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1 大分の明日を担う人材の確保・育成 [PDFファイル/2.97MB]

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1 大分の明日を担う人材の確保・育成 [PDFファイル/2.97MB]
第3章
1
人材の確保・育成と事業環境の整備
担当課:雇用・人材育成課
担当班:雇用・人材育成班
097-506-3340
097-506-1756:FAX
大分の明日を担う人材の確保・育成
(1) 産業人材確保への支援
■現状と課題
本県産業の維持・発展のためには、県内企業の99パーセント以上を占める中小企業が、将来的な展望に
立ち継続的に人材の確保・育成を行うことが重要です。
大企業と比べ、求める人材の確保が難しいとされる中小企業ですが、少子・高齢化による労働力人口の減
少に加え、最近では、新規学卒者の就職希望が、中堅・中小から大手企業に回帰する傾向が見られるなど、
中小企業にとって、将来の中核となりうる人材の確保は、より厳しさを増しています。
特に、本県では、進学や就職により高校卒業時に多くの若者が県外に流出しており、これら若年人材と採
用意欲の高い県内中小企業とを結ぶための取組が課題となっています。
さらに、就職した生徒・学生のうち3割を超える者が採用後3年以内に離職している現状にあり、若者の意
識改革に加え、求職者目線に立った採用活動を行う等、就職・採用前での企業と若者との相性のミスマッチ
の解消や、介護・福祉分野や建設分野に代表される、労働需要が大きい産業や生産性の高い産業へ労働
移動を促す等、産業・業種間と若者とのミスマッチの解消も喫緊の課題となっています。
九州各県高卒県内就職率
就職率
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
(出典:文部科学省 学校基本調査)
85.0%
80.0%
75.0%
70.0%
65.0%
60.0%
55.0%
50.0%
45.0%
H16.3卒
H17.3卒
H18.3卒
H19.3卒
H20.3卒
H21.3卒
H22.3卒
H23.3卒
H24.3卒
H25.3卒
福岡県
82.6%
80.7%
80.6%
79.3%
78.6%
78.0%
82.5%
80.6%
82.6%
82.3%
佐賀県
64.5%
59.9%
57.5%
55.5%
57.2%
53.1%
60.5%
61.6%
60.2%
58.2%
長崎県
61.1%
57.6%
55.9%
54.2%
55.3%
53.7%
60.1%
60.6%
58.8%
59.3%
熊本県
72.8%
68.2%
65.6%
63.2%
61.7%
55.1%
62.7%
62.7%
63.2%
63.3%
大分県
76.0%
75.3%
75.6%
74.0%
75.8%
75.5%
78.8%
77.7%
78.6%
78.5%
宮崎県
63.9%
63.6%
58.8%
58.8%
56.8%
53.9%
59.1%
59.7%
58.8%
59.7%
鹿児島県
62.0%
58.0%
55.4%
52.6%
49.0%
45.8%
52.4%
54.2%
57.2%
57.6%
沖縄県
68.1%
65.6%
62.4%
59.9%
58.6%
54.3%
60.0%
63.2%
64.3%
66.8%
- 93 -
【 企業の声等 】
○当社が得意とする工作技術は熟練の技を必要としており、跡を継ぐ若い人材が必要だが、求人に対する応募
が少なく、また定着率の悪さが課題となっている。また、今後の業務展開として大型機械の搬入を計画してい
おり、使いこなせる若い技術者の確保も課題。(製造業)
○ひと頃の採用手控えにより、中核を担う30代・40代の層が薄くなっており補充を考えている。県内・県外を問
わず、良い人材が確保できるよう、支援の充実を図ってもらいたい。(情報通信業)
○他の自治体では、大学と県内企業をつなぐ取組はしていない。情報交換会のような場があると企業とのパイプ
を作り、強化することができるので大変ありがたい。(県外大学)
■課題解決のため取り組む事業
○産業人材確保等支援事業(おおいた産業人財センター運営事業)
県内中小企業の振興のため、企業の競争力の源泉となる「人材」の確保・定着を積極的に推進し、企業
の採用力向上や即戦力人材の確保等を支援します。
・おおいた産業人財センターの運営(継続)
「おおいた産業人財センター」において、企業の採用活動に関するコンサルティングや情報・魅力発
信等の支援を行い採用力の向上を図ります。
また、UJIターン就職希望者に対し、企業情報・求人情報を提供し職業紹介等の支援を行います。
おおいた産業人財センター外観
おおいた産業人財センタースタッフ
・ジョブカフェおおいた本センターの運営(新規)
平成26年度途中から提供されるハローワーク求人情報を活用して、企業の採用ニーズの高い若年者
(40歳未満)の職業紹介をジョブカフェおおいた本センターにおいて実施し、若年者の地元定着を支援
します。
○産業人材確保等支援事業(県外進学者UJIターン就職促進事業)
企業情報の発信やマッチング機会の提供等により、ものづくり産業をはじめ県内企業に対する理解を深
めてもらうことで、県外進学者のUJIターン(県内)就職を促進します。
・企業魅力発見バスセミナー(継続)
県外大学の学生に、県内企業の魅力を体感してもらうため、事前セミナーや企業見学を行うバスセミナ
ーを実施します。
・合同企業ガイダンスの開催(継続)
県内企業がより優秀な人材を確保できるよう、東京、大阪、福岡において、本県出身の大学生等と県
内企業とが直接交流し、魅力を感じてもらう、合同企業説明会を開催します。
- 94 -
企業魅力発見バスセミナー
合同企業ガイダンス(AP大阪)
・県内企業と県外大学の情報交換会
「九州・山口等の大学と県内企業の交流会」を
開催し、県内企業と県外大学との関係構築を支援
します。
・大学訪問や保護者会等における情報発信
県外大学への訪問や保護者会を通じ、U・Iター
ンガイドブック等により県内企業情報の提供を行う
ことで、県外大学卒業予定者の県内就職を促進し
ます。
U・Iターンガイドブック「分帰点」
○ジョブカフェおおいた推進事業(継続、後掲
P108)
若者の採用に意欲的な企業に対し、会社見学や職場体験のコーディネート等ジョブカフェを利用する
若年者とのマッチング機会を提供するほか、大分企業情報発信サイト「ズバリ!大分ん企業ナビ」等によ
り企業の魅力や採用に関する情報を提供することで、企業の人材確保を支援します。
○福祉・介護人材確保対策事業(継続/福祉保健部)
高齢化の進展等により増大する福祉・介護ニーズに対応していくためには、質の高い人材の安定的な
確保と定着が必要であることから、福祉・介護職場への多様な人材の参入を促進するとともに、職員の資
質向上、職場定着を推進します。
【 今後の方針 】
求職者目線に立った採用戦略の策定、魅力発信等、中小企業等の採用力を高め、企業と求職者双方
のニーズに合ったマッチングを促進することで、企業の人材確保を支援するとともに、九州トップクラスの
職場定着を目指します。
また、UJIターン就職支援の取組を充実することで、県内だけでは充足が難しい即戦力人材の県内就
職を促進します。
- 95 -
若者と県内中小企業とのマッチング機会を提供!
(平成25年度実施分)
○企業と高校生、大学生とのマッチング機会
【合同企業説明会の開催】
名
称
元気おおいた
就職ガイダンス
おおいた元気企業就職ガイダンス
開催場所
大分県別府市
別府ビーコンプラザ
東京都
東京交通会館
大阪府
AP大阪
福岡県
福岡ファッションビル
開 催 日
平成25年7月9日(火)
平成26年1月11日(土)
平成26年1月25日(土)
平成26年2月8日(土)
県外大学生等
県外大学生等
県外大学生等
参加状況
県内高校生等
2,187 名
参加企業等
1, 60 社
102 名
参加企業等
71 名
参加企業等
18 社
240 名
参加企業等
16 社
34 社
ダミー
元気おおいた就職ガイダンス
合同企業ガイダンス(東京交通会館)
○高校・大学と企業との接点づくり
【県内企業と高校の情報交換会】
日時 : 平成25年5月24日(金)
場所 : 大分市(大分オアシスタワーホテル)
参加 : 高校 61校、企業 57社
【九州・山口等の大学と県内企業の交流会】
日時 : 平成25年11月22日(金)
場所 : 福岡市(天神クリスタルビル)
参加 : 大学 18校、企業 19社
九州・山口等の大学と県内企業の交流会
【 事業参加企業等の声 】
○企業にとってもUターンを希望する学生にとっても大変有意義なガイダンスであり、今後とも是非継続して実施し
ていただきたい。(県内金融機関)
○企業が求める能力や経験談などを聞くことができ、職業選択を行う上で勉強になった。(参加高校生)
○なかなか大分に帰ることができず大分県内の企業と直接お会いできる機会がなく困っていたので、東京で多くの
県内企業の方と一度にお会いできるこのようなガイダンスは大変ありがたい。(参加大学生)
○大分県の産業界のニーズを知ることができる大変良い機会になった。(県外大学)
- 96 -
第3章
1
人材の確保・育成と事業環境の整備
担当課:雇用・人材育成課
担当班:能力・技能振興班
097-506-3328
097-506-1756:FAX
大分の明日を担う人材の確保・育成
(2) 優秀な人材の育成
■現状と課題
労働力人口の減少が見込まれる中、本県経済の持続的発展のためには、ものづくり産業を支える人材の
確保・育成は非常に重要な課題です。また、若い世代のものづくり離れや労働者の高齢化等により、企業内
での技術や技能の継承も大きな課題となっています。
これまで、キャリア教育の一環として、小学生には、ものづくりに対する興味・関心を高めるための「ものづく
り体験教室」を実施するとともに、高校生には、技術・技能の習得を図るため、技能検定等資格取得に向け
た技術指導等を行ってきたところです。こうした取組により、例えば、高校生の技能検定受検申請者数、合格
者数では、2級は昨年若干減少したものの、3級を含めた合計では増加を続けており、一定の成果を上げる
ことができました。一方、工業系高校生の資格取得を総合的に評価するジュニアマイスター顕彰制度(注1)にお
いては、平成24年度の本県の認定者数は362人(九州では第6位)となっており、技術・技能のレベルアップ
が一段と必要です。
小・中学生にはものづくりへの興味を持たせ、高校生等には実践的な技能の習得を図るなど、各年代に
応じた取組により、ものづくり産業を担う優秀な人材の確保・育成が、より一層求められています。
また、企業が若手従業員の技能の向上を図るため、職業訓練を実施する認定職業訓練校(注2)に対する支
援も引き続き行っていく必要があります。
県内高校生の技能検定受検状況
(1)2級技能検定受検申請者及び合格者
(2)3級技能検定受検申請者及び合格者
1000
45
40
2級申請者
35
2級合格者
41
34
37
3級申請者
800
3級合格者
500
20
14
11
10
400
14
300
7
5
5
0
1
H18
6
H19
2
H20
H21
289
193
H23
H18
H24
794
462
378
333
163
100
H22
895
764
239
200
5
1
728
652
532
600
25
15
946
700
30
25
900
ジュニアマイスター顕彰申請上位校及び認定者数(平成24年度)
県 名
福 岡
佐 賀
長 崎
熊 本
大 分
認定者数
596
139
672
872
362
全国順位
5
32
4
1
9
九州順位
4
8
3
1
6
H19
H20
宮 崎
428
7
5
H21
H22
鹿児島
819
2
2
H23
H24
沖 縄
204
21
7
(全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター顕彰認定委員会)
(注1)ジュニアマイスター顕彰制度:
社会が求める専門的な資格・知識を持つ生徒の輩出を目的とし、全国工業高等学校長協会が設立したもので、各種国
家資格や検定、コンテスト入賞実績等を点数化し、一定の点数を取得した者を「ジュニアマイスター」として認定している。
(注2)認定職業訓練校:
企業が従業員等に対し、的確な職業訓練の機会を確保するため、設置・運営する施設であり、民間における職業能力開
発施設として、多くの技能者を育成しており、県内では、14校、800人程度の訓練を実施している。
- 97 -
【 企業の声 】
○土木、建築の技術者が不足しており、即戦力の中堅者はいない。新卒も足りない。
(地場企業:土木建設業)
○製造方法は職人技であり、後継者が育っていない。採用しても、熟練までに時間がかかる。
(地場企業:製造業)
○熟練者の高齢化が気がかり。(進出企業:製造業)
■課題解決のため取り組む事業
○ものづくり育成推進事業(継続)
教育庁や大分県職業能力開発協会等関係機関と連携して、若年者の技術・技能の習得を図るととも
に、ものづくりの重要性と魅力の発信を行うことにより、ものづくり企業へ優秀な人材を送り出します。
・ものづくりへの興味・関心の高揚(一部教育庁:おおいたものづくり人材育成事業)
小学生には、学校に技能士などを派遣し、ものづくり体験教室を開催します。また、関係機関が企業
等の協力を得て実施する体験学習や現場見学ツアーを支援します。中学生には、関係機関の行う体験
学習や現場見学ツアーを支援します。また、工業系高校生による地元小・中学生を対象としたものづくり
体験教室も実施します。
・技能習得支援(一部教育庁:おおいたものづくり人材育成事業)
熟練技能者や企業の技術者等を工業系高校に派遣して、高校生の技能検定2級等資格取得や、も
のづくりコンテスト等での上位入賞を目指し、技術、技能を集中的に指導します。あわせて、非工業系職
種を中心に、高校生の技能検定3級資格取得のための技術指導も行います。また、関係機関が高校生
に対して行う技術指導を支援します。
・ものづくり教育の促進と魅力発信(一部教育庁:おおいたものづくり人材育成事業)
技能検定2級等を取得した者で、県内企業に就職する高校生に対し、知事賞(技能振興奨励賞)を授
与します。ものづくりコンテストの実施やロボット競技大会等の支援を行います。
・高校生溶接競技大会の充実
これまで8回の県大会と3回の九州大会を主催し、若手技術者の育成と溶接技術のレベルアップに積
極的に貢献してきた高校生の「溶接競技大会」を充実し、溶接技術の継承と伸展を図ります。
・工科短期大学校と高校や地域との連携
工科短期大学校では、関係機関と連携し、指導を希望する高校生を対象にシーケンス制御等の技術
指導を行います。県内ものづくり企業へ就職した工科短期大学校や工業高校等の卒業生のフォローアッ
プとして、技能向上セミナーやプレス金型保全技術者育成講座、低コスト生産設備改良(LCI)講座等を
開催し、地場企業の若手従業員のスキルアップを図り、地場企業の技術力の向上を促進します。
○技能検定及び技能向上対策費(継続)
技能労働者の技能水準の向上と技能尊重機運の醸成を図るため、技能検定及び技能向上対策の取
組を支援します。
○認定職業訓練校助成事業(継続)
優秀な技能者の確保を図るため、民間の認定職業訓練校に対して運営費の助成を行います。
○元気創出デジタルものづくり推進事業(ものづくり人材の育成)(新規、再掲
○力強い林業事業体育成事業(継続/農林水産部)
P60)
低コストで生産性の高い林業を実現するため、意欲と能力を有する認定林業事業体が取り組む高性能
林業機械の改良や導入へ支援するとともに、林業技術者の育成などを行います。
○おおいたビジネス人材育成事業(新規/教育庁)
地元での事務・販売・サービスなどビジネス系職種を支える人材を育成するため、商業科や総合学科の
商業系列において商業を学ぶ生徒を対象に、啓発的な体験や商品開発、店舗経営、インターネットショッ
ピングモールの展開などに取り組みます。
○高校生福祉人材育成事業(新規/教育庁)
県立高等学校の福祉科及び福祉コースにおける教育の充実を図ることで、介護福祉士や介護職員初
任者研修受講者を養成するとともに、地域の急速な高齢化に対応し地域に残り貢献する人材の育成を図
ります。そのため、福祉ネットワーク協議会の開催や福祉施設職員との意見交換会の開催、介護福祉士の
合格セミナーの実施などに取り組みます。
- 98 -
○高校生キャリア教育ステップアップ事業(継続、後掲 P108/教育庁)
○高校生就職力向上対策事業(継続、後掲 P108/教育庁)
【 今後の方針 】
人口減少時代を迎え、労働力人口が減少する中、本県経済の持続的発展のためには、優秀な若手
人材を育成し、その人材に県内で活躍してもらうことが重要です。このため、成長の段階に応じた施策
を展開していきます。
大分県職業能力開発協会など関係機関と連携、協力し、小学生・中学生に対しては、ものづくり現
場の見学、体験学習を通じて、幼い頃からものづくりへの関心を高めます。高校生に対しては、熟練技
能者等による技術、技能指導を行い、国家資格等の取得を促進し、企業が求めている即戦力となり得
る技術者の育成を図ります。あわせて、企業情報やマッチング機会の提供など、大分で働くことの魅力
を理解してもらい県内企業への就職を促進します。
また、認定職業訓練校での職業訓練を促進し、中小企業における従業員の資質の向上と優秀な技
能者の育成を図り、技能の継承を進めます。
これらの取組を通じて、優秀な人材の確保・育成を図り、本県の産業基盤を支える中小企業の更な
る振興に努めます。
- 99 -
【 Break Time 】
3Dプリンターによる新たなものづくり
★3Dプリンターの活用
製造業のものづくりは、これまでいろいろな技術革新の上に成り立ってきました。
その大きな影響を与えたものがコンピュータであり、昨今話題の3次元プリンター(以下「3Dプリンター」という。)との組み
合わせで自社オリジナルの商品開発や出力サービス、生産における短縮化が期待されています。
今後、3Dプリンターが小型化され、家庭でも普及が進んでくることも予想され、デジタルデータによる製品設計が簡易で
様々な広がりが見込めれば、製造業のあり方も根底から変わる可能性があります。
現在、3Dプリンターは、製造業を中心に建築・医療・教育・先端研究な
ど幅広い分野で普及する可能性があり、その用途は各業界によって様々
な活用方法が試行錯誤されています。
特に製造分野では、製品や部品などの「形状の確認」「機能検証」など
のモックアップとして、建築分野ではコンペやプレゼン用の「建築模型」とし
て、医療分野ではMRI撮影などのデータを元にした「術前検討資料」とし
て、教育分野では「工作等の教育機器」として使用されていくことが進んで
いくでしょう。
★ものづくり産業の活用事例
製造業において3Dプリンターを活用する場合の基本的な技術工程として、計測、三次元CAD、出力の3工程がありま
す。産業科学技術センターでは、製品や部品など立体物から3次元データを測定する「非接触3次元デジタイジングシステ
ム」、工作機で加工するためのデータを作成・編集する「CAD/CAMシステム」、3次元データをもとに部品等の強度や鋳
造方案などを解析するシステム、3Dプリンターなどを導入し、デジタルデータによるものづくりの技術支援を行っています。
被写体
(金型)
<計
測>
<点群データ>
<CADデータ>
★地場企業のビジネス事例((株)ケイ・エス・ケイ/3D事業部「スタラボ」)
県内でも3Dプリンターによる、立体フィギュア制作サービスを行う企業があります。高度な精密加工技術を持っている企
業で、基本技術として三次元CADを日常的に活用しています。
「大切な思い出のカタチを3D(立体)フィギュアで残す」という新しいコンセプトに加え、最新の3Dスキャニング技術によ
り、数分の撮影で自分そっくりな3Dフィギュアが完成します。記念行事や成人式、ウェディングなど、人生のさまざまなイベ
ントの記念に、その時のままの自分や家族・友人・ペットの想い出を立体的に残す新しいビジネスです。
- 100 -
第3章
1
人材の確保・育成と事業環境の整備
大分の明日を担う人材の確保・育成
(3) 職業能力開発への支援
担当課:雇用・人材育成課
担当班:能力・技能振興班
097-506-3328
097-506-1756:FAX
■現状と課題
安定した雇用の実現や技能労働者の育成のため、高等技術専門校(4校)では、学卒者、離転職者等を
対象に地域産業に応じた多様な技術や技能を習得する訓練、企業の在職者を対象にした在職者訓練を実
施しています。工科短期大学校では、学卒者を対象に高度な知識や技能を兼ね備えた実践技術者の育成
や高等技術専門校と同様に企業の技術者を対象としたセミナーに取り組んでいます。また、民間の教育訓
練機関に委託して、離転職者を対象とした様々な分野の幅広い職種における訓練(委託訓練)を展開してい
ます。平成20年の秋以降、厳しい雇用情勢を受け離職者が増加したため、コース数、定員を拡大してきてお
り、離転職者をはじめ母子家庭の母親等に対して就職に必要な知識や技術・技能を習得させることにより就
労を支援しました。さらに、障がい者の職業訓練として、25年度は雇用に直結した6コースの訓練を実施して
きたところです。
本県の雇用情勢は、20年の秋以降と比べ持ち直していますが、25年12月の有効求人倍率は0.81倍と
まだまだ厳しい状況にあります。こうした中、訓練受講料が無料で就職のサポートも受けることのできる公共
職業訓練の役割が増しており、さらに就職に結びつく効果的な職業能力開発支援を行っていかなければな
りません。このため職業能力開発施設(高等技術専門校及び工科短期大学校)においては、訓練科やカリキ
ュラムを地域の産業動向や企業ニーズにあった視点で柔軟に見直す必要があります。また、委託訓練にお
いてはコース・定員の拡充を図るほか、訓練修了後の就職を意識し、企業の求人ニーズに沿った訓練コース
の設定・実施とともに、障がい者委託訓練による一般就労を促進するため、引き続き実践的な訓練を実施す
る必要があります。
【 職業訓練受講者の声 】
○現在携わっている業務の中で工科短大で学んだ「機械加工」「精密測定」の技術が非常に役立っている。
勉強したこと全てを仕事で使うわけではなくOJTで学ぶことの方が多いが、工科短大で習ったことを知識と
して覚えているだけでも会議の場などで有利に発言できる。(工科短大卒業生 進出企業:製造業入社)
○指導員の先生には、厳しい指導のなか熱意を持って訓練生1人1人に対して常に気配りをしていただき、
充実した訓練期間を過ごさせていただいている。訓練を通じて各種資格も取得でき、就職内定に結びつけ
られた。今後もしっかりと技術・技能の習得に励みたいと思っている。(高等技術専門校在校生:男性)
■課題解決のため取り組む事業
○工科短期大学校、高等技術専門校における職業能力開発支援(職業訓練)(継続)
学卒者や離転職者を対象に、企業ニーズに応じた訓練を実施し、実践的な技術・技能を兼ね備えた産
業人材を育成するとともに、中小企業の在職者の技術・技能の向上を支援します。
○離職者等能力開発促進事業(継続)
離転職者等を対象に、職業能力開発のための訓練を民間に委託し、早期の再就職を支援します。
○女性の再就職チャレンジ支援事業(継続、後掲 P111)
○障がい者職業能力開発事業(継続、後掲 P116)
【 今後の方針 】
厳しい雇用情勢が続く中、学卒者や離転職者がその能力を高め就職につながるよう、引き続き企業の
求人ニーズを的確に捉え、職業訓練や在職者訓練の充実を図り、これらを通じた産業人材の育成に努
めます。職業能力開発施設においては、訓練科目やカリキュラムの見直しを行い、地域企業の求める訓
練ニーズに沿ったものとしていきます。
委託訓練では、労働局、ハローワーク等との情報共有に基づく求人・求職ニーズに沿った訓練コース
を設定するとともに、新たな雇用が見込まれる分野の職業訓練を実施していきます。
こうした取組を通して、本県の産業・社会の主役というべき中小企業の発展を支える人材の確保・育
成、資質の向上に努めていきます。
- 101 -
大分県の公共職業能力訓練
「施設内訓練・委託職業訓練(障害者訓練含む)」
県営の職業能力開発施設内訓練
対象:新規学卒、離転職
大分県立大分高等技術専門校
大分県立工科短期大学校
3系7コース(全システム系2年制訓練)
●機械システム系 定員46名
・デジタルメカエンジニアコース
・自動化システムエンジニアコース
・金型エンジニアリングコース
●電気・電子システム系 定員24名
・電気エンジニアコース
・電子エンジニアコース
●建築システム系 定員10名
・プランナーコース
・施工管理エンジニアコース
大分県立佐伯高等技術専門校
訓練科
【メカトロニクス科は2年制その他は1年制】
訓練科
各訓練科定員20名
【全科1年制訓練】
●メカトロニクス科
各訓練科定員20名
●電気設備科
●機械加工科
●自動車整備科
●オフィスビジネス科
●空調配管システム科
●建築科
●木造建築科
大分県竹工芸・訓練支援センター
大分県立日田高等技術専門校
訓練科
訓練科
●竹工芸科
【全科1年制訓練】
定員10名 (2年制訓練)
●介護サービス科
各訓練科定員20名
●オフィスビジネス科
定員30名 (1年制訓練)
●ガーデンエクステリア科
厚生労働省より受託し大分県が実施する委託訓練
対象:離転職者
情報・事務系(普通職業訓練・短期課
介護系(普通職業訓練・普通課程)
6コース (訓練期間:2年)
●介護系 定員 計90名
14コース(訓練期間:3~6ヶ月)
・介護福祉士養成科 6コース
●その他
定員 計162名
介護系(普通職業訓練・短期課程)
・その他(不動産実務・
20コース(訓練期間:2~4ヶ月)
保安警備など) 8コース
●介護系 定員 計393名
●中核人材
定員 計10名
・介護分野
20コース
・中核人材
1コース
●求人セット
定員 計 5名
保育系(普通職業訓練・短期課程)
・求人セット
5コース 4コース (訓練期間:2年)
●保育士系 定員 計28名
・保育士養成科
4コース
その他(普通職業訓練・短期課程)
53コース(訓練期間:3~4ヶ月)
●情報・事務系 定員 計580名
・IT分野(Word,Excel)
17コース
・IT分野(簿記組み合わせ)14コース
●電子・情報
定員 計100名
・IT分野(CG・Webクリエート) 5コース
●事務
定員 計313名
・医療事務
17コース
障がい者の態様に応じた多様な委託訓練(厚生労働省委託事業)
対象:障がい者・特別支援学校生
障がい者の態様に応じた多様な委託訓練
4コース (訓練期間:3~4ヶ月)
●知識・技能習得コース
定員10名
・パソコン科
1コース
●障がい者向デュアルコース
定員10名
・基礎・実務科(大分・別府) 1コース
●実践能力習得訓練コース
定員50名
・就労支援科
●特別支援学校早期訓練コース
定員10名
・特別支援学校早期訓練コース
.○在職者訓練
県営の職業能力開発施設においては、上記以外に在職者に対する短期の職業訓練を実施 (平成25年度計画)
・大分県立工科短期大学校
19コース
定員 157名
・各高等技術専門校及び竹工芸・訓練支援センター
18コース
定員 302名
- 102 -
第3章
1
人材の確保・育成と事業環境の整備
担当課:工業振興課
担当班:工業支援班
097-506-3267
097-506-1753:FAX
大分の明日を担う人材の確保・育成
(4) 技術者の技術力向上支援
■現状と課題
県内企業が、持続的な成長や取引の拡大を行うためには、自社の有する技術の強化や品質管理の向上
等を行うとともに、現場を支える人材を育成することが重要です。また、社員を社外で開催される専門的かつ
高度な技術研修に派遣することにより、新たな知識や技術の習得をはじめ、講師や参加者の相互の交流に
よるネットワークの拡大や連携の可能性が期待されます。
特に、中小企業においては、発注企業の求める技術を習得するだけでなく、高度な技術力や付加価値の
高い製品を有し、発注企業側へ提案できるような研究開発型企業へと脱皮することが求められており、その
ためには、QCD(品質・コスト・納期)対応力や技術提案力の向上を目指した企業の中核人材となりうる質の
高い技術者の育成が必要になります。
しかし、中小企業が自ら社内研修を開催したり、県外研修機関に技術者を派遣するには、コストの負担や
的確な講師の選定が課題となっています。
このため、産業集積の進んでいる半導体や自動車分野等での技術者育成のための技術研修のほか、産
業科学技術センターでは、企業ニーズに対応した生産技術や分析技術等の研修を実施しています。工科
短期大学校では、企業が職場内で品質管理向上に取り組むQC(品質管理)サークル活動を支援するため、
平成23年度に大分県QCサークル活動支援企業会を立ち上げ、QCサークル活動成果発表会や企業現場
指導等を行っています。また、企業人のスキルアップを目的として技能向上セミナーを実施しています。
今後ますます国内外の企業間競争が激しくなる中で、中小企業の技術力の向上は重要な課題であること
から、技術者の育成に積極的な中小企業に対して、技術力向上の場を提供するなどの支援を引き続き展開
する必要があります。
ネットワークアナライザ技術講習会
ミックスドドメインオシロスコープを活用した
高速・広帯域通信時代のノイズ計測技術セミナー
【 企業の声 】
○新たな事業展開においては、人材の強化が不可欠と考えており、現場改善活動(生産効率化等)のような研修
へ継続的に参加し、人材育成を図りたいと考えている。(地場企業:製造業)
○金型保全技能は重要であり、溶接や機械加工等の訓練講座等があれば今後も参加させたい。
(進出企業:製造業)
○現在は製造工程で小改善活動を行っているが、大分県QCサークル活動支援企業会の活動を通じて、従業員
の技術力向上と職場意識の向上を目指したい。(進出企業:製造業)
○QCサークル活動成果発表会では、日頃聞けない他社や他業種の改善活動を聞くことができて大変勉強にな
った。貴重な体験ができた。(進出企業:製造業)
- 103 -
■課題解決のため取り組む事業
○科学技術振興事業(一部新規、後掲
P105)
中小製造業の新採用から3年程度の技術者に向けて、生産管理や環境・安全等基本的な技術項目を
ワークショップ形式で実施します。
○技術指導・試験事業(企業技術研修事業)(継続)
県内企業技術者の技術レベルの向上のため、産業科学技術センターで最新技術情報の提供や各企
業のニーズに対応した生産技術、分析技術等の実践的な研修を実施します。
○自動車関連産業企業力向上事業(継続、再掲 P3)
○おおいたLSIクラスター構想推進事業(継続、再掲 P6)
○電磁力応用技術活用推進事業(継続、再掲 P22)
○エネルギー関連新成長産業育成事業(継続、再掲 P30)
○中小企業IT経営推進事業(継続、再掲 P45)
○元気創出デジタルものづくり推進事業(ものづくり産業の支援)(新規、再掲 P60)
○工業技術連携促進事業(継続、再掲 P62)
○おおいたIT人材塾開催(継続、再掲 P82)
○工科短期大学校、高等技術専門校における職業能力開発支援(職業訓練)(継続、再掲
○高度ものづくり実践技術者育成事業(継続、後掲 P136)
P101)
【 今後の方針 】
社会経済環境が著しく変化する中で、中小企業が持続的な成長を実現するためには、他にない高度
な技術力や付加価値の高い製品開発力が必要です。それを創り出す高度な技術力と豊かな発想力を持
つ人材の確保・育成は、企業戦略における最重要課題の一つです。
県は、ものづくり基盤技術や情報通信技術をはじめ様々な分野において、企業の要望するテーマや技
術人材の育成を技術者の熟度に応じてきめ細かく支援していきます。
大分県QCサークル活動支援企業会
平成23年11月「QCサークル活動」の導入支援を
目的に工科短期大学校と地場企業55社による「大分県QC
サークル活動支援企業会」を設立しました。参加企業数は64
社となっています。(平成25年12月末日現在)
企業支援の一つとしてQCサークル指導士等による現場指
導やQCサークル活動成果発表会を実施しており、加えてQC
サークル活動に関する知識・技術習得等を目的に工科短期
大学校において「品質管理セミナー」、「IE手法セミナー」、「Q
Cサークル入門セミナー」、「QCサークル中級セミナー」を実
施しています。
品質管理セミナー研修
大分県QCサークル活動支援企業会は、人材育成を目的
とし、各企業における小集団活動の連携を図り、相互交流、
QCサークル活動成果発表会などの啓発の場づくりを行い、
積極的に学ぶ機会を生み出しています。同企業会の発展に
向けて、会員企業間や工科短期大学校とのネットワークづく
りを進めるための企業現場での交流会や工場見学、現場リ
ーダー等の中間管理職の教育・人材育成に向けた取組など
QCサークル活動成果発表会
を行っています。会員が参加する毎月の定例会は活発な意
見交換の場となっています。
- 104 -
第3章
1
人材の確保・育成と事業環境の整備
大分の明日を担う人材の確保・育成
(5) 科学への興味・関心の向上
担当課:工業振興課
担当班:工業支援班
097-506-3267
097-506-1753:FAX
■現状と課題
次代を担う子ども達の理科離れ、ものづくり体験不足が指摘されている中、県内では企業や大学、発明ク
ラブなど様々な団体が子ども向けの科学やものづくり体験活動を行っています。本県では、子ども達の科学
やものづくりへの興味・関心を高めるため、県内の少年少女発明クラブと連携したものづくり体験イベントや
産業科学技術センターでの科学体験イベントの開催のほか、県内ものづくり企業を掲載した副読本「おおい
たものづくり発見ブック」を県下の小学5年生全員に配布するとともに、県庁HPにおいて公開しています。ま
た、地域における科学やものづくり体験活動の活性化のため、平成24年度には宇佐市と国東市における少
年少女発明クラブの新設を支援し、25年度は更なる新規クラブ設立の機運醸成を目指して、臼杵市と竹田
市と九重町において、科学体験イベントを開催しています。
本県における科学やものづくり体験活動を展開する仕組みの一つとして、教育庁と連携し、22年度から少
年少女科学体験スペース「O-Labo」(オーラボ)を大分市
中央町に開設しました。24年度からは事業主体を教育庁と
し、土日祝日を中心に、科学やものづくりに関する体験イベ
ントや、市町村での出張体験講座などを引き続き行ってい
ます。O-Laboの体験活動への参加者は年々増えてお
り、多くの子ども達が体験活動に参加しています。
今後は、県内の子ども達の科学やものづくりへの興味・
関心がより一層向上するよう、少年少女発明クラブが無い
地域における新規クラブの立ち上げ支援や、合計で8つと
なった県内の少年少女発明クラブの連携構築、指導者の
育成・確保など科学体験活動の基盤強化が必要です。
おもしろ科学体験in臼杵の様子
(別府少年少女発明クラブ協力「発泡スチロールで空の旅」)
【 おもしろ科学体験参加者の声 】
○このような実験教室は初めてだったが、優しくわかりやすく教えてもらえて子どもも大人も楽しめた。また参加した
い。(保護者)
○身近な物で実験・体験ができ、小さい頃から「なぜ」って気持ちを大事にできるいい機会だった。住んでいる地域
にも少年少女発明クラブがあったら良いと思う。(保護者)
○科学実験が大好きで、色々なものを見せてくれたり作ってくれてとても面白かった。また来て欲しい。(児童)
■課題解決のため取り組む事業
○科学技術振興事業(継続)
県内8地域の少年少女発明クラブの会員、指導者が一堂に会し、科学やものづくりを体験するとともに、
相互交流を行うイベント「おおいたっ子 発明クラブ交流大会」や産業科学技術センターにおける科学体
験イベントを開催します。加えて、少年少女発明クラブの無い市町村において、新規クラブの立ち上げ支
援を行います。また、科学体験活動の指導者向け研修会を実施します。さらに、小学生向け副読本『おお
いたものづくり発見ブック』を小学5年生全員に配布します。
○子ども科学体験推進事業(継続/教育庁)
子どもたちの科学や技術への興味・関心を高めるため、気軽に科学や技術に触れられる実証スペース
「O-Labo(オーラボ)」を大分市中央町(竹町通商店街)に設置し、その効果や課題を把握・分析すると
ともに、今後の持続的な仕組みづくりを目指します。
- 105 -
【 今後の方針 】
次代を担う子ども達に対し、「科学の楽しさ」や「ものづくりの素晴らしさ」を伝え、科学技術に対する夢
を育んでもらえるよう、指導者育成や少年少女発明クラブの連携促進等、科学体験活動の拡充を目指す
とともに、県内の科学体験活動の更なる活性化を図ります。
■参考(これまでの歩み)
・平成21年1月
・平成22年7月
・平成24年4月
・平成24年6月
おおいたものづくり発見ブックの発刊
商工労働部による少年少女科学体験スペースO-Laboの設置
少年少女科学体験スペースO-Laboの事業主体を教育庁へ移管
宇佐市と国東市に少年少女発明クラブを新設
多様な科学技術の体験活動を実施
子ども達の科学技術への興味・関心を高めることを目指し、
県内の企業や大学、少年少女発明クラブと連携して、多様な学
技術体験イベントを開催しています。
○おもしろ科学体験
少年少女発明クラブと連携してクラブがない地域での科学やも
のづくり等の体験教室を開催しました。平成25年度は臼杵市と
竹田市と九重町で実施しています。
おもしろ科学体験in九重の様子
(段ボール箱による空気砲の実験)
○科学技術フェア(サイエンスファクトリー)
25年11月10日に産業科学技術センターにおいて科学体験
イベントを開催しました。センターの研究員による科学やものづ
くり等の体験教室・展示が催されました。
○少年少女科学体験スペースO-Labo(オーラボ)
22年7月にオープンした常設の科学体験施設です。
科学や技術、ものづくりに関する多様なプログラムを大学や企
業の協力を得ながら、実施しています。
科学技術フェアの様子
住所
:
大分市中央町2-8-1(ドーム広場そば)
対象
:
主に小学生~中学生
開館日:
夏休み及び土日祝日
(液体窒素による-196℃の世界体験)
※入館は無料
※少年少女発明クラブとは
青少年の自由闊達な想像力を尊重し、科学技術に対する夢と情
熱を育み、創造力豊かな人間形成を図ることを目的として各地域
にて月に1~2回程度活動しています。
本県では、大分市、別府市、佐伯市、杵築市、日田市、豊後高
田市に加えて、24年度より国東市、宇佐市においても、少年少
女発明クラブが活動を開始しました。
少年少女科学体験スペース
O-Laboの様子
(大分大学工学部によるレゴロボット操作)
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