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先端マルチメディア処理

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先端マルチメディア処理
教員名
山﨑俊彦 准教授
研究場所
本郷キャンパス(工学部 2 号館)
分野 メディア・コンテンツ
先端マルチメディア処理
山崎研究室は、物体認識や行動認識などといった静止画・動画を対象としたパターン認識や学習ア
ルゴリズムの研究、3 次元動画像や CG データを対象とした圧縮・検索・編集などの研究を行ってい
ます。開発した技術の応用例として、医用画像処理や症例判断支援などの医用情報処理、デジタル
コンテンツの権利保護のための画像偽造検出に関する研究なども行っています。相澤研究室と共同
で運営を行っており、上記テーマに限らずマルチメディア処理に関する様々な研究に触れるが可能
です。
質問などは [email protected] へ (http://www.hal.t.u-tokyo.ac.jp)
物体認識・行動認識
物体認識や行動認識は古くからあるテーマですが、近年各
種投稿サイトを利用してインターネット上に公開されるデー
タの爆発的な増加によって大規模な実験が可能となり、コン
ピュータビジョンやパターン認識の分野で最も活発に研究さ
れている分野の一つです。当研究室ではまだ取り組みを始め
たばかりですが、既にここ数年で発表されている最先端の手
法よりも優れた性能を実現しつつあります。
- 静止画を用いた一般物体認識
- 動画像を用いた人物の属性解析
- 特徴記述などのパターン認識基礎技術
- 「自信のない判断」を補う機械学習統合
- 歩容のみを用いた人物の性別・バッグの有無判断
1.
3 次元画像処理
複数のカメラを用いて実写 3 次元映像を取得・生成する技
術がここ数年注目を集めています。実写 3 次元映像の取得・
生成だけでなく、それを利用・活用するための圧縮や検索、
編集など様々な処理技術に至るまで様々な研究を行っていま
す。
- 可搬式簡易 3 次元映像取得システムの構築
- 高品質実写 3 次元映像の生成
- 実写 3 次元映像の圧縮・検索・編集
- 携帯端末での 3 次元映像表示
- Mocap や 2 次元映像とのクロスメディア処理
- 3 次元CG 属性データの圧縮および数学的解析
一般物体認識の画像例。写っている物体が何であるかを判
断する。
2.
応用技術、その他
画像処理の実用的な応用先として、医用情報処理(大阪大学、
熊本大学医学部との共同研究)や画像の真贋判定(偽造判定)な
どの研究を行っています。
- 3 次元 MRI 画像を対象とした腫瘍の検出
- 擬陽性検出などの医療診断支援
- 画像の真贋判定(編集の有無判定)
- マルチコア・GPU などを利用した画像処理アルゴリズ
ムの超高速化
実写3次元映像圧縮。オリジナル(一番左)から 1/20 程度に
圧縮(一番右)してもほとんど主観的劣化がない。(協力:観
世九皐会)
3.
研究テーマは上記に限らず、様々な新規課題にチャレンジし
ています。
3 次元 MRI 画像を対象とした脳腫瘍検出。従来技術では処
理に 15 分以上かかっていたものを 10 秒に短縮。
画像の真贋判定。デジカメで撮っただけの生画像なのか、
不正に改竄した画像なのかを判断する。人間の目ではわか
らない画像編集の手がかりを抽出する。左がオリジナル画
像、右が編集画像。
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