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儲かる会社のIT経営 - IT経営サポート&コンサルティング ITC福沢オフィス

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儲かる会社のIT経営 - IT経営サポート&コンサルティング ITC福沢オフィス
儲かる会社のIT経営
~IT経営のススメ~
株式会社IT
株式会社IT経営
IT経営センター
経営センターとちぎ
センターとちぎ 代表取締役
ITコーディネータ
ITコーディネータ
福沢 繁
1
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
1.経営とIT
2
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◆経営とは?
「経営する」というのは何をするのか
◆「経営する」立場からのIT活用と
は?
3
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
「業務が効率化できるすばらしいシステ
ムだと言われて○千万ものシステムを入
れたんだけど、結局、集計と帳票の印刷
程度しか使っていない」
「組織を活性化しようと思って高機能
のグループウェアを導入したんだが、効
果はイマイチ・・・」
4
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
「かっこいいホームページを何十万円
も払って作ったのに、インターネットか
らの問い合わせはほとんどないし、保守
料だけ払っている状態。やめるわけにも
いかないし、、、」
⇒ なぜ、
なぜ、こうなってしまうんでしょう?
こうなってしまうんでしょう?
5
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
当たり前のことが忘れられています
★ITは手段です
★身の丈にあったシステムでないと使
えません
6
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身の丈の測り方 ~IT経営成熟度レベル
<共通定義>
成熟度
レベル
成熟度ランクアップのための
課題解決指針(人間系)
成熟度の内容
0
存在しない
幹部の意識改革
1
認識しているが場当たり的
業務プロセス(仕事の手順)の文書化
2
反復可能だが直感的
業務プロセス(仕事の手順)の定義と標
準化、データ化
3
業務プロセスが定義され、標準
化され、守られている
測定・モニタリング・評価と継続的改善
の仕組みづくり
4
測定とモニタリング・評価が可能
であり、継続的改善の仕組みが
できている
知識共有の仕組みづくり
全体最適の追求
業界ベストとのベンチマーキング
5
最適化経営、知識共有経営
7
© IT Coordinators Association
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53
ビジネス競争力の体系
業種別ビジネス
業種別ビジネス競争力
ビジネス競争力(
競争力(例)
区分
経営基盤系
製造業
流通業
小売業
小売業
経営戦略力
経営計数管理力
人材と組織力
IT基盤系
ビジネスプロセスと
ビジネスプロセスとIT企業文化力
IT企業文化力
IT活用力
IT活用力
IT人材力
IT人材力
ITインフラ
ITインフラ力
インフラ力
業務プロセス系
マーケティング力
マーケティング力
新市場・業態・店舗の開発力
新顧客/新市場開拓力
顧客開拓/シェアアップ力
新規顧客開拓力
顧客サポート力
顧客サポート力
既存顧客維持・管理力
開発・設計力
新商品開発・開拓力
発注・仕入・在庫管理力
生産力
商品管理力
受注・出荷管理力
SCM力
仕入・受注・出荷・配送管理力
売上・販売促進力
企業間連携力
企業間連携力
マーチャンダイジング力
店舗運営力
企業間連携力
IT経営成熟度の“現状の姿”分析と“あるべき姿”到達目標設定
「現状の姿」を自己評価し、「あるべき姿(目標)」を決める
「あるべき姿(目標) 」は重要成功要因を実現するために必要な成熟度を選びます
成熟度
レベル
大手・
大手・中堅
製造業
大規模
中小製造業
中小製造業
中規模
中小製造業
中小製造業
小規模
中小製造業
中小製造業
レベル0
レベル0
レベル1
レベル1
レベル2
レベル2
第1次到達目標
第1次到達目標
レベル3
レベル3
第1次到達目標
第1次到達目標
レベル4
レベル4
レベル5
レベル5
第1次到達目標
第1次到達目標
第1次到達目標
第1次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
第2次到達目標
9
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
ITは
薬ではありません
ITは万能薬
• IT導入、システム導入だけで簡単に経営課題が
解決される、なんてことは幻想です。ITは万能薬
ではありません。
• 一方で、ITによって人間系だけではできないこと
ができたり、今まで不可能だったことが可能に
なったりすることがあることも事実です。
あくまでも自社
• 重要なのは、あくまでも
あくまでも自社の
自社の経営戦略に
経営戦略に基
づいて、
づいて、ビジョンや
ビジョンや目標実現のための
目標実現のための重要
のための重要な
重要な
手段として
手段としてIT
としてITを
ITを使いこなすことです。
いこなす
10
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IT経営
IT経営とは
経営とは?
とは?
ITを業務に活用する
ITを経営課題解決のために活用する
(ITコーディネータは経営とITの橋渡し)
経営とITの融合
(ITやインターネットを意識して
経営戦略を立てる)
11
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2.インターネットの急速な
進歩と情報活用
12
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
■日本国内のインターネット利用者数推移 1997-2007
間
年
0
1
1997
1998
1999
!
倍
10
で
2000
2001
2002
2003
2004
「インターネット白書2007」 ©impress R&D,2008
2005
2006
2007
13
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■インターネット利用デバイスの構成比
「インターネット白書2010」 ©impress R&D,2010
14
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■オンラインショッピングで1年間に使う金額
いる
て
使っ
は
らい
く
まで
円
0万
1
円~
千
数
「インターネット白書2010」 ©impress R&D,2010
15
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
■消費者側から見たインターネットの利用目的
16
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
17
「インターネット白書2010」 ©impress R&D,2010
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
■企業側から見たWebサイトの利用目的
「インターネット白書2010」
©impress R&D,2010
「告知」にとどまっている企業が多い
18
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■情報流通量の推移
1996年度=100
50000
選択可能情報量
40000
30000
10
年
間
で
53
2倍
!
60000
20000
10000
0
1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
総務省 「平成18年度情報流通センサス報告書」
19
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■消費情報量の推移
1996年度=100
6000
5000
4000
3000
消費情報量
10
年
間
で
65
倍
!
7000
2000
1000
0
1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
総務省 「平成18年度情報流通センサス報告書」
20
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
■情報が選び取られる確率
7.00
6.6%
6.6%
6.00
10年前は
5.00
1/15
情報選択確率
4.00
現在は
1/125
3.00
2.00
0.8%
0.8%
1.00
0.00
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
総務省 「平成18年度情報流通センサス報告書」 より計算
21
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少なくともこれくらいは・・・
・「ホームページを作れば儲かる」時代は終わった。
→ 競争の激化、インターネット市場の特徴
・SEO対策をしてアクセスを増やしても売れるとは限らない。
→ 訪問者の8割は情報が欲しいだけ
・サイトの構築・運営は安いというのは勘違い
→ 大企業ではそういう面もあるが、、、
でもホームページは持つべき
ビジネス
するなら
22
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ホームページの必要性
・ホームページは「名刺代わり」の時代
→ 無いと怪しい会社と思われる
・マスコミから官庁までインターネットで調べている
→ ビジネスの世界では情報収集の基本
・ITやWebは確かに便利
→ 分厚い百科事典も広辞苑もいらない
・情報の価値と量がビジネスの行く末を決める時代
→ 本当に意味のあるビジネスをするなら道はあるはず
23
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意味のあるIT活用のために、、、
強みを認識する
ITも意識した経営戦略を立てる
具体的な行動計画(経営もITも)を立てる
サイトの目的を決める
サイト構築後も粘り強い取り組みを続ける
24
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3.自社の強みを発見して
戦略マップを作る
25
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SWOT分析とは?
・自社の「強み」と「弱み」は何か?市場や
業界にはどのような「機会」と「脅威」が
あるかを分析する手法
26
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SWOT分析
内部環境分析
外部環境分析
強み(S)
機会(O)
自分の
自分の強みで取
みで取り込むことが
できるチャンス
できるチャンスは
チャンスは何か?
自分にとってチャンス
にとってチャンスになり
チャンスになりうる
になりうる
環境変化は
環境変化は何か?
弱み(W)
脅威(T)
自分の
自分の弱みを克服
みを克服して
克服してチャンス
してチャンスを
チャンスを
取りこぼさないために何
りこぼさないために何が必要か
必要か?
自分の
自分の弱みと脅威
みと脅威で
脅威で最悪の
最悪の事態を
事態を
招かないためにどうするか?
かないためにどうするか?
27
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クロス分析を行って戦略課題を導き出す
重要成功要因
重要成功要因
(CSF)
CSF)を選択
強み
(S)
SWOT
分析
結果
機会(O)
脅威(T)
SWOT分析結果
SWOT分析結果
強みを活かす
強みを活かす
強みは弱み
強みは弱み
自社の強みを活かして事業機
自社の強みを活かして事業機
会をうまく捉えるための経営課
会をうまく捉えるための経営課
題と手段は?
題と手段は?
強みをもって脅威にどう立ち向
強みをもって脅威にどう立ち向
かうか?環境変化で弱みにな
かうか?環境変化で弱みにな
らないか?事業脅威にしない
らないか?事業脅威にしない
ための経営課題と手段は?
ための経営課題と手段は?
弱みを強みへ
弱みを強みへ
弱み
SWOT
分析
結果
(W)
CSF:Critical Success Factor
自社の弱みを克服して事業機
自社の弱みを克服して事業機
会を活かすための経営課題と
会を活かすための経営課題と
手段は?
手段は?
弱みが命取り
弱みが命取り
事業脅威が自社の弱みと重な
事業脅威が自社の弱みと重な
り致命傷にしないための経営
り致命傷にしないための経営
課題と手段は?
課題と手段は?
28
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
重要経営課題から戦略マップへ
トップ営業
トップ営業による
営業
売上げ
売上げ拡大を目指す
拡大
[財務の
財務の視点]
視点]
売上高増加
新規顧客の
新規顧客の獲得
短寿命・
短寿命・低コスト金型
コスト金型を
金型を開発し
開発
新規顧客を
新規顧客を獲得する
獲得
生産管理システム
生産管理システムを
システムを導入し
導入
短納期対応体制を
短納期対応体制を確立する
確立
[顧客の
顧客の視点]
視点]
[業務プロセス
業務プロセスの
プロセスの視点]
視点]
トップ営業
トップ営業の
営業の展開
短寿命・
短寿命・低コス
ト金型の
金型の開発
短納期対応体
制の確立
[人材と
人材と変革の
変革の視点]
視点]
生産管理システム
生産管理システムの
システムの
導入
29
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SWOT分析(例)
内部環境分析
強み(S)
・精密板金加工における高い技術と経験が蓄積
されている
・長年付き合いがある顧客からの信頼がある
・地元の様々な業種の方々と交流がある
弱み(W)
・下請け100%で、バイヤー企業の景況に
左右される
・資本力がない
・人材が少なく、自覚も低い
外部環境分析
機会(O)
・社会的に個性を求める傾向がある
・ブランドに左右されず、自分の目で魅力的な
商品を購入する人が増えている
・インターネットの発達でマーケットが激変しつつ
ある
脅威(T)
・大企業がインターネット市場に参入し、競争が
激しくなっている
・地方の衰退が止まらない
・下請け企業の環境はますますきびしくなっている
30
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クロス分析(例)
<重要経営課題>
・精密板金加工の
精密板金加工の技術を
技術を活かし、
かし、地元企業と
地元企業と協力し
協力し
て個性的な
個性的な商品を
商品を開発する
開発する
・企画、
企画、開発から
開発から販売
から販売までを
販売までを自社
までを自社で
自社で行えるように業
えるように業
務プロセスの
プロセスの改革と
改革と人材育成を
人材育成を進める
・ITを
ITを活用し
活用し、リアルと
リアルとネットを
ネットを融合させて
融合させて販路開拓
させて販路開拓
を進める
機会(O)
脅威(T)
強み
・精密板金加工の技術を活かし、
・精密板金加工の技術を活かし、
個性ある新商品を開拓する
個性ある新商品を開拓する
・リアルとネットを融合させて販路
・リアルとネットを融合させて販路
を開拓する
を開拓する
・中小企業としての手作り技術を磨
・中小企業としての手作り技術を磨
き、大企業が進出できない市場を
き、大企業が進出できない市場を
切り拓く
切り拓く
・地元の、小さいが特徴のある企
・地元の、小さいが特徴のある企
業と協力して新製品を開発する
業と協力して新製品を開発する
弱み
・バイヤーとの信頼関係を発展さ
・バイヤーとの信頼関係を発展さ
せて経営基盤を維持する
せて経営基盤を維持する
・長期的な人事戦略を策定し、次
・長期的な人事戦略を策定し、次
世代の人材を育成する
世代の人材を育成する
・長期的な戦略を持って下請け状
・長期的な戦略を持って下請け状
態を脱する
態を脱する
・企画や販売のノウハウを身につ
・企画や販売のノウハウを身につ
け、直接顧客をつかめる業態を作
け、直接顧客をつかめる業態を作
り上げる
り上げる
31
(S)
(W)
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戦略マップ(例)
「バランス・スコア
カード構築」(吉川
武男著)より
32
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4.IT戦略への展開と
IT導入の手順
33
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
経営戦略からIT戦略への展開
戦略課題の中から、ITを活用することで
解決する項目を抽出する。
優先順位を付けて中長期の計画を策定する。
期待効果
戦略マップ
成熟度レベル
資金
34
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
戦略課題からIT戦略課題の抽出(例)
ホームページを
作って集客
売上高増加
新規顧客の
新規顧客の獲得
トップ営業
トップ営業による
営業
売上げ
売上げ拡大を目指す
拡大
顧客管理システ
ムの導入
短寿命・
短寿命・低コスト金型
コスト金型を
金型を開発し
開発
新規顧客を
新規顧客を獲得する
獲得
トップ営業
トップ営業の
営業の展開
生産管理システム
生産管理システムを
システムを導入し
導入
短納期対応体制を
短納期対応体制を確立する
確立
短寿命・
短寿命・低コス
ト金型の
金型の開発
短納期対応体
制の確立
社長のスケ
ジュール管理
生産管理システム
生産管理システム
の導入
営業情報の共有
システム
生産管理システ
ムの導入
期待度、緊急度、コストで
優先順位を付ける
35
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重要な観点 → 人間系と情報系(IT系)
経営戦略
経営戦略
人間系テーマと
情報系テーマの
連動が必要
重点経営課題
重点経営課題
人間系テーマ
アクションプラン
・人間系と情報系と区別して捉える
・両方を統一的に(融合させて)捉える
新しい一つの業
務プロセスとして
デザインする
情報系テーマ
アクションプラン
36
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一般的なシステム導入の手順
導入企業
要件定義
要件定義
ITベンダー
ITベンダー
提案依頼書作成
提案依頼書作成
(RFP)
(RFP)
ITベンダー選定
ITベンダー選定
<トップ承認>
<トップ承認>
開発提案書
開発提案書
契約書
契約書
契約仕様書
契約仕様書
設計・開発
設計・開発
導入
導入
検収
検収
運用
運用
メンテナンス
メンテナンス
ヘルプデスク
ヘルプデスク
37
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
どうやってシステムを選択/導入するか?
専門家
専門家に
専門家に相談する
相談する
特定のベンダーに偏らない、ユーザー企業の立場に立った専門家
(ITコーディネータなど)に相談する。
OSS(
OSS(Open
OSS(Open Source Software)の
Software)の利用
現在はインターネット関連技術を中心にOSSの時代になってきて
いる。政府もそれを推奨している。
インターネット
インターネットからの
インターネットからの情報
からの情報
個人でも地方でも同じ情報が得られる。自分で使って慣れればこ
れほど便利な「百科事典」はない。
ユーザー
ユーザー企業
ユーザー企業が
企業が主導する
主導する
どんな場合でも企業自身がイニシアティブを握ること。そのために
一生懸命勉強する。
地域
地域の
地域のベンダーとの
ベンダーとの協力
との協力
大手ITベンダーのブランドに目をくらまされることなく、地元に根ざ
したベンダーと協力する。
38
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ソフトウェアの検討
<業務を
業務を意識した
意識した分類
した分類>
分類>
①基幹系(
基幹系(メインの
メインの業務に
業務に関わる部分
わる部分)
部分)
–
–
–
–
会計・財務管理
顧客管理、営業支援
販売仕入管理・在庫管理
生産管理系
②情報共有系(
情報共有系(社員の
社員のコミュニケーションなど
コミュニケーションなど)
など)
– グループウェア
– SNS
③Webマーケティング
Webマーケティング関連
マーケティング関連
④固有技術系(
固有技術系(設計・
設計・開発等)
開発等)
39
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システム導入に伴って検討・実施すべきこと
インフラ(ハードウェアとネットワーク)及び運用
クラウド(ASP、SaaSの活用)
社内LANの構築(有線、無線)
光回線は必須
運用のための費用や手間(人材)
教育
①一般社員教育
②情報化リーダー(CIO)育成
ITパスポート試験
専門家の活用
ITコーディネータ
ITベンダー
40
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
業務の見える化はシステム導入前の必須作業
★モデリング(図式化、標準化)の作業とは?
<4つの作業>
①要件定義
②業務フロー(DFD)
③データモデリング
モデリング
④業務モデリング
41
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
①要件定義(要件ツリー)
・このシステムで何をやりたいか、を列挙する。
・それを整理して、階層化する。
<例>
・受注単位で粗利がわかるようになること
・受注時に納期回答できること
・余剰在庫や死蔵品を50%削減できること
・入荷から出荷までロットをトレースできること
・バーコードラベルによって入出荷作業が簡便化されていること
・月中であっても利益ベースでの予実達成状況を監視できること
・在庫データには常に現在の在庫状況が反映されていること
・配車計画をある程度自動化できること
42
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
利益管理の強化に貢献すること
月中であっても利益ベースでの予実達成状況を監視できること
受注単位で粗利がわかるようになること
顧客サービスの改善に貢献すること
受注時に納期回答できること
入荷から出荷までロットをトレースできること
在庫管理レベルの向上に貢献すること
余剰在庫や死蔵品を50%削減できること
在庫データには常に現在の在庫状況が反映されていること
作業効率の向上に貢献すること
バーコードラベルによって入出荷作業が簡便化されていること
配車計画をある程度自動化できること
②業務フロー(DFD)
業務単位:
業務単位
特定のイベントが観測されたなら、特定の担当者によって実施されるようにルール付けできる、ひと
続きの手順を含む仕事のまとまり (1人の担当者が担当するひと続きの業務手順のまとまり)
ex. [注文受付担当者]注文受付、 [倉庫作業者]出荷業務
イベント :
業務担当者の意思や行為とは関係なく
起こる事態 (担当者による何らかの行
為なしで認識可能な「状況」のこと)
ex. 注文を受け取った!
3時になった!
文書(紙に情報等が印刷あるいは記
文書
述されたもの)
データストア : 情報のまとまり
ex. 受注情報、顧客情報
外部システム
外部システム : 入出力のはっきりし
ている外部主体(情報システム、機械、
人間など)
モノの
モノの流れ
本システムの
システムの対象範囲
情報の
情報の流れ
44
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
[受注~
受注~出荷の
出荷の例]
45
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
③データモデリング (エンティティ表、エンティティ関連図)
[得意先]
データ項目名
データ項目名
得意先コード
[受注見出し]
Key
★
説明
データ項目名
データ項目名
受注No
得意先名
得意先コード
郵便番号
受注日
住所
電話番号
Key
★
説明
システムで自動発番
[受注明細]
データ項目名
データ項目名
Key
メールアドレス
受注No
★
・・・
行No
★
・・・
品目番号
説明
受注数量
受注単価
・・・
・・・
46
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
エンティティ関連図(ER図)
[参照関係]
あるエンティティの特
定レコードについて
別のエンティティの複
数件のレコードが関
連する
← 参照先
← 参照元
[親子関係]
一方のエンティティ
の識別子がもう一
方のエンティティの
識別子の一部に
なっている
[派生関係]
2つのエンティティが同一の識
別子を持っており、かつ、ある
レコードに対して相手方のエン
ティティのレコードが1件も対応
しないことがある場合
47
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
④業務モデリング
⇒ DFDの
DFDの「業務単位」
業務単位」1個に対応
<アクションツリー>
アクションツリー>
48
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
★どこまでブレークダウン(詳細化)すればいいか?
システム開発の基本設計(データの物理設計、機能
の分割、画面物理設計)が開始できるまで。
・要件定義(要件ツリー)
・業務フロー(DFD)
・データモデリング(エンティティ関連図、エンティティ)
・業務モデル(アクションツリー)
ここまでくるとITベンダー側の作業である基本設計と重なってくる。
⇒ITベンダーとの共通語になる
49
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
業務の見える化(ビジネスプロセス分析=BA)
は、中小企業ではほとんど行われていない
なぜ?
・ノウハウを持つ技術者が非常に少ない
・小さな企業では必要性が見えにくい
・これまでの時代は「いいものを作れば売れる」時代だった
★BAは新しい時代の新しいノウハウ
50
Copyright© 2010 S. Fukuzawa All Rights reserved.
安く使えるお役立ちツール
◆オフィスソフト
OpenOffice.org
KingSoft
http://ja.openoffice.org/download/
http://www.kingsoft.jp/office/ (4980円)
◆セキュリティソフト
SOURCENEXTウィルスセキュリティ
http://sec.sourcenext.info/?i=com_top (1980円)
◆予定表(カレンダー)
Yahoo カレンダー (Yahooアカウントが必要)
PCでも携帯でも使用可能
Google カレンダー (Googleアカウントが必要) 携帯は参照のみ
◆メモ
EVERNOTE
PC,iPhone, Android などから使える。テキスト、画像、PDFファイル、など
(有料会員は、$45/年)
http://www.evernote.com/
◆PDF作成
PDF作成ソフト
http://freesoft-100.com/pasokon/pdf_maker.html
PrimoPDF http://www.xlsoft.com/jp/products/primopdf/index.html
SOURCENEXT いきなりPDF (3990円)
http://www.sourcenext.com/titles/pdf/?i=com_top
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◆大量データ送信
宅ファイル便
ファイルトラック
データ便
100MBまで
1GBまで
http://www.filesend.to/
http://filetruck.jp/
300MBまで (1GBまで 300円/月)
http://www.datadeliver.net/
◆インターネット電話 (ビデオ会話)
スカイプ
http://www.skype.com/intl/ja/home
Google トーク
http://www.google.com/talk/intl/ja/
Yahoo メッセンジャー(Web版)
http://webmessenger.yahoo.co.jp/
◆オンラインストレージ (インターネット上のハードディスク)
SkyDrive
保存期間無制限 25GBまで(1ファイル50MBまで)
※フォルダ丸ごとのUPは不可
http://windowslive.jp.msn.com/skydrive.htm
共有も可
その他、Windows Live Microsoftのクラウドサービスいろいろ
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5.成功への道すじを作る
バランス・スコアカード
吉川武男教授主宰
バランス スコアカード研究会
• http://www.nikkeipr.co.jp/nbsc/
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(1) バランス・スコアカード(BSC)とは?
戦略志向の
戦略志向のナビゲーション経営
ナビゲーション経営システム
経営システム
→「勘と度胸」
度胸」から「
から「戦略志向」
戦略志向」への転換
への転換
ビジョンと
ビジョンと戦略
BSCの
BSCの4つの視点
つの視点
財務の
財務の視点
顧客の
顧客の視点
業務フ
業務プロセスの
ロセスの視点
人材と
人材と変革の
変革の視点
・戦略目標
・評価指標
・目標値
・戦略目標
・評価指標
・目標値
・戦略目標
・評価指標
・目標値
・戦略目標
・評価指標
・目標値
・アクションプラン
・アクションプラン
・アクションプラン
・アクションプラン
BSCの
BSCの実行
結果の
結果の分析/
分析/評価
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BSCの4つの視点
一般には「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセスの
視点」「人材と変革の視点」の4つが使われるが、視点を
いくつにするか、どういう視点を設定するかは本来個別に
検討されるべきこと。
<自治体の例>
<ある企業の例>
住民の視点
財務の視点
財政の視点
お客様の視点
交通インフラの視点
内部業務プロセスの視点
行政サービスの視点
学習と成長の視点
人材と変革の視点
※あまり多くしないこと。せいぜい4~6まで。
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(2) BSCの特徴
①財務面だけでなく企業を多面的に分析し総力戦の方向性を示すことができる
・財務面からだけ企業を評価すると短期的な財務数値あわせに走り、企業の継続のため
の取り組みがおろそかになる傾向が出やすくなる
・通常4つの視点から考えるが、組織の実情に応じて工夫可能
②時間軸を意識した戦略を持ち実践することができる
・戦略マップを意識し、実行項目の優先順位をつけることができる
・数値目標管理によってPDCAを確実にすることができる
③大企業から小規模企業まで、また自治体や学校、各種団体まで適用できる
・様々な階層でのBSCを構築し、それらの関係付けを行うことによって、小規模な単位か
ら大規模な単位まで適用可能
・視点の工夫によりいろんな目的の団体に適用できる
④企業構成員間の合意を得ることができる(コミュニケーション)
・構築過程で経営幹部と従業員間の合意を得やすい
・戦略から従業員の日々の業務に落とし込むことによってコミュニケーションが取れる
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多面的、継続的視点での業績管理手法
これまでの
狭い管理指標
初年度の 次年度の 3年度目
実績
実績
の実績
財務の視点
これから求
これから求められる
多面的管理指標
顧客の視点
業務プロセスの視点
人材と変革の視点
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(3) 具体的な適用手順
アクションプランのののの作成
数値目標のののの設定
業績評価指標のののの設定
重要成功要因のののの洗洗洗洗いいいい出出出出しししし
戦略マップ作成
戦略課題のののの抽出
SWOT分析
事業領域のののの確認
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(4) 重要成功要因の洗い出し及び評価指標
・戦略課題を実現するための重要成功要因(より具体
的な経営課題)を明らかにする。
・それぞれの重要成功要因について、達成指標(KGI)
と業績評価指標(中間指標:KPI)を決め、目標数値を
定める。
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(5) 達成指標・業績評価指標の例
財務の視点
・総資産(¥)
・社員1人当たり総資産(総資産/社員数)
(¥)
・総資産収益率(収益/総資産)(%)
・新規商品や新規ビジネスからの収益(¥)
・社員1人当たり収益(収益/社員数)(¥)
・総資産利益率(利益/総資産)(%)
・新規商品や新規ビジネスからの利益(¥)
・社員1人当たり利益(利益/社員数)(¥)
・市場価値(市場規模×シェア)(¥)
・純資産利益率(%)
・総資本利益率(%)
・売上高利益率(%)
・キャッシュ・フロー(¥)
・支払能力(株主資本/総資産)(¥)
・総原価(¥)
顧客の視点
・顧客数(社数)
・市場占有率(%)
・顧客1社当たり年間売上高
(年間売上高/顧客数)(¥)
・顧客減少数(社数または%)
・営業担当1人当たり顧客数(社数)
・営業回数当たり契約注文数(%)
・顧客満足指標(ヒヤリング)(%)
・顧客ロイヤリティ指標
(競合他社への注文/自社の受注)(%)
・顧客1社当たりコスト(販売費/顧客数)
(¥)
・顧客訪問回数(回数)
・苦情件数(件数)
・平均取引額(¥)
・初回訪問から受注までの平均所要時間
(日数)
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業務プロセスの視点
人材と変革の視点
・一般管理費率(一般管理費/総利益)
(%)
・顧客処理時間(受注処理)(時間)
・納期厳守率(%)
・発注から納品までのリードタイム(時間)
・平均意思決定時間(時間)
・在庫回転率(日)
・生産性の改善(%)
・XX業務改善時間(従来時間-改善後時間)
(時間)
・社員1人当たり一般管理費(¥)
・残業時間の低減(時間)
・新規商材開発リードタイム(日)
・IT経費率(IT費用/一般管理費)(%)
・新規商材受注件数(件数)
・重要顧客売上高率
(重要顧客売上高/売上高)(%)
・社員数(人数)
・社員平均年齢(歳)
・社員平均勤続年数(年)
・平均欠勤率(%)
・社員1人当たり教育費(¥)
・社員1人当たり提案件数(件数)
・ITシステム開発投資額(¥)
・新規商材調査費用(¥)
・社員満足度指標(ヒアリング)(点数)
・社員1人あたり教育時間(時間)
・顧客ニーズ情報報告書件数(件数)
・共有情報登録件数(件数)
・業務改善報告書提出件数(件数)
・新商材提案件数(件数)
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(6) アクションプランの例(ガントチャート)
何を、誰が、いつやるか、が見えるようにする。
2006年/月
■業務変革プロジェクト
業務変革プロジェクト編成
プロジェクト編成
■業務変革活動
◆IT
ITによる
ITによる業務変革支援
による業務変革支援
(1)
生産管理システム
生産管理システム導入
システム導入
8
9
10
11
12
1
2
3
▲
経営
戦略
要件
定義
IT
戦略
BPR
企画
RF
P作
作
成
全社BPR
全社
開発・
開発・導入・
導入・試行
本 番
◆マーケティング
マーケティング変革
マーケティング変革
・新規案件・
新規案件・需要の
需要の開拓、
開拓、
・開発設計・
開発設計・生産
・企業間連携の
企業間連携のプロセス確立
ロセス確立
事業
戦略
業務機能
プロセス定義
プロセス定義
◆IT
ITによる
ITによる業務変革支援
による業務変革支援
(2)
・情報共有、
情報共有、知識共有による
知識共有による
業務改善活動
・グループウェア導入
グループウェア導入
計画策定
試行
本番
本 番
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ご清聴ありがとうございました
清聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
(財)栃木県産業振興センター主催セミナー
(ITCとちぎ企画)
2011年2月15日(火)16日(水)
バランス・スコアカード、Webマーケティング、ほか
福沢 繁 fukuzawa@[email protected]
ブログ http://itchttp://itc-fukuzawa.net
(http://imchttp://imc-tochigi.com 整備中)
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