...

SAASアプリケーションとコンテンツ のパフォーマンスを確保

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

SAASアプリケーションとコンテンツ のパフォーマンスを確保
セキュリティを
ビジネスの力に
インターネットからのSaaSアプリケーションとコンテンツが、ビジネスのアプリケーションインフラにおけるますます重要な要素になるに
つれ、ビジネスネットワークの性質は急速に変化しつつあります。これによって、ビジネスに3つの課題がもたらされています。 1つは、
制御下にないグローバルネットワーク上のSaaSアプリケーションとコンテンツのパフォーマンスをITがいかにして管理するかです。2つ
めは、すべて同じに見えるWebトラフィックの中でどうすれば貴重なコンテンツと娯楽用途のコンテンツを見分けることができるか、そし
て3つめは、(ビジネスと娯楽の両方の)コンテンツが混在するWebサイトをどのようにして処理すべきかという課題です。
これらの課題を解決する方法は、Blue Coat PacketShaperにあります。ブルーコートの
リアルタイムURL分類サービスであるWebPulse™との統合によって、PacketShaper
は、トラフィックを生成するアプリケーションと、トラフィックに含まれるWebベースのコ
ンテンツの両方を含めた、今日のネットワークトラフィックを制御できる唯一のソリュー
ションを提供します。これによって、ネットワークマネージャーはビジネスの中核となる
SaaSアプリケーションとコンテンツの利用を高速化しつつ、望ましくないアプリケーショ
ンやコンテンツの影響を緩和することができます。
課題
PacketShaperなどのアプリケーションパフォーマンス管理ソリューションを利用する
ことで、ネットワークマネージャーは社内アプリケーションに対し、アプリケーションご
とに帯域幅と優先度を割り当てることができます。これによって、ネットワークで競合
が発生しているときでも、重要な社内アプリケーションのパフォーマンスを簡単に保
証できます。しかし、Webアプリケーションについてはこれまで、ネットワークマネー
ジャーがこれと同等に可視化してきめ細かく制御することはできませんでした。ビジ
ネス関連のSaaSアプリケーションとWebベースコンテンツへの移行に伴い、これら
のアプリケーションについても同様にパフォーマンスを保証することが企業にとって
かつてないほど重要になっています。
Webが娯楽とビジネスの両方の用途に利用可能であることから、これは複雑な問
題です。また、オンライン上に数十億ものWebページが存在し、その数が日々増加
することから、ビジネス用トラフィックと娯楽用トラフィックの違いを区別することは企
業にとって非常に困難になっています。必要なのは、ビジネス関連のSaaSアプリケ
ーションやWebコンテンツへのアクセスを容易に優先させつつ、YouTubeのストリー
ミング動画やFacebookのゲームといった帯域幅を多用する娯楽用途のアプリケー
ションの影響を抑える手法です。ネットワークの全体的なパフォーマンスを最大限に
高めるために、社内アプリケーションとWebベースアプリケーションの両方のパフォ
ーマンス要件を考慮し、それに対応できるトラフィック管理ソリューションを導入する
ことが、企業にとって重要となります。
ブルーコートのソリューション
アプリケーションとコンテンツレベルでのトラフィックの識別と測定
PacketShaperが提供するきめ細かい可視化によって、企業はWAN/インターネッ
トリンク上のトラフィックをアプリケーションやコンテンツレベルで識別することがで
きます。たとえば、ポート80 HTTPを識別する代わりに、企業はトラフィックが実際
にYouTube、Skype、またはSalesforce.comからのものであることを確認できま
す。WebPulseを搭載するリアルタイムクラウド分類エンジンによって、数千万もの
Webサイトやアプリケーションをインテリジェントに分類することで、企業はネットワ
ーク上の動作を具体的に把握することができます。
アプリケーションやURLリクエストがPacketShaperを経由する度に、ローカルキャッ
シュが参照され、それがカテゴリーとして分類済みであるかどうかが確認されます。
分類済みである場合は、アプリケーション名やコンテンツカテゴリーに基づいてその
トラフィックが分類され、該当する設定済みポリシーがあれば自動的に適用されま
す。企業全体にわたって導入中の新しいSaaSアプリケーションや、流行の最新ゲ
ームやニュース速報など、トラフィックが新しいものである場合、PacketShaperは
そのトラフィックが何であるかをWebPulseに問い合わせ、リアルタイム(数十ミリ秒
間)で応答を得ます。動作の遅いプラグインは必要なく、OSアップデートや再起動も
不要です。これは、7500万人のユーザーで構成されるWebPulseコミュニティを活
用するシンプルなサービスです。これらのユーザーによって、Webベースのコンテン
ツに対する1日あたり80億件を超える評価情報が生成されています。
SaaSアプリケーションに対する優先的な措置
PacketShaperはインターネットトラフィックのコンテンツカテゴリーを把握しているの
で、SaaSアプリケーションなどビジネスに不可欠なトラフィックのカテゴリーを優先
的に処理するように、PacketShaperを構成することができます。優先されるカテゴ
リーには、オンライン会議やソフトウェアダウンロード、オークション、金融サービス
など、レスポンスタイムが重要となるコンテンツも含めることができます。以下に、あ
る企業がWebExに対して設定した簡単な優先度ポリシーの例を示します (ルーター
のACLを変更することなくこれが設定できることに注意してください)。
ソリューションブリーフ
SaaSアプリケーションとコンテンツ
のパフォーマンスを確保する方法
ソリューションブリーフ
セキュリティを
ビジネスの力に
PacketShaperによって企業は、帯域
幅の一部を確保して、パフォーマンス
をさらに適切に保証することができま
す。たとえば、まずはリンクの25%を
クラウドアプリケーション用に確保し、
続いてバースト可能なクラウドトラフィ
ックに高い優先度を与えます。このよ
うにして帯域幅を動的に割り当てるこ
とによって、SaaS帯域幅使用量の急
激な増加に対応し、業務を中断させることなく、継続的な生産性を維持することがで
きます。さらに高度なポリシーを適用したい場合は、ユーザーごと、または接続ごと
に帯域幅を確保することができます。このようなきめ細かいレベルで帯域幅を管理
する能力は、クラウドアプリケーションを識別し、他のポート80/443トラフィックと区
別することが可能なPacketShaperのインテリジェンスによって実現されています。
優先度の低い娯楽コンテンツの制限
インターネットコンテンツの多くのカテゴリーは好ましいものでも悪いものでもありま
せん。むしろ、そうしたカテゴリーは他のネットワークトラフィックに及ぼす影響や、生
産性のような行動要因に基づいて管理する必要があります。その良い例が動画ス
トリーミングです。その利用はますます増加しています。多くの組織が、製品のデモ
ンストレーションやトレーニングのような業務に関連する目的でストリーミングメディ
アサイトを利用しています。しかし、こうしたトラフィックのほとんどが、面白い動画へ
のリンクを共有したり、仕事中に音楽を聴いたりする個人によって生成されているこ
とは間違いありません。非生産的なストリーミングメディアの影響を抑えるために、
企業はPacketShaperを利用することで、そうしたメディアによる帯域幅の使用量ま
たはWANリンクの使用率を指定して制限するポリシーを適用できます。
PacketShaperはインターネット/WebコンテンツのカテゴリーをWebPulseからリ
アルタイムで取得するので、新しいインターネット/Webコンテンツを既存のポリシ
ーによって管理することができます。オリンピックのようなイベントやニュース速報
に対応するために緊急のプランを作成する必要はありません。PacketShaperと
WebPulseは、今日用意されているWebカテゴリー用ポリシーに基づいて明日のイ
ンターネット/Webコンテンツを効果的に管理できるからです。
Facebookのような複雑なWebアプリにおけるゲームやその他のサブカテゴリー
の制限
Facebookなど、従業員が業務の一環として相互にやり取りしてコンテンツを投稿
する必要はあるものの、ゲームといった他の機能にアクセスする必要は必ずしもな
いサイトが多く存在します。このようなサイトに対し、ブルーコートは複雑なWebア
プリケーションを細分化し、企業がきめ細かい制御を設定できるようにします。たと
えば、PacketShaperは、ソーシャルネットワーキングトラフィックを制約なしに許可
しつつ、ゲーム(人気の高いFacebookゲームであるFarmvilleは、PacketShaper
によって識別されて「FB-GAMES」として分類されます)のトラフィックをわずか
10kbpsに制限するように構成できます。この場合、仕事中にゲームをしようとする
ユーザーにはちょっとしたメッセージが送信されるので、「インターネットがダウンし
ている」といった不満の声が出ることもありません。
まとめ
ビジネスネットワークは現在、継続的な業務におけるSaaSアプリケーションとコンテンツの重要性の高まりに伴い、インターネットに広く開放された状態にあります。インターネ
ットトラフィックは多様であるため、それを生成するアプリケーションとそれに含まれるコンテンツの両方を考慮しないと効果的には管理できません。Blue Coat PacketShaper
は、アプリケーションとコンテンツレベルでのトラフィック管理を可能にします。リアルタイムのWebPulseサービスを利用して、何千万というWebサイトと何十億というURLを論
理的なカテゴリーに分類します。これは、アプリケーション別またはサイト別に管理しなくても、類似のコンテンツを企業がまとめて管理できることを意味します。PacketShaper
のリアルタイムコンテンツ認識により、今日作成したポリシーは、一切のダウンロードやアップデートの必要なしに、明日作成される類似のコンテンツにも適用されます。こうし
て、PacketShaperはインターネットベースのSaaSアプリケーションやコンテンツのパフォーマンスを制御して、ネットワークの有用性と従業員の継続的な生産性を最大限に高
めるための理想的なツールになっています。
Blue Coat Systems Inc.
www.bluecoat.com
ブルーコートシステムズ合同会社
www.bluecoat.co.jp
03-6251-9111
© 2013 Blue Coat Systems, Inc.All rights reserved. ブルーコートシステムズから書面による同意を得ることなしに、このドキュメントの一部または全部を何らかの方法で複製することや、電子メディアに変換することを禁じます。このドキュメントに記載した情報は、発行日の時点で正確
であり信頼できると判断したものですが、ブルーコートはこれを確約するものではありません。また、ブルーコートは発行日以降に提示されるいかなる情報の正確性も保証いたしません。このドキュメントは情報提供のみを目的としています。ブルーコートは、このドキュメントに記載した情報
について一切の明示的、暗黙的、または法的な保証をいたしません。このドキュメントに記載した情報は、米国向けに提供される製品とサービスに適用されます。ブルーコートは、このドキュメントに記載した製品、サービス、または機能を他の国に提供しない場合があります。ご利用になれ
る製品とサービスについては、国内のブルーコート販売代理店にお問い合わせください。このドキュメントに記載したブルーコートの製品、技術サービス、その他の技術データは、米国の輸出規制と制裁規定、法令と要件の適用対象です。また、それ以外の国の輸出/輸入規制の適用対象と
なる場合があります。ユーザーは、これらの法律、法令、要件を厳格に遵守することに同意し、ブルーコートからの提供物の輸出、再輸出、国内での移譲、または輸入を行うために必要とされる場合はライセンス、許可、またはその他の承認を得る責務を負うことに同意するものとします。ブ
ルーコートは、このドキュメントに記載した対象物に特許を保有する場合または特許を出願中の場合があります。このドキュメントの提供によって、これらの特許のライセンスが与えられるものではありません。Blue Coat、ProxySG、PacketShaper、CacheFlow、IntelligenceCenter、Blue
Touchは、Blue Coat Systems, Inc.の米国およびその他の国の登録商標です。このドキュメントで言及するすべての商標は、それぞれの所有者のものです。v.SB-ASSURING-SAAS-PERFORMANCE-A4-EN-v2a-0513
Fly UP