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サビシャット
A-1 新技術等 申請資料(1/5) 表紙(概要) B-14061 登録No. 新技術等 □1.工法 □2.機械 □3.材料 ■4.製品 □5.その他 の区分 4 番号: 処理区分 2014/8/22 積極活用 開発年 2004 収受受付年月日 新技術等 サビシャット 名称 キャッチコピー さびを固めて安定化 ・粉塵や騒音の発生を低減。 概要 ・4種ケレン(清掃ケレン)程度の素地調整で優れた防錆性。 (簡潔に ・さび層への浸透性、脆弱層の強化に優れる。 箇条書き ・湿気硬化形樹脂を配合、さび層中の水分を除去。 とする) ・さび層への腐食性イオンを無害化。 配慮事項 (県の地 域特性 等) □1.軟弱地盤対策 ■5.その他 □2.舗装関係 □3.バリアフリー・ユニバーサルデザイン □4.省スペース化 5 番号: 登録年月日 登録番号 NETISへの 工種区分 (レベル1,2まで記入) 登録状況 道路維持修繕工 2007.3.6 KT-060143-A 従来技術名: 旧塗膜と塗替塗装系での2種ケレン法 1.経済性 ■1.向上(41.8%)□2.同程度 □3.低下( %) 番号: 2.工程 ■1.短縮(50%) □2.同程度 □3.増加( %) 番号: 新技術等 3.品質・出来型 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 の効果 4.安全性 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 開発体制 番号: 番号: 5.施工性 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 番号: 6.環境 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 番号: 7.その他 ■1. (経済性が高い) 番号: ■1.単独 □2(1)共同研究(民民) □2(2)共同研究(民官) □2(3)共同研究(民学) 評価結果 1 1 1 1 1 1 1 番号: 41.8% 50% 1 開発者名 里隆幸、宮下剛 会社名: 技術 □1.県内 ■2.県外 問合せ先 2 (所在地 が県内or 県外を必 ず選択) 営業 □1.県内 ■2.県外 2 大日本塗料株式会社 担当部署: 構造物塗料事業部(那須) 担当者名: 宮下 剛 会社名: 大日本塗料株式会社 担当部署: 構造物塗料事業部 担当者名: 安田佳祐 施工実績 県内現場 1 住所: 〒324-8516 栃木県大田原市下石上1382-12 TEL: 0287-29-1917 (内線) FAX: 0287-29-1922 mi yasi t a@st ar . dnt . co. j p E-mail: 住所: 〒144-0052 東京都大田区蒲田5-13-23(TOKYU REI TEL: 03-5710-4502 (内線) FAX: 03-5710-4520 yasuda@st ar . dnt . co. j p E-mail: 件 ←自動計算のため入力しないこと 当該新技術等に関する説明会・現地見学会等の開催の可否(県内開催に限定) 新技術等 □1.発注者側の希望日・希望場所で開催可能 のPR □2.開発側で日程等を準備する。 ■3.実施しない(県内での開催は無理,又は,個別に対応する,など) 3 番号: A-2 新技術等 申請資料(2/5) 新技術等名称 塗布形素地調整軽減剤 登録No. B-14061 (特 徴) 塗布形素地調整軽減剤では、従来の物理的な素地調整が不要、又は軽減出来るの が主な特長になります。従来のプライマーや下塗りに分類されるものではなく、物 理的素地調整を塗布形に転換します。 特長5点 4種ケレン(清掃ケレン)程度の素地調整で優れた防錆性を保持出来る。 湿気硬化形樹脂を配合することで、さび層中の水分を除去できる。 さび層への腐食性イオンを無害化出来る。 湿気硬化形樹脂の配合で浸透性、脆弱層の強化に優れる。 動力工具を用いない為、粉塵や騒音の発生を低減できる。 1.前処理 ・付着力のない浮き錆をスコッチブライト等で除去します。(この際、1点式電磁膜 厚計を用いて、30㎝×30㎝の範囲のさび層の厚みを9点測定し、その最大値が100ミ クロンを越える場合はディスクサンダー等を併用します。) ・油状物質はシンナーで拭き取ります。 ・全面が十分に処理されていることを確認します。 2.素地調整剤塗布 ・A液とB液を混合・攪拌します。 ・ローラーまたは刷毛で塗布します。 ・全面に塗布されていることを確認します。 ・カスレがある場合は再塗布します。 ・塗布後3時間以上乾燥させます(20℃)。 3.下塗塗料塗布 ・各種下塗塗料を塗布します。 (施工単価等)□1(1).歩掛あり(標準) ■1(2).歩掛あり(独自) □2.歩掛なし 1(2) 従来の技術(2種ケレン)では2,240円/㎡が、新技術では1304円/㎡ 工種 従来工法 サビシャット工法 材料費(円) 0 650 施工費(円) 2,240 654 合計(円) 2,240 1,304 (適用条件) ①自然条件 ・温度:0℃以上、湿度:85%未満 ②現場条件 ・交通規制として、当事者及び第3者に対する事故を防ぐ。 ・防護方法は『鋼道路橋塗装・防食便覧』(平成17年12月)に準拠 ・照明、換気設備としては『鋼道路橋塗装・防食便覧』(平成17年12月)に準拠 ③技術提供可能地域 ・技術提供可能地域については制限無し ④関係法令等 ・危険物表示:第4類第2石油類 ・有機溶剤区分:第3種有機溶剤含有物 ・硬化剤表示:イソシアネート化合物 A-3 新技術等 申請資料(3/5) 新技術等名称 塗布形素地調整軽減剤 登録No.B-14061 (施工上・使用上の留意点) ①設計時 旧塗膜が熱可塑性塗膜でないことを確認する。熱可塑性塗膜の場合には適用不可。 ②施工時 ・被塗面の塩分、油脂、湿気、塵埃、水分その他の有害な付着物は完全に除去する。付着力 のない浮き錆はマジクロン等で除去する。この際、1点式電磁膜厚計を用いて、30㎝×30㎝の 範囲のさび層の厚みを9点測定し、その最大値が100ミクロンを越える場合はディスクサン ダー等を併用して100ミクロン以下にする。 ・使用時には、A液とB液を規定の割合に混合し、十分に攪拌して均一な状態にしてから塗布 すること。 ・A液とB液を混合した後は、可使時間以内に使い尽くすこと。 ・塗装間隔が長くなると密着不良を生ずることがあるので必ず規定時間以内で塗り重ねを終 了すること。尚、規定時間以上経過した場合は、塗布表面をサンドペーパー或いはパワーブ ラシ等にて研磨し、さらにウエスで拭いて調整してから再塗布すること。 ・塗布作業終了後は塗布器具を直ちに洗浄すること。洗浄には必ずウレタンシンナーまたは ラッカーシンナーを使用すること。 ・塗布後短時間以内に雨に当たると塗面が白変する恐れがあるので注意のこと。 ・高湿度(85%RH以上)の時の塗布は避けること。可使時間が短くなったり、塗布面が発泡する ことがある。 ③維持管理等 『鋼道路橋塗装・防食便覧』に準じる ④その他 ・降雨による流出がなくなるまでに、施工後20℃で3時間、5℃で5時間、30℃で2時間かか る。 ・廃液は、産業廃棄物として処理すること。 ・取り扱いの際は、保護メガネ、手袋、防毒マスク、防塵マスク等の保護具を着用するこ と (残された課題と今後の開発計画) ①課題 本資料で紹介したサビシャットは、ようやく実用化の可能性が見出された段階にある。本格 的な実用化に向けては、腐食性イオン固定化限界量の把握、発錆程度と防食性の関係(発錆限 界) など使用環境や使用条件を考慮した検討が必要である。 ②計画 (実験等作業状況) 従来の物理的な素地調整法を必要としない、あるいは軽減可能な塗布形素地調整軽減剤を開 発した。この塗布形素地調整軽減剤は清掃ケレン程度の簡便な前処理の後に塗布するだけ で、従来のISO St-3ケレンを施した場合と同等以上の防食下地が形成できる。 (添付資料) 実験資料等 参考文献 物理的素地調整法に代わる塗布形素地調整軽減剤「サビシャット」について:DNTコーティン グ技報 No.4 技術報文 物理的素地調整法に替わる塗布形素地調整剤について:第24回鉄鋼塗装技術討論会発表予稿 集 ( ) 積算資料等 別途資料添付しております。 施工管理基準資料等 その他 A-4施工実績に関しても別途、資料添付しております。 特 許 ■1.有り(番号: )□2.出願中 □3.出願予定 □4:無し 番号 特許番号 実用新案 □1.有り(番号: )□2.出願中 □3.出願予定 ■4:無し 番号 新案番号 その他の 制度等に よる証明 制度名、番号 制度名、番号 証明年月日 証明年月日 証明機関 証明機関 証明範囲 証明範囲 1 3390422 4 A-4 新技術等 申請資料(4/5) 施工実績 新技術等名称 塗布形素地調整軽減剤 実績件数 県内現場数→ 1 発 注 者 工 期 施 工 実 (記載例) 績 県水戸土木事務所 No.B-14061 142 件 県外現場数→ 工 事 名 及び 路河川等名称 工事請負者 2003/9/1~ 2004/3/15 道路改良工事 水戸神栖線 茨城県庁(株) 2009/3~ 林間ジェットコースター塗替え工事 国営日立海浜公園 2013/3~ 九条跨線橋修繕(その9)工事 京都市 2011/9~ 五十島塗装塗替工事 新潟県 2011/3~ 無線局鉄塔塗装工事 NTTdocomo東海 2010/10~ 桟橋本体塗装 JX日鉱日石石油 2009/3~ 水圧鉄管(小坂川・塩尻・川辺・平 岡) 国交省 県 内 県 外 実績数が多い場合は, 別添と し ても 可。 なお, その際も 件数についてはこ の表に記入する こ と 。 A-5 新技術等 申請資料(5/5) (写真等) 新技術等名称 塗布形素地調整軽減剤 B-14061 様式B 活用の効果 評価表 新技術名 経 済 性 工 程 調 査 項 目 品 質 ・ 出 来 形 塗布形素地調整軽減剤 従来技術名 旧塗膜と塗替塗装系の組み合わせで示されている2種 ケレン法 単位あたりの関係するコスト(施工費、維持管理費等)と従来技術を使った場合の概算コストを比較する。 従来技術 新技術 コスト差 コスト ( 1m2 当り) 2,240 円 1,304 円 936 円 経済性 = コスト差 / 従来技術コスト × 100 41.8 = 936 / 2,240 × 100 = % 従来技術と新技術の対応する施工サイクルについて、施工単位あたりの実施施工日数と従来技術の概算の施工日数を 比較する。 従来技術 新技術 短縮日数 施工日数( 1m2 1.00 0.50 0.50 当り) 日 日 日 工程 短縮日数 従来技術の施工日数 = / × 100 0.50 1.00 = / × 100 = % 50 調査内容 評価 理由 ・品質は向上するか +1 0 -1 ・出来形・精度は向上するか +1 0 -1 ・耐久性は向上するか +1 0 -1 ・品質・出来形の管理項目は減少するか +1 0 -1 ・品質・出来形の管理頻度は減少するか 品質・出来形 = 合計点 1 = +1 0 -1 調査内容 安 全 性 評価 施 工 性 +1 0 -1 ・重機災害の危険性が減少するか +1 0 -1 ・飛来・落下物災害の危険性が減少するか +1 0 -1 ・作業環境が向上するか(暗がり、騒音、狭所作業の減少) +1 0 -1 ・危険物等の取り扱いが減少するか 安全性 = 合計点 = 2 +1 0 -1 評価 +1 0 -1 ・仮設工が減少するか +1 0 -1 ・作業員の負担が減少するか +1 0 -1 ・熟練度に依存した作業が減少するか +1 0 -1 ・施工の機械化の程度は向上するか 施工性 = 合計点 2 = +1 0 -1 評価 動力工具を用いないため騒音問 題が起きない 刷毛、ローラーで塗装できる 動力工具を用いない 理由 ・周辺の大気汚染・土壌汚染・水質汚染が減少するか +1 0 -1 ・騒音・振動・粉塵・交通規制等が減少するか +1 0 -1 ・産業廃棄物の発生量は減少するか +1 0 -1 ・周辺の自然・生態環境・景観との調和は向上するか +1 0 -1 ・省エネルギー・省資源化が向上するか 環境 = 合計点 = 1 +1 0 -1 ※記入要領 ①「経済性」「工程」は従来技術との比較を単位あたりの数量で行う。 ②その他の調査内容に対する評価は3段階とし該当する番号に○印をつける。 従来技術に比べ優れている(+1) 〃 同等程度である(0) 〃 劣っている(-1) ③(+1)及び(-1)に○印をつけた場合は、理由を記入する。 ④減点要素とも、加点要素とも判断のつかない場合は、0に○印をつけて合計点を算出する。 ⑤合計点は各項目(5つ)の評価の合計点を記入する。 ⑥入力は 箇所のみとする。 動力工具を用いない 理由 ・現場での施工が減少するか 調査内容 環 境 理由 ・墜落・転落事故の危険性が減少するか 調査内容 3種ケレン以上の防錆性 粉塵及び騒音が発生しない 様式C 経済性比較表 新技術名称: 塗布形素地調整軽減剤 従来技術名称: 『鋼道路橋塗装・防食便覧(平成17年12月)』(社団法人 日本道路協会)の第Ⅱ編 塗装 編 表-Ⅱ.7.8 旧塗膜と塗替塗装系の組み合わせで示されている2種ケレン法 経済比較する条件 ・面積1㎡当り。 ○新技術の内訳(直接工事費) 項目 仕様 費用 4種ケレン+サビシャット (1㎡当り) 数量 1.00 単位 ㎡ 単価 1304円 金額 摘要 1304円 - 合計 1304円 ○従来技術の内訳(直接工事費) 項目 仕様 費用 2種ケレン (1㎡当り) 数量 1.00 単位 ㎡ 単価 2240円 金額 摘要 2240円 - 合計 2240円