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ProxySG アプライアンスによる NetApp SnapMirror の 加速

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ProxySG アプライアンスによる NetApp SnapMirror の 加速
アプリケーション・パフォーマンス・ブリーフ: SnapMirror のパフォーマンス
パフォーマンス・サマリ
>
MACH5テクノロジーをSnapMirror
機能と併用することで、企業は割り
当てられた期間内にバックアップを
完了し、障害発生時のリカバリ作業
にかかる時間を大幅に短縮
>
差分ミラーの更新をこれまでより
80%速く完了(5分の1の時間)
>
完全ミラーのコピーと回復を40倍以
上速く実行
>
プロトコル最適化によりSnapMirror
の速度が向上し、バイト・キャッシ
ングと圧縮により帯域幅使用率を削
減、また帯域幅管理により時間どお
りにバックアップを完了するのに十
分なリソースを確保
ProxySG アプライアンスによる NetApp SnapMirror の
加速化と最適化
企業は膨大な量の情報を収集します。これらすべての情報を保管することは、総合的なデータ管理にお
ける最初の課題です。NetApp の SnapMirror は、多くの組織で採用されているアプリケーションで、障
害発生時やユーザーによる誤操作時に可用性を確保するために、データのバックアップ、複製、および
リカバリを自動化します。多くの場合、この方法では広域ネットワーク上で大量のデータのレプリケー
ションを行います。
WAN リンクでは、LAN やファイバ・チャネル・ネットワークよりも遅延が大きく、帯域幅もかなり狭く
なっています。遅延は、WAN 通信で SnapMirror が利用するプロトコルのパフォーマンスに深刻な影響
を与え、ほとんどの組織で、使用可能な帯域幅が大量のデータによってしばしば圧迫されています。た
とえ SnapMirror の高度な差分バックアップ技術を使用したとしても、アレイに含まれるデータ・ブロッ
クの量は、バックアップ中に WAN を介して移動可能な大きさよりも、はるかに大きい可能性があります。
差分バックアップに数時間、ミラー初期化に数日間以上の時間がかかる場合に、組織がバックアップを
効率的に維持する方法や、それらのバックアップを実際の障害発生時にすばやく回復する方法について
説明します。
ブルーコートによる SnapMirror の最適化
ProxySG のバイト・キャッシングおよび圧縮を、TCP 拡張機能および帯域幅管理機能と組み合わせること
で、SnapMirror のデータ転送を大幅に改善することができます。ミラー初期化により、非常に反復的で圧縮
可能な大量のネットワーク・トラフィックが発生します。差分ミラーの更新にも多くの反復が含まれていま
す。各ファイル・ブロックのデータは新しいデータですが、ファイル間ではバイト・パターンが非常に冗長
テスト・シナリオ
SnapMirrorのテストは、ラウンド・
トリップ・タイムが200msの45Mbps
のWAN接続と、22GBのデータセッ
トを使用して行われました。これは、
地理的に分散したデータ・センタの
典型的なネットワーク・パフォーマ
ンスです。テストでは、2つのサイト
間で初めてのデータ・レプリケー
ション、初期データセットに追加お
よび変更した後の増分バックアッ
プ、およびバックアップからの完全
回復を行いました。
「コールド転送」は、これまでに
WAN経由でProxySGを介して送信
されたデータがない状態で行うテス
トです。
「ウォーム転送」は、これまでにデー
タの一部(増分バックアップ)または
全部(完全回復)がProxySGによって
処理されたことがある状態で行うテ
ストです。
なため、圧縮やキャッシングの効果がよく現れます。ブルーコート製品を導入した場合、初期化、リカバリ、
および更新の時間は、通常 90%短縮されます。
ブルーコートのソリューションは、単に圧縮やプロトコルの最適化を行うだけではなく、帯域幅管理を提供
し、ネットワーク・リソースへのアクセスをコントロールします。このテストでは直接的には示されていま
せんが、ProxySG アプライアンスは、ユーザー、アプリケーション、時間帯、およびコンテンツに基づいて
トラフィックに優先順位を割り当てることが可能なため、SnapMirror は、バックアップ期間中や緊急回復中
に必要な帯域幅を使用できます。
改善度の測定
テスト環境および顧客環境で行われたテストにおいて、MACH5 テクノロジーを装備した ProxySG アプ
ライアンスが、実環境シナリオで SnapMirror のパフォーマンスを著しく向上させることが実証されてい
ます。MACH5 テクノロジーを使用することで、ミラー・バックアップ操作の完了に必要な時間が、初回
の転送(コールド転送)においては 58%削減され、以降のバックアップにおいては 90%近く削減されまし
た。また、バックアップまたは回復を完了するための帯域幅も 85%削減されました。このような大幅な
改善により、バックアップを夜間中に完了できるようになります。
新しいミラー初期化の場合、MACH5 テクノロジーにより複製にかかる全体の時間が 41 倍速くなります。
このようなパフォーマンスの向上は、IT 組織がミラーを作成する場合に便利なだけでなく、データ・ロ
スや障害発生を実際に回復する場合に非常に重要です。
アプリケーション・パフォーマンス・ブリーフ: SnapMirror のパフォーマンス
帯域幅管理/トラフィック・シェーピング
この技術は、特定の種類のアプリケーションに優先順位を割り当てます。この優先順位は、ネットワーク上の他のトラフィックに関係なく、トラフィック
の送信順序とアプリケーションが割り当てられる保証帯域幅の両方に影響を及ぼします。また、この技術により、優先順位の最も高いトラフィックが確実
にネットワークを使用できるようになります。同様に、重要性の低いアプリケーションは、ネットワーク回線の輻輳を緩和するために、抑制されたり狭い
帯域幅しか割り当てられないことがあります。
プロトコル最適化
プロトコル最適化では、WAN 上の非効率なプロトコル(CIFS、MAPI、HTTP、TCP、HTTPS など)を見つけ、それらを効率化します。通常、時間のかかる
シリアル通信プロセスが効率的なパラレルプロセスに変換され、複数の通信タスクが同時に処理されます。その他にも、プロトコルに応じたさまざまな最
適化技術があります(TCP セッションの再利用など)。プロトコル最適化では、アプリケーションの使用帯域幅は削減されず、アプリケーションの配信が大
幅に加速化され、プロセスの遅延を削減できます。
バイト・キャッシング
バイト・キャッシングは、その名のとおり、小容量のアプリケーション・オブジェクトの一部の情報を集めた下位レベルのキャッシュです。バイト・キャッ
シングは、アプリケーション・トラフィックにおいて反復パターンを観察し、これらのパターンにトークンをつけて識別し、大量のトラフィックの代わり
にこれらのトークンを送信します。これらのトークンは、通常 1~2 バイトしかありませんが、64KB もの大容量のデータ・ブロックを記号化できます。バ
イト・キャッシングは、通常はアプリケーションに固有なものではなく、もっと下位レベルで行われるものであり、すべての TCP トラフィックを最適化
します。
オブジェクト・キャッシング
オブジェクト・キャッシングは、バイト・キャッシングと大きく異なります。これはプロトコル/アプリケーションに固有のものであり、全か無かのキャッ
シング方法です。キャッシュにオブジェクトが含まれている場合、ユーザーはローカル記憶領域からそのオブジェクトを即座に取得できるため、遅延およ
び WAN の帯域幅使用率がほとんどなくなります。
キャッシュにオブジェクトが含まれていない場合(または期限切れのオブジェクトが含まれている場合)、
そのトランザクションで、新しいオブジェクトをキャッシュに再ロードする必要があり、この場合、そのオブジェクトが次に要求されたときにパフォーマ
ンスが向上します。
圧縮
MACH5 テクノロジーでは、これらのすべての技術を組み合わせて使用することにより、リモート拠点へのアプリケーション配信を最適化します。たとえ
ば、オブジェクト・キャッシングに期限切れのドキュメントのコピーが含まれ、バイト・キャッシング機能にパターンとトークンがある場合に、トークン
と変更部分の送信だけで済みます。送信されたわずかなトラフィックがさらに圧縮され、プロトコルが最適化されます(使用される帯域幅と遅延/ラウンド・
トリップが削減されます)。これらすべてに、帯域幅管理によって、企業の好みに応じた優先順位がつけられ、重要なアプリケーションに必要な帯域幅が確
保され、真っ先に送信されます。
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