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Polycom® CMA™ システム入門ガイド

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Polycom® CMA™ システム入門ガイド
Polycom® CMA™ システム
入門ガイド
5.0 | 2010 年 1 月 | 3725-77612-005A - JA
商標情報
Polycom®、Polycom の「三角形からなる」ロゴデザイン、Polycom の製品に関連付けられている名前およ
びマークは Polycom, Inc. の商標および / またはサービスマークであり、米国および諸外国における登録商
標および / またはコモンローマークです。
その他すべての商標は、それぞれの会社が所有しています。
特許情報
付随製品は、米国および諸外国の 1 つ以上の特許権によって保護されているか、Polycom, Inc による特許
申請中として保護されています。
© 2009 Polycom, Inc. All rights reserved.
Polycom, Inc.
4750 Willow Road
Pleasanton, CA 94588-2708
USA
本書のいかなる部分も、ポリコムジャパン株式会社の明示的な書面による許可なしに、いかなる目的でも、
電子的または機械的などいかなる手段でも、複製または転送することを禁じます。法律の下においては、
他の言語への翻訳および他のフォーマットへの変換も複製と見なされます。
当事者間で、ポリコムジャパン株式会社は、この製品に含まれるソフトウェアに関するすべてのタイトル、
所有権、占有権を保有します。このソフトウェアは、アメリカの著作権および国際条約規定によって保護
されています。このため、このソフトウェアは、他の著作権がある物件 ( 例 : 本または録音物 ) と同様に
取り扱う必要があります。
このマニュアルに含まれる情報の正確性を期すために、あらゆる努力を傾注しました。ポリコムジャパン
株式会社は印刷エラーまたは事務的エラーには一切責任を負いません。この文書中の情報は、予告なしに
変更することがあります。
ii
目次
1
Polycom® CMA™ システムサーバーの設定 . . . . . . . . . . . . . 1
準備するもの . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
初回セットアップワークシートの記入 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
ハードウェアコンポーネントの開梱と設置 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
Polycom CMA システムサーバーの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
2
Polycom® CMA™ システムソフトウェアの設定 . . . . . . . . . . 7
コンピュータアカウントの事前設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
Polycom CMA システムへのログイン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
初回セットアップウィザード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
設定の完了 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
3
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムサーバーの技術仕様書 . . . . . . . 15
iii
Polycom CMA システム 入門ガイド
iv
Polycom, Inc.
このガイドについて
このガイドでは、Polycom® Converged Management Application™ (CMA™)
のスケジュール設定および管理システムをインストールして設定するのに必
要な初回のセットアップ情報を提供します。標準のシステムをインストール
した後で実行できる追加の設定やカスタマイズについては、『Polycom CMA
システム操作ガイド 』の第 2 章を参照してください。
マニュアルのリソース
Polycom CMA システムの説明については、このガイドのほかに次のマニュ
アルを使用できます。
•
Polycom CMA システム リリース ノート
•
Polycom CMA システム操作ガイド
•
Polycom CMA システム Web スケジュール設定ガイド
•
Microsoft® Outlook® 用 Polycom スケジュール設定ガイド
•
IBM® Lotus® Notes® 用 Polycom スケジュール設定ガイド
Polycom CMA システムには、ユーザーインターフェースから使用できるオ
ンラインヘルプもあります。
Polycom, Inc.
v
Polycom CMA システム 入門ガイド
vi
Polycom, Inc.
1
Polycom® CMA™ システムサーバー
の設定
この章では、Polycom® Converged Management Application™ (CMA™) システ
ムサーバーの設定とネットワークへの接続に必要な手順について説明します。
Polycom CMA システムの冗長構成を実装する場合は、特に指示されないかぎり、
この章で説明するすべての手順を両方のシステムサーバーで実行してください。
準備するもの
Polycom CMA システムを設置する前に、次のものを準備してください。
•
Polycom CMA システム リリース ノート
•
Polycom CMA システムサーバー製品
•
記入済みのサイト調査またはプロジェクトツールキット
•
シリアルポートまたはイーサネットポート搭載のコンピュータ
イーサネットポートを介して Polycom CMA システムサーバーに接続するに
は、必ず次のものも準備してください。
Polycom, Inc.
•
クロスケーブル、または
•
ハブまたはスイッチとイーサネットケーブル 2 本
1
Polycom CMA システム 入門ガイド
初回セットアップワークシートの記入
システムの設定を開始する前に、このワークシートのシステム値欄に記入し
てください。
システムの冗長構成では、Polycom CMA システムサーバーごとに 初回セットアッ
プワークシートに記入してください。
表 1-1
項目
システム値
初回セットアップワークシート
出荷時の設定値
説明
システム名
POLYCOM<7 文字のランダム
な ASCII 文字 >
POLYCOM-IDT9R5W
など。
Polycom CMA システムサーバーの NetBIOS
名。6 ~ 15 文字で指定する必要があり
ます。ダッシュと下線を含めることがで
きます。
システム IP アドレス
192.168.1.254
Polycom CMA システムサーバーの静的
な物理 IP アドレス
システム情報
システムの仮想 IP アド
レス
Polycom CMA 5000 システムの冗長構
成の場合のみ
システムのサブネットマ
スク
255.255.255.0
システムサーバーのネットワーク サブ
ネット マスク
デフォルトゲートウェイ
の IP アドレス / ルーター
の IP アドレス
192.168.1.1
ゲートウェイサーバーの IP アドレス
DNS サーバーの IP アド
レス
ドメイン ネーム サーバーの IP アドレス
DNS ドメイン
ドメイン ネーム サーバーと Polycom
CMA システムサーバーが置かれている
ネットワークの DNS ドメイン名のサ
フィックス。polycom.com など。
<hostname>.polycom.com の完全修飾
パスではありません。
システム時間情報
現在の日付
現在の時刻
タイムゾーン
NTP 時間サーバーの IP ア
ドレス ( オプション )
2
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムサーバーの設定
表 1-1
項目
初回セットアップワークシート ( 続行 )
システム値
出荷時の設定値
説明
外部データベース統合 ( オプション )
データベースサーバーの IP
アドレスまたはホスト名
データベースサーバーの IP アドレス
ポート
Microsoft SQL データベースインスタン
スのポート番号
ユーザー ID とパスワード
データベースおよびアカウントの作成
権限を持つデータベース管理アカウン
トの証明書
エンタープライズディレクトリ (LDAP) 統合 ( オプション )
LDAP サーバーの IP アド
レスまたは DNS 名
LDAP サーバーの完全修飾ホスト名
(dc1.mydomain.com など )。
Polycom CMA システムでは、標 準の
Microsoft サービスを使用して LDAP
サーバーを自動検出できます。
ドメイン、ユーザー ID、パ
スワード
CMA システムで Active Directory グ
ローバルカタログに対して LDAP クエ
リを実行するための読み取り専用サー
ビスアカウントの証明書
シングル サイン オン統合 ( オプション )
ドメインコントローラ名
統合 Windows® 認証に使用されるドメ
インコントローラの完全修飾ホスト名
(dc1.mydomain.com など )
Polycom CMA システムでは、標準の
Microsoft サービスを使用してドメイン
コントローラを自動検出できます。
ドメイン、事前設定された
コンピュータアカウント
名、パスワード
Active Directory を使用した通信を有効
にするための事前設定されたコン
ピュータアカウントの証明書。7 ページ
の「コンピュータアカウントの事前設
定」を参照してください。
Polycom カスタマサポートに必要な情報
シリアル番号
ライセンス番号
Polycom, Inc.
3
Polycom CMA システム 入門ガイド
ハードウェアコンポーネントの開梱と設置
Polycom CMA システムでは、
Polycom の商標が付いた Dell PowerEdge R610
サーバーを使用します。
ハードウェアの開梱と設置を行うには、次のようにします。
1
Polycom CMA の梱包箱が破損していないことを確認します。
2
納品書を開けて確認します。
3
梱包箱を開けて、同梱物が破損していないことを確認します。
破損があった場合は、配送業者に請求してください。Polycom はこの製品
の配送中に生じた破損に関して責任を負いかねます。
この『Polycom CMA システム入門ガイド』のほかに、Polycom CMA シ
ステム サーバー パッケージには次の同梱物が入っています。
— Polycom CMA システムサーバー
— 電源コードと電源コード固定ブラケット
— ラック取り付け用キット
— シリアルケーブル
— Dell PowerEdge R610 サーバーのマニュアルセット
4
システムを開梱して、各アイテムを確認します。後で必要になったときの
ために梱包材をすべて保管しておいてください。
5 『ラック取り付けガイド』の「安全手順」を読み、システムをラックに取
り付けるために提供されているブラケットを使用します。
6
安全手順とシステムに付属のラック取り付け手順に従って、レールを組
み立て、システムをラックに取り付けます。
7
システムの電源ケーブルをシステムに接続します。モニタを使用する場
合は、モニタの電源ケーブルをモニタに接続します。
8
電源コード固定ブラケットを、電源装置ハンドルの直角に曲がった部分
に取り付けます ( オプション )。システムの電源ケーブルをループ状に曲
げ、ケーブルの留め金でブラケットに取り付けます。2 番目の電源に同じ
手順を繰り返します。
9
ケーブルのもう一方の端を接地された電気コンセントに差し込むか、
UPS ( 無停電電源 ) や PDU ( 電力配分装置 ) などの別の電源に差し込み
ます。
10 システムとモニタの電源ボタンを押します。 電源インジケータが点灯し
ます。
11 ベゼルを取り付けます ( オプション ) 。
4
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムサーバーの設定
Polycom CMA システムサーバーの設定
シリアルポートまたはイーサネットポート接続を介して Polycom CMA シ
ステムサーバーを設定できます。この項では、2 つの接続手順について説明
します。
シリアルポートを介して Polycom CMA システムサーバーに接続するには
1
RS-232 シリアルポートを介してコンピュータを Polycom CMA システム
サーバーに接続します。
2
Polycom CMA システムサーバーをネットワークに接続します。
ライブネットワークに接続して、IP アドレスの信頼できる設定を有効にする必要
があります。この時点でネットワークに接続しない場合、システム IP アドレス、
DNS IP アドレス、デフォルトゲートウェイはすべて 0.0.0.0 と表示されます。
3
コンピュータとサーバーの電源を入れ、シリアルコンソールにアクセス
して、Hyperterm セッションを開始します。
4
[ プロパティ] ダイアログボックスで、ポート設定に次の値を入力します。
— ビット / 秒 : 19200
— データビット : 8
— パリティ : なし
— ストップビット : 1
— フロー制御 : なし
5
最初のメニューで [(2) System Settings] を選択します。
6
表 1-1 初回セットアップワークシート から次の値を入力します。
a
[(1) Set DNS Server IP and Suffix] を選択し、DNS サーバーの IP ア
ドレスとプライマリ DNS のサフィックスを入力します。
b
Select [(2) Set Default Gateway IP] を選択して、デフォルトゲート
ウェイの IP アドレスを入力します。
c
[(3) Set Hostname - IP Address - Subnet mask] を選択して、システ
ム名、IP アドレス、サブネットマスクを入力します。
冗長構成では、サーバーの物理 IP アドレスを入力してください。
システムが再起動します。
7
Polycom, Inc.
第 2 章「Polycom® CMA™ システムソフトウェアの設定」に進んでくださ
い。
5
Polycom CMA システム 入門ガイド
イーサネットポートを介して Polycom CMA システムに接続するには
1
次の手順のいずれか 1 つを選択します。
— クロスケーブルを使用して、コンピュータのイーサネットポートに直
接 Polycom CMA システムサーバーを接続する。
— イーサネットケーブルを使用して、Polycom CMA システムサーバー
(GB1 ポートを介して ) とコンピュータを同じイーサネットスイッチ
またはハブに接続する。
6
2
コンピュータと Polycom CMA サーバーの電源を入れます。
3
第 2 章「Polycom ® CMA™ システムソフトウェアの設定」に進んでくだ
さい。
Polycom, Inc.
2
Polycom® CMA™ システムソフトウェ
アの設定
この章では、Polycom® Converged Management Application™ (CMA™) シス
テムソフトウェアの初回の設定作業について説明します。
Polycom CMA システムの冗長構成を実装する場合は、特に指示されないかぎり、
この章で説明するすべての手順を両方のシステムサーバーで実行してください。
コンピュータアカウントの事前設定
[ シングル サイン オンを使用 ] オプションを使用すると、Active Directory に
含まれているエンドポイントユーザーは、証明書を入力しなくても、動的に
管理されているエンドポイントに安全にログインできます。このオプション
を有効にするには、Active Directory の管理者がまず、Polycom CMA システ
ムの Active Directory コンピュータアカウントを事前設定する必要がありま
す。Polycom CMA システムの冗長構成の場合、必要なアカウントは 1 つだけ
です。
この手順は、初回セットアップ を実行する前にいつでも実行できます。
コンピュータアカウントを事前設定するには
1
Active Directory システムで、Microsoft の [Active Directory ユーザーと
コンピュータ ] MMC スナップインを使用して、Polycom CMA システム
のコンピュータアカウントを作成します。目的の組織単位 (OU) にコン
ピュータアカウントを作成します。コンピュータ アカウント オブジェク
トには、パスワードのリセットと書き込みアカウントの制限の権限が必
要です。
[Active Directory ユーザーとコンピュータ ] MMC スナップインの詳細に
ついては、Microsoft Technet を参照してください。
2
Polycom, Inc.
ドメインコントローラのコマンドウィンドウで次のように入力します。
7
Polycom CMA システム 入門ガイド
net user <computer account name>$ <Password> /domain
ここで、<computer account name> は、手順 7 ページの「1」で作成した
コンピュータアカウントの名前です。<Password> は目的のパスワード、
/domain は /domain がそのまま入ります ( ドメイン名に置き換えないで
ください )。net user コマンドの詳細については、Microsoft サポート技
術情報を参照してください。
これで、統合 Windows 認証に使用できるコンピュータアカウントが作成
されました。
Server 2000 混合モードで Active Directory を使用している場合、コン
ピュータアカウントのプロパティを編集し、[ 全般 ] タブで [ コンピュー
タを委任に対して信頼する ] を選択します。
3
Polycom CMA システムへのログイン
Polycom CMA システムにログインするには、次のものが必要です。
•
インターネットブラウザ
•
Adobe® Flash® Player 9.0 または 10.0
•
記入済みの初回セットアップワークシート 2 ページの「表 1-1」を参照し
てください。
Polycom CMA システムのユーザーインターフェースの表示には、1280 x 1024 ピ
クセル (SXGA) 以上のディスプレイ解像度が最適です。ディスプレイ解像度の最小
条件は、1024 x 768 ピクセル (XGA) です。
Polycom CMA システムにログインするには
1
ブラウザウィンドウを開き、[ アドレス ] フィールドに Polycom CMA シ
ステムサーバーの IP アドレスを入力します。
— Adobe Flash Player のインストールを要求するプロンプトが表示さ
れた場合は、[OK] をクリックし、インストールウィザードに表示さ
れた指示に従います。
— [ セキュリティ警告 ] が表示された場合は、
[ はい ] をクリックします。
2
Polycom CMA システムログイン画面が表示されたら、必要に応じて、別
の言語を選択します。
3
管理者のユーザー名とパスワードを入力します。出荷時の設定値は
admin/admin です。
4
[ ログイン ] をクリックします。
Polycom CMA システムのユーザーインターフェースが表示されます。シ
ステムがまだ設定されていない場合は、初回セットアップウィザードが
表示されます。
8
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムソフトウェアの設定
初回セットアップウィザード
まだ設定されていない Polycom CMA システムにログインした場合は、初回
セットアップウィザードを使用して、一連の設定ページで順を追って自動的
に設定作業を実行できます。初回セットアップウィザードの手順を完了する
まで、システムを使用できません。
[ システム情報 ] ページや [ データベース ] ページのように、初回セットアッ
プウィザードのページによっては、設定を変更するとシステムが再起動しま
す。再起動後にシステムにログインすると、順序付けされた設定ページの次
のページが表示されます。
初回セットアップウィザードで設定作業を実行するには
1
Polycom CMA システムにログインします。
EULA 使用許諾契約
2
使用許諾契約を読み、条項に同意して続行するには [ 同意する ] をクリッ
クします。
管理者パスワード
3
[ 管理者パスワードの変更 ] ページが表示されたら、[ 旧パスワード ] に古
いパスワードを入力します。
4
[新パスワード] には、7 文字以上の長さの新しいパスワードを入力します。
5
[ 新パスワードの確認 ] でパスワードを確認し、
[ 次へ ] をクリックします。
[ ネットワーク ] ページが表示され、入力したネットワーク情報がフィー
ルドに表示されます。
イーサネットを直接設定する方法を使用する場合は、2 ページの「表 1-1」に記載
されている情報を入力する必要があります。
システム ID
システム時間
Polycom, Inc.
6
ネットワーク情報が正しいことを確認し、[ 次へ ] をクリックします。
7
イーサネットを直接設定する方法を使用した場合は、Polycom CMA シス
テムサーバーをプロダクションネットワークに接続します。
8
必要に応じて、 5 分間待ってシステムが完全に再起動したら、もう一度
Polycom CMA システムにログインします。
9
必要に応じて、[ システム時間 ] ページで次の設定を指定します。
フィールド
説明
システム タイム ゾーン
Polycom CMA サーバーが設置されている場所のタ
イムゾーン。
夏時間の自動調整
夏時間を自動調整する場合に選択する。
現在の時刻を使用
現在の日付と時刻を入力する場合に選択する。
現在の日付
Polycom CMA システムのシステム日付。
9
Polycom CMA システム 入門ガイド
フィールド
説明
現在の時刻
Polycom CMA システムのシステム時間。
外部の時間サーバーと
同期
Polycom CMA システムの日付と時刻を外部の時間
サーバーと同期する場合に選択する ( 推奨 )。
IP アドレスまたは
DNS 名
NTP サーバーの IP アドレスまたは完全修飾ドメイ
ン名 (ASCII のみ )。
同期の間隔 ( 分 )
Polycom CMA システムを NTP サーバーと同期する
頻度を入力する。デフォルトは 60 分です。
先に現在の日付と時刻の設定をしないまま外部 NTP サーバーを使用するように
設定する場合、システムの最初の同期までシステム時刻が正しくないことがあり
ます。
10 [ 次へ ] をクリックします。
データベース設定
[ データベース ] ページが表示されます。デフォルトでは、Polycom CMA
システムの内部データベースが使用されます。
400 以上の同時登録エンドポイントと 240 の同時通話をサポートする
Polycom CMA 5000 システムや Polycom CMA 5000 システムの冗長構成
には、外部の Microsoft SQL Server データベースとの統合が必要です。た
だし、設定しやすいように、内部データベースを参照するようにシステ
ムを設定したまま、後で外部データベースと統合することもできます。
Polycom CMA 5000 システムの冗長構成を実装する場合は、内部データベースを使
用するように両方のサーバーを設定します。後で『Polycom CMA システム操作ガ
イド』の第 2 章にある冗長構成の設定作業を実行するときに、外部データベースを
参照します。
11 初回セットアップのためにデフォルトの内部データベースを引き続き使
用する場合は、[ 次へ ] をクリックし、11 ページの「LDAP の設定」にス
キップしてください。初回セットアップが終了したら、外部データベース
を設定できます。
12 外部 Microsoft SQL データベースサーバーを使用するには、次の手順を
実行します。
10
a
Microsoft SQL Server が Polycom CMA システムの要件を満たしてい
ることを確認します。『Polycom CMA システム リリース ノート』を
参照してください。
b
[ 外部 SQL サーバーデータベースを使用 ] チェックボックスを選択し
ます。
c
データベースサーバーの IP アドレス を入力し、必要に応じてデータ
ベースのポート番号を変更します。
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムソフトウェアの設定
d
[ 次へ ] をクリックします。
[ データベースの保守 ] ダイアログ ボックスが表示されます。
e
f
必要に応じて、Microsoft SQL Server のユーザー ID とパスワードを
入力します。
»
Microsoft Windows 認証を使用する場合、ログイン ID に SQL
サーバーの管理者権限が与えられていることを確認します。
»
Microsoft SQL 認証を使用する場合、ログイン ID が sysadmin
ロールのメンバーであることを確認します。
[ データベースの再フォーマット / インストール ] をクリックします。
システムとサーバーとの接続が確立され、データベースがインストー
ルされます。
g
インストールが完了したら、[ 閉じる ] をクリックします。
システムが再起動します。
h
LDAP の設定
5 分間待ってシステムが完全に再起動したら、
もう一度 Polycom CMA
システムにログインします。
[LDAP] ページが表示されます。デフォルトでは、Polycom CMA システ
ムは内部ユーザーデータベースにアクセスします。
13 初回セットアップのためにローカルディレクトリを引き続き使用する場
合は、13 ページの「ディレクトリ設定」にスキップしてください。初回
セットアップを完了したら、企業の Active Directory との統合を設定でき
ます。
14 ユーザーが会議に企業グループ、ユーザー、会議室を追加できるように
Polycom CMA システムを企業の Active Directory と統合するには、次の
手順を実行します。
a
[LDAP] ページで、[LDAP サーバーとの統合 ] を選択します。
b
DNS にクエリを実行することによって LDAP サーバーを自動検出す
るようシステムを設定するには、[LDAP サーバーとの統合 ] セクショ
ンで [ 自動検出 ] を有効にします。あるいは、LDAP の IP アドレス
または DNS 名を入力します。
c
必要に応じて、[LDAP] ページで次の設定を指定します。
設定
説明
ドメイン \LDAP ユー
ザー ID
アカウントのドメインと LDAP ユーザー ID。Polycom
CMA システムでは、LDAP サーバーへのアクセスや、
グループ、ユーザー、会議室情報の取得にこの情報を
使用します。
LDAP サーバーのフォレスト全体を検索できるよう
に、この LDAP ユーザー ID には読み取り専用の権限
が必要です。
この LDAP ユーザー ID は、Polycom CMA システム
の管理者ロールに自動的に関連付けられます。
Polycom, Inc.
11
Polycom CMA システム 入門ガイド
設定
説明
LDAP ユーザーパス
ワード
LDAP ユーザーアカウントのパスワード。
セキュリティレベル
Polycom CMA システムと Active Directory サーバー
間の接続に設定されているセキュリティのレベル。
値は以下のいずれかです。
•
通常 - 接続にセキュリティが設定されていない。
•
LDAPS - LDAP-S を使用して https と同様に、
発
信ポート 3269 を介して接続が保護されている。
Active Directory サーバーの [ ドメイン コント
ローラ : LDAP サーバー署名必須 ] 設定が [ 署名
必須 ] に設定されている場合は、LDAPS を使用
して接続を保護する必要があります。
•
StartTLS - 発信ポート 3268 ([ 通常 ] 設定と同じ
ポート ) を使用して接続が保護され、ソケット
が開かれてから、セキュリティがネゴシエート
される。LDAP サーバーによっては、保護されて
いないトランザクションがすべて拒否されるの
で、最初のコマンドは StartTLS ネゴシエー
ションコマンドになります。
無効な LDAP ユー
ザーを無視する
無効な企業ユーザーを無視するように Polycom
CMA システムを設定する場合に有効にする。企業の
会議室が無効な企業ユーザーとして設定されている
場合は、このオプションを有効にすることはできま
せん。
LDAP 除外フィルタ
LDAP フィルタの構文が理解できる場合、必要に応
じて、除外するユーザーアカウントのタイプを指定
する。LDAP フィルタの構文が理解できない場合は、
これらの式を編集しないでください。
詳細については、『Polycom CMA System Operations
Guide』の「Understanding Exclusion Filters」を参照
してください。
LDAP 検索ベース DN
LDAP フィルタの構文が理解できる場合、必要に応
じて、検索に使用する LDAP ディレクトリツリーの
最上位レベル ( ベース DN) を指定する。LDAP フィ
ルタの構文が理解できない場合は、これらの式を編
集しないでください。
詳細については、『Polycom CMA System Operations
Guide』の「Understanding Base DN」を参照してく
ださい。
シングル サイン オン
15 シングル サイン オン認証が使用できるように Polycom CMA システム
を Active Directory ドメインコントローラと統合するには、次の手順を実
行します。
a
12
LDAP ページで [ シングル サイン オンを使用 ( 統合 Windows 認証 )]
を選択します。
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムソフトウェアの設定
Polycom CMA システムでは、最も近くにある論理ドメイン コント
ローラと Active Directory サーバーを自動検出できますが、それに
は、これらのサーバーの DNS SRV レコードがネットワーク DNS
サーバーに保存されている必要があります。
b
ネットワーク DNS サーバーにドメインコントローラの DNS SRV レ
コードが保存されている場合、[ ドメインコントローラ名 ] セクショ
ンで [ 自動検出 ] を有効にします。それ以外の場合、ドメインコント
ローラの完全修飾ホスト名 (dc1.mydomain.com など ) を入力しま
す。このドメイン内で事前設定されたコンピュータアカウントも必
要です。
c
[ コンピュータアカウント証明書 ] セクションに、7 ページの「1」手
順で事前設定したコンピュータアカウントのドメイン \ コンピュー
タ名とパスワードを入力します。
16 [ 次へ ] をクリックします。
Polycom CMA システムの [ ディレクトリ設定 ] ページが表示されます。
ディレクトリ設定
17 [ ディレクトリ設定 ] ページで次の手順を実行します。
a
動的に管理されているデバイスを使用しているユーザーをグローバ
ルアドレス帳から除外するには、[ グローバルアドレス帳に動的に管
理されているデバイスを含める ] オプションをクリアします。
b
ゲストブックエントリを企業ディレクトリから除外するには、[ ディレ
クトリのゲストブックエントリを表示 ] オプションをクリアします。
18 [ 次へ ] をクリックします。
Polycom CMA システムに、初回セットアップが完了したことを示すメッ
セージが表示されます。アプリケーションからログアウトするか、アプリ
ケーションのダッシュボード画面に進むことができます。
設定の完了
初回セットアップが終了した後、次の設定作業が必要な場合があります。
Polycom, Inc.
•
Microsoft SQL Server 構成マネージャを使用して、SQL Server のキープ
アライブ チェック ( 通常、[SQL Server 2005 ネットワークの構成 ] >
[MSSQLSERVER のプロトコル ] > [TCP/IP] > [ キープアライブ ]) を
3,600,000 ミリ秒に変更する。
•
Polycom CMA 5000 システムサーバーの冗長構成を実装する場合は、冗
長構成のための手順を実行する。これには、外部データベースの設定、仮
想 IP アドレスの入力、フェールオーバーテストが含まれます。
•
必要に応じて、Polycom CMA システムを外部の Microsoft SQL データ
ベースに統合する。
•
必要に応じて、Polycom CMA システムを Microsoft Active Directory エ
ンタープライズディレクトリと統合する。
•
システムにライセンスを追加する。
13
Polycom CMA システム 入門ガイド
•
ユーザー、会議室、デバイスを設定する。
•
デバイスをユーザーと会議室に関連付ける。
•
テスト会議のスケジュールを設定する。
•
必要に応じて、Microsoft Internet Explorer と Polycom CMA デスクトッ
プ アプリケーショを使用してクライアントコンピュータを設定する。
•
Microsoft® Outlook® 用 Polycom Scheduling Plugins か IBM® Lotus®
Notes® 用 Polycom Scheduling Plugins、またはその両方をダウンロード
して配布する。
これらのタスクの詳細については、
『Polycom CMA システム操作ガイド』を
参照してください。
14
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムサーバー
の技術仕様書
下の表は、Polycom® Converged Management Application™ (CMA™) システ
ムで使用されている Dell PowerEdge™ R610 の技術仕様書です。
項目
説明
プロセッサ
プロセッサの種類
Intel® Xeon® クアッドコアまたはデュアルコア プロセッサ
x1 台または x2 台
拡張バス
バスの種類
PCI Express Generation 2
ライザーカードを介した拡張スロット
ライザー 1 ( センターライザー )
( スロット 1) フルサイズ、ハーフサイズの x8 リンク x1 個
ライザー 2 ( 左ライザー )
( スロット 2) フルサイズ、ハーフサイズの x8 リンク x1 個
メモ : 両方のスロットで最大 25 W のサポートが可能です
が、最初に取り付けた 25 W のカード に限られます。カード
を 2 枚取り付ける場合、2 枚目のカードは 15 W 以下にする
必要があります。
メモリ
Polycom, Inc.
アーキテクチャ
800、1066、または 1333 MHz の DDR3 レジスタまたはバッ
ファなし ECC (誤り訂正符号) DIMM。アドバンスト ECC ま
たはメモリ最適化操作のサポート。
メモリ モジュール ソケット
240 ピンソケット x12 個
メモリモジュールの容量
1 GB または 2 GB の UDIMM、2 GB、4 GB、または 8 GB の
RDIMM ( それぞれシングル、デュアル、クアッドランク )
最小 RAM
CPU 1 台に 1 GB
最大 RAM
96 GB (8 GB の RDIMM) または 24 GB (2 GB の UDIMM)
15
Polycom CMA システム 入門ガイド
項目
説明
ドライブ
ハードドライブ
2.5 インチ、内蔵ホットスワップ対応 SAS または SATA ハー
ドドライブ ( バックプレーンサポート付き ) x6 台まで
ディスクドライブ
1.44 MB の外付け USB ドライブ ( オプション )
光学式ドライブ
内蔵スリムライン SATA DVD-ROM または DVD+RW ドラ
イブ x1 台 ( オプション )
外付け USB DVD ( オプション )
メモ : DVD デバイスはデータ専用
フラッシュドライブ
内蔵 USB ドライブ ( オプション )
内蔵 SD メモリカード ( オプション )
外付け SD メモリカード ( オプション )
コネクタ
背面
NIC
シリアル
USB
RJ-45 10/100/1000 Mbps イーサネットコネクタ x4 個
16550 互換 9 ピン DTE
4 ピン USB 2.0 対応コネクタ x2 個
ビデオ
15 ピン VGA
外付け VFlash カード (オプション)
iDRAC6 Enterprise 付きフラッシュ メモリ カード スロット
x1 個 ( オプション )
前面
ビデオ
USB
内部
USB
内蔵 SD モジュール
15 ピン VGA
4 ピン USB 2.0 対応コネクタ x2 個
4 ピン USB 2.0 対応コネクタ x1 個
内蔵 SD モジュール付きフラッシュ メモリ カード スロット
x1 個 ( オプション )
ビデオ
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ビデオの種類
内蔵 Matrox G200
ビデオメモリ
8 MB 共有
Polycom, Inc.
Polycom® CMA™ システムサーバーの技術仕様書
項目
説明
電源
AC 電源 ( 各電源ユニットにつき )
ワット数
717 W ( 高出力 )
502 W (Energy Smart: 省電力構成 )
電圧
90 ~ 264 VAC、自動選択、47 ~ 63 Hz
熱消費
最大 2446.5 BTU/ 時 ( 高出力 )
最大 1712.9 BTU/ 時 (Energy Smart)
最大突入電流
通常のラインコンディションのもと、システムの動作環境全
範囲で、電源ユニット 1 台につき 10 ミリ秒以下で 55 A の
突入電流を許容可能
バッテリ
システムバッテリ
RAID バッテリ ( オプション )
CR 2032 3.0 V コイン型リチウム イオン バッテリ
3.7 V リチウム イオン バッテリ パック
物理的仕様
高さ
4.26 cm
幅
48.24 cm ( ラックのラッチを含む )
42.4 cm ( ラックのラッチを含まない )
奥行き
76.2 cm
重量 ( 最大構成 )
17.69 kg
重量 ( 空の状態 )
13.25 kg
使用環境
温度
動作時
1 時間あたり最大 10 ℃の温度変化で 10 ~ 35 ℃
メモ : 高度が 900 m を超えると、動作時の許容最大温度は
約 300 m ごとに 1 ℃ ずつ低下します。
保管時
1 時間あたり最大 20 ℃の温度変化で -40 ~ 65 ℃
相対湿度
Polycom, Inc.
動作時
1 時間あたり最大 10 % の湿度変化で 20~80 % (結露なきこと)
保管時
1 時間あたり最大 10 % の湿度変化で 5~95% (結露なきこと)
17
Polycom CMA システム 入門ガイド
項目
説明
最大耐久震度
動作時
動作方向に 5 分間 5 ~ 350 Hz で 0.26 Gms
保管時
すべての方向に 10 分間 10 ~ 250 Hz で 1.54 Gms
最大耐久衝撃
動作時
パルス持続時間 2.6 ミリ秒± 10 % で、すべての動作方向に
31 G ± 5 % のハーフサイン衝撃
保管時
パルス持続時間 2 ミリ秒± 10 % で、6 つのすべての面にお
いて 71 G ± 5 % のハーフサイン衝撃
597 cm/ 秒以上の速度変化で、6 つのすべての面において 27
G のスクエアウェーブ衝撃
高度
動作時
-16 ~ 3048 m
メモ : 高度が 900 m を超えると、動作時の許容最大温度は
約 300 m ごとに 1 ℃ ずつ低下します。
保管時
18
-16 ~ 10,600 m
Polycom, Inc.
Regulatory Notices
Regulatory Notices
USA Regulatory Notices
Part 15 FCC Rules
This device is compliant with Part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions:
1
This device may not cause harmful interference, and
2
This device must accept any interferences received, including interference that may cause undesired operation.
Class A Digital Device or Peripheral
NOTE: This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class A digital device, pursuant to
part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference
when the equipment is operated in a commercial environment. This equipment generates, uses, and can radiate
radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instruction manual, may cause harmful
interference to radio communications. Operation of this equipment in a residential area is likely to cause harmful
interference in which case the user will be required to correct the interference at his own expense.
In accordance with part 15 of the FCC rules, the user is cautioned that any changes or modifications not expressly
approved by Polycom Inc. could void the user's authority to operate the equipment.
We recommend that you install an AC surge arrestor in the AC outlet to which this device is connected. This action
will help to avoid damage to the equipment caused by local lightning strikes and other electrical surges.
EEA Regulatory Notices
This Polycom CMA system has been marked with the CE mark. This mark indicates compliance with EEC
Directives 2006/95/EC and 2004/108/EC. A full copy of the Declaration of Conformity can be obtained from
Polycom Ltd, 270 Bath Road, Slough, Berkshire, SL1 4DX, UK.
Canadian Regulatory Notices
Class A Digital Device
This Class [A] digital apparatus complies with Canadian ICES-003.
Cet appareil numérique de la classe [A] est conforme à la norme NMB-003 du Canada.
South Korean Regulatory Notices
Polycom, Inc.
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Polycom CMA
Regulatory Notices
Czech Republic Regulatory Notices
Russian Compliance
Polycom CMA 4000 System
Ministry of Information Technologies & Communication of the Russian Federation Declaration of Conformity. DoC #спд-3494. Expiry 15/03/2013.
Polycom CMA 5000 System
Ministry of Information Technologies & Communication of the Russian Federation Declaration of Conformity. DoC #спд-3495. Expiry 15/03/2013.
Worldwide Regulatory Notices
Warning
This is a Class A product. In a domestic environment, this product may cause radio interference in which case the
user may be required to take adequate measures.
Plugs Acts as Disconnect Device
The socket outlet to which this apparatus is connected must be installed near the equipment and must always be
readily accessible.
La prise électrique à laquelle l’appareil est branché doit être installée près de l’équipement et doit toujours être
facilement accessible.
Installation Instructions
Installation must be performed in accordance with all relevant national wiring rules.
L’Installation doit être exécutée conformément à tous les règlements nationaux applicable au filage électrique.
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Polycom, Inc.
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