルトのパス(既定のインスタン
ス) :
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL10.MSSQLSERVER\MSSQL\Backup\
Installation under Windows
199
4 ServerView データベース
l
SQL Server 2008 R2 のデフォルトのパス(名前付きインスタ
ンス) :
\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_
50.<Instancename>.MSSQLSERVER\MSSQL\Backu
p\
l
SQL Server 2008 R2 のデフォルトのパス(名前のないインス
タンス):
\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_
50.MSSQLSERVER\MSSQL\Backup\
l
インスタンスが SQL Server または MSDE 2000 からアップグ
レードされた場合のパス:
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL$SQLSERVERVIEW\BACKUP\
l
SQL Server 2012 のデフォルトのパス(名前付きインスタン
ス) :
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL11.<Instancename>\MSSQL\Backup\
l
SQL Server 2012 のデフォルトのパス(名前がないインスタン
ス):
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL11.MSSQLSERVER\MSSQL\Backup\
l
SQL Server 2014 のデフォルトのパス(名前付きインスタン
ス):
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL12.<Instancename>\MSSQL\Backup\
l
SQL Server 2014 のデフォルトのパス(名前がないインスタン
ス):
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL12.MSSQLSERVER\MSSQL\Backup\
パス名は、SQL Server Management Studio にも表示されます。
200
Installation under Windows
4.4 ServerView データベースのバックアップ
SQL Server Management Studio
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. 「サーバに接続」ダイアログで、サーバタイプ「データベースエンジ
ン」とサーバ名「<SQL Server_Instance>」を選択します。
3. 「接続」をクリックします。
4. 次に、オブジェクトエクスプローラで「サーバオブジェクト」を選択
します。
5. 「バックアップデバイス」をクリックします。
6. 「ServerViewDBData」を選択し、コンテキストメニューから「プ
ロパティ」を選択します。
7. ServerView データベースのバックアップファイルが「バックアップ
先」フィールドの下に表示されます。
8. 完全バックアップモードを使用している場合は、「バックアップデバ
イス」 – 「ServerViewDBLog」 – 「プロパティ」で、トランザク
ションログのパス名を確認できます。トランザクションログのバック
アップファイルのパス名は、「バックアップ先」フィールドの下に表
示されます。
リモートの SQL Server インスタンスを使用していて、インストール時に
「SQL サーババックアップパス」を指定しなかった場合は、次の設定を行
うことができます。
1. 「バックアップデバイス」をクリックします。
2. コンテキストメニューから「新しいバックアップデバイス」を選択し
ます。
3. 「デバイス名」に「ServerViewDBData」と入力します。
4. 「OK」をクリックします。
完全バックアップモードを使用している場合は、バックアップファイル
ServerViewDBLog について以上の手順を繰り返します。
Installation under Windows
201
4 ServerView データベース
4.4.5
バックアップファイルの内容のチェック
バックアップジョブによってバックアップファイルに書き込まれた内容を
確認できます。バックアップファイル内のデータレコード数なども確認で
きます。
リモートの SQL Server インスタンスを使用している場合は、バックアッ
プメディア ServerViewDBData と ServerViewDBLog が
Management Studio に表示されていれば、確認が可能です。それ以外の
場合は、前述のように設定してから、内容を確認できます。
確認時には以下のオプションがあります。
1. SQL Server Management Studio(Express)を起動します。
2. SQL Server インスタンスをクリックします。
3. 「サーバオブジェクト」をクリックします。
4. 「バックアップデバイス」をクリックします。
5. バックアップデバイスを選択します。
6. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
7. 「メディアの内容」タブを選択します。
完全バックアップモードの場合、デバイス
「ServerViewDBLog」に含まれている記録が1週間分のみであ
るかどうか定期的に確認してください。1 週間を過ぎたら、
ServerViewDBLog は先頭から上書きされているはずです。
上書きされていない場合、バックアップジョブ
JobServerViewLongInterval は実行されていません。この場
合、バックアップジョブ JobServerViewLongInterval を開始
します。すると、*.bak ファイルのサイズが縮小されます。
ログファイル ServerViewDB_log.LDF が非常に大きくなった
場合、223 ページの ServerViewDB_log.LDF ファイルの肥大化
の説明に従ってサイズを縮小します。
バックアップとファイルサイズの縮小を自動的に実行するには、
194 ページの ジョブ実行の要件とその後の項に示す手順に従いま
す。
202
Installation under Windows
4.5 ServerView データベースのリストア
4.5
ServerView データベースのリストア
エラーが発生した場合、バックアップからServerViewデータベースを修
復することができます。処理中にエラーが検出された場合、最初から復元
をやり直せます。
復元では、まずデータベースバックアップを読み込み、次に 1 つまたは複
数のトランザクションログバックアップがある場合はその読み込みを行っ
てください。
トランザクションログのバックアップは、ServerViewDB.ini ファイル
(<windir> ディレクトリ)のエントリ DbBackupMode が
「advanced」に設定されている場合のみ使用できます。
データベースバックアップのディレクトリについては、198 ページの
バックアップファイルの存在のチェックを参照してください。
4.5.1
SQL Server Management Studio を使用した復元
ServerView データベースは、バックアップファイルから、同じバージョ
ンのみの Operations Manager にリストアできます。バックアップをリ
ストアするサーバの SQL Server のバージョンが、同じまたは上位である
必要があります。
正しくないバージョンを復元すると、即時、または次回のアップグレード
インストール後に、Operations Manager は動作しなくなります。データ
ベースを復元するには、SQL Server の「sysadmin」サーバロールのメ
ンバーシップが必要となることに注意してください。
インストールされている Operations Manager のバージョンを確認して
ください。
1. 「コントロールパネル」 - 「プログラムと機能」を選択します。
2. 「Fujitsu ServerView Operations Manager」を選択します。
Installation under Windows
203
4 ServerView データベース
バックアップファイル内の Operations Manager のバージョンを確認し
てください。
3. バックアップファイルをテストデータベースに復元します。210 ペー
ジの データベースバックアップの確認 を参照してください。ファイル
RECOVERYTEST.mdf と RECOVERYTEST.LDF が作成されるた
め、十分なディスク容量を確保してください。
4. SQL Server Management Studio を起動します。
5. SQL Server インスタンスに接続します。
6. 「データベース」 – 「RECOVERYTEST」を選択します。
7. 「テーブル」 – 「dbo._Property」を選択します。
8. コンテキストメニューから「テーブルを開く」または「上位 1000 行
の選択」を選択します。
9. 行「ParentVersion」で、列「値」の値が、以前確認したインス
トールされている Operations Manager のバージョンと同じかどう
か、確認します。
同じ場合、復元のための最初の必要条件が満たされています。
インストールされている SQL Server のバージョンを確認します。
10. 「新しいクエリ」ボタンを選択して、以下のように入力します。
select @@version
GO
バックアップファイル内の SQL Server のバージョンを確認してくださ
い。
11. 「データベース」 – 「RECOVERYTEST」を選択します。
12. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
13. 「オプション」を選択します。
「互換性レベル」フィールドで、バックアップ中に使用された SQL
Server が表示されます。
14. @@version の値が「互換性レベル」の値以上の場合は、2 つ目の必
要条件を満たしており、復元を実行できます。
ServerView データベースおよびトランザクションログ(ある場合)をリ
ストアするには、次の手順に従います。
204
Installation under Windows
4.5 ServerView データベースのリストア
1. ServerView データベースへのアクセスを制限します。
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスに接続し、「データベース」 –
「ServerViewDB」の順に選択します。
3. コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
4. 「オプション」ページを選択し、「アクセスの制限」でエントリ
「RESTRICTED_USER」を選択します。「OK」ボタンをク
リックした後、続いて「YES」ボタンをクリックします。
2. ServerView Services、ServerView JBoss Application
Server 7、ServerView Download Service の各サービスを停止
する必要があります。
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
2. 適切なサービスを選択して、コンテキストメニューから「停止」
を選択します。
3. データベースバックアップから復元します。
1. 「データベース」をクリックし、コンテキストメニューから
「データベースの復元...」を選択します。
2. 「データベースの復元」ウィンドウが表示されます。
Installation under Windows
205
4 ServerView データベース
1. 「全般」ページで、名前「ServerViewDB」または
「msdb」を「復元先データベース」フィールドに入力する
か、一覧から名前を選択します。
2. 「デバイスから」オプションを選択します。
3. 「...」ボタンをクリックします。
4. 適切な格納場所からデータベースバックアップ
ServerViewDBData.bak を追加し、「OK」をクリックし
ます。
3. 復元するデータベースバックアップを選択します。
「復元するバックアップセットの選択」で、「復元」列にある
チェックボックスをクリックします。
4. 「オプション」ページに移動します。
5. 「既存のデータベースを上書きする」オプションを選択します。
6. トランザクションログのバックアップ ServerViewDBLog.bak
がない場合は、「OK」ボタンをクリックします。
206
Installation under Windows
4.5 ServerView データベースのリストア
ViomDBLog.bak がある場合は、「既存のデータベースを上書
きする」オプションを選択し、「データベースは操作不可状態の
ままで、コミットされていないトランザクションはロールバック
しない。別のトランザクションログは復元でき ます。」オプショ
ンを選択します。
7. 「OK」ボタンをクリックし、もう一度「OK」ボタンをクリック
しま す。
データベースの復元が開始します。オブジェクトエクスプローラに
メッセージ「ServerViewDB(復元しています...)」が表示されま
す。
4. トランザクションログがある場合は復元しま す。
1. 「データベース」をクリックし、コンテキストメニューから
「データベースの復元...」を選択します。
2. 「データベースの復元」ウィンドウが表示されます。
3. 「全般」ページの「復元先データベース」フィールドで、一覧か
ら名前「ServerViewDB」を選択します。
4. オプション「デバイスから」を選択します。
5. 「...」ボタンをクリックします。
6. 適切な格納場所からトランザクションログファイル
ServerViewDBLog.bak を追加し、「OK」をクリックしま
す。
7. 復元するデータベースバックアップを選択します。
「復元するバックアップセットの選択」で、「復元」列にある
チェックボックスをクリックします。
8. 「オプション」ページに移動します。
9. 「既存のデータベースを上書きする」オプションを選択します。
追加のトランザクションログを復元したい場合は、「デー タベー
スは操作不可状態のままで、コミットされていないトランザク
ションはロールバックしない。別のトランザクションログは復元
でき ます。」オプションを選択します。
最新のトランザクションログを復元したい場合は、「コミットさ
れていないトランザクションをロールバックして、データベース
Installation under Windows
207
4 ServerView データベース
を使用可能な状態にする。別のトランザクションログは復元でき
ません。」オプションを選択します。
10. 「OK」ボタンをクリックし、もう一度「OK」ボタンをクリック
しま す。
最新のトランザクションログが復元されると、データベースの状態は
通常に戻ります。オブジェクトエクスプローラにアドオン「(復元 し
ています...)」は表示されなくなります。
バックアップが別のシステムからリストアされた場合は、JBoss サー
ビスログオンを変更する必要があります。
1. 設定ファイル ServerViewDB.ini で「Server_Instance」パラ
メータの値 を確認します。設定ファイルは <windir> ディレクト
リにあります。
2. <server_name\user_name> の値を確認し、この後の手順で
使用します。
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を開き、「ServerView
JBoss Application Server 7」サービスまでスクロール
します。「ログオン」列に必要な値が表示されます。
3. SQL Server Management Studio を開き、「<Server_
Instance>」に接続します。
1. 「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
「<サーバ名>\<ユーザ名>」を探し、スペルと大文字小文字
を確認します。
2. 「データベース」 - 「ServerViewDB」 - 「セキュリティ」 「ユーザ」
「<サーバ名>\<ユーザ名>」が見つかった場合は、「新しい
クエリ」ボタンをクリックし、次のコマンドを入力します。
このとき、角括弧 [] は実際に入力し、スペルを間違ないよう
に気を付けます。その後、「実行」ボタンをクリックしま
す。
USE ServerViewDB
ALTER USER [<サーバ名\ユーザ名>] WITH LOGIN = [<サーバ名
\ユーザ名>];
GO
208
Installation under Windows
4.5 ServerView データベースのリストア
「<サーバ名>\<ユーザ名>」が見つからない場合は、「新し
いクエリ」ボタンをクリックし、次のコマンドを入力しま
す。このとき、角括弧 [] は実際に入力し、スペルを間違ない
ように気を付けます。その後、「実行」ボタンをクリックし
ます。
USE ServerViewDB
CREATE USER [<サーバ名>\<ユーザ名>];
GO
sp_addrolemember 'db_owner', [<サーバ名>\<ユーザ名>];
GO
ServerView Services、ServerView JBoss Application Server
7、ServerView Download Service の各サービスを再起動する必要が
あります。
1. 「管理ツール」 - 「サービス」を選択します。
2. 適切なサービスを選択し、コンテキストメニューから「再起動」を選
択します。
すべての JBoss プロセスが完全に開始するまで 5 分ほど待ちます。
Operations Manager から再び ServerView データベースにアクセスで
きるようになります。
Installation under Windows
209
4 ServerView データベース
4.5.2
データベースバックアップの確認
定期的に、SQL Server Management Studio を使用してバックアップを
確認できます。Windows におけるリストアの手順に従いますが(203 ペー
ジの SQL Server Management Studio を使用した復元を参照)、以下の
点が異なります。
l
l
「データベースの復元...」ダイアログを呼び出します。
「全般」タブの「データベースへ」フィールドに、
RECOVERYTEST などの任意の名前を入力します。
前のセクションの該当するセクションで説明しているようにその他の入力
を行います。その 後、データベースは「RECOVERYTEST」という名前
で復元されます。次の手順で確認できます。
1. SQL Server インスタンスをクリックし、「データベース」を選択し
ます。
2. コンテキストメニューから「更新」を選択します。
データベース「RECOVERYTEST」が一覧に表示されます。
次の手順で、データベース「RECOVERYTEST」を削除します。
1. データベースを選択し、コンテキストメニューから「削除」を選択し
ます。
4.6
SQL Server Express - データベースの制限
Operations Manager ソフトウェアのインストール時に、SQL Server
Express をデータベースサーバとしてインストールすることもできます。
これらのデータベースサーバは無料ですが、使用可能なデータベースの最
大容量など、制限がいくつかあります。最大容量は以下のとおりです。
l
SQL Server 2005 Express : 4 GB
l
SQL Server 2008 Express : 4 GB
l
SQL Server 2008 R2 Express : 10 GB
l
SQL Server 2012 Express : 10 GB
推奨される台数を超えるサーバを ServerView Operations Manager で
監視している場合、例えば、大量の Threshold または Inventory
210
Installation under Windows
4.6 SQL Server Express - データベースの制限
Management データが作成され、ServerView データベースが最大容量
に達してしまう場合があります。
このようになった場合は、一定の対策を講じない限り、ServerView
Operations Manager を使用し続けることはできません。211 ページの
Operations Manager での監視方法、および 211 ページの 問題の解決方
法を参照してください。
4.6.1
Operations Manager での監視方法
Operations Manager バージョン 5.0 では、Operations Manager SQL
Server Express エディションのデータベースに対して、監視ジョブ
(JobServerViewCheckDBSize)が設定されます。
このジョブは、データベースの容量を一定間隔でチェックし、該当するエ
ラーメッセージを SQL Server のエラーファイルに書き込みます。また、
データベースの容量が限界に近づくと、メッセージが Operations
Manager インターフェースに表示されます。このジョブは、デフォルト
では 1 時間に一度実行されます。
セットアップは、Windows タスクスケジューラを使用して行われます。
つまり、このジョブ及び、その実行時間のスケジュールは、Windows タ
スクスケジューラのユーザインターフェースで管理できます。
4.6.2
問題の解決方法
問題を解決するために、以下のことを行うことができます。
l
l
SQL Server を、容量制限のないエディション、たとえば SQL
Server Standard または SQL Server Enterprise エディションに
アップグレードする。
ServerView サーバリストからサーバを削除して、ストレージスペー
スを増やす。
Installation under Windows
211
4 ServerView データベース
SQL Server をフルバージョンにアップグレードすることをお勧
めします。フルバージョンにアップグレードすれば、この問題は
二度と起こらなくなり、Operations Manager でサーバを台数で
も監視できるようになります。ただし、SQL Server のフルバー
ジョンにはライセンスが必要です。つまり、フルバージョンのソ
フトウェアは有償で、該当ライセンスを Microsoft から購入する
必要があります。
デフォルトでは、SQL Server は、データを削除すると自動的に
データベースサイズを縮小するように設定されていません。削除
した後に、データベースの縮小も行ってください。これは、SQL
Server Management Studio を使用して行うことができます。
この場合、Microsoft の SQL Server のマニュアルで「How to:
shrink a database (SQL Server Management Studio)」の章
を参照してください。
MS SQL Server に必要な権限を確認してください。データベー
スを圧縮するには「sysadmin」サーバロールまたは少なくとも
データベース「ServerViewDB」の「db_owner」データベース
ロールのメンバーシップが必要です。SQL Server Management
Studio に「sysadmin」アクセス権でログインすることを推奨し
ます。
SQL Server 2008/2005 Express を SQL Server 2008 R2/2012
Express エディションにアップデートすることもできます。SQL Server
Express にもデータベースの容量制限がありますが、制限値は 2 GB では
なく 4 GB で、SQL Server Express エディションは無償で入手できま
す。
212
Installation under Windows
4.7 ServerView データベースのローカルからリモートの SQL Server へ
4.7
ServerView データベースのローカルからリモート
の SQL Server への移動
ServerView Operations Manager は、ServerView データベースのイン
ストール先として、リモート SQL Server インスタンスをサポートしま
す。ServerView Operations Manager setup は、すでにローカルイン
ストールされている ServerView データベースのリモート SQL サーバへ
の移動をサポートしませんが、以下で説明するように、お客様が設定する
ことはできます。
移動するには、既存の ServerView Operations Manager を最新バー
ジョンにアップグレードする必要があります。バージョン 4.92 以降が必
要です。
ここでは、ServerView Operations Manager についてのみ説明
しています。インストール済みの他のコンポーネント
(ServerView Update Manager、ServerView Deployment
Manager など)は、移動後に再度インストールする必要がありま
す。
ローカルの管理用サーバとリモートサーバは、同じドメインに属している
必要があります。また、「ドメインユーザ」グループに 1 つ以上のドメイ
ンユーザアカウントが必要です。
4.7.1
リモートサーバにおける要件
SQL Server のバージョンが両方のシステムで同じであるか、リモート
サーバのほうがローカルサーバよりもバージョンが上位である必要があり
ます。
リモートサーバで、49 ページの 要件に示す手順に従います。
4.7.2
設定手順
ServerView データベースをローカルの管理用サーバからリモートでイン
ストールされている SQL Server に移動するには、次の手順に従います。
Installation under Windows
213
4 ServerView データベース
1. ローカルの ServerView Operations Manager をアップグレードし
ます。
ローカルの管理者として管理用サーバにログオンします。ローカルの
ServerView Operations Manager を最新バージョンにアップグレー
ドします。リモートでのインストールと同じバージョンを使用する必
要があります。同じバージョンではなかった場合、データベースス
キーマが一致しません。
2. ServerView データベースにアクセスするすべてのアプリケーション
とサービス、特に次のサービスを停止します。
l
ServerView Services
l
ServerView Download Service
l
ServerView JBoss Application Server 7
3. 現在のローカルインストールの以下のフォルダを保存します。この
データのコピーは、後でアンインストール/再インストールを実行する
ために必要です。
l
l
l
l
l
l
l
l
214
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\SnmpExport\Logs
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\SnmpExport\ExportedD
ata
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\SnmpExport\Tasks
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\SnmpInventory\Invento
ryTasks
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\InventoryArchives
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\Download\svtmpdir
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\Download\Tasks
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\OnlineUpdate\Logs
Installation under Windows
4.7 ServerView データベースのローカルからリモートの SQL Server へ
l
l
l
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\OnlineUpdate\Tasks
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\SnmpArchive\ArchiveT
asks
ServerView
Suite\svom\data\ServerView\SnmpArchive\Logs
l
ServerView Suite\svom\data\ServerView\Archive
l
ServerView Suite \svom\data\ServerView\CSVFiles
l
ServerView Suite\ServerView\ServerViewServices\scripts\ServerView\comm
on\mibs
4. ServerView データベースをローカルの SQL Server インスタンスか
らデタッチし、コピーします。
現在の SQL データベースをローカルサーバからコピーします。次の手
順に従います。
1. ServerView のデータベースファイルの現在のパスを確認しま
す。パスは、SQL Server Management Studio のコンテキスト
メニュー「データベース」 – 「ServerViewDB」 – 「プロパ
ティ」 – 「ファイル」に表示されます。
2. 対応する SQL Server 管理ツールの以下の機能を使用してデータ
ベースをデタッチします。
「タスク」 – 「デタッチ」(SQL Server Management
Studio)
3. データベースファイル ServerViewDB.mdf と
ServerViewDB_log.LDF がインスタンスから削除され、コピー
可能になります。
4. データベースファイルを別のフォルダにコピーします。これらの
ファイルは、リモートの SQL Server インスタンスの
ServerView データベースと置き換えるために後で必要です。
5. ローカルの ServerView Operations Manager をアンインストール
します。
Installation under Windows
215
4 ServerView データベース
管理用サーバにローカルにインストールされている ServerView
Operations Manager をアンインストールします。正常に操作を完了
するには、ServerView データベースを、元のパスにあるインスタン
スに一時的に再アタッチする必要があります。「データベース」のコ
ンテキストメニューから、SQL Server 管理ツールを使用して、デー
タベースをアタッチします。データベースファイル
(ServerViewDB.mdf)の現在のパスを「アタッチ」ダイアログ
(SQL Server Management Studio)で指定します。
アンインストールを行います。180 ページの Operations Manager
ソフトウェアのアンインストールを参照してください。
6. リモート SQL Server の新規インストール
管理用サーバで ServerView Operations Manager の新規インス
トールを開始し、「別サーバの SQL Server にリモート接続する...」
オプションを選択します。104 ページの 管理用サーバでのその他の操
作の説明に従います。
7. リモート SQL Server の ServerView データベースを置換します。
インストールに続いて、リモートサーバの ServerView データベース
を、ローカルサーバからコピーしたデータベースに置き換える必要が
あります。次の手順に従います。
1. 管理用サーバで、ServerView データベースにアクセスするアプ
リケーションとサービス、特に ServerView Services、
ServerView Download Service、ServerView JBoss
Application Server 7 の各サービスを停止します。
2. リモート SQL Server で SQL Server Management Studio を
開き、リモートインスタンスに接続します。
3. ServerView データベースの現在のパスを確認します。
4. ローカルデータベースと同様に、リモート SQL Server に既存の
データベースをデタッチします。
5. データベースファイルを、ローカルサーバからコピーしたファイ
ルに置き換えます。
6. データベースを再度アタッチします。
216
Installation under Windows
4.7 ServerView データベースのローカルからリモートの SQL Server へ
8. 移行時にデータベースを以前のバージョンの SQL Server からアップ
グレードした場合は、アップグレードしたデータベースに対して次の
コマンドを実行することを推奨します(Management Studio を使
用)。
DBCC UPDATEUSAGE ('ServerViewDB')
9. リモートインストールを「sysadmin」アクセス権で実行した場合、
「JBoss サービスログオン情報」ウィンドウを調整する必要があり
ます。「リモート」インストールとは異なるドメインユーザアカウン
トが使用されたので、移行後のデータベースの JBoss ユーザアカウン
トを再度入力する必要があります。
1. <JBoss Accountname> の値を確認し、この後の手順で使用
します。
「管理ツール」 - 「サービス」を開き、「ServerView JBoss
Application Server 7」サービスまでスクロールします。「ロ
グオン」列に必要な値が表示されます。
2. 設定ファイル ServerViewDB.ini で「Server_Instance」パラ
メータの値 を確認します。
3. SQL Server Management Studio を開きます。
「<Server_Instance>」に接続します。
「セキュリティ」 – 「ログイン」を選択します。
<JBoss アカウント名> を探し、スペルと大文字小文字を確認
します。
4. 管理用サーバにログインし、ディレクトリ <インストールパス
>\ServerView Services\scripts\ServerView\Tools に移
動します。
5. このディレクトリにある、以下のバッチファイルを実行し、
<JBoss アカウント名> を適用します。
GrantLoginJBoss.bat
10. リモートインストールを「sysadmin」アクセス権なしで実行した場
合、移行されたデータベースで ServerView サービスに使用されるド
メインアカウントを確認し、追加する必要があります。
1. 必要なアカウントを見つけて、次の手順で使用します: 「管理ツー
ル」 - 「サービス」を開き、ServerView Services、
ServerView Download Service、ServerView JBoss
Installation under Windows
217
4 ServerView データベース
Application Server 7 に使用されるアカウントを確認します。
2. SQL Server Management Studio を開き、SQL Server インス
タンスに接続します。これらのアカウントが「セキュリティ」 「ログイン」にあり、大文字と小文字が正しく使われていること
を確認します。
3. 中央管理用サーバにログインして、以下のディレクトリに切り替
えます。
<インストールパス>\ServerView Services
\scripts\ServerView\Tools
4. このディレクトリにある以下のバッチファイルを実行して、上記
の手順で確認したアカウント名を適用します。
GrantLoginSecure.bat.
注 : 各アカウントごとにバッチファイルを呼び出す必要がありま
す。
11. リモート SQL Server インスタンスにあるデータベースをバックアッ
プします。
12. 以前に保存したフォルダ(手順 3)を、ローカルの管理用サーバの対
応するフォルダにコピーします。
13. 最後に、ローカルの管理用サーバで ServerView Services、
ServerView JBoss Application Server 7、ServerView
Download Service の各サービスを再起動します。
すべての JBoss プロセスが完全に開始するまで 5 分ほど待ちます。
4.8
負荷分散の変更
ServerViewでは、システム負荷または並列実行ジョブ数を変更すること
ができます。
以下のサービスでは、並列実行数を ini ファイルで定義できるジョブが開
始されます。
ArchiveService
<scripts>/ServerView/SnmpArchive/
SVArchiveServer.ini
ExportService
<scripts>/ServerView/SnmpExport/
ExportServer.ini
218
Installation under Windows
4.8 負荷分散の変更
InventoryService <scripts>/ServerView/SnmpInventory/
SVInventoryServer.ini
<scripts>: directory <Installation_path>/ServerView
Services/scripts
これらの各構成ファイルには、「GLOBALS」セクションに変数
「ConcurrentJobsAllowed」があります。ここで与えられた番号は、開
始される並列実行ジョブの数を示しています。
例
すべてのサーバに対してアーカイブの採取を有効とします。管理可能
な100台のサーバがサーバリストに記載されます。
SVArchiveServer.ini において、ConcurrentJobsAllowed を
30 と設定した場合、常時最大 30 台のサーバが同時にアーカイブが採
取されます。ジョブを開始した30台のサーバのうち、1台のアーカイ
ブの採取が終了すると、別のサーバのアーカイブの採取が開始されま
す。これは、100台のサーバすべてのアーカイブの採取が終了するま
で繰り返されます。
「ConcurrentJobsAllowed」 に対する現在のデフォルト値は、以下のと
おりです。
SVArchiveServer.ini
30
DownloadServer.ini
30
ExportServer.ini
100
SVInventoryServer.ini 10
Operations Manager ソフトウェアをアップグレードすると、
ConcurrentJobsAllowed パラメータの値はデフォルト値にリ
セットされます。
Installation under Windows
219
4 ServerView データベース
1. 「ConcurrentJobsAllowed」の数を変更する前に:
「ConcurrentJobsAllowed」の数を変更する前に、各サー
ビスのジョブで実行されているものがないことを確認してく
ださい。「ArchiveService」、 「DownloadService」、
「ExportService」 の場合、これはタブ設定の各GUIで確認
することができます。タスクの状態を表す青色の矢印が表示
されている場合、サーバに対してジョブが実行されているこ
とを意味します。
「InventoryService」 の場合、SVSnmpInventory とい
う名のプロセスが実行されているかどうかをプロセスリスト
で確認してください。Linux では、ps コマンドでプロセスリ
ストを表示することができます。
2. 並列実行ジョブ数を削減することによる効果
並列実行ジョブ数を削減すると、以下の2つの効果がありま
す。システム負荷が軽減される一方で、サーバグループの処
理で必要とされるジョブ時間が増加します。
220
Installation under Windows
4.9 エラー診断
4.9
エラー診断
ServerView データベースでエラーが発生した場合は、ファイルや情報を
Fujitsu カスタマサービスデスクに送り、エラーの診断を依頼できます。
4.9.1
ログファイル
ServerView データベースのインストール中にエラーが発生した場合は、
以下のログファイルを送信します。
l
%TEMP%\serverview.log
l
%TEMP%\SVSqlServer.log
l
%TEMP%\serverview_list_instances.txt
l
<DatabaseLog>\svsqldb.log
l
<DatabaseLog>\svsqldbERROR.log
l
%windir%\ServerViewDB.ini
Wise SQL スクリプトの実行中、または bcp を使用したファイルのイン
ポート中にエラーが発生した場合は、<DiagnosePath> ディレクトリ
を圧縮します。ServerView から ServerView データベースへの接続中に
エラーが発生した場合は、<SVCommon> ディレクトリにある最新のロ
グファイル *.log を送信します。
環境変数(%TEMP% と %windir%)は実際の値に置き換えます。
Windows OS では、コマンドプロンプトで set コマンドを実行すると、
変数の値が表示されます。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すると、角括弧で囲んだワイ
ルドカードが表示されます。
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr /B DatabaseLog
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr /B DiagnosePath
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr /B SVCommon
ログファイルのフォルダを表示するには、Windows Explorer を次のよう
に設定する必要があります。
1. メニューバーで、「ツール」 - 「フォルダオプション」 - 「ツールの表
示」の順に選択します。
Installation under Windows
221
4 ServerView データベース
2. 「詳細設定」で、次のように設定します。
1. 「すべてのファイルとフォルダを表示する」オプションを有効に
します。
2. 「登録されている拡張子は表示しない」オプションを無効にしま
す。
3. 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない
(推奨)」オプションを無効にします。
4.9.2
エラーイベントの重要な情報
エラーが発生した場合は、次の情報が重要です。
l
Operations Manager のバージョン
「ソフトウェア」の下で「Fujitsu ServerView Operations
Manager」をクリックし、サポート情報をクリックします。
l
オペレーティングシステムバージョン
Windows Explorer を開き、ヘルプメニューから「バージョン情報」
を選択します。
l
l
OS の言語
インストールされて実行中のすべての SQL Server インスタンスに関
する、インスタンス名、版、バージョン、サービスパック、言語をリ
ストします。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
%TEMP%\serverview_osql.bat
または、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
sqlcmd -S <SQL Server インスタンス> -E
select @@version
GO
以下のような情報が表示されます。
Microsoft SQL Server 2005 - 9.00.5000.00 (Intel X86)
Dec 10 2010 10:56:29
Copyright © 1988-2005 Microsoft Corporation
Express Edition on Windows NT 5.1 (Build 2600: Service Pack
3)
222
Installation under Windows
4.9 エラー診断
l
インストールされている言語
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
sqlcmd -S <SQL Server インスタンス> -E
xp_msver language
GO
4.9.3
ServerViewDB_log.LDF ファイルの肥大化
完全バックアップモードで、191 ページの ServerView データベースの
バックアップに説明があるように、バックアップジョブが定期的に実行さ
れていないか、しばらく実行されていない場合、トランザクションログ
ファイル ServerViewDB_log.LDF が非常に大きくなる可能性がありま
す。このような場合、手動でサイズを縮小する必要があります。
標準バックアップモードでは、バックアップジョブがない場合、
ServerViewDB_log.LDF が拡大しないことを示します。
このタスクで SQL Server に必要な権限を確認してください。
データベースを圧縮するには「sysadmin」サーバロールまたは少
なくともデータベース「ServerViewDB」の「db_owner」
データベースロールのメンバーシップが必要です。以下のプロセ
スを、「sysadmin」サーバロールのメンバーとして実行すること
を推奨します。
次の手順に従います。
1. ServerViewDB_log.LDF ファイルのサイズをチェックします。
このファイルは SQL Server の Data フォルダにあります。このフォ
ルダの場所は、使用する SQL Server のバージョンに依存します。
データフォルダの場所を、SQL Server Management Studio または
SQL Server Configuration Manager で確認できます。
SQL Server Configuration Manager を使用している場合:
1. ツールを起動します。
(「Microsoft SQL Server <バージョン>」 – 「構成ツール」
– )「SQL Server 構成マネージャ」を選択します。
2. インスタンスを選択します。
Installation under Windows
223
4 ServerView データベース
「SQL Server <バージョン> のサービス」をクリックします
(「SQL Server 2005 のサービス」など)。詳細ペインで、問
い合わせたインスタンス名を右クリックします(例: SQL Server
(SQLSERVERVIEW))。
3. プロパティを取得します。
サービスのドロップダウンリストから、「プロパティ」を選択し
ます。「詳細設定」タブを選択します。
データフォルダへのデフォルトパス:
l
SQL Server 2005 のインスタンスの場合:
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL.n\MSSQL\Data
例
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL.1\MSSQL\Data
l
SQL Server 2008 のインスタンスの場合:
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL10.Instancename\MSSQL\Data
例
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL10.SQLSERVERVIEW\MSSQL\Data
名前のないデフォルトインスタンスの名前は MSSQLSERVER
です。
l
SQL Server 2008 R2 のインスタンスの場合:
\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_
50.Instancename\MSSQL\Data
例
\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_
50.SQLSERVERVIEW\MSSQL\Data
名前のないデフォルトインスタンスの名前は MSSQLSERVER
です。
224
Installation under Windows
4.9 エラー診断
l
SQL Server 2012 のインスタンスの場合:
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL11.Instancename\MSSQL\Data
例
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL11.SQLSERVERVIEW\MSSQL\Data
名前のないデフォルトインスタンスの名前は MSSQLSERVER
です。
l
SQL Server 2014 のインスタンスの場合:
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL12.Instancename\MSSQL\Data
例
\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL12.SQLSERVERVIEW\MSSQL\Data
名前のないデフォルトインスタンスの名前は MSSQLSERVER
です。
ServerViewDB_log.LDF ファイルが ServerViewDB.mdf ファイ
ルよりも大きい場合、縮小する必要があります。
2. ServerViewDB_log.LDF ファイルを縮小します。
1. サービス ServerView Services と ServerView Download
Service を停止します。
2. 必要に応じて、データベース管理プログラムを閉じます。
3. dbcc_shrink.sqlのスクリプトを呼び出します。
Operations Manager version 4.71 では、縮小用に dbcc_
shrink.sql スクリプトが用意されています。このスクリプトは
<DllPath>\Tools ディレクトリにあります。
このディレクトリには、 Shrink_ServerViewDB_
log.LDF.doc もあります。このドキュメントには、この問題に関
する最新情報が詳しく記載されています。
スクリプトを実行するには、コマンドプロンプトで次のコマンド
を入力します。
Installation under Windows
225
4 ServerView データベース
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr Server_
instance
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr -i DllPath=
cd /d <DllPath>\Tools
sqlcmd -S <Server_instance> -E -i dbcc_shrink.sql -n
4. ファイルサイズをもう一度確認し(1 ページを参照)、
ServerViewDB_log.LDF ファイルが ServerViewDB.mdf
ファイルよりも小さいことを確認します。
5. SQL Server エージェント SQLSERVERAGENT(SQL Server
Express エディションは対象外)を起動します。
6. スタートアップの種類を「自動」(SQL Server Express エディ
ションは対象外)に設定します。
7. サービス ServerView Services と ServerView Download
Service を開始します。
8. バックアップジョブ JobServerViewLongInterval を開始しま
す。
バックアップジョブ JobServerViewLongInterval によって、デー
タベースとトランザクションログがバックアップされ、バックアップ
ファイル ServerViewDBData.bak と ServerViewDBLog.bak
が縮小されます。
バックアップジョブは、SQL Server Express エディションでは
Windows タスクスケジューラから実行され、SQL Server のその他の
エディションでは、対応する SQL Server エージェントから実行され
ます。
3. 推奨事項
完全バックアップモードでは、ServerView バックアップジョブが正
しく実行されていることを確認します。詳細は、191 ページの
ServerView データベースのバックアップを参照してください。
バックアップジョブ JobServerViewHourly を定期的に実行するこ
とで、ServerViewDB_log.LDF ファイルが大きくなりすぎることを
防ぐことができます。このジョブでは、ファイル内で不要になった部
分が 1 時間間隔で削除されます。
226
Installation under Windows
4.9 エラー診断
4. 追加のトラブルシューティング
バックアップジョブのエラーメッセージはログファイル
ERRORLOG.* に書き込まれます。これらのファイルは LOG ディレ
クトリにあります。
l
l
SQL Server 2005 のデフォルト:
%ProgramFiles%\Microsoft SQL
Server\MSSQL.n\MSSQL\LOG\
SQL Server 2008 以上のデフォルト:
%ProgramFiles%\Microsoft SQL
Server\MSSQL<version>.<Instancename>\MSSQL\L
OG\
LOG ディレクトリの場所は、SQL Server Management Studio ま
たは SQL Server Configuration Manager で確認できます。
SQL Server Configuration Manager の場合:
1. ツールを起動します。
「すべてのプログラム」 – 「Microsoft SQL Server <バー
ジョン>」 – 「構成ツール」 – 「SQL Server 構成マネージャ」
の順に選択します。
2. インスタンスを選択します。
「SQL Server <バージョン> のサービス」をクリックします
(「SQL Server 2005 のサービス」など)。詳細ペインで、問
い合わせたインスタンス名を右クリックします(例: SQL Server
(SQLSERVERVIEW))。
3. サービスのドロップダウンリストから、「プロパティ」を選択し
ます。「詳細設定」タブを選択します。
「ダンプディレクトリ」にログファイルへのパスがあります。
ログファイルに次のメッセージがある場合は、適切な措置を取る必要
があります。
「The backup data in 'ServerViewDBLog' is incorrectly
formatted.Backups cannot be appended, but existing backup
sets may still be usable.」
新しいバックアップを作成するには、既存のバックアップデバイスを
再フォーマットする必要があります。再フォーマットは、次のような
場合に必要です。
Installation under Windows
227
4 ServerView データベース
1. バックアップが中断された。
2. ディスクエラーが発生した。
3. ディスク容量が十分にない。
4. バックアップパスが見つからない。
5. バックアップの作成時に書き込みエラーが発生した。
バックアップの再フォーマット
1. 原因を特定し、解決します。
上記から、考えられる問題を確認します。1 および 2 の場合: イベ
ント表示で、アプリケーションとシステムイベントを確認しま
す。
2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して、ServerView
バックアップファイルのバックアップパス <DBBackupPath>
を確認します。
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr DBBackupPath
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr Server_
Instance
sqlcmd -S <Server_Instance> -E
3. バックアップファイルをフォーマットします。
BACKUP DATABASE ServerViewDB TO DISK =
'<DBBackupPath>ServerViewDBData.bak' WITH FORMAT,
MEDIANAME='ServerViewDB'
GO
BACKUP LOG ServerViewDB TO DISK
='<DBBackupPath>ServerViewDBLog.bak' WITH FORMAT,
MEDIANAME='ServerViewDB'
GO
quit
4. 次に、ServerView バックアップジョブが正しく実行されている
ことを確認します。191 ページの ServerView データベースの
バックアップを参照してください。
4.9.4
ServerView データベースのエクスポート
エラー診断のために、ServerView データベースとトランザクションログ
のコピーをサービスセンターに送信する場合があります。
228
Installation under Windows
4.9 エラー診断
この場合は、MSSQL$SQLSERVERVIEW または MSSQLSERVER
(SQL Server 2014/2012/2008/2005 の場合は SQL Server
(SQLSERVERVIEW) または SQL Server (MSSQLSERVER))のいず
れかのサービスを停止することで、データベースをオフラインにすること
が推奨されます。これらのサービスが停止していれば、データベースへの
アクセスはありません。
この項に示す手順は、日常的に行うべきものではありません。ただし、エ
ラー分析を行うには、ServerView データベースファイルとトランザク
ションログファイル(サフィックス .mdf と .ldf のファイル)をインポー
トするほうが、データベースのバックアップ(サフィックス .bak のファ
イル)からリストアするよりも簡単です。
この場合、次の手順に従います。
1. エラーに関する重要な情報を確認します。222 ページの エラーイベン
トの重要な情報を参照してください。
2. ServerView データベースとトランザクションログのディレクトリを
確認します。
SQL Server Management Studio を使用する場合:
1. SQL Server Management Studio を起動します。
2. SQL Server インスタンスを選択します。
3. 「データベース」 – 「ServerViewDB」を選択し、コンテキスト
メニューから「プロパティ」を選択します。
4. 「データファイル」タブをクリックします。
「場所」列に、ファイル ServerViewDB.mdf のパスが表示され
ます。「パス」列にパス名が表示されます。
sqlcmd を使用する場合:
1. sqlcmd を実行し、以下のコマンドを入力します。
use ServerViewDB
exec sp_helpfile
GO
「filename」列にパス名が表示されます。
3. 「SQL Server <DbService>」サービスを停止します。サービス
名は、設定ファイル ServerViewDB.ini(<windir> ディレクトリ)
の DbService に表示されます。
Installation under Windows
229
4 ServerView データベース
4. ServerViewDB.mdf ファイルと ServerViewDB_log.LDF ファイ
ルを、トランザクションログとともに、サービスセンターに送信しま
す。
5. 「SQL Server <DbService>」サービスを開始します。
230
Installation under Windows
5.1 コマンドラインからの Operations Manager ソフトウェアのインス
5
コマンドラインインターフェース
5.1
コマンドラインからの Operations Manager ソフ
トウェアのインストール
Operations Manager、アップデートマネージャ、およびイベントマネー
ジャを Windows のコマンドラインからインストールすることもできま
す。そのためには、ServerView Suite DVD 2 を挿入し、Operations
Manager のインストールを開始し、Operations Manager インストール
パッケージだけを解凍することを指定します。ファイルを配置するディレ
クトリを指定できます。
セットアップファイルまたは DVD を残しておいてください。変
更インストールの実行時に、元のメディアを求められることがあ
ります。このような場合に、これらのセットアップファイルまた
は DVD を再利用します。
サイレントインストール
リモート SQL Server でのサイレントインストールはサポートさ
れていません。
JBoss 7 と Operations Manager ソフトウェアをサイレントインストー
ルでインストールできます。このとき、インストールダイアログは表示さ
れません。これは、以下のオプションのデフォルト値が指定されている設
定ファイル silent_install.ini が用意されています。
l
インストールパス
l
ポート番号
l
ホスト名
l
IPアドレス
l
ServerView JBoss サービスに組み込みアカウントを使用(エントリ
LocalService)
このファイルは、要件に合わせて編集できます。
Installation under Windows
231
5 コマンドラインインターフェース
インストール中に、プログラムは、SQL Server Express がインスタンス
名 SQLSERVERVIEW で、または Operations Manager でサポートさ
れるバージョンの SQL Server Standard/Enterprise/Workgroup
Edition(存在する場合)が任意のインスタンス名で、すでにシステムにイ
ンストールされているかどうかをチェックします。
適切なインスタンスが見つからない場合、インスタンス名
SQLSERVERVIEW の Server 2008 R2 Express または SQL Server
2005 Express がインストールされます。
SQL Server 2008 R2 Express を Windows Server 2008 にインス
トールする場合は、オプション /SS2008 を使用します。その際、適切な
.NET Framework バージョンをご自身で提供してください。
サイレントインストールを実行するには、コマンドラインに切り替えて以
下の呼び出しでインストールを開始します。
start /wait serverview.exe /s
インストールが終了したら、Windows のイベント表示のアプリケーショ
ンイベントログで、インストールが成功したかどうかを確認できます。イ
ンストールログは、%TEMP%\MSIsvinst.log ファイルで確認できま
す。メッセージ 「インスト ールの成功またはエラーの状態: 0」があれば、インス
トールは成功しています。
言語
コマンドラインオプション /l ja または /l en を使用して、目的のインス
トールおよびアプリケーションの言語を指定できます。
これによって、標準インストールの言語とは異なる言語を使用できます。
次の 2 つの別の方法が役に立ちます。
l
英語 OS へのインストールを開始します。
start /wait serverview.exe /l ja
Operations Manager のインストールおよびアプリケーションの言語
が日本語で表示されます。
l
日本語 OS へのインストールを開始します。
start /wait serverview.exe /l en
Operations Manager のインストールおよびアプリケーションの言語
が英語で表示されます。
232
Installation under Windows
5.2 sqlcmd によるデータベース管理
5.2
sqlcmd によるデータベース管理
SQL Server 2005 以上は、SQL Server Management Studio の他
に、sqlcmd からも管理できます。SQL Server 2005 以上がインストー
ルされている場合、sqlcmd もインストールされます。特に、sqlcmd を
使用して次の機能を実行できます。
5.2.1
l
製品のバージョンと言語の確認
l
ServerView データベースのリストア
SQL Server の製品バージョンと言語の確認
SQL Server の製品バージョンと言語を確認するには、次の手順に従いま
す。
1. コマンドプロンプトに切り替えます。
2. 以下のコマンドで sqlcmd を開始します。
sqlcmd -S <SQL Server インスタンス> -E
xp_msver
GO
必要な情報は「2 ProductVersion」と「3 Language」のエントリで
す。
sqlcmd を終了するには quit コマンドを実行します。
5.2.2
ServerView データベースのリストア
ServerView データベースをリストアする前に、データベースへのアクセ
スを制限する必要があります。その後、データベースとトランザクション
ログをリストアできます。
1. コマンドプロンプトに切り替えます。
2. 以下のコマンドで sqlcmd を開始します。
sqlcmd -S <SQL Server インスタンス> -E
Installation under Windows
233
5 コマンドラインインターフェース
データベースへのアクセス制限
次のコマンドで、データベースへのアクセスを制限します。
exec sp_dboption 'ServerViewDB', 'dbo use', 'true'
GO
データベースバックアップのリストア
次のコマンドで、NORECOVERY オプションを使用して、選択するデー
タベースバックアップをリストアします。
RESTORE DATABASE [ServerViewDB] FROM DISK =
'<Path>\ServerViewDBData.bak' WITH FILE = <Position>,
NORECOVERY,
MOVE 'ServerViewDB' TO '<Drive>:\Program Files\Microsoft SQL
Server\MSSQL$SQLSERVERVIEW\Data\ServerViewDB.mdf'
GO
トランザクションログのリストア
次のコマンドで、NORECOVERY オプションを指定して、最新のトラン
ザクションログを除くすべてのトランザクションログをリストアできま
す。コマンドは、トランザクションログごとに別々に入力します。
RESTORE LOG [ServerViewDB] FROM DISK
='<Path>\ServerViewDBLog.bak' WITH FILE = <Position>,
NORECOVERY,
MOVE 'ServerViewDB_log' TO '<Drive>:\Program Files\Microsoft
SQL Server\MSSQL$SQLSERVERVIEW\Data\ServerViewDB_log.LDF'
GO
最新(最後)のトランザクションログのリストア
次のコマンドで、最新(最後)のトランザクションログがリストアされま
す。
RESTORE LOG [ServerViewDB] FROM DISK =
'<Path>\ServerViewDBLog.bak' WITH FILE = <Position>,
RECOVERY,
MOVE 'ServerViewDB_log' TO '<Drive>:\Program Files\Microsoft
SQL Server\MSSQL$SQLSERVERVIEW\Data\ServerViewDB_log.LDF'
GO
234
Installation under Windows
5.3 コマンドラインツールからの ServerView データベースのバックアッ
5.3
コマンドラインツールからの ServerView データ
ベースのバックアップ/リストア
5.3.1
ServerView データベースのバックアップ
コマンドラインツール SVBackupServerViewDB.bat を使用して、
ServerViewDB データベースをバックアップできます。
ツールをパラメータなしで実行すると、対話的にツールの実行を進められ
ます。
1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
2. <Dllpath> を見つけ、ディレクトリを移動します。
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr -i DllPath=
cd /d <DllPath>\Tools
3. ツール SVBackupServerViewDB.bat を実行します。
SVBackupServerViewDB.bat [<cmd> [<path>]]
<cmd>
1 または 2 を指定します。
1: ユーザ定義の <path> にバックアップを作成します。
2: デフォルトバックアップフォルダ <DBBackupPath> にバッ
クアップを作成します。コマンドプロンプトウィンドウに次のよ
うに入力して、<DBBackupPath> を見つけます。
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr -i
DBBackupPath=
<path>
バックアップを保存するフォルダを指定します。
このパラメータは、<cmd> に 1 が指定された場合のみ使用でき
ます。
例
SVBackupServerViewDB.bat 1 C:\SV_BKUPC
ファイル C:\SV_BKUP\ServerViewDBData.bak にバック
アップが作成されます。
Installation under Windows
235
5 コマンドラインインターフェース
4. エラーチェック用に、SVBackupServerViewDB.log という名前の
ログファイルがツールが呼び出されたフォルダ内に作成されます。コ
マンドラインパラメータ付きで呼び出すと、出力はログファイルに記
録されます。
5. リモート SQL Server を使用し、インストール中にダイアログフィー
ルド「SQL サーババックアップパス」に何も指定しなかった場合、設
定ファイル ServerViewDB.ini の DbBackupPath にエントリのデ
フォルト値が設定されます。この場合、198 ページの バックアップ
ファイルの存在のチェックに記載されているようにバックアップデバ
イスをセットアップします。
5.3.2
ServerView データベースのリストア
コマンドラインツール SVRestoreServerViewDB.bat を使用して、
ServerView データベースを同じ ServerView バージョンで取得したバッ
クアップからリストアできます。
1. ServerView サービス ServerView Services と ServerView
Download Service を停止します。
2. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
3. <Dllpath> を見つけ、ディレクトリを移動します。
type %windir%\ServerViewDB.ini | findstr -i DllPath=
cd /d <DllPath>\Tools
4. バッチファイル SVRestoreServerViewDB.bat を実行します。
SVRestoreServerViewDB.bat
バックアップファイル ServerViewDBData.bak を配置するパス
が、ツールから対話的に要求されます。
例
236
Installation under Windows
5.3 コマンドラインツールからの ServerView データベースのバックアッ
5. エラーチェック用に、SVRestoreServerViewDB.log という名前
のログファイルがツールが呼び出されたフォルダ内に作成されます。
コマンドラインパラメータ付きで呼び出すと、出力はログファイルに
記録されます。
6. 次の後処理手順を実行します。Operations Manager バックアップデ
バイスに新しいフルバックアップを作成します。
SVBackupServerViewDB.bat 2
7. ServerView Services と ServerView Download Service を再
起動します。
203 ページの ServerView データベースのリストアに、ツール
SVRestoreServerViewDB.bat で使用されるコマンドの詳細説明と、
トランザクションログからリストアする方法が記載されています。
Installation under Windows
237
238
Installation under Windows
6
Fujitsu Technology Solutions
Software エンドユーザライセンス契約
書
1. 契約書の対象
1.1 本契約書においては「本ソフトウェア」は、Fujitsu Technology
Solutions のソフトウェア製品データシートにオブジェクトコード、バー
ジョン、仕様が記載されているソフトウェアを意味します。
本ソフトウェアは、機械可読命令、印刷された文書類、使用を許諾された
関連マテリアルからなります。
1.2 本ソフトウェアを御使用になる前にこの契約書を注意してお読みくだ
さい。本契約書のライセンス条件に同意されない場合、ユーザは本ソフト
ウェアの使用を許可されませんので、必ず本ソフトウェアのすべてのコ
ピーとすべての付属品目を購入証明書とともに直ちにライセンサー/ サブ
ライセンサー ( Fujitsu Technology Solutions かまたはユーザに本ソフト
ウェアを提供した再販業者) に返送してください。代金を全額返却いたしま
す。
1.3 本ソフトウェアの使用には、該当するライセンス料の適正な支払いを
必要とします。本ソフトウェアを使用することで、ユーザは本契約書の条
件に拘束されることに同意したことになります。
1.4 Fujitsu Technology Solutions は、ソフトウェア海賊行為への対策と
して、将来いつでも、追加のソフトウェアライセンスキーやライセンス証
明書を付加する権利を保有します。
1.5 サードパーティーソフトウェアサプライヤーからのソフトウェアコン
ポーネントで納品品目に含まれているものは、別個のライセンス契約の対
象となります。そのライセンス契約書は本ソフトウェアに付属している
か、お求めがあれば Fujitsu Technology Solutions が伝送します。
2. エンドユーザライセンス
2.1 Fujitsu Technology Solutions は、ユーザに対し、購入されたライセ
ンス口数に相当するワークステーションで本ソフトウェアを使用する非独
占的かつ譲渡不能のライセンスを付与します。ライセンスを追加購入しな
い限り、本ソフトウェアを、ライセンスが付与されたワークステーション
の最大数を超えて使用したり、指定されたタイプ以上のハードウェアで使
用することはできません。
Installation under Windows
239
6 Fujitsu Technology Solutions Software エンドユーザライセンス契
著作権情報およびその他の所有者情報と共に本ソフトウェアの複製または
一部の複製を適切に記録する場合、保存の目的でバックアップコピーを作
成することが許可されます。
2.2 本ソフトウェアをコピー、修正、または頒布してはいけません。さら
に、本ソフトウェアのリコンパイル、リエンジニアリング、変換、改訂、
コンパイル、修正を行ってはいけません。本契約書により明示的に許可さ
れる場合を除き、強制的な法的規制により、関連するハードウェアを販売
せずに本ソフトウェアのサブライセンスを付与したり、本ソフトウェアを
付与、貸与、リース、譲渡してはなりません。
2.3 プログラムアップグレードとして本ソフトウェアを取得した場合、新
しいバージョンの本ソフトウェアをインストールすることにより、古い
バージョンのソフトウェアの使用に関するユーザのライセンスは自動的に
終了します。古いバージョンのソフトウェアの一部をアップグレードバー
ジョンに置き換えない場合、古いバージョンのままのソフトウェアの一部
も置き換えるか、他の何らかの手段で無効にするか終了させるまで、古い
バージョンのライセンスが有効なままとなります。
2.4 Fujitsu Technology Solutions の各ソフトウェアデータシートに規定
のない限り、ソフトウェアのバージョンまたはリリースのライセンスで、
新しいリリース(アップデート)、新しいバージョン(アップグレー
ド)、またはソフトウェアのテクニカルサポートサービスに対していかな
る権利も付与されません。新しいリリースおよび新しいバージョンを含む
または含まない、補助的なソフトウェアサポート契約および保守サービ
ス、および追加のテクニカルサポートサービスは、直接 Fujitsu
Technology Solutions から、または認定ソフトウェア再販業者から、別
途購入できます。
3. ダウンロード
ネットワークまたは同様の配布パスを経由して Fujitsu Technology
Solutions によって提供されるソフトウェアの場合、以下の追加条件が適
用されます。
Fujitsu Technology Solutions からダウンロードにて提供されるすべての
製品は、選択し、使用可能にし、第三者から提供される製品の場合は変更
なしに提供されます。ただし、ユーザの目的でユーザのシステムにダウン
ロード可能なマテリアルの最新バージョンおよび有用性の確保について
は、ユーザが全面的に責任を負うものとします。ユーザの責任でソフト
ウェアをダウンロードしてください。Fujitsu Technology Solutions は、
特に送信エラーやダウンロードプロセス中に発生した問題(回線障害、接
240
Installation under Windows
続障害、サーバ障害、データ障害など)ではない限り、いかなる賠償責任
も負いません。
Fujitsu Technology Solutions の Web サイトは、Fujitsu Technology
Solutions が所有する 1 つ以上のオフィスのある国に対してのみ、操作お
よび管理されます。Fujitsu Technology Solutions は、上記以外の国以外
の場所で、ソフトウェアおよびドキュメントを Fujitsu Technology
Solutions の Web サイトからダウンロードすることについても責任を負い
ません。ユーザが国外からFujitsu Technology Solutions のウェブサイト
にアクセスされる場合は、ユーザは現地の法規を順守する全面的責任があ
ります。Fujitsu Technology Solutions は、本ソフトウェアや文書類を
Fujitsu Technology Solutions のウェブサイトからダウンロードすること
が違法と見なされている国において、そのようなダウンロードを行うこと
を明示的に禁じます。
4. 著作権
このライセンス条項で明示的にユーザに許可されていない限り、すべての
権利とライセンス、およびソフトウェア(ソフトウェアの一部を含む)に
関するすべての財産権と使用権は、完全に Fujitsu Technology Solutions
およびそのサードパーティライセンサにあります。
本ライセンス条項では、Fujitsu Technology Solutions またはそのサード
パーティライセンサのブランド、ロゴ、または商標の使用を許可しませ
ん。また、Fujitsu Technology Solutions のブランド、ロゴ、または商標
に一見類似する他のいかなるブランドの使用も許可しません。本ソフト
ウェアまたは Fujitsu Technology Solutions に関するブランド、ロゴ、
または商標のいずれにおいても、またいかなる使用においても、Fujitsu
Technology Solutions による明示的な許可が必要です。
5. ソフトウェアが再販業者に販売および納品された場合のライセンサの保
証および責任の放棄
ソフトウェアを認定再販業者(以下「再販業者」)から直接入手した場
合、ソフトウェアをインストールおよび使用する権利は、ライセンシであ
るユーザと各再販業者の間で交わされた追加のソフトウェアライセンス条
件に従属します。
認定ソフトウェア再販売の場合はすべて、ソフトウェアは再販業者より直
接ライセンシーにサブライセンスされ、利用可能にされます。その場合、
Fujitsu Technology Solutions は、ソフトウェアライセンスの取得に関す
る限り、ライセンシーであるユーザと再販業者との間のソフトウェアライ
センス契約の契約当事者ではありません。そのため、再販業者との契約に
Installation under Windows
241
6 Fujitsu Technology Solutions Software エンドユーザライセンス契
基づいてのみ、ソフトウェアライセンスに関連する法的権利を主張するこ
とができます。ただし、いかなる場合においても、ライセンシへのライン
セスのそれぞれの範囲がこの契約書の 1、2、3、4 の項に規定されるよう
に、ライセンス契約の範囲を超えることはありません。
強制的な法的規制に従い、特に、エンドユーザのライセンス契約の規制に
関して、およびライセンスの再販業者への要求に関して排除できない責任
および保証に対して設けられた規制に従い、Fujitsu Technology
Solutions はこの契約において、本ソフトウェアのすべての保証を放棄し
ます。
同様に理由で、Fujitsu Technology Solutions は、サードパーティの権
利、およびソフトウェアの市場性および特定の目的のためのその適合性の
暗黙的な保証を侵害する、すべての責任/要求を放棄します。この責任の放
棄は、Fujitsu Technology Solutions による意図的または悪意のある行為
の場合は適用されません。
このエンドユーザライセンス契約書において、Fujitsu Technology
Solutions はいかなる種類の明示的または暗示的な保証も許可しません。
6. シェアウェア、フリーウェア、およびオープンソースソフトウェアのコ
ンポーネントに関する責任の放棄
6.1 本ソフトウェアは、富士通テクノロジー・ソリューションズがサード
パーティーから受け取ったフリーウェアまたはシェアウェアを含むことが
あります。Fujitsu Technology Solutions はそうしたフリーウェアまたは
シェアウェアの使用に対しライセンス料を支払っていません。したがっ
て、ライセンシにフリーウェアまたはシェアウェアの使用に関するライセ
ンス料が課されることはありません。そのためユーザは、Fujitsu
Technology Solutions がこのようなフリーウェアまたはシェアウェアコ
ンポーネントに関する保証を許可しないこと、および各フリーウェアまた
はシェアウェアの所有権、配布、使用に関して責任を取らないことを認識
したうえで受諾するものとします。
6.2 本ソフトウェアには、「オープンソースモデル」に準拠して開発され
たオープンソフトウェアコンポーネント、および GPL(General Public
License : http://www.gnu.org/copyleft/gpl.html)の契約条件、また
は頒布時の各オープンソフトウェアコンポーネントに当てはまる、その他
の標準オープンソース標準ライセンス条件に基づいて、独占的に配布され
るオープンソフトウェアコンポーネントが含まれることがあります。ユー
ザは、このようなオープンソフトウェアコンポーネントの使用許可は、上
記 GPL 条件またはオープンソフトウェアコンポーネントに含まれる他の条
242
Installation under Windows
件によってのみ規定されることを認識し、これを受諾するものとします。
Fujitsu Technology Solutions は、納品されたオープンソフトウェアコン
ポーネントに対してライセンス料もその他のいかなる報酬も受け取りませ
ん。Fujitsu Technology Solutions またはサードパーティがオープンソフ
トウェアコンポーネントに関する報酬を受け取る場合は、追加の納品品目
およびサービスに対してのみ代金を受け取ります。
オープンソフトウェアコンポーネントの開発および配布は性質が特殊であ
るため、Fujitsu Technology Solutions は明示的または暗示的にこのよう
なコンポーネントの責任を負わず、このようなオープンソフトウェアコン
ポーネントの、特に仕様抜け、機能不足、プログラミングエラー、その他
の機能不良について、いかなる種類の保証も行いません。
7. 責任限定
7.1 Fujitsu Technology Solutions もそのサプライヤも、運用の中断、利
益または売上の損失、データの損失、資金の損失の結果およびこれらに関
連して発生した派生的または間接的な損害に対して一切の責任を負いませ
ん。Fujitsu Technology Solutions およびそのサプライヤは、保証権、契
約、不法行為、その他の法理論によりこのような要求が主張される場合を
除き、追加の付随的または派生的費用、または本ソフトウェアを保有、販
売、使用、または使用できない結果発生したいかなる種類のその他の損
失、コストまたは費用に対して責任を負いません。
7.2 契約違反または、強制法規により除外されていない、または完全に除
外できない Fujitsu Technology Solutions 側のその他の行為や過失の結
果生じた直接的損害に対して Fujitsu Technology Solutions が負う責任
は、250,000.00 ユーロ未満に限定されます。直接的損害に対する他の
一切の賠償責任は免責されるものとします。Fujitsu Technology
Solutions の軽微な過失の結果生じた損害は、適用法規の許容する範囲ま
で免責されるものとします。
7.3 本契約による責任の制限や除外は、Fujitsu Technology Solutions が
適用される法律に従って強制賠償責任を行使する場合、およびこのような
責任を最高額に制限できない場合(人体的損傷に関する責任、製品の責任
または不正な誤った情報など)の破損には適用されません。
Installation under Windows
243
6 Fujitsu Technology Solutions Software エンドユーザライセンス契
8. 輸出規制
コンポーネント、およびこれらのコンポーネントの性質や目的により、本
ソフトウェアおよび付属するドキュメントの輸出は、正式なまたは規制機
関の承認を受けなければなりません。本ソフトウェアが輸出を目的とする
場合、すべての関連するすべての輸出規制を順守するために必要なすべて
の承認および許可を取得しなければなりません。
本ソフトウェアが、核兵器、化学兵器、生物兵器、ミサイル技術に関連し
て使用されると考えられる根拠がある場合、本ソフトウェアを輸出できな
いことがあります。さらにユーザは、米国の適用輸出規制((特に、Table
of Denial Orders/U.S. 輸出否認命令表、Denied Persons Lists輸出否認
者リスト(DPL)) 、E.U. の輸出規制 ((特にEU Terrorist List テロリ
ストリスト)、またはドイツの輸出当局や他のいずれかの国の管轄当局よ
り公布される該当する警告に記載されている企業または人物に対し、本ソ
フトウェアを引き渡してはならず、間接的に引き渡させてもなりません。
ドイツ連邦共和国、欧州連合、アメリカ合衆国、または他の国々の適用輸
出規制への違反となる場合は、いかなる情況でも富士通テクノロジー・ソ
リューションズはソフトウェア、パッチ、アップデート、またはアップグ
レードを提供する義務も、ダウンロードその他の契約上の約定を遂行する
ためのソフトウェアを提供する義務も負いません。
本ソフトウェアまたはその複製を輸出または再輸出する場合、これが適用
される輸出法の侵害や、本契約の条項の深刻な侵害にあたることがありま
す。
9. その他
9.1 本契約、または本契約の条項および条件に従うその他の契約の条項ま
たは条件が(一部またはすべて)無効または法的強制力がないことが判明
した場合、残りの条項および条件を遵守することがいずれの契約当事者に
とっても不当に困難であることが示されなくても、法的ギャップを埋める
ための適用される法規制を適用していても、他のすべての条項や条件の有
効性は影響を受けません。
9.2 期限が来てもユーザ/ライセンシがライセンス料を支払わない場合、お
よびライセンシが重要な条項や条件を遵守しない場合、Fujitsu
Technology Solutions はライセンスをキャンセルする権利を有します。
このようなキャンセルの場合、ユーザは直ちに所有するソフトウェアのす
べての複製を返却し、(ソフトウェアの複製の)完全な返却を確認する
か、書面により、これらの複製を破棄したことを確認します。
244
Installation under Windows
9.3 ユーザも Fujitsu Technology Solutions も、義務不履行の理由が、
不可抗力のため当事者の管理外である場合、各当事者のこのような義務不
履行に対して責任を負いません。
9.4 これらのライセンスの条項および条件に対するすべての変更および修
正は、書面にて行われた場合のみ有効です。
10. 適用法
10.1 これらのライセンスの条項および条件は、ドイツ共和国の法律に
よって管理されます。
10.2 10.1 項の規定に法的強制力がない場合、これらのライセンスの条項
と条件は、本ソフトウェアを入手する国の法律によって管理されますが、
以下の場合は例外とします。1) オーストラリアの場合、このライセンス
の条項と条件は業務契約が締結されている国または主権のある領土の法律
によって管理されます。2)アルバニア、アメリカ、ベラルーシ、ボスニ
ア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、チェコ共和国、グルジア、ハンガ
リー、カザフスタン、キルギス、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国
(FYROM)、モルダビア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキ
ア、スロバニア、ウクライナおよびユーゴスラビア連邦共和国の場合、こ
のライセンスの条項と条件はドイツ共和国の法律によって管理されます。
3)イギリス(グレート・ブリテン)の場合、これらのライセンス条項お
よび条件に関するすべての論争は、英国の法律によって管理され、英国裁
判所が独占的な裁判権を持ちます。4)カナダでは、このライセンスの条
項と条件は、オンタリオ州の法律によって管理されます。5)アメリカ合
衆国、プエルトリコ、中華人民共和国の場合、このライセンスの条項と条
件は、アメリカ合衆国ニューヨーク州の法律によって管理されます。
Installation under Windows
245
246
Installation under Windows
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