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システム同士の組み合わせを実測値として明らかに、移転に伴うリスクを最小限に留める Security Empowers Business インターネット黎明期から IT の発展に貢献してきたネットワンシステムズ株式会社 ( 以下、ネットワンシステムズ )。新たな製品と技術を組み合わせることで最適なソ リューションを提案するだけでなく、ワークスタイルの変革を自ら実践することでノウハウを蓄積、顧客の最適な ICT パートナーとなるべく、インフラ作りから ICT の利活 用を含めた様々なソリューションを提供しています。 社内インフラに関しては、コミュニケーション基盤を統合したユニファイドコラボレーション環境を整備しながら、デスクトップ仮想化 (VDI) を全社に展開。無線 LAN によるフリーアドレス環境や BYOD 環境の整備など、新たな時代に求められるワークスタイルを模索しながら日々挑戦を続けています。また、新しい働き方を提唱する 14 のコンセプトで設計された「イノベイティブオフィス」を本社に設置するなど、働き方をイメージしてもらえる空間作りにも力を注いでいます。 ネットワンシステムズでは、以前から Blue Coat PacketShaper を全国 15 ヶ所に展開している拠点の WAN の出入口に設置し、限られた帯域を有効活用するための様々 な施策に取り組んできました。 「これまでは音声系が中心でしたが、Internet 経由で利用可能になったビデオ会議や画面転送が必要な VDI など、映像系のパケットを優先的 にネットワークに流す傾向が強くなっています」と語るのはシステム企画グループ プラットフォーム部 ネットワークチーム リーダーの永谷 英樹氏です。 データセンター及び 本社の新たな移転プロジェクトが始動 戦略商品を自社で活用することでノウハウを蓄積 し、顧客へ最適な提案をする販促活動として役立てて いるネットワンシステムズでは、新たな戦略商材の展 開とネットワークインフラの増強、そしてデータセン ター運用におけるコスト削減を目指し、2011 年夏頃に データセンター再構築に向けたプロジェクトを立ち上 げました。 また、ワークスタイルの変革を自ら率先して実践す る取り組みをさらに加速させるべく本社移転を計画。 東京駅に隣接した JP タワーへの本社機能、天王洲オ フィスへのバックオフィス機能の移転が急遽決定する ことになります。 「結果として、新たな本社に展開する インフラを意識しながらデータセンター移転も同時に 行うことになったのです」と同部の中山雄介氏は振り 返ります。 システム同士の結びつきを可視化、 データセンター再構築を成功させる データセンター再構築に関して課題となっていたの は、データセンター内のトラフィックが見える化でき ていないことでした。 「どんな手順でどのシステムを一 緒に移設すれば現場に影響が少ないのかなど、具体的 な計画が立てづらい状況だった」と永谷氏。そこで活躍 したのが Blue Coat PacketShaper でした。「LAN 内に 設置してトラフィックを確認したところ、VDI とファ イルサーバーの結びつきが強く、同じタイミングで移 設するべきだという仮説が、実測値で確認できたので す」 (永谷氏)。 また、今回は VDI における 1 人あたりの利用帯域を レポート作成する試みもビジネス推進グループが実 践。 「顧客に提案する際の有効な基礎情報を収集する際 にも、Blue Coat PacketShaper が役立っています」と永 谷氏はその魅力を語ります。 ネットワークの制御が簡単に! わずか2ヶ月で約2000名の移転を実現 今回のプロジェクトにおけるもうひとつの目玉が本 社移転です。 「急な話だったこともあり、移転する本社 / 天王洲オフィスに何人在席するのかなど、情報が未 確定な部分も多かった」。ただ、以前から導入していた Blue Coat PacketShaper のおかげで WAN に必要な帯 域は事前確認できており、最適なサイジングが可能な 状況だったと言います。 なお、移転後の本社では、全面的に無線 LAN を導入 し、個人のデバイスを業務で利用できる BYOD 環境の 整備が計画されていました。また、ビデオ会議端末を各 会議室に設置し、VDI 環境も従来比 2 倍強にクライア ント数を増加させていくことが計画されており、ネッ トワークにおける QoS がますます重要なポイントに なったと永谷氏。そこで、300Mbps の WAN 回線を 2 本に増強し、それぞれ優先制御を行うべく Blue Coat PacketShaper を新たに導入することに。 「無線 LAN コ ントローラをデータセンター側に設置しているため、 データセンターと本社、そして天王洲オフィスの間の 無線コントロールに関するトラフィックを優先するよ うな設定を Blue Coat PacketShaper で行っています」 と中山氏。 急遽具体化した本社移転計画だったものの、本社機 能の JP タワー / バックオフィスの天王洲オフィスに 勤務する約 2000 人あまりが必要としている最適なイ 組織 ネットワンシステムズ株式会社 東京 http://www.netone.co.jp/index.html 業界 ICT基盤構築事業 課題 可視化によってネットワークの有効利用を促進したい ソリューション Blue Coat PacketShaper 成果 ・わずか2ヶ月で約2000名の本社/バックオフィス移転に成功 ・最適なシステムの組み合わせを見える化、移転時のリスクを 軽減 ・販促支援としてVDIに必要な帯域データを社内共有 ・イベント発生時にもネットワークを自在にコントロール CUSTOMER PROFILE ネットワンシステムズ、本社移転及び データセンター再構築を実現するためのトラフィック可視化ツールとして Blue Coat PacketShaper を高く評価 CUSTOMER PROFILE Security Empowers Business ンフラの移転をわずか 2 ヶ月余りの期間で成功させた のです。 映像系のトラフィックに重きが置かれるなか、 より細かな制御が今後も必要に 他にも Blue Coat PacketShaper の用途は多岐にわ たっています。バーストトラフィックを出す拠点を事 前に特定し、通信を一時的に抑制することで重要な ミーティングの模様を円滑に配信したり、最適な通信 を維持。抑制するための設定を行った後でも、視覚的に その効果をモニタリングできるなど、実際の効果も一 目瞭然だったと言います。「ルータやスイッチでの QoS では、設定変更は可能ですがその結果が可視化で きません。Blue Coat PacketShaper なら効果測定まで 簡単に行うことができ、急なイベント時にも自在にコ ントロールできます」と永谷氏は評価します。 また、 Blue Coat PacketShaper が持つホストアナリシスを用 いて障害発生の原因を突き止める際に利用したりな ど、様々な用途に役立てているのです。 今回の本社移転によって、ロケーションを意識しな い働き方がビデオ会議で実践できていると永谷氏。 「映 像系のトラフィックがこれまで以上に大量にネット ワーク上に流れてきます。Blue Coat PacketShaper を 使うことで、今後もきめ細かな優先制御をしっかり 行ってきたい」と語ります。特にグラフィカルに表示可 能な Blue Coat PacketShaper であれば、スキルに依存 することなくネットワークの可視化が実現できると中 山氏は高く評価しています。 また、クラウド上で利用する業務システムが増えて くるなか、サービスにおける QoS のあり方についても 検討していきたいと今後の展望を語っていただきまし た。 ( 導入時期:2013 年 5 月/取材時期:2013 年 8 月 ) システム企画グループ プラットフォーム部 ネットワークチーム リーダー 永谷 英樹様 䂓䊂䊷䉺䉶䊮䉺䊷 (VDI環境、ファイルサーバ、業務系システム等) # システム企画グループ プラットフォーム部 ネットワークチーム 中山 雄介様 # -./ "$%&'()*$+', 䂓ᧄ␠䋨㪡㪧䉺䊪䊷䋩䇮 ᄤ₺ᵮ䉥䊐䉞䉴 "$%&'()*$+', 䂓ฦᡰᐫ "$%&'()*$+', WAN "$%&'()*$+', 㪠㪧㔚 "$%&'()*$+', !" ブルーコートシステムズ合同会社 www.bluecoat.co.jp 〒105-0021 東京都港区東新橋 1-9-2 汐留住友ビル 16階 Tel 03-6251-9111(代表) Fax 03-6251-9112 Mail [email protected] ᗐ㪧㪚㪆㪭㪛㪠 ᗐ㪧㪚㪆㪭㪛㪠 ᜬ䈤ㄟ䉂㪧㪚 ળ␠ᡰ⛎㪧㪚 ળ␠ᡰ⛎㪧㪚 Copyright© 2013 Blue Coat Systems, Inc. All rights reserved worldwide. Blue Coat, Blue Coatのロゴは、アメリカ合衆国及びその他の国々におけるBlue Coat Systems, Inc.の商標または登録商標です。その他の製品名及び会 社名は各社の登録商標または商号である可能性があります。仕様は予告なく変更となることがあります。