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User`s Manual UT550/UT520 ディジタル指示調節計 単ループ制御

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User`s Manual UT550/UT520 ディジタル指示調節計 単ループ制御
User’s
Manual
UT550/UT520
ディジタル指示調節計
単ループ制御
ユーザーズマニュアル
IM 05D01C02-41
IM 05D01C02-41
3版
Blank Page
i
<目次> <改訂情報>
はじめに
このたびは,UT550 / UT520ディジタル指示調節計をお買い上げまことにありがとうござ
います。
■ マニュアルの読み方
目 的
タイトル
内 容
セットアップ
1. 設置
調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,
配線など)について説明しています。
基本操作
2. 初期設定
測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明して
います。ここの設定を行えば基本的な制御が行えます。
運転操作・
トラブル対策
3. 運転
運転時のキー操作について説明しています。
4.1 トラブルシューティング 外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線
図」外部接点入力をご覧ください。
操作概略
5.1 パラメータマップ
パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップを記
載しています。
機能解説と
設定値記録
5.2 パラメータ一覧表
パラメータの持つ機能を簡単に解説しています。またお客様
設定値欄を設けてありますので, 調節計に設定すると同時に
記録するようにしてください。
■ ご使用可能な調節計 単ループ制御は,下記仕様コードの調節計でご使用になれます。
UT550-00
UT550-01
UT550-02
UT550-03
UT550-04
UT550-10
UT550-11
UT550-12
UT550-13
UT550-14
UT550-20
UT550-21
UT550-22
UT550-23
UT550-24
UT550-30
UT550-31
UT550-32
UT550-33
UT550-34
UT550-40
UT550-41
UT550-42
UT550-43
UT550-44
UT520-00
UT520-07
UT520-08
■ 本書に対する注意
(1) 本書は,最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたします。また,本書は大
切に保管していただきますようお願いいたします。
(2) 本製品の操作は,本書をよく読んで内容をよく理解したのちに行ってください。
(3) 本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的に適合
することを保証するものではありません。
(4) 本書の一部または全部を,無断で転載,複製することは固くお断りします。
(5) 本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。
(6) 本書の内容について,もしご不審な点や誤り,記載もれなどお気付きのことがありま
したら,当社営業部または,お買い求めの代理店まで,ご連絡ください。
Media No. IM 05D01C02-41 (CD)
3rd Edition : May 2006 (YK)
All Rights Reserved. Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次> <改訂情報>
ii
■ 本器を安全にご使用いただくために
本器には,安全にご使用していただくために次のようなシンボルマークを使用しています。
取扱注意
製品においては,人体および機器を保護するためにユーザーズマニュアルを参照する必要
がある場合についています。またユーザーズマニュアルにおいては,感電事故など,取扱
者の生命や身体に危険がおよぶ恐れがある場合に,その危険を避けるための注意事項を記
述してあります。
以下のシンボルマークは,ユーザーズマニュアルおよびユーザーズマニュアル応用編(CDROM版)に使用しています。
注 意
「ソフトウェア,ハードウェアの損傷およびシステムトラブルを引起こす可能性が想定さ
れる場合に注意すべきことがら」を記述してあります。
重 要
「製品を取扱う上で重要な情報や,操作や機能を知る上で注意すべきことがら」を記載し
てあります。
■ 本製品の免責についてと取扱い上の注意
(1) 本製品の使用によりお客様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の予測で
きない本製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およびいかなる間
接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承ください。
(2) 本製品は,当社の事前の承認なしにその全部または一部を譲渡,交換,転貸などによっ
て第三者に使用させることは,固くお断りいたします。
(3) 本製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してください。
(4) 本製品は,特定された1台のコンピュータでご使用ください。別のコンピュータに対
してご使用になる場合は,別途ご購入ください。
(5) 本製品をバックアップの目的以外でコピーすることは,固くお断りいたします。
(6) 本製品の収められているフロッピーディスク(オリジナルメディア)は,大切に保管し
てください。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次> <改訂情報>
iii
■ 本製品の保護・安全および改造に関する注意
(1) 本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため,本書の安全に関する指
示事項にしたがって本製品をご使用ください。なお,これらの指示事項に反する扱い
をされた場合,当社は安全性を保証いたしません。
(2) 本製品を改造することは固くお断りいたします。
(3) 本製品の逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行うことは,
固くお断りします。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
Blank Page
目次-i
<はじめに> <改訂情報>
UT550/UT520
ディジタル指示調節計
単ループ制御
ユーザーズマニュアル
IM 05D01C02-41 3版
目 次
はじめに ........................................................................................................... i
1.
設置 .................................................................................................... 1-1
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
2.
初期設定 .............................................................................................. 2-1
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
2.7
2.8
3.
フロントパネルの名称と機能 ......................................................................... 2-2
測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定) ......................................... 2-3
測定入力種類を変更する ................................................................................ 2-6
制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外) ......................................... 2-8
バルブ位置を自動校正する(位置比例形の調節計のみ) ................................... 2-10
パラメータを初期化する .............................................................................. 2-12
警報種類を変更する ..................................................................................... 2-13
複数SPとPIDの解説 ..................................................................................... 2-16
運転 .................................................................................................... 3-1
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
3.7
3.8
3.9
3.10
4.
形名・仕様コード ........................................................................................... 1-1
取付方法 ........................................................................................................ 1-2
配線方法 ........................................................................................................ 1-5
ハードウェア仕様 ........................................................................................... 1-7
端子配線図 ................................................................................................... 1-12
運転中の監視画面 ........................................................................................... 3-1
目標設定値(SP)を設定する ............................................................................. 3-3
オートチューニングを実行/中止する ............................................................ 3-3
手動でPIDを設定する ..................................................................................... 3-5
警報設定値を設定する .................................................................................... 3-6
目標設定値番号(SPN)を選択する .................................................................... 3-8
運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う ................................................. 3-9
自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う ..................................................... 3-10
手動時に制御出力を操作する ....................................................................... 3-11
リモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う ........................................... 3-13
トラブルシューティング・保守 ........................................................... 4-1
4.1
4.2
トラブルシューティング ................................................................................ 4-1
保守 ............................................................................................................... 4-5
4.2.1
4.2.2
4.2.3
4.2.4
4.2.5
5.
清掃時の注意事項 ..................................................................................................... 4-5
ブラケットの交換 ..................................................................................................... 4-5
端子カバーの取付け ................................................................................................. 4-5
有寿命部品の交換 ..................................................................................................... 4-7
制御出力用リレーの交換 ......................................................................................... 4-7
パラメータ .......................................................................................... 5-1
5.1
5.2
パラメータマップ ........................................................................................... 5-1
パラメータ一覧表 ........................................................................................... 5-6
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<はじめに> <改訂情報>
6.
目次-ii
機能ブロック図と解説 ......................................................................... 6-1
ユーザーズマニュアル 改訂情報 ..................................................................... i
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.
1-1
<1. 設置>
設置
本章は,調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,配線など)について説
明しています。
1.1
形名・仕様コード
製品をご使用になる前に,ご注文の形名コードと一致した製品が納入されていることをご
確認ください。
形名
仕様コード
UT550
-0
-1
-2
-3
-4
種類
なし
通信, 補助アナログ(リモート)入力, Di 6点, Do 4点追加
通信, 補助アナログ(リモート)入力, Di 1点追加
Di 5点, Do 4点追加
補助アナログ(リモート)入力, Di 1点追加
仕様コード
UT520
種類
容
一般形
位置比例形
加熱冷却形
一般形 (24VDCセンサ用供給電源付き)
位置比例形 (24VDCセンサ用供給電源付き)
0
1
2
3
4
付加機能
形名
内
ディジタル指示調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)
内
容
ディジタル指示調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)
-0
一般形
0
7
8
付加機能
なし
通信, 補助アナログ(リモート)入力, Di 2点追加
補助アナログ(リモート)入力, Di 2点追加
次のものが揃っていることをご確認ください。
・ ディジタル指示調節計本体 (ご注文の形名のもの) ............... 1台
・ ブラケット (取付け具) ............................................................. 1組
・ 単位シール ............................................................................... 1枚
・ 単ループ制御ユーザーズマニュアル (A2サイズ) .................. 5枚
・ ユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版) ........................... 1枚
■ 形名・仕様コードと接点入出力端子の対応表
ご注文の形名と接点入出力の有無を下表でご確認ください。
○:有り,×:無し
形名・仕様コード
接点入力端子
接点出力端子
DI1
DI2
DI3
DI4
DI5
DI6
DI7
DI8
DO1
DO2
DO3
DO4
DO5
DO6
DO7
UT550-□0
○
○
×
×
×
×
×
×
○
○
○
×
×
×
×
UT550-□1
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
UT550-□2
○
○
×
×
×
×
×
○
○
○
○
×
×
×
×
UT550-□3
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
UT550-□4
○
○
×
×
×
×
×
○
○
○
○
×
×
×
×
UT520-00
○
○
×
×
×
×
×
×
○
○
○
×
×
×
×
UT520-07
○
○
○
×
×
×
×
○
○
○
○
×
×
×
×
UT520-08
○
○
○
×
×
×
×
○
○
○
○
×
×
×
×
注: 接点入力と接点出力の機能については,「1.5 端子配線図」をご覧ください。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.2
<1. 設置>
1-2
取付方法
注 意
取付場所は,次のような場所を選んでください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
人が端子にうかつに触れない場所
機械的振動の少ない場所
腐食性ガスの少ない場所
温度変化が少なく常温(23℃)に近い場所
高いふく射熱を直接うけない場所
電磁界の影響のない場所
端子板面(基準接点補償素子)に風があたらない場所
水がかからない場所
燃えやすいものから離れた場所
150mm
150mm
150mm
150mm
特に燃えやすいものの上に直接置くことは止めてください。
やむを得ず,燃えやすいもののそばに設置する場合は計器の上・下・左・右の側面から少
なくとも150mm離れたところに,厚さ1.43mmのメッキした鉄板,あるいは厚さ1.6mmの
コーディングしていない鉄板を使用してカバーを用意してください。
● 取付姿勢:
左右水平,上向き最大30度,下向き不可
計器前面
30度以内に
取付けてください
30度
計器背面
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-3
■ 外形寸法・パネルカット寸法
UT550
11
96
単位:mm
ブラケット大
100
AL1
2
3
4
112
LP2
96
CAS
REM
MAN
91.8
PV
A/M
SET/ENT
ブラケット小
1∼10mm (パネル厚)
● 一般取付時パネルカット寸法
● 密着計装時パネルカット寸法
[(N−1)×96+92]
+0.8
0
92
+0.8
0
最小117
最小
145
(53)
92
Nは取付け台数
ただし,N≧5の時は実測値による。
+0.8
0
92
+0.8
0
(25)
UT520
48
11
単位:mm
ブラケット小
100
PV
LP2 CAS
AL1
2
3
4
112
96
91.8
REM MAN
SET/ENT
A/M
ブラケット小
1∼10mm (パネル厚)
● 一般取付時パネルカット寸法
● 密着計装時パネルカット寸法
最小70
+0.6
0
92
+0.8
0
[(N−1)×48+45]
最小
145
(53)
92
Nは取付け台数
ただし,N≧5の時は実測値による。
+0.8
0
45
+0.6
0
(25)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-4
■ 取付方法
感電の恐れがありますので,パネルへの取付作業時は,計器に供給する電源をオフにして
ください。
取扱注意
パネルに調節計を取付ける穴をあけた後,以下の手順で取付けてください。
1. 調節計を背面端子板の方からパネル前面から挿入します。
2. 調節計の上・下にブラケット(取付け具)を下図のようにセットし,ブラケットのネジ
を締めます。このとき締めすぎないようにご注意ください。
パネル
ブラケット大
(上部取付具)
端子板
パネルへの挿入方向
調節計の端子板の方
から挿入してくださ
い。
ブラケットは,ドライバー
を挿入して締めて固定して
ください。
ブラケット小
(下部取付具)
推奨締付トルク
0.4N・m
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.3
1-5
<1. 設置>
配線方法
1)
取扱注意
2)
3)
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つな
ぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてくださ
い。
安全のため本機器近傍の簡単に操作できる場所に,必ずサーキットブレーカ
(IEC60947 適合品,5A 100Vまたは220VAC)を設置してください。また,このス
イッチが本機器電源の切断装置であることを明示してください。
配線作業は,電気関係の基礎知識があり,かつ実務経験がある方が行ってください。
注 意
1)
2)
3)
4)
5)
電源は,単相の計器用電源から取ってください。電源ノイズが多い場合は,1次側に
絶縁トランスを挿入し,2次側にラインフィルタ(推奨品:ZAC2205-00U,TDK製)を使
用してください。
ノイズ対策時は,1次側と2次側の電源ケーブルを近接しないでください。
熱電対入力の場合は,シールド付補償導線で配線してください。また,測温抵抗体入
力の場合は,導線抵抗が低く,3線間の抵抗差のないシールド線を使用してください。
配線に使用するケーブルおよび端子の仕様と推奨品は下記の通りです。
制御出力リレーは交換できます。ただし出力リレーには寿命(抵抗負荷10万回)がある
ため,補助リレーを使って負荷のオン/オフを行ってください。
補助リレー,モーターやソレノイドバルブのようなインダクタンス(L)負荷を使用す
る場合は誤作動や,リレーの故障の原因になりますので,必ずスパーク消去用のサー
ジサプレッサ回路としてCRフィルタ(AC使用時)またはダイオード(DC使用時)を並列
に挿入してください。
外部からの雷サージ混入の恐れがある場合には,避雷器などを使用してください。
● CRフィルタ
メーカ
松尾電機(株)
(株)指月電機製作所
信英通信工業(株)
形 名
CR UNIT 953, 955 その他
SKV, SKVB その他
CR-CFS, CR-U その他
■ DCリレー配線の場合
■ ACリレー配線の場合
UT550/UT520
UT550/UT520
O.C リレー
外部交流電源
外部直流電源
R
R
UTの接点
リレー
(リレーコイル定格が
UTの接点容量以下になる
ものを使用してください)
ダイオード
(リレーコイル端子
(ソケット)に直接
取付けてください)
UTの接点
リレー
(リレーコイル定格が
UTの接点容量以下になる
ものを使用してください)
CRフィルタ
(リレーコイル端子
(ソケット)に直接
取付けてください)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-6
● ケーブル仕様と推奨品
部
品
品名およびメーカ
電源/接地/リレー接点出力 600Vビニル絶縁電線 JISC3307 0.9∼2.0mm2
熱電対
シールド付補償導線 JISC1610,
□X-□-□-□『横河電機 GS 6B1U1参照』
測温抵抗体
シールド線(3心) UL2482(日立電線)
その他信号線
シールド線
● 端子推奨品
メーカ
型 式
日本圧着端子
1.25-YS3A
日本端子
YD1.25-3.5
適合電線サイズ
締付トルク
0.3∼1.65mm2
0.8N・m以下
3.7mmφ
または
7 m m 以下
7 m m 以下
3.7mmφ
● 端子カバー部品
対象機種
部品No.
販売単位
価格
UT550用
T9115YD
1枚
¥1,000
UT520用
T9115YE
1枚
¥1,000
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.4
<1. 設置>
1-7
ハードウェア仕様
測定入力信号
○ 入力点数 : 1点 ( 11 - 12 - 13 端子)
○ 入力種類 : ユニバーサル入力方式(入力種類をソフト選択可能)
○ サンプリング周期 : 50,100,200,500ミリ秒(選択可能) 初期値 : 200ミリ秒
○ バーンアウト検出 : 熱電対,測温抵抗体,統一信号0.4∼2V,1∼5Vで機能
アップスケール,ダウンスケール,オフ指定可
統一信号は0.1V以下でバーンアウトと判断
○ 入力バイアス電流 : 0.05μA(熱電対,測温抵抗体b端子の場合)
○ 測定電流(RTD) : 約0.13mA
○ 入力抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 1MΩ以上
直流電圧入力の場合 約1MΩ
○ 許容信号源抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 250Ω以下
信号源抵抗の影響 0.1μV/Ω以下
直流電圧入力の場合 2kΩ以下
信号源抵抗の影響 約0.01%/100Ω
○ 許容配線抵抗 : 測温抵抗体入力の場合
最大150Ω/1線(3線間の導線抵抗は等しい事)
但し,-150.0∼150.0℃レンジは最大10Ω/1線
配線抵抗の影響 ±0.1℃/10Ω
○ 許容入力電圧 : 熱電対/mV/測温抵抗体入力の場合±10VDC
直流電圧入力の場合 ±20VDC
○ ノイズ除去比 : ノーマルモード 40dB(50/60Hz)以上
コモンモード 120dB(50/60Hz)以上
○ 基準接点補償誤差 : ±1.0℃(15∼35℃),
±1.5℃(0∼15℃,35∼50℃)
○ 適応規格 : 熱電対,測温抵抗体 JIS/IEC/DIN(ITS-90)
リモート入力信号
リモート入力付きの調節計のみ装備。
○ 入力点数 : 1点( 21 - 22 端子)
○ 入力種類 : 0-2VDC,0-10VDC,0.4-2.0VDCまたは1-5VDCの範囲で設定可
○ サンプリング周期 : 100,200,500ミリ秒
測定入力のサンプリング周期と連動しています。ただし,測定入力信号のサンプリン
グ周期が50ミリ秒のとき,リモート入力信号のサンプリング周期は100ミリ秒となり
ます。
○ 入力抵抗 : 約1MΩ
○ 入力精度 : 0-2VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit
0-10VDC入力の場合 入力スパンの±0.2%±1digit
0.4-2.0VDC入力の場合 入力スパンの±0.375%±1digit
1-5VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit
基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-8
フィードバック抵抗入力
位置比例形のみ装備。( 45 - 46 - 47 端子)
スライド抵抗値 : 全抵抗の100Ω-2.5kΩ(擦動線の断線検出有り)
測定分解能 : 全抵抗の±0.1%
センサ用供給電源
2線式伝送器に電源を供給。
(15VDC: 14 - 15 端子,24VDC: 43 - 44 端子)
調節計と伝送器の間に抵抗器(10-250Ω任意)を置き,電流信号を電圧信号に変換して,
測定入力部から読み込む。
供給電源 14.5-18.0VDC,最大供給電流 約21mA(フィールド短絡時の保護回路付き)
供給電源 21.6-28.0VDC,最大供給電流 約30mA(24VDCセンサ用供給電源対応機種)
伝送出力
測定値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力。
15VDCセンサ用供給電源のどちらか一方を使用。
○ 出力点数 : 1点または2点 ( 14 - 15 端子, 16 - 17 端子)
○ 出力信号 : 4-20mADC,0-20mADC,20-4mADCまたは20-0mADC (但し,0mA以下は
出力不可)
○ 負荷抵抗 : 600Ω以下
○ 出力精度 : スパンの±0.1%
(但し,1mA以下はスパンの±5%)
基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能
制御出力
ユニバーサル出力方式(出力種類をソフト選択可能)
位置比例形はリレー接点出力。
○ 電流出力
(一般形: 16 - 17 端子,加熱側: 16 - 17 端子,冷却側: 46 - 47 端子)
出力点数
1点または2点(加熱冷却形)
(電圧パルス出力と切替え)
出力信号 4-20mADC,0-20mADC,20-4mADC
または20-0mADC
負荷抵抗
600Ω以下
出力精度
スパンの±0.1%
(但し,1mA以下はスパンの±5%)
基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,
電源周波数50/60Hz]における性能
○ 電圧パルス出力
(一般形: 16 - 17 端子,加熱側: 16 - 17 端子,冷却側: 46 - 47 端子)
出力点数
1点または2点(加熱冷却形)
(電流出力と切替え)
出力信号 オン電圧=12V以上(負荷抵抗600Ω以上)
オフ電圧=0.1VDC以下
分解能 10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-9
○ リレー接点出力
(一般形: 1 - 2 - 3 端子,加熱側: 1 - 2 - 3 端子,冷却側: 48 - 49 - 50 端子,位置比例形: 48 49 - 50 端子)
出力点数
1点または2点(加熱冷却形)
出力信号
NC,NO,コモンの3端子
接点定格 250VAC 3Aまたは30VDC 3A(抵抗負荷)
分解能 10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方
接点入力
○ 用途 : 目標設定値切替,リモート/ローカル切替,運転/停止切替など
○ 入力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)
形名・仕様コード
UT550-□0
UT550-□1
UT550-□2
UT550-□3
UT550-□4
UT520-00
UT520-07
UT520-08
入力点数
2
8
3
7
3
2
4
4
○ 入力形式 : 無電圧接点またはトランジスタ接点入力
○ 入力接点容量 : 12VDC,10mA以上
○ オン/オフ判定 : 無電圧接点入力の場合
オン時 接点抵抗1kΩ以下,オフ時接点抵抗20kΩ以上
トランジスタ接点入力の場合
オン時 2V以下,オフ時漏れ電流100μA以下
○ 状態検知最小保持時間 : 測定入力サンプリング周期×3
接点出力
○ 用途 : 警報出力,FAIL出力など
○ 出力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)
形名・仕様コード
UT550-□0
UT550-□1
UT550-□2
UT550-□3
UT550-□4
UT520-00
UT520-07
UT520-08
出力点数
3
7
3
7
3
3
3
3
○ リレー接点定格 : 240VAC 1Aまたは30VDC 1A
○ トランジスタ接点定格 : 24VDC 50mA
表示部仕様
○ 測定値表示器 : 5桁 7セグメント赤色発光ダイオード
UT550−字高 20mm,UT520−字高 12mm
○ 設定値表示器 : 3桁+5桁 7セグメント赤色発光ダイオード
字高 9.3mm(UT550,UT520同じ)
○ 状態表示ランプ : 発光ダイオード
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<目次>
<1. 設置>
1-10
安全およびEMC適合規格
○ 安全 : IEC/EN61010-1適合(CE)。C22.2 No.61010-1認定(CSA)。UL508認定。
設置カテゴリ : CAT.2 汚染度 : 2(IEC/EN61010-1, C22.2 No.61010-1)
測定分類 : 1 (CAT.1 : IEC/EN61010-1)
定格測定入力電圧 : 10VDC max.(端子間),300VAC max.(対地間)
定格過渡過電圧 : 1500V(注)
注 : IEC/EN61010-1で測定分類1の場合に想定される安全規格上の値であり,機器性
能を保証する値ではありません。
本機器は,測定分類1(CAT.1)に適合した機器ですので,測定分類2,3および4の
計測に使用しないでください。
取扱注意
測定分類
測定分類表示
1
CAT.1
主電源に直接接続しない回路上で実施する測定のためのものです。
2
CAT.2
低電圧設備に直接接続された回路上で実施する測定のためのものです。
3
CAT.3
建造物設備内で実施する測定のためのものです。
配電盤,回路遮断器など
4
CAT.4
低電圧設備への供給源で実施する測定のためのものです。
架空線,ケーブル系統など
屋内配線
引込み線 4
3
1
T
説 明
備考
家電機器,携帯工具など
2
コンセント
○ EMC適合規格 : EN61326,EN61000-3-2,EN61000-3-3,EN55011に適合(CE)。
AS/NZS 2064に適合(C-Tick)。
Class A Group 1
試験中,計器はレンジの±20%以内の測定精度で動作し続けます。
構造・取付・配線
○ 構造 : 前面防塵防滴構造(IP55準拠)
密着計装時は防塵防滴不可
○ 材質 : ABS樹脂およびポリカーボネート
○ ケース色 : 黒
○ 質量 : 約1kg以下
○ 外形寸法 :
UT550の場合 96(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mm
UT520の場合 48(幅)×96(高さ)×100(パネル面から の奥行き)mm
○ 取付 : パネル埋込み取付け。取付け具上下各1個
○ パネルカット寸法 :
UT550の場合 92+0.8
(幅)×92+0.8
(高さ)mm
0
0
+0.6
+0.8
UT520の場合 450 (幅)×920 (高さ)mm
○ 取付姿勢 : 上向き最大30度,下向き不可
○ 配線方式 : M3.5ネジ端子 (信号配線,電源/接地線とも)
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<目次>
<1. 設置>
1-11
電源部仕様
○ 電源 : 定格電圧 100-240V AC(±10%),50/60Hz
○ 消費電力 : 最大20VA(最大8.0W)
○ 内部ヒューズ定格 : 250VAC,1.6A 遅断形
○ 記憶保持 : 不揮発性メモリ(書込み10万回)
○ 耐電圧 : 1次端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間
1次端子 ←→ 接地端子 1500V AC 1分間
接地端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間
2次端子 ←→ 2次端子 500V AC 1分間
1次端子=電源端子,リレー出力端子
2次端子=アナログ入出力信号端子,電圧パルス出力端子,接点入力端子
○ 絶縁抵抗 : 電源端子と接地端子間 500V DC 20MΩ以上
○ 接地 : D種接地(第3種接地)
アイソレーション ○ 測定入力端子 : 他の入出力端子とは絶縁。内部回路とは非絶縁。
○ リモート入力端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 15VDCセンサ用供給電源端子 : 電流アナログ出力,電圧パルス制御出力とは非絶縁。
他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 24VDCセンサ用供給電源端子 : 4-20mAアナログ出力,他の入出力端子,内部回路と
は絶縁。
○ 電流アナログ出力端子(制御,伝送) : 電流出力相互間,15VDCセンサ用供給電源,電
圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 電圧パルス制御出力端子 : 電流出力,15VDCセンサ用供給電源とは非絶縁。他の入出
力端子,内部回路とは絶縁。
○ リレー接点制御出力端子 : 接点出力端子相互間,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 接点入力端子 : 接点入力端子相互間,通信端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回
路とは絶縁。
○ リレー接点出力端子 : リレー接点出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路と
は絶縁。
○ トランジスタ接点出力端子 : トランジスタ接点出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,
内部回路とは絶縁。
○ RS485通信端子 : 接点入力端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ フィードバックスライド抵抗入力端子 : 電流アナログ出力端子(制御,伝送),15VDC
センサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは
絶縁。
○ 電源端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 接地端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-12
環境条件
○ 正常動作条件 :
周囲温度 : 0∼50℃(密着計装時40℃以下)
温度変化率 : 10℃/h以下
周囲湿度 : 20∼90%RH(結露しないこと)
磁界 : 400A/m以下
連続振動(5∼14Hz) : 全振幅1.2mm以下
連続振動(14∼150Hz) : 4.9m/s2 以下
短時間振動 : 14.7 m/s2 15秒以下
衝撃 : 147m/s2 以下 11ミリ秒
設置高度 : 標高2,000m以下
ウォームアップ時間 : 電源オン後30分以上
○ 輸送・保管条件 :
温度 : -25∼70℃
温度変化率 : 20℃/h以下
湿度 : 5∼95%RH(結露しないこと)
○ 動作条件の影響
周囲温度の影響 :
電圧・熱電対入力の場合 ±1μV/℃
または±0.01% of F.S./℃いずれか大きい方
リモート入力の場合 ±0.02% of F.S./℃
測温抵抗体入力の場合 ±0.05℃/℃(周囲温度)以下
アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./℃以下
電源変動に対する影響(定格電圧範囲内)
アナログ入力の場合 ±1μV/10Vまたは±0.01% of F.S. /10Vいずれか大きい方
アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./10V以下
1.5
端子配線図
注 意
空き端子を中継端子として使用しないでください。
端子配線図は次ページ以降に記載してあります。
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※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ
配線できます。
RS485通信
24VDCセンサ用供給電源
21.6-28.0VDC
(最大30mADC)
23 SDB(+)
24
+ 43
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
※通信付きの調節計のみ
配線できます。
最大通信速度9600bps
リモート入力
21 +
制御出力
リレー接点出力
NC
1
NO
2
RDA(-)
27
SG
22 −
1
41
31
21
11
2
42
32
22
12
3
43
33
23
13
4
44
34
24
14
5
45
35
25
15
6
46
36
26
16
7
47
37
27
17
8
48
38
28
18
9
9
49
39
29
19
10
10
50
40
30
20
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
取扱注意
電源
L
8
N
測温抵抗体(RTD)入力
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
11 A
12 +
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
外部接点出力
警報 1 出力
リ
レ
ー
13 −
警報 2 出力
DO2 5
警報 3 出力
DO3 4
コモン
COM 7
警報 4 出力
DO4 34
機能なし
DO5 33
機能なし
DO6 32
FAIL出力
(正常時オン)
DO7 31
コモン
COM 35
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA
UT
250Ω 4-20mA
13 B
13 −
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
12 +
13 −
伝送出力1
制御出力
※OT1で選択
※伝送出力2は制御出力を
リレーにした場合に使用可能
電流/電圧パルス出力
伝送出力2
14 +
15 −
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
4-20mADCまたは
0-20mADC
初期値:伝送種類未設定
初期値:4-20mADC
16 + 0-20mADC,
17 −
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
16 +
17 −
0-20mADC,
4-20mADC
※接点入力登録パラメータの設定値を変更することにより
接点入力の機能を変更できます。
外部接点入力
接点
+5V
UT
DI1
DI1=ONで自動
DI1 19
+5V
DI1=OFFで手動
DI2
DI2=ONで運転停止
DI2 18
+5V
DI2=OFFで運転開始
DI3
目標設定値1∼8を切替える場合
DI3 40
+5V
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP7.SP 8.SP
DI4
DI3 ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF
+5V
DI4 39
DI4 OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF
DI5
DI5 OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF
DI5 38
+5V
DI6 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
DI6
※ 全てOFFに切替えたときは,
直前 DI6 37
+5V
の目標設定値を使用します。
DI7
DI7 36
機能なし
COM
COM 20
コモン
DI8=ONでリモート
DI8=OFFでローカル
コモン
15 −
COM 30
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
トランジスタ接点
19
18
40
39
38
37
36
20
※OT1はセットアップパラメータです。
OT1の設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。
「2. 初期設定」をご覧ください。
OT1パラメータと制御出力種類の対応
+5V
DI8 28
負荷抵抗600Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力1
は使用できません。
14 +
DI8
COM
28
30
OT1=0(工場出荷時値)
OT1=1
時間比例
時間比例
1 2 3
16 17
リレー出力( - - 端子)
電圧パルス出力( - 端子)
OT1=2
16 17
電流出力( - 端子)
OT1=3
オンオフ
1 2 3
リレー出力( - - 端子)
<1. 設置>
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
1-13
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
ト
ラ
ン
ジ
ス
タ
DO1 6
12 +
12 b
初期値:4-20mADC
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。
電圧(mV, V)入力
※OT1で選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー接点出力です。
電源
熱電対(TC)入力
初期値:1-5VDC
※制御出力を電流/電圧パルス
出力とした場合,
警報4出力として
使用可能
3
COM
26
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
SDA(-)
25 RDB(+)
− 44
測定入力
<目次>
■ UT550 一般形 単ループ制御 端子配線図(形式UT550-0□,UT550-2□またはUT550-3□)
<目次>
■ UT550 加熱冷却形 単ループ制御 端子配線図(形式UT550-2□)
RS-485通信
冷却側制御出力 冷却側制御出力
電流/電圧パルス出力
リレー接点出力
48
NC
0-20mADC,
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
+ 46
NO
49
COM
50
− 47
※OT1で選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー
接点出力です。
※冷却側制御出力を
電流/電圧パルス出力
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷) とした場合,
警報3出力
として使用可能
加熱側制御出力
リレー接点出力
NC
1
NO
2
COM
3
N
RDA(-)
27
SG
22 −
42
32
22
12
43
33
23
13
41
31
44
34
24
14
45
35
25
15
6
46
36
26
16
7
47
37
27
17
8
48
38
28
18
9
49
39
29
19
10
50
40
30
20
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
12 +
13 −
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
伝送出力1
加熱側制御出力
※OT1で選択
※伝送出力2は加熱側制御出力を
リレーにした場合に使用可能
電流/電圧パルス出力
伝送出力2
14 +
15 −
4-20mADCまたは
0-20mADC
初期値:4-20mADC
16 + 0-20mADC,
17 −
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
16 +
17 −
0-20mADC,
4-20mADC
初期値:4-20mADC
UT
DI1 19
+5V
DI2=ONで運転停止
DI2=OFFで運転開始
DI2 18
+5V
目標設定値1∼8を切替える場合
DI3 40
+5V
DI4 39
+5V
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
コモン
COM 7
警報 4 出力
DO4 34
DI5 OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF
DI5 38
+5V
機能なし
DO5 33
※ 全てOFFに切替えたときは,
直前
の目標設定値を使用します。
DI6 37
+5V
機能なし
DO6 32
機能なし
DI7 36
FAIL出力
(正常時オン)
DO7 31
コモン
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP7.SP 8.SP
DI3 ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF
DI4 OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF
DI2
DI3
DI4
DI5
DI6
DI7
19
18
40
39
38
37
DI8=ONでリモート
DI8=OFFでローカル
COM 35
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA
コモン
20
COM 20
+5V
DI8 28
COM 30
DI8
COM
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が
切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
28
30
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
※OT1はセットアップパラメータです。
OT1の設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。
「2. 初期設定」をご覧ください。
OT1パラメータと加熱側出力種類/冷却側出力種類の対応
OT1=4(工場出荷時値)
OT1=5
OT1=6
加熱側:リレー出力
1 2 3
- - 端子
冷却側:リレー出力
48 49 50
- - 端子
加熱側:電圧パルス出力
16 17
- 端子
冷却側:リレー出力
48 49 50
- - 端子
加熱側:電流出力
16 17
- 端子
冷却側:リレー出力
48 49 50
- - 端子
OT1=7
OT1=8
OT1=9
加熱側:リレー出力
加熱側:電圧パルス出力 加熱側:電流出力
1 2 3
16 17
16 17
- - 端子
- 端子
- 端子
冷却側:電圧パルス出力 冷却側:電圧パルス出力 冷却側:電圧パルス出力
46 47
46 47
46 47
- 端子
- 端子
- 端子
OT1=10
OT1=11
OT1=12
加熱側:リレー出力
1 2 3
- - 端子
冷却側:電流出力
46 47
- 端子
加熱側:電圧パルス出力
16 17
- 端子
冷却側:電流出力
46 47
- 端子
加熱側:電流出力
16 17
- 端子
冷却側:電流出力
46 47
- 端子
左記表中の「リレー出力」と「電圧パルス出力」は
時間比例の出力です。オンオフのリレー出力にする
には,
「リレー端子」を選び,
比例帯の設定値を"0"
にします。
1-14
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
36
COM
<1. 設置>
DO2 5
DO3 4
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
トランジスタ接点
DI1
警報 2 出力
負荷抵抗600Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力1
は使用できません。
14 +
15 −
外部接点入力
接点
+5V
UT
警報 3 出力
コモン
250Ω 4-20mA
13 −
電圧(mV, V)入力
※接点入力登録パラメータの設定値を変更することにより
接点入力の機能を変更できます。
DO1 6
12 +
13 B
11
4
DI6 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
ト
ラ
ン
ジ
ス
タ
21
5
外部接点出力
リ
レ
ー
12 b
13 −
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
初期値:伝送種類未設定
9
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。
11 A
初期値:1-5VDC
2
10
警報 1 出力
測温抵抗体(RTD)入力
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
12 +
21 +
3
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
熱電対(TC)入力
25 RDB(+)
26
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
リモート入力
※加熱側制御出力を電流/電圧
パルス出力とした場合,
警報4出力
として使用可能
取扱注意
8
SDA(-)
1
電源
L
24
測定入力
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
23 SDB(+)
※OT1で選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー接点出力です。
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
電源
※通信付きの調節計のみ配線できます。
最大通信速度9600bps
※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ
配線できます。
RS485通信
24VDCセンサ用供給電源
23 SDB(+)
■ UT550と以下のモーターを組合せるときの
接続端子の対応
21.6-28.0VDC
(最大30mADC)
+ 43
24
− 44
26
調節計 モジュトロールモーター
45
Y
46
T
47
G
48
49
50
位置比例制御出力
リレー接点出力
2
1
3
H
(正転)
48
L
(逆転)
49
COM
50
日章計器(株)製コントロールモーター
48
49
50
ML
MH
電源
1
45
取扱注意
電源
MC
L
N
8
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
9
10
外部接点出力
リ
レ
ー
21 +
SG
22 −
警報 2 出力
DO2 5
警報 3 出力
DO3 4
コモン
COM 7
警報 4 出力
DO4 34
機能なし
DO5 33
機能なし
DO6 32
FAIL出力
(正常時オン)
DO7 31
コモン
COM 35
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA
250Ω 4-20mA
13 −
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
電圧(mV, V)入力
初期値:1-5VDC
12 +
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
41
31
21
13 −
11
2
42
32
22
12
3
43
33
23
13
4
44
34
24
14
5
45
35
25
15
6
46
36
26
16
UT
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
伝送出力1
14 +
伝送出力2
7
47
37
27
17
8
48
38
28
18
16 +
9
49
39
29
19
17 −
10
50
40
30
20
15 −
4-20mADCまたは
0-20mADC
初期値:伝送種類未設定
初期値:4-20mADC
0-20mADC,
4-20mADC
初期値:4-20mADC
※接点入力登録パラメータの設定値を変更することにより
接点入力の機能を変更できます。
外部接点入力
接点
+5V
UT
DI1
DI1=ONで自動
DI1 19
+5V
DI1=OFFで手動
DI2
DI2=ONで運転停止
DI2 18
+5V
DI2=OFFで運転開始
DI3
目標設定値1∼8を切替える場合
DI3 40
+5V
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP7.SP 8.SP
DI4
DI3 ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF
39
+5V
DI4
DI4 OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF
DI5
DI5 OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF
DI5 38
+5V
DI6 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
DI6
※ 全てOFFに切替えたときは,
直前 DI6 37
+5V
の目標設定値を使用します。
DI7
36
DI7
機能なし
COM
COM 20
コモン
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
トランジスタ接点
19
18
※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ配線できます。
40
■ 2線式のセンサへの24VDC供給電源配線
39
12
外付抵抗
(注) 250Ω
38
37
DI8 28
コモン
COM 30
DI8
COM
測定入力
1-5VDC信号
13
36
2線式伝送器
20
43
4-20mADC
+5V
DI8=ONでリモート
DI8=OFFでローカル
負荷抵抗600Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力1
は使用できません。
14 +
44
センサ用
供給電源
21.6∼
28.0VDC
<1. 設置>
28
30
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
1-15
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
ト
ラ
ン
ジ
ス
タ
DO1 6
12 +
13 B
15 −
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
警報 1 出力
11 A
12 b
47
46
100%
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。
測温抵抗体(RTD)入力
13 −
フィードバック入力
0%
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
12 +
リモート入力
RDA(-)
27
接点容量 : 250VAC, 3A
抵抗値 : 100Ω∼2.5kΩ
30VDC, 3A (抵抗負荷)
調節計 コントロールモーター
45
1
46
2
47
3
SDA(-)
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
熱電対(TC)入力
※リモート入力付きの調節
計のみ配線できます。
25 RDB(+)
(株)山武製モジュトロールモーター
測定入力
※通信付きの調節計のみ
配線できます。
最大通信速度9600bps
<目次>
■ UT550 位置比例形 端子配線図(形式UT550-1□またはUT550-4□)
<目次>
■ UT520 一般形 単ループ制御 端子配線図(形式UT520-0□)
RS485通信
※通信付きの調節計のみ
配線できます。
最大通信速度9600bps
測定入力
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
熱電対(TC)入力
リモート入力
23 SDB(+)
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。
測温抵抗体(RTD)入力
11 A
24
SDA(-)
21 +
25 RDB(+)
26
RDA(-)
27
SG
22 −
12 +
13 −
250Ω 4-20mA
13 B
電圧(mV, V)入力
1
2
COM
3
※OT1で選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー接点出力です。
1
2
22
12
※制御出力を電流/電圧パルス
出力とした場合,
警報4出力として
使用可能
3
23
13
13 −
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
電源
取扱注意
電源
L
N
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
12 +
リレー接点出力
NO
13 −
初期値:1-5VDC
制御出力
NC
12 +
12 b
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
8
21
11
4
24
14
5
25
15
6
26
16
7
27
17
8
28
18
9
29
19
10
30
20
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
伝送出力1
制御出力
※OT1で選択
※伝送出力2は制御出力を
リレーにした場合に使用可能
電流/電圧パルス出力
伝送出力2
14 +
15 −
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
4-20mADCまたは
0-20mADC
初期値:伝送種類未設定
9
初期値:4-20mADC
16 + 0-20mADC,
17 −
16 +
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
17 −
初期値:4-20mADC
10
負荷抵抗600Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力1
は使用できません。
14 +
0-20mADC,
4-20mADC
15 −
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
外部接点出力
リ
レ
ー
UT
DO1 6
警報 2 出力
DO2 5
警報 3 出力
DO3 4
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
コモン
COM 7
DI2=ONで運転停止
DI2=OFFで運転開始
DI2 18
コモン
COM 20
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
機能なし
OT1=1
OT1=2
16 17
電流出力( - 端子)
UT
DI1 19
接点
+5V
DI2
COM
DI8=ONでリモート
DI8=OFFでローカル
OT1=3
オンオフ
1 2 3
リレー出力( - - 端子)
コモン
外付抵抗
(注) 100Ω
18
DI8 28
DI8
COM 30
COM
測定入力
0.4∼2.0VDC信号
13
20
2線式伝送器
DI3
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
12
19
+5V
DI3 29
■ 2線式のセンサへの15VDC供給電源配線
トランジスタ接点
DI1
+5V
+5V
OT1パラメータと制御出力種類の対応
OT1=0(工場出荷時値)
外部接点入力
29
15
28
30
14
4-20mADC
(注) 端子に取付ける100Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-100-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
センサ用
供給電源
14.5∼
18.0VDC
<1. 設置>
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
1-16
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
※OT1はセットアップパラメータです。
OT1の設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。
「2. 初期設定」をご覧ください。
時間比例
時間比例
1 2 3
16 17
リレー出力( - - 端子)
電圧パルス出力( - 端子)
※接点入力登録パラメータの設定値を変更することにより
接点入力の機能を変更できます。
警報 1 出力
<目次>
2.
<2. 初期設定>
2-1
初期設定
本章は,測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明しています。ここの設定
を行えば基本的な制御が行えます。とくに各種設定例を参照し,必要なパラメータの設定
方法をご理解いただけますようお願いいたします。「5.1 パラメータマップ」を活用して
いただくと操作がわかりやすくなります。設定中,操作がわからなくなったときは,
キーを3秒以上押していただくと電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。
SET/ENT
設定手順フロー
電源オン
:必ず設定してください。
:必要に応じて設定してください。
測定入力を設定
(工場出荷時値:未設定)
「2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)」
または「2.3 測定入力種類を変更する」をご覧ください。
位置比例形の
調節計ですか?
No
Yes
バルブ位置を校正
制御出力を設定
「2.5 バルブ位置を自動校正する」を
ご覧ください。
パラメータの初期化
「2.6 パラメータを初期化する」
(工場出荷時値:時間比例リレー出力)
「2.4 制御出力種類を設定する」をご覧ください。
測定入力種類を設定/変更
したら必ず行ってください。
警報種類などの
セットアップ
パラメータの設定
注 意
運転パラメータの設定
パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,
セットアップパラメータが初期化されます。
設定したパラメータが適切な値となっていることを
ご確認ください。初期値に変更された場合は,
必要な値を再設定してください。
運転へ
「2.2 測定入力種類(電源オン時に最初に設定)」以降において,UT550のパネル図を記述
していますが,UT520は操作上UT550と同等です。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.1
2-2
<2. 初期設定>
フロントパネルの名称と機能
(1)偏差モニタ
(4)測定値(PV)
表示器
(2)状態表示
ランプ
(5)設定値
表示器
(3)ライトローダ
光通信部
(6)警報表示
ランプ
(9)▽キー,
△キー
(7)A / Mキー
(5)設定値表示器
(2)状態表示
ランプ
(3)ライトローダ
光通信部
(7)A / Mキー
(8)S E T / E N T
キー
各部の名称
(1)
(4)測定値(PV)
表示器
(6)警報表示
ランプ
(8)S E T / E N T
キー
(9)▽キー,
△キー
機能
偏差(PV-SP)の状態が点灯表示されます。
偏差表示幅はセットアップ
:偏差が偏差表示幅を超えた場合(橙色)。
パラメータ“DVB”で変更
:偏差が偏差表示幅の範囲内にある場合(緑色)。
できます。
:偏差が偏差表示幅を下回った場合(橙色)。
運転画面,セレクト画面以外が表示されているときは消灯します。
運転,制御の状態が点灯表示されます(緑色)。
CAS:単ループ制御では使用しません。
REM:リモート運転時点灯します。
MAN:手動運転時点灯します。
LP2:単ループ制御では使用しません。
偏差モニタ
(UT550のみ)
(2) 状態表示ランプ
(3) ライトローダ光通信部
パソコンからパラメータの設定・保存を行うときのアダプタケーブルとの通信インタフェース
です。別売のパラメータ設定ツールが必要です。
(4) 測定値(PV)表示器
測定値(PV)が表示されます。
エラー発生時にはエラーコードが表示されます(赤色)。
(5) 設定値表示器
3桁のLEDにはパラメータ記号が表示されます。
5桁のLEDにはパラメータの設定値が表示されます。
(6) 警報表示ランプ
警報1∼4の発生時に,AL1∼AL4が点灯します(橙色)。
(7) A/Mキー
自動モードと手動モードを切替えるためのキーです。押すたびに自動モードと手動モードが
交互に切替わります。
A/M
(8) SET/ENTキー
パラメータの表示切替えやパラメータの登録を行うためのキーです。3秒以上押し続けると,
運転画面と運転パラメータ設定画面のメインメニューを交互に切替えることができます。
(9) ▽キー,△キー
数値変更を行うためのキーです。各種パラメータの設定画面では,目標設定値,パラメータ,
および出力値(手動運転時)の表示数値を変更します。▽キーを押すと数値が減少し,△キー
を押すと増加します。キーを押し続けると,変化のスピードが段階的に増加します。
パラメータ(運転またはセットアップ)設定画面からメニューへ,セットアップパラメータ設
定画面メニューから運転パラメータ設定画面メニューへ切替える場合,▽キーと△キーを同
時に押します。
SET/ENT
■ 主なパラメータの工場出荷時の設定
項目
一般形調節計の
工場出荷時値
加熱冷却形調節計の
工場出荷時値
1∼5VDC(可変)
位置比例形調節計の
工場出荷時値
リモート入力信号
(リモート入力付きの調節計のみ)
制御出力
時間比例PIDリレー出力 加熱側 : 時間比例PIDリレー出力(可変) リレー出力(固定)
(可変)
冷却側 : 時間比例PIDリレー出力(可変)
制御動作
逆動作(可変)
指定なし
PIDパラメータ
P=5.0%,I=240秒,D=60秒
警報出力
警報1: 測定値上限, 警報2: 測定値下限, 警報3: 測定値上限, 警報4: 測定値下限
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.2
2-3
<2. 初期設定>
測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)
注 意
● 調節計は通電すると運転画面を表示しますが,測定入力種類が未設定になっている場
キーを1回押して測
合はサブメニュー“IN”が表示されます。 この場合,まず
キーでご利用になる入力レンジ
定入力種類パラメータ“IN1”を表示させます。
キーを押して登録してください。その後,測定入力レン
コードを表示させ,
ジの最大値(RH1)と最小値(RL1)を設定してください(電圧入力時は測定入力スケール
の最大値(SH1)と最小値(SL1)を設定してください)。下記操作手順をご覧ください。
● 調節計は工場出荷時に各パラメータの初期値を設定してあります。
まず「5.2 パラメータ一覧表」に記載の初期値を確認し,特に変更の必要がある場合
はパラメータ設定値を変更してください。
SET/ENT
SET/ENT
温度入力の場合の例
-270.0℃
電圧入力の場合の例
1370.0℃
1V
2V
計器入力レンジ
測定入力レンジ
0.0℃
測定入力レンジ
最小値(RL1)
800.0℃
測定入力レンジ
最大値(RH1)
4V
5V (入力信号)
計器入力レンジ
実際に制御する
範囲を設定しま
す。
RH1
測定入力レンジ
RL1
測定入力スケール
3
3
0.0m /h
測定入力スケール
最小値(SL1)
温度入力の場合に設定するパラメータ
(1)測定入力種類(IN1):センサに合わせて設定。
(2)測定入力レンジ最大値(RH1):制御する範囲の最大値を設定。
(3)測定入力レンジ最小値(RL1):制御する範囲の最小値を設定。
50.0m /h
測定入力スケール
最大値(SH1)
実際に制御する
範囲を設定しま
す。
電圧入力の場合に設定するパラメータ
(1)測定入力種類(IN1):入力信号に合わせて設定。
(2)測定入力レンジ最大値(RH1):入力信号の最大値を設定。
(3)測定入力レンジ最小値(RL1):入力信号の最小値を設定。
(4)測定入力小数点位置(DP1):測定入力値表示の小数点位置を設定。
(5)測定入力スケール最大値(SH1):制御する範囲の最大値を設定。
(入力信号最大値のときの表示値
を設定)
(6)測定入力スケール最小値(SL1):制御する範囲の最小値を設定。
(入力信号最小値のときの表示値
を設定)
以下の操作手順は,K熱電対(-200.0∼500.0℃),測定レンジ0.0∼200℃に設定する例です。
1.
電源投入時の表示画面
サブメニュー“IN”が表示されます。
PV
サブメニュー
"IN"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
ST.S記号
を表示
AL1
2
3
3.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
下図は,K熱電対(-200.0∼500.0℃)に設定した
例です。計器入力レンジコード表をご覧くださ
い。
4
PV
A/M
変更中
は点滅
SET/ENT
CAS
REM
MAN
LP2
2.
キーを1回押して,パラメータ“IN1”
を表示させます。≪測定入力種類≫
SET/ENT
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
PV
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"IN1"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4.
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
9.
SET/ENT
キーを1回押して,パラメータ“RL1”
を表示させます。≪測定入力レンジ最小値≫
PV
PV
CAS
REM
MAN
LP2
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
LP2
4
パラメータ
"RL1"を表示
A/M
SET/ENT
5.
2-4
<2. 初期設定>
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
キーを1回押して,パラメータ“UN1”
を表示させます。≪測定入力単位≫
SET/ENT
10.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
小値に0.0℃を設定した例です。
PV
PV
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"UN1"を表示
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
4
変更中
は点滅
SET/ENT
A/M
SET/ENT
6.
キーを1回押して,パラメータ“RH1”
を表示させます。≪測定入力レンジ最大値≫
SET/ENT
11.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"RH1"を表示
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
7.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
大値に200.0℃を設定した例です。
電圧入力の場合,この後に表示される測定入力
小数点位置(DP1),測定入力スケール最大値
(SH1),測定入力スケール最小値(SL1)も設定し
てください。
PV
12.
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
変更中
は点滅
A/M
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
PV
SET/ENT
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
8.
LP2
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
PV
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
SET/ENT
AL1
2
3
4
測定入力の配線を行っていない場合,上記画面
の測定値(PV)表示器には,入力断線のエラー表
示(
)が表示されます。適切な配線を行え
ばエラー表示は消えます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<2. 初期設定>
2-5
■ 計器入力レンジコード
入力
種類
未設定
K
J
T
熱電対
計器入力
レンジコード
OFF
1
2
3
4
5
6
B
7
S
R
8
9
N
10
E
L(DIN)
W
プラチネル2
11
12
13
14
15
16
PR20-40
17
W97Re3W75Re25
18
U(DIN)
JPt100
測温抵抗体
Pt100
統一信号
直流電圧
0.4∼2V
1∼5V
0∼2V
0∼10V
-10∼20mV
0∼100mV
30
31
35
36
37
40
41
50
51
55
56
計器入力レンジ
測定精度
測定入力種類“IN1”にOFFを設定すると,測定入力を未設定にできます。
-270.0∼1370.0℃ 0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit
-270.0∼1000.0℃ 0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit
-200.0∼500.0℃ ただし,熱電対Kの-200.0℃未満は,
-200.0∼1200.0℃ 計器レンジの±2%±1digit
-270.0∼400.0℃ 熱電対Tの-200.0℃未満は,
0.0∼400.0℃ 計器レンジの±1%±1digit
0.0∼1800.0℃
400℃以上では計器レンジの±0.15%±1digit
400℃未満では計器レンジの±5%±1digit
0.0∼1700.0℃
計器レンジの±0.15%±1digit
0.0∼1700.0℃
計器レンジの±0.1%±1digit
-200.0∼1300.0℃
0℃未満では計器レンジの±0.25%±1digit
-270.0∼1000.0℃ 0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit
-200.0∼900.0℃ 0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit
-200.0∼400.0℃ ただし,熱電対Eの-200.0未満は,
0.0∼400.0℃ 計器レンジの±1.5%±1digit
0.0∼2300.0℃ 計器レンジの±0.2%±1digit
0.0∼1390.0℃ 計器レンジの±0.1%±1digit
800℃以上では計器レンジの±0.5%±1digit
0.0∼1900.0℃
800℃未満では精度保証なし
0.0∼2000.0℃ 計器レンジの±0.2%±1digit
-200.0∼500.0℃
-150.00∼150.00℃
-200.0∼850.0℃
-200.0∼500.0℃
-150.00∼150.00℃
0.400∼2.000V
1.000∼5.000V
0.000∼2.000V
0.00∼10.00V
-10.00∼20.00mV
0.0∼100.0mV
計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)
計器レンジの±0.2%±1digit(注1)
計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)
計器レンジの±0.2%±1digit(注1)
計器レンジの±0.1%±1digit
表示範囲は-19999∼30000の範囲でスケーリング可能
表示スパンは30000以下
基準動作状態[23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能
(注1) 0∼100℃範囲は±0.3℃±1digitとなります。
(注2) -100∼200℃範囲は±0.5℃±1digitとなります。
※ 4∼20mADC信号を受信する場合は,統一信号1∼5VDCを選択し,250Ω抵抗をつなげます。250Ω抵抗
は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
注 意
測定入力種類(IN1),測定入力レンジ最大値(RH1),測定入力レンジ最小値(RL1),測定入
力小数点位置(DP1),測定入力スケール最大値(SH1),測定入力スケール最小値(SL1)を変
更すると,運転パラメータの登録値を自動的に初期化する場合があります。このためこれ
らのパラメータ変更後は,必ず運転パラメータの登録値を確認し適切な値となっているこ
とをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。
メニューに戻るには!
パラメータ設定中に
ニューに戻れます。
キーと
キーを同時に1回押すと,設定パラメータのメ
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.3
<2. 初期設定>
2-6
測定入力種類を変更する
以下の操作手順は,熱電対タイプK(-200.0∼500.0℃)を測温抵抗体Pt100(-200.0∼500.0℃),
測定レンジ0.0∼200.0℃に変更する例です。
測定入力端子
12
13
熱電対/mV/V入力 …………… − 11
12
13
測温抵抗体入力 ………………… − − 1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
5.
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“UTMD”を表示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
2.
AL1
2
3
LP2
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
6.
メインメニュー
"MODE"を表示
AL1
2
3
LP2
4
ST.S記号
を表示
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“STUP”を表示させます。
7.
メインメニュー
"STUP"を表示
AL1
2
3
4
A/M
LP2
4
サブメニュー
"IN"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを1回押して,メインメニュー
“LOOP1”を表示させます。
8.
キーを1回押して,パラメータ“IN1”
を表示させます。≪測定入力種類≫
SET/ENT
PV
PV
メインメニュー
"LOOP1"を表示
CAS
REM
MAN
A/M
3
CAS
REM
MAN
A/M
SET/ENT
2
キーを1回押して,サブメニュー“IN”を
表示させます。
SET/ENT
ST.M記号
を表示
AL1
PV
CAS
REM
MAN
LP2
サブメニュー
"MD"を表示
SET/ENT
PV
4.
4
CAS
REM
MAN
A/M
LP2
3
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“MD”を表示させます。
SET/ENT
3.
2
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
SET/ENT
PV
OP.M記号
を表示
メインメニュー
"UTMD"を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
パラメータ
"IN1"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
9.
2-7
<2. 初期設定>
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させてください。下図は,測温抵抗体
Pt100(-200.0℃∼500.0℃)に設定した例です。
14.
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
PV
PV
LP2
CAS
REM
MAN
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
LP2
4
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
15.
10.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
キーを1回押して,パラメータ“RL1”
を表示させます。≪測定入力レンジ最小値≫
SET/ENT
PV
PV
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"RL1"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
16.
11.
キーを1回押して,パラメータ“UN1”
を表示させます。
SET/ENT
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
小値に0.0℃を設定した例です。
PV
PV
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"UN1"を表示
12.
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
LP2
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを1回押して,パラメータ“RH1”
を表示させます。≪測定入力レンジ最大値≫
SET/ENT
17.
3
4
変更中
は点滅
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
PV
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
パラメータ
"RH1"を表示
2
SET/ENT
PV
LP2
AL1
LP2
AL1
2
3
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
13.
電圧入力の場合,この後に表示される測定入力
小数点位置(DP1),測定入力スケール最大値
(SH1),測定入力スケール最小値(SL1)も設定し
てください。
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
大値に200.0℃を設定した例です。
18.
PV
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
4
変更中
は点滅
PV
測定値(PV)
を表示
SET/ENT
CAS
REM
MAN
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.4
<2. 初期設定>
2-8
制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外)
以下の操作手順は,時間比例PIDリレー出力(0:工場出荷時)を電流出力(2)に変更する例で
す。
( )内は設定値
制御出力端子
1
2
3
時間比例PIDリレー(0)/オンオフ(3)出力 …………… − − 16
17
電流(2)/時間比例PID電圧パルス(1)出力 …………… − 加熱冷却制御の出力端子については,「1.5 端子配線図」をご覧
ください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
目標設定値1
(1.SP)を表示
2.
5.
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“UTMD”を表示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
LP2
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
6.
メインメニュー
"MODE"を表示
AL1
2
3
LP2
4
ST.S記号
を表示
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“STUP”を表示させます。
7.
4
AL1
2
3
LP2
4
A/M
SET/ENT
キーを1回押して,メインメニュー
“LOOP1”を表示させます。
サブメニュー
"OUT"を表示
CAS
REM
MAN
A/M
8.
AL1
2
3
4
キーを1回押して,パラメータ“OT1”
を表示させます。≪制御出力種類≫
SET/ENT
PV
PV
メインメニュー
"LOOP1"を表示
CAS
REM
MAN
A/M
3
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2
キーを2回押して,サブメニュー“OUT”
を表示させます。
メインメニュー
"STUP"を表示
SET/ENT
ST.M記号
を表示
AL1
PV
CAS
REM
MAN
LP2
サブメニュー
"MD"を表示
SET/ENT
PV
4.
4
CAS
REM
MAN
A/M
LP2
3
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“MD”を表示させます。
SET/ENT
3.
2
PV
CAS
REM
MAN
OP.M記号
を表示
AL1
SET/ENT
PV
LP2
メインメニュー
"UTMD"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
パラメータ
"OT1"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
9.
2-9
<2. 初期設定>
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値 を 表 示 さ せ ま す 。 下 図 は , 電 流 出 力 (420mADC)に設定した例です。
11.
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
測定値(PV)
を表示
PV
LP2
CAS
REM
MAN
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
4
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
10.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
● 制御出力種類一覧表
パラメータ記号
パラメータ名称
設定値
制御出力種類
0
1 - 2 - 3 )
時間比例PIDリレー接点出力(端子 1
16 - 17 )
時間比例PID電圧パルス出力(端子 2
16 - 17
電流出力(端子 )
3
1 - 2 - 3 )
オンオフ制御リレー接点出力(端子 設定値4∼12は,加熱冷却形の調節計のみ設定できます。
制御出力種類
(OT1)
4
48 - 1 - 2 - 3 )・冷却側リレー出力(端子 49 - 50 )
加熱側リレー出力(端子 5
49 - 50 )
16 - 17 )・冷却側リレー出力(端子 48
加熱側パルス出力(端子 - 6
48 - 16 - 17 )・冷却側リレー出力(端子 49 - 50 )
加熱側電流出力(端子 7
1 - 2 - 3 )・冷却側パルス出力(端子 47
46 )
加熱側リレー出力(端子 8
17
47
46 )
加熱側パルス出力(端子 16
- )・冷却側パルス出力(端子
-
9
47
加熱側電流出力(端子 16
- 17
)・冷却側パルス出力(端子 46
- )
10
1 2 )・冷却側電流出力(端子
3
47
46 )
加熱側リレー出力(端子 -
11
17
47
46 )
加熱側パルス出力(端子 16
- )・冷却側電流出力(端子
-
12
47
加熱側電流出力(端子 16
- 17
)・冷却側電流出力(端子 46
- )
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.5
2-10
<2. 初期設定>
バルブ位置を自動校正する(位置比例形の調節計のみ)
以下の操作は,コントロールバルブからのフィードバック信号を入力し,コントロールバ
ルブの全閉と全開の位置を自動校正する手順です。バルブ位置を校正するときは,結線を
行い,手動モードにする必要があります。結線は,「1.5 端子配線図」を,手動モードに
する方法は,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
MANランプ
点灯
PV
5.
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“UTMD”を表示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
2.
LP2
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
6.
メインメニュー
"MODE"を表示
AL1
2
3
LP2
ST.S記号
を表示
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“STUP”を表示させます。
7.
AL1
2
3
LP2
4
A/M
SET/ENT
キーを1回押して,メインメニュー
“LOOP1”を表示させます。
サブメニュー
"VALV"を表示
CAS
REM
MAN
A/M
8.
AL1
2
3
4
キーを1回押して,パラメータ“V.AT”
を表示させます。
SET/ENT
PV
PV
メインメニュー
"LOOP1"を表示
CAS
REM
MAN
A/M
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3
キーを3回押して,サブメニュー“VALV”
を表示させます。
メインメニュー
"STUP"を表示
SET/ENT
ST.M記号
を表示
2
PV
CAS
REM
MAN
LP2
サブメニュー
"MD"を表示
AL1
SET/ENT
PV
4.
4
CAS
REM
MAN
4
A/M
LP2
3
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“MD”を表示させます。
SET/ENT
3.
2
PV
CAS
REM
MAN
OP.M記号
を表示
AL1
SET/ENT
PV
LP2
メインメニュー
"UTMD"を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"V.AT"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
9.
<2. 初期設定>
キーを押して,“ON”を表示させます。
12.
2-11
表示が“ON”から“OFF”に変わったら正常終
了です。手順14へ
PV
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
PV
4
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
10.
SET/ENT
キーを1回押すと,バルブ位置(全閉と全
開)を自動校正します。
13.
PV
表示が“ON”から“ERR”に変わったらエ
ラーです。フィードバック入力の配線を確認し
て,再度自動校正を行ってください。
CAS
REM
MAN
LP2
PV
AL1
2
3
4
A/M
"ERR"を表示
CAS
REM
MAN
SET/ENT
LP2
AL1
2
3
4
A/M
11.
SET/ENT
バルブ位置の自動校正中は,以下の表示となり
ます。
14.
PV
"ON" が
点滅
CAS
REM
MAN
LP2
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
AL1
2
3
PV
測定値(PV)
を表示
4
A/M
CAS
REM
MAN
SET/ENT
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.6
<2. 初期設定>
2-12
パラメータを初期化する
測定入力種類,測定入力レンジまたは測定入力スケールを設定/変更したら,必ず以下の
操作を行ってください。
注 意
パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,セットアップパラメータを初期化し
ます。設定したパラメータが適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更
された場合は,必要な値を再設定してください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
5.
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“UTMD”を表示させます。
PV
PV
測定値(PV)
を表示
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
2.
LP2
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
6.
メインメニュー
"MODE"を表示
LP2
AL1
2
3
4
ST.S記号
を表示
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“STUP”を表示させます。
7.
メインメニュー
"STUP"を表示
AL1
2
3
4
A/M
LP2
4
サブメニュー
"INIT"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
キーを1回押して,メインメニュー
“LOOP1”を表示させます。
SET/ENT
8.
キーを1回押して,パラメータ“INI”を
表示させます。
SET/ENT
PV
PV
メインメニュー
"LOOP1"を表示
CAS
REM
MAN
A/M
3
CAS
REM
MAN
A/M
SET/ENT
2
キーを2回押して,サブメニュー“INIT”
を表示させます。
SET/ENT
ST.M記号
を表示
AL1
PV
CAS
REM
MAN
LP2
サブメニュー
"MD"を表示
SET/ENT
PV
4.
4
CAS
REM
MAN
A/M
LP2
3
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“MD”を表示させます。
SET/ENT
3.
2
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
SET/ENT
PV
OP.M記号
を表示
メインメニュー
"UTMD"を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
パラメータ
"INI"を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
9.
<2. 初期設定>
キーを押して,“ON”を表示させます。
11.
2-13
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
PV
測定値(PV)
を表示
4
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
目標設定値1
(1.SP)を表示
SET/ENT
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
10.
SET/ENT
キーを1回押してください。表示が一瞬
消えます(正常です)。これでパラメータが初期化
されました。
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
2.7
警報種類を変更する
以下の操作手順は,警報1(工場出荷時:測定値上限警報)を測定値下限警報に変更する例
です。
なお,警報種類を変更した場合,警報設定値が初期化されます。再度警報設定値を設定し
てください。
警報出力端子
工場出荷時
6
7
警報1(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
5
7
警報2(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
4
7
警報3(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
34
35
警報4(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
2.
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
A/M
SET/ENT
メインメニュー
"MODE"を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
4
LP2
OP.M記号
を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.
キ ー を 1回 押 し て , メ イ ン メ ニ ュ ー
“STUP”を表示させます。
7.
SET/ENT
キーを1回押して,パラメータ“AL1”
を表示させます。≪警報1種類≫
PV
PV
メインメニュー
"STUP"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
CAS
REM
MAN
LP2
4
パラメータ
"AL1"を表示
A/M
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
4.
2-14
<2. 初期設定>
キーを1回押して,メインメニュー
“LOOP1”を表示させます。
SET/ENT
8.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定値下限警報に
設定した例です。
PV
メインメニュー
"LOOP1"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
ST.M記号
を表示
AL1
2
3
PV
変更中
は点滅
4
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
5.
キーを1回押して,サブメニュー“SP”
を表示させます。
SET/ENT
9.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
LP2
ST.S記号
を表示
PV
サブメニュー
"SP"を表示
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
6.
キーを1回押して,サブメニュー“ALM”
を表示させます。
この後に表示される警報2種類(AL2), 警報3種類
(AL3), 警報4種類(AL4)も上記と同様に設定でき
ます。
PV
サブメニュー
"ALM"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
10.
A/M
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
11.
警報設定値を設定する場合は,「3.5 警報設定
値を設定する」をご覧ください。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2-15
<2. 初期設定>
■ 警報種類一覧表
警報の種類と警報の動作を以下に示します。
表中のコードの1∼10は待機動作なし,11∼20は待機動作付きです。
警報の
種類コード
警報動作
警報の種類
開閉はリレー接点の状態を,(点)
(滅)はランプの状態を示す
警報時
接点閉
警報なし
警報の種類
開閉はリレー接点の状態を,(点)
(滅)はランプの状態を示す
偏 差 下 限
警
報
時
非
励
磁
1
(滅)開
閉(点)
測定値
11
警報設定点
開(点)
測定値下限
閉(点)
2
偏差上下限
開(滅)
警報設定点
16
偏差設定値
測定値
目標設定値
閉
(点)
ヒステリシス
開
(滅)
閉
(点)
偏差設定値
12
測定値
警報時
接点開
6
閉(滅)
ヒステリシス
ヒステリシス
警報時
接点閉
ヒステリシス
OFF
ヒステリシス
測定値上限
警報時
接点開
警報の
種類コード
警報動作
測定値
7
17
目標設定値
ヒステリシス
ヒステリシス
閉(点)
3
偏 差 上 限
上
偏
閉(点)
開(滅)
測定値
目標設定値
偏差設定値
13
下
差
限
内
開(滅)
開(滅)
測定値
偏差設定値
目標設定値
ヒステリシス
偏 差 下 限
偏差設定値
測定値
目標設定値
測定値上限
非
励
磁
閉(滅)
14
偏差設定値
測定値
15
21
下向き(時.分)
22
タイマ機能
( 警 報 1 の み ) 上向き(分.秒)
23
ヒステリシス
設定値上限
20
測定値
センサ接地
センサ接地警報
警 報
25
故 障 診 断
故障診断出力(注1)
出 力
26
FAIL時は動作が停止します。(注2)
27
OFFとなります。
ヒステリシス
閉(点)
出力値上限
28
30
開(滅)
警報設定点
設定値
閉(滅)
警報設定点
閉(点)
(滅)開
10
開(点)
F A I L 出 力 制御出力OFFまたは0%,警報出力
24
下向き(分.秒)
19
ヒステリシス
測定値下限
非
励
磁
目標設定値
上向き(時.分)
9
測定値 警報設定点
5
開(点)
18
開(点)
閉(滅)
ヒステリシス
偏 差 上 限
警
報
時
非
励
磁
8
ヒステリシス
4
開(滅)
閉(点)
ヒステリシス
出力値
ヒステリシス
警報設定点
ヒステリシス
閉(点)
閉(点)
設定値下限
開(滅)
警報設定点
出力値下限
29
開(滅)
警報設定点
設定値
31
出力値
(注1) 故障診断出力は,入力バーンアウト,ADC異常,RJC不良のいずれかのときに出力されます。
入力バーンアウト,ADC異常のときの制御出力は,プリセット出力値PO(運転パラメータ)となります。
(注2) FAIL出力は正常時オンで,異常時オフとなります。
待機動作
℃
正常の
あつかい
待機動作は,以下の
場合の働きます。
・電源投入時
・目標設定値変更時
・目標設定値切替え時
(リモート時は除く)
・警報種類変更時
電源投入
正常
異常
警報出力ON
下限警報
設定値
ここでは測定値が
下限警報値以下でも
警報出力しない。
時間
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.8
2-16
<2. 初期設定>
複数SPとPIDの解説
UT550/UT520は,目標設定値(SP)を最大8つ持っています。この目標設定値に対しPIDパラ
メータをそれぞれ持っています。以下に目標設定値番号(SPN),目標設定値(SP),PIDパラ
メータの対応について説明します。
例えば,目標設定値番号(SPN)に “2”を設定したとき,使用される制御パラメータは,
目標設定値(2.SP),比例帯(加熱側比例帯)(2.P),積分時間(加熱側積分時間)(2.I),微分時間
(加熱側微分時間)(2.D),冷却側比例帯(2.Pc),冷却側積分時間(2.Ic),冷却側微分時間(2.Dc)
です。
複数の目標設定値を使用する場合,下表を参照していただき,対応するパラメータを確認
してください。
目標設定値番号 目標設定値
(SPN)
(SP)
PIDパラメータ
比例帯
(加熱側比例帯)
積分時間
(加熱側
積分時間)
微分時間
(加熱側
微分時間)
冷却側
比例帯
冷却側
積分時間
冷却側
微分時間
SPN=1
1.SP
1.P
1.I
1.D
1.Pc
1.Ic
1.Dc
SPN=2
2.SP
2.P
2.I
2.D
2.Pc
2.Ic
2.Dc
SPN=3
3.SP
3.P
3.I
3.D
3.Pc
3.Ic
3.Dc
SPN=4
4.SP
4.P
4.I
4.D
4.Pc
4.Ic
4.Dc
SPN=5
5.SP
5.P
5.I
5.D
5.Pc
5.Ic
5.Dc
SPN=6
6.SP
6.P
6.I
6.D
6.Pc
6.Ic
6.Dc
SPN=7
7.SP
7.P
7.I
7.D
7.Pc
7.Ic
7.Dc
SPN=8
8.SP
8.P
8.I
8.D
8.Pc
8.Ic
8.Dc
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.
<3. 運転>
3-1
運転
本章は,運転時の操作について説明しています。外部接点入力による運転操作については,
「1.5 端子配線図」の外部接点入力をご覧ください。設定中,操作がわからなくなったと
きは,
キーを3秒以上押していただくと,電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れ
ます。
SET/ENT
3.1
運転中の監視画面
運転中の監視画面は,一般形と位置比例形の運転画面と加熱冷却形の運転画面があります。
■一般形と位置比例形の運転画面
● SP表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,目標設定値(1.SP)を表示します。(変更可)
● OUT表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,制御出力値(OUT)を表示します。(手動運転時変更可)
位置比例制御時は,バルブの開度(0∼100%)を示します。
● PID番号表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,使用しているPIDグループの番号(PID)を表示します。
運転画面
一般形と位置比例形の調節計の運転画面
ただし,位置比例形の調節計のOUT表示画
面に表示される数値は,バルブの開度(0∼
100%)を示します。
電源オン
SET/ENT
PV
キー
PV
SET/ENT
SET/ENT
キー
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
LP2
AL1
2
3
4
PV
キー
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
4
LP2
A/M
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
SP表示画面
(目標設定値を変更できます)
OUT表示画面
(制御出力値を変更できます)
AL1
2
3
4
PID番号表示画面
(監視のみ)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
3-2
■ 加熱冷却形の運転画面
● SP表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,目標設定値(1.SP)を表示します。(変更可)
● 加熱冷却OUT表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,加熱側と冷却側の制御出力値(C.H)を表示します。(手動運転時変更可)
● PID番号表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,使用しているPIDグループの番号(PID)を表示します。
加熱冷却制御時の運転画面
電源オン
SET/ENT
PV
キー
PV
SET/ENT
SET/ENT
キー
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
LP2
AL1
2
3
4
PV
キー
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
LP2
4
A/M
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
SP表示画面
(目標設定値を変更できます)
加熱冷却OUT表示画面
(制御出力値を変更できます)
冷却側
出力値
冷却側出力
記号"C"
AL1
2
3
4
PID番号表示画面
(監視のみ)
加熱側
出力値
加熱側出力
記号"H"
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.2
<3. 運転>
3-3
目標設定値(SP)を設定する
以下の操作手順は,目標設定値に150.0を設定する例です。自動運転時,設定した目標設
定値で制御を開始します。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
測定値(PV)
を表示
LP2
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
目標設定値1
(1.SP)を表示
3.
LP2
AL1
2
3
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
A/M
2
3
4
変更中
は点滅
SET/ENT
3.3
オートチューニングを実行/中止する
目標設定値(SP)を設定した後にオートチューニングを実行してください。なお,オート
チューニングを行うときは,自動運転(AUTO)かつ運転開始状態(RUN)にしてください。
自動運転(AUTO)にするには,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」を,運転
開始状態(RUN)にするには,「3.7 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う」をご覧
ください。
注 意
オンオフ制御を使用している場合,オートチューニングを実行することができません。ま
た,次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでくださ
い。
・ 流量制御や圧力制御のように応答が速い制御プロセス
・ 一時的にせよ,出力をオンオフさせると不都合が生じるプロセス
・ 操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス
・ 測定値の変動が許容幅を超え,製品の品質に悪影響が生じる恐れのあるプロセス
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
5.
PV
パラメータ
"AT"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
SET/ENT
もう一度
キーを1回押して,パラメータ
“AT”を表示させます。
測定値(PV)
を表示
MANランプ消灯
目標設定値1
(1.SP)を表示
3-4
<3. 運転>
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
6.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。1.SPに対するチューニング
はAT=1です。
PV
OP.M記号
を表示
LP2
PV
メインメニュー
"MODE" を表示
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
4
LP2
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
3.
キーを1回押して,メインメニュー“LP1”
を表示させます。
オートチューニングを中止する場合は,
AT=OFFに設定してください。
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
メイン
メニュー"LP1"
を表示
7.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。(オートチューニングを実行します。)
AT=OFFで
キーを押した場合,オート
チューニングを中止します。中止した場合,
PIDはオートチューニング以前の値が残りま
す。
SET/ENT
SET/ENT
A/M
SET/ENT
4.
SET/ENT
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“PAR”を表示させます。
PV
CAS
REM
MAN
PV
LP2
OP.S記号
を表示
サブメニュー
"PAR" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
AL1
2
3
4
A/M
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
8.
オートチューニング実行中は下図のようになり
ます。
PV
MANランプ
点滅
CAS
REM
MAN
LP2
OUT記号
を表示
出力値
100.0%と0.0%
の切替表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
MANランプが消灯したら終了です。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.4
3-5
<3. 運転>
手動でPIDを設定する
あらかじめ設定する値がわかっているときやオートチューニングで適切なPID定数が求め
られないときは,下記手順で設定してください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
5.
キーを1回押して,サブメニュー“1.PID”
を表示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
サブメニュー
"1.PID" を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
6.
キーを6回押すと,パラメータ“1.P”
が表示されます。
SET/ENT
PV
PV
OP.M記号
を表示
メインメニュー
"MODE" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
パラメータ
"1.P"を表示
4
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.
キーを1回押して,メインメニュー“LP1”
を表示させます。
7.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させてください。
PV
PV
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
メイン
メニュー"LP1"
を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
変更中
は点滅
A/M
SET/ENT
SET/ENT
4.
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“PAR”を表示させます。
SET/ENT
サブメニュー
"PAR" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
OP.S記号
を表示
8.
AL1
2
3
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
この後に表示される積分時間(1.I)と微分時間
(1.D)は,比例帯(1.P)と同様に設定できます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
【補足】
手順5において設定するPIDパラメータについて
1.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“1.PID”
2.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“2.PID”
3.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“3.PID”
4.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“4.PID”
を選択します。
9.
3-6
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
3.5
警報設定値を設定する
以下の操作手順は,警報1設定値に160.0を設定する例です。警報設定値を設定する前に警
報の種類を確認してください。警報種類を変更する場合は,「2.7 警報種類を変更する」
をご覧ください。
警報出力端子
工場出荷時
6
7
警報1(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
5
7
警報2(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
4
7
警報3(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
34
35
警報4(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
3.
キーを1回押して,メインメニュー“LP1”
を表示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
LP2
AL1
2
3
AL1
2
3
4
メイン
メニュー"LP1"
を表示
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
4.
キ ー を 1回 押 し て , サ ブ メ ニ ュ ー
“PAR”を表示させます。
SET/ENT
PV
PV
OP.M記号
を表示
メインメニュー
"MODE" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
OP.S記号
を表示
サブメニュー
"PAR" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.
<3. 運転>
キーを1回押して,サブメニュー“1.PID”
を表示させます。
8.
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
PV
PV
サブメニュー
"1.PID" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
6.
3-7
AL1
2
3
CAS
REM
MAN
LP2
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを2回押して,パラメータ“1.A1”
を表示させます。
AL1
2
3
4
この後に表示される警報2設定値(1.A2),警報3
設定値(1.A3),警報4設定値(1.A4)も上記と同様
に設定できます。
SET/ENT
PV
パラメータ
"1.A1"を表示
9.
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
A/M
PV
SET/ENT
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
7.
LP2
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
PV
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
AL1
2
3
4
変更中
は点滅
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.6
3-8
<3. 運転>
目標設定値番号(SPN)を選択する
以下の操作手順は,目標設定値番号(SPN)を1から2に変更する例です。
注 意
目標設定値番号を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作によ
り目標設定値番号を選択することはできません。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
4.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
PV
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
5.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
OP.M記号
を表示
メインメニュー
"MODE" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.
SET/ENT
キーを数回押して,パラメータ
“SPN”を表示させます。
6.
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
パラメータ
"SPN"を表示
PV
CAS
REM
MAN
LP2
A/M
SET/ENT
測定値(PV)
を表示
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
LP2
4
目標設定値2
(2.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.7
<3. 運転>
3-9
運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う
運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えは,接点入力2(DI2)で切替えできます。
18
PV
OFFで運転開始
20
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
18
A/M
ONで運転停止
SET/ENT
20
調節計が運転停止状態(STOP)は次の通りです。
測定入力
測定値を表示
制御出力
プリセット出力値(工場出荷時は0%)
警報出力
警報発生時はオン
運転停止(STOP)時の出力値表示画面
PV
STP記号
を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
固定出力値
(プリセット出力)
を表示 %
A/M
SET/ENT
一般形
PV
加熱側制御出力値
(50.0%)を表示
CAS
REM
MAN
LP2
冷却側制御出力値
(0.0%)を表示
AL1
2
3
4
A/M
運転停止時
ST記号を表示
SET/ENT
加熱冷却形
PV
STP記号
を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
バルブの開度
(0 - 100%)
を表示
A/M
SET/ENT
位置比例形
※ 運転停止状態で目標設定値番号(SPN)を切替えると,任意に設定したプリセット出力値
(n.PO)を切替えることができます。nは目標設定値番号と同じです。加熱冷却制御時は,
加熱側プリセット出力値(n.PO)と冷却側プリセット出力値(n.Oc)が出力されます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.8
3-10
<3. 運転>
自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う
注 意
自動/手動を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作による自
動/手動の切替えはできません。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)
測定値
(PV)を表示
PV
目標設定値1
(1.SP)を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
2.
計器前面の
A/M
キーを押すごとに,自動と手動を交互に切替えます。
自動運転時
MANランプ
消灯
手動運転時
MANランプ
点灯
PV
LP2
出力値
CAS
REM
MAN
CAS
REM
MAN
目標設定値1
(1.SP)を表示
PV
AL1
2
3
4
出力値記号
(OUT)を表示
LP2
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
AL1
2
3
4
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.9
3-11
<3. 運転>
手動時に制御出力を操作する
注 意
運転停止(STOP)時は,制御出力を変えることはできません。プリセット出力値(運転パラ
メータPO)が出力されます。加熱冷却制御時は,加熱側プリセット出力値(運転パラメータ
PO)および冷却側プリセット出力値(運転パラメータOc)が出力されます。
制御出力値は,
キーまたは
キーで変更した表示値と連動しています。
を押す必要なく表示値通りに変化しますのでご注意ください。
1.
2.
手動運転時の表示にしてください。手動運転に
するには,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の
切替えを行う」をご覧ください。
キーまたは
を変更できます。
ません。
PV
MANランプ
点灯
キー
キーを押して,制御出力値
キーを押す必要はあり
SET/ENT
PV
CAS
REM
MAN
LP2
SET/ENT
CAS
REM
MAN
AL1
2
3
4
LP2
A/M
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
■ 加熱冷却制御時,制御出力を操作する
加熱冷却OUT表示画面を表示させます。
MANランプ
点灯
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
加熱冷却OUT表示画面
冷却側
出力
冷却側出力
記号"C"
加熱側
出力
加熱側出力
記号"H"
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
3-12
● 不感帯が正(+)の場合の動作と操作
例として,不感帯“DB”に12.4%を設定した場合について説明します。
加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で
キーを押し続ける
と,加熱側出力値(H=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方とも0.0%
になります。さらに
キーを押し続けると,冷却側の出力値を操作する状態となり,冷
却側出力値(C=)が増加していきます。
逆に,冷却側の出力値を操作している状態(加熱側出力値H=0.0%の場合)で
キーを押し
続けると,冷却側出力値(C=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方
とも0.0%の状態となります。さらに
キーを押し続けると,加熱側の出力値を操作する
状態となり,加熱側出力値(H=)が増加していきます。
出力(%)
不感帯:運転パラメータDB
-12.4
0
12.4
冷却側操作出力
加熱側操作出力
DB=12.4
不感帯が正(+)の場合の操作出力値の変化
● 不感帯が負(ー)の場合の動作と操作
例として,不感帯“DB”に-12.4%を設定した場合について説明します。
加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で
キーを押し続ける
と,加熱側出力値(H=)が減少し,H=24.8%を下まわると冷却側出力値(C=)が0.0%から増加
を始めます。さらに
キーを押し続けてC=24.8%を超えるとH=0.0%となり,冷却側の
出力値を操作する状態となります。
出力(%)
24.8
-12.4
冷却側操作出力
0
12.4
加熱側操作出力
DB= -12.4
不感帯が負(−)の場合の操作出力値の変化
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
3-13
■ 位置比例制御時,制御出力を操作する
キーまたは
キーを押している間だけ出力されます。
キー:バルブを閉じる操作キー
キー:バルブを開く操作キー
MANランプ
点灯
バルブの開度
(0∼100%)
を表示
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
OUT表示画面
※位置比例制御の手動操作は,出力リミット上限値(OH),下限値(OL)の制限を受け
ません。
3.10 リモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う
リモート/ローカルの切替えはリモート入力付きの調節計のみ行えます。
以下の操作は,ローカルからリモートに切替える手順です。
● ローカル
調節計に設定した目標設定値で制御を行います。
● リモート
外部のアナログ信号を目標設定値として制御を行います。
測定入力
リモート入力
(アナログ信号)
SP
ローカル
(LCL)
リモート
(REM)
PID
制御出力
※ リモート運転時のPIDグループの番号は,目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同
じになります。
注 意
外部接点入力でリモート状態(接点入力がオン)のときは,キー操作によるリモート/ロー
カルの切替えはできません。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.
3-14
<3. 運転>
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
4.
キーを押して,“REM”を表示させます。
PV
REMランプ
PV
測定値(PV)
を表示
消灯
変更中
は点滅
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
CAS
REM
MAN
LP2
目標設定値1
(1.SP)を表示
AL1
2
3
設定値"REM"
を表示
A/M
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
5.
2.
キーを3秒以上押して,メインメニュー
“MODE”を表示させます。
SET/ENT
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
PV
PV
CAS
REM
MAN
OP.M記号
を表示
メインメニュー
"MODE" を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
LP2
AL1
2
3
4
A/M
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
自動的に運転画面(下図)に戻ります。
3.
キーを数回押して,パラメータ
“MOD”を表示させます。
SET/ENT
REMランプ
点灯
PV
CAS
REM
MAN
PV
LP2
パラメータ
"MOD"を表示
CAS
REM
MAN
LP2
AL1
2
3
4
設定値"LCL"
を表示
リモート設定値
(R.SP)を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4-1
<4. トラブルシューティング・保守>
4.
トラブルシューティング・保守
4.1
トラブルシューティング
■ トラブルシューティングフロー
調節計に通電しても運転画面が表示されない場合は,以下のフローにしたがって処置して
ください。
複雑な故障と思われましたら,お買い求め先へご連絡ください。
計器の故障?
Yes
No
全く作動しない
No
キー操作不良
Yes
Yes
電源端子の接続を
確認
No
表示不良
Yes
キーロックの設定
を確認
通信不良
Yes
電源をオフ/オン
にする
Yes
計器の入出力仕様
を確認
電源の供給電圧を
確認
良好
No
入出力信号不良
仕様コードを確認
No
入出力先の仕様と
極性を確認
No
通信機能なし
No
通信付
通信関連
パラメータを確認
設定
Yes
手直し
通信配線を確認
No
Yes
修理依頼して下さい
正常
Yes
通信相手の仕様を
確認
設定解除
原因確認
重 要
修理依頼する場合は,パラメータの設定値を記録してください。
■ 電源投入時のエラー
電源投入時の自己診断時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。
エラー表示
(PV表示器に表示)
異常の内容
測定値
警報出力
伝送出力
0%以下
または
OFF
OFF
0%以下
不定
不定
通常動作
(精度外)
通常動作
(精度外)
通常動作
(精度外)
通常動作
(精度外)
通常動作
通常動作
通常動作
通常動作
(E000)
RAM異常
(E001)
ROM異常
(E002)
システムデータ異常 不定
PV小数点点滅
校正値異常
エラーコード(注)
パラメータ異常
(以下の説明を参照)
なし
制御出力
通信
対処
停止
故障です。
修理を依頼してください
通常
動作 設定パラメータが初期化
されているため,確認と
再設定を行ってください。
注: エラーコードは,設定値表示器に表示されます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4-2
<4. トラブルシューティング・保守>
エラーコードは,パラメータ異常時に,異常の種類に応じて表示されます。
エラーコードは,6ビットのオン/オフの組合せを10進数に変換した2桁の数値です。
各ビットと異常監視対象パラメータの関係を以下に示します。
ビットNo.
対象パラメータ
6
5
運転モード/出力 運転パラメータ
4
セットアップパラメータ
3
2
1
レンジデータ UTモード −
0
校正データ
例えば,運転パラメータと校正データに異常が発生した場合のエラーコードは以下のよう
になります。
ビットNo.
−
6
エラーコード
−
2
2
5
2
4
1
2
0
3
2
2
3
2
1
2
2
0
1
2
2
0
1
2
1
エラーコード21が表示されます。
設定値表示器
■ 運転時のエラー
運転時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。
エラー表示
(PV表示器に表示)
(RJC)とPV値を
交互に表示
異常の内容
RJC異常
設定値表示器の項目 EEPROM
部の小数点点滅
エラー
測定値
補償なしで
測定
ADC異常
(B.OUT)
パラメータBSLによる
PVバーンアウト
アップスケール:105%
異常
ダウンスケール:-5%
(E200)
設定値表示器
設定値表示器の
左隅点滅
右端の小数点点灯
全表示消灯
105%
-5%または
105%
オート
チューニング
異常
(タイムアウト)
フィードバック
抵抗断線
通常動作
AUTO時:
プリセット値出力
MAN時:
通常動作
通常動作
通常動作
暴走(電源異常
またはノイズ
不定
による暴走)
なし
対処
故障です。
修理を依頼してください
通常
動作
配線とセンサをチェック
してください
プロセスをチェック
通常
してください
動作
通常
動作
オート
チューニング前
のPIDで動作
通信回線異常
電源オフ
警報 伝送
通信
出力 出力
通常動作
(E300)
(OVER)または PVオーバー
-5∼105%以外
(-OVER)
制御出力
プロセスをチェック
してください。任意キーの
押下でエラー表示が消えます
停止
停止
フィードバック抵抗をチェック
してください
通常動作
通常
動作
配線および通信パラメータを
確認し,
再設定してください。
正常受信で復帰します
0%以下
またはOFF
電源オフ/オンでリセット
スタートしない場合は故障です。
0%
OFF
停止 修理を依頼してください
以下
電源に異常がないかチェック
してください
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
4-3
■ 運転中に停電となった場合の対処方法
停電後の動作状態と対処は,停電時間の長さによって異なります。
● 20ミリ秒以内の瞬時停電
停電を検知しません。正常動作を継続します。
● 約2秒以内の停電
「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。
警報動作
継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。
設定パラメータ
各パラメータの設定内容は保持されます。
オートチューニング 解除されます。
制御動作
停電前の動作を継続します。
● 約2秒以上の停電
「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。
警報動作
継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。
設定パラメータ
各パラメータの設定内容は保持されます。
オートチューニング 解除されます。
制御動作
セットアップパラメータ“R.MD”(リスタートモード)の設定により異なります。
R.MD設定値 停電復帰後の制御動作
CONT
停電前の動作を継続(工場出荷時)
ただし,位置比例形で,バルブ調整(V.MD)が推測形のときは,0%
から動作します。
MAN
制御出力としてプリセット出力値(PO)を出力し,手動モードで停電前の動作を継続
ただし,位置比例形で,
フィードバック制御のとき,復電時のフィードバック入力の状態から動作
します。
推測形制御のとき,0%から動作します。
また,加熱冷却制御では,
制御演算出力50%の加熱側出力値,冷却側出力値から動作します。
AUTO
制御出力としてプリセット出力値(PO)を出力し,自動モードで停電前の動作を継続
ただし,位置比例形で,
フィードバック制御のとき,復電時のフィードバック入力の状態から動作
します。
推測形制御のとき,0%から動作します。
また,加熱冷却制御では,
制御演算出力50%の加熱側出力値,冷却側出力値から動作します。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
4-4
■ 運転がうまくいかないとき 運転に際して,「どうも制御がうまくいかない」と感じられたら,故障とお考えになる前
に設定したパラメータや配線状況を調査していただくことをお願いします。以下に例を示
しますが,これ以外にも同様の処置で不都合を回避できる場合がありますので,参考にし
てください。
● 測定値(PV)が正しく表示されないとき
・ UT550,UT520はユニバーサル入力方式を採用しています。
測定入力の種類は,パラメータ“IN1”で設定/変更できます。このとき,選択した
入力種類に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,測定値(PV)
表示が正しく表示されないときは,まずこの点を調査してください。「2. 初期設定」
をご覧ください。
また,入力信号は,パラメータ“RH1”,“RL1”,“DP1”,“SH1”,“SL1”
でスケーリングおよび小数点以下桁数の変更ができます。これらのパラメータが正し
く設定されているかについても調査してください。
● 制御出力が出ない,変化しないとき
・ UT550,UT520はユニバーサル出力方式を採用しています。
制御出力の種類はパラメータ“OT1”で設定/変更できます。
このとき選択した出力方式に合わせて,配線も正しく行っていただく必要があります
ので,制御出力が出ない場合はまずこの点を調査してください。「1. 設置」をご覧
ください。
また,制御出力値は,パラメータ“OH”,“OL”で上限・下限値を設定/変更でき
ます。これらのパラメータ値の制限によって,出力値が変化しない場合がありますの
で,この点も調査してください。
・ キー操作で出力値を変更できるのは,手動(MAN)モードのときです。
MANランプが点灯していないときは,{自動(AUTO)モードですので}キーによる出
力値変更はできません。
● 目標設定値(SP)を変更してもすぐに制御出力値が変化しないとき
・ この場合は,パラメータ“MOD”の設定値を調査してください。“MOD”によって
PID制御モードが定値制御(MOD=1)となっている場合は,目標設定値(SP)を変更して
も出力値の急変を防止するように積分項のトラッキングが機能します。
このため,一見制御出力がうまく動作しないように見えますが,次第に変更後の目標
設定値に対する制御出力値となります。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4.2
4-5
<4. トラブルシューティング・保守>
保守
ここでは,調節計の清掃および保守について説明します。
4.2.1
清掃時の注意事項
本器の前面パネル,キースイッチなどの清掃は,乾布でかるく拭く程度にしてください。
注 意
アルコール,ベンジンなどの溶剤は使用しないでください。
4.2.2
ブラケットの交換
ブラケットの破損および紛失の際には,以下の部品をご購入の上,交換してください。
対象機種
部品No.
販売単位
価格
UT550
T9115NL
1組(上・下ブラケット)
¥1,000
UT520
T9115NK
1組(上・下ブラケット)
¥1,000
参照
ブラケットの交換方法:「1.2 取付方法」
4.2.3
端子カバーの取付け
端子カバーが必要な場合には,以下の部品をご購入の上,取付けてください。
端子カバーには以下の部品を使用してください。
対象機種
部品No.
販売単位
価格
UT550
T9115YD
1枚
¥1,000
UT520
T9115YE
1枚
¥1,000
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
4-6
■ 端子カバーを取付ける
端子カバーを取付ける手順を次に示します。
取扱注意
通電中は端子に絶対に触れないでください。感電する恐れがあります。
端子カバーの取付けを行う場合には,調節計の電源をオフにして,テスタなどで端子に通
電されていないことを確認してから作業を行ってください。
1.
端子カバーは,取付けの前に,
2回折りまげてください。
(アラートシンボル)のある面が外側になるように1,
折りまげる
溝があります
折りまげる
溝があります
裏面にあります
端子カバーの折りまげ方向
注 意
端子カバーを反対方向に折りまげると取付強度が低下したり,ヒンジ部分に割れが生じて
取付けできなくなります。
2.
折りまげた状態で,端子カバーの上下の穴をブラケットの突起部にはめて固定してく
ださい。
端子カバーの穴を取付
金具(ブラケット)の
突起部にはめる
端子カバーの取付け
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4.2.4
<4. トラブルシューティング・保守>
4-7
有寿命部品の交換
調節計本体に使用されている有寿命部品には,主に以下のものがあります。
部品寿命は,基準動作条件下で使用した場合のものです。
寿命
部品
アルミ電解コンデンサ
約10年(公称)
EEPROM
書き込み回数10万回
警報出力用リレー
約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)
制御出力用リレー
約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)
制御出力用リレー以外の部品の寿命劣化によって,調節計本体に支障が生じた場合は,引
取り交換サービス(有償)にて対応させていただきます。
参照
制御出力用リレーの交換方法:「4.2.5 制御出力用リレーの交換」
4.2.5
制御出力用リレーの交換
制御出力用リレーの交換手順について示します。
部品を交換する際は検査が必要となりますので,YOKOGAWAの技術者または
YOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときは,お買い求め先か,最寄り
の当社サービス網にご連絡ください。
作業開始の際には必ず電源をオフにしてください。感電の危険があります。
制御出力用リレーを交換する目的以外では不用意に内器を抜出さないでください。
取扱注意
1.
マイナスドライバ(推奨JIS B4609呼び6×100(先端幅6mm))を上下部の溝(4箇所)にパネ
ル面と平行に差し込み,ゆっくり回してください。
ベゼルがケースから僅かにせり出します。
1
2
4
3
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
2.
4-8
本器ベゼル下部中央のゴムを指で押し上げてラッチを解除してください。
ラッチ(パネルの中で見えない部分)
中央のゴム
パネル面
本体を下から見た図
3.
4.
ドライバを上下部の溝に差し込み,手前に倒してベゼルをせり出してください。
手でベゼル部分をつかみ,手前に引いて,ベゼルと共に内器を抜出してください。
(注) 内器を抜出したとき,RJCセンサ部分を折らないように十分気をつけてください。
5.
調節計の機種によって,制御出力用リレーの取付位置と数が異なります。
リレーを引抜く前に,リレーの取付位置を確認してください。
上側
UT550-0□またはUT520-0□の場合の
リレー位置
下側
UT550-1□の場合のリレー位置
(2個:正・逆転用)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
6.
4-9
交換するリレーをつまんで引抜いてください。
制御出力用リレーは,調節計本体内のプリント板とはソケットで接続されているため,
簡単に着脱できます。
新しい制御出力用リレーをソケットに差込んでください。制御出力用リレーには以下
の部品を使用してください。
メーカ
7.
オムロン
形式
G6B-2114P-FD-US-P6B
電圧
DC12V
内器をケースに差込んでください。
調節計に通電して運転画面が表示されることを確認してください。
運転画面が正しく表示されない場合には,電源をオフにしてから内器を抜き,再度ケー
スに差込んでください。
以上で,制御出力用リレーの交換は終了です。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
Blank Page
<目次>
<5. パラメータ>
5.
パラメータ
5.1
パラメータマップ
5-1
本節は,パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップを記載しています。
UT550/UT520の「運転パラメータマップ」および「セットアップパラメータマップ」を示
します。パラメータ設定時に画面の位置把握用としてご利用ください。また,全パラメー
タ画面の早見表としてもご利用ください。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-2
<5. パラメータ>
UT550/UT520 運転パラメータマップ
運転画面
SET
第1
運転画面
メイン
メニュー
第2
運転画面
第3
運転画面
第n
運転画面
セレクト
画面1
セレクト
画面2
セレクト
画面5
SET3S
または
SET3S
+
*4
*1
*2
*3
*1
*2
*3
*4
*5
*6
MODE
LP1
SET
SET
+
PAR
1.PID
7.PID
8.PID
SET
SET
SET
SET
MOD
(C.A.M)
MOD
(R/L)
MOD
(S/R)
SPN
AT
SC
BS
FL
UPR
DNR
RT
RBS
RFL
ORB
ORH
ORL
LP2
1.SP
1.A1
1.A2
1.A3
1.A4
1.P
1.I
1.D
1.OH
1.OL
1.MR
1.H
1.DR
1.Pc
1.Ic
1.Dc
1.Hc
1.DB
1.PO
1.Oc
サブ
メニュー
オンオフ制御時
非表示
加熱冷却制御,位置
比例制御時非表示
加熱冷却
制御時表示
加熱冷却制御または
位置比例制御時表示
加熱冷却
制御時表示
7.SP
7.A1
7.A2
7.A3
7.A4
7.P
7.I
7.D
7.OH
7.OL
7.MR
7.H
7.DR
7.Pc
7.Ic
7.Dc
7.Hc
7.DB
7.PO
7.Oc
8.SP
8.A1
8.A2
8.A3
8.A4
8.P
8.I
8.D
8.OH
8.OL
8.MR
8.H
8.DR
8.Pc
8.Ic
8.Dc
8.Hc
8.DB
8.PO
8.Oc
LP1
と同様
パラメータMOD(C.A.M)は,UTモードが“カスケード2次側制御”,“カスケード制御”のときに表示されます。
パラメータMOD(R/L)は,補助アナログ(リモート)入力付きの調節計のみ表示されます。
パラメータMOD(S/R)は,接点入力登録パラメータS/R(セットアップパラメータ)が“0”のときに表示されます。
メインメニューLP2は,UTモードが“カスケード制御”のときに表示されます。
メインメニューUSRは,UTモードが“2入力切替制御”,“2入力選択制御”のときに表示されます。
メインメニューPYS2は,UTモードが“カスケード制御”のときに表示されます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<5. パラメータ>
SET
SET3S
+
:
SET/ENT
キーを1回押す
:
SET/ENT
キーを3秒間押す
:
キーまたは
:
キーと
*5
キーを1回押す
キーを同時に押す
*6
USR
PYS1
PYS2
STUP
SET
SET
SET
SET
U1
U2
U3
5-3
1.A1
1.B1
1.A2
1.B2
1.A3
1.B3
1.A4
1.B4
1.A5
1.B5
1.A6
1.B6
1.A7
1.B7
1.A8
1.B8
1.A9
1.B9
1.AA
1.BA
1.AB
1.BB
1.MD
2.A1
2.B1
2.A2
2.B2
2.A3
2.B3
2.A4
2.B4
2.A5
2.B5
2.A6
2.B6
2.A7
2.B7
2.A8
2.B8
2.A9
2.B9
2.AA
2.BA
2.AB
2.BB
2.MD
パスワード
照会画面
OK
セットアップ
パラメータ設定画面
メインメニュー
[LOOP1]へ
(次ページへ)
各パラメータ設定画面において
+
キーを1回押すと,そのパラメータの上位
にあるメニュー画面に戻ります。
例:サブメニュー[PAR]で
+
キーを1回押すとメインメニュー[LP1]が
表示されます。また,サブメニュー[PAR]の下位に表示されるパラメータ“FL”
で
+
キーを1回押すとサブメニュー[PAR]が表示されます。
(注) 運転画面はUT550/UT520の形名,UTモード,制御出力種別によって表示される数
や内容が異なります。
(注) UT550/UT520のパラメータ記号は,実際の設定値表示器(LED)に表示されるLED表
示記号とは異なります。実際の画面と見比べる場合には,「5.2 パラメータ一覧
表」をご覧ください。
セレクト画面1∼5は登録された画面のみ表示されます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-4
<5. パラメータ>
UT550/UT520 セットアップパラメータマップ
運転パラメータ設定画面
メインメニュー[MODE]へ
(前ページへ)
パスワード
照会画面
OK
メイン
メニュー
+
*3
LOOP1
サブ
メニュー
*1
LOOP2
SET
+
SP
ALM
SET
SET
RMS
SPT
PVT
TMU
SPH
SPL
AL1
AL2
AL3
AL4
HY1
HY2
HY3
HY4
DY1
DY2
DY3
DY4
AMD
SET
+
CTL
AIN
RET
TRND
LOCK
SET
SET
SET
SET
SET
OPR
MOD
AR
ZON
R.MD
R.TM
GRP
1.RP
2.RP
3.RP
4.RP
5.RP
6.RP
RHY
RDV
※各パラメータ設定画面において
CMLP
LOOP1
と同様
ただし,
RMS
ZON
R.MD
R.TM
は含まれ
ません
BS1
FL1
SR1
LC1
BS3
FL3
SR3
LC3
RT1
TH1
TL1
RT2
TH2
TL2
DVB
DV2
DAT
A/M
MOD
LP1
LP2
PID
USR
PY1
PY2
PWD
*2
+
キーを押すと,そのパラメータの上位にあるメニュー画面に戻ります。
(注) UT550/UT520のパラメータ記号は,実際の設定値表示器(LED)に表示されるLED表示記号とは異なります。
実際の画面と見比べる場合には,「5.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。
*1
*2
*3
*4
*5
パラメータRMSとSPTは,補助アナログ(リモート)入力付きの調節計のみ表示されます。
パラメータZONが“1”のときに表示されます。
メインメニューLOOP2は,UTモードが“カスケード制御”のときに表示されます。
サブメニューR485は,通信付きの調節計のみ表示されます。
サブメニューVALVは,位置比例形の調節計のみ表示されます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
SET
+
CONF
:
SET/ENT
キーを1回押す
:
キーまたは
:
キーと
キーを1回押す
キーを同時に押す
TEST
UTMD
※ ここでの
設定項目は
ありません
SET
5-5
<5. パラメータ>
SET
+
INIT
SET
+
INI
*4
*5
CSEL
DO
DI
MD
IN
OUT
R485
VALV
SET
SET
SET
SET
SET
SET
SET
SET
C.S1
C.S2
C.S3
C.S4
C.S5
DO1
DO2
DO3
DO4
DO5
DO6
DO7
A/M
R/L
S/R
CAS
AUT
MAN
SP.0
SP.1
SP.2
SP.3
UTM
SMP
SMC
IN1
UN1
RH1
RL1
DP1
SH1
SL1
BO1
RJC
IN3
UN3
RH3
RL3
DP3
SH3
SL3
BO3
P.U1
P.D1
P.H1
P.L1
P.U2
P.D2
P.H2
P.L2
OT1
OT2
CT
CTc
AO1
AO2
AO3
A1H
A1L
A2H
A2L
A3H
A3L
PSL
BPS
PRI
STP
DLN
ADR
RP.T
V.AT
V.RS
V.L
V.H
TR.T
V.MD
(注) セットアップパラメータ設定画面のサブメニュー[TEST]の下位に表示されるパラメータは,当社サービス員が
調節計機能を確認するための項目です。お客様では設定および変更を行わないでください。
(注) UT550/UT520のパラメータ記号は,実際の設定値表示器(LED)に表示されるLED表示記号とは異なります。実際の
画面と見比べる場合には,「5.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.2
5-6
<5. パラメータ>
パラメータ一覧表
本節は,パラメータのもつ機能を簡単に解説しています。またお客様設定値欄を設けてあ
りますので,調節計に設定すると同時に記録するようにしてください。
※ 測定値/設定値に関するパラメータはすべて実数値で設定します。
例えば,温度入力のとき,目標設定値や警報設定値は温度設定となります。
※ 表の中の「お客様設定値欄」は,お客様が設定値を記録しておくための欄です。
※ 表の中の「CD-ROM参照先」は,本マニュアルに記載されていない詳細説明をユー
ザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)で詳しく説明してありますので,そちらを参照
していただくためにあります。
※ ( )内数値は,通信使用時の設定値。例:REM(1),LCL(0)
■ 運転パラメータ
● 運転モードパラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
リモート/ローカル
選択
(MOD)
(MOD)
(SPN)
(MODE)
設定範囲と解説
調節計の持っている目標設定値で制御する場合,“ローカル運転”に設
定します。
リモート入力信号または通信経由の目標設定値で制御する場合,“リモート
運転”に設定します。
リモート入力信号または通信のどちらかから目標設定値を取り込むかは,
“リモート入力選択”で設定します。セットアップパラメータ“RMS”で設
定します。
REM(1) : リモート運転
LCL(0) : ローカル運転
運転停止/開始選択
運転停止時, 予め設定しておいた固定出力値(プリセット出力値)が出力され
ます。目標設定値ごとにプリセット出力値を設定できます。運転パラメータ
“PO”で設定します。
STOP(1) : 運転停止
RUN(0) : 運転開始
目標設定値番号選択 1 : 目標設定値 1 (1.SP)を選択 2 : 目標設定値 2 (2.SP)を選択
3 : 目標設定値 3 (3.SP)を選択 4 : 目標設定値 4 (4.SP)を選択
5∼8は上記と同様に,5.SP∼8.SPを選択
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
LCL(0)
−
RUN(0)
−
1
−
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-7
<5. パラメータ>
● 運転関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
オートチューニング
(AT)
「スーパー」機能
(SC)
測定入力バイアス
(LP1) サブメニュー :
設定範囲と解説
(PAR)
初期値
OFF(0) : オートチューニング中止,
1 : 1.SPに対するオートチューニング
2 : 2.SPに対するオートチューニング
3 : 3.SPに対するオートチューニング
4 : 4.SPに対するオートチューニング
5∼8 : 1∼4と同様にグループ別に実行
9 : 1∼8グループすべてに対して自動的に実行。
OFF(0) : 機能なし
1 : 「オーバーシュート」抑制機能
外乱などによるオーバーシュートを抑制します。
2 : 「ハンチング」抑制機能(安定性重視モード)
安定性が優れています。応答性重視モードに比べて,広い
特性変化に対応します。
3 : 「ハンチング」抑制機能(応答性重視モード)
変更した目標設定値に対する測定値の追従/収束時間が早
いモードです。
注意 : 「SC=2と3」は,必ずPID制御,PI制御で使用してくだ
さい。
以下の場合は機能しません。
1) オンオフ制御
2) P制御(比例帯のみの制御)
3) PD制御(比例帯と微分項のみの制御)
4) 加熱冷却制御
応答の早い制御(流量,圧力)では使用しないでください。
測定入力値を補正するとき使用します。
測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0)
−
OFF(0)
応用2.1(5)
応用2.1(6)
測定入力レンジ
スパンの0.0 %
応用1.1(1)
(BS)
測定入力フィルタ
(FL)
設定値上昇勾配
(UPR)
設定値下降勾配
(DNR)
測定入力値がふらつくようなとき使用します。
OFF(0) : 機能しない
1∼120 秒
目標設定値の急変を防ぐときに使用します。
勾配設定機能が働くのは次の場合です。
(1)目標設定値を変更したとき。(例:1.SPを100℃から150℃に変更)
(2)目標設定値番号(SPN)を切替えたとき。(例: 1.SPから2.SPに切替え)
(3)電源を投入したときまたは停電復帰のとき。
(4)手動運転から自動運転へ切替えたとき。
OFF(0)
同上
OFF(0)
応用4.1(4)
OFF(0)
1時間または1分間あたりの上昇/下降勾配を設定します。
時間単位は勾配時間単位(TMU)で設定します。
1.SP
2.SP
2.SP=640℃
同上
温度差
140℃
70℃/分
昇温変化率
=140/2=70
(℃/分)
1.SP=500℃
昇温時間 2分
1.SPから
2.SPへの切替
OFF(0) : 機能しない
測定入力レンジスパンの0.0%+1digit∼測定入力レンジスパン
の100.0 %
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
パラメータ記号
5-8
<5. パラメータ>
パラメータ名称
比率設定
設定範囲と解説
初期値
目標設定値 = リモート入力値×比率設定値+リモートバイアス値
0.001∼9.999
1.000
リモート入力値を補正するとき使用します。
測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
測定入力レンジ
スパンの0.0 %
リモート入力値がふらつくようなとき使用します。
OFF(0) : 機能しない
1∼120 秒
OFF(0)
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
測定入力レンジ
スパンの1.0 %
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用1.2(3)
(RT)
リモート入力バイアス
同上
(RBS)
リモート入力フィルタ
(RFL)
オン/オフ率検出幅
同上
応用3.3(4)
(ORB)
オン/オフ率上限
ORL + 1digit ∼ 105.0 %
100.0 %
同上
(ORH)
オン/オフ率下限
-5.0 % ∼ ORH - 1digit
0.0 %
同上
(ORL)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-9
<5. パラメータ>
● SP・警報・PID関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
(LP1) サブメニュー :
(1.PID)
以下のパラメータは,目標設定値 1(1.SP)に対応するパラメータです。
パラメータ記号
パラメータ名称
目標設定値 1
(1.SP)
警報 1 設定値
(1.A1)
警報 2 設定値
(1.A2)
警報 3 設定値
(1.A3)
警報 4 設定値
(1.A4)
設定範囲と解説
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
ただし,設定値リミット下限値(SPL)∼上限値(SPH)
の範囲内。
目標設定値1(1.SP)に対し, 警報1(1.A1)∼警報4(1.A4)
を設定できます。
目標設定値2から8に対しても, それぞれ警報を4つ設
定できます。
測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジの
-100.0∼100.0 %
偏差警報 : 測定入力レンジスパンの-100.0∼
100.0 %
出力値警報 : -5.0∼105.0 %
タイマ警報(警報1のみ) : 0.00∼99.59 (時.分)
または(分.秒)
初期値
測定入力レンジの
0.0 %
測定値上限 / 設定値
上限警報 : 測定入力
レンジの100.0 %
偏差警報 : 測定入力
レンジスパンの0.0 %
その他測定値 / 設定値
下限警報 : 測定入力レ
ンジの0.0 %
出力値上限警報 :
100.0 %
出力値下限警報 : 0.0 %
比例帯
加熱側比例帯 (加熱冷却
制御時)
測定入力レンジの0.1∼999.9 %
加熱冷却制御時 : 0.0∼999.9 % (0.0で加熱側オン/オ
フ制御となる)
5.0 %
OFF(0), 1∼6000 秒
240 秒
(1.OH)
積分時間
加熱側積分時間 (加熱冷
却制御時)
微分時間
加熱側微分時間 (加熱冷
却制御時)
出力リミット上限値
加熱側出力リミット上
限値 (加熱冷却制御時)
-5.0∼105.0 %
加熱冷却制御時加熱側リミッタ : 0.0∼105.0 %
(1.OL<1.OH)
100.0 %
加熱冷却制御 :
100.0 %
(1.OL)
出力リミット下限値
冷却側出力リミット上
限値 (加熱冷却制御時)
-5.0∼105.0 %
加熱冷却制御時冷却側リミッタ : 0.0∼105.0 %
(1.OL<1.OH)
SD(シャットダウン) : 4-20mA制御出力で手動操作時
に働きます。出力は0mAとなります。
-5.0∼105.0 % (積分時間"1.I"がOFFの場合に有効)
マニュアルリセット値はPV=SPのときの出力値とな
ります。例えば, マニュアルリセット値50%のとき,
PV=SPになると出力値は50%となります。
0.0 %
加熱冷却制御 :
100.0 %
オンオフ制御を行っているとき, 目標設定値にヒステ
リシスを設定できます。
オンオフ制御 : 測定
入力レンジスパンの
0.5 %
位置比例PID制御と
加熱冷却制御 : 0.5 %
(1.P)
(1.I)
(1.D)
マニュアルリセット
(1.MR)
(1.H)
オンオフ制御のヒステ
リシス
加熱側オンオフ制御の
ヒステリシス (加熱冷却
制御時)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用4.1(1)
応用4.1(1)
同上
同上
同上
同上
同上
OFF(0), 1∼6000 秒
60 秒
同上
出力
オン
オン/オフ動作点
(目標設定値)
応用2.1(3)
応用4.1(1)
50.0 %
応用4.1(1)
ヒステリシス
同上
オフ
測定値
オンオフ制御時 : 測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
位置比例PID制御または加熱冷却制御時 : 0.0∼100.0 %
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
パラメータ記号
5-10
<5. パラメータ>
パラメータ名称
正逆動作切替
設定範囲と解説
初期値
RVS(0) : 逆動作, DIR(1) : 正動作
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
RVS(0)
制御出力
(1.DR)
100 %
応用2.1(1)
逆動作
正動作
ー
+
0%
冷却側比例帯
応用4.1(1)
偏差
(PV-SP)
測定入力レンジの0.0∼999.9 % (0.0で冷却側オン/オ
フ制御となる)
5.0 %
OFF(0), 1∼6000 秒
240 秒
応用4.1(1)
(1.Pc)
冷却側積分時間
同上
(1.Ic)
冷却側微分時間
OFF(0), 1∼6000 秒
60 秒
同上
(1.Dc)
冷却側オンオフ制御の
ヒステリシス
0.5 %
0.0∼100.0 %
同上
(1.Hc)
3.0 %
−加熱冷却制御の場合−
プラス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出さない領域があります。
マイナス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出す領域があります。
“0”設定のとき, 加熱出力または冷却出力を出す。
−位置比例制御の場合−
出力を共に出さない範囲を設定します。
不感帯
(1.DB)
(1.PO)
プリセット出力値
加熱側プリセット出力値
(加熱冷却制御時)
冷却側プリセット出力値
加熱冷却制御時 : -100.0∼50.0 %
位置比例PID制御時 : 1.0∼10.0 %
運転停止時,固定制御出力値を出力できます。
0.0 %
加熱冷却制御時 : 加熱側0.0∼105.0 %
-5.0∼105.0 %
運転停止時,冷却側固定制御出力値を出力できます。 0.0 %
0.0∼105.0 %
同上
応用2.1(8)
応用4.1(1)
(1.Oc)
下表は,SP・警報・PIDパラメータを2組以上使用する場合,設定値記録用としてご使用く
ださい。
パラメータ
n=2
n=3
n=4
n=5
n=6
n=7
n=8
n.SP
n.A1
n.A2
n.A3
n.A4
n.P
n.I
n.D
n.OH
n.OL
n.MR
n.H
n.DR
n.Pc
n.Ic
n.Dc
n.Hc
n.DB
n.PO
n.Oc
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-11
<5. パラメータ>
● 折線パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
(PYS1)
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0%
○ 折線バイアス(工場出荷時)
折
線
出
力
補正値
(実際の入力+折線バイアス)
実際の入力
1.B6
折線バイアス
1.B5
1.B3 1.B4
1.A1
1.A2 1.A3 1.A4
折線入力
1.A5 1.A6 1.A8
1.A7
測定入力レンジの-66.7∼105.0%
○ 折線近似
1.B5∼1.B11は,
1.B4と同じにする
折線出力
測定入力レンジの-66.7∼105.0%
1.B4
折線近似を
施した後の
測定入力範囲
1.B3
1.B2
1.B1
1.A5∼1.A11は,
1.A4と同じにする
1.A1
1.A2
1.A3
1.A4
1.A11
折線入力
実際の測定入力範囲
測定入力レンジの-66.7∼105.0%
パラメータ記号
パラメータ名称
折線 1 入力 1
設定範囲と解説
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
測定入力レンジの0.0 %
応用1.1(2)
(1.A1)
折線 1 出力 1
(1.B1)
折線 1 入力 2
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A2)
折線 1 出力 2
(1.B2)
折線 1 入力 3
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A3)
折線 1 出力 3
(1.B3)
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
同上
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
パラメータ記号
5-12
<5. パラメータ>
パラメータ名称
折線 1 入力 4
設定範囲と解説
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
測定入力レンジの0.0 %
応用1.1(2)
(1.A4)
折線 1 出力 4
(1.B4)
折線 1 入力 5
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A5)
折線 1 出力 5
(1.B5)
折線 1 入力 6
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A6)
折線 1 出力 6
(1.B6)
折線 1 入力 7
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A7)
折線 1 出力 7
(1.B7)
折線 1 入力 8
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A8)
折線 1 出力 8
(1.B8)
折線 1 入力 9
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.A9)
折線 1 出力 9
(1.B9)
折線 1 入力 10
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.AA)
折線 1 出力 10
(1.BA)
折線 1 入力 11
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
測定入力レンジの-66.7∼105.0 %
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
測定入力レンジの0.0 %
同上
同上
(1.AB)
折線 1 出力 11
(1.BB)
折線 1 モード
測定入力レンジスパンの-66.7∼105.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジの-66.7∼
105.0 %
0 : 折線バイアス
1 : 折線近似
測定入力レンジスパンの0.0 %
折線近似のとき, 測定入力レンジ
の0.0 %
0
同上
同上
(1.MD)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-13
<5. パラメータ>
■ セットアップパラメータ
● 目標設定値関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
リモート入力選択
(LOOP1) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
RSP(0) : リモート入力(端子)経由のリモート設定値を使用します。 RSP(0)
COM(1) : 通信経由のリモート設定値を使用します。
(SP)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用1.2(1)
(RMS)
設定値リミット上限値
リモートからローカルに切替わるときトラッキングします。
(ローカル設定値がリモート設定値に追従)
OFF(0) : 機能しない
ON(1) : 機能する
設定値を測定値に追従させ,予め設定した変化率で元の設定値
に自動的に戻します。
設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)と組合わせて使
用します。
−動作条件−
(1)手動運転→自動運転,
(2)運転停止→自動運転開始,
(3)電源投入
(4)SP番号変更
OFF(0) : 機能しない
ON(1) : 機能する
設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)の時間単位を設
定します。
HOUR(0) : 「1時間あたり」を示します。
MIN(1) : 「1分間あたり」を示します。
目標設定値(1.SP∼8.SP)の変更に制限をかけます。
設定値リミット下限値
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
但しSPL<SPH
SPトラッキング選択
(SPT)
PVトラッキング選択
(PVT)
勾配時間単位
(TMU)
(SPH)
ON(1)
応用1.2(4)
OFF(0)
応用1.1(7)
HOUR(0)
応用4.1(4)
測定入力レン
ジの100.0 %
−
測定入力レン
ジの0.0 %
−
(SPL)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-14
<5. パラメータ>
● 警報関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
警報 1 種類
(AL1)
警報 2 種類
(AL2)
警報 3 種類
(AL3)
警報 4 種類
(AL4)
警報 1 ヒステリシス
(HY1)
警報 2 ヒステリシス
(LOOP1) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
全ての目標設定値で共通
OFF(0), 1∼31
(下記と同様)
全ての目標設定値で共通
OFF(0), 1∼20, 25∼31
1 : 測定値上限(励磁,待機動作なし)
2 : 測定値下限(励磁, 待機動作なし)
3 : 偏差上限(励磁,待機動作なし)
4 : 偏差下限(励磁,待機動作なし)
5 : 偏差上限(非励磁,待機動作なし)
6 : 偏差下限(非励磁,待機動作なし)
その他の警報種類については,「2.7 警報種類を変更する」を参照
1
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用3.3(3)
応用3.3(4)
2
応用3.3(4)
1
同上
2
同上
警報設定点に動作すきまを設定できます。
測定入力レン
ヒステリシスを設定することによりリレーのチャタリングを防止できます。 ジスパンの
0.5 %
測定値上限警報の場合のヒステリシス
出力値警報 :
オン/オフ動作点
出力
(目標設定値)
0.5 %
▼
(HY2)
(ALM)
応用3.3(2)
同上
オン
警報 3 ヒステリシス
同上
(HY3)
オフ
ヒステリシス
警報 4 ヒステリシス
(HY4)
警報 1 ディレイタイマ
(DY1)
測定値
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
出力値警報時 : 0.0∼100.0%
警報設定値に達してからディレイタイマ経過後に警報が出力さ
れます。
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 1 種類(AL1)が1∼20または28∼31の
場合に有効)
PV
同上
0.00
−
警報設定値
ヒステリシス
ディレイタイマ
警報出力
ディレイタイマ
on
off
時間
警報 2 ディレイタイマ
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 2 種類(AL2)が1∼20または28∼31の
場合に有効)
−
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 3 種類(AL3)が1∼20または28∼31の
場合に有効)
−
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 4 種類(AL4)が1∼20または28∼31の
場合に有効)
−
(DY2)
警報 3 ディレイタイマ
(DY3)
警報 4 ディレイタイマ
(DY4)
警報モード
(AMD)
運転状態により警報機能を動作させるか否かを設定できます。
0 : 常に動作
1 : 運転停止時動作しない
2 : 運転停止または手動運転時動作しない
3 : 警報8点使用+常に動作
4 : 警報8点使用+運転停止時動作しない
5 : 警報8点使用+運転停止または手動運転時動作しない
0
応用3.3(1)
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<目次>
5-15
<5. パラメータ>
● 制御動作関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
出力変化率リミッタ
(OPR)
PID制御モード
(MOD)
(AR)
(LOOP1) サブメニュー :
アンチリセットワ
インドアップ(過積
分抑制機能)
ゾーンPID選択
(ZON)
リスタートモード
(R.MD)
リスタートタイマ
設定範囲と解説
初期値
制御出力の変化率を制限できます。
OFF(0) : 機能しない
0.1∼100.0% / 秒
0 : 追値制御(設定値変更時出力バンプ有り)
1 : 定値制御(設定値変更時出力バンプ無し)
圧力や流量制御する場合は, “定値制御”を選択してください。
制御出力値が100%または0%にはりつくようなとき, 使用します。
設定値が大きいほどPID演算(積分演算)を早く停止します。
AUTO(0), 50.0∼200.0 %
SP選択のとき, 目標設定値ごとのPID定数を選択します。
ゾーンPIDのとき, リファレンスポイントで設定した温度範囲によ
り自動的にPID定数を選択します。
0 : SP選択
1 : ゾーンPID
2秒以上の停電が起きたとき, 調節計の復帰状態を決めることができます。
CONT(0) : 停電前の動作を継続します。
MAN(1) : 手動運転状態から開始します。
AUTO(2) : 停電前の動作を継続して自動運転します。
調節計が電源オン後,演算を開始する時間を設定できます。
0∼10 秒
(CTL)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0)
−
0
応用2.1(2)
AUTO(0)
応用2.1(4)
0
応用4.1(2)
CONT(0)
−
0秒
−
(R.TM)
PID組数
ゾーンPID
リファレンスポイント 2
SP・警報・PIDパラメータの表示組数を決定します。
1 : 1組表示します。 2 : 2組表示します。
3 : 3組表示します。 4 : 4組表示します。
5∼8 : 設定した数のパラメータ組を表示します。
温度帯によりPID定数を切替えるポイントを設定します。最大
6つまで設定できます。温度帯は最大7ゾーンまでです。
ゾーンPID選択(ZON)を“1”に設定します。
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
但し1.RP≦2.RP≦3.RP≦4.RP≦5.RP≦6.RP
ゾーンPID
リファレンスポイント 3
以下の例は,リファレンスポイント1と2を設定し,3つのゾーン
を設けPID定数を自動的に切替えます。
(GRP)
ゾーンPID
リファレンスポイント 1
(1.RP)
8
応用4.1(1)
測定入力レン
ジの100.0 %
応用4.1(2)
同上
(2.RP)
同上
(3.RP)
ゾーンPID
リファレンスポイント 4
測定入力レンジ最大値
RH1
リファレンスポイント 2
2.RP
ゾーンPID
リファレンスポイント 5
ゾーン2
2組目のPID定数で運転
リファレンスポイント 1
1.RP
(5.RP)
ゾーンPID
リファレンスポイント 6
測定入力値
同上
ゾーン1
1組目のPID定数で運転
測定入力レンジ最小値
RL1
同上
(6.RP)
時間
ゾーン切替のヒス
テリシス
(RHY)
リファレンス偏差
(RDV)
同上
ゾーン3
3組目のPID定数で運転
設定値
(4.RP)
リファレンスポイントでの切替時, ヒステリシスを設定できます。 測定入力レン
測定入力レンジスパンの0.0∼10.0 %
ジスパンの
0.5 %
目標設定値との偏差によりPIDを選択するとき使用します。
OFF(0)
偏差を外れたとき, PID組数(GRP)で設定した番号のPID組を使
用します。
同上
下図の例は,リファレンスポイントを設定しないで, リファレンス偏差
のみを設定したものです。選択するPID組は, 次の通りです。
(1)の領域は, 偏差範囲内ですので, 1組目のPIDパラメータが使用されます。
(2)の領域は, 偏差範囲外ですので, PID組数(GRP)で設定した番号の
PIDパラメータが使用されます。
測定入力値
測定入力レンジ最大値
(RH1)
勾配を設けて目標値を
変化させています。
(2)
同上
(2)
(1)
(1)
(1)
リファレンス偏差(RDV)
リファレンス偏差(RDV)
目標設定値
(2)
測定入力レンジ最小値
(RL1)
OFF(0) : 機能しない
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-16
<5. パラメータ>
● アナログ入力演算パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
(BS1)
(FL1)
(SR1)
(LC1)
(BS3)
(FL3)
(SR3)
(LC3)
パラメータ名称
アナログ入力 1
バイアス
(測定入力)
アナログ入力 1
フィルタ
(測定入力)
アナログ入力 1
開平演算の有無
(測定入力)
アナログ入力 1
ローカット
(測定入力)
アナログ入力 3
バイアス
(リモート入力)
アナログ入力 3
フィルタ
(リモート入力)
アナログ入力 3
開平演算の有無
(リモート入力)
アナログ入力 3
ローカット
(リモート入力)
(CMLP) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
予め測定入力値を補正したい場合に使用します。
通常運転時は, 運転パラメータの測定入力バイアス(BS)を使用します。
測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
OFF(0) : 機能しない
1∼120秒
測定入力レン
ジスパンの
0.0 %
OFF(0)
測定入力値に開平演算を施します。
OFF(0) : 開平演算しない
ON(1) : 開平演算する
0.0∼5.0 %
ローカット点以下は, 傾き“1”となります。
OFF(0)
リモート入力値を補正したい場合に使用します。
測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
測定入力レン
ジスパンの
0.0 %
OFF(0)
OFF(0) : 機能しない
1∼120秒
リモート入力値に開平演算を施します。
OFF(0) : 開平演算しない
ON(1) : 開平演算する
0.0∼5.0 %
ローカット点以下は, 傾き“1”となります。
(AIN)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用1.1(6)
同上
応用1.1(3)
1.0 %
同上
応用1.1(6)
同上
OFF(0)
1.0 %
応用1.1(3)
応用1.2(2)
応用1.1(3)
応用1.2(2)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-17
<5. パラメータ>
● 伝送出力パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
伝送出力 1 種類
(RT1)
伝送出力 1 スケール
最大値
(CMLP) サブメニュー :
設定範囲と解説
OFF(0) : 機能しない
1 : PV1, 2 : SP1, 3 : OUT1, 4 : LPSセンサ用供給電源(15V)
5 : PV2, 6 : SP2, 7 : OUT2
設定値5∼7は, 単ループ制御では使用できません。
14 15
伝送出力1は, 常に - 端子から出力されます。
位置比例制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定した
とき, 弁開度(0∼100 %)が伝送されます。
加熱冷却制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定した
とき, 加熱と冷却に振り分ける前の出力値が伝送されます。
(0∼50 % : 冷却側出力, 50∼100 % : 加熱側出力)
RT1=1, 2 : TL1+1digit∼測定入力レンジの100.0 %
初期値
(RET)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
1
応用2.2(1)
応用2.2(3)
測定入力レン
ジの100.0 %
応用2.2(1)
測定入力レン
ジの0.0 %
同上
(TH1)
伝送出力 1 スケール
最小値
RT1=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %∼TH1-1digit
伝送出力 2 種類
伝送出力2は, 制御出力が電流または電圧パルス以外のとき
16 17
に使用できます。出力端子は - 端子です。
OFF(0) : 機能しない
1 : PV1, 2 : SP1, 3 : OUT1, 4 : LPSセンサ用供給電源(15V)
5 : PV2, 6 : SP2, 7 : OUT2
設定値5∼7は, 単ループ制御では使用できません。
(TL1)
(RT2)
伝送出力 2 スケール
最大値
位置比例制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定した
とき, 弁開度(0∼100 %)が伝送されます。
加熱冷却制御を行っている場合, 設定値に“3”を設定した
とき, 加熱と冷却に振り分ける前の出力値が伝送されます。
(0∼50 % : 冷却側出力, 50∼100 % : 加熱側出力)
RT2=1, 2 : TL2+1digit∼測定入力レンジの100.0 %
OFF(0)
応用2.2(1)
応用2.2(3)
−
応用2.2(1)
(TH2)
伝送出力 2 スケール
最小値
RT2=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %∼TH2-1digit
−
同上
(TL2)
● 偏差モニタパラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
偏差表示幅
(DVB)
(CMLP) サブメニュー :
設定範囲と解説
計器前面の偏差モニタの偏差表示幅を変更できます。
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
初期値
測定入力レン
ジスパンの
1.0 %
(TRND)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用6.1(3)
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<目次>
5-18
<5. パラメータ>
● セキュリティ関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
(CMLP) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
計器前面のデータ設定
(▼,▲)キーロック
OFF(0) : ロック解除
ON(1) : ロック
OFF(0)
計器前面のA/Mキー
ロック
OFF(0) : ロック解除
ON(1) : ロック
OFF(0)
運転パラメータメイン
メニューのMODE画面
をロック
運転パラメータメイン
メニューのLP1画面を
ロック
OFF(0) : ロック解除
ON(1) : ロック
OFF(0)
OFF(0) : ロック解除
ON(1) : ロック
OFF(0)
(LOCK)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用7.1(2)
(DAT)
同上
(A/M)
(MOD)
(LP1)
同上
同上
パラメータは表示されますが, 単ループ制御では使用しません。
(LP2)
(PID)
運転パラメータサブ
メニューのPID画面を
ロック
OFF(0)
OFF(0) : ロック解除
ON(1) : ロック
同上
パラメータは表示されますが, 単ループ制御では使用しません。
(USR)
(PY1)
OFF(0)
運転パラメータメイン OFF(0) : ロック解除
メニューのPYS1画面を ON(1) : ロック
ロック
同上
パラメータは表示されますが, 単ループ制御では使用しません。
(PY2)
パスワード登録
0
0 : パスワード未設定
1∼30000
応用7.1(1)
(PWD)
● セレクト画面パラメータ − 便利な運転画面 −
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
セレクト画面 1 への登録
(C.S1)
セレクト画面 2 への登録
(C.S2)
セレクト画面 3 への登録
(C.S3)
セレクト画面 4 への登録
(C.S4)
セレクト画面 5 への登録
(C.S5)
(CONF) サブメニュー :
設定範囲と解説
OFF(0), 201∼1023
表示させたいパラメータを運転パラメータまたはセットアッ
プパラメータの中から選択し,そのパラメータに付随する
番号(Dレジスタ番号)を登録します。
初期値
(CSEL)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0)
応用6.1(1)
同上
例えば,C.S1に302を登録すると,運転画面で警報1設定値
を変更できるようになります。
警報設定値パラメータを運転画面に登録する番号
警報 1 設定値 : 302
警報 2 設定値 : 303
警報 3 設定値 : 304
警報 4 設定値 : 305
いずれも目標設定値1(1.SP)に対応する警報設定値パラメータ
目標設定値2(2.SP)に対応する警報設定値パラメータの登録
番号は, 1.SPに対応する警報設定値パラメータの登録番号に
“25”を加算した値を設定します。
目標設定値3(3.SP)に対応する警報設定値パラメータの登録
番号は, 2.SPに対応する警報設定値パラメータの登録番号に
“25”を加算した値を設定します。
同上
同上
同上
4.SPから8.SPについても, 上記と同様に1組前の登録番号に
“25”を加算した値を設定します。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-19
<5. パラメータ>
● 接点出力登録パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
DO1出力フラグ登録
(リレー)
(DO1)
DO2出力フラグ登録
(リレー)
(DO2)
(CONF) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
下記の設定値は, 単ループ制御時のみの登録番号です。
5689 : 警報 1 出力
5690 : 警報 2 出力
5691 : 警報 3 出力
5693 : 警報 4 出力
1609 : FAIL出力
(DO)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
5689
応用3.2(1)
5690
同上
DO3出力フラグ登録
(リレー)
5691
DO4出力フラグ登録
(オープンコレクタ)
5693
DO5出力フラグ登録
(オープンコレクタ)
0
DO6出力フラグ登録
(オープンコレクタ)
0
DO7出力フラグ登録
(オープンコレクタ)
1609
同上
(DO3)
同上
(DO4)
同上
(DO5)
同上
(DO6)
同上
(DO7)
● 接点入力登録パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
自動/手動切替
(A/M)
リモート/ローカル切替
(R/L)
運転停止/開始切替
(S/R)
カスケードモードへの
切替 (カスケード制御時)
(CAS)
自動モードへの切替
(カスケード制御時)
(AUT)
手動モードへの切替
(カスケード制御時)
設定範囲と解説
(SP.0)
目標設定値番号指定時
のビット1
(SP.1)
目標設定値番号指定時
のビット2
初期値
左記の機能の切替えをどの接点入力で行うかを設定します。
DI1 : 5161
機能なし : 0
DI2 : 5162
DI3 : 5163
DI4 : 5164
DI5 : 5165
DI6 : 5166
DI7 : 5167
DI8 : 5168
工場出荷時は, 次の通りに割付けられています。
接点入力1(DI1) : 自動(ON)/手動(OFF)切替
接点入力2(DI2) : 運転停止(ON)/開始(OFF)切替
接点入力3(DI3)∼接点入力6(DI6) : 目標設定値切替(下記)
接点入力8(DI8) : リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
(DI)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
5161
応用3.1(3)
5168
同上
5162
同上
0
同上
0
同上
0
目標設定値切替
同上
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP 7.SP 8.SP
(MAN)
目標設定値番号指定時
のビット0
(CONF) サブメニュー :
DI3
DI4
ON OFF
OFF ON
ON
ON
OFF ON OFF
OFF OFF ON
ON
ON
OFF
OFF
DI5
OFF OFF OFF
ON
ON
OFF
DI6
OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF
ON
ON
ON
接点入力が全てOFFのときは,直前の目標設定値を使用し
ます。
5163
同上
5164
同上
5165
同上
(SP.2)
目標設定値番号指定時
のビット3
5166
同上
(SP.3)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-20
<5. パラメータ>
● UTモードパラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
調節計モード
(UTモード)
(UTM)
測定入力サンプリ
ング周期設定
(SMP)
(SMC)
サンプリング周期
エラーカウンタ
(表示のみ)
(UTMD) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
1 : 単ループ制御
他の調節計モードについては, ユーザーズマニュアル応用編
(CD-ROM版)をご覧下さい。
50ms, 100ms, 200ms, 500ms
測定入力サンプリング周期を変更すると, 調節計が再起動されま
すが, 他のパラメータの設定値には, 影響ありません。
0∼30000
(MD)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
1
−
200ms
応用1.1(4)
電源オン時0を
表示
応用1.1(5)
● 入力関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
(IN1)
パラメータ名称
測定入力 種類
(INPUT1端子)
11 12 13
- - 端子
測定入力 単位
(UN1)
測定入力 レンジ最
大値
(RH1)
測定入力 レンジ最
小値
(RL1)
測定入力 小数点位
置(電圧入力時表示)
(DP1)
(SH1)
(SL1)
測定入力 スケール
最大値(電圧入力時
表示)
測定入力 スケール
最小値(電圧入力時
表示)
測定入力 バーンア
ウト動作選択
(BO1)
測定入力 基準接点
補償の有無
(RJC)
(UTMD) サブメニュー :
設定範囲と解説
測定入力の種類をレンジコードで設定します。
OFF(0), 1∼18, 30, 31, 35∼37, 40, 41, 50, 51, 55, 56
「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照
測定入力の単位を設定します。
%(0) : パーセント
℃(1) : 摂氏
-(2) : 無単位
測定入力レンジの範囲を設定します。(RL1<RH1)
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0)
−
測定入力種類
による
測定入力種類
による
−温度入力の場合−
実際に制御する温度範囲を設定します。
−電圧入力の場合−
電圧信号の範囲を設定します。
実際に制御するスケール値は, 測定入力スケール最大値(SH1)
と測定入力スケール最小値(SL1)で設定します。
電圧入力時の測定入力小数点位置を設定します。
0∼4
0 : 小数点なし,1 : 小数点以下1桁,2∼4 : 各桁位置
電圧入力時の測定入力表示スケールを設定します。
-19999∼30000, 但しSL1<SH1
SH1-SL1<=30000
(IN)
−
−
−
測定入力種類
による
−
測定入力種類
による
−
−
測定入力断線時の測定値を決めることができます。
アップスケールを設定したとき, 測定入力レンジの105 %,
ダウンスケールを設定したとき, 測定入力レンジの-5.0 %が
測定入力値となります。
OFF(0) : オフ
UP(1) : アップスケール
DOWN(2) : ダウンスケール
熱電対入力の入力補償を設定できます。
OFF(0) : なし
ON(1) : あり
測定入力種類
による
−
ON(1)
−
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
パラメータ記号
(IN3)
5-21
<5. パラメータ>
パラメータ名称
リモート入力 種類
(INPUT3端子)
21 22
- 端子
リモート入力 単位
(UN3)
リモート入力
レンジ最大値
設定範囲と解説
リモート入力の種類をレンジコードで設定します。
40, 41, 50, 51
「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照
リモート入力の単位を設定します。
%(0) : パーセント
℃(1) : 摂氏
-(2) : 無単位
電圧信号の範囲を設定します。(RL3<RH3)
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
41
応用1.2(1)
%(0)
同上
5.000
同上
(RH3)
1.000
リモート入力
レンジ最小値
同上
(RL3)
リモート入力小数点位置を設定します。
0∼4
0 : 小数点なし,1 : 小数点以下1桁,2∼4 : 各桁位置
リモート入力表示スケールを設定します。
-19999∼30000, 但しSL3<SH3,SH3-SL3<=30000
通常は, 次の設定値で使用します。
−測定入力が温度の場合−
測定入力レンジ最大値と測定入力レンジ最小値
−測定入力が電圧の場合−
測定入力スケール最大値と測定入力スケール最小値
測定入力小数点位
置と同じ
同上
測定入力スケール
最大値
同上
(SL3)
リモート入力 小数
点位置(電圧入力時
表示)
リモート入力
スケール最大値
(電圧入力時表示)
リモート入力
スケール最小値
(電圧入力時表示)
リモート入力断線時のリモート入力値を決めることができます。
アップスケールを設定したとき, リモート入力スケールの105 %,
ダウンスケールを設定したとき, リモート入力スケールの-5.0 %
がリモート入力値となります。
OFF(0) : オフ
UP(1) : アップスケール
DOWN(2) : ダウンスケール
PVの単位を設定します。
%(0) : パーセント
℃(1) : 摂氏
-(2) : 無単位
通常は, 測定入力小数点位置(DP1)と同じにします。
温度入力で小数点の表示位置を移動させたい場合, PV小数点
位置(P.D1)を使用します。
例えば, 小数点1桁の温度表示を小数点なしの温度表示にし
たい場合, “P.D1=0”とします。また,P.H1とP.L1を再設
定する必要があります。
0∼4
通常は, 測定入力レンジ最大値と最小値の範囲で使用します。
-19999∼30000
P.L1<P.H1, 但しP.H1-P.L1≦30000
OFF(0)
(BO3)
リモート入力
バーンアウト動作
選択
(DP3)
(SH3)
PV 単位
(P.U1)
PV 小数点位置
(P.D1)
PV レンジ最大値
(P.H1)
PV レンジ最小値
(P.L1)
測定入力スケール
最小値
同上
−
測定入力 単位と
同じ
応用1.1(8)
−
同上
測定入力レンジ最
大値または測定入
力スケール最大値
測定入力レンジ最
小値または測定入
力スケール最小値
同上
同上
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-22
<5. パラメータ>
● 出力関連パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
制御出力種類
(OT1)
(CT)
制御出力サイクルタ
イム
加熱冷却制御時は加
熱側制御出力サイク
ルタイム
(UTMD) サブメニュー :
設定範囲と解説
0
1
2
3
初期値
(OUT)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
0
加熱冷
却形 : 4
1 2 3
時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )
16 17
時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )
16 17
電流出力(端子 - )
1 2 3
オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )
設定値4∼12は,加熱冷却形の調節計のみ設定できます。
1 2 3
48 49 50
4
加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出力(端子 - - )
16 17
48 49 50
5
加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )
16 17
48 49 50
加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - - )
6
1 2 3
46 47
加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側パルス出力(端子 - )
7
16 17
46 47
加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )
8
16 17
46 47
加熱側電流出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端子 - )
9
1 2 3
46 47
10 加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側電流出力(端子 - )
16 17
46 47
11 加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )
16 17
46 47
12 加熱側電流出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )
1∼1000 秒
−
30 秒
オン
オン
オフ
サイクルタイム
オフ
サイクルタイム
応用3.3(4)
サイクルタイム=10秒のときのリレーの動き
制御出力20%時
10秒
オン時間 2秒
オフ時間 8秒
制御出力50%時
10秒
オン時間 5秒
オフ時間 5秒
制御出力80%時
10秒
オン時間 8秒
オフ時間 2秒
冷却側制御出力サイ
クルタイム
1∼1000 秒
アナログ出力 1 種類
16 17
(OUTPUT1 - 端子)
制御出力または伝送出力を以下の電流信号で出力できます。
0 : 4∼20mA
1 : 0∼20mA
2 : 20∼4mA
3 : 20∼0mA
30 秒
応用3.3(4)
(CTc)
(AO1)
アナログ出力 2 種類
46 47
(OUTPUT2 - 端子)
0
応用2.1(7)
0
同上
(AO2)
アナログ出力 3 種類
14 15
(OUTPUT3 - 端子)
0
同上
(AO3)
アナログ出力-1
100%折れ点
(A1H)
16 17
OUTPUT1 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。
下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。
-5.0∼105.0 %
アナログ出力-1
0%折れ点
100.0 %
同上
0.0 %
同上
(A1L)
アナログ出力-2
100%折れ点
(A2H)
46 47
OUTPUT2 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。
下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。
-5.0∼105.0 %
アナログ出力-2
0%折れ点
100.0 %
同上
0.0 %
同上
(A2L)
アナログ出力-3
100%折れ点
(A3H)
アナログ出力-3
0%折れ点
14 15
OUTPUT3 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。
下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。
-5.0∼105.0 %
100.0 %
同上
0.0 %
同上
(A3L)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<5. パラメータ>
5-23
■ スプリット演算を行う
[ V特性出力 ]
以下にアナログ出力1( 16 - 17 端子)とアナログ出力3( 14 - 15 端子)にV特性のスプリット演算出
力を出す例を説明します。
(1) 制御出力種類(OT1)の設定値に“2”を設定します。
制御出力を電流出力にします。
(2) 伝送出力1(RT1)の設定値に“3”を設定します。
伝送出力を制御出力伝送にします。
(3) アナログ出力-1 100%折れ点(A1H)に“100%”を設定します。
(4) アナログ出力-1 0%折れ点(A1L)に“25%”を設定します。
(5) アナログ出力-3 100%折れ点(A3H)に“0%”を設定します。
(6) アナログ出力-3 0%折れ点(A3L)に“75%”を設定します。
下図はともに出力信号4∼20mADCの例です。それぞれに出力信号を決められます。下記
3つのパラメータで出力信号を決めます。
アナログ出力1 : アナログ出力1種類(AO1)
アナログ出力2 : アナログ出力2種類(AO2)
アナログ出力3 : アナログ出力3種類(AO3)
アナログ出力-3
100%折れ点
(A3H)
mA %
20 100
アナログ出力-1
100%折れ点
(A1H)
演算後の出力値
アナログ出力3
16
75
アナログ出力1
12
50
8
25
アナログ出力-3
0%折れ点
(A3L)
アナログ出力-1
0%折れ点(A1L)
4
0
0
25
50
75
スプリット演算前の出力値
100 %
[ 平行特性出力 ]
以下にアナログ出力1( 16 - 17 端子)とアナログ出力3( 14 - 15 端子)に平行特性のスプリット演
算出力を出す例を説明します。
(1) 制御出力種類(OT1)の設定値に“2”を設定します。
制御出力を電流出力にします。
(2) 伝送出力1(RT1)の設定値に“3”を設定します。
伝送出力を制御出力伝送にします。
(3) アナログ出力-1 100%折れ点(A1H)に“100%”を設定します。
(4) アナログ出力-1 0%折れ点(A1L)に“25%”を設定します。
(5) アナログ出力-3 100%折れ点(A3H)に“75%”を設定します。
(6) アナログ出力-3 0%折れ点(A3L)に“0%”を設定します。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-24
<5. パラメータ>
下図はともに出力信号20∼0mADCの例です。それぞれに出力信号を決められます。下記
3つのパラメータで出力信号を決めます。
アナログ出力1 : アナログ出力1種類(AO1)
アナログ出力2 : アナログ出力2種類(AO2)
アナログ出力3 : アナログ出力3種類(AO3)
アナログ出力-3
100%折れ点
(A3H)
mA %
0 100
アナログ出力-1
100%折れ点
(A1H)
演算後の出力値
アナログ出力3
5
75
アナログ出力1
10
50
15 25
アナログ出力-3
0%折れ点(A3L)
20
0
アナログ出力-1
0%折れ点
(A1L)
0
25
50
75
スプリット演算前の出力値
100 %
● 通信パラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
(UTMD) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
プロトコル選択
0 : パソコンリンク通信
1 : パソコンリンク通信(サムチェック付き)
2 : ラダー通信
3 : 協調親局
4 : 協調子局
7 : MODBUS(ASCII)
8 : MODBUS(RTU)
10 : 協調子局(ループ1モード)
11 : 協調子局(ループ2モード)
(10, 11:親局が2ループ制御のとき,子局は親局の
どちらのループの制御に従うかを選択できます)
0
通信速度
600(0), 1200(1), 2400(2), 4800(3), 9600(4) (bps)
9600(4)
パリティ
NONE(0) : なし
EVEN(1) : 偶数
ODD(2) : 奇数
1, 2
EVEN(1)
(PSL)
(R485)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
(BPS)
(PRI)
ストップピット
通信機能
1
(STP)
データ長
8
アドレス
7, 8 ;
MODBUS(ASCII)のとき,7固定です。
MODBUS(RTU),ラダーのとき,8固定です。
1∼99, ただし最大31台まで接続可能
最小応答時間
0∼10 (×10ms.)
0
(DLN)
1
(ADR)
(RP.T)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-25
<5. パラメータ>
● 電動バルブ校正関連パラメータ(位置比例形の調節計のみ表示)
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
バルブ自動調整
(V.AT)
バルブ位置設定リセット
(V.RS)
バルブ全閉位置セット
(UTMD) サブメニュー :
設定範囲と解説
初期値
バルブの全閉と全開位置を自動で調整します。
この機能を使った場合,V.RS∼V.Hによる調整を行う
必要はありません。
OFF(0) : −
ON(1) : 自動調整開始
V.RS∼V.Hは,手動でバルブ位置の調整を行います。
V.RS=1を設定すると,バルブ調整値がリセットされ
“V.RS”が点滅します。
バルブ位置を全閉位置にしてSET/ENTキーを押すと,
調整値が記憶されます。
OFF(0)
バルブ位置を全開位置にしてSET/ENTキーを押すと,
調整値が記憶されます。
全開の調整が終了すると,V.Hの点滅が停止します。
5∼300 秒
バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ位置を推測して動作させ
るためのパラメータです。
バルブの全閉から全開までの動作時間を設定してください。
動作時間は,接続するバルブの仕様でご確認ください。
バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ調整モード(V.MD)を
“1”または“2”に設定したときのみ動作します。
0 : バルブ位置フィードバック型
1 : バルブ位置フィードバック型(フィードバック入
力エラー発生時または断線時に推測型に移行)
2 : バルブ位置推測型
不定
(VALV)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
−
0
−
不定
−
(V.L)
バルブ全開位置セット
(V.H)
バルブ動作時間
(TR.T)
バルブ調整モード
(V.MD)
−
60 秒
−
0
−
● パラメータ初期化のパラメータ
[表示位置] メインメニュー :
パラメータ記号
パラメータ名称
パラメータ初期化
(UTMD) サブメニュー :
設定範囲と解説
OFF(0) : −
ON(1) : パラメータ初期化実行
初期値
(INIT)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0)
−
(INI)
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<5. パラメータ>
5-26
■ 加熱冷却制御について(加熱冷却形の調節計のみ)
加熱冷却制御では,演算結果を加熱用と冷却用の2つの信号に振り分けて出力します。加
熱側と冷却側それぞれPID制御またはオンオフ制御を行うことができます。オンオフ制御
は,比例帯を“0”に設定します。
調節計は,演算を施した結果(0∼100%)を加熱側と冷却側に振り分けて制御します。
演算結果の0∼50%は,冷却側出力0∼100%として出力します。
演算結果の50∼100%は,加熱側出力0∼100%として出力します。
測定値
目標設定値
通信
PID演算
手動操作出力
0∼100%
加熱/冷却演算
0∼50%
50∼100%
冷却側出力リミッタ
加熱側出力リミッタ
冷却側操作出力
0∼100%
加熱側操作出力
0∼100%
加熱冷却制御では,下図のように加熱側出力と冷却側出力をともに出力しない方法と,と
もに出力する方法があります。
出力(%)
出力(%)
100
100
0
0
50
不感帯
加熱側
出力
冷却側
出力
加熱側
出力
冷却側
出力
0
100(%)
加熱側出力と冷却側出力に振り分ける前の出力値
0
50
100(%)
不感帯
加熱側出力と冷却側出力に振り分ける前の出力値
加熱冷却制御時の注意点
・ 加熱側比例帯(P)と冷却側比例帯(Pc)の比を5対1以内にしてください。
・ 加熱側と冷却側ともにオンオフ制御でないとき,いずれか一方の積分時間(IまたはIc)
を“0”にすると,片方の積分時間に関わりなく,両方の積分時間がオフとなります。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<5. パラメータ>
5-27
■ 位置比例制御について(位置比例形の調節計のみ)
位置比例制御には,フィードバック型と推測型による制御があります。フィードバック型
は,バルブに取付けたフィードバックスライド抵抗(すべり抵抗)からバルブ位置信号を得
て制御する方式です。また推測型は,バルブの全閉から全開までの動作時間を予め設定し
ておき,調節計がバルブ位置を推測して制御する方式です。推測型は,フィードバック入
力配線は必要有りません。
推測型よりフィードバック型の制御の方がより良い制御ができます。
手動運転時は,調節計の出力端子を直接操作します。
キーを押すとバルブは開く方向
に,
キーを押すとバルブは閉じる方向に動作します。
下図は,位置比例制御のループ図です。
調節計
制御演算
制御出力
フィードバック
入力
正転
比較器
弁位置信号
反転
M
スライド抵抗
電動バルブ
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
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<目次>
6.
<6. 機能ブロック図と解説>
6-1
機能ブロック図と解説
ここでは,「単ループ制御」,「単ループ加熱冷却制御」,「単ループ位置比例制御」の
機能ブロック図を示します。これらの機能ブロック図の解説は,後述の説明をご覧くださ
い。
なお,「単ループ制御の機能ブロック図」において,UT520では接点入出力がないところ
があります。接点入出力の有無を確認のうえ,機能ブロック図をご覧ください。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-2
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 単ループ制御の機能ブロック図
測定入力
11 12 13
端子
リモート入力
21 22
端子
通信
23
27
∼ 端子
INPUT1
INPUT3
RS485
入力種類選択
入力種類選択
単位選択
単位選択
アナログ入力レンジ変換
アナログ入力レンジ変換
アナログ入力バイアス
アナログ入力バイアス
開平演算
開平演算
アナログ入力フィルタ
アナログ入力フィルタ
接点入力
DI3
DI4
DI5
DI6
DI1
DI2
DI8
目
標
設
定
値
選
択
折線近似/折線バイアス
リモート設定フィルタ
補助入力
通信
RMS=RSP
測定入力バイアス
RMS=COM
SPN
測定入力フィルタ
比率バイアス演算
目標設定値1∼8
リモート
R/L
ローカル
リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
目標設定値勾配機能
手動操作
制御演算部
手動
A/M
自動
自動(ON)/手動(OFF)切替
プリセット出力
出力リミッタ
停止
24Vセンサ電源
運転
S/R
停止(ON)/運転(OFF)切替
OT1
15Vセンサ電源
制御出力
警報機能
伝送出力
RT2
RT1
LPS
OUTPUT1
OUTPUT1
OUTPUT1
OUTPUT3
43 44
端子
16 17
端子
電流または
パルス
1 2 3
端子
リレー
16 17
端子
電流*1
14 15
端子
電流
正
常
時
オ
ン
DO1
DO2
DO3
DO4
DO7
警報1 警報2 警報3 警報4 FAIL出力
*1: 制御出力が電流またはパルスの場合,使用不可能
端子記号
パラメータ
機能
アナログ信号
接点信号
計器前面キー
凡例
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-3
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 単ループ加熱冷却制御の機能ブロック図
測定入力
11 12 13
端子
リモート入力
21 22
端子
通信
23
27
∼ 端子
INPUT1
INPUT3
RS485
入力種類選択
入力種類選択
単位選択
単位選択
アナログ入力レンジ変換
アナログ入力レンジ変換
アナログ入力バイアス
アナログ入力バイアス
開平演算
開平演算
アナログ入力フィルタ
アナログ入力フィルタ
接点入力
DI3
DI4
DI5
DI6
DI1
DI2
DI8
目
標
設
定
値
選
択
折線近似/折線バイアス
リモート設定フィルタ
測定入力バイアス
補助入力
通信
RMS=RSP
RMS=COM
SPN
測定入力フィルタ
比率バイアス演算
目標設定値1∼8
リモート
ローカル
R/L
リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
目標設定値勾配機能
手動操作
制御演算部
手動
A/M
自動
自動(ON)/手動(OFF)切替
加熱/冷却演算
加熱側出力リミッタ
冷却側出力リミッタ
加熱側
プリセット出力
冷却側
プリセット出力
OT1
15Vセンサ電源
OT1
加熱側出力
冷却側出力
S/R
停止(ON)/運転(OFF)切替
警報機能
伝送出力
RT2
RT1
OUTPUT1
OUTPUT1
OUTPUT2
OUTPUT2
OUTPUT1
OUTPUT3
16 17
端子
電流または
パルス
1 2 3
端子
リレー
46 47
端子
電流または
パルス
48 49 50
端子
リレー
16 17
端子
電流*1
14 15
端子
電流
正
常
時
オ
ン
DO1
DO2
DO3
DO4
警報1 警報2 警報3 警報4
DO7
FAIL出力
*1: 加熱側出力が電流またはパルスの場合,使用不可能
端子記号
パラメータ
機能
アナログ信号
接点信号
計器前面キー
凡例
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-4
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 単ループ位置比例制御の機能ブロック図
測定入力
11 12 13
端子
リモート入力
21 22
端子
通信
23
27
∼ 端子
INPUT1
INPUT3
RS485
入力種類選択
入力種類選択
単位選択
単位選択
アナログ入力レンジ変換
アナログ入力レンジ変換
アナログ入力バイアス
アナログ入力バイアス
開平演算
開平演算
アナログ入力フィルタ
アナログ入力フィルタ
接点入力
DI3
DI4
DI5
DI6
DI1
DI2
DI8
目
標
設
定
値
選
択
折線近似/折線バイアス
リモート設定フィルタ
補助入力
RMS=RSP
測定入力バイアス
通信
RMS=COM
SPN
測定入力フィルタ
比率バイアス演算
目標設定値1∼8
リモート
ローカル
R/L
手動運転時の操作は,
キーまたは キー
を押している間だけ
リレーがオンします。
リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
目標設定値勾配機能
手動操作
制御演算部
出力リミッタ
手動
A/M
※出力リミッタ機能は推測動作時無効。
自動
自動(ON)/手動(OFF)切替
プリセット出力
停止
運転
S/R
停止(ON)/運転(OFF)切替
信号比較機能
Lリレー
( キー)
FEEDBACK
45 46 47
端子
24Vセンサ電源
警報機能
15Vセンサ電源 伝送出力
Hリレー
( キー)
RT2
RT1
LPS
OUTPUT1
OUTPUT3
43 44
端子
16 17
端子
電流
14 15
端子
電流
OUTPUT
48 49 50
端子
正
常
時
オ
ン
DO1
DO2
DO3
DO4
DO7
警報1 警報2 警報3 警報4 FAIL出力
リレー出力
フィードバック
入力
正転/逆転信号
M
電動バルブ
バルブ位置
スライド抵抗
端子記号
パラメータ
機能
アナログ信号
接点信号
計器前面キー
凡例
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-5
<6. 機能ブロック図と解説>
「単ループ制御」の初期状態における機能とパラメータ(工場出荷時)
以下に初期状態における機能とパラメータを記載しています。それぞれのパラメータの解
説については,「5.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。
■ 測定入力
測定入力(INPUT1)は,ユニバーサル入力であり,熱電対,測温抵抗体,直流電圧信号の
いずれかを入力できます。入力に対して,バイアス,開平演算,一次遅れフィルタ,折線
近似または折線バイアスなどの演算を行うことができます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
入力種類選択
IN1
UTMD
IN
単位選択
UN1
UTMD
IN
アナログ入力レンジ変換
RH1とRL1(DP1, SH1, SL1)
UTMD
IN
アナログ入力バイアス
BS1
CMLP
AIN
開平演算
SR1とLC1
CMLP
AIN
アナログ入力フィルタ
FL1
CMLP
AIN
運転パラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
折線モード
1.MD
PYS1
なし
折線近似/折線バイアス
1.A1∼1.AB, 1.B1∼1.BB
PYS1
なし
測定入力バイアス
BS
LP1
PAR
測定入力フィルタ
FL
LP1
PAR
注: バイアスとフィルタは,通常運転時は運転パラメータの測定入力バイアス(BS)と測定入力フィルタ(FL)
を使用します。セットアップパラメータのアナログ入力バイアス(BS1)とアナログ入力フィルタ(FL1)は,
予め補正値がわかっているときに設定します。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-6
<6. 機能ブロック図と解説>
■ リモート入力
リモート入力(INPUT3)は,直流電圧信号を入力できます。リモート入力に対して,バイ
アス,開平演算,一次遅れフィルタ,比率バイアスなどの演算を行うことができます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
入力種類選択
IN3
UTMD
IN
単位選択
UN3
UTMD
IN
アナログ入力レンジ変換
RH3とRL3(DP3, SH3, SL3)
UTMD
IN
アナログ入力バイアス
BS3
CMLP
AIN
開平演算
SR3とLC3
CMLP
AIN
アナログ入力フィルタ
FL3
CMLP
AIN
リモート入力選択
RMS
LOOP1
SP
注: リモート入力は,通信経由でも取り込むことができます。
詳しくは,GREENシリーズ通信機能説明書(IM 05G01B02-01)をご覧ください。
運転パラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
リモート設定フィルタ
RFL
LP1
PAR
比率バイアス演算
RTとRBS
LP1
PAR
リモート/ローカル選択
MOD(REM/LCL)
MODE
なし
■ 接点入力
DI1(接点入力1)で,自動(ON)/手動(OFF)切替えが行えます。手動にすると制御出力値を
キーまたは
キーで操作できます。
DI2(接点入力2)で,運転(OFF)/停止(ON)切替えが行えます。運転停止にすると,あらか
じめ設定した固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。測定入力や警報機能は継続
して動作します。
DI3(接点入力3)からDI6(接点入力6)で,目標設定値の切替えが行えます。接点入力4点のオ
ンオフの組合わせで目標設定値を切替えることができます。
接点入力
選択する目標設定値番号(SPN)
1
2
3
4
5
6
7
8
DI3
ON
OFF
ON
DI4
OFF
ON
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
OFF
OFF
ON
ON
OFF
DI5
OFF
OFF
OFF
ON
ON
ON
ON
OFF
DI6
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
ON
全てOFFにした
場合は,直前の
目標設定値を使
用します。
例えば,目標設定値1を目標設定値2に切替える場合,接点入力4(DI4)のみをONします。また,目標設定値3
を選択する場合は,接点入力3(DI3)と接点入力4(DI4)をONします。
DI7(接点入力7)は,機能が割り付いていません。
DI8(接点入力8)で,リモート(ON)/ローカル(OFF)切替えが行えます。外部からの目標設
定値としてリモート入力(INPUT3)から取り込むことができます。
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-7
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 目標設定値とPID
目標設定値は,最大8つまで使用できます。目標設定値を切替えるには,キー操作による
切替えまたは接点入力による切替えで行えます。接点入力による切替えは,「■ 接点入
力」をご覧ください。
運転パラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
目標設定値番号選択
SPN
MODE
なし
目標設定値1∼8
n.SP
LP1
n.PID
比例帯(P)
n.P
LP1
n.PID
積分時間(I)
n.I
LP1
n.PID
微分時間(D)
n.D
LP1
n.PID
冷却側比例帯(Pc)
n.Pc
LP1
n.PID
冷却側積分時間(Ic)
n.Ic
LP1
n.PID
冷却側微分時間(Dc)
n.Dc
LP1
n.PID
注: パラメータn.SP,n.P,n.I,n.D,n.Pc,n.Ic,n.Dc(n=1∼8),サブメニューn.PID(n=1∼8)は目標設定値
番号(SPN)で選択した番号と同じです。
目標設定値の急変を勾配設定で防ぐことができます。勾配時間単位(1時間または1分間)あ
たりに,設定値上昇勾配(UPR)または設定値下降勾配(DNR)で設定した値で変化させるこ
とができます。
セットアップパラメータ
機能
勾配時間単位
パラメータ
TMU
メインメニュー
LOOP1
サブメニュー
SP
運転パラメータ
機能
目標設定値勾配設定
パラメータ
UPRとDNR
メインメニュー
LP1
サブメニュー
PAR
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-8
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 制御出力
制御出力(OUTPUT1)は,電流出力,電圧パルス出力,リレー接点出力信号から選択します。
加熱冷却制御時,冷却側制御出力はOUTPUT2です。
キー操作または接点入力で運転停止にしたとき,固定出力値(プリセット出力値)が出力さ
れます。手動操作より優先されます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
制御出力種類選択
OT1
UTMD
OUT
制御出力サイクルタイム
CT
UTMD
OUT
UTMD
OUT
冷却側制御出力サイクルタイム CTc
アナログ出力1種類
AO1
UTMD
OUT
アナログ出力2種類(冷却側)
AO2
UTMD
OUT
運転パラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
LP1
サブメニュー
n.PID
プリセット出力
n.PO
出力リミッタ
n.OLとn.OH
LP1
n.PID
冷却側プリセット出力
n.Oc
LP1
n.PID
注: パラメータn.PO,n.Oc,n.OL,n.OH(n=1∼8),サブメニューn.PID(n=1∼8)は目標設定値番号(SPN)で
選択した番号と同じです。
■ 接点出力
DO1(接点出力1)に,警報1が出力されます。
DO2(接点出力2)に,警報2が出力されます。
DO3(接点出力3)に,警報3が出力されます。
DO4(接点出力4)に,警報4が出力されます。
DO5(接点出力5)とDO6(接点出力6)は,機能が割り付いていません。
DO7(接点出力7)に,FAILが出力されます。(正常時オン,異常時オフ)
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
警報1種類
AL1
LOOP1
ALM
警報2種類
AL2
LOOP1
ALM
警報3種類
AL3
LOOP1
ALM
警報4種類
AL4
LOOP1
ALM
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-9
<6. 機能ブロック図と解説>
運転パラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
警報1設定値
n.A1
LP1
n.PID
警報2設定値
n.A2
LP1
n.PID
警報3設定値
n.A3
LP1
n.PID
警報4設定値
n.A4
LP1
n.PID
注: サブメニューn.PID(n=1∼8)は目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同じです。
■ 伝送出力
伝送出力1(OUTPUT3)は,測定入力値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力できま
す。
制御出力がリレーの場合,伝送出力2(OUTPUT1)が使用できます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
伝送出力1種類選択
RT1
CMLP
RET
伝送出力1スケール
TH1とTL1
CMLP
RET
伝送出力2種類選択
RT2
CMLP
RET
伝送出力2スケール
TH2とTL2
CMLP
RET
■ 15VDCセンサ用電源
15VDCセンサ用電源(OUTPUT3)は,伝送出力1または伝送出力2と同じ端子を使用します。
伝送出力1または伝送出力2を使用する場合は,15VDCセンサ用電源は使用できません。
15VDCセンサ用電源を使用するには,伝送出力1種類選択パラメータRT1または伝送出力
2種類選択パラメータRT2を“4”に設定します。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メインメニュー
サブメニュー
伝送出力1種類選択
RT1
CMLP
RET
伝送出力2種類選択
RT2
CMLP
RET
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
Blank Page
i
<はじめに> <目次>
ユーザーズマニュアル 改訂情報
資料名称
: UT550/UT520 ディジタル指示調節計 単ループ制御 ユーザーズマニュアル
資料番号
: IM 05D01C02-41
2000年3月/初版
新規発行
2004年6月/2版
誤記訂正および社名ロゴ変更
2006年5月/3版
安全規格表記変更による改訂
著作者
横河電機株式会社
発行者
横河電機株式会社
〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
IM 05D01C02-41 3rd Edition : 2006.05.31-00
Blank Page
IA事業部プロダクト事業センター 国内営業部 0422-52-6765
〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32
中部支社
052-586-1681
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-27-2(日本生命笹島ビル12階)
関西支社
06-6368-7130
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-101(大同生命江坂ビル7階)
中国支社
082-541-4488
〒730-0037 広島市中区中町8-12(広島グリーンビル8階)
九州支社
092-272-1731
〒812-0037 福岡市博多区御供所町3-21(大博通りビジネスセンター7階)
支 店
北海道
東 北
千 葉
豊 田
011-223-2821
022-243-4441
0436-61-6751
0565-33-1611
北 陸
岡 山
四 国
北九州
076-231-5301
086-221-1411
087-821-0646
093-521-7234
川 崎
水 島
新居浜
沖 縄
044-280-4161
086-427-5181
0897-33-9374
098-862-2093
営 業 所
新 潟
水 戸
堺
四日市
鹿 島
025-241-3511
029-306-2520
072-224-2515
0593-52-4144
0299-93-3801
Fly UP