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人をつくる。 未来をつくる。 創業以来の理念。

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人をつくる。 未来をつくる。 創業以来の理念。
人をつくる。
未来をつくる。
創業以来の理念。
稚 内 し ん き ん の 経 営 理 念 は 、 昭 和 3 6 年、
当 時 経 理 課 長 で あ っ た 現 会 長 井 須 孝 誠 が提案し
制定された次の〈信条〉に集約され、
稚内しんきん発展の礎となっています。
この信条がもつ不変のポリシーは、
時代が変わり、人が変わっても、
脈々と受け継がれています。
信 条
稚
一
一
一
一
一
内
.
.
.
.
.
信
勇
そ
お
そ
従
そ
会
そ
よ
そ
用
気
し
客
し
業
し
員
し
り
し
金
と
て
様
て
員
て
に
て
強
て
庫
矜
発
に
真
に
幸
は
公
固
大
は
り
展
は
の
は
福
良
正
な
き
地
を
を
親
奉
安
を
質
な
基
な
元
も
。
切
仕
定
。
な
配
礎
信
と共に繁栄します。
って限りなき進歩を、
に、早く、正確に、
を。
した生活を、
資
当
を
用
金
を
築
を
の供給を、
。
く為に蓄積を、
。
環境基本方針
1.環境関連法規等の遵守
環境に関する法令及び当庫が同意するその他の要求事項を遵守いたします。
2.環境保全活動の継続と向上
環境目的及び目標を定め、その実現を図り、また定期的な見直しを行うことにより環境マネジメント
システムの継続的改善を図ります。
3.省資源・省エネルギーの推進と環境汚染の予防
金融機関としての企業活動と環境との調和に向け、省資源・省エネルギーに努めるとともに環境汚染
の予防に努めます。
4.啓発活動の推進
①職員に対し常に環境に配慮した行動が定着することを目指し、環境に対する意識の向上を図ります。
②金融商品・情報等の提供を通じて環境保全に取組む先を支援し、地域社会の環境改善に努力します。
5.環境方針の公開
この環境方針は全職員に周知するとともに一般にも開示します。
●当金庫
(本店ビル)
は平成14年10月に環境管理の国際標準規格
「ISO 14001」
の認証を取得しております。
マ ーク コンセプト
白い丸は日の出の太陽と和、そして清潔さを表し、
“光は北方から”を象徴する。
周囲のオレンジ色は、北方圏の夜明け、
そして若々しい情熱と暖かい心を表し
限りなき進歩を象徴する。
ブルーの部分は母なる豊かな海を表し、
中央の利尻富士を形どった山とともに、
当金庫の発祥と、よってたつ基盤を象徴する。
白い丸を囲む全体の形は
WakkanaiのキャピタルレターWを形づくる。
2
昭和54年、職員の作品をベースにシンボルマーク
とキャッチフレーズ「こころのかよう」が制定され、
ともに当金庫のイメージを代 表するものです。
経営方針
1.事業方針
2.金融経済概況
日本経済は、年度当初、拡大基調にあり戦後最長の「いざ
日本経済は、住宅需要の落ち込み、株安や原油価格高騰の
なぎ景気」を超えるなど順調に推移しておりましたが、後半
影響等から景気が減速し、後退局面であると言われております。
は原油価格の高騰やサブプライムローンに端を発した金融資
北海道経済においては、一部地域において設備投資が比較
本市場の混乱により景気の足踏み状況がみられました。
的堅調だったものの、全道的には公共投資、住宅投資、個人
そうした中、当金庫は平成 19 年度において、次のような
消費ともに低迷するなど、地域格差が鮮明となっております。
方針で事業を推進しました。
主たる営業地域(宗谷支庁管内及び留萌支庁管内北部 3 町)
の経済は、人口減少による過疎化・高齢化の進行が経済活動
①営業拠点の整備拡充等を戦略的に推進し、業容拡大と
収益力強化を図る。
に負の影響を与えており依然として厳しい状況にあります。
基幹産業である管内の漁業生産高は、水揚量、金額ともに
②日銀の政策金利引上げに伴う利ザヤ縮小リスクに備える。
微増となったものの、稚内港の外国貿易については、輸出・
③リスク管理およびコンプライアンス態勢の質的向上を
輸入ともに下回り 2 年連続の減少となり、観光関連産業につ
図る。
④お客さまや地域との関わりを深め、より解りやすい情
報開示に努める。
⑤意欲と向上心を高めるため、役職員の健康管理支援を
充実する。
いては、昨春、最北観光の目玉として「稚内副港市場」がオ
ープンしましたが、観光入込客数が年々減少しており、管内
業者にとっては厳しい状況が続いております。加えて、小売
業界は道内外の大手企業の進出により、激しい価格競争を強
いられているのが実情です。
このような中、稚内市においては、本年度市制施行 60 周
年を軸に据えたメモリアル事業を計画しており、そのコンセ
プトのひとつに「最北観光への誘い」が掲げられ、観光再生
に向けた取組みの強化が期待されるところです。
業 績
(1)預金積金
(4)損 益
地域経済の低迷や過疎化の進行により、相変わらず厳しい
①経常収益
環境の下にあり、一般法人は対前期比減少傾向を示す中、個
経常収益の大半を占める資金運用収益は、貸出金の減少分
人が順調な伸びを示したものの、期末残高は 328,993 百万
も含め債券運用中心の有価証券へのウエイトを高めた事や、
円対前期比 △ 238 百万円と、僅かながら減少となりました。
預け金の利回上昇等により対前期比 99 百万円 1.5%の増収
預金者別では、個人が対前期比 8,296 百万円 3.3%増と堅
となりました。役務取引等収益は対前期比 40 百万円減収と
著な伸びを示したものの、これとは対照的に法人は対前期比
なりましたが、その他業務収益では債券売却益の 182 百万円
△ 8,529 百万円 10.6%減少しました。
増収等により対前期比 186 百万円の増収となりました。しか
(2)貸 出 金
し、その他経常収益では金銭の信託運用益の減収等により対
地域経済の低迷を反映して、設備資金の約定償還額を上回
前期比 △ 23 百万円 44.1%の減収となりました。
る新規の資金需要はなく、また、運転資金も一部業種を除い
その結果、経常収益は 7,368 百万円対前期比 222 百万円
て商材不足から需要が少なく、多くの業種で対前期比減少傾
3.1%の増収となりました。
向を示しましが、地方公共団体、製造業、卸・小売業は増加
②経常費用
しました。このため期末残高は、85,216 百万円対前期比
資金調達費用は、昨年度の日銀のゼロ金利解除以降、預金
867 百万円 1.0%増加しました。このうち地方公共団体向は
利回が上昇した事により対前期比 644 百万円 181.1%の大
対前期比 3,421 百万円 27.0%増加しました。事業者向は対
幅増加となりました。役務取引等費用は対前期比 △ 17 百万
前期比 △ 1,149 百万円 2.2%減少、また、個人向の住宅資
円 8.9%減少しました。経費は人件費、物件費とも増加し、
金や消費者ローンも対前期比 △ 1,405 百万円 6.9%減少し
対前期比 96 百万円 2.5%増加しました。その他経常費用は
ました。
貸倒引当金繰入額の大幅増加等により、1,059 百万円
(3)純資産の部
325.5%の増加となりました。
期末残高は 39,791 百万円で対前期比 223 百万円 0.5%
その結果、経常費用は 6,416 百万円対前期比 1,816 百万
増加しました。また、剰余金処分後の内部留保額は、利益準
円 39.4% 増加しました。
備金・特別積立金等合わせて 4 0 0 億円を超え自己資本も一
③利 益
段と充実しました。尚、前期から新しい自己資本比率(バー
経常利益は 951 百万円対前期比 △ 1,594 百万円 62.6%
ゼルⅡ)対応により算出した結果、自己資本比率も 58.02%
の減益、また当期純利益も 8 55 百万円対前期比 △ 1,013
対前期比 0.99%上昇し、国内基準である 4%の 14 倍強と
百万円 54.2%の減益となりました。
なり健全性は更に一段と高まりました。
3
金庫の主要な事業内容(業務の種類)
1 預金及び定期積金の受入れ
日本酒造組合中央会
2 資金の貸付け及び手形の割引
社団法人しんきん保証基金
3 為替取引
社団法人全国石油協会
4 上記1∼3の業務に付随する次に掲げる業務その他の業務
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
(1)債務の保証又は手形の引受け
日本政策投資銀行
(2)有価証券((5)に規定する証書をもって表示される金銭債
(8)次に掲げる者の業務の代理又は媒介(内閣総理大臣の定め
権に該当するもの及び短期社債等を除く。)の売買(有価
るものに限る。)
証券関連デリバティブ取引に該当するものを除く。)又は
金庫(信用金庫及び信用金庫連合会)
有価証券関連デリバティブ取引(投資の目的をもってする
(9)国、地方公共団体、会社等の金銭の収納その他金銭に係る
ものに限る。)
事務の取扱い
(3)有価証券の貸付け
(10)有価証券、貴金属その他の物品の保護預り
(4)国債証券、地方債証券若しくは政府保証債券(以下「国債
(11)振替業
証券等」という。)の引受け(売出しの目的をもってする
(12)両替
ものを除く。)並びに当該引受けに係る国債証券等の募集
(13)デリバティブ取引(有価証券関連デリバティブ取引に該当
の取扱い及びはね返り玉の買取り
するものを除く。)であって信用金庫施行規則で定めるも
(5)金銭債権の取得又は譲渡及びこれに付随する業務(除く商
品投資受益権証書の取得・譲渡に係る付随業務)
の((5)に掲げる業務に該当するものを除く。)
(14)金融等デリバティブ取引((5)及び(13)に掲げる業務に
(6)短期社債等の取得又は譲渡
(7)次に掲げる者の業務の代理
国民生活金融公庫
該当するものを除く。)
(15)金の取扱い
5 国債証券、地方債証券、政府保証債券その他の有価証券につい
独立行政法人住宅金融支援機構
て金融商品取引法により信用金庫が営むことのできる業務(上
中小企業金融公庫
独立行政法人勤労者退職金共済機構
独立行政法人福祉医療機構
記4により行う業務を除く。)
6 法律により信用金庫が営むことのできる業務
(1)保険業法(平成7年法律第105号)第275条第1項に
日本銀行
より行う保険募集 年金積立金管理運用独立行政法人
(2)当せん金付証票法の定めるところにより、都道府県知事等
独立行政法人雇用・能力開発機構
からの委託または都道府県知事等の承認を得て行われる受
独立行政法人北方領土問題対策協会
託機関からの再委託に基づき行う当せん金付証票の販売事
独立行政法人農林漁業信用基金
務等
農業信用基金協会
(3)高齢者の居住の安定確保に関する法律(平成13年法律第
漁業信用基金協会
26号)の定めるところにより、高齢者居住支援センタ−
独立行政法人中小企業基盤整備機構
からの委託を受けて行う債務保証の申込の受付及び保証債
農林漁業金融公庫
務履行時の事務等(債務の保証の決定及び求償権の管理回
独立行政法人環境再生保全機構
収業務を除く。)
地域密着型金融推進計画の進捗状況
当金庫は、経営の健全性、安定性を高める中、更なる強靭な経営体質を維持・向上させ、そして地域住民にとってなくてはならない「地元の金
融機関」であり続けることを目的として、15年4月以降、2次にわたるアクションプログラムにより地域密着型金融の推進を図り、19年度も
引き続き地域密着型金融の確立にむけて、以下の取組みを実施して参りました。
創業・新事業支援については、起業家並びに新たなる事業展開や異なる業種への転換を検討する意欲的な企業及び個人に対して、資金面での支
援を通じて地域経済の活性化に資するため、地域活性化まちづくりファンド「今がチャンス!!」を推進し、19年度は51件、1,756百万円
の実績となりました。
取引先企業等の経営改善支援については、取引先企業等が持続的な発展を図るため、19年度は取引先企業等67先の事業改善計画書を策定の
うえ、財務内容等の健全化に向けた指導・支援を引き続き行っております。また、30社に対して債務者区分のランクアップに向けた取組みを実
施した結果、12社が正常先にランクアップしました。
取引先企業等の事業承継に係る問題については、高齢化が進む営業地区内においては大きな問題であると認識したうえ、19年度は、当金庫の
中小企業診断士が専門的知識をもって適切・かつ的確に提案アドバイスを行いました。
担保・保証に過度に依存しない融資等への取組みについては、中小企業対策の充実と、地域経済の活性化を図るため、稚内商工会議所や各地の
商工会と提携した融資制度のビジネスサポート「飛躍」を推進し、19年度は24件、101百万円の実績となりました。
地域活性化につながる多様なサービスの提供については、当金庫が定期的に実施している「お客様アンケート調査」によりお客様から寄せられ
たご意見等を真摯に受けとめ、19年度はATM利用手数料の無料時間帯の拡大等を実施いたしました。また、地域のお客様への金融知識の普及
と子供たちへの金融教育支援の一環とするため、金融セミナーや本店ビル内施設見学会を開催いたしました。
以上のような取組みを行った結果、地域密着型金融の確立のための諸施策は概ね順調に進捗したと評価しておりますが、今後も地域金融機関と
しての責務を果たすため、役職員一丸となって経営努力を重ねて参る所存でございます。
詳しくは、当金庫ホームページ上で公開しております『「地域密着型金融推進計画」の進捗状況』をご覧ください。
●URL http://www.wakashin.co.jp/chiiki.html
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