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2.4 検討用地震の選定 47 ( h=0.05) 10 50 10 00 0. 1 50 0 1 20 00 50 ) 10 0 100 (c m 20 0 (c m /s )2 (3)海洋プレート内地震の検討用地震の選定 □海洋プレート内地震についてNoda et al.(2002)により評価 想定三陸沖の地震(M8 .2 ,Xeq =2 5 0 km ) 想定浦河沖の地震(M7 .5 ,Xeq = 17 8 .3 km ) 想定十勝沖の地震(M8 .2 ,Xeq = 21 9 .4 km ) 想定敷地下方の地震( M7 .1 ,Xeq =9 6 .8 km ) 20 10 5 速 0. 01 2 度 (cm/s) 1 海洋プレート内地震の検討用地震として, 「想定十勝沖の地震」 を選定 0.5 0.2 0.1 0.05 0.02 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 5 10 今回改訂 2.5 検討用地震の地震動評価 48 □地震動の評価手法 ○応答スペクトルに基づく地震動評価 ○断層モデルを用いた手法による地震動評価 □検討用地震の震源モデル ○基本モデル ○不確かさを考慮したモデル 検討用地震 地震動評価 応答スペクトル 断層モデル 想定三陸沖北部の地震 (プレート間地震) Noda et al.(2002) (敷地の観測記録により補正) 経験的グリーン関数法 横浜断層による地震 (内陸地殻内地震) Noda et al.(2002) 統計的グリーン関数法 ハイブリッド合成法 敷地東方沖断層による地震 (内陸地殻内地震) Noda et al.(2002) 統計的グリーン関数法 ハイブリッド合成法 想定十勝沖の地震 (海洋プレート内地震) Noda et al.(2002) (敷地の観測記録により補正) 経験的グリーン関数法 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- 今回改訂 49 □想定三陸沖北部の地震(プレート間地震) 基本震源モデル ○基本的震源要素 ・地震本部(2004)に基づき震源モデル(Mw8.3)を設定※ ○応答スペクトルによる地震動評価 ・Noda et al.(2002)の方法(敷地の観測記録により補正)を用いた地震動評価 ○断層モデルを用いた地震動評価 ・想定する地震のアスペリティ毎にその近傍で発生したプレート間地震を用いて経験的グリーン関数法により評価 東通原子力発電所 第1アスペリティ 破壊開始点 第3アスペリティ 第2アスペリティ 基本震源モデル ※資料「合同B19-6」で震源モデルについて説明。 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- □想定三陸沖北部の地震 基本ケースと不確かさケース 検討ケース 断層長さ (km) 断層幅 (km) 断層 傾斜角 アスペリティ位置 アスペリティの 応力降下量 破壊 開始点 基本ケース (ケース1) 170 100 20° 地震本部(2004)による 地震本部(2004) による 地震本部(2004) による ケース2 (破壊開始点) 170 100 20° 地震本部(2004)による 地震本部(2004) による 巨視的 断層面端部 ケース3 (震源断層を 近づけたケース) 170 100 20° 永井ほか(2001)によるすべり分布の 大きい領域を考慮して設定 地震本部(2004) による 地震本部(2004) による 東通原子力発電所 東通原子力発電所 破壊開始点(基本ケース) 破壊開始点 (ケース2(破壊開始点)) 基本ケース(ケース1)及びケース2(破壊開始点) ケース3(震源断層を近づけたケース) 50 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- □不確かさの考え方 HAKODATE 不確かさケース 基本ケース 東通原子力発電所 永井ほか(2001)の1968年十勝沖地震 のすべり領域 基本ケースと ケース3(震源断層を近づけたケース)の比較 51 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- □断層パラメータ 項 目 単位 基本ケース (ケース1), ケース2 (破壊開始点) ケース3 (震源断層を 近づけた ケース) アスペリ ティ全体 設定値 2 面積 km 1500 地震モーメント N・m 6.23×1020 平均すべり量 cm 888 実効応力 MPa 44.3 モーメントマグニチュード - 8.3 短周期レベル N・m/s 1.88×1020 地震モーメント N・m 3.50×1021 面積 km2 900 地震モーメント N・m 4.45×1020 平均すべり量 cm 1056 基準点 巨視的 断層面 単位 項 目 東経 ° 143.10 142.80 北緯 ° 41.60 41.70 第1アス ペリティ 2 断層長さ km 170 実効応力 MPa 34.0 断層幅 km 100 短周期レベル N・m/s2 1.12×1020 断層上端深さ Km 面積 km2 400 走向 ° 156 地震モーメント N・m 1.32×1020 傾斜角 ° 20 平均すべり量 cm 704 破壊伝播様式 - 放射状 実効応力 MPa 9 16 第2アス ペリティ 34.0 平均すべり量 cm 444 短周期レベル N・m/s 7.45×1019 S波速度 km/s 3.9 面積 km2 200 破壊伝播速度 km/s 2.5 地震モーメント N・m 4.66×1019 剛性率 N/㎡ 4.68×1010 平均すべり量 cm 498 密度 g/cm3 3.1 実効応力 MPa 静的応力降下量 MPa 短周期レベル N・ m/s2 第3アス ペリティ 3.9 1.88×10 2 85.0 2 短周期レベル N・m/s 1.32×1020 面積 km2 15344 地震モーメント N・m 2.88×1021 平均すべり量 cm 401 実効応力 MPa 5.0 短周期レベル N・m/s2 6.84×1019 20 背景領域 52 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- 53 □応答スペクトルに基づく地震動評価 ・ Noda et al.(2002)の方法を用いて地震動評価を行う。 ・プレート間地震の観測記録が敷地で得られていることから,これらの観測記録の応答スペクトルとNoda et al.(2002) に基づく応答スペクトルの比をサイト補正係数として考慮する。 (h=0.05) 50 20 水平方向 10 ス ペ ク ト ル 比 5 2 1 0.5 0.2 0.1 東通原子力発電所 0.05 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 5 10 周 期(秒) (h=0.05) 50 20 鉛直方向※ 10 ス ペ ク ト ル 比 5 2 1 0.5 0.2 0.1 0.05 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 5 10 周 期(秒) M≧5.3,X≦216km,H≦68km,33地震 Noda et al.(2002)に対する敷地の解放基盤表面相当位置( T.P.+2m) の観測記録(はぎとり波)の応答スペクトル比 ※T.P.+10mの観測記録のはぎとり波を使用(資料「合同B19-5」参照)。 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- )2 /s (c m 10 鉛直方向 (h=0. 05) 50 0 50 0 1 500 ) 20 0 20 0 水平方向 1000 20 00 (c m /s 20 00 1 500 10 (c m (h=0.05) 10 00 1000 ) (c m) 10 00 2 □応答スペクトルに基づく地震動評価 200 10 0 10 0 200 100 50 100 50 20 20 速 度 0. 1 50 50 0. 1 速 度 10 (cm/s) 5 0. 01 10 (cm/s) 5 2 2 1 1 0.5 0.5 基本ケース(ケース1,M8.3,Xeq=124km) ケース3(震源断層を近づけたケース, M8.3,Xeq=101.1km) 0.2 0.1 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 5 0. 01 基本ケース(ケース1,M8.3,Xeq=124km) ケース3(震源断層を近づけたケース, M8.3,Xeq=101.1km) 0.2 10 0.1 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 5 10 54 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- 今回改訂 □断層モデルを用いた地震動評価 ・想定する地震の断層面上で発生し,同様の発震機構をもつ地震の敷地における観測記録があることから, 経験的グリーン関数法を用いて地震動を評価 ・要素地震はアスペリティ毎に近傍で発生したプレート間地震を選定 東通原子力発電所 東通原子力発電所 第1アスペリティ 第1アスペリティ 第3アスペリティ 第3アスペリティ 第2アスペリティ 敷地で観測された地震のうち M6.0以上の地震 第1アスペリティ・ 第2アスペリティの選定 第2アスペリティ 東通原子力発電所 第1アスペリティ 第3アスペリティ 第2アスペリティ 敷地で観測された地震のうちM5.5~M6.0, 深さ70km以浅の地震 対象とする 地震の規模 の範囲を広 げ検討 第3アスペリティの選定 選定結果 第1アスペリティ:アスペリティ上で発生している2001年8月14日(M6.4)を選定 第2アスペリティ:アスペリティ近傍で発生しており,規模が大きい1994年12月29日(M6.5)を選定 第3アスペリティ:上記2地震より規模が小さいが,アスペリティ上で発生している2005年2月26日(M5.7)を選定 55 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- 今回改訂 □要素地震のパラメータと震源スペクトル 第1アスペリティ 第2アスペリティ 第3アスペリティ 2001年8月14日 1994年12月29日 2005年2月26日 40°59.7′,142°26.1′ 40°7′,142°1.2′ 40°41.1′,142°35.8′ 震源深さ(km)※1 38 0 45 マグニチュード※1 6.4 6.5 5.7 3.9×1018※2 2.1×1018※3 3.7×1017※2 コーナー振動数fc(Hz) 0.36 ※4 0.30※5 1.10※5 応力降下量Δσ(MPa) 24.0※4 7.9※5 71.1※5 発生日時 震源位置(緯度,経度)※1 地震モーメントM0(N・m) 震源スペクトル :川瀬・松尾(2004) のM0,fc等による 震源スペクトル :観測記録(T.P.+2m) より評価した 震源スペクトル ※1:気象庁による,※2:F-netによる,※3:Harvard大学による,※4:川瀬・松尾(2004)による,※5:サイトの記録から評価 56 2.5 検討用地震の地震動評価 今回改訂 -想定三陸沖北部の地震- 57 □第1アスペリティの要素地震〔2001.8.14 (M6.4)〕の加速度波形と応答スペクトル 8.3 5 2001.8.14_NS 2001.8.14_EW 5 5 1 1 0.5 0.5 0 2 ) 5 10 速 -5 150 時間(秒) 0.1 度 0.1 度 (cm/s) (cm/s) 100 (c m /s 0.2 0.2 速 50 20 1 6.3 -10 0 50 5 2 2 NS方向( T.P.+2m) 10 (c m/ s 2 時間(秒) 5 ( h=0.05) 1 2 150 0. 1 0. 01 1 100 10 1 10 50 0. 1 0. 01 (h=0.05) 20 -10 0 (c m) ) (c m) -5 10 加速度(Gal) 2001.8.14_UD 2 0 50 加速度(Gal) 10 0. 05 0.05 0. 02 0.02 0. 01 0.01 0.005 0.005 0.002 0.002 EW方向( T.P.+2m) T.P.+2m) EW方向( 15 11.7 10 0.001 0. 01 5 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 周 期(秒) 0 5 10 0.001 0.01 0. 02 0.05 0.1 0.2 0. 5 1 2 周 期(秒) -5 水平方向( T.P.+2m) -10 -15 0 50 100 時間(秒) UD方向( T.P.+10m) 150 鉛直方向( T.P.+10m) 5 10 2.5 検討用地震の地震動評価 今回改訂 -想定三陸沖北部の地震- 58 □第2アスペリティの要素地震〔1994.12.29 (M6.5)〕の加速度波形と応答スペクトル 1.7 1 1994.12.29_NS 1994.12.29_EW 100 5 0. 1 5 2 ) /s 5 10 20 0. 01 ( h=0.05) 1 50 1 (c m ) 2 (c m ) 10 5 0. 01 ( h=0.05) 2 50 ) 2 0 0. 1 10 10 (c m/ s (c m -1 -2 1994.12.29_UD 20 0 50 加速度(Gal) 2 2 NS方向( T.P.+2m) 1 1 0. 5 0.5 1 2 1 1.2 2 加速度(Gal) 時間(秒) 0.2 0. 2 1 速 速 度 0 -1 -2 0 50 100 0.1 度 0. 1 (cm/s) (cm/s) 0.05 0.05 0.02 0.02 0.01 0.01 0.005 0. 005 0.002 0. 002 時間(秒) EW方向( T.P.+2m) 1.7 加速度(Gal) 2 0.001 0.01 1 0.02 0.05 0. 1 0.2 0.5 1 2 周 期(秒) 5 10 0. 001 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 周 期(秒) 0 水平方向( T.P.+2m) -1 -2 0 50 100 時間(秒) UD方向( T.P.+10m) 鉛直方向( T.P.+10m) 5 10 2.5 検討用地震の地震動評価 今回改訂 -想定三陸沖北部の地震- 59 □第3アスペリティの要素地震〔2005.2.26(M5.7)〕の加速度波形と応答スペクトル(水平方向) 6.5 6 2005.2.26_NS 2005.2.26_EW 50 60 70 0. 1 0. 01 5 (h=0.05) 10 1 5 加速度(Gal) 2 )2 2 1 1 6.8 6 1 1 0.5 0.5 0 0.2 0.2 速 -6 速 0.1 度 -12 0 10 20 30 40 50 60 70 80 時間(秒) EW方向( T.P.+2m) 11.2 12 加速度(Gal) (h=0. 05) 1 2 NS方向( T.P.+2m) 12 0. 01 ) 2 時間(秒) 0. 1 /s )2 (c m /s ) (c m 10 80 5 40 10 30 20 20 5 10 10 0 (c m -12 2005.2.26_UD (c m 20 -6 50 0 50 加速度(Gal) 12 度 (cm/s) 0.1 (cm/s) 0.05 0.05 0.02 0.02 0.01 0.01 0. 005 0. 005 0. 002 0. 002 6 0 0. 001 0.01 -6 0.02 0.05 0.1 0.2 0. 5 1 周 期(秒) -12 0 10 20 30 40 50 60 時間(秒) UD方向( T.P.+10m) 70 80 水平方向( T.P.+2m) 2 5 10 0. 001 0. 01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 周 期(秒) 鉛直方向( T.P.+10m) 5 10 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- 今回改訂 60 □断層モデルを用いた地震動評価 80.5 NS方向 40 0 -40 -80 -120 0 58.6 120 80 50 100 加速度(Gal) 加速度(Gal) 120 80 0 -40 -80 -120 0 150 NS方向 40 50 100 時間(秒) 時間(秒) 72.1 EW方向 40 0 -40 80 0 -40 -80 -120 -120 0 50 100 150 EW方向 40 -80 0 55.6 120 80 加速度(Gal) 加速度(Gal) 120 50 UD方向 40 0 -40 80 0 -40 -80 -80 -120 0 100 時間(秒) 基本ケース(ケース1) 150 UD方向 40 -120 50 150 57.9 120 加速度(Gal) 加速度(Gal) 64.3 80 0 100 時間(秒) 時間(秒) 120 150 50 100 時間(秒) ケース2(破壊開始点) 150 2.5 検討用地震の地震動評価 -想定三陸沖北部の地震- □断層モデルを用いた地震動評価 加速度(Gal) 120 108.7 80 NS方向 40 0 -40 -80 -120 0 50 100 150 時間(秒) 加速度(Gal) 120 115.4 80 EW方向 40 0 -40 -80 -120 0 50 120 97.0 100 150 加速度(Gal) 時間(秒) 80 UD方向 40 0 -40 -80 -120 0 50 100 時間(秒) ケース3(震源断層を近づけたケース) 150 今回改訂 61 2.5 検討用地震の地震動評価 今回改訂 -想定三陸沖北部の地震- 62 ) (c m/ s 50 0 20 0 20 0 0 10 10 0 100 0. 1 50 50 50 20 20 速 速 度 鉛直方向 200 100 0. 1 10 00 2 ) 500 水平方向 200 50 10 1 20 00 500 (c m) 1000 50 0 1 20 00 10 10 00 1000 (c m/ s (c m) 2 □断層モデルを用いた地震動評価 度 10 (cm/s) 5 (cm/s) 0. 01 5 0. 01 2 2 1 基本ケース(経験的グリーン関数法)NS 基本ケース(経験的グリーン関数法)EW ケース2(破壊開始点)NS ケース2(破壊開始点)EW ケース3(震源断層を近づけたケース)NS ケース3(震源断層を近づけたケース)EW 0.5 0.2 0.1 0.01 10 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 5 10 1 0.5 基本ケース(経験的グリーン関数法)UD ケース2(破壊開始点) UD ケース3(震源断層を近づけたケース) UD 0.2 0.1 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 5 10 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- □横浜断層による地震(内陸地殻内地震) 基本震源モデル ○基本的震源要素 ・地質調査結果により評価した長さ(15.4km)を震源断層長さとし,強震動予測レシピに基づき震源断層 面を設定 ○応答スペクトルによる地震動評価 ・Noda et al.(2002)の方法を用いた地震動評価。内陸地殻内地震の観測記録が少ないことから内陸補正 係数は考慮しない。 ○断層モデルを用いた地震動評価 ・適切な要素地震となる観測記録が無いことから,統計的グリーン関数法,長周期を理論的方法としたハ イブリッド合成法(基本ケースのみ)より評価 地表断層位置 ▼ ▽地表 3km 断層長さL=15.4km 断 層 幅W=13.9km 傾斜角=60° 断層幅W=13.9km 震源断層面 ※1 12km ▲ 東通原子力発電所 アスペリティ LB,LCリニアメント 地表断層位置 傾斜角60°※2 ※1 断層幅 W:傾斜角,地震発生層厚から13.9kmに設定 ※2 傾斜角は,反射法地震探査結果より設定 63 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- □横浜断層による地震 基本ケースと不確かさケース 検討ケース 断層 長さ (km) 断層幅 (km) 断層 傾斜角 アスペリティ位置 アスペリティの 応力降下量 破壊 開始点※2 地質調査結果 15.4 ― 60° ― ― ― 基本ケース (ケース1) 15.4 13.9 60° 断層中央 上端※1 強震動予測 レシピ 巨視的 断層面端部 ケース2 (破壊開始点) 15.4 13.9 60° 断層中央 上端※1 強震動予測 レシピ アスペリティ 下端部 破壊開始点の不確かさを 考慮 ケース3 (アスペリティ 位置) 15.4 13.9 60° 敷地近傍 強震動予測 レシピ 巨視的 断層面端部 アスペリティ位置の不確かさ を考慮 ケース4 (応力降下量) 15.4 13.9 60° 断層中央 上端※1 強震動予測 レシピ1.5倍 巨視的 断層面端部 平成19年新潟県中越沖地震 の知見を反映 ケース5 (断層傾斜角) 17 17 45° 断層中央 上端※1 強震動予測 レシピ 巨視的 断層面端部 断層傾斜角の不確かさを 考慮 ※1:アスペリティ位置は,変位地形が明瞭な位置(LB,LCリニアメント)に対応するように設定 ※2:破壊開始点は,破壊が敷地に向かうような位置に設定 備考 64 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- 不確かさの考え方 :アスペリティ ☆:破壊開始点 断層長さL=15.4km 断 層 幅W=13.9km 傾斜角=60° ▲ 東通原子力発電所 ケース3 アスペリティ位置の不確かさ (敷地に寄せる) 断層長さL=15.4km 断 層 幅W=13.9km 傾斜角=60° 断層長さL=15.4km 断 層 幅W=13.9km 傾斜角=60° ▲ 東通原子力発電所 ▲ 東通原子力発電所 基本ケース(ケース1) 断層長さL=15.4km 断 層 幅W=13.9km 傾斜角=60° ▲ 東通原子力発電所 ケース4 応力降下量の不確かさ (新潟県中越沖地震の知見反映) ケース2 破壊開始点の不確かさ 断層長さL=17.0km 断 層 幅W=17.0km 傾斜角=45° ▲ 東通原子力発電所 ケース5 断層傾斜角の不確かさ (傾斜角45°) 65 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- □基本ケース(ケース1),ケース2(破壊開始点)及びケース3(アスペリティ位置)の断層パラメータ (地震本部「強震動予測レシピ」により設定) 断層長さ 15.4 km 地震モーメント 6.78×1017 N・m 断層幅 13.9 km 面積 28.5 km2 断層面積 214 km2 平均すべり量 69.0 cm 断 断層上端深さ 3 km 応力降下量 14.9 MPa 層 走向 195 ° 短周期レベル 7.23×1018 N・m/s2 傾斜角 60 ° 地震モーメント 1.87×1018 N・m 破壊伝播形式 放射状 面積 186 km2 地震モーメント 2.55×1018 N・m 平均すべり量 29.1 cm モーメントマグニチュード 6.2 実効応力 2.41 MPa 剛性率 3.45×1010 N/m2 平均すべり量 34.5 cm 平均応力降下量 1.98 MPa 破壊伝播速度 2.58 km/s アスペリティ 断層パラメータ 基本ケース(ケース1), ケース2(破壊開始点), ケース3(アスペリティ位置) 全 背 景 領 域 面 断層パラメータ 基本ケース(ケース1), ケース2(破壊開始点), ケース3(アスペリティ位置) 66 体 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- □ケース4(応力降下量1.5倍)の断層パラメータ 断層パラメータ ケース4(応力降下量1.5倍) 断層長さ 15.4 km 地震モーメント 6.78×1018 N・m 断層幅 13.9 km 面積 28.5 km2 断層面積 214 km2 平均すべり量 69.0 cm 断 断層上端深さ 3 km 応力降下量 22.3 MPa 層 走向 195 ° 短周期レベル 1.08×1019 N・m/s2 傾斜角 60 ° 地震モーメント 1.87×1018 N・m 破壊伝播形式 放射状 面積 186 km2 地震モーメント 2.55×1018 N・m 平均すべり量 29.1 cm モーメントマグニチュード 6.2 実効応力 3.61 MPa 剛性率 3.45×1010 N/m2 平均すべり量 34.5 cm 平均応力降下量 1.98 MPa 破壊伝播速度 2.58 km/s アスペリティ ケース4(応力降下量1.5倍) 全 背 景 領 域 面 断層パラメータ 67 体 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- □ケース5(断層傾斜角)の断層パラメータ 断層パラメータ ケース5(断層傾斜角) 断層長さ 17.0 km 地震モーメント 1.50×1018 N・m 断層幅 17.0 km 面積 46.8 km2 断層面積 289 km2 平均すべり量 93.2 cm 断 断層上端深さ 3 km 応力降下量 14.3 MPa 層 走向 195 ° 短周期レベル 8.89×1018 N・m/s2 傾斜角 45 ° 地震モーメント 3.15×1018 N・m 破壊伝播形式 放射状 面積 242 km2 地震モーメント 4.65×1018 N・m 平均すべり量 37.7 cm モーメントマグニチュード 6.4 実効応力 2.33 MPa 剛性率 3.45×1010 N/m2 平均すべり量 46.6 cm 平均応力降下量 2.31 MPa 破壊伝播速度 2.58 km/s アスペリティ ケース5(断層傾斜角) 全 背 景 領 域 面 断層パラメータ 68 体 2.5 検討用地震の地震動評価 -横浜断層による地震- 69 水平方向 50 0 (c m /s 50 0 10 1 (h=0.05) 10 00 ) 20 00 500 1000 50 0 1 20 00 10 (c m (h=0.05) 10 00 1000 (c m /s (c m) )2 )2 □応答スペクトルに基づく地震動評価〔Noda et al.(2002)による評価〕 20 0 20 0 鉛直方向 200 10 0 10 0 20 0 100 50 10 0 50 20 20 速 度 0. 1 50 50 0. 1 速 10 (cm/s) 5 度 0. 01 10 (cm/s) 5 2 2 1 1 0.5 0.5 基本ケース(M6.8,Xeq=16.3km) ケース3(アスペリティ位置,M6.8,Xeq=14.9km) ケース5(断層傾斜角,M6.9,Xeq=18.2km) 0.2 0.1 0.01 0. 01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 基本ケース(M6.8,Xeq=16.3km) ケース3(アスペリティ位置,M6.8,Xeq=14.9km) ケース5(断層傾斜角,M6.9,Xeq=18.2km) 0.2 5 10 0.1 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 周 期(秒) 1 2 5 10