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機械制御安全のための機能安全講座 受講案内
2013 年度版 機械制御安全のための機能安全講座 受講案内 「安全で安心な社会」を目指して 安全な製品づくり、安全な製造現場づくり、安全を支える人づくりを支援します。 はじめに 厚生労働省の労働災害統計によりますと、災害発生件数は企業努力によって暫時減少傾向にはありま すが、平成 23 年度における製造業の死亡を含む休業 4 日以上の死傷者数は 23,589 人(震災除く)とまだ まだ高い水準にあります。 この製造業において労働災害をさらに減少させるには、機械・設備の安全性をより高める必要があり ます。しかし現場においては安全対策が不十分な機械・設備がまだまだ多く見受けられます。弊社の SA/SBA 受験者及び認定者のアンケート結果より、その要因の一つとして、設計・製作・運用に対する 安全の教育や取組みが不足している事が挙げられております。 機械・設備の機能安全の基準として、ISO/ IEC 等の国際規格が制定されています。これらは、リス クアセスメントにより本質安全・機械的/電気的保護方策等一連の機械安全のための機能安全の流れを 規定しています。 日本認証(株)では、平成 24 年度より「機械制御安全のための機能安全講座」を開催しております。 講座内容は、機械・設備に携わられる方々が機能安全に関わる国際規格を正しく理解し、機械・設備を 設計・製作・運用していただくための機能安全の情報をまとめたものです。日本認証(株)が、製品認証 支援事業及びセーフティアセッサ資格認証制度の運営を通じて得た、国際規格に則った機能安全に関す る知識や経験を整理・体系化してまとめました。 本講座により、一連の機械制御に関する機能安全を理解して頂く事で、機械設計・機械設備操作・保 守担当に携わる方々の安全確保のスキル向上が図られるものと確信しております。 本講座を受講された方々が、正しく機能安全の考え方を理解して、機械・設備の安全化に貢献され、 わが国の労働災害の撲滅と、安全機器や設備の国際競争力を更に高められることにお役にたてればと願 っております。 多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。 日本認証株式会社 取締役社長 岩橋 清太郎 講座概要 機能安全は、欧州を中心に過去の大きな事故を経験に原因分析・対策などが研究され、安全の概念を 定量化・定性化し規格化が行われてきました。 本講座では、機能安全規格 IEC61508-1~7(2010 年)を基に、機能安全の考え方の安全管理、ハードウ ェア、ソフトウェアのポイントを解説します。解説の中心は、機械制御安全(工作機械(切削、切断、研 磨、プレス、成形、鋳鍛造、熱化学処理等)、ロボット、搬送、梱包、印刷など)をメインにしています。 プロセス制御、輸送機は含みません。 受講効果 安全機能を実現する設備機械の電子装置、機器開発において以下の効果が期待できます。 ・製品化の構想段階から機能安全を確立でき、設計、開発、設備設置コストを低減できる。 ・構想、設計段階より機能安全に対応した回路設計ができるため、回路設計のやり直しが防止でき、 無駄な納期延長が発生しない。 ・事前に負荷に応じたリソースの配分ができる。 ・安全マネジメント強化により、安全情報の共有化を広く行うことができる。 ・認証費用を低減できる。 ・CE マーキングや各国の安全規制に対応できる。 ・ユーザーに安全な機械が提供できる。 主な対象者 ・セーフティアセッサ資格者 ・欧州輸出機器の機械電気設計者 ・実用化を目指しているロボット開発者 ・最新規格対応を求められている自動車関連設計者 講座内容 回数 第1回 第2回 第3回 第4回 講座 内容 基礎と管理 1. テクニカルターム 2. 機能安全の全般的説明 (1) 機能安全の概念 (2) リスクアセスメント 3. 機能安全の管理について (1) 機能安全の一般要求事項 (2) 文書化 (3) 機能安全管理 (4) 機能安全評価 4. 全安全ライフサイクル ハードウェアの要求事項 1. 安全度に応じたハードウェアの構成について (1) ハードウェアの機能安全実現のライフサイクルについて (2) ハードウェアの安全度(SIL)に応じた構造上の制約 2. 安全度達成に求められる故障率の計算方法について (1) 故障率の計算 (2) 共通原因故障の算定 (3) FMEDA の方法 ソフトウェアの要求事項 1. ソフトウェアの開発工程について (1) ソフトウェア安全ライフサイクル (2) ソフトウェア安全要求仕様書 (3) システム安全のソフトウェア面に対する妥当性確認計画 (4) ソフトウェア設計開発 (5) プログラマブル電子装置の統合(ハードウェアとソフトウェア) (6) ソフトウェア運用および改修手順 (7) システム安全妥当性確認のソフトウェア面 (8) ソフトウェア検証 設計編 1. ランダム故障の定量化時の考慮事項と故障項目リスト 2. 電気機械式装置の障害、故障検討内容 3. 故障対策に要求される診断機能事例 (1) マイコン A、B(2 個)によるリレー監視方法事例 (2) 電源監視回路の系統と分類 (3) 入出力電源の監視事例 (4) 不変メモリ診断事例(CRC チェック) (5) 中央演算処理装置(CPU)診断事例 (6) 可変メモリ診断事例(ギャルパット、透過ギャルパット) (7) 入出力回路の診断 機械制御安全のための機能安全講座開催日程 1. 通常講座:下記日程にて大阪と東京にて開催します (1) 大阪会場 回数 講座名 第1回 基礎と管理 第2回 ハードウェアの要求事項 第3回 ソフトウェアの要求事項 第4回 設計編 開催日時 会場 受講料 2013 年 5 月 28 日(火) 10:00~16:00 2013 年 6 月 25 日(火) 10:00~16:00 2013 年 7 月 30 日(火) 10:00~16:00 2013 年 8 月 27 日(火) 10:00~16:00 新大阪 丸ビル別館 ¥31,500 (税込) ¥31,500 (税込) ¥31,500 (税込) ¥31,500 (税込) 同上 同上 同上 募集人員 終了 終了 終了 25 名 (2) 東京会場 回数 講座名 第1回 基礎と管理 第2回 ハードウェアの要求事項 第3回 ソフトウェアの要求事項 第4回 設計編 開催日時 会場 受講料 2013 年 11 月 28 日(木) 10:00~16:00 2013 年 12 月 19 日(木) 10:00~16:00 2014 年 1 月 30 日(木) 10:00~16:00 2014 年 2 月 27 日(木) 10:00~16:00 全国町村会館 (永田町) ¥31,500 (税込) ¥31,500 (税込) ¥31,500 (税込) ¥31,500 (税込) 同上 同上 同上 募集人員 25 名 25 名 25 名 25 名 2. 集中講座:ハードウェア/ソフトウェアの要求事項、及び設計事例の解説に重点をおいた 2 日間連続の 集中講座です。10 月に大阪、3 月に東京で開催します。 ※機能安全全般について理解を深めたい方は通常講座の受講をお勧めします。 講座名 内容 開催日時 会場 受講料 集中 講座 ・基礎と管理 ・ハードウェア/ソフト ウェアの要求事項 ・設計事例 2013 年 10 月 21 日(月) ~10 月 22 日(火) 2014 年 3 月 12 日(水) ~3 月 13 日(木) 新大阪 丸ビル別館 東京 全国町村会館 ¥63,000 (税込) ¥63,000 (税込) 募集人員 20 名 20 名 ・ 担当講師:日本認証株式会社 セーフティアセッサ 丹羽 邦幸 制御機器の機能安全に長年従事し、現在 NEDO「生活支援ロボット実用化プロジェクト」において機能 安全の研究開発に従事 ・ 会場:大阪会場 「新大阪丸ビル別館」(http://marubiru-bekkan.com/) 東京会場 「全国町村会館」 (http://www.zck.or.jp/kaikan/index.html) ・ 受講料:通常講座:31,500 円/回(消費税込)、集中講座:63,000 円(消費税込) 受講料には講座用テキスト代を含みます。 ・ 書籍販売:講座内容をさらに詳しく解説した書籍を販売しております。 書籍名「機械制御安全のための機能安全講座」Vol.1~Vol.4(全 4 巻) ・ 講座受講及び書籍購入のお申し込み: 日本認証ホームページの講習会「機能安全講座」からお願い致します。 ホームページアドレス:http://www.japan-certification.com/ <お問合せ先> 土日,年末年始,祝日を除く、9:00~17:00 〒532-0004 大阪市淀川区西宮原 2 丁目 7 番 53 号 Maruta ビル 8 階 TEL:(06) 4807-3337 FAX:(06) 4807-3350 E-mail: [email protected] http://www.japan-certification.com/ 201307C