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~ケアンズでの出会いと学び~
ボランティア ~ケアンズでの出会いと学び~ 2008.5.7~2009.3.1 はじめに ・ 2008年5月7日に入国 ・ 「ワーキングホリデー」制度を使う ・ きっかけは「今しかできないことがしたい」と いう思い ・ 英語は小学生レベル(これ本当) ・ 準備期間は一年間 ・ 代理店等を一切使わず、自分の手でビザ申 請や航空券の手配を行う ワーキングホリデーとは? (以後ワーホリ) オーストラリアの場合 ・18歳から30歳までの男女が最長一年間、 他国で働きながら休暇を楽しむことができる ・観光ビザでは最長3ヶ月間の滞在で労働 の許可はない ・ある一定の条件を満たした場合、最長2年 間の滞在が可能 ・現在ワーホリ協定を結んでいる国はオース トラリア・ニュージーランド・ドイツ・カナダ・韓 国・イギリス・フランスの7カ国。ビザ取得条 件、発行数などは国によって異なる 渡豪目的・目標 • • • • • • 英語が話せるようになりたい オーストラリアの介護施設を見てみたい 日本人以外の友達をつくろう 海外で働いてみよう オーストラリアを一周旅行したい 今しかできないことを、そこでしかできないこ とを、そこでだからこそ味わえる感情を大切に しよう 生活拠点 ケアンズ RSLでの活動 RSLとは • RSL~Returned and services League of Australia~ • オーストラリア軍隊の現役及び退役軍人を支援する 組織 • 会員や扶養家族に対して、福祉、看護、補償、記念 行事等を提供すると共に、政府や地方自治体い安 全、安定かつ成長発展する国家の必要性を助長、 啓蒙する →施設利用者は戦争体験者及びその家族 『Farnorha』 in ケアンズ • Hostal (一般棟 or ケアハウス) 4棟 : 10部屋 / 1棟 • Special Care (重度認知症棟) 1棟 : 10部屋 • Higher Care (重度介護棟) 1棟 : 20部屋 *全て24時間体制 ボランティアを始めるまで ~ 日本との違い ~ 日本でのボランティア(6年前) • 老人保健施設でのボランティア ↓ 面接(目的や目標などの話し合い) コミュニケーションを中心に行ったが、専門 学校での経験を活かし、食事介助や 移乗、 トイレ介助も行った RSLから求められたもの • • • • • • 健康診断 ポリスチェック(無犯罪証明書) 面接 ボランティア要項を読むこと 英訳済みの介護福祉士認定証 身元引受人 全ての書類提出、検査が終了し、認められた 人のみがボランティアとして活動できる (永住権所持者にも同様の対応) 理由として考えられること ↓ •移民の多い国である •ボランティアの身元確認、安全な人物であるか •入居者を守るため •スタッフを守るため 許可の出た主な活動 • • • • • コミュニケーション 移動の補助 ゲームの参加と補助 イベントの補助と実施(和太鼓の演奏etc) 外出の付き添い 食事介助・入浴介助・排泄介助は許可が出ず、 見学することも許されなかった なぜ?? • ボランティアが事故等引き起こした場合、施 設側がボランティアを守れない (責任が負えない) • お年寄りのプライベート、プライバシーを守る ため →「全てはお年寄りのためよ」と強く教えられた ボランティアで成り立つ日常 活躍するボランティア • • • • • • • • • ハワイアンミュージック 足つぼマッサージ リフレッシュ体操 Hoy(カードゲーム) カードゲーム (チーズとワイン付) ビンゴゲーム ドライブツアー 買い物 おやつ作り 月2回 毎週 毎週 毎週 毎週 火 水 月・水・金 月 火・木 毎週 毎週 毎週 毎週 金 火・木 木 火・土 ボランティアをしている人たち • 同じ街に住む、お孫さんがいる年齢の方 • 自分のあいている時間を使いたい • 自分たちのやれることをやろうという意識 楽しそうに活動している姿が印象的だった スタッフもボランティアの立場を尊重し、活動 のサポートをしっかりと行ってくれている 実際に行った活動内容 • • • • • • • • ボランティアの補助 コミュニケーション(主に英会話レッスン) ピアノ演奏 折り紙 篠笛演奏 ドライブツアーの付き添い、補助 外出の補助 日本の文化の日(イベント)開催 ジャパニーズ カルチャー デイ 和太鼓演奏会 ・日本食の提供 (たこ焼き、いなり寿司、かっぱ巻き、枝豆) ・日本の歌をギターで弾き語り ・和太鼓や篠笛の演奏 ・日本の浴衣試着会 当日の様子 年に一度のクリスマスパーティ 施設側がボランティアのために、一年間の活動 のお礼として、あるBarを使用してクリスマスパー ティを行ってくれた ↓ ボランティアが集結し、マネージャーが一人ひとり を紹介してくれた。そして、感謝状とキスのプレ ゼントをしてくれた ⇒新しい出会いと、横のつながりができた 感じたこと • ボランティアって特別なことじゃない • 気軽にできることなんだ • 何かを続けることって難しいのかもしれない が、自分が楽しめることをやればいいのだ • ひとりができることの力の大きさを知った • 施設もそのスタッフもボランティアの存在を大 切にしている まとめ オーストラリアで生活し、今回発表したボラン ティアのことを含め、出発前の想像以上の体験 や気付きを得ることができた。 目的にも掲げていたとおり、英語も上達し、さま ざまな国の友達ができた。たくさんのいい人や、 悪い人にも出会った。 海外に渡航するというのは、なかなか勇気も時 間も必要なことだったけれど、「今しかできないこ とがしたい」と思ったことから始まったこの計画は、 私の人生の宝物になった。