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「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」開催

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「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」開催
59
JANUARY 2007
特 集 「ミュンヘン・クリスマス市
in Sapporo」開催
JICA青年招へい事業、ほか
市
民 交 流
特 集
「食と観光のコンベンション2006開催」、ほか
コンベンション
15周年記念「プラザまつり」
イ
ベ ン
特 ト
集
寄付のご紹介、ほか
特 集
第5回「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」は11月22日から12月17日までの26日間、
大通公園2丁目のホワイトイルミネーション会場で開催され、
盛会のうちに終了しました。
「毎年楽しみにしています」
と訪れてくださった市民の方や、
日本各地をはじめ台湾、
香港、
韓国などの外国からの観光客の姿も多くありました。今年の入場者は44万6千
人と、
天候の悪い日が多かったにもかかわらず昨年を4万5千人上回り、
「ミュンヘン・ク
リスマス市 in Sapporo」は札幌の冬の風物詩として確実に定着してきました。
寒い日が続いた今年は、
焼いたドイツソーセージを味わったり、
各店のグリューワイン
の違いを楽しみながら温まる来場者の姿がありました。
昨年同様設置した「ヴァイナハツパビリオン」では、
ドイツのクリスマスの習慣などに
ついて紹介するアドベントクランツの夕べや、
ドイツ青年たちによる絵本の読み聞かせ、
キャンドル作りなどのイベントを実施しました。いずれのイベントにもたくさんの方の参
加があり、
ドイツの人たちとの交流を楽しみました。
また、
昨年好評を得たミュンヘン出身のフーバー氏によるチターの演奏もパビリオン
内で開催。併催イベントとして市役所ロビーでもコンサートを催し、
多くの市民がチター
の美しい音色に耳を傾けました。
来場者が多く集まる土日祝日には会場内特設ステー
ジにてジャグリングやパントマイム、
ジャズ演奏やアカ
ペラライブなど盛りだくさんのイベントを実施しました。
また、
平日夕方には“ストリートパフォーマーズ”
と題し、
市民参加型のイベントも展開。昨年スタートしたば
かりのイベントですが、
日ごろ活動場所を求めてい
るパフォーマーたちが会場を盛り上げてくれました。
昨年に引き続き、今年も会場内での飲食物
の販売にはリターナブル容器を使用する、
エコ
事業を展開しました。リターナブル容器を洗浄
するエコブースを拡大し、四ヶ国語による場内
アナウンス等も行うことで、エコ事業の周知徹
底を図りました。今年も運営は、
「八険山地域
の環境を考える会(代表 小林久公氏)」の
協力を得て実施しました。
事前説明会を実施したこともあり、
たくさんの
ボランティアの方々にご協力をいただきました。
また、
ドイツからの青年たちも市民ボランティアに
交じって洗浄等の作業に汗を流し、エコ事業
に貢献してくれました。使い捨て食器の使用に
よるごみの減量を目的としているエコ事業ですが、
洗浄ボランティアのみなさんには、
エコブース内
での国際交流も楽しんでいただけたようです。
今後も環境にやさしいイベントの実施に、皆
様のご協力をいただけますと幸いです。
「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」
開催期間中は、4ブースで41名の札幌国際
プラザ外国語ボランティアの方が活動されま
した。今年で5回目となるクリスマス市では初
年度から活躍されている方もおり、
ミュンヘン・
クリスマス市を盛り上げていただいております。
雪が降る中でのオープニング
など、寒さの厳しい日が
多い中、ボランティアさ
んの暖かいおもてなし
は、
ミュンヘン・クリスマ
ス市を大きく支えてくだ
さいました。
平成7年よりプラザが毎年JICA(独立行政法人国際協力機構)
より
受託し、専門分野の研修と交流のプログラムを実施している青年招
へい事業も今回で11回目となり、
中南米諸国10カ国14名を11月13日か
ら20日まで受け入れました。中南米青年は障がい者福祉に携わる専
門家で、
社会福祉法人ともに福祉会、
株式会社特殊衣料、
北海道高
等聾学校、北海道盲導犬協会、札幌市立豊成養護学校、札幌市自
閉症者自立支援センターを訪問し、
日本の施策や北海道及び札幌の
取り組み等について学びました。
さらに週末には、
同じく障がい者福祉分野に携わる日本青年18名と
交流する合宿セミナーを実施しました。このセミナーの参加者から感
想が寄せられたのでご紹介します。
ハイチでは「障がい者が自分の家族から
生まれるのは呪われている」と考えるため
一生を近所に隠して育てるそうで、
「障がい
者を保護する法律があり、予算をかける日
本は進んでいる!」
と。両手を失い、足も不自
由でいつでも介助が必要なご主人がいる
チリの方は、
「日本のトイレはボタン1つでお
しりを洗いドライヤーまでついていて拭かな
くてもいいなんて!」と大騒ぎ。
トイレの写真
を何枚も撮っていました。日本はまだまだと
思っていたけれど、恵まれているのですね。
でも、そのお金を生かしきれ
ているのだろうか。彼らと接し
て、
日本の良いところと悪いと
ころが見えてきました。
初めて接した黒人の青年
たちはとてもきれいなお肌で、
いつでも躍りだすほど陽気で、
▲右端が米田さんです
なぜ過 去に差 別をされてし
習慣が違っても、
楽しい時には思いきり笑うし、
まったのだろうか 。お肌の黒い女性が「日
そう私たちと変わらないことにも改めて気付
焼けするから。」
と日焼け止めを塗っていま
きました。
した。遠く離れた国の人も、見た目や言葉や
初めて合宿セミナーに参加いたしました。
以 前 、青 年 海 外 協 力 隊 員として 活 動
しておりましたパキスタンなどは少々見
聞きしたものはありましたが、今回お出で
になった中南米・カリブ地域の方と直接
お会いし、話をするのは初めての経 験
でした。
少しシャイで慎ましいという第一印象
でしたが、交流会の時にみんなで踊った
ダンスではとても打ち解けあい、楽しいひ
と時を過ごすことができました。
分科会では、
トリニダード・
トバゴ、
アンティグア・バーブ
ーダの方と障がい者支援に
ついて真 摯な意 見 交 換が
続きましたが、
その中で、
「私
たちを遠くから日本に招い
て研修させてくださったこと
に感謝しています。」という
▲左より2番目が土佐さんです
感 謝のお気 持ちと、
「 障が
い者を取り巻く環境を変えていくために
うしっかりとした見識をお話しになってい
教育こそ大切だと考えています。」、
とい
たことがとても印象深く残っています。
1月5日
(金)
と6日
(土)、北海道NGOグローバルトレイン、北海道
社会福祉協議会、札幌国際プラザの共催で第20回目のカレンダー
リサイクル市が開催されました、札幌国際プラザの他、
かでる2・
7、札
幌サンプラザの3会場で実施し、
プラザではマングローブの幼木、収
益金の送付先のひとつである国連やマングローブに関するパネルも
展示されました。
今回もこの事業に多くの方々からのご協力をいただきました。年
末年始の忙しい時期にカレンダーを寄贈してくださった皆様、会場で
お手伝いくださった方々をはじめ、
お世話になった関係者に感謝申し
上げます。
2007.1
札幌国際プラザでは、札幌で暮らす様々な
国や地域の出身者たちが、
それぞれが持つ
習慣や文化などを認め合い、
ともに暮らしていく、
「多文化共生社会」の構築を目指し、
「多文
化共生事業」
を実施しております。 今年度は、
札幌在住の外国籍市民のうち、
多数を占める中国圏及び韓国や朝鮮といった、
東アジア地域の文化理解を目的として、財団
法人自治体国際化協会による助成の下、
「中国・
韓国文化理解事業」を実施しました。同事業
では、
日中韓の参加者が、
それぞれの国の名
作映画を互いに鑑賞し、
その感想や文化につ
いて話し合う
「映画鑑賞・討論会」や、
日本人
学生と留学生との共同作業による、
ドキュメン
タリー映像の製作などを行ってまいりました。そ
して、
10月29日には、
同事業の総まとめとして、
「東
アジア文化理解のための日中韓三都市トライ
アングルシンポジウム」
を開催いたしました。
約80名の参加者を集めた同シンポジウムでは、
中国や韓国のショートフィルムの上映、
札幌大
学文化学部長の張 偉雄先生、
北海道東海大
学の李 俊鎬
先生、
北海商
科大学の佐々
木 啓先生に
よる、
日中・日
韓 文 化の 比
較と多 文 化
共 生に つ い
ての対談、先に製作したドキュメンタリー映像
の上映などを行ったほか、
中国や韓国の大学
と、
インターネット回線を使って結んで交流する
「チャット交流会」を行いました。
先生方の対談では、張先生や李先生の留
学時代の体験を交えながら、
現在は大学教員
として、
学生たちの国際交流をサポートする三
氏の視点から、現在の札幌で生活する留学
生の生活状況や、
日本人学生との交流におけ
る課題について、
また、今後の市民交流につ
いての提案などが話し合われました。
対談に続いて上映されたドキュメンタリー映
像「札幌で生活する東アジアの留学生」は、
札幌市内の大学に通う日本人学生ならびに
留学生13名が、2ヵ月半のプログラムの中で、
シナリオの作成、
撮影、
編集、
ナレーションの吹
き込み、
中国語・ハングル・英語字幕の挿入など、
すべての作業を行い、
完成させたものです。
映像は、
勉強・経済・コミュニケーションの面
から、札幌における留学生の生活の実情や、
日本と留学生たちの祖国との文化や習慣の
違いについて取り上げ、
異文化の理解につい
て考える内容としました。
シンポジウムの最後には、
中国瀋陽の瀋陽
師範大学や、韓国大田(テジョン)の培材(ペ
ジェ)大学と、
インターネット回線でつなぎ、
両大
学の日本語学科の学生たちと、音声と映像を
通じての交流を行い、
三都市で同時に上映さ
れたドキュメンタリー映像の感想や、
中韓両国
11月4日
(土)∼6日
(月)、姉妹都市ノボシ
ビルスク市からニェドレゾワ ガリーナ氏を講
師に迎え、
「ロシアを知るセミナー」が開催さ
れました。
4日、5日は札幌天神山国際ハウスで、小学
生を対象にシベリアで人気のあるビーズ細
工講座が開催されました。参加した小学生
たちは熱心に取り組み、
それぞれロシアの自
然をビーズで創り出していました。
6日は一般市民を対象にロシアの伝統的
なレース編みである「フリボリテ」についての
講演会と講座が行われ、集まった参加者は
ロシア人でも難しい技術に挑戦しました。
また、同期間中札幌天神山国際ハウスと
札幌国際プラザ3階サロンではノボシビルス
ク市の子どもたちが作成したビーズ細工とフ
リボリテ作品の展示会が開催され、訪れた
人の目を楽しませてくれました。
の学生が日本語を学ぶ理由、札幌に住む留
学生の生活の様子、三都市それぞれの魅力
などについても話し合われました。
今年度の中国・韓国文化理解事業では、
「映
像を通して東アジア地域の文化を考える」
をテー
マに、
各プログラムを実施しました。映像は、
そ
の善悪や正誤を問うことなく、
一度に多くの人々
が目にするという特性を持っています。映像の
正しい利用により、
自国の文化を世界に向け
て発信すると同時に、海外の文化を知るため
の手段としても、有効的に活用していきたいも
のです。
10月25日
(水)、
札幌国際プラザ5Fコンベンションホールにおいて「レッ
ツトーク日本語拡大版 おくに物語」が開催されました。普段、
日本
語ボランティア「窓」で日本語を学ぶ学習者6名が、
自分の国につい
て日本語で発表しました。日頃の学習の成果を存分に生かしてのす
ばらしい発表に観客も惜しみない拍手をおくっていました。
その後は発表者と、観客とでのレッツトーク日本語が行われました。
普段はなかなか交流する機会のない日本語学習者との交流に参加
した方々も楽しそうに交流していらっしゃいました。市民同士での交
流が広まり、
お互いの距離が近くなる時間となりました。
2007.1
2006年10月19日から22日まで、
サッポロファクトリーを会場に「食と
観光のコンベンション2006」を開催いたしました。主催は、札幌国際
プラザ、札幌市、
コンベンション札幌ネットワークなどの関係団体で
構成する食と観光のコンベンション実行委員会。今回初めて開催
したこのイベントは、北海道における「食」
と
「観光コンベンション」の
振興を、
産学官協働により、
その意義・役割について多くの方に知っ
ていただくために企画したものです。
そのなかで、地産地消の促進を図るイベントとして「北海道を食
べよう」、
「北海道酒蔵まつり」や、集客交流の意義・課題等を議論
する「国際観光コンベンションフォーラム」、写真を通じて北海道の
魅力を考える「北海道再発見」等を開催いたしました。
本事業が、北海道の「食と観光コンベンションの振興」を推し進
めていく第一歩となるよう、今後も取組みを続けていきます。
去る12月1日
(金)、
札幌天神山国際ハウス会議室においてフォーラム会
員校の今年度の例会が開催されました。今回のテーマはフォーラム第2回
幹事会で決定された「外国人研究者用宿泊施設に関するファシリティマネー
ジメントについて」であり、東京の事例として六本木の国際文化会館(IHOUSE:1952年に設立された会館で、
学術、
芸術、
国際関係などの研究者、
学者の事業および宿泊施設)
より常務理事の降旗高司郎氏をお招きし、
昨年リニューアルした会館の運営や、
国際交流事業の展開等についてお
話をいただきました。さらに札幌圏の事例として日本学生支援機構北海
道支部長の喜多博氏から札幌国際交流会館の運営や留学生の問題等
のお話があり、
フォーラム会員校との活発な情報・意見交換が行われました。
▲コンベンションフォーラム
12月3日
(日)、
札幌アリアンス・フランセーズ、
札幌日仏協会、
北海道
新聞社、
札幌国際プラザの共催で、
「第9回フランス語コンクール 決
勝大会」が札幌国際プラザ5Fコンベンションホールにおいて開催され
ました。事前のテープ審査で選ばれた11人が出場し、
あらかじめ決め
られた課題文と戯曲や詩などの好きなフランス語文を暗唱しました。
参加者は日頃の学習の成果を存分に発揮し、
暗唱を披露しました。
そのすばらしい発表に審査員はもちろん聴きに来た観客からも惜しみ
ない拍手が送られました。
すばらしい発表の前後や終了後にはお互いの健闘をたたえあう姿
がみられ日頃フランス語を学ぶ人々との交流の場となった大会でした。
紅葉が見ごろを迎えた10月26日、天
神山国際ハウスでは「もみじと音楽の夕
べ」
と題したコンサートを実施しました。
これは、地 域 活 性 化を図る目的で活
動しているまちづくり会「いきいき南平岸」
と国際ハウスとの共催で、株式会社エル
ム楽 器の後 援を得て、
ここ南 平 岸の地
域で活動している将来有望な演奏家を
紹介し、美しい紅葉の中で地域の方々
にコンサートを楽しんでいただくのが目的
で開催されたものです。
第1部は平岸小、東山小など地域の
小学生を中心に、
ピアノとエレクトーンな
どの演奏が行われ、第2部は豊平区在
住の二人のピアニスト、岡本博美さんと
山口朋子さんがショパンのノクターンやリ
ストのワルツなど、本格的な演奏を披露
しました。
第1部と第2部の間の休憩時間、参加
者90名は用意されたクッキーや飲み物
を味わいながらくつろいだ雰囲気でコン
サートの夕べを堪能しました。
12月2日(土)より12月20日
(水)
までの19日
間、札幌天神山国際ハウス展示コーナー
において「天神山緑地での秋」をテーマと
した風景写真15作品が展示されました。
これらの作品は、
11月15日から応募受付
を開始して11月30日までに寄せられた先着
15作品で、
どの作品も赤・黄・茶色などの美
しい色合いで天神山の秋を画面いっぱい
2007.1
に表現。アマチュアの方々による個性溢れ
る作品ばかりで、
ハウスの宿泊者はもとより、
一般市民来館者の方々の目を十二分に
楽しませていました。
中にはフォト展を見て事務室へ感想を
述べにいらっしゃる市民の方もおり、大変
好評を博しました。来年度も実施予定で
すので、
皆様のご応募をお待ちしています。
今年で3回目の開催となった酒蔵まつり。
全道各地から醸造元が集まり、試飲と展
示販売を行いました。今回は昨年の日本酒、
ワインに加えて、焼酎、開拓使ビールのブー
スと、
トンネルで保存をした古酒も登場し、
会場が溢れるばかりの人で賑わいました。
期間中1日2回、純米酒や大吟醸などを当
てる形式で「きき酒会」
も行われました。参
加した方々は、頭を悩ませながらも、楽しん
で味わっていたようです。上位の方には豪
華景品が進呈されました。
入口で販売している500円の試飲用ぐ
い呑みも、すっかり定着し(会場への入場
は無料)、
お酒を片手に談笑する様子も見
られました。また、
おつまみとぐい呑みの販
売を札幌大学の学生が担当し、
インターン
として活躍しました。販売する商品の決定
や、仕入れの交渉も自分たちで取り組み、
完売したときの感激もひとしおだったようです。
学生の視点でのお勧めのお酒紹介も、好
評でした。
▲酒蔵まつり
地産地消の促進を図るために、道内各
地から集めた特選の野菜、
お米などをはじめ、
鯨肉などユニークな名産品を展示販売す
る「どっさり北海道!
!」のコーナーと、実際
に食品を味わいながら、
まめ知識を聞くトー
クショー「地産地消おにぎりランチとお話」、
「ハーブティーと札幌スイーツのすてきな午
後」を開催 。土日限定の体験イベントとし
て「子供もちつき」や「ききミルク
(牛乳飲み
くらべ)」
も行い、会場は家族連れなどで賑
わいました。
▲トークショー
写真を通じて、北海道の魅力を考えると
いう目的で、北海道観光連盟が実施する
「『はなたび北海道』フォトコンテスト入賞
作品展」を開催するとともに、札幌市写真
ライブラリーの協力により
「札幌再発見∼
古き建物とフォトスケッチの楽しみ」を実施
いたしました。札幌の古い建造物の魅力
を伝える札幌建築鑑賞会との共催で、古
建築の撮影ワークショップを開催。参加者
が撮影した力作と、写真ライブラリーの収
蔵作品を、作品展で紹介しました。
▲写真ライブラリー
記念講演、
パネルディスカッション、
分科会
の三部構成で、
観光分野の研究者を中心に、
集客交流の意義・課題等を議論しました。産・
学・官・民の連携や、観光・コンベンションの
効果、人材育成の手法・方策についても話
が及びました。
また、今年北海道を熱く沸かせた北海道
日本ハムファイターズ・藤井社長の記念講演
を一般公開。日本シリーズ直前のタイミング
でもあり、
会場からはエールも送られました。
▲藤井社長
2007.1
札幌国際プラザ・コンベンションビューローでは去る10月中旬に、
海外発のMICE(Meeting:
会議、Incentive:報奨プログラム、
Convention:大会、
Exhibition:展示会)誘致活動の一環とし
て、
タイのパタヤで開催されたアジア最大級のMICE見本市「IT&CMA」に出展し、
続いて国
際観光振興機構(JNTO)
が主催する同バンコク市内での「訪日インセンティブ旅行促進セミナー」
に参加、
さらにシンガポールへ渡りMICE誘致活動を実施しました。
今年で14回目となるIT&CMA(Incentive Travel & Corporate Meetings, Asia)
は、
10月10
日
(火)から3日間の会期で、
40カ国318人の国際会議・報奨旅行プランナーと、
その誘致を働
きかける国・都市30カ国270人の誘致セールス担当者が一堂に会し、
将来の案件に関して商
談を行うアジア最大級の専門見本市です。4回目の出展となる当ビューローは、
昨年に引き続
き
「Top of Japan」
というテーマのもと、
“冬”や“雪まつり”など、
アジアでお馴染みの札幌色を
全面に出したブースにおいてMICEプランナーとの商談に臨みました。ブースに設置した愛ら
しい雪ダルマ人形は会場内で一際目を引き、
FISノル
ディックスキー世界選手権の公式マスコット
「ノルッキー」
ぬいぐるみや、
札幌・北海道の四季折々の観光ポスター
とともにブースを彩りました。会期中に58件の商談を
行うなかで、主にアジアの主催者を意識して、避暑・
花巡り観光・雪まつり・ショッピングの充実度を中心に
アピールしました。また、会期中には専門家を招いた
セミナーも併催され、
誘致する側とされる側の積極的
な意見交換も行われました。
▲IT&CMA2006商談風景
昨年12月12日(火)から15日
(金)の4日間、韓国映画「同い年
の家庭教師2」のロケが小樽市内で行われました。この映画はキム・
ハヌル、
クォン・サンウが出演した大ヒット作「同い年の家庭教師」
の続編で、小樽ロケでクランクアップし、今春にも韓国最大手のCJ
エンターテインメントによって韓国で公開の予定です。この小樽ロ
ケの実現にはさっぽろフィルムコミッションが深く関わってきました。
昨年の6月からロケ決定に必要な撮影候補地の選定や地元映像
関係業者の紹介など、
ロケに係わる様々な調整を進めてきました。
また小樽フィルムコミッションと映像関係業者の連携、
そしてロケ地
となった商店街の協力によって、道路使用の許可を警察署から得る
など、理想的なロケ環境が整えられました。夜 間ロケの際には、撮
影の背景のために店を深夜まで開けていただいたり、
ショーウイン
ドウの電飾の点灯のほか、主演者の休憩場所の提供、お店の公
衆トイレの夜間開放など、商店街から多大な協力をいただきました。
この映画公開でより一層、北海道の魅力的な風景が印象付けら
れるものと期待しております。
2007.1
▲IT&CMA2006札幌ブース
タイにおける一連の誘致活動を終えたのち、
シンガポールからのMICE誘致を目的として
現地へ赴き、
誘致プレゼンテーションや訪問セー
ルス活動を実施しました。10月17日
(火)
には、
シンガポールの大手旅行社でMICE部門を
持つCTC(コモンウェルス・
トラベル・サービス・
コーポレーション)社の提案に応じ、同社の
MICE顧客向けの情報提供イベント
「コネク
ション・ナイト」において、
札幌へのインセンティ
ブ旅行実施を呼びかけるプレゼンテーション
を実施しました。昨今、
札幌・北海道への訪
客増加傾向が著しいシンガポールについては、
これからレンタカーを利用した個人・家族旅
行や、
花・食・温泉・アウトドア体験などの北海
道の魅力をとらえたさまざまな旅行商品が造
成される見込みです。
このような一般観光の
盛り上がりと同調して、
これからMICE訪客
誘致が成功することにより、
ホテル・レストラン
等の旅行・観光産業のみならず会議場やイ
ベント企画会社等への経済波及効果に加
えて、
両国交流や人材育成の促進など、
さま
ざまな波 及 効
果が期待され
ます。
▲
▲JNTOバンコク訪日
インセンティブ旅行促進セミナー
このセミナーは、IT&CMA終了翌日の10月13日
(金)
に、
バンコク市内のパン・パシフィック・ホテルにて、
日本国内を
目的地とした報奨旅行実施に関心の高い企業や取扱旅
行社等の担当者を招いて開催されました。近年の日本人
気の急激な高まりを反映して、当初の予定を大幅に上回
る89社144人が来場するなか、札幌をはじめ日本各地から
の都市コンベンションビューローがプレゼンテーションと商
談の機会を活用し、
さまざまな魅力を伝えました。
札幌国際プラザは、平成3年7月に設立されてから、昨年15周年を迎えることができました。これまで、賛助会員の皆様や、市
民ボランティアの皆様、関係団体の皆様のご支援のおかげで様々な事業を行うことができました。厚く御礼申し上げます。
これまでの感謝の気持ちをこめて、札幌国際プラザと札幌市の主催で、11月16日に「プラザまつり」を開催いたしました。当
日は「講演会」と「ボランティア・フェスタ」の二部構成で、多くの方にご来場いただきました。
シンガポール
「CTCコネクション・
ナイト」
まず、
医師であり、
探検家でもある関野吉晴氏により
「グレートジャーニー
の旅で出会った人と自然」
というテーマでご講演いただきました。ご自
身が行かれた様々なところでの最も印象的だった交流体験や、
アマ
ゾンの魅力について語っていただきました。続いて、国立国語研究所
の野山広氏と近畿大学語学教育部講師のテーヤ・オストハイダ氏より
「何
で日本語を使わないのですか」
というテーマで外国人と日本人のコミュ
ニケーションについてお話いただきました。日本にいながら、
外国人には「英
語」
を話さなければならない、
と考えてしまう日本人の姿
や、外国人との交流での
不思議な事例についてお
話いただきました。
当日はあいにくの天気
にもかかわらず、講 演 会
は大変盛況で、会場には
多くの方にお越しいただ
きました。
また、講演会場入り口付近に国際プラザの15年のあゆみや姉妹都
市を紹介したパネルを展示し、国際プラザの活動を紹介しました。
札幌国際プラザに登録する3つのボランティア団体、
「札幌ホームステイ協会」、
「札幌国際プラザ外国語ボランティアネットワーク」、
「札幌天神山国際ハウスボランティア会」の活動を紹介すべく、ボランティア団体会長による活動紹介スピーチ、活動写真の展示に加
えて、各ボランティア団体の協力のもと、参加型イベントを実施しました。
ホームステイボランティアは、
「縁日」を実施しました。ヨーヨー
つり・型抜き・けん玉を準備し、ハッピを着たボランティアが、
お
祭の 音 楽 が 流れる
中、
日本の遊びを紹
介しました。また、家
庭に 迎え入 れ たゲ
ストの出身国国旗を、
豆絞りにプリントし首
から下げるなど、楽
しい演出も見られま
した。
ハウスボランティアは、
外国人
向けの茶道体験および着物着
付け体験を実施しました。同時
期に来札していた中南米の女
性らを含む、外国人12名が着
物を体験したほか、約100名の
方々にお茶を振舞いました。
外国語ボランティアは、
「ミニ外国語講座」の実施、
「活動紹介ブース」
の開設のほか、他ボランティア団体との連携の下、
「茶道・着付け体験」
および「縁日」での通訳補助を行いました。
「ミニ外国語講座」では、国
際交流員と外国語ボランティアが講師となり、韓国語・ロシア語・中国語
の 簡 単な挨 拶 表 現
の紹介を行いました。
「 活 動 紹 介ブース」
には、
5つのボランティ
アグループの方が各々
入り、
自身が所属する
グループの自主活動
について、写真・パネ
ル・冊子などを用いて
紹介しました。
当日は、100名を超える方にお越しいただき、会場が狭く感じられるほ
ど大変賑わいました。今回は、1時間という短い時間ではありましたが、
一般市民へ向けて、
プラザのボランティア3団体の活動様子を紹介する
貴重な機会となったのではと思います。
札幌国際プラザはこれからも、札幌の歴史や文化、経済などの地域的特性を生かしながら、皆様とともに、
コンベンション事業
を推進し、
また、世界の多くの都市と交流を進め、相互理解と友好を深めながら、国際親善と世界平和に貢献してまいりたいと思
います。皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。
2007.1
01
11月2日
(木)、有限会社美容室桜井の代表取締役社長三
澤龍子さんからプラザの留学生事業推進のため、50,665円
の寄付を頂きました。
同美容室は、
日頃からカットボランティア等の留学生支援に
ご尽力され、当財団には平成元年から継続してチャリティー
バザー等 収 益 金の寄 付
をされております。頂いた
寄 付 金の総 額は今 回で
2,952,816円となりました。
長年にわたってのご協力に深く感謝申し上げます。
02
平成19年度より、助成金交付申請の受付回数、受付期間、決定時期、小額助成の限度額が変わります。
※対象事業および申請方法の変更はございませんが、詳細は2月下旬に配布予定の募集案内でご確認下さい。
《対象事業》札幌国際プラザ助成金は、札幌市内で開催される国際的・全国的コ
ンベンション事業、国際化人材育成事業、国際協力事業、市民と在住
外国人との交流事業などの国際化関連事業に対して交付いたします。
《対象事業期間》2007年4月1日(日)∼2008年3月31日(月)
※下記の事業は対象となりませんのでご注意ください。
・札幌市または同市の外郭団体から補助・助成等を受けるもの
・芸術文化の公演やスポーツ大会に類するもの
・宗教活動や政治活動に類するもの
・札幌市以外の地域で実施されるもの
《申請受付回数》 《申請受付期間》
年1回
2007年4月2日
(月)∼2007年4月27日
(金)
※土日祝日を除きます。
《交付決定時期》 《小額助成の限度額》
2007年5月下旬
5万円以下
《申請方法》募集案内に添付している申請書に必要事項を記入のうえ、申請
受付期間内に総務課に提出してください。募集案内は総務課(3
階)で2月下旬より配布いたします。
《その他》19年度より、後期の助成金交付申請受付を廃止し、年に1度の受付
のみとなりますのでご注意ください。
※平成19年度の助成金交付申請受付は4月の受付で終了です。なお、小額
助成(限度額5万円以下)につきましては随時受け付けます。
〉
〉
札幌国際プラザ総務課
お問い合わせ 〉
電話 011‐211‐3670
E‐ma
i
l [email protected]
03
札幌・北海道の玄関口であるJR札幌駅において、外国人
観光客の情報提供窓口としての役割を担い、年間1万人以
上の外国からのお客様にご利用いただいてきた「ビジターズ
インフォ」
(札幌ステラプレイス内)が2007年1月末をもって閉
館いたします。
ビジターズインフォの前身である「国際情報コーナー」は、
1989年9月にJR札幌駅
構内・ライラックパセオ
に開設され、当初は北
大を始めとする留学生
向けの情報窓口機能
をメインに活動してまい
りましたが 、外 国 人 観
光 客の増 加に伴い観
光 案 内 機 能の充 実を
●無料で入学案内をお送り致します。
お気軽にお問い合わせ下さい。
2007.1
図り、
2000年3月には国際観光振興機構(JNTO)
の「i案内所」
の指定を受けました。2003年3月にはJRタワーオープンに伴い
「ビジターズインフォ」
と名称変更し、現在のステラプレイスに移
転しました。資料作成ボランティアが作 成した日英のキャン
ピング・温泉・スキーガイドが外国で発行される観光ガイドブッ
クで“Excellent language English information books”と賞賛
され、
また外国語ボランティアの細やかな対応で、
“Sapporo's
excellent tourist info”、
“Extremely helpful”と形容されるな
ど世界中の皆様から親しまれる案内所となりましたが、
この度、
札幌市及び北海道の観光案内事業見直しによる共同案内所
設置に伴い、
「ビジターズインフォ」
を閉館する運びとなりました。
開設当初より長きにわたりご協力いただいた外国語ボランティ
アの方々、
ならびにご利用いただいた皆様に感謝申し上げます。
なお、札幌国際プラザでは、
これまで同様、3階サロンにおい
て「i案内所」
としての情報提供事業を行ってまいります。
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