9月号 - 愛媛県立小田高等学校

小 田 高 校 Ｐ Ｔ Ａ だ よ り
第 3 0６ 号
平 成 25年 ９ 月
“マエムキニ”
教頭
丹
貴子
『みかん一座』をご存じだろうか。地域の人たちの夢づくりをしようと結成された愛媛県初のア
マチュアミュージカル劇団である。座長の“せっちゃん”こと南海放送の戒田節子アナウンサーは、
私の高校３年時のクラスメイトだ。３年生で初めて同じクラスになったが、せっちゃんのことを知
らない人はいなかった。なぜなら、１年生の時の予餞会に有志で出演し、学校中を笑わせ、ほろっ
とさせて鮮烈なデビューを飾ったからだ。もちろん、翌年の予餞会でも再び拍手喝采を浴びた。そ
れ は 、現 在 の せ っち ゃ ん の 未来 予 想 図 だ った 。『 みか ん 一座 』は 今 年で 結成 ２９ 年 、故 郷を 題材 に
したオリジナルのミュージカル公演やコンサートは３００回以上になるという。仕事と座長を両立
さ せ てい く の は 、並 大 抵 の こと で は な い。「な ぜ 、こ ん なに 長く 続 けら れる のか 、 こん なに も人 々
の心を打つことができるのか。」この質問をせっちゃんにしたとしよう。答えは簡単に予想できる。
「 だ って 、 好 き なこ と だ も の。」さ ら り と、 そ し て、 少 しは にか ん だい つも の笑 顔 で答 えて くれ る
だろう、きっと。
も う 一 人、『 劇 団 四 季』 に 丹下 博喜 君 がい る。 彼は 、 以前 勤め て いた 高校 の生 徒 であ る。 高校 時
代 に 観た ミ ュ ー ジカ ル に 魅 了さ れ 、 大 学 でミ ュ ー ジカ ルを 学 び、『 劇団 四季 』に 入 団し て１ ５年 目
になる。今年の修学旅行で『劇団四季』の「リトルマーメイド」を観劇したが、キャストの中に彼
の 名 前を 見 つ け たと き は 、 嬉し い 偶 然 に 思わ ず 声 をあ げて し まっ た。「 リト ルマ ー メイ ド」 の中 で
彼が歌いタップダンスを踏んだ“マエムキニ”は、主人公アリエルが自分の夢を叶えるために自分
の足で踏み出すことの大切さを表現していた。『劇団四季』というダンサーの逸材がひしめく中で、
怪我と闘いながら努力を積み重ね、自分の夢を実現させてきた彼自身の姿と重なり、私は胸が熱く
なった。
自分のやりたいこと、好きなことがあり、それができる、続けられる。好きなこととはいえ、簡
単なことではない。私も若い頃から続けていることがある。始めたきっかけは単純なことだったが、
今では大切な自己表現となっている。体のあちこちの衰えと付き合いながら、これからも前向きに
続けていくつもりだ。せっちゃんと丹下君の二人に元気をもらいながら・・・。
「小田高ブランド」のさらなる発展へ
～８月２１日
中学生体験入学のご報告～
教務課長
小田原
寛
保護者の皆様、生徒の皆さん、嬉しいお知らせです。今年度の中学生の体験入学に、なんと７６
人（申込みは７９人）もの中学生が集まってくれました。大体で言うと昨年度の２倍の人数です。
２倍ですよ。２倍。４０人が８０人と言うとたいしたことがないように見えますが、倍増するとい
う意味では、１００人が２００人、１万人が２万人になるのと同じようなものです。それだけ大き
な理由があり力が働いたのです。この夏、多くの人を動員したと言えば、あの宮崎駿監督の「風立
ちぬ」か小田高校の「体験入学」かです。もちろん、スタジオジブリのような商業的な宣伝力・観
客動員力は、県立学校である小田高にはありません。しかし、学習や部活動などで小田高生は本当
によく頑張っています。保護者や地域の皆様の熱いご支援があります。私たち教職員も教育活動に
精一杯取り組んでいます。そういった力が一つになった結果、いかにも小田高らしく、地道に少し
ずつ、その良さが中学生に広まっているのです。小田高の「ブランド」が徐々に信頼され、中学生
の「小田高に行ってみたい」という気持ちにつながっているのではないでしょうか。
「小田高ブランド」とは、小田高の「質の高さ」と「信頼性」です。私は、そのイメージに良い
変化が出てきていると思っています。 従来の小田の良さと言えば、挨拶、端正な服装、集団行動な
どが主でしたが、最近は特に少人数授業、進学実績や部活動の充実などを評価し、そこに期待して
志願したいという気持ちが、中学生のアンケート結果、保護者の方の声などから強く感じられます。
良いイメージがプラスされていっているのです。
来年の志願者は増加しそうです。もちろん、将来、小田高の存続が安定的に保障されるわけでは
あ り ませ ん 。 た だ、 存 続 に 向け て の 努 力 は必 ず 報 われ ると 信 じま す。「 小田 高ブ ラ ンド 」に は、 地
味で地道だからこそ、本物の輝きがあります。この「質の高さ」と「信頼性」を揺るぎないものに
し、発展させるため、これからも共に頑張っていきましょう。
１年２組担任
What you become by achieving your goal is more important than
what you get by achieving your goal .
大下
陽加
自分の goal を達成することで得られるものは、かけがえのないものですが、（運動会で優勝する、テス
トで目標点を取る、試合で勝つなど）、その過程で学び成長した自分は、もっとすばらしいのだと思います。
明日は運動会ですが、一つ一つの行事を終えるごとに、小田高校の生徒一人一人が何かを学び、少しずつで
も成長していてほしいと思います。
そこでこんな言葉を思い出しました。Change from inside. Change before you have to.
オバマ大統領の "Yes, we can. We can change."の言葉の上をいく（？）ものとして数年前に、ﾀｲﾑ誌に紹介
されました。「人間、内側から変わりなさい。やらざるを得ない状況（人から言われて、他人に指摘されてな
ど）になる前に、自らが気付き、変わり、行動しなさい。」という意味だと思います。生徒たちとも一緒に考
えていきたい言葉です。
Autumn is the best season for everything. すべてに好季節の秋がやってきます。「すべて」の
中には何が含まれるのか。自分が変わり、秋に何かを収穫するために今すべきことは何か、考えてみたいも
のです。
９月行事予定
日
曜
行
事
日
曜
１
日
１７
火
２
月
振替休日
１８
水
３
火
振替休日
１９
木
４
水
２０
金
５
木
２１
土
６
金
インターンシップ事前指導(２年、７限)[未来] ２２
日
７
土
８
日
９
月
１０
火
１１
水
インターンシップ事前指導(２年、７限)[未来]
２６
獅子舞・お囃子稽古(１年)
インターンシップ(２年)
２７
１２
木
１３
集会(身だしなみ指導) 運動会準備(午後)
就職推薦開始 「ＰＴＡだより」発行
第５４回秋季大運動会
全統記述模試(３年)
行
事
インターンシップ事後指導(２年、７限)
獅子舞・お囃子稽古(１年)
ワックスがけ
※月の授業
神輿制作手伝い(１年)
漢字テスト⑩
「図書だより」発行
交通指導
インターンシップ事後指導(２年、７限)[未来]
「保健だより」発行
ベネッセ駿台第１回マーク模試(３年)
第 49 回情報処理検定
２３
月
２４
火
２５
水
集会(体育委員会伝達)
木
※月の授業
金
ＨＲ(交通に関するボランティア
活動(２年))：交通茶屋
２８
土
土曜補習⑤
金
５～７限)[未来] ２９
体験型就職ガイダンス(１年、
日
１４
土
土曜補習④
月
１５
日
１６
月
第 50 回全商英語検定
校納金等振替日
交通茶屋用お守り作り(７限)
敬老の日
３０
就職選考開始
秋分の日
第２回進路希望調査(１・２年)(～ 26 日)
インターンシップ事後指導(２年、７限)
獅子舞・お囃子稽古(１年)
漢字テスト⑪
中高連絡協議会
備考：
※土日に実施する模試・補習は PTA 主催事業です。