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予防接種制度の見直し

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予防接種制度の見直し
予防接種制度の
予防接種制度の見直し
見直し
先進諸国と比べて公的に接種するワクチンの種類が少ない、いわゆるワクチン・ギャッ
プの問題解消や、定期摂取の対象疾病の追加等所要の措置を講ずるため、予防接種施策を
総合的かつ継続的に評価・検討する仕組みの構築等のため、予防接種制度について幅広い
見直しを行うこととなった。主な変更点を以下に示す。
(1)定期接種の対象疾患の追加
・一類疾病は A 類疾病、二類疾病は B 類疾病に変更
・定期接種の対象疾病として、A 類疾病に Hib 感染症、小児の肺炎球菌感染症及びヒトパ
ピローマウイルス感染症を追加
<対症疾病>
●A 類疾病:ジフテリア、百日せき、急性灰白髄炎(ポリオ)、麻しん(はしか)、風しん、
日本脳炎、破傷風、結核、Hib 感染症、小児の肺炎球菌感染症、ヒトパピロー
マウイルス感染症(子宮頸がん予防)、痘そう(天然痘)※
※痘そうは政令事項。定期接種は現在実施していない。
●B 類疾病:インフルエンザ
下線部が今回の改正点
(2)結核及び日本脳炎の定期接種の対象者の拡大
・結核の定期接種の対象者が、従来の「生後 6 月」から「生後 1 歳に至るまでの間にある
方」に変更となった。
・平成 7 年 4 月 2 日~5 月 31 日生まれの方は、20 歳になるまで日本脳炎の定期接種を受け
ることが可能となった。
(3)麻しんの第 3 期・第 4 期の定期接種が終了
・平成 20 年度より時限措置として実施してきた、麻しんの第 3 期(中学 1 年生相当)
・第 4
期(高校 3 年生相当)の定期接種が、平成 25 年 3 月 31 日をもって終了となった。
(4)副反応報告制度の法定化
・これまで実施してきた副反応報告制度を法律上に位置付け、医療機関から厚生労働大臣
への報告を義務化した。
-1-
定期予防接種(A 類疾病)
対象疾病
ワクチン
接種対象年齢
沈降精製百日せきジ
標準的な
標準的な接種期間
接種回数
生後3月から生後90
生後3月に達した時から
フテリア破傷風不活化
百日せき
接種間隔
1 期初回
月に至るまでの間にあ
20日から
3回
生後12月に達するまでの期間
ポリオ混合ワクチン
56日まで
る者
(DPT-IPV)
ジフテリア
生後3月から生後90
沈降精製百日せきジ
破傷風
月に至るまでの間にあ
フテリア破傷風混合ワ
る者
終了後
1 期追加
クチン(DPT)
12月に達した時から18月に達する
1回
(1期初回接種(3回)
までの期間
急性灰白
髄炎
初回免疫
1期初回接種(3回)終了後
終了後,6月以上の間
不活化ポリオワクチン
6 月以上
隔をおく)
(IPV)
(ポリオ)
沈降ジフテリア破傷風
11歳以上13歳未満
11歳に達した時から
の者
12歳に達するまでの期間
2期
混合ワクチン(DT)
1回
-
1回
-
1回
-
1回
-
1回
-
生後12月から生後2
乾燥弱毒生麻しん風
1 期初回
4月に至るまでの間に
しん(MR)混合ワクチ
ある者
ン
麻しん
5歳以上7歳未満の者
であって,小学校就学
又は
(はしか)
の始期に達する日の1
2期
年前の日から当該始
乾燥弱毒生麻しんワク
期に達する日の前日
チン
までの間にある者
生後12月から生後2
乾燥弱毒生麻しん風
1 期初回
4月に至るまでの間に
しん(MR)混合ワクチ
ある者
ン
5歳以上7歳未満の者
風しん
であって,小学校就学
又は
の始期に達する日の1
2期
年前の日から当該始
乾燥弱毒生風しんワク
期に達する日の前日
チン
までの間にある者
-2-
対象疾病
ワクチン
接種対象年齢
標準的な
標準的な接種期間
接種回数
接種間隔
生後6月から生後90
3歳に達した時から
1期初回
6日から
2回
月に至るまでの間に
4歳に達するまでの期間
28日まで
ある者
乾燥細胞培養
生後6月から生後90
日本脳炎
月に至るまでの間に
4歳に達した時から
ある者(1期初回終了
5歳に達するまでの期間
1期追加
日本脳炎ワクチン
1回
後おおむね1年おく)
9歳以上13歳未満の
9歳に達した時から
者
10歳に達するまでの期間
2期
1回
BCGワクチン
結核
生後 5 月に達した時から生後 8 月に
生後 1 年に至るまでの間にある者
(生ワクチン)
1回
-
達するまでの期間
初回:27
日
(医師が
初回 3 回
開始が生後 2 月~生
合は 20
後 7 月に至るまでの場
日)~56
合
日
初回接種
追加:初
開始は生
乾燥ヘモフィルス
生後 2 月以上生後 60 月に至るまで
b 型ワクチン
の間にある者
Hib 感染症
回終了後
追加 1 回
後 2 月~生
7 月~13
後 7 月に至
月
るまで
開始が生後 7 月に至
った日の翌日~生後
初回 2 回
12 月に至るまでの場
合
追加 1 回
開始が生後 12 月に至
った日の翌日~生後
1回
60 月に至るまでの場
合
-3-
認める場
対象疾病
接種対象年齢
標準的な
標準的な接種期間
接種期間
接種回数
接種間隔
初回:27
初回 3 回
日以上
(生後 12
開始が生後 2 月~生
月までに
後 7 月に至るまでの場
追加:初
完了)
合
回の 3 回
目から 60
追加 1 回
日以上
初回接種
初回:27
開始は,生
日以上
初回 2 回
後 2 月~生
開始が生後 7 月に至
(生後 12
った日の翌日~生後
月までに
12 月に至るまでの場
完了)
後 7 月に至
生後 2 月以上生後 60 月に至るまで
追加:生
るまで
小児の肺炎球菌感染症
後 12 月以
降に,初
の間にある者
合
追加接種
回の 2 回
追加 1 回
は,生後 12
目から 60
月~15 月
日以上
に至るまで
開始が生後 12 月に至
った日の翌日~生後
2回
60 日以上
1回
-
24 月に至るまでの場
合
開始が生後 24 月に至
った日の翌日~生後
60 月に至るまでの場
合
-4-
対象疾病
ワクチン
接種対象年齢
標準的な
標準的な接種期間
接種回数
接種間隔
2 回目:1
回目の接
種から 1
月~2 月
組換え沈降 2 価
中 1 の間
ヒトパピローマウイル
2 回目:1 回目の接種から 1 月
ス様粒子ワクチン
3 回目:1 回目の接種から 6 月
半
3 回目:1
ヒトパピロ
回目の接
ーマウイ
種から 5
ルス感染
~12 月
症
小 6~高 1 相当の女子
3回
2 回目:1
(子宮頸
回目の接
がん予
種から少
防)
なくとも 1
組換え沈降 4 価
中 1 の間
月以上
ヒトパピローマウイル
2 回目:1 回目の接種から 2 月
ス様粒子ワクチン
3 回目:1 回目の接種から 6 月
3 回目:2
回目の接
種から少
なくとも 3
月以上
定期予防接種(B 類疾病)
対象疾病
ワクチン
接種対象年齢
標準的な
標準的な接種期間
接種回数
接種間隔
· 65歳以上の者
· 60歳以上65歳以上の者であっ
インフル
インフルエンザ
て,心臓、腎臓又は呼吸器の機能に
ワクチン
自己の身辺の日常生活行動が極度
(毎年度)
-
エンザ
に制限される程度の障害を有する者
HAワクチン
及びヒト免疫不全ウイルスにより免
疫の機能に日常生活がほとんど不
可能な程度の障害を有する者
-5-
-
1回
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