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平成 26 年度 あいち緑のカーテンコンテスト 学校部門 最優秀賞:豊田

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平成 26 年度 あいち緑のカーテンコンテスト 学校部門 最優秀賞:豊田
平成 26 年度
あいち緑のカーテンコンテスト
学校部門 最優秀賞:豊田市立若林西小学校
緑のカーテンの大きさ
設置場所・方法
設置場所: 南側
幅 40m×高さ 4.5m
植付方法: プランター
幅 2.8m×奥行き 26m×高さ
2.5m
植物の種類
ゴーヤ、アサガオ
・設置方法
風雨の影響を受けやすい校舎南面の全体に設置するため、竹で骨
組みを作り、その上にネットを張った。また、ゴーヤトンネルは鉄
製の支柱(8本)を骨組みにして設置した。76~90㍑のプラン
ターを用意し、ゴーヤとアサガオの十分な育成を図るとともに、土
の重さを利用して、より頑丈な枠組みとなるようにした。
・植物の選定
4 年生は環境学習と合わせた取組として、小学生でも比較的育て
1工夫した点
やすく観察に適したゴーヤ(4年生)にした。
・設置方法
・育成方法
・植物の選定
児童が個々に育てるゴーヤを決め、日常的に世話や観察ができる
・育成方法
・花や果実の活用
など
ようにした。夏休みは当番制にして児童が水やりを行っている。ま
た、地域コミュニティの環境委員から栽培方法を指導していただき、
土壌改良に努めた。
・花や果実の活用
自分のプランターで育ったゴーヤを児童が家庭に持ち帰り、調理
するなどして楽しめるようにしている。また、来校者へのお土産と
しても活用している。
9月以降に地域講師や保護者の協力を得て、ゴーヤを使った調理
実習などを行い、食育とかかわらせた総合的学習の時間を計画して
いる。
・その他(地域との連携)
緑のカーテンの設置方法や栽培方法について、地域コミュニティの環
境委員から専門的な指導を受けた。また、設置の際にはPTAOB
会の協力を得て竹で枠を組み、ネットを張り、プランタへの土入れ
などを行った。土日の水やりなどは、PTAの園芸委員・環境委員
の協力を得て行っている。
・室内温度の低減、冷房使用量の低減、温暖化防止意識啓発
電気や水道、ガスなどを節約した経費の一部が返ってくるという
豊田市省エネ活動推進事業に参加した。ゴーヤ40mの緑のカーテ
ンを作りエアコンの使用を控えたり、プールの水を薬品と補給水の
バランスを調整して節約したりして、エコ還元金(エコ活動に取り
組んだ結果、節約した分のお金の一部)を、過去3年間連続して豊
田市からいただいている。
過去6年間の電気量(Kwh)は下記の表のようになった。本年度
は昨年度より、電気量は少し増えている。しかし、過去6年間を比
較すると、確実に減っている。
2設置の効果
・室内温度の低減
4月
5月
6月
7月
H21
7,001
6,475
8,227
12,093
(概算)
H22
6,749
6,575
8,094
11,480
・温暖化防止意識啓発
H23
5,659
5,633
7,277
9,977
・環境学習への活用
H24
5,554
5,345
5,700
9,022
・精神的安らぎ
H25
5,050
5,074
5,988
9,801
H26
6,455
6,401
6,586
9,857
・冷房使用量減少
など
カーテンの設置に当たり、全校で温暖化防止意識の啓発を図った
ところ、節電や節水の意識が高まった。
・環境学習への活用
これまでの植木鉢による植物の育成や学習とは異なり、広い場所
で、高さ4.5メートルまで育つ様子を観察したり、大きな実を収穫
したりすることができるため、4年生の児童たちは、ゴーヤの成長
を楽しみにしながら継続した体験的な学習(観察、記録、施肥、調
理など)ができている。また、他の児童にとっても、緑に親しみな
がら、豊かな心の育成や生活科、理科などの学習に役立っている。
・精神的安らぎ
昨年度から、ゴーヤによるトンネルを設置した。本年度は、ここに白
ゴーヤを植えた。毎朝、児童たちはこのトンネルを通って登下校す
る。笑顔で涼しさを体感して、トンネルを通っている姿が多く見ら
れた。地域や保護者からは、
「緑と花の豊かな学校」として誇れる活
動が一つ増えたことを喜んでいる声が多く聞かれた。
・改善点
苗から育成し、実の収穫、家庭で家族とともに調理し消費すると
いう、経験を通した学習のサイクルが一層充実できるよう、ゴーヤ
以外にもヒョウタンなどのつる性の植物の種類を増やしていきた
3今後の取組に向けて
・改善したい点
・普及に向けた取組
など
い。学習教材として有効に活用することで、環境や温暖化防止に向
けた意識の向上が一層期待できると思われる。
・普及に向けた取組
現在学校のHPで、カーテンの様子を随時掲載している。今後は
専用のコーナーなどを設けて、取組の様子を地域へ広く配信し、地
域と連携した環境教育や環境を守るための啓発活動を展開していき
たい。
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