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花の竹の棒
平成 27 年度 あいち緑のカーテンコンテスト 住宅部門 最優秀賞:新田 順義 さん 設置場所: 南側・西側 設置場所・方法 緑のカーテンの大きさ 植付方法: 直植9本・プランター4本 南面 幅 (プランターは大きめの発泡スチロール箱 8m×高さ 5m 西面 幅 10m×高さ 5m とした) 植物の種類 パッションフルーツ(和名:トケイソウ) 建物のうち、緑のカーテ ンを取り付けた壁面等 の大きさや育成に関わ った人数 建物のうち、緑のカーテンを取り 付けた壁面等の大きさ 幅 18m×高さ 5m 主に育成に関わった人数 1人 ・パッションフルーツを選定した理由は、病虫害に強く、ツル性で、成長が早 く、広く大きく伸張する点であり、何と言っても果実が魅力であった。 ・設置は、5mの竹棒にネットを取付け、台風や強風にも耐えるようテラスを 1工夫した点 利用して固定した。屋内が暗くなるので 5 ケ所の窓前は、径 1mの明かり ・設置方法 取りを作った。 ・植物の選定 ・育成方法;前年 7 月頃に大きなポットで刺し芽で育てた苗を、十数本、暖 ・育成方法 かい家の中で越冬、育成した。(5℃以下は厳禁・枯死する)根付けは、4 ・花や果実の活用 月上旬。居間・台所の南面に 6 本、西面 7 本設置。たっぷりの肥料(特に ・生態系への配慮 リン酸、カリを多目)と敷き藁して乾燥を防いだ。水を多く好むので、普通 ・廃棄物の削減 の植物より多目に水やりした。 (水は 200ℓタンクの雨水使用) 。追肥は 6 ・今後カーテンを始め 中旬頃に行った。 る人へのアドバイス ・果実の活用;開花時、昆虫が少ないので、綿棒等で極力、人工受粉で受粉率 など を高めてやり、我家では、昨年 300、今年 400 個ほどの実を採った。成 熟した実は、8 月中旬頃から自然落下する。実は近所に裾分けしたり、生食 と、残りは、スプーンで中身を掻き出し、裏超ししてジュースやジャム等に 調理、活用した。香りが大変良く、ヨーグルトやケーキ等によく合います。 ・今夏は暑く、35℃以上の日が続いたが、写真のように、植物の葉層が厚い ため室内温度は、解放状態の窓辺で31℃以上は無かった。3~4℃の低減 2設置の効果 ・室内温度の低減 効果があった。 ・冷房使用量減少 (概算) ・温暖化防止意識啓発 ・環境学習への活用 ・エコカーテン設置前後の冷房使用量比較(*我家では室温30℃以上で使用) *冷房消費電力-1370w、部屋広さ-16 畳、電気料金-昼・夜の平均 25 円 として エコカーテン設置前;1.37kw×9h×25 円×25 日/月=7706 円/月 設置後;1.37kw×6h×25 円×10 日/月=2055 円/月 ・精神的安らぎ など 約 27%の低減となった(約 5700 円/月の低減効果) ・他の効果-①果実の収穫;400 個収穫、近所へ裾分けし、親交を図れた。 ②精神的安らぎ(緑、美観、育てる楽しみ) 、CO2 低減効果 等 3今後の取組に向けて ・改善したい点 ・普及に向けた取組 など ・前を通る人達の、パッションフルーツに対する関心が深く、今後は、差し芽 の苗を大量に育て、欲しい人に分けてやり、生育方法等も教えてやりたいと 考えております。