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「エルトロ」を用いたロール芝工法
A-1 新技術等 申請資料(1/5) 表紙(概要) 登録No. 新技術等 ■1.工法 □2.機械 □3.材料 □4.製品 □5.その他 の区分 A-13078 1 番号: 処理区分 2013/2/13 積極活用 開発年 2000年 収受受付年月日 新技術等 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール芝工法 名称 キャッチコピー 維持管理コストを抑えた上での良質なターフの形成 概要 (簡潔に 箇条書き とする) ・大型のロール芝を施工することで施工性向上、工期短縮、経費削減、品質向上が可能。当該両品種を用 いることでその後の維持管理コストを図ることが可能。 ・垂直方向への葉の伸びが少なく、刈込み回数が軽減でき、高密度で雑草侵入量が低いため、除草回数の 削減に寄与する。 ・また、水平方向へのランナーの伸長力と踏圧などのダメージからの回復力に優れるため補修面積を削減 できる。 ・更に、乾燥や高塩分土壌などの環境ストレス耐性に優れ、長期にわたり高密度な芝地を形成するため景 観性を向上する。 配慮事項 (県の地 域特性 等) □1.軟弱地盤対策 ■5.その他 □2.舗装関係 □3.バリアフリー・ユニバーサルデザイン □4.省スペース化 5 番号: 登録年月日 登録番号 NETISへの 工種区分 (レベル1,2まで記入) 登録状況 一般張り芝工-平面張り芝工、法面張り芝工 平成24年11月7日 QS-120024-A 従来技術名: 従来の切り芝を用いた一般張り芝工 1.経済性 □1.向上( %) □2.同程度 ■3.低下(5.70%) 番号: 2.工程 ■1.短縮(40.12%) □2.同程度 □3.増加( %) 番号: 新技術等 3.品質・出来型 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 の効果 4.安全性 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 開発体制 番号: 番号: 5.施工性 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 番号: 6.環境 ■1.向上 □2.同程度 □3.低下 番号: 7.その他 ■1. (維持管理費軽減、美観向上) 番号: ■1.単独 □2(1)共同研究(民民) □2(2)共同研究(民官) □2(3)共同研究(民学) 評価結果 事後評価未実施技術 3 1 1 1 1 1 1 番号: 5.70% 40.12% 1 開発者名 ㈱ニチノー緑化 会社名: 技術 □1.県内 ■2.県外 問合せ先 2 (所在地 が県内or 県外を必 ず選択) 営業 技術 ■1.県内 □2.県外 2 ㈱ニチノー緑化 担当部署: 開発普及グループ 担当者名: 鬼原 久和 会社名: 茨城県SF工法協会 担当部署: 事務局 担当者名: 丹 左京 施工実績 県内現場 62 住所: 東京都中央区日本橋小伝馬町14-4 TEL: 03-3808-2281 (内線) FAX: 03-3808-2360 E-mail: [email protected] 住所: 茨城県日立市城南町1-11-31 TEL: 0294-24-0892 (内線) FAX: 0294-22-6104 E-mail: [email protected] 件 ←自動計算のため入力しないこと 当該新技術等に関する説明会・現地見学会等の開催の可否(県内開催に限定) 新技術等 ■1.発注者側の希望日・希望場所で開催可能 のPR □2.開発側で日程等を準備する。 □3.実施しない(県内での開催は無理,又は,個別に対応する,など) 1 番号: A-2 新技術等 申請資料(2/5) 新技術等名称 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール芝工法 登録No. A-13078 (特 徴) ・従来、張り芝工事は、36cm×28cmの切り芝を用いていたが、標準サイズ50cm×2m:正味1㎡の大型 ロール芝を張芝することで、施工性が向上、工期短縮、経費削減、品位向上が可能。 ・従来の芝種は地下茎が薄く、ロール状にするためには、土を厚くしたり、育成時にネットなどを仕 込む必要があった。「エルトロ」は地下茎が厚いため、常時薄く、大型のロール状に切り出すことが 可能である。 ・大型のロール状であるが、軽量であるため一人で容易に持ち運べ、張り芝も延展作業のみとなるた め作業未経験者であっても施工性が優れる。 ・垂直方向への葉の伸びが少なく、高密度で雑草侵入量が低いため、刈込み回数軽減、除草回数の削 減、産業廃棄物量削減に寄与する。 ・また、水平方向へのランナーの伸長力と踏圧などのダメージからの回復力に優れるため補修面積を 削減できる。 ・更に、乾燥や高塩分土壌などの環境ストレス耐性に優れ、長期にわたり高密度な芝地を形成、緑色 保持期間も長いため景観性を向上する。 (施工方法) ①床土整正: 良質土を撒き、凹凸のないよう整地する。 ②分配: 芝を小運搬し、効率を考慮して配置する。 ③張り付け: たわみや浮き上がりのないよう芝を張り付ける。 法面施工の場合、目串を打ち込む。 ④転圧: 床土と芝が密着するよう振動ローラ(ハンドガイド式500~600kg)などで転圧する。 (ロールの端部分は浮き上がりやすいので特に注意する) ⑤目土: 良質土を芝生の葉が見える程度に均一に均し、広げる。(12~15mm程度) ⑥散水: 床土まで十分しみわたるよう水をかける。 ⑦養生散水: 1~2週間程度、散水を続ける。 (施工単価等) □1(1).歩掛あり(標準) □1(2).歩掛あり(独自) ■2.歩掛なし エルトロEロール(W0.5m×L2m)張り芝工一式:@1,311円 (見積もり) 平面1,000m2当り: 1,311,000円 2 (適用条件) ・施工上の制約:法令関係含め特に無し。 ・現場条件:凹凸がないように整地された法面および平面、雑草繁茂地は除草作業後。 ・技術提供可能地域:北海道および高冷地を除く全国。 ・自然条件:土質は特に選ばない(pH5~9、通常の芝地向け土壌改良は推奨)。0~35℃程度で 施工可能。1日当り日照量5時間以上。 ・法勾配は2割勾配以下は適正、3割勾配までは多数実績あり。 ・作業スペースは目砂材料軽減分だけ縮小。使用機械は変わらない。 A-3 新技術等 申請資料(3/5) 新技術等名称 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール芝工法 登録No.A-13078 (施工上・使用上の留意点) 法面施工の場合は目串を打ち込むが、2割勾配まではロール1本(1㎡)当り6本使用で良い(通常 の切り芝では50本/㎡必要)。転圧時にロールの端部分が浮き上がりやすいので特に注意(巻き 込み等)する。 (残された課題と今後の開発計画) 芝材料費縮減検討中 (実験等作業状況) 別紙:パンフレット、CO2削減資料 (添付資料) 実験資料等 別途資料参照 添付1 積算資料等 添付1 芝の特性試験 添付2 施工実績一覧表 添付3 リーフレット 施工管理基準資料等 添付4 豊海運動公園運動広場改修工事出来形管理 添付5 比較工程表 添付6 施工マニュアル その他 特 許 □1.有り(番号: )□2.出願中 □3.出願予定 ■4:無し 番号 4 特許番号 実用新案 □1.有り(番号: )□2.出願中 □3.出願予定 ■4:無し 備考:商標登録 「エルトロ」 番号:第2666400号 「ビクトール」 番号:第5262003号 制度名、番号 その他の 制度等に よる証明 制度名、番号 米国植物特許(PP5,845:エルトロ) 証明年月日 証明年月日 1986/12/30 証明機関 証明機関 アメリカ合衆国特許商標庁 証明範囲 証明範囲 番号 新案番号 4 A-4 新技術等 申請資料(4/5) 施工実績 新技術等名称 実績件数 県内現場数→ 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール芝工法 62 発 注 者 工 期 施 工 2009/11/19~ 実 関東地方整備局 績 鹿島港湾・空港整備事 2010/03/12 務所 茨城県 大子土木事務所 1999/9/27~ 2000/03/30 件 県外現場数→ 1588 工 事 名 及び 路河川等名称 工事請負者 百里飛行場道路舗装他工事 大子広域公園オートキャンプ場 茨城県阿見市都市計画 2010/09/13~ 課 2011/03/31 H22社交市整公第1-1号公園整 備工事 茨城県土浦土木事務所 2011/03/01~ 2011/03/30 県 つくば支所 内 22国補地道第22-03-180-0-011 号道路植樹帯整備工事 茨城県開発公社 2001/04/15~ 2004/02/15 その他(多数) 別紙(添付資料3) 東京都中央区 公園緑地課 2004/02/05~ 2007/07/30 豊海運動公園広場改修工事 群馬県高崎市 建設部土木課 2010/09/30~ 2012/03/16 群馬地域運動広場(仮称)整備工 事 中部地方整備局 2007/08/10~ 県 木曽川下流河川事務所 2008/03/25 外 登録No.A-13078 日本自動車研究所城里テストセ ンター整備工事 カルチャービレッジ整備工事 東京都水道局 2011/03/04~ 2011/03/31 都立光が丘公園A野球場外野芝 復旧工事 九州地方整備局 筑後川河川事務所 2010/02/02~ 2010/06/10 花月川(日田出張所管内)堤防補 修工事 実績数が多い場合は,別添としても可。なお,その際も件数についてはこの表に記入すること。 A-5 新技術等 申請資料(5/5) (写真等) 新技術等名称 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール芝工法 登録No.A-13078 施工手順 塩害耐性比較(エルトロ/ノシバ) 広がり試験状況 擦り切れ抵抗性・回復試験状況 茨城国際空港「エルトロ」 阿見町公園「エルトロ」 様式B 活用の効果 評価表 新技術名 経 済 性 工 程 調 査 項 目 品 質 ・ 出 来 形 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール 芝工法 従来技術名 従来張り芝工 単位あたりの関係するコスト(施工費、維持管理費等)と従来技術を使った場合の概算コストを比較する。 従来技術 新技術 コスト差 コスト ( 1,000m2 当り) 1,240,000 円 1,311,000 円 -71,000 円 経済性 = コスト差 / 従来技術コスト × 100 = -71,000 / 1,240,000 × 100 = -5.7 % 従来技術と新技術の対応する施工サイクルについて、施工単位あたりの実施施工日数と従来技術の概算の施工日数を比較 する。 従来技術 新技術 短縮日数 施工日数( 1,000m2 当り) 3.34 日 2.00 日 1.34 日 工程 = 短縮日数 / 従来技術の施工日数 × 100 = 1.34 / 3.34 × 100 = 40 % 調査内容 評価 理由 ・品質は向上するか +1 0 -1 高密度、緑色保持期間 ・出来形・精度は向上するか +1 0 -1 施工性、目地が少ない ・耐久性は向上するか +1 0 -1 雑草侵入率、擦り切れ抵抗性、環境ストレス耐性 ・品質・出来形の管理項目は減少するか +1 0 -1 除草、刈込み、補修 ・品質・出来形の管理頻度は減少するか 品質・出来形 = 合計点 = 5 +1 0 -1 除草、刈込み、補修 調査内容 安 全 性 評価 ・墜落・転落事故の危険性が減少するか +1 0 -1 施工時間短縮 ・重機災害の危険性が減少するか +1 0 -1 施工時間短縮 ・飛来・落下物災害の危険性が減少するか +1 0 -1 施工時間短縮 ・作業環境が向上するか(暗がり、騒音、狭所作業の減少) +1 0 -1 施工時間短縮 ・危険物等の取り扱いが減少するか 安全性 = 合計点 = 3 +1 0 -1 化石燃料・除草剤使用量 調査内容 施 工 性 評価 理由 ・現場での施工が減少するか +1 0 -1 ・仮設工が減少するか +1 0 -1 ・作業員の負担が減少するか +1 0 -1 運搬性 ・熟練度に依存した作業が減少するか +1 0 -1 張り芝作業自体が簡便 ・施工の機械化の程度は向上するか 施工性 = 合計点 = 3 +1 0 -1 調査内容 環 境 理由 評価 大型ロール芝 理由 ・周辺の大気汚染・土壌汚染・水質汚染が減少するか +1 0 -1 CO2削減効果 ・騒音・振動・粉塵・交通規制等が減少するか +1 0 -1 荷降ろし、運搬性 ・産業廃棄物の発生量は減少するか +1 0 -1 刈カス量、雑草量 ・周辺の自然・生態環境・景観との調和は向上するか +1 0 -1 緑色保持期間 ・省エネルギー・省資源化が向上するか 環境 = 合計点 = 5 +1 0 -1 CO2削減効果 ※記入要領 ①「経済性」「工程」は従来技術との比較を単位あたりの数量で行う。 ②その他の調査内容に対する評価は3段階とし該当する番号に○印をつける。 従来技術に比べ優れている(+1) 〃 同等程度である(0) 〃 劣っている(-1) ③(+1)及び(-1)に○印をつけた場合は、理由を記入する。 ④減点要素とも、加点要素とも判断のつかない場合は、0に○印をつけて合計点を算出する。 ⑤合計点は各項目(5つ)の評価の合計点を記入する。 ⑥入力は 箇所のみとする。 様式C 経済性比較表 新技術名称: 従来技術名称: 改良芝品種「エルトロ」を用いたロール芝工法 従来張り芝工 経済比較する条件 ・対象構造物:平面広場 ・面積1000m2当り(長さ:100m×幅:10m) ○新技術の内訳(直接工事費) 項目 仕様 エルトロEロール 張り芝一式 200㎝×50㎝×1枚 (1,000m2当り) 数量 1,000.00 単位 単価(円) 金額(円) m2 1,311 1,311,000 摘要 見積 - 合計 1,311,000 ○従来技術の内訳(直接工事費) 項目 仕様 数量 張り芝工一式 1,000.00 (1,000m2当り) 単位 単価(円) 金額(円) m2 1,240 1,240,000 合計 摘要 茨城県市場単価 市松張り620円/㎡×2倍 1,240,000 サイクルコスト 1,000㎡当り 施工費 1年目 3年目 5年目 10年目 エルトロEロール 1,311,000 1,521,000 1,941,000 2,361,000 3,411,000 ㎡当り エルトロEロール 施工費 1,311 年間管理費 210 ※管理費は別紙参考資料参照 積算条件 粗放的管理の多目的広場を想定 年間管理は粗放的管理を想定 野芝 1,240,000 1,550,000 2,170,000 2,790,000 4,340,000 野芝 1240 310 差額(円) ▲71,000 △29,000 △229,000 △429,000 △929,000