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JA岩手県信連を ご理解していただくために

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JA岩手県信連を ご理解していただくために
1
JA岩手県信連を
ご理解していただくために
当会の経営方針と協同組合について・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
事業の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
地域貢献情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
3
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
● JA岩手県信連をご理解していただくために
当会の経営方針と協同組合について
1
経営方針は、将来進むべき方向性を示すのもので、価値観の拠りどころとしての「経営理念」と理想
JA岩手県信連をご理解していただくために
とする将来像としての「基本目標(ビジョン)
」からなります。私どもは、この経営方針のもと経営活動
を遂行して参ります。
経 営 理 念
私たちにとって目的は何か、最も大切なものは何か、どのように行動すべきか
~存在意義として~
私たちは、協同組合精神のもと
地域金融機関として、JAとともに
金融サービスの提供を通して
農家経営の向上を図り、
併せて岩手の農業と地域経済の発展に
貢献します。
経 営 理 念
~経営姿勢として~
私たちは、JAバンクの一員として、
私たちは、信頼に対し
コンプライアンスをモットーに
「信用・奉仕・創造」をもって
安定的で健全な経営を目指します。
4
~行動規範として~
行動します。
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
基 本 目 標
JA バンク岩手として「めざす姿」「理想とする姿」
1
JA岩手県信連をご理解していただくために
~外部評価~
JAと一体となって特長のある
金融サービスを提供することにより、
「農業」「くらし」「地域」
に貢献し「選ばれるJAバンク岩手」
となっていること。
基 本 目 標
~事業・経営態勢~
~組織機能~
JAとの機能分担による
JAとともに経営健全化計画を
一体的事業運営のもと、
完遂し、JAニーズに対応して
安定した事業基盤および
業務の選択と集中を進め、
強固な財務基盤を有する
効率性が高く、機能強化された
JAバンク岩手となっていること。
信連となっていること。
基 本 戦 略
基本目標達成のための当会全体からみた戦略の柱
経営健全化計画、信用事業強化計画の確実な実践と経営管理態勢の強化
JA バンク岩手の事業運営態勢の強化とインフラ整備
JA バンク岩手の事業・利用者基盤の強化
東日本大震災からの早期復興
JA との機能分担による農業金融等への取組強化
安定還元の維持、財務基盤の強化、専門性向上による指導・サポート機能の発揮
5
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
1
JA グループは、概要図にお示ししたとおり、「単位 JA」と「都道府県組織」および
JA岩手県信連をご理解していただくために
協同組合組織
「全国組織」により構成されております。都道府県組織および全国組織は、総合事業を
と「相互扶助」の
考
方
え
営む単位 JA の業務をサポートする役割を担っております。
JA グループがこのような組織形態となっているのは、協同組合活動はお互いに助け
合い共に向上していこうという「相互扶助」の精神に基づくものだからです。当会もこ
の「相互扶助」の精神に基づき、JA 組合員をはじめ地域のみなさまに気軽にご利用い
ただける、親しみある JA バンクを目指して参ります。
●JAグループの概要
単位JA
都道府県組織
全 国 組 織
信 連
農林中央金庫
中 央 会
全 中
J A
(農業協同組合)
組合員
及び
地域のみなさま
信用事業
貯 金
貸 出 金
為 替
指導事業
営 農 指 導
農 政 活 動
教 育 指 導
購 買・販 売 事 業
農業用生産資材
生 活 用 品
農畜産物の販売
共済事業
生 命 共 済
建 物 更 生 共 済
自動車・火災共済
厚生事業
医 療
保 健
老 人 福 祉
他
他
全 農
他
全 共 連
他
厚 生 連
他
岩手県内8JA128店舗
(信 用 事 業を 営 む J A)
6
全 厚 連
(平 成 2 6 年 6 月3 0日現在 )
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
● JA岩手県信連をご理解していただくために
事業の概況
1
我が国経済は、
「大胆な金融緩和」
、
「機動的な財政出動」
、
「民間投資を喚起する成長戦略」の三本の矢からなる「ア
JA岩手県信連をご理解していただくために
ベノミクス」効果により、景況感は大幅に回復しました。さらに、為替相場での円安、日本株価の上昇といった資産
市場の好転に加え、円安による輸出採算の向上と内需回復を背景とした企業収益の改善、労働需給の改善による雇用
者所得の持ち直しなど、実体経済にも着実に好転の兆しが見られるようになりました。
金融面では、日本銀行は黒田総裁のもと、平成25年4月の会合において、マネタリーベースを今後2年間で2倍に増
加させるなど、資金供給量の拡大による期待インフレ率の引上げを通じてデフレ脱却を狙う「量的・質的金融緩和」を
決定しました。
農業分野では、政府は、コメの生産調整の見直しのほか、経営所得安定対策、農地中間管理機構並びに日本型直接
支払制度の創設など、農業政策の大転換を進めようとしております。さらに、この動きに合わせるように規制改革会
議や産業競争力会議では、JA 系統の在り方論や農業組織に対する議論が行われるようになりました。また、TPP 交渉
においては、政府は当初農畜産物の関税撤廃には反対の立場でありましたが次第にトーンは下がり、加えて日豪 EPA
交渉の結果を踏まえ予断を許さない状況となっております。JA グループとしては、政府方針となっている国会および
自民党による決議が必ず実現され、農林水産業が持続的に発展していくよう、一層の国民理解を得ながら、組織の総
力を挙げて全力で取組んでいくこととしております。
東日本大震災からの早期復興に向けた各種支援が、本県における最重要課題でありま
すので、被災農業者に対する営農再開への金融支援の継続および被災者に対する金融関
連情報提供や復興支援商品の提供、各種相談にかかる対応支援を行いました。
具体的には、復興応援定期貯金や復興応援ローン、JA バンク東日本大震災対応緊急
震災 か ら の
資金(原発事故)
、県保証協会の中小企業東日本大震災復興資金などの県制度資金の取
復興に向けた
扱いにより被災者支援を継続しました。また、二重債務問題
取
組
み
に対しては、個人債務者の私的整理に関するガイドラインに
基づく相談センターの運営を継続しました。さらに、岩手県
産業復興相談センターが行う債権買取スキームの支援対応を
行いました。
このような情勢下、当会は、第16次経営3か年計画の初年度として、東日本大震災か
らの復興対応および経営健全化計画・信用事業強化計画の目標達成に向け全力を挙げて
取組みました。併せて、10年後のあるべき姿を見据えて、
「JA バンク岩手の事業・利
用者基盤の強化」に向け担い手経営体等や高齢者に対し各種セミナーを開催したほか、
当
会
の
取組 み と 業績
「事業運営態勢の強化とインフラ整備」に向け県下 JA で事務堅確性向上運動の展開や
JA バンク CS 改善プログラムを導入するなど、連合会としての本店的機能発揮に努めま
した。
経営面では、財務基盤強化を目指し会員から回転出資金を調達しました。また、低金
利下での運用力強化等に取組んだ結果、会員 JA 等に対する奨励金37億円台を還元した
うえで、当期剰余金は19億円台を計上することができました。
以下、各業務の実施概要についてご報告いたします。
7
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
1
金融推進業務
JA バンク岩手の農業メインバンクおよび生活メイバンク機能発揮のため以下のとお
JA岩手県信連をご理解していただくために
り取組みました。
① JA 貯金等
地域のみなさまに選ばれ成長し続ける「JA バンク」の実
③ JA 指導
JA のガバナンス強化と信用事業計画の達成に向けて、JA
現を目指し、
「夏期・年末特別推進運動」やフレッシャーズ
別月次・四半期実績検討会に参画し、未達対策を行うととも
を中心に「春期特別推進運動」
、更に年金受け取りサービス
に農業・生活メインバンク機能強化に努めました。
機能を提供するための推進運動を積極的に展開したほか、
JA 指導方針に基づき JA 毎の特性を踏まえ、信用事業のマ
社会保険労務士による無料年金相談会を県内全地域で開催
ネジメント強化と JA の取組みと連携した進捗管理・指導を
し、地域のみなさまの相談ニーズに応えました。
行い、目標管理型信用事業の定着・強化に向け店舗別・担当
また、キャッシュカードの偽造・盗難対策として IC カー
ドへの完全切替を行うとともに、クレジット機能を搭載し
た利便性に優れた JA カード一体型(IC キャッシュカード+
クレジットカード)の普及に努めました。
更に、東日本大震災からの復興の一助として、
「復興応援
定期貯金」の取扱いを継続しました。
者別目標管理指導や店舗別収益管理、総体的なリスク管理の
指導に取組みました。
両磐地区 JA 合併 ( 平成26年3月 ) に向け、信用事業におけ
る諸手続や関係団体との調整を行うとともに、合併後の推進
体制整備について当該 JA と協議し、継続した支援に取組み
ました。
また、JA バンク基本方針に基づく財務・体制整備モニタ
② JA 貸出金
リング・不祥事未然防止に係る無通告オンサイトモニタリン
特別金利による「復興応援ローン」を引続き地域のみな
グの実施、および事務堅確性向上運動に取組み、JA での自
さまに提供し、住宅ローンやマイカーローンの資金ニーズ
店検査を踏まえ店舗巡回による評価を実施し、JA の経営状
に応えました。また、平日お勤めの方々のご要望にお応え
況・体制整備状況等の把握を行うとともに、経営改善指導、
するため「JA バンクローン“なんでも”相談会」を5・8・
事務リスク管理態勢の強化に向けた整備指導を行いました。
10・1月の第4日曜日に県下各 JA 店舗で開催し、より多くの
不良債権比率の改善に向けては、各 JA の債権管理対策会
みなさまに JA ローンをご利用いただけるよう取組みました。
議に参画し、個別債権処理の指導を行うとともに、不良債権
平成24年度から業務を開始している特定信用事業代理業
未然防止にかかる購買未収金を含めた総与信管理の取組みの
については、JA バンク岩手ローンセンターの体制を強化し、
ハウスメーカーに対する JA 住宅ローンの営業活動を行い、
各 JA に住宅ローン案件を媒介(紹介)しました。
農業者に対しては、JA が展開する担い手への訪問活動を
JA バンク岩手農業金融センターが同行訪問し支援を行って
支援を行いました。
CS 向上を重視した JA 現場力の指導強化として、モデル JA
における「JA バンク CS 改善プログラム」の導入を支援し、
顧客満足度向上による組合員後継者や次世代層との関係強
化に取組みました。
おります。
また、農林中金との提携7年目を迎えた「JA バンクアグ
リサポート利子助成事業」の他に、平成22年度より「JA バ
JA バンク岩手中期人材開発計画に基づき、自律変革型人
ンク新規就農応援事業」を積極的に展開するとともに、
「東
材(リーダー)の養成と階層別の能力開発および利用者から
北農林水産業応援ファンド(復興ファンド)
」による被災農
選ばれ信頼される人材育成をめざし、各種研修を体系化し実
業法人等への出資や、
「JA バンク岩手農業法人経営者セミ
施しました。
ナー」の開催による情報提供にも対応し、
「農業担い手」の
支援に取組みました。
また、質の高いサービスの提供に向け、専門的知識を有す
る職員を体系的に育成していくための制度である「信用事業
なお、東日本大震災による原発被害を受けた農業者のみ
資格認証制度」
(平成23年度より導入)については、平成25
なさまへの支援として JA グループ、岩手県等からの利子補
年度に新たに45名を認証し、認証者は延べ135名となりまし
給による無利息資金の「JA バンク東日本大震災対応緊急資
た。
金(原発事故)」を平成23年度に創設し、平成25年度も取
扱いを継続しました。
8
④ JA 信用事業の人材育成
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
会員、准会員、地方公共団体、個人からの貯金預入により、期末残高では7,765億円
貯 金 業 務
1
(前年度比194億円増加)
、年間平均残高では7,984億円(前年度比403億円増加)とな
JA岩手県信連をご理解していただくために
りました。
会員、准会員等に対する農業関連融資、地場産業に対する関連産業融資、地方公共団
体等に対する融資に取組んだ結果、期末残高では1,609億円(前年度比6億円減少)
、年
融 資 業 務
間平均残高では1,583億円(前年度比15億円増加)となりました。
また、農業近代化資金、中山間地域活性化資金、特定農産加工資金など各種制度資金
も取扱いをしており、平成25年度末の制度資金取扱残高は24億円です。
為替・決済業務の多様化と高度化に対応しつつ、利用者へのサービス強化に努めると
為替・決済業務
ともに、JA に対する国庫金振込にかかる事務検査等を行い、適切な事務処理の向上を
図りました。
預け金は、安定性と流動性を確保することに重点を置いて、系統預け金を中心とした
運用を行い、期末残高では4,990億円(前年度比297億円増加)
、年間平均残高は5,142
余裕金運用業務
億円(前年度比416億円増加)となりました。
金銭の信託等を含む広義の有価証券は、債券を中心とした運用を行い、期末残高では
1,601億円(前年度比85億円減少)
、年間平均残高では1,628億円(前年度比13億円減
少)となりました。
日本政策金融公庫資金(農林水産事業)は、東日本大震災の被害者に対する特例融資
(利子助成により実質無利子資金)と、認定農業者を対象とする資金を積極的に取組ん
だ結果、新規貸出実行額が6億円(前年度同)
、期末残高は65億円(前年度比5億円減
受 託 業 務
少)となりました。
住宅金融支援機構資金は、取扱開始から3年目となった東日本大震災の被災者に対す
る「災害復興住宅融資」は、本格的な復興に至っていないこともあり新規貸出実行額
1億円、期末残高は85億円(前年度比15億円減少)となりました。
電算情報業務
全国統一の「JASTEM システム」を使用し、組合員・利用者のみなさまに、安全・安
心、かつ高度なオンライン金融サービスの提供に努めました。
9
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
● JA岩手県信連をご理解していただくために
地域貢献情報
1
[地域への貢献]
JA岩手県信連をご理解していただくために
当会は、
「地域金融機関の社会的責任・公共的使命は金融事業を通じて地域社会・経済・産業・文
化の発展に積極的に貢献することにある」と考えております。
こうした観点から、県内 JA とともに、地域経済における産業・経済基盤の形成に貢献し、高齢化
社会に対応する融資にも積極的に取組み、地域社会・経済の活性化と発展をサポートしております。
特にも、国土保全機能を併せ持つ岩手県農業の維持、発展にとって重要な役割を果たしております。
地域からの資金調達の状況
当会の資金は、その大半が県内の JA にお預け
いただいた農家組合員および地域のみなさま、地
方公共団体、法人からの大切な財産である貯金
を源泉としております。
●貯金残高の内訳
地方公共団体
37,700 百万円
(4.9%)
■正会員
■准会員
■会員の組合員
■地方公共団体
■その他
その他
21,894 百万円
(2.8%)
会員の組合員
149 百万円
准会員
11,994 百万円
(1.5%)
貯金残高
776,567 百万円
正会員
704,830 百万円(90.8%)
[平成 26 年 3 月末]
地域への資金供給の状況
当会では、会員・准会員等に対する農業関連融
資、地場産業に対する関連産業融資、岩手県をは
じめとする地方公共団体、さらには地域経済を支
える地元企業のみなさまにも様々な用途の資金を
ご用意し幅広い融資を行っております。
●貸出金残高の内訳
その他
26,738 百万円
(16.6%)
■正会員
■准会員
■会員の組合員
■地方公共団体
■その他
正会員
32,678 百万円
(20.3%)
貸出金残高
160,956 百万円
地方公共団体
94,863 百万円(58.9%)
准会員
3,797 百万円
(2.4%)
会員の組合員
2,880 百万円
(1.8%)
[平成 26 年 3 月末]
10
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
1
[地域密着型金融への取組み]
JA岩手県信連をご理解していただくために
JA バンク岩手農業金融センターにおける取組み
当会では、JA の担い手金融リーダーと連携
し、担い手農家や農業法人等のみなさまに対し
て、幅広い金融サービスや相談対応を実施して
います。
また、平成23年10月には、農業経営アドバイ
ザー資格保有者(日本政策金融公庫が実施する
農業経営アドバイザー試験合格者)で構成され
る「JA バンク岩手アグリビジネス研究会」を発
足し、担い手農家のみなさま等に対する相談対
応力の更なる向上に向け、定期的に研究会を開
催しております。
さらに、県外の先進農業法人の代表者を招き
「JA バンク岩手農業法人経営者セミナー」を開
催するなど、県内の農業法人等に様々な情報を
提供しております。
「JA バンク岩手農業法人経営者セミナー」
にて
JA バンクアグリサポート事業
当会では、JA バンクアグリ・エコサポート基金が行っている農業振興や環境保全に貢献する JA バ
ンクアグリサポート事業を活用し、次の4つの事業を中心とした活動を通じて、岩手の農業と地域社
会の貢献に取組む活動を展開しております。
●農業担い手に対する支援
利子助成事業として、JA が行う農業関連の融資に対
し、最大1%の利子助成を最長で5年間行い、借入負担
の軽減を支援
●農業法人に対する支援
出資による自己資本増強を通じて、農業法人の更なる
発展と円滑な事業承継を支援
●農業および地域社会に貢献する取組み
「賢治の大地(株)」
JA が行う食農教育等の活動に対し、教材本贈呈・助
成・情報発信等を実施
●新規就農者受入先に対する支援
新規就農希望者を育成するための研修受入先への費用
助成を行い、新規就農希望者の独立就農を支援
11
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
1
6次産業化への支援
JA岩手県信連をご理解していただくために
農業・農林振興や6次産業化等に貢献するため、農業
金融センターを中心に専門的な相談対応を行うととも
に、岩手県主催の「いわて食の大商談会2013」および
JA グループ主催の「東北復興商談会」に参画し、ビジ
ネスマッチングへの対応も行いました。
「いわて食の大商談会2013」
にて
農業資金相談への対応
担い手農家等のみなさまに対し、JA 担い手金融リーダーとの同行訪問による相談や資金提案のほ
か、各種イベントにおいて相談対応を行いました。
●各種農機具展示会に農業資金相談ブースを出展し、JA
の農業資金の情報提供・相談対応を行いました。
●岩手県農業公社が主催した「新農業人フェア in いわて」
にも農業資金相談ブースを出展し、新規就農を目指す
方への就農資金の情報提供・相談対応を行いました。
「新農業人フェアinいわて」
にて 特定信用事業代理業務の取組み
特定信用事業代理業務は、住宅関連会社に営業活動を
行い、JA 住宅ローンの借入希望者を JA に媒介(紹介)
することを主な業務としています。平成25年度は業務
開始から2年度目を迎え、担当部署(JA バンク岩手ロー
ンセンター)の体制を強化し、盛岡地域を中心に県南部
や沿岸地域にも営業活動を広げ、継続取組みしました。
住宅関連会社に営業活動
12
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
入出金手数料無料で利用できるATM の拡充
1
JA岩手県信連をご理解していただくために
JA バンクのキャッシュカードをお使いの方は県内215
台の JA バンク ATM において、また、北海道から沖縄ま
での全国47都道府県各地に設置されている約12,000台
の全国のどの JA バンクの CD・ATM においても、時間帯
にかかわらず、無料でご入金、ご出金いただけます。
さらに、セブン銀行の ATM をはじめとして、新たに
イーネット、ローソン ATM が加わり、手数料無料 ATM
が全国に約88,000台となりました。
日中は忙しくて ATM になかなか行けないお客さまや、
旅行や出張時にご出金される機会の多いお客さまにとっ
て、とてもお得なサービスです。
金融円滑化に向けた取組み
当会では、
「金融円滑化にかかる基本的方針」を定め、協同組織金融機関として、
「健全な事業を営
む農業者をはじめとする地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を、
「当会
の最も重要な役割のひとつ」として位置付け、その実現に向けて取組んでおります。
「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」(以下、「金融円滑化
法」という。)は、平成25年3月末を以って終了しましたが、金融円滑化法終了後も、当会の金融
円滑化に向けた基本方針は何ら変わるものではありません。引き続き、お客さまからのお借入条件
等のご相談やお申込みに柔軟に対応するよう、また、お客さまからの経営相談に積極的かつきめ細
かく取組み、お客さまの経営改善への取組みをご支援できるよう、お客さま本位の姿勢で真摯かつ
丁寧に対応して参ります。
経営者保証に関するガイドラインへの対応
当会は、経営者保証に関するガイドライン研究会(全国銀行協会および日本商工会議所が事務局)
が公表した「経営者保証に関するガイドライン」を尊重し、遵守するための態勢整備を実施いたし
ました。
当会は、今後、お客さまと保証契約を締結する場合、また、保証人のお客さまが本ガイドラインに
即した保証債務の整理を申し立てられた場合は、本ガイドラインに基づき、誠実に対応するよう努め
て参ります。
13
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
1
[文化的・社会的貢献活動]
JA岩手県信連をご理解していただくために
税金セミナーの開催
JA バンク岩手は11月7日盛岡会場、14日北上会場で
「JA バンク岩手やさしい税金セミナー」を開催し150名
が参加しました。
県内 JA の組合員を対象に、
「知って得する税金いろい
ろ」と題して、税理士を招き、相続・贈与の基礎から最
近話題の教育資金の一括贈与に係る非課税措置等、税制
改正について理解を深めた。
セミナー終了後には予約制の個別相談会も開催した。
「JA バンク岩手やさしい税金セミナー」
にて
無料年金相談会の実施
平成25年度は、8JA76店舗で社会保険労務士による
無料年金相談会を開催し、これから年金を受け取る予
定の方、既に年金を受け取っている方の変更手続きや、
働きながら受け取る年金の仕組み等について、多くの
みなさまの相談に応じ、各種手続きのお手伝いをいた
しました。
また、県内企業向けに無料年金相談会を開催し、社員
のみなさまのご相談に応じました。
「無料年金相談会」
にて
地域交流と健康増進活動
年金友の会会員を中心に健康増進や地域間交流・親睦
を目的に「パークゴルフ大会」
「グラウンド・ゴルフ大
会」「ゲートボール大会」を実施しました。
「グラウンド・ゴルフ大会」
にて
14
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
第31回岩手県少年サッカー新人大会(JA バンク岩手ちょきんぎょカップ)
1
JA岩手県信連をご理解していただくために
過去最多92チーム参加のもと、各地で熱戦が繰り広げられました。決勝戦終了後には大会ゲスト
の秋田豊さんを講師としたサッカー教室を開催しました。約200名の児童が参加し、熱心な指導を受
けました。
「JA バンク岩手ちょきんぎょカップ」
にて
JA バンク岩手食農教育応援事業
JA バンクでは、平成20年度から全国事業として「JA バンク食農教育応援事業」に取り組んでおり
ます。食農教育の補助教材の贈呈や農作物の収穫体験などを通じて、農業と食の大切さを理解しても
らうことができました。
また、JA バンク岩手ちょきんぎょカップ終了後のサッカー教室では、食農教室(
「食と農と体作
り」)を併せて開催し、岩手県産のお米で作ったおにぎりを差し入れるとともに、規則正しい食生活
の大切さを理解してもらうことができました。
クワガタ虫の贈呈
当会の社会貢献活動プロジェクトがその活動の一環と
して、メンバーが中心となってクワガタ虫を採取し、盛
岡市内の小学校に贈呈しました。
昆虫飼育の経験を通じて、地域の子供たちに「生命の
尊さ、自然の大切さ、人と自然のつながり」を伝えるこ
とを目的に行ったものです。
クワガタ虫をもらう子供たち
15
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
1
地域行事への参加
JA岩手県信連をご理解していただくために
「盛岡さんさ踊り」をはじめとした地域行事に地域の一員として積極的に参加し、みなさまとの交
流を大切にしております。
「盛岡さんさ踊り」
にて
ボランティア活動への参加
職員によるボランティア活動として、
「チャグチャグ
馬コ(6月)
」および「盛岡さんさ踊り(8月)
」の開催
に併せて、早朝および業務終了後に大通り、岩手公園周
辺のごみ拾いを行い、地域の環境保全に取組みました。
「ボランティア活動」
にて
友信会活動
友信会は、当会が融資のお取り引きをいただいている
各企業を会員とし、金融の円滑化を図ると同時に、会員
相互の親睦交流 ・ 情報交換の場を提供することを目的と
して運営しており、平成25年度は、
「現場力を鍛える」
をテーマにセミナーを、その後親睦会を開催しました。
また、友信会会員の女性経営者等を会員とした女性友
の会では、農と食と美と健康をテーマに地産・地消の現
場を体験したり、文化・芸術にふれあいながら交流を深
めています。
(会員数:109社 平成26年3月31日現在)
16
友信会女性友の会にて
JA 岩手県信連の現況 ● 2014
ト
ピ
ッ
ク
ス
1
JA岩手県信連をご理解していただくために
タブレット端末の導入
多様化する組合員ニーズに対応し、顧客満足度(CS)
向上に向けた取組みのひとつとして、FP ソフト「JA バ
ンク岩手 Mobile FP」を搭載したタブレット端末を全渉
外担当者、全店舗に導入しました。
タブレット端末
JA 貯金年間平残1兆円達成
JA バンク岩手の役職員が一丸となって、夏期・年末貯金特別推進運動の展開等を通じ、個人貯金
の増強に取り組んだ結果、平成25年12月末における JA 貯金残高が3年連続で1兆円を達成するととも
に、初めて平均残高が1兆円を超えました。
農業経営アドバイザー資格取得者 全国 JA グループで第1位
JA バンク岩手では、農業経営者からの専門的な相談に対応できる職員の育成に力を入れるため、農
業経営アドバイザー資格の取得を平成21年度から進めております。平成26年3月末時点において資格
取得者は86名となり、全国の JA グループ最多を堅持しております。
また、全国 JA 系統および岩手県内から初めてとなる「農業経営上級アドバイザー」に当会職員が
合格しております。
なお、農業経営アドバイザー制度とは、農業経営者からの「農業の特性を理解している税務、労
務、マーケティングなどの専門家からアドバイスを受けたい」との要望を受けて日本政策金融公庫が
創設したものであります。
CS 活動の展開
お客様の一層の満足度向上を目指し、モデル JA での
「JA バンク CS 改善プログラム」導入を支援しました。
本会は、JA の導入に向けた諸準備のサポートや、県
域 CS サポーターとして、JA 本店 CS サポーターのプロ
グラム運営、支店の渉外・窓口担当者が自ら行う改善ミ
ーティングの活動支援等を行い、利用者の立場に立って
課題を抽出・解決していく店舗づくりに取組みました。
「CSリーダー会議」
にて
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JA 岩手県信連の現況 ● 2014
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JA岩手県信連をご理解していただくために
JA バンク岩手推進大会開催
平成25年5月10日(金)
、盛岡市内のホテルにおいて
開催し、県内 JA の役職員約150名が参加されました。
本大会は、関係者一同が JA バンク岩手中期戦略(H25
~27年度)にかかる JA 役職員の目標達成に向けての意
識統一と、JA バンク岩手の一層の発展を目指し決意を
新たにすることを目的に開催したものです。また同大会
において、優れた業績を挙げた県内 JA の優良店舗およ
び渉外担当者が表彰されました。
「JA バンク岩手推進大会」
にて
窓口セールスロールプレイング大会
「JA バンク岩手窓口セールスロールプレイング大会」
にて
窓口セールス能力の向上策の一環として、平成25年
11月16日(土)
、盛岡市都南文化会館(キャラホール)
において、
「JA バンク岩手第7回窓口セールスロールプ
レイング大会」を開催いたしました。
本大会では、各 JA より選抜された代表8名の窓口担当
者のみなさんが、日頃の取組成果を披
露し、出場者相互はもちろんのこと、県
内各 JA 等から応援のため集まった人達
にとっても JA の第一線で活躍されてい
る窓口担当者のセールススキルを学ぶ
場となりました。
各種協議会通常総会
岩手県 JA バンク渉外担当者協議会において、通常総
会および総決起大会を開催し、渉外担当者間の交流・情
報交換を行っております。本年度も講師をお招きし、営
業のノウハウ等について講演いただきました。
また、JA バンク岩手担い手金融リーダー協議会通常
総会を開催して担い手金融リーダーの交流・情報交換を
行っております。平成25年度は講演会および研修会を
実施しました。
「JAバンク岩手担い手金融リーダー協議会通常総会」
にて
信用事業資格認証制度
質の高いサービスの提供に向け、専門的知識を有する職員を体系的に育成していくための制度であ
る「信用事業資格認証制度」
(平成23年度より導入)については、平成25年度に新たに45名を認証
し、認証者は延べ135名となりました。
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